JP2003098107A - 容器検査装置および容器 - Google Patents

容器検査装置および容器

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JP2003098107A
JP2003098107A JP2001288852A JP2001288852A JP2003098107A JP 2003098107 A JP2003098107 A JP 2003098107A JP 2001288852 A JP2001288852 A JP 2001288852A JP 2001288852 A JP2001288852 A JP 2001288852A JP 2003098107 A JP2003098107 A JP 2003098107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の回転角度を自動的に検出することで、
被検査領域全体を確実に検査することができる容器検査
装置等を提供する。 【解決手段】 PETボトルBTを撮像するカメラ70
と、カメラ70により撮像されるPETボトルBTをカ
メラ70に対して相対的に回転させる支持部31と、支
持部31により回転されるPETボトルBTを支持しつ
つPETボトルBTとともにカメラ70に対して相対的
に回転する支持部材120と、カメラ70により得られ
た映像に基づいてPETボトルBTが所定角度回転され
たことを検出する検出装置73と、を備え、支持部材1
20には、支持部材120が所定の角度にあるときにカ
メラ70の光軸に沿って貫通する向きとなる貫通孔12
2が形成され、検出装置73は貫通孔122がカメラ7
0の光軸に沿って貫通する向きになった回数に基づき、
PETボトルBTが所定角度回転されたことを検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器を撮像して外
観等を検査する容器検査装置等に関し、とくに被検査領
域全体を確実に検査することができる容器検査装置等に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、PET(ポリエチレンテレフ
タレート)ボトル等の容器に飲料を充填する前工程とし
て、検査対象となる容器の映像をカメラに取り込み、取
り込まれた映像から傷等の有無を検査する外観検査を行
っている。外観検査では容器の側面全周についての検査
を行うため、容器を回転(自転)させつつカメラにより
容器を撮像している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】容器の側面全体を検査
するためには、映像を取り込むカメラに対して容器を一
回転させる必要がある。しかし、このとき、容器を載せ
る回転台を回転させるプーリーと駆動ベルトとの間でス
リップが生じて、容器を正常に回転させることができな
い場合があった。このため、従来は容器に付けられた目
印となる刻印をカメラにより撮像し、刻印をモニタを介
して目視確認することにより、容器が一回転自転したこ
とを確認するようにしている。しかし、モニタ上で容器
の外観を検査すると同時に、別途、刻印を目視により確
認する作業を設けることは繁雑であり、また、熟練した
オペレータを必要とする等の問題がある。
【0004】本発明は、容器の回転角度を自動的に検出
することで、被検査領域全体を確実に検査することがで
きる容器検査装置等を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の容器検査装置
は、容器(BT)を撮像する撮像手段(70)と、撮像
手段(70)により撮像される容器(BT)を撮像手段
(70)に対して相対的に回転させる容器回転手段(3
1)と、容器回転手段(31)により回転される容器を
支持しつつ容器(BT)とともに撮像手段(70)に対
して相対的に回転する支持部材(120)と、容器(B
T)が所定角度回転されたことを検出する検出手段(7
3)と、を備え、支持部材(120)には容器(BT)
とともに撮像手段(70)に対して相対的に回転するマ
ーカ(122)が設けられ、検出手段(73)は撮像手
段(70)により撮像されるマーカ(122)の有無あ
るいは個数に基づいて容器(BT)が所定角度回転され
たことを検出することを特徴とする。
【0006】この容器検査装置によれば、撮像手段によ
り撮像されるマーカの有無あるいは個数に基づいて容器
が所定角度回転されたことを検出するので、容器の回転
角度を自動的に検出することができ、したがって、煩雑
な作業に頼ることなく被検査領域全体を確実に検査する
ことができる。
【0007】支持部材(120)には、支持部材(12
0)が所定の角度にあるときに撮像手段(70)の光軸
に沿って貫通する向きとなる貫通孔(122)が形成さ
れ、貫通孔(122)をマーカとして用いてもよい。
【0008】この場合には、例えば、貫通孔の方向が撮
像手段の光軸と一致したときの特有の映像信号等に基づ
いて、容器が所定の方向に向いたことを容易に検出する
ことができる。
【0009】支持部材(120)が所定の角度にあると
きに貫通孔(122)を介して撮像手段(70)に光線
が入射する位置に照明手段(75)が設けられていても
よい。
【0010】この場合には、貫通孔の方向が撮像手段の
光軸と一致したときに高い明度を示す特有の映像信号を
得ることができるので、容器が所定の方向に向いたこと
を容易に検出することができる。
【0011】照明手段(75)は容器(BT)を照明す
るために用いられてもよい。この場合には、照明手段が
マークの検出および容器の照明のために兼用され、マー
クの検出のための照明装置を省略できる。
【0012】容器回転手段(31)は、直立させた容器
(BT)を略水平面内で回転させてもよい。この場合に
は、容器の側面について外観検査等を行う場合等に適す
る。
【0013】支持部材(120)は、直立させた容器
(BT)の開口部を支持してもよい。この場合には、容
器(BT)の側面について外観検査等を行う場合等に適
する。
【0014】本発明の容器検査装置は、容器(BT)を
撮像する撮像手段(70)と、撮像手段(70)により
撮像される容器(BT)を撮像手段(70)に対して相
対的に回転させる容器回転手段(31)と、容器回転手
段(31)により回転される容器(BT)を支持しつつ
容器(BT)とともに撮像手段(70)に対して相対的
に回転する支持部材(120)と、撮像手段(70)に
より得られた映像に基づいて容器(BT)が所定角度回
転されたことを検出する検出手段(73)と、を備え、
支持部材(120)には、支持部材(120)が所定の
角度にあるときに撮像手段(70)の光軸に沿って貫通
する向きとなる貫通孔(122)が形成され、検出手段
(73)は貫通孔(122)が撮像手段(70)の光軸
に沿って貫通する向きになった回数に基づき、容器(B
T)が所定角度回転されたことを検出することを特徴と
する。
【0015】この容器検査装置によれば、支持部材が所
定の角度にあるときに撮像手段の光軸に沿って貫通する
向きとなる貫通孔が形成され、検出手段は貫通孔が撮像
手段の光軸に沿って貫通する向きになった回数に基づ
き、容器が所定角度回転されたことを検出するので、容
器の回転角度を自動的に検出することができ、容器検査
と別途に回転確認工程を設ける必要がなく、容器検査の
一環として回転確認を行うことができる。したがって、
煩雑な作業に頼ることなく被検査領域全体を確実に検査
することができる。
【0016】本発明の容器は、請求項1〜7のいずれか
1項に記載の容器検査装置を用いて検査されたことを特
徴とする。
【0017】なお、本発明の理解を容易にするために添
付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それによ
り本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態にかかる容器
検査装置を示す平面図である。この容器検査装置は、容
器の外観検査を検査対象である容器がローターで搬送さ
れている間に行うものである。以下、検査の対象である
容器としてPET(ポリエチレンテレフタレート)ボト
ルBTを例に説明する。
【0020】本実施形態の容器検査装置100は、その
周縁に複数の支持部31…31を設けた円盤状のロータ
ー30と、検査の対象となる複数のPETボトルBTを
連続的に搬入する搬入部10と、搬入部10から搬入さ
れたPETボトルBTをローター30に受け渡すための
入口スターホイール20と、検査を終えたPETボトル
BTをこの容器検査装置から搬出する搬出部50と、ロ
ーター30により順次搬送される検査終了後のPETボ
トルBTを当該ローター30から搬出部50に受け渡す
小型の出口スターホイール40とを備えている。これら
のローター30、搬入部10、入口スターホイール2
0、搬出部50および出口スターホイール40は、それ
ぞれ共通の基台(不図示)に取り付けられている。
【0021】また、ローター30により搬送されるPE
TボトルBTの搬送経路の一部には、PETボトルBT
の外観を検査するための検査部200が設けられてい
る。検査部200では、PETボトルBTの側面の画像
を取り込んで、傷の有無、ラベルの印刷不良などを検査
している。
【0022】この容器検査装置100に設けられたこれ
らの装置は、本容器検査装置100の外部に別途設けら
れたコントローラ(不図示)により種々の制御が行われ
ている。
【0023】搬入部10は、直立状態で搬送される複数
のPETボトルBTを当該容器検査装置に順次搬入させ
る部分であり、搬入されるPETボトルBTの両側方に
おいて上下に平行をなすように配された搬送スクリュー
11…11と、この搬送スクリュー11…11を回転駆
動させる駆動部12とから主に構成されている。搬送ス
クリュー11…11は、入口スターホイール20の周縁
の接線方向に延びるように配されていて、その前端部が
入口スターホイール20の周縁部まで延びている。各搬
送スクリュー11…11の外周面には螺旋状の山がそれ
ぞれ設けられていて、PETボトルBTは、搬送スクリ
ュー11…11の谷部に挟み込まれるようにして搬送さ
れる。なお、上段の搬送スクリュー11…11と下段の
搬送スクリュー11…11とでは、PETボトルBTを
直立状態のまま搬送できるように、外周面に形成された
螺旋状の山が、半ピッチ分だけ位相がずれて配されてい
る。また、これら搬送スクリュー11…11は、PET
ボトルBTの表面を傷つけることのないように、樹脂製
のものが使用されている。
【0024】入口スターホイール20は、搬入部10か
ら送り込まれたPETボトルBTをローター30に順次
受け渡す装置であり、円盤状の部材の周縁に支持部21
…21が複数形成されたものである。この入口スターホ
イール20は、基台上でその中心部を軸として水平に回
転されており、PETボトルBTは、搬入部10の搬送
スクリュー11…11から周縁に形成された支持部21
…21に順次導入される。周縁部の支持部21…21は
それぞれ円弧状に形成されており、支持部21…21へ
のPETボトルBTの導入及び排出が円滑に行われるよ
うなっている。
【0025】この入口スターホイール20は、図1にお
いて、反時計回りに回転しており、搬入部10から搬入
されたPETボトルBTがローター30に受け渡される
までの途中部分に2台のカメラ60,60が設置されて
いる。これらのカメラ60,60は、搬送されるPET
ボトルBTの上方から口部の天面、並びに底面部の映像
をそれぞれ取り込んでおり、取り込まれた映像から各部
に傷などがあるか否かを判断して検査を行っている。な
お、これらのカメラ60,60が映像を取り込むタイミ
ング及び映像を取り込む時間等は、コントローラにより
適切に制御されている。
【0026】この入口スターホイール20により、PE
TボトルBTはローター30に受け渡される。ローター
30も、基台上でその中心部を軸に水平に回転されるよ
うに構成されている。また、ローター30の周縁には複
数の支持部31…31が設けられており、PETボトル
BTはこれら支持部31…31に順次載置される。
【0027】図2(a)は支持部31におけるPETボ
トルBTの支持方法を示す図であり、図2(b)は図2
(a)におけるB−B線方向から見た図である。
【0028】図2(a)に示すように、ローター30の
周縁に設けられた支持部31…31は、ローター30に
対してそれぞれ回転可能な回転台110を有しており、
この上に直立状態で載置されたPETボトルBTをその
軸を中心にそれぞれ回転させている。これら支持部31
…31は、この円盤状の回転台110と、その下面から
下方に向けて延びる回転軸111と、回転軸111の下
端に取り付けられ、回転軸111と一体に回転するプー
リ112とを備えている。回転軸111は、ローター3
0の周縁にて回転自在となるように支持されている。
【0029】また、回転台110の上方には、PETボ
トルBTの開口部を上方から押さえ込むようにして支持
し、PETボトルBTの転倒を防止するための支持部材
120が取り付けられている。この支持部材120は回
転軸121を中心として回転自在とされ、PETボトル
BTとともに回転する。
【0030】図2(a)および図2(b)に示すよう
に、支持部材120には水平方向に貫通する2つの貫通
孔122が形成されている。図2(b)に示すように、
2つの貫通孔122は支持部材120の軸心を通り、か
つ互いに直交している。
【0031】回転軸111の下端に取り付けられたプー
リ112は、検査部200において、ローター30の外
周部に設けられたベルト116と噛み合っており、当該
ベルト116によりプーリ112は回転されている。ベ
ルト116はモータ117によって所定の速度で駆動さ
れる。このようにプーリ112がベルト116によって
回転されることで、回転軸111を介して連結されてい
る回転台110が所定の速度で水平に回転され、回転台
110に支持されたPETボトルBTはその中心部を軸
にして自転する。
【0032】また、ローター30の外側にはカメラ70
が設けられる。このカメラ70は検査部200内を自転
しつつ通過するPETボトルBTの側面を撮像する。カ
メラ70の直前には、回動可能に取り付けられたミラー
72が設けられている。ミラー72はPETボトルBT
の移動に応じて回動し、カメラ70の撮像範囲をPET
ボトルBTに追従させる。なお、ミラー72の角度はコ
ントローラにより制御される。
【0033】ローター30の周縁内部にはPETボトル
BTを照明するための照明部75が設けられている。照
明部75によりカメラ70に対向する側からPETボト
ルに対し照明が照射され、検査部200において適当な
明度が維持される。
【0034】図3はカメラ70から出力される映像信号
の処理システムを示すブロック図である。図3に示すよ
うに、カメラ70によって撮像された映像はモニタ74
に映し出され、このモニタ74の画像に基づき、PET
ボトルBTの側面について目視により外観検査が行われ
る。また、カメラ70から出力される映像信号は、PE
TボトルBTが所定の角度回転したか否かを検出するた
めの検出装置73に入力される。さらに、検出装置73
によって異常が検出された場合に警報を発する警報装置
76が設けられる。
【0035】本実施形態の容器検査装置100では、検
査部200においてPETボトルBTが所定の方向に向
いたとき、カメラ70の光軸が貫通孔122を通過する
ように構成されている。このとき、照明部75からの照
明光は貫通孔122およびミラー72を介して、カメラ
70に直接入射する。このため、この直接光はPETボ
トルBTを撮像する映像信号と比べて明度が高い映像信
号としてカメラ70から出力されるとともに、モニタ上
には貫通孔122の位置が明度の高い領域として表示さ
れる。したがって、検出装置73において明度の高い映
像信号を検出することにより、PETボトルBTが所定
の方向に向いたことを検出することができる。
【0036】図4は、モニタ74に表示されるカメラ7
0による撮像画像を概念的に示す図である。図4に示す
ように、モニタ74には回転するPETボトルBTが表
示されるとともに、貫通孔122が所定の方向に向いた
ときに明度の高いスポットSPが表示される。図2
(b)に示すように、貫通孔122は支持部材122の
周囲に90度ごとに4カ所において開口しているため、
支持部材120が一周する間、すなわちPETボトルB
Tが一周する間に、少なくとも4回にわたりスポットS
Pがモニタ74に表示される。このとき、検出装置73
には、少なくとも4回にわたり各スポットSPに対応す
る明度の高い映像信号が入力される。したがって、検出
装置73において少なくとも4回にわたり明度の高い映
像信号の入力が検出されない場合、すなわち明度の高い
映像信号の検出回数が3回以下であった場合には、PE
TボトルBTが一周せず、PETボトルBTの全周の外
観検査ができていないことを示している。この場合に
は、警報装置76に向けて検出装置73から異常信号が
出力され、警報装置76では異常を告知するための所定
の動作が実行される。
【0037】このように、本実施形態の容器検査装置1
00では、カメラ70による撮像中にPETボトルBT
が一周以上、回転(自転)しない場合には、異常である
と判定し、所定の警告を発するようにしているので、P
ETボトルBTの全周について確実に外観検査を実施す
ることが可能となる。オペレータは外観上の欠陥の発見
に注力すればよく、PETボトルBTの全周について検
査したかどうかについて確認する必要がなくなる。
【0038】以上の検査がなされ、ローター30により
搬送されたPETボトルBは、図1の左上部に配置され
た出口スターホイール40に受け渡される。この出口ス
ターホイール40は、入口スターホイール20と同形状
に形成されたものであり、ベース部1にてその中心部を
軸に水平方向に回転している。ローター30で搬送され
てきたPETボトルBは、この出口スターホイール40
の周縁に形成された複数の支持部41…41に順次受け
渡され、搬出部50にまで搬送している。
【0039】この出口スターホイール40により搬送さ
れているPETボトルBTは、その口部の内部の映像が
検査カメラ80により取り込まれ、傷の有無などが検査
されている。検査カメラ80は、搬送されているPET
ボトルBTの軌跡の上方に設置されていて、口部の内方
に向けられている。この検査についても、検査カメラ8
0が映像を取り込むタイミング及び取り込む時間はコン
トローラによって制御されている。
【0040】そして搬出部50は、出口スターホイール
40の周縁部にて、検査の終了したPETボトルBを容
器検査装置の外部へ順次搬出している。この搬出部50
には、出口スターホイール40の周縁部において、搬送
用の2本の案内レール51,51が平行をなして、接線
方向に延びるようにして配置されており、PETボトル
BTはこの案内レール51,51に沿って搬送される。
【0041】また、搬出部50には、容器検査装置にて
欠陥の認められたPETボトルBTをラインから取り除
くための排出装置53が設けられている。容器検査装置
によっていずれかの欠陥の認められたPETボトルBT
は、その時点で、この容器検査装置が備えるコントロー
ラにより記憶される。そして、欠陥の認められたPET
ボトルBTが、この排出装置53に搬送されると、コン
トローラからの指令によりそのPETボトルBTが搬出
部50から排出されるように構成されている。一方、欠
陥の認められない正常なPETボトルBTは、当該搬出
部50の先方に設けられたエアフローコンベヤにより次
工程に搬送される。
【0042】上記実施形態では、支持部材120に形成
された貫通孔122をマーカとして使用する例を示した
が、マーカの構成はこれに限定されない。また、上記実
施形態では、PETボトルBTが一周以上自転しなかっ
た場合に異常と判定する例を示したが、正常とされる検
査範囲は任意に定めることができる。
【0043】さらに、上記実施形態では、マーカ(貫通
孔)が4回検出された場合に正常と判定し、4回未満で
あった場合に異常と判定しているが、マーカの検出回数
は限定されない。例えば、マーカが1回検出されたか否
かによって、正常/異常を判定してもよい。
【0044】上記実施形態ではカメラを固定し、容器を
回転する例を示したが、容器を固定し撮像手段を回転さ
せてもよいし、容器および撮像手段の両者を回転させて
もよい。
【0045】なお、容器の材質は限定されず、プラスチ
ック製、ガラス製、金属製の容器を含む。また、容器の
用途は限定されず、飲料を含む食品容器、医薬品のため
の容器等を含む。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容器検査
装置によれば、撮像手段により撮像されるマーカの有無
あるいは個数に基づいて容器が所定角度回転されたこと
を検出するので、容器の回転角度を自動的に検出するこ
とができ、したがって、煩雑な作業に頼ることなく被検
査領域全体を確実に検査することができる。
【0047】また、支持部材が所定の角度にあるときに
撮像手段の光軸に沿って貫通する向きとなる貫通孔が形
成され、検出手段は貫通孔が撮像手段の光軸に沿って貫
通する向きになった回数に基づき、容器が所定角度回転
されたことを検出するので、容器の回転角度を自動的に
検出することができ、したがって、煩雑な作業に頼るこ
となく被検査領域全体を確実に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる容器検査装置を示
す平面図。
【図2】支持部におけるPETボトルBTの支持方法を
示す図であり、(a)は正面図、(b)は(a)におけ
るB−B線方向から見た図。
【図3】カメラから出力される映像信号の処理システム
を示すブロック図。
【図4】モニタに表示されるカメラによる撮像画像を概
念的に示す図。
【符号の説明】
31 支持部(容器回転手段) 70 カメラ(撮像手段) 73 検出装置(検出手段) 75 照明部(照明手段) 116 ベルト(容器回転手段) 120 支持部材 122 貫通孔(マーカ) BT PETボトル(容器)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像される前記容器を前記撮像手段
    に対して相対的に回転させる容器回転手段と、 前記容器回転手段により回転される容器を支持しつつ前
    記容器とともに前記撮像手段に対して相対的に回転する
    支持部材と、 前記容器が所定角度回転されたことを検出する検出手段
    と、を備え、 前記支持部材には前記容器とともに前記撮像手段に対し
    て相対的に回転するマーカが設けられ、 前記検出手段は前記撮像手段により撮像される前記マー
    カの有無あるいは個数に基づいて前記容器が所定角度回
    転されたことを検出することを特徴とする容器検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材には、前記支持部材が所定
    の角度にあるときに前記撮像手段の光軸に沿って貫通す
    る向きとなる貫通孔が形成され、前記貫通孔を前記マー
    カとして用いることを特徴とする請求項1に記載の容器
    検査装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材が前記所定の角度にあると
    きに前記貫通孔を介して前記撮像手段に光線が入射する
    位置に照明手段が設けられていることを特徴とする請求
    項2に記載の容器検査装置。
  4. 【請求項4】 前記照明手段は前記容器を照明するため
    に用いられることを特徴とする請求項3に記載の容器検
    査装置。
  5. 【請求項5】 前記容器回転手段は、直立させた前記容
    器を略水平面内で回転させることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の容器検査装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部材は、直立させた容器の開口
    部を支持することを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の容器検査装置。
  7. 【請求項7】 容器を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段により撮像される前記容器を前記撮像手段
    に対して相対的に回転させる容器回転手段と、 前記容器回転手段により回転される容器を支持しつつ前
    記容器とともに前記撮像手段に対して相対的に回転する
    支持部材と、 前記撮像手段により得られた映像に基づいて前記容器が
    所定角度回転されたことを検出する検出手段と、を備
    え、 前記支持部材には、前記支持部材が所定の角度にあると
    きに前記撮像手段の光軸に沿って貫通する向きとなる貫
    通孔が形成され、 前記検出手段は前記貫通孔が前記撮像手段の光軸に沿っ
    て貫通する向きになった回数に基づき、前記容器が所定
    角度回転されたことを検出することを特徴とする容器検
    査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の容
    器検査装置を用いて検査されたことを特徴とする容器。
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