JP2003088882A - 水処理方法 - Google Patents

水処理方法

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JP2003088882A
JP2003088882A JP2001282109A JP2001282109A JP2003088882A JP 2003088882 A JP2003088882 A JP 2003088882A JP 2001282109 A JP2001282109 A JP 2001282109A JP 2001282109 A JP2001282109 A JP 2001282109A JP 2003088882 A JP2003088882 A JP 2003088882A
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treated water
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treated
absorbance
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JP2001282109A
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Seiichi Murayama
清一 村山
Masao Kaneko
政雄 金子
Setsuo Suzuki
節雄 鈴木
Norimitsu Abe
法光 阿部
Kenji Taguchi
健二 田口
Jiyusetsu Kudo
寿雪 工藤
Kikei Kubo
貴恵 久保
Takumi Hayashi
巧 林
Kyotaro Iyasu
巨太郎 居安
Akira Hiramoto
昭 平本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン処理水の蛍光強度、水質指標などをオ
ンラインで測定するとともに、オンラインで、オゾン化
空気の注入量を最適化して、オゾン化空気の使用量を低
く抑えながら、有機物の分解処理、トリハロメタン生成
能の低減処理などを行わせる。 【解決手段】 凝集沈殿工程から排出される凝集沈殿処
理水(オゾン処理水2)を取り込ませ、これを貯留しな
がら、オゾン処理水2の蛍光強度、吸光度を測定し、こ
の測定結果に応じた量のオゾン化空気3を生成して、オ
ゾン処理水2に注入し、脱臭処理、脱色処理、消毒処
理、鉄の酸化処理、マンガンの酸化処理、有機物の分解
処理、トリハロメタン生成能の低減処理などを行わせる
とともに、オゾン処理済みのオゾン処理水2を次の工程
に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水処理、下水処
理、産業排水処理、食品排水処理などの水処理設備で使
用される水処理方法に係わり、特に蛍光分析計により測
定した蛍光強度と、吸光度や水温などの他の水質指標と
を組み合わせて、オゾン注入量、粉末活性炭注入量など
を最適化する水処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浄水場では、地下水や表流水などを原水
として、着水井に導入するとともに、凝集剤を添加して
フロックを形成し、沈殿処理を実施した後、上澄液を砂
濾過に導いて懸濁物を除去し、最後に消毒用の塩素処理
を実施して需要家に供給するようにしている。
【0003】この際、消毒用塩素処理の効果をより確実
にするために、凝集剤注入点前に塩素を注入する前塩素
処理、沈殿水に塩素を注入する中間塩素処理が行われ
る。
【0004】前塩素処理は、原水中のアンモニア性窒素
や微生物の除去、鉄、マンガンの酸化除去のために有効
である。しかし、トリハロメタン生成能が多い原水に対
しては、前塩素注入により、トリハロメタン生成量が多
くなってしまう。したがって、トリハロメタン低減のた
めに中間塩素処理を採用している浄水場もある。
【0005】また、前塩素から中間塩素処理に切り替え
た場合や原水水質が悪化し、通常処理で処理しきれない
ときは、原水に粉末活性炭を投入し、溶解性物質を吸着
除去する。現在、活性炭の投入量は自動制御ではなく、
オペレータが勘と経験を頼りに投入量を決定している。
【0006】また、高度浄水処理であるオゾン処理を導
入している浄水場では、オゾン化空気の注入率を一定と
する注入率一定制御、あるいは溶存オゾン濃度がある一
定の値になるような制御、溶存オゾン濃度一定制御を実
施している。これらは、処理水の水質を確認しながらの
フィードバック制御ではないため、常に少し多めのオゾ
ン化空気を注入するように運転している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、国内では、
水処理分野、特に浄水処理において、消毒処理、鉄除去
処理、マンガン除去処理などのために、塩素処理が広く
使用されている。原水にトリハロメタン前駆物質が混入
している場合、塩素処理によって、トリハロメタンが生
成する。トリハロメタンは発ガン性物質であるため、水
処理工程において、トリハロメタンの生成を抑制する必
要がある。
【0008】現在、トリハロメタンと、トリハロメタン
生成能を測定するとき、時間と費用とがかかるため、オ
ンラインで、モニタリングすることは不可能である。現
在、トリハロメタン前駆物質除去に効果のある処理方法
としては、オゾン処理、活性炭処理が代表的である。
【0009】そこで、トリハロメタン前駆物質濃度と相
関関係の強い測定方法により、オンライン計測し、オゾ
ン処理、活性炭処理、または他の水処理を最適に制御
し、トリハロメタン生成能を低減する必要がある。
【0010】この際、トリハロメタン生成能の低減に加
えて、他の溶解性有機物質の低減も同時に実現できるこ
とが望ましい。
【0011】本発明は上記の事情に鑑み、高い制御精度
でオゾン化空気の注入量、粉末活性炭の注入量、他の制
御量などを最適化して、オゾン化空気、粉末活性炭など
の使用量を低く抑えながら、トリハロメタン生成能、溶
解性有機物質などを低減することができる水処理方法を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、処理対象となる処理水の
水質指標を測定するとともに、この測定結果に基づき、
前記処理水に水質改善剤を注入して前記処理水の水質を
改善する水処理方法において、前記処理水の水質指標と
して、蛍光強度ととともに、吸光度または水温の少なく
ともいずれか一方を使用することを特徴としている。
【0013】請求項2では、請求項1に記載の水処理方
法において、前記処理水の蛍光強度を測定するときに
は、“340〜350nm”の波長範囲内にある特定波
長の励起光を使用するとともに、“420〜430n
m”の波長範囲内にある特定波長の蛍光強度を使用する
ことを特徴としている。
【0014】請求項3では、請求項1に記載の水処理方
法において、前記処理水の蛍光強度に代えて、蛍光を発
する特定物質の蛍光強度を基準とした前記処理水の相対
蛍光強度を使用することを特徴としている。
【0015】請求項4では、請求項1乃至3のいずれか
に記載の水処理方法において、前記処理水の吸光強度を
測定するときには、“250〜270nm”の波長範囲
内にある特定波長の吸光度、または“380〜400n
m”の波長範囲内にある特定波長の吸光度の少なくとも
いずれか一方を使用することを特徴としている。
【0016】請求項5では、請求項1乃至4のいずれか
に記載の水処理方法において、前記水質改善剤としてオ
ゾン化空気を使用することを特徴としている。
【0017】請求項6では、請求項1乃至5のいずれか
に記載の水処理方法において、前記水質改善剤として粉
末活性炭を使用することを特徴としている。
【0018】請求項7では、請求項1乃至6のいずれか
に記載の水処理方法において、前記処理水の蛍光強度を
測定するときには、前記処理水に含まれる懸濁成分を取
り除いた後、蛍光強度を測定することを特徴としてい
る。
【0019】請求項8では、請求項1乃至7のいずれか
に記載の水処理方法において、前記処理水の吸光度を測
定するときには、前記処理水に含まれる懸濁成分を取り
除いた後、吸光度を測定することを特徴としている。
【0020】請求項9では、請求項7、8のいずれかに
記載の水処理方法において、前記処理水に含まれる粒径
“10μm”以下の懸濁成分を取り除くことを特徴とし
ている。
【0021】請求項1によれば、処理対象となる処理水
の蛍光強度、吸光度、温度など、複数の水質指標をオン
ラインで測定するとともに、これらの各測定結果を組み
合わせて、高い制御精度で、オゾン化空気の注入量、粉
末活性炭の注入量、他の制御量などを最適化して、オゾ
ン化空気、粉末活性炭などの使用量を低く抑えながら、
トリハロメタン生成能、溶解性有機物質などを低減す
る。
【0022】請求項2では、処理水の蛍光強度を測定す
るとき、“340〜350nm”の波長範囲内にある特
定波長の励起光を使用するとともに、“420〜430
nm”の波長範囲内にある特定波長の蛍光強度を使用す
ることにより、トリハロメタン生成能と相関関係が強い
波長“420〜430nm”の蛍光強度を使用して、処
理対象となる処理水の蛍光強度をオンラインで測定し、
高い制御精度で、オゾン化空気の注入量、粉末活性炭の
注入量、他の制御量などを最適化して、オゾン化空気、
粉末活性炭などの使用量を低く抑えながら、トリハロメ
タン生成能、溶解性有機物質などを低減する。
【0023】請求項3によれば、処理水の蛍光強度に代
えて、蛍光を発する特定物質の蛍光強度を基準とした前
記処理水の相対蛍光強度を使用することにより、蛍光を
発する特定物質の蛍光強度を基準にして、処理対象とな
る処理水の相対蛍光強度をオンラインで計測し、これら
各蛍光強度の相対蛍光強度を使用し、蛍光分析計などの
機器特性の影響を受けることなく、高い制御精度で、オ
ゾン化空気の注入量、粉末活性炭の注入量、他の制御量
などを最適化して、オゾン化空気、粉末活性炭などの使
用量を低く抑えながら、トリハロメタン生成能、溶解性
有機物質などを低減する。
【0024】請求項4によれば、処理水の吸光強度を測
定するとき、“250〜270nm”の波長範囲内にあ
る特定波長の吸光度、または“380〜400nm”の
波長範囲内にある特定波長の吸光度の少なくともいずれ
か一方を使用することにより、有機物濃度あるいは色相
と相関関係が強い波長“250〜270nm”の吸光度
または波長“380〜400nm”の吸光度を使用し
て、処理対象となる処理水の水質指標となる吸光度をオ
ンラインで測定し、高い制御精度で、オゾン化空気の注
入量、粉末活性炭の注入量、他の制御量などを最適化し
て、オゾン化空気、粉末活性炭などの使用量を低く抑え
ながら、トリハロメタン生成能、溶解性有機物質などを
低減する。
【0025】請求項5によれば、水質改善剤として、オ
ゾン化空気を使用することにより、処理対象となる処理
水の蛍光強度、吸光度、温度など、複数の水質指標をオ
ンラインで測定するとともに、これらの各測定結果を組
み合わせて、高い制御精度で、オゾン化空気の注入量を
最適化して、オゾン化空気の使用量を低く抑えながら、
脱臭処理、脱色処理、消毒処理、鉄の酸化処理、マンガ
ンの酸化処理、有機物の分解処理、トリハロメタン生成
能の低減処理などを行わせる。
【0026】請求項6によれば、水質改善剤として、粉
末活性炭を使用することにより、処理対象となる処理水
の蛍光強度、吸光度、温度など、複数の水質指標をオン
ラインで測定するとともに、これらの各測定結果を組み
合わせて、高い制御精度で、粉末活性炭の注入量を最適
化して、粉末活性炭の使用量を低く抑えながら、溶解性
物質を吸着除去し、トリハロメタン生成能、溶解性有機
物質などを効率良く低減する。
【0027】請求項7によれば、処理水の蛍光強度を測
定するとき、前記処理水に含まれる懸濁成分を取り除い
た後、蛍光強度を測定することにより、処理対象となる
処理水の蛍光強度を測定するとき、処理水に含まれてい
る懸濁成分を除去して、蛍光強度測定に対する固形成分
の影響を取り除きながら、処理水の蛍光強度をオンライ
ンで測定し、高い制御精度で、オゾン化空気の注入量、
粉末活性炭の注入量、他の制御量などを最適化して、オ
ゾン化空気、粉末活性炭などの使用量を低く抑えなが
ら、トリハロメタン生成能、溶解性有機物質などを低減
する。
【0028】請求項8によれば、処理水の吸光度を測定
するとき、前記処理水に含まれる懸濁成分を取り除いた
後、吸光度を測定することにより、処理対象となる処理
水の吸光度を測定するとき、処理水に含まれている懸濁
成分を除去して、吸光度測定に対する固形成分の影響を
取り除きながら、処理水の吸光度をオンラインで測定
し、高い制御精度で、オゾン化空気の注入量、粉末活性
炭の注入量、他の制御量などを最適化して、オゾン化空
気、粉末活性炭などの使用量を低く抑えながら、トリハ
ロメタン生成能、溶解性有機物質などを低減する。
【0029】請求項9によれば、処理水に含まれる懸濁
成分を取り除くとき、粒径が“10μm”以下の懸濁成
分を取り除くことにより、処理対象となる処理水の蛍光
強度、吸光度を測定するとき、処理水に含まれている懸
濁成分のうち、粒径が“10μm”以下の懸濁成分を除
去して、蛍光強度測定、吸光度測定に対する固形成分の
影響を取り除きながら、処理水の吸光度をオンラインで
測定し、高い制御精度で、オゾン化空気の注入量、粉末
活性炭の注入量、他の制御量などを最適化して、オゾン
化空気、粉末活性炭などの使用量を低く抑えながら、ト
リハロメタン生成能、溶解性有機物質などを低減する。
【0030】
【発明の実施の形態】《第1実施形態》図1は本発明方
法が適用された水処理システムの第1実施形態を示すブ
ロック図である。
【0031】この図に示す水処理システム1aは、凝集
沈殿工程から排出されるオゾン処理水2を取り込んで貯
留しつつ、オゾン化空気3を注入してオゾン処理を行う
オゾン注入処理装置4と、このオゾン注入処理装置4に
貯留されているオゾン処理水2の蛍光強度、吸光度を測
定する水質測定装置5と、この水質測定装置5の測定結
果に応じた量のオゾン化空気3を生成してオゾン注入処
理装置4に供給するオゾン生成装置6とを備えている。
【0032】オゾン注入処理装置4は、導入管7を介し
て凝集沈殿工程から排出される凝集沈殿処理水であるオ
ゾン処理水2を取り込み、これを貯留しつつオゾン処理
済みのオゾン処理水2を導出管8から排出して次の工程
に送るオゾン反応槽9を備えている。このオゾン反応槽
9は、オゾン生成装置6から供給されるオゾン化空気3
をオゾン処理水2中に散気する散気管10と、オゾン処
理水2を取り込んで水質測定装置5に供給する採水口1
1とを備えている。
【0033】水質測定装置5は、蛍光分析計12と、吸
光度計13とを備えている。
【0034】蛍光分析計12は、オゾン注入処理装置4
から供給されるオゾン処理水2を取り込みながら、トリ
ハロメタン生成能と関係が強い波長、例えば“345n
m”の波長を持つ励起光を生成して、これをオゾン処理
水2に照射しながら、このオゾン処理水2から発せられ
る各蛍光のうち、トリハロメタン生成能と関係が強い波
長、例えば“425nm”の波長を持つ蛍光を選択し
て、蛍光強度を測定し、蛍光強度検知信号を生成する。
【0035】吸光度計13は、オゾン注入処理装置4か
ら供給されるオゾン処理水2を取り込みながら、予め設
定されている波長、例えば主に地質に由来するフミン酸
(植物などが微生物により分解されて生成される種々雑
多な有機化合物によって構成される高分子化合物の1つ
であり、樹木などのセルロースやリグニン酸が酸化され
る過程で生じる河川水着色の原因物質となる酸)などの
濃度(色度)を測定するのに最適な“390nm”の波
長光に対する、吸光度を測定して、吸光度検知信号を生
成する。
【0036】オゾン生成装置6は、オゾン注入率演算器
14と、オゾン発生器15とを備えている。
【0037】オゾン注入率演算器14は、水質測定装置
5から出力される蛍光強度検知信号、吸光度検知信号を
取り込み、図2に示すように、蛍光強度検知信号で示さ
れる蛍光強度を目標トリハロメタン生成能に対応する目
標蛍光強度にするとともに、図3に示すように、吸光度
検知信号で示される色度(吸光度)を目標トリハロメタ
ン生成能に対応する目標吸光度にするのに必要なフィー
ドバック量(目標オゾン化空気注入率)を演算する。
【0038】オゾン発生器15は、オゾン注入率演算器
14から出力される目標オゾン化空気注入率に応じた量
のオゾン化空気3を生成する。
【0039】次に第1の実施形態の動作を説明する。
【0040】凝集沈殿工程から排出される凝集沈殿処理
水(オゾン処理水2)を取り込み、これを貯留し、また
オゾン処理水2の一部を水質測定装置5に供給し、オゾ
ン生成装置6から供給されるオゾン化空気3をオゾン処
理水2中に散気して、脱臭処理、脱色処理、消毒処理、
鉄の酸化処理、マンガンの酸化処理、有機物の分解処
理、トリハロメタン生成能の低減処理などを行い、オゾ
ン化処理済みのオゾン処理水2を次の工程に送る。
【0041】このとき、蛍光分析計12では、オゾン注
入処理装置4から供給されるオゾン処理水2に対して
“345nm”の波長を持つ励起光を照射しながら、こ
のオゾン処理水2から発せられる蛍光のうち、“425
nm”の波長を持つ蛍光の光強度(蛍光強度)を測定し
て、蛍光強度検知信号をオゾン生成装置6に供給する。
また、吸光度計13では、“390nm”の波長光に対
する吸光度を測定して、吸光度検知信号をオゾン生成装
置6に供給する。
【0042】オゾン生成装置6では、水質測定装置5か
ら出力される蛍光強度検知信号、吸光度検知信号に基づ
き、目標トリハロメタン生成能に対応する目標蛍光強
度、目標吸光度を演算した後、これら目標蛍光強度、目
標吸光度に対する目標オゾン化空気注入率を演算すると
ともに、この目標オゾン化空気注入率に応じた量のオゾ
ン化空気3を生成して、オゾン注入処理装置4に供給す
る。
【0043】このように、この第1実施形態では、凝集
沈殿工程から排出される凝集沈殿処理水であるオゾン処
理水2を取り込み、これを貯留する一方、オゾン処理水
2の蛍光強度、吸光度を測定し、この測定結果に応じた
量のオゾン化空気3を生成して、オゾン処理水2に注入
し、脱臭処理、脱色処理、消毒処理、鉄の酸化処理、マ
ンガンの酸化処理、有機物の分解処理、トリハロメタン
生成能の低減処理などを行わせるとともに、オゾン処理
済みのオゾン処理水2を次の工程に送出するようにして
いる。
【0044】このため、オゾン処理水2の蛍光強度、水
質指標などをオンラインで測定することができるととも
に、オンラインでオゾン化空気3の注入量を最適化し
て、オゾン化空気3の使用量を低く抑えながら、脱臭処
理、脱色処理、消毒処理、鉄の酸化処理、マンガンの酸
化処理、有機物の分解処理、トリハロメタン生成能の低
減処理などを行わせることができる。
【0045】なお、この第1実施形態では、オゾン処理
水2の蛍光強度と、吸光度とを測定して、オゾン化空気
3の注入率を調整するようにしているが、オゾン処理水
2の蛍光強度とともに、他の水質指標、例えば温度など
を測定し、これらの各測定結果に応じてオゾン化空気3
の注入率を調整するようにしても良い。
【0046】また、この第1実施形態では、オゾン処理
水2に励起光を照射したとき、オゾン処理水2から出射
される蛍光のうち、特定の波長を持つ蛍光の強度を測定
し、この測定結果に応じた量のオゾン化空気3を生成し
て、オゾン処理水2中に散気するようにしているが、蛍
光を発する特定物質の蛍光強度を基準にし、測定処理で
得られた蛍光強度の大きさを数値化した相対蛍光強度を
使用して、オゾン処理水2をオゾン処理するようにして
も良い。
【0047】このように構成することにより、蛍光分析
計12の測定感度特性がばらつき、蛍光分生計12から
出力される蛍光強度検知信号の値がばらついても、基準
となる蛍光物質に対する蛍光強度の相対蛍光強度を使用
して、常に高い制御精度を確保することができる。
【0048】《第2実施形態》図4は本発明方法が適用
された水処理システムの第2実施形態を示すブロック図
である。なお、この図において、図1に対応する部分に
は、同じ符号が付してある。
【0049】この図に示す水処理システム1bが図1に
示す水処理システム1aと異なる点は、導入管7に設け
られた分岐部16によって、凝集沈殿工程から排出され
る凝集沈殿処理水(オゾン処理水2)を分岐し、これを
水質測定装置17に導いて、蛍光強度、吸光度を測定す
るとともに、この測定動作によって得られた蛍光強度検
知信号、吸光度検知信号をオゾン生成装置18に供給し
て、オンラインでオゾン化空気3の注入量を最適化し
て、トリハロメタン生成能、溶解性有機物質などを低減
するようにしたことである。
【0050】水質測定装置17は、蛍光分析計19と、
吸光度計20とを備えている。蛍光分析計19は、導入
管7の分岐部16から供給される凝集沈殿処理水(オゾ
ン処理水2)を取り込みながら、トリハロメタン生成能
と関係が強い波長、例えば“345nm”の波長を持つ
励起光を生成して、これをオゾン処理水2に照射しなが
ら、このオゾン処理水2から発せられる各蛍光のうち、
トリハロメタン生成能と関係が強い波長、例えば“42
5nm”の波長を持つ蛍光を選択して、蛍光強度を測定
し、蛍光強度検知信号を生成する。
【0051】吸光度計20は、導入管7の分岐部16か
ら供給される凝集沈殿処理水(オゾン処理水2)を取り
込みながら、予め設定されている波長、例えば主に地質
に由来するフミン酸(植物などが微生物により分解され
て生成される種々雑多な有機化合物によって構成される
高分子化合物の1つであり、樹木などのセルロースやリ
グニン酸が酸化される過程で生じる河川水着色の原因物
質となる酸)などの濃度(色度)を測定するのに最適な
“390nm”の波長光に対する、吸光度を測定して、
吸光度検知信号を生成する。
【0052】オゾン生成装置18は、オゾン注入率演算
器21と、オゾン注入率演算器21から出力される目標
オゾン化空気注入率に応じた量のオゾン化空気3を生成
するオゾン発生器15とを備えている。
【0053】オゾン注入率演算器21は、水質測定装置
17から出力される蛍光強度検知信号、吸光度検知信号
を取り込み、図5に示すように、蛍光強度検知信号で示
される蛍光強度を目標蛍光強度にするとともに、図6に
示すように、吸光度検知信号で示される吸光度(色度)
を目標吸光度にするのに必要なフィードフォワード量
(目標オゾン化空気注入率)を演算する。さらに水質測
定装置5から出力される蛍光強度検知信号、吸光度検知
信号を取り込み、図7に示すように、蛍光強度検知信号
で示される蛍光強度を目標トリハロメタン生成能に対応
する目標蛍光強度にするとともに、図8に示すように、
吸光度検知信号で示される色度(吸光度)を目標トリハ
ロメタン生成能に対応する目標吸光度にするのに必要な
フィードバック量(目標オゾン化空気注入率)を演算す
る。そして、これら各目標オゾン化空気注入率を組み合
わせて最適な目標オゾン化空気注入率を演算する。
【0054】次に第2実施形態の動作を説明する。
【0055】水質測定装置17の蛍光分析計17では、
導入管7の分岐部16から供給される凝集沈殿処理水で
あるオゾン処理水2を取り込み、“345nm”の波長
を持つ励起光をオゾン処理水2に照射しながら、このオ
ゾン処理水2から発せられる蛍光のうち、“425n
m”の波長を持つ蛍光の光強度(蛍光強度)を測定し
て、蛍光強度検知信号をオゾン生成装置18に供給す
る。また、吸光度計13では、“390nm”の波長光
に対する、吸光度を測定して、吸光度検知信号をオゾン
生成装置18に供給する。
【0056】オゾン生成装置18では、各水質測定装置
5、17から出力される各蛍光強度検知信号、各吸光度
検知信号に基づき、目標トリハロメタン生成能に対応す
る目標蛍光強度、目標吸光度を演算した後、これら目標
蛍光強度、目標吸光度に対する2つの目標オゾン化空気
注入率を演算し、これら各目標オゾン化空気注入率を組
み合わせて、最適な目標オゾン化空気注入率を演算する
とともに、この目標オゾン化空気注入率に応じた量のオ
ゾン化空気3を生成して、オゾン注入処理装置4に供給
する。
【0057】このように、第2実施形態では、凝集沈殿
工程から排出される凝集沈殿処理水(オゾン処理水2)
を取り込ませ、これを貯留しながら、オゾン処理水2の
蛍光強度、吸光度を測定し、この測定結果に応じた量の
オゾン化空気3を生成して、オゾン処理水2に注入し、
脱臭処理、脱色処理、消毒処理、鉄の酸化処理、マンガ
ンの酸化処理、有機物の分解処理、トリハロメタン生成
能の低減処理などを行わせるとともに、オゾン処理済み
のオゾン処理水2を次の工程に送出するようにしてい
る。
【0058】このため、オゾン処理水2の蛍光強度、水
質指標などをオンラインで測定することができるととも
に、オンラインで、オゾン化空気3の注入量を最適化し
て、オゾン化空気3の使用量を低く抑えながら、脱臭処
理、脱色処理、消毒処理、鉄の酸化処理、マンガンの酸
化処理、有機物の分解処理、トリハロメタン生成能の低
減処理などを行わせることができる。
【0059】また、第2実施形態では、凝集沈殿工程か
ら排出される凝集沈殿処理水(オゾン処理水2)を分岐
し、これを水質測定装置17に導いて、蛍光強度、吸光
度を測定するとともに、この測定動作によって得られた
蛍光強度検知信号、吸光度検知信号をオゾン生成装置1
8に供給して、フィードフォワード演算で、オゾン反応
槽9に供給されるオゾン化空気3の量を調節するように
しているので、凝集沈殿工程から排出される凝集沈殿処
理水(オゾン処理水2)の水質が変動しても、安定した
水質のオゾン処理水2を次工程に送出することができ
る。
【0060】なお、第2実施形態では、オゾン処理水2
の蛍光強度と、吸光度とを測定して、オゾン化空気3の
注入率を調整するようにしているが、オゾン処理水2の
蛍光強度とともに、他の水質指標、例えば温度などを測
定し、これらの各測定結果に応じてオゾン化空気3の注
入率を調整するようにしても良い。
【0061】また、第2実施形態では、オゾン処理水2
に励起光を照射したとき、オゾン処理水2から出射され
る蛍光のうち、特定の波長を持つ蛍光の強度を測定し、
この測定結果に応じた量のオゾン化空気3を生成して、
オゾン処理水2中に散気するようにしているが、蛍光を
発する特定物質の蛍光強度を基準にし、測定処理で得ら
れた蛍光強度の大きさを数値化した相対蛍光強度を使用
して、オゾン処理水2をオゾン処理するようにしても良
い。
【0062】このように構成することにより、蛍光分析
計12、19の測定感度特性がばらつき、蛍光分生計1
2、19から出力される各蛍光強度検知信号の値がばら
ついても、基準となる蛍光物質に対する蛍光強度の各相
対蛍光強度を使用して、常に高い制御精度を確保するこ
とができる。
【0063】《第3実施形態》図9は本発明方法が適用
された水処理システムの第3実施形態を示すブロック図
である。
【0064】この図に示す水処理システム1cは、凝集
沈殿工程から排出され、導入管31に設けられた粉末活
性炭注入点32で、粉末活性炭33が注入された凝集沈
殿処理水(処理水34)を貯留しながら、粉末活性炭3
3に処理水34中の溶解性物質を吸着除去し、導出管3
5から次の工程に送る活性炭吸着処理装置36と、この
活性炭吸着処理装置36に貯留されている処理水34の
蛍光強度、吸光度を測定する水質測定装置37と、水質
測定装置37の測定結果に応じて粉末活性炭33を排出
して、活性炭吸着処理装置36に供給する粉末活性炭注
入装置38とを備えている。
【0065】活性炭吸着処理装置36は、凝集沈殿工程
から排出され、導入管31に設けられた粉末活性炭注入
点32で、粉末活性炭33が注入された凝集沈殿処理水
(処理水34)を取り込んで、貯留しながら、処理水3
4中に含まれる粉末活性炭33によって、処理水34中
の溶解性物質を吸着除去し、導出管35から排出して、
次の工程に送る着水井39と、着水井39内に配置さ
れ、処理水34を取り込んで、水質測定装置37に供給
する採水口40とを備えている。
【0066】水質測定装置37は、膜濾過器41と、蛍
光分析計42と、膜濾過器43と、吸光度計44とを備
えている。
【0067】膜濾過器41は、活性炭吸着処理装置36
から供給される処理水34を取り込んで、予め設定され
ている粒径、例えば“10μm”より小さい粒径の懸濁
物質を除去する。
【0068】蛍光分析計42は、膜濾過器41から排出
される懸濁物質除去済みの処理水34を取り込みなが
ら、トリハロメタン生成能と関係が強い波長、例えば
“345nm”の波長を持つ励起光を生成して、これを
処理水34に照射しながら、この処理水34から発せら
れる各蛍光のうち、トリハロメタン生成能と関係が強い
波長、例えば“425nm”の波長を持つ蛍光を選択し
て、蛍光強度を測定し、蛍光強度検知信号を生成する。
【0069】膜濾過器43は、活性炭吸着処理装置36
から供給される処理水34を取り込んで、予め設定され
ている粒径、例えば“10μm”より小さい粒径の懸濁
物質を除去する。
【0070】粉末活性炭注入装置38は、活性炭注入率
演算器45と、活性炭注入率演算器45から出力される
目標粉末活性炭注入率に応じた量の粉末活性炭33を排
出する粉末活性炭注入器46とを備えている。
【0071】活性炭注入率演算器45は、水質測定装置
37から出力される蛍光強度検知信号、吸光度検知信号
を取り込み、図10に示すように、蛍光強度検知信号で
示される蛍光強度を目標トリハロメタン生成能に対応す
る目標蛍光強度にするとともに、図11に示すように、
吸光度検知信号で示される吸光度を目標水中有機物濃度
に対応する目標吸光度にするのに必要なフィードバック
量(目標粉末活性炭注入率)を演算する。
【0072】次に、第3実施形態の動作を説明する。
【0073】凝集沈殿工程から排出され、導入管31に
設けられた粉末活性炭注入点32で、粉末活性炭33が
注入された凝集沈殿処理水(処理水34)を貯留しなが
ら、処理水34の一部を水質測定装置37に供給すると
ともに、処理水34の蛍光強度、吸光度を測定し、測定
結果に応じた量の粉末活性炭33を排出して、導入管3
1に設けられた粉末活性炭注入点32から、凝集沈殿処
理水(処理水34)に注入するとともに、貯留している
処理水34中に含まれる粉末活性炭33によって、処理
水34中の溶解性物質を吸着除去した後、導出管35か
ら排出して次の工程に送出する。
【0074】水質測定装置31では、活性炭吸着処理装
置36から供給される処理水34を取り込んで、懸濁物
質を除去した後、“345nm”の波長を持つ励起光を
処理水34に照射しながら、この処理水34から発せら
れる蛍光のうち、“425nm”の波長を持つ蛍光の光
強度(蛍光強度)を測定して、蛍光強度検知信号を粉末
活性炭注入装置38に供給するとともに、“260n
m”の波長光に対する、吸光度を測定して、吸光度検知
信号を粉末活性炭注入装置38に供給する。
【0075】粉末活性炭注入装置38では、水質測定装
置37から出力される蛍光強度検知信号、吸光度検知信
号に基づき、目標トリハロメタン生成能、目標水中有機
物濃度に対応する目標蛍光強度、目標吸光度を演算した
後、これら目標蛍光強度、目標吸光度に対応する目標粉
末活性炭注入率を演算するとともに、この目標粉末活性
炭注入率に応じた量の粉末活性炭33を排出して、導入
管31に設けられた粉末活性炭注入点32から、凝集沈
殿処理水(処理水34)に注入する。
【0076】このように、第3実施形態では、凝集沈殿
工程から排出され、導入管31に設けられた粉末活性炭
注入点32で、粉末活性炭33が注入された凝集沈殿処
理水(処理水34)を貯留しながら、処理水34の蛍光
強度、吸光度を測定し、測定結果に応じた量の粉末活性
炭33を排出して、導入管31に設けられた粉末活性炭
注入点32から、凝集沈殿処理水(処理水34)に注入
するとともに、貯留している処理水34中に含まれる粉
末活性炭33によって、処理水34中の溶解性物質を吸
着除去し、次の工程に送出するようにしている。
【0077】このため、処理水34の蛍光強度、水質指
標などをオンラインで測定することができるとともに、
オンラインで、粉末活性炭33の注入量を最適化して、
粉末活性炭33の使用量を最小限に抑えながら、トリハ
ロメタン生成能、溶解性有機物質などを効率良く低減す
ることができる。
【0078】なお、第3実施形態では、処理水34の蛍
光強度と、吸光度とを測定して、粉末活性炭33の注入
率を調整するようにしているが、処理水34の蛍光強度
とともに、他の水質指標、例えば温度などを測定し、こ
れらの各測定結果に応じて粉末活性炭33の注入率を調
整するようにしても良い。
【0079】また、第3実施形態では、処理水34に励
起光を照射したとき、処理水34から出射される蛍光の
うち、特定の波長を持つ蛍光の強度を測定し、この測定
結果に応じた量の粉末活性炭33を排出して、処理水3
4に注入するようにしているが、蛍光を発する特定物質
の蛍光強度を基準にし、測定処理で得られた蛍光強度の
大きさを数値化した相対蛍光強度に応じた量の粉末活性
炭33を排出して、処理水34に注入するようにしても
良い。
【0080】このように構成することにより、蛍光分析
計42の測定感度特性がばらつき、蛍光分生計42から
出力される蛍光強度検知信号の値がばらついても、基準
となる蛍光物質に対する蛍光強度の相対蛍光強度を使用
して、常に高い制御精度を確保することができる。
【0081】《第4実施形態》図12は本発明方法が適
用された水処理システムの第4実施形態を示すブロック
図である。なお、この図において、図9に対応する部分
には、同じ符号が付してある。
【0082】この図に示す水処理システム1dが図9に
示す水処理システム1cと異なる点は、導入管31に設
けられた分岐部47によって、凝集沈殿工程から排出さ
れる凝集沈殿処理水(処理水34)を分岐し、これを水
質測定装置48に導いて、蛍光強度、吸光度を測定する
とともに、この測定動作によって得られた蛍光強度検知
信号、吸光度検知信号を粉末活性炭注入装置49に供給
して、オンラインで、粉末活性炭33の注入量を最適化
して、トリハロメタン生成能、溶解性有機物質などを低
減するようにしたことである。
【0083】水質測定装置48は、膜濾過器50と、蛍
光分析計51と、膜濾過器52と、吸光度計53とを備
えている。
【0084】膜濾過器50は、導入管31に設けられた
分岐部47から供給される凝集沈殿処理水(処理水3
4)を取り込んで、予め設定されている粒径、例えば
“10μm”より小さい粒径の懸濁物質を除去する。
【0085】蛍光分析計51は、膜濾過器50から排出
される懸濁物質除去済みの処理水34を取り込みなが
ら、トリハロメタン生成能と関係が強い波長、例えば
“345nm”の波長を持つ励起光を生成して、これを
処理水34に照射しながら、この処理水34から発せら
れる各蛍光のうち、トリハロメタン生成能と関係が強い
波長、例えば“425nm”の波長を持つ蛍光を選択し
て、蛍光強度を測定し、蛍光強度検知信号を生成する。
【0086】膜濾過器52は、導入管31に設けられた
分岐部47から供給される凝集沈殿処理水(処理水3
4)を取り込んで、予め設定されている粒径、例えば
“10μm”より小さい粒径の懸濁物質を除去する。
【0087】吸光度計53は、膜濾過器52から排出さ
れる懸濁物質除去済みの処理水34を取り込みながら、
予め設定されている波長、例えば水中有機物濃度(色
度)を測定するのに最適な“260nm”の波長光に対
する吸光度を測定して吸光度検知信号を生成する 粉末活性炭注入装置49は、活性炭注入率演算器54
と、活性炭注入率演算器54から出力される目標粉末活
性炭注入率に応じた量の粉末活性炭33を排出する粉末
活性炭注入器46とを備えている。
【0088】活性炭注入率演算器54は、水質測定装置
48から出力される蛍光強度検知信号、吸光度検知信号
を取り込み、図13に示すように、蛍光強度検知信号で
示される蛍光強度を目標蛍光強度にするとともに、図1
4に示すように、吸光度検知信号で示される吸光度を目
標吸光度にするのに必要なフィードフォワード量(目標
粉末活性炭注入率)を演算する。さらに水質測定装置3
7から出力される蛍光強度検知信号、吸光度検知信号を
取り込み、図15に示すように、蛍光強度検知信号で示
される蛍光強度を目標トリハロメタン生成能に対応する
目標蛍光強度にするとともに、図16に示すように、吸
光度検知信号で示される吸光度を目標水中有機物濃度に
対応する目標吸光度にするのに必要なフィードバック量
(目標粉末活性炭注入率)を演算する。そして、これら
各目標粉末活性炭注入率を組み合わせて最適な目標粉末
活性炭注入率を演算する。
【0089】次に、第4実施形態の動作を説明する。
【0090】水質測定装置48では、導入管31に設け
られた分岐部47から供給される凝集沈殿処理水(処理
水34)を取り込んで、懸濁物質を除去した後、“34
5nm”の波長を持つ励起光を処理水34に照射しなが
ら、この処理水34から発せられる蛍光のうち、“42
5nm”の波長を持つ蛍光の光強度(蛍光強度)を測定
して、蛍光強度検知信号を粉末活性炭注入装置49に供
給するとともに、“260nm”の波長光に対する、吸
光度を測定して、吸光度検知信号を粉末活性炭注入装置
49に供給する。
【0091】粉末活性炭注入装置49では、各水質測定
装置37、48から出力される各蛍光強度検知信号、各
吸光度検知信号に基づき、目標トリハロメタン生成能、
目標水中有機酸濃度に対応する目標蛍光強度、目標吸光
度にするのに必要な2つの目標粉末活性炭注入率を演算
し、これら各目標粉末活性炭注入率を組み合わせて、最
適な目標粉末活性炭注入率を演算するとともに、この目
標粉末活性炭注入率に応じた量の粉末活性炭33を排出
して、導入管31に設けられた粉末活性炭注入点32か
ら、凝集沈殿処理水(処理水34)に注入する。
【0092】このように、第4実施形態では、凝集沈殿
工程から排出され、導入管31に設けられた粉末活性炭
注入点32で、粉末活性炭33が注入された凝集沈殿処
理水(処理水34)を貯留しながら、処理水34の蛍光
強度、吸光度を測定し、測定結果に応じた量の粉末活性
炭33を排出して、導入管31に設けられた粉末活性炭
注入点32から、凝集沈殿処理水(処理水34)に注入
するとともに、貯留している処理水34中に含まれる粉
末活性炭33によって、処理水34中の溶解性物質を吸
着除去し、次の工程に送出するようにしている。
【0093】このため、処理水34の蛍光強度、水質指
標などをオンラインで測定することができるとともに、
オンラインで、粉末活性炭33の注入量を最適化して、
粉末活性炭33の使用量を最小限に抑えながら、トリハ
ロメタン生成能、溶解性有機物質などを効率良く低減す
ることができる。
【0094】また、第4実施形態では、凝集沈殿工程か
ら排出される凝集沈殿処理水(処理水34)を分岐し、
これを水質測定装置48に導いて、蛍光強度、吸光度を
測定するとともに、この測定動作によって得られた蛍光
強度検知信号、吸光度検知信号を活性炭注入装置49に
供給して、フィードフォワード演算で、導入管31に設
けられた粉末活性炭注入点32から、凝集沈殿処理水
(処理水34)に注入する粉末活性炭33の量を調節す
るようにしているので、凝集沈殿工程から排出される凝
集沈殿処理水(処理水34)の水質が変動しても、安定
した水質の処理水34を次工程に送出することができ
る。
【0095】なお、第4実施形態では、処理水34の蛍
光強度と、吸光度とを測定して、粉末活性炭33の注入
率を調整するようにしているが、処理水34の蛍光強度
とともに、他の水質指標、例えば温度などを測定し、こ
れらの各測定結果に応じて粉末活性炭33の注入率を調
整するようにしても良い。
【0096】また、第4実施形態では、処理水34に励
起光を照射したとき、処理水34から出射される蛍光の
うち、特定の波長を持つ蛍光の強度を測定し、この測定
結果に応じた量の粉末活性炭33を排出して、処理水3
4に注入するようにしているが、蛍光を発する特定物質
の蛍光強度を基準にし、測定処理で得られた蛍光強度の
大きさを数値化した相対蛍光強度に応じた量の粉末活性
炭33を排出して、処理水34に注入するようにしても
良い。
【0097】このように構成することにより、蛍光分析
計42、51の測定感度特性がばらつき、蛍光分生計4
2、51から出力される蛍光強度検知信号の値がばらつ
いても、基準となる蛍光物質に対する蛍光強度の相対蛍
光強度を使用して、常に高い制御精度を確保することが
できる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1の水処理システムでは、処理対象となる処理水の
蛍光強度、吸光度、温度など、複数の水質指標をオンラ
インで測定するとともに、これらの各測定結果を組み合
わせて、高い制御精度で、オゾン化空気の注入量、粉末
活性炭の注入量、他の制御量などを最適化して、オゾン
化空気、粉末活性炭などの使用量を低く抑えながら、ト
リハロメタン生成能、溶解性有機物質などを低減するこ
とができる。
【0099】請求項2の水処理システムでは、トリハロ
メタン生成能と相関関係が強い波長“420〜430n
m”の蛍光強度を使用して、処理対象となる処理水の蛍
光強度をオンラインで測定し、高い制御精度で、オゾン
化空気の注入量、粉末活性炭の注入量、他の制御量など
を最適化して、オゾン化空気、粉末活性炭などの使用量
を低く抑えながら、トリハロメタン生成能、溶解性有機
物質などを低減することができる。
【0100】請求項3の水処理システムでは、蛍光を発
する特定物質の蛍光強度を基準にして、処理対象となる
処理水の相対蛍光強度をオンラインで計測し、これら各
蛍光強度の相対蛍光強度を使用し、蛍光分析計などの機
器特性の影響を受けることなく、高い制御精度で、オゾ
ン化空気の注入量、粉末活性炭の注入量、他の制御量な
どを最適化して、オゾン化空気、粉末活性炭などの使用
量を低く抑えながら、トリハロメタン生成能、溶解性有
機物質などを低減することができる。
【0101】請求項4の水処理システムでは、有機物濃
度あるいは色相と相関関係が強い波長“250〜270
nm”の吸光度または波長“380〜400nm”の吸
光度を使用して、処理対象となる処理水の水質指標とな
る吸光度をオンラインで測定し、高い制御精度で、オゾ
ン化空気の注入量、粉末活性炭の注入量、他の制御量な
どを最適化して、オゾン化空気、粉末活性炭などの使用
量を低く抑えながら、トリハロメタン生成能、溶解性有
機物質などを低減することができる。
【0102】請求項5の水処理システムでは、処理対象
となる処理水の蛍光強度、吸光度、温度など、複数の水
質指標をオンラインで測定するとともに、これらの各測
定結果を組み合わせて、高い制御精度で、オゾン化空気
の注入量を最適化して、オゾン化空気の使用量を低く抑
えながら、脱臭処理、脱色処理、消毒処理、鉄の酸化処
理、マンガンの酸化処理、有機物の分解処理、トリハロ
メタン生成能の低減処理などを行わせることができる。
【0103】請求項6の水処理システムでは、処理対象
となる処理水の蛍光強度、吸光度、温度など、複数の水
質指標をオンラインで測定するとともに、これらの各測
定結果を組み合わせて、高い制御精度で、粉末活性炭の
注入量を最適化して、粉末活性炭の使用量を低く抑えな
がら、溶解性物質を吸着除去し、トリハロメタン生成
能、溶解性有機物質などを効率良く低減することができ
る。
【0104】請求項7の水処理システムでは、処理対象
となる処理水の蛍光強度を測定するとき、処理水に含ま
れている懸濁成分を除去して、蛍光強度測定に対する固
形成分の影響を取り除きながら、処理水の蛍光強度をオ
ンラインで測定し、高い制御精度で、オゾン化空気の注
入量、粉末活性炭の注入量、他の制御量などを最適化し
て、オゾン化空気、粉末活性炭などの使用量を低く抑え
ながら、トリハロメタン生成能、溶解性有機物質などを
低減することができる。
【0105】請求項8の水処理システムでは、処理対象
となる処理水の吸光度を測定するとき、処理水に含まれ
ている懸濁成分を除去して、吸光度測定に対する固形成
分の影響を取り除きながら、処理水の吸光度をオンライ
ンで測定し、高い制御精度で、オゾン化空気の注入量、
粉末活性炭の注入量、他の制御量などを最適化して、オ
ゾン化空気、粉末活性炭などの使用量を低く抑えなが
ら、トリハロメタン生成能、溶解性有機物質などを低減
することができる。
【0106】請求項9の水処理システムでは、処理対象
となる処理水の蛍光強度、吸光度を測定するとき、処理
水に含まれている懸濁成分のうち、粒径が“10μm”
以下の懸濁成分を除去して、蛍光強度測定、吸光度測定
に対する固形成分の影響を取り除きながら、処理水の吸
光度をオンラインで測定し、高い制御精度で、オゾン化
空気の注入量、粉末活性炭の注入量、他の制御量などを
最適化して、オゾン化空気、粉末活性炭などの使用量を
低く抑えながら、トリハロメタン生成能、溶解性有機物
質などを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法が適用された水処理システムの第1
実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示す水処理システムで処理されるオゾン
処理水の蛍光強度とトリハロメタン生成能との関係例を
示すグラフである。
【図3】図1に示す水処理システムで処理されるオゾン
処理水の吸光度とトリハロメタン生成能との関係例を示
すグラフである。
【図4】本発明方法が適用された水処理システムの第2
実施形態を示すブロック図である。
【図5】図4に示す水処理システムで処理されるオゾン
処理水の蛍光強度とオゾン注入率との関係例を示すグラ
フである。
【図6】図4に示す水処理システムで処理されるオゾン
処理水の吸光度とオゾン注入率との関係例を示すグラフ
である。
【図7】図4に示す水処理システムで処理されるオゾン
処理水の蛍光強度とトリハロメタン生成能との関係例を
示すグラフである。
【図8】図4に示す水処理システムで処理されるオゾン
処理水の吸光度とトリハロメタン生成能との関係例を示
すグラフである。
【図9】本発明方法が適用された水処理システムの第3
実施形態を示すブロック図である。
【図10】図9に示す水処理システムで処理される処理
水の蛍光強度とトリハロメタン生成能との関係例を示す
グラフである。
【図11】図9に示す水処理システムで処理される処理
水の吸光度と水中有機物濃度との関係例を示すグラフで
ある。
【図12】本発明方法が適用された水処理システムの第
4実施形態を示すブロック図である。
【図13】図12に示す水処理システムで処理される処
理水の蛍光強度と粉末活性炭注入率との関係例を示すグ
ラフである。
【図14】図12に示す水処理システムで処理される処
理水の吸光度と粉末活性炭注入率との関係例を示すグラ
フである。
【図15】図12に示す水処理システムで処理される処
理水の蛍光強度とトリハロメタン生成能との関係例を示
すグラフである。
【図16】図12に示す水処理システムで処理される処
理水の吸光度と水中有機物濃度との関係例を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1a〜1d:水処理システム 2:オゾン処理水 3:オゾン化空気 4:オゾン注入処理装置 5、17、37、48:水質測定装置 6、18:オゾン生成装置 7、31:導入管 8、35:導出管 9:オゾン反応槽 10:散気管 11:採水口 12、19、42、51:蛍光分析計 13、20、44、53:吸光度計 14:オゾン注入率演算器 15:オゾン発生器 16、47:分岐部 21:オゾン注入率演算器 32:粉末活性炭注入点 34:処理水 36:活性炭吸着処理装置 38:粉末活性炭注入装置 39:着水井 40:採水口 41、43、50、52:膜濾過器 45:活性炭注入率演算器 46:粉末活性炭注入器 49:粉末活性炭注入装置 54:活性炭注入率演算器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/64 G01N 21/64 Z 33/18 33/18 Z (72)発明者 鈴木 節雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 阿部 法光 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 田口 健二 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 工藤 寿雪 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 久保 貴恵 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 林 巧 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 居安 巨太郎 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 平本 昭 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 2G043 BA09 CA03 DA01 DA05 EA01 KA02 KA03 KA05 2G059 AA05 BB04 BB06 DD12 EE01 HH02 HH03 HH06 MM01 4D024 AA01 AA04 AA10 AB11 BA02 BB01 DA01 DA03 DA04 4D050 AA03 AA13 AA15 AB19 BB02 BD03 BD08 CA16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象となる処理水の水質指標を測定
    するとともに、この測定結果に基づき、前記処理水に水
    質改善剤を注入して前記処理水の水質を改善する水処理
    方法において、 前記処理水の水質指標として、蛍光強度ととともに、吸
    光度または水温の少なくともいずれか一方を使用する、 ことをとくちょうとする水処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の水処理方法において、 前記処理水の蛍光強度を測定するときには、“340〜
    350nm”の波長範囲内にある特定波長の励起光を使
    用するとともに、“420〜430nm”の波長範囲内
    にある特定波長の蛍光強度を使用する、 ことを特徴とする水処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の水処理方法において、 前記処理水の蛍光強度に代えて、蛍光を発する特定物質
    の蛍光強度を基準とした前記処理水の相対蛍光強度を使
    用する、 ことを特徴とする水処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の水処
    理方法において、 前記処理水の吸光強度を測定するときには、“250〜
    270nm”の波長範囲内にある特定波長の吸光度、ま
    たは“380〜400nm”の波長範囲内にある特定波
    長の吸光度の少なくともいずれか一方を使用する、 ことを特徴とする水処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の水処
    理方法において、 前記水質改善剤としてオゾン化空気を使用する、 ことを特徴とする水処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の水処
    理方法において、 前記水質改善剤として粉末活性炭を使用する、 ことを特徴とする水処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の水処
    理方法において、 前記処理水の蛍光強度を測定するときには、前記処理水
    に含まれる懸濁成分を取り除いた後、蛍光強度を測定す
    る、 ことを特徴とする水処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の水処
    理方法において、 前記処理水の吸光度を測定するときには、前記処理水に
    含まれる懸濁成分を取り除いた後、吸光度を測定する、 ことを特徴とする水処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項7、8のいずれかに記載の水処理
    方法において、 前記処理水に含まれる粒径“10μm”以下の懸濁成分
    を取り除く、 ことを特徴とする水処理方法。
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