JP2003093767A - 首振り式剃刀 - Google Patents

首振り式剃刀

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JP2003093767A JP2001294120A JP2001294120A JP2003093767A JP 2003093767 A JP2003093767 A JP 2003093767A JP 2001294120 A JP2001294120 A JP 2001294120A JP 2001294120 A JP2001294120 A JP 2001294120A JP 2003093767 A JP2003093767 A JP 2003093767A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】剃刀ヘッド1をその首振りに伴い圧接する
ように付勢した圧接頭部23を有するプッシャ6と、剃
刀ヘッド1の首振りを阻止する規制位置と許容する解除
位置とを取り得るロック体7を設けている。図のロック
体7の規制位置ではプッシャ6に設けた腕部26が剃刀
ヘッド1の受圧部11を挟持すると共に、ロック体7に
設けたロックアーム30の規制頭部31が剃刀ヘッドの
当接部12に当接し、剃刀ヘッド1のロック状態を安定
に保つ。 【効果】剃刀ヘッドをホルダに対して首振り可能状態と
首振り不能のロック状態とに切り替え可能とした剃刀に
おいて、ロック時のヘッドの振れを防止し安定性を向上
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホルダに対し剃刀
ヘッドを首振り可能に支持する首振り式剃刀に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平11−300064号公報
にかかる安全かみそりにおいては、同公報の図面に示す
ように、替刃カートリッジ2をその首振りに伴い圧接す
るように圧縮コイルばねにより付勢したプッシャー14
以外に、この替刃カートリッジ2の首振りを阻止するロ
ック部10を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の安全かみそりに
おいては、ロック部10のみで、替刃カートリッジ2に
対する首振りロックを確実に行うことができず、替刃カ
ートリッジ2の首振り動作を利用しない首振りロック状
態で替刃カートリッジ2の振れを確実に防止することが
できない。そのため、替刃カートリッジ2の安定性の面
で問題があり、剃り味に悪影響を及ぼすおそれがあっ
た。
【0004】また、プッシャー14の圧接頭部が両腕部
により二股形状に形成されているため、首振り方向に対
し直交する方向(替刃カートリッジ2の刃先の延設方
向)での替刃カートリッジ2の振れを防止することはで
きる。しかし、その形状のみでは、替刃カートリッジ2
の中立状態(替刃カートリッジ2に剃り力が与えられて
いないフリー状態)において首振り方向での替刃カート
リッジ2の振れを特に剃り始めに防止することができ
ず、替刃カートリッジ2の首振り動作を利用する首振り
可能状態で替刃カートリッジ2の振れを確実に防止する
ことができない。そのため、替刃カートリッジ2の安定
性の面で問題があり、剃り味に悪影響を及ぼすおそれが
あった。
【0005】この発明は、剃刀ヘッド(前記替刃カート
リッジ2に該当)の振れを確実に防止して安定性を向上
させ、剃り味を良くすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】後記実施
形態の図面(図1〜4)の符号を援用して本発明を説明
する。 * 請求項1の発明 この発明にかかる首振り式剃刀は、下記のように構成さ
れている。
【0007】この首振り式剃刀は、剃刀ヘッド(1)と
これを首振り可能に支持するホルダ(2)とを備えてい
る。この剃刀ヘッド(1)をその首振りに伴い圧接する
ように弾性体(例えば、ばね28等)により付勢したプ
ッシャ(6)を設けている。この剃刀ヘッド(1)の首
振りを阻止する規制位置(Q)と許容する解除位置
(P)とを取り得るロック体(7)を設けている。この
ロック体(7)の規制位置(Q)で剃刀ヘッド(1)の
首振りを阻止するロック体として前記プッシャ(6)を
機能させるように規制するとともにこのロック体(7)
の解除位置(P)でプッシャ(6)に対する規制を解除
する連動手段(圧接頭部23と規制段差部32)を備え
ている。
【0008】この発明では、ロック体(7)ばかりでは
なくプッシャ(6)によっても剃刀ヘッド(1)の首振
りを阻止することができる。そのため、剃刀ヘッド
(1)に対する首振りロックを確実に行うことができ
る。従って、剃刀ヘッド(1)の首振り動作を利用しな
い首振りロック状態で、剃刀ヘッド(1)の振れを確実
に防止して安定性を向上させ、剃り味を良くすることが
できる。
【0009】さらに、このロック体(7)とプッシャ
(6)とを互いに連動させて剃刀ヘッド(1)に対する
首振りロックとその解除とを行っている。そのため、ロ
ック体(7)を前記規制位置(Q)と解除位置(P)と
の間で移動させる操作手段を、プッシャ(6)に対する
操作手段として兼用することができる。従って、首振り
ロック機構の部品点数を減らしてその構造を簡単にする
ことができる。
【0010】* 請求項2の発明 この発明は、請求項1の発明を前提として下記のように
構成されている。前記連動手段は、ロック体(7)の規
制位置(Q)でプッシャ(6)を規制するようにプッシ
ャ(6)に当接するとともにロック体(7)の解除位置
(P)でプッシャ(6)の規制を解除するようにプッシ
ャ(6)から離間する規制部(規制段差部32)を有し
ている。この発明では、連動手段の構造を簡単にして首
振りロック機構の構造をより一層簡単にすることができ
る。
【0011】* 請求項3の発明 この発明は、請求項1または請求項2の発明を前提とし
て下記のように構成されている。
【0012】前記ロック体(7)を規制位置(Q)と解
除位置(P)との間で移動させる操作手段においては、
指当部(35)を有する操作ノブ(34)を回動可能に
設け、ロック体(7)を解除位置(P)に移動させるよ
うに付勢する弾性体(例えば、ばね33等)の付勢力に
抗してこの操作ノブ(34)の回動操作によりロック体
(7)を規制位置(Q)にする。この発明では、操作手
段の構造を簡単にして首振りロック機構の構造をより一
層簡単にすることができる。
【0013】* 請求項4の発明 この発明は、請求項1または請求項2または請求項3の
発明を前提として下記のように構成されている。
【0014】前記プッシャ(6)は、剃刀ヘッド(1)
に形成した受圧部(11)をその首振りに伴い圧接する
ように付勢した圧接頭部(23)を有している。前記ロ
ック体(7)は、剃刀ヘッド(1)にあって受圧部(1
1)の両側に隣接して形成した当接部(12)に対し規
制位置(Q)で当接し得る一対の規制頭部(31)を有
している。この発明では、ロック体(7)の両規制頭部
(31)とプッシャ(6)の圧接頭部(23)とによる
三箇所で剃刀ヘッド(1)を支えてその首振りを阻止す
ることができるので、剃刀ヘッド(1)に対する首振り
ロックをより一層確実に行うことができる。
【0015】* 請求項5の発明 この発明にかかる首振り式剃刀は、下記のように構成さ
れている。この首振り式剃刀は、剃刀ヘッド(1)とこ
れを首振り可能に支持するホルダ(2)とを備えてい
る。この剃刀ヘッド(1)に形成した受圧部(11)を
その首振りに伴い圧接するように付勢した圧接頭部(2
3)を有するプッシャ(6)を設けている。このプッシ
ャ(6)の圧接頭部(23)には、剃刀ヘッド(1)の
首振り方向に対し直交する方向(左右方向Y)で剃刀ヘ
ッド(1)の受圧部(11)の両側を挟む腕部(26)
を設けているとともに、この両腕部(26)間で剃刀ヘ
ッド(1)の受圧部(11)の受圧面(11a)を圧接
する圧接部(27)を設けている。剃刀ヘッド(1)の
首振り方向でこの圧接部(27)の高さ寸法(H27)
をこの両腕部(26)の高さ寸法(H26)よりも大き
くしている。
【0016】この発明では、プッシャ(6)の圧接頭部
(23)の両腕部(26)により首振り方向に対し直交
する方向(左右方向Y)での剃刀ヘッド(1)の振れを
防止することができるばかりではなく、このプッシャ
(6)の圧接頭部(23)で圧接部(27)の高さ寸法
(H27)を大きくしたので、剃刀ヘッド(1)の中立
状態(剃刀ヘッド1に剃り力が与えられていないフリー
状態)において首振り方向での剃刀ヘッド(1)の振れ
を特に剃り始めに防止することができる。そのため、剃
刀ヘッド(1)をホルダ(2)に対し安定性良く支持し
て首振りさせることができる。従って、剃刀ヘッド
(1)の首振り動作を利用する首振り可能状態で、剃刀
ヘッド(1)の振れを確実に防止して安定性を向上さ
せ、剃り味を良くすることができる。
【0017】* 請求項6の発明 この発明は、請求項5の発明を前提として下記のように
構成されている。前記プッシャ(6)は、前記剃刀ヘッ
ド(1)の首振りを阻止する規制状態(B)と許容する
解除状態(A)とを取り得る。この発明では、プッシャ
(6)によって剃刀ヘッド(1)の首振りを阻止するこ
とができる。そのため、剃刀ヘッド(1)に対する首振
りロックを確実に行うことができる。従って、剃刀ヘッ
ド(1)の首振り動作を利用する首振り可能状態に加
え、剃刀ヘッド(1)の首振り動作を利用しない首振り
ロック状態でも、剃刀ヘッド(1)の振れを確実に防止
して安定性を向上させ、剃り味を良くすることができ
る。
【0018】* 請求項7の発明 この発明は、請求項6の発明を前提として下記のように
構成されている。前記プッシャ(6)を規制状態(B)
と解除状態(A)とに設定する操作手段においては、指
当部(35)を有する操作ノブ(34)を規制位置
(Q)と解除位置(P)との間で回動可能に設け、この
操作ノブ(34)とプッシャ(6)との間には操作ノブ
(34)の規制位置(Q)で規制位置(Q)を取るとと
もに操作ノブ(34)の解除位置(P)で解除位置
(P)を取る連動体(7)を設けている。この連動体
(7)は、規制位置(Q)でプッシャ(6)を規制する
ようにプッシャ(6)に当接するとともに解除位置
(P)でプッシャ(6)の規制を解除するようにプッシ
ャ(6)から離間する規制部(規制段差部32)を有し
ている。この連動体(32)を解除位置(P)に移動さ
せるように付勢する弾性体(例えば、ばね33等)の付
勢力に抗して操作ノブ(34)の回動操作によりこの連
動体(7)を規制位置(Q)にする。この発明では、プ
ッシャ(6)に対する操作手段の構造を簡単にして首振
りロック機構の構造を簡単にすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る首振り式剃刀について図面を参照して説明する。
【0020】この首振り式剃刀は、図1に示すように、
剃刀ヘッド1とこれを首振り可能に支持するホルダ2と
を備えている。このホルダ2の頭部3内には、後で詳述
する両支持アーム4と開閉操作部5とプッシャ6とロッ
ク体7とロック操作機構8とを備えている。
【0021】<前記剃刀ヘッド1>この剃刀ヘッド1の
表側で三枚の刃体9が露出している。その裏側において
は、左右両側(刃体9の刃先延設方向である左右方向Y
の両側)に支持孔10(支持部)が形成され、左右方向
Yの中央部で受圧部11が形成されているとともに、こ
の受圧部11の左右両側に隣接して当接部12が形成さ
れている。
【0022】<前記両支持アーム4>この両支持アーム
4は、前記ホルダ2の頭部3内の左右両側で支軸13に
より回動可能に支持され、この左右両支軸13から延設
された支持腕部14と連動腕部15とからなる。この左
右両支持腕部14の先端部は、ホルダ2の頭部3の前側
から外側へ突出し、その外側で相対向する支持突部16
(支持部)を有している。ホルダ2の頭部3内において
この左右両連動腕部15の先端部には連動凸部17(連
動部)が左右両支軸13間で相対向して形成されてい
る。この左右両支持アーム4が左右両支軸13を中心に
回動すると、左右両支持腕部14の支持突部16が互い
に接近離間して開閉動する。
【0023】<前記開閉操作部5>この開閉操作部5
は、前記ホルダ2の頭部3内において前記左右両支持ア
ーム4の連動腕部15間で挿嵌された可動体18と、こ
の可動体18の上側に一体的に連結されてホルダ2の頭
部3の上側から露出する指当部19とを備えている。こ
の可動体18内には案内孔20が前後方向Xへ延びるよ
うに形成されてその前側で開放されている。この可動体
の下側にはストッパ孔21が前後方向Xへ延びるように
形成され、その上側で案内孔20に連通している。この
可動体18の左右両側には連動凹部22(連動部)が形
成されている。この左右両連動凹部22には前記左右両
支持アーム4の連動凸部17が係合されている。この開
閉操作部5は、前後方向Xへ一定範囲だけ移動して前進
位置F(図3参照)と後退位置R(図1,2参照)とを
取る。この開閉操作部5の後退位置Rで、左右両支持ア
ーム4は、それらの連動凸部17と開閉操作部5の左右
両連動凹部22との係合により回動し、左右両支持突部
16で互いに接近して閉動する。その閉動により、この
左右両支持アーム4の支持突部16が前記剃刀ヘッド1
の左右両支持孔10に係入され、剃刀ヘッド1はこの左
右両支持突部16を中心に上下方向Zを含む鉛直面に沿
って一定角度範囲で回動する。この開閉操作部5の前進
位置Fでは、左右両支持アーム4が左右両支持突部16
で互いに離間して開動し、この左右両支持アーム4の支
持突部16が前記剃刀ヘッド1の左右両支持孔10から
抜け、剃刀ヘッド1がホルダ2から離脱する。
【0024】<前記プッシャ6>このプッシャ6は、前
側の圧接頭部23と後側の尻部24とからなり、この尻
部24で前記開閉操作部5の可動体18の案内孔20に
その前側から挿嵌されている。この尻部24の下側には
ストッパ突起25が形成され、この可動体18のストッ
パ孔21に係入されている。この圧接頭部23は前記左
右両支持アーム4の支持突部16間でホルダ2の頭部3
の前側から突出している。この圧接頭部23の先端部に
おいては、前記剃刀ヘッド1の首振り方向(上下方向Z
を含む鉛直面に沿って一定角度範囲で回動する方向)に
対し直交する左右方向Yで腕部26が突設され、この左
右両腕部26間で圧接部27が形成されているととも
に、この両腕部26と圧接部27との間で支持凹部27
a(図4参照)が形成されている。図4に示すように、こ
の剃刀ヘッド1の首振り方向でこの圧接部27の高さ寸
法H27は、この左右両腕部26の高さ寸法H26より
も大きくなっている。このプッシャ6は、そのストッパ
突起25でストッパ孔21の前後両端部に当接し得る範
囲で、前後方向Xへ移動する。前記可動体18の案内孔
20においてこのプッシャ6の尻部24と可動体18と
の間には圧縮コイルばね28(弾性体)が支持され、こ
の圧縮コイルばね28の弾性力によりプッシャ6が前方
へ付勢されている。このプッシャ6の圧接頭部23は前
記剃刀ヘッド1に対しその首振りに伴い圧接される。そ
の圧接状態では、この圧接頭部23の圧接部27が剃刀
ヘッド1の受圧部11のV状受圧面11aを圧接すると
ともに、この圧接頭部23の左右両腕部26が剃刀ヘッ
ド1の受圧部11の左右両側を挟む。
【0025】<前記ロック体7>このロック体7は、前
記ホルダ2の頭部3内において前後方向Xへ移動可能に
挿嵌され、後枠部29の左右両側から前方へ延びる左右
両ロックアーム30を備えている。この左右両ロックア
ーム30は、前記開閉操作部5の可動体18及びプッシ
ャ6の左右両側に隣接して配置され、前端部に規制頭部
31を有している。この左右両ロックアーム30の前後
方向Xの中央部には規制段差部32(規制部)が相対向
して形成されている。この左右両規制段差部32は、前
記プッシャ6に対する連動手段として機能し、ロック体
7の前後移動に伴い、プッシャ6の圧接頭部23の後部
左右両側に当接し得る。
【0026】<前記ロック操作機構8>前記ロック体7
において左右両ロックアーム30間で後枠部29とホル
ダ2の頭部3との間には圧縮コイルばね33(弾性体)
が支持され、この圧縮コイルばね33の弾性力によりロ
ック体7が後方へ付勢されている。この左右両ロックア
ーム30の規制頭部31は、ロック体7の前後移動に伴
い、前記剃刀ヘッド1の左右両当接部12に当接し得
る。
【0027】前記ホルダ2の頭部3内において前記開閉
操作部5の可動体18及び指当部19や前記ロック体7
の後枠部29の後方で操作ノブ34(偏心カム)が左右
方向Yの回動中心線34aを中心にして回動可能に支持
されている。この操作ノブ34は、ホルダ2の頭部3の
上側から露出する指当部35を有している。この操作ノ
ブ34の外周面には、回動中心線34aからの距離が異
なる規制面36と解除面37とが形成されている。ホル
ダ2の延設方向である長手方向に沿って操作ノブ34を
回動させると、半径の大きい規制面36が前記ロック体
7の後枠部29に当接し、ロック体7が圧縮コイルばね
33の弾性力に抗して前方へ移動する。また、半径の小
さい解除面37が前記ロック体7の後枠部29に当接す
ると、ロック体7が圧縮コイルばね33の弾性力により
後方へ移動する。
【0028】<首振り式剃刀の使用例> * 図1に示すロック解除状態 前記開閉操作部5が後退位置Rにあり、左右両支持アー
ム4が互いに閉動して剃刀ヘッド1が一定角度範囲で首
振りし得る。
【0029】前記操作ノブ34は解除位置Pにある。こ
の操作ノブ34の解除面37が前記ロック体7の後枠部
29に当接し、ロック体7は圧縮コイルばね33の弾性
力により後方へ移動して解除位置Pになる。このロック
体7の解除位置Pでは、左右両ロックアーム30の規制
頭部31が剃刀ヘッド1の左右両当接部12から離間し
てロック解除状態になるとともに、前記左右両ロックア
ーム30の規制段差部32が前記プッシャ6の圧接頭部
23から離間してプッシャ6が解除状態A(ロック解除
状態)になる。従って、剃刀ヘッド1は、中立状態(剃
刀ヘッド1に剃り力が与えられていないフリー状態)で
停止し、その中立状態から上下方向Zへ首振り可能な状
態となる。なお、この場合、前記開閉操作部5の可動体
18及び指当部19は、ロック体7に関係なく後退位置
Rを維持している。
【0030】この中立状態では、図4に示すようにプッ
シャ6の圧接頭部23で圧接部27の高さ寸法H27が
大きくなって、受圧面11aに対する接触部である上下
両支点部27b間の間隔Wも大きくすることができる。
そのため、この圧接部27の上下両支点部27bで剃刀
ヘッド1の受圧部11を支えた場合、特に剃り始めに剃
刀ヘッド1に対し与えられる力を、間隔Wの大きい上下
両支点部27bが受ける。従って、首振り方向での剃刀
ヘッド1の振れを特に剃り始めに防止することができ
る。
【0031】また、前述したように上下両支点部27b
間の間隔Wを大きくした場合、剃刀ヘッド1の回動中心
(前記剃刀ヘッド1の左右両支持孔10と前記左右両支
持アーム4の支持突部16との係合部)から上下両支点
部27bまでの半径が大きくなる。そのため、剃刀ヘッ
ド1の首振り角度が同じである場合、剃刀ヘッド1の受
圧部11により押されて移動するプッシャ6の移動距離
が大きくなって圧縮コイルばね28の収縮距離が大きく
なる。従って、圧縮コイルばね28の反発弾性力すなわ
ち剃刀ヘッド1の復帰力が大きくなり、剃刀ヘッド1の
復帰を円滑に行うことができる。
【0032】さらに、圧接部27の高さ寸法H27と比
較して左右両腕部26の高さ寸法H26を小さくしたの
で、比較的狭い剃刀ヘッド1の裏側でも剃刀ヘッド1の
首振り時に左右両腕部26がその裏側に当たりにくくな
り、剃刀ヘッド1の回動範囲が広がって首振りを円滑に
行うことができる。
【0033】* 図2に示すロック状態 図1に示すロック解除状態から、前記操作ノブ34を規
制位置Qにすると、この操作ノブ34の規制面36が前
記ロック体7の後枠部29に当接し、ロック体7は圧縮
コイルばね33の弾性力に抗して前方へ移動して規制位
置Qになる。このロック体7の規制位置Qでは、左右両
ロックアーム30の規制頭部31が剃刀ヘッド1の左右
両当接部12に当接してロック状態になるとともに、前
記左右両ロックアーム30の規制段差部32がプッシャ
6の圧接頭部23に当接してプッシャ6が規制状態B
(ロック状態)になる。ちなみに、中立状態でプッシャ
6の位置は図1の解除状態A(ロック解除状態)でも図
2の規制状態B(ロック状態)でもほとんど変化しな
い。従って、剃刀ヘッド1は、中立状態(剃刀ヘッド1
に剃り力が与えられていないフリー状態)でロックされ
て首振り不能な状態となる。この中立状態(ロック状
態)にあっても、前述したように圧接部27の上下両支
点部27bで剃刀ヘッド1の受圧部11が支えられる。
そのため、剃刀ヘッド1に対し与えられる力を、間隔W
の大きい上下両支点部27bが受ける。従って、剃刀ヘ
ッド1に対する首振りロックを確実に行うことができ
る。なお、この場合、前記開閉操作部5の可動体18及
び指当部19は、ロック体7に関係なく後退位置Rを維
持している。
【0034】一方、このロック状態から、前記操作ノブ
34を解除位置Pにすると、図1に示すロック解除状態
に戻る。 * 図3に示す剃刀ヘッド離脱可能状態 前記開閉操作部5が前進位置Fにあり、左右両支持アー
ム4が互いに開動して剃刀ヘッド1がホルダ2から離脱
する。
【0035】〔別例〕 * 前記ロック体7の左右両ロックアーム30におい
て、規制頭部31を省略し、規制段差部32は形成す
る。その場合、ロック体7は、ロック機能を有せず、単
に、操作ノブ34の動きを前記プッシャ6に伝える連動
体としてのみ機能する。従って、このプッシャ6のみが
ロック機能を果たす。
【0036】* 前記開閉操作部5の可動体18及び指
当部19、前記プッシャ6、前記ロック体7及び前記ロ
ック操作機構8の操作ノブ34については、プラスチッ
クのみばかりではなく、プラスチックにガラス繊維を混
入した複合材を採用して強度を高めたり、プラスチック
にシリコンを混入した複合材を採用して摺動性を高めて
もよい。また、前記支持アーム4については、金属ばか
りではなく、同様な複合材を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本実施形態にかかる首振り式剃刀に
おいて剃刀ヘッドをホルダに支持したロック解除状態を
正面側から見た部分断面図であり、(b)は同じくホル
ダの頭部内を平面側から見た部分断面図である。
【図2】 (a)は本実施形態にかかる首振り式剃刀に
おいて剃刀ヘッドをホルダに支持したロック状態を正面
側から見た部分断面図であり、(b)は同じくホルダの
頭部内を平面側から見た部分断面図である。
【図3】 (a)は本実施形態にかかる首振り式剃刀に
おいて剃刀ヘッドをホルダから分離する途中の状態を正
面側から見た部分断面図であり、(b)は同じくホルダ
の頭部内を平面側から見た部分断面図である。
【図4】 (a)は図1,2に示すプッシャの圧接頭部
を示す部分斜視図であり、(b)は剃刀ヘッドに対する
プッシャの圧接状態を示す図1,2の部分拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1…剃刀ヘッド、2…ホルダ、6…プッシャ、7…ロッ
ク体(連動体)、11…受圧部、11a…受圧面、12
…当接部、23…圧接頭部、26…腕部、27…圧接
部、28…圧縮コイルばね(弾性体)、31…規制頭
部、32…規制部である規制段差部(連動手段)、33
…圧縮コイルばね(弾性体)、34…操作ノブ、35…
指当部、H26…腕部の高さ寸法、H27…圧接部の高
さ寸法、P…解除位置、Q…規制位置、A…解除状態、
B…規制状態。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剃刀ヘッドとこれを首振り可能に支持す
    るホルダとを備え、この剃刀ヘッドをその首振りに伴い
    圧接するように付勢したプッシャを設けるとともに、こ
    の剃刀ヘッドの首振りを阻止する規制位置と許容する解
    除位置とを取り得るロック体を設けた首振り式剃刀にお
    いて、 このロック体の規制位置で剃刀ヘッドの首振りを阻止す
    るロック体として前記プッシャを機能させるように規制
    するとともにこのロック体の解除位置でプッシャに対す
    る規制を解除する連動手段を備えたことを特徴とする首
    振り式剃刀。
  2. 【請求項2】 前記連動手段は、ロック体の規制位置で
    プッシャを規制するようにプッシャに当接するとともに
    ロック体の解除位置でプッシャの規制を解除するように
    プッシャから離間する規制部を有していることを特徴と
    する請求項1に記載の首振り式剃刀。
  3. 【請求項3】 前記ロック体を規制位置と解除位置との
    間で移動させる操作手段においては、指当部を有する操
    作ノブを回動可能に設け、ロック体を解除位置に移動さ
    せるように付勢する弾性体の付勢力に抗してこの操作ノ
    ブの回動操作によりロック体を規制位置にすることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の首振り式剃
    刀。
  4. 【請求項4】 前記プッシャは、剃刀ヘッドに形成した
    受圧部をその首振りに伴い圧接するように付勢した圧接
    頭部を有し、 前記ロック体は、剃刀ヘッドにあって受圧部の両側に隣
    接して形成した当接部に対し規制位置で当接し得る一対
    の規制頭部を有していることを特徴とする請求項1また
    は請求項2または請求項3に記載の首振り式剃刀。
  5. 【請求項5】 剃刀ヘッドとこれを首振り可能に支持す
    るホルダとを備え、この剃刀ヘッドに形成した受圧部を
    その首振りに伴い圧接するように付勢した圧接頭部を有
    するプッシャを設けた首振り式剃刀において、 このプッシャの圧接頭部には、剃刀ヘッドの首振り方向
    に対し直交する方向で剃刀ヘッドの受圧部の両側を挟む
    腕部を設けているとともに、この両腕部間で剃刀ヘッド
    の受圧部の受圧面を圧接する圧接部を設け、剃刀ヘッド
    の首振り方向でこの圧接部の高さ寸法をこの両腕部の高
    さ寸法よりも大きくしたことを特徴とする首振り式剃
    刀。
  6. 【請求項6】 前記プッシャは、前記剃刀ヘッドの首振
    りを阻止する規制状態と許容する解除状態とを取り得る
    ことを特徴とする請求項5に記載の首振り式剃刀。
  7. 【請求項7】 前記プッシャを規制状態と解除状態とに
    設定する操作手段においては、 指当部を有する操作ノブを規制位置と解除位置との間で
    回動可能に設け、この操作ノブとプッシャとの間には操
    作ノブの規制位置で規制位置を取るとともに操作ノブの
    解除位置で解除位置を取る連動体を設け、 この連動体は、規制位置でプッシャを規制するようにプ
    ッシャに当接するとともに解除位置でプッシャの規制を
    解除するようにプッシャから離間する規制部を有し、 この連動体を解除位置に移動させるように付勢する弾性
    体の付勢力に抗して操作ノブの回動操作によりこの連動
    体を規制位置にすることを特徴とする請求項6に記載の
    首振り式剃刀。
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