JP2003113966A - 防食管継手 - Google Patents

防食管継手

Info

Publication number
JP2003113966A
JP2003113966A JP2001306220A JP2001306220A JP2003113966A JP 2003113966 A JP2003113966 A JP 2003113966A JP 2001306220 A JP2001306220 A JP 2001306220A JP 2001306220 A JP2001306220 A JP 2001306220A JP 2003113966 A JP2003113966 A JP 2003113966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
joint
recess
pipe joint
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001306220A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Arakawa
剛治 荒川
Hirokazu Niwa
宏和 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2001306220A priority Critical patent/JP2003113966A/ja
Publication of JP2003113966A publication Critical patent/JP2003113966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 継手本体内に射出成型する樹脂の収縮率が大
きく接着性が良くない例えばポリエチレン樹脂材料であ
っても、継手本体内面に強力な力で接着及び保持し、成
型後の樹脂層が変形せず、継手本体に螺合した接続ライ
ニング管の内周面とのシール性が確保される防食管継手
を提供する。 【解決手段】 端部に雌ねじを有し中央部に凹部を有
す継手本体の凹部内面に樹脂層を設けた管継手におい
て、継手本体10の凹部内面に反発部材30を装着して
樹脂層14を設けた。また凹部内面に接着剤層18と反
発部材30を介して前記樹脂層を設けた。また反発部材
は継手本体凹部内面の雌ねじ13の近傍部に装着して樹
脂層を設けた。また樹脂層は、ポリエチレン樹脂からな
る防食管継手である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば給水、給
湯、冷暖房用配管などの建築設備用配管に用いられる金
属製管継手に関し、特にこの金属製管継手内面に樹脂層
を設けて、管継手の内面を防食処理した防食管継手に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平7−57503号公報で
は、略中央部内周面に凹部を有し、両端部近傍内周面に
雌ねじを有する金属製管継手本体と該凹部全面に、ホッ
トメルト接着剤を介して射出成型により設けられた、本
体の凹部内方に突出した環状の樹脂ライニング層とから
なる防食管継手が示されている。上記の防食管継手で
は、金属製管継手本体の凹部全面がその上に強固に接着
された樹脂ライニング層によって確実に防食保護され、
また、金属製管継手本体の凹部内方に突出した環状に樹
脂ライニング層によって、この継手に螺合接合された管
がこの突出部に当接して過度のねじ込みが防止される優
れたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は凹部
全面に接着剤層が設けられ、その上に射出成型した樹脂
ライニング層が継手本体の凹部内面に強固に接着され
る。通常溶融樹脂を射出成型すると、射出成型した樹脂
が冷却凝固時に収縮する。射出成型する樹脂材質によっ
ても異なるが、例えば塩化ビニル樹脂に比べて、環境や
リサイクルの面で問題が少ないポリエチレン樹脂は、射
出成型時の収縮率が大きい。このポリエチレン樹脂を管
継手の凹部内面に射出成型すると、凹部全面に設けられ
た接着剤によって射出樹脂が凹部全面に接着される。し
かしながら、ポリエチレン樹脂は各種の接着剤に対して
安定しており接着性が良くない。さらにポリエチレン樹
脂の収縮率が大きいこともあって、継手内面に射出成形
した樹脂が内面から離れる方向に収縮し、他の樹脂に比
べても接着性が良くない。
【0004】また凹部から端部に向かって筒状部が延設
した防食管継手では、筒状部が凹部の接着剤層から離れ
ているため大きく収縮して不規則な歪みを生じ、正規の
円筒状に成型されない問題が生じる。特に筒状部の外面
は、継手本体の端部雌ねじに螺合したライニング管の内
周面に当接して内部水からシールする役目を行うので、
シール性が確保されず、接続したライニング管の管端部
に内部水が侵入して防食が果たされない問題があった。
本発明の目的は、継手本体内に射出成型する樹脂の収縮
率が大きく接着性が良くない例えばポリエチレン樹脂材
料であっても、継手本体内面に強力な力で接着及び保持
し、成型後の樹脂層が変形せず、継手本体に螺合した接
続ライニング管の内周面とのシール性が確保される防食
管継手を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、端部に
雌ねじを有し中央部に凹部を有す継手本体の凹部内面に
樹脂層を設けた管継手において、前記継手本体の凹部内
面に反発部材を装着して、前記樹脂層を設けたことを特
徴とする防食管継手である。また、前記継手本体の凹部
内面に接着剤層と反発部材を介して前記樹脂層を設けた
ことを特徴とする防食管継手である。また、前記反発部
材は前記継手本体凹部内面の雌ねじ近傍部に装着して前
記樹脂層を設けたことを特徴とする防食管継手である。
また前記樹脂層は、ポリエチレン樹脂からなることを特
徴とする防食管継手である。また前記樹脂層は、継手本
体の凹部から端部に向かって筒状部が接続ライニング管
の内面に当接するように延設した防食管継手である。
【0006】
【作用】本発明の防食管継手は上記の構成であって、継
手本体の凹部内面に反発部材を装着して、この反発部材
を介して樹脂層が設けられている。即ち樹脂層は反発部
材を鋳包んで射出成形され、反発部材は常に拡径する方
向に反発力が働いているので、樹脂の凝固による収縮
力、縮径力を打ち消して、樹脂を継手内周面に向かって
拡径方向に押圧力が働き、継手内周面から離れようとす
るのを防止する。従って凹部内に射出成型された樹脂
は、例えばポリエチレン樹脂のような収縮率が大きい樹
脂材料であっても成型後の樹脂層が継手の内周面に密着
され、端部に向かって筒状部が延設された防食管継手の
場合の筒状部が不規則な変形収縮をせず、正しく円筒形
状に成型される。
【0007】また接着剤に対して反応が良くなく接着性
が良くない例えばポリエチレン樹脂でも継手の内面に強
固に密着する。また継手本体の凹部内面に接着剤を塗布
して反発部材を装着し樹脂層を設けても良く、また継手
本体の凹部内面に反発部材を装着してから接着剤を塗布
し樹脂層を設けても良い。継手本体凹部内面の雌ねじ近
傍部に反発部材を設けることによってその上に射出成型
した樹脂層が雌ねじ近傍部に設けた反発部材で金属製継
手本体の内面に強固に接着され、樹脂層の端部からの剥
離が防止され、継手本体内面の全体に強固に接着され
る。この場合、凹部内に射出成型する樹脂をポリエチレ
ン樹脂で設けることが出来、例えば上水道配管に使用さ
れた場合であっても、従来の塩化ビニル樹脂による継手
内面の防食に比べて水質衛生上の問題がなく、またリサ
イクル、廃棄処理の問題に良好な対処ができ、衛生面、
環境面で安全な防食管継手が得られる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1乃至図4は本発明の実施例を示す防食管継手で
ある。図1では接続ライニング管20を直角に接続する
エルボ形防食管継手1を示し、図2ではソケット型の防
食管継手1の一端部側接続口12にライニング管20を
接続した状態を示し、図3,4は反発部材30の実施例
を示す。管継手本体10の接続口12には管用テーパ雌
ねじ13を設けてあり、ここに接続するライニング管2
0の雄ねじ22が螺合接続される。このテーパ雌ねじ1
3を除く本体10の中央部内面は所定の肉厚を確保した
凹部17を形成している。
【0009】凹部17には内面に、ポリアミド系、ポリ
エステル系等のホットメルト接着剤からなるホットメル
ト接着剤層18が設けられている。このホットメルト接
着剤層18は、両端接続口12の内面から雌ねじ13に
被さるマスキング治具を挿入してマスクし、マスキング
治具が被さらない凹部17の内面にホットメルト接着剤
18を塗布して設けられる。尚図2のソケット型では主
に凹部17内周面の円周上に設けられ、図1のエルボ型
では主に凹部内面の背面部に設けられる。このホットメ
ルト接着剤層18の上、或いはホットメルト接着剤層1
8を設ける前の段階にて、両端テーパ雌ねじ13を除く
凹部17の内面に、図3または図4で示す金属製の反発
部材30が装着される。
【0010】図3ではリング状の一部が切り欠かれたC
リング状の反発部材で、継手本体10内に装着する際に
縮径して装着し、装着した状態で反発部材30に反発力
を有して装着されている。図4では金属製螺旋コイル状
の反発部材で、図2のソケット型継手に有効である。こ
の反発部材30は樹脂層14との接触面積が多く、より
強固に継手内周面に密着させることができる。この樹脂
層14には雌ねじ13と同芯上に筒状部15を延設して
あり、筒状部15の外周面は本体のテーパ雌ねじ13に
螺合接続されるライニング管20のライニング層内周面
21に当接する外径に形成されている。
【0011】上記テーパ雌ねじ13の奥には樹脂層14
による環状のヌスミ部19を設けてあり、ライニング管
20が雌ねじ13に螺合接続された際、ライニング管2
0の端部24が樹脂層14のヌスミ部19の奥底面16
に当接しないように、樹脂層14が破損しないように、
管端部のヌスミ部19として設けてある。また接続され
たライニング管20が筒状部15と完全にシールするよ
うに、筒状部15の外周面にゴムパッキン23を装着し
てあり、ライニング管の端部内周面21がゴムパッキン
23と当接し、筒状部15の外周面とパッキン23によ
って確実にシールされる。この筒状部15の外周面に装
着したゴムパッキン23に代えて、例えば弾性を有する
シーリング部材を装着しても良い。弾性シーリング部材
としては、湿気硬化、酸素硬化等の自然加硫型未硬化ゴ
ムがあり、1液性または2液性その他の未硬化ゴムを筒
状部15の外周面に注入して自然硬化した弾性シーリン
グ部材が用いられる。
【0012】本実施例では、本体10中央部内面の凹部
17の両端側に反発部材30を装着して有り、反発部材
30を装着した状態で、射出成型によってポリエチレン
樹脂による樹脂層14、筒状部15、ヌスミ部19が形
成される。本実施例によると、凹部17の両端側に反発
部材30を装着することによって、凹部17の全面に、
ホットメルト接着剤層18による樹脂層14の接着が強
固なものとなり、また接続ライニング管20が雌ねじ1
3を越えて侵入しても、樹脂層14が継手本体10内面
に強固に密着しており、ライニング管端の雄ねじ22で
剥がされることがなく、良好に接続できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明の様に、継手本体10の凹部内
面に反発部材30を設けることによって、その上に射出
成型した樹脂層14が反発部材と一体になって外方に広
がる方向に力が作用して継手本体の凹部内面に密着し、
樹脂層14の外縁部が良好に接着し金属製継手本体10
内面の全体に強固に接着される。また射出成型後の樹脂
層の内面側から端部側に延設した筒状部15がスムーズ
に収縮されて、筒状部15が正しい円筒形状に成形され
る。以上の通り、継手本体内に射出成型する樹脂の収縮
率が大きい例えばポリエチレン等の樹脂材料であって
も、成型後の樹脂層が正しい形状に成型でき、特に継手
本体に螺合した接続ライニング管の内周面とシールする
筒状部の変形がなく、シール性が確実に確保される。ま
た樹脂層14の材質を、塩素を含まない、衛生上、環境
上にも優れたポリエチレン樹脂で設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すエルボ型防食管継手
の縦断面図である。
【図2】 本発明の一実施例を示すソケット型防食管継
手の接続部を示す部分断面図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す防食管継手の反発部
材の斜視図である。
【図4】 本発明の別の実施例を示す防食管継手の反発
部材の斜視図である。
【符号の説明】 1、2 防食管継手 10 管継手
本体 12 接続口 13 雌ねじ 14 樹脂層 15 筒状部 16 ヌスミ部底面 17 凹部 18 ホットメルト接着剤層 19 ヌスミ
部 20 ライニング管 21 ライニ
ング管の内周面 22 ライニング管の雄ねじ 23 ゴムパ
ッキン 24 ライニング管端部 30 反発部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に雌ねじを有し中央部に凹部を有
    す継手本体の凹部内面に樹脂層を設けた管継手におい
    て、前記継手本体の凹部内面に反発部材を装着して、前
    記樹脂層を設けたことを特徴とする防食管継手。
  2. 【請求項2】 前記継手本体の凹部内面に接着剤層と
    反発部材を介して前記樹脂層を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の防食管継手。
  3. 【請求項3】 前記反発部材は前記継手本体凹部内面
    の雌ねじ近傍部に装着して前記樹脂層を設けたことを特
    徴とする請求項1乃至2記載の防食管継手。
  4. 【請求項4】 前記樹脂層はポリエチレン樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1乃至3記載の防食管継手。
  5. 【請求項5】 前記樹脂層は、継手本体の凹部から端
    部に向かって筒状部が、接続ライニング管の内面に当接
    するように延設した請求項1乃至4記載の防食管継手。
JP2001306220A 2001-10-02 2001-10-02 防食管継手 Pending JP2003113966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001306220A JP2003113966A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 防食管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001306220A JP2003113966A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 防食管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003113966A true JP2003113966A (ja) 2003-04-18

Family

ID=19125892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001306220A Pending JP2003113966A (ja) 2001-10-02 2001-10-02 防食管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003113966A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4296950A (en) Corrosion resistant pipe joint
US4122870A (en) Protective bushing to enclose the end of a conduit liner
US20110049874A1 (en) Polymeric pipe fitting and gasket assembly and sealed polymeric pipe apparatus formed therewith
JP2007278320A (ja) 管継手
JP5379649B2 (ja) 鋼管用管継手
JP2003113966A (ja) 防食管継手
JP2001208288A (ja) 防食管継手
JP3721218B2 (ja) 給水栓継手
JP2541746Y2 (ja) 管継手
JPH10160069A (ja) 防食メカニカル管継手及び防食メカニカル管接続構造
JPH0712272A (ja) 配管部材
JP2735309B2 (ja) 複合管の製造方法
JPH02154886A (ja) 複合管接続用パッキン
JPH0549325U (ja) 金属インサート継手
JP5456350B2 (ja) 排水管用鋳鉄継手
JPH11294651A (ja) 合成樹脂製配管等のネジ継手
JPH08303660A (ja) 管端防食用フランジ継手及びその射出成形方法
JPH0618133Y2 (ja) 管端防食継手
JPH0522978U (ja) 内面防食管継手
JP2001173883A (ja) 管端部の防食構造
JP3106386B2 (ja) 管端防食コア
JP2007225050A (ja) 絶縁管継手及び管端防食絶縁管継手
US20170370507A1 (en) Plumbing Connections
JPH058169U (ja) 管接続部品
JPH0854086A (ja) 管端防食継手及び管の接続方法