JP2003105232A - 油性スタンプインキ組成物 - Google Patents
油性スタンプインキ組成物Info
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- JP2003105232A JP2003105232A JP2001300421A JP2001300421A JP2003105232A JP 2003105232 A JP2003105232 A JP 2003105232A JP 2001300421 A JP2001300421 A JP 2001300421A JP 2001300421 A JP2001300421 A JP 2001300421A JP 2003105232 A JP2003105232 A JP 2003105232A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はインキの長期保存が可能であって、
光輝性に優れた油性スタンプインキ組成物を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 両面を無色または着色した樹脂層で被覆
された金属蒸着箔の破砕超微小片からなる樹脂顔料、及
び／又は、微小なガラス粒子の表面を金属又は金属酸化
物でコートしたガラスフレーク顔料と、２０℃における
蒸気圧が０．００９ｍｍＨｇ以下の多価アルコール誘導
体からなる溶剤と、前記溶剤に可溶の樹脂とから少なく
ともなる油性スタンプインキ組成物。
光輝性に優れた油性スタンプインキ組成物を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 両面を無色または着色した樹脂層で被覆
された金属蒸着箔の破砕超微小片からなる樹脂顔料、及
び／又は、微小なガラス粒子の表面を金属又は金属酸化
物でコートしたガラスフレーク顔料と、２０℃における
蒸気圧が０．００９ｍｍＨｇ以下の多価アルコール誘導
体からなる溶剤と、前記溶剤に可溶の樹脂とから少なく
ともなる油性スタンプインキ組成物。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光輝性が優れた油
性スタンプインキ組成物に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来この種の油性スタンプインキ組成物
は、フェルトなどに含浸させてスタンプ台として使用し
たり、スポンジなどに含浸させてステンシル用パッドと
して使用したり、ポーラスゴムなどに含浸させて浸透印
として使用している。光輝性のある油性スタンプインキ
組成物としては、特開平１０−２１９１５９号のように
パール顔料・片状金属粉顔料などの片状顔料を用いてな
るインキが公知となっている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記片状顔料
の中で片状金属粉顔料を使用したインキの場合、空気と
の接触により長期間保存すると金属粉末が酸化し、金属
光沢を発することができなくなる欠点があった。この点
パール顔料を使用した場合は、酸化しないので長期保存
に適するが、未だ光輝性が乏しいものであった。そこ
で、本発明はインキの長期保存が可能であって、光輝性
に優れた油性スタンプインキ組成物を提供する。 【０００４】 【課題を解決するための手段】両面を無色または着色し
た樹脂層で被覆された金属蒸着箔の破砕超微小片からな
る樹脂顔料、及び／又は、微小なガラス粒子の表面を金
属又は金属酸化物でコートしたガラスフレーク顔料と、
２０℃における蒸気圧が０．００９ｍｍＨｇ以下の多価
アルコール誘導体からなる溶剤と、前記溶剤に可溶の樹
脂とから少なくともなる油性スタンプインキ組成物。 【０００５】以下、本発明を詳細に説明する。また、本
発明には着色剤として、両面を無色または着色した樹脂
層で被覆された金属蒸着箔の破砕超微小片からなる樹脂
顔料、及び／又は、微小なガラス粒子の表面を金属又は
金属酸化物でコートしたガラスフレーク顔料が用いられ
る。前記樹脂顔料としては、金属を蒸着させた箔の両面
を、無色または着色した樹脂層で被覆し、これを破砕し
て超微小片とした樹脂顔料を使用することができ、エル
ジーＳＩＬＶＥＲ＃１５０、エルジーＳＩＬＶＥＲ＃２
００、エルジーＳＩＬＶＥＲ＃３２５、エルジーＳＩＬ
ＶＥＲ＃５００、エルジーＲ−ＧＯＬＤ＃１５０、エル
ジーＲ−ＧＯＬＤ＃２００、エルジーＲ−ＧＯＬＤ＃３
２５、エルジーＲ−ＧＯＬＤ＃５００、エルジーＢ−Ｇ
ＯＬＤ＃１５０、エルジーＢ−ＧＯＬＤ＃２００、エル
ジーＢ−ＧＯＬＤ＃３２５、エルジーＢ−ＧＯＬＤ＃５
００、エルジーＣＯＰＰＥＲ＃１５０、エルジーＣＯＰ
ＰＥＲ＃２００、エルジーＣＯＰＰＥＲ＃３２５、エル
ジーＣＯＰＰＥＲ＃５００、（尾池工業社製顔料着色金
属被膜樹脂顔料）などを例示することができる。前記ガ
ラスフレーク顔料としては、微小なガラス粒子の表面に
無電解メッキ法により金属又は金属酸化物をコートした
ガラスフレーク顔料や、微小なガラス粒子の表面にスパ
ッタリング法により金属又は金属酸化物をコートしたガ
ラスフレーク顔料を使用することができ、前者としては
メタシャインＲＥＦＳＸ−２０１５ＰＳ、メタシャイン
ＲＥＦＳＸ−２０２５ＰＳ、メタシャインＲＥＦＳＸ−
２０４０ＰＳ（日本板硝子社製ガラスフレーク顔料）、
後者としてはクリスタルスターＧＦ２１２５、クリスタ
ルスターＧＦ２１２５−Ｍ、クリスタルスターＧＦ２１
４０、クリスタルスターＧＦ２１４０−Ｍ、クリスタル
スターＧＦ２５２５、クリスタルスターＧＦ２５２５−
Ｍ、クリスタルスターＧＦ２５４０、クリスタルスター
ＧＦ２５４０−Ｍ（東洋アルミニウム社製ガラスフレー
ク顔料）などを例示することができる。これらの樹脂顔
料やガラスフレーク顔料は、単独で又は二種以上組み合
わせて使用することができる。前記樹脂顔料やガラスフ
レーク顔料の平均粒径は１〜１００μｍが好ましい。前
記ガラスフレーク顔料の粒径が１μｍ未満のものは光輝
性が劣り、１００μｍを超えるものは分散が困難で安定
性が劣る。本発明の樹脂顔料やガラスフレーク顔料は、
インキ組成物全量中０．１〜４０重量％程度が用いられ
る。 【０００６】本発明に用いる溶剤としては、２０℃にお
ける蒸気圧が０．００９ｍｍＨｇ以下の多価アルコール
誘導体からなる溶剤を用いることができ、例えばジエチ
レングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリ
コールモノ２−エチルヘキシルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテルアセタート、ジプロピレン
グリコール、ジプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテルアセタ
ート、トリエチレングリコール、トリエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テト
ラエチレングリコール、テトラエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ポリエチレングリコールアルキルエー
テル、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコール
モノエチルエーテル、ポリプロピレングリコールモノブ
チルエーテル、ポリプロピレングリコールアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
ール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノメ
チルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンモノエチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルエーテルなどのグリコール
系溶剤や、、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸など
の高級脂肪酸や、ひまし油、アルキレンオキサイドによ
りひまし油を変性したひまし油脂肪酸多価アルコールエ
ーテルや、アルコールによりひまし油を変性したひまし
油脂肪酸アルキルエステルなどのひまし油脂肪酸誘導体
や、流動パラフィン、マシン油、グリセリンなどを挙げ
ることができる。本発明では、前記溶剤を単独又は混合
して用いることができ、インキ全量に対して５５〜９５
重量％程度使用することができる。 【０００７】本発明に用いる樹脂は、前記顔料を分散す
るために用いられ、前記溶剤に安定溶解するものであれ
ば特に問題なくもちいることができ、ガムロジン、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、フ
ェノール樹脂、ケトン樹脂、アルキッド樹脂、セラッ
ク、キシレン樹脂、クマロン樹脂、ニトロセルロース、
エチルセルロースなどを挙げることができる。本発明で
は、前記樹脂を単独又は混合して用いることができ、イ
ンキ全量に対して１〜２０重量％程度使用することがで
きる。 【０００８】本発明には必要に応じて、酸性染料・塩基
性染料・直接染料・含金染料・蛍光染料・無機顔料・有
機顔料・パール顔料・金属顔料・蛍光顔料・蛍光増白剤
・蓄光剤・夜光剤・示温染料・ラメ・などの補色剤、
１，２−ベンズイソチアゾリン−３−オンナトリウム塩
・１，２−ベンズイソチアゾリン−３−オンアルキルア
ミン塩などの防腐防かび剤、シリコーン界面活性剤など
の消泡剤、紫外線吸収剤等の添加剤、界面活性剤、揮発
性の有機溶剤等を使用できる。 【０００９】本発明のスタンプインキ組成物は、スタン
プパッド、ステンシルパッドなどのインキとして有用で
ある。なお、本発明の水性スタンプインキ組成物は、例
えばフェルトやスポンジ（例えば、ポリウレタンからな
るスポンジなど）などからなるインキ収蔵体に吸収させ
て用いることができる。 【００１０】 【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 【００１１】 （実施例１） ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル ７０．０重量％ ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル ５．０重量％ メタシャインＲＥＦＳＸ−２０４０ＰＳ ５．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 酸化チタン １０．０重量％ Ｃ．Ｉ．Ｐｉｇｍｅｎｔ Ｂｌｕｅ １５：３ ５．０重量％ 上記成分から、メタシャインＲＥＦＳＸ−２０４０ＰＳ
（日本板硝子社製ガラスフレーク顔料）と酸化チタンを
除いて混合し、１００℃で６時間攪拌した後、メタシャ
インＲＥＦＳＸ−２０４０ＰＳと酸化チタンを添加して
更に１時間攪拌して金属光輝性のあるスタンプインキを
得た。 【００１２】 （実施例２） ポリエチレングリコール ７５．０重量％ メタシャインＲＥＦＳＸ−１０４０ＰＳ ２０．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 上記成分からメタシャインＲＥＦＳＸ−１０４０ＰＳ
（日本板硝子社製ガラスフレーク顔料）を除いて混合
し、１００℃に加熱しながら６時間攪拌した後、メタシ
ャインＲＥＦＳＸ−１０４０ＰＳを添加して更に１時間
攪拌して金属光輝性のあるスタンプインキを得た。 【００１３】 （実施例３） プロピレンオキサイド変性ひまし油多価アルコールエーテル ３５．０重量％ エタノール変性ひまし油脂肪酸エチルエステル ３５．０重量％ ポリオキシエチレンフェノールエーテル ５．０重量％ クリスタルスターＧＦ２１２５−Ｍ ５．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 酸化チタン １５．０重量％ 上記成分から、クリスタルスターＧＦ２１２５−Ｍ（東
洋アルミニウム社製ガラスフレーク顔料）と酸化チタン
を除いて混合し、１００℃で６時間攪拌した後、クリス
タルスターＧＦ２１２５−Ｍと酸化チタンを添加して更
に１時間攪拌して金属光輝性のあるスタンプインキを得
た。 【００１４】 （実施例４） ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル ７０．０重量％ ポリオキシエチレンフェノールエーテル ５．０重量％ エルジーＳＩＬＶＥＲ＃３２５ ５．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 酸化チタン １０．０重量％ Ｃ．Ｉ．Ｐｉｇｍｅｎｔ Ｙｅｌｌｏｗ ８３ ５．０重量％ 上記成分から、エルジーＳＩＬＶＥＲ＃３２５（尾池工
業社製顔料着色金属被膜樹脂顔料）と酸化チタンを除い
て混合し、１００℃で６時間攪拌した後、エルジーＳＩ
ＬＶＥＲ＃３２５と酸化チタンを添加して更に１時間攪
拌して金属光輝性のあるスタンプインキを得た。 【００１５】 （実施例５） ポリエチレングリコール ７５．０重量％ エルジーＲ．ＧＯＬＤ＃３２５ ２０．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 上記成分から、エルジーＲ．ＧＯＬＤ＃３２５（尾池工
業社製顔料着色金属被膜樹脂顔料）を除いて混合し、１
００℃で６時間攪拌した後、エルジーＲ．ＧＯＬＤ＃３
２５を添加して更に１時間攪拌して金属光輝性のあるス
タンプインキを得た。 【００１６】 （比較例１） ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル ７０．０重量％ ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル ５．０重量％ アルミニウム粉顔料 ５．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 酸化チタン １５．０重量％ 上記成分から、アルミニウム粉顔料と酸化チタンを除い
て混合し、１００℃で６時間攪拌した後、アルミニウム
粉顔料と酸化チタンを添加して更に１時間攪拌して金属
光輝性のあるスタンプインキを得た。 【００１７】 （比較例２） ポリエチレングリコール ７５．０重量％ パール顔料 ２０．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 上記成分から、パール顔料を除いて混合し、１００℃で
６時間攪拌した後、パール顔料を添加して更に１時間攪
拌して金属光輝性のあるスタンプインキを得た。 【００１８】以下、実施例１〜３、及び、比較例１〜２
の試験結果を表１に示す。【００１９】 【効泉】以上の通り、本発明は光輝性に優れた油性スタ
ンプインキ組成物が得られる。また、経時変化を起こさ
ないので長期保存が可能であって、長期間にわたって光
輝性を維持できる。
性スタンプインキ組成物に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来この種の油性スタンプインキ組成物
は、フェルトなどに含浸させてスタンプ台として使用し
たり、スポンジなどに含浸させてステンシル用パッドと
して使用したり、ポーラスゴムなどに含浸させて浸透印
として使用している。光輝性のある油性スタンプインキ
組成物としては、特開平１０−２１９１５９号のように
パール顔料・片状金属粉顔料などの片状顔料を用いてな
るインキが公知となっている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記片状顔料
の中で片状金属粉顔料を使用したインキの場合、空気と
の接触により長期間保存すると金属粉末が酸化し、金属
光沢を発することができなくなる欠点があった。この点
パール顔料を使用した場合は、酸化しないので長期保存
に適するが、未だ光輝性が乏しいものであった。そこ
で、本発明はインキの長期保存が可能であって、光輝性
に優れた油性スタンプインキ組成物を提供する。 【０００４】 【課題を解決するための手段】両面を無色または着色し
た樹脂層で被覆された金属蒸着箔の破砕超微小片からな
る樹脂顔料、及び／又は、微小なガラス粒子の表面を金
属又は金属酸化物でコートしたガラスフレーク顔料と、
２０℃における蒸気圧が０．００９ｍｍＨｇ以下の多価
アルコール誘導体からなる溶剤と、前記溶剤に可溶の樹
脂とから少なくともなる油性スタンプインキ組成物。 【０００５】以下、本発明を詳細に説明する。また、本
発明には着色剤として、両面を無色または着色した樹脂
層で被覆された金属蒸着箔の破砕超微小片からなる樹脂
顔料、及び／又は、微小なガラス粒子の表面を金属又は
金属酸化物でコートしたガラスフレーク顔料が用いられ
る。前記樹脂顔料としては、金属を蒸着させた箔の両面
を、無色または着色した樹脂層で被覆し、これを破砕し
て超微小片とした樹脂顔料を使用することができ、エル
ジーＳＩＬＶＥＲ＃１５０、エルジーＳＩＬＶＥＲ＃２
００、エルジーＳＩＬＶＥＲ＃３２５、エルジーＳＩＬ
ＶＥＲ＃５００、エルジーＲ−ＧＯＬＤ＃１５０、エル
ジーＲ−ＧＯＬＤ＃２００、エルジーＲ−ＧＯＬＤ＃３
２５、エルジーＲ−ＧＯＬＤ＃５００、エルジーＢ−Ｇ
ＯＬＤ＃１５０、エルジーＢ−ＧＯＬＤ＃２００、エル
ジーＢ−ＧＯＬＤ＃３２５、エルジーＢ−ＧＯＬＤ＃５
００、エルジーＣＯＰＰＥＲ＃１５０、エルジーＣＯＰ
ＰＥＲ＃２００、エルジーＣＯＰＰＥＲ＃３２５、エル
ジーＣＯＰＰＥＲ＃５００、（尾池工業社製顔料着色金
属被膜樹脂顔料）などを例示することができる。前記ガ
ラスフレーク顔料としては、微小なガラス粒子の表面に
無電解メッキ法により金属又は金属酸化物をコートした
ガラスフレーク顔料や、微小なガラス粒子の表面にスパ
ッタリング法により金属又は金属酸化物をコートしたガ
ラスフレーク顔料を使用することができ、前者としては
メタシャインＲＥＦＳＸ−２０１５ＰＳ、メタシャイン
ＲＥＦＳＸ−２０２５ＰＳ、メタシャインＲＥＦＳＸ−
２０４０ＰＳ（日本板硝子社製ガラスフレーク顔料）、
後者としてはクリスタルスターＧＦ２１２５、クリスタ
ルスターＧＦ２１２５−Ｍ、クリスタルスターＧＦ２１
４０、クリスタルスターＧＦ２１４０−Ｍ、クリスタル
スターＧＦ２５２５、クリスタルスターＧＦ２５２５−
Ｍ、クリスタルスターＧＦ２５４０、クリスタルスター
ＧＦ２５４０−Ｍ（東洋アルミニウム社製ガラスフレー
ク顔料）などを例示することができる。これらの樹脂顔
料やガラスフレーク顔料は、単独で又は二種以上組み合
わせて使用することができる。前記樹脂顔料やガラスフ
レーク顔料の平均粒径は１〜１００μｍが好ましい。前
記ガラスフレーク顔料の粒径が１μｍ未満のものは光輝
性が劣り、１００μｍを超えるものは分散が困難で安定
性が劣る。本発明の樹脂顔料やガラスフレーク顔料は、
インキ組成物全量中０．１〜４０重量％程度が用いられ
る。 【０００６】本発明に用いる溶剤としては、２０℃にお
ける蒸気圧が０．００９ｍｍＨｇ以下の多価アルコール
誘導体からなる溶剤を用いることができ、例えばジエチ
レングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリ
コールモノ２−エチルヘキシルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテルアセタート、ジプロピレン
グリコール、ジプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテルアセタ
ート、トリエチレングリコール、トリエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テト
ラエチレングリコール、テトラエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、ポリエチレングリコールアルキルエー
テル、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ポリプロピレングリコール
モノエチルエーテル、ポリプロピレングリコールモノブ
チルエーテル、ポリプロピレングリコールアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
ール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノメ
チルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンモノエチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンアルキルエーテルなどのグリコール
系溶剤や、、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸など
の高級脂肪酸や、ひまし油、アルキレンオキサイドによ
りひまし油を変性したひまし油脂肪酸多価アルコールエ
ーテルや、アルコールによりひまし油を変性したひまし
油脂肪酸アルキルエステルなどのひまし油脂肪酸誘導体
や、流動パラフィン、マシン油、グリセリンなどを挙げ
ることができる。本発明では、前記溶剤を単独又は混合
して用いることができ、インキ全量に対して５５〜９５
重量％程度使用することができる。 【０００７】本発明に用いる樹脂は、前記顔料を分散す
るために用いられ、前記溶剤に安定溶解するものであれ
ば特に問題なくもちいることができ、ガムロジン、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、フ
ェノール樹脂、ケトン樹脂、アルキッド樹脂、セラッ
ク、キシレン樹脂、クマロン樹脂、ニトロセルロース、
エチルセルロースなどを挙げることができる。本発明で
は、前記樹脂を単独又は混合して用いることができ、イ
ンキ全量に対して１〜２０重量％程度使用することがで
きる。 【０００８】本発明には必要に応じて、酸性染料・塩基
性染料・直接染料・含金染料・蛍光染料・無機顔料・有
機顔料・パール顔料・金属顔料・蛍光顔料・蛍光増白剤
・蓄光剤・夜光剤・示温染料・ラメ・などの補色剤、
１，２−ベンズイソチアゾリン−３−オンナトリウム塩
・１，２−ベンズイソチアゾリン−３−オンアルキルア
ミン塩などの防腐防かび剤、シリコーン界面活性剤など
の消泡剤、紫外線吸収剤等の添加剤、界面活性剤、揮発
性の有機溶剤等を使用できる。 【０００９】本発明のスタンプインキ組成物は、スタン
プパッド、ステンシルパッドなどのインキとして有用で
ある。なお、本発明の水性スタンプインキ組成物は、例
えばフェルトやスポンジ（例えば、ポリウレタンからな
るスポンジなど）などからなるインキ収蔵体に吸収させ
て用いることができる。 【００１０】 【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 【００１１】 （実施例１） ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル ７０．０重量％ ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル ５．０重量％ メタシャインＲＥＦＳＸ−２０４０ＰＳ ５．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 酸化チタン １０．０重量％ Ｃ．Ｉ．Ｐｉｇｍｅｎｔ Ｂｌｕｅ １５：３ ５．０重量％ 上記成分から、メタシャインＲＥＦＳＸ−２０４０ＰＳ
（日本板硝子社製ガラスフレーク顔料）と酸化チタンを
除いて混合し、１００℃で６時間攪拌した後、メタシャ
インＲＥＦＳＸ−２０４０ＰＳと酸化チタンを添加して
更に１時間攪拌して金属光輝性のあるスタンプインキを
得た。 【００１２】 （実施例２） ポリエチレングリコール ７５．０重量％ メタシャインＲＥＦＳＸ−１０４０ＰＳ ２０．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 上記成分からメタシャインＲＥＦＳＸ−１０４０ＰＳ
（日本板硝子社製ガラスフレーク顔料）を除いて混合
し、１００℃に加熱しながら６時間攪拌した後、メタシ
ャインＲＥＦＳＸ−１０４０ＰＳを添加して更に１時間
攪拌して金属光輝性のあるスタンプインキを得た。 【００１３】 （実施例３） プロピレンオキサイド変性ひまし油多価アルコールエーテル ３５．０重量％ エタノール変性ひまし油脂肪酸エチルエステル ３５．０重量％ ポリオキシエチレンフェノールエーテル ５．０重量％ クリスタルスターＧＦ２１２５−Ｍ ５．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 酸化チタン １５．０重量％ 上記成分から、クリスタルスターＧＦ２１２５−Ｍ（東
洋アルミニウム社製ガラスフレーク顔料）と酸化チタン
を除いて混合し、１００℃で６時間攪拌した後、クリス
タルスターＧＦ２１２５−Ｍと酸化チタンを添加して更
に１時間攪拌して金属光輝性のあるスタンプインキを得
た。 【００１４】 （実施例４） ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル ７０．０重量％ ポリオキシエチレンフェノールエーテル ５．０重量％ エルジーＳＩＬＶＥＲ＃３２５ ５．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 酸化チタン １０．０重量％ Ｃ．Ｉ．Ｐｉｇｍｅｎｔ Ｙｅｌｌｏｗ ８３ ５．０重量％ 上記成分から、エルジーＳＩＬＶＥＲ＃３２５（尾池工
業社製顔料着色金属被膜樹脂顔料）と酸化チタンを除い
て混合し、１００℃で６時間攪拌した後、エルジーＳＩ
ＬＶＥＲ＃３２５と酸化チタンを添加して更に１時間攪
拌して金属光輝性のあるスタンプインキを得た。 【００１５】 （実施例５） ポリエチレングリコール ７５．０重量％ エルジーＲ．ＧＯＬＤ＃３２５ ２０．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 上記成分から、エルジーＲ．ＧＯＬＤ＃３２５（尾池工
業社製顔料着色金属被膜樹脂顔料）を除いて混合し、１
００℃で６時間攪拌した後、エルジーＲ．ＧＯＬＤ＃３
２５を添加して更に１時間攪拌して金属光輝性のあるス
タンプインキを得た。 【００１６】 （比較例１） ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノブチルエーテル ７０．０重量％ ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル ５．０重量％ アルミニウム粉顔料 ５．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 酸化チタン １５．０重量％ 上記成分から、アルミニウム粉顔料と酸化チタンを除い
て混合し、１００℃で６時間攪拌した後、アルミニウム
粉顔料と酸化チタンを添加して更に１時間攪拌して金属
光輝性のあるスタンプインキを得た。 【００１７】 （比較例２） ポリエチレングリコール ７５．０重量％ パール顔料 ２０．０重量％ ロジン変性フェノール樹脂 ５．０重量％ 上記成分から、パール顔料を除いて混合し、１００℃で
６時間攪拌した後、パール顔料を添加して更に１時間攪
拌して金属光輝性のあるスタンプインキを得た。 【００１８】以下、実施例１〜３、及び、比較例１〜２
の試験結果を表１に示す。【００１９】 【効泉】以上の通り、本発明は光輝性に優れた油性スタ
ンプインキ組成物が得られる。また、経時変化を起こさ
ないので長期保存が可能であって、長期間にわたって光
輝性を維持できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 両面を無色または着色した樹脂層で被覆
された金属蒸着箔の破砕超微小片からなる樹脂顔料、及
び／又は、微小なガラス粒子の表面を金属又は金属酸化
物でコートしたガラスフレーク顔料と、２０℃における
蒸気圧が０．００９ｍｍＨｇ以下の多価アルコール誘導
体からなる溶剤と、前記溶剤に可溶の樹脂とから少なく
ともなる油性スタンプインキ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001300421A JP2003105232A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 油性スタンプインキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001300421A JP2003105232A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 油性スタンプインキ組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003105232A true JP2003105232A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19121005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001300421A Pending JP2003105232A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 油性スタンプインキ組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003105232A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2001-09-28 JP JP2001300421A patent/JP2003105232A/ja active Pending
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