JP2003101509A - ウルトラワイドバンド通信による無線伝送方法及びその送信装置、受信装置 - Google Patents

ウルトラワイドバンド通信による無線伝送方法及びその送信装置、受信装置

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JP2003101509A
JP2003101509A JP2001289762A JP2001289762A JP2003101509A JP 2003101509 A JP2003101509 A JP 2003101509A JP 2001289762 A JP2001289762 A JP 2001289762A JP 2001289762 A JP2001289762 A JP 2001289762A JP 2003101509 A JP2003101509 A JP 2003101509A
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Eiji Takamukai
英治 高向
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    • H04B1/69Spread spectrum techniques
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    • H04B1/7176Data mapping, e.g. modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
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    • H04L25/49Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
    • H04L25/4902Pulse width modulation; Pulse position modulation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウルトラワイドバンド通信の伝送レートを向
上させる。 【解決手段】 各パルスは第1の情報信号系列「情報
(BIP)」のビットに応じてパルス位相が変更され
る。次に、第2の情報信号系列「情報(PPM)」のビ
ットと、拡散符号のビットとに応じたパルス位置の変更
が行われる。従来は一のパルスで1ビットの情報が表さ
れていたが、本実施の形態にかかる変調方法によれば、
一のパルスで、第1の情報信号系列「情報(BIP)」
の1ビットと第2の情報信号系列「情報(PPM)」の
ビットとの2ビットの情報を表すことが可能となり、パ
ルス速度を変えることなく従来のウルトラワイドバンド
通信の変調方式に比べて2倍の伝送レートを得ることが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウルトラワイドバ
ンド通信に関する変調方法及び訴の送信装置、受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速無線伝送方式の1つとして、
所定のインパルス周期を有するインパルスからなるイン
パルス信号列を用いて超広帯域な通信を行なうウルトラ
ワイドバンド(UWB:Ultra Wide Band)通信方式が
脚光を浴びている。UWB通信方式は2GHzから6G
Hzまでというような、従来の無線通信方式よりもはる
かに広い周波数帯域を使い、その一方で送信電力は熱雑
音以下に抑え、他のシステムへの干渉を与えずらいとい
う方式である。
【0003】ウルトラワイドバンド通信(ウルトラワイ
ドバンド伝送方式)は、基本的には、非常に細かいパル
ス幅(例えば1ns(ナノセコンド)以下)のパルス列から
なる信号を用いて、ベースバンド伝送を行うものであ
る。また、その占有帯域幅は、占有帯域幅をその中心周
波数(例えば1GHzから10GHz)で割った値がほぼ1となるよ
うなGHzオーダーの帯域幅であり、所調W−CDMA
方式やcdma2000方式、並びにSS(Spread Spec
trum)やOFDM(Orthogonal Frequency Division Mult
iplexing)を用いた無線LANで使用される帯域幅に比
べて、超広帯域なものとなっている。
【0004】また、ウルトラワイドバンド伝送方式は、
その低い信号電力密度の特性により、他の無線システム
に対し干渉を与えにくい特徴を有しており、既存の無線
システムが利用している周波数帯域にオーバーレイ可能
な技術として期待されている。さらに広帯域であること
からパーソナルエリアネットワーク(Personal Area Net
work : PAN)の用途で、100Mbpsレベルの超高速
無線伝送技術として有望視されている。
【0005】UWB通信方式を実現するにあたっては、
様々な通信方式が提案されているが、その代表的な変調
方式に、バイフェーズ(Bi-Phase)変調方式とパルス位
置変調(PPM:Pulse Position Modulation)方式と
がある。
【0006】[バイフェーズ変調方式]また、バイフェ
ーズ変調方式は、0/1情報としてパルスの位相の変化
を用いる変調方式である。
【0007】図7は、バイフェーズ変調方式により変調
されたパルス列の波形図である。図のように、変調され
たパルス列には、位相の反転している2つのパルスが存
在し、パルスの位相は、情報ビットの0/1を表してい
る。
【0008】図8は、ウルトラワイドバンド伝送方式に
おけるバイフェーズ変調方式による送信装置の構成例を
示す図である。クロック発振手段801は周期タイミン
グ信号を発生する。ここではピコ秒程度の高いタイミン
グ精度を有する電圧制御発生器を備えている。この信号
はパルス生成手段802に入力される。パルス生成手段
802は該クロック周波数に応じたパルス列信号を発生
する。一方、情報信号と該情報信号を拡散するための拡
散符号とがEXOR回路803に入力され、EXOR回
路803は情報信号を拡散した拡散信号を出力する。パ
ルス生成手段の出力は極性制御手段804に接続され
る。また、前記拡散信号も極性制御手段803に入力さ
れる。
【0009】極性制御手段804は、拡散信号の0/1
に応じてパルス信号列の各パルスの位相を制御し、これ
をアンテナを介して送信するものである。
【0010】図9は、ウルトラワイドバンド伝送方式で
のバイフェーズ変調方式の受信装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【0011】無線信号は、アンテナ901で受信され
る。この受信信号は、乗算器907、913、910に
出力される。
【0012】拡散符号生成器904は、クロック発生手
段903の周波数で拡散符号系列をパルス発生器905
に出力する。パルス発生器905では、パルスを発生さ
せると共に、拡散符号生成器904から出力された拡散
符号系列をパルスに重畳して、遅延器906、912及
び乗算器910に出力する。
【0013】遅延器906では、拡散符号系列を重畳し
たパルスを1/2パルス幅遅延させて乗算器907に出
力する。また、遅延器912では、拡散符号系列を重畳
したパルスを1パルス幅遅延させて乗算器913に出力
する。
【0014】したがって、乗算器907では、送信デー
タを復調するための、拡散符号系列を重畳したパルスが
受信信号に乗算され、逆拡散処理が行われる。また、乗
算器910では、遅延器906の出力より1/2パルス
幅先行したタイミングで、拡散符号系列を重畳したパル
スが受信信号に乗算され、逆拡散処理が行われる。ま
た、乗算器913では、遅延器906の出力より1/2
パルス幅遅延した、拡散符号系列を重畳したパルスが受
信信号に乗算され、逆拡散処理が行われる。
【0015】乗算器907の乗算結果は、積分器908
に出力され、積分器908で積分されて受信データとし
て出力される。乗算器910の乗算結果は、積分器91
1に出力され、積分器911で積分されて差分器915
に出力される。乗算器913の乗算結果は、積分器91
4に出力され、積分器914で積分されて差分器915
に出力される。
【0016】差分器915では、積分器911の出力と
積分器914の出力の差分をとり、その差分をループフ
ィルタ916に出力する。この出力は受信タイミングオ
フセットによりS字カーブを示す特性となる。
【0017】したがって、この差分についてループフィ
ルタ916でフィルタリングした出力(差分)をクロッ
ク発生手段903にフィードバックする。参照符号90
9は、このようなタイミング同期を行うタイミング同期
回路(DLL:Delay Lock Loop)を示す。
【0018】クロック発生手段903では、ループフィ
ルタ916の出力が正ならば拡散符号系列の発生位相を
若干遅らせ、負ならば拡散符号系列の発生位相を若干進
めるように制御する。これにより、ループフィルタ91
6の出力(差分)がゼロになり、乗算器907に供給さ
れる拡散符号系列を重畳したパルスと受信信号の位相が
揃うことになり、逆拡散出力が最大となる。
【0019】[パルス位置変調]PPM方式は、拡散信
号の0/1情報に合わせてパルスの生成タイミングを前
後に微妙にずらした信号を用いる方式であり、その詳細
は例えば特表平10−508725号に記載されてい
る。
【0020】図10にPPM方式により変調されたパル
ス列の信号波形例を示す。パルスの位置は、情報の0/
1に応じて基準位置からその前後に移動されている。
【0021】図11は、PPM方式の別の例を示す図で
あり、情報と拡散符号によるパルス位置変調をかけるも
のである。これは、情報によるパルス位置変調では、変
調後の信号のスペクトルのピークがなだらかにならない
ため、さらに大きな疑似乱数によりパルス位置変調をか
けることによって、スペクトルの拡散を図るものであ
る。
【0022】次にPPM方式の送信装置及び受信装置の
構成例を説明する。
【0023】図12は、ウルトラワイドバンド伝送方式
におけるPPM方式による送信装置の構成例を示す図で
ある。PPM方式による送信装置の構成については例え
ば、特表平10−508725号公報の図10に示され
ている。
【0024】図12において、クロック発生手段101
は周期タイミング信号を発生する。ここではピコ秒程度
の高いタイミング精度を有する電圧制御発生器を備えて
いる。このタイミング信号は可変時間遅延手段1202
に入力される。可変時間遅延手段1202には、情報信
号と拡散符号とが入力され、可変時間遅延手段は、これ
ら入力に応じた遅延量をタイミング信号に加える。可変
時間遅延手段1202の出力は、パルス生成手段120
3に渡され、パルス生成手段は、遅延が加えられたタイ
ミング信号に応じてパルスを生成し、これをアンテナか
ら送出する。
【0025】図13は、ウルトラワイドバンド伝送方式
におけるPPM方式による受信装置の構成例を示す図で
ある。PPM方式による受信装置の構成については例え
ば、特表平10−508725号公報の図14に示され
ている。
【0026】図13において、UWB信号はアンテナ3
01から入力され、乗算手段1301に入力される。一
方、受信装置はクロック発生手段1304と、可変時間
遅延手段とパルス発生手段1306とを備えており、こ
れらにより逆拡散符号が生成されて受信信号と乗算され
て逆拡散信号が生成される。この逆拡散信号を積分手段
1302で積分し、積分値をサンプリング手段1303
で取ることにより情報信号の復調が行われる。
【0027】一方、ベースバンド信号処理手段1307
は受信した信号の各パルスと実質的に等価な波形を有す
るテンプレート信号のパルス列を含む周期タイミング信
号を生成し、可変時間遅延手段1305に入力する。
【0028】この可変時間遅延手段1306は、パルス
発生器1306、乗算手段1301、積分手段130
2、サンプリング手段1303、ベースバンド信号処理
手段というフィードバックループにより受信信号が拡散
符号により正しく逆拡散されるタイミングの信号を出力
することになる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】近年の無線LANの普
及と情報技術の進展により、無線LANにおける動画情
報やストリーミング伝送などの需要が高まっており、よ
り大容量のデータの無線伝送が求められている。本発明
は、さらなる高速伝送をウルトラワイドバンド通信によ
って実現することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のバイフ
ェーズ変調とパルス位置変調を同時にかけることによ
り、伝送レートを向上させるものである。
【0031】請求項1に記載の発明は、ウルトラワイド
バンド通信による無線伝送方法において、情報信号系列
にパルス位置変調をかけるステップと、該パルス位置変
調により得られた情報信号系列にバイフェーズ変調をか
けるステップとを具備することを特徴とする。
【0032】請求項2に記載の発明は、ウルトラワイド
バンド通信による無線伝送方法において、第1の情報信
号系列にパルス位置変調をかけてパルス位置変調信号を
生成するステップと、該パルス位置変調信号に基づいて
インパルス信号列を生成するステップと、該インパルス
信号列のインパルスの位相を、第2の情報信号系列と第
2の拡散符号系列との重畳信号に応じて変更するステッ
プとを具備することを特徴とする。
【0033】請求項3に記載の発明は、クロック信号を
生成するクロック発振手段と、該クロック手段に接続さ
れ、クロック信号のパルス位置を第1の情報信号系列に
応じて変更する可変時間遅延手段と、該可変時間遅延手
段から出力されるパルス位置が変更された信号に基づい
て、パルス信号列を生成するパルス発生手段と、該パル
ス発生手段から出力される該パルス信号列のパルスの極
性を第2の情報信号と第2の拡散符号により変更する極
性制御手段とを有することを特徴とする。
【0034】請求項5に記載の発明は、第2の拡散符号
系列に対応する逆拡散信号を生成する手段と、該逆拡散
信号を生成する手段に接続され、第1の遅延逆拡散信号
を生成する可変時間遅延手段と、該第1の遅延逆拡散信
号に第2の拡散符号のチップレートの1/2の遅延を加
えた第2の遅延逆拡散信号と受信信号とを重畳して得ら
れる第1の重畳信号を積分して第2の情報信号系列を復
元して出力する手段と、受信信号と該第1の遅延逆拡散
信号とを重畳して得られる第2の重畳信号と、受信信号
と該第1の遅延逆拡散信号に第2の拡散符号のチップレ
ート分の遅延を加えた第3の遅延逆拡散信号とを重畳し
て得られる第3の情報信号との差分信号をつくり、該差
分信号を積分することにより第1の情報信号系列を復元
して出力する手段とを具備することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0036】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
の形態はバイフェーズ変調をかけた信号にさらに、パル
ス位置変調をかける方法である、あるいは、パルス位置
変調をかけた信号にさらにバイフェーズ変調をかけるよ
うにしても良い。
【0037】図1は、本実施の形態にかかる変調方法に
より変調された信号の波形図である。この例では、ま
ず、各パルスは第1の情報信号系列「情報(BIP)」
のビットに応じてパルス位相が変更される。次に、第2
の情報信号系列「情報(PPM)」のビットと、拡散符
号のビットとに応じたパルス位置の変更が行われる。こ
れらのパルス位相及びパルス位置の変更が行われた結
果、図のような波形が得られる。
【0038】従来は、一のパルスで1ビットの情報が表
されていたが、本実施の形態にかかる変調方法によれ
ば、一のパルスで、第1の情報信号系列「情報(BI
P)」の1ビットと第2の情報信号系列「情報(PP
M)」のビットとの2ビットの情報を表すことが可能と
なり、パルス速度を変えることなく従来のウルトラワイ
ドバンド通信の変調方式に比べて2倍の伝送レートを得
ることが可能となる。
【0039】[送信装置の構成例]次に、本実施の形態
にかかる変調方法を実施するための送信装置の構成例に
ついて説明する。図2は、本実施の形態にかかる変調方
法を実施するための送信装置の構成例を示すブロック図
である。
【0040】該送信装置は、クロック発振手段201
と、可変時間遅延手段202と、パルス発生手段203
と、極性制御手段204とを有している。
【0041】クロック発振手段201は周期タイミング
信号を発生する。このタイミング信号は可変時間遅延手
段202に入力される。可変時間遅延手段202には、
第1の情報信号系列と第1の拡散符号系列とが入力さ
れ、可変時間遅延手段202は、これら入力に応じた遅
延量をタイミング信号に加える。可変時間遅延手段20
2の出力は、パルス生成手段203に渡され、パルス生
成手段203は、遅延が加えられたタイミング信号に応
じてパルスを生成し、これを極性制御手段204に出力
する。かかるパルス生成手段203の出力信号には、パ
ルス位置変調によって第1の情報信号系列が反映されて
いる。
【0042】一方、極性制御手段204にはEXOR回
路206が接続されており、第2の情報信号系列と該情
報信号を拡散するための第2の拡散符号系列とがEXO
R回路203に入力される。EXOR回路203は該第
2の情報信号系列を拡散した拡散信号を出力する。
【0043】極性制御手段204は、EXOR回路20
6から供給される拡散信号の0/1に応じて、パルス信
号列の各パルスの位相を制御して、バイフェーズ変調を
かける。
【0044】以上の構成により、該送信装置では、第1
の情報信号系列に基づいてパルス位置変調をかけ、第2
の情報信号系列に基づいてバイフェーズ変調をかけた送
信信号が生成され、アンテナ205を介して送信される
ものである。
【0045】[受信装置の構成例]次に、本実施の形態
にかかる受信装置の構成例について説明する。図3は、
本実施の形態にかかる受信装置の構成例を示すブロック
図である。
【0046】該受信装置の基本的な構成は、従来のバイ
フェーズ方式の受信装置(図9)とほぼ同様である。相
違する点は、パルス発生手段905と、遅延手段90
6、乗算手段910、遅延手段912との間に可変時間
遅延手段301が設けられている点、およびパルス位置
変調による成分を復調する手段として、減算手段30
2、積分手段303、サンプリング手段304、ベース
バンド信号処理手段305とを備えている点が異なって
いる。
【0047】可変時間遅延手段301には、送信側でパ
ルス位置変調する際に用いた拡散符号系列1が入力され
る。なお、バイフェーズ変調する際に用いた拡散符号系
列2は、拡散符号系列生成手段904によって供給され
る。
【0048】該減算手段302は、乗算手段913と、
910との出力を受け取り、両出力の差を積分手段30
3に出力する。積分手段303、サンプリング手段30
4、ベースバンド信号処理手段305は従来のパルス位
置変調受信装置(図13参照)の場合と同様に、パルス
位置変調された信号成分である第1の情報信号系列を出
力する。また、可変時間遅延手段301に対して、タイ
ミング情報を出力する。
【0049】また、パルス位置変調による第2の情報信
号系列については、従来のパルス位置変調受信装置(図
9参照)と同様に、積分手段908の出力が第2の情報
信号系列の復調信号となる。
【0050】以上の構成により、本受信装置は、受信信
号から第1の情報信号系列と第2の情報信号系列を復元
することができる。
【0051】[第2の実施の形態]第1の実施の形態に
おいては、情報信号系列と拡散符号系列の双方に対して
パルス位置変調をかけているが、バイフェーズ変調とパ
ルス位置変調を組み合わせる本発明では、情報信号系列
に対してのみパルス位置変調をかける構成も取りうる。
第2の実施の形態は、バイフェーズ変調と、情報信号系
列に対してパルス位置変調をかけることを特徴とする。
【0052】図4は、本実施の形態における変調後のパ
ルス信号の波形図である。図1の波形図と比べると、パ
ルス位置の移動量が少なくなってはいるが、パルス位相
と基準位置に対するパルス位置によって、一つのパルス
で2ビットの情報を表すことができる点は同様である。
【0053】従来のパルス位置変調による変調方式のみ
の場合は、情報信号系列に加え、可変時間遅延手段20
2に対してスペクトル平坦化のための拡散符号系列を入
力し、それぞれ情報信号系列と拡散符号系列の組み合わ
せに応じた遅延を受けたパルスを送信する必要があっ
た。しかしながら本発明においては、バイフェーズ変調
を行う際に第1の情報信号系列に拡散符号系列を乗算し
て入力しており、これによりスペクトルの平坦化がなさ
れている。そのため、可変時間遅延手段202に拡散符
号系列を入力しない構成を採用しても本発明は成立す
る。本実施の形態では、可変時間遅延手段202におけ
る拡散符号系列の入力と処理を省略できることにより、
第1の実施の形態に比べて情報伝送のさらなる高速化と
装置の簡単化を図ることが可能となるという利点を有す
る。
【0054】[送信装置の構成例]図5は、本実施の形
態にかかる送信装置の構成例を示すブロック図である。
この構成は、図2に示す第1の実施の形態にかかる送信
装置の構成とほぼ同様であり、可変時間遅延手段202
に疑似乱数(拡散符号系列1)が入力されない点が異な
るのみである。
【0055】[受信装置の構成例]図6は、本実施の形
態にかかる受信装置の構成例を示すブロック図である。
受信装置の構成についても、第1の実施の形態にかかる
受信装置の構成とほぼ同様であり、可変時間遅延手段2
02に疑似乱数(拡散符号系列1)が入力されない点が
異なるのみである。
【0056】[本実施の形態の利点]第1の実施の形態
と比べて、拡散符号系列を1つだけ用いればよいので、
情報伝送のさらなる高速化と装置構成の簡略化すること
が可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、パルス速度を変えるこ
となく伝送レートを向上させるウルトラワイドバンド伝
送方式を実現することができる。
【0058】本発明の別の態様によれば、上記効果に加
えて、情報伝送のさらなる高速化と装置構成の簡略化す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる変調方法により変調された
信号の波形図である。
【図2】実施の形態にかかる変調方法を実施するための
送信装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】実施の形態にかかる受信装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図4】実施の形態における変調後のパルス信号の波形
図である。
【図5】実施の形態にかかる送信装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】実施の形態にかかる受信装置の構成例を示すブ
ロック図で
【図7】バイフェーズ変調方式により変調されたパルス
列の波形図である。
【図8】バイフェーズ変調方式による送信装置の構成例
を示す図である。
【図9】バイフェーズ変調方式の受信装置の構成例を示
すブロック図である。
【図10】PPM方式により変調されたパルス列の信号
波形例を示す図である。
【図11】PPM方式の別の例を示す図である。
【図12】PPM方式による送信装置の構成例を示す図
である
【図13】PPM方式による受信装置の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
201 … クロック発振手段 202 … 可変時間遅延手段 203 … パルス生成手段 204 … 極性制御手段 301 … 可変時間遅延手段 302 … 減算手段(差分手段) 303 … 積分手段 304 … サンプリング手段(サンプル・アンド・ホ
ールド手段) 305 … ベースバンド信号処理手段 901 … アンテナ 903 … クロック発振手段 904 … 拡散符号系列生成手段 905 … パルス発生手段 906、912 … 遅延手段 907、910、913 … 乗算手段 908、914、911 … 積分手段 915 … 減算手段(差分手段) 916 … ループフィルタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウルトラワイドバンド通信による無線伝
    送方法において、 情報信号系列にパルス位置変調をかけるステップと、 該パルス位置変調により得られた情報信号系列にバイフ
    ェーズ変調をかけるステップとを具備することを特徴と
    する無線伝送方法。
  2. 【請求項2】 ウルトラワイドバンド通信による無線伝
    送方法において、 第1の情報信号系列にパルス位置変調をかけてパルス位
    置変調信号を生成するステップと、 該パルス位置変調信号に基づいてインパルス信号列を生
    成するステップと、 該インパルス信号列のインパルスの位相を、第2の情報
    信号系列と第2の拡散符号系列との重畳信号に応じて変
    更するステップとを具備することを特徴とする無線伝送
    方法。
  3. 【請求項3】クロック信号を生成するクロック発振手段
    と、 該クロック手段に接続され、クロック信号のパルス位置
    を第1の情報信号系列に応じて変更する可変時間遅延手
    段と、 該可変時間遅延手段から出力されるパルス位置が変更さ
    れた信号に基づいて、パルス信号列を生成するパルス発
    生手段と、 該パルス発生手段から出力される該パルス信号列のパル
    スの極性を第2の情報信号と第2の拡散符号により変更
    する極性制御手段とを有することを特徴とするウルトラ
    ワイドバンド通信のための送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の無線送信装置におい
    て、 前記可変時間遅延手段は、さらに第1の拡散符号系列を
    受け取り、前記第1の情報信号系列と該第1の拡散符号
    系列とに基づいて、前記クロック信号のパルス位置を変
    更することを特徴とするウルトラワイドバンド通信のた
    めの送信装置。
  5. 【請求項5】 第2の拡散符号系列に対応する逆拡散信
    号を生成する手段と、 該逆拡散信号を生成する手段に接続され、第1の遅延逆
    拡散信号を生成する可変時間遅延手段と、 該第1の遅延逆拡散信号に第2の拡散符号のチップレー
    トの1/2の遅延を加えた第2の遅延逆拡散信号と受信
    信号とを重畳して得られる第1の重畳信号を積分して第
    2の情報信号系列を復元して出力する手段と、 受信信号と該第1の遅延逆拡散信号とを重畳して得られ
    る第2の重畳信号と、受信信号と該第1の遅延逆拡散信
    号に第2の拡散符号のチップレート分の遅延を加えた第
    3の遅延逆拡散信号とを重畳して得られる第3の情報信
    号との差分信号をつくり、該差分信号を積分することに
    より第1の情報信号系列を復元して出力する手段と、を
    具備することを特徴とする、ウルトラワイドバンド通信
    のための受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のウルトラワイドバンド
    通信のための受信装置において、 前記可変時間手段は、第1の拡散符号系列を受け取り、
    該逆拡散信号に第1の拡散符号系列に応じた遅延を加え
    て第1の遅延逆拡散信号を出力する、ことを特徴とする
    ウルトラワイドバンド通信のための受信装置。
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