JP2003095460A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003095460A
JP2003095460A JP2001287095A JP2001287095A JP2003095460A JP 2003095460 A JP2003095460 A JP 2003095460A JP 2001287095 A JP2001287095 A JP 2001287095A JP 2001287095 A JP2001287095 A JP 2001287095A JP 2003095460 A JP2003095460 A JP 2003095460A
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paper
sheet
time
sensor
motor
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Pending
Application number
JP2001287095A
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English (en)
Inventor
Kenji Ueda
賢司 上田
Masataka Shimooosako
正孝 下大迫
So Ota
創 太田
Yasuhiro Kodaira
康弘 小平
Nobutaka Suzuki
信隆 鈴木
Tamiya Akimoto
民也 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙搬送部における負荷の増加および経時で
の影響による生産性の低下を防止することのできる画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 ピックアップローラ2を駆動する給紙ス
タート信号から用紙先端が第2用紙センサ7に達するま
での時間:Tを測定し、その時間:Tに基づいて用紙搬
送に関わるモータの回転数をフィードバック制御する。
その際のモータ回転数は、R(n+1)=R(n)×T
(n)/T で表される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置においては、記録媒体(用紙)を搬送する用
紙搬送部を備えている。ここで、画像形成装置の一例に
おける用紙搬送部の構成と動作について図1及び図2を
参照して説明する。なお、図1は、上記用紙搬送部の構
成を概略的に示す模式図である。また、図2は、その用
紙搬送部の動作を示すタイミングチャート(図2
(b))及び搬送される用紙の先端と後端の位置関係
を、縦軸を用紙積載時の用紙先端位置からの距離、横軸
を時間にとって表したグラフ(図2(a))である。
【0003】図1において、符号1は記録媒体である用
紙Pを収納する用紙トレイであり、その用紙トレイ1の
上部にピックアップローラ2が設けられている。ピック
アップローラ2の用紙搬送方向の下流側近傍には、FR
R方式の用紙分離部を構成するフィードローラ3とリバ
ースローラ4が圧接配置されている。
【0004】用紙トレイ1の上方には像担持体としての
感光体ドラム11が配設されている。その感光体ドラム
11に圧接して転写手段としての転写ローラ12が設け
られ、感光体ドラム11上に形成された顕画像を用紙上
に転写させる転写部を形成している。上記の用紙分離部
と転写部の間には第1搬送ローラ対6,第2搬送ローラ
対8及びレジストローラ対10が配設されている。ま
た、用紙分離部と転写部間の用紙搬送路には各ガイド板
(符号なし)が設けられている。そして、フィードロー
ラ3とリバースローラ4からなる用紙分離部の直下流位
置には第1用紙センサ5(センサa)が配置され、第2
搬送ローラ対8の上流側近傍には第2用紙センサ7(セ
ンサb)が配置され、レジストローラ対10の直上流位
置にはレジストセンサ9(センサc)が配置されてい
る。
【0005】用紙トレイ1に積載された用紙Pは先端位
置がAの位置にある。そして、給紙開始を指令する給紙
信号がONとなるのをトリガとしてピックアップローラ
2が下降・回転し、用紙を分離部(B位置)に送り出
す。フィードローラ3とリバースローラ4はピックアッ
プローラ2の駆動開始と同時に駆動開始され、用紙を1
枚に分離する。本例では、ピックアップローラ2,フィ
ードローラ3及びリバースローラ4は同一のモータで駆
動されている。
【0006】1枚に分離された用紙の先端が第1用紙セ
ンサ5(C位置)に達するとピックアップローラ2が上
昇及び駆動切断され、ピックアップローラ2による用紙
の搬送が無くなる。その後、用紙はフィードローラ3の
搬送力により搬送され、第1搬送ローラ対6(E位置)
に達する。フィードローラ3の駆動は、フィードローラ
3の駆動開始後、一定の時間(t1)になると切れる
が、このときに用紙先端が第1搬送ローラ対6(E位
置)に達した後となるよう、上記の時間:t1が設定さ
れている。フィードローラ3の駆動が切れたときの用紙
先端位置を図中にFとして示す。
【0007】フィードローラの駆動が切れた後、用紙は
第1搬送ローラ対6により送られる。その後、用紙先端
が第2用紙センサ7(E’位置)を通過する。用紙先端
がE’位置に達したことを第2用紙センサ7が検知した
ことをトリガとして、感光体ドラム11への画像書込み
が開始される。本例の場合、具体的には、第2用紙セン
サ7がオンしてから20msec後に画像書込みスター
ト、というような制御による。なお、第1及び第2搬送
ローラ対6,8は、図示しない同一の搬送ローラモータ
で駆動されている。
【0008】さらに、用紙先端がレジストセンサ9(J
位置)に達してから所定の時間(t2)後に上記の搬送
ローラモータはオフとなり、第1及び第2搬送ローラ対
6,8は駆動オフとなる。なお、用紙先端がJ位置を通
過してから所定時間t2が経ったときには、用紙先端が
レジストローラ対10に達しているようにt2が設定さ
れており、このときレジストローラ対10は停止してい
る。このt2の設定により用紙先端はレジストローラ1
0に突き当たってたるみを作り、スキュー補正が行なわ
れる。本例ではt2=37.5msecに設定されてい
る。
【0009】その後レジストローラ10の駆動ONと同
時に上記搬送ローラモータはONとなり、第1及び第2
搬送ローラ対6,8が回転を始め、用紙を感光体ドラム
11と転写ローラ12が対向する転写部に送り、画像を
転写する。なお、レジストローラ対10をONするタイ
ミングは、第2用紙センサ7がONしてから所定の時間
t3(本例ではt3=400msec)後にONとなる
よう設定されており、これにより感光体ドラム11上に
形成された画像と用紙の位置を合わせている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用紙搬
送に関わる各ローラの経時での搬送力低下に伴う用紙搬
送時のスリップの増加、用紙搬送に関わる各ローラの経
時での磨耗による外径の減少に伴う用紙搬送速度(以
下、用紙線速という)の低下により、装置の生産性が低
下するという問題が生じる。
【0011】これはすなわち、用紙の搬送において、用
紙の搬送速度は用紙を搬送する際の負荷(例えば、分離
部のリバースローラ4による負荷、用紙同士の密着によ
る負荷など)によりスリップしながら送られるため、負
荷の小さな用紙ではスリップが小さく、負荷の大きな用
紙ではスリップが大きくなる傾向にある。経時では、ロ
ーラへの紙粉の付着、磨耗による表面性の変化、ゴムの
経時での材質の劣化などに寄るμ(ミュー)の低下によ
り搬送力が低下することから、用紙搬送時のスリップは
経時で大きくなる。また、スリップとは別に、経時でロ
ーラが磨耗することにより外径が小さくなることによる
用紙線速の低下も発生する。
【0012】本例における、ローラへの負荷がmax時とm
in時の、初期と経時でのそれぞれのスリップ率と、経時
によるローラの外径の減少による搬送速度の減少の影響
を考慮して求めた実際の用紙線速、搬送の所要時間を次
の表1に示した。
【0013】
【表1】
【0014】また、図3は、この表1をグラフ化したも
のであり、初期における負荷min時(I)と、経時に
おける負荷max時(IV)の、2つの条件での用紙先端
及び後端の位置と時間の関係を示している。レジストロ
ーラ対10での用紙のたるみ作成のために、用紙先端は
レジストローラ対10(K位置)で37.5msec止
められ(このとき第1及び第2搬送ローラ対6,8は駆
動中)、さらに、感光体ドラム11に書き込まれた画像
との位置合わせのため第2用紙センサ7がONしてから
400msec後までレジストローラ対10で待機して
いる(このときは第1及び第2搬送ローラ対6,8は駆
動停止)。
【0015】レジストローラ対10以降での用紙の線速
はレジストローラが充分な搬送力を持っていることから
スリップはほとんど発生せず、狙いの用紙線速400m
m/secとしている。また、1枚の用紙を給紙後に、
次の用紙を給紙するタイミングは、第1用紙センサ5
(C位置)で用紙後端を検知後、120ms後に次の用
紙の給紙スタートを行うよう制御されている。
【0016】なお、図2(a)における実線と太破線
は、表1の経時での負荷max時の実用紙線速によるも
の(表1のIVを抜き出したもの)である。
【0017】図3では、初期における負荷min時
(I)と、経時における負荷max時(IV)の条件で用
紙を連続で送った場合の、レジストローラ対10での用
紙搬送の1サイクルが、 Iでは781.7ms/1枚→76.76CPM(COPY
per MINITES) (計算式、60sec÷0.7817s/枚) IVでは814.7ms/1枚→73.65CPM (計算式、60sec÷0.8147s/枚) となり、給紙負荷の増加、経時での搬送力の低下による
コロのスリップの増加と経時でのコロの磨耗による用紙
線速の低下の影響でCPMが小さくなっていることが判
る。
【0018】また、連続給紙時のレジストローラ対10
(K位置)での用紙の後端と次の用紙の先端との間隔
は、 Iでは279.2ms→111.7mm (計算式,0.2792sec×レジストローラ線速400mm/ses) IVでは312.2ms→124.9mm (計算式、0.3122sec×レジストローラ線速400mm/ses) となり、実際の用紙ヘのプリントに寄与しない用紙間隔
が大きくなっている。
【0019】このように、従来の画像形成装置において
は、用紙搬送負荷の変化、経時でのローラの搬送力低下
によるスリップ率の増加、経時でのローラの磨耗による
用紙線速低下により、生産性(コピー・プリントの生産
性)が低下するという問題があった。
【0020】本発明は、従来の画像形成装置の用紙搬送
部における上述の問題を解決し、負荷の増加および経時
での影響による生産性の低下を防止することのできる画
像形成装置を提供することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、像担持体上に形成された画像とのタイミングを取
って用紙を送り出すためのレジストローラと用紙搬送路
中で用紙の有無を検知する用紙センサとを具備し、用紙
給送時の給紙スタート信号から前記用紙センサが用紙先
端を検出するまでの時間を測定し、該測定した時間に基
づいて用紙搬送に関わるモータの回転数を補正可能な画
像形成装置であって、前記レジストローラより上流側で
用紙搬送に関わる第1モータと、前記レジストローラ以
降で用紙搬送に関わる第2モータとを有し、前記第1モ
ータは前記第2モータとは独立して回転数の制御が可能
に設けられ、nを1以上の整数として、n枚目の用紙搬
送時における前記第1モータの回転数をR(n)、n枚
目の用紙搬送時における給紙開始信号から前記用紙セン
サが用紙先端を検出するまでの時間をT(n)、あらか
じめ設定した所定値をTとするとき、n+1枚目の用
紙を搬送する前記第1モータの回転数R(n+1)がR
(n+1)=R(n)×T(n)÷Tとなるように制
御することにより解決される。
【0022】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、用紙給送時の給紙スタート信号から前記用紙センサ
が用紙先端を検出するまでの時間をTとし、この際の前
記第1モータの回転数をRとするとき、搬送される用紙
先端が前記用紙センサによって検知されてから前記レジ
ストローラに到達するまでの間、前記第1モータの回転
数をR´=R×T÷Tとなるように制御することを提
案する。
【0023】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記あらかじめ設定した所定値Tを、用紙搬送時
の用紙スリップ及び用紙搬送に関わるローラ部材の磨耗
がないと仮定して計算により求められる給紙スタート信
号から用紙先端が前記用紙センサに達するまでの時間に
設定することを提案する。
【0024】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記用紙センサが、前記像担持体への画像形成開始
のタイミングを指示するために用いられるセンサである
ことを提案する。
【0025】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記用紙センサが、前記レジストローラの直上流側
に設けられ、レジストローラ部に用紙が到達したことを
検知するためのレジストセンサであることを提案する。
【0026】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、前記第1モータの回転数が所定の値より大きくなっ
た場合、用紙搬送部のメンテナンスを促す警告を表示す
る手段を有することを提案する。
【0027】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該画像形成装置がホストマシーンに接続され、前
記第1モータの回転数が所定の値より大きくなった場
合、用紙搬送部のメンテナンスを促す警告を前記ホスト
マシーンに表示することを提案する。
【0028】また、前記の課題を解決するため、本発明
は、当該画像形成装置が通信手段を介して管理装置に接
続され、前記第1モータの回転数が所定の値より大きく
なった場合、用紙搬送部のメンテナンスを促す警告を通
信手段を介して前記管理装置に発信することを提案す
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明が適用される画像
形成装置の一例における用紙搬送部の構成を概略的に示
す模式図である。本実施形態のハード的な構成は図1に
より説明したものと同様であるので、同じ図面を用いて
説明する。
【0030】図1における第2用紙センサ7(センサ
b)は、用紙の有無を検知するセンサであり、先に説明
した従来技術では第2用紙センサ7が用紙先端を検知し
たことをトリガとして感光体ドラム11への画像書き込
みを開始していた。
【0031】本実施形態では、この第2用紙センサ7
を、感光体ドラム11への画像書き込みを開始するため
のセンサとして用いることに加えて、用紙給紙時に、給
紙スタート信号から用紙先端がセンサ位置(H位置)に
達するまでの時間:Tを測定するためのセンサとしても
用いるようにしている。
【0032】本実施形態における用紙搬送の動作及びタ
イミングは基本的には先に説明した従来例と同様であ
る。ただし、本実施形態では、上記の時間:Tを測定
し、その時間:Tに基づいて用紙搬送に関わるモータの
回転数をフィードバック制御するように構成している。
【0033】すなわち、フィードローラ3及びピックア
ップローラ2等を駆動するモータをM1,第1及び第2
搬送ローラ対6,8を駆動するモータをM2とし、1枚
目の用紙給紙時のM1の回転数をR1、1枚目の用紙給
紙時のM2の回転数をR2、1枚目の用紙給紙時の給紙
スタート信号から用紙先端が第2用紙センサ7に達する
までの時間をT、とすると、
【0034】2枚目以降の用紙給紙時のM1の回転数:
R1(n+1)は、n=1以上の整数として R1(n+1)=R1(n)×T(n)/T……式(1) となるように制御される。ただし、T はあらかじめ
設定した値であり、ここではT=「ローラのスリップ
及び磨耗がないと仮定したときの計算により求められる
給紙スタート信号から用紙先端が第2用紙センサ7に達
するまでに要する時間」とする。また、T(n)は、n
枚目の用紙の給紙スタート信号から用紙先端が第2用紙
センサ7に達するまでに要する時間である。
【0035】また、2枚目以降の用紙給紙時のM2の回
転数:R2(n+1)は、 R2(n+1)=R2(n)×T(n)/T……式(2) となるように制御される。
【0036】なお、n=1のとき、すなわち給紙1枚目
のM1の回転数R1及びM2の回転数R2は、共に、あ
らかじめ設定された値を使用するものである。
【0037】このモータM1及びM2の回転数の補正制
御は、本実施形態では、n+1枚目の用紙先端が第2用
紙センサ7に達するまで行われるものとする。なお、上
記の式(1)及び式(2)は、モータM1及びM2の回
転数を共にRで表せば、R(n+1)=R(n)×T
(n)/T で表される。
【0038】次の表2に、本実施形態においてモータM
1及びM2の回転数を補正した後の用紙の各位値におけ
る用紙線速を示す。なお、ここでは、初期と経時の2水
準×搬送負荷min,maxの2水準=4水準のデータ
を示す。
【0039】
【表2】
【0040】図4は、表2の、初期における搬送負荷m
inでの用紙先端及び後端位置を、縦軸を位置、横軸を
時間にとって示したグラフである。また、図5は、表2
の、経時における搬送負荷maxでの用紙先端及び後端
位置を、縦軸を位置、横軸を時間にとって示したグラフ
である。
【0041】なお、図4及び図5において、本実施形態
における上記モータM1及びM2の回転数補正を行った
場合の用紙先端位置を実線で、用紙後端位置を太破線で
示している。また、従来例(モータM1及びM2の回転
数補正なしの場合)の用紙先端位置を細一点鎖線で、用
紙後端位置を細破線で示している。
【0042】また、図4及び図5において、1枚目の用
紙給紙時はその前の給紙時における補正のためのデータ
(給紙スタートから用紙先端が第2用紙センサ7に達す
るまでの時間:Tのデータ)がないことから、1枚目の
給紙時にはモータM1及びM2の回転数の補正は行って
いない。そして、2枚目以降の給紙では、その前の給紙
時の時間Tのデータを使用してモータM1及びM2の回
転数を補正している。
【0043】このように、モータM1及びM2の回転数
補正制御を行なった結果、図4のグラフからも判るよう
に、初期における搬送負荷minで、モータの回転数補
正をした場合はモータの補正をかけないときに比べ、給
紙開始→用紙先端がレジストローラ対10(K位置)に
到達するまでの時間を、924.2msec→898.
8msecと短縮することができ、1枚目のレジストロ
ーラ再駆動→2枚目のレジストローラ再駆動までの時間
を781.7msec(76.76CPM相当)→75
6.2msec(79.34CPM相当)と短縮でき、
2枚目以降はこのレジストローラ再駆動時間(756.
2msec)で搬送が行われ、用紙の搬送負荷による生
産性の低下を防止することができる。
【0044】また、モータM1及びM2の回転数補正制
御を行なった結果、図5のグラフからも判るように、経
時における搬送負荷maxで、モータの回転数補正をし
た場合はモータの補正をかけないときに比べ、給紙開始
→用紙先端がレジストローラ対10(K位置)に到達す
るまでの時間を、958.3msec→901.1ms
ecと短縮することができ、1枚目のレジストローラ再
駆動→2枚目のレジストローラ再駆動までの時間を81
4.7msec(73.35CPM相当)→757.4
msec(79.22CPM相当)と短縮でき、2枚目
以降はこのレジストローラ再駆動時間(757.4ms
ec)で搬送が行われ、経時での生産性の低下を防止す
ることができる。
【0045】このように、本実施形態においては、1枚
目の給紙時に上記の時間:Tを測定し、その時間:Tに
基づいて以降の用紙の給紙時にモータM1及びM2の回
転数を補正制御することにより、負荷の大きな時のロー
ラスリップの増大、経時でのローラのμの低下によるス
リップの増大、ローラの磨耗による用紙線速の低下、用
紙の搬送負荷による生産性の低下を防止することができ
る。
【0046】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。この第2実施形態は、先に説明した第1実施形
態と同様、ハード的な構成は図1により説明したものと
同様であるので、同じ図面を用いて説明する。また、こ
の第2実施形態においても、第2用紙センサ7を、感光
体ドラム11への画像書き込みを開始するためのセンサ
として用いることに加えて、用紙給紙時に、給紙スター
ト信号から用紙先端がセンサ位置(H位置)に達するま
での時間:Tを測定するためのセンサとしても用い、上
記の時間:Tを測定し、その時間:Tに基づいて用紙搬
送に関わるモータの回転数をフィードバック制御するこ
とは前記第1実施形態と同様である。そのため、前記第
1実施形態と重複する説明は可能であれば省略し、異な
る部分及び重複する場合も理解を容易にするために必要
な部分のみ説明する。
【0047】前記第1実施形態では、上記の時間:Tを
測定し、その時間:Tに基づいて、次の用紙給紙時に上
記モータM1及びM2の回転数を補正制御していた、本
第2実施形態では、前記第1実施形態における制御に加
えて、1枚目以降の用紙の給紙前にも用紙搬送に関わる
モータの回転数を補正制御している。
【0048】すなわち、1枚目の用紙給紙時のM1の回
転数をR1、1枚目の用紙給紙時のM2の回転数をR
2、1枚目の用紙給紙時の給紙スタート信号から用紙先
端が第2用紙センサ7に達するまでの時間をT、とする
と、
【0049】2枚目以降の用紙給紙時のM1の回転数:
R1(n+1)は、 R1(n+1)=R1(n)×T(n)/T となるように制御される。
【0050】また、2枚目以降の用紙給紙時のM2の回
転数:R2(n+1)は、 R2(n+1)=R2(n)×T(n)/T となるように制御される。
【0051】ここまでは、前記第1実施形態と同様であ
る。本実施形態ではこれに加えて、次の用紙の給紙前、
つまり、用紙先端が第2用紙センサ7に達してからレジ
ストローラ対10まで搬送される間に、上記モータM1
及びM2の回転数は以下のように制御される。ただし、
R1’は用紙先端が第2用紙センサ7に達した後レジス
トローラ対10まで搬送される間に行われる補正後のモ
ータM1の回転数であり、R2’は用紙先端が第2用紙
センサ7に達した後レジストローラ対10まで搬送され
る間に行われる補正後のモータM2の回転数である。 R1’=R1×T/T R2’=R2×T/T なお、この2つの式は、モータM1及びM2の回転数を
共にR(補正前)、R´(補正後)として表せば、R’
=R×T/T で表される。
【0052】次の表3に、本実施形態においてモータM
1及びM2の回転数を補正した後の用紙の各位値におけ
る用紙線速を示す。なお、ここでは、初期と経時の2水
準×搬送負荷min,maxの2水準=4水準のデータ
を示す。
【0053】
【表3】
【0054】表3に示されるように、給紙1枚目で、用
紙先端が第2用紙センサ7に達してからレジストローラ
対10まで搬送される間、上記の時間Tが時間T(ス
リップ及びローラの磨耗のない理想的な条件で用紙が搬
送されたと仮定されたときに測定される時間)と比較さ
れることにより、上記の計算式に従ってモータM1及び
M2の回転数が補正される。
【0055】2枚目以降の用紙給紙時のモータM1及び
M2の回転数の補正は前記第1実施形態と同じである。
すなわち、2枚目以降は給紙スタート時からモータM1
及びM2の回転数の補正が入っているため、結果として
時間T=Tとなっている。このため、用紙先端が第2
用紙センサ7達してからレジストローラ対10まで搬送
される間でのモータ回転数の補正は、 R1’=R1×T/T=R1・・・(T=Tのため) R2’=R2×T/T=R2・・・(T=Tのため) と、結果としては補正がかかっていない時の回転数と同
じとなっている。
【0056】図6は、表3の、初期における搬送負荷m
inでの用紙先端及び後端位置を、縦軸を位置、横軸を
時間にとって示したグラフである。また、図7は、表3
の、経時における搬送負荷maxでの用紙先端及び後端
位置を、縦軸を位置、横軸を時間にとって示したグラフ
である。
【0057】なお、図6及び図7において、本実施形態
における上記モータM1及びM2の回転数補正を行った
場合の用紙先端位置を実線で、用紙後端位置を太破線で
示している。また、従来例(モータM1及びM2の回転
数補正なしの場合)の用紙先端位置を細一点鎖線で、用
紙後端位置を細破線で示している。
【0058】また、図6及び図7において、1枚目の用
紙給紙時はその前の給紙時における補正のためのデータ
(給紙スタートから用紙先端が第2用紙センサ7に達す
るまでの時間:Tのデータ)がないことから、1枚目の
給紙時にはモータM1及びM2の回転数の補正は行って
いない。そして、用紙先端が第2用紙センサ7に達して
からレジストローラ対10まで搬送される間と、2枚目
以降の給紙では、その前の給紙時の時間Tのデータを使
用してモータM1及びM2の回転数を補正している。
【0059】このように、モータM1及びM2の回転数
補正制御を行なった結果、図6のグラフからも判るよう
に、初期における搬送負荷minで、モータの回転数補
正をした場合はモータの補正をかけないときに比べ、給
紙開始→用紙先端がレジストローラ対10(K位置)に
到達するまでの時間を、924.2msec→898.
8msecと短縮することができ、1枚目のレジストロ
ーラ再駆動→2枚目のレジストローラ再駆動までの時間
を781.7msec(76.76CPM相当)→75
3.85sec(79.59CPM相当)と短縮でき、
2枚目以降はレジストローラ再駆動までの時間を75
6.2msec(79.34CPM相当)と短縮でき、
用紙の搬送負荷による生産性の低下を防止することがで
きる。
【0060】また、モータM1及びM2の回転数補正制
御を行なった結果、図7のグラフからも判るように、経
時における搬送負荷maxで、モータの回転数補正をし
た場合はモータの補正をかけないときに比べ、給紙開始
→用紙先端がレジストローラ対10(K位置)に到達す
るまでの時間を、958.3msec→901.1ms
ecと短縮することができ、1枚目のレジストローラ再
駆動→2枚目のレジストローラ再駆動までの時間を81
4.7msec(73.35CPM相当)→752.2
7msec(79.76CPM相当)と短縮でき、2枚
目以降はレジストローラ再駆動までの時間を757.4
msec(79.22CPM相当)と短縮でき、経時で
の生産性の低下を防止することができる。
【0061】このように、本実施形態においては、1枚
目の給紙時に上記の時間:Tを測定し、その時間:Tに
基づいて、用紙先端が第2用紙センサ7に達してからレ
ジストローラ対10まで搬送される間、および、2枚目
以降の用紙の給紙時にモータM1及びM2の回転数を補
正制御することにより、負荷の大きな時のローラスリッ
プの増大、経時でのローラのμの低下によるスリップの
増大、ローラの磨耗による用紙線速の低下、用紙の搬送
負荷による生産性の低下をより適切に防止することがで
きる。
【0062】さらに本実施形態では、給紙スタートから
用紙先端がレジストローラ対10まで達するのに要する
時間を、表1の従来例の場合と比較すると、表1の従来
例では924.2〜958.3msecと、バラツキが
34.1msecであり、また、スリップ及び磨耗のな
い場合(897.5msec)との差は最大で60.8
msecあるのに対し、表3の本実施形態では、91
0.8〜929.4msecと、バラツキが18.6m
secであり、スリップ及び磨耗のない場合(897.
5msec)との差は最大で31.9msecとなり、
搬送時間のバラツキ、理想状態に対しての遅れとも小さ
くなっている。なお、この搬送時間のバラツキ、理想状
態に対しての遅れが小さくなる効果は、給紙1枚目では
モータM1及びM2の回転数補正が用紙先端が第2用紙
センサ7に達してからレジストローラ対10まで搬送さ
れる間にしか行われないことから、上記の効果は、用紙
先端が第2用紙センサ7に達してからレジストローラ対
10まで搬送される間の、モータM1及びM2の回転数
補正によるものである。
【0063】ところで、上記2つの実施形態において
は、感光体ドラム11への画像書き込み開始タイミング
を指示するためのセンサである第2用紙センサ7を、用
紙給紙時に、給紙スタート信号から用紙先端が所定の位
置(センサ位置)に達するまでの時間:Tを測定するた
めのセンサとしても用いていた。これにより、時間:T
を測定するためのセンサを別個に設ける必要がなく、コ
ストの上昇を抑えることができる。なお、レジストセン
サ9を上記の時間:Tを測定するためのセンサとして用
いることもできる。この場合も時間:Tを測定するため
のセンサを別個に設ける必要がなく、コストの上昇を抑
えることができる。
【0064】また、用紙搬送に関わるローラは経時で紙
粉の付着や磨耗による表面性の変化、あるいはゴムの経
時での材質の劣化等によりμがある一定の値より低下し
た場合、ローラの清掃あるいは新しいローラに交換する
等のメンテナンスが必要となる。従来は実際にμ測定を
行って部品のメンテナンスを行っているのではなく(こ
のようにした場合、メンテナンスに要する人件費、時間
が大きくなりコストが大きくなってしまう)、使用時間
や給紙枚数等のデータによりメンテナンスを行うように
しているのが一般的であった。
【0065】しかし、使用条件によっては紙粉やタルク
等の含有物の多い用紙ではローラのμの低下が大きい
し、少ない用紙ではμの低下が小さい。このため、使用
時間あるいは給紙枚数等のデータにより一律にメンテナ
ンス間隔を定める場合、製品保証上、μを低下させ易い
用紙、ローラを磨耗させ易い用紙でも問題が出ないよ
う、メンテナンス間隔を設定するのが一般的であった。
このため、ローラのμを低下させにくい用紙を使用して
いるユーザーにとっては、必要ないのにメンテナンスを
行うこととなってしまい、手間及び部品等のコストを無
駄に費やすことになってしまう。
【0066】また、製品で想定していた用紙に比べてよ
りμを低下させ易い用紙を使用した場合、メンテナンス
時期に達する前にμの低下が大きくなり、プリント生産
性の低下、あるいは用紙ジャム等の問題を生じる場合も
ある。
【0067】そこで、ローラのスリップ率の増加をμの
低下と置き換えて考えることで、用紙搬送時の遅れを補
正するのに必要な、ローラを駆動するモータ回転数Rが
所定の値を超えた場合は、装置の操作パネル上に用紙搬
送部のメンテナンスを促す表示を行うようにしてやれ
ば、ユーザーが必要なときにメンテナンスを行うことが
でき、上記のような問題を解消することが可能となる。
【0068】すなわち、上記2つの実施形態において、
用紙搬送に関わるローラを駆動するモータ(例えば、モ
ータM1,M2)の回転数が所定の値より大きくなった
場合には、そのモータに接続されたローラのメンテナン
スを促す表示を、画像形成装置の操作パネル上に表示す
るようにする。具体的には、「給紙部のローラのメンテ
ナンスをしてください」、あるいは、「給紙部のローラ
を交換してください」等の表示をさせることにより、無
駄のない適切なメンテナンスが可能になる。
【0069】また、プリンタなどユーザーが装置本体か
ら離れた場所でパソコンなどのオペレーション装置によ
りプリントの指示を出すような画像形成装置の場合、複
写機あるいはファクシミリなどの使用者が装置の近くで
装置を使用するものと比べて、装置使用時に装置の操作
パネルを見る機会は少なくなる。
【0070】この様な装置の場合、用紙搬送時の遅れを
補正するのに必要なローラのモータ回転数Rが一定の値
を超えた場合、装置に接続されたパソコン等のホストマ
シーン上に用紙搬送部のメンテナンスを促す表示を行う
ことで、ユーザーが必要なときにメンテナンスを行える
ようにし、無駄のない適切なメンテナンスが可能にな
る。
【0071】さらに、企業向けの大型の複写機やプリン
タなどでは、メンテナンス契約を結んでいる会社と電話
回線等で装置を接続し、ユーザーの使用枚数、装置の不
具合の発生等を監視し、使用枚数が一定の枚数を超えた
場合や装置に不具合が発生した場合にユーザーがメンテ
ナンス契約会社に連絡しなくても、自動的にメンテナン
ス契約会社からメンテナンス要員が派遣される、という
保守管理のシステムがある。
【0072】この様な保守管理システムが適用されてい
る装置において、用紙搬送部における用紙搬送時の遅れ
を補正するのに必要なローラのモータ回転数Rが一定の
値を超えた場合に、自動的にその情報がメンテナンス契
約会社に送られるようにすることで、ユーザーにメンテ
ナンス契約会社への連絡等の手間をかけさせることな
く、ユーザーが必要なときにメンテナンスを受けられる
ようにすることが可能となる。
【0073】以上、本発明を上記2つの実施形態により
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
用紙分離部の分離方式や、転写部の構成等は任意なもの
を用いることができる。また、搬送路中に設ける搬送ロ
ーラの個数等も任意である。用紙センサの方式も光学式
センサやマイクロスイッチ等任意のものを使用できる。
さらには、用紙搬送に関わる時間や搬送条件等はいずれ
も一例であり、例示したものに限定されないことは言う
までもない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、n+1枚目の用紙を搬送する第1モータ
の回転数をR(n+1)=R(n)×T(n)÷T
なるように制御するので、負荷の大きな時のローラスリ
ップの増大、経時でのローラのμの低下によるスリップ
の増大、ローラの磨耗による用紙線速の低下、用紙の搬
送負荷による生産性の低下を防止することができる。ま
た、用紙線速の遅れを補正できることから、用紙搬送部
の部品寿命を延ばすことができ、コスト低下及び環境へ
の影響低減を実現することができる。
【0075】請求項2の構成により、搬送される用紙先
端が用紙センサによって検知されてからレジストローラ
に到達するまでの間、第1モータの回転数をR´=R×
T÷Tとなるように制御するので、負荷の大きな時の
ローラスリップの増大、経時でのローラのμの低下によ
るスリップの増大、ローラの磨耗による用紙線速の低
下、用紙の搬送負荷による生産性の低下をより適切に防
止することができる。また、搬送時間のバラツキ、理想
状態に対しての遅れを小さくすることができる。
【0076】請求項3の構成により、あらかじめ設定し
た所定値Tを、用紙搬送時の用紙スリップ及び用紙搬
送に関わるローラ部材の磨耗がないと仮定して計算によ
り求められる給紙スタート信号から用紙先端が前記用紙
センサに達するまでの時間に設定するので、2枚目以降
の用紙搬送を理想状態に近づけることができ、より正確
な用紙搬送を達成することができる。
【0077】請求項4の構成により、像担持体への画像
形成開始のタイミングを指示するために用いられるセン
サによって用紙給送時の給紙スタート信号から用紙先端
がセンサに達するまでの時間を測定するので、センサを
別個に設ける必要がなく、コストを上昇させることがな
い。
【0078】請求項5の構成により、レジストセンサに
よって用紙給送時の給紙スタート信号から用紙先端がセ
ンサに達するまでの時間を測定するので、センサを別個
に設ける必要がなく、コストを上昇させることがない。
【0079】請求項6の構成により、レジストローラよ
り上流側で用紙搬送に関わる第1モータの回転数が所定
の値より大きくなった場合、用紙搬送部のメンテナンス
を促す警告を表示する手段を有するので、メンテナンス
が必要となったときに的確にメンテナンスを実施するこ
とができ、無駄なメンテナンスによるコスト増大を防ぐ
ことができる。
【0080】請求項7の構成により、レジストローラよ
り上流側で用紙搬送に関わる第1モータの回転数が所定
の値より大きくなった場合、用紙搬送部のメンテナンス
を促す警告を、画像形成装置が接続されたホストマシー
ンに表示するので、離れた場所から操作する機会の多い
ような画像形成装置においても、必要なときに適切なメ
ンテナンスを行うことができる。
【0081】請求項8の構成により、レジストローラよ
り上流側で用紙搬送に関わる第1モータの回転数が所定
の値より大きくなった場合、用紙搬送部のメンテナンス
を促す警告を、画像形成装置から通信手段を介して前記
管理装置に発信するので、ユーザが手間をかけずに、必
要なときに適切なメンテナンスを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例におけ
る用紙搬送部の構成を概略的に示す模式図である。
【図2】従来例における、搬送される用紙の先端と後端
の位置関係を示すグラフ及び用紙搬送部の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図3】従来例における、異なる条件下の用紙先端及び
後端の位置と時間の関係を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施形態における、初期の搬送負荷
minでの用紙先端及び後端の位置と時間の関係を示す
グラフである。
【図5】本発明の一実施形態における、経時の搬送負荷
maxでの用紙先端及び後端の位置と時間の関係を示す
グラフである。
【図6】本発明の第2の実施形態における、初期の搬送
負荷minでの用紙先端及び後端の位置と時間の関係を
示すグラフである。
【図7】本発明の第2の実施形態における、経時の搬送
負荷maxでの用紙先端及び後端の位置と時間の関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 用紙トレイ 2 ピックアップローラ 3 フィードローラ 5 第1用紙センサ 6 第1搬送ローラ対 7 第2用紙センサ 8 第2搬送ローラ対 9 レジストセンサ 10 レジストローラ対 11 感光体ドラム(像担持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 創 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小平 康弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 信隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 秋本 民也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA05 BB02 BC03 BD03 CA09 CC03 CC11 DA07 DB18 EA09 EB29 EB30 3F049 DA12 DB02 EA10 EA23 LA02 LA05 LA07 LB03 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 GA01 GB01 GC01 GD01 JA00 KB05 KB06 LC09 MA03 MA14 MA15 MA23 MC08 MC09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された画像とのタイミ
    ングを取って用紙を送り出すためのレジストローラと用
    紙搬送路中で用紙の有無を検知する用紙センサとを具備
    し、用紙給送時の給紙スタート信号から前記用紙センサ
    が用紙先端を検出するまでの時間を測定し、該測定した
    時間に基づいて用紙搬送に関わるモータの回転数を補正
    可能な画像形成装置であって、 前記レジストローラより上流側で用紙搬送に関わる第1
    モータと、前記レジストローラ以降で用紙搬送に関わる
    第2モータとを有し、前記第1モータは前記第2モータ
    とは独立して回転数の制御が可能に設けられ、 nを1以上の整数として、n枚目の用紙搬送時における
    前記第1モータの回転数をR(n)、n枚目の用紙搬送
    時における給紙開始信号から前記用紙センサが用紙先端
    を検出するまでの時間をT(n)、あらかじめ設定した
    所定値をTとするとき、 n+1枚目の用紙を搬送する前記第1モータの回転数R
    (n+1)が R(n+1)=R(n)×T(n)÷T となるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 用紙給送時の給紙スタート信号から前記
    用紙センサが用紙先端を検出するまでの時間をTとし、
    この際の前記第1モータの回転数をRとするとき、 搬送される用紙先端が前記用紙センサによって検知され
    てから前記レジストローラに到達するまでの間、前記第
    1モータの回転数を R´=R×T÷T となるように制御することを特徴とする、請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記あらかじめ設定した所定値Tを、
    用紙搬送時の用紙スリップ及び用紙搬送に関わるローラ
    部材の磨耗がないと仮定して計算により求められる給紙
    スタート信号から用紙先端が前記用紙センサに達するま
    での時間に設定することを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記用紙センサが、前記像担持体への画
    像形成開始のタイミングを指示するために用いられるセ
    ンサであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙センサが、前記レジストローラ
    の直上流側に設けられ、レジストローラ部に用紙が到達
    したことを検知するためのレジストセンサであることを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1モータの回転数が所定の値より
    大きくなった場合、用紙搬送部のメンテナンスを促す警
    告を表示する手段を有することを特徴とする、請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 当該画像形成装置がホストマシーンに接
    続され、前記第1モータの回転数が所定の値より大きく
    なった場合、用紙搬送部のメンテナンスを促す警告を前
    記ホストマシーンに表示することを特徴とする、請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 当該画像形成装置が通信手段を介して管
    理装置に接続され、前記第1モータの回転数が所定の値
    より大きくなった場合、用紙搬送部のメンテナンスを促
    す警告を通信手段を介して前記管理装置に発信すること
    を特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画
    像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003263A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2009249088A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Kyocera Mita Corp 原稿送り装置および画像形成装置
JP2011197323A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Ricoh Co Ltd 用紙搬送装置、用紙搬送装置の制御方法、及び、コンピュータプログラム

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