JP2003111112A - 電子式構内交換機、そのファイル更新方法、及びプログラム - Google Patents

電子式構内交換機、そのファイル更新方法、及びプログラム

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JP2003111112A
JP2003111112A JP2001303162A JP2001303162A JP2003111112A JP 2003111112 A JP2003111112 A JP 2003111112A JP 2001303162 A JP2001303162 A JP 2001303162A JP 2001303162 A JP2001303162 A JP 2001303162A JP 2003111112 A JP2003111112 A JP 2003111112A
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Kazuo Nakano
一男 中野
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアバージョンアップの際に人為的な
判断によらずにデータの最適な引き継ぎ方法を選択し、
バージョンアップのミス発生を回避する。 【解決手段】電子式構内交換機1は、その制御部2内
に、運用中の旧バージョンのソフトウェアを格納する第
1記憶手段M1と、更新しようとする新バージョンのソ
フトウェアを格納する第2記憶手段M2と、ユーザデー
タを格納する第3記憶手段M3と、データをソフトウェ
アに投入可能なコマンド形式に変換する第1制御手段C
1と、その投入可能なコマンドを格納する第4記憶手段
M4と、新バージョンを運用中に切り換える第2制御手
段C2と、コマンドをデータとしてソフトウェアに設定
する第3制御手段C3と、ソフトウェア内に予め設定さ
れたバージョン情報に基づいてデータ互換性の有無を判
断する判断手段C4と、データ互換性がないと判断され
たときに第1〜第3制御手段C1〜C3を順次実行さ
せ、データの互換性があると判断されたときに第1及び
第3制御手段C1、C3を実行せずに第2制御手段C2
のみを実行させる実行手段C5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子式構内交換
機、そのファイル更新方法、及びプログラムに係り、と
くにソフトウェアのバージョンアップを行う際のデータ
の互換性の有無に応じたデータ引き継ぎの工夫に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子式構内交換機では、その内部
(主装置内)に組み込まれた制御中枢を担うマイコン
(マイクロコンピュータ)により実行されるソフトウェ
ア(各種の制御プログラム等)に関して、そのプログラ
ムの機能追加等によるバージョンアップ(ファイル更
新)を行う際、使用されるマイコンのメモリマップ上の
制約により、そのバージョンアップの前後でプログラム
で利用されるデータ(「設定データ」又は「ユーザデー
タ」)の引き継ぎが必要とされる。ここでの設定データ
には、例えば電子式構内交換機の主装置に接続される複
数の電話端末の電話番号やユーザの設定した各種情報等
が含まれる。
【0003】こういったデータの引き継ぎに関する処理
手順の一例を説明する。この処理は、主に電子式構内交
換機の外部ツールあるいは内部に組み込まれたマイコン
によるプログラム処理により行われる。
【0004】まず、ソフトウェアのバージョンアップの
際に、上記プログラム処理により、内部のメモリ(RA
M)上の設定データが一括して交換機に投入可能なコマ
ンド形式のデータ(工注設定コマンド)に変換され、そ
の工注設定コマンドが交換機の外部あるいは内部に設け
られた別の記録媒体(例えば、ハードディスク、書き換
え可能なスマートメディア等のメモリ等)上にバックア
ップされる(「データバックアップ」)。
【0005】そして、上記プログラム処理により、メモ
リ上の設定データが消去された後で、メモリ(ROM)
上のプログラムがバージョンアップ(ファイル更新)さ
れ、その後で、上記別の記録媒体上にバックアップされ
た工注設定コマンドが再び交換機内のメモリ上に設定可
能に投入される(「データリストア」)。
【0006】一方、ソフトウェアバージョンアップの前
後で設定データの互換性がある場合、上記のような「デ
ータバックアップ」及び「データリストア」を含む処理
をわざわざ実行する必要がなく、これら処理を省略して
プログラムの書き換えのみが実行される。この場合、い
ずれの方法を採用するかに関しては、ソフトウェア供給
元からの手順書等の情報を参照しながら保守者の人為的
判断により決められるのが通例である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たソフトウェアバージョンアップ方法では、設定データ
の互換性の有無を保守者が判断し、この人為的な判断を
元に、ファイル更新の前後で設定データの「データバッ
クアップ」及び「データリストア」を行うか、その手順
を省略してプログラムのみを書き換えるか、いずれかを
実施するものであったため、こういった人為的判断に誤
りが起きると、手順ミス等の不都合な事態が生じ、これ
によりソフトウェアバージョンアップのミスが発生する
恐れもあり、そうすると交換機のサービス停止時間が長
くなる等、この面での保守性が著しく低下するといった
問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題を考慮し
てなされたもので、電子式構内交換機内のソフトウェア
におけるバージョンアップの際に、人為的な判断によら
ずに、プログラムで使用されるデータの最適な引き継ぎ
方法を選択でき、バージョンアップのミス発生を回避
し、保守性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電子式構内交換機は、運用中の旧バー
ジョンのソフトウェアを第1メモリ上に格納する第1記
憶手段と、前記新バージョンのソフトウェアから更新し
ようとする新バージョンのソフトウェアを第2メモリ上
に格納する第2記憶手段と、前記新旧バージョンのソフ
トウェアで使用されるデータを第3メモリ上に格納する
第3記憶手段と、前記第3メモリ上のユーザデータを前
記ソフトウェアに投入可能なコマンド形式に変換する第
1制御手段と、前記第1制御手段により変換された投入
可能なコマンドを第4メモリ上に格納する第4記憶手段
と、前記第2メモリ上に格納された前記新バージョンの
ソフトウェアを運用中に切り換える第2制御手段と、前
記第4メモリ上に格納された前記コマンドを前記データ
として前記新バージョンのソフトウェアに設定する第3
制御手段と、前記新旧バージョンのソフトウェア内に予
め設定された自らのバージョンと前記データの互換性の
あるソフトウェアのバージョン一覧とを含む情報に基づ
いて前記データの互換性の有無を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記データの互換性がないと判断さ
れたときに前記第1制御手段、前記第2制御手段、及び
前記第3制御手段を順次実行させると共に、前記データ
の互換性があると判断されたときに前記第1制御手段及
び前記第3制御手段を実行しないで前記第2制御手段の
みを実行させる実行手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】前記第1〜第4記憶手段、前記第1〜第3
制御手段、前記判断手段、及び前記実行手段は、前記電
子式構内交換機に搭載されたマイクロコンピュータによ
り実行されることが好適である。
【0011】前記第1メモリ及び前記第2メモリは、前
記マイクロコンピュータに搭載された互いに独立したフ
ラッシュメモリ等のROMで構成され、前記第3メモリ
は前記マイクロコンピュータに搭載されたRAMで構成
され、前記第4メモリは前記電子式構内交換機の内部メ
モリ又は外部メモリで構成されることが可能である。
【0012】本発明に係る電子式構内交換機のファイル
更新方法は、電子式構内交換機により運用中の旧バージ
ョンのソフトウェアから新バージョンのソフトウェアへ
の更新時に前記旧バージョンのソフトウェアで使用され
ているデータを前記新バージョンのソフトウェアで引き
継ぐためのものであって、前記新旧バージョンの2つの
ソフトウェア内に自らのバージョンと前記データの互換
性のあるソフトウェアのバージョン一覧とを含むバージ
ョン情報を予め設定しておき、前記更新時に前記2つの
ソフトウェア内の前記バージョン情報に基づいて前記デ
ータの互換性の有無を判断するステップと、前記データ
の互換性があると判断された場合、前記データをその格
納場所に残したままで前記新バージョンのソフトウェア
へ更新させるステップと、前記データの互換性がないと
判断された場合、前記データを前記電子式構内交換機に
投入可能なコマンドとして別の格納場所にバックアップ
させ、前記データをその格納場所から消去し、前記新バ
ージョンのソフトウェアへの更新後に前記コマンドを前
記データとしてその格納場所にリストアさせるステップ
とを備えたことを特徴とする。
【0013】本発明に係るプログラムは、電子式構内交
換機により運用中の旧バージョンのソフトウェアから新
バージョンのソフトウェアへの更新時に前記旧バージョ
ンのソフトウェアで使用されているデータを前記新バー
ジョンのソフトウェアで引き継ぐためのものであって、
前記新旧バージョンの2つのソフトウェア内に自らのバ
ージョンと前記データの互換性のあるソフトウェアのバ
ージョン一覧とを含むバージョン情報を予め設定してお
き、前記更新時に前記2つのソフトウェア内の前記バー
ジョン情報に基づいて前記データの互換性の有無を判断
するステップと、前記データの互換性があると判断され
た場合、前記データをその格納場所に残したままで前記
新バージョンのソフトウェアへ更新させるステップと、
前記データの互換性がないと判断された場合、前記デー
タを電子式構内交換機に投入可能なコマンドとして別の
格納場所にバックアップさせ、前記データをその格納場
所から消去し、前記新バージョンのソフトウェアへの更
新後に前記コマンドを前記データとしてその格納場所に
リストアさせるステップとをコンピュータに実行させる
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子式構内交
換機、そのファイル更新方法、及びプログラムの実施の
形態を添付図面を参照して具体的に説明する。
【0015】図1は、本実施形態に係る電子式構内交換
機の概要を示す。図1に示す電子式構内交換機1は、例
えば図示しない複数の電話端末及びその各電話端末に接
続される主装置で構成され、その主装置の機能により複
数の電話端末間、これら各電話端末とその外部の通信網
(公衆回線、専用線等)間の内線/外線の接続/切換
等、既知の各種制御を実行可能となっている。
【0016】この電子式構内交換機1は、その主装置内
に制御中枢を担う制御部2が搭載され、その制御部2内
には、図示しないマイコン等のコンピュータ処理により
実行される通常の制御機能のほか、本発明に係る電子式
構内交換機を構成する各手段を備える。
【0017】すなわち、この制御部2は、図1に示すよ
うに、その機能上、運用中のソフトウェア(旧バージョ
ン)を構成するプログラムAを第1メモリ(例えば、R
OM)上に格納する第1記憶手段M1と、この運用中の
ソフトウェアから更新しようとするソフトウェア(新バ
ージョン)を構成するプログラムBを第2メモリ(例え
ば、ROM)上に格納する第2記憶手段M2と、プログ
ラムA、Bで使用されるユーザデータを第3メモリ(例
えば、RAM)上に読み書き可能に格納する第3記憶手
段M3とを備える。
【0018】この内、第1及び第2メモリ上にそれぞれ
格納されるプログラムA、Bには、図1に示すように、
自バージョン及びデータ互換性のあるバージョン一覧を
含むバージョン情報がそのプログラム作成時に予め設定
・記録されている。
【0019】また、この制御部2は、その機能上、ユー
ザデータをソフトウェアに投入可能なコマンド形式に変
換する機能をはたす第1制御手段C1と、この第1制御
手段C1により変換された投入可能なコマンドを第4メ
モリ(例えば、内部又は外部メモリ)上に格納する第4
記憶手段M4と、第2メモリ上に格納された新バージョ
ンのソフトウェアを運用中に切り換える機能をはたす第
2制御手段C2と、第4メモリ上に記憶されたコマンド
をソフトウェアに設定する機能をはたす第3制御手段C
3とを備える。
【0020】さらに、この制御部2は、その機能上、新
旧バージョンの2つのソフトウェア内に予め設定された
自らのバージョンとデータの互換性のあるソフトウェア
のバージョン一覧とを含む情報に基づいてデータの互換
性の有無を判断する判断手段C4と、この判断手段C4
による判断結果に基づいて第1〜第3制御手段C1〜C
3を実行させる実行手段C5とを備える。
【0021】この内、実行手段C5は、データの互換性
がないと判断されたときに第1制御手段C1を実行させ
て第1メモリ上のユーザデータをソフトウェアに投入可
能なコマンド形式に変換させ、第3制御手段C3の実行
が必要である旨の情報を更新使用される新バージョンの
プログラムBに通知し、第2制御手段C2により運用ソ
フトウェアを旧バージョンから新バージョンに切り替
え、その後で第3制御手段C3を実行させると共に、デ
ータの互換性があると判断されたときに第1及び第3制
御手段C1及びC3を実行せずに第2制御手段C2のみ
を実行させるようになっている。
【0022】図2は、本実施形態に係る電子式構内交換
機1によるソフトウェアバージョンアップの処理手順を
説明するフローチャートである。
【0023】図2において、まず、電子式構内交換機1
は、その制御部2の判断手段C4の処理により、第1メ
モリ上に格納されたプログラムA(旧バージョン)から
第2メモリ上に格納されたプログラムB(新バージョ
ン)へのバージョンアップ(ファイル更新)の際、旧バ
ージョンのソフトウェア(プログラムA)を運用中に、
上記両プログラムA、Bのバージョン情報に基づいて、
プログラムA(旧バージョン)の自バージョンが、プロ
グラムB(新バージョン)のデータ互換性のあるバージ
ョン一覧中にあるか否かを判断させる(ステップS
1)。
【0024】この判断で、プログラムAの自バージョン
が、プログラムBのデータ互換性のあるバージョン一覧
中にない場合(NO:プログラムA、Bのデータ互換性
なし)、第1制御手段C1の処理(データバックアッ
プ)により、第3メモリ上に格納されたユーザデータ
を、電子式構内交換機1に投入可能なコマンド(工注設
定コマンド)に変換させ、そのコマンドを第4メモリ上
にバックアップさせる(ステップS2)。その後で、第
3メモリ上に格納されているユーザデータを消去し(ス
テップS3)、次処理(ステップS4)に移行する。
【0025】すなわち、この次処理では、電子式構内交
換機1は、その制御部2の実行手段C5の処理により、
第2制御手段C2の処理(運用系切り替え)を実行さ
せ、これにより運用系の切り替えを実行させ(ステップ
S4)、運用中のソフトウェアを旧バージョンのプログ
ラムAから新バージョンのプログラムBに切り換える。
【0026】そして、新バージョンのプログラムBによ
り、第3メモリ上でのユーザデータの有無を判断し(ス
テップS5)、この例では上記ステップS3にてユーザ
データが消去されているため、ユーザデータなし(N
O)と判断され、上記ステップS2の処理で第4メモリ
上にバックアップされたコマンドを、第3制御手段C3
の処理により第3メモリ上に投入させ、これにてバージ
ョンアップが終了する。
【0027】一方、上記ステップS1の判断で、プログ
ラムAの自バージョンが、プログラムBのデータ互換性
のあるバージョン一覧中にある場合(YES:プログラ
ムA、Bのデータ互換性あり)、上記ステップS2〜S
3の処理を実行しないで、上記ステップS4に移行(ジ
ャンプ)する。
【0028】このステップS4にて、電子式構内交換機
1は、その制御部2の実行手段C5の処理により、第2
制御手段C2の処理(運用系切り替え)を実行させ、こ
れにより運用中のソフトウェアを旧バージョンのプログ
ラムAから新バージョンのプログラムBに切り換える
(ステップS4)。そして、そのプログラムBにより、
第3メモリ上でのユーザデータの有無を判断し(ステッ
プS5)、この例ではユーザデータがそのまま残ってい
るため、ユーザデータ有り(YES)と判断され、上記
ステップS6の処理が実行されず、この時点でバージョ
ンアップが終了する。
【0029】従って、本実施形態によれば、バージョン
アップ時に、データに互換性があるか、あるいは互換性
がなくデータバックアップ・リストアを実施すべきかの
データ引き継ぎについて、ソフトウェアにデータ互換性
の識別情報を予めもたせることにより、そのデータ互換
性の識別情報を元に、従来例のように人為的な判断によ
らず、ソフトウェアのコンピュータ処理により、より確
実且つ迅速に最適なデータ引き継ぎ方法を判断でき、こ
れにより、バージョンアップのミスをなくし、保守性を
向上させることができる。
【0030】(適用例)図3は、本発明の実施の形態に
係る電子式構内交換機の全体構成を示す概要図である。
図3において、電子式構内交換機1は、複数の電話端末
10…10及びこれに接続された主装置11で構成され
る。主装置11には、各電話端末10…10用の内線I
/F12…12と、外部の通信網(公衆回線、専用線
等)NT用の局線I/F13と、内線I/F12…12
間及びこれらと局線I/F13間の回線接続/切り替え
用のスイッチ回路14と、主装置11全体の制御中枢を
担い、通常の制御機能のほか、前述したバージョンアッ
プの際に実行される諸機能を搭載した制御ユニット15
とが含まれる。この電子式構内交換機1には、保守時に
使用される保守端末16が接続可能となっている。
【0031】制御ユニット15は、その運用系21が現
用系22及び待機系23で二重に構成され、通常時に運
用される現用系22から保守時や故障時等に待機系23
への切り替えが可能となっている。運用系21には、上
記の第4メモリに相当する内部(又は外部)メモリ24
が接続される。この内部(又は外部)メモリ24として
は、フラッシュメモリ(スマートメディア等)、ハード
ディスク、保守端末16内のメモリ等のいずれの記録媒
体でも適用可能である。
【0032】現用系22及び待機系23は、例えばマイ
コン(CPU22a、23a、メモリ22b(ROM3
0a(上記第1メモリに相当)、RAM30b(上記第
3メモリに相当))、メモリ23b(ROM31a(上
記第2メモリに相当)、RAM31b(上記第3メモリ
に相当))、及びI/Oポート22c、23c)を搭載
して構成され、このマイコンの処理により、上記第1〜
第3制御手段C1〜C3、第1〜第4記憶手段M1〜M
4、判断手段C4、及び実行手段C5としての機能を実
現可能となっている。
【0033】この内、現用系22のROM30a上に、
現用のソフトウェアを構成する旧バージョンのプログラ
ムが、待機系23のROM31a上に更新しようとする
ソフトウェアを構成する新バージョンのプログラムがそ
れぞれ実装され、両プログラムが運用系21(現用系2
2、待機系23)に応じて切り替え可能となっている。
両プログラムには、前述した自バージョン及びデータ互
換性のあるバージョン一覧を含むバージョン情報がその
プログラム作成時に予め記録されている。また、現用系
22及び待機系23のRAM30b、31bには、両プ
ログラムで使用されるユーザデータが格納される。
【0034】上記構成により、本適用例では、ソフトウ
ェアバージョンアップの際に、主に現用系22及び待機
系23のCPU22a、23aによるコンピュータ処理
により、上述した図2に示す手順と同様の処理が実行さ
れ、まず、上記新旧プログラムのデータ互換性の有無が
判断される。
【0035】その判断で、データ互換性がない場合は、
RAM30b、31b上のユーザデータが電子式構内交
換機1に投入可能なコマンドに変換され、そのコマンド
が内部(又は外部)メモリ24内に格納され、RAM3
0b、31b上のユーザデータが消去された後、現用系
22から待機系23への運用ソフトウェアの切り替えが
行われる。その後で、内部(又は外部)メモリ24のコ
マンドがRAM30b、31b上に投入され、これによ
り、新バージョンのプログラムによるユーザデータが利
用可能となる。
【0036】一方、上記の判断で、データ互換性がある
場合は、RAM30b、31b上のユーザデータがその
ままの状態で、現用系22から待機系23への運用ソフ
トウェアの切り替えが行われる。
【0037】従って、本適用例によれば、上記実施形態
と同様に、バージョンアップ時に、従来例のように人為
的な判断によらず、ソフトウェアのコンピュータ処理に
より、データ引き継ぎの最適な方法を判断でき、これに
より、バージョンアップのミスをなくし、保守性を向上
させることができる。
【0038】なお、本発明は、代表的に例示した上述の
実施形態及び適用例に限定されるものではなく、当業者
であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、その要
旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更するこ
とができ、それらも本発明の権利範囲に属するものであ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ソフトウェアにおけるバージョンアップの際に、人為的
な判断によらずに、プログラムで使用されるデータの最
適な引き継ぎ方法を選択でき、バージョンアップのミス
発生を回避し、保守性を向上させることができる電子式
構内交換機、そのファイル更新方法、及びプログラムを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子式構内交換機の
全体構成を示す概要図。
【図2】電子式構内交換機によるソフトウェアバージョ
ンアップ時の処理例を示す概略フローチャート。
【図3】適用例に係る電子式構内交換機の全体構成を示
す概略ブロック図。
【符号の説明】
1 電子式構内交換機 2 制御部 10 電話端末 11 主装置 12 内線I/F 13 局線I/F 14 スイッチ回路 15 制御ユニット 16 保守端末 21 運用系 22 現用系 22a CPU(現用系) 22b メモリ(現用系) 22c I/Oポート(現用系) 23 待機系 23a CPU(待機系) 23b メモリ(待機系) 23c I/Oポート(待機系) 24 内部(又は外部)メモリ 30a ROM(現用系のメモリ) 30b RAM(現用系のメモリ) 31a ROM(待機系のメモリ) 31b RAM(待機系のメモリ) C1 第1制御手段 C2 第2制御手段 C3 第3制御手段 C4 判断手段 C5 実行手段 M1 第1記憶手段 M2 第2記憶手段 M3 第3記憶手段 M4 第4記憶手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運用中の旧バージョンのソフトウェアを
    第1メモリ上に格納する第1記憶手段と、 前記旧バージョンのソフトウェアから更新しようとする
    新バージョンのソフトウェアを第2メモリ上に格納する
    第2記憶手段と、 前記新旧バージョンのソフトウェアで使用されるデータ
    を第3メモリ上に格納する第3記憶手段と、 前記第3メモリ上のユーザデータを前記ソフトウェアに
    投入可能なコマンド形式に変換する第1制御手段と、 前記第1制御手段により変換された投入可能なコマンド
    を第4メモリ上に格納する第4記憶手段と、 前記第2メモリ上に格納された前記新バージョンのソフ
    トウェアを運用中に切り換える第2制御手段と、 前記第4メモリ上に格納された前記コマンドを前記デー
    タとして前記新バージョンのソフトウェアに設定する第
    3制御手段と、 前記新旧バージョンのソフトウェア内に予め設定された
    自らのバージョンと前記データの互換性のあるソフトウ
    ェアのバージョン一覧とを含む情報に基づいて前記デー
    タの互換性の有無を判断する判断手段と、 前記判断手段により前記データの互換性がないと判断さ
    れたときに前記第1制御手段、前記第2制御手段、及び
    前記第3制御手段を順次実行させると共に、前記データ
    の互換性があると判断されたときに前記第1制御手段及
    び前記第3制御手段を実行しないで前記第2制御手段の
    みを実行させる実行手段とを備えたことを特徴とする電
    子式構内交換機。
  2. 【請求項2】 前記第1〜第4記憶手段、前記第1〜第
    3制御手段、前記判断手段、及び前記実行手段は、前記
    電子式構内交換機に搭載されたマイクロコンピュータに
    より実行されることを特徴とする請求項1記載の電子式
    構内交換機。
  3. 【請求項3】 前記第1メモリ及び前記第2メモリは、
    前記マイクロコンピュータに搭載された互いに独立した
    ROMで構成され、前記第3メモリは前記マイクロコン
    ピュータに搭載されたRAMで構成され、前記第4メモ
    リは前記電子式構内交換機の内部メモリ又は外部メモリ
    で構成されることを特徴とする請求項2記載の電子式構
    内交換機。
  4. 【請求項4】 電子式構内交換機により運用中の旧バー
    ジョンのソフトウェアから新バージョンのソフトウェア
    への更新時に前記旧バージョンのソフトウェアで使用さ
    れているデータを前記新バージョンのソフトウェアで引
    き継ぐためのファイル更新方法であって、 前記新旧バージョンの2つのソフトウェア内に自らのバ
    ージョンと前記データの互換性のあるソフトウェアのバ
    ージョン一覧とを含むバージョン情報を予め設定してお
    き、前記更新時に前記2つのソフトウェア内の前記バー
    ジョン情報に基づいて前記データの互換性の有無を判断
    するステップと、 前記データの互換性があると判断された場合、前記デー
    タをその格納場所に残したままで前記新バージョンのソ
    フトウェアへ更新させるステップと、 前記データの互換性がないと判断された場合、前記デー
    タを前記電子式構内交換機に投入可能なコマンドとして
    別の格納場所にバックアップさせ、前記データをその格
    納場所から消去し、前記新バージョンのソフトウェアへ
    の更新後に前記コマンドを前記データとしてその格納場
    所にリストアさせるステップとを備えたことを特徴とす
    る電子式構内交換機のファイル更新方法。
  5. 【請求項5】 電子式構内交換機により運用中の旧バー
    ジョンのソフトウェアから新バージョンのソフトウェア
    への更新時に前記旧バージョンのソフトウェアで使用さ
    れているデータを前記新バージョンのソフトウェアで引
    き継ぐためのプログラムであって、 前記新旧バージョンの2つのソフトウェア内に自らのバ
    ージョンと前記データの互換性のあるソフトウェアのバ
    ージョン一覧とを含むバージョン情報を予め設定してお
    き、前記更新時に前記2つのソフトウェア内の前記バー
    ジョン情報に基づいて前記データの互換性の有無を判断
    するステップと、 前記データの互換性があると判断された場合、前記デー
    タをその格納場所に残したままで前記新バージョンのソ
    フトウェアへ更新させるステップと、 前記データの互換性がないと判断された場合、前記デー
    タを電子式構内交換機に投入可能なコマンドとして別の
    格納場所にバックアップさせ、前記データをその格納場
    所から消去し、前記新バージョンのソフトウェアへの更
    新後に前記コマンドを前記データとしてその格納場所に
    リストアさせるステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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