JP2003117282A - 超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波洗浄装置

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JP2003117282A
JP2003117282A JP2001319336A JP2001319336A JP2003117282A JP 2003117282 A JP2003117282 A JP 2003117282A JP 2001319336 A JP2001319336 A JP 2001319336A JP 2001319336 A JP2001319336 A JP 2001319336A JP 2003117282 A JP2003117282 A JP 2003117282A
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Japan
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temperature
ultrasonic
ultrasonic device
ultrasonic cleaning
detecting means
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Application number
JP2001319336A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Eda
浩明 詠田
Masahiro Sato
昌宏 佐藤
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波デバイスが過剰に温度上昇することが
なく、安全に使用することのできる超音波洗浄装置を提
供する。 【解決手段】 超音波デバイス31の振動ホーン34に
洗濯物を押し当てて超音波洗浄を行う。超音波デバイス
31の温度を温度検知手段80が監視し、温度検知手段
80からの信号に基づき超音波デバイス31の制御を行
う。超音波デバイス31の温度が第1設定温度以上とな
ったことを温度検知手段80が検知すればそのことを報
知手段が報知するとともに超音波デバイス31の駆動が
停止する。超音波デバイス31の温度が第1設定温度よ
り低い第2設定温度以上であるときには第2設定温度未
満の場合よりタイマー機能による連続運転時間が短縮さ
れる。超音波デバイス31の駆動中に温度上昇率が設定
値を超えたときは超音波デバイス31の入力が低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波を利用して洗
浄を行う超音波洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波デバイスを発振させて得た超音波
により衣類等を洗浄する装置はこれまでにも数多く提案
されている。その例を特開2000−61192号公報
や本出願人の出願に係る特願2001−74255号、
同2001−74581号等に見ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超音波洗浄
装置は、超音波デバイスの温度を監視する機能を欠く。
そのため、超音波デバイスを高負荷で長時間使用してい
ると超音波デバイスの温度が上がりすぎ、機器の焼損、
使用者の火傷等を招く危険があった。
【0004】そこで本発明は、超音波デバイスが過剰に
温度上昇することがなく、安全に使用することのできる
超音波洗浄装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、洗浄用の超音波を得るための超音波デ
バイスの温度を温度検知手段により監視し、前記温度検
知手段からの信号に基づき前記超音波デバイスの制御を
行うこととした。この構成によれば、超音波デバイスは
自身の温度に基づき制御されるものである。
【0006】また本発明では、前記超音波デバイスの温
度が第1設定温度以上となったことを前記温度検知手段
が検知したとき、前記超音波デバイスの駆動が停止され
ることとした。この構成によれば、超音波デバイスは第
1設定温度に達すれば駆動停止状態となり、それ以上に
温度は上昇しない。
【0007】また本発明では、前記超音波デバイスの温
度が第1設定温度以上となったことを報知する報知手段
を設けた。この構成によれば、超音波デバイスが第1設
定温度に達したことを使用者は知ることができる。
【0008】また本発明では、連続運転時間を設定可能
なタイマー機能を備え、前記超音波デバイスの温度が前
記第1設定温度より低い第2設定温度以上となったこと
を前記温度検知手段が検知したときには前記タイマー機
能による連続運転時間が短縮されることとした。この構
成によれば、第1設定温度に達する時期が近いことを察
知してタイマー運転が早めに切り上げられることにな
る。
【0009】また本発明では、運転開始時に前記超音波
デバイスの温度が前記第1設定温度より低い第2設定温
度以上であることを前記温度検知手段が検知したときに
は前記超音波デバイスの入力が低減することとした。こ
の構成によれば、第1設定温度に達する前に超音波デバ
イスの入力が低減し、温度がそこまで上昇しない。
【0010】また本発明では、運転開始時に前記超音波
デバイスの温度が前記第1設定温度より低い第2設定温
度以上であるかそうでないかによって内容の異なる報知
を行うこととした。この構成によれば、第1設定温度に
達する時期が近いかどうかを使用者が知ることができ
る。
【0011】また本発明では、前記超音波デバイスの駆
動中、この超音波デバイスの温度上昇率が設定値を超え
たときは超音波デバイスの入力が低減することとした。
この構成によれば、温度が異常な率で上昇して第1設定
温度に達してしまうことがない。
【0012】また本発明では、前記超音波デバイスの温
度が第1設定温度以上となったことを前記温度検知手段
が検知して前記超音波デバイスの駆動が停止せしめられ
た後、この超音波デバイスの温度が前記第1設定温度よ
り低い第3設定温度以下になれば超音波デバイスの再駆
動が可能となるものとした。この構成によれば、格別に
復旧操作を行わなくても時間が経過すれば超音波デバイ
スを再駆動することができる。
【0013】また本発明では、超音波洗浄部への給水手
段を設け、前記超音波デバイスの発振開始に先立ち給水
が開始されるようにした。この構成によれば、超音波デ
バイスの発振開始前から冷却機能が働いているので最初
からフルに発振させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明超音波洗浄装置の第1実施
形態を図1〜8に示す。
【0015】超音波洗浄装置1は卓上等に置いて使用す
るものであり、そのハウジング10は次の3部分により
構成される。すなわち平面形状略矩形のベース11、ベ
ース11の後端より立ち上がった山形の***部12、及
び***部12の頂部から前方に水平に突き出すブラケッ
ト13である。これらはいずれも合成樹脂により成型さ
れる。14は家庭用100V電源に接続するための電源
コードである。
【0016】ベース11の中央には平面形状略矩形のト
レイ20をはめ込む。トレイ20は上面が窪んだ形をし
ているが、中央部だけは他の箇所より一段と***した受
台部21となっている。受台部21は洗濯物をこの高さ
に持ち上げて支えるためのものであり、ブラケット13
の下面に向き合う。
【0017】受台部21の両側においては、トレイ20
の底面は後方ほど低くなるよう傾斜している。そして受
台部21の両側の最も低くなった箇所に各々排水口22
が設けられている。排水口22は図示しない排水ホース
に連通する。
【0018】ブラケット13の前端下面が超音波洗浄を
行うための超音波洗浄部30となる。31は超音波洗浄
部30の中核をなす超音波デバイスである。図6に示す
ように、超音波デバイス31は振動素子33を含む加振
部32と、この加振部32に取り付けられたT字形の振
動ホーン34からなる。振動ホーン34は加振部32に
固定されたシャンク部35と、シャンク部35の先端に
連結したヘッド部36からなる。シャンク部35がT字
形の縦棒、ヘッド部36がT字形の横棒をなすものであ
る。ヘッド部36の両側面からは突起37が対称的に突
出する。突起37は振動伝達の分岐点である無振動域に
あたる箇所に設けられている。
【0019】超音波デバイス31はT字形の振動ホーン
34を横倒しにした形でブラケット13の中に支持され
る。支持は次のようにして行う。まず加振部32の外側
に環状の緩衝部材38を嵌合する。緩衝部材38は軟質
のゴム又は合成樹脂により形成される。突起37にもキ
ャップ状の緩衝部材39をかぶせる。これらの緩衝部材
38、39を、ブラケット13を構成する上下のシェル
40、41の内面に一体形設したリブで挟む。加振部3
2にあってはシェル40側のリブ40aとシェル41側
のリブ41aが緩衝部材38を挟み、これにより加振部
32を支持する。振動ホーン34の側にあってはシェル
40側のリブ40bとシェル41側のリブ41bが緩衝
部材39を挟み、これにより振動ホーン34を支持す
る。
【0020】シェル41には開口部42が形設され、振
動ホーン34のヘッド部36の下部がここからブラケッ
ト13の外に突き出す。この突き出した部分の先端が洗
濯物に接触するものであり、この部分はクロームメッキ
部36aとなっている。クロームメッキを施すのは、汚
れが付着しにくくするためと、表面を滑らかにして洗濯
物が引っかからないようにするためである。
【0021】43は開口部42に装着される合成樹脂製
のホーンカバーである。ホーンカバー43は、図5に示
すように、上面が開口となった直方体形状をしており、
この上面開口の縁に、水平に張り出すフランジ部44
と、上方に突出する1対の弾性爪部45を形設してい
る。ホーンカバー43の底面には振動ホーン34を露出
させるスリット46を形設する。振動ホーン34はスリ
ット46を通り抜けてホーンカバー43の外に1〜5m
m突出する。なお振動ホーン34の下面とトレイ20の
受台部21との間隔は、洗濯物は入るが指は容易には入
らないよう、5〜13mmといった数字に設定する。ス
リット46の両側には水滴下孔47を形設する。弾性爪
部45を開口部42に押し込み、開口部42の上縁に係
合させれば、弾性爪部45とフランジ部44とがシェル
41を上下から挟む形になり、ホーンカバー43はシェ
ル41に取り付けられる。
【0022】ブラケット13の正面には操作パネル50
を配置する。操作パネル50には図2に示す操作ボタン
群と表示手段が縦方向に配列されている。まず一番下に
スタートボタン51がある。その上には「強」「中」
「弱」の三連ボタンからなる強度設定ボタン52があ
る。一番上にはLEDからなる表示ランプ53が配置さ
れる。スタートボタン51は「入/切」タイプのもの
で、超音波洗浄装置1の電源ON/OFFをボタンプッ
シュで切り替える。なお超音波洗浄装置1を電源ONに
するためにはスタートボタン51を一瞬押しただけでは
駄目で、所定時間(例えば1〜2秒)連続して押し続け
ることを要する設定となっている。また強度設定ボタン
52はランプ内蔵型であって、選択されたものが点灯す
るようになっている。
【0023】60はブラケット13の中に配管した給水
チューブである。給水チューブ60は先端が二股の注水
部60aとなっており、この注水部60aを図4に示す
ように振動ホーン34の両側に配置し、ヘッド部36の
両側に水を注ぐ。給水チューブ60は***部12に設け
た電磁弁61(図1にはその受水口部のみ示す)に接続
する。電磁弁61は図示しないホースを介して水道蛇口
に接続されるものである。
【0024】超音波デバイス31は配線71を介して制
御回路部70(図6参照)に電気的に接続する。制御回
路部70は超音波デバイス31の超音波発振回路も含む
ものであり、ハウジング10内の適所に配置される。操
作パネル50や電磁弁61も制御回路部70に接続され
る。操作パネル50からの操作指令を受け、制御回路部
70は超音波デバイス31の駆動と電磁弁61の開閉を
制御する。なお制御回路部70はタイマー機能を備え、
このタイマー機能により超音波洗浄装置1の連続運転時
間を適宜設定できるようになっている。
【0025】超音波デバイス31にはその温度を測定す
る温度検知手段を設ける。図3に示す温度検知手段80
はサーミスタからなり、超音波デバイス31の上面に少
し間隔を置いて向かい合うようシェル40の内面に取り
付けられている。温度検知手段80は配線81を介して
制御回路部70に接続する。
【0026】続いて超音波洗浄装置1の動作を説明す
る。
【0027】最初に、超音波洗浄装置1を然るべき場所
に置き、電源コード14を電源コンセントに接続し、電
磁弁61を水道蛇口に接続して、使用態勢を整える。用
意が整ったらスタートボタン51を押し、超音波洗浄装
置1を電源ONの状態にする。するとまず電磁弁61が
開き、給水チューブ60から超音波洗浄部30への給水
が開始される。やや遅れて振動素子33が超音波の発振
を開始する。表示ランプ53が青色に連続点灯して発振
開始を知らせる。
【0028】表示ランプ53が点灯したらヘッド部36
と受台部21の隙間に洗濯物を挿入し、ヘッド部36に
押しつけるような形で洗濯物を動かす。洗濯物には超音
波が集中し、汚れ成分が剥離する。剥離した汚れ成分は
水とともに排水口22から流出し、図示しない排水ホー
スを通じて下水に排水される。
【0029】超音波デバイス31を駆動している間、表
示ランプ53が連続点灯し、超音波が発生していること
を使用者に教える。強度設定ボタン52を操作すれば超
音波洗浄の強さを「強」「中」「弱」の3段階に切り替
えることができる。
【0030】十分に汚れが落ちたことが確認できたらス
タートボタン51を押して超音波洗浄装置1を電源OF
Fにする。なお安全と節電のため、制御回路部70の備
えるタイマー機能が働き、運転開始から所定時間(例え
ば3〜10分)が経過すればスタートボタン51を押さ
なくても自動的に電源OFFとなる。
【0031】さて、超音波デバイス31の温度は温度検
知手段80で監視されており、温度監視手段80からの
信号に基づき超音波振動デバイス31及びその他の構成
要素の制御が行われる。以下その制御の仕組みを図8の
フローチャートに基づき説明する。
【0032】スタートボタン51を押して超音波洗浄装
置1の運転を開始すると、まずステップS201で発振
開始後の超音波デバイスの温度を検知する。そしてステ
ップS202でその温度が「第2設定温度」未満である
かどうかを判定する。なお「第2設定温度」は「第1設
定温度」に対する言葉であり、「第1設定温度」は超音
波デバイス31の駆動停止を要する程度の高温、「第2
設定温度」は「第1設定温度」よりも低く、超音波デバ
イス31の駆動を停止するまでもないが、運転にあたっ
て一定の注意を要する程度の温度である。
【0033】ステップS202で「第2設定温度未満」
と判定されればステップS203に進み、制御回路部7
0のタイマー機能で計時を行いつつ、超音波洗浄装置1
の運転が継続される。このような状況になったことが
「第1報知モード」で使用者に報知される。「第1報知
モード」の報知には、例えば表示ランプ53を青色で連
続点灯させるといった手法が採用される。
【0034】超音波洗浄装置1の運転中、一定の時間間
隔で、あるいは連続して、温度検知手段80からの信号
が制御回路部70に取り込まれ、その時点での超音波デ
バイス31の温度のチェックと、温度上昇率の計算が行
われる。ステップS204では温度上昇率が設定値以上
かそれ未満かを判定する。温度上昇率が設定値以上であ
ればステップS205に進み、超音波デバイス31の入
力を低減する措置がとられる。
【0035】温度上昇率が設定値未満であるか、あるい
は超音波デバイス31の入力低減の結果温度上昇率が設
定値を下回ることとなったらステップS206に進む。
ステップS206では超音波デバイス31の温度が「第
1設定温度」以上であるかどうかを判定する。「第1設
定温度」以上であれば「A」へ進む(実際には「温度上
昇率が設定値未満」「タイマーによる運転時間の制限」
といった付帯条件があるので「第1設定温度」以上にな
ることはまずない)。「第1設定温度」未満であればス
テップS207へ進む。
【0036】ステップS207では所定の時間経過後に
タイマーの計時が終了する。タイマーの計時が終了した
らステップS208へ進む。ステップS208では運転
終了の表示あるいは報知を行う。これは例えば、表示ラ
ンプ53を青色のまま点滅させるといった手法で実現さ
れる。表示ランプ53が青色で所定時間点滅した後電源
がOFFとなり、超音波洗浄装置1の運転は終了する。
なお、タイマーの計時が終了する前にスタートスイッチ
51を押せばその時点から表示ランプ53の点滅が始ま
り、所定時間経過後電源OFFとなる。
【0037】ステップS202で「第2設定温度以上」
と判定された場合にはステップS211へ進む。ステッ
プS211では超音波デバイス31の温度が「第1設定
温度」以上であるかどうか判定される。「第1設定温度
未満」と判定されればステップS212に進む。
【0038】ステップS212では制御回路部70のタ
イマー機能で計時を行いつつ、超音波洗浄装置1の運転
が継続される。なおこの場合のタイマーによる連続運転
時間は、ステップS202で「第2設定温度未満」と判
定された場合の連続運転時間よりも短縮される。理由
は、運転を続けると比較的短い時間で「第1設定温度」
に達する可能性があるからである。
【0039】ステップS212ではさらに、超音波デバ
イス31の入力低減の措置がとられる。これは、現在
「第2設定温度」以上となっているのを極力「第2設定
温度」未満に引き下げるためである。
【0040】このように超音波デバイス31が「第2設
定温度」以上であることが「第2報知モード」で使用者
に報知される。「第2報知モード」の報知には、例えば
表示ランプ53を黄色で連続点灯させるといった手法が
採用される。
【0041】タイマーの計時開始後、一定の時間間隔で
温度検知手段80から制御回路部70に信号が取り込ま
れ、その時点での超音波デバイス31の温度のチェック
と、温度上昇率の計算が行われる。ステップS213で
温度上昇率が設定値以上かそれ未満かを判定する。温度
上昇率が設定値以上であればステップS214に進み、
超音波デバイス31の入力を低減する措置がとられる。
【0042】温度上昇率が設定値未満であるか、あるい
は超音波デバイス31の入力低減の結果温度上昇率が設
定値を下回ることとなったらステップS215に進む。
ステップS215では超音波デバイス31の温度が「第
1設定温度」以上であるかどうかを判定する。「第1設
定温度」以上であれば「A」へ進む(ここでも「温度上
昇率が設定値未満」「タイマーによる運転時間の制限」
といった付帯条件があるので「第1設定温度」以上にな
ることはまずない)。「第1設定温度」未満であればス
テップS216へ進む。
【0043】ステップS216では所定の時間経過後に
タイマーの計時が終了する。連続運転時間が短縮されて
いるので、ステップS207よりも早いタイミングで計
時終了を迎えることになる。その後ステップS208へ
進み、運転終了の表示あるいは報知を行った後電源がO
FFとなり、超音波洗浄装置1の運転は終了する。
【0044】ステップS211で「第1設定温度以上」
と判定された場合にはステップS221へ進む。ステッ
プS221では「第3報知モード」で超音波デバイス3
1が「第1設定温度」以上、すなわち過熱状態にあるこ
とが報知される。「第3報知モード」の報知には、例え
ば表示ランプ53を赤色で高速点滅させるといった手法
が採用される。なおステップS206、S215で「第
1設定温度以上」と判定された場合もステップS221
に進む。
【0045】ステップS221で所定時間「第3報知モ
ード」による報知を行った後、ステップS222へ進
む。ここでは超音波デバイス31の駆動が停止される。
超音波洗浄装置1自体の電源はまだOFFにはならな
い。そして超音波デバイス31の温度低下を温度検知手
段80で監視する。
【0046】ステップS223では超音波デバイス31
の温度が「第3設定温度」以下になったかどうかを判定
する。「第3設定温度」は「第1設定温度」から所定の
温度幅だけ低く設定された温度であって、超音波デバイ
ス31を再度駆動できる温度である。「第3設定温度」
は「第2設定温度」と一致することを妨げないが、概念
的には「第2設定温度」とは別のものである。
【0047】ステップS223で超音波デバイス31の
温度が「第3設定温度」以下になったと判定されたらス
テップS224へ進む。ステップS224では超音波デ
バイス31が再駆動可能となったことが「第4報知モー
ド」で報知される。「第4報知モード」の報知には、例
えば表示ランプ53を青色でゆっくりと点滅させるとい
った手法が採用される。表示ランプ53が青色で点滅し
ている間にスタートボタン51を押せば「B」に進む。
すなわち超音波デバイス31の再駆動が開始し、ステッ
プS201からの動作が再開される。表示ランプ53が
青色で点滅している間にスタートボタン51を押さなけ
れば所定時間後に表示ランプ53が消灯し、超音波洗浄
装置1は電源OFFとなる。
【0048】図9に本発明超音波洗浄装置の第2実施形
態を示す。この第2実施形態は温度検知手段80の配置
手法において第1実施形態と差を有するのみであり、そ
の他は第1実施形態と変わらないので、第1実施形態と
共通する構成要素には第1実施形態で使用したのと同じ
符号を付し、説明は省略する。
【0049】第2実施形態においては超音波デバイス3
1を支持する緩衝部材38に金属製のホルダー90をか
ぶせ、このホルダー90と緩衝部材38との間に温度検
知手段80を挿入し、緩衝部材38を介して間接的に超
音波デバイス31の温度を測定する構成が採用されてい
る。第1実施形態では温度検知手段80が超音波デバイ
ス31と所定間隔で対峙する構成であったため、その間
隔に塵埃等が入り込んで計測値に狂いを来すおそれがあ
ったが、この第2実施形態では温度検知手段80が緩衝
部材80に密着しているためそのような懸念はない。な
お、金属製ホルダー90の外面に温度検知手段80を密
着させる構成としてもよい。
【0050】図10に本発明超音波洗浄装置の第3実施
形態を示す。これは第1実施形態あるいは第2実施形態
の超音波洗浄装置1を通常の全自動型洗濯機に組み込ん
だものである。組み込みにあたってはベース11を取り
除き、トレイ20を洗濯機にマッチした寸法形状にする
等、必要な改変を施す。以下、超音波洗浄装置1を組み
込んだ洗濯機100の概略構造を説明する。
【0051】洗濯機100は次のような構造の本体10
1を備える。110は外箱である。外箱110は直方体
形状で、金属又は合成樹脂により成形され、その上面と
底面は開口部となっている。外箱110の上面開口部に
は合成樹脂製の上面板111を重ね、外箱110にネジ
で固定する。図1において左側が本体101の正面、右
側が背面であり、背面側に位置する上面板111の上面
に同じく合成樹脂製のバックパネル112を重ね、上面
板111にネジで固定する。外箱110の底面開口部に
は合成樹脂製のベース113を重ね、外箱110にネジ
で固定する。ベース113の四隅には本体101を床の
上に支えるための脚部114が一体成型されている。な
お、これまで述べてきたネジはいずれも図示しない。
【0052】上面板111には後述する洗濯槽に洗濯物
を投入するための洗濯物投入口115が形設される。1
16は洗濯物投入口115を上から覆う蓋である。蓋1
16は前蓋116aと後蓋116bとに2分割し、両者
を軸117でヒンジ結合して二つ折りにできるようにな
っている。後蓋116bは上面板111に軸118でヒ
ンジ結合する。軸118はバックパネル112の前の位
置に、図10において紙面と直角の方向に延びるよう水
平に設けられており、従って後蓋116bは垂直面内で
回動する。軸117、118は平行であり、従って前蓋
116aも後蓋116bに対し垂直面内で回動する。こ
のように二つ折り可能な構造であるため、蓋116の旋
回半径を小さくでき、洗濯機100の上部に障害物が接
近していたとしても蓋116を開閉することができる。
【0053】外箱110の内部には水槽120と洗濯槽
130を配置する。水槽120も洗濯槽130も上面が
開口した円筒形のカップの形状を呈しており、各々軸線
を垂直にし、水槽120が外側、洗濯槽130が内側と
なる形で同心的に配置される。121は水槽120を吊
り下げるサスペンション機構であり、水槽120の外面
下部と外箱110の内面コーナー部とを連結する形で計
4箇所に配備され、水槽120を水平面内で揺動可能に
支持する。
【0054】洗濯槽130は上方に向かい緩やかなテー
パで広がる周壁を有する。この周壁には、その最上部に
環状に配置した複数個の脱水孔131を除き、液体を通
すための開口部はない。洗濯槽130の上部開口部の縁
には、洗濯物を脱水するために洗濯槽130を高速回転
させたときに振動を抑制する働きをする環状のバランサ
132を装着する。洗濯槽130の内部底面には槽内で
洗濯液あるいはすすぎ水の流動を生じさせるためのパル
セータ133を配置する。
【0055】140は水槽120の下面に装着した駆動
ユニットである。駆動ユニット140はモータ141、
クラッチ機構142、及びブレーキ機構143を含み、
その中心部から脱水軸144とパルセータ軸145を上
向きに突出させている。脱水軸144とパルセータ軸1
45は脱水軸144を外側、パルセータ軸145を内側
とする二重軸構造となっており、水槽120の中に入り
込んだ後、脱水軸144は洗濯槽130に連結されてこ
れを支える。パルセータ軸145はさらに洗濯槽130
の中に入り込み、パルセータ133に連結してこれを支
える。脱水軸144と水槽120との間、及びパルセー
タ軸145と洗濯槽130との間には各々水もれを防ぐ
ためのシール部材を配置する。
【0056】上面板111とバックパネル112の間の
空間には電磁的に開閉する給水弁150を配置する。給
水弁150には水道水等の上水を供給する給水ホース
(図示せず)が接続する。給水弁150は洗濯槽130
の中に水を注ぐ給水ノズル(図示せず)に接続してい
る。これまた図示しないが、給水弁150から給水ノズ
ルの先端に至る水の流路中には洗剤や仕上剤等を水に混
入する混入装置が設けられるものである。
【0057】153は水槽120の底部に締結したエア
ートラップ、154はエアートラップ153から上方に
延び出した導圧パイプ、155は導圧パイプ154の上
端に接続された水位スイッチである。
【0058】160は水槽120及び洗濯槽130の中
の水を本体101の外に排水する排水ホースである。排
水ホース160は水槽120の直下で分岐管160a、
160bに接続する。一方の分岐管160aは水槽12
0の底面の外周寄り箇所に接続し、他方の分岐管160
bは水槽120の底面の中心寄り箇所に接続する。水槽
120の内部底面には分岐管160bの接続箇所を内側
に囲い込むように環状の隔壁161を固定する。隔壁1
61は上部に環状のシール部材162を取り付けてお
り、このシール部材162が洗濯槽130の底部外面に
固定したディスク163の外周面に接触することによ
り、水槽120と洗濯槽130との間に独立した排水空
間164が形成される。排水空間164は洗濯槽130
の底部に形設した排水孔165を介して洗濯槽130の
内部に連通する。エアートラップ153はこの排水空間
164に接続するものである。166は分岐管160b
に設けられた排水弁で、電磁的に開閉する。
【0059】180は上面板111の下に配置した制御
部で、駆動ユニット140及び給水弁150、排水弁1
66に動作指令を発する他、上面板111の前部に設け
られた表示部兼用の操作パネル部181に表示指令を発
し、また操作パネル181部から動作指令を受けるもの
である。超音波洗浄装置1の制御回路部70は制御部1
80に従属する。
【0060】超音波洗浄装置1のブラケット13はバッ
クパネル112の前に水平面内で回動できるよう設置さ
れ、洗濯物投入口115の中に突き出す「使用時の位
置」と洗濯物投入口115から退避する「収納時の位
置」の2位置をとることができる。トレイ20は洗濯物
投入口115の縁に支持される状態(図10の状態)と
上方に回動して洗濯物投入口115を開放する状態の2
状態をとることができる。
【0061】超音波洗浄装置1を設置したことに伴い、
蓋116の構造は次のようになる。まず、後蓋116b
には軸118でヒンジ結合された方の縁から大きな切り
欠きを形設し、ブラケット13をくぐらせるためのゲー
ト開口119とする。後蓋116b自体も丁度門のよう
な形状になる。ゲート開口119は、ブラケット13を
「使用時の位置」まで引き出したとき、ブラケット13
に干渉することなく後蓋116bを開閉できるだけの奥
行(後蓋116bを立てた状態では「高さ」)となって
いる。前蓋116aと後蓋116bの間にも、後蓋11
6bを立て、前蓋116aを軸117のところで折り返
して蓋116全体を図10のように二つ折りにしたと
き、前蓋116aがブラケット13に当たることのない
ような寸法関係が形成されている。
【0062】トレイ20はゲート開口119にはまり込
む大きさとなっており、蓋116を閉じればゲート開口
119はトレイ20で塞がれる。本体101の内部には
トレイ20の排水口22から排水される水を受ける樋1
90を設置する。樋190自身も排水口191を有し、
受けた水を水槽120と洗濯槽130の間に落下させる
ようになっている。
【0063】洗濯機100の動作は次のようになる。ま
ずブラケット13を「収納時の位置」に置き、蓋116
を開く。洗濯物を洗濯物投入口115から洗濯槽130
の中に投入し、蓋116を閉じ、操作パネル部181の
操作ボタンを操作して洗濯コースを選ぶと、洗濯機10
0の自動運転が開始される。まず洗濯物の量についての
判定が行われ、続いて洗濯槽130への給水が行われ
る。このとき排水弁166は閉じている。水位スイッチ
155は洗濯槽130内の水位を監視する。洗濯物の量
に見合った量の水が洗濯槽130に注ぎ込まれたことを
水位スイッチ155が検知した時点で給水弁150は閉
じられる。この時洗濯槽130内の水は、洗濯槽130
に注がれる前に洗剤が混入することにより、洗剤を溶解
した洗濯液となっている。
【0064】続いて洗濯工程が開始される。すなわちパ
ルセータ133が所定の運転パターンに従って正逆回転
し、洗濯液を攪拌して洗濯物の洗浄を行う。所定時間経
過後、モータ141が停止してパルセータ133が回転
を止め、排水弁166が開く。洗濯槽130の中の洗濯
液は排水空間164を通じて排水される。所定時間が経
過し、洗濯物から大部分の洗濯液が抜けたところでクラ
ッチ機構142が切り替わり、モータ141が今度は脱
水軸144を回転させる。これにより洗濯槽130が高
速で脱水回転を行う。この時パルセータ133も洗濯槽
130とともに回転する。
【0065】洗濯槽130が高速で回転すると、洗濯物
は遠心力で洗濯槽130の内周壁に押しつけられる。洗
濯物に含まれていた洗濯液も洗濯槽130の周壁内面に
集まってくるが、前述の通り、洗濯槽130はテーパ状
に上方に広がっているので、遠心力を受けた洗濯液は洗
濯槽130の内面を上昇する。洗濯液は洗濯槽130の
上端にたどりついたところで脱水孔131から放出され
る。脱水孔131を離れた洗濯液は水槽120の内面に
たたきつけられ、水槽120の内面を伝って水槽120
の底部に流れ落ちる。そして分岐管160aと、それに
続く排水ホース160を通って本体101の外に排出さ
れる。
【0066】洗濯物を十分脱水した後、排水弁166を
閉じ、給水ノズルから今度はすすぎ水を注水する。所定
量のすすぎ水が洗濯槽130にたまったらパルセータ1
33を回転させてすすぎ水と洗濯物を揺り動かし、洗濯
物に残留していた汚れ成分や洗剤成分をすすぎ水の中に
溶かし出す。所定時間経過後、パルセータ133を停止
させるとともに排水弁166を開き、すすぎ水を排水す
る。それから、洗濯槽130を脱水回転させ、洗濯物か
らすすぎ水を振り切る。このようなすすぎと脱水の動作
を所定回数繰り返し、最後の脱水が終了した時点で洗濯
の全工程を終了する。蓋116を開けるとブレーキ機構
143が働き、洗濯槽130は、もしその時点で慣性回
転を続けていたとしても、強制的に停止させられる。
【0067】上記説明では洗濯槽130の中にすすぎ水
をためておいてすすぎを行う「ためすすぎ」を行うもの
としたが、洗濯槽130を低速回転させながら給水ノズ
ルより水を注ぐ「シャワー注水」を行うこともある。ど
ちらを採用するか、あるいは両方とも採用するかは洗濯
コースと洗濯物の量により決定される。
【0068】洗濯はしたものの部分的に汚れが残ってい
る場合、あるいは通常の洗濯では手に負えない汚れを事
前に発見した場合には、超音波洗浄装置1を使う。超音
波洗浄装置1を使うときはブラケット13を「収納時の
位置」から水平面内で90゜回動させ、「使用時の位
置」へと変位させる。
【0069】ブラケット13の回動は蓋116を閉ざし
ておいて行う。これは、蓋116が開いていると、ブラ
ケット13を「収納時の位置」から回動させようとした
とき、ブラケット13の先端が蓋116の付け根(後蓋
116bの付け根)に当たるためである。
【0070】ブラケット13を「使用時の位置」に引き
出してからトレイ20に洗濯物を載せ、操作パネル50
を操作して超音波洗浄を開始する。以下、図8のフロー
チャートに従って超音波洗浄装置1の動作が進行する。
【0071】洗濯物の汚れを十分に落とした後、スター
トボタン51により、あるいはタイマー機能により、超
音波洗浄装置1を電源OFFにする。その後洗濯物を洗
濯槽130に投入し、改めて洗濯を開始するか、あるい
は洗濯を省いてすすぎと脱水を行う。
【0072】以上第1実施形態から第3実施形態まで説
明を行ったが、これまで紹介した構成に、さらに次のよ
うな改変を加えることが可能である。
【0073】まず超音波洗浄装置1の「第1報知モー
ド」「第2報知モード」「第3報知モード」「第4報知
モード」についてである。上述の説明では表示ランプ5
3の色、及び連続点灯か点滅か、あるいは点滅パルスの
遅速により使用者に異なった情報を伝えることとした
が、ブザーや合成音声で情報伝達を行うこととしてもよ
い。表示ランプ53と音声を併用してもよい。表示ラン
プに代え液晶パネルを設け、そこに文字やアイコンで情
報を表示するようにしてもよい。
【0074】また給水チューブ60から単なる水を注ぐ
こととしているが、水に洗剤等の添加剤を加え、洗浄効
果の向上を図ることも可能である。これは、給水チュー
ブ60の途中に添加剤混入部を設けたり、あるいは別途
設けた洗浄液タンクに給水チューブ60を接続したりす
ることによって実現できる。
【0075】また洗濯機100に超音波洗浄装置1を組
み込むにあたり、ブラケット13が「使用時の位置」と
「収納時の位置」の2位置をとることとしたが、「使用
時の位置」に固定することもできる。この場合、トレイ
20も開閉式ではなくなる。
【0076】この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で更
に種々の変更を加えて実施することができる。
【0077】
【発明の効果】本発明は以下に掲げるような効果を奏す
るものである。
【0078】本発明では、洗浄用の超音波を得るための
超音波デバイスの温度を温度検知手段により監視し、前
記温度検知手段からの信号に基づき前記超音波デバイス
の制御を行うこととしたから、超音波デバイスの温度が
設定値以上に上昇したり、その兆候が見られるときには
超音波デバイスの駆動を停止したり、入力を低減したり
といった適切な処理を行うことができ、超音波デバイス
の故障や焼損、あるいは使用者が火傷を負うといった事
故を未然に防ぐことができる。
【0079】また本発明では、前記超音波デバイスの温
度が第1設定温度以上となったことを前記温度検知手段
が検知したとき、前記超音波デバイスの駆動が停止され
ることとしたから、超音波デバイスは第1設定温度に達
すれば駆動停止状態となり、それ以上に温度は上昇しな
いので、超音波デバイスの故障や焼損を確実に防止でき
る。
【0080】また本発明では、前記超音波デバイスの温
度が第1設定温度以上となったことを報知する報知手段
を設けたから、超音波デバイスが第1設定温度に達した
ことを使用者は知り、超音波デバイスの駆動停止という
事態に接しても戸惑うことなく適切に事後処置を行うこ
とができる。
【0081】また本発明では、連続運転時間を設定可能
なタイマー機能を備え、前記超音波デバイスの温度が前
記第1設定温度より低い第2設定温度以上となったこと
を前記温度検知手段が検知したときには前記タイマー機
能による連続運転時間が短縮されることとしたから、第
1設定温度に達する時期が近いことを察知してタイマー
運転が早めに切り上げられることになり、超音波デバイ
スの駆動停止に至る前に事態が収拾される。
【0082】また本発明では、運転開始時に前記超音波
デバイスの温度が前記第1設定温度より低い第2設定温
度以上であることを前記温度検知手段が検知したときに
は前記超音波デバイスの入力が低減することとしたか
ら、第1設定温度に達する前に超音波デバイスの入力が
小さくなり、第1設定温度を迎えるという事態を回避で
きる。
【0083】また本発明では、運転開始時に前記超音波
デバイスの温度が前記第1設定温度より低い第2設定温
度以上であるかそうでないかによって内容の異なる報知
を行うこととしたから、第1設定温度に達する時期が近
いかどうかを使用者が知ることができ、超音波洗浄を早
めに切り上げる等必要な処置をとることができる。
【0084】また本発明では、前記超音波デバイスの駆
動中、この超音波デバイスの温度上昇率が設定値を超え
たときは超音波デバイスの入力が低減することとしたか
ら、温度が異常な率で上昇して第1設定温度に達してし
まうということがなくなる。
【0085】また本発明では、前記超音波デバイスの温
度が第1設定温度以上となったことを前記温度検知手段
が検知して前記超音波デバイスの駆動が停止せしめられ
た後、この超音波デバイスの温度が前記第1設定温度よ
り低い第3設定温度以下になれば超音波デバイスの再駆
動が可能となるものとしたから、格別に復旧操作を行わ
なくても時間が経過すれば超音波デバイスを再駆動して
超音波洗浄を再開することができる。
【0086】また本発明では、超音波洗浄部への給水手
段を設け、前記超音波デバイスの発振開始に先立ち給水
が開始されるようにしたから、超音波デバイスの発振開
始前から冷却機能が働き、超音波デバイスを最初からフ
ルに発振させることができる。また超音波デバイスの温
度を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明超音波洗浄装置の第1実施形態を示す
斜視図
【図2】 上記超音波洗浄装置の操作パネル上の要素配
置図
【図3】 上記超音波洗浄装置の要部垂直断面図
【図4】 図2と直角方向に切断した要部垂直断面図
【図5】 超音波デバイス及びホーンカバーの斜視図
【図6】 超音波デバイスの側面図
【図7】 超音波デバイスの正面図
【図8】 上記超音波洗浄装置の動作フローチャート
【図9】 本発明超音波洗浄装置の第2実施形態を示す
図3と同様の要部垂直断面図
【図10】 本発明超音波洗浄装置の第3実施形態を示
す洗濯機の垂直断面図
【符号の説明】 1 超音波洗浄装置 10 ハウジング 11 ベース 12 ***部 13 ブラケット 20 トレイ 30 超音波洗浄部 31 超音波デバイス 50 操作パネル 60 給水チューブ 70 制御回路部 80 温度検知手段 100 洗濯機
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06F 33/02 D06F 33/02 T Fターム(参考) 3B155 AA02 AB14 BA01 BA12 BA23 CA11 CB06 CB38 CD19 CD20 DA02 FA36 JB05 JB06 KB02 KB16 LC14 LC29 LC33 MA02 MA06 5D107 AA09 AA14 AA15 BB11 CC04 CD01 FF03 FF09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄用の超音波を得るための超音波デバ
    イスの温度を温度検知手段により監視し、前記温度検知
    手段からの信号に基づき前記超音波デバイスの制御を行
    うことを特徴とする超音波洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波デバイスの温度が第1設定温
    度以上となったことを前記温度検知手段が検知したと
    き、前記超音波デバイスの駆動が停止されることを特徴
    とする請求項1に記載の超音波洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波デバイスの温度が第1設定温
    度以上となったことを報知する報知手段を設けたことを
    特徴とする請求項2に記載の超音波洗浄装置。
  4. 【請求項4】 連続運転時間を設定可能なタイマー機能
    を備え、前記超音波デバイスの温度が前記第1設定温度
    より低い第2設定温度以上となったことを前記温度温度
    検知手段が検知したときには前記タイマー機能による連
    続運転時間が短縮されることを特徴とする請求項2又は
    請求項3に記載の超音波洗浄装置。
  5. 【請求項5】 運転開始時に前記超音波デバイスの温度
    が前記第1設定温度より低い第2設定温度以上であるこ
    とを前記温度検知手段が検知したときには前記超音波デ
    バイスの入力が低減することを特徴とする請求項2〜請
    求項4のいずれかに記載の超音波洗浄装置。
  6. 【請求項6】 運転開始時に前記超音波デバイスの温度
    が前記第1設定温度より低い第2設定温度以上であるか
    そうでないかによって内容の異なる報知を行うことを特
    徴とする請求項4又は請求項5に記載の超音波洗浄装
    置。
  7. 【請求項7】 前記超音波デバイスの駆動中、この超音
    波デバイスの温度上昇率が設定値を超えたときは超音波
    デバイスの入力が低減することを特徴とする請求項1〜
    請求項6のいずれかに記載の超音波洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記超音波デバイスの温度が第1設定温
    度以上となったことを前記温度検知手段が検知して前記
    超音波デバイスの駆動が停止せしめられた後、この超音
    波デバイスの温度が前記第1設定温度より低い第3設定
    温度以下になれば超音波デバイスの再駆動が可能となる
    ことを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載
    の超音波洗浄装置。
  9. 【請求項9】 超音波洗浄部への給水手段を備え、前記
    超音波デバイスの発振開始に先立ち給水が開始されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれ
    かに記載の超音波洗浄装置。
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