JP2003106505A - フラッシュバック制限用の取付具 - Google Patents

フラッシュバック制限用の取付具

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JP2003106505A JP2002196771A JP2002196771A JP2003106505A JP 2003106505 A JP2003106505 A JP 2003106505A JP 2002196771 A JP2002196771 A JP 2002196771A JP 2002196771 A JP2002196771 A JP 2002196771A JP 2003106505 A JP2003106505 A JP 2003106505A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュバックを切断トーチのヘッド内に
限定するため、該ヘッドの直ぐ近くにあるフラッシュバ
ックアレスターの機能性を十分に確保するような方法で
容易に使用でき、かつ、交換できるフラッシュバックア
レスターを提供する。 【解決手段】 ヘッド22に装着する切断火口もしくは
アダプタの形態をとる取付具20により、フラッシュバ
ックの保護が切断トーチのヘッド22で或いはその近く
で行われ、取付具は、本体部と、該本体部に支持されて
いると共に、該本体部とは別個の構成要素である多孔構
造体30とを含んでおり、該多孔構造体は、フラッシュ
バックを制限するため同多孔構造体中に延在する多数の
回旋状通路80を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断トーチに関
し、特に、フラッシュバックアレスターを備えた切断ト
ーチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】酸素燃料切断トーチは、切断のためにノ
ズルから燃料ガスと酸素とを噴出させている。切断トー
チの典型的なものは、別個の燃料ガス源及び酸素源に接
続される制御部と、酸素及び燃料ガスを制御体からヘッ
ドに供給するための管と、このヘッドに装着された切断
火口とを含んでいる。切断火口は、ヘッドから燃料ガス
及び酸素を受けて、それらのガスをノズルから噴出させ
ている。具体的には、ヘッドは、ヘッド凹部(キャビテ
ィ)の周りに延在して同ヘッド凹部を画成する内部表面
と、同ヘッド凹部に酸素を供給するため同ヘッド凹部に
開口する酸素ポートと、同ヘッド凹部に燃料ガスを供給
するため同ヘッド凹部に開口する燃料ガスポートとを含
んでいる。切断火口は、これらのガスをヘッドからノズ
ルに案内するために多数の通路を含んでいる。
【0003】従来の切断トーチは、先ずノズルから噴出
されたガスで予熱火炎を発生させ、この予熱火炎を使用
して金属素材もしくはワークピースを加熱している。予
熱火炎が金属ワークピースを十分に加熱した後、高速切
断酸素流が作動してノズルを通り配送される。この高速
切断酸素流は、酸化によりワークピースの溶融材料を物
理的に除去して、ワークピースを切断するものである。
典型的には、多数のバルブ及び関連要素が制御体内のよ
うなノズルの上流に設けられており、切断トーチの作動
を制御している。
【0004】フラッシュバックは、切断トーチの作動に
用いられたガスの爆発混合物の逆流及び点火(ignition)
により切断トーチ中に生ずる反応である。フラッシュバ
ックは、一般的に、切断トーチのノズルで始まり、この
点における障害、オペレータのエラー、不適切なガス圧
力及び/又は設備の欠陥によりしばしば生ずる。フラッ
シュバックが速くかつ爆発性であるため、フラッシュバ
ックは、ガストーチのオペレータに対して重い安全障害
を提起すると共に、ガストーチとその関連設備を損傷さ
せることが可能となる。従って、米国特許第5,407,
348号及び第5,470,227号の各明細書に開示さ
れているように、焼結材料から構成されたフラッシュバ
ックアレスターがトーチ内へのガスの進入ポイントで使
用されるのは普通である。これは、フラッシュバックが
トーチを上流側から移動して、ガスをトーチに供給する
ガスホース、レギュレータ及びシリンダに入るのを停止
するのに対して、トーチ自体の内部におけるフラッシュ
バックの影響を排除するものではないという欠点があ
り、これはトーチが損傷を受けるか、或いはオペレータ
がトーチ内部のフラッシュバックによって負傷する可能
性があることを意味している。
【0005】また、米国特許第1,176,017号及び
第1,290,422号の各明細書にそれぞれ開示されて
いるように、パッキング材料をトーチのヘッド内に設け
たり、或いはフラッシュバックを阻止もしくは抑えるた
めにヘッドの直ぐ上流にある管内にパッキング材料を設
けたりすることも既知である。このパッキング材料が、
フラッシュバックによるカーボン付着物で詰まることに
より、損傷を受けるようになることも知られている。そ
のため、パッキング材料は定期的に交換しなければなら
ない。不都合なことに、切断トーチにおけるパッキング
材料の除去及び交換は大きな労働力を必要とする。それ
に加えて、著しく安全上の重要なことであるが、パッキ
ング材料が適切に詰め込まれていないと、パッキング材
料の企図した機能を遂行することができず、これはトー
チの損傷、或いはオペレータの負傷になり得る。
【0006】米国特許第1,439,861号、第3,7
46,500号、第4,431,167号及び第5,68
8,469号の各明細書に開示されているように、いく
つかのガス搬送通路を機械加工して、フラッシュバック
を制限すべく企図された急激な方向変化をもつような形
状及び大きさの切断火口もしくは切断火口アダプタにす
ることも既知である。しかし、同じ切断火口の大きさに
は制約があるので、通路を機械加工することにより効率
的に設けることができる方向変化の数も非常に限定され
ることが知られている。この限定のため、少なくともあ
る状況においては、制限するフラッシュバックに関する
アダプタ及び切断火口の形式の有効性が不都合に制限さ
れることになりうる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、フラッシュバ
ックを切断トーチのヘッド内に限定するため、該ヘッド
の直ぐ近くにあるフラッシュバックアレスターの必要性
が当該技術に存在しており、当該フラッシュバックアレ
スターの機能性を十分に確保するような方法で容易に使
用できると共に交換できるようにしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面による
と、ヘッドに装着する切断火口もしくはアダプタの形態
であることが好ましい取付具により、フラッシュバック
の保護が切断トーチのヘッド近くで行われている。この
一局面において、取付具は、本体部と、該本体部に支持
されていると共に、該本体部とは別個の構成要素である
多孔構造体とを含んでいる。当該多孔構造体は、同多孔
構造体中に延在する多数の回旋状通路を有しており、好
ましくはフラッシュバック源近くでどんなフラッシュバ
ックも安全に消滅させることにより、フラッシュバック
を制限している。更に、この一局面によると、取付具
は、最適の機能性をおそらく保証する方法で容易に使用
され、交換することができる。各取付具について、多孔
構造体は、取付具の多孔構造体の交換よりも、むしろ使
用済みの取付具の廃棄を促すような方法で、本体部によ
り支持されるのが好ましく、これは、最終ユーザーが不
適切に多孔構造体を装着するのを禁止することにより、
切断トーチの安全な作動を促進している。或いは、多孔
構造体は、取付具から容易に取り外し、交換することが
できるようになっている。
【0009】本発明の一実施例の局面によると、取付具
の本体部の一端は、取付具をヘッドに装着するときにヘ
ッドの凹部内に挿入されると共に、本体部をヘッドから
取り外すときに凹部から取り出されるようになってお
り、本体部は、該本体部がヘッドに装着されている間に
酸素ポートから酸素を受けるため該酸素ポートと連通す
るようになっている少なくとも1つの酸素通路を画成し
ており、かつ取付具は、本体部がヘッドに装着されてい
る間に燃料ポートから燃料を受けるため該燃料ポートと
連通するようになっている少なくとも1つの燃料通路を
画成しており、多孔構造体は、本体部がヘッドに装着さ
れている間に該多孔構造体がヘッドの燃料ポートにフラ
ッシュバックが進入するのを制限するように、本体部と
連係している。さらに、多孔構造体は、本体部がヘッド
に装着されるべくヘッドから完全に離れている状態から
移動するとき、かつ本体部がヘッドから完全に離れるべ
くヘッドに装着されている状態から移動するときに、本
体部と一緒に移動するように、本体部によって支持され
ている。その結果、取付具は、多孔構造体が不適切に装
着され、それにより企図した機能を奏し得なくなるリス
クを最小にして、容易に先ず装着し交換することができ
る。多孔構造体は、燃料通路を通るフラッシュバックを
制限するために燃料通路内に配置するのが好ましい。
【0010】別の局面によると、本体部の第1部分はそ
の第2部分に装着されており、これら部分の表面は一緒
になって、多孔構造体を収容するチャンバを画成してい
る。これは、取付具を耐不正変更性(tamper resistant)
にしようとする点で有利であり、取付具が使い捨てであ
るという側面を向上させている。即ち、この側面による
と、多孔構造体が不適切に装着されるリスクを最小にす
るように取付具が構成されていることに加えて、多孔構
造体が詰まったとしてもそれを交換するためにユーザー
が取付具を分解もしくは解体する可能性に好ましくは気
付かないようにしている。これは、ユーザーが交換用多
孔構造体を取付具内に不適切に装着してしまう可能性を
最小にする点で有利である。或いは、多孔構造体は、取
付具から容易に取り外し交換することができるようにな
っている。
【0011】別の局面によると、本体部の外側部分は上
流側燃料通路を含み、本体部の内側部分は下流側燃料通
路を含んでいる。この局面によると更に、本体部の内側
部分は孔部を含み、本体部の外側部分は酸素通路を含ん
でおり、この酸素通路は孔部を通って延びている。好ま
しくは、燃料ガス通路は、酸素通路から半径方向に離れ
て同酸素通路を囲んで配置されている。
【0012】別の局面によると、取付具は切断火口であ
る。対照的に、本発明のもう1つの局面によると、取付
具は、切断火口が装着されたアダプタである。この局面
によると、多数の環状チャンバが設けられており、該環
状チャンバは、燃料ガス通路に開口すると共に、酸素通
路から隔てられて同酸素通路の周りに延びている。
【0013】本発明の別の実施例の一局面によると、取
付具は、本体部のねじ部をヘッドのねじ部に係合させ、
本体部を第1の方向に複数回にわたりヘッドに対して回
転させることにより、ヘッドに装着されるようになって
いる。従って、本体部は、第1の方向とは反対の第2の
方向に複数回にわたりヘッド及び本体部間に相対回転を
生じさせることにより、ヘッドから取り外すことができ
るようになる。多孔構造体は、フラッシュバックがヘッ
ドの燃料ポートに進入するのを制限するために本体部に
装着されている。その結果、多孔構造体が本体部と一緒
に装着及び交換可能に本体部に取り付けられていること
から、取付具は、多孔構造体が不適切に装着され、それ
により企図した機能を奏し得なくなるリスクを最小にし
て、容易に先ず装着し交換することができる。或いは、
取付具は、ねじ部以外の手段で本体部に装着することが
できる。
【0014】別の局面によると、取付具はアダプタであ
り、切断火口はこのアダプタを介してヘッドに取り付け
られている。好ましくは、多孔構造体は環状であり、従
って、切断火口の通って延びる孔部を画成している。
【0015】別の局面によると、取付具は、本体部の軸
線に対して半径方向に延びる軸線を有するポートを含ん
でいる。本体部は、好適には、多孔構造体の近くにあっ
て、該多孔構造体を少なくとも部分的に囲むチャンネル
を含んでおり、当該チャンネルは、燃料がポートと多孔
構造体の回旋状通路との間を通過するようにするための
ものである。
【0016】別の局面によると、多孔構造体は本体部に
圧力嵌めされ、かつこの同じ局面又は別の局面による
と、多孔構造体は、同多孔構造体及び本体部を貫通する
ピン状のシャフトのような少なくとも1つの締結装置に
よって本体部に固定されている。これは、取付具を耐不
正変更性にすると共に、使い捨てできるようにする点で
有利である。即ち、多孔構造体は、同多孔構造体が詰ま
ったとしてもそれを交換するためにユーザーが取付具を
分解もしくは解体するのが難しいか、少なくとも不都合
となるように、本体部にしっかり装着するのが好まし
い。これは、ユーザーが交換用多孔構造体を取付具内に
不適切に装着してしまう可能性を最小にする点で有利で
ある。或いは、多孔構造体は、取付具から容易に取り外
し、交換することができるようになっている。
【0017】従って、本発明の局面では、例えば使い捨
てとするようなことによって実質的に誰にも失敗のない
簡単な取付具の使用を通じて、フラッシュバックをその
発生源の近くで抑止することにより、切断トーチの安全
な使用を促進している。
【0018】本発明を概括的な言い方で説明してきた
が、次に、必ずしも一律の縮尺にとらわれずに描かれて
いる添付図面を参照して説明する。なお、添付図面の大
部分は少なくとも部分的に概略的に描かれている。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施例が示
されている添付図面を参照して、本発明についてもっと
十分に説明する。しかしながら、本発明は、多くの異な
る形態で実施されても良いので、ここで説明した実施例
に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これ
らの実施例は開示が一貫して完全であるように提供され
ており、当業者に本発明の範囲を十分に伝えるであろ
う。同一番号は、図面全体にわたり同一要素を引用して
いる。
【0020】図1を参照すると、切断火口20の形態の
取付具は、本発明の実施例1に従って、通常の酸素燃料
切断トーチのヘッド22から分離した状態で示されてい
る。簡単に説明すると、切断火口20は、互いに装着し
合うと共に一緒になってノズル28を提供する同軸の内
側部分24及び外側部分26を含んでおり、該ノズル2
8は、酸素及び燃料ガスを噴出するため切断火口の下端
部に配置されている。本発明の代替実施例によると、内
側部分24及び外側部分26の両方を含むというよりも
むしろ、これら2つの部分を結合して1つの部材となっ
ている。切断火口20内には内部多孔構造体30が設け
られており、これにより切断火口を通るフラッシュバッ
クを制限もしくは禁止している。この多孔構造体30
は、図1では視野から隠れており、従って、破線で描か
れている。切断火口20は、以下に詳細に述べるよう
に、雄ねじ付きナット32により通常の方法でヘッド2
2に取外し自在に装着されている。
【0021】ヘッド22は、同ヘッドの下端のところで
開口する複合凹部34を画成するために軸線周りに延び
る内部表面を含んでいる。ヘッド22の内部表面は、複
合凹部34と同軸であると共に、同複合凹部34の軸線
に対して傾斜角を形成する環状の上側及び下側座面(即
ち、上側及び下側着座部36,38)を含んでいる。ヘ
ッド22の内部表面は更に、複合凹部34と同軸の雌ね
じ部40を画成している。また、ヘッド22は、複合凹
部34に開口して酸素供給源からガス状の酸素を受ける
ための酸素ポート42を含んでいる。同様に、ヘッド2
2は、複合凹部34に開口して燃料供給源から燃料ガス
を受けるための燃料ポート44を含んでいる。本発明の
実施例1によると、燃料ガスは、アセチレン等のような
酸素とガス状燃料との「予混合」の混合物を含んでい
る。しかし、本発明は、以下に詳細に述べるように、
「後混合」の切断トーチにも適用可能である。
【0022】図1に示した「酸素供給源」及び「燃料供
給源」は、ヘッド22の上流側にある通常のガス供給源
や通常の切断トーチ構成要素を表している。1つの特定
例において、図1に示した「酸素供給源」及び「燃料供
給源」は、別々の燃料ガス及び酸素供給源に接続される
1つの制御体と、酸素及び燃料ガスをこの制御体からヘ
ッドに供給するための管とを表しており、同制御体は切
断トーチの作動を制御するためのバルブと関連構成要素
とを含んでいる。
【0023】切断火口20をヘッド22に装着するに
は、切断火口の上端部を複合凹部34に挿入した後、ナ
ット32の雄ねじ部46を同ヘッドの雌ねじ部40に係
合させる。そしてナット32を回すと、同ナットの環状
上縁部が切断火口20の下部フランジ48の下側表面に
係合するから、切断火口を複合凹部34内に押し込む。
複合凹部34内への切断火口20の移動は、切断火口が
複合凹部と同軸になってヘッド22の着座部36,38
に完全に着座するときに停止する。具体的には、切断火
口20は、同切断火口の軸線周りに、かつ当該軸線に対
して傾いた角度で同軸状に延びる環状の上側及び下側座
面(即ち、上側及び下側着座部50,52)を含んでお
り、切断火口の上側及び下側着座部50,52は、切断
火口がヘッドに装着されている間、ヘッド22の着座部
36,38にそれぞれ同軸状にかつしっかりと係合する
ことになる。
【0024】本発明の実施例1によると、上側着座部3
6,50が互いにしっかりと係合している間、複合凹部
34の上側領域内に酸素チャンバが形成されていること
になる。この酸素チャンバは、酸素ポート42に対して
開口しているが、燃料ポート44に対しては閉じてお
り、切断火口20の上側フランジ54は酸素チャンバ内
に位置決めされている。それと同時に、下側着座部3
8,52が互いにしっかりと係合しているので、上側着
座部36,50及び下側着座部38,52間の軸方向ス
ペースにおける複合凹部34内に燃料チャンバが形成さ
れている。この燃料チャンバは、燃料ポート44に対し
て開口していると共に、酸素ポート42に対して閉じて
おり、切断火口20の上側肩部56は燃料チャンバ内に
位置決めされている。
【0025】図2〜図5に示された内側部分24を参照
すると、酸素通路58がこの内側部分24を貫いて同軸
状に延びている。酸素通路58は、内側部分24の上端
部のところに入口を有し、茎部(ステム)60を貫いて
延びていると共に、内側部分の下端部のところに出口を
含んでいる。複数の上流側燃料通路62は、内側部分2
4を貫いて延びていると共に、内側部分の軸線を囲み同
軸線から半径方向に離れて配置されている。各上流側燃
料通路は、上側肩部56のところに入口を有し、内側部
分24の環状の同軸下側肩部64のところに出口を有し
ている。内側部分24の同軸状雄ねじ部66は、内側部
分を外側部分26に装着するためのものである。
【0026】図2及び図6〜図8に示された外側部分2
6を見ると、この外側部分は、内側部分の長手方向軸線
を同軸状に囲んで延在する内部表面を含んでおり、該内
部表面が内側部分の上側及び下側端のところで開口する
中央孔部68を画成している。外側部分26の内部表面
は、内側部分の茎部60が多孔構造体30に挿通されて
この中央孔部68に入るときに、内側部分24の雄ねじ
部66に係合する同軸状の雌ねじ部70を含んでいる。
したがって、内側部分24及び外側部分26は、相互に
関連して同軸状に回転されるので、内側部分は、ねじ部
66,70を介して、図2に示すように中央孔部68の
中に十分にねじ込まれることになる。即ち、切断火口2
0は、多孔構造体30を貫いて画成された同軸孔部72
(図10)に茎部60を通し、次いで、この茎部を外側
部分26の中央孔部68に挿通した後、内側部分24及
び外側部分26を相対的に回転させて、ねじ部66,7
0が螺合し外側部分の上端部が内側部分の下部フランジ
48の下側に係合することにより、組み立てることが可
能となっている。
【0027】また、外側部分26の内部表面は、同軸状
の円筒形内部表面74と同軸状の環状内側肩部76とを
含んでおり、これらは、茎部60の外部表面及び内側部
分24の下側肩部64と一緒になって、同軸状の環状チ
ャンバを画成している。同環状チャンバは、多孔構造体
30を収容しており、好ましくは、多孔構造体により実
質的に完全に占められている。切断火口20が図2に例
示したように完全に組み立てられる間に、多孔構造体3
0を収容する環状チャンバは、上流側燃料通路62の出
口と下流側燃料通路78の入口とに開口していることを
除いて、完全に閉じられている。下流側燃料通路78
は、外側部分26を貫いて延びていると共に、外側部分
の軸線を囲み該軸線から半径方向に離れて位置決めされ
ている。各下流側燃料通路78は、内側肩部76にある
入口と、外側部分26の下端にある出口とを含んでい
る。
【0028】図9及び図10を参照すると、多孔構造体
30は環状であって、円筒形で同軸状の外部表面79及
び内部表面81を含んでいる。外部表面79及び内部表
面81は、本発明の実施例1によると、切断火口20を
図2に示すように組み立てる間、それぞれ外側部分26
の内部表面74と内側部分24の茎部60の外部表面と
にしっかり係合していることが好ましい。多孔構造体の
内部表面81は、茎部60を受け入れる孔部72の周り
に延在してこの孔部72を画成しており、孔部72は多
孔構造体30の両端で開いている。本発明の実施例1に
よると、多孔構造体30の両端は、それぞれ内側部分2
4の下側肩部64と外側部分26の内側肩部76とにし
っかり係合している。多孔構造体30が内部表面74、
茎部60、下側肩部64及び内側肩部76にしっかり係
合しているため、上流側燃料通路62から下流側燃料通
路78に流れるガスは、多孔構造体にある入り組んだ回
旋状通路80(図12)に強制的に流される。同様に、
下流側燃料通路78から上流側燃料通路62に移動しよ
うとするどんなフラッシュバックも多孔構造体30にあ
る複数の回旋状通路80を通るように強制され、フラッ
シュバックを好ましくは消滅させている。
【0029】図11及び図12の概略的な拡大図を参照
すると、多孔構造体30は多数の細孔82を含んでおり
(図11には代表的な幾つかが参照符号により明らかに
されている)、各細孔が、多孔構造体中に延びる回旋状
通路80の少なくとも一部を画成している。本発明の実
施例1に属する一例によると、多孔構造体30は、細孔
の大きさが約5μの好ましくは焼結ブロンズ又は焼結ス
テンレス鋼等であり、また、焼結材料の数平方インチに
約100、もっと好ましくは100より多くの細孔82
/回旋状通路80であるのが好ましい。細孔の大きさ
は、そこを通る流れに対して垂直な方向における代表的
な細孔82の概略的尺度である。本発明の実施例1によ
ると、好ましい細孔の大きさ及び細孔の数は、切断トー
チの製造及び作動に関連した多くの要因に依存して、広
範囲に変わり得る。従って、5μ以外の細孔の大きさで
も、数平方インチに100の細孔82/回旋状通路80
の密度でもある適用例では使用し得る。更に、本発明の
代替実施例によると、多孔構造体は、切断トーチが通常
の方式で作動するのを許容し、かつフラッシュバックの
制限機能を遂行するなら任意の種類の材料とすることが
できる。この代替実施例によれば、多孔構造体は蜜に詰
まったスチールワイヤ等、或いは層状等に配列されるの
が好ましい1枚以上のスクリーンとすることができる。
【0030】図1及び図2を参照し、本発明の実施例1
に係る切断トーチの作動をより具体的に説明する。酸素
及び燃料がヘッド22に供給され、一方、切断火口20
はヘッド22に完全に装着されているので、酸素は酸素
通路58を通って流れ、燃料は上流側燃料通路62,多
孔構造体30,次いで下流側燃料通路78を通って流れ
る。即ち、もっと一般的に述べると、多孔構造体30が
切断火口20の燃料通路中に配置されている。燃料はノ
ズル28から噴出され点火されて、金属素材を加熱する
のに使用される予熱火炎を形成する。予熱火炎が金属素
材を十分に加熱した後、高速切断酸素流が作動され酸素
通路58を介してノズル28中に運ばれる。この高速切
断酸素流は、酸化により素材の溶融材料を物理的に除去
し、素材を切断する。この作動中に、ノズルにおける障
害等のため、ガスの爆発性混合物の逆流や点火の結果と
してフラッシュバックが起きると、多孔構造体30の回
旋状通路80は、有利なことに、フラッシュバックが上
流側燃料通路62に達するのを制限している。
【0031】フラッシュバックが多孔構造体30に達し
それにより消滅されると、カーボンのようなフラッシュ
バックの固体副生物が多孔構造体の細孔82/回旋状通
路80に付着する。その結果、多孔構造体30は最終的
に詰まってくる可能性があるので、多孔構造体はそこを
通る燃料ガスの所望の流れに対しては制限的になりすぎ
る。この場合、本発明の実施例1によると、使用済みの
切断火口20の全体を廃棄して新しい切断火口と交換す
るのが好ましい。使用済みの切断火口20を全面的に廃
棄して新しいものと交換することにより、ユーザーが間
違って新たな多孔構造体を据え付けたり、或いはなお悪
く、詰まった多孔構造体を除去して交換しなかったりす
ると起こりうる作動不全が防止される。この点に関し、
切断火口20は、詰まれば、或いは詰まったときに全面
的に廃棄される「ワンピース」の消耗品として、総括的
に特徴付けることができる。代わりに、多孔構造体30
を切断火口20から容易に取外し可能として交換するこ
とができる。
【0032】本発明の別の実施例によると、図1及び図
2に例示したように、多孔構造体30を切断火口20の
同軸環状チャンバ内に配置することの代替例として、或
いはそのように配置することに加えて、プラグ状部材の
多孔構造体を、上流側燃料通路62のそれぞれの内部
に、及び/又は下流側燃料通路78のそれぞれの内部
に、或いはこれら通路を組み合わせたものの内部に同軸
状に配置することができ、これら通路はプラグを最適に
収容すべく拡張することができる。それと同様に、多孔
構造体は、少なくとも部分的に切断火口20を通り画成
された燃料路等におけるその他の位置に配置することが
できる。
【0033】図1及び図2を参照すると、外側部分26
の上端が内側部分24の下部フランジ48の下面に当接
するところに、本発明の実施例1に従って、外部合わせ
目84が形成されている。図13に部分的に例示された
本発明の別の実施例によると、少なくとも外部合わせ目
84と、好ましくは切断火口20の外部表面のかなりの
部分とは、随意であるが、コーティング86で被覆する
か、或いはさもなければ、外部合わせ目84を少なくと
も部分的に塞ぐか及び/又は隠すような方法で加工され
ている。これが好ましいのは、切断火口20の分解がそ
の構成要素を緩めるのをもっと難しくすることにより機
械的に、或いはオペレータに、切断火口20が分解でき
ない一体部品であることを目視可能の合わせ目が存在し
ないことを信じ込ませることにより視覚的に、防止もし
くは少なくとも抑止することである。即ち、好都合なこ
とに、多孔構造体30は、切断火口20内で実質的にア
クセス不能であるから、多孔構造体を交換すべきではな
いことが分かる。分解を抑止することにより、詰まった
切断火口20の全交換が促進され、これは、ユーザーが
間違って新たな多孔構造体を据え付けたり、或いはなお
悪く、詰まった多孔構造体を除去して交換しなかったり
すると起こる作動不全を好適に防止するものである。従
って、切断火口20は使い捨て可能の構成要素であるこ
とが好ましい。或いは、多孔構造体は切断火口から容易
に取り外して交換可能とすることができる。
【0034】条件に合ったコーティング86は陽極酸化
したコーティングである。適当な陽極酸化コーティング
は、通常の陽極被覆法等により切断火口20に付着する
ことができる。陽極被覆は、酸化物の被膜を切断火口の
外部表面上に形成してコーティング86を形成するよう
に、切断火口20を電解処理することを含んでいる。或
いは別法として、切断火口の分解が実質的に防止される
ように、外部合わせ目の領域において切断火口20の内
側部分24及び外側部分26をろう付けすることによっ
て、コーティング86等を形成し、外部合わせ目84を
隠すことができるようにしている。
【0035】図14及び図15は、本発明の別の実施例
に従って、アダプタ20’の形態の取付具に同軸状に装
着された切断火口90を例示している。この実施例によ
ると、アダプタ20’は、コーティング86(図13)
を備えるか又は備えていない本発明の実施例1による切
断火口20と同様であり、異なるのは、図から分かる通
りの改変点と、当業者にとって自明の改変点とである。
この実施例によると、アダプタ20’は、切断火口90
の雌ねじ部94と螺合する雄ねじ部92を含んでいるの
で、切断火口をアダプタの上にねじ込んで図14及び図
15に例示した形態とすることができる。切断火口90
は、レンチを受けて切断火口90をアダプタ20’にね
じ込んだり、そこから離したりするための六角形外部構
造体96を含んでいる。
【0036】図15を参照するに、終端の酸素通路98
は、切断火口90を同軸状に通って延びており、当該切
断火口の終端にある燃料通路100は、切断火口の軸線
周りに半径方向に離れて配置されている。切断火口90
のこれら通路98,100は、図14及び図15に示す
ように、切断火口がアダプタ20’に十分に装着される
構造について、以下に説明する。終端酸素通路98の入
口は、アダプタ20’の酸素通路58の出口に対しての
み開口しており、アダプタ20’の酸素通路58の出口
は、終端酸素通路98の入口にのみ開口している。終端
酸素通路98の出口は、切断火口90の下端(即ち、ノ
ズル)のところで開口している。
【0037】アダプタ20’及び切断火口90は、環状
チャンバ102を形成すべく互いに対峙して開口する同
軸状の環状チャンネルを含んでおり、該環状チャンバ1
02は、酸素通路58,98を囲むと共に同酸素通路と
同軸である。この環状チャンバ102は、下流側燃料通
路78の出口と終端燃料通路100の入口とに開口して
いる点を除いて、完全に閉じている。終端燃料通路10
0の出口は切断火口90の下端のところにある。
【0038】アダプタ20’の上端はヘッド22(図
1)に装着されており、酸素及び燃料が切断火口90の
ノズルから外部に噴出される点を除いて、本発明の実施
例1に係る切断火口20と同様に機能する。その上、切
断火口90が損傷を受けるようになると、アダプタ2
0’をヘッド22に装着したまま、切断火口90を新し
いものと交換できる利点がある。この点に関し、切断火
口90が消耗品であるため、アダプタ20’及び切断火
口90の組合せは「ツーピース」品として総括的に特徴
付けることができる。逆に言えば、前のフラッシュバッ
クによる塵芥のためにアダプタ20’を交換する必要が
あれば、現在使用している切断火口90を古いアダプタ
から取り外して新しいアダプタに取り付け、使用可能な
切断火口を廃棄してしまうことを回避することになる。
【0039】図16を参照すると、本発明の別の実施例
に従って、アダプタ110の形態の取付具が酸素含有燃
料の切断トーチのヘッド22’から分解して図示されて
いる。本発明のこの実施例に係る切断トーチは、本発明
の実施例1による切断トーチと同様であり、異なるの
は、図から分かる通りの改変点と、当業者にとって自明
の改変点とである。例えば、図16に例示したヘッド2
2’は、同ヘッド22’にある複合凹部34’が上側着
座部36の下方で異なった形状とされている点を除い
て、図1の実施例1に係るヘッド22と同一である。具
体的には、ヘッド22’の内部表面は、複合凹部34’
の軸線を囲み、同軸状に、該軸線に対して垂直に延びる
中間並びに下側着座面(即ち、中間及び下側着座部11
2,114)を含んでいる。
【0040】アダプタ110は、互いに関連して同軸状
に配置された本体部116と多孔構造体30’を含んで
おり、本発明のある例では、以下に詳しく述べるよう
に、本体部116及び多孔構造体30’は1つ以上の手
段を介して互いに装着されている。本実施例の多孔構造
体30’は、異なる全体寸法を有する点を除いて、本発
明の実施例1に係る多孔構造体30と同一である。本体
部116は、同本体部の軸線周りに同軸状に延びて、同
本体部の上端及び下端のところで開口する孔部118を
画成する内部表面を含んでいる。当該本体部116のこ
の内部表面は、円筒形内部表面120と、環状内側肩部
122と、環状着座面(即ち、内側着座部124)と、
雌ねじ部126とを含んでおり、これらの全てが本体部
の軸線周りに同軸状に延びている。また、内側着座部1
24は本体部116の軸線に対して斜めの角度をなして
いる。
【0041】この実施例に属する例によると、多孔構造
体30’は、好ましくは、幾つかの装着技術のうちの少
なくとも1つのような手段により、本体部116に実質
的に永続的に据え付けられている。対照的に、この実施
例に属する他の例によると、多孔構造体30’は、本体
部から容易に取り外されて交換できるように、本体部1
16と関係付けられている。この実施例に属する上述の
例によると、2つの装着技術が用いられている。即ち、
圧力嵌めと取付装置とを用いて多孔構造体を本体部11
6に据え付けているが、別の例においては圧力嵌めのみ
が好ましい。圧力嵌めに関して、本体部116の内部表
面120と多孔構造体30’の外部表面は、多孔構造体
が孔部118の上端内に押し込まれるときに、多孔構造
体の外部表面及び内部表面120間の摩擦相互作用が多
孔構造体を図16に示した外形に保持するような大きさ
に作られている。この形状においては、多孔構造体3
0’の下端が本体部の内側肩部122をしっかり保持し
ている。
【0042】保持ピン128等の形態の1つ以上の締結
具が、図16において1つのピン128について例示す
るように、本体部116の一部を貫いて多孔構造体3
0’に延入している。本発明の代替実施例によると、多
孔構造体30’を本体部116に装着するための保持ピ
ン128はアダプタ110に含まれていない。或いは、
1つ以上の保持ピン128は、保持リングやその他の任
意の取付手段のような他の締結装置と置き換えることが
できる。
【0043】本体部116の軸線に対して半径方向に延
びる軸線をそれぞれが有する1つ以上のポート130
は、本体部を貫いて延びていると共に、本体部116の
円筒形外部表面132のところに入口を有し、かつ本体
部の内部表面120のところに出口を有している。円筒
形内部表面120は更に、本体部116と同軸であると
共に、本体部の軸線を囲む、或いは少なくとも部分的に
囲む環状溝134を画成している。各ポート130の出
口と多孔構造体30’の回旋状通路80とは、当該環状
溝134に開口している。本発明の代替実施例において
は、環状溝134は省略されるか、或いは多孔構造体3
0’の外部表面に形成されており、ある状況において
は、ポート130のうちの1つを除く全てを省略するこ
とができる。
【0044】本体部116の上端がヘッド22’の複合
凹部34’に挿入され、その後、本体部を回して、該本
体部と同軸のその雄ねじ部136がヘッドの雌ねじ部4
0’と螺合するようにしている。本体部116の底面
は、アダプタ110を回すのに使用されるフォーク状工
具の先端を受けるための2つの受け部138を有してい
るので、本体部をヘッド22’内にねじ入れることがで
きる。ねじ込み及びねじ戻しを容易にするためには、受
け部138以外の手段を使用することができる。その
上、本発明の代替実施例によると、ねじ部136及び4
0’は、本体部116及びヘッド22’間の取付けと好
ましくは取外しとを容易にするための他の手段と交換す
ることができる。例えば、異なる形式のねじを使用する
ことができ、種々の「スナップ嵌め」又は「圧力嵌め」
を使用することができ、横方向保持ねじ又はピン等を半
径方向に延ばしてヘッド22’に通し本体部116に係
合させることができ、また、任意の他の接続手段を使用
することができる。
【0045】アダプタ110がヘッドに完全に装着され
ている間、本体部116及び多孔構造体30’の上側表
面は、ヘッド22’の中間着座部112にシーリング係
合している。同様に、アダプタ110がヘッドに完全に
装着されている間、本体部の軸線と同軸状に該軸線を囲
む本体部の環状外側着座部140は、ヘッドの下側着座
部114にシーリング係合している。本体部116の外
部表面132により規定される直径は、ヘッド22’の
円筒形内部表面142の直径よりも小さい。アダプタ1
10がヘッド22’に完全に装着されている間、内部表
面142は外部表面132を囲んでいるので、これらの
表面は互いに接触せず、アダプタ110がヘッドに完全
に装着されている間、プレナム状の環状外側チャンバ,
チャンネルもしくはスペースがこれらの表面間に画成さ
れている。外側チャンバが燃料通路として機能できるよ
うに表面132及び142間に外側チャンバを形成する
のが有利であるから、アダプタ110のポート130
は、ヘッド22’における燃料ポート44と整列する必
要はない。或いは、ポート130は、燃料ポート44と
実質的に同軸状に整列している。
【0046】通常の切断火口又は上述したように形成さ
れた切断火口20等は、アダプタ110がヘッド22’
に完全に装着されている間、当該アダプタ110に装着
されている。例えば、切断火口20は、切断火口の上端
をアダプタの孔部118に挿入してから、ナット32
(図1)のねじ部46をアダプタの雌ねじ部126に係
合させることにより、アダプタ110に装着される。ナ
ット32を回して、その環状上縁部を切断火口20の下
部フランジ48の下面に係合させ、切断火口をアダプタ
の孔部118とヘッド22’の複合凹部34’の両方の
中に押し入れる。孔部118及び複合凹部34’内への
切断火口20の移動は、切断火口,アダプタ110及び
ヘッド22’が同軸であり切断火口が本体部及びヘッド
の各着座部に完全に係合するときに、終了する。具体的
には、切断火口20の上側着座部50及び下側着座部5
2がそれぞれヘッド22’の上側着座部36とアダプタ
の内側着座部124とに同軸状にしっかり係合してい
る。
【0047】上側着座部50,36が互いにしっかり係
合している間、複合凹部34’の上側領域内に酸素チャ
ンバが形成されている。この酸素チャンバは、酸素ポー
ト42に対して開口しているが燃料ポート44に対して
閉じており、切断火口20の上部フランジ54は酸素チ
ャンバ内に位置決めされている。同時に、切断火口20
の下側着座部52とアダプタ110の内側着座部12
4、及びアダプタの外側着座部140とヘッド22’の
下側着座部114が互いにしっかり係合しているので、
燃料チャンバが複合凹部34’内に形成されることにな
る。この燃料チャンバは、燃料ポート44に対しては開
口し、酸素ポート42に対しては閉じている。
【0048】上述したように、アダプタ110がヘッド
22’に装着され、切断火口20がアダプタに装着され
ている間、切断火口の上側茎部144は、多孔構造体3
0’の孔部72’を貫いて延びている。多孔構造体3
0’の内部表面81’は、上側茎部144の外部表面よ
りも大きな直径を有しているので、プレナム状の環状内
側チャンバが上側茎部と多孔構造体の内部表面との間に
画成され、かつ切断火口20の上流側燃料通路62の入
口は、この環状内側チャンバと連続して開口している。
具体的には、図16に例示した実施例によると、アダプ
タ110がヘッド22’に装着され、かつ切断火口20
がアダプタに装着されている間、多孔構造体30’の内
部表面81’は切断火口20の上側茎部144の外部表
面と対面した対峙関係にある。図には記載されていない
本発明の同様の代替実施例によると、多孔構造体30’
はアダプタ110に画成された凹部等に配置されてお
り、アダプタ110がヘッド22’に装着され、かつ切
断火口20がアダプタに装着されている間、切断火口の
上側茎部144は多孔構造体30’の孔部72’を貫い
て延びているが、多孔構造体30’の内部表面は上側茎
部144の外部表面と対面した対峙関係にないようにな
っている。
【0049】上述したように、アダプタ110及び切断
火口20がヘッド22’に完全に装着されている間、酸
素及び燃料がヘッド22’に供給される。その結果、酸
素は切断火口の酸素通路58を通り流れることになる。
燃料は、アダプタ110の外部表面132とヘッド2
2’の内部表面142との間に画成された環状外側チャ
ンバから、多孔構造体30’の内部表面81’と上側茎
部144の外部表面との間に画成された環状内側チャン
バへ流れることになる。これらチャンバ間の流れは、ア
ダプタ110のポート130、溝134及び回旋状通路
80を経由する。次いで燃料は、多孔構造体30’の内
部表面81’と上側茎部144の外部表面との間に画成
された環状内側チャンバから、切断火口20の上流側燃
料通路62に流入する。その後、酸素及び燃料は、上述
したように、切断火口20のノズル28から噴出され
る。ノズル28における障害物のような理由で、ガスの
爆発混合物の点火や逆流の結果として作動中にフラッシ
ュバックが起きても、多孔構造体30’は、フラッシュ
バックがアダプタ110の1つ以上の半径方向ポート1
30に達するのを好適に制限している。
【0050】フラッシュバックが多孔構造体30’に達
し、同多孔構造体により消滅されるときに、カーボンの
ようなフラッシュバックの固体副生物が多孔構造体中に
付着する。その結果、多孔構造体30’が最終的に詰ま
るようになるので、多孔構造体は、そこを通る燃料ガス
の望ましい流れに対しては制限的になり過ぎることにな
る。この場合、使用済みのアダプタ110の全体を好ま
しくは廃棄して新しいアダプタと交換する。使用済みア
ダプタ110を全面的に廃棄して新しいものと交換する
ことにより、ユーザーが間違って新たな多孔構造体3
0’を据え付けたり、或いはなお悪く、詰まった多孔構
造体を除去して交換しなかったりすると起こりうる作動
不全が防止される利点がある。多孔構造体30’をアダ
プタ110から除去し、新たな多孔構造体を同じアダプ
タに設けることは、多孔構造体をアダプタの本体部11
6にしっかり装着することによって好適に防止される。
或いは、多孔構造体30’は、アダプタから容易に取り
外して交換できるように、アダプタ110と接続する
か、又は何らかの手段でアダプタと関連させることがで
きる。
【0051】当業者により了解されるように、酸素燃料
トーチは「後混合」及び「予混合」切断トーチの両方を
含んでおり、本発明は予混合切断トーチに関連して記載
されている。即ち、本発明の図示実施例において、燃料
ポート44を経由して供給される燃料は、アセチレン等
のような酸素及び燃料ガスの混合物である。本発明は
「予混合」トーチに関連して説明してきたが、本発明
は、「後混合」切断トーチにも適用できる。
【0052】本発明に関連した技術分野の当業者は、本
発明の多くの変形例やその他の実施例を想到するであろ
うが、それらも以上の記載及び添付図面に提示された教
示に基づく利点を享有している。従って、本発明は開示
した特定の実施例に限定されると考えるべきではなく、
そのような変形例やその他の実施例も本発明の範囲内に
含まれると解釈されるべきである。この明細書では特定
の用語が用いられているが、それらは一般的かつ説明的
な意味でのみ使用されており、限定のために用いられて
いるのではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、本発明の切断火口と
従来の切断トーチのヘッドの分解図であり、切断火口を
囲むナットと切断火口はそれらの軸線に沿った断面であ
って、切断火口の内部にある多孔構造体は破線で示され
ている。
【図2】図4の2−2線に沿った切断火口の断面図であ
る。
【図3】図4の2−2線に沿った切断火口の内側部分の
分離断面図である。
【図4】切断火口の頂部平面図であり、これは内側部分
の頂部平面図と同一である。
【図5】内側部分の底部平面図である。
【図6】図4の2−2線に沿った切断火口の外側部分の
分離断面図である。
【図7】外側部分の頂部平面図である。
【図8】外側部分の底部平面図である。
【図9】多孔構造体の側面図である。
【図10】多孔構造体の平面図である。
【図11】多孔構造体の細孔を例示する部分拡大図であ
る。
【図12】多孔構造体の細孔により形成される代表的な
回旋状通路を例示する拡大断面図である。
【図13】図4の2−2線により指示される同じ方法で
切断された、本発明の別の実施例に係る切断火口の部分
断面図である。
【図14】本発明の別の実施例に係り、アダプタ及び切
断火口の組合せの立面図である。
【図15】図4の2−2線により指示される同じ方法で
切断された、図14の組合せの部分図である。
【図16】本発明の別の実施例に係り、アダプタ、切断
トーチのヘッド、切断火口の一部の分解図であり、各部
材はその軸線に沿って切断されている。
【符号の説明】
20 切断火口(取付具) 20’ アダプタ(取付具) 22 ヘッド 22’ ヘッド 24 切断火口の内側部分 26 切断火口の外側部分 30 多孔構造体 30’ 多孔構造体 32 ナット 34 複合凹部(ヘッド凹部) 34’ 複合凹部(ヘッド凹部) 40 ヘッドの雌ねじ部 40’ ヘッドの雌ねじ部 42 酸素ポート 44 燃料ポート 46 ナットの雄ねじ部 58 酸素通路 62 上流側燃料通路(上流部分) 72 孔部 72’ 孔部 78 下流側燃料通路(下流部分) 80 回旋状通路 90 切断火口 92 雄ねじ部 94 雌ねじ部 98 酸素通路 100 燃料通路 102 環状チャンバ 110 アダプタ(取付具) 116 本体部 118 孔部 120 内部表面 124 環状着座部 130 ポート 136 本体部の雄ねじ部 144 上側茎部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ナイジェル・パーキン アメリカ合衆国サウスカロライナ州29501, フローレンス,グレッグ・アヴェニュー 1209 (72)発明者 ジョン・オノラート アメリカ合衆国サウスカロライナ州29501, フローレンス,ヒースウェイ・ドライヴ 2545 (72)発明者 ポール・マーキュリ アメリカ合衆国サウスカロライナ州29501, フローレンス,サウス・キャシュア・ドラ イヴ 326 Fターム(参考) 3K017 CA05 CB01 CB12 CC04 CD08 DE10 DE15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュバックを制限するために、ヘ
    ッド凹部と、該ヘッド凹部に開口すると共に、酸素供給
    源から酸素を受けて酸素を前記ヘッド凹部に供給する酸
    素ポートと、前記ヘッド凹部に開口すると共に、燃料供
    給源から燃料を受けて燃料を前記ヘッド凹部に供給する
    燃料ポートとを有している切断トーチヘッドに装着され
    る取付具であって、 該取付具は、前記ヘッドに装着されると共に、前記ヘッ
    ドから取り外される本体部を備え、該本体部の一端は、
    前記本体部を前記ヘッドに装着するときに前記ヘッド凹
    部に挿入されると共に、前記本体部を前記ヘッドから取
    り外すときに前記ヘッド凹部から取り出されるようにな
    っており、前記本体部は、該本体部が前記ヘッドに装着
    されている間に前記酸素ポートから酸素を受けるため該
    酸素ポートと連通するようになっている少なくとも1つ
    の酸素通路を画成しており、かつ前記取付具は、前記本
    体部が前記ヘッドに装着されている間に前記燃料ポート
    から燃料を受けるため該燃料ポートと連通するようにな
    っている少なくとも1つの燃料通路を画成しており、 前記取付具は、前記本体部とは別個の構成要素であると
    共に、内部に多数の回旋状通路が延在している多孔構造
    体を備え、該多孔構造体は、前記本体部が前記ヘッドに
    装着されている間に該多孔構造体が前記ヘッドの前記燃
    料ポートにフラッシュバックが進入するのを制限する影
    響をもたらすように、前記本体部に関連して取り付けら
    れており、 前記多孔構造体は前記取付具と一体化されていて、前記
    多孔構造体は、前記本体部が前記ヘッドに装着されるべ
    く前記ヘッドから完全に離れている状態から移動すると
    き、かつ前記本体部が前記ヘッドから完全に離れるべく
    前記ヘッドに装着されている状態から移動するときに、
    前記本体部と一緒に移動する、 フラッシュバック制限用の取付具。
  2. 【請求項2】 前記取付具は、前記酸素通路が前記酸素
    ポートから酸素を受けるため前記酸素ポートと連通し、
    前記燃料通路が前記燃料ポートから燃料を受けるため前
    記燃料ポートと連通するように、前記切断トーチの前記
    ヘッドに装着されている請求項1に記載の取付具。
  3. 【請求項3】 前記一端は第1端であり、前記取付具は
    前記第1端とは反対側に第2端を有する切断火口であ
    り、該第2端は、前記取付具が前記ヘッドに装着されて
    いる間に、素材を加熱すべく火炎を生成する燃料を噴出
    すると共に、該加熱された素材を酸化して切断すべく酸
    素を噴出するために設けられている請求項1に記載の取
    付具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の取付具であって、 前記一端は、前記本体部の第1端であり、前記本体部
    は、前記第1端とは反対側に第2端を有し、前記酸素通
    路は、前記第1端から前記第2端へ延びており、複数の
    燃料通路は、前記第1端の近くから前記第2端へ延びて
    いると共に、前記酸素通路から半径方向に離れて該酸素
    通路の周りに配置されており、 前記本体部は、前記酸素通路から隔てられて該酸素通路
    の周りに延在する環状チャンバを画成し、前記燃料通路
    の各々は、上流部分と下流部分とを有しており、各燃料
    通路について、前記上流部分が前記環状チャンバに開口
    する出口を有すると共に、前記下流部分が前記環状チャ
    ンバに開口する入口を有しており、前記多孔構造体は前
    記環状チャンバ内に配置されている、取付具。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の取付具であって、更
    に、前記酸素通路から隔てられて該酸素通路の周りに延
    在する環状チャンバを備え、 前記燃料通路は、 前記酸素通路から半径方向に離れて配置されると共に、
    前記環状チャンバに開口する出口を有する少なくとも1
    つの上流側燃料通路と、 前記酸素通路から半径方向に離れて配置されると共に、
    前記環状チャンバに開口する入口を有する少なくとも1
    つの下流側燃料通路とを含み、 前記多孔構造体は、前記環状チャンバ内に配置され、フ
    ラッシュバックが前記環状チャンバを通過するのを制限
    している、取付具。
  6. 【請求項6】 切断トーチのヘッドに装着されて、切断
    火口を前記切断トーチの前記ヘッドに接続し、かつフラ
    ッシュバックを制限するためのアダプタであって、該ア
    ダプタは、 内部表面を有する本体部を備え、該内部表面は、前記本
    体部の軸線周りに延びて、前記本体部の両端のところで
    開口する軸方向の孔部を画成し、該孔部を前記切断火口
    が貫いて延び、 前記本体部と共に前記ヘッドに装着され、かつ、前記本
    体部が前記ヘッドから取り外されているときに前記本体
    部の中に留まるべく、前記本体部に取り付けられたフラ
    ッシュバック制限用の多孔構造体を備え、前記多孔構造
    体は、前記本体部とは別の構成要素であると共に、該多
    孔構造体中に延在する多数の回旋状通路を有しており、
    また、前記多孔構造体は、環状であって、該多孔構造体
    を貫いて延びる孔部を画成しており、前記孔部は、前記
    回旋状通路のどれよりも実質的に大きく、前記切断火口
    が同孔部を貫いて延びている、アダプタ。
  7. 【請求項7】 前記アダプタは、前記切断トーチの前記
    ヘッドに装着され、前記切断火口を前記切断トーチの前
    記ヘッドに接続して、前記切断火口が前記本体部の前記
    孔部と前記多孔構造体の前記孔部の両方を通って延びて
    いる請求項6に記載のアダプタ。
  8. 【請求項8】 前記本体部は、該本体部を前記ヘッドに
    装着するため、前記軸線の周りにらせん状になったねじ
    部を有している請求項6に記載のアダプタ。
  9. 【請求項9】 前記アダプタは、前記本体部のねじ部を
    前記ヘッドのねじ部に係合させて、前記本体部を第1の
    方向に複数回にわたり前記ヘッドに対して回転させるこ
    とによって、前記ヘッドに装着することが可能であり、
    前記アダプタは、前記第1の方向とは反対の第2の方向
    に複数回にわたり前記ヘッド及び前記本体部間に相対回
    転を生じさせることによって、前記ヘッドから取り外す
    ことが可能であり、前記多孔構造体は、前記アダプタが
    前記ヘッドに装着されている間及び前記アダプタが前記
    ヘッドから取り外されている間、前記本体部と共にそれ
    ぞれ複数回づつ回転するように、前記本体部によって支
    持されている請求項6に記載のアダプタ。
  10. 【請求項10】 前記本体部は、前記切断火口を前記本
    体部に装着するため、前記軸線の周りにらせん状になっ
    たねじ部を有している請求項6に記載のアダプタ。
  11. 【請求項11】 前記アダプタの内部表面は、前記切断
    火口に係合するための環状着座部を含み、該環状着座部
    は、前記軸線に対して斜めにかつ前記軸線の周りに延在
    している請求項6に記載のアダプタ。
  12. 【請求項12】 前記アダプタは、前記本体部の前記軸
    線に対して半径方向に延びる軸線を有するポートを含
    み、該ポートは、前記多孔構造体の前記回旋状通路と連
    通している請求項6に記載のアダプタ。
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