JP2003098982A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003098982A
JP2003098982A JP2001293285A JP2001293285A JP2003098982A JP 2003098982 A JP2003098982 A JP 2003098982A JP 2001293285 A JP2001293285 A JP 2001293285A JP 2001293285 A JP2001293285 A JP 2001293285A JP 2003098982 A JP2003098982 A JP 2003098982A
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display unit
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unit
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JP2001293285A
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Mizuki Yuasa
瑞樹 湯淺
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の利用者に対する表示画面の視認性を向
上させることができる表示装置を提供すること。 【解決手段】 表示モードの「1画面」が指定されると
表示制御部18は、ドライバ16に指示を送ってモータ
14a、14bの動作を制御し、アーム部12を所定位
置に移動させて、表示部10を折り曲げ部50が形成さ
れていない状態にする。次に表示制御部18は、表示部
10の全体の表示領域を用いて表示画面を表示する制御
を行う。また「左:右=1:1」の表示モードが指定さ
れると表示制御部18は、ドライバ16に指示を送って
モータ14a、14bの動作を制御し、アーム部12を
所定位置に移動させて、表示部10の所定位置に折り曲
げ部50を形成する。次に表示制御部18は、折り曲げ
部50を挟んで両側に形成された2つの表示領域のそれ
ぞれに表示画面を表示する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の情報を表示
する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の車両には、ナビゲーション装置や
テレビジョン受信機、あるいはDVDプレーヤ等のAV
(Audio Visual)機器など各種の車載用装置が搭載され
ており、これらの装置から出力される映像を表示するた
めの表示装置が備わっている場合が多い。車載用の表示
装置としては、省スペース性や低消費電力性といった利
点から液晶表示装置が採用される場合が多い。一般的に
は、車両の運転席と助手席の間であってダッシュボード
周辺に1つの液晶表示装置が設置され、この液晶表示装
置をナビゲーション装置やテレビジョン受信機等の複数
の装置で共用して映像の表示を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の表示
装置を車両のダッシュボード周辺に設置した場合には、
運転者と助手席の搭乗者の両者ともに、表示装置の表示
部に対する視線方向が斜めに角度を持ってしまい、表示
画面の視認性が悪いという問題があった。特に液晶表示
装置を用いた場合には、その特性上表示画面の視野角が
狭いため、上述した視認性の問題が顕著となる傾向にあ
る。
【0004】このような問題に対する従来技術として、
表示部を水平方向へ回転可能な構造を備えておき、表示
部を運転席側あるいは助手席側へ回転させることにより
利用者の視線方向が表示部に対してほぼ垂直となるよう
にして、表示画面の視認性の向上を図った表示装置が知
られている。しかしながら、このような表示装置を用い
た場合には、運転席側もしくは助手席側のいずれかの利
用者に対する表示画面の視認性を向上させることができ
るが、他方の利用者は表示画面をほとんど見ることがで
きなくなるという不都合がある。
【0005】また、上述した問題は、車両に搭載される
表示装置に限らず、各種用途に用いられる一般的な表示
装置においても同様に生じるものである。すなわち、一
の表示装置を複数の利用者が共用する場合には、各利用
者の視線方向が表示画面に対して垂直とならない場合が
多いため、従来の表示装置では、複数の利用者に対する
表示画面の視認性は良好とは言えなかった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、複数の利用者に対する表示
画面の視認性を向上させることができる表示装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の表示装置は、所定位置で折り曲げ可能
な表示部と、この表示部が折り曲げられたときに、折り
曲げ部を挟んだ両側に第1および第2の表示画面を表示
するとともに、表示部が折り曲げられていないときに、
表示部の全体に第3の表示画面を表示する制御を行う表
示制御部とを備えている。表示部を折り曲げ可能にする
とともに、折り曲げ部を挟んだ両側に第1および第2の
表示画面を表示しているので、2つの異なる方向(例え
ば、右方向と左方向)へ向けて第1の表示画面と第2の
表示画面をそれぞれ表示することが可能になる。したが
って、複数の利用者に対して表示画面の視認性を向上さ
せることができる。
【0008】また、表示部の一部を裏面から表面に向け
て迫り出させることにより、表示部の折り曲げを行う折
り曲げ機構をさらに備えることが望ましい。これによ
り、表示部の折り曲げを容易かつ確実に行うことができ
る。また、折り曲げ部の位置を折り曲げ機構により変更
可能にするとともに、折り曲げ部の位置が変更されたと
きに、表示制御部により第1および第2の表示画面の境
界位置を変更することが望ましい。これにより、折り曲
げ部の位置に対応して、第1および第2の表示画面の面
積比率を自在に変更することができる。
【0009】上述した表示部が柔軟性部材によって構成
されている場合には、折り曲げの前後で柔軟性部材の長
さを調整する調整機構をさらに備えることが望ましい。
柔軟性部材によって構成されている表示部を折り曲げる
場合には、折り曲げの前後で表示部にたるみが生じるこ
とが考えられるが、調整機構を備えておき、折り曲げの
前後で柔軟性部材の長さを調整することにより、表示部
にたるみが生じることを防止することができる。
【0010】また、表示部は、車両に搭載され、運転者
と助手席の搭乗者との間の前方に設置されており、鉛直
方向に折り曲げ部が形成されていることが望ましい。こ
れにより、第1および第2の表示画面のいずれか一方を
運転者に、他方を助手席の搭乗者に向けて、2つの表示
画面を表示させることができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の表示装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の表示装置の構成を示す図である。
本実施形態の表示装置100は、車両に搭載され、運転
者と助手席の搭乗者の間の前方、具体的には車両のダッ
シュボード内に設置されており、ナビゲーション装置2
00から出力される地図画像等の表示や、テレビジョン
(TV)放送受信機300により受信されて出力される
TV番組の表示を行うものである。
【0012】図1に示すように表示装置100は、表示
部10、アーム部12、2つのモータ14a、14b、
ドライバ16、表示制御部18、操作部20を含んで構
成されている。表示部10は、表示装置100の筐体前
面側に設置されており、表示制御部18の制御に基づい
て、ナビゲーション装置200から出力される地図画像
やテレビジョン放送受信機300から出力されるTV番
組を表示する。この表示部10は、柔軟性部材によって
構成されており、所定位置で折り曲げることが可能とな
っている。このような特徴を有する表示部としては、例
えば、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルな
どが考えられる。また最近では、樹脂フィルムなどの間
に挟んだ特殊なインクの状態を電圧で制御することによ
り画面表示を行う表示パネル(「電子ペーパー」等と称
される)の実用化が進んでいる。このような表示パネル
は、紙などと同様に軽量で薄く、丸めたり折り曲げたり
することが可能であり、このような表示パネルを用いて
表示部10を構成してもよい。
【0013】アーム部12は、表示部10の一部を裏面
から表面に向けて迫り出させることにより、表示部10
の鉛直方向に折り曲げ部50を形成するための部材であ
り、押圧部12aと支持部12bを備えている。押圧部
12aは、表示部10の鉛直方向とほぼ平行に設けられ
た棒状の部材であり、表示部10を裏面側から押圧して
折り曲げ部50を形成する。支持部12bは、押圧部1
2aを支持するための部材であり、前後方向への移動お
よび水平方向への回転が可能な状態に設置されている。
【0014】モータ14aは、ギヤ等を用いて構成され
る伝達機構(図示せず)を介してアーム部12に動力を
伝達し、アーム部12を前後方向へ移動させる。また、
モータ14bは、ギヤ等を用いて構成される伝達機構
(図示せず)を介してアーム部12に動力を伝達し、ア
ーム部12を水平方向へ回転させる。ドライバ16は、
表示制御部18から送られる指示に従って、各モータ1
4a、14bを駆動する。なお、アーム部12、モータ
14a、14b、ドライバ16が折り曲げ機構に対応し
ている。このような折り曲げ機構を備えることにより、
表示部10の折り曲げを容易かつ確実に行うことができ
る。
【0015】表示制御部18は、表示部10に対して画
面表示を行うために必要な処理を行う。具体的には、表
示制御部18は、操作部20を用いて行われる操作指示
の内容に応じてドライバ16に指示を送ることにより各
モータ14a、14bの駆動状態を制御する処理や、ア
ーム部12によって表示部10に形成される折り曲げ部
の位置に応じて、表示部10の表示画面の内容を変更す
る処理などを行う。
【0016】操作部20は、表示モード(詳細は後述す
る)の切り替えや、画面表示の対象とするソース(ここ
ではナビゲーション装置200、テレビジョン放送受信
機300)の切り替えなど、各種の操作指示を入力する
ために用いられるものであり、操作内容に応じた信号を
表示制御部18へ出力する。
【0017】図2は、表示装置100の外観を示す斜視
図である。図2(A)は、表示部10が折り曲げられて
いない場合の表示装置100の外観を示している。図2
(A)では、折り曲げ部50が形成されておらず1面の
表示領域を有する表示部10を表示装置100の筐体の
前面側から見た様子が示されている。図2(A)に示す
表示部10、すなわち1面の表示領域を有する状態の表
示部10に表示される表示画面が第3の表示画面に対応
している。
【0018】また図2(B)は、表示部10が折り曲げ
られている場合の表示装置100の外観を示している。
図2(B)では、アーム部12によって折り曲げ部50
が形成されており、この折り曲げ部50を挟んだ両側に
それぞれ表示領域が形成されている表示部10を前面側
から見た様子が示されている。図2(B)に示す表示部
10において、折り曲げ部50を挟んだ両側に形成され
る表示領域のそれぞれに表示される表示画面が第1およ
び第2の表示画面に対応している。なお、図2(B)に
示した折り曲げ部50の位置は、アーム部12の前後方
向の位置および水平方向の回転角を制御することによ
り、左右いずれかの方向に位置を変更することが可能で
ある。
【0019】図3は、表示部10に形成される表示領域
のバリエーション(表示モード)の具体例を示す図であ
る。図3に示すように、本実施形態の表示装置100
は、(1)折り曲げ部が形成されておらず1面の表示領
域を有する表示モードである「1画面」、(2)折り曲
げ部50を挟んで左右に形成される表示領域の面積比率
が1:1となっている表示モードである「左:右=1:
1」、(3)折り曲げ部を挟んで左右に形成される表示
領域の面積比率が2:1となっている表示モードである
「左:右=2:1」、(4)折り曲げ部を挟んで左右に
形成される表示領域の面積比率が1:2となっている表
示モードである「左:右=1:2」、という4つの表示
モードを備えており、操作部20を用いた操作指示を行
うことにより、これら4つの表示モードを任意に切り替
えることができるようになっている。
【0020】図4は、表示モードに対応した表示部10
の状態を示す図である。図4では、主に表示部10の状
態に関係する機構的な部分を表示装置100の筐体の上
側から見た様子が示されている。図4(A)は、表示部
10が折り曲げられていない場合における表示部10の
状態を示しており、上述した表示モードの「1画面」に
対応している。図4(A)に示すように、表示部10は
その両端がそれぞれバネ22a、22bを介して表示装
置100の筐体に設置されている。表示部10を折り曲
げない場合には、バネ22aおよびバネ22bによっ
て、表示部10の左右の一部分が表示装置100の筐体
内にそれぞれ引き込まれることにより、表示部10が表
示装置100の筐体外部に露出する部分の長さが調整さ
れる。
【0021】図4(B)および図4(C)は、表示部1
0が折り曲げられている場合における表示部10の状態
を示している。図4(B)に示す状態が上述した表示モ
ードの「左:右=1:1」に対応し、図4(C)に示す
状態が上述した表示モードの「左:右=2:1」に対応
している。
【0022】図4(B)に示すように、アーム部12が
前方へ所定量だけ移動することにより、アーム部12に
備わった押圧部12aが表示部10を裏面側から表面側
に向けて迫り出させて、折り曲げ部50が形成される。
このとき、表示部10の両端に接続されているバネ22
a、22bがそれぞれ伸長することにより、表示部10
において、表示装置100の筐体外部に露出する部分の
長さが調整される。そして、表示部10の折り曲げ部5
0を挟んだ両側に、面積比率がほぼ1:1の表示領域が
形成される。
【0023】また図4(C)に示すように、アーム部1
2が前方へ所定量だけ移動するとともに、水平方向へ反
時計回りに所定角度だけ回転することにより、アーム部
12に備わった押圧部12aが表示部10を裏面側から
表面側に向けて迫り出させて、折り曲げ部50を形成す
る。この場合にも、表示部10の両端に接続されている
バネ22a、22bがそれぞれ伸長することにより、表
示部10において、表示装置100の筐体外部に露出す
る部分の長さが調整される。そして、表示部10の折り
曲げ部50を挟んだ両側に、面積比率がほぼ2:1の表
示領域が形成される。なお、表示モードの「左:右=
1:2」の場合における表示部10の状態は、図4
(C)に示す状態と左右対称となるため、ここでは説明
を省略する。
【0024】このように本実施形態では、バネ22a、
22bを用ることにより、折り曲げの前後で表示部10
の長さを調整しているので、表示部10にたるみが生じ
ることを防止することができる。バネ22a、22bが
調整機構に対応している。本実施形態の表示装置100
はこのような構成を有しており、次にその動作について
説明を行う。
【0025】図5は、利用者の操作指示に応じて表示モ
ードを切り替える際の表示装置100の動作手順を示す
流れ図である。表示制御部18は、利用者が操作部20
を用いて、表示モードを切り替える旨の操作指示が行っ
たか否かを判定する(ステップ100)。操作指示が行
われない場合には否定判断がなされ、ステップ100の
判定処理が繰り返される。
【0026】表示モードを切り替える旨の操作指示が行
われると、ステップ100で肯定判断がなされ、表示制
御部18は、表示モードの「1画面」が指定されたか否
かを判定する(ステップ101)。表示モードの「1画
面」が指定された場合には、ステップ101で肯定判断
がなされ、表示制御部18は、ドライバ16に指示を送
ってモータ14a、14bの動作を制御することにより
アーム部12を所定位置に移動させて、表示部10を折
り曲げ部50が形成されていない状態にする(ステップ
102)。具体的には、表示部10は、上述した図4
(A)に示した状態となる。
【0027】次に表示制御部18は、表示部10の全体
の表示領域を用いて第3の表示画面を表示する制御を行
う(ステップ103)。例えば、ナビゲーション装置2
00から出力される地図画像等が、第3の表示画面とし
て表示部10の表示領域全面を用いて表示される。その
後、上述したステップ100に戻って以後の処理が繰り
返される。
【0028】また、「1画面」以外の表示モードが指定
された場合には、上述したステップ101で否定判断が
なされ、表示制御部18は、ドライバ16に指示を送っ
てモータ14a、14bの動作を制御することによりア
ーム部12を所定位置に移動させて、表示部10の所定
位置(表示モードに対応した位置)に折り曲げ部50を
形成する(ステップ104)。例えば、「左:右=1:
1」の表示モードが指定された場合には、表示部10が
上述した図4(B)に示した配置状態となり、折り曲げ
部50を挟んだ両側にほぼ等しい面積の2つの表示領域
が形成される。
【0029】次に表示制御部18は、形成された折り曲
げ部50の位置に応じて表示画面の境界位置を変更する
ことにより、折り曲げ部50を挟んで両側に形成された
2つの表示領域に第1および第2の表示画面をそれぞれ
表示する制御を行う(ステップ105)。例えば、折り
曲げ部50を挟んで右側(運転者側)の表示領域に対し
て、第1の表示画面としてナビゲーション装置200か
ら出力される地図画像が表示され、折り曲げ部50を挟
んで左側(助手席側)の表示領域に対して、第2の表示
画面としてテレビジョン放送受信機300から出力され
るTV番組の映像が表示される。その後、上述したステ
ップ100に戻って以後の処理が繰り返される。
【0030】このように、本実施形態の表示装置100
は、折り曲げ可能な表示部10を用いており、表示部1
0の所定位置に表示領域の境界線としての折り曲げ部5
0を形成し、この折り曲げ部50を挟んだ両側に第1お
よび第2の表示画面を表示している。1つの表示部10
上に、2つの異なる方向(左右方向)へ向けられた第1
の表示画面と第2の表示画面をそれぞれ表示することが
できるので、視線方向が異なる複数の利用者、具体的に
は車両の運転者と助手席の搭乗者に対する表示画面の視
認性を向上させることができる。
【0031】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
第1および第2の表示画面の内容の一例として、ナビゲ
ーション装置200から出力される地図画像を第1の表
示画面、テレビジョン放送受信機300から出力される
番組の映像を第2の表示画面として説明を行っていた
が、第1および第2の表示画面の内容はこれらに限定さ
れるものではなく種々の変形例が考えられる。例えば、
運転者側に対応する第1の表示画面としてナビゲーショ
ン装置200から出力される車両位置周辺の地図画像を
表示し、助手席側に対応する第2の表示画面として、ナ
ビゲーション装置200から出力される各種の操作画面
(例えば、最寄り施設を検索する操作画面等)を表示す
る場合などの変形例が考えられる。
【0032】上述した実施形態では、表示部10の両端
にそれぞれバネ22a、22bを接続するようにした
が、表示部10の一方端を固定して、いずれか一方のバ
ネを省略してもよい。この場合にも、一方のバネによっ
て、表示部10の一方端(例えば左端)の一部分を表示
装置100の筐体内に引き込むことにより、表示部10
が表示装置100の筐体外部に露出する部分の長さを調
整することができる。
【0033】また、上述した実施形態では、バネ22
a、22bを用いることにより、表示部10の長さを調
整する調整機構を実現していたが、他の方法によって調
整機構を実現してもよい。例えば、表示部10の両端
(あるいは一方端)を巻き取る機構を設けておくことに
より、調整機構を実現することができる。
【0034】上述した実施形態では、表示装置100
は、図3に示したように4つの表示モードを備えていた
が、表示モードはこれらに限定されるものではなく、ア
ーム部12の前後方向の位置および水平方向の角度を調
整して表示部10に形成される折り曲げ部50の位置を
任意に設定することにより、種々の表示モードを実現す
ることができる。
【0035】また、上述した実施形態では、利用者によ
って指定された表示モードに応じて、表示部10の所定
位置に折り曲げ部50が自動的に形成されていたが、こ
の折り曲げ部50の形成位置を利用者が手動によって任
意に設定するようにしてもよい。
【0036】図6は、折り曲げ部50の形成位置を手動
により任意に設定する変形例の表示装置の構成を示す図
である。図6に示す表示装置100Aは、表示部10、
アーム部12、表示制御部18A、操作部20、位置セ
ンサ24、角度センサ26を含んで構成されている。な
お、表示装置100Aの外観は図2に示した表示装置1
00の外観と同様であり、アーム部12に備わった押圧
部12aを利用者が手動により前後左右に移動させるこ
とにより、折り曲げ部50の形成位置が設定されるもの
とする。また、図1に示した表示装置100に含まれる
構成と共通する構成については同一の符号が付されてお
り、それらについては詳細な説明を省略するものとす
る。
【0037】位置センサ24は、アーム部12の前後方
向の位置を検出し、検出結果を表示制御部18Aへ出力
する。角度センサ26は、アーム部12の水平方向の回
転角度を検出し、検出結果を表示制御部18Aへ出力す
る。表示制御部18Aは、位置センサ24、角度センサ
26のそれぞれから出力される検出結果に基づいて、ア
ーム部12により表示部10に形成される折り曲げ部5
0の形成位置を算出し、この折り曲げ部50を挟んで両
側に表示する第1および第2の表示画面の境界位置を変
更する処理を行う。
【0038】これにより、利用者が任意に設定した折り
曲げ部50の形成位置に応じて、その両側に第1および
第2の表示画面を表示することができる。なお、図6に
示した表示装置100Aに含まれる構成と、上述した実
施形態の表示装置100に含まれる構成とを共存させる
ことにより、折り曲げ部50の形成位置を自動と手動の
いずれによっても設定できるようにしてもよい。
【0039】上述した実施形態では、柔軟性を有する部
材(柔軟性部材)からなる表示部10を備えた表示装置
100について説明を行っていたが、柔軟性部材によっ
て構成されていない表示部を用いた場合にも本発明を適
用した表示装置を実現することができる。例えば、2枚
の液晶パネルなどを左右に配置して連結し、この連結部
を折り曲げ可能に構成した表示部を用いることにより、
本発明の表示装置を実現することができる。
【0040】また上述した実施形態では、車載用の表示
装置100を例にして説明を行っていたが、本発明の適
用範囲はこれに限定されるものではなく、家庭用など各
種の表示装置に広く適用することが可能である。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、折り
曲げ可能な表示部を用いて、折り曲げ部を挟んだ両側に
第1および第2の表示画面が表示されるので、2つの異
なる方向へ向けて第1の表示画面と第2の表示画面をそ
れぞれ表示することが可能となる。したがって、複数の
利用者に対して表示画面の視認性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の表示装置の構成を示す図である。
【図2】表示装置の外観を示す斜視図である。
【図3】表示部に形成される表示領域のバリエーション
の具体例を示す図である。
【図4】表示モードに対応した表示部の状態を示す図で
ある。
【図5】利用者の操作指示に応じて表示モードを切り替
える際の表示装置の動作手順を示す流れ図である。
【図6】折り曲げ部の形成位置を手動により任意に設定
する変形例の表示装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 表示部 12 アーム部 12a 押圧部 12b 支持部 14a、14b モータ 16 ドライバ 18、18A 表示制御部 20 操作部 22a、22b バネ 24 位置センサ 26 角度センサ 50 折り曲げ部 100、100A 表示装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AC02 AC14 3D044 BA03 BA04 BA14 BA21 BA26 BA27 BA30 BB01 BC13 BD01 5C094 AA01 DA08 FA03 HA05 5G435 AA01 CC13 DD01 EE10 EE12 EE17 GG41 5H180 AA01 BB04 CC12 FF05 FF22 FF32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置で折り曲げ可能な表示部と、 前記表示部が折り曲げられたときに、折り曲げ部を挟ん
    だ両側に第1および第2の表示画面を表示するととも
    に、前記表示部が折り曲げられていないときに、前記表
    示部の全体に第3の表示画面を表示する制御を行う表示
    制御部と、 を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記表示部の一部を裏面から表面に向けて迫り出させる
    ことにより、前記表示部の折り曲げを行う折り曲げ機構
    をさらに備えることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記折り曲げ機構は、前記折り曲げ部の位置を変更可能
    であり、 前記表示制御部は、前記折り曲げ部の位置が変更された
    ときに、前記第1および第2の表示画面の境界位置を変
    更することを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記表示部は、柔軟性部材によって構成されており、 折り曲げの前後で前記柔軟性部材の長さを調整する調整
    機構をさらに備えることを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記表示部は、車両に搭載され、運転者と助手席の搭乗
    者との間の前方に設置されており、鉛直方向に前記折り
    曲げ部が形成されることを特徴とする表示装置。
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