JP2003115506A - 樹脂封止方法及び樹脂封止装置 - Google Patents

樹脂封止方法及び樹脂封止装置

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JP2003115506A
JP2003115506A JP2001308692A JP2001308692A JP2003115506A JP 2003115506 A JP2003115506 A JP 2003115506A JP 2001308692 A JP2001308692 A JP 2001308692A JP 2001308692 A JP2001308692 A JP 2001308692A JP 2003115506 A JP2003115506 A JP 2003115506A
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sealing
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Fumiaki Tagashira
史明 田頭
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Towa Corp
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    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の凹部に装着されたチップを樹脂封止す
る場合に、封止樹脂の上面と基板の上面とを同一面にす
るとともに、作業工数を抑制する。 【解決手段】 樹脂封止装置に、下型1と、上型2と、
下型1に各々設けられたポット8,基板収容部4,突き
出しピン11と、ポット8に設けられたプランジャ9
と、上型2に各々設けられたカル14,ランナ15,ゲ
ート16と、ゲート16に固定された固定ピン17とを
備える。まず、凹部6を有する基板3が基板収容部4に
収容された状態で、下型1と上型2との間に樹脂フィル
ム12を張設する。次に、型締めして、樹脂フィルム1
2を基板3上面に密着させるとともに固定ピン17によ
り樹脂フィルム12に開口18を形成する。次に、ポッ
ト10内の溶融樹脂19を、プランジャ9により押圧し
て、カル14,ランナ15,ゲート16,開口18を順
次経由して凹部6に注入した後に硬化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に装着された
チップ状の電子部品(以下、チップという。)を樹脂封
止する樹脂封止方法及び樹脂封止装置に関するものであ
って、特に、基板の凹部に装着されたチップを樹脂封止
する樹脂封止方法及び樹脂封止装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板等の基板に段差を有
する凹部を設け、段差部に設けられた電極とチップの電
極とをワイヤボンディングにより接続した後に、その凹
部に封止樹脂を形成することにより完成するパッケージ
がある。この封止樹脂を形成する際には、ディスペンサ
によって基板の凹部に流動性樹脂を滴下して充填した後
に、その流動性樹脂を硬化させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の樹脂封止によれば、次のような問題がある。まず、
後工程で封止樹脂の上面に密着させて放熱板を取り付け
ることから、硬化前の流動性樹脂の上面が基板の上面と
同一面になるように、流動性樹脂の滴下量を制御する必
要がある。ところが、この制御は困難であり、封止樹脂
が基板の上面から盛り上がることや、逆に、封止樹脂の
上面が基板の上面よりも下方に位置することがある。こ
れらの場合には、パッケージに放熱板を取り付けた後
に、基板又は封止樹脂の上面と放熱板の下面との間に空
隙が生じるので、放熱性能が低下するおそれがある。ま
た、封止樹脂の上面と基板の上面とを同一面にするため
には、凹部に流動性樹脂を充填した後に放置して、いわ
ゆるレベリングを行えばよい。しかし、この場合には、
作業工数が増加するという問題がある。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、基板の凹部に装着されたチップを樹
脂封止する場合に、封止樹脂の上面と基板の上面とを同
一面にするとともに、作業工数を抑制する樹脂封止方法
及び樹脂封止装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するために、本発明に係る樹脂封止方法は、凹部を有す
る基板と凹部に装着されたチップ状の電子部品とが有す
る電極同士を配線によって接続した後に、相対向する1
組の金型のうち一方の金型上に基板を載置して電子部品
を樹脂封止する樹脂封止方法であって、基板の上面にお
いて凹部を覆って樹脂フィルムを張設する工程と、1組
の金型を型締めするとともに樹脂フィルムにおける凹部
上の部分に開口を設ける工程と、開口を経由して凹部に
溶融樹脂を注入する工程と、溶融樹脂を硬化させて封止
樹脂を形成する工程とを備えたことを特徴とする。
【0006】これによれば、基板の凹部を覆って樹脂フ
ィルムを張設し、1組の金型を型締めするとともに基板
の凹部上における樹脂フィルムに開口を設け、その開口
を経由して凹部に溶融樹脂を注入する。これにより、型
締めによって樹脂フィルムを基板の上面に張設し、金型
の型面に密着させ、その樹脂フィルムにより塞がれた凹
部に溶融樹脂を注入する。したがって、封止樹脂の上面
と基板の上面とを同一面にすることができるとともに、
短時間で凹部に溶融樹脂を注入することができる。
【0007】また、本発明に係る樹脂封止方法は、上述
の樹脂封止方法において、開口を設ける工程では、1組
の金型のうち他方の金型に設けられた突出部材により樹
脂フィルムを穿孔することを特徴とする。
【0008】これによれば、1組の金型を型締めすると
ともに、突出部材により基板の凹部上で樹脂フィルムを
穿孔して開口を設けることができる。
【0009】本発明に係る樹脂封止装置は、凹部を有す
る基板と凹部に装着されたチップ状の電子部品とが有す
る電極同士が配線によって接続された状態で、相対向す
る1組の金型のうち一方の金型に載置された基板上の電
子部品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、基板の上
面において凹部が覆われるようにして樹脂フィルムを張
設する手段と、1組の金型を型締めする際に樹脂フィル
ムにおける凹部上の部分に開口を設ける手段と、開口を
経由して凹部に溶融樹脂を注入する手段と、溶融樹脂を
硬化させて封止樹脂を形成する手段とを備えたことを特
徴とする。
【0010】これによれば、基板の凹部を覆って張設さ
れた樹脂フィルムに、1組の金型が型締めされる際にそ
の凹部上で開口が設けられ、その開口を経由して凹部に
溶融樹脂が注入される。これにより、型締めによって樹
脂フィルムが基板の上面に張設され、金型の型面に密着
し、その樹脂フィルムにより塞がれた凹部に溶融樹脂が
注入される。したがって、封止樹脂の上面と基板の上面
とが同一面になるとともに、短時間で凹部に溶融樹脂が
注入される。
【0011】また、本発明に係る樹脂封止装置は、上述
の樹脂封止装置において、開口を設ける手段は、1組の
金型のうち他方の金型に設けられた突出部材であること
を特徴とする。
【0012】これによれば、1組の金型が型締めされる
とともに、突出部材により基板の凹部上で樹脂フィルム
が穿孔されて開口が設けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る樹脂封止装置につい
て、図1及び図2を参照して説明する。図1(A)〜
(C)は、それぞれ本発明に係る樹脂封止装置が、金型
間に樹脂フィルムを張設する動作と、金型を型締めする
とともに樹脂フィルムに開口を設ける動作と、開口を経
由して凹部に溶融樹脂を注入する動作とを示す断面図で
ある。図2(A)〜(C)は、それぞれ本発明に係る樹
脂封止装置が、溶融樹脂を硬化させる動作と、型開きと
ゲートブレークとを併せて行う動作と、完成したパッケ
ージを突き出す動作とを示す断面図である。
【0014】図1において、1は下型、2は下型1に対
向して設けられた上型で、併せて1組の金型を構成す
る。3は、電極(図示なし)が設けられたプリント基板
等の基板である。この基板3としては、多層プリント基
板や、プリント基板が貼り合わせられた複合基板等が使
用される。4は、下型1の型面から彫り込まれており基
板3が収容される基板収容部である。ここで、基板収容
部4の深さが基板3の厚さに等しいように設けられてい
るので、基板3の上面と下型1の型面とが同一面になっ
ている。5は、例えば半導体チップ等の、チップ状の電
子部品からなるチップである。6は、基板3に設けられ
チップ5が収容される凹部である。7は、凹部6の段差
に設けられた基板3の電極とチップ5の電極(図示な
し)とを、電気的に接続するワイヤである。8は下型1
に設けられ円筒形の空間からなるポット、9はポット8
に昇降自在に設けられたプランジャ、10はプランジャ
9の上に供給され例えばエポキシ樹脂からなる樹脂タブ
レットである。11は、下型1に設けられた貫通孔に昇
降自在に設けられ、最終製品であるパッケージを突き出
す突き出しピンである。
【0015】12は、下型1と上型2との間において、
凹部6を覆うようにして、対向するリール(図示なし)
の間に張設された樹脂フィルムである。この樹脂フィル
ム12は、所要の耐熱性と、柔軟性と、型面及び封止樹
脂に対する剥離性とを有する素材から形成されている。
13は、樹脂フィルム12においてポット8に対応する
部分に設けられた円形の穴、すなわち抜き部である。
【0016】14は、上型2においてポット8に対応す
る位置に設けられた空間からなるカルである。15は、
カル14に連通し後述する溶融樹脂の通路となるランナ
である。16は、ランナ15に連通するとともに、下型
1と上型2とが型締めした状態で、凹部6に溶融樹脂を
注入する際の注入口になるゲートである。17は、ゲー
ト16において上型2に固定されるとともに、先端部が
上型2の型面から一定量だけ突き出している固定ピンで
ある。
【0017】以下、本発明に係る樹脂封止装置の動作を
説明する。まず、図1(A)に示すように、基板収容部
4に基板3をセットし、ポット8に樹脂タブレット10
を供給する。そして、この状態で、対向するリール(図
示なし)を適当に巻き取ることによって、樹脂フィルム
12を張設する。
【0018】次に、図1(B)に示すように、上型2を
下降させて下型1と上型2とを型締めするとともに、下
型1と上型2とに設けられたヒータ(図示なし)によっ
て樹脂タブレット10を加熱溶融させながらプランジャ
9を上昇させる。このことにより、下型1の型面と基板
3の上面と上型2の型面とに樹脂フィルム12を密着さ
せるとともに、固定ピン17により樹脂フィルム12を
穿孔して開口18を設ける。
【0019】次に、図1(C)に示すように、更に樹脂
タブレットを加熱して溶融させるとともに、プランジャ
9を上昇させる。このことによって、溶融樹脂19を、
図1(B)に示す抜き部13,カル14,ランナ15,
ゲート16,開口18を順次経由して、凹部6に注入す
る。
【0020】次に、図2(A)に示すように、溶融樹脂
19を引き続き加熱することによって、溶融樹脂19を
硬化させる。これにより、図1(B)に示すカル14、
ランナ15、ゲート16、及び凹部6とに、それぞれ硬
化樹脂を形成する。このうちカル14、ランナ15、及
びゲート16には、最終製品では不要になる不要樹脂2
0が形成される。また、凹部6には、チップ(図示な
し)を封止する封止樹脂21が形成される。チップが装
着された基板3と、封止樹脂21とは、併せてパッケー
ジ22を構成する。
【0021】次に、図2(B)に示すように、上型2と
プランジャ9とを、ともに上昇させる。ここで、樹脂フ
ィルム12は、型面と不要樹脂20及び封止樹脂21と
に対して、所要の剥離性を有する素材から形成されてい
る。これにより、不要樹脂20は、樹脂フィルム12か
ら剥離して上型2の型面に付着したまま上昇する。ま
た、基板3の上方の大部分においては、上型2の下面が
樹脂フィルム12から剥離して、上型2が上昇する。し
たがって、不要樹脂20と、基板収容部4に保持された
基板3が有する封止樹脂21とが、分離する。以上の動
作によって、型開きとゲートブレークとを同一の工程で
行うことができる。この工程で、樹脂フィルム12を使
用しなければ、封止樹脂21が上型2の型面から剥離し
にくくなるので、ゲートブレーク用にパッケージ22を
上方から押圧する機構が必要になる。したがって、樹脂
フィルム12を使用することによって、樹脂封止装置の
機構を簡素化することができる。
【0022】次に、図2(C)に示すように、プランジ
ャ9を下降させるとともに、突き出しピン11を上昇さ
せる。これにより、不要樹脂20は、上型2の型面に付
着したまま、プランジャ9から剥離する。また、パッケ
ージ22は、基板収容部4から突き出される。
【0023】次に、更に上型2を上昇させた後に、金型
間に搬出機構(図示なし)を挿入する。そして、吸着や
クランプ等によって不要樹脂20とパッケージ22とを
保持して、金型間から搬出する。
【0024】以上説明したように、本発明によれば、図
1(B)に示すように、基板3の上面に張設され金型の
型面に密着した樹脂フィルム12が凹部6を塞ぐ。そし
て、図1(C)に示すように、その塞がれた凹部6に溶
融樹脂19を注入する。その後に、図2(A)に示すよ
うに、溶融樹脂19を硬化させる。したがって、封止樹
脂21の上面と基板3の上面とを同一面にすることがで
きるので、放熱板を取り付けた状態で放熱性能に優れた
パッケージを得ることができる。また、凹部に充填した
樹脂をレベリングする場合に比較して、短時間で凹部6
に溶融樹脂19を注入することができる。したがって、
樹脂封止工程における作業工数を抑制することができ
る。
【0025】以下、本発明の変形例を説明する。図3
(A)〜(C)は、それぞれ本発明の変形例に係る樹脂
封止装置が、金型間に樹脂フィルムを張設する動作と、
金型を型締めするとともに樹脂フィルムに開口を設ける
動作と、開口を経由して凹部に溶融樹脂を注入する動作
とを示す断面図である。
【0026】本変形例では、図1に示した固定ピン17
に代えて、上型2に昇降自在に設けられた可動ピン23
を使用する。図3(A)に示すように、可動ピン23
は、金型間に樹脂フィルム12を張設する場合には、所
定の位置に待避してその先端面がゲート16の壁面を構
成する。また、図3(B)に示すように、下型1と上型
2とが型締めした状態で、可動ピン23は、降下して樹
脂フィルム12を穿孔する。そして、図3(C)に示す
ように、凹部6に溶融樹脂19を注入する場合には、可
動ピン23は再び所定の位置に待避する。
【0027】本変形例によっても、封止樹脂の上面と基
板3の上面とを同一面にすることができるとともに、短
時間で凹部6に溶融樹脂19を注入することができる。
加えて、図1に示した固定ピン17を使用した場合に封
止樹脂21の上面に発生する固定ピン17の痕跡を、な
くすことができる。したがって、パッケージの外観品位
が向上する。
【0028】なお、ここまでの説明では、型締めによっ
て、樹脂フィルムを12を下型1の型面と基板3の上面
とに密着させた。これに限らず、型締めの前に、例えば
吸着により樹脂フィルム12を下型1の型面と基板3の
上面とに密着させて、その後に型締めしてもよい。
【0029】また、上型2に基板収容部4を、下型1に
固定ピン17又は可動ピン23,ランナ15,ゲート1
6を設けてもよい。この構成では、吸着によって基板収
容部4に基板3を固定することが好ましい。したがっ
て、パッケージを取り出す際には、吸着を解除すればよ
いことになる。このことにより、突き出しピン11が不
要になるので、樹脂封止装置の機構を簡素化することが
できる。また、この場合には、ポット8、プランジャ
9、及びカル14は、下型1、上型2のいずれに設けて
もよい。
【0030】また、下型1に基板収容部4を設けず、下
型1を平坦にしてその型面に基板3を吸着等により固定
し、上型2に基板3を収容するための凹部を設けること
もできる。
【0031】また、型締めは、上型2を下降させること
によって行った。これに限らず、下型1を上昇させて行
ってもよく、下型1と上型2とを相対的に移動させて行
ってもよい。
【0032】また、上型2に設けられた固定ピン17又
は可動ピン23に代えて、上型2に設けられた照射機構
からレーザを照射して、その熱により樹脂フィルム12
に開口18を設けることもできる。
【0033】また、基板3の凹部6に段差を設けて、そ
の段差上に形成された電極にワイヤボンディングした。
これに限らず、段差を設けずに、凹部6の底面に電極を
設けてもよい。
【0034】また、基板3の電極とチップ5の電極と
を、ワイヤ7によって電気的に接続した。これに限ら
ず、絶縁フィルムに形成された銅箔等の配線を使用し
て、基板3の電極とチップ5の電極とを接続してもよ
い。
【0035】また、基板3の厚さのばらつきが大きい場
合には、下型1の型面と基板3の上面とを同一面にする
ことが困難になる。この場合には、溶融樹脂19の樹脂
漏れや、基板3の破損等が生じるおそれがある。これら
を防ぐために、下型1において、基板収容部4の下方に
弾性体を使用したフローティング機構を設けることもで
きる。
【0036】また、樹脂フィルム12を穿孔するため
に、固定ピン17又は可動ピン23を使用した。これら
のようなピンに限らず、刃状の部材を使用してもよい。
【0037】また、本発明は、上述の実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内
で、必要に応じて、任意にかつ適宜に変更し、選択し、
又は組み合わせて採用できるものである。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、型締めによって樹脂フ
ィルムを、基板の上面に張設し、金型の型面に密着さ
せ、その樹脂フィルムによって塞がれた凹部に溶融樹脂
を注入する。したがって、封止樹脂の上面と基板の上面
とを同一面にすることができる。また、短時間で凹部に
溶融樹脂を注入するので、作業工数を抑制することがで
きる。したがって、本発明は、封止樹脂の上面と基板の
上面とを同一面にするとともに、作業工数を抑制する樹
脂封止方法及び樹脂封止装置を提供することができると
いう、優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、それぞれ本発明に係る樹脂
封止装置が、金型間において樹脂フィルムを張設する動
作と、金型を型締めするとともに樹脂フィルムに開口を
設ける動作と、開口を経由して凹部に溶融樹脂を注入す
る動作とを示す断面図である。
【図2】(A)〜(C)は、それぞれ本発明に係る樹脂
封止装置が、溶融樹脂を硬化させる動作と、型開きとゲ
ートブレークとを併せて行う動作と、完成したパッケー
ジを突き出す動作とを示す断面図である。
【図3】(A)〜(C)は、それぞれ本発明の変形例に
係る樹脂封止装置が、金型間に樹脂フィルムを張設する
動作と、金型を型締めするとともに樹脂フィルムに開口
を設ける動作と、開口を経由して凹部に溶融樹脂を注入
する動作とを示す断面図である。
【符号の説明】
1 下型(一方の金型) 2 上型(他方の金型) 3 基板 4 基板収容部 5 チップ(電子部品) 6 凹部 7 ワイヤ(配線) 8 ポット 9 プランジャ(注入する手段) 10 樹脂タブレット 11 突き出しピン 12 樹脂フィルム 13 抜き部 14 カル 15 ランナ 16 ゲート 17 固定ピン(突出部材) 18 開口 19 溶融樹脂 20 不要樹脂 21 封止樹脂 22 パッケージ 23 可動ピン(突出部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 31:34 B29L 31:34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を有する基板と前記凹部に装着され
    たチップ状の電子部品とが有する電極同士を配線によっ
    て接続した後に、相対向する1組の金型のうち一方の金
    型上に前記基板を載置して前記電子部品を樹脂封止する
    樹脂封止方法であって、 前記基板の上面において前記凹部を覆って樹脂フィルム
    を張設する工程と、 前記1組の金型を型締めするとともに前記樹脂フィルム
    における前記凹部上の部分に開口を設ける工程と、 前記開口を経由して前記凹部に溶融樹脂を注入する工程
    と、 前記溶融樹脂を硬化させて封止樹脂を形成する工程とを
    備えたことを特徴とする樹脂封止方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂封止方法において、 前記開口を設ける工程では、前記1組の金型のうち他方
    の金型に設けられた突出部材により前記樹脂フィルムを
    穿孔することを特徴とする樹脂封止方法。
  3. 【請求項3】 凹部を有する基板と前記凹部に装着され
    たチップ状の電子部品とが有する電極同士が配線によっ
    て接続された状態で、相対向する1組の金型のうち一方
    の金型に載置された前記基板上の前記電子部品を樹脂封
    止する樹脂封止装置であって、 前記基板の上面において前記凹部が覆われるようにして
    樹脂フィルムを張設する手段と、 前記1組の金型を型締めする際に前記樹脂フィルムにお
    ける前記凹部上の部分に開口を設ける手段と、 前記開口を経由して前記凹部に溶融樹脂を注入する手段
    と、 前記溶融樹脂を硬化させて封止樹脂を形成する手段とを
    備えたことを特徴とする樹脂封止装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の樹脂封止装置において、 前記開口を設ける手段は、前記1組の金型のうち他方の
    金型に設けられた突出部材であることを特徴とする樹脂
    封止装置。
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