JP2003090013A - 構造物の支承装置 - Google Patents

構造物の支承装置

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JP2003090013A
JP2003090013A JP2001284045A JP2001284045A JP2003090013A JP 2003090013 A JP2003090013 A JP 2003090013A JP 2001284045 A JP2001284045 A JP 2001284045A JP 2001284045 A JP2001284045 A JP 2001284045A JP 2003090013 A JP2003090013 A JP 2003090013A
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Toshihiko Bessho
俊彦 別所
Masahiro Higuchi
正弘 樋口
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Sankyo Oilless Industries Inc
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Sankyo Oilless Industries Inc
Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数個の摺動部材が取付けられるため、製作
が煩雑であるのみならず、摺動部材を冷嵌めによつて圧
入させるため、取付け作業性に劣る。加えて、摺動部材
は、面圧が高くなり、早期に摩滅するので耐久性に劣
る。 【解決手段】 上支持部材2の凹球面を有する受入面2
aと下支持部材3の凹球面を有する受入面3aとを対向
させて上下に配置し、上下の支持面4a,4bがそれぞ
れ凸球面を有して偏平状をなす回転体4を両受入面2
a,3aの間に介装させる構造物の支承装置において、
支持面4a,4b及び受入面2a,3aのいずれか一方
のほぼ全面に球体の一部をなす形状の凹所4dが形成さ
れ、かつ、滑材23が、凹所4dに嵌合する状態で接着
剤24によつて固着させて設けられ、支持面4a,4b
及び受入面2a,3aの他方に摩擦係数0.005〜
0.4で面接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物の支承装
置、特に寒冷地において橋梁、建物、その他の構造物に
安定した免震作用を発揮する構造物の支承装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の構造物の支承装置と
して、例えば実用新案登録第2586794号、特開平
9−88012号及び特開平9−210129号公報に
記載されるものが知られている。これらは、いずれも上
支持部材の凹球面を有する受入面と下支持部材の凹球面
を有する受入面とを対向させて上下に配置し、上下の支
持面がそれぞれ凸球面を有して偏平状をなす回転体を両
受入面の間に介装させる構造物の支承装置であり、回転
体を回転させながら、上支持部材と下支持部材との相対
移動が行われる。これらの支承装置は、ゴムを主構成要
素としていないため、ばね剛性の温度依存性が無く、使
用環境での温度の年較差が大きい場合にも安定した免震
作用を得ることができるという特徴を有している。
【0003】そして、特開平9−210129号公報に
記載される構造物の支承装置にあつては、上支持部材の
受入面及び下支持部材の受入面のそれぞれに、複数個の
摺動部材が一部を埋め込んで配置され、回転体の上下の
支持面がそれぞれ摺動部材に摺接する。他方、回転体の
上下の支持面は、上仕上げして形成され、必要に応じて
ステンレス又は硬質クロムメッキを施すようにしてい
る。
【0004】この上支持部材の受入面及び下支持部材の
受入面は、図11〜図16に示すように形成される。す
なわち、図11に示すように上支持部材50の受入面5
0a及び下支持部材51の受入面51aを旋盤によつて
それぞれ球面に一次機械加工すると共に、図12に示す
ように埋め込み用の穴部50b,51bを多数穿設す
る。一方、図14に示すようなPTFE製の丸棒52を
所定長さに切断し、外形を仕上げ加工して図15に示す
短筒ブロック状の摺動部材53を形成すると共に、図1
6に拡大して示す空気抜き用のスリット53aを各摺動
部材53に加工する。
【0005】次いで、両受入面50a,51aの各穴部
50b,51bに摺動部材53を冷嵌めによつて圧着さ
せる。その後、各受入面50a,51aの多数の摺動部
材53の内面がそれぞれ1つの球面を形成するように二
次機械加工を施し、図13に示す上支持部材50及び下
支持部材51を得る。
【0006】しかしながら、このような従来の構造物の
支承装置にあつては、複数個の摺動部材53が上記工程
を経て取付けられるため、製作が煩雑であるのみなら
ず、摺動部材53を冷嵌めによつて圧入させるため、取
付け作業性に劣る。加えて、摺動部材53は、その安定
的な保持及び取付け作業性の確保のために両受入面50
a,51aの40〜50%程度の面積にしか配設するこ
とができず、構造物の支承時の面圧が高くなり、早期に
摩滅するので耐久性に劣るという技術的課題を有してい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたもので、その構成は、
次の通りである。請求項1の発明は、上支持部材2の凹
球面を有する受入面2aと下支持部材3の凹球面を有す
る受入面3aとを対向させて上下に配置し、上下の支持
面4a,4bがそれぞれ凸球面を有して偏平状をなす回
転体4を両受入面2a,3aの間に介装させ、回転体4
を摺動回転させながら、上支持部材2と下支持部材3と
の相対移動が行われる構造物の支承装置において、前記
支持面4a,4b及び受入面2a,3aのいずれか一方
の摺動面の全面に中空球体の一部をなす形状の単一の凹
所4dが形成され、かつ、滑材23が、該凹所4dに嵌
合する状態で接着剤24によつて固着させて設けられ、
前記支持面4a,4b及び受入面2a,3aの他方に所
定の摩擦係数で面接触することを特徴とする構造物の支
承装置である。請求項2の発明は、上支持部材2の凹球
面を有する受入面2aと下支持部材3の凹球面を有する
受入面3aとを対向させて上下に配置し、上下の支持面
4a,4bがそれぞれ凸球面を有して偏平状をなす回転
体4を両受入面2a,3aの間に介装させ、回転体4を
摺動回転させながら、上支持部材2と下支持部材3との
相対移動が行われる構造物の支承装置において、前記支
持面4a,4b及び受入面2a,3aのいずれか一方の
摺動面に中空球体の一部をなす形状の凹所4dが形成さ
れ、かつ、滑材23が、該凹所4dに嵌合する状態で接
着剤24によつて固着させて設けられ、前記支持面4
a,4b及び受入面2a,3aの他方に所定の摩擦係数
で面接触すると共に、前記滑材23が、PTFE板33
を材料として、中空球体の一部をなす形状に金型34,
35を用いて成形されていることを特徴とする構造物の
支承装置である。請求項3の発明は、前記支持面4a,
4b及び受入面2a,3aのいずれか他方の摺動面が、
ステンレス板41を溶接して形成され、前記滑材23
が、該ステンレス板41に摺接することを特徴とする請
求項1又は2の構造物の支承装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図10は、本発明に
係る構造物の支承装置の1実施の形態を示す。図中にお
いて符号1は免震要素を示し、免震要素1は、図1に示
すように上支持部材2、下支持部材3及び所定角度範囲
で回転しながら摺動する回転体4を有している。上支持
部材2は、剛性体(例えば金属(鋼))によつて製作さ
れ、半径Rの凹球面の一部をなす受入面2aが円形に形
成され、下支持部材3は、剛性体(例えば金属(鋼))
によつて製作され、半径Rの凹球面の一部をなす受入面
3aが円形に形成され、受入面2a,3a同士を対向さ
せて上下に配置される。
【0009】また、回転体4は、基本的には剛性体によ
つて形成され、上下面がそれぞれ半径Rの凸球面の一部
をなす支持面4a,4bを形成して偏平状をなし、各支
持面4a,4bが、滑材23によつて形成されている。
すなわち、回転体4は、剛性体(例えば金属(鋼))製
の本体4cと、本体4cの上下凸球面に設けられ、本体
4cよりも摩擦係数値の小さい滑材23とを有し、滑材
23によつて各摺動面を形成している。
【0010】具体的には、図3,図4及び図7に示すよ
うに、回転体4の本体4cの上下の支持面4a,4bの
それぞれに、外形が円形をなす凹所4dを一次機械加工
して形成する。各凹所4dは、外形が円形をなす本体4
cの外周縁部を除いて形成され中空球体の一部をなす単
一の形状を有している。従つて、凹所4dの外周部に
は、図3,図4に示すように段面4eが所定高さで環状
に形成されている。
【0011】一方、滑材23は、図5に示す円形かつ所
定厚さ(5mm程度)のPTFE板33(ポリテトラフ
ルオロエチレン板)を材料とし、このPTFE板33を
図6に示すように上・下の金型34,35を使用して成
形する。下金型35は、凸球面の一部をなす型面を有
し、上金型34は、凹球面の一部をなす型面を有してい
る。PTFE板33を、この下金型35と上金型34と
の間に挟み、加温しながら加圧し、外形が円形の中空球
体の一部をなす形状に成形させ、滑材23とする。この
滑材23は、回転体4の凹所4dと適合する形状を有す
ると共に、凹所4dへの受入れを確実にするために、回
転体4の凹所4dと同径又は凹所4dより若干小径の直
径D(差し渡し径)としてある。
【0012】次いで、本体4c及び一対の滑材23を図
7に示す位置として、本体4cの各凹所4d及び滑材2
3の少なくとも一方にエポキシ樹脂等の接着剤24を塗
布し、各凹所4dに単一の滑材23を嵌合させて接着さ
せる。このとき、図8に示すように接着治具40を使用
して加圧させ、固着させる。接着治具40は、上記上金
型34の一対で構成することができる。
【0013】また、上支持部材2の受入面2a及び下支
持部材3の受入面3aには、図3に示すように必要に応
じてステンレス板41を溶接・固着させ、摺動面を形成
させる。このステンレス板41により、凹球面をなす受
入面2a,3aを形成させ、摺動面の発錆を防止すると
共に摩擦係数を適当に減ずる。上・下支持部材2,3の
受入面2a,3a(ステンレス板41)からなる摺動面
と回転体4の支持面4a,4b(滑材23)からなる摺
動面との間の球面接触による摩擦係数は、0.005〜
0.4の範囲であることが望ましい。
【0014】各凹所4dの外周部に形成される環状の段
面4eは、滑材23の厚さ以下に設定し、本体4cが受
入面2a,3aつまりステンレス板41に直接接触する
ことを防止する。また、滑材23の外形は、回転体4の
凹所4dと同径又は凹所4dより若干小径の差し渡し径
とすることにより、各凹所4dの外周部の段面4e付近
から空気が流出するので、各凹所4dとの間に空気を介
在させることなく、図4に示すように接着剤24の層を
介して本体4cに固着される。勿論、滑材23の適当箇
所に表裏を連通させる空気抜き用の孔を加工することも
可能である。この接着剤24の層は、緩衝材としても機
能する。各凹所4dの外周部の段面4eと滑材23との
間の僅かの接着剤24の層も同様に緩衝材としても機能
する。
【0015】次いで、本体4cに接着剤24を介して固
着された滑材23の表層に機械加工を施し、球面に仕上
げる。このように、各凹所4dには、接着剤24を介し
て滑材23が固着されるので、各凹所4dの表面が若干
の粗面を形成していても、構造物11を支承する上で実
用上の問題は生じない。
【0016】このような免震要素1は、図1に示すよう
に基礎等の基盤10と橋梁、建物等の構造物11との間
に介装して使用される。すなわち、下支持部材3は、受
入面3aが上向きをなすように基盤10上に基礎ボルト
44を用いて固設し、構造物11の下面には、受入面2
aが下向きをなすように上支持部材2を固設し、上支持
部材2の受入面2aと下支持部材3の受入面3aとを対
向させて上下に配置する。そして、両受入面2a,3a
に各支持面4a,4bを受入れて回転体4を密接に介装
させる。54は、ストッパであり、ボルト25によつて
下支持部材3の上端部に固設され、上支持部材2の側面
と所定の間隙を有して臨んでいる。
【0017】構造物11は、複数個(前後左右の4個以
上)の免震要素1によつて支持される。各免震要素1の
上・下支持部材2,3は、回転体4の介在によつて所定
間隔を有している。
【0018】次に、作用について説明する。地震のない
通常時には、図9に示すように構造物11の荷重による
鉛直力Vのみが作用して、上支持部材2が下降した安定
状態を採る。構造物11の荷重は、回転体4を介して下
支持部材3側に支持されている。
【0019】この状態において、地震による水平方向力
H’が、基盤10を介して下支持部材3に図上にて左向
きに作用すると、図10に示すように水平方向力Hが上
支持部材2に右向きに作用することになり、上支持部材
2が下支持部材3に対する右方への相対移動を開始す
る。この上支持部材2の相対移動は、回転体4の反時計
回り方向の所定角度範囲の回転を伴いながら連続的に行
われる。このとき、上支持部材2の水平移動に伴い、上
支持部材2は元の安定位置から若干上昇する。回転体4
の回転は、ストッパ24が上支持部材2の側面と当接す
るまで可能である。
【0020】このようにして、鉛直力Vが作用する上支
持部材2が構造物11と共に若干上昇移動しながら、地
震によつて上支持部材2に作用する水平方向力H、つま
り振動が吸収される。かくして、構造物11と基盤10
との間に複数個の免震要素1を介在させて構造物の支承
装置を構成することにより、構造物11の固有周期を長
くして、共振を防ぎ、地震に伴つて構造物11に伝達し
てくるエネルギ(衝撃力)を抑えることができる。
【0021】このような回転体4の摺動回転に際し、各
受入面2a,3aと各支持面4a,4bとの間に存在す
る摩擦力が、回転体4の回転に対する抵抗として作用す
る。この摩擦力により、上支持部材2が上昇しながらエ
ネルギが吸収されると共に、上支持部材2の自重による
下降移動に際する回転体4の時計回り方向の摺動回転も
抑制され、回転体4の運動が次第に減衰されることにな
る。
【0022】特に、上・下支持部材2,3の両受入面2
a,3aと回転体4の支持面4a,4bとの間の摺動
は、PTFE板33を材料とする滑材23と上・下支持
部材2,3の受入面2a,3aとの球面接触による摺動
になるので、摩擦係数が低減されており、構造物11の
基盤10に対する相対移動を円滑に与えながら、地震に
よる振動を減衰させることができる。上・下支持部材
2,3の受入面2a,3aをステンレス板41によつて
形成させれば、滑材23との間の球面接触による摩擦係
数を0.005〜0.4の範囲に確実に低減させること
ができる。
【0023】ところで、上記1実施の形態にあつては、
回転体4の支持面4a,4bに滑材23を設けたが、上
・下支持部材2,3の両受入面2a,3aにそれぞれ滑
材23を設けて摺動面とすることも可能である。滑材2
3は、上・下支持部材2,3の材料よりも摩擦係数値が
小さいものとする。また、上・下支持部材2,3の両受
入面2a,3aにステンレス板41を溶接・固着させた
が、回転体4の各支持面4a,4bにステンレス板41
を溶接・固着させて摺動面を形成させることも可能であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明によれば、ゴムを使用するものと比較して温度依
存性を有しないので、特に寒冷地に適する構造物の支承
装置として優れている。
【0025】そして、請求項1の発明によれば、回転体
の支持面又は上・下支持部材の受入面の摺動面の全面を
滑材によつて覆うことになり、回転体と上・下支持部材
との面接触を所定の摩擦係数で与えることができので、
地震時に上支持部材の円滑な摺動移動が維持される。ま
た、滑材により、回転体の支持面又は上・下支持部材の
受入面からなる摺接面の全面を覆うようになるので、大
きな滑材の使用になり、滑材に作用する面圧が均一かつ
低減され、上・下支持部材と回転体との相対摺動が円滑
に維持される。その結果、免震装置としての機能が良好
に得られるのみならず、滑材の耐久性が向上する。
【0026】滑材は、回転体又は上・下支持部材に設け
た凹所に嵌合させ、接着剤により固着させて設けるの
で、取付け作業を容易にしながら、滑材を堅固に取付け
ることができる。特に、滑材を回転体側に設ければ、1
個の回転体の上下の支持面の凹所に滑材を取り付る作業
になるので、取付け作業のみならず部品管理が容易にな
る。
【0027】請求項2に係る発明によれば、請求項1の
発明とほぼ同様の効果を奏することができることに加
え、滑材が、PTFE板を材料として、中空球体の一部
をなす形状に金型を用いて成形されている。これによ
り、回転体と上・下支持部材との面接触に所定の摩擦係
数を与える滑材の製作が容易になる。
【0028】請求項3に係る発明によれば、支持面及び
受入面のいずれか他方の摺動面の全面が、ステンレス板
を溶接して形成され、滑材がステンレス板に摺接する。
これにより、防錆を図りながら、所定の摩擦係数0.0
05〜0.4による面接触を良好に確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態に係る免震要素を半部
断面で示す正面図。
【図2】 同じく免震要素を半部断面で示す側面図。
【図3】 同じく免震要素の要部を拡大して示す断面
図。
【図4】 同じく回転体の要部を拡大して示す断面図。
【図5】 同じくPTFE板を示す斜視図。
【図6】 同じくPTFE板の成形工程を示す断面図。
【図7】 同じく回転体の製作工程を示す半部断面図。
【図8】 同じく回転体の製作工程を示す半部断面図。
【図9】 同じく免震要素の作用説明図。
【図10】 同じく免震要素の作用説明図。
【図11】 従来の免震要素の上・下支持部材の受入面
の製作工程を示す断面図。
【図12】 同じく上・下支持部材の受入面の製作工程
を示す断面図。
【図13】 同じく上・下支持部材の受入面の製作工程
を示す断面図。
【図14】 同じく摺動部材の製作工程を示す図。
【図15】 同じく摺動部材の製作工程を示す斜視図。
【図16】 同じく摺動部材の製作工程を拡大して示す
斜視図。
【符号の説明】
1:免震要素、2:上支持部材、2a:受入面、3:下
支持部材、3a:受入面、4:回転体、4a,4b:支
持面、4c:本体、4d:凹所、4e:段面、10:基
盤、11:構造物、23:滑材、24:接着剤、33:
PTFE板、34,35:金型、41:ステンレス板、
H:水平方向力、V:鉛直力。
フロントページの続き (72)発明者 樋口 正弘 東京都府中市日新町1−1−5 三協オイ ルレス工業株式会社内 Fターム(参考) 2D059 AA38 GG02 GG05 3J048 AA07 BG01 DA01 EA38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上支持部材(2)の凹球面を有する受入
    面(2a)と下支持部材(3)の凹球面を有する受入面
    (3a)とを対向させて上下に配置し、上下の支持面
    (4a,4b)がそれぞれ凸球面を有して偏平状をなす
    回転体(4)を両受入面(2a,3a)の間に介装さ
    せ、回転体(4)を摺動回転させながら、上支持部材
    (2)と下支持部材(3)との相対移動が行われる構造
    物の支承装置において、前記支持面(4a,4b)及び
    受入面(2a,3a)のいずれか一方の摺動面の全面に
    中空球体の一部をなす形状の単一の凹所(4d)が形成
    され、かつ、滑材(23)が、該凹所(4d)に嵌合す
    る状態で接着剤(24)によつて固着させて設けられ、
    前記支持面(4a,4b)及び受入面(2a,3a)の
    他方に所定の摩擦係数で面接触することを特徴とする構
    造物の支承装置。
  2. 【請求項2】 上支持部材(2)の凹球面を有する受入
    面(2a)と下支持部材(3)の凹球面を有する受入面
    (3a)とを対向させて上下に配置し、上下の支持面
    (4a,4b)がそれぞれ凸球面を有して偏平状をなす
    回転体(4)を両受入面(2a,3a)の間に介装さ
    せ、回転体(4)を摺動回転させながら、上支持部材
    (2)と下支持部材(3)との相対移動が行われる構造
    物の支承装置において、前記支持面(4a,4b)及び
    受入面(2a,3a)のいずれか一方の摺動面に中空球
    体の一部をなす形状の凹所(4d)が形成され、かつ、
    滑材(23)が、該凹所(4d)に嵌合する状態で接着
    剤(24)によつて固着させて設けられ、前記支持面
    (4a,4b)及び受入面(2a,3a)の他方に所定
    の摩擦係数で面接触すると共に、前記滑材(23)が、
    PTFE板(33)を材料として、中空球体の一部をな
    す形状に金型(34,35)を用いて成形されているこ
    とを特徴とする構造物の支承装置。
  3. 【請求項3】 前記支持面(4a,4b)及び受入面
    (2a,3a)のいずれか他方の摺動面が、ステンレス
    板(41)を溶接して形成され、前記滑材(23)が、
    該ステンレス板(41)に摺接することを特徴とする請
    求項1又は2の構造物の支承装置。
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Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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