JP2003118773A - 緩衝包装袋 - Google Patents
緩衝包装袋Info
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- JP2003118773A JP2003118773A JP2001317525A JP2001317525A JP2003118773A JP 2003118773 A JP2003118773 A JP 2003118773A JP 2001317525 A JP2001317525 A JP 2001317525A JP 2001317525 A JP2001317525 A JP 2001317525A JP 2003118773 A JP2003118773 A JP 2003118773A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】緩衝保護効果の高い緩衝包装袋を提供する。
【解決手段】横方向に連続して多数の区画された密封袋
部１２の全てに１箇所から空気を充填できるとともに、
密封袋部１２に充填された空気は密封袋部１２から抜け
出ないように各密封袋部１２がそれぞれ独立して密封状
態を保持するように構成された合成樹脂フィルム製シー
トからなる緩衝材を用い、この緩衝材が筒状となるよう
に密封袋部１２が長さ方向に折り曲げられて折り曲げ方
向における緩衝材の端部同士を溶着により接合させてな
り、横方向に並ぶ両端部に位置する密封袋部１２−Ａは
空気が充填された状態においてその間に位置する密封袋
部１２に比べて径が大きくなるように構成した。
部１２の全てに１箇所から空気を充填できるとともに、
密封袋部１２に充填された空気は密封袋部１２から抜け
出ないように各密封袋部１２がそれぞれ独立して密封状
態を保持するように構成された合成樹脂フィルム製シー
トからなる緩衝材を用い、この緩衝材が筒状となるよう
に密封袋部１２が長さ方向に折り曲げられて折り曲げ方
向における緩衝材の端部同士を溶着により接合させてな
り、横方向に並ぶ両端部に位置する密封袋部１２−Ａは
空気が充填された状態においてその間に位置する密封袋
部１２に比べて径が大きくなるように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は被包装物を包む合成
樹脂フィルムからなる緩衝包装袋に関するものである。
樹脂フィルムからなる緩衝包装袋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、横方向に連続して多数の区画され
た密封袋部の全てに１箇所から空気を充填できるととも
に、密封袋部に充填された空気は密封袋部から抜け出な
いように各密封袋部に逆止弁が設けられ、何れかの密封
袋部が破損しても空気の流出はその破損した密封袋部か
らだけとなるように合成樹脂フィルム製シートを材料と
して構成された緩衝材が知られている。そして、このよ
うな緩衝材を用いて作られた緩衝包装袋が知られてい
る。
た密封袋部の全てに１箇所から空気を充填できるととも
に、密封袋部に充填された空気は密封袋部から抜け出な
いように各密封袋部に逆止弁が設けられ、何れかの密封
袋部が破損しても空気の流出はその破損した密封袋部か
らだけとなるように合成樹脂フィルム製シートを材料と
して構成された緩衝材が知られている。そして、このよ
うな緩衝材を用いて作られた緩衝包装袋が知られてい
る。
【０００３】図７〜図９にこの緩衝包装袋ならびにこの
緩衝包装袋により被包装物を包んだ状態を示し、緩衝包
装袋１は横方向に連続して多数の区画された長尺状の同
じ大きさの密封袋部２を備え、この全ての密封袋部２に
１箇所から空気を充填できるとともに、各密封袋部２に
充填された空気が密封袋部２から抜け出ないように各密
封袋部２に逆止弁（図示せず）が設けられ、何れかの密
封袋部２が破損しても空気の流出はその破損した密封袋
部２からだけとなるように合成樹脂フィルム製シートを
材料として構成された緩衝材により作られている。
緩衝包装袋により被包装物を包んだ状態を示し、緩衝包
装袋１は横方向に連続して多数の区画された長尺状の同
じ大きさの密封袋部２を備え、この全ての密封袋部２に
１箇所から空気を充填できるとともに、各密封袋部２に
充填された空気が密封袋部２から抜け出ないように各密
封袋部２に逆止弁（図示せず）が設けられ、何れかの密
封袋部２が破損しても空気の流出はその破損した密封袋
部２からだけとなるように合成樹脂フィルム製シートを
材料として構成された緩衝材により作られている。
【０００４】さらに詳しくは、前記緩衝包装袋１の材料
となる緩衝材は長尺状の密封袋部２が多数並んでおり、
緩衝材が筒状となるように密封袋部２が長さ方向に折り
曲げられて、多数並んでいる密封袋部２の両端に位置す
る密封袋部２の部分に形成される開口部を溶着により閉
じることによって折り曲げ方向における緩衝材の端部間
に被包装物の挿入口３が形成された緩衝包装袋１が作ら
れている。４は多数並んでいる密封袋部２の両端に位置
する密封袋部２での溶着部である。
となる緩衝材は長尺状の密封袋部２が多数並んでおり、
緩衝材が筒状となるように密封袋部２が長さ方向に折り
曲げられて、多数並んでいる密封袋部２の両端に位置す
る密封袋部２の部分に形成される開口部を溶着により閉
じることによって折り曲げ方向における緩衝材の端部間
に被包装物の挿入口３が形成された緩衝包装袋１が作ら
れている。４は多数並んでいる密封袋部２の両端に位置
する密封袋部２での溶着部である。
【０００５】このようにして作られた緩衝包装袋１には
前記挿入口３より被包装物５が挿入されて空気が充填さ
れた多数の密封袋部２によって被包装物５を保護するよ
うになっている。
前記挿入口３より被包装物５が挿入されて空気が充填さ
れた多数の密封袋部２によって被包装物５を保護するよ
うになっている。
【０００６】しかしながら、被包装物５が緩衝包装袋１
に収納された状態で不測に落下したとき、緩衝包装袋１
の平坦な面が下に向くように落下した場合は被包装物５
に対する衝撃を受け止めることができるものの、多数並
んでいる密封袋部２の両端に位置する密封袋部２の何れ
かが下に向くように落下した場合は緩衝面積が小さいた
め、被包装物５に対する衝撃を効果的に受け止めること
ができず、被包装物５を破損に到らしめるという問題が
あった。
に収納された状態で不測に落下したとき、緩衝包装袋１
の平坦な面が下に向くように落下した場合は被包装物５
に対する衝撃を受け止めることができるものの、多数並
んでいる密封袋部２の両端に位置する密封袋部２の何れ
かが下に向くように落下した場合は緩衝面積が小さいた
め、被包装物５に対する衝撃を効果的に受け止めること
ができず、被包装物５を破損に到らしめるという問題が
あった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、緩衝保護効果の高い緩衝包装袋を
提供することを目的とするものである。
題を解決するもので、緩衝保護効果の高い緩衝包装袋を
提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、横方向に連続して多数の区画された密封袋
部の全てに１箇所から空気を充填できるとともに、密封
袋部に充填された空気は密封袋部から抜け出ないように
各密封袋部がそれぞれ独立して密封状態を保持するよう
に構成された合成樹脂フィルム製シートからなる緩衝材
を用い、この緩衝材が筒状となるように密封袋部が長さ
方向に折り曲げられて折り曲げ方向における緩衝材の端
部同士を溶着により接合させてなり、横方向に並ぶ両端
部に位置する密封袋部は空気が充填された状態において
その間に位置する密封袋部に比べて径が大きくなるよう
に構成したことを要旨とするものである。
に本発明は、横方向に連続して多数の区画された密封袋
部の全てに１箇所から空気を充填できるとともに、密封
袋部に充填された空気は密封袋部から抜け出ないように
各密封袋部がそれぞれ独立して密封状態を保持するよう
に構成された合成樹脂フィルム製シートからなる緩衝材
を用い、この緩衝材が筒状となるように密封袋部が長さ
方向に折り曲げられて折り曲げ方向における緩衝材の端
部同士を溶着により接合させてなり、横方向に並ぶ両端
部に位置する密封袋部は空気が充填された状態において
その間に位置する密封袋部に比べて径が大きくなるよう
に構成したことを要旨とするものである。
【０００９】この構成により、空気を充填せずに筒状に
折り曲げた偏平状態の緩衝包装袋の中に被包装物を収納
した後で、各密封袋部に空気を充填することによって両
端開口部の位置に径の大きな密封袋部が存在することに
なり、両端開口部の開口面積は両端部に位置する密封袋
部間に位置する密封袋部で囲まれる収納空間の断面積に
比べて小さく、両端開口部から被包装物が抜け出ること
がなく、被包装物を保護することができる。また、被包
装物が緩衝包装袋に収納された状態で不測に落下したと
き、緩衝包装袋の平坦な面が下に向くように落下した場
合や両端に位置する密封袋部の何れかが下に向くように
落下した場合など、何れの場合でも両端開口部に存在す
る径の大きな密封袋部が着地し、被包装物に対する衝撃
を効果的に受け止めることができる。また、本発明は、
緩衝材が筒状となるように密封袋部が長さ方向に折り曲
げられたとき、緩衝包装袋が側面形状においてほぼ矩形
となり、しかも被包装物の厚みに適した緩衝包装袋の収
納空間部の深さが得られるように各密封袋部の長さ方向
適所に折り曲げ用の部分溶着部が形成されていることに
より、被包装物をただ単に多数の密封袋部で包むのでは
なく、安定状態で包装することが可能となり、前述の両
端開口部に径の大きな密封袋部をを備えるようにした構
成と相俟って、緩衝保護効果により一層優れた緩衝包装
袋を提供することができる。
折り曲げた偏平状態の緩衝包装袋の中に被包装物を収納
した後で、各密封袋部に空気を充填することによって両
端開口部の位置に径の大きな密封袋部が存在することに
なり、両端開口部の開口面積は両端部に位置する密封袋
部間に位置する密封袋部で囲まれる収納空間の断面積に
比べて小さく、両端開口部から被包装物が抜け出ること
がなく、被包装物を保護することができる。また、被包
装物が緩衝包装袋に収納された状態で不測に落下したと
き、緩衝包装袋の平坦な面が下に向くように落下した場
合や両端に位置する密封袋部の何れかが下に向くように
落下した場合など、何れの場合でも両端開口部に存在す
る径の大きな密封袋部が着地し、被包装物に対する衝撃
を効果的に受け止めることができる。また、本発明は、
緩衝材が筒状となるように密封袋部が長さ方向に折り曲
げられたとき、緩衝包装袋が側面形状においてほぼ矩形
となり、しかも被包装物の厚みに適した緩衝包装袋の収
納空間部の深さが得られるように各密封袋部の長さ方向
適所に折り曲げ用の部分溶着部が形成されていることに
より、被包装物をただ単に多数の密封袋部で包むのでは
なく、安定状態で包装することが可能となり、前述の両
端開口部に径の大きな密封袋部をを備えるようにした構
成と相俟って、緩衝保護効果により一層優れた緩衝包装
袋を提供することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図１において、１０は
本実施の形態の緩衝包装袋の基体となる緩衝材で、この
緩衝材１０は２枚の合成樹脂フィルム製シート材の外周
部１０ａを加熱して溶着するとともに、一定間隔で横方
向に設けられた区画溶着部１０ｂにより横方向に連続し
て多数の区画された長尺状の密封袋部１２を備え、この
全ての密封袋部１２に密封袋部１２の長さ方向一端側に
形成されている空気注入路１３の一端の空気注入口１３
ａから空気を充填できるとともに、密封袋部１２に充填
された空気は密封袋部１２から抜け出ないように各密封
袋部１２の長さ方向一端の空気注入路１３側に逆止弁１
４（詳細説明は省略する）が設けられ、空気充填後は何
れかの密封袋部１２が破損しても空気の流出はその破損
した密封袋部１２からだけとなるように構成されてい
る。また、この緩衝材１０は折り曲げられ、且つ加熱溶
着することにより緩衝包装袋１１（図２以下参照）を構
成するが、その緩衝包装袋１１の所望の厚み、形状に対
応させるべく、各密封袋部１２の長さ方向適所に折り曲
げ用の部分溶着部１６が形成されている。また、この緩
衝材１０における密封袋部１２の内、両側の密封袋部１
２−Ａは他の密封袋部１２よりも幅広に形成されてい
る。
いて、図面に基づいて説明する。図１において、１０は
本実施の形態の緩衝包装袋の基体となる緩衝材で、この
緩衝材１０は２枚の合成樹脂フィルム製シート材の外周
部１０ａを加熱して溶着するとともに、一定間隔で横方
向に設けられた区画溶着部１０ｂにより横方向に連続し
て多数の区画された長尺状の密封袋部１２を備え、この
全ての密封袋部１２に密封袋部１２の長さ方向一端側に
形成されている空気注入路１３の一端の空気注入口１３
ａから空気を充填できるとともに、密封袋部１２に充填
された空気は密封袋部１２から抜け出ないように各密封
袋部１２の長さ方向一端の空気注入路１３側に逆止弁１
４（詳細説明は省略する）が設けられ、空気充填後は何
れかの密封袋部１２が破損しても空気の流出はその破損
した密封袋部１２からだけとなるように構成されてい
る。また、この緩衝材１０は折り曲げられ、且つ加熱溶
着することにより緩衝包装袋１１（図２以下参照）を構
成するが、その緩衝包装袋１１の所望の厚み、形状に対
応させるべく、各密封袋部１２の長さ方向適所に折り曲
げ用の部分溶着部１６が形成されている。また、この緩
衝材１０における密封袋部１２の内、両側の密封袋部１
２−Ａは他の密封袋部１２よりも幅広に形成されてい
る。
【００１１】以上のように構成された緩衝材１０を用い
て図２に示すような緩衝包装袋１１を構成する。即ち、
両端部に位置する密封袋部１２−Ａは空気が充填された
状態においてその間に位置する密封袋部１２に比べて径
が大きくなるように作られており、緩衝材１０が筒状と
なるように密封袋部１２が長さ方向に折り曲げられて折
り曲げ方向における緩衝材１０の端部同士を溶着により
接合させて緩衝包装袋１１が作られており、１５はその
緩衝材１０の端部同士の溶着部である。なお、緩衝材１
０が筒状となるように密封袋部１２が長さ方向に折り曲
げられたとき、緩衝包装袋１１が側面形状においてほぼ
矩形となり、しかも被包装物の厚みに適した緩衝包装袋
１１の収納空間部の深さが得られるように各密封袋部１
２の長さ方向適所に前述した折り曲げ用の部分溶着部１
６が形成されている。
て図２に示すような緩衝包装袋１１を構成する。即ち、
両端部に位置する密封袋部１２−Ａは空気が充填された
状態においてその間に位置する密封袋部１２に比べて径
が大きくなるように作られており、緩衝材１０が筒状と
なるように密封袋部１２が長さ方向に折り曲げられて折
り曲げ方向における緩衝材１０の端部同士を溶着により
接合させて緩衝包装袋１１が作られており、１５はその
緩衝材１０の端部同士の溶着部である。なお、緩衝材１
０が筒状となるように密封袋部１２が長さ方向に折り曲
げられたとき、緩衝包装袋１１が側面形状においてほぼ
矩形となり、しかも被包装物の厚みに適した緩衝包装袋
１１の収納空間部の深さが得られるように各密封袋部１
２の長さ方向適所に前述した折り曲げ用の部分溶着部１
６が形成されている。
【００１２】このようにして作られた緩衝包装袋１１は
多数並んでいる密封袋部１２の両端に位置する密封袋部
１２−Ａの部分にほぼ矩形の両端開口部１７が存在し、
各密封袋部１２に空気が充填された緩衝包装袋１１の中
に被包装物１８が収納されて保護されるようになってい
る。
多数並んでいる密封袋部１２の両端に位置する密封袋部
１２−Ａの部分にほぼ矩形の両端開口部１７が存在し、
各密封袋部１２に空気が充填された緩衝包装袋１１の中
に被包装物１８が収納されて保護されるようになってい
る。
【００１３】図５および図６に緩衝包装袋１１の中に被
包装物１８を収納した状態を断面で示しているが、緩衝
包装袋１１の中に被包装物１８を収納するときは、図４
に示すように各密封袋部１２には空気が充填される前の
図３に示すように、緩衝包装袋１１はシート状の緩衝材
１０を筒状に折り曲げた状態で偏平であり、この偏平状
態の緩衝包装袋１１の中に被包装物１８を収納した後
で、各密封袋部１２に空気を充填することによって図５
に示すように両端開口部１７の位置に径の大きな密封袋
部１２−Ａが存在することになり、両端開口部１７の開
口面積は両端部に位置する密封袋部１２−Ａ間に位置す
る密封袋部１２で囲まれる収納空間の断面積に比べて小
さく、両端開口部１７から被包装物１８が抜け出ること
がない。
包装物１８を収納した状態を断面で示しているが、緩衝
包装袋１１の中に被包装物１８を収納するときは、図４
に示すように各密封袋部１２には空気が充填される前の
図３に示すように、緩衝包装袋１１はシート状の緩衝材
１０を筒状に折り曲げた状態で偏平であり、この偏平状
態の緩衝包装袋１１の中に被包装物１８を収納した後
で、各密封袋部１２に空気を充填することによって図５
に示すように両端開口部１７の位置に径の大きな密封袋
部１２−Ａが存在することになり、両端開口部１７の開
口面積は両端部に位置する密封袋部１２−Ａ間に位置す
る密封袋部１２で囲まれる収納空間の断面積に比べて小
さく、両端開口部１７から被包装物１８が抜け出ること
がない。
【００１４】このように被包装物１８が緩衝包装袋１１
に収納された状態で不測に落下したとき、緩衝包装袋１
１の平坦な面が下に向くように落下した場合や両端に位
置する密封袋部１２−Ａの何れかが下に向くように落下
した場合など、何れの場合でも両端開口部１７に存在す
る径の大きな密封袋部１２−Ａが着地し、被包装物１８
に対する衝撃を効果的に受け止めることができる。つま
り、両端部に位置する密封袋部１２−Ａ間に位置する密
封袋部１２の径は小さくても、両端部に位置する密封袋
部１２−Ａの径を大きくしておくことにより、被包装物
１８に対する緩衝効果を向上させることができる。
に収納された状態で不測に落下したとき、緩衝包装袋１
１の平坦な面が下に向くように落下した場合や両端に位
置する密封袋部１２−Ａの何れかが下に向くように落下
した場合など、何れの場合でも両端開口部１７に存在す
る径の大きな密封袋部１２−Ａが着地し、被包装物１８
に対する衝撃を効果的に受け止めることができる。つま
り、両端部に位置する密封袋部１２−Ａ間に位置する密
封袋部１２の径は小さくても、両端部に位置する密封袋
部１２−Ａの径を大きくしておくことにより、被包装物
１８に対する緩衝効果を向上させることができる。
【００１５】なお、緩衝包装袋１１の内部の空間部の容
積は被包装物１８の大きさに合わせて作られるものであ
る。ところで、上記実施の形態では密封袋部１２に充填
された空気は密封袋部１２から抜け出ないように各密封
袋部１２の長さ方向一端に逆止弁１４が設けられ、各密
封袋部１２がそれぞれ独立して密封状態を保持するよう
に構成されているが、逆止弁を設けずに、多数の区画さ
れた密封袋部の全てに空気注入路の一端から空気を充填
した後、全ての密封袋部の上端を溶着により閉じるよう
にしても良い。
積は被包装物１８の大きさに合わせて作られるものであ
る。ところで、上記実施の形態では密封袋部１２に充填
された空気は密封袋部１２から抜け出ないように各密封
袋部１２の長さ方向一端に逆止弁１４が設けられ、各密
封袋部１２がそれぞれ独立して密封状態を保持するよう
に構成されているが、逆止弁を設けずに、多数の区画さ
れた密封袋部の全てに空気注入路の一端から空気を充填
した後、全ての密封袋部の上端を溶着により閉じるよう
にしても良い。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、長尺状の
密封袋部が多数並び、両端部に位置する密封袋部は空気
が充填された状態においてその間に位置する密封袋部に
比べて径が大きくなるように作られた緩衝材が筒状とな
るように密封袋部が長さ方向に折り曲げられて折り曲げ
方向における緩衝材の端部同士を溶着により接合させて
緩衝包装袋が作られているので、空気を充填せずに筒状
に折り曲げた偏平状態の緩衝包装袋の中に被包装物を収
納した後で、各密封袋部に空気を充填することによって
両端開口部の位置に径の大きな密封袋部が存在すること
になり、両端開口部の開口面積は両端部に位置する密封
袋部間に位置する密封袋部で囲まれる収納空間の断面積
に比べて小さく、両端開口部から被包装物が抜け出るこ
とがなく、被包装物を保護することができる。また、被
包装物が緩衝包装袋に収納された状態で不測に落下した
とき、緩衝包装袋の平坦な面が下に向くように落下した
場合や両端に位置する密封袋部の何れかが下に向くよう
に落下した場合など、何れの場合でも両端開口部に存在
する径の大きな密封袋部が着地し、被包装物に対する衝
撃を効果的に受け止めることができる。また、本発明
は、緩衝材が筒状となるように密封袋部が長さ方向に折
り曲げられたとき、緩衝包装袋が側面形状においてほぼ
矩形となり、しかも被包装物の厚みに適した緩衝包装袋
の収納空間部の深さが得られるように各密封袋部の長さ
方向適所に折り曲げ用の部分溶着部が形成されているこ
とにより、被包装物をただ単に多数の密封袋部で包むの
ではなく、安定状態で包装することが可能となり、前述
の両端開口部に径の大きな密封袋部をを備えるようにし
た構成と相俟って、緩衝保護効果により一層優れた緩衝
包装袋を提供することができる。
密封袋部が多数並び、両端部に位置する密封袋部は空気
が充填された状態においてその間に位置する密封袋部に
比べて径が大きくなるように作られた緩衝材が筒状とな
るように密封袋部が長さ方向に折り曲げられて折り曲げ
方向における緩衝材の端部同士を溶着により接合させて
緩衝包装袋が作られているので、空気を充填せずに筒状
に折り曲げた偏平状態の緩衝包装袋の中に被包装物を収
納した後で、各密封袋部に空気を充填することによって
両端開口部の位置に径の大きな密封袋部が存在すること
になり、両端開口部の開口面積は両端部に位置する密封
袋部間に位置する密封袋部で囲まれる収納空間の断面積
に比べて小さく、両端開口部から被包装物が抜け出るこ
とがなく、被包装物を保護することができる。また、被
包装物が緩衝包装袋に収納された状態で不測に落下した
とき、緩衝包装袋の平坦な面が下に向くように落下した
場合や両端に位置する密封袋部の何れかが下に向くよう
に落下した場合など、何れの場合でも両端開口部に存在
する径の大きな密封袋部が着地し、被包装物に対する衝
撃を効果的に受け止めることができる。また、本発明
は、緩衝材が筒状となるように密封袋部が長さ方向に折
り曲げられたとき、緩衝包装袋が側面形状においてほぼ
矩形となり、しかも被包装物の厚みに適した緩衝包装袋
の収納空間部の深さが得られるように各密封袋部の長さ
方向適所に折り曲げ用の部分溶着部が形成されているこ
とにより、被包装物をただ単に多数の密封袋部で包むの
ではなく、安定状態で包装することが可能となり、前述
の両端開口部に径の大きな密封袋部をを備えるようにし
た構成と相俟って、緩衝保護効果により一層優れた緩衝
包装袋を提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態において緩衝包装袋に使
用される緩衝材の展開図である。
用される緩衝材の展開図である。
【図2】同緩衝包装袋に空気を充填する前の状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】同緩衝包装袋に空気を充填する前の状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】同緩衝包装袋に被包装物を収納した後で空気を
充填した状態を示す斜視図である。
充填した状態を示す斜視図である。
【図5】同緩衝包装袋に被包装物を収納した包装状態を
示すＸ−Ｘ断面図である。
示すＸ−Ｘ断面図である。
【図6】同緩衝包装袋に被包装物を収納した包装状態を
示すＹ−Ｙ断面図である。
示すＹ−Ｙ断面図である。
【図7】従来例における緩衝包装袋の斜視図である。
【図8】同緩衝包装袋の被包装物挿入口を開いた状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図9】同緩衝包装袋に被包装物を収納した包装状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
１０ 緩衝材
１１ 緩衝包装袋
１２，１２−Ａ 密封袋部
１３ 空気注入路
１３ａ 空気注入口
１４ 逆止弁
１５ 溶着部
１６ 部分溶着部
１７ 開口部
１８ 被包装物
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中田 早百合
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 辻 敏満
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Ｆターム(参考） 3E066 AA53 CA01 FA06 JA21 KA20
MA09
Claims (2)
- 【請求項1】 横方向に連続して多数の区画された密封袋
部の全てに１箇所から空気を充填できるとともに、密封
袋部に充填された空気は密封袋部から抜け出ないように
各密封袋部がそれぞれ独立して密封状態を保持するよう
に構成された合成樹脂フィルム製シートからなる緩衝材
を用い、この緩衝材が筒状となるように密封袋部が長さ
方向に折り曲げられて折り曲げ方向における緩衝材の端
部同士を溶着により接合させてなり、横方向に並ぶ両端
部に位置する密封袋部は空気が充填された状態において
その間に位置する密封袋部に比べて径が大きくなるよう
に構成したことを特徴とする緩衝包装袋。 - 【請求項2】 緩衝材が筒状となるように密封袋部が長さ
方向に折り曲げられたとき、緩衝包装袋が側面形状にお
いてほぼ矩形となり、しかも被包装物の厚みに適した緩
衝包装袋の収納空間部の深さが得られるように各密封袋
部の長さ方向適所に折り曲げ用の部分溶着部が形成され
ていることを特徴とする請求項１記載の緩衝包装袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001317525A JP2003118773A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 緩衝包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001317525A JP2003118773A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 緩衝包装袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003118773A true JP2003118773A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19135379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001317525A Pending JP2003118773A (ja) | 2001-10-16 | 2001-10-16 | 緩衝包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003118773A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307979A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Achilles Corp | ガス管の保護カバー及び同保護カバーの異常検知装置 |
| CN103407692A (zh) * | 2013-06-09 | 2013-11-27 | 上海艾尔贝包装科技发展有限公司 | 空气包装装置及其制造方法 |
| CN103979205A (zh) * | 2014-04-25 | 2014-08-13 | 苏州亚比斯复合材料有限公司 | 具有边角改良结构的空气防震套 |
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| CN113697288A (zh) * | 2020-05-22 | 2021-11-26 | 苏州佳世达电通有限公司 | 空气包材及显示器总成 |
-
2001
- 2001-10-16 JP JP2001317525A patent/JP2003118773A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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