JP2003106323A - グリップアンカーベースパイプ除去方法と除去具 - Google Patents

グリップアンカーベースパイプ除去方法と除去具

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JP2003106323A
JP2003106323A JP2001300994A JP2001300994A JP2003106323A JP 2003106323 A JP2003106323 A JP 2003106323A JP 2001300994 A JP2001300994 A JP 2001300994A JP 2001300994 A JP2001300994 A JP 2001300994A JP 2003106323 A JP2003106323 A JP 2003106323A
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Japan
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base pipe
tool
male screw
screwed
cone
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Application number
JP2001300994A
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English (en)
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Toshikazu Minematsu
敏和 峰松
Toshitsugu Shinken
年次 真釼
Takashi Ito
孝志 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Esutekku Kk
Estec Co Ltd
Original Assignee
Esutekku Kk
Estec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定使用済みとなったグリップアンカーのベ
ースパイプについては、埋め殺しにするか、ベースパイ
プ周辺をハツリ取ってベースパイプと拡開コーンを掘り
出し除去しているが、埋め殺しの場合にはベースパイプ
や拡開コーンに錆や腐食が発生しコンクリート壁に悪影
響を及ぼす問題があり、掘り出し除去の場合には大掛か
りなハツリ作業が必要という課題を残している。 【解決手段】 除去するベースパイプ1のツール螺合雌
螺子孔に雄螺子杆4を螺合推進して、その先端をベース
パイプの拡開コーン3に当接して雄螺子杆の螺合推進反
力によりベースパイプを後退させて抜去するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート壁にベ
ースパイプを打込み施工し、ベースパイプ打込み端側に
設定されたツール螺合雌螺子孔にツールアクセサリーの
雄螺子杆を螺合してアクセサリーアンカーベースとする
外コーン式のグリップアンカーについての設定使用済み
となったベースパイプを除去するための方法と除去具に
関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、設定使用済みと
なったグリップアンカーのベースパイプについては、先
端部の拡開コーンと共に埋め殺しにするか、除去が必要
な場合にはベースパイプ周辺をコンクリートカッター・
チッパー等でハツリ取ってベースパイプと拡開コーンを
掘り出し除去してハツリ部を埋め戻す方法が採られてき
た。
【0003】しかしながら、埋め殺しの場合には鉄等を
素材とするベースパイプと拡開コーンに錆や腐食が発生
しコンクリート壁に悪影響を及ぼす問題があり、掘り出
し除去の場合には大掛かりなハツリ作業が必要となり、
無駄な労力と費用を掛けなければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、除去ベースパ
イプのツール螺合雌螺子孔を利用して、該雌螺子孔に雄
螺子杆を螺合推進して、その先端をベースパイプの拡開
コーンに当接して雄螺子杆の螺合推進反力によりベース
パイプを後退させて抜去するように構成したものであ
る。
【0005】即ち、除去ベースパイプのツール螺合雌螺
子孔に先端側に所定長さの押圧芯部を設けた雄螺子杆を
螺合推進すれば、押圧芯部の先端がベースパイプの拡開
コーンに当接し、更に、雄螺子杆を螺合推進しようとす
れば、拡開コーンとの当接部が力点となって螺合力がベ
ースパイプの圧入力にまさってベースパイプを抜去方向
に後退させて圧入部の外に排出する。
【0006】グリップアンカーは、打込みによって先端
に挿入された拡開コーンがベースパイプの内側に圧入さ
れ、コーンのテーパー面とベースパイプの割り溝によっ
てベースパイプの挿入先端が拡開して挿入部から抜けな
くなるアンカー構造を取るものである。
【0007】そこで、雄螺子杆押圧芯部の先端をベース
パイプの拡開コーン圧入端に当接し、当接部を力点とし
て雄螺子杆を螺合推進すれば、雄螺子杆の螺合と共にベ
ースパイプは雄螺子杆の螺進方向に後退するが、コーン
は押圧芯部が当接されているため螺進方向に移動できず
ベースパイプから離脱する。
【0008】拡開コーンがベースパイプから離脱すれ
ば、ベースパイプ挿入先端の強制拡開は解除されるの
で、除去具を回動しながら引張ればベースパイプもこれ
と共に回動してコンクリート壁等の設定部から引き抜く
ことができる。この段階では、拡開コーンは圧入部内に
残留するが、拡開コーンの径はベースパイプの径より小
径なので、ベースパイプの除去後ピンセット等で簡単に
取り出すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明の実施例
を説明する。1はグリップアンカーのベースパイプで、
打込み端11側内壁に雌螺子12が刻設されツール螺合雌螺
子孔2を構成する。先端側13には拡開コーン3の挿入に
より拡開するための割り溝14が設けられ、外周には抜け
止めを強化する凹凸溝15が形成されている。
【0010】このように構成されたグリップアンカーの
打込み端11を打込み用具およびハンマーによって打込め
ば、先端側13に挿入された拡開コーン3のテーパー面と
割り溝14によってベースパイプ1の先端側13が拡開され
てコンクリート壁等の設定面Aにグリップアンカーが設
定される。
【0011】設定されたグリップアンカーは、ツール螺
合雌螺子孔2に足場係合ベースやフックなどのツールア
クセサリーBの雄螺子杆bを螺合してアクセサリーアン
カーベースとして使用するものであるが、暫定的なアン
カーベースとなるものも多く、設定使用済みとなったベ
ースパイプの除去が問題となるものである。
【0012】4は除去具で、基端部に回動把持部41、杆
体部の基端側にグリップアンカーベースパイプのツール
螺合雌螺子孔2に螺合する雄螺子42を刻設し、先端側に
所定長さの押圧芯部43を設けた杆体によって構成されて
いる。回動把持部41は実施例ではボルト頭状に形成した
が、把手状やハンドル状など様々に構成するこどができ
る。
【0013】設定使用済みとなったグリップアンカー
は、ツールアクセサリーBは外されるので、ベースパイ
プ1と拡開コーン3がコンクリート面上に残留されてい
る。先ず、除去ベースパイプのツール螺合雌螺子孔2に
除去具4の押圧芯部43を挿入し、雄螺子42を螺合推進す
れば、押圧芯部43の先端がベースパイプ1先端側に挿入
された拡開コーン3の挿入先端31に当接し、更に、雄螺
子42を螺合推進しようとすれば、拡開コーンとの当接部
が力点となって螺合力がベースパイプの圧入力にまさっ
てベースパイプを抜去方向に後退させる。
【0014】即ち、除去具4の押圧芯部43の先端がベー
スパイプ1に挿入され雄螺子42が螺合されて拡開コーン
圧入端31に当接すれば、除去具4の螺合と共にベースパ
イプは除去具4の螺進方向とは逆方向に後退するが、コ
ーン3は押圧芯部43が当接されているため螺進方向に移
動できずベースパイプから離脱する。
【0015】拡開コーン3がベースパイプ1から離脱す
れば、ベースパイプ挿入先端の強制拡開は解除されるの
で、除去具4を回動しながら引張ればベースパイプ1も
これと共に回動してコンクリート壁等の設定部Aから引
き抜くことができる。この段階では、拡開コーンは圧入
部内に残留するが、拡開コーンの径はベースパイプの径
より小径なので、ベースパイプの除去後ピンセット等で
簡単に取り出すことができる。
【0016】本発明は以上のように構成したので、従
来、ベースパイプの設定周辺域をコンクリートカッター
等でハツリ取ってベースパイプと拡開コーンを掘り出す
などの多くの労力を要した設定使用済みとなったグリッ
プアンカーベースパイプの除去を、除去ベースパイプの
ツール螺合雌螺子孔2に除去具を螺合回動するだけで簡
単、迅速に行なうことができたものである。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】ベースパイプ部の下半分を切欠断面として、そ
の構造を示す既存のグリップアンカーの全体側面図
【図2】同じく、図1の既存のグリップアンカーをコン
クリート壁面に設定した状態を要部を切欠断面として示
したグリップアンカー設定状態の全体側面図
【図3】本発明の実施例を示すもので、本発明の1実施
例による除去具を除去ベースパイプのツール螺合雌螺子
孔に螺合して拡開コーン圧入端に当接した状態を示す施
工状况全体側断面図
【図4】同じく、図3に次ぐ工程において拡開コーン圧
入による強制拡開を解除してベースパイプからコーンを
離脱してベースパイプを引抜除去する状態を示す施工状
况全体側断面図
【図5】本発明の実施例を示すもので、本発明の1実施
例による除去具の全体側面図
【符号の説明】
1 グリップアンカーのベースパイプ 11 ベースパイプの打込み端 12 ベースパイプの内壁雌螺子 13 ベースパイプの打込み先端 14 ベースパイプ先端側の割り溝 15 ベースパイプー外周の抜け止め強化凹凸溝 2 ベースパイプのツール螺合雌螺子孔 3 拡開コーン 31 拡開コーン圧入端 4 除去具 41 除去具基端部の回動把持部 42 除去具基端側の雄螺子 43 除去具先端の押圧芯部 A グリップアンカー設定面 B ツールアクセサリー b ツールアクセサリーの雄螺子杆
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 孝志 東京都江東区東陽7ー5ー8 株式会社エ ステックレックス事業部内 Fターム(参考) 2E125 AA53 AA70 AA73 AE01 AG41 AG60 BA16 BB08 BB19 BB24 BD01 BE08 BF04 CA03 EA15 EA33 2E174 EA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定使用済みのグリップアンカーベース
    パイプのツール螺合雌螺子孔に雄螺子杆を螺合推進し
    て、その先端をベースパイプの拡開コーンに当接して雄
    螺子杆の螺合推進反力によりベースパイプを後退させて
    抜去するようにしたことを特徴とするグリップアンカー
    ベースパイプ除去方法
  2. 【請求項2】 基端部に回動把持部、杆体部の基端側に
    グリップアンカーベースパイプのツール螺合雌螺子孔に
    螺合する雄螺子を刻設し、先端側に所定長さの押圧芯部
    を設けたことを特徴とするグリップアンカーベースパイ
    プ除去具
JP2001300994A 2001-09-28 2001-09-28 グリップアンカーベースパイプ除去方法と除去具 Pending JP2003106323A (ja)

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Effective date: 20040301