JP2003090017A - 緩衝部材 - Google Patents

緩衝部材

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JP2003090017A
JP2003090017A JP2001280836A JP2001280836A JP2003090017A JP 2003090017 A JP2003090017 A JP 2003090017A JP 2001280836 A JP2001280836 A JP 2001280836A JP 2001280836 A JP2001280836 A JP 2001280836A JP 2003090017 A JP2003090017 A JP 2003090017A
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JP2001280836A
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Taketo Haraguchi
武人 原口
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TANUSHIMARU KASEI KK
Original Assignee
TANUSHIMARU KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ひびや亀裂が入り難く、耐久性に優れた緩衝部
材を提供する。また。光反射部が剥がれたりし難い緩衝
部材を提供する。 【解決手段】緩衝部材K1は、取着基部10を有してい
る。取着基部10の長さ方向に沿う両側には、略垂直方
向に突出して所要厚みを有する中実の衝撃吸収部11,
11が、全長にわたり略平行に設けてある。衝撃吸収部
11,11は、それぞれ内側の面が基部側に行くつれて
厚みが厚くなるように傾斜させてある。衝撃吸収部1
1,11間には凹部12が形成されている。凹部12の
一部を構成する取着基部10の外表面には、光反射シー
ル14が貼着してある。物体が当たったときの衝撃力
は、衝撃吸収部11,11が水平方向から衝撃力を受け
て、水平方向に対して本質的に直交する方向の厚みが増
す方向に弾性変形することで吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は緩衝部材に関する。
更に詳しくは、ひびや亀裂が入り難く、耐久性に優れた
緩衝部材に関する。また。光反射部が剥がれたりし難い
緩衝部材に関する。
【0002】
【従来技術】例えば、トラックが集まるトラックターミ
ナル(貨物集配所)の壁部には、後進時に当たった際で
も損傷を受け難いようにするための緩衝部材が設けてあ
る。緩衝部材は、ターミナルの壁面から突出するように
設けてある。
【0003】従来の緩衝部材を図6及び図7に示す。従
来の緩衝部材9は、内部に中空部90を有する断面略
「D」形状に形成してあり、正面側の外表面には運転手
が夜間でも位置を視認し易いようにするための光反射部
91がある。光反射部91は光反射テープを貼ったり光
反射作用を有する塗料を塗ったりして設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の緩衝部材には、次のような課題があった。即ち、従来
の緩衝部材は、断面略「D」形状に形成してあり、トラ
ックが表面に当たると上側92と下側93の部分が外方
に膨れて変形することで緩衝作用を奏するようにしてあ
る。そのため変形により上側92と下側93の部分にひ
びや亀裂が入り、長期にわたる使用が困難であった。
【0005】また、従来の緩衝部材9は、光反射部91
が断面略「D」形状に形成してある正面側の外表面に設
けてあるので、トラックが当たって緩衝部材9が変形す
ることで、光反射部91が汚れたり、剥がれたり、損傷
したりして使用に耐えなくなることが多かった。このた
め特に夜間などでは運転手が目測を誤って勢い良くター
ミナルの壁面に当たることがあった。また、光反射部9
1は上記したようになることで外観も見苦しくなってい
た。
【0006】(目 的)本発明の目的は、ひびや亀裂が
入り難く、耐久性に優れた緩衝部材を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、光反射部が汚れたり、
剥がれたり、損傷したりし難い緩衝部材を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、物体が当たる際の衝撃を緩和するための緩
衝部材であって、取着基部を備え、当該取着基部には中
実の衝撃吸収部が突出して設けてあり、当該衝撃吸収部
は、力を受けたときに衝撃吸収部の突出方向に対して本
質的に直交する方向の厚みが増す方向に、または力を受
けたときに力を受ける方向に対して本質的に直交する方
向の厚みが増す方向に弾性変形して衝撃力を吸収するこ
とを特徴とする、緩衝部材である。
【0008】第2の発明にあっては、取着基部が所要長
さを有し、当該取着基部に複数の衝撃吸収部が平行また
は本質的に平行に設けてあることを特徴とする、第1の
発明に係る緩衝部材である。
【0009】第3の発明にあっては、取着基部には、衝
撃吸収部側から見て視認できる発光手段または光反射手
段が設けてあることを特徴とする、第1または第2の発
明に係る緩衝部材である。
【0010】第4の発明にあっては、発光手段または光
反射手段が、取着基部の衝撃吸収部側から着脱可能であ
ることを特徴とする、第3の発明に係る緩衝部材であ
る。
【0011】第5の発明にあっては、物体が当たる際の
衝撃を緩和するための緩衝部材であって、所要長さを有
する取着基部と、当該取着基部の長さ方向に沿う両側に
突出して、平行または本質的に平行に設けてある中実の
衝撃吸収部と、上記衝撃吸収部の間の取着基部に設けて
ある発光手段または光反射手段と、を備えており、上記
取着基部と衝撃吸収部は弾性変形可能な材料で一体に成
形してあることを特徴とする、緩衝部材である。
【0012】第6の発明にあっては、取着基部に埋設し
てまたは取着基部の衝撃吸収部側の外部から当てて、当
該取着基部を補強する補強部材を備えていることを特徴
とする、第1,第2,第3,第4または第5の発明に係
る緩衝部材である。
【0013】本発明に係る緩衝部材は、少なくとも凸部
が緩衝性または弾性を有するように形成されていれば良
い。凸部を形成する材料としては、例えば、ゴム(合成
ゴム、天然ゴムを含む)や合成樹脂等を挙げることがで
きるが、これに限定するものではない。
【0014】本明細書でいう「発光」という用語は、光
を蓄えて発光する「蓄光」も含む概念として使用してい
る。
【0015】本発明に係る緩衝部材は、固定してある側
に設けることもできるし、移動する側に設けることもで
きる。固定側としては、例えば、壁、トラックターミナ
ルの壁、岸壁(防舷材)等がある。また、移動側として
は、車両(バンパーやフェンダー)、船舶等が挙げられ
る。しかし、緩衝部材を設ける箇所は、これに限定する
ものではない。
【0016】「補強部材」は、取着基部や凸部と一体に
設けることもできるし、別体に設けることもできる。
【0017】(作 用)本発明に係る緩衝部材によれ
ば、物体は取着基部に突出して設けてある中実の衝撃吸
収部に当たる。物体により衝撃力を受けた衝撃吸収部
は、衝撃吸収部の突出方向に対して本質的に直交する方
向の厚みが増す方向に、または力を受けたときに力を受
ける方向に対して本質的に直交する方向の厚みが増す方
向に弾性変形する。物体による衝撃力は、衝撃吸収部が
上記したように弾性変形することにより吸収される。こ
のように緩衝部材では、従来の中空部があるものと異な
り、衝撃吸収部が上記した方向に弾性変形するので、ひ
びや亀裂が入り難い。従って、長期にわたる使用が可能
である。
【0018】取着基部に、衝撃吸収部側から見て視認で
きる発光手段または光反射手段が設けてあるものは、衝
撃吸収部が取着基部に突出して設けてあるので、物体
は、通常、衝撃吸収部に当たって発光手段や光反射手段
には当たらない。従って、発光手段または光反射手段は
汚れたり、剥がれたり、損傷したりし難く、長期にわた
る使用が可能である。
【0019】発光手段または光反射手段が、取着基部の
衝撃吸収部側から着脱可能であるものは、発光手段また
は光反射手段が汚れたり、剥がれたり、損傷したりした
場合でも交換できる。
【0020】取着基部に埋設してまたは取着基部の衝撃
吸収部側の外部から当てて、当該取着基部を補強する補
強部材を備えているものは、取着基部が補強され、保形
性が高まる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る緩衝部材の
第1の実施の形態の使用状態を示す分解斜視説明図、図
2は図1の断面説明図である。図3は緩衝部材の中間部
を省略して示す正面視説明図、図4は図3に示す緩衝部
材の右側面図である。符号K1は緩衝部材を示してい
る。本実施の形態では緩衝部材K1をトラックターミナ
ルの壁面2に固定して取り付けた状態を例に挙げて説明
している。
【0022】緩衝部材K1は、所要厚みを有する長尺板
状の取着基部10を有している。取着基部10の長さ方
向に沿う両側には、取着基部10より略垂直方向に突出
して所要厚みを有する中実の衝撃吸収部11,11が、
全長にわたり略平行に設けてある。従って、衝撃吸収部
11,11は、取着基部10の裏面を垂直な面である壁
面2に当てて設けたときは水平方向を向く。この衝撃吸
収部11,11は、それぞれ内側の面が基部側に行くつ
れて厚みが厚くなるように傾斜させてある。衝撃吸収部
11,11間には凹部12が形成されている。取着基部
10と衝撃吸収部11,11は、緩衝性及び弾性を有す
る合成ゴムにより一体に形成してある。
【0023】取着基部10内には、取着基部10の幅よ
りやや小さい幅を有する補強部材13が、取着基部10
の略全長にわたり埋設してある。補強部材13は金属製
の板状体である。具体的には鉄板を使用している。
【0024】凹部12の一部を構成する取着基部10の
外表面には、衝撃吸収部11,11側から見て視認でき
るように光反射手段である光反射シール14が粘着層を
介して貼着してある。また、凹部12には、取着基部1
0、補強部材13及び光反射シール14を貫通し、取着
孔15が所要間隔を設けて複数形成してある。
【0025】本実施の形態で示す緩衝部材K1は、全長
2000mm、縦130mm、厚み80mmの大きさを
有している。また、取着孔15は、両端部から200m
mの位置と、残りの長さを等間隔で四分する位置の計五
箇所に設けてある。取着孔15はΦ20の大きさを有し
ている。
【0026】緩衝部材K1は、次のようにしてトラック
ターミナルの壁面2に固定される。壁面2は垂直な面で
ある。
【0027】まず、予めターミナルの壁面2に、取着孔
15に対応するような間隔でアンカーボルト3を埋設す
る。なお、既設のアンカーボルトがあり、これを利用す
る場合は、緩衝部材K1の取着孔15を前記アンカーボ
ルトに対応させて設けるようにする。
【0028】次に、緩衝部材K1を持ち上げ、アンカー
ボルト3の壁面2より突出した部分を取着孔15に挿通
させる。そして、取着基部10(詳しくは光反射シール
14)の外表面より突出した部分に座金4を通し、ナッ
ト5を螺合する。
【0029】このようにして緩衝部材K1は、トラック
ターミナルの壁面2に固定される。壁面2に固定された
緩衝部材K1は、壁面2が垂直な面であるので衝撃吸収
部11,11は水平方向を向いている。また、緩衝部材
K1は、通常、長さ方向に連なるようにして複数個取り
付けられる。
【0030】(作 用)図5は緩衝部材に物体が当たっ
て衝撃吸収部が弾性変形した状態を示す断面説明図であ
る。図1ないし図5を参照して本実施の形態で示す緩衝
部材K1の作用を説明する。緩衝部材K1は、衝撃吸収
部11,11が水平方向に突出した状態で壁面2に固定
されている。トラックは水平方向に移動するように後進
する。従って、トラックは水平方向から力を及ぼすよう
に衝撃吸収部11,11の外表面に当たる。衝撃吸収部
11,11は、水平方向から衝撃力を受けることで水平
方向に対して本質的に直交する方向の厚みが増す方向に
弾性変形する(図5参照)。トラックが当たったときの
衝撃力は、衝撃吸収部11,11が上記したように弾性
変形することにより吸収される。
【0031】このように緩衝部材K1では、トラックが
当たったときの衝撃力を衝撃吸収部11,11が、上記
したように弾性変形することで吸収するので、従来の緩
衝部材のように外方に膨れて変形することがない。従っ
て、緩衝部材K1は、衝撃吸収部11,11にひびや亀
裂が入り難く、長期にわたる使用が可能である。
【0032】また、緩衝部材K1では、衝撃吸収部1
1,11の内側の面が基部側に行くにつれて厚みが厚く
なるように傾斜させてあるので、水平ではないが水平に
近い方向から力を受けた場合でも、衝撃吸収部11,1
1は厚みが増す方向に弾性変形する。更に、前記した方
向以外の方向から衝撃吸収部11,11がやや外方や内
方に曲がって変形するような力を受けた場合でも、衝撃
吸収部11は曲がり難く、ひびや亀裂が入り難い。
【0033】緩衝部材K1では、光反射シール14が凹
部12の一部を構成する取着基部10の外表面に設けて
あるので、トラックは後進しても、通常、衝撃吸収部1
1,11に当たり、光反射シール14には当たらない。
従って、光反射シール14は汚れたり、剥がれたり、損
傷したりし難く、長期にわたる使用が可能である。
【0034】光反射シール14は、凹部12が衝撃吸収
部11,11の先部側に向かって広がっているので、光
反射シール14が設けてある高さよりも高い位置や低い
位置からも視認できる。これにより例えば、運転手は光
反射シール14が設けてある高さよりも高い位置にある
運転席に座ったままで、光反射シール14が視認でき
る。また、凹部12が衝撃吸収部11,11の先部側に
向かって広がっていることで、座金4やナット5の取り
付け作業も容易である。
【0035】取着基部10内に、取着基部10の幅より
やや小さい幅を有する補強部材13が、取着基部10の
略全長にわたり埋設してあるので、緩衝部材K1は取着
基部10が補強されており保形性が高い。また、補強部
材13が設けてあることによりナット5による締付力が
補強部材13に分散される。これにより緩衝部材K1
は、取着基部10の略全面が壁面2に略均等な圧着力を
及ぼした状態で固定される。なお、補強部材13は、取
着基部10内に埋設して設けたので錆びず、メッキを施
したり錆止め塗料の塗膜を設けたりする加工は不要であ
る。
【0036】図6は本発明に係る緩衝部材の第2の実施
の形態の使用状態を示す分解斜視説明図である。なお、
図6において、上記図1ないし図5で示したものと同一
または同等箇所には同一の符号を付して示している。ま
た、以下の説明において構造について上記で示した箇所
と重複する説明は省略する。
【0037】符号K2は緩衝部材を示している。緩衝部
材K2は、凹部12の幅よりやや小さい幅で、凹部12
の全長と略同じ長さを有する長尺形状の補強部材16を
備えている。補強部材16は金属製の板状体である。補
強部材16には、錆止め塗料の塗膜が設けてある。な
お、補強部材16には、塗料の替わりにメッキを施すこ
ともできる。
【0038】補強部材16の外表面には、光反射手段で
ある光反射シール17が粘着層を介して貼着してある。
補強部材16には、取着基部10に設けられた取着孔1
5aと対応するようにして、補強部材16自体及び光反
射シール17を貫通した取着孔18が複数形成してあ
る。なお、緩衝部材K2には、緩衝部材K1で示したよ
うな補強部材13は埋設されていない。また、凹部12
の一部を構成する取着基部10の外表面には、緩衝部材
K1で示したような光反射シール14は設けられていな
い。
【0039】緩衝部材K2は、次のようにしてトラック
ターミナルの壁面2に固定される。アンカーボルト3の
壁面2より突出した部分を取着孔15aに挿通させる。
次に、補強部材16を凹部12の一部を構成する取着基
部10に、衝撃吸収部11,11側の外部からに当てて
設けてアンカーボルト3を取着孔18にも挿通させる。
そして、補強部材16(詳しくは光反射シール17)の
外表面より突出した部分に座金4を通して、ナット5を
螺合する。このようにして緩衝部材K2は、トラックタ
ーミナルの壁面2に固定される。
【0040】(作 用)図6を参照して本実施の形態で
示す緩衝部材K2の作用を説明する。なお、上記した緩
衝部材K1と共通する構成により生じる同様の作用、効
果については説明を省略し、相違する点についてのみ説
明する。
【0041】緩衝部材K2では、補強部材16が取着基
部10や衝撃吸収部11と別体であり、取り外すことが
できるので、例えば、補強部材16の外表面に設けてあ
る光反射シール17が汚れたり、剥がれたり、損傷した
りした場合では、緩衝部材K2全体を交換することな
く、光反射シール17や光反射シール17を備えた補強
部材16だけを交換できる。また、取着基部10及び衝
撃吸収部11が劣化した場合では、補強部材16は交換
しないで済む。このように緩衝部材K2では、損傷した
部分だけを交換でき、交換時のコストの低下を図ること
ができる。
【0042】本実施の形態で衝撃吸収部11は、固定し
たときに水平方向を向くようにしたが、固定時の衝撃吸
収部の方向は、衝撃吸収部の突出方向と物体が力を及ぼ
す方向とが略同一であり、衝撃吸収部が力を受けて、衝
撃吸収部の突出方向に対して本質的に直交する方向の厚
みが増す方向に弾性変形できれば、特に限定するもので
はない。
【0043】本実施の形態では光反射手段として光反射
シール14,17を挙げたが、光反射手段は、これに限
定するものではなく、例えば、光反射鏡や光反射塗料を
塗布したりして設けることもできる。また、光反射鏡等
の物体を設ける場合にあっては、上記した粘着層を介し
て貼着して設ける他に、例えば、ネジやボルト等で螺着
したり、ピン等で止着したり、引掛部を設けて掛着した
り、嵌合部を設けて嵌合したりして設けることもでき
る。
【0044】更に、本実施の形態で示す光反射手段は、
光を発する発光手段に換えることもできる。発光手段と
しては、例えば、電球(白熱電球、ネオン電球、水銀灯
等、発光体を球に封入したもの)、発光ダイオード、発
光塗料、蓄光体、蓄光塗料等を挙げることができる。
【0045】本実施の形態で衝撃吸収部11は、取着基
部10の長さ方向に連続して突出するように設けたが、
衝撃吸収部11はこれに限定するものではなく、例え
ば、取着基部10の長さ方向に断続的に設けることもで
きる。
【0046】本実施の形態で緩衝部材K1,K2は、ト
ラックターミナルの壁面2に固定して取り付けた状態を
例に挙げて説明したが、緩衝部材K1,K2を取り付け
る場所は、これに限定するものではない。また、緩衝部
材の大きさも上記したものは一例であって、これに限定
するものではない。更に、緩衝部材の形状も本実施の形
態で示すものに限定されず、変形可能である。
【0047】本明細書で使用している用語と表現は、あ
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるとい
うことは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る緩衝部材によれば、物体は取着基部
に突出して設けてある中実の衝撃吸収部に当たる。物体
により衝撃力を受けた衝撃吸収部は、衝撃吸収部の突出
方向に対して本質的に直交する方向の厚みが増す方向
に、または力を受けたときに力を受ける方向に対して本
質的に直交する方向の厚みが増す方向に弾性変形する。
物体による衝撃力は、衝撃吸収部が上記したように弾性
変形することにより吸収される。このように緩衝部材で
は、従来の中空部があるものと異なり、衝撃吸収部が上
記した方向に弾性変形するので、ひびや亀裂が入り難
い。従って、長期にわたる使用が可能である。
【0049】(b)取着基部に、衝撃吸収部側から見て
視認できる発光手段または光反射手段が設けてあるもの
は、衝撃吸収部が取着基部に突出して設けてあるので、
物体は、通常、衝撃吸収部に当たって発光手段や光反射
手段には当たらない。従って、発光手段または光反射手
段は汚れたり、剥がれたり、損傷したりし難く、長期に
わたる使用が可能である。
【0050】(c)発光手段または光反射手段が、取着
基部の衝撃吸収部側から着脱可能であるものは、発光手
段または光反射手段が汚れたり、剥がれたり、損傷した
りした場合でも交換できる。
【0051】(d)取着基部に埋設してまたは取着基部
の衝撃吸収部側の外部から当てて、当該取着基部を補強
する補強部材を備えているものは、取着基部が補強さ
れ、保形性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る緩衝部材の第1の実施の形態の使
用状態を示す分解斜視説明図。
【図2】図1の断面説明図。
【図3】緩衝部材の中間部を省略して示す正面視説明
図。
【図4】図3に示す緩衝部材の右側面図。
【図5】緩衝部材に物体が当たって衝撃吸収部が弾性変
形した状態を示す断面説明図。
【図6】本発明に係る緩衝部材の第2の実施の形態の使
用状態を示す分解斜視説明図。
【図7】従来の緩衝部材の使用状態を示す分解斜視説明
図。
【図8】図7の断面説明図。
【図9】緩衝部材に物体が当たって上側と下側の部分が
外方に膨れて変形した状態を示す断面説明図。
【符号の説明】
K1,K2 緩衝部材 10 取着基部 11 衝撃吸収部 12 凹部 13 補強部材 14 光反射シール 15,15a 取着孔 16 補強部材 17 光反射シール 18 取着孔 2 壁面 3 アンカーボルト 4 座金 5 ナット 9 緩衝部材 90 中空部 91 光反射部 92 上側 93 下側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D101 CA07 EA01 FA01 GA13 GA15 GA18 GA22 2E001 DH37 EA01 FA02 FA03 GA55 GA66 HD11 HE01 3J066 AA23 BA01 BB01 BC03 BD05 BE01 BE03 BE08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体が当たる際の衝撃を緩和するための
    緩衝部材であって、 取着基部を備え、当該取着基部には中実の衝撃吸収部が
    突出して設けてあり、当該衝撃吸収部は、力を受けたと
    きに衝撃吸収部の突出方向に対して本質的に直交する方
    向の厚みが増す方向に、または力を受けたときに力を受
    ける方向に対して本質的に直交する方向の厚みが増す方
    向に弾性変形して衝撃力を吸収することを特徴とする、 緩衝部材。
  2. 【請求項2】 取着基部が所要長さを有し、当該取着基
    部に複数の衝撃吸収部が平行または本質的に平行に設け
    てあることを特徴とする、 請求項1記載の緩衝部材。
  3. 【請求項3】 取着基部には、衝撃吸収部側から見て視
    認できる発光手段または光反射手段が設けてあることを
    特徴とする、 請求項1または2記載の緩衝部材。
  4. 【請求項4】 発光手段または光反射手段が、取着基部
    の衝撃吸収部側から着脱可能であることを特徴とする、 請求項3記載の緩衝部材。
  5. 【請求項5】 物体が当たる際の衝撃を緩和するための
    緩衝部材であって、所要長さを有する取着基部と、 当該取着基部の長さ方向に沿う両側に突出して、平行ま
    たは本質的に平行に設けてある中実の衝撃吸収部と、 上記衝撃吸収部の間の取着基部に設けてある発光手段ま
    たは光反射手段と、を備えており、 上記取着基部と衝撃吸収部は弾性変形可能な材料で一体
    に成形してあることを特徴とする、 緩衝部材。
  6. 【請求項6】 取着基部に埋設してまたは取着基部の衝
    撃吸収部側の外部から当てて、当該取着基部を補強する
    補強部材を備えていることを特徴とする、 請求項1,2,3,4または5記載の緩衝部材。
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