JP2005177968A - ねじ引抜き用ドライバー - Google Patents
ねじ引抜き用ドライバー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005177968A JP2005177968A JP2003436780A JP2003436780A JP2005177968A JP 2005177968 A JP2005177968 A JP 2005177968A JP 2003436780 A JP2003436780 A JP 2003436780A JP 2003436780 A JP2003436780 A JP 2003436780A JP 2005177968 A JP2005177968 A JP 2005177968A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- screwdriver
- hole
- bit
- driver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
【課題】駆動穴(十字穴・六角穴・四角穴など)を持つねじ部品の締め付け及び緩め作業において、当該ねじ部品を高所や狭所の必要締め付け位置に運搬すること、またねじ馬鹿になった部品を緩め方向に回転させながら引き抜いてゆく作業には通常のドライバーやボックスレンチなどの工具では困難を極めているが、これらの作業を容易にするドライバーを提供する。
【解決手段】先割り拡張用テーパー頭部を有し、ノブ付きナットをドライバ握り部に対して回転させる事により前記テーパ頭部を拡径するドライバーの締め付け工具を使用することにより、ねじ部品を高所や狭所の必要締め付け位置に運搬すること、またねじ馬鹿になった部品を緩め方向に回転させながら引き抜いてゆく作業を容易に行うことが出来る。
【選択図】図1
【解決手段】先割り拡張用テーパー頭部を有し、ノブ付きナットをドライバ握り部に対して回転させる事により前記テーパ頭部を拡径するドライバーの締め付け工具を使用することにより、ねじ部品を高所や狭所の必要締め付け位置に運搬すること、またねじ馬鹿になった部品を緩め方向に回転させながら引き抜いてゆく作業を容易に行うことが出来る。
【選択図】図1
Description
この発明は、駆動穴(六角・四角・ヘクサロビュラ・十字など)を持つねじ部品の締め付け及び緩めに際し、作業しにくい箇所、高所・狭所などの手の届かない箇所や手の入らない箇所に多方面に亘り用いることが出来る。
例えば、タッピンなどでネジが先端のみにネジの有る半ネジで床面や壁面を貫通してその裏側にある木材等を締め付けるときに有効である。
その作業の際に往々にして、表面板の裏にある木材を探り当てられずにねじを誤所に打ち込むことが多い。その場合はタッピンのねじ部は宙に浮いてしまい、ネジを逆回転させても、ネジは抜け方向に移動しない。この時ねじ頭部が部材にめり込んでしまった場合はねじを部材から引き抜く手懸かりが無く、修正の作業に多大な労力を要する。このドライバーは誤所のねじの引き抜き作業を容易にすることが出来る。
また、この発明においては、一本のドライバーで複数のサイズの駆動穴を持つねじの締め付けに対応することが出来る。
例えば、タッピンなどでネジが先端のみにネジの有る半ネジで床面や壁面を貫通してその裏側にある木材等を締め付けるときに有効である。
その作業の際に往々にして、表面板の裏にある木材を探り当てられずにねじを誤所に打ち込むことが多い。その場合はタッピンのねじ部は宙に浮いてしまい、ネジを逆回転させても、ネジは抜け方向に移動しない。この時ねじ頭部が部材にめり込んでしまった場合はねじを部材から引き抜く手懸かりが無く、修正の作業に多大な労力を要する。このドライバーは誤所のねじの引き抜き作業を容易にすることが出来る。
また、この発明においては、一本のドライバーで複数のサイズの駆動穴を持つねじの締め付けに対応することが出来る。
特願2002−291698において同様な考案がなされているが、その出願の中にある本考案の「ねじ保持部」と同様の仕組みについては、専ら自らの持つバネ性によりねじを保持している。しかしバネ性による保持力には限界があり、ねじを引き抜く力も限定されてしまう。また、前記考案のドライバーを駆動穴等にねじ保持部を人手でねじ込む場合はバネの拡張・収縮にも限度があるので、一本のドライバーが対応するねじのサイズは限定される。
従来の方法は次のような問題があった。
特願2002−291698においては「ねじ保持部」については、専ら自らの持つバネ性によりねじを保持している。しかしバネ性による保持力には限界がある。大きなねじ保持力を得る為にねじ保持部のバネ性を強くすると、それをねじの穴にねじ込むのに大きな力を必要として、時としてねじや被締結部材を誤って傷つけてしまうこともあり、それ故大きなバネ性を持たせることは出来ず、従ってねじを保持して引き抜く力も限定されてしまう。また、前記考案のドライバーを駆動穴に人手でねじ込む場合はバネの拡張・収縮の範囲にも限度があるので、一本のドライバーが対応するねじのサイズは限定される。
特願2002−291698においては「ねじ保持部」については、専ら自らの持つバネ性によりねじを保持している。しかしバネ性による保持力には限界がある。大きなねじ保持力を得る為にねじ保持部のバネ性を強くすると、それをねじの穴にねじ込むのに大きな力を必要として、時としてねじや被締結部材を誤って傷つけてしまうこともあり、それ故大きなバネ性を持たせることは出来ず、従ってねじを保持して引き抜く力も限定されてしまう。また、前記考案のドライバーを駆動穴に人手でねじ込む場合はバネの拡張・収縮の範囲にも限度があるので、一本のドライバーが対応するねじのサイズは限定される。
本発明は、これらの欠点を子細に検討してなされたもので、本発明の一つの目的は、誤所や斜めに打ち込んだタッピン等の頭部が部材にめり込むなどして通常の方法ではねじを摘み出せない状況で容易に撤去出来る方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、締結部品を本発明のドライバーでネジ部品を確保し適切な締め付け位置まで運搬し、かつそれを締結作業に用いるとともに、一本のドライバーで多数のサイズのねじ部品に対応することにある。
本発明の他の目的は、以下の説明で明らかになろう。
当考案における請求項1〜2のドライバーにおいては、ねじ保持部の部分をねじなどの力でねじ頭部上面の穴(駆動穴も含む)や溝に強く密着するように拡張すると、ねじはドライバーにより強固に保持される。また、ねじ保持部の部分をねじなどの力を用いれば、小さな力で大きく広げることが出来るので一本のドライバーで多数のサイズのねじ穴に用いることが可能になる。
次に、本発明の実施の形態について例を挙げて説明する。
図1では請求項1のドライバーの実施形態を示している。2aビット先端部を誤所に打ち込んだねじの頭部穴に差し込み、1ドライバー握り部を押さえながら、5ノブ付きナットを締め付け方向に回転させると、3b先割り拡張用テーパー頭部が2ねじ保持ビット部に進入してくる。3b先割りテーパー頭部の進入により2dビット先割り部は強制的に開き、ねじ頭部の穴の内面に密着する。この時、誤所に打ち込んだねじの戻しトルクがそれほど大きくない状況なら、1ドライバー握り部を回しながら引き抜けば、ねじは容易に大きな引っ張り力で引き抜く事が出来る。引き抜きの効果は、ねじの穴の内側に2bビット先端引っ掛かり部が掛かるように突起とうが設けてあるとより大きくなる
この時、ねじの戻しトルクが大きいときには、請求項3にあるように3b先割り拡張用テーパー頭部の天面にねじの駆動穴(リセス)に見合う形状の先端を取り付けることにより容易に大きな戻しトルクを付加することが出来る。
この時、ねじの戻しトルクが大きいときには、請求項3にあるように3b先割り拡張用テーパー頭部の天面にねじの駆動穴(リセス)に見合う形状の先端を取り付けることにより容易に大きな戻しトルクを付加することが出来る。
図1では2aビット先端部について特別に指定はしていない。この場合長穴加工が困難であるという考え方から、丸パイプが用いられることが多い。しかしながら、時としてねじに戻しトルクを掛けるとき、大きなトルクを必要とする場合が生じる。この時請求項2または請求項3の仕組みが必要となる。
此処では、請求項2の実施例にについて説明する。頭部に設けられた駆動穴が六角形のとき、穴の中に挿入された2aビット先端部が駆動穴に見合った六角形であるなら、5ノブ付きナットが締められると3b先割り拡張用テーパーねじ部により六角形の2aビット先端は六角形の駆動穴の内壁面に密着することになり、ねじに大きな戻しトルクを付加することが可能になる。
実施例では、先端拡張用ねじがビットの中に引き込まれる方向に移動してビット先端部が拡張される仕組みで、一度ビット先端が拡張すると3a先割り拡張用テーパー頭部が2aビット先端部の内側壁面に摩擦で付着してしまうことがある。この場合は、5ノブ付きナットを緩めて1ドライバー握り部との間に隙間を作り、ノブ付きナットを1ドライバー握り部の方向に押せば、付着した部分を容易に分離することが出来る。
実施例では、先端拡張用のねじ部品がビットの中に引き込まれる方向に移動してビット先端部が拡張される仕組みであるが、2ねじ保持ビット部の1ドライバー握り部に近い方の穴を大きくし先端に近い部分で穴径を小さくすれば、前記の実施例とは逆にねじ部が先端方向に移動しながら先端部を拡張させることも可能である。
以上のように、本発明におけるドライバーは
(A)駆動穴を持つねじ部品をドライバーでしっかり保持する
(B)駆動穴を持つねじ部品をドライバーでしっかり駆動する
(C)1本のドライバーで対応ねじ駆動穴の範囲が広い
などの仕組みを通じて、高所・狭所などの作業のし難いところでの作業を容易にし、誤所に打ち込んだねじを容易に抜き取ることを可能にしている等の優れた効果が得られるものである。
(A)駆動穴を持つねじ部品をドライバーでしっかり保持する
(B)駆動穴を持つねじ部品をドライバーでしっかり駆動する
(C)1本のドライバーで対応ねじ駆動穴の範囲が広い
などの仕組みを通じて、高所・狭所などの作業のし難いところでの作業を容易にし、誤所に打ち込んだねじを容易に抜き取ることを可能にしている等の優れた効果が得られるものである。
1 ドライバー握り部
2 ねじ保持ビット部
2a ビット先端部
2b ビット先端引っ掛り部
2c ビット拡張補助溝
2d ビット先割り部
3a 先割り拡張用ねじ部
3b 先割り拡張テーパー頭部
4 座金
5 ノブ付きナット
2 ねじ保持ビット部
2a ビット先端部
2b ビット先端引っ掛り部
2c ビット拡張補助溝
2d ビット先割り部
3a 先割り拡張用ねじ部
3b 先割り拡張テーパー頭部
4 座金
5 ノブ付きナット
Claims (3)
- 有頭のねじ部品または無頭のねじ部品を締め付けまたは緩める為に用いるドライバーにおいて、ねじを確実に保持するためにねじの頭部に設けられた穴(駆動穴も含む)や溝にドライバーのねじ保持部が密着するように、ドライバーのねじ保持部がドライバー使用者の意図した外力により拡張するドライバー。
- 請求項1のドライバーで、四角・六角・ヘクサロビュラなど、ねじの回転軸に平行な面を駆動穴(リセス)を持つねじ部品に使用する場合、ねじ保持部の形状がねじの駆動穴の内側壁にドライバーのねじ駆動面が密着するように相似であるドライバー。
- 請求項1のドライバーで、ねじを駆動するための先端形状を、ねじ保持部とは別に持つ物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003436780A JP2005177968A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | ねじ引抜き用ドライバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003436780A JP2005177968A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | ねじ引抜き用ドライバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005177968A true JP2005177968A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34791942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003436780A Pending JP2005177968A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | ねじ引抜き用ドライバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005177968A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7104168B2 (en) * | 2004-06-15 | 2006-09-12 | Chih-Ching Hsien | Slide stop device of a hexagonal spanner |
JP2008275096A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Fukasawa:Kk | 雄ねじ部品、ドライバーおよび雄ねじ部品の取り外し方法 |
JP2011121166A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | New Way Tools Co Ltd | ねじ抜取器 |
JP2017042898A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | Mkt株式会社 | 折損または損傷ボルトの除去用工具 |
-
2003
- 2003-12-22 JP JP2003436780A patent/JP2005177968A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7104168B2 (en) * | 2004-06-15 | 2006-09-12 | Chih-Ching Hsien | Slide stop device of a hexagonal spanner |
JP2008275096A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Fukasawa:Kk | 雄ねじ部品、ドライバーおよび雄ねじ部品の取り外し方法 |
JP2011121166A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | New Way Tools Co Ltd | ねじ抜取器 |
JP2017042898A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | Mkt株式会社 | 折損または損傷ボルトの除去用工具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4176644B2 (ja) | 切削工具 | |
TWI742234B (zh) | 球形防滑之工具頭 | |
JP2021534982A (ja) | ファスナー・エキストラクター | |
EP4245463A1 (en) | Fastener extractor and dislodging tool apparatus | |
US11590637B2 (en) | Methods and apparatuses for extracting and dislodging fasteners | |
JPWO2005028161A1 (ja) | セキュリティナット締結用工具、セキュリティナット解除用工具、セキュリティナット締結兼解除用工具、およびこれらの工具専用のセキュリティナット | |
US11897099B2 (en) | Fastener extractor and dislodging tool apparatus | |
US20060150780A1 (en) | Tool for removing screws with damaged heads | |
US9352459B2 (en) | Broken bolt extractor | |
JP2005177968A (ja) | ねじ引抜き用ドライバー | |
US4603605A (en) | Thread vise | |
US4434687A (en) | Damaged screw remover | |
US20210229246A1 (en) | Anti-slip Fastener Remover Tool | |
JP2004521763A (ja) | らせん状挿入物用のノッチ形成抜取具 | |
JPH11311226A (ja) | ねじ及びドライバービットとの組合せ | |
JP2005066725A (ja) | アンカー抜取具およびそれを用いたアンカー抜取方法 | |
US20230256576A1 (en) | Methods and Apparatuses for Extracting and Dislodging Fasteners | |
JP2000199513A (ja) | 落下防止ボルト及び落下防止ボルトを用いた加工装置 | |
JP2007136651A (ja) | ソケットレンチ。 | |
JP2002160173A (ja) | ドライバー軸及びドライバー | |
JP2002524293A (ja) | ロッキング・カラー除去工具 | |
JP2006289515A (ja) | スパナ | |
JP2007223018A (ja) | L型レンチ | |
JPH08141922A (ja) | ねじ状部材の保持具 | |
JP2003301826A (ja) | ネ ジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20061102 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091027 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |