JP2003098789A - 画像形成装置、機器管理ネットワークシステム及び非接触情報読み取り方法 - Google Patents

画像形成装置、機器管理ネットワークシステム及び非接触情報読み取り方法

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JP2003098789A
JP2003098789A JP2001286020A JP2001286020A JP2003098789A JP 2003098789 A JP2003098789 A JP 2003098789A JP 2001286020 A JP2001286020 A JP 2001286020A JP 2001286020 A JP2001286020 A JP 2001286020A JP 2003098789 A JP2003098789 A JP 2003098789A
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English (en)
Inventor
Masaya Nagata
昌也 永田
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Sharp Corp
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の現像剤カートリッジを着脱可能な画像
形成装置において、個々の現像剤カートリッジに記録さ
れた固有の情報を簡単な構成によって確実に取得するこ
とを目的とする。 【解決手段】 現像器を個々に特定するための固有の情
報を記録した非接触情報媒体9を備えた現像器21を複
数収容可能なロータリー現像ユニット20と、上記複数
の現像器21のうち、特定位置にある1つの現像器に対
して、その非接触情報媒体9のみから現像器固有の情報
を読み出すための読み取り部23と、上記非接触情報媒
体9から現像器固有の情報を読み出すための指示を行う
読み取り指示発生部と、上記読み取り指示発生部からの
指示に従い、現像器の非接触情報媒体9が上記特定位置
であって、上記読み取り部23に対向するようにロータ
リー現像ユニット20を回転させる指示を行い、非接触
情報媒体9から現像器固有の情報を読み出すための制御
部25を備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機・プリンタ
等の画像形成装置において、現像剤カートリッジに記録
された固有の情報を非接触にて読み取ることができる画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ用インクカートリッジ、トナー
カートリッジなどのように本体機器で使用される消耗品
を容器に収容して供給する形式の消耗品供給システムに
おいて、メーカー純正の消耗品(以下、純正品という)
と、より安価で一般的には劣悪な品質を有する消耗品
(以下、非正規品という)とを判別するための技術があ
る。
【0003】たとえば、特開2000-246921号公報(以
下、第1の従来技術と称す)には、カートリッジなど消
耗品容器に同定情報、インク残量などの情報を記憶させ
たICチップを有し、機器側に該チップと交信するため
の結合コイルを設け、本体側が同定情報や前回残量情報
を取得することにより、純正品であることを認知するた
めの収納容器及び管理システムが開示されている。
【0004】これによれば、純正品である事を認知して
本体機器を作動させる事により、非正規品による機器の
劣化、性能の低下、故障などを未然に防止できるとされ
る。
【0005】より具体的には、上記ICチップに記録さ
れたID情報をホストコンピュータのホストデータベー
スに管理されているID情報の管理リストと比較し、存
在する場合にのみ純正品と判断し、それ以外、たとえ
ば、ID情報が得られない場合や該管理リストに存在し
ないID情報を有している場合には非正規品であると判
別する。
【0006】また、純正品の使用であっても、ユーザが
不正にインクのみを補充することを防止するために、イ
ンクの残量情報をICチップのメモリに格納されている
前回のインク残量よりも少なければ現在の消耗品は純正
品であると擬制して、メモリの内容を現在のインク残量
で更新することを許容する一方、現在のインク残量が前
回のインク残量よりも多ければユーザが不正にインクを
補充したと見なして現在の消耗品は適正に使用されてい
ないと判断し、メモリの内容を現在のインク残量で更新
することを禁止する。
【0007】また、特開2001-22230号公報(以下、第2
の従来技術と称す)には、非接触通信ICタグと情報の
読みとり又は書き込みをするために、本体装置側にある
通信装置に接続された送受信兼用アンテナ1個または送
信アンテナ1個及び受信アンテナ1個の組み合わせによ
って、アンテナ部の構成を簡略化し、さらに、装置本体
側の制御部では、複数の非接触通信ICタグの情報を個
別に読み出しまたは書き込みすることにより、複数のカ
ートリッジに搭載した非接触通信ICタグに対して装置
本体側の通信装置を1個で済むようにし、安価な通信シ
ステムを提供する装置について開示されている。
【0008】これによれば、装置本体側のアンテナを複
数の非接触通信ICタグの受信領域をカバーするように
1個だけ設けているので、通信システムの簡略化・低廉
化が可能とされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来技術において、判別のために用いている情報は、メ
ーカに関する情報、プリンタの使用条件、インクに関す
る情報等であるので、純正品のICチップに記録された
ID情報をそのままコピーすることにより作製された非
正規品を排除することはできない。
【0010】また、第3者によるデータの改竄を防止す
るためには、ICチップの制御部として、適当な認証作
業後にメモリが外部装置との更新を許可するアクセス制
御手段を設ける必要があるとしているが、具体的方法が
なされていないことに加え、そのためにはソフトウエア
的に、あるいはハードウエア的に複雑化・大規模化する
ためコストアップ要因となること、また、認証手段とし
て機能する該アクセス制御手段は第3者に対して容易に
入手可能であるため、アルゴリズム等の解読がなされる
結果、認証なしに更新を許可する状態を作り出せる可能
性があること、さらには、認証方法を変更した場合には
対応できないこと、等の問題がある。
【0011】一方、第2の従来技術は、単一のアンテナ
によって受信領域内にある非接触通信ICタグの全てか
ら情報を受信する必要性から、アンテナの形成領域(面
積)が非常に大きなものとなる。
【0012】また、上記第1の従来技術同様に、複数の
非接触通信ICタグから受信情報の衝突なしに各固有の
情報を確実に受信することは困難である。
【0013】つまり、衝突なしに通信を行うにあたり、
まず、全ての非接触通信タグに対し応答要求信号を発信
し、各非接触通信タグからの応答信号を受信して、通信
の順序を決定する必要がある。そのためには、非接触通
信タグに対して、各非接触通信タグの応答時間に時間差
を設ける等の工夫が必要であり、該対策によっても衝突
を完全になくすことはできず、また、このような複雑な
機能を非接触通信タグに装備しなければならない点、そ
のためのコストアップ、といった問題が生じる。
【0014】さらに、ある特定の非接触通信タグとの交
信の間は、他の非接触通信タグはスリープモードにして
交信を行わないようにする必要がある等、複雑な機能を
非接触通信タグに盛り込まなければならない。
【0015】さらに、該アンテナを装置のカバー部に設
ける場合には、該カバーが開状態で通信を行うことがで
きない。
【0016】本発明は以上の問題点に着目してなされた
ものであって、複数の現像剤カートリッジを着脱可能な
画像形成装置において、個々の現像剤カートリッジに記
録された固有の情報を簡単な構成によって確実に取得す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、現像器の固有の情報を記録した非接触情報媒体を備
えて装脱着可能に形成された現像器を、回転軸を中心に
して円周方向に沿って複数配置し回転軸中心に回転可能
とすると共に、前記複数の現像器の位置を検出すること
により所望の現像器を像担持体と対向する現像位置に移
動させて、当該像担持体上に形成された静電潜像を可視
像化するロータリー現像ユニットと、上記複数の現像器
のうち、特定位置にある1つの現像器に対して、その非
接触情報媒体のみから現像器固有の情報を読み出すため
の読み取り部と、上記非接触情報媒体から現像器固有の
情報を読み出すための指示を行う読み取り指示発生部
と、上記読み取り指示発生部からの指示に従い、所望の
現像器が上記特定位置に移動してその非接触情報媒体が
上記読み取り部に対向するようにロータリー現像ユニッ
トに回転指示を行い、非接触情報媒体から現像器固有の
情報を読み出すための制御を行う制御部を備えているこ
とを特徴としている。
【0018】これによれば、読み取り部は、複数の現像
器のうち、特定位置にある1つの現像器に対して、その
非接触情報媒体と交信可能な受信エリアを有するように
配設されているので、複数の非接触情報媒体と同時に交
信することがなく、したがって、該特定位置にある現像
器から、固有の情報を確実に受信することができる。
【0019】また、ロータリー方式の現像ユニットとし
ているので、該現像ユニットを所定角度だけ回転させる
ことにより、複数の現像器が収容されていても、さらに
は、現像器の数に関係なく、1つの読み取り部によって
複数の固有の情報を読み取ることができる。また、読み
取り部は機器(画像形成装置)のシャシー等に固定して
取り付けることができるので、取り付け位置が変化する
ことは少なく、したがって、読み取り位置における読み
取り部と非接触情報媒体との相対位置が経時変化するこ
とによって交信が行われないといった問題の発生を抑制
することができる。
【0020】なお、読み取り指示発生部は、たとえば、
現像器の装着状態を検出するために設けられる電磁リレ
ー等の装着検知手段(交換検知手段)とすることができ
る。具体的には、非装着状態にロジックレベルでH(電
圧レベルで5V)を出力し、装着状態にロジックレベル
でL(電圧レベルで0V)を出力するように構成されて
いる場合には、L→H→LあるいはH→Lの変化を検出
することで現像器の装着あるいは再装着を検出できる。
【0021】あるいは、予め設定された一定時刻の到来
と共に発生させることもできる。
【0022】また、読み取りを行う場合の特定位置の例
としては、ある現像器が現像位置にあるようなロータリ
ー現像ユニットの回転位置である。このとき、該現像位
置にある現像器に対して時計方向あるいは反時計方向に
隣接して配設された現像器、あるいは、現像位置にある
現像器等の中から、適当な現像器1つに対して交信可能
な位置に配設できる。
【0023】あるいは、いずれの現像器も現像位置にな
いようなロータリー現像ユニットの回転位置(たとえ
ば、ホームポジションと称される位置)であってもよ
く、この場合も、いずれか1つの現像器に対して交信可
能な位置に配設できる。なお、このような特定位置、言
い換えればロータリー現像ユニットの停止可能な位置
は、通常におけるロータリー現像ユニットの停止位置に
一致するように設定すれば、ロータリー現像ユニットの
回転機構に関する変更を伴わないのでよい。
【0024】本発明の画像形成装置は、上記読み取り部
は、ロータリー現像ユニットの円周方向に対向して、又
はロータリー現像ユニットの側面であって上記回転軸を
中心にして回転した時に前記複数の現像器が描く領域内
に、単一の非接触情報媒体のみから現像器固有の情報を
読み出すように、その非接触情報媒体に密接して配設さ
れていることを特徴としている。
【0025】これによれば、ロータリー現像ユニットの
円周方向に対向して、単一の非接触情報媒体のみから現
像器固有の情報を読み出すように、その非接触情報媒体
に密接して配設されている。また、ロータリー現像ユニ
ットの側面(さらに、メンテナンスのために設けられる
扉の反対位置)であって上記回転軸を中心にして回転し
た時に前記複数の現像器が描く領域内に、単一の非接触
情報媒体のみから現像器固有の情報を読み出すように、
その非接触情報媒体に密接して配設されている。
【0026】したがって、ロータリー現像ユニットを回
転させ、該回転角度を制御することによって、該ロータ
リー現像ユニットに配設された全ての現像器が、読み取
り部と交信可能となる。
【0027】さらに、密着配置することにより、読み取
り対象としての非接触情報媒体以外の他の非接触情報媒
体に対する交信を確実に抑制することが可能となり、装
置の小型化によって他の非接触情報媒体との受信エリア
の相対的拡大に起因した交信の発生といった問題を回避
することができる。
【0028】本発明の画像形成装置は、上記読み取り指
示発生部は、任意に設定可能な指示発生時刻に読み取り
指示を発生することを特徴としている。
【0029】これによれば、現在時刻をカウントするタ
イマ、任意の時刻にイベントを発生させるための設定手
段によって、該任意に設定可能な指示発生時刻に読み取
り指示を発生させることができる。
【0030】ペーパージャム対策として現像器を取り外
した場合には、該現像器をそのまま装着することが一般
的であるが、このような場合には、現像器の交換が生じ
ていないので、該現像器の非接触情報媒体に記憶されて
いる固有の情報にも変化はない。したがって、現像器の
変更を伴わない装脱着行為があった場合に、本発明によ
る動作を極力なくすことにより、通常の印字動作への影
響をなくすことができる。
【0031】なお、現像器の交換を検知した場合に読み
取り指示が発生する場合と併用してもよい。
【0032】本発明の画像形成装置は、情報の送受信を
行う送受信部を備えており、上記読み取り指示発生部
は、上記送受信部から受信した読み取り要求に従い読み
取り指示を発生することを特徴としている。
【0033】これによれば、外部からの要求によって読
み取り指示を発生することができるので、たとえば、当
該画像形成装置を管理している内部あるいは外部の管理
者、管理装置からの指示によって、装着されている現像
器に対して、その固有の情報を読み出すことができる。
【0034】すなわち、上述したタイミング以外に、内
部あるいは外部の管理者が必要と認めるタイミングにお
いて、読み取り指示を発生することができるので、たと
えば、以前に読み出した固有の情報の内容を再度確認し
たい場合、あるいは、非正規品の流行が認められた場合
において現像器の純正品判別を行いたい場合に実行させ
ることができる。
【0035】本発明の画像形成装置は、上記制御部は、
上記読み取り指示発生部が読み取り指示を発生したとき
に、画像形成装置が動作中あるいは動作開始一定前以外
の場合には、ロータリー現像ユニットに係わる動作を禁
止することを特徴としている。
【0036】これによれば、たとえば、本発明に係るロ
ータリー現像ユニット20の回転動作に対する命令と、
通常の印字動作に係るるロータリー現像ユニット20の
回転動作に対する命令が同時に発生することにより、動
作が不定となったり、該2つの動作が交互に実行され
て、いずれの動作も正常に行われないといった問題を回
避することができる。
【0037】なお、本発明による処理の実行途中におい
ても、ロータリー現像ユニット20の回転動作以外の動
作、たとえば、定着装置6への電力供給動作、画像デー
タの取り込み、感光体の除電・帯電等の動作は行うよう
にしてよい。これにより、処理効率を向上させることが
できる。
【0038】本発明の機器管理ネットワークシステム
は、固有の情報を有する複数の現像器が装脱着可能に配
設されるロータリー現像ユニットを備えた機器であっ
て、該ロータリー現像ユニットが所定位置にある場合
に、1つの現像器から固有の情報を検出可能な読み取り
部と、外部から固有の情報の送信要求を受信し、該読み
取り部が読み取った情報をネットワークを介して外部に
送信する送受信部と、外部から固有の情報の送信要求を
受信した場合に、ロータリー現像ユニットを所定位置に
回転させ、固有の情報を読み取り、該読み取った情報を
外部に送信するようにこれらの制御を行う制御部とを有
する機器から構成される第1のグループと、上記第1の
グループと通信を行って、機器に装着されている現像器
の固有の情報を送信指示し、該機器から現像器の固有の
情報を受信する機器管理端末から構成される第2のグル
ープとから構成されることを特徴としている。
【0039】これによれば、機器管理端末からの要求に
より、機器に装着されている現像器の固有の情報を該機
器管理端末に対して読み出す場合において、ロータリー
現像ユニットに装着されている複数の現像器のなかから
1つの現像器に対して、その非接触情報媒体と交信を行
うので、複数の非接触情報媒体からの情報送信が同時に
行われることによって受信信号が衝突し、その結果、受
信できないといった問題を排除することができる。
【0040】本発明の非接触情報読み取り方法は、現像
器の固有の情報を記録した非接触情報媒体を備えて装脱
着可能に形成された現像器を複数収容したロータリー現
像ユニットにおいて、上記非接触情報媒体の内容を読み
出す方法であって、上記非接触情報媒体にアクセスして
固有の情報を取得するための指示を行い、あるいは指示
を受け付けるステップと、ロータリー現像ユニットを所
定位置に回転させるステップと、上記所定位置におい
て、非接触情報媒体と密着して配設された読み取り部か
ら非接触情報媒体に記憶された現像器固有の情報を読み
出すステップと、を制御部に実行させることを特徴とし
ている。
【0041】これによれば、非接触情報媒体にアクセス
して固有の情報を取得するための要求に基づき、ロータ
リー現像ユニットを所定位置に回転させて、所定の現像
器のみが読み取り部の受信エリア内となるように配置さ
せることにより、該所定位置において、非接触情報媒体
と密着して配設された読み取り部から非接触情報媒体に
記憶された現像器固有の情報を読み出すことが可能とな
る。
【0042】したがって、ロータリー現像ユニットに複
数の現像器が収容されている場合であっても、単一の現
像器とのみ交信が行われるため、他の現像器の非接触情
報媒体と交信が生じることはなく、したがって、現像器
固有の情報を確実に得ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図をもとに本発明について
詳細に説明する。 [実施の形態1] (装置の全体構成)図2は複写機、ファクシミリ、プリ
ンター等の画像形成装置に用いられる電子写真プロセス
の全体的な構成を示す図である。
【0044】感光体ドラム等からなる像担持体1は、図
中矢印方向に回転可能に設けられており、その表面は、
帯電手段である接触ローラ帯電器3 や高圧電源を具備
したコロナチャージャ(図示せず) によって所定の電荷
量に均一に帯電された後、露光手段であるLSU(レー
ザ・スキャニング・ユニット)4で所定の静電潜像ポテ
ンシヤルを形成することによって像担持体1に静電潜像
が形成される。
【0045】LSU(レーザ・スキャニング・ユニッ
ト)4は、ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)(各8bit)の4色の原稿色材
階調データ毎に半導体レーザを変調することにより、レ
ーザ光が階調データに応じて出射され、該レーザ光をポ
リゴンミラーによって偏向走査することにより像担持体
1上の走査露光される。
【0046】像担持体1に担持された静電潜像は、現像
装置2によってブラック(B)、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)の4色が順次現像され、所定
の色のトナー像となる。
【0047】現像装置2の詳細については後述するが、
ブラック(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)の4色の現像器を備えたロータリー方式で構
成されている。
【0048】像担持体1と現像装置2とは接触あるいは
一定の空隙を有して配置され、トナーの帯電特性及び反
転/非反転現像の種別に応じて設定される現像バイアス
によって、現像装置2に担持されたトナーが像担持体1
の静電潜像に従つて静電的に移動し付着し、静電潜像が
顕像化され、現像される。
【0049】現像後、上記像担持体1上に形成されたト
ナー像は、当該像担持体1に隣接して配置された転写ド
ラム(接触転写ローラ)5上に保持された転写用紙等か
らなる転写材P上に、転写ドラム5あるいは転写スコロ
トロン(図示せず)の帯電によって順次多重に転写され
る。
【0050】上記像担持体1上から所定の色数のトナー
像が順次転写された転写材Pは、転写ドラム5の表面か
ら剥離された後、搬送ベルト等によって定着装置6へ搬
送され、この定着装置6によって熱及び圧力でトナー像
が転写材P上に定着され、排紙トレイ上に排出されてカ
ラー画像の複写工程が終了する。
【0051】転写後の像担持体1の表面は、クリーニン
グ手段7によって清掃された後、除電手段8によって表
面に残存する電荷が除去され、電気的に初期化される。
該除電手段7は、光除電ランプや接触除電器からなる。
【0052】(現像装置の構成)図3はこの発明の一実
施の形態に係る現像装置2を示すものである。この現像
装置2は、例えば、図2に記載した電子写真プロセスの
現像装置として使用されるものである。
【0053】現像装置2は、ロータリー方式で構成さ
れ、使用するトナーの色のみが異なる4つの同一構成の
現像器21B、21Y、21M、21Cを備えている。
これらの4つの現像器21B、21Y、21M、21C
は、回転軸を中心にして互いに90度異なった対称な
位置に、略円筒形状に形成された枠体からなる現像器保
持体22に取付けられている。また、4つの現像器21
B、21Y、21M、21Cは、それぞれブラック
(B)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の現像剤を収容している。
【0054】なお、4つの現像器21B、21Y、21
M、21Cの色の順番及び収容する現像剤の色は、図に
示す順番及び色と異なっても良いことは勿論である。
【0055】ロータリー方式の現像装置2は、駆動機構
によって、4つの現像器21B、21Y、21M、21
Cを保持した現像器保持体としての円筒状のロータリー
現像ユニット20が矢印方向に沿って回転可能となって
おり、この駆動機構が現像を行う所定の色のトナーを収
容した現像器21B、21Y、21M、21Cを像担持
体1と対向する現像位置に順次回転させて移動すること
により、所定の色の現像が可能となっている。
【0056】なお、現像方式としては、接触現像方式で
あっても、非接触現像方式であっても構わない。
【0057】また、これら4つの現像器21B、21
Y、21M、21Cは、図4に示すように、駆動機構に
よって現像位置以外にもホームポジションなど所定の位
置に移動して停止可能としてもよい。たとえば、現像器
21の交換を行う場合において、交換の際の衝撃等が現
像装置2を介して像担持体1に加わることを抑制する場
合には有効である。
【0058】図5は、この発明の一実施の形態に係る画
像形成装置の駆動機構を示す図である。ロータリー方式
の現像装置2は、4つの現像器21B、21Y、21
M、21Cが回転軸Xを中心にして配設された現像器保
持体としての円筒状のロータリー現像ユニット20を、
その軸方向の端部に取り付けられた現像ユニット側のギ
アを介して、パルスモータ等からなるロータリーモータ
241に取付られた駆動ギアによって回転駆動すること
により、各現像器21B、21Y、21M、21Cを、
像担持体1と対向する現像位置に順次切り替え可能に回
転移動させるように構成されている。上記ロータリーモ
ータ241としては、例えば、3600パルスでロータ
リー現像ユニット20を1回転させるように設定された
ものが用いられる。
【0059】その際、上記ロータリー方式の現像装置2
は、ロータリー現像ユニット20の一部に金属板等から
なる角度認識部材221を取付けるとともに、画像形成
装置の現像装置支持部材としてのマシンフレームにフォ
トインタラプタ等の光学式センサ222を取付け、この
マシンフレームに取付られた光学式センサ222によっ
て、ロータリー現像ユニット20に取付けられた角度認
識部材221を検出することにより、4つの現像器21
B、21Y、21M、21Cを所定の位置に停止させる
ための角度認識を行なうように構成されている。
【0060】そして、上記ロータリー方式の現像装置2
では、ロータリー現像ユニット20に取付られた角度認
識部材221が、4つの現像器21B、21Y、21
M、21Cの回転方向位置の基準となり、当該ロータリ
ー現像ユニット20をロータリーモータ241によって
回転駆動する際に、ロータリー現像ユニット20に取付
られた角度認識部材221が、光学式センサ222を通
過することにより、4つの現像器21B、21Y、21
M、21Cの位置を認識し、現像すべき現像器21B、
21Y、21M、21Cを、像担持体1と対向する現像
位置に回転させて移動するようになっている。
【0061】上記ロータリー方式の現像装置2は、例え
ば、図6に示すように、ブラック色の現像器21Bが像
担持体1と対向する位置(現像位置)をホームポジショ
ンとし、このとき、ロータリー現像ユニット20に取付
られる角度認識部材221は、像担持体1の中心とロー
タリー現像ユニット20の中心とを結んだ直線Lから、
時計方向にθ=45度の角度をなす位置に取付られてい
る。また、上記ロータリー現像ユニット20に取付られ
た角度認識部材221を検出するホームポジション検出
用の光学式センサ222も、同じく像担持体1とロータ
リー現像ユニット20との中心を結んだ直線から、時計
方向にθ=45度の角度をなす位置のマシンフレームに
取付られている。
【0062】そして図1に示すように、現像装置2のロ
ータリー現像ユニット20を、制御装置25からの信号
によりモーター駆動回路242を介してロータリーモー
タ241によって回転駆動し、ロータリー現像ユニット
20に設けられた角度認識部材221を、光学センサー
222によって検出後、モータ駆動装置242からロー
タリーモータ241に出力される駆動パルスの数を、パ
ルスカウンタによってカウントする。
【0063】たとえば、図6(a)に示したように、角
度認識部材221が光学センサー222に検出された状
態では、ちょうどブラックの現像器21Bが現像位置に
配置するので、カウンタ値は”0”である。なお、実用
上は、角度認識部材221を検出後、一定パルス数(た
とえば、N=50パルス)カウント後に、所望の現像器
21が現像位置に配置するようにしておくとよい。この
場合には、他の色の現像器21Y、21M、21Cを所
定位置に配置する時は、以下に述べるパルス数をそれぞ
れNパルス加算された値となる。
【0064】図6(b)は、さらに、ロータリー現像ユ
ニット20を時計方向に90度回転させた状態であり
(θ=135度)、シアン色の現像器21Cが現像位置
に配置する。このとき、角度認識部材221検出後のカ
ウント値は900(=3600/4)パルスである。
【0065】同様に、図6(c)は、さらに、ロータリ
ー現像ユニット20を時計方向に90度回転させた状態
であり(θ=225度)、マゼンタ色の現像器21Mが
現像位置に配置する。このとき、角度認識部材221検
出後のカウント値は1800(=3600/2)パルス
である。
【0066】同様に、図6(c)の状態からさらに、ロ
ータリー現像ユニット20を時計方向に90度回転させ
れば(θ=315度)、イエロー色の現像器21Yが現
像位置に配置する。このとき、角度認識部材221検出
後のカウント値は2700パルスである。
【0067】(現像器の構成)次に、図7を参照して現
像器21について説明する。上述した各現像器21B、
21Y、21M、21Cは、メンテナンスの容易化を図
るために、ロータリー現像ユニット20から着脱自在に
構成され、カートリッジ化されている。
【0068】図7に示す現像器21には、トナーを貯蔵
するトナーホッパー、現像材担持体としての現像ロー
ラ、ブレード等の層厚規制部材、現像材攪拌部材として
のアジテータ等(いずれも図示せず)からなる。
【0069】本発明における現像器21には、図7
(a)に示すように、非接触情報媒体9が接着剤あるい
は埋め込み等の手段により配設されている。該非接触情
報媒体9の配設場所は、画像形成装置に配設され、該非
接触情報媒体9と交信を行う読み取り部(リーダライ
タ)23が交信可能なように、現像器21の表面等に配
設される。そして非接触情報媒体9と読み取り部23と
の通信距離は、例えば0〜数cmとなるように非接触状
態で配設される。
【0070】なお、上記非接触情報媒体9の配置は一例
であり、これ以外の配置であってもよい。すなわち、図
7(b)に示すように、ロータリー現像ユニット20に
複数の現像器21が装着され、この各現像器21に搭載
された非接触情報媒体9が、装置本体の一面に揃って配
置され、ロータリー現像ユニット20の回転により、装
置本体側読み取り部23のアンテナ232が単一の非接
触情報媒体9と対向配置され、各非接触情報媒体9とア
ンテナ232との間で通信が可能な態様であればよい。
【0071】また、読み取り部23は、ある現像器21
が現像位置にある時に、他の現像器21、たとえば、図
1に示したように、該現像器21に対して時計方向90
度の位置にある現像器21に配設されている非接触情報
媒体9と交信可能なように、画像形成装置のフレーム等
に配設されている。たとえば、ブラック色の現像器21
Bが現像位置に位置する場合には、イエロー色の現像器
21Yの該非接触情報媒体9と交信することができる。
【0072】また、順次、ロータリー現像ユニット20
を時計方向に90度回転させることにより、ブラック色
の現像器21B、シアン色の現像器21C、マゼンタ色
の現像器21M、・・・の該非接触情報媒体9と交信す
ることが可能となる。
【0073】読み取り部23の設置位置は、上述したよ
うに現像位置にある現像器21に対して時計方向90度
の位置にある現像器21に限定されるものではなく、時
計方向180度の位置にある現像器21、反時計方向9
0度の位置にある現像器21、さらには、設置が可能で
あれば現像位置にある現像器21に対向する位置であっ
てよい。
【0074】ただし、画像形成において使用されている
現像器21のトナー残量が規定値以下になったことに起
因する、該現像器21の交換を行う場合であって、ロー
タリー現像ユニット20が時計方向及び反時計方向に回
転可能な場合、かつ、現像位置の現像器21に対して時
計方向90度及び反時計方向90度に位置する現像器2
1の場所が、現像器交換のための位置(以後、交換位置
と称する)である場合には、該交換位置にある現像器2
1に対向するように設置されていることが好ましい。こ
れによれば、交換のために現状の位置から90度だけ回
転させればよく、また、交換完了後、現像位置に戻すた
めには反対方向に90度だけ回転させればよいので、ロ
ータリー現像ユニット20の動作量を最小に抑えること
ができる。
【0075】図9は、交換位置が、現像位置から時計方
向90度の場合の例を示す図である。図9(a)は、現
像器21をロータリー現像ユニット20に対して装着し
ている途中の状態を示しており、また、図9(b)は、
装着完了後の透視斜視図を示している。装着完了状態に
おいて、現像器21に配設された非接触情報媒体9は、
図10に示すように、読み取り部23に対向する。
【0076】図11はこの発明の一実施の形態に係る読
み取り部23の構成を示す図である。読み取り部23
は、制御インターフェース部231とアンテナ232を
有しており、該制御インターフェース部231は制御装
置25に接続されている。これにより、制御装置25は
制御インターフェース部231に対して非接触情報媒体
9と交信することを指示し、また、アンテナ232によ
って受信された非接触情報媒体9内に記憶されている情
報を制御インターフェース部231を介して制御装置2
5に取り込むことができる。また、以上の説明から明ら
かなように、アンテナ232によって交信可能な領域
は、ある現像器21が現像位置にある時に、該現像器2
1に対して時計方向90度の位置にある現像器21に配
設されている非接触情報媒体9のみであり、これによ
り、複数の非接触情報媒体9からの衝突を避けることが
でき、確実な交信を行うことができる。
【0077】なお、制御インターフェース部231の機
能を制御装置25に含ませることにより、上記現像器2
1に対向した位置には、アンテナ232のみを配設する
形態であってもよい。
【0078】ここで、読み取り部23は、キャリア周波
数fcを有する電波Wを非接触情報媒体9へ送信及び受
信し、無線通信を利用して非接触情報媒体9と交信す
る。電波Wは任意の周波数帯のキャリア周波数fc(例
えば、13.56MHz)を使用することができる。読
み取り部23は、制御インタフェース部231を介して
制御装置25に接続されている。
【0079】図8はこの発明の一実施の形態に係る非接
触情報媒体9の構成を示す図である。図8(a)は非接
触通信メモリ9の平面図、(b)はその断面図である。
非接触情報媒体9の構造は、樹脂板(基板層)90に金
属薄膜をループ状に数回巻いて形成されたアンテナ92
と、その樹脂板90の上に固定されたICチップ91と
で構成される。アンテナ92とICチップ91は電気的
に接続され、これらが保護膜93で覆われている。
【0080】そして非接触情報媒体9は、読み取り部2
3と電(磁)波を使用して交信する。また、非接触情報
媒体9は、バッテリを内蔵していてもよいが、内蔵バッ
テリの劣化に伴うトラブルを回避すると共にチップを小
型化するためにバッテリレスとすることが好ましい。従
って、以下、非接触情報媒体9は、電波を利用して読み
取り部23とデータを交換することができると共に、読
み取り部23から受信した電波から電磁誘導によって動
作電力を得るものとする。
【0081】なお、図8は、アンテナ92を概念的に示
しており、実際の非接触情報媒体9においてはアンテナ
92は様々な構成を取ることができる。
【0082】たとえば、アンテナ92は、ICチップ9
1を取り囲むように構成されていてもよいし、あるい
は、代替的に、ICチップ91はアンテナ92の外側に
配置されていてもよい。また、アンテナ部の形状は、上
から見た場合に円形、四角形、楕円形など所望の形状を
有することができる。
【0083】ICチップ91はアンテナ92にワイヤボ
ンディング方式やTAB(TapeAutomated
Bonding)方式などによって電気的に接続され
る。アンテナ92は、静電容量Cのコンデンサとインダ
クタンスLのコイルを有する回路と電気的に等価であ
る。この場合の等価回路の共振周波数をfとすると、f
は(1/2π)/√(LC)となる。かかる共振周波数
fをキャリア周波数fcに一致させるようにCとLを選
択すれば、回路はfcに共振して大きな共振電流を回路
に流すことができ、かかる共振電流をICチップ91に
供給することができる。アンテナ92は、銅やアルミニ
ウムなどを使用したエッチング、プリント配線方式によ
る印刷、ワイヤによる形成など当業界で周知ないずれの
方法によっても形成することができる。
【0084】アンテナ92の代わりに、ダイポールアン
テナ、モノポールアンテナ、ループアンテナ、スロット
アンテナ、マイクロストリップアンテナなど当業界で周
知のアンテナを適用することを妨げるものではない。ま
た、アンテナ92をICチップ91上に微細加工法によ
り形成した、コイルオンチップ型することにより低コス
ト化、小型化を図ることができる。
【0085】ICチップ91は、電源回路、メモリ、送
受信回路、制御回路等からなるが、説明は省略する。
【0086】また、基材90は、例えば、プラスチッ
ク、セラミック等から構成される。
【0087】さらに、非接触情報媒体9は、現像器21
に対して、外部からの衝撃及び耐水性・耐湿性のために
充填剤93によりモールド形成されていてもよい。
【0088】次に、非接触情報媒体9に記憶される情報
について説明する。
【0089】非接触情報媒体9のICチップ91には、
現像器21を特定する固有情報として、0011 00
01 0010 1101 1010等の2進化された
20桁の数字が予め記憶されている。なお、桁数はこれ
に限定されるものではない。該数字は、サービス提供者
によって作成され、管理される。
【0090】次に、上記数字の意味について説明する。
【0091】最上位4桁の数字は、複数ある現像器21
の種類を特定するための情報である。この場合、000
0から1111まで、16機種まで区別可能となる。な
お、カラー機種の場合であって、Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の4色
の現像器21が必要である場合には、最上位2桁をカラ
ー情報に割り当ててもよく、例えば、
【0092】
【表1】
【0093】とすれば、残りの2桁によって4機種まで
区別可能となり、例えば、表2のようになる。
【0094】
【表2】
【0095】これらの対応表は、以下に述べる、サービ
ス提供者側の機器管理端末27(後述)に、流通物情報
テーブルとして用意される。
【0096】残り16桁の数字部分は、上記例でいえ
ば、0011という種別番号を有する現像器21の個別
番号であり、 0000 0000 0000 0000 から 1111 1111 1111 1111 までの65536の数字が、1つの現像器21に対して
単一かつ唯一の数字として割り当てられる。この情報
も、サービス提供者側の機器管理端末27における、上
記流通物情報テーブルに加えられる。 (制御装置の構成及び動作)次に、図12を用いて、制
御装置25の構成について説明する。制御装置25は、
演算処理を行うCPU251、非接触情報媒体9から読
み出した固有情報を記憶するためのメモリ252、モー
タ駆動装置242(図1参照)から出力される駆動パル
スのカウント値を計測するカウンタ253及び現像器2
1がロータリー現像ユニット20に対して交換されたこ
とを検出する交換検知手段26からなる。
【0097】まず、現像器21に装備されるトナー残量
検知手段(図示せず)あるいはソフトウエア的にトナー
消費量を積算して計測し、規定値に到達した場合に所望
の信号を発する方法において生じた交換要求信号の入力
によって、以下の一連の処理が開始される。なお、該交
換要求信号は、機器の操作部に設けられた図示しないボ
タンの押圧により発生する形態であってもよい。
【0098】この場合、CPU251は、どの色の現像
器21が交換対象となっているかについての情報も併せ
て取得する。
【0099】CPU251は、図1に示すようにモータ
駆動装置242に対しモータ241の駆動を指示する。
モータ駆動装置242は、モータ241に対し、駆動パ
ルスを出力する。これにより、ロータリー現像ユニット
20が回転する。
【0100】また、光学式センサ222が、ロータリー
現像ユニット20に取り付けられた角度認識部材221
を検出した際に発生する角度認識信号がCPU251に
入力されており、角度認識信号が発生した場合に、上記
駆動パルス信号がパルスカウンタ253によってカウン
トされ、その値がCPU251に入力される。
【0101】CPU251は、交換対象としての現像器
21の色情報から、ロータリー現像ユニット20の回転
量を算出する。すなわち、メモリ252には、特定の現
像器21が現像位置に位置するための駆動パルスのカウ
ント値を、色毎に記憶している。上述したように、角度
認識信号が発生してからのカウント値で表せば、
【0102】
【表3】
【0103】となる。
【0104】したがって、現像位置に対して交換位置が
時計方向90度の位置にある場合には、上記表におい
て、”現像位置の現像器”を”交換位置の現像器”と読
み替えた場合に、N+900の演算を行って、所望の色
の現像器21を交換位置に位置させるときのカウント値
を求めることができる。
【0105】たとえば、交換位置にブラック色の現像器
21Bを位置させるためには、カウント値が900とな
るときにロータリー現像ユニット20の回転を停止させ
る。なお、このときの現像位置にある現像器はシアンの
現像器21Cである。
【0106】以上のようにして、交換位置に交換対象の
現像器21が位置した場合には、交換待ち状態となる。
【0107】ロータリー現像ユニット20の各現像器装
着部には、電磁リレー等の交換検知手段26が配設され
ており、現像器21の装脱着を検出すると、交換検知信
号が発生し、CPU251に入力される。
【0108】CPU251は、読み取り部23に対して
読み取り指示信号を出力する。該読み取り指示信号の発
生により、読み取り部23はアンテナ232から非接触
情報媒体9に対し、記憶されている情報、つまり、現像
器21の固有情報の出力を要求する。該要求に応じて非
接触情報媒体9は、固有情報の送信を行い、読み取り部
23のアンテナ232、インターフェース部231を介
して制御装置25に取り込まれ、メモリ252に一時保
存される。
【0109】CPU251は、該一時保存された固有の
情報の内容を分析することにより、純正品/非正規品の
判別を行って、非正規品との結果の場合に警告信号を出
力する。該出力信号の利用の方法は、様々であり、たと
えば、いかなる画像形成動作を禁止する、画像品位を落
とした条件で画像形成を行う、機器の表示部にその旨表
示、機器と接続されている外部の機器管理装置等にその
旨連絡、といった処理を行う。
【0110】なお、純正品/非正規品の判別の方法は、
たとえば、メモリ252に、純正品の固有情報を予め記
憶させておき、上記一時記憶した固有情報を照合するこ
とにより行うものの他、機器と接続されている外部の機
器管理装置等に上記一時記憶した固有情報を送信し、該
外部の機器管理装置に判別依頼を行う方法がある。
【0111】前者の場合には、機器内部で判別を行うこ
とができるので、外部の機器と接続できないような環境
下であっても対応できる。また、ネットワークの影響を
受けず、所定時間内で判別を行うことができるというメ
リットがある。
【0112】一方、後者の場合には、ネットワークによ
って外部の機器と接続される必要があるが、メモリ25
2に照合のための純正品の固有情報及び純正品/非正規
品の判別のためのアルゴリズムを予め記憶させる必要が
ないので、メモリ252の使用量を削減できること、ま
た、判別アルゴリズムの実行によってCPU251の処
理負担を増大させることがないこと、さらに、純正品の
固有情報が後日追加されても、外部の機器管理装置に該
データを追加・更新すればよいので、該外部の機器管理
装置の一元管理によって可能なこと、等のメリットがあ
る。
【0113】次に、制御装置25の処理フローについ
て、図13を用いて説明する。図13は、CPU251
が行う処理についてのフローチャートの一例である。
【0114】ステップ1(S1) CPU251は、交換要求信号の発生を監視しており、
発生を検出すればステップ2(以後、S2と略記する)
に進む。
【0115】ステップ2(S2) モータ駆動装置242に対し、モータ制御信号を出力
し、モータ242の駆動を指示する。
【0116】ステップ3(S3) 光学式センサ222から、角度認識信号が入力されたか
を監視しており、発生を検出すればS4に進む。
【0117】ステップ4(S4) モータ駆動装置242がロータリーモータ241に対し
て出力する駆動パルスのカウントを開始する。
【0118】ステップ5(S5) 交換要求信号から交換対象の現像器21の色情報を取得
し、カウント値を算出する。
【0119】ステップ6(S6) 上記S4及びS5で得られるカウント値を比較し、一致
すればS7に進む。
【0120】ステップ7(S7) モータ駆動装置242に対し、モータ制御信号を出力
し、モータ242の駆動の停止を指示する。
【0121】ステップ8(S8) 交換検知手段26から出力される交換検知信号を監視
し、交換位置にある現像器21の交換が行われたか否か
を検出する。交換検知信号が入力された場合にはS9に
進む。
【0122】ステップ9(S9) 読み取り部23に対し、非接触情報媒体9から固有情報
を読み出すよう指示する。
【0123】ステップ10(S10) 固有情報の取得が行われたか否かを検出し、検出した場
合にはS11に進む。
【0124】ステップ11(S11) 上述した方法によって、純正判別を行い、必要な処理を
行う。たとえば、メモリに予め記憶されている純正品に
関する固有情報と照合を行い、一致しない場合に警告信
号を出力する。
【0125】あるいは、得られた固有情報を外部の管理
装置に対して送信することにより、現像器等のサプライ
品の在庫管理、販売管理を行うサービス(特願2000
−291264等)を享受することができる。
【0126】なお、複数の現像器21を交換する場合に
おいて、交換要求信号を複数受け付けた場合には、S2
に戻るようにしてよい。
【0127】以上説明したように、現像器21に配設さ
れる非接触情報媒体9に記憶された情報を読み出すタイ
ミングは、現像器21が交換された場合とすることが効
果的であり、また、現像器21を交換する場合には、交
換対象となる現像器21が交換位置に来るようにロータ
リー現像ユニット20を回転させる必要があるので、本
発明によってロータリー現像ユニット20を回転させる
動作が生じても、一連の動作に含まれるので、影響は生
じない。
【0128】この場合、交換位置に読み取り部23を配
設することが好ましい。たとえば、図1において、交換
位置がマゼンタ色の現像器21Mの場合であって、ロー
タリー現像ユニット20が時計方向にしか回転できない
構造の場合には、該マゼンタ色の現像器21Mに配設さ
れた非接触情報媒体9の内容を読み出すためには、ロー
タリー現像ユニット20を270度回転させなければな
らない。
【0129】これに対し、交換位置に読み取り部23を
配設すれば、ロータリー現像ユニット20を本発明のた
めだけに回転させる必要がない。 [実施の形態2]図14及び図16を用いて説明する。
【0130】図14は、本実施形態における制御装置2
5の機能ブロック図であり、また、図16は、CPU2
51が行う処理についての他のフローチャートの一例で
ある。
【0131】制御装置25は、さらに、タイマ254及
び設定手段255を有している。タイマ254は現在の
日時情報を計測するためのものであり、電波によって外
部から日時情報を取得するものであってもよい。
【0132】設定手段255は、本実施形態における処
理を行う起動時刻を設定するためのものであり、機器の
操作部から設定時刻の登録・修正・消去を受け付けるイ
ンターフェースの役割を果たす。あるいは、起動タイミ
ングとして複数の項目を設定しておき、操作部に表示等
することにより、項目を選択させるものであってもよ
い。この場合の項目の例としては、”現像器の交換検出
後毎に起動”、”省エネルギー状態に移行する前に起
動”、”所定枚数印字後毎に起動”等である。前者が選
択された場合には、実施形態1で説明した処理が行われ
る。
【0133】次に、処理フローについて説明する。
【0134】前実施形態と異なる点は、S1の処理に代
えて以下の処理、すなわちS21からS24を行い、ま
た、S11の処理の後にS25及びS26が追加されて
いることである。したがって、重複する部分については
説明を省略する。
【0135】なお、S8については、前実施形態と併用
する場合を除き、必須ではないので省略できる。
【0136】ステップ21(S21) 設定手段255によって、本プログラムが起動する時刻
が設定されているか否かについて判別を行う。設定され
ていればS22に進む。
【0137】なお、設定の仕方については、機器の操作
部(図示せず)に配設されているボタン等の入力手段に
よって機器使用者等が設定する。たとえば、”毎日、午
後0時0分”、”毎週月曜日 午前8時0分”、”本日
から1ヶ月後”等である。該設定された時刻情報は、設
定手段255の機能に含まれる不揮発性メモリ内に記憶
される形態であってもよいし、既に説明したメモリ25
2を利用してもよい。
【0138】なお、時刻の指定に限らず、前実施形態で
説明したように、”現像器の交換検出後毎に起動”とい
う処理を選択する場合を含む。この場合の動作は、実質
的に、上述したとおりである。
【0139】ステップ22(S22) 現在時刻が、上記S21によって設定された時刻か否か
を判別する。具体的には、CPU251は、タイマ25
4から得られる現在の時刻を、設定手段255によって
設定された時刻あるいはタイミング情報と比較すること
により行う。
【0140】ステップ23(S23) 現在時刻が設定時刻になった場合には、さらに、機器の
現在の状況を調査し、たとえば、動作中であるか、ある
いは動作開始前であるかを検出する。CPU251が、
印字動作に係わる全ての動作の管理をも行う場合には、
必然的に判別可能である。一方、印字動作に係わる処理
を管理するために、他のCPU、MPUが用いられてい
る場合には、該CPU、MPUから非稼動状態であるか
否かの情報を取得することで行う。
【0141】ステップ24(S24) 当該機器が印字中である場合のように、稼働状態である
場合には、本ステップが実行され、機器の以後の動作
(特に、ロータリー現像ユニット20の回転動作)を禁
止する。これにより、たとえば、本発明によるロータリ
ー現像ユニット20の回転動作に対する命令と、通常の
印字動作におけるロータリー現像ユニット20の回転動
作に対する命令が同時に発生することにより、動作が不
定となったり、該2つの動作が交互に実行されて、いず
れの動作も正常に行われないといった問題を回避するこ
とができる。
【0142】なお、印字命令等を受け付けることは拒否
するものではない。したがって、本発明の処理の後に、
引き続いて印字が実行されてもよいし、本発明による処
理の実行途中においても、ロータリー現像ユニット20
の回転動作以外の動作、たとえば、定着装置6への電力
供給動作、画像データの取り込み、感光体の除電・帯電
等の動作は行うようにしてよい。これにより、処理効率
を向上させることができる。
【0143】次に、S11の後に行われる処理について
説明する。
【0144】ステップ25(S25) 引き続き、他の現像器21に関してその固有情報の取得
を行うか否かを判別する。引き続き行う場合には、S2
に戻り、該他の現像器21が読み取り位置に来るように
モータ制御信号を出力する。
【0145】ステップ26(S26) S24により行った機器の動作禁止命令を解除する。こ
れにより、もし、以上のステップの間に、印字信号を受
け取った場合には、所定の印字動作が実行される。
【0146】以上のように、設定された時刻に起動する
ようになっているので、万一、現像器21の交換タイミ
ングにおいて、本発明の処理が行われず、あるいは、固
有情報が確実に取得されなかった場合であっても、再度
取得することが可能となる。さらに、一定周期で行うよ
うにすれば、より確実である。
【0147】また、S24までの間は、現在時刻が設定
時刻となっても、機器が動作中あるいは動作開始前(た
とえば、既に印字要求を受け付けており、定着装置6が
待機状態から所定温度に昇温している状態等、該印字に
対して準備を行っている状態等)である場合には、該印
字動作を優先させる処理を行う。これにより、印字処理
が中断されることがなく、機器使用者に対して印字処理
の無効、待ち時間を与える等の不便をかけることがな
い。
【0148】一方、S24以降は、その間に印字命令を
受け付けたとしても本発明による処理を優先し、印字処
理は保留されるので、本発明による処理を確実に行うこ
とができる。 [実施の形態3]図15及び図17を用いて説明する。
【0149】図15は、本実施形態における制御装置2
5の機能ブロック図であり、また、図17は、CPU2
51が行う処理についてのさらに他のフローチャートの
一例である。
【0150】前実施形態と異なる点は、S1の処理に代
えてS31を行い、また、S11の処理に代えてS32
を行うことである。したがって、重複する部分について
は説明を省略する。
【0151】制御装置25は、外部のネットワークと交
信可能な通信手段257を有している。ネットワークと
しては、LAN、インターネット等、さらには有線、無
線を問わず利用できる。該ネットワークには、機器管理
装置27が接続されており、該機器管理装置27から起
動信号が入力されるようになっている。また、現像器2
1に形成されている非接触情報媒体9から読み出した情
報(現像器の固有情報)を、ネットワークを介して機器
管理装置27に出力可能となっている。
【0152】機器管理装置27は、パーソナルコンピュ
ータ、サーバであり、印字動作に関して当該機器を制御
するものの他、サプライの在庫管理、販売管理等に関し
て当該機器を管理するものを含む。
【0153】ステップ21(S21) 機器管理装置27から、当該機器に装着されている現像
器21の固有情報に関して送信する旨の信号(以後、固
有情報送信要求信号と称す)を取得したかを検出する。
【0154】このように、本実施形態では、前実施形態
とは異なり、当該機器の状況に係わらず、起動信号とし
ての固有情報送信要求信号が発生する。つまり、機器管
理装置27が積極的に働きかけるシステムとなってい
る。これにより、たとえば、当該機器の使用者と機器管
理装置27の管理者が異なる場合において、機器管理装
置27の管理者が当該機器の管理を行う場合に、遠隔操
作が行えると共に、当該機器の機器管理装置27の管理
者に対する透明性が確保されるので、現像器21に関し
て先用後利といったサービスを不都合なく提供すること
が可能となる。
【0155】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
非接触情報媒体から現像器固有の情報を一度に検出する
のではなく、読み取り部に位置した単一の非接触情報媒
体から現像器固有の情報を検出しているので、非接触情
報媒体からの送信信号が衝突を起こすことがなく、確実
に固有の情報を受信することが可能となる。
【0156】請求項毎に述べれば次のようである。
【0157】本発明の画像形成装置は、以上のように、
現像器の固有の情報を記録した非接触情報媒体を備えて
装脱着可能に形成された現像器を、回転軸を中心にして
円周方向に沿って複数配置し回転軸中心に回転可能とす
ると共に、前記複数の現像器の位置を検出することによ
り所望の現像器を像担持体と対向する現像位置に移動さ
せて、当該像担持体上に形成された静電潜像を可視像化
するロータリー現像ユニットと、上記複数の現像器のう
ち、特定位置にある1つの現像器に対して、その非接触
情報媒体のみから現像器固有の情報を読み出すための読
み取り部と、上記非接触情報媒体から現像器固有の情報
を読み出すための指示を行う読み取り指示発生部と、上
記読み取り指示発生部からの指示に従い、所望の現像器
が上記特定位置に移動してその非接触情報媒体が上記読
み取り部に対向するようにロータリー現像ユニットに回
転指示を行い、非接触情報媒体から現像器固有の情報を
読み出すための制御を行う制御部を備えていることを特
徴としている。
【0158】これによれば、読み取り部は、複数の現像
器のうち、特定位置にある1つの現像器に対して、その
非接触情報媒体と交信可能な受信エリアを有するように
配設されているので、複数の非接触情報媒体と同時に交
信することがなく、したがって、該特定位置にある現像
器から、固有の情報を確実に受信することができる。
【0159】また、ロータリー方式の現像ユニットとし
ているので、該現像ユニットを所定角度だけ回転させる
ことにより、複数の現像器が収容されていても、さらに
は、現像器の数に関係なく、1つの読み取り部によって
複数の固有の情報を読み取ることができる。また、読み
取り部は機器(画像形成装置)のシャシー等に固定して
取り付けることができるので、取り付け位置が変化する
ことは少なく、したがって、読み取り位置における読み
取り部と非接触情報媒体との相対位置が経時変化するこ
とによって交信が行われないといった問題の発生を抑制
することができるという効果を奏する。
【0160】あるいは、予め設定された一定時刻の到来
と共に発生させることもできる。
【0161】また、読み取りを行う場合の特定位置の例
としては、ある現像器が現像位置にあるようなロータリ
ー現像ユニットの回転位置である。このとき、該現像位
置にある現像器に対して時計方向あるいは反時計方向に
隣接して配設された現像器、あるいは、現像位置にある
現像器等の中から、適当な現像器1つに対して交信可能
な位置に配設できる。
【0162】あるいは、いずれの現像器も現像位置にな
いようなロータリー現像ユニットの回転位置(たとえ
ば、ホームポジションと称される位置)であってもよ
く、この場合も、いずれか1つの現像器に対して交信可
能な位置に配設できる。なお、このような特定位置、言
い換えればロータリー現像ユニットの停止可能な位置
は、通常におけるロータリー現像ユニットの停止位置に
一致するように設定すれば、ロータリー現像ユニットの
回転機構に関する変更を伴わないのでよい。
【0163】本発明の画像形成装置は、以上のように、
上記読み取り部は、ロータリー現像ユニットの円周方向
に対向して、又はロータリー現像ユニットの側面であっ
て上記回転軸を中心にして回転した時に前記複数の現像
器が描く領域内に、単一の非接触情報媒体のみから現像
器固有の情報を読み出すように、その非接触情報媒体に
密接して配設されていることを特徴としている。
【0164】これによれば、ロータリー現像ユニットの
円周方向に対向して、単一の非接触情報媒体のみから現
像器固有の情報を読み出すように、その非接触情報媒体
に密接して配設されている。また、ロータリー現像ユニ
ットの側面(さらに、メンテナンスのために設けられる
扉の反対位置)であって上記回転軸を中心にして回転し
た時に前記複数の現像器が描く領域内に、単一の非接触
情報媒体のみから現像器固有の情報を読み出すように、
その非接触情報媒体に密接して配設されている。
【0165】したがって、ロータリー現像ユニットを回
転させ、該回転角度を制御することによって、該ロータ
リー現像ユニットに配設された全ての現像器が、読み取
り部と交信可能となる。
【0166】さらに、密着配置することにより、読み取
り対象としての非接触情報媒体以外の他の非接触情報媒
体に対する交信を確実に抑制することが可能となり、装
置の小型化によって他の非接触情報媒体との受信エリア
の相対的拡大に起因した交信の発生といった問題を回避
することができるという効果を奏する。
【0167】本発明の画像形成装置は、以上のように、
上記読み取り指示発生部は、任意に設定可能な指示発生
時刻に読み取り指示を発生することを特徴としている。
【0168】これによれば、現在時刻をカウントするタ
イマ、任意の時刻にイベントを発生させるための設定手
段によって、該任意に設定可能な指示発生時刻に読み取
り指示を発生させることができる。
【0169】ペーパージャム対策として現像器を取り外
した場合には、該現像器をそのまま装着することが一般
的であるが、このような場合には、現像器の交換が生じ
ていないので、該現像器の非接触情報媒体に記憶されて
いる固有の情報にも変化はない。したがって、現像器の
変更を伴わない装脱着行為があった場合に、本発明によ
る動作を極力なくすことにより、通常の印字動作への影
響をなくすことができるという効果を奏する。
【0170】本発明の画像形成装置は、以上のように、
上記画像形成装置は、情報の送受信を行う送受信部を備
えており、上記読み取り指示発生部は、上記送受信部か
ら受信した読み取り要求に従い読み取り指示を発生する
ことを特徴としている。
【0171】これによれば、外部からの要求によって読
み取り指示を発生することができるので、たとえば、当
該画像形成装置を管理している内部あるいは外部の管理
者、管理装置からの指示によって、装着されている現像
器に対して、その固有の情報を読み出すことができる。
【0172】すなわち、上述したタイミング以外に、内
部あるいは外部の管理者が必要と認めるタイミングにお
いて、読み取り指示を発生することができるので、たと
えば、以前に読み出した固有の情報の内容を再度確認し
たい場合、あるいは、非正規品の流行が認められた場合
において現像器の純正品判別を行いたい場合に実行させ
ることができるという効果を奏する。
【0173】本発明の画像形成装置は、以上のように、
上記制御部は、上記読み取り指示発生部が読み取り指示
を発生したときに、画像形成装置が動作中あるいは動作
開始一定前以外の場合には、ロータリー現像ユニットに
係わる動作を禁止することを特徴としている。
【0174】これによれば、たとえば、本発明に係るロ
ータリー現像ユニット20の回転動作に対する命令と、
通常の印字動作に係るるロータリー現像ユニット20の
回転動作に対する命令が同時に発生することにより、動
作が不定となったり、該2つの動作が交互に実行され
て、いずれの動作も正常に行われないといった問題を回
避することができるという効果を奏する。
【0175】本発明の機器管理ネットワークシステム
は、以上のように、固有の情報を有する複数の現像器が
装脱着可能に配設されるロータリー現像ユニットを備え
た機器であって、該ロータリー現像ユニットが所定位置
にある場合に、1つの現像器から固有の情報を検出可能
な読み取り部と、外部から固有の情報の送信要求を受信
し、該読み取り部が読み取った情報をネットワークを介
して外部に送信する送受信部と、外部から固有の情報の
送信要求を受信した場合に、ロータリー現像ユニットを
所定位置に回転させ、固有の情報を読み取り、該読み取
った情報を外部に送信するようにこれらの制御を行う制
御部とを有する機器から構成される第1のグループと、
上記第1のグループと通信を行って、機器に装着されて
いる現像器の固有の情報を送信指示し、該機器から現像
器の固有の情報を受信する機器管理端末から構成される
第2のグループとから構成されることを特徴としてい
る。
【0176】これによれば、機器管理端末からの要求に
より、機器に装着されている現像器の固有の情報を該機
器管理端末に対して読み出す場合において、ロータリー
現像ユニットに装着されている複数の現像器のなかから
1つの現像器に対して、その非接触情報媒体と交信を行
うので、複数の非接触情報媒体からの情報送信が同時に
行われることによって受信信号が衝突し、その結果、受
信できないといった問題を排除することができるという
効果を奏する。
【0177】本発明の非接触情報読み取り方法は、以上
のように、現像器の固有の情報を記録した非接触情報媒
体を備えて装脱着可能に形成された現像器を、複数収容
したロータリー現像ユニットにおいて、上記非接触情報
媒体の内容を読み出す方法であって、上記非接触情報媒
体にアクセスして固有の情報を取得するための指示を行
い、あるいは指示を受け付けるステップと、ロータリー
現像ユニットを所定位置に回転させるステップと、上記
所定位置において、非接触情報媒体と密着して配設され
た読み取り部から非接触情報媒体に記憶された現像器固
有の情報を読み出すステップと、を制御部に実行させる
ことを特徴としている。
【0178】これによれば、非接触情報媒体にアクセス
して固有の情報を取得するための要求に基づき、ロータ
リー現像ユニットを所定位置に回転させて、所定の現像
器のみが読み取り部の受信エリア内となるように配置さ
せることにより、該所定位置において、非接触情報媒体
と密着して配設された読み取り部から非接触情報媒体に
記憶された現像器固有の情報を読み出すことが可能とな
る。
【0179】したがって、ロータリー現像ユニットに複
数の現像器が収容されている場合であっても、単一の現
像器とのみ交信が行われるため、他の現像器の非接触情
報媒体と交信が生じることはなく、したがって、現像器
固有の情報を確実に得ることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による主要部の概略構成図である。
【図2】本発明による画像形成装置に用いられる電子写
真プロセスの全体構成図である。
【図3】本発明によるロータリー方式の現像装置を示す
構成図である。
【図4】本発明による画像形成装置の主要部を示す図で
ある。
【図5】本発明による画像形成装置の駆動機構を示す図
である。
【図6】(a)(b)(c)は、本発明による画像形成
装置の駆動状態を示す図である。
【図7】(a)(b)は、本発明による現像器の構成を
示す図である。
【図8】(a)(b)は、本発明による非接触情報媒体
の構成を示す図である。
【図9】(a)(b)は、現像器の装着状態の一例を示
す図である。
【図10】本発明による非接触情報媒体と読み取り部と
の位置関係を示した図である。
【図11】本発明による非接触情報媒体と読み取り部と
の間で行われる非接触通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図12】本発明による制御部の内部ブロック図であ
る。
【図13】本発明による制御フローを示すフローチャー
トの一例である。
【図14】本発明による制御部の内部ブロック図の他の
例である。
【図15】本発明による制御部の内部ブロック図のさら
に他の例である。
【図16】本発明による制御フローを示すフローチャー
トの他の例である。
【図17】本発明による制御フローを示すフローチャー
トのさらに他の例である。
【符号の説明】
1 像担持体 2 現像装置 20 ロータリー現像ユニット 21,21B,21C,21M,21Y 現像器 23 読み取り部(リーダライタ) 25 制御装置 27 機器管理装置 9 非接触情報媒体 91 ICチップ 92 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 396 G03G 15/08 507Z 21/14 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA21 DA27 DA33 DA34 ED08 EE10 EJ09 EJ13 EJ15 GB01 2H030 AD16 AD17 BB02 BB24 BB36 BB43 2H071 BA03 BA20 BA33 BA34 DA08 DA31 DA32 DA34 EA04 EA18 2H077 AD06 DA24 DA42 DB10 DB14 DB25 GA04 GA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像器の固有の情報を記録した非接触情報
    媒体を備えて装脱着可能に形成された現像器を、回転軸
    を中心にして円周方向に沿って複数配置し回転軸中心に
    回転可能とすると共に、前記複数の現像器の位置を検出
    することにより所望の現像器を像担持体と対向する現像
    位置に移動させて、当該像担持体上に形成された静電潜
    像を可視像化するロータリー現像ユニットと、 上記複数の現像器のうち、特定位置にある1つの現像器
    に対して、その非接触情報媒体のみから現像器固有の情
    報を読み出すための読み取り部と、 上記非接触情報媒体から現像器固有の情報を読み出すた
    めの指示を行う読み取り指示発生部と、 上記読み取り指示発生部からの指示に従い、所望の現像
    器が上記特定位置に移動してその非接触情報媒体が上記
    読み取り部に対向するようにロータリー現像ユニットに
    回転指示を行い、非接触情報媒体から現像器固有の情報
    を読み出すための制御を行う制御部を備えていることを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記読み取り部は、ロータリー現像ユニッ
    トの円周方向に対向して、又はロータリー現像ユニット
    の側面であって上記回転軸を中心にして回転した時に前
    記複数の現像器が描く領域内に、単一の非接触情報媒体
    のみから現像器固有の情報を読み出すように、その非接
    触情報媒体に密接して配設されていることを特徴とする
    前請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記読み取り指示発生部は、任意に設定可
    能な指示発生時刻に読み取り指示を発生することを特徴
    とする前請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記画像形成装置は、情報の送受信を行う
    送受信部を備えており、 上記読み取り指示発生部は、上記送受信部から受信した
    読み取り要求に従い読み取り指示を発生することを特徴
    とする前請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記制御部は、上記読み取り指示発生部が
    読み取り指示を発生したときに、画像形成装置が動作中
    あるいは動作開始一定前である場合には、該読み取り指
    示を保留することを特徴とする前請求項3または4に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】上記制御部は、上記読み取り指示発生部が
    読み取り指示を発生したときに、画像形成装置が動作中
    あるいは動作開始一定前以外の場合には、ロータリー現
    像ユニットに係わる動作を禁止することを特徴とする前
    請求項3または4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】固有の情報を有する複数の現像器が装脱着
    可能に配設されるロータリー現像ユニットを備えた機器
    であって、該ロータリー現像ユニットが所定位置にある
    場合に、1つの現像器から固有の情報を検出可能な読み
    取り部と、 外部から固有の情報の送信要求を受信し、該読み取り部
    が読み取った情報をネットワークを介して外部に送信す
    る送受信部と、 外部から固有の情報の送信要求を受信した場合に、ロー
    タリー現像ユニットを所定位置に回転させ、固有の情報
    を読み取り、該読み取った情報を外部に送信するように
    これらの制御を行う制御部とを有する機器から構成され
    る第1のグループと、 上記第1のグループと通信を行って、機器に装着されて
    いる現像器の固有の情報を送信指示し、該機器から現像
    器の固有の情報を受信する機器管理端末から構成される
    第2のグループとから構成されることを特徴とする機器
    管理ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】現像器の固有の情報を記録した非接触情報
    媒体を備えて装脱着可能に形成された現像器を、複数収
    容したロータリー現像ユニットにおいて、上記非接触情
    報媒体の内容を読み出す方法であって、 上記非接触情報媒体にアクセスして固有の情報を取得す
    るための指示を行い、あるいは指示を受け付けるステッ
    プと、 ロータリー現像ユニットを所定位置に回転させるステッ
    プと、 上記所定位置において、非接触情報媒体と密着して配設
    された読み取り部から非接触情報媒体に記憶された現像
    器の固有の情報を読み出すステップと、を制御部に実行
    させることを特徴とする非接触情報読み取り方法。
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