JP2003091720A - 視点変換装置および視点変換プログラムならびに車両用画像処理装置 - Google Patents

視点変換装置および視点変換プログラムならびに車両用画像処理装置

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JP2003091720A
JP2003091720A JP2002080045A JP2002080045A JP2003091720A JP 2003091720 A JP2003091720 A JP 2003091720A JP 2002080045 A JP2002080045 A JP 2002080045A JP 2002080045 A JP2002080045 A JP 2002080045A JP 2003091720 A JP2003091720 A JP 2003091720A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】歪みの少ない視点変換画像を得ることができる
ようにし、しかも容易に視点変換する。 【解決手段】画像を出力する実カメラ11と、実カメラ
11で撮影された撮影画像について実カメラ11の内部
への出射角を実カメラ11の外部からの入射角未満とし
て画像変換する画像変換手段12と、画像変換手段12
で画像変換された画像変換画像を視点変換する視点変換
手段13と、視点変換手段13で視点変換された視点変
換画像を表示する表示手段14とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実カメラの画像を
仮想カメラの画像へと視点変換する視点変換装置および
視点変換プログラム、ならびにこれらを用いた車両用画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の視点変換装置においては、カメラ
のシミュレーションにはピンホールカメラモデルが用い
られることが多かった。このピンホールカメラモデルに
おいては、図11に示すように、カメラ本体1内に入る
光は必ず代表点2(レンズの焦点位置やレンズの中心点
を用いることが多い)を通り、直進してカメラ本体1内
に設けられた撮像面3に入る。そして、代表点2を通る
光は直進するから、カメラ本体1の外部からの光線の入
射角とカメラ本体1の内部への光線の出射角とは等し
い。したがって、カメラの撮影範囲は最大入射角θ
Imaxの大きさと撮像面3の位置および大きさとで決
定され、最大出射角θOmaxの大きさは最大入射角θ
Imaxの大きさと等しい。
【0003】しかし、カメラのシミュレーションにピン
ホールカメラモデルを用いたときには、出射角の変化に
対する撮像面3上の位置の変化は、撮像面3の中心部よ
りも輪郭部の方が大きくなるから、輪郭部付近の画像
や、画角の大きなカメラで撮影した画像に歪みが生ず
る。
【0004】このような画像の歪みを補正する技術とし
て特開平5−274426号公報に記載された技術があ
る。この従来技術では、予め決められたパターンを撮影
し、パターンを撮影したパターン画像と上記パターンと
を比較してパターン画像の歪みを求め、パターン画像の
歪みを元に撮影画像(画像データ)の歪みを補正するた
めの補正関数を算出して、撮影画像の歪みを取り除いて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術を視点変換装置に適用したときには、補正関数を
算出するためにパターン画像を撮影する必要があり、レ
ンズ特性や撮影位置が異なるたびにパターン画像を撮影
しなければならないから、面倒である。
【0006】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、歪みの少ない視点変換画像を得ることがで
き、しかも容易に視点変換することができる視点変換装
置および視点変換プログラム、ならびにこれらを用いた
車両用画像処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するような
構成をとる。
【0008】すなわち、請求項1記載の発明において
は、視点変換装置において、画像を出力する撮影手段
と、上記撮影手段で撮影された撮影画像について上記撮
影手段の内部への出射角を上記撮影手段の外部からの入
射角未満として画像変換する画像変換手段と、上記画像
変換手段で変換された画像変換画像を視点変換する視点
変換手段と、上記視点変換手段で視点変換された視点変
換画像を表示する表示手段とを具備するようにする。
【0009】また、請求項2記載の発明においては、請
求項1記載の視点変換装置において、上記画像変換手段
は、上記出射角を上記入射角未満とし、かつ上記出射角
と上記入射角とが比例する関数で画像変換するようにす
る。
【0010】また、請求項3記載の発明においては、請
求項1記載の視点変換装置において、上記画像変換手段
は、上記出射角を上記入射角未満とし、かつ上記撮影手
段のレンズ特性を示す関数で画像変換するようにする。
【0011】また、請求項4記載の発明においては、請
求項1、2または3記載の視点変換装置において、上記
視点変換手段は、上記視点変換画像の各画素の色および
輝度を、上記視点変換画像の各画素に対応する上記画像
変換画像の各画素の中心点に位置する色および輝度とす
るようにする。
【0012】また、請求項5記載の発明においては、視
点変換プログラムにおいて、コンピュータを、画像を出
力する撮影手段で撮影された撮影画像について上記撮影
手段の内部への出射角を上記撮影手段の外部からの入射
角未満として画像変換する画像変換手段、および上記画
像変換手段で画像変換された画像変換画像を視点変換す
る視点変換手段として機能させるようにする。
【0013】また、請求項6記載の発明においては、車
両用画像処理装置において、平面画像作成手段と、画像
を複数に分割する画像分割手段と、画像の圧縮を行なう
画像圧縮手段と、画像を表示する画像表示手段とを有す
るようにする。
【0014】また、請求項7記載の発明においては、請
求項6記載の車両用画像処理装置において、上記平面画
像作成手段が、請求項1乃至4のいずれか記載の視点変
換装置を用いて構成されるようにする。
【0015】また、請求項8記載の発明においては、請
求項6または7記載の車両用画像処理装置において、上
記分割・圧縮のオン/オフ、上記分割の方法、上記圧縮
の方法の少なくとも一つを選択する手段を有するように
する。
【0016】また、請求項9記載の発明においては、請
求項6乃至8のいずれか記載の車両用画像処理装置にお
いて、上記車両から一定距離以上離れた範囲について画
像の圧縮を行なうようにする。
【0017】また、請求項10記載の発明においては、
請求項6乃至9のいずれか記載の車両用画像処理装置に
おいて、上記車両の近傍では変形が少なく、上記車両か
ら離れるに従って変形が大きくなるような関数に従い、
上記圧縮を行なうようにする。
【0018】また、請求項11記載の発明においては、
請求項6乃至10のいずれか記載の車両用画像処理装置
において、上記分割・圧縮を、上記車両に対して横方向
にのみ行なうようにする。
【0019】また、請求項12記載の発明においては、
請求項6乃至10のいずれか記載の車両用画像処理装置
において、上記分割・圧縮を、上記車両に対して縦方向
にのみ行なうようにする。
【0020】また、請求項13記載の発明においては、
請求項6乃至10のいずれか記載の車両用画像処理装置
において、上記分割・圧縮を、上記車両に対して横方向
および縦方向に行なうようにする。
【0021】また、請求項14記載の発明においては、
請求項6乃至12のいずれか記載の車両用画像処理装置
において、高さのある物体の検出を行なうセンサを有
し、上記物体が検出された方向にのみ、上記分割・圧縮
を行なうようにする。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、歪みの少
ない視点変換画像を得ることができ、しかも容易に視点
変換することができる視点変換装置を提供することがで
きる。
【0023】また、請求項2記載の発明によれば、画像
変換された画像変換画像の中心部と輪郭部では同倍率と
なり、歪みの少ない視点変換画像を得ることができる視
点変換装置を提供することができる。
【0024】また、請求項3記載の発明によれば、レン
ズによる歪みの少ない視点変換画像を得ることができる
視点変換装置を提供することができる。
【0025】また、請求項4記載の発明によれば、色お
よび輝度の平均値などの計算を行なう必要がないから、
視点変換時の計算量を少なくすることができる視点変換
装置を提供することができる。
【0026】また、請求項5記載の発明によれば、歪み
の少ない視点変換画像を得ることができ、容易に視点変
換することができる視点変換プログラムを提供すること
ができる。
【0027】また、請求項6記載の発明によれば、平面
画像作成手段で作成された画像の一部の圧縮を行なうこ
とにより、カメラから離れたものや、高さのあるもの表
示の歪みを軽減し、表示の違和感、距離感の喪失という
問題を軽減し、その結果、より自然な画像を運転者に提
示することができる車両用画像処理装置を提供すること
ができる。
【0028】また、請求項7記載の発明によれば、歪み
の少ない視点変換画像を得ることができ、しかも容易に
視点変換することができる視点変換装置で構成された車
両用画像処理装置を提供することができる。
【0029】また、請求項8記載の発明によれば、分割
・圧縮のオン/オフ、分割の方法、上記圧縮の方法を選
択することができる車両用画像処理装置を提供すること
ができる。
【0030】また、請求項9記載の発明によれば、車両
から一定距離以上離れた範囲について画像の圧縮を行な
うことにより、カメラから離れたものや、高さのあるも
の表示の歪みを軽減し、表示の違和感、距離感の喪失と
いう問題を軽減し、その結果、より自然な画像を運転者
に提示することができる車両用画像処理装置を提供する
ことができる。
【0031】また、請求項10記載の発明によれば、車
両の近傍では変形が少なく、上記車両から離れるに従っ
て変形が大きくなるような関数に従って、画像の圧縮を
行なうことにより、カメラから離れたものや、高さのあ
るもの表示の歪みを軽減し、表示の違和感、距離感の喪
失という問題を軽減し、その結果、より自然な画像を運
転者に提示することができる車両用画像処理装置を提供
することができる。
【0032】また、請求項11記載の発明によれば、車
両に対して横方向にのみ、分割・圧縮を行なうことによ
り、カメラから離れたものや、高さのあるもの表示の歪
みを軽減し、表示の違和感、距離感の喪失という問題を
軽減し、その結果、より自然な画像を運転者に提示する
ことができる車両用画像処理装置を提供することができ
る。
【0033】また、請求項12記載の発明によれば、車
両に対して縦方向にのみ、分割・圧縮を行なうことによ
り、カメラから離れたものや、高さのあるもの表示の歪
みを軽減し、表示の違和感、距離感の喪失という問題を
軽減し、その結果、より自然な画像を運転者に提示する
ことができる車両用画像処理装置を提供することができ
る。
【0034】また、請求項13記載の発明によれば、車
両に対して縦横両方向に、分割・圧縮を行なうことによ
り、カメラから離れたものや、高さのあるもの表示の歪
みを軽減し、表示の違和感、距離感の喪失という問題を
軽減し、その結果、より自然な画像を運転者に提示する
ことができる車両用画像処理装置を提供することができ
る。
【0035】また、請求項14記載の発明によれば、高
さのある物体の検出を行なうセンサを有し、上記物体が
検出された方向にのみ、平面画像作成手段で作成された
画像の一部の上記分割・圧縮を行なうことにより、カメ
ラから離れたものや、特に高さのあるもの表示の歪みを
軽減し、表示の違和感、距離感の喪失という問題を軽減
し、その結果、より自然な画像を運転者に提示すること
ができる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る視点変換装置
を示すブロック図である。図に示すように、画像を出力
する実カメラ(撮影手段)11と、実カメラ11で撮影
された撮影画像について実カメラ11の内部への出射角
を実カメラ11の外部からの入射角未満として画像変換
する画像変換手段12と、画像変換手段12で画像変換
された画像変換画像を視点変換する視点変換手段13
と、視点変換手段13で視点変換された視点変換画像を
表示する表示手段14とを有する。
【0037】つぎに、図2、図3により図1に示した視
点変換装置の画像変換手段12による画像変換について
説明する。図に示すように、実カメラモデル11aのカ
メラ本体21外の光線25(図3)は必ず代表点22
(レンズの焦点位置や中心点を用いることが多い)を通
り、カメラ本体21内の光線26(図3)はカメラ本体
21内に設けられた撮像面23に入る。そして、実カメ
ラモデル11a(実カメラ11)の向きを示すカメラ光
軸24に垂直に撮像面23が設けられ、また撮像面23
の中心をカメラ光軸24が通るように、撮像面23が配
置されている。もちろん、シミュレートする対象の実カ
メラ11の特性によっては、撮像面23の中心をカメラ
光軸24が通らなくともよいし、撮像面23とカメラ光
軸24が垂直でなくともよい場合もある。また、代表点
22と撮像面23との距離は計算の都合上単位距離
(1)とするのがよい。また、CCDカメラなどをシミ
ュレートする場合には、撮像面23はシミュレートする
対象の実カメラ11の画素数を再現するように格子状に
分割される。最終的には、光線26が撮像面23のどの
位置(画素)に入射するかのシミュレーションを行なう
ことになるため、代表点22と撮像面23との距離およ
び撮像面23の縦横の長さの比率だけが問題になり、実
距離は問題にならない。
【0038】そして、画像変換手段12は、実カメラ1
1で撮影された撮影画像について、実カメラモデル11
a(図2)のカメラ本体21の内部への出射角α、β
(出射角αはカメラ光軸24に対する光線26の
角、出射角βはカメラ光軸24に直交する軸に対する
光線26の角)を実カメラモデル11aのカメラ本体2
1の外部からの入射角α、β(入射角αはカメラ
光軸24に対する光線25の角、入射角βはカメラ光
軸24に直交する軸に対する光線25の角)未満として
画像変換する。
【0039】すなわち、光線25は必ず代表点22を通
り光線26となる。また、極座標系の考え方を用いる
と、光線25は代表点22を原点に入射角α、β
2つの角度で示すことができる。そして、光線25は代
表点22を通過する際に、次式によって定まる出射角α
、βを有する光線26となる。
【0040】 (α,β)=f(α,β) (1) このとき、α<αの関係式が常に成立するようにす
る。この場合、光線25は代表点22を通過する際に
(1)式によって方向が変えられ、光線26は撮像面23
と交点27において交わる。例えば、CCDカメラをシ
ミュレートしている場合には、交点27の座標(位置)
から撮像面23上のどの画素に光線26が入射するかを
求めることができる。
【0041】なお、撮像面23の設定によっては光線2
6と撮像面23とが交わらない場合もあるが、この場合
には光線25は実カメラモデル11aには映らないとい
うことになる。
【0042】また、シミュレーションする対象の実カメ
ラ11の最大画角をM(度)とした場合には、カメラ本
体21内部に入射を許される光線25はα<(M/2)
を満たす必要がある。この条件を満たさない光線25は
実カメラモデル11aに映らないということになる。こ
のときの出射角αの最大値はf(M/2)で計算され
る。また、(1)式の関数f(α,β)を決定した上
で、代表点22と撮像面23との距離(前述の通り単位
距離とするのがよい)と撮像面23の縦横の長さとを決
定し、実カメラモデル11aの撮像範囲を規定する。な
お、図2に示すように、最大出射角θOmaxの大きさ
は最大入射角θImaxの大きさよりも小さい。
【0043】以上の手順により、代表点22に入射した
光線25が実カメラモデル11aの撮像面23上のどの
画素(位置)に入射するかを計算することができ、実カ
メラ11で撮影された撮影画像すなわち光線25が代表
点22を通って直進したときの撮影画像について画像変
換して、画像変換画像を得ることができる。したがっ
て、(1)式によって実カメラ11に入射する光線の入射
角α、βと画像変換画像の画素(位置)との関係を
求めることができる。
【0044】また、(1)式とともに、次式を用いること
によって実カメラモデル11aの撮像面23上の任意の
点に入射する光線26が代表点22に対してどの方向か
ら入射したかを計算することが可能になる。
【0045】 (α,β)=fi(α,β) (2) また、最も簡単な(1)式の例は、次のような入射角
α、βと出射角α、βとが比例関係を持つ式で
ある。
【0046】 α=kα (3) β=β (4) ここで、kは実カメラモデル11aのレンズ特性を決定
するパラメータであり、k<1である。仮にk=1の場
合には、従来のピンホールカメラモデルと同じ動作とな
る。実際のレンズの歪曲収差特性はレンズの目的(設計
意図)によるが、通常の広角レンズはパラメータkを、
1<k<0の範囲で適当に設定することで近似すること
ができ、ピンホールカメラモデルを用いたカメラシミュ
レーションよりも正確なカメラシミュレーションが可能
となる。
【0047】また、レンズシミュレーションをより精密
に行ないたい場合には、関数f(α ,β)を(3)式、
(4)式に示すような比例関係ではなく、実カメラ11の
レンズ特性を実際に測定し、実カメラ11のレンズ特性
を示す関数で画像変換する。この場合、もちろん出射角
αを入射角α未満とする。
【0048】以上の画像変換を行なったのちに、視点変
換を行なう。最も単純な視点変換は、空間上にカメラモ
デルと投影面を置き、カメラで撮影した映像を投影面に
対して投影することで実現される。
【0049】つぎに、図4により図1に示した視点変換
装置の視点変換手段13による視点変換について説明す
る。まず、実空間に合わせて仮想空間を設定し、仮想空
間上に位置および向きを合わせて実カメラ11と仮想カ
メラ32とを配置する。つぎに、投影面を設定する。図
4ではxy平面を投影面に設定しているが、実空間の地
形や物体の存在に合わせて、投影面を複数設けてもよ
い。つぎに、仮想カメラ32の画素の一つに注目し、注
目した画素を画素Vとする。仮想カメラ32の画素Vは
面積を持っているので、画素Vの中心点の座標を画素V
の座標とする。仮想カメラ32の位置および向きの情報
と合わせ、投影面と光線35との交点33を求める。つ
ぎに、交点33から実カメラ11への光線34を考え
る。光線34の実カメラ11への入射が実カメラ11の
撮影範囲内の場合には、光線34が実カメラ11のどの
画素に入射するかを計算する。この場合、図2、3で説
明した画像変換後の画像変換画像について光線34が実
カメラ11のどの画素に入射するかを計算する。この光
線34が入射する画素を画素Rとすると、画素Vと画素
Rとが対応し、画素Vの色および輝度を画素Rの色およ
び輝度とする。
【0050】なお、光線34の実カメラ11への入射が
実カメラ11の撮影範囲外の場合や、光線34が実カメ
ラ11の撮像面に入射しない場合には、交点33は実カ
メラ11に映っていないので、仮想カメラ32の画素V
には何も映っていないとする。この場合の画素Vの色は
システムのデフォルト値(黒など。もちろん黒以外でも
よい)を用いるものとする。
【0051】また、画素Vを代表する座標は上記例では
1画素につき1点としたが、代表する代表座標を画素V
内に複数設けてもよい。この場合には、各代表座標それ
ぞれに対して光線34が実カメラ11のどの画素に入射
するかを計算し、得られた複数の色および輝度をブレン
ディングし、画素Vの色および輝度とする。この場合、
ブレンディングの比率は等しくする。また、色および輝
度のブレンディンクの手法としてはアルファブレンディ
ングなどの手法があり、コンピュータグラフィックの分
野では一般的な手法である。
【0052】以上の処理を仮想カメラ32の画素すべて
について行ない、仮想カメラ32の各画素の色および輝
度を確定することで仮想カメラ32の画像すなわち視点
変換画像を作成することができ、空間上の実カメラ11
の画像すなわち画像変換画像を視点変換画像へと視点変
換することができる。
【0053】この手法は撮影画像を投影面に対して単純
に投影する方法に比べ、仮想カメラ32の特性や位置が
自由に設定でき、かつ仮想カメラ32の特性や位置の変
化にも容易に対応できる。
【0054】なお、仮想カメラ32の各画素は基本的に
実カメラ11の画素との対応になり、その対応は仮想カ
メラ32および実カメラ11の位置および向きおよび投
影面の設定が変わらない限り変わらないので、計算能力
に余裕のない処理装置を用いる場合には、対応関係を変
換テーブルとして保存し、実行時に参照してもよい。ま
た、仮想カメラ32の画素数が増加するにつれ、変換テ
ーブルの容量も比例して増加するので、仮想カメラ32
の画素数が多い場合には、大容量のメモリを持つ処理装
置(コンピュータ)を用いるよりも、視点変換の計算を
高速に行なうことができる処理装置を用いた方がコスト
的に有利になる。
【0055】このような視点変換装置においては、出射
角αの変化に対する撮像面23上の位置の変化は、撮
像面23の中心部と輪郭部とでほぼ同じであるから、輪
郭部付近の画像や、画角の大きなカメラで撮影した画像
についても、歪みの少ない視点変換画像を得ることがで
き、しかも補正関数を算出するためにパターン画像を撮
影する必要がないから、容易に視点変換することができ
る。また、出射角αと入射角αとが比例する関数で
画像変換したときには、画像変換された画像変換画像の
中心部と輪郭部では同倍率となるから、歪みの少ない視
点変換画像を得ることができる。また、実カメラ11の
レンズ特性を示す関数で画像変換したときには、実カメ
ラ11のレンズ(収差)による歪みの少ない視点変換画
像を得ることができる。また、視点変換手段13は視点
変換画像の各画素の色および輝度を画像変換画像の各画
素の中心点に位置する色および輝度としているから、色
および輝度の平均値などの計算を行なう必要がないの
で、視点変換時の計算量を少なくすることができる。
【0056】また、本発明に係る視点変換プログラムに
おいては、コンピュータを、画像を出力する実カメラ
(撮影手段)11で撮影された撮影画像について(1)式
(α<α)により画像変換する画像変換手段、およ
びこの画像変換手段で画像変換された画像変換画像を視
点変換する視点変換手段として機能させる。ここで、画
像変換手段は図2、図3によって説明したように画像変
換する。また、視点変換手段は図4によって説明したよ
うに視点変換する。そして、コンピュータに視点変換プ
ログラムを実行させて得られた視点変換画像を表示手段
に表示する。
【0057】このような視点変換プログラムをコンピュ
ータで実行したときには、輪郭部付近の画像や、画角の
大きなカメラで撮影した画像についても、歪みの少ない
視点変換画像を得ることができ、しかも容易に視点変換
することができる。
【0058】《車両用画像処理装置》次に、例えば自動
車等の車両に設置した複数個のカメラで撮影した映像
を、上記のようにして変換し、合成して車両上空からの
画像(平面図)を作成し、車両の運転者に提示する車両
用画像処理装置について述べる。このような車両用画像
処理装置においては、その原理上、変換の基準面(地
面)にあるもの(例えば路面のペイント等の高さのない
物体など)は正しく変換されるが、高さのあるものは歪
んで表示される。また、カメラから離れたものほど、歪
みは大きくなり、表示器の表示に違和感を与えたり、距
離感を喪失したりする問題点があった。以下、表示器の
表示画面の一部に対し、画像処理を行ない、上記表示上
の違和感、距離感の喪失といった問題を軽減でき、その
結果、より自然な画像が得られる車両用画像処理装置に
ついて説明する。
【0059】図5は本発明に係る車両用画像処理装置の
構成を示すブロック図である。101はプランビュー画
像(平面画像)作成装置、102はプランビュー画像作
成装置101により作成された画像を複数に分割する画
像分割装置、103は画像分割装置102により分割さ
れた領域の画像の圧縮を行なう画像圧縮装置、104は
画像を表示する(運転者に提示する)画像表示装置、1
05は画像分割装置102、画像圧縮装置103の圧縮
モード(分割、圧縮の方式、方法)選択装置である。
【0060】まず、車両に取り付けられたカメラ(図示
省略)で取得した映像を用いて、プランビュー作成装置
101により、車両上空からのプランビュー画像を作成
する。このプランビュー作成装置101は、具体的に
は、前述の図1〜図4を用いて説明した視点変換装置を
使用して作成した。なお、視点変換した画像の合成手段
については、図1において図示省略したが、視点変換手
段13と表示手段14との間に合成手段を設ければよ
い。
【0061】すなわち、まず、プランビュー作成装置1
01において作成した画像を、例えば車両からの距離に
よって、画像分割装置102により複数に分割する。図
6〜8は画像の分割の例を示す図である。図中、200
は車両である。ここでは、ワゴン車の例を示し、車両2
00の上部が車両前部である。図6は、車両200の横
方向について、車両200から一定距離以内の範囲を
A、それ以上の範囲をB1、B2として分割した例を示
す。図7は、車両200の縦方向について、車両200
から一定距離以内の範囲をC、それ以上の範囲をD1、
D2として分割した例を示す。図8は、車両200の横
方向および縦方向について、車両200から一定距離以
内の範囲をE、それ以上の範囲をF1、F2、G1、G
2、H1〜H4として分割した例を示す。なお、図8に
おいて、画像を分割する際、基準となる車両200から
の距離は、縦方向と横方向とで異なっていてもよい。
【0062】図6〜8において、車両200から一定距
離以内の範囲A(図6)、C(図7)、E(図8)につ
いては、表示の圧縮を行なわない範囲とし、それ以外の
範囲については、表示の圧縮を行なう範囲とする。な
お、車両200からの一定距離、つまり、表示の圧縮を
行なわない範囲A、C、Eの大きさは、0であってもよ
い。すなわち、少なくとも車両200を含む範囲を除い
て圧縮する。
【0063】以下、各例について具体的に説明する。す
なわち、図6は横方向にのみ、画像の圧縮を行なう場合
を示す。図6の場合、範囲Aについては、プランビュー
画像作成装置101で作成した画像をそのまま表示す
る。範囲B1、B2においては、画像圧縮装置103に
より、横方向に圧縮し、画像表示装置104により表示
する。このとき、圧縮の方法に関しては、単純に横方向
の範囲(幅)を1/nに圧縮してもよいし、車両200
から離れるに従って、圧縮の度合いが大きくなるような
方式に従って圧縮してもよい。
【0064】図7は縦方向にのみ、画像の圧縮を行なう
場合を示す。図7の場合、範囲Cについては、プランビ
ュー画像作成装置101で作成した画像をそのまま表示
する。範囲D1、D2においては、縦方向に圧縮して表
示する。このとき、圧縮の方法に関しては、単純に縦方
向の範囲を1/nに圧縮してもよいし、車両200から
離れるに従って、圧縮の度合いが大きくなるような方式
に従って圧縮してもよい。
【0065】図8は縦横両方向に、画像の圧縮を行なう
場合を示す。図8の場合、範囲Eについては、プランビ
ュー画像作成装置101で作成した画像をそのまま表示
する。範囲F1、F2においては、縦方向に圧縮して表
示する。このとき、圧縮の方法に関しては、単純に縦方
向の範囲を1/nに圧縮してもよいし、車両200から
離れるに従って、圧縮の度合いが大きくなるような方式
に従って圧縮してもよい。範囲G1、G2においては、
横方向に圧縮して表示する。このとき、圧縮の方法に関
しては、単純に横方向の範囲を1/nに圧縮してもよい
し、車両200から離れるに従って、圧縮の度合いが大
きくなるような方式に従って圧縮してもよい。範囲H
1、H2、H3、H4においては、横方向と縦方向に圧
縮して表示する。このとき、圧縮方法に関しては、単純
に縦方向に1/n、横方向に1/mに圧縮してもよい
し、車両200から離れるに従って、圧縮の度合いが大
きくなるような方式に従って圧縮してもよい。
【0066】画像の分割と圧縮については、運転者がそ
れぞれのモードを自由に選べるものとする。運転者は、
圧縮モード選択装置102で、分割・圧縮モードを複数
の中から選択できる。例えば、図6で示したように、横
方向にだけ分割・圧縮を行なうモードと、図7で示した
ように、縦方向にだけ分割・圧縮を行なうモードと、図
8で示したように、縦横両方向について分割・圧縮を行
なうモードと、画像の圧縮をしないモード(すなわち、
従来の表示方法)を切り替えたり、画像の圧縮するため
の式を複数の式の中から切り替えたりすることができ
る。また、分割を行なう境界線の位置についても、運転
者がメニューから選択することができる。圧縮モード選
択装置102は、通常のスイッチでもよいし、タッチパ
ネルでもよいし、ジョイスティックとボタンで決定する
方式でもよい。
【0067】以上のように作成された画像は、その画像
の一部を圧縮するため、画像の寸法が元画像よりも小さ
くなる。したがって、画像表示装置104に表示する際
に問題になることが考えられるが、プランビュー画像作
成手段101で画像を作成する際に、圧縮することを勘
案し、大きめに画像を作成し、なるべく表示画面いっぱ
いに表示することにより問題を解消することができる。
また、画像の圧縮については、毎回同じ計算をすること
になるので、一度だけ計算を行ない、2回目からは計算
結果を格納したテーブルを参照することで計算を省略し
てもよい。上記により作成された提示画像は、画像表示
装置104を介して運転者に提示される。本構成におい
ては、プランビュー画像作成装置101で作成された画
像の一部を上記のように圧縮することにより、カメラか
ら離れたものや、高さのあるものの表示の歪みを軽減
し、表示の違和感、距離感の喪失という問題を軽減し、
その結果、より自然な画像を運転者に提示することがで
きる。
【0068】なお、図5〜図8に示した車両用画像処理
装置は、特許請求の範囲の請求項6に対応する。すなわ
ち、平面画像作成手段(プランビュー画像作成装置10
1)と、画像を複数に分割する画像分割手段(画像分割
装置102)と、画像の圧縮を行なう画像圧縮手段(画
像圧縮装置103)と、画像を表示する画像表示手段
(画像表示装置104)とを有する。
【0069】また、請求項7にも対応し、上記平面画像
作成手段が、図1〜図4に示した視点変換装置を用いて
構成される。
【0070】また、請求項8にも対応し、上記分割・圧
縮のオン/オフ、上記分割の方法、上記圧縮の方法の少
なくとも一つを選択する手段(圧縮モード選択装置10
5)を有する。
【0071】また、請求項9にも対応し、上記車両(2
00)から一定距離以上離れた範囲について画像の圧縮
を行なう。
【0072】また、請求項10にも対応し、上記車両の
近傍では変形が少なく、上記車両から離れるに従って変
形が大きくなるような関数に従い、上記圧縮を行なうよ
うにしてもよい。
【0073】また、請求項11にも対応し、上記分割・
圧縮を、上記車両に対して横方向にのみ行なう(図6の
場合)。
【0074】また、請求項12にも対応し、上記分割・
圧縮を、上記車両に対して縦方向にのみ行なう(図7の
場合)。
【0075】また、請求項13にも対応し、上記分割・
圧縮を、上記車両に対して横方向および縦方向に行なう
(図8の場合)。
【0076】次に、図5〜8に示した車両用画像処理装
置の別の構成例について説明する。図9はこの車両用画
像処理装置の構成を示すブロック図である。106は距
離測定装置である。
【0077】プランビュー作成装置101において作成
された画像における、分割方法と圧縮方法は、図5の装
置と同様に、運転者がメニューより選択、決定する。
【0078】距離測定装置106は、車両の周辺の高さ
のある物体の検出と、その物体までの距離の測定を行な
う。この距離測定装置106は、例えばレーダや、ステ
レオカメラなどの手段を用いて実現する。例えば、現
在、画像の分割モードが図6に示したような横方向の分
割が選択されており、距離測定装置106により車両の
左後方に、高さのある物体を検出したとする。そして、
車両の右側には、何も検出されていないものとする。こ
のとき、画像分割手段102により、図10に示すよう
に、表示を圧縮しない範囲A’と、表示を圧縮する範囲
B’とに分割される。図10中の分割線301は、距離
測定装置106で検出した物体302との距離を基準と
して設定される。車両200の右側には、高さのある物
体が検出されないため、表示を圧縮する範囲は設定され
ない。仮に、左右両方に物体が検出された場合は、車両
200の右側についても、同じように分割線を設定し、
表示を圧縮する範囲を作成する。画像の圧縮方法につい
ては、図5の装置と同様である。
【0079】上記で説明したのは図6(横方向のみ分割
・圧縮)の場合であったが、画像の分割・圧縮モード
が、図7(縦方向のみ)、図8(縦横両方向)の場合で
あっても、検出された物体を基準として、上記と同様に
分割を行ない、画像圧縮装置104によって表示の圧縮
処理を行なう。
【0080】上記図5の車両用画像処理装置と、この図
9の車両用画像処理装置との差異は、上記図5の装置に
おいては、運転者が設定した各種設定により、必ず領域
の分割・圧縮が行なわれるのに対し、この図9の装置で
は、距離測定装置106により物体を検出した場合だ
け、領域の分割・圧縮を行ない、物体を検出しない場合
には、領域の分割・圧縮を行なわない点にある。上記に
より作成された提示画像は、画像表示装置104を介し
て運転者に提示される。本構成においては、高さのある
物体の検出を行なうセンサである距離測定装置106を
有し、上記物体が検出された方向にのみ、プランビュー
画像作成装置101で作成された画像の一部の圧縮を行
なうことにより、カメラから離れたものや、特に高さの
あるもの表示の歪みを軽減し、表示の違和感、距離感の
喪失という問題を軽減し、その結果、より自然な画像を
運転者に提示することができる。
【0081】なお、図9、図10に示した車両用画像処
理装置は、請求項14に対応し、高さのある物体の検出
を行なうセンサ(距離測定装置106)を有し、上記物
体が検出された方向にのみ、上記分割・圧縮を行なう。
【0082】以上本発明を実施の形態に基づいて具体的
に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る視点変換装置を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示した視点変換装置の画像変換手段によ
る画像変換についての説明図である。
【図3】図1に示した視点変換装置の画像変換手段によ
る画像変換についての説明図である。
【図4】図1に示した視点変換装置の視点変換手段によ
る視点変換についての説明図である。
【図5】本発明に係る車両用画像処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図6】図5に示した車両用画像処理装置において、画
像の分割の例を示す図である。
【図7】図5に示した車両用画像処理装置において、画
像の分割の例を示す図である。
【図8】図5に示した車両用画像処理装置において、画
像の分割の例を示す図である。
【図9】本発明に係る車両用画像処理装置の図5とは別
の構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示した車両用画像処理装置において、
画像の分割の例を示す図である。
【図11】ピンホールカメラモデルを示す図である。
【符号の説明】
11…実カメラ 11a…実カメラモデル 12…画像変換手段 13…視点変換手段 14…表示手段 21…カメラ本体 22…代表点 23…撮像面 24…カメラ光軸 25…光線 26…光線 27…交点 32…仮想カメラ 33…交点 34…光線 35…光線 101…プランビュー画像作成装置 102…画像分割装置 103…画像圧縮装置 104…画像表示装置 105…圧縮モード選択装置 106…距離測定装置 200…車両 301…分割線 302…検出物体

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を出力する撮影手段と、上記撮影手段
    で撮影された撮影画像について上記撮影手段の内部への
    出射角を上記撮影手段の外部からの入射角未満として画
    像変換する画像変換手段と、上記画像変換手段で変換さ
    れた画像変換画像を視点変換する視点変換手段と、上記
    視点変換手段で視点変換された視点変換画像を表示する
    表示手段とを具備したことを特徴とする視点変換装置。
  2. 【請求項2】上記画像変換手段は、上記出射角を上記入
    射角未満とし、かつ上記出射角と上記入射角とが比例す
    る関数で画像変換することを特徴とする請求項1記載の
    視点変換装置。
  3. 【請求項3】上記画像変換手段は、上記出射角を上記入
    射角未満とし、かつ上記撮影手段のレンズ特性を示す関
    数で画像変換することを特徴とする請求項1記載の視点
    変換装置。
  4. 【請求項4】上記視点変換手段は、上記視点変換画像の
    各画素の色および輝度を、上記視点変換画像の各画素に
    対応する上記画像変換画像の各画素の中心点に位置する
    色および輝度とすることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の視点変換装置。
  5. 【請求項5】コンピュータを、画像を出力する撮影手段
    で撮影された撮影画像について上記撮影手段の内部への
    出射角を上記撮影手段の外部からの入射角未満として画
    像変換する画像変換手段、および上記画像変換手段で画
    像変換された画像変換画像を視点変換する視点変換手段
    として機能させるための視点変換プログラム。
  6. 【請求項6】平面画像作成手段と、画像を複数に分割す
    る画像分割手段と、画像の圧縮を行なう画像圧縮手段
    と、画像を表示する画像表示手段とを有することを特徴
    とする車両用画像処理装置。
  7. 【請求項7】上記平面画像作成手段が、請求項1乃至4
    のいずれか記載の視点変換装置を用いて構成されている
    ことを特徴とする請求項6記載の車両用画像処理装置。
  8. 【請求項8】上記分割・圧縮のオン/オフ、上記分割の
    方法、上記圧縮の方法の少なくとも一つを選択する手段
    を有することを特徴とする請求項6または7記載の車両
    用画像処理装置。
  9. 【請求項9】上記車両から一定距離以上離れた範囲につ
    いて画像の圧縮を行なうことを特徴とする請求項6乃至
    8のいずれか記載の車両用画像処理装置。
  10. 【請求項10】上記車両の近傍では変形が少なく、上記
    車両から離れるに従って変形が大きくなるような関数に
    従い、上記圧縮を行なうことを特徴とする請求項6乃至
    9のいずれか記載の車両用画像処理装置。
  11. 【請求項11】上記分割・圧縮を、上記車両に対して横
    方向にのみ行なうことを特徴とする請求項6乃至10の
    いずれか記載の車両用画像処理装置。
  12. 【請求項12】上記分割・圧縮を、上記車両に対して縦
    方向にのみ行なうことを特徴とする請求項6乃至10の
    いずれか記載の車両用画像処理装置。
  13. 【請求項13】上記分割・圧縮を、上記車両に対して横
    方向および縦方向に行なうことを特徴とする請求項6乃
    至10のいずれか記載の車両用画像処理装置。
  14. 【請求項14】高さのある物体の検出を行なうセンサを
    有し、上記物体が検出された方向にのみ、上記分割・圧
    縮を行なうことを特徴とする請求項6乃至12のいずれ
    か記載の車両用画像処理装置。
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