JP2003094125A - 凸起付与装置および生産物 - Google Patents

凸起付与装置および生産物

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】手近にある素材を用いて手軽に凸起を付与でき
る装置を安価に提供し、凸起を付与された生産物を積極
的に利用する。 【解決手段】外周に凸起(凹処)を有する円形板12
0,130を重ねて構成した二つのローラーの間にシー
ト状の物を通して、シート状の物の表裏2面のうち1面
に凸起を付与する。また、その円形板間に厚さ自在のス
ぺーサ28を入れて装置価格の低減を図る。さらに、凸
起または凹処に2種以上の凹凸を使用することによりク
ッション性のよい緩衝材や多様な模様・所定の模様を有
する凸起加工物を製作可能にし、スペーサに切断機能を
持たせることにより凸起加工物に切れ目を入れたり定尺
幅に切断することを可能にし、その上凸起加工時に発生
する彎曲を防止する機構および熱変形性素材の凸起形成
を充分なものとするためローラーの温度を制御する機構
を組み込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、紙・合成樹脂フ
ィルム・合成樹脂紙・合成樹脂板・金属薄板・食品加工
物等のシート状物に凸起を付与する凸起付与装置および
凸起を付与された生産物に関する。
【0002】
【従来の技術】凹凸をシート状の物に付けたものは、凹
凸の凸起性を利用して磨き紙として、古紙・廃紙を利用
したものは凹凸の吸着性を利用して油分等の吸い取り紙
として、また凹凸のクッション性を利用して梱包材とし
てのパッキング材として、さらに凹凸の美観性を利用し
て装飾素材として使用されてきている。円形板を多数重
ねてローラー表面を形成することによりシート状の物に
安価に凹凸を付ける装置の発明については、発明者・出
願人による特願平10−376698があり、特に円形
板の間に間隔保持機構を設け一層安価に提供し得る装置
についての発明としては、発明者・出願人による特願2
001−102983がある。
【0003】これまでの上記発明は、シート状物の表裏
2面に凹凸を付与することを主目的としてなされてきた
ものであって、上記のように磨き紙、吸い取り紙、梱包
材、装飾素材として極めて有用性の高いものであり、ま
た、凹凸を付与された金属薄板・金網・段ボール・合成
樹脂・不織布・合成樹脂フィルム・合成樹脂紙・合成樹
脂板は、これら素材に付与された凹凸特有の効果を積極
的に利用できるものであった。
【0004】しかるに、これまでの発明による表裏2面
に凹凸を付与されたシート状物を装飾材として利用する
場合、それ自体を単独で使用する場合は充分であるが、
装飾材として平面物に貼り付けて使用する場合には裏面
の凸起が接着する際に邪魔となること等から、片面が平
面であることが望ましい場合があった。また、表裏2面
に凹凸があることから加工物を重ねて保管する場合には
嵩張る等、応用範囲に限界があった。
【0005】さらに、これまでの発明による表裏2面に
凹凸を付与する場合には、シート状物の表裏2面におけ
る加工度が等しいかほぼ等しいことから、凹凸を付与さ
れたシート状物は彎曲することが少なく実用上何等支障
のない平面度が得られていたが、1面にのみ凸起を付与
する場合にはシート状物は1面の加工度が高いことか
ら、シート状物の材質によっては凸起を付与されたシー
ト状物は彎曲して平面度が損なわれ、装飾性の高い装飾
材としての利用価値が低下する場合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第一の目的は、片面に
のみ凸起を有する製品を手軽に製作できる機器を提供す
ることにある。
【0007】第二の目的は、上記機器に使用する凸起付
き円形板の板厚そのものの公差や凸起加工時のひずみに
よる厚みの変動を簡易に修正し得る手段を提供すること
にある。
【0008】第三の目的は、多様な凸起模様・所定の模
様を作りだせるようにし、またクッション性の良好な凸
起加工物を製作可能にすることにある。
【0009】第四の目的は、凸起加工と同時に、切れ目
を入れたり定尺幅に切断可能な凸起付与装置を提供する
ことにある。
【0010】第五の目的は、所定幅の凸起加工物を同時
多数に製作し得る装置を提供することにある。
【0011】第六の目的は、用途に応じた凸起付与装置
を軽量かつ安価に提供することにある。
【0012】第七の目的は、加工物の彎曲を防止して平
面度の高い凸起加工物を生産可能にすることにある。
【0013】第八の目的は、樹脂シートや食品素材等の
場合にも充分な凸起を形成可能にすることにある。
【0014】さらなる目的は、金属薄板・金網・段ボー
ル・合成樹脂板および熱硬化性・熱可塑性のある不織布
・合成樹脂フィルム・合成樹脂紙・合成樹脂板に凸起を
付与して、付与された凸起特有の効果を積極的に利用し
ようとすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明では次の技術的手段を講じている。
【0016】請求項1に記載した発明は、多数重ねた円
形板の外周部分でローラー表面を構成したローラーを用
い、一のローラーは凸起を外周に有する円形板と必要に
応じ付加した円形板でローラー表面を構成し、他のロー
ラーは一のローラーの該凸起に対応する凹処を外周に有
する円形板と必要に応じ付加した円形板でローラー表面
を構成することにより、シート状物の表裏2面のうちの
1面にのみ凸起を付与することを特徴とする。
【0017】請求項2に記載した発明は、多数重ねた円
形板の間に間隔保持機構を設けることにより、シート状
物の表裏2面のうちの1面に凸起を付与することを特徴
とする。間隔保持機構としては一般には輪状の間隔保持
板(以下「スペーサ」という。)が使用される。以下に
おいては、間隔保持機構としてスペーサを利用した場合
について述べる。
【0018】請求項3に記載した発明は、円形板外周の
凸起および凹処を、2種以上の凹凸から構成することに
より、緩衝材のクッション性を高めること、また多様な
凸起模様を作りだすことを可能にしたことを特徴とす
る。
【0019】請求項4に記載した発明は、円形板外周の
凸起または凹処に、2種以上の凸起または凹処を用いる
ことにより、緩衝材のクッション性を高めること、また
多様な凸起模様を作りだすことを可能にしたことを特徴
とする。
【0020】請求項5に記載した発明は、凸起の異なる
円形板を混用し、それに伴い凹処の異なる円形板を混用
することにより、緩衝材のクッション性を高めること、
また多様な凸起模様を作りだすことを可能にしたことを
特徴とする。
【0021】請求項6に記載した発明は、円形板の凸起
・凹処の所定の部分を間引きするか、または該円形板の
凸起または凹処のうちの所定の部分の所定の凸起または
凹処を該部分以外の凸起または凹処と異なる凸起または
凹処とすることによって、該部分に所定の模様を作り出
す機能を持たせたことを特徴とする。
【0022】請求項7に記載した発明は、凸起および凹
処を外周に有する円形板ならびに必要に応じ付加した円
形板に間隔保持機構を一体化させたそれら円形板を用
い、凸起または凹処を外周に有する円形板または必要に
応じ付加した円形板の一部数または全数に置き換えてロ
ーラーを構成することにより、低廉なローラーを製作可
能にしたことを特徴とする。スペーサが、一体成形が可
能な素材、たとえば合成樹脂材、の場合にはそれら円形
板と間隔保持板とを一体として成形加工することが容易
である。
【0023】請求項8に記載した発明は、一部数の間隔
保持機構に凸起加工物を切断する切断刃の機構を兼ねさ
せることにより、定尺幅に切断可能にすること、および
凸起加工物の一部に切れ目を入れたりすることを可能に
したことを特徴とする。
【0024】請求項9に記載した発明は、凸起を外周に
有する円形板を複数枚ごとおよび凹処を外周に有する円
形板を複数枚ごとブロック化し、一のローラーおよび他
のローラーに、上記ブロックを相互に噛み合うように、
交互に重ねてローラー表面を構成することにより、シー
ト状物の表裏2面に所定の幅で交互に凸起を付与するこ
とを可能にしたことを特徴とする。これにより比較的狭
い幅の凸起加工物を彎曲を少なくして同時に多数製作す
ることが可能となる。
【0025】請求項10に記載した発明は、2本のロー
ラーのうちの1本のローラー表面を弾性体で形成し、凸
起を有する他のローラーの凸起に応答しうるようにした
ことにより、安価な装置を提供しうるようにしたことを
特徴とする。
【0026】請求項11に記載した発明は、2本のロー
ラーのうちの1本のローラーは凸起を有する円形板で構
成し、他のローラーは凹処のない硬質材料またはおよび
金属材料で構成したことにより、凸起加工物の一面を平
面に保ちながら他面にのみ凸起を付与し得るようにした
ことを特徴とする。この場合の加工状況は、被加工物の
一面に圧痕が付与されたと同様な状況となる。
【0027】請求項12に記載した発明は、一のローラ
ーに、他のローラーを自重またはおよび押し付け機構に
よって押し付けて、一のローラーの凸起と他のローラー
の凹処とが相互に噛み合わせて、または、凹処が無い他
のローラーを自重またはおよび押し付け機構によって一
のローラーの凸起に押し付けて、一のローラーを回転さ
せることにより、他のローラーを連動回転させることを
可能にし、安価なローラー群を構成したことを特徴とす
る。
【0028】請求項13に記載した発明は、凸起加工時
に発生する彎曲を防止する機構を設けたことにより、平
面度の高いシート状物の加工を可能にしたことを特徴と
する。加工後の彎曲を防止する機構とは、加工時にシー
ト状物に逆方向の彎曲を与えるかあるいは加工後に逆方
向の彎曲を与えて凸起加工によって生じた彎曲と相殺す
るような手段によって達成することができる。
【0029】請求項14に記載した発明は、ローラーを
加熱する機構と温度検出機構と温度制御装置とを備えて
円形板の凸起またはおよび凹処部分の温度を制御するこ
とにより、熱変形性を有する樹脂シートに充分な凸起を
形成し、また適温に加熱すると加工性が良くなる食品素
材等の加工性を高めることを特徴とする。
【0030】請求項15ないし請求項17に記載した発
明は、金属薄板・金網・段ボールに、これら素材各々の
特性および各々の利用態様に適した形状の凸起を付与す
ることにより、金属薄板・金網・段ボールに付与された
凸起特有の効果を積極的に利用することを特徴とする。
【0031】請求項18に記載した発明は、合成樹脂を
原料として合成樹脂板を生産する際平滑なローラーに該
原料を供給したのでは該原料を適確に供給できず合成樹
脂板を生産することが困難な場合に、該原料をローラー
により凸起を付与する凸起付与装置に一度通して凸起の
ある合成樹脂板の半完成品を生産することにより、平滑
な合成樹脂板の完成品を生産することを可能にすること
を特徴とする。
【0032】請求項19および請求項20に記載した発
明は、熱硬化性・熱可塑性を有する不織布・合成樹脂フ
ィルム・合成樹脂紙・合成樹脂板にローラーを加熱する
機構を備えた凸起付与装置によって加熱しながら凸起を
付与することにより、これら素材に付与された凸起特有
の効果を積極的に利用することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、添付図によって具体的に説明する。
【0034】図5は凸起付与装置の使用状況を示す概略
図である。一のローラー1と他のローラー2の間にシー
ト状物6を通し、ローラー表面の凸起/凸起模様5で、
シート状物に凸起を付与する。
【0035】図2は、請求項1記載の発明に相当する発
明の実施の形態を示す。図1は、請求項2記載の発明に
相当する発明の実施の形態を示す。図1と図2の相違点
は、図1の発明の実施の形態の場合にはスペーサ28が
あるのに対し、図2の場合には該スペーサが無いという
点である。以下においては、スペーサのある場合を主に
して説明する。
【0036】装置の全体および押付機構 図6および図7は、本願発明の装置の全体の概要および
請求項12に相当する発明の実施の形態を示す。図6は
装置を正面からみた場合の断面図、図7は側面図であ
る。台板14には、一対の側柱11・上板15からなる
側壁ブロックが左右一対のねじ等により固着される。側
壁ブロック内には、下部ピース16が設けられ、さらに
その上部に下部軸受台12・上部軸受台13が側柱間に
スライド自在に嵌合されている。左右一対の下部軸受台
にはローラー1が軸受を介して取り付けられ、また左右
一対の上部軸受台にはローラー2が軸受を介して取り付
けられ、上部軸受台は上板に螺合されたねじ17と隙間
調整つまみ18からなる押し付け機構によって下方に押
し付けられ、シート状物6の厚さや性状に応じてローラ
ー間の隙間を自在に調整できるようになっている。手動
ハンドル19を回すと、ローラー1およびローラー2が
回転しシート状物に凸起が付与される。なお、上部軸受
台の上端とねじの下端との間にコイルばね等を介在させ
ることもできる。シート状物が薄い場合には、ローラー
2の自重だけで凸起を付与することもできる。また、ロ
ーラーの回転駆動源としてモータ等の動力源も使用でき
る。図6および図7では、ローラー1に手動ハンドルを
設けた状態を示しているが、該ハンドルをローラー2に
設けてもよく、またローラー1とローラー2とを入れ替
えてよい。
【0037】ローラーの構造 図1は、ローラー1・2を組み立てた状況を示す。ロー
ラーが、凸起付き円形板120で構成されているものと
すると、ローラーは、ローラー軸23の始端で嵌合した
止め輪25、当て板24を介して、凸起付き円形板、凸
起の無い単なる円形板110(図12)がある場合には
単なる円形板、スペーサ28がある場合にはスペーサ、
を適宜交互に嵌合し、終端は始端と同様に当て板、止め
輪で把持・固定することによって組立・構成される。ロ
ーラーが、凹処付き円形板130で構成されている場合
も同様である。なお、止め輪の代わりにボルト・ナット
機構を採用してもよい(図省略)。ローラーの凸起加工
に供する部分の長さは、凸起加工されるシート状物6の
加工幅・装置の価格等を考慮して決定され、家庭用の小
さな装置では150mm程度、企業用の装置では600
mm程度である。また、ローラー軸径は、ローラーの凸
起加工に供する部分の長さや凸起加工されるシート状物
の性状を考慮して決定されるが、家庭用の小さな装置で
は20mm程度、企業用の装置では60mm程度であ
る。もちろんローラーの凸起加工に供する部分の長さや
ローラー軸径は、必要に応じ、より小さなあるいはより
大きな寸法のものも製作できる。なお、どちらのローラ
ーに凸起付き円形板を使用してもよいが、以下の説明に
おいては、便宜のため、ローラー1に凸起付き円形板
を、ローラー2に凹処付き円形板を使用する場合を取り
上げて説明する。
【0038】図3aは凸起121のある凸起付き円形板
120、図3bは凹処131のある凹処付き円形板13
0を示す。凸起付き円形板の凸起のない部分の径(以下
「凸起付き円形板の基準径」という。)122と、凹処
付き円形板の凹処のない部分の径(以下「凹処付き円形
板の基準径」という。)132とは、一般には同一径が
採用されるが、凸起・凹処のピッチを考慮して異なる径
とすることもできる。単なる円形板110(図12)に
は、一般には凸起付き円形板の凸起の無い円形板あるい
は凹処付き円形板の凹処の無い円形板が使用される。凸
起付き円形板および凹処付き円形板(以下、両者を総称
する場合に「円形板」という語を使用する。)ならびに
単なる円形板(以下、これも含めて総称する場合にも適
宜「円形板」という語を使用する。)の厚さは、要求さ
れる凸起の大きさや凸起加工されるシート状物6の厚さ
・性状等によって決定されるが、一般には1mmないし
3mm程度が使用され、厚さの異なる円形板を混用する
こともできる。円形板の内径はローラー軸23の径を基
準として公差を考慮して決定される。円形板の内径側に
は突起26を設け、該突起はローラー軸に設けたキー溝
27(図1)に嵌合するようにして、円形板の凸起・凹
処の位置がずれないようにしてある。また、突起の代わ
りに内径を構成する円弧の一部を直線、いわゆる弦、に
したものでもよい。なお、突起・弦は単数でもよくまた
複数設けてもよい。円形板110・120・130に
は、鋼・アルミ・ステンレス鋼・チタン・銅等の金属材
料の他、硬質の樹脂・ゴム等の非金属材料も使用され
る。
【0039】図8は、凸起付き円形板120の凸起12
1の頂部から基準径部をみた図であって、理解しやすい
ように凸起の頂部は太い実線で、凸起と基準径部の交点
は破線で示し、凸起付き円形板を半ピッチずらして描い
たものである。なお、ローラー軸方向に切断した断面を
A矢視図として、両ローラーの噛み合い状況も示した。
凸起121または凹処131(図3)は、図8に示すよ
うに、両者が噛み合うように、かつ隣接凸起間距離12
5に示すように、凸起または凹処は近接しすぎないよう
に設けられる。近接しすぎると、凸起の効果が薄れるか
らである。すなわち、凸起の効果が充分得られるよう
に、隣接凸起間距離を適当な大きさとする必要がある。
【0040】凸の形状については、図11に示すような
載頭四角錐形状を基本形状として、凸先端の円周方向の
厚さを薄くしたり、凸先端の板厚方向の厚さを薄くした
りすると、種々の先端形状が得られる。載頭四角錐の凸
形状は、四角錐の凸形状に比べて、底部矩形部の面積が
同一であって凸起121の高さが同じであれば、シート
状物6により多くの表面積を形成することができ、より
大きな吸着効果を凸起加工物に与えることができるとい
う利点を有している。なお、図11中のB断面(B矢視
図)は、凸起付き円形板120の板厚中心における断面
を、凸起の形状を理解しやすくするために、円形板の円
部分を直線状にして描いたものである。
【0041】また、凸起121は一個の凸のみから構成
される必要はなく、凸を複数重ねることもでき、また凹
を組み込むこともできる(図9a)。この関係は凹処1
31の場合も同様である(図9b)。さらに、数種の異
なる凸起を同一円形板に用いることもでき(図9)、ま
た、図10に示すように、凸起のピッチも任意にするこ
とができることから、多様な模様を作りだすことができ
る。この関係は凹処の場合も同様である。
【0042】さらに、上記記載のような凸起の異なる円
形板を一のローラに混用し、それに伴い凹処の異なる円
形板を他のローラーに混用し、凸起と凹処とが噛み合う
ように混在させて(図12、図13、図14)、さら
に、多様な模様を作りだすことができる。
【0043】凸起加工物に所定の模様を作りだすこと
は、円形板120・130の凸起・凹処の所定の部分を
間引いて無模様の部分を凸起模様5の中に作りだすこと
によって、または円形板の凸起・凹処のうちの所定の部
分の凸起・凹処を該部分以外の凸起・凹処と異なる凸起
・凹処とすることによって可能となる。
【0044】円形板120・130の間に挟持される間
隔保持機構の一例としてのスペーサ28を、図4に示
す。通常使用されるスペーサの厚さは0.5mmないし
2mmである。スペーサの材質には円形板と同材質のも
のも採用できるが、硬質の非金属材料を使用すると、軽
量・安価に製作することができる。外径は、一般に基準
径122・132(図3)よりは小さく、単なる円形板
110とは異なり、シート状物6の凸起形成には直接に
は関与しないものである。内径はローラー軸23の径を
基準として公差を考慮して決定される。また、半径方向
に切れ目を入れて、スプリングワッシャと同様のの作用
効果を持たせてもよい。
【0045】通常は、図1に示すように、円形板120
・130の1枚ごとにスペーサ1枚が使用されるが、円
形板の単数または複数枚とスペーサの単数または複数枚
を、適宜混在させてローラーを構成することもでき(図
12、図13、図14)、この場合も多様な模様を作り
だすことができる。
【0046】スペーサ28の厚みを円形板に設けて円形
板と一体化し(図12、図13、図14)、スペーサの
機能を円形板に持たせても良い。特に、硬質の非金属材
料を使用して円形板を成形加工して製作する場合には有
用である。
【0047】一のローラーの円形板の側部と他のローラ
ーの円形板の側部とが隣接する関係にある状態を図8に
示すが、この場合にはこの両ローラーの側部間でせん断
効果(鋏の効果)をシート状物6に働かせることができ
る。このせん断効果をスペーサ28を使って積極的に利
用するために、図12および図13に示すように、スペ
ーサに切断刃を設けて、切断刃付きスペーサ30・31
・32とすることもできる。図12において、切断刃付
きスペーサ30は、その径を凸起の径より大きくし、凸
起付き円形板120とスペーサの間に挟持して1枚の切
断刃として働くようにしたものであり、切断刃付きスペ
ーサ31は、スペーサと円形板の間に挟持して、2枚の
切断刃として協働するようにしたものであり、切断刃付
きスペーサ32は、凸起付き円形板の間に挟持して1枚
の切断刃として働くようにした例である。
【0048】なお、切断刃付きスペーサ30・31・3
2は、全周に切断刃を設ける場合の他に、図15に示す
ように、切断刃を円周方向に関して部分的に適宜設ける
ことができ、この場合には、シート状物6を部分的に切
断することもできる。切断刃の数は単数でも複数でもよ
く、また切断刃の長さ・間隔は任意に設定でき、また、
全周切断刃の切断刃付きスペーサと任意にローラーに混
在させることもできる。
【0049】また、図14に示すように、一のローラー
は凸起を外周に有する円形板の複数枚および凹処を外周
に有する円形板の複数枚を交互に重ねてローラー表面を
構成し、他のローラーは一のローラーの該凸起に対応す
るような凹処を外周に有する円形板の複数枚および一の
ローラーの該凹処に対応するような凸起を外周に有する
円形板の複数枚を交互に重ねてローラーを構成すること
により、シート状物6の表裏2面に交互に凸起を付与す
ることができる。
【0050】請求項10に記載する発明では、ローラー
2を構成する凹処付き円形板130の代わりに凸起に応
答できる弾性体、たとえばゴム・軟質ウレタン、でロー
ラー表面を形成したローラー(図省略)を使用する。こ
れにより、ローラー1の凸起に応答して、ローラー2の
表面の弾性体がくぼんで凹処を形成することから、当初
から設けた凹処の効果とほぼ同等の効果が得られる。従
って、弾性体の厚さは凹処の効果が充分得られるような
厚さである必要がある。
【0051】請求項11に記載する発明では、ローラー
2を構成する円形板130の代わりに凹処のない硬質材
料またはおよび金属材料でローラー表面を形成したロー
ラー(図省略)を使用する。これにより、シート状物6
の一面を平面に保ちながら他面にのみ凸起を付与するこ
とができ、この加工状況は加工面にのみ圧痕を付与した
と同様な状況となる。
【0052】凹凸をシート状物6の表裏2面に交互に付
与する場合には、表裏の加工度は同一またはほぼ同一で
あることからシート状加工物は彎曲することは少ない
が、シート状物の表裏2面のうちの1面に凸起を付与す
る場合には、表裏の加工度が大きく相違することからシ
ート状加工物は彎曲し、商品価値の減価をもたらす。請
求項13に記載の発明は、この彎曲を防止するための機
構を設けたもので、図16に一例を示す。図16aに示
す方法は、両ローラーの接触面に対しシート状物の供給
台140を供給台角度142だけ傾けたもので、凸起加
工時にシート状物を拘束してシート状物に逆方向の彎曲
を与えて凸起加工によって生じる彎曲と相殺させるもの
である。図16bに示す方法は、供給台の他にさらにロ
ーラー近くに案内棒141を設けたもので、案内棒には
ローラーや単なる丸棒が使用される。なお、シート状物
の性状・形状を考慮して、供給台角度や案内棒の取り付
け位置は、変えられるようにしておくことが望ましい
(図示省略)。また、図例は彎曲防止機構をシート状物
の供給側に設けたものであるが、供給側と反対側に設け
てもよい。
【0053】ローラーを加熱する機構の一例として、ロ
ーラー軸23に発熱体を組み込んだ場合を図17に示
す。ローラー軸の芯部をくり貫き、該くり貫き部分に発
熱体43、たとえばニクロム線、を埋めこみ、電気絶縁
体41上に設けたスリップリング42に発熱体を接続す
る。一方、電力をスリップリングブラシ44からスリッ
プリングを介して発熱体に送り発熱させ、円形板を軸芯
側から加熱し、凸起加工時に熱変形性のある樹脂シート
に熱を加えて当該素材の軟化を図って熱変形を促し、充
分な凸起を形成させる。なお、発熱体とローラー軸との
間は電気絶縁性が良くかつ耐熱性の良い材料、たとえば
セラミックファイバー・ブランケット・炭化けい素・シ
リカ等、で充分な電気絶縁処理が施されている。その他
の加熱機構としては、ローラー軸をくり貫き当該くり貫
き孔に発熱体を単に差し込むだけの回転しない固定式の
機構や、ローラー外部から加熱する機構もある。
【0054】温度検出機構に用いられる方法には、非接
触温度測定装置をローラー外部に設ける方法、上記発熱
体の組み込みと同様ローラー軸をくり貫き当該くり貫き
孔に熱電対等を設ける機構による方法等がある。
【0055】温度制御装置としては、予め設定した温度
と温度検出機構により検出された温度とを比較して、発
熱体の温度の制御に必要な熱源を供給できるものなら良
い。
【0056】金属薄板、たとえば鉄鋼薄板・アルミ薄板
・ステンレス鋼薄板・チタン薄板・銅薄板、に凸起を付
与する場合は、金属の種類にもよるが、日常使用する程
度の厚さである、0.1mm(ステンレス鋼薄板)・0.
4mm(アルミ薄板)程度なら、前述のローラーで凸起
加工が可能である。凸起を付与された金属薄板は、その
光沢性の変化から装飾用としての用途が開ける他、凸起
加工に起因する曲げ剛性の向上の効果から、単独で構造
材として、あるいは他の素材を貼り付ける裏打ち材、た
とえば吸音材・断熱材・保温材を張付けた建築材および
工業用材、として、また他の素材、たとえばゴム等のス
ポンジ・発泡ウレタン等、と複合した複合建築材とし
て、広い用途を有するものである。さらに、音・光の乱
反射性が向上することから音・光の反射板の素材・建築
材・工業用材として効果的に使用できるものである。ま
た、表面積が増加し熱媒体の乱流が促進されること等か
ら、放熱材としても利用できるものである。
【0057】金属線、たとえば鋼線・アルミ線・ステン
レス鋼線・銅線等、を素材とする金網に凸起を付与する
場合は、金網の特性上、上記金属薄板に比較して少ない
労力・動力で凸起加工が可能である。ただし、金網に凸
起を付与する場合は、凸起121の大きなものが使用さ
れる。凸起を付与された金網は、表面積の増加・剛性の
増加・金網そのものの凸起性から、剛性・空隙性のある
フィルターの素材として一層適したものとなり、また、
建築材・構造材としての金網の用途、たとえば吸音材・
断熱材・保温材の保持材としての用途、が一層開かれる
ものである。
【0058】段ボールに凸起を付与する場合は、段ボー
ルは中芯紙を介在させていることから、凸起121の大
きな凸起が必要となるが、少ない労力・動力で凸起加工
が可能である。段ボールは、梱包箱として多方面で使用
されているが、その一方段ボール自体の剛性・空隙性が
高いという特質から嵩張り廃棄時の量が縮小されにくい
ため、通常の紙製品に比べ廃棄しにくいという難点を有
している。しかしながら、段ボールの素材そのものは、
グラビア紙等に比べて繊維質が多いため他の用途に再生
利用しやすいものである。特に、落ち葉・家庭ごみ等の
身近な廃棄物を利用して肥料を作る場合に、凸起加工さ
れた段ボールは、凸起の大小・深さ・凸起部の開口率等
によっては適度な浸透性・透過性・保水性が得られるた
め、落ち葉・家庭ごみ等の廃棄物の肥料化を促進する効
果を有し、また段ボールの平面性・剛性・一体性から肥
料のブロック化が容易となるため肥料としてのハンドリ
ング性を高めることができる等の種々の効果を有する。
従って、凸起を付与した段ボールを肥料を作るための一
素材として積極的に使用することは、嵩張って厄介物視
される段ボールの処理に効果的であり、かつ地球環境の
保全に資すること大なものがある。さらに、段ボールの
空隙性・凸起加工による入り組んだ表面効果を利用し
て、FRPの中芯材として使用することにより、FRP
製品におけるFRP使用量を少なくした安価な製品を生
産することが可能となる。
【0059】合成樹脂を原料として合成樹脂板を生産す
る際平滑なローラーに該原料を供給したのでは該原料を
適切に供給できず合成樹脂板を生産することが困難な場
合がある。このような場合、該原料をローラーにより凸
起を付与する凸起付与装置に通すと、ローラーの凸起に
より該原料を適確に供給できるとともに、次工程の平滑
な合成樹脂板の生産工程に好適な凸起のある半完成品を
供給することができる。なお、本工程で生産工程を終了
して、凸起のある合成樹脂板の完成品とすることもでき
る。
【0060】熱硬化性・熱可塑性繊維またはおよび熱硬
化性・熱可塑性接着材を含有し熱硬化性・熱可塑性を有
する不織布をローラーを加熱する機構を備えた凸起付与
装置で凸起を付与すると、該不織布は全体として熱硬化
性・熱可塑性を示し、該凸起は減耗しにくいものとなる
ことから、食品等の下敷き材として使用すると水切性が
良くなって食品の保存性が高まり、また研磨材として研
磨性が高くなり、さらに、不織布として、より多数回の
使用が可能となる。
【0061】熱硬化性・熱可塑性を有する合成樹脂フィ
ルム・合成樹脂紙・合成樹脂板をローラーを加熱する機
構を備えた凸起付与装置で凸起を付与すると、凸起加工
時のぎざぎざのないかつ表面の平滑な凸起を形成でき、
また合成樹脂板の場合には生じやすい亀裂の発生を防止
できることから、上記金属薄板と同様な用途が開かれ
る。
【0062】
【発明の効果】本願発明は、以上説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような顕著な効果を奏す
る。
【0063】凸起を外周に有する円形板等で構成するロ
ーラーと凹処を外周に有する円形板等で構成するローラ
ーとからなる凸起付与装置としたことから、表裏2面の
うちの1面に凸起を付与することが可能となり以下のよ
うな効果が生じる。第1に、平面に接着する際の支障が
なくなったため、装飾材として使用できる範囲が広が
る。第2に、積み重ねて保管する場合には嵩張ることが
なくなったことから保管場所が少なくて済むようにな
る。第3に、表面に商品価値の高い品物を包む梱包材と
しては、表面を保護しながら他の品物との間でクッショ
ン性を持たせることが要求されるが、凸起のない面で品
物を包むことによって、このような要求に応えることが
できる。
【0064】請求項1記載の発明は、多数重ねた円形板
の外周部分でローラー表面を構成したことから、凸起模
様は所定の円形板の外周に施せばよく、従来ローラーの
ようなローラー表面全面にわたる彫刻が不要となり、安
価な装置の提供が可能となった。特に、該円形板はパー
ツ化および量産が可能なことから、一層のコスト低減を
図ることが可能となる。
【0065】請求項2記載の発明では、間隔保持機構を
設け、間隔保持機構の一例としてスペーサを使用するこ
ととした。この結果、請求項1記載の発明にくらべ、以
下のような効果が得られる。第1に、請求項1記載の発
明においては、円形板を多数重ねてローラーを形成する
ため、円形板の厚さの公差や、凸起(凹処)製造工程
時、たとえば打ち抜き時・レーザー加工時、に発生する
かえり・バリ・反り等の加工ひずみ等から、円形板の製
作に過度の工作精度が要求されるが、相応の工作精度で
製作した円形板の使用が可能となる。たとえば、打ち抜
き加工時に発生するかえりを除去するためのバレル加工
が不要となる。第2に上記と同様の理由から、円形板を
数枚・同数枚重ねてブロック化した場合同一厚さになり
にくく凸起と凹処の噛み合いに支障が生じることから、
数枚ごとに厚さが一定値に納まるようにいちいち加工調
整しなければならず調整に手間と技能とを必要としてい
たが、間隔保持機構を設けることにより、このような調
整を簡易に処理することが可能になる。すなわち、厚さ
の異なる数種のスぺーサを用意すれば、複数枚からなる
円形板のブロックを同一厚さにすることが極めて容易に
なり、このようにブロック分けした複数枚からなる円形
板のブロックをさらに積み重ねることにより、凸起・凹
処の位置精度の良い長尺なローラーを簡易に組み立てる
ことが可能になる。第3に、スペーサの形状としては、
円形板内径部に設けた突起26のごとく空回りを阻止す
る機構を設ける必要がなく、輪状の簡単な構造のものを
採用しうることから製作が容易であり安価のものを採用
することができ、ローラーのコストを削減できる。第4
に、スペーサの外径を凹処付き円形板の凹処が構成する
円の直径より小さくすることによって凸起・凹処部分の
加工ひずみ、たとえば打ち抜きのかえり・レーザー加工
のせん断溶け、の影響を受けなくすることができる。以
上の諸効果から複雑な形状の凸起または凹処付き円形板
そのものを加工調整する必要が少なくなり、装置を安価
に提供できることになる。
【0066】さらに、凸起付き円形板の凸起と凹処付き
円形板の凹処に2種以上の凹凸からなる凸起・凹処を混
用することによって以下のような種々の効果が発揮され
る。第1の効果は、凸起の大小・形状によりクッション
性が異なることから、凸起の大小・形状の異なる凸起を
混用することにより、クッション性の硬軟が異なる優れ
た緩衝材の製作が可能になったことである。第2の効果
は、2種以上の凸起のうちの1種に大きな凸起を採用す
ることにより、複数枚の素材を重ねて凸起を付与するこ
とが可能になり、その結果複数枚が一体となって容易に
分離できない凸起加工物の作成が可能になったことであ
る。この第2の効果によれば、複数枚重ねた加工紙の表
面の1枚に商品名・産地・商標等の商品に関する事項を
印刷した用紙を使用することにより、商品の商品価値を
高める梱包緩衝材を安価に加工できる。第3の効果は、
2種以上の凸起のうちの1種に大きな凸起を採用するこ
とにより、凸起が1種だけの梱包材よりも屈曲性のよい
梱包材を得ることが可能になり、第1の効果も加わって
クッション性のよい梱包材として青果物・重量のある小
型機械部品等を一個ずつ安価に梱包することが可能にな
ったことである。第4の効果は、大小異なる凸起を採用
することにより、凸起加工物の平坦部分をさらに少なく
し、表面積をさらに多くし、また紙を構成する填料、例
えば炭酸カルシウム、や顔料をさらに粉砕する等の凸起
加工性を高めることができたことである。この効果によ
り、凸起加工紙に印刷されていた文字の判読が困難にな
ったことから従来スリッター等で切断されてごみとして
廃却されていた古紙を有用な梱包緩衝材として再利用す
ることが可能となり、また、吸着性を向上させることが
できたことから古紙等を吸着性の一層良い吸着紙として
使用することを可能とし、さらに、紙を構成する繊維間
の水中での分離性(水離解性)が良くなったことから古
紙の繊維を再利用することが容易になる。
【0067】また、本願発明は、凸起または凹処付き円
形板を多数重ねてローラー表面を形成することから、凸
起または凹処に2種以上の凸起または凹処を付すこと、
凸起(凹処)の異なる円形板を混在させること、凸起ま
たは凹処の所定の部分を間引きすること、所定の部分の
所定の凸起または凹処を他と異なる凸起または凹処とす
ること、等は一枚ごとの円形板に施せばよく、したがっ
て所定の模様を作り出す機能を持たせたローラーの製作
は極めて容易である。
【0068】それに加えて、凸起または凹処の所定の部
分を間引きすること、所定の部分の所定の凸起または凹
処を他と異なる凸起または凹処とすることによっても該
部分に所定の模様を作り出す機能を持たせることができ
ることから、商品独自の模様や商標をつけることによっ
て、梱包品の商品価値を高めることができる。
【0069】スペーサの厚みを円形板に設けて円形板と
一体化してスペーサの機能を円形板に持たせることによ
り、安価なローラーを製作することが可能となる。特
に、硬質の非金属材料を使用して円形板を成形加工して
製作する場合には有用である。
【0070】一のローラー1の凸起の側部と他のローラ
ー2の円形板の側部とが隣接する関係にあるので、この
部分でシート状物にせん断効果(鋏の効果)を働かせる
ことができることから、シート状物に開孔を形成するこ
とも可能になる。これにより紙のシート状物にはより大
きな吸着性能を持たせることができ、油分等の吸着紙と
しての用途をさらに広げることが可能となる。また、本
願発明は、凸起または凹処付き円形板を多数重ねる構造
とし、間隔保持機構の一例としてスペーサを使用したこ
とから切断刃付きスペーサを組み込むことも容易であ
る。
【0071】一部数の間隔保持機構に切断機構を兼ねさ
せた結果、定尺幅の凸起加工物の加工が可能となり、梱
包物の大きさに合わせた梱包材、また梱包箱の大きさに
適した下敷・中敷・上敷等の梱包緩衝材を供給可能とな
る。また、間隔保持機構に円周方向に部分的に切断機構
をもたせたことにより、加工物の一部に積極的に切れ目
を入れることができたことから、クッション性を高め、
また使用時の切断の便を図ることができる。
【0072】凸起を外周に有する円形板を複数枚ごとお
よび凹処を外周に有する円形板を複数枚ごとブロック化
し、一のローラーおよび他のローラーに、上記ブロック
を相互に噛み合うように、交互に重ねてローラー表面を
構成することにより、彎曲を少なくして、シート状物の
表裏2面に所定の幅で交互に凸起を付与することが可能
になり、比較的狭い幅の凸起加工物を同時に多数製作す
ることが可能となる。
【0073】また、2本のローラーのうちの1本のロー
ラーを、凸起を有するローラーの凸起に応答しうる弾性
体、例えばゴム・ウレタン、でローラー表面を形成する
こともできたことから、製造コストの低廉化を図ること
ができる。特に、凸起が小さくかつ凸起数が多い場合に
は有用である。
【0074】上記と同様に、凹処付き円形板の代わりに
凹処のない硬質材料またはおよび金属材料でローラー表
面を形成したローラーを使用することにより、シート状
物の一面を平面に保ちながら他面にのみ凸起を付与する
ことができ、この加工状況は加工面にのみ圧痕を付与し
たと同様な状況となり、平面側では防水性を維持しなが
ら圧痕側では蒸気・水分等の捕捉率が向上することか
ら、食品等の上敷紙・包装用紙として有用なものを提供
できる。
【0075】また、本願発明の凸起付与装置の回転駆動
は、回転自在に固定した一のローラーに、他のローラー
を自重またはおよび押し付け機構によって押し付けて、
一のローラーの凸起と他のローラーの凹処とが相互に噛
み合うようにしたり、あるいは、他のローラーを自重ま
たはおよび押し付け機構によって一のローラーの凸起に
押し付ける構造のものであるから、故障しにくいかつ低
廉な装置を供給できる。なお、段ボール素材のような空
芯を有する素材の場合には、凸起と凹処を噛み合わせる
必要は必ずしもなく、単に凸起で開孔を設けるだけで吸
着性を高めることができる。
【0076】さらに、シート状物の加工後の彎曲を防止
する機構を設けたことから、平面度の高い凸起加工物を
得ることができる。特に、スペーサを使用したローラー
においては、薄いシート状物が凸起加工後ローラーに巻
き付く場合に、これを防止するための複数の針状棒をス
ペーサ部分に設けることにより、ローラーの回転に支障
を生じることなくシート状物の巻き付きを確実に防止す
ることができる。
【0077】その上、温度制御したローラーから凸起付
与時に凸起加工物に熱を加えることにより、熱変形性の
ある樹脂シートの熱変形を促して成形加工性はよくない
が熱変形性のある樹脂シートにでも充分な凸起加工を可
能にし、また適温に加熱すると加工性が良くなる食品素
材、例えばするめいか、の凸起加工性を高めて、食べや
すい食品とすることができる。
【0078】従来、金属薄板・金網・段ボールに凸起を
付与して、金属薄板・金網・段ボールに付与された凸起
特有の効果を積極的に利用しようとした生産物は見あた
らなかったが、前述のように素材各々の有する特性およ
び各々の利用態様に適した形状の凸起を付与することに
より生じる凸起特有の効果を積極的に活用すれば、金属
薄板・金網・段ボール・合成樹脂板の場合は主として建
築材・工業用材としての有用な用途が広がり、また、段
ボールの場合は肥料を作るための一素材等として有効に
利用でき、かつ地球環境の保全に大いに役立つものとな
る。
【0079】さらに、合成樹脂原料を適切に供給できず
合成樹脂板を生産することが困難な場合に、該原料をロ
ーラーにより凸起を付与する凸起付与装置に通すことに
より、ローラーの凸起により該原料の適確な供給を可能
にして、次工程の平滑な合成樹脂板の生産工程に好適な
凸起のある半完成品を供給することができる。
【0080】また、加熱ローラーを備えた凸起付与装置
で凸起を付与された不織布は凸起が減耗しにくいという
特有の効果が生じ、食品等の下敷き材・研磨材等として
有用な製品を提供することができる。
【0081】熱硬化性・熱可塑性を有する合成樹脂フィ
ルム・合成樹脂紙・合成樹脂板に加熱ローラーを備えた
凸起付与装置で凸起を付与すると、凸起加工時のぎざぎ
ざのないかつ表面の平滑な凸起を有する製品を生産で
き、上記金属薄板と同様な有用な用途が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】間隔保持機構(スペーサ)を組み込んだローラ
の断面図および平面図である。
【図2】間隔保持機構(スペーサ)を組み込んでいない
ローラーの断面図および平面図である。
【図3】凸起付き円形板および凹処付き円形板の平面図
である。
【図4】スペーサの平面図である。
【図5】凸起付与装置の使用状況を示す概略図である。
【図6】凸起付与装置を正面からみた場合の断面図であ
る。
【図7】凸起付与装置の側面図である。
【図8】凸起付き円形板、単なる円形板およびスペーサ
を組み込んだローラー表面の平面図と噛み合いを示す断
面図である。
【図9】凸起付き円形板の凸起および凹処付き円形板の
凹処を示す平面図である。
【図10】2種以上の凸起を付けた凸起付き円形板を示
す平面図である。
【図11】凸起付き円形板の凸起の基本形状(戴頭四角
錐)を示す平面図であり、B矢視図は、該円形板の板厚
中心における断面を、円形板の円部分を直線状にして描
いたものである。
【図12】凸起付き円形板、凹処付き円形板、単なる円
形板、スペーサおよび切断刃付きスペーサを組み込んだ
場合のローラーの噛み合いを示す断面図である。
【図13】図12と同様であるが、特に単なる円形板を
多数重ねた場合を示す断面図である。
【図14】図13と同様であるが、ローラーに凸起付き
円形板と凹処付き円形板を混在させた場合を示す断面図
である。
【図15】円周方向に関して部分的な切断刃を有する切
断刃付きスペーサを示す平面図である。
【図16】彎曲防止機構を示す側面図である。
【図17】ローラー軸に発熱体を組み込んだ状況を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 一のローラー 2 他のローラー 5 凸起模様 6 シート状物 11 側柱 12 下部軸受台 13 上部軸受台 14 台板 15 上板 16 下部ピース 17 ねじ 18 隙間調整つまみ 19 手動ハンドル 23 ローラー軸 24 当て板 25 止め輪 26 突起 27 キー溝 28 スペーサ 30 切断刃付きスペーサ 31 切断刃付きスペーサ 32 切断刃付きスペーサ 41 電気絶縁体 42 スリップリング 43 発熱体 44 スリップリングブラシ 110 単なる円形板 120 凸起付き円形板 121 凸起 122 凸起付き円形板の基準径 125 隣接凸起間距離 130 凹処付き円形板 131 凹処 132 凹処付き円形板の基準径 140 供給台 141 案内棒 142 供給台角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E090 AA04 AB04 BA05 DA01 HA02 HA07 4F209 AC03 AG01 AG05 AP05 AR06 PA04 PB02 PC05 PN13 PQ02 PQ03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数重ねた円形板の外周部分でローラー表
    面を構成したローラーの間に、シート状物を通すことに
    よりシート状物に凸起を付与する装置において、一のロ
    ーラーは凸起を外周に有する円形板と必要に応じ付加し
    た円形板でローラー表面を構成し、他のローラーは一の
    ローラーの該凸起に対応する凹処を外周に有する円形板
    と必要に応じ付加した円形板でローラー表面を構成し
    て、シート状物の表裏2面のうちの1面に凸起を付与す
    ること、を特徴とする凸起付与装置
  2. 【請求項2】請求項1記載の凸起付与装置において混在
    する各種円形板の単数又は複数枚を一括りとしてその間
    に間隔保持機構を混在させたこと、を特徴とする凸起付
    与装置
  3. 【請求項3】請求項1および請求項2記載の凸起付与装
    置において、凸起を外周に有する円形板の凸起と該凸起
    に対応する凹処を外周に有する円形板の凹処とが、2種
    以上の凹凸から構成されること、を特徴とする請求項1
    ないし請求項2記載の凸起付与装置
  4. 【請求項4】請求項1および請求項2記載の凸起付与装
    置において、円形板外周の凸起または凹処が、2種以上
    の凸起または凹処から構成されていること、を特徴とす
    る請求項1ないし請求項3記載の凸起付与装置
  5. 【請求項5】請求項1および請求項2記載の凸起付与装
    置において、一のローラーに凸起の異なる円形板を混在
    させ、他のローラーに凹処の異なる円形板を混在させた
    こと、を特徴とする請求項1ないし請求項4記載の凸起
    付与装置
  6. 【請求項6】請求項1および請求項2記載の凸起付与装
    置において、外周に凸起または凹処を有する円形板の凸
    起・凹処の所定の部分を間引きすることによって、また
    は該円形板の凸起または凹処のうちの所定の部分の所定
    の凸起または凹処を該部分以外の凸起または凹処と異な
    る凸起または凹処とすることによって、該部分に所定の
    模様を作り出す機能を持たせたこと、を特徴とする請求
    項1ないし請求項5記載の凸起付与装置
  7. 【請求項7】請求項2記載の凸起付与装置において、凸
    起および凹処を外周に有する円形板ならびに必要に応じ
    付加した円形板に間隔保持機構を一体化させたそれら円
    形板を、凸起または凹処を外周に有する円形板または必
    要に応じて付加した円形板の一部数または全数に、使用
    してローラーを構成したこと、を特徴とする請求項3な
    いし請求項6記載の凸起付与装置
  8. 【請求項8】請求項2記載の凸起付与装置において、間
    隔保持機構に切断機構を設け、全周にわたって切断機構
    を有する間隔保持機構またはおよび円周の所定部分に切
    断機構を有する間隔保持機構を、間隔保持機構の一部数
    に混在させたこと、を特徴とする請求項3ないし請求項
    7記載の凸起付与装置
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8記載の凸起付与装
    置装置において、一のローラーは凸起を外周に有する円
    形板の複数枚および凹処を外周に有する円形板の複数枚
    を交互に重ねてローラー表面を構成し、他のローラーは
    一のローラーの該凸起に対応するような凹処を外周に有
    する円形板の複数枚および一のローラーの該凹処に対応
    するような凸起を外周に有する円形板の複数枚を交互に
    重ねてローラー表面を構成して、シート状物の表裏2面
    に交互に凸起を付与すること、を特徴とする請求項1な
    いし請求項8記載の凸起付与装置
  10. 【請求項10】対向する二つのローラーのうち一のロー
    ラーは請求項1ないし請求項9記載の凸起を有するロー
    ラーであり、他のローラーは一のローラーの凸起に応答
    しうる弾性体でローラー表面を形成したこと、を特徴と
    する請求項1ないし請求項9記載の凸起付与装置
  11. 【請求項11】対向する二つのローラーのうち一のロー
    ラーは請求項1ないし請求項9記載の凸起を有するロー
    ラーであり、他のローラーは凹処のない硬質材料または
    および金属材料でローラーを構成したこと、を特徴とす
    る請求項1ないし請求項9記載の凸起付与装置
  12. 【請求項12】一のローラーに、対向する他のローラー
    を自重またはおよび押し付け機構によって押し付けて、
    一のローラーの凸起または凹処と他のローラーの凹処ま
    たは凸起とが相互に噛み合うようにしたこと、を特徴と
    する請求項1ないし請求項9記載の凸起付与装置、なら
    びに、他のローラーを自重またはおよび押し付け機構に
    よって一のローラーの凸起に押し付けたこと、を特徴と
    する請求項10ないし請求項11記載の凸起付与装置
  13. 【請求項13】シート状物の加工後の彎曲を防止する機
    構を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項12
    記載の凸起付与装置
  14. 【請求項14】ローラーを加熱する機構と温度検出機構
    と温度制御装置とを備えたこと、を特徴とする請求項1
    ないし請求項13記載の凸起付与装置
  15. 【請求項15】請求項1ないし請求項14記載の凸起付
    与装置により、凸起を付与された金属薄板
  16. 【請求項16】請求項1ないし請求項14記載の凸起付
    与装置により、凸起を付与された金網
  17. 【請求項17】請求項1ないし請求項14記載の凸起付
    与装置により、凸起を付与された段ボール
  18. 【請求項18】請求項1ないし請求項14記載の凸起付
    与装置により、凸起を付与された硬化前の合成樹脂板
  19. 【請求項19】熱硬化性・熱可塑性繊維またはおよび熱
    硬化性・熱可塑性接着材を含有し熱硬化性・熱可塑性を
    有する不織布であって、請求項14記載の凸起付与装置
    により凸起を付与された該不織布
  20. 【請求項20】熱硬化性・熱可塑性を有する合成樹脂フ
    ィルムまたは合成樹脂紙または合成樹脂板であって、請
    求項14記載の凸起付与装置により凸起を付与された該
    合成樹脂フィルムまたは該合成樹脂紙または該合成樹脂
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