JP2003116536A - 新規α−1,2−マンノシダーゼ及び該酵素を用いたα−マンノシル糖化合物の製造法 - Google Patents

新規α−1,2−マンノシダーゼ及び該酵素を用いたα−マンノシル糖化合物の製造法

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JP2003116536A JP2001319166A JP2001319166A JP2003116536A JP 2003116536 A JP2003116536 A JP 2003116536A JP 2001319166 A JP2001319166 A JP 2001319166A JP 2001319166 A JP2001319166 A JP 2001319166A JP 2003116536 A JP2003116536 A JP 2003116536A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 α−1,2−マンノシダーゼを菌体外に生産
する新規菌株と、この菌株を用いてα−1,2−マンノ
シダーゼを工業的に有利に製造する方法、及び製造した
酵素を用いてマンノオリゴ糖などのα−マンノシル糖化
合物を多量生産させる方法を提供すること。 【解決手段】 (a)α−1,2−マンノシド結合を含
むα−マンナンまたはオリゴ糖の非還元末端位のα−
1,2−マンノシド結合を特異的に分解する、及び
(b)マンノース又は非還元末端にα−マンノシド結合
を有する糖類を脱水縮合又は転移させてα−マンノシル
糖化合物を生成する作用を有するパエニバチルス属由来
の新規α−1,2−マンノシダーゼ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規α−1,2−
マンノシダーゼ及び該酵素を用いたα−マンノシル糖化
合物の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】糖鎖は生体内で、細胞膜や細胞小器官の
膜、タンパク質の表面等に分布し、細胞同士や細胞とタ
ンパク質、タンパク質同士等、互いの認識に役立ってお
り、これにより、酵素や細胞の作用対象が決定された
り、タンパク質が目的の部位まで正確に運ばれたりする
等、生体反応に重要な役割を果たしている。糖鎖構造中
には、α−マンノシド結合したマンノオリゴ糖部分が多
く存在し、特に糖タンパク質に結合しているハイマンノ
ース型糖鎖で見られるような糖鎖の先端部分に位置して
いる場合が多い。
【0003】このようなことから、マンノオリゴ糖部分
は糖鎖の認識に直接関与していると考えられており、こ
れらの研究を行う際の研究用試薬として安価なマンノオ
リゴ糖が求められている。また、研究用試薬としての糖
鎖の合成を考えた場合、化学的合成法では長い糖鎖でト
ータル収率が極めて低くなってしまうという問題点があ
るが、酵素合成法でマンノオリゴ糖部分を組み合わせる
という手法も一法であると考えられ、この場合も、マン
ノオリゴ糖が必要とされる。
【0004】マンノオリゴ糖などのマンノシル糖化合物
は、天然物からの抽出によって得られるが、その量は極
微量であるので、化学合成により合成することが考えら
れている。しかしながら、化学合成による方法は、行程
が複雑であり、トータル収率が極めて低くなってしまう
という問題がある。これに対して、酵素合成法によれ
ば、マンノースを含む糖類からマンノオリゴ糖などのマ
ンノシル糖化合物を有利に製造できる。このため酵素と
して、α−マンノシダーゼ等が開発されている。
【0005】α−マンノシダーゼとしては、例えばタチ
ナタマメあるいはアーモンドなどの植物由来のもの等を
用いるものが挙げられる(特開平5−49492)。前
述した高マンノース型糖鎖に関しては、先端部にα−
1,2−マンノオリゴ糖が存在しているので、α−1,
2−マンノシダーゼが重要になるが、上記の酵素は、特
にこのような立体特異的なものを意図しているわけでは
ない。このα−1,2−マンノシダーゼについては、微
生物由来のものとして、アスペルギルス属に属する糸状
菌由来のもの(特開昭57−54588)、バチルス属
に属する細菌由来のもの(特開平5−64586)、担
子菌由来のもの(Journal of Biotechnology77(20
00)p.255−263)等が開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のα−
1,2−マンノシダーゼは、いずれもα−1,2−マン
ノシダーゼ活性が低く、また、培養法、精製法が煩雑な
ものが多く、工業的に安価に生産することは困難である
という問題がある。更に、前記したバチルス属に属する
細菌由来の酵素は、縮合によるオリゴ糖生成率が低いと
いう問題点がある。
【0007】従って、本発明の目的は、α−1,2−マ
ンノシダーゼを菌体外に生産する新規菌株と、この菌株
を用いてα−1,2−マンノシダーゼを工業的に有利に
製造する方法、及び製造した酵素を用いてマンノオリゴ
糖などのα−マンノシル糖化合物を多量生産させる方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな状況に鑑み、マンノシダーゼを生産する微生物を土
壌から検索したところ、新たに、これまで全く知られて
いなかった新規なマンノシダーゼを生産する微生物を発
見し、その生理化学的性質からパエニバチルス・イリノ
イセンシス(Paenibacillus illinoisensis)と同定さ
れ、本発明を完成した。
【0009】即ち、本発明は、次の通りのものである。 1.下記の特性を有する新規α−1,2−マンノシダー
ゼ。 (1)作用 (a)α−1,2−マンノシド結合を含むα−マンナン
またはオリゴ糖の非還元末端位のα−1,2−マンノシ
ド結合を特異的に分解する。 (b)マンノース又は非還元末端にα−マンノシド結合
を有する糖類を脱水縮合又は転移させてα−マンノシル
糖化合物を生成する。 (2)基質特異性 α−マンナン、α−1,2−マンノビオース、非還元末
端にα−1,2−マンノシド結合を有するオリゴ糖、p
−ニトロフェニル−α−D−マンノシドには作用する
が、α−1,3−マンノビオース、α−1,6−マンノ
ビオースには実質的に作用しない。 (3)最適温度:35℃〜45℃ (4)最適pH:5〜7 (5)安定温度:40℃ (6)安定pH:5〜12 (7)分子量:約400,000(ゲル濾過HPLC) 2.α−1,2−マンノシダーゼがパエニバチルス属由
来のものである上記1記載のα−1,2−マンノシダー
ゼ。 3.α−1,2−マンノシダーゼがパエニバチルス・イ
リノイセンシス由来のものである上記1又は2記載のα
−1,2−マンノシダーゼ。 4.α−1,2−マンノシダーゼがパエニバチルス・イ
リノイセンシスNo.13株由来のものである上記1、2
又は3記載のα−1,2−マンノシダーゼ。 5.酵素反応によりマンノース又は非還元末端にα−マ
ンノシド結合を有する糖類を脱水縮合または転移させて
α−マンノシル糖化合物を製造する方法において、酵素
として、上記1、2、3又は4記載のα−1,2−マン
ノシダーゼを用いることを特徴とするα−マンノシル糖
化合物の製造方法。 6.α−マンノシル糖化合物がマンノオリゴ糖である上
記5記載のα−マンノシル糖化合物の製造方法。 7.パエニバチルス属由来の細菌を培養し、その培養物
からα−1,2−マンノシダーゼを採取することを特徴
とするα−1,2−マンノシダーゼの製造方法。 8.パエニバチルス属由来の細菌がパエニバチルス・イ
リノイセンシスである上記7記載のα−1,2−マンノ
シダーゼの製造方法。 9.α−1,2−マンノシダーゼ生産能を有するパエニ
バチルス・イリノイセンシスNo.13株。
【0010】本発明のα−1,2−マンノシダーゼは、
(a)α−1,2−マンノシド結合を含むα−マンナン
またはオリゴ糖の非還元末端位のα−1,2−マンノシ
ド結合を特異的に分解する特性、及び(b)マンノース
又は非還元末端にα−マンノシド結合を有する糖類を脱
水縮合または転移させてα−マンノシル糖化合物を生成
する特性を有するので、この特性を利用することによ
り、マンノオリゴ糖のα−マンノシル糖化合物を製造す
ることができる。
【0011】本酵素の作用条件(pH5.0〜7.0、
反応温度40℃:実施例2〜4参照)は、マンノースイ
ソメラーゼの作用条件(pH5.0〜9.0、温度40
℃)とほぼ一致しているので、マンノースイソメラーゼ
を併用することにより、フルクトースからα−マンノシ
ル糖化合物の製造が可能である。そして、本酵素は活性
が高く、例えば、従来知られているバチルス属のα−
1,2−マンノシダーゼに比べて、縮合によるオリゴ糖
生成率が顕著に優れている。また、本酵素は、発色物質
であるp−ニトロフェニル−α−D−マンノシドに対し
て作用するので、活性測定等が容易である点において
も、特徴的である。更に、本酵素は、パエニバチルス・
イリノイセンシスに属する細菌を液体培養することによ
って培地中に生産出来るので、タチナタマメ等から抽出
したり、アスペリギルス属の糸状菌を培養して製造され
る公知の酵素に比べて培養・精製が容易で、大量生産に
適している。
【0012】従って、以上の本発明の酵素の特性を利用
することにより、マンノース(フルクトース)やα−
1,2−マンノシド結合を有する糖類などから、マンノ
オリゴ糖、α−マンノシル糖化合物などを自由に、効率
よく製造することができるので、本酵素は、糖タンパク
や糖脂質などの複合糖質(特に、高マンノース型)の研
究やその薬理研究などに資することができ、マンノオリ
ゴ糖の工業生産を可能とする点で、非常に価値がある。
なお、パエニバチルス属の微生物が、α−1,2−マン
ノシダーゼを生産することについては未だ知られておら
ず、本発明のものが最初である点でも、技術的な価値が
高い。
【0013】以下、本発明を更に説明する。 1. 菌株 本発明に使用するパエニバチルス・イリノイセンシスN
o.13株は、本発明者らによって土壌中より発見され
た菌種であり、産業総合研究所生命工学工業技術研究所
に、FERM P−18256として寄託されている。
【0014】パエニバチルス・イリノイセンシスNo.1
3株は、以下の菌学的諸性質を有する。 細胞の形及び大きさ:0.5×1.8〜2.4μmのか
ん菌 運動性:+ グラム染色性:+ 胞子形成:+ 酸素に対する態度:好気性 生育最適温度:30℃ また、16SrRNA配列の分析を行い、既知配列との相同
性を検索した結果、パエニバチルス・イリノイセンシス
の16SrRNA配列と平均98.5%の確率で一致してい
た。これらのことから、本菌はパエニバチルス・イリノ
イセンシスと判定した。
【0015】2. マンノシダーゼの産出 マンノシダーゼは、上記の菌株から生産されるものが好
ましいが、パエニバチルス属に属する微生物から生産さ
れるものであれば何れでもよく、例えば、パエニバチル
ス・アルギノリティクス、パエニバチルス・アミノリテ
ィクス、パエニバチルス・マセランス、パエニバチルス
・ポリミキサ等が挙げられる。また、これらの組換え酵
素も利用できる。分泌の場所は特に制限されず、菌体
内、菌体外の何れでもよい。
【0016】この酵素は、以下のような、通常の培養手
段により産出される。フルクトース、グルコース、マン
ノース、ガラクトース、異性化糖、蔗糖、マルトース、
キシロース、ソルビトール、マンニトール、澱粉、マン
ナンなど種々な糖、糖アルコール及びデキストリンなど
を炭素源とし、それに微生物の増殖に必要な窒素化合物
(酵母エキス、魚肉エキス、ペプトン、アミノ酸、など
の有機窒素源、あるいは硫酸アンモニウム、塩化アンモ
ニウム、尿素、硝酸アンモニウムなどの無機窒素源)、
ミネラルを加えた培地で、20〜35℃、好ましくは3
0℃前後で好気条件下において、1〜5日、好ましくは
1〜3日培養する。分泌の場所が菌体内の場合、培養
後、濾過又は遠心分離により菌体を回収し、そのまま使
用するか、又は超音波若しくは自己消化法等により該酵
素を抽出し使用する。又、分泌の場所が菌体外の場合、
培養後、濾過又は遠心分離により菌体を除去し、濾過又
は上清をそのまま使用できるので、有利である。抽出さ
れた酵素は、必要により、硫酸アンモニウム、アセト
ン、メタノール、エタノール等で沈澱し、精製濃縮し、
又は乾燥保存する。
【0017】また、上記の菌体、菌体処理物、濾液また
は上清からα−1,2−マンノシダーゼをさらに精製す
ることも可能であり、その方法としては、例えば、硫安
による塩析、エタノール、アセトン等による溶媒沈澱
法、限外濾過法、ゲル濾過法、イオン交換樹脂等による
一般的な酵素精製方法が採用される。例えば、パエニバ
チルス・イリノイセンシスNo.13菌株を、酵母マンナ
ンを主要な炭素源とし、酵母エキスを添加した培地中、
好気的な条件下で培養した培養液から菌体を分離除去
し、ついでDEAE−トヨパール650S(商品名:東ソー
株式会社製)によるイオン交換クロマトグラフィー及び
トヨパールHW−55F(商品名:東ソー株式会社製)
によるゲル濾過クロマトグラフィーの各段階を経て精製
し、電気泳動的にほば均一な精製酵素標品を得ることが
出来る。
【0018】本発明におけるα−1,2−マンノシダー
ゼ活性の測定法及び活性表示法は以下のとおりである。
酵母マンナンを基質として反応を行い、遊離するマンノ
ースを測定することによって行った。すなわち、酵母マ
ンナン(終濃度0.1%)と酵素液を含む反応液(0.
6Mリン酸緩衝液、pH7.0)中、40℃で30分
間、反応を行い、反応後、マンノースを標準として還元
糖をネルソン・ソモジ法によって測定した。酵素活性の
単位は、上記反応において1秒間に1モルのマンノース
を遊離する酵素量を1カタール(以下k a t)とした。
【0019】本発明の新規α−1,2−マンノシダーゼ
の理化学的性質を以下に示す。 (1)作用 (a)α−1,2−マンノシド結合を含むα−マンナン
またはオリゴ糖の非還元末端位のα−1,2−マンノシ
ド結合を特異的に分解する。 (b)マンノース又は非還元末端にα−マンノシド結合
を有する糖類を脱水縮合又は転移させてα−マンノシル
糖化合物を生成する。 (2)基質特異性 α−マンナン、α−1,2−マンノビオース、非還元末
端にα−1,2−マンノシド結合を有するオリゴ糖、p
−ニトロフェニル−α−D−マンノシドには作用する
が、α−1,2−マンノビオース、α−1,6−マンノ
ビオースには実質的に作用しない(実施例3参照)。 (3)最適温度:35℃〜45℃ 本酵素について、20〜60℃の温度で、終濃度60m
Mのリン酸緩衝液(pH7.0)中、30分間反応させ
て相対活性を調べたところ、最適温度は、図1に示すよ
うに35℃〜45℃であった。 (4)最適pH:5〜7 本酵素について、終濃度20mMのブリトン・ロビンソ
ン(Britton-Robinson)の広域緩衝液を用いて40℃、
30分間の酵素反応によって相対活性を調べたところ、
最適pHは、図2に示すように5〜7であった。 (5)安定温度:40℃以下 本酵素について、60mMのリン酸緩衝液(pH7)
中、0〜60℃の範囲で10分間処理した後、40℃、
30分間の酵素反応によって相対活性を調べたところ、
安定温度は、図1に示すように40℃以下であった。 (6)安定pH:5〜12 本酵素について、終濃度20mMのブリトン・ロビンソ
ン(Britton-Robinson)の広域緩衝液を用いて、4℃、
24時間の処理を行った後、60mMのリン酸緩衝液
(pH7.0)中で、40℃、30分間の酵素反応によ
って相対活性を調べたところ、安定pHは、図2に示す
ように5〜12であった。 (7)分子量:約400,000(ゲル濾過HPLC)
【0020】3. α−マンノシル糖化合物の製造 本発明のα−1,2−マンノシダーゼは、(a)α−
1,2−マンノシド結合を含むα−マンナンまたはオリ
ゴ糖の非還元末端位のα−1,2−マンノシド結合を特
異的に分解する特性、及び(b)マンノース又は非還元
末端にα−マンノシド結合を有する糖類を脱水縮合また
は転移させてα−マンノシル糖化合物を生成する特性を
有する。また、本酵素は、前述した、従来のバチルス属
由来のもの(特開平5−65486)とは違い、p−ニ
トロフェニル−α−D−マンノシドに作用する基質特異
性を有する。上記のよう本酵素の特性を利用すれば、マ
ンノオリゴ糖などのα−マンノシル糖化合物を製造する
ことが出来るので、以下説明する。
【0021】1) 縮合反応によるマンノオリゴ糖の製
造 本酵素の縮合反応性を利用することにより、マンノース
を脱水縮合させてマンノオリゴ糖を製造することができ
る。例えば、マンノオリゴ糖としては、Man1−2M
an、Man1−3Man、Man1−6Manなどを
製造することが出来る。マンノオリゴ糖の製造方法とし
ては、例えば、以下のようにして行うのがよい。高濃度
のマンノースを含む溶液に、パエニバチルス・イリノイ
センシス由来のα−1,2−マンノシダーゼを添加し、
その反応液を室温乃至80℃、好ましくは40℃でイン
キュベーションし、HPLCにて反応の進行を観察し、
マンノオリゴ糖の含量が高まった時点で反応を停止した
のち、活性炭クロマトグラフィー等の精製手段を用いる
ことにより、目的物を得ることが出来る。
【0022】2) 転移反応によるα−マンノシル糖化
合物の製造 本酵素の転移反応性を利用することにより、マンノース
供与体とマンノース受容体からα−マンノシル糖化合物
を製造することができる。マンノース供与体としては、
例えばp−ニトロフェニル−α−マンノシド、メチル−
α−マンノシド、フェニル−α−マンノシド等が挙げら
れる。一方、マンノース受容体としては、マンノース、
マンノビオース、ラミナリビオース等が挙げられる。本
転移反応は、通常の反応条件下で行うことができる。基
質溶液としては、受容体と供与体とを含有する水溶液又
はジメチルスルホキシドなどの有機溶剤液が用いられ
る。その場合、受容体と供与体のモル比は1:50〜5
0:1が好ましく、基質濃度は5〜50重量%が好まし
い。本反応は、受容体と供与体とを含有する基質溶液
に、本酵素を作用させることにより行うが、反応時のp
Hと温度は、通常、pH4〜8、温度20〜70℃が適
当である。
【0023】3) α−1,2−マンノシダーゼの使用
形態 α−1,2−マンノシダーゼとしては、菌体を通常の
方法で固定化したもの、菌体を機械的、酵素的、若し
くは、界面活性剤や有機溶剤などで処理したもの、又
は、それらを固定化したもの、菌体を破砕して破砕残
さを除去したもの、又は、それを固定化したもの、酵
素精製物、又は、それを固定化したもの、培養液また
は菌体を除去した培養上清、又はそれを濃縮、乾燥、及
び/あるいは固定化したもの等が挙げられる。固定化
は、ポリアクリルアミド、アルギン酸カルシウム、カラ
ギーナン、イオン交換担体、キトサンビーズなどを用い
た通常の固定化方法が使用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、実施例によって本発明を詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。特別
に標記がない場合、百分率はW/V%である。
【0025】
【実施例1】(α−1,2−マンノシダーゼの調整)酵
母マンナン0.2%、硫酸第2鉄(7水和)0.003
%、硫酸マグネシウム(7水和)0.04%、塩化カル
シウム(2水和)0.006%、リン酸水素2カリウム
0.69%、リン酸2水素カリウム0.23%、硫酸ア
ンモニウム0.05%、酵母エキス0.15%を含む液
体培地800ml(pH7.0)を、3Lの坂口フラスコ
に入れ、1昼夜培養したパエニバチルス・イリノイセン
シスNo.13株を加え、30℃で2晩培養した。次い
で、この培養液を9,000×g、30分間遠心して菌体
を除き、上清を10mMリン酸カリウム緩衝液(pH
7.0)に対して1晩透析を行い、粗酵素液を得た。粗
酵素液の活性測定を行ったところ、19mkat/Lで
あった。
【0026】透析後の粗酵素液を10mMリン酸カリウ
ム緩衝液(pH7.0)で平衡化させたDEAE−トヨ
パール650Sカラムに吸着させ、0〜0.8M塩化ナ
トリウムを含む10mMリン酸カリウム緩衝液(pH
7.0)の濃度勾配法により酵素を溶出させた。
【0027】溶出させた活性画分を集めて、10mMリ
ン酸カリウム緩衝液(pH7.0)に対して1晩透析し
た後、10mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)で
平衡化させたDEAE−トヨパール650Sカラムに吸
着させ、0.1M塩化ナトリウムを含む10mMリン酸
カリウム緩衝液(pH7.0)で洗浄した後、0.1〜
0.6M塩化ナトリウムを含む10mMリン酸カリウム
緩衝液(pH7.0)の濃度勾配法により酵素を溶出さ
せた。
【0028】溶出させた活性画分を集めて、10mMリ
ン酸カリウム緩衝液(pH7.0)に対して1晩透析し
た後、10mMリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)で
平衡化させたDEAE−トヨパール650Sカラムに吸
着させ、0.15M塩化ナトリウムを含む10mMリン
酸カリウム緩衝液(pH7.0)で洗浄した後、0.1
5〜0.45M塩化ナトリウムを含む10mMリン酸カ
リウム緩衝液(pH7.0)の濃度勾配法により酵素を
溶出させた。
【0029】溶出させた活性画分を集めて、限外濾過
(分画分子量10,000)で濃縮した後、15mMリ
ン酸カリウム緩衝液(pH7.0)で平衡化させたトヨ
パールHW−55Fカラムに供し、10mMリン酸カリ
ウム緩衝液(pH7.0)により酵素を溶出させて、ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動法により、均一なバンド
からなる精製酵素を得た。活性収率は15%であった。
【0030】
【実施例2】培養に用いる菌株を、それぞれ、パエニバ
チルス・イリノイセンシスJCM9907、パエニバチ
ルス・ポリミキサJCM2507、パエニバチルス・マ
セランスJCM2500とした以外は、実施例1と同様
にして、粗酵素液を調製した。 それぞれの粗酵素液に
対して活性測定を行ったところ、それぞれ、16mka
t/L、12mkat/L、9mkat/Lであった。
【0031】
【実施例3】(基質特異性)各マンノビオース(α−
1,2−マンノビオース、α−1,3−マンノビオース、
α−1,6−マンノビオース)0.05%含む30mM
リン酸カリウム緩衝液(pH7.0)に、実施例1のα
−1,2−マンノシダーゼを加え、40℃、90分間イ
ンキュベートした後、以下の分析条件で分析した。
【0032】HPLC:ウォーターズ社製 検出器:示差屈折計(日立 D−2500 クロマトイン
テグレーター) カラム:TSK−GEL G2000PW(東ソー株式
会社製) 流速:0.5ml/分 溶出:水
【0033】分析結果は、図3〜5に示す。図3はα−
1,2−マンノビオース、図4はα−1,3−マンノビオ
ース、図5はα−1,6−マンノビオース、の結果であ
る。この結果によると、図3では、α−1,2−マンノ
ビオースが分解され、マンノースの位置にピークがシフ
トした。これに対して、図4(α−1,3−マンノビオ
ース)及び図5(α−1,6−マンノビオース)では、
ピークに変化はない。 この結果から、本酵素により、
α−1,2−マンノビオースのみが分解されたことが分
かる。
【0034】
【実施例4】(縮合)60%(W/W)のマンノース溶
液にマンノース1g当たり20nkatとなるように、
実施例1のα−1,2−マンノシダーゼを加え、40
℃、72時間反応させた。反応後の液をHPLCで分析
した。分析結果によると、全糖中に占めるマンノオリゴ
糖の割合は6.5%であった。この結果から、本酵素に
は、マンノースを脱水縮合させて、マンノオリゴ糖を生
成する活性があることが分かる。
【0035】
【比較例1】(縮合)実施例4で用いた、実施例1のα
−1,2−マンノシダーゼに代えて、Bacillus sp. M−
90株由来のα−1.2−マンノシダーゼ(特開平5−6
4586)を使用した以外は、実施例4と同様にして、
マンノースの縮合を行った。分析結果によると、全糖中
に占めるマンノオリゴ糖の割合は2.2%であった。実
施例4と比較例1の分析結果の比較から、マンノースを
脱水縮合する活性は、本酵素の方が公知の酵素より高い
ことが分かる。
【0036】
【実施例5】(転移)供与体としてp−ニトロフェニル
−α−D−マンノシド30%、受容体としてラミナリビ
オースの30%を含有する基質溶液(pH6)に、p−
ニトロフェニル−α−D−マンノシド1g当たり20n
katとなるように、実施例1のα−1,2−マンノシ
ダーゼを加え、40℃、72時間反応させた。反応後の
液をHPLCで分析した。分析結果によると、全糖中に
占める転移生成物の割合は0.9%であった。この結果
から、本酵素には、非還元末端にα−マンノシド結合を
有する糖類を転移させて、α−マンノシル糖化合物を生
成する活性があることが分かる。
【0037】
【発明の効果】(1)本発明の酵素は、α−1,2−マ
ンノシド結合の分解反応性やマンノース又は非還元末端
にα−マンノシド結合を有する糖類を脱水縮合または転
移させて、マンノオリゴ糖等のα−マンノシル糖化合物
を生成する性質等を有しているので、マンノオリゴ糖な
どのα−マンノシル糖化合物が製造し得る。また、本酵
素作用条件とマンノースイソメラーゼの作用条件とがほ
ぼ一致しているので、マンノースイソメラーゼを併用す
ることにより、フルクトースからα−マンノシル糖化合
物が製造し得る。
【0038】(2)本酵素は活性が高く、例えば、従来
知られているバチルス属のα−1,2−マンノシダーゼ
に比べて、オリゴ糖生成率が数倍高い。
【0039】(3)本酵素は、発色物質であるp−ニト
ロフェニル−α−D−マンノシドに対して作用するの
で、活性測定等が容易である。
【0040】(4)本酵素は、パエニバチルス・イリノ
イセンシスに属する細菌を液体培養することによって培
地中に生産出来るので、タチナタマメ等から抽出した
り、アスペルギルス属の糸状菌を培養して製造される公
知の酵素に比べて培養・精製が容易で、大量生産に適し
ている。
【0041】(5)以上の本発明の酵素の特性を利用す
ることにより、マンノース(フルクトース)やα−1,
2−マンノシド結合を有する糖類などから、マンノオリ
ゴ糖、α−マンノシル糖化合物などを自由に、効率よく
製造することができるので、本酵素は、糖タンパクや糖
脂質などの複合糖質(特に、高マンノース型)の研究や
その薬理研究などに資することができる点で、非常に価
値がある。
【0042】(6)なお、パエニバチルス属の微生物
が、α−1,2−マンノシダーゼを生産することについ
ては未だ知られておらず、本発明のものが最初である点
でも、技術的な価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の酵素の最適温度と安定温度を示す説明
図である。
【図2】本発明の酵素の最適pHと安定pHを示す説明
図である。
【図3】本発明の酵素によるα−1,2−マンノビオー
スについての経時的な分解能を示す、高速液体クロマト
グラフィーによる測定曲線図である。
【図4】本発明の酵素によるα−1,3−マンノビオー
スについての経時的な分解能を示す、高速液体クロマト
グラフィーによる測定曲線図である。
【図5】本発明の酵素によるα−1,6−マンノビオー
スについての経時的な分解能を示す、高速液体クロマト
グラフィーによる測定曲線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 佑 宮城県仙台市泉区加茂2丁目9番地1 Fターム(参考) 4B050 CC01 DD02 LL05 4B064 AF04 CA02 CB24 CC03 CD09 DA16 4B065 AA01X AC12 AC14 BA22 CA31

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(1)〜(7)の特性を有する新
    規α−1,2−マンノシダーゼ。 (1)作用 (a)α−1,2−マンノシド結合を含むα−マンナン
    またはオリゴ糖の非還元末端位のα−1,2−マンノシ
    ド結合を特異的に分解する。 (b)マンノース又は非還元末端にα−マンノシド結合
    を有する糖類を脱水縮合又は転移させてα−マンノシル
    糖化合物を生成する。 (2)基質特異性 α−マンナン、α−1,2−マンノビオース、非還元末
    端にα−1,2−マンノシド結合を有するオリゴ糖、p
    −ニトロフェニル−α−D−マンノシドには作用する
    が、α−1,3−マンノビオース、α−1,6−マンノ
    ビオースには実質的に作用しない。 (3)最適温度:35℃〜45℃ (4)最適pH:5〜7 (5)安定温度:40℃ (6)安定pH:5〜12 (7)分子量:約400,000(ゲル濾過HPLC)
  2. 【請求項2】 α−1,2−マンノシダーゼがパエニバ
    チルス属由来のものである請求項1記載のα−1,2−
    マンノシダーゼ。
  3. 【請求項3】 α−1,2−マンノシダーゼがパエニバ
    チルス・イリノイセンシス由来のものである請求項1又
    は2記載のα−1,2−マンノシダーゼ。
  4. 【請求項4】 α−1,2−マンノシダーゼがパエニバ
    チルス・イリノイセンシスNo.13株由来のものである
    請求項1、2又は3記載のα−1,2−マンノシダー
    ゼ。
  5. 【請求項5】 酵素反応によりマンノース又は非還元末
    端にα−マンノシド結合を有する糖質を脱水縮合又は転
    移させてα−マンノシル糖化合物を製造する方法におい
    て、酵素として、請求項1、2、3又は4記載のα−
    1,2−マンノシダーゼを用いることを特徴とするα−
    マンノシル糖化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 α−マンノシル糖化合物がマンノオリゴ
    糖である請求項5記載のα−マンノシル糖化合物の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 パエニバチルス属由来の細菌を培養し、
    その培養物からα−1,2−マンノシダーゼを採取する
    ことを特徴とするα−1,2−マンノシダーゼの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 パエニバチルス属由来の細菌がパエニバ
    チルス・イリノイセンシスである請求項7記載のα−
    1,2−マンノシダーゼの製造方法。
  9. 【請求項9】 α−1,2−マンノシダーゼ生産能を有
    するパエニバチルス・イリノイセンシスNo.13株。
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CN112899188A (zh) * 2021-01-29 2021-06-04 西南大学 一种促进作物根系发育的微生物菌剂及其制备与应用

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