JP2003085355A - 会社支配支援システム、株主総会情報処理装置、株主権行使支援サーバ、会社支配支援方法及び制御プログラム - Google Patents

会社支配支援システム、株主総会情報処理装置、株主権行使支援サーバ、会社支配支援方法及び制御プログラム

Info

Publication number
JP2003085355A
JP2003085355A JP2001277149A JP2001277149A JP2003085355A JP 2003085355 A JP2003085355 A JP 2003085355A JP 2001277149 A JP2001277149 A JP 2001277149A JP 2001277149 A JP2001277149 A JP 2001277149A JP 2003085355 A JP2003085355 A JP 2003085355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information processing
shareholder
shareholders
interested parties
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001277149A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Tanaka
直樹 田中
Hiromutsu Ogawa
弘睦 小川
Yutaka Shimizu
豊 清水
Michihiro Kimura
道弘 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001277149A priority Critical patent/JP2003085355A/ja
Publication of JP2003085355A publication Critical patent/JP2003085355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で効率的な会社支配支援システムを提供
する。 【解決手段】 ネットワーク7を介して、例えば、議決
権証明書が総会情報処理システム2から株主端末3へ送
付され、委任状が株主端末3から代理人サーバ4へ送付
され、議決権行使書が代理人サーバ4から総会情報処理
システム2へ送付される。送信者は、送信者の秘密鍵で
署名して、議決権証明書(委任状、議決権行使書)を送
信し、受信者は送信者の公開鍵で復号化して署名を検証
することによって、容易にかつ確実に本人の認証がなさ
れるのに加え、タイムスタンプサーバによって時刻認証
が、かつ公証サーバによって非重複証明が行われる。こ
れによって、委任状等の送付の際の安全性を一段と向上
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、公開鍵基盤(P
KI:Public Key Infrastructure)を用い、株主や代
理人が企業経営に関与するための会社支配支援システ
ム、株主総会情報処理装置、株主権行使支援サーバ、会
社支配支援方法、及び該方法を実施するために用いられ
る制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の投資信託におけるインデックス運
用の一般化に伴い、経営に不満のあるインデックス構成
銘柄の単なる売却が運用成績のインデックスからの乖離
というリスクを負うことになったため、機関投資家は、
売却よりも経営チェックによる企業価値の向上を図る戦
略を強化するようになった。このために、議決権を積極
的に行使していくことが受託者としての重要な役割にな
ってきた。このため、株主の持つ議決権を代理行使する
権利の確保が必要となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、代理権を証する書面(委任状)により、代理人が議
決権を行使することは行われてきたが、書面により限定
的になされるものであった。したがって、株式事務にお
いては書面の取扱いが中心であるために、事務処理に時
間と手間がかかり、また、株主にとっても、必要な情報
も得にくく、面倒でもあるので、株主が積極的に代理人
を選択して議決権の行使を委任するようなことは一般化
していない。このために、議決権の流通を電子化してネ
ットワーク上で行うことが不可欠であるが、議決権を電
子化してネットワーク上で流通させることによって、改
竄や、なりすまし、事実の否認、委任状の二重発行とい
った危険が生ずるという問題がある。
【0004】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、例えば議決権の流通を効率的にかつ安全に行う
ことができる会社支配支援システム、株主総会情報処理
装置、株主権行使支援サーバ、会社支配支援方法及び制
御プログラムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係る会社支配支援システム
は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情報処
理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装
置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行する
本人認証手段とが、ネットワークを介して接続されて構
成され、利害関係者用情報処理装置としての株主端末
は、議決権の代理行使を代理人に委任するための委任状
を作成して署名し、代理人サーバへネットワークを介し
て送付することを特徴としている。ここで、ネットワー
クを介して、例えば株主総会情報処理装置から株主端末
に議決権証明書が送られた場合、委任状が株主端末と代
理人サーバとの間で伝達されることによって、短時間に
かつ円滑に委任状等の受渡しが行われ、議決権の流通が
効率的になされる。
【0006】請求項4記載の発明に係る会社支配支援シ
ステムは、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会
情報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報
処理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発
行する本人認証手段と、現在時刻を管理する時刻管理手
段とが、ネットワークを介して接続されて構成され、送
信側の株主総会情報処理装置又は利害関係者用情報処理
装置は、必要に応じて、時刻管理手段に時刻情報の提供
を要求し、時刻情報を付加され署名された電子書類を送
信し、受信側の株主総会情報処理装置又は利害関係者用
情報処理装置は、送信者の公開鍵で復号化して署名を検
証することを特徴としている。ここで、必要に応じて時
刻情報を電子書類に付加することによって、電子書類の
送付の際の安全性を向上させることができる。
【0007】請求項5記載の発明に係る会社支配支援シ
ステムは、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会
情報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報
処理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発
行する本人認証手段と、電子書類の受渡時刻を認証する
時刻認証手段とが、ネットワークを介して接続されて構
成され、送信側の株主総会情報処理装置又は利害関係者
用情報処理装置は、時刻認証手段によって時刻認証を取
得し署名をした電子書類を送信し、受信側の株主総会情
報処理装置又は利害関係者用情報処理装置は、送信者の
公開鍵で復号化して署名を検証することを特徴としてい
る。ここで、時刻認証手段によって電子書類の時刻認証
を受けることによって、電子書類の送付の際の安全性を
向上させることができる。
【0008】請求項8記載の発明に係る会社支配支援シ
ステムは、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会
情報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報
処理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発
行する本人認証手段と、電子書類の履歴情報を管理する
書類履歴管理手段とが、ネットワークを介して接続され
て構成され、送信側の株主総会情報処理装置又は利害関
係者用情報処理装置は、電子書類に署名して送信し、受
信側の株主総会情報処理装置又は利害関係者用情報処理
装置は、送信者の公開鍵で復号化して署名を検証すると
ともに、必要に応じて、書類履歴管理手段に履歴情報の
提供を要求し、電子書類の非重複を検証することを特徴
としている。ここで、必要に応じて電子書類の非重複を
検証することによって、電子書類の送付の際の安全性を
向上させることができる。
【0009】請求項9記載の発明に係る会社支配支援シ
ステムは、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会
情報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報
処理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発
行する本人認証手段と、電子書類の非重複を証明する非
重複証明手段とが、ネットワークを介して接続されて構
成され、送信側の株主総会情報処理装置又は利害関係者
用情報処理装置は、非重複証明手段によって非重複証明
を受け署名をした電子書類を送信し、受信側の株主総会
情報処理装置又は利害関係者用情報処理装置は、送信者
の公開鍵で復号化して署名を検証することを特徴として
いる。ここで、電子書類の非重複証明を取得することに
よって、電子書類の送付の際の安全性を向上させること
ができる。
【0010】請求項12記載の発明に係る会社支配支援
システムは、株主総会に係る事務処理を支援する株主総
会情報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情
報処理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を
発行する本人認証手段と、電子書類の受渡時刻を認証す
る時刻認証手段と、電子書類の非重複を証明する非重複
証明手段とが、ネットワークを介して接続されて構成さ
れ、送信側の株主総会情報処理装置又は利害関係者用情
報処理装置は、時刻認証手段による時刻認証又は非重複
証明手段による非重複証明を受け署名をした電子書類を
送信し、受信側の株主総会情報処理装置又は利害関係者
用情報処理装置は、送信者の公開鍵で復号化して署名を
検証することを特徴としている。ここで、電子書類の時
刻認証又は非重複証明を取得することによって、電子書
類の送付の際の安全性を向上させることができる。
【0011】請求項16記載の発明に係る会社支配支援
システムは、株主総会に係る事務処理を支援する株主総
会情報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情
報処理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を
発行する本人認証手段と、電子書類の受渡時刻を認証す
る時刻認証手段とが、ネットワークを介して接続されて
構成され、利害関係者用情報処理装置としての株主端末
は、議決権の代理行使を代理人に委任するための委任状
を作成して署名し、代理人サーバへネットワークを介し
て送付し、代理人サーバは時刻認証手段によって時刻認
証を受けた委任状を添付して議決権行使書を株主総会情
報処理装置へ送付することを特徴としている。ここで、
例えば委任状が株主端末と代理人サーバとの間で伝達さ
れることによって、短時間にかつ円滑に受渡しが行わ
れ、かつ、委任状の時刻認証を取得することによって、
電子書類の送付の際の安全性を向上させることができ
る。
【0012】請求項17記載の発明に係る会社支配支援
システムは、株主総会に係る事務処理を支援する株主総
会情報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情
報処理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を
発行する本人認証手段と、電子書類の非重複を証明する
非重複証明手段とが、ネットワークを介して接続されて
構成され、利害関係者用情報処理装置としての株主端末
は、議決権の代理行使を代理人に委任するための委任状
を作成して署名し、代理人サーバへネットワークを介し
て送付し、代理人サーバは非重複証明手段によって非重
複証明を受けた委任状を添付して議決権行使書を株主総
会情報処理装置へ送付することを特徴としている。ここ
で、例えば委任状が株主端末と代理人サーバとの間で伝
達されることによって、短時間にかつ円滑に受渡しが行
われ、かつ、委任状の非重複証明を取得することによっ
て、電子書類の送付の際の安全性を向上させることがで
きる。
【0013】請求項18記載の発明に係る会社支配支援
システムは、株主総会に係る事務処理を支援する株主総
会情報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情
報処理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を
発行する本人認証手段と、電子書類の受渡時刻を認証す
る時刻認証手段と、電子書類の非重複を証明する非重複
証明手段とが、ネットワークを介して接続されて構成さ
れ、利害関係者用情報処理装置としての株主端末は、議
決権の代理行使を代理人に委任するための委任状を作成
して署名し、代理人サーバへネットワークを介して送付
し、代理人サーバは時刻認証手段による時刻認証及び非
重複証明手段による非重複証明を受けた委任状を添付し
て議決権行使書を株主総会情報処理装置へ送付すること
を特徴としている。ここで、例えば委任状が株主端末と
代理人サーバとの間で伝達されることによって、短時間
にかつ円滑に受渡しが行われ、かつ、委任状の時刻認証
及び非重複証明を取得することによって、電子書類の送
付の際の安全性を向上させることができる。
【0014】請求項25記載の発明に係る株主総会情報
処理装置は、株主端末から質問書を受信した場合に、質
問書情報を蓄積し、質問の傾向及びパターンを導出し、
比較的多数の株主が共通に提示すると予測される質問事
項を抽出して質問事項に対する回答書を調製することを
特徴としている。これにより、株主は、株主質問権を円
滑に行使することができるとともに、株主総会において
的確な回答を得ることができる。また、株式会社は、株
主から受けた質問内容の整理と回答の準備に要する事務
処理を省力化することができる。
【0015】請求項30記載の発明に係る株主権行使支
援サーバは、所定の利害関係者が用いる利害関係者用情
報処理装置からの要求に応じて、他の利害関係者又は株
式会社に関する情報を所定の利害関係者が用いる利害関
係者用情報処理装置に対して提示することによって、所
定の利害関係者の株主権行使のための支援を行うことを
特徴としている。これにより、例えば株主は、代理人が
提示しているポリシーを参考とすることによって、円滑
にかつ合理的に議決権を行使することができる。
【0016】請求項32記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段とが、ネットワークを介して接続さ
れ、利害関係者用情報処理装置としての株主端末は、議
決権の代理行使を代理人に委任するための委任状を作成
して署名し、代理人サーバへネットワークを介して送付
することを特徴としている。ここで、ネットワークを介
して、例えば株主総会情報処理装置から株主端末に議決
権証明書が送られた場合、委任状が株主端末と代理人サ
ーバとの間で伝達されることによって、短時間にかつ円
滑に委任状等の受渡しが行われ、議決権の流通が効率的
になされる。
【0017】請求項35記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段と、現在時刻を管理する時刻管理手段
とが、ネットワークを介して接続され、送信側の株主総
会情報処理装置又は利害関係者用情報処理装置は、必要
に応じて、時刻管理手段に時刻情報の提供を要求し、時
刻情報を付加され署名された電子書類を送信し、受信側
の株主総会情報処理装置又は利害関係者用情報処理装置
は、送信者の公開鍵で復号化して署名を検証することを
特徴としている。ここで、必要に応じて時刻情報を電子
書類に付加することによって、電子書類の送付の際の安
全性を向上させることができる。
【0018】請求項36記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段と、電子書類の受渡時刻を認証する時
刻認証手段とが、ネットワークを介して接続され、送信
側の株主総会情報処理装置又は利害関係者用情報処理装
置は、時刻認証手段によって時刻認証を取得し署名をし
た電子書類を送信し、受信側の株主総会情報処理装置又
は利害関係者用情報処理装置は、送信者の公開鍵で復号
化して署名を検証することを特徴としている。ここで、
時刻認証手段によって電子書類の時刻認証を受けること
によって、電子書類の送付の際の安全性を向上させるこ
とができる。
【0019】請求項39記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段と、電子書類の履歴情報を管理する書
類履歴管理手段とが、ネットワークを介して接続され、
送信側の株主総会情報処理装置又は利害関係者用情報処
理装置は、電子書類に署名して送信し、受信側の株主総
会情報処理装置又は利害関係者用情報処理装置は、送信
者の公開鍵で復号化して署名を検証するとともに、必要
に応じて、書類履歴管理手段に履歴情報の提供を要求
し、電子書類の非重複を検証することを特徴としてい
る。ここで、必要に応じて電子書類の非重複を検証する
ことによって、電子書類の送付の際の安全性を向上させ
ることができる。
【0020】請求項40記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段と、電子書類の非重複を証明する非重
複証明手段とが、ネットワークを介して接続され、送信
側の株主総会情報処理装置又は利害関係者用情報処理装
置は、非重複証明手段によって非重複証明を受け署名を
した電子書類を送信し、受信側の株主総会情報処理装置
又は利害関係者用情報処理装置は、送信者の公開鍵で復
号化して署名を検証することを特徴としている。ここ
で、電子書類の非重複証明を取得することによって、電
子書類の送付の際の安全性を向上させることができる。
【0021】請求項43記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段と、電子書類の受渡時刻を認証する時
刻認証手段と、電子書類の非重複を証明する非重複証明
手段とが、ネットワークを介して接続され、送信側の株
主総会情報処理装置又は利害関係者用情報処理装置は、
時刻認証手段による時刻認証又は非重複証明手段による
非重複証明を受け署名をした電子書類を送信し、受信側
の株主総会情報処理装置又は利害関係者用情報処理装置
は、送信者の公開鍵で復号化して署名を検証することを
特徴としている。ここで、電子書類の時刻認証又は非重
複証明を取得することによって、電子書類の送付の際の
安全性を向上させることができる。
【0022】請求項47記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段と、電子書類の受渡時刻を認証する時
刻認証手段とが、ネットワークを介して接続され、利害
関係者用情報処理装置としての株主端末は、議決権の代
理行使を代理人に委任するための委任状を作成して署名
し、代理人サーバへネットワークを介して送付し、代理
人サーバは時刻認証手段によって時刻認証を受けた委任
状を添付して議決権行使書を株主総会情報処理装置へ送
付することを特徴としている。ここで、例えば委任状が
株主端末と代理人サーバとの間で伝達されることによっ
て、短時間にかつ円滑に受渡しが行われ、かつ、委任状
の時刻認証を取得することによって、電子書類の送付の
際の安全性を向上させることができる。
【0023】請求項48記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段と、電子書類の非重複を証明する非重
複証明手段とが、ネットワークを介して接続され、利害
関係者用情報処理装置としての株主端末は、議決権の代
理行使を代理人に委任するための委任状を作成して署名
し、代理人サーバへネットワークを介して送付し、代理
人サーバは非重複証明手段によって非重複証明を受けた
委任状を添付して議決権行使書を株主総会情報処理装置
へ送付することを特徴としている。ここで、例えば委任
状が株主端末と代理人サーバとの間で伝達されることに
よって、短時間にかつ円滑に受渡しが行われ、かつ、委
任状の非重複証明を取得することによって、電子書類の
送付の際の安全性を向上させることができる。
【0024】請求項49記載の発明に係る会社支配支援
方法は、株主総会に係る事務処理を支援する株主総会情
報処理装置と、利害関係者が用いる利害関係者用情報処
理装置と、秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行
する本人認証手段と、電子書類の受渡時刻を認証する時
刻認証手段と、電子書類の非重複を証明する非重複証明
手段とが、ネットワークを介して接続され、利害関係者
用情報処理装置としての株主端末は、議決権の代理行使
を代理人に委任するための委任状を作成して署名し、代
理人サーバへネットワークを介して送付し、代理人サー
バは時刻認証手段による時刻認証及び非重複証明手段に
よる非重複証明を受けた委任状を添付して議決権行使書
を株主総会情報処理装置へ送付することを特徴としてい
る。ここで、例えば委任状が株主端末と代理人サーバと
の間で伝達されることによって、短時間にかつ円滑に受
渡しが行われ、かつ、委任状の時刻認証及び非重複証明
を取得することによって、電子書類の送付の際の安全性
を向上させることができる。
【0025】請求項56記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段とに
おいてそれぞれ実行される第1の情報処理プログラム
と、第2の情報処理プログラムと、本人認証プログラム
とを含み、第1の情報処理プログラムには株主総会に係
る事務処理を支援するための手順が記述され、本人認証
プログラムには秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を
発行する手順が記述され、第2の情報処理プログラムの
うち、株主端末において実行される第3の情報処理プロ
グラムには、議決権の代理行使を代理人に委任するため
の委任状を作成して署名し、代理人サーバへネットワー
クを介して送付する手順が記述されていることを特徴と
している。ここで、コンピュータが制御プログラムを実
行することによって、ネットワークを介して、例えば株
主総会情報処理装置から株主端末に議決権証明書が送ら
れた場合、委任状が株主端末と代理人サーバとの間で伝
達されることによって、短時間にかつ円滑に委任状等の
受渡しが行われ、議決権の流通が効率的になされる。
【0026】請求項59記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段と時
刻管理手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情報処
理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本人認
証プログラムと、時刻管理プログラムとを含み、第1の
情報処理プログラムには株主総会に係る事務処理を支援
するための手順が記述され、本人認証プログラムには秘
密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行する手順が記
述され、時刻管理プログラムには現在時刻を管理する手
順が記述され、第1及び第2の情報処理プログラムに
は、必要に応じて、時刻管理手段に時刻情報の提供を要
求し、時刻情報を付加され署名された電子書類を送信
し、受信時には送信者の公開鍵で復号化して署名を検証
する手順が記述されていることを特徴としている。ここ
で、コンピュータが制御プログラムを実行することによ
って、必要に応じて時刻情報を電子書類に付加すること
によって、電子書類の送付の際の安全性を向上させるこ
とができる。
【0027】請求項60記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段と時
刻認証手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情報処
理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本人認
証プログラムと、時刻認証プログラムとを含み、第1の
情報処理プログラムには株主総会に係る事務処理を支援
するための手順が記述され、本人認証プログラムには秘
密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行する手順が記
述され、時刻認証プログラムには電子書類の受渡時刻を
認証するための手順が記述され、第1及び第2の情報処
理プログラムには、時刻認証手段によって時刻認証を取
得し署名をした電子書類を送信し、受信時には送信者の
公開鍵で復号化して署名を検証する手順が記述されてい
ることを特徴としている。ここで、コンピュータが制御
プログラムを実行することによって、時刻認証手段によ
って電子書類の時刻認証を受けることによって、電子書
類の送付の際の安全性を向上させることができる。
【0028】請求項63記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段と書
類履歴管理手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情
報処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本
人認証プログラムと、書類履歴管理プログラムとを含
み、第1の情報処理プログラムには株主総会に係る事務
処理を支援するための手順が記述され、本人認証プログ
ラムには秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行す
る手順が記述され、書類履歴管理プログラムには電子書
類の履歴情報を管理する手順が記述され、第1及び第2
の情報処理プログラムには、電子書類に署名して送信
し、受信時には送信者の公開鍵で復号化して署名を検証
するとともに、必要に応じて、書類履歴管理手段に履歴
情報の提供を要求し、電子書類の非重複を検証する手順
が記述されていることを特徴としている。ここで、コン
ピュータが制御プログラムを実行することによって、必
要に応じて電子書類の非重複を検証することによって、
電子書類の送付の際の安全性を向上させることができ
る。
【0029】請求項64記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段と非
重複証明手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情報
処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本人
認証プログラムと、非重複証明プログラムとを含み、第
1の情報処理プログラムには株主総会に係る事務処理を
支援するための手順が記述され、本人認証プログラムに
は秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行する手順
が記述され、非重複証明プログラムには、電子書類の非
重複を証明するための手順が記述され、第1及び第2の
の情報処理プログラムには、非重複証明手段によって非
重複証明を受け署名をした電子書類を送信し、受信時に
は送信者の公開鍵で復号化して署名を検証する手順が記
述されていることを特徴としている。ここで、コンピュ
ータが制御プログラムを実行することによって、電子書
類の非重複証明を取得することによって、電子書類の送
付の際の安全性を向上させることができる。
【0030】請求項67記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段と時
刻認証手段と非重複証明手段とにおいてそれぞれ実行さ
れる第1の情報処理プログラムと、第2の情報処理プロ
グラムと、本人認証プログラムと、時刻認証プログラム
と、非重複証明プログラムとを含み、第1の情報処理プ
ログラムには株主総会に係る事務処理を支援するための
手順が記述され、本人認証プログラムには秘密鍵及び公
開鍵を生成し本人認証書を発行する手順が記述され、時
刻認証プログラムには電子書類の受渡時刻を認証するた
めの手順が記述され、非重複証明プログラムには、電子
書類の非重複を証明するための手順が記述され、第1及
び第2の情報処理プログラムには時刻認証手段による時
刻認証又は非重複証明手段による非重複証明を受け署名
をした電子書類を送信し、受信時には送信者の公開鍵で
復号化して署名を検証する手順が記述されている。ここ
で、コンピュータが制御プログラムを実行することによ
って、電子書類の時刻認証又は非重複証明を取得するこ
とによって、電子書類の送付の際の安全性を向上させる
ことができる。
【0031】請求項71記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段と時
刻認証手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情報処
理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本人認
証プログラムと、時刻認証プログラムとを含み、第1の
情報処理プログラムには株主総会に係る事務処理を支援
するための手順が記述され、本人認証プログラムには秘
密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行する手順が記
述され、時刻認証プログラムには電子書類の受渡時刻を
認証するための手順が記述され、第2の情報処理プログ
ラムのうち、株主端末において実行される第3の情報処
理プログラムには、議決権の代理行使を代理人に委任す
るための委任状を作成して署名し、代理人サーバへネッ
トワークを介して送付する手順が記述され、第2の情報
処理プログラムのうち代理人サーバにおいて実行される
第4の情報処理プログラムには、時刻認証手段によって
時刻認証を受けた委任状を添付して議決権行使書を株主
総会情報処理装置へ送付する手順が記述されていること
を特徴としている。ここで、コンピュータが制御プログ
ラムを実行することによって、例えば委任状が株主端末
と代理人サーバとの間で伝達されることによって、短時
間にかつ円滑に受渡しが行われ、かつ、委任状の時刻認
証を取得することによって、電子書類の送付の際の安全
性を向上させることができる。
【0032】請求項72記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段と非
重複証明手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情報
処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本人
認証プログラムと、非重複証明プログラムとを含み、第
1の情報処理プログラムには株主総会に係る事務処理を
支援するための手順が記述され、本人認証プログラムに
は秘密鍵及び公開鍵を生成し本人認証書を発行する手順
が記述され、非重複証明プログラムには電子書類の非重
複を証明するための手順が記述され、第2の情報処理プ
ログラムのうち、株主端末において実行される第3の情
報処理プログラムには、議決権の代理行使を代理人に委
任するための委任状を作成して署名し、代理人サーバへ
ネットワークを介して送付する手順が記述され、第2の
情報処理プログラムのうち代理人サーバにおいて実行さ
れる第4の情報処理プログラムには、代理人サーバは非
重複証明手段によって非重複証明を受けた委任状を添付
して議決権行使書を株主総会情報処理装置へ送付する手
順が記述されていることを特徴としている。ここで、コ
ンピュータが制御プログラムを実行することによって、
例えば委任状が株主端末と代理人サーバとの間で伝達さ
れることによって、短時間にかつ円滑に受渡しが行わ
れ、かつ、委任状の非重複証明を取得することによっ
て、電子書類の送付の際の安全性を向上させることがで
きる。
【0033】請求項73記載の発明に係る制御プログラ
ムは、ネットワークを介して接続された株主総会情報処
理装置と利害関係者用情報処理装置と本人認証手段と時
刻認証手段と非重複証明手段とにおいてそれぞれ実行さ
れる第1の情報処理プログラムと、第2の情報処理プロ
グラムと、本人認証プログラムと、時刻認証プログラム
と非重複証明プログラムとを含み、第1の情報処理プロ
グラムには株主総会に係る事務処理を支援するための手
順が記述され、本人認証プログラムには秘密鍵及び公開
鍵を生成し本人認証書を発行する手順が記述され、時刻
認証プログラムには、電子書類の受渡時刻を認証するた
めの手順が記述され、非重複証明プログラムには電子書
類の非重複を証明するための手順が記述され、第2の情
報処理プログラムのうち、株主端末において実行される
第3の情報処理プログラムには、議決権の代理行使を代
理人に委任するための委任状を作成して署名し、代理人
サーバへネットワークを介して送付する手順が記述さ
れ、第2の情報処理プログラムのうち代理人サーバにお
いて実行される第4の情報処理プログラムには、時刻認
証手段による時刻認証及び非重複証明手段による非重複
証明を受けた委任状を添付して議決権行使書を株主総会
情報処理装置へ送付する手順が記述されていることを特
徴としている。ここで、コンピュータが制御プログラム
を実行することによって、例えば委任状が株主端末と代
理人サーバとの間で伝達されることによって、短時間に
かつ円滑に受渡しが行われ、かつ、委任状の時刻認証及
び非重複証明を取得することによって、電子書類の送付
の際の安全性を向上させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である会社支配支援シス
テムの構成を示すブロック図、図2は、同会社支配支援
システムの総会情報処理システムの構成を示すブロック
図である。また、図3は、同総会情報処理システムの情
報管理サーバの構成を示すブロック図、図4及び図5
は、同総会情報処理システムの株主名簿データベースサ
ーバに記憶された内容を説明するための説明図である。
また、図6は、同会社支配支援システムの認証局システ
ムの構成を示すブロック図、図7は、同会社支配支援シ
ステムのインターネット接続システムの構成を示すブロ
ック図である。また、図8乃至図12は、同会社支配支
援システムを用いた議決権流通方法について説明するた
めの説明図である。この例の会社支配支援システム1
は、図1に示すように、株式会社Aの主として株主総会
に係る事務処理を支援するために用いる総会情報処理シ
ステム2と、株主B1,B2,…が用いる株主端末(利害
関係者用情報処理)3と、機関投資家等の株主議決権を
代理行使する代理人C1,C2,…が管理する代理人サー
バ(利害関係者用情報処理装置)4と、公開鍵暗号方式
によって株式会社A、株主B1(B2,B3,…)及び代
理人C1(C2,C3,…)の認証を行う認証局Dが管理
する認証局システム5と、サービス提供事業者Eが管理
し、例えば株主B1(B2,B3,…)が議決権の流通の
ために用いる株主権行使支援サーバ6とが、ネットワー
ク7を介して接続されて構成されている。
【0035】総会情報処理システム2は、図2に示すよ
うに、主として株主総会に関する事務処理を管理する情
報管理サーバ(株主総会情報処理装置)11と、株主B
1(B2,B3,…)に関する情報を登録する株主名簿デ
ータベースサーバ12とを有している。この総会情報処
理システム2は、株式会社A又は証券代行機関が管理す
る。情報管理サーバ11は、図3に示すように、制御部
14と記憶部15と通信部16と表示部17と操作部1
8とカード読取装置19とを有している。制御部14
は、CPU(中央処理装置)等からなり、記憶部15に
記憶された各種処理プログラム(第1の情報処理プログ
ラム)を実行して、情報管理サーバ11の構成各部を制
御して、株主名簿の名義書換処理や、例えば株主B1
(B2,B3,…)に議決権があることを証する議決権証
明書を作成して株主端末3へ送付し、議決権等の株主の
権利を管理する株主権管理処理等を行う。
【0036】記憶部15は、ROM、RAMや、FD
(フロッピー(登録商標)・ディスク)、HD(ハード
・ディスク)、CD−ROMが装着されるFDD、HD
D、CD−ROMドライバ等からなっている。記憶部1
5には、制御部14が実行する名義書換処理プログラム
や株主権管理処理プログラム等が記憶されている。名義
書換処理プログラムには、株主端末3からの名義書換要
求に応じて、株主名簿データベースサーバ12へ該当す
るデータの更新指示を行う手順が記述されている。
【0037】株主権管理処理プログラムには、株式会社
Aが株主B1(B2,B3,…)に対して議決権があるこ
とを証する議決権証明書を作成する手順や、株主総会の
招集通知時に議決権証明書に株式会社Aの秘密鍵で署名
して株主端末3へ送付する手順が記述されている。ま
た、株主権管理処理プログラムには、株主端末3から議
決権行使書が送付された場合や、代理人サーバ4から委
任状が添付された議決権行使書が送付された場合に、議
決権行使書を受け取り、株主B1(B2,B3,…)や代
理人C1(C2,C3,…)の公開鍵で署名を検証した
後、集計処理等を行う手順が記述されている。
【0038】通信部16は、所定のプロトコルに従って
ネットワーク7を介して各株主端末3とデータ通信を行
う。また、表示部17は、CRTディスプレイや液晶デ
ィスプレイ等からなり、文字や画像を表示するために用
いられる。また、操作部18は、キーボードやマウス等
からなり、各種の指令や必要な情報の入力を行うために
用いられる。カード読取装置19は、ICカードに書き
込まれた秘密鍵を読み取るために用いられる。
【0039】株主名簿データベースサーバ12は、ハー
ドウェア上の概略構成は上述した情報管理サーバ11と
同様であり、制御部と、記憶部と、通信部と、操作部と
表示部とを有している。但し、カード読取装置は設けら
れていない。株主名簿データベースサーバ12の記憶部
には、図4に示すように、各株主と、株主の所有する株
式に関する情報が記憶されている。これらの情報は、基
本情報としての名義人、名義人ID、株主、株主ID、
常任代理人及び常任代理人IDのほか、議決権株式数、
所有株式明細等を含んでいる。この名簿は、図5に示す
ように、証券保管振替機構Gを利用しない一般株主H1
の名義の情報と証券保管振替機構Gの名義の情報とを含
み、保管振替機構Gの名義の情報は、証券保管振替機構
Gに参加する株式保管銀行等の参加者Jからの報告に基
づく実質株主H2の情報である。
【0040】株主端末3は、株主B1(B2,B3,…)
が用いる端末であり、例えばパーソナルコンピュータか
らなっており、制御部と、記憶部と、通信部と、操作部
と、表示部と、カード読取装置とから概略構成されてい
る。株主端末3を構成する制御部は、CPU等からな
り、記憶部に記憶された各種処理プログラム(第2の情
報処理プログラム、第3の情報処理プログラム)を実行
して、株主端末3の構成各部を制御して、ネットワーク
7を介して総会情報処理システム2や代理人サーバ4に
アクセスし、例えば名義書換要求処理や委任状送付処理
等を行う。株主端末3を構成する記憶部は、ROM、R
AMや、FD(フロッピー・ディスク)、HD(ハード
・ディスク)、CD−ROMが装着されるFDD、HD
D、CD−ROMドライバ等からなっている。
【0041】株主端末3を構成する記憶部には、制御部
が実行し、情報の検索や表示を行いホームページを閲覧
するためのプログラム(ブラウザ)や、電子メールを作
成したり送受信するためのプログラム(メーラ)等が記
憶されている。また、この記憶部には、株主名義書換要
求処理プログラムや、株主権管理処理プログラム等が記
憶されている。株主名義書換要求処理プログラムには、
総会情報処理システム2に対して名義書換要求を行う手
順が記述されている。株主権管理処理プログラムには、
株主B1(B2,B3,…)の決定に基づいて、議決権を
直接行使する場合に、議決権行使書に株主B1(B2,B
3,…)の秘密鍵で署名して総会情報処理システム2へ
送信する手順や、代理人C1(C2,C3,…)に委任す
る場合に、代理人システム4に対して株主議決権の委任
を行うための委任状を作成し送信する手順等が記憶され
ている。株主端末3を構成するカード読取装置は、IC
カードに書き込まれた秘密鍵を読み取るために用いられ
る。なお、上述したように、この例の株主B1(B2,B
3,…)は、一般株主H1の他に、証券保管振替機構Gを
介した実質株主H2を含んでいる。
【0042】代理人サーバ4は、ハードウェア上の概略
構成は上述した情報管理サーバ11と同様であり、制御
部と、記憶部と、通信部と、操作部と、表示部と、カー
ド読取装置とを有している。代理人サーバ4の記憶部に
は、ポリシー提示処理プログラムや株主権管理処理プロ
グラム等の各種処理プログラム(第2の情報処理プログ
ラム、第4の情報処理プログラム)が記憶されている。
ポリシー提示処理プログラムには、代理人による代理権
行使にあたってのポリシーを要求に応じて提示する手順
が記述されている。株主権管理処理プログラムには、株
主端末3から議決権証明書と添付された委任状とを受け
取って、株主B1(B2,B3,…)の公開鍵で株主B1
(B2,B3,…)の署名を検証する手順と、議決権証明
書及び委任状を認証局システム5へ一旦送付して、タイ
ムスタンプを取得する手順と、議決権行使書に代理人C
1(C2,C3,…)の秘密鍵で署名し、議決権証明書及
び委任状を添付して総会情報処理システム2へ送付する
手順とが記述されている。
【0043】認証局システム5は、図6に示すように、
株主B1(B2,B3,…)等の利用者に対して証明書を
発行するための審査を行い、秘密鍵及び公開鍵を生成
し、RA(Registration Authority)としての登録サー
バ(本人認証手段の一部)21と、公開鍵所有者の同一
性を確認し電子証明書を発行するCA(CertificationA
uthority)としての証明書発行サーバ(本人認証手段の
一部)22と、証明書やCRL(Certificate Revocati
on List)等を保管するとともに株式会社Aや株主B1
(B2,B3,…)、代理人C1(C2,C3,…)等の利
用者に関する情報を記憶する証明書データベースサーバ
23と、時刻を認証するためのタイムスタンプサーバ
(時刻認証手段)24と、例えば委任状の非重複を証明
する公証サーバ(非重複証明手段)25とを有してい
る。登録サーバ21(証明書発行サーバ22、証明書デ
ータベースサーバ23、タイムスタンプサーバ24、公
証サーバ25)は、カード読取装置を有しない以外は、
ハードウェア上の概略構成は上述した情報管理サーバ1
1と同様であり、制御部と、記憶部と、通信部と、操作
部と表示部とを有している。但し、登録サーバ21は、
上記構成に加えて、ICカードに秘密鍵を書き込むため
のカード書込装置を有している。
【0044】登録サーバ21の記憶部には、審査プログ
ラムや鍵生成プログラム等の処理プログラム(本人認証
プログラム)が記憶されている。審査プログラムには、
認証局Dの運営ポリシーや利用者の身元確認情報等に基
づいて、電子証明書の発行の是非を判断する手順が記述
されている。また、鍵生成プログラムには、例えばRC
Aや楕円曲線暗号を用いて秘密鍵及び公開鍵を生成する
手順が記述されている。証明書発行サーバ22の記憶部
には、電子証明書発行プログラム等の処理プログラムが
記憶されている。
【0045】なお、この例の電子証明書のデータ構成
は、IETFのPKIX(PKI with X.509)に
おいて標準化された証明書フォーマットに基づいてい
る。また、証明書データベースサーバ23の記憶部には
株主名簿データベースサーバ12と同一の情報が常に更
新された状態で記憶されている。また、この記憶部には
証明書やCRLが保管されている。CRLには、証明書
発行サーバ22が発行した証明書のうち、有効期間内に
廃棄された証明書のシリアル番号と、廃棄された日時の
リストとがまとめて示されている。このCRLは、証明
書が現在有効であるか否かを確認する際に参照される。
タイムスタンプサーバ24の記憶部には、時刻認証プロ
グラム等の処理プログラムが記憶されている。時刻認証
プログラムには、時刻認証要求を受け取った場合に、受
取時刻を示すタイムスタンプを付加し、認証局Dの秘密
鍵で署名して返送する手順が記述されている。公証サー
バ25を構成する記憶部には、例えば委任状の非重複証
明要求受信や非重複証明書発行の履歴を登録するための
履歴登録処理プログラム及び非重複証明書発行処理プロ
グラム等の処理プログラム(非重複証明プログラム)が
記憶されている。また、この記憶部には、所定の株主B
1(B2,B3,…)の株主端末3から所定の代理人C1
(C2,C3,…)の代理人サーバ4へ送付された委任状
についての非重複証明要求受信や非重複証明書発行の履
歴情報が記憶されている。
【0046】株主権行使支援サーバ6は、ハードウェア
上の概略構成は上述した情報管理サーバ11と同様であ
り、制御部と、記憶部と、通信部と、操作部と表示部と
を有している。カード読取装置は省略されている。株主
権行使支援サーバ6を構成する記憶部には、株主権行使
メニュー提示プログラムや、代理人情報提供プログラム
等が記憶されている。株主権行使メニュー提示プログラ
ムには、株主端末3からアクセスがあった場合に、議決
権の代理行使を依頼するか、又は議決権を直接行使する
かを選択させるメニューの提示を行う手順が記述されて
いる。
【0047】代理人情報提供プログラムには、議決権の
代理行使を依頼する場合に、各代理人のポリシー等を紹
介する手順や、株主の意見に合った代理人を募る手順等
が記述されている。株主端末3からは、この株主権行使
支援サーバ6を介して、総会情報処理システム2や、代
理人サーバ4、認証局システム5にアクセス可能とされ
ている。この例では、サービス提供事業者Eは、株主権
行使支援サーバ6を管理してポータルサイトを運営する
とともに、この会社支配支援システム1を稼動させる上
で必要なソフトウェアを総会情報処理システム2、株主
端末3、代理人サーバ4、認証局システム5に組み込ん
で又は配信することによって提供する。
【0048】ネットワーク7は、図1に示すように、例
えば固定網又は/及び移動通信網からなる公衆系の通信
網26を有し、この通信網26がインターネット接続事
業者Fが管理するインターネット接続システム27を介
してインターネット28に接続されてなっている。この
例では、各株主端末3は、通信網26に接続し、インタ
ーネット接続システム27を介して、インターネット2
8上の株主権行使支援サーバ6や総会情報処理システム
2、代理人サーバ4、認証局システム5にアクセス可能
とされている。インターネット接続システム27は、図
7に示すように、例えば株主端末3をインターネット2
8に接続するための接続処理サーバ29と例えば株主端
末3へ送信された又は株主端末3から送信されてきた電
子メールを管理するメールサーバ30とを有している。
【0049】次に、図8乃至図12を参照して、上記構
成の会社支配支援システム1を用いた議決権流通方法に
ついて説明する。前提として、例えば株式会社A、株主
B1,B2,…、代理人C1,C2,…、認証局Dは、サー
ビス提供事業者Eの会員となって所定のサービス手数料
を支払い、この会社支配支援システム1を利用するため
のソフトウェアの供給等のサービスをサービス提供事業
者Eから受ける契約をサービス提供事業者Eと結ぶもの
とする。
【0050】認証局Dでは、登録サーバ21が、審査を
行った後、秘密鍵及び公開鍵を生成し、秘密鍵をICカ
ードに書き込んだ後、ICカードは利用者としての例え
ば株式会社A、株主B1,B2,…、代理人C1,C2,…
へ配布される。登録サーバ21は、各利用者の公開鍵を
証明書発行サーバ22へ送り、証明書発行サーバ22
は、これらの公開鍵を保管するとともに、電子証明書を
発行する。この公開鍵を含む電子証明書は、各利用者に
配布される。証明書データベースサーバ23には、発行
した電子証明書や利用者に関する情報が記憶される。ま
た、証明書データベースサーバ23には、株主名簿デー
タベースサーバ12と同一内容の株主名簿が登録され、
常時更新される。総会情報処理システム2では、情報管
理サーバ11が、名義変更や株主の住所変更等によって
株主名簿の記載事項に変更が生じると、株主名簿データ
ベースサーバ12に株主名簿の更新を指示し、かつ、認
証局システム5の証明書データベースサーバ23へ更新
情報を送信する。認証局システム5では、更新情報に基
づいて、証明書データベースサーバ23が、株主名簿の
更新を行う。また、有効期間内であっても例えば株主が
秘密鍵を公開してしまったような場合は、この株主の秘
密鍵及び公開鍵について失効処理がなされ、CRLに記
載される。
【0051】例えば株式会社Aは、決算日を株主確定基
準の日とし、この日から一定期間(3ヶ月以内)株主名
簿の閉鎖を行う。総会情報処理システム2では、情報管
理サーバ11が、この株主名簿に記載された株主の株主
端末3に対して、株主総会の招集通知を送信する。ま
た、情報管理サーバ11は、株式会社Aが株主B1,B
2,…に対して議決権があることを証する議決権証明書
を作成し、図9(a)に示すように、議決権証明書に株
式会社Aの秘密鍵で署名して、本人認証用の電子証明書
とともに株主端末3に送信する(ステップST11(図
8))。株主端末3は例えばメールサーバ30を介して
議決権証明書を受信すると、株式会社Aの公開鍵によっ
て株式会社Aのディジタル署名を検証する(ステップS
T12)。
【0052】次に、株主B1(B2,B3,…)の操作に
よって、株主端末3が株主権行使支援サーバ6に対して
閲覧要求を行うと(ステップST13)、株主権行使支
援サーバ6は、この閲覧要求を受けて、議決権行使メニ
ュー情報を株主端末3へネットワーク7を介して送信す
る(ステップST14)。株主端末3は、議決権行使メ
ニュー情報を受け取ると、図11に示すように、表示部
に議決権行使メニュー画面31を表示する。議決権行使
メニュー画面31には、代理人C1(C2,C3,…)に
委任するための委任キー31aと、株主B1(B2,B
3,…)が議決権を直接行使するための直接行使キー3
1bとが配置されている。
【0053】委任キー31aを選択すると、図12に示
すように、委任メニュー画面32が表示され、この委任
メニュー画面32には、株主B1(B2,B3,…)が賛
同できるポリシーを提示している代理人C1(C2,C
3,…)を検索して必要な代理人情報を得るための検索
キー32aと、株主が意見を提示してこの意見に沿って
議決権を代理行使してくれる代理人C1(C2,C3,
…)を募るための募集キー32bとが配置されている。
例えば、検索キー32aを選択すると、複数の代理人C
1(C2,C3,…)の代理人情報が画面上に提示され
る。株主B1(B2,B3,…)は、例えば代理人情報に
含まれるポリシー等を比較検討し、賛同できると判断し
た代理人C1(C2,C3,…)を選択し、株主端末3を
操作して代理人サーバ4にアクセスし、ポリシー等に関
するさらに詳細な情報を得る。
【0054】この後、株主端末3は、図9(b)に示す
ように、委任状を作成して、株主B1(B2,B3,…)
の秘密鍵で署名し、この委任状の非重複証明要求を認証
局システム5に対して行う(ステップST15)。認証
局システム5では、公証サーバ25が、非重複証明要求
を受けて、この委任状の非重複を確認し非重複証明を行
い、認証局Dの秘密鍵で署名をしてこの委任状を返送す
る(ステップST16)。ここで、公証サーバ25は、
例えば暗号化された委任状の内容と、必要に応じて委任
者情報、受任者情報、及び非重複証明要求の受付時刻を
含む履歴情報とを登録する。次に、株主端末3は、認証
局Dの公開鍵で署名を検証する(ステップST17)。
次に、株主端末3は、株主B1(B2,B3,…)の秘密
鍵で署名され、議決権証明書が添付され非重複証明が得
られた委任状を、本人認証用の電子証明書とともに、こ
の代理人C1(C2,C3,…)の代理人サーバ4へ送付
する(ステップST18)。代理人サーバ4は、議決権
証明書が添付され非重複証明が得られた委任状を受け取
ると、株主B1(B2,B3,…)の公開鍵で署名を検証
する(ステップST19)。次に、代理人サーバ4は、
議決権証明書及び委任状を認証局システム5へ一旦送付
し、時刻認証要求を行う(ステップST20)。認証局
システム5では、図10(a)に示すように、タイムス
タンプサーバ24が議決権証明書が添付された委任状に
タイムスタンプを付加して認証局Dの秘密鍵で署名を
し、代理人サーバ4へこの委任状を返送する(ステップ
ST21)。
【0055】次に、代理人サーバ4は、認証局Dの公開
鍵で署名を検証する(ステップST22)。代理人サー
バ4は、所定数の委任状を得て、それぞれについてタイ
ムスタンプを取得した後、図10(b)に示すように、
これらのタイムスタンプが付加され、非重複証明が得ら
れた議決権証明書及び委任状が添付された議決権行使書
に代理人C1(C2,C3,…)の秘密鍵で署名し、本人
認証用の電子証明書とともに総会情報処理システム2へ
送付する(ステップST23)。総会情報処理システム
2では、代理人サーバ4から議決権証明書及び委任状が
添付された議決権行使書を受け取ると、情報管理サーバ
11が、代理人C1(C2,C3,…)の公開鍵で署名を
検証して、問題がない場合は受理する(ステップST2
4)。
【0056】ここで、情報管理サーバ11は、委任状の
有効性を検証する。例えば、株主が委任状を作成して代
理人C1(C2,C3,…)へ送付した後に、秘密鍵を公
開してしまって、認証局システム5において失効処理が
なされCRLに記載されているような場合には、情報管
理サーバ11は、タイムスタンプの時刻を確認し、この
時刻が株主B1(B2,B3,…)の秘密鍵が無効となっ
た時刻よりも早かったときは、この株主B1(B2,B
3,…)による委任状は、有効であるものとして処理す
る。また、情報管理サーバ11は、代理人サーバ4から
送付されてきた議決権行使書に添付された委任状全てが
重複していないことを、非重複証明の取得を確認するこ
とによって検証する。この後、情報管理サーバ11は、
例えば集計処理等を行う。
【0057】株主B1(B2,B3,…)が、委任メニュ
ー画面32で募集キー32bを選択した場合は、所定の
書式の依頼書が画面表示され、意見記入欄に株主B1
(B2,B3,…)の意見を記入して送信することによっ
て、受任可能な代理人C1(C2,C3,…)が紹介され
る。株主B1(B2,B3,…)は、株主端末3を操作し
て代理人サーバ4にアクセスし、ポリシー等に関するさ
らに詳細な情報を得る。この後、株主端末3は、委任状
に議決権証明書を添付して株主B1(B2,B3,…)の
秘密鍵で署名し、この代理人C1(C2,C3,…)の代
理人サーバ4へ送付する。この後は、検索キー32aを
選択した場合と同様の処理がなされる。
【0058】なお、株主B1(B2,B3,…)と代理人
C1(C2,C3,…)との間での議決権の流通に係る対
価等のやり取りについては、対価等のやり取りが皆無の
場合や、受益者側が支払う場合がある。受益者が支払う
例としては、株主B1(B2,B3,…)の利益となる議
決権行使方法を教えてくれた報酬として、株主B1(B
2,B3,…)が代理人C1(C2,C3,…)へ対価等を
支払う場合や、代理人C1(C2,C3,…)が多くの議
決権を獲得したいときに賛同してくれた株主B1(B2,
B3,…)に対して対価等を支払う場合がある。
【0059】株主B1(B2,B3,…)が、議決権行使
メニュー画面31で直接行使キー31bを選択すると、
株主端末3は、総会情報処理システム2に接続される。
この後、株主端末3は、株主B1(B2,B3,…)の秘
密鍵で署名され、議決権証明書を添付した議決権行使書
を総会情報処理システム2へ送信する。総会情報処理シ
ステム2では、株主端末3から議決権行使書を受け取る
と、情報管理サーバ11が、株主の公開鍵で署名を検証
した後、例えば集計処理等を行う。
【0060】この例の構成によれば、ネットワーク7を
介して、例えば、議決権証明書が総会情報処理システム
2から株主端末3へ送付され、委任状が株主端末3から
代理人サーバ4へ送付され、議決権行使書が代理人サー
バ4から総会情報処理システム2へ送付されるので、短
時間にかつ円滑に議決権の流通が行われる。ここで、株
主B1(B2,B3,…)にとっては、例えば株主権行使
支援サーバ6を介して株主が賛同できるポリシーを提示
している代理人C1(C2,C3,…)を選択し、議決権
の行使を委任することによって、自分の持つ議決権を有
効に活用し、さらに企業価値が高まることによって株主
としての利益を得ることができる。また、代理人C1
(C2,C3,…)が提示しているポリシーを参考とする
ことによって、円滑にかつ合理的に議決権を行使するこ
とができる。すなわち、株主B1(B2,B3,…)は、
例えば議決権の行使に当たって、特に専門的知識や株式
会社に関する詳細な情報を持ち合わせていなくても、意
思決定のための示唆を代理人C1(C2,C3,…)から
得ることができる。
【0061】また、株式を発行している株式会社Aにと
っては、株主B1(B2,B3,…)が容易に議決権を行
使することができることによって、株主総会の成否に関
わる議決権を行使する株主が増大し、容易に定足数を確
保することができる。また、例えば、議決権証明書の送
付や議決権行使書の受領が電子化されるので、株主総会
の事務処理を省力化し、準備期間等を短縮することがで
きる。また、代理人C1(C2,C3,…)にとっては、
例えば株主権行使支援サーバ6を介して提示したポリシ
ーに対して、賛同する株主B1(B2,B3,…)から議
決権行使の委任を受けることによって、円滑かつ確実に
所定数の委任状を得ることが可能となるので、株式を発
行している株式会社Aに対して経営関与を行い、企業価
値を高めて株価上昇を促進させ、運用収益を増加させる
ことができる。
【0062】また、送信者は、送信者の秘密鍵で署名し
て、議決権証明書(委任状、議決権行使書)を送付し、
受信者は送信者の公開鍵で復号化して署名を検証するこ
とによって、容易にかつ確実に本人の認証がなされるの
に加え、必要に応じてタイムスタンプサーバ24によっ
て時刻認証が行われるので、議決権流通の際の安全性を
向上させることができる。例えば、代理人サーバ4に株
主端末3から委任状が送られた場合に、即時タイムスタ
ンプサーバ24に時刻認証を要請してタイムスタンプを
取得することによって、株主B1(B2,B3,…)が委
任状を作成して代理人C1(C2,C3,…)へ送付した
後に、例えば、株主B1(B2,B3,…)の秘密鍵が有
効期間を過ぎて無効となったり、有効期間内であっても
株主B1(B2,B3,…)が故意にその秘密鍵を公開し
てしまったような場合に、代理人C1(C2,C3,…)
側で委任状を受け取った時刻として、タイムスタンプの
時刻が記録されることによって、委任状の有効性を明確
に確認することができる。すなわち、株主B1(B2,B
3,…)が委任状を代理人C1(C2,C3,…)へ送付し
た後に、認証局システム5によって発行された証明書が
失効処理されたとしても、少なくとも代理人C1(C2,
C3,…)が委任状を受け取った時点で証明書が有効で
あれば、このことをタイムスタンプによって確認し、代
理人C1(C2,C3,…)は、委任状の有効性を主張す
ることができる。
【0063】また、必要に応じて公証サーバ25によっ
て非重複証明が行われるので、議決権流通の際の安全性
を一段と向上させることができる。例えば、株主B1
(B2,B3,…)が故意に複数の委任状を代理人C1
(C2,C3,…)宛てに送付する不正による混乱を防止
することができる。
【0064】◇第2実施例 図13は、この発明の第2実施例である会社支配支援シ
ステムを用いた少数株主権の行使方法について説明する
ための説明図である。この例が上述した第1実施例と大
きく異なるところは、第1実施例の構成に加えて、株主
B1(B2,B3,…)又は株主集団が、少数株主権とし
ての例えば株主提案権のネットワーク7を介した行使が
可能なように構成した点である。これに伴って、この例
の株主権行使支援サーバ6は、少なくとも6ケ月前から
引き続き株式総数の1%以上又は300単位以上の株式
を所有していない所定の株主B1(B2,B3,…)が、
提案書を提示して賛同者を募集するための支援を行う。
これ以外の構成は、上述した第1実施例の構成と略同一
であるので、その説明を簡略にする。
【0065】株主権行使支援サーバ6を構成する記憶部
には、株主権行使メニュー提示プログラム等の各種処理
プログラム(株主権行使支援プログラム)が記憶されて
いる。この例の株主権行使メニュー提示プログラムに
は、株主端末3からアクセスがあった場合に、少数株主
権を単独で行使するか、又は賛同者を募って、所定の株
式数を確保した上で、株主集団として権利を行使するか
を選択させるメニューの提示を行う手順が記述されてい
る。また、株主権行使メニュー提示プログラムには、所
定の株主B1(B2,B3,…)が、提案書を提示して賛
同者を募集するための手順が記述されている。
【0066】次に、図13を参照して、上記構成の会社
支配支援システムを用いた少数株主権の行使方法につい
て説明する。株式総数の1%以上又は300単位以上の
株式を所有していない例えば株主B1は、図13(a)
に示すように、株主総会に提出する議案としての提案書
を作成する。次に、株主B1の株主端末3は、株主B1の
秘密鍵で署名し、この提案書を提示要求とともに株主権
行使支援サーバ6へ送信する。株主権行使支援サーバ6
は、提案書を受け取ると、株主B1の公開鍵を用いて署
名を検証した後、この提案書と賛同者を募集する旨のメ
ッセージをホームページにおいて提示する。この後、株
主B1の株主端末3へは、図13(b)に示すように、
例えばメールサーバ30を介して他の株主B2(B3,B
4,…)の株主端末3から各株主B2(B3,B4,…)の
秘密鍵で署名された同意書が送付される。株主B1の株
主端末3は、各株主B2(B3,B4,…)の公開鍵によ
って署名を検証した後、提案書及び同意書を認証局シス
テム5へ一旦送付し、時刻認証要求及び非重複証明要求
を行う。
【0067】次に、認証局システム5では、図13
(c)に示すように、タイムスタンプサーバ24が提案
書が添付された同意書にタイムスタンプを付加して認証
局Dの秘密鍵で署名をし、公証サーバ25へこの同意書
を転送する。公証サーバ25の制御部は、記憶部に登録
された非重複証明要求や非重複証明書発行の履歴情報に
基づいて、この同意書が過去に今回と同一の株主B2
(B3,B4,…)の株主端末3から今回と同一の株主B
1の株主サーバ3へ送付されたことはないか否か確認
し、最初に受け取ったものである場合には、この同意書
に対して非重複の証明を行い、認証局Dの秘密鍵で署名
をする。この後、公証サーバ25の制御部は、記憶部に
非重複証明要求や非重複証明書発行の履歴情報を記憶
し、この同意書を株主B1の株主端末3へ返送する。
【0068】次に、株主B1の株主端末3は、認証局D
の公開鍵で署名を検証する。株主B1の株主端末3は、
所定数の同意書を得て、それぞれについてタイムスタン
プを取得し、非重複証明を得た後、図13(c)に示す
ように、これらのタイムスタンプが付加され非重複証明
が得られた同意書と提案書とに株主B1の秘密鍵で署名
し、本人認証用の電子証明書とともに総会情報処理シス
テム2へ送付する。総会情報処理システム2では、株主
B1の株主端末3から同意書と提案書とを受け取ると、
情報管理サーバ11が、株主B1、B2、…の公開鍵で署
名を検証し、さらに株主総会の開催日より6週間以上前
であり、提案書及び同意書を提出した株主が所有する株
式の総計が所定数の株式に相当する場合は、受理する。
この後この提案書の内容を招集通知書に記載する事務処
理を行う。
【0069】この例の構成によれば、上述した第1実施
例と略同様の効果を得ることができる。加えて、規定の
株式数に満たない株主であっても、提案書を提示して賛
同者を募集し、株主集団として少数株主権を円滑かつ確
実に行使することができる。
【0070】◇第3実施例 この例が上述した第2実施例と大きく異なるところは、
第2実施例の構成に加えて、株主B1(B2,B3,…)
が、単独株主権としての例えば株主質問権のネットワー
ク7を介した行使が可能なように構成した点である。こ
れに伴って、総会情報処理システム2の情報管理サーバ
11は、質問書を受け付け、株主総会で個別回答又は必
要に応じて一括回答するための回答書を作成する機能を
有する。これ以外の構成は、上述した第2実施例の構成
と略同一であるので、その説明を簡略にする。
【0071】情報管理サーバ11を構成する記憶部に
は、データマイニング処理プログラムやFAQ(Freque
ntly Asked Question)自動生成処理プログラム等が記
憶されている。また、この記憶部には、株主端末3から
送られてきた質問書情報が蓄積されている。データマイ
ニング処理プログラムには、蓄積された質問書情報等に
基づいて、株主による質問の傾向やパターンを導出する
ための手順が記述されている。FAQ自動生成処理プロ
グラムには、データマイニング処理結果に基づいて、多
数の株主が共通に提示するであろうと考えられる質問事
項を整理し、この質問事項に対する回答書を調製する手
順が記述されている。
【0072】次に、上記構成の会社支配支援システムを
用いた株主質問権の行使方法について説明する。株主B
1(B2,B3,…)は、質問書を作成し、株主(B2,B
3,…)の株主端末3は、株主B1(B2,B3,…)の秘
密鍵で署名し、この質問書を総会情報処理システム2へ
送付する。総会情報処理システム2では、情報管理サー
バ11が、株主B1(B2,B3,…)の公開鍵によって
署名を検証し、質問書を一旦記憶部に蓄積する。情報管
理サーバ11は、株主総会の開催日の所定期間前に、蓄
積された質問情報等に基づいてデータマイニング処理を
実行し、多数の株主の質問の傾向やパターンを導出した
後、質問事項を整理し、この質問事項に対する回答書を
作成する。
【0073】この例の構成によれば、上述した第2実施
例と略同様の効果を得ることができる。加えて、株主B
1(B2,B3,…)は、株主質問権を円滑に行使するこ
とができるとともに、株主総会において的確な回答を得
ることができる。また、株式会社Aは、株主B1(B2,
B3,…)から受けた質問内容の整理と回答の準備に要
する事務処理を省力化することができ、かつ、株主B1
(B2,B3,…)の例えば会社経営についての考えを的
確に把握することができる。
【0074】◇第4実施例 図14は、この発明の第4実施例である会社支配支援シ
ステムの構成を示すブロック図、図15は、同会社支配
支援システムの総会情報処理システムの構成を示すブロ
ック図である。また、図16は、同会社支配支援システ
ムを構成する総会情報処理システムにおいて保存される
書類の例を示す図、図17は、同総会情報処理システム
によって提示可能な法定開示情報の例を示す図である。
この例が上述した第3実施例と大きく異なるところは、
第3実施例の構成に加えて、株主B1(B2,B3,…)
が、単独株主権としての例えば書類閲覧請求権のネット
ワーク7を介した行使が可能なように構成した点であ
る。また、株式会社Aに対する債権者Kも、ネットワー
ク7を介して書類閲覧の請求が行えるように構成してい
る。これに伴って、図14に示すように、この例の会社
支配支援システム1Aでは、債権者Kが用いる債権者端
末41もネットワーク7に接続されている。
【0075】また、総会情報処理システム2Aには、図
15に示すように、債権者Kに関する情報を登録する債
権者名簿データベースサーバ42が付加され、証明書デ
ータベースサーバ23には、債権者Kに関する情報も登
録される。また、登録サーバ21は、債権者Kについて
審査を行った後、秘密鍵及び公開鍵を生成し、秘密鍵を
ICカードに書き込んだ後、ICカードは債権者Kへ配
布される。また、登録サーバ21は、債権者Kの公開鍵
を証明書発行サーバ22へ送り、証明書発行サーバ22
は、この公開鍵を保管するとともに、電子証明書を発行
する。また、総会情報処理システム2Aの情報管理サー
バ11は、株主名簿以外の書類を記憶しており、株主端
末3や債権者端末41からの閲覧要求に応じて、求めら
れた書類を提示する機能を有している。これ以外の構成
は、上述した第3実施例の構成と略同一であるので、そ
の説明を簡略にする。
【0076】この例の会社支配支援システム1Aは、図
14に示すように、総会情報処理システム2Aと、株主
B1,B2,…が用いる株主端末3と、債権者Kが用いる
債権者端末41と、代理人サーバ4と、認証局システム
5と、株主権行使支援サーバ6とが、ネットワーク7を
介して接続されて構成されている。総会情報処理システ
ム2Aは、図15に示すように、情報管理サーバ11
と、株主名簿データベースサーバ12と、債権者Kに関
する情報を登録する債権者名簿データベースサーバ42
とを有している。情報管理サーバ11を構成する記憶部
には、書類提示処理プログラム等の処理プログラムや、
株主名簿以外の書類の内容が記憶されている(図16参
照)。書類提示処理プログラムには、株主端末3や債権
者端末41からの閲覧要求に応じて、求められた書類を
提示する手順が記述されている。
【0077】次に、上記構成の会社支配支援システムを
用いた書類閲覧請求権の行使方法について説明する。例
えば、債権者Kは、所望の書類を指定した書類閲覧申請
書を作成し、債権者端末41は、債権者Kの秘密鍵で署
名し、この書類閲覧申請書を総会情報処理システム2A
へ送付する。総会情報処理システム2Aでは、情報管理
サーバ11が、債権者Kの公開鍵によって署名を検証
し、閲覧申請に応じて、求められた書類を提示する。ま
た、株主名簿を要求された場合は、株主名簿データベー
スサーバ12にアクセスして株主名簿のなかの所定の情
報を受信して提示する。なお、法定開示情報(公告情
報、備置閲覧情報)としては、図17に示すような情報
がある。法定開示情報は、財務データ等に基づいて情報
管理サーバ11によって作成され、また、任意開示情報
も法定開示情報と同一情報源から作成される。
【0078】この例の構成によれば、上述した第3実施
例と略同様の効果を得ることができる。加えて、株主B
1(B2,B3,…)や債権者Kは、書類閲覧請求権を円
滑に行使することができる。また、株式会社Aは、株主
B1(B2,B3,…)や債権者Kから受けた書類閲覧請
求に応じるために要する事務処理を省力化することがで
きる。
【0079】◇第5実施例 図18は、この発明の第5実施例である会社支配支援シ
ステムの構成を示すブロック図、図19は、同会社支配
支援システムの財務データ処理システムの構成を示すブ
ロック図、図20は、同会社支配支援システムのインタ
ーネット放送システムの構成を示すブロック図である。
また、図21は、同会社支配支援システムを用いた株式
事務支援方法を説明するためのフローチャート、図22
は、同株式事務支援方法を説明するための説明図、図2
3は、同総会情報処理システムの情報管理サーバにおい
て作成される有価証券報告書の概要を示す図である。こ
の例が上述した第4実施例と大きく異なるところは、第
4実施例の構成に加えて、総会情報処理システムの情報
管理サーバが、株式総会に係る事務処理を支援するよう
に構成した点である。また、株主総会の様子をインター
ネット放送によって、株主端末3や代理人サーバ4に対
して実時間で配信可能なように構成している。これ以外
の構成は、上述した第4実施例の構成と略同一であるの
で、その説明を簡略にする。
【0080】この例の会社支配支援システム1Bは、図
18に示すように、総会情報処理システム2Bと、株主
端末3と、債権者端末41と、代理人サーバ4と、認証
局システム5と、株主権行使支援サーバ6と、計算書類
の承認及び監査を行う際に用いられる財務データ処理シ
ステム(財務データ処理支援手段)51と、株主総会の
様子を放送するためのインターネット放送システム52
とがネットワーク7を介して接続されて構成されてい
る。また、このネットワーク7には、証券取引所に設置
された証券取引所サーバ53と、財務局に設置された財
務局サーバ54と、法務局に設置された法務局サーバ5
5とが接続されている。また、この例の情報管理サーバ
11の記憶部には、財務データに基づいて、計算書類や
財務諸表を作成する会計処理プログラムが記憶されてい
る。また、株主端末3及び代理人サーバ4には、音声出
力部が付加されている。
【0081】財務データ処理システム51は、図19に
示すように、取締役会端末56と、監査役端末57と、
会計監査人端末58とを有している。取締役会端末56
(監査役端末57、会計監査人端末58)は、例えばパ
ーソナルコンピュータからなっており、制御部と記憶部
と通信部と表示部と操作部とから概略構成されている。
インターネット放送システム52は、図20に示すよう
に、株主総会会場に設置されたカメラ59及びマイク6
1と、映像及び音声をディジタル符号化するエンコーダ
62と、発信サーバ63とを有している。発信サーバ6
3は、ハードウェア上の概略構成は上述した情報管理サ
ーバ11と同様であり、制御部と記憶部と通信部と表示
部と操作部とを有している。発信サーバ63の記憶部に
は、実時間映像配信を制御するための配信制御プログラ
ムが記憶されている。
【0082】次に、図21乃至図23を参照して、上記
構成の会社支配支援システムを用いた株式事務支援方法
について説明する。まず、情報管理サーバ11は、株主
名簿の閉鎖処理を行う(ステップST51(図2
1))。次に、情報管理サーバ11は、財務データに基
づいて、図22に示すように、XMLベースの企業の会
計情報記述言語フレームワークであるXBML(the eX
tensible Business Reporting Language)に対応した計
算書類及び財務諸表を作成する(ステップST52)。
【0083】情報管理サーバ11は、計算書類を、取締
役会端末56、監査役端末57及び会計監査人端末58
へ送信する。取締役会端末56は、計算書類が取締役会
で承認された後、この計算書類を情報管理サーバ11へ
送信する。監査役端末57は、計算書類が監査役によっ
て監査を受けた後、監査報告書を作成し、情報管理サー
バ11へ送信する。会計監査人端末58は、計算書類が
会計監査人によって監査を受けた後、監査報告書を作成
し、情報管理サーバ11へ送信する。この例では、取締
役、監査役、会計監査人にも、秘密鍵及び公開鍵が与え
られ、書類には各自の秘密鍵で署名がなされ、例えば情
報管理サーバ11へ送信される。情報管理サーバ11
は、例えば、計算書類等の書類が回付される度に、取締
役等について本人認証を行う。
【0084】次に、情報管理サーバ11は、株主提案権
の行使を締め切る(ステップST53)。次に、 決算
取締役会では、株主総会の議題や議案を確定する。ここ
で、大会社の場合は、監査報告書に適正意見が付されて
いれば、計算書類のうち、貸借対照表と損益計算書につ
いては、この取締役会の決議によって確定し、株主総会
での決議不要の報告事項となる。次に、情報管理サーバ
11は、株主端末3及び代理人サーバ4に対して、株主
総会招集通知を行う(ステップST54)。ここで、招
集通知書とともに、議決権行使書又は委任状と、議決権
(代理)行使のための参考書類を送付する。さらに、貸
借対照表、損益計算書、営業報告書、利益書分案謄本、
監査報告書謄本を送付する。次に、情報管理サーバ11
は、議決権行使書の受付けを行う(ステップST5
5)。ここで、賛否の記載のない議決権行使書は、賛成
として扱うことができる。
【0085】次に、株主総会が開催される。株主総会の
様子は、インターネット放送システム52によって、ネ
ットワーク7を介して、株主端末3や代理人サーバ4に
配信される。株主総会では、まず、直接の参加者に対し
ては受付けが行われ、定足数の確認が行われる。次に、
議案についての説明や、質問書に対する回答が行われ、
この後採決がなされる。なお、動議は、議題から予想さ
れる内容のものが受け付けられる。この間、インターネ
ット放送を通じて株主総会に参加している株主B1(B
2,B3,…)の株主端末3へは、例えば質問書に対する
回答が送信され、また、採決の際には、例えば携帯電話
を用いた議決権の行使方法も選択できるようにされてい
る。
【0086】次に、情報管理サーバ11は、株主総会議
事録を作成し(ステップST56)、また、決議通知書
を作成する(ステップST57)。また、情報管理サー
バ11は、決算広告を行う(ステップST58)。ま
た、情報管理サーバ11は、例えば図23にその概要を
示すような財務大臣宛ての有価証券報告書を作成して財
務局サーバ54へ送付し、有価証券報告書の写しを証券
取引所サーバ53へ送付する(ステップST59)。次
に、情報管理サーバ11は、取締役や監査役の変更があ
った場合は、法務局サーバ55へ登記申請を行う(ステ
ップST60)。なお、情報管理サーバ11は、総会決
議から3ヶ月以内に株主総会決議消し訴えの請求を受け
た場合は、これを受理し所定の事務処理を行う。
【0087】この例の構成によれば、上述した第4実施
例と略同様の効果を得ることができる。加えて、株式会
社Aは、株式総会に関する事務処理を省力化することが
できる。
【0088】◇第6実施例 図24は、この発明の第6実施例である会社支配支援シ
ステムの構成を示すブロック図である。この例が上述し
た第5実施例と大きく異なるところは、第5実施例の構
成に加えて、株主への利益配当に係る事務処理を電子化
するように構成した点である。これに伴なって、図24
に示すように、ネットワーク7には金融機関Pに設置さ
れ、預金口座保有者としての株主B1(B2,B3,…)
の預金口座を管理し、決済処理を行う決済サーバ(決済
処理手段)71が接続されている。例えば情報管理サー
バ11は、株主端末3へ決議通知書を送付した後、決済
サーバ71に対して、株式会社Aの預金口座から株主B
1(B2,B3,…)の預金口座への配当金に相当する金
額の振替処理を依頼する。これ以外の構成は、上述した
第5実施例の構成と略同一であるので、その説明を省略
する。
【0089】この例の構成によれば、上述した第5実施
例と略同様の効果を得ることができる。加えて、株式会
社Aは、株主への利益配当に係る事務処理を省力化する
ことができる。
【0090】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
した実施例では、本人認証を行う機能と、時刻認証を行
う機能を1つの認証局で果たすように構成する場合につ
いて述べたが、タイムスタンプサーバを別の独立の認証
局に設けるようにしても良いし、複数のタイムスタンプ
サーバを設けても良い。また、公証サーバも別の独立の
認証局に設けるようにしても良い。また、本人認証のた
めの登録サーバや証明書発行サーバ、証明書データベー
スサーバを複数設け、それぞれ別々の認証局が管理する
ようにしても良い。このように、異なるPKIが、相互
にインターオペラビリティーが確保された上で導入され
ていても良い。また、上述した実施例では、例えばタイ
ムスタンプサーバと公証サーバとで、同一の公開鍵及び
秘密鍵を用いる場合について述べたが、それぞれ独自の
ものを用いるようにしても良い。
【0091】また、代理人サーバ4から送付された議決
権行使書に委任元の株主の議決権証明書が添付されてい
なくても、情報管理サーバ11は、委任状になされた株
主の署名の検証と、株主名簿の記載内容の確認とによっ
て、委任状に署名をした株主が議決権を有し、情報管理
サーバ11から議決権証明書が送付済であることを確認
して、議決権行使書を受理するようにし、必ずしも議決
権証明書に基づいた本人認証を行わないように構成して
も良い。また、この場合でも、必要に応じて議決権証明
書を要求するようにしても良い。また、情報管理サーバ
11は、代理人サーバ4から議決権証明書及び委任状が
添付された議決権行使書を受け取った際に、常に、タイ
ムスタンプの時刻や、非重複証明の取得を確認するよう
にしても良いし、必要に応じて(トラブル発生時等に)
確認するようにしても良い。
【0092】また、代理人サーバ4は、株主端末3から
委任状を受け取った後、認証局システム5に対して、常
に時刻認証要求を行う場合について述べたが、代理人サ
ーバ4は、必要に応じて時刻認証要求を行うようにして
も良い。また、タイムスタンプサーバ24に代えて、電
子証明書を発行せずに、単に時刻管理を行う時刻管理サ
ーバ(時刻管理手段)を設け、例えば、電子書類の受渡
しの際には、常時又は必要に応じて、この時刻管理サー
バを経由し、時刻情報を付加させるようにしても良い。
また、この時刻情報は代理人サーバ4や株主端末3にネ
ットワーク7を介して提供されるようにしても良い。ま
た、公証サーバ25に代えて、電子証明書を発行せず
に、単に電子書類の履歴管理を行う書類履歴管理サーバ
(書類履歴管理手段)を設け、この書類履歴管理サーバ
が、例えば、株主端末3から送信された委任状等の電子
書類の内容や履歴情報を管理し、書類履歴管理サーバに
登録された電子書類に関する管理情報を、情報管理サー
バ11や代理人サーバ4が必要に応じて参照するように
しても良い。
【0093】また、議決権の流通に関して、先物、オプ
ション、スワップ等が可能なように構成しても良い。こ
こで、先物は、例えば今年は株主が自分で議決権を行使
し、来年は代理人に委任するようにするものであり、オ
プションは、例えば株式会社が、あることを実施したな
らば(又は実施しなかったならば)、議決権の行使を委
任する(又は委任しない)ものであり、スワップは、株
主が例えばS社とT社との2社の議決権を持っている場
合に、自分が持っているS社の議決権と第3者の持って
いるT社の議決権と交換して、T社に対する議決権行使
を強化するものである。また、サービス提供事業者E
は、ASP(Application Service Provider)として一
部のサービスを行うようにしても良い。また、サービス
提供事業者Eがインターネット接続事業者Fを兼ねても
良い。また、単数の公証サーバを設ける場合について述
べたが、複数の公証サーバを設けて、株式会社Aが特定
の公証サーバを選択し、例えば議決権証明書に指定公証
サーバを記載し、代理人サーバ4がこの記載に基づい
て、特定の公証サーバに委任状の非重複証明を要求する
ように構成しても良い。
【0094】また、第2実施例では、少数株主権として
の株主提案権をネットワーク7を介して行使する場合に
ついて述べたが、株主提案権に限らず、株主総会招集請
求権や、取締役解任請求権、会計帳簿の閲覧権、検査役
選任請求権等についても同様である。例えば、臨時株主
総会招集請求権を行使する場合、同意した全株主の所有
する株式総数が3%に達したときは、図25に示すよう
に、会社支配支援システム1Cにおいて、裁判所に設置
された裁判所サーバ81へ招集許可申請を、代表者とし
ての株主B1(B2,B3,…)の株主端末3から行うよ
うにしても良い。また、総会に関する検査役の選任も同
様にして裁判所に請求することができる。
【0095】また、第3実施例では、株主からの質問に
対して株主総会で株式会社が回答する場合について述べ
たが、これに限らず、ネットワーク7を介して、個別に
又は一括して回答するようにしても良い。また、総会情
報処理システムにCTI(Computer Telephony Integra
tion)機能を付加し、電話等で質問を受け付け、質問者
の声を音声認識して、質問に対して自動的に音声で回答
するようにしても良い。また、株主以外の関係者(例え
ば新聞記者等)からの質問についても、回答するように
構成しても良い。また、株主が少数株主権や単独株主権
を行使する場合、株主端末3は議決権証明書を添付して
情報管理サーバ11へ送付し、情報管理サーバ11は議
決権証明書に基づいて、本人認証を行っても良いし、株
主端末3は議決権証明書を添付せずに、情報管理サーバ
11は、提案書等の株主権行使書になされた株主の署名
の検証と、株主名簿の記載内容の確認とによって、本人
認証を行っても良い。
【0096】また、第5実施例では、株主総会の様子を
インターネット放送によって配信する場合について述べ
たが、この場合、会場を複数箇所に設けるようにしても
良い。また、株主総会の様子をインターネット放送に代
えて、衛星放送によって配信するようにしても良い。ま
た、取締役、監査役、会計監査人の秘密鍵及び公開鍵の
管理等は、株式会社A内で独自に導入されたPKIによ
って行っても良いし、株主等の秘密鍵及び公開鍵の管理
等と同様に、認証局システム5が行っても良い。また、
株券を例えばICカード化するようにしても良い。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ネットワークを介して、例えば電子書類が株主総会
情報処理装置と利害関係者用情報処理装置との間で伝達
されるので、短時間にかつ円滑に電子書類の受渡しが行
われる。また、株主が代理人に対して例えば議決権の行
使を委任することによって、株主にとっては、例えば株
主が賛同できるポリシーを提示している代理人を選択
し、議決権の行使を委任することによって、自分の持つ
議決権を有効に活用し、さらに企業価値が高まることに
よって株主としての利益を得ることができる。また、代
理人が提示しているポリシーを参考とすることによっ
て、円滑にかつ合理的に議決権を行使することができ
る。すなわち、株主は、例えば議決権の行使に当たっ
て、特に専門的知識や株式会社に関する詳細な情報を持
ち合わせていなくても、意思決定のための示唆を代理人
から得ることができる。
【0098】また、株式を発行している株式会社にとっ
ては、株主が容易に議決権を行使することができること
によって、株主総会の成否に関わる議決権を行使する株
主が増大し、容易に定足数を確保することができる。ま
た、例えば、議決権証明書の送付や議決権行使書の受領
が電子化されるので、株主総会の事務処理を省力化し、
準備期間等を短縮することができる。また、代理人にと
っては、提示したポリシーに対して賛同する株主から、
議決権行使の委任を受けることによって、円滑かつ確実
に所定数の委任状を得ることが可能となるので、株式を
発行している株式会社に対して経営関与を行い、企業価
値を高めて株価上昇を促進させ、運用収益を増加させる
ことができる。
【0099】また、電子書類の送信者は、送信者の秘密
鍵で署名して、電子書類を送信し、電子書類の受信者は
送信者の公開鍵で復号化して署名を検証することによっ
て、容易にかつ確実に本人の認証がなされる。また、必
要に応じて時刻認証又は非重複証明を受けることによっ
て、電子書類の送付の際の安全性を一段と向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である会社支配支援シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】同会社支配支援システムの総会情報処理システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図3】同総会情報処理システムの情報管理サーバの構
成を示すブロック図である。
【図4】同総会情報処理システムの株主名簿データベー
スサーバに記憶された内容を説明するための説明図であ
る。
【図5】同総会情報処理システムの株主名簿データベー
スサーバに記憶された内容を説明するための説明図であ
る。
【図6】同会社支配支援システムの認証局システムの構
成を示すブロック図である。
【図7】同会社支配支援システムのインターネット接続
システムの構成を示すブロック図である。
【図8】同会社支配支援システムを用いた議決権流通方
法について説明するための説明図である。
【図9】同会社支配支援システムを用いた議決権流通方
法について説明するための説明図である。
【図10】同会社支配支援システムを用いた議決権流通
方法について説明するための説明図である。
【図11】同会社支配支援システムを用いた議決権流通
方法について説明するための説明図である。
【図12】同会社支配支援システムを用いた議決権流通
方法について説明するための説明図である。
【図13】この発明の第2実施例である会社支配支援シ
ステムを用いた少数株主権の行使方法について説明する
ための説明図である。
【図14】この発明の第4実施例である会社支配支援シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図15】同会社支配支援システムの総会情報処理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図16】同会社支配支援システムを構成する総会情報
処理システムにおいて保存される書類の例を示す図であ
る。
【図17】同総会情報処理システムによって提示可能な
法定開示情報の例を示す図である。
【図18】この発明の第5実施例である会社支配支援シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図19】同会社支配支援システムの財務データ処理シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図20】同会社支配支援システムのインターネット放
送システムの構成を示すブロック図である。
【図21】同会社支配支援システムを用いた株式事務支
援方法を説明するためのフローチャートである。
【図22】同株式事務支援方法を説明するための説明図
である。
【図23】同総会情報処理システムの情報管理サーバに
おいて作成される有価証券報告書の概要を示す図であ
る。
【図24】この発明の第6実施例である会社支配支援シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図25】この発明の第2実施例の変形例である会社支
配支援システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C 会社支配支援システム 2、2A、2B 総会情報処理システム 3 株主端末(利害関係者用情報処理装置) 4 代理人サーバ(利害関係者用情報処理装置) 5 認証局システム 6 株主権行使支援サーバ 7 ネットワーク 11 情報管理サーバ(株主総会情報処理装置) 21 登録サーバ(本人認証手段の一部) 22 証明書発行サーバ(本人認証手段の一部) 24 タイムスタンプサーバ(時刻認証手段) 25 公証サーバ(非重複証明手段) 51 財務データ処理システム(財務データ処理支
援手段) 71 決済サーバ(決済処理手段) A 株式会社 B1,B2,… 株主(利害関係者) C1,C2,… 代理人(利害関係者) D 認証局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 豊 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 木村 道弘 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5J104 AA07 AA09 AA11 KA01 LA03 LA06 MA01 PA07

Claims (79)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 株式会社が開催する株主総会に係る事務
    処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記利害関係者は、前記株式会社の株式を所有する株主
    と、前記株主から議決権の代理行使を受任する代理人と
    を含み、 前記利害関係者用情報処理装置は、前記株主が用いる株
    主端末と、前記代理人が用いる代理人サーバとを含み、 前記株主端末は、前記株主の決定に基づいて、議決権の
    代理行使を前記代理人に委任するための電子書類として
    の委任状を作成する委任状作成処理と、 前記委任状に前記株主の前記秘密鍵で署名する署名処理
    と、 前記秘密鍵で署名された前記委任状に前記本人認証書を
    添付して、前記代理人サーバへ前記ネットワークを介し
    て送付する委任状送信処理とを実行することを特徴とす
    る会社支配支援システム。
  2. 【請求項2】 前記代理人サーバは、前記代理人による
    代理権行使にあたってのポリシーを提示するポリシー提
    示処理を実行し、 前記株主端末は、提示された前記ポリシーに基づいて選
    択された前記代理人の前記代理人サーバへ前記委任状を
    送信することを特徴とする請求項1記載の会社支配支援
    システム。
  3. 【請求項3】 前記代理人サーバは、議決権を行使する
    ための電子書類としての議決権行使書を前記代理人の前
    記秘密鍵で署名して、前記ネットワークを介して前記株
    主総会情報処理装置に対して送信し、 前記代理人サーバは、前記議決権行使書に、複数の前記
    株主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記株主の前記秘密鍵で署名された複数の前記委任
    状を添付することを特徴とする請求項1又は2記載の会
    社支配支援システム。
  4. 【請求項4】 株式会社が開催する株主総会に係る事務
    処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、現在時刻
    を管理し、前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係
    者用情報処理装置からの要求に応じて、時刻情報を提供
    する時刻管理手段を備え、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、前記ネット
    ワークを介して電子書類が受け渡される際に、 前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係者用情報処
    理装置は、必要に応じて、前記時刻管理手段に前記時刻
    情報の提供を要求し、送信する前記電子書類又は受信し
    た前記電子書類に、前記時刻情報を付加するか又は前記
    時刻管理手段に付加させる時刻情報付加処理を実行し、 送信側の前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係者
    用情報処理装置は、前記電子書類に、送信者としての前
    記株式会社又は前記利害関係者の前記秘密鍵で署名する
    署名処理と、 必要に応じて前記時刻情報を付加され、前記秘密鍵で署
    名された前記電子書類に前記本人認証書を添付して送信
    する書類送信処理とを実行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行す
    ることを特徴とする会社支配支援システム。
  5. 【請求項5】 株式会社が開催する株主総会に係る事務
    処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、前記電子書類の受
    渡時刻を認証する時刻認証手段を備え、 前記電子書類の受渡しの際には、送信側の前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、前
    記時刻認証手段によって前記電子書類に対して時刻認証
    を受ける時刻認証取得処理と、 前記電子書類に、送信者としての前記株式会社又は前記
    利害関係者の前記秘密鍵で署名する署名処理と、 時刻認証を受け前記秘密鍵で署名された前記電子書類に
    前記本人認証書を添付して送信する書類送信処理とを実
    行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行す
    ることを特徴とする会社支配支援システム。
  6. 【請求項6】 前記電子書類を受信した前記株主総会情
    報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、常に
    又は必要に応じて、少なくとも前記電子書類が時刻認証
    取得済であるか否かを検証する時刻認証検証処理を実行
    することを特徴とする請求項5記載の会社支配支援シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記利害関係者は、前記株式会社の株式
    を所有する複数の株主を含み、前記利害関係者用情報処
    理装置は、前記株主が用いる複数の株主端末を含み、 所定の前記株主の前記株主端末は、少数株主権を行使す
    るための電子書類としての権利行使書を前記株主の前記
    秘密鍵で署名して、前記ネットワークを介して前記株主
    総会情報処理装置に対して送信し、 前記株主端末は、前記権利行使書に、他の複数の前記株
    主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記他の株主の前記秘密鍵で署名され、前記時刻認
    証手段によって時刻認証を受けた、前記権利行使書に対
    する電子書類としての複数の同意書を添付することを特
    徴とする請求項5又は6記載の会社支配支援システム。
  8. 【請求項8】 株式会社が開催する株主総会に係る事務
    処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、前記電子
    書類の履歴情報を管理し、前記株主総会情報処理装置又
    は前記利害関係者用情報処理装置からの要求に応じて、
    前記履歴情報を提供する書類履歴管理手段を備え、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、前記ネット
    ワークを介して電子書類が受け渡される際に、 前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係者用情報処
    理装置は、必要に応じて、前記書類履歴管理手段に前記
    履歴情報の提供を要求し、 送信側の前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係者
    用情報処理装置は、前記電子書類に、送信者としての前
    記株式会社又は前記利害関係者の前記秘密鍵で署名する
    署名処理と、 前記秘密鍵で署名された前記電子書類に前記本人認証書
    を添付して送信する書類送信処理とを実行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理と、 必要に応じて、前記書類履歴管理手段に受信した前記電
    子書類に関する前記履歴情報の提供を要求し、前記電子
    書類について非重複の検証を行う非重複検証処理とを実
    行することを特徴とする会社支配支援システム。
  9. 【請求項9】 株式会社が開催する株主総会に係る事務
    処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、前記電子書類の非
    重複を証明する非重複証明手段を備え、 前記電子書類の受渡しの際には、送信側の前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、前
    記非重複証明手段によって前記電子書類に対して非重複
    証明を受ける非重複証明取得処理と、 前記電子書類に、送信者としての前記株式会社又は前記
    利害関係者の前記秘密鍵で署名する署名処理と、 非重複証明を受け前記秘密鍵で署名された前記電子書類
    に前記本人認証書を添付して送信する書類送信処理とを
    実行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行す
    ることを特徴とする会社支配支援システム。
  10. 【請求項10】 前記電子書類を受信した前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、常
    に又は必要に応じて、少なくとも前記電子書類が非重複
    証明取得済であるか否かを検証する非重複検証処理を実
    行することを特徴とする請求項9記載の会社支配支援シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記利害関係者は、前記株式会社の株
    式を所有する複数の株主を含み、前記利害関係者用情報
    処理装置は、前記株主が用いる複数の株主端末を含み、 所定の前記株主の前記株主端末は、少数株主権を行使す
    るための電子書類としての権利行使書を前記株主の前記
    秘密鍵で署名して、前記ネットワークを介して前記株主
    総会情報処理装置に対して送信し、 前記株主端末は、前記権利行使書に、他の複数の株主の
    前記株主端末から前記ネットワークを介して受信し、前
    記他の株主の前記秘密鍵で署名され、前記非重複証明手
    段によって非重複証明を受けた、前記権利行使書に対す
    る電子書類としての複数の同意書を添付することを特徴
    とする請求項9又は10記載の会社支配支援システム。
  12. 【請求項12】 株式会社が開催する株主総会に係る事
    務処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、前記電子書類の受
    渡時刻を認証する時刻認証手段と、前記ネットワークを
    介して前記株主総会情報処理装置及び前記利害関係者用
    情報処理装置と接続され、前記株主総会情報処理装置と
    前記利害関係者用情報処理装置との間で、又は所定の前
    記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理装置と
    他の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、前記ネットワークを介して電子書類が受
    け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明する非重
    複証明手段とを備え、 前記電子書類の受渡しの際には、送信側の前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、前
    記時刻認証手段によって前記電子書類に対して時刻認証
    を受ける時刻認証取得処理又は前記非重複証明手段によ
    って前記電子書類に対して非重複証明を受ける非重複証
    明取得処理と、 前記電子書類に、送信者としての前記株式会社又は前記
    利害関係者の前記秘密鍵で署名する署名処理と、 時刻認証又は非重複証明を受け前記秘密鍵で署名された
    前記電子書類に前記本人認証書を添付して送信する書類
    送信処理とを実行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行す
    ることを特徴とする会社支配支援システム。
  13. 【請求項13】 前記利害関係者は、前記株式会社の株
    式を所有する株主を含み、前記利害関係者用情報処理装
    置は、前記株主が用いる株主端末を含み、前記電子書類
    は、前記株主が、株主質問権又は書類閲覧権を含む単独
    株主権を行使するために、前記株主総会情報処理装置と
    前記株主端末との間で受渡しが行われることを特徴とす
    る請求項4、5、6、8、9、10又は12記載の会社
    支配支援システム。
  14. 【請求項14】 前記株主端末は、前記株主が前記単独
    株主権としての株主質問権を行使するための前記電子書
    類としての質問書を、前記ネットワークを介して前記株
    主総会情報処理装置へ送信する質問書送付処理を実行
    し、 前記株主総会情報処理装置は、前記株主端末から前記質
    問書を受信した場合に、質問書情報を蓄積する蓄積処理
    と、 蓄積された前記質問書情報に基づいて、前記株主による
    質問の傾向及びパターンを導出するデータマイニング処
    理と、 データマイニング処理結果に基づいて、比較的多数の前
    記株主が共通に提示すると予測される質問事項を抽出し
    て前記質問事項に対する回答書を調製する回答書調製処
    理とを実行することを特徴とする請求項13記載の会社
    支配支援システム。
  15. 【請求項15】 前記少数株主権は、株主提案権、臨時
    株主総会招集請求権、取締役解任請求権、会計帳簿書類
    等閲覧請求権、又は検査役選任請求権を含むことを特徴
    とする請求項7又は11記載の会社支配支援システム。
  16. 【請求項16】 株式会社が開催する株主総会に係る事
    務処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、前記電子書類の受
    渡時刻を認証する時刻認証手段を備え、 前記利害関係者は、前記株式会社の株式を所有する株主
    と、前記株主から議決権の代理行使を受任する代理人と
    を含み、 前記利害関係者用情報処理装置は、前記株主が用いる株
    主端末と、前記代理人が用いる代理人サーバとを含み、 前記株主端末は、前記株主の決定に基づいて、議決権の
    代理行使を前記代理人に委任するための電子書類として
    の委任状を作成する委任状作成処理と、 前記委任状に前記株主の前記秘密鍵で署名する署名処理
    と、 前記秘密鍵で署名された前記委任状に前記本人認証書を
    添付して、前記代理人サーバへ前記ネットワークを介し
    て送付する委任状送信処理とを実行し、 前記代理人サーバは、議決権を行使するための議決権行
    使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名して、前記ネット
    ワークを介して前記株主総会情報処理装置に対して送付
    する議決権行使書送信処理を実行し、 前記代理人サーバは、前記議決権行使書に、複数の前記
    株主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記株主の前記秘密鍵で署名され、前記時刻認証手
    段によって時刻認証を受けた複数の前記委任状を添付す
    ることを特徴とする会社支配支援システム。
  17. 【請求項17】 株式会社が開催する株主総会に係る事
    務処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、前記電子書類の非
    重複を証明する非重複証明手段を備え、 前記利害関係者は、前記株式会社の株式を所有する株主
    と、前記株主から議決権の代理行使を受任する代理人と
    を含み、 前記利害関係者用情報処理装置は、前記株主が用いる株
    主端末と、前記代理人が用いる代理人サーバとを含み、 前記株主端末は、前記株主の決定に基づいて、議決権の
    代理行使を前記代理人に委任するための電子書類として
    の委任状を作成する委任状作成処理と、 前記委任状に前記株主の前記秘密鍵で署名する署名処理
    と、 前記秘密鍵で署名された前記委任状に前記本人認証書を
    添付して、前記代理人サーバへ前記ネットワークを介し
    て送付する委任状送信処理とを実行し、 前記代理人サーバは、議決権を行使するための議決権行
    使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名して、前記ネット
    ワークを介して前記株主総会情報処理装置に対して送信
    する議決権行使書送信処理を実行し、 前記代理人サーバは、前記議決権行使書に、複数の前記
    株主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記株主の前記秘密鍵で署名され、前記非重複証明
    手段によって非重複証明を受けた複数の前記委任状を添
    付することを特徴とする会社支配支援システム。
  18. 【請求項18】 株式会社が開催する株主総会に係る事
    務処理を支援する株主総会情報処理装置と、 前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係者が用
    いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とが、 ネットワークを介して接続されて構成され、前記利害関
    係者が前記株式会社の会社経営に関与する際に用いられ
    る会社支配支援システムであって、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、前記電子書類の受
    渡時刻を認証する時刻認証手段と、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置及
    び前記利害関係者用情報処理装置と接続され、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、前記電子書類の非
    重複を証明する非重複証明手段とを備え、 前記利害関係者は、前記株式会社の株式を所有する株主
    と、前記株主から議決権の代理行使を受任する代理人と
    を含み、 前記利害関係者用情報処理装置は、前記株主が用いる株
    主端末と、前記代理人が用いる代理人サーバとを含み、 前記株主端末は、前記株主の決定に基づいて、議決権の
    代理行使を前記代理人に委任するための電子書類として
    の委任状を作成する委任状作成処理と、 前記委任状に前記株主の前記秘密鍵で署名する署名処理
    と、 前記秘密鍵で署名された前記委任状に前記本人認証書を
    添付して、前記代理人サーバへ前記ネットワークを介し
    て送付する委任状送信処理とを実行し、 前記代理人サーバは、議決権を行使するための議決権行
    使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名して、前記ネット
    ワークを介して前記株主総会情報処理装置に対して送信
    する議決権行使書送信処理とを実行し、 前記代理人サーバは、前記議決権行使書に、複数の前記
    株主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記株主の前記秘密鍵で署名され、前記時刻認証手
    段によって時刻認証を受け、かつ前記非重複証明手段に
    よって非重複証明を受けた複数の前記委任状を添付する
    ことを特徴とする会社支配支援システム。
  19. 【請求項19】 前記ネットワークを介して前記株主総
    会情報処理装置及び前記利害関係者用情報処理装置と接
    続され、所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係者
    用情報処理装置からの要求に応じて、他の前記利害関係
    者又は前記株式会社に関する情報を所定の前記利害関係
    者が用いる前記利害関係者用情報処理装置に対して提示
    することによって、所定の前記利害関係者の株主権行使
    のための支援を行う株主権行使支援手段を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至18のいずれか1に記載の会社
    支配支援システム。
  20. 【請求項20】 前記株主権行使支援手段は、所定の前
    記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理装置か
    らの要求に応じて、所定の前記利害関係者が伝達しよう
    とする情報を他の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置又は前記株主総会情報処理装置に対し
    て提示することによって、所定の前記利害関係者の株主
    権行使のための支援を行うことを特徴とする請求項19
    記載の会社支配支援システム。
  21. 【請求項21】 計算書類の承認及び監査を行う際に用
    いられる財務データ処理支援手段を備え、 前記株主総会情報処理装置は、財務データに基づいて、
    計算書類及び財務諸表を作成する会計処理と、 作成した前記計算書類を前記財務データ処理支援手段へ
    送信し、承認され監査を受けた前記計算書類を受信する
    書類回付処理とを実行することを特徴とする請求項1乃
    至20のいずれか1に記載の会社支配支援システム。
  22. 【請求項22】 前記株主総会情報処理装置は、財務デ
    ータに基づいて、電子書類としての法定開示書類を作成
    し、前記利害関係者用情報処理装置からの要求に応じて
    前記法定開示書類を提示することを特徴とする請求項1
    乃至21のいずれか1に記載の会社支配支援システム。
  23. 【請求項23】 前記株主総会情報処理装置は、財務デ
    ータに基づいて、電子書類としての任意開示書類を作成
    し、前記利害関係者用情報処理装置からの要求に応じて
    前記任意開示書類を提示することを特徴とする請求項1
    乃至22のいずれか1に記載の会社支配支援システム。
  24. 【請求項24】 前記利害関係者は、前記株式会社の株
    式を所有する株主を含み、金融機関に設置され前記ネッ
    トワークを介して前記株主総会情報処理装置と接続さ
    れ、預金口座保有者としての前記株主の預金口座を管理
    する決済処理手段を備え、 前記株主総会情報処理装置は、前記株主に支払われる配
    当金の振替処理を、前記決済処理手段に対して前記ネッ
    トワークを介して要請することを特徴とする請求項1乃
    至23のいずれか1に記載の会社支配支援システム。
  25. 【請求項25】 株式会社が開催する株主総会に係る事
    務処理を支援する株主総会情報処理装置であって、 ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置に接続
    され、前記株式会社に対して利害関係を有する利害関係
    者としての株主が用いる株主端末から送付され、前記株
    主が前記単独株主権としての株主質問権を行使するため
    の前記電子書類としての質問書を受信した場合に、質問
    書情報を蓄積する蓄積処理と、 蓄積された前記質問書情報に基づいて、前記株主による
    質問の傾向及びパターンを導出するデータマイニング処
    理と、 データマイニング処理結果に基づいて、比較的多数の前
    記株主が共通に提示すると予測される質問事項を抽出し
    て前記質問事項に対する回答書を調製する回答書調製処
    理とを実行することを特徴とする株主総会情報処理装
    置。
  26. 【請求項26】 財務データに基づいて、計算書類及び
    財務諸表を作成する会計処理と、 前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装置に
    接続され、計算書類の承認及び監査を行う際に用いられ
    る財務データ処理支援手段へ、作成した前記計算書類を
    送信し、承認され監査を受けた前記計算書類を前記財務
    データ処理支援手段から受信する書類回付処理とを実行
    することを特徴とする請求項25記載の株主総会情報処
    理装置。
  27. 【請求項27】 財務データに基づいて、電子書類とし
    ての法定開示書類を作成し、前記株主端末からの要求に
    応じて前記法定開示書類を提示することを特徴とする請
    求項25又は26記載の株主総会情報処理装置。
  28. 【請求項28】 財務データに基づいて、電子書類とし
    ての任意開示書類を作成し、前記株主端末からの要求に
    応じて前記任意開示書類を提示することを特徴とする請
    求項25、26又は27記載の株主総会情報処理装置。
  29. 【請求項29】 金融機関に設置され前記ネットワーク
    を介して前記株主総会情報処理装置と接続され、預金口
    座保有者としての前記株主の預金口座を管理する決済処
    理手段に対して、前記株主に支払われる配当金の振替処
    理を、前記ネットワークを介して要請することを特徴と
    する請求項25乃至28のいずれか1に記載の株主総会
    情報処理装置。
  30. 【請求項30】 株式会社が開催する株主総会に係る事
    務処理を支援する株主総会情報処理装置と、前記株式会
    社に対して利害関係を有する利害関係者が用いる利害関
    係者用情報処理装置と、ネットワークを介して接続さ
    れ、所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情
    報処理装置からの要求に応じて、他の前記利害関係者又
    は前記株式会社に関する情報を所定の前記利害関係者が
    用いる前記利害関係者用情報処理装置に対して提示する
    ことによって、所定の前記利害関係者の株主権行使のた
    めの支援を行うことを特徴とする株主権行使支援サー
    バ。
  31. 【請求項31】 所定の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置からの要求に応じて、所定の前
    記利害関係者が伝達しようとする情報を他の前記利害関
    係者が用いる前記利害関係者用情報処理装置又は前記株
    主総会情報処理装置に対して提示することによって、所
    定の前記利害関係者の株主権行使のための支援を行うこ
    とを特徴とする請求項30記載の株主権行使支援サー
    バ。
  32. 【請求項32】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段とがネットワークを介し
    て接続され、 前記利害関係者は、前記株式会社の株式を所有する株主
    と、前記株主から議決権の代理行使を受任する代理人と
    を含み、 前記利害関係者用情報処理装置は、前記株主が用いる株
    主端末と、前記代理人が用いる代理人サーバとを含み、 前記株主端末は、前記株主の決定に基づいて、議決権の
    代理行使を前記代理人に委任するための電子書類として
    の委任状を作成する委任状作成処理を実行し、 前記委任状作成処理の後に、前記委任状に前記株主の前
    記秘密鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記委任
    状に前記本人認証書を添付して、前記代理人サーバへ前
    記ネットワークを介して送付する委任状送信処理を実行
    することを特徴とする会社支配支援方法。
  33. 【請求項33】 前記代理人サーバは、前記代理人によ
    る代理権行使にあたってのポリシーを提示するポリシー
    提示処理を実行し、 前記株主端末は、提示された前記ポリシーに基づいて選
    択された前記代理人の前記代理人サーバへ前記委任状を
    送信することを特徴とする請求項32記載の会社支配支
    援方法。
  34. 【請求項34】 前記代理人サーバは、議決権を行使す
    るための電子書類としての議決権行使書を前記代理人の
    前記秘密鍵で署名して、前記ネットワークを介して前記
    株主総会情報処理装置に対して送信し、 前記代理人サーバは、前記議決権行使書に、複数の前記
    株主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記株主の前記秘密鍵で署名された複数の前記委任
    状を添付することを特徴とする請求項32又は33記載
    の会社支配支援方法。
  35. 【請求項35】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段と、 現在時刻を管理し、前記株主総会情報処理装置又は前記
    利害関係者用情報処理装置からの要求に応じて、時刻情
    報を提供する時刻管理手段とがネットワークを介して接
    続され、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、前記ネット
    ワークを介して電子書類が受け渡される際に、 前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係者用情報処
    理装置は、必要に応じて、前記時刻管理手段に前記時刻
    情報の提供を要求し、送信する前記電子書類又は受信し
    た前記電子書類に、前記時刻情報を付加するか又は前記
    時刻管理手段に付加させる時刻情報付加処理を実行し、 送信側の前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係者
    用情報処理装置は、前記電子書類に、送信者としての前
    記株式会社又は前記利害関係者の前記秘密鍵で署名する
    署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、必要に応じて前記時刻情報を付加
    され、前記秘密鍵で署名された前記電子書類に前記本人
    認証書を添付して送信する書類送信処理を実行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行す
    ることを特徴とする会社支配支援方法。
  36. 【請求項36】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段と、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の受渡時刻を認証する
    時刻認証手段とがネットワークを介して接続され、 前記電子書類の受渡しの際には、送信側の前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、前
    記電子書類に、送信者としての前記株式会社又は前記利
    害関係者の前記秘密鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記時刻認証手段によって前記電
    子書類に対して時刻認証を受ける時刻認証取得処理を実
    行し、 前記時刻認証取得処理の後に、時刻認証を受け前記秘密
    鍵で署名された前記電子書類に前記本人認証書を添付し
    て送信する書類送信処理を実行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行す
    ることを特徴とする会社支配支援方法。
  37. 【請求項37】 前記電子書類を受信した前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、常
    に又は必要に応じて、少なくとも前記電子書類が時刻認
    証取得済であるか否かを検証する時刻認証検証処理を実
    行することを特徴とする請求項36記載の会社支配支援
    方法。
  38. 【請求項38】 前記利害関係者は、前記株式会社の株
    式を所有する複数の株主を含み、前記利害関係者用情報
    処理装置は、前記株主が用いる複数の株主端末を含み、 所定の前記株主の前記株主端末は、少数株主権を行使す
    るための電子書類としての権利行使書を前記株主の前記
    秘密鍵で署名して、前記ネットワークを介して前記株主
    総会情報処理装置に対して送信し、 前記株主端末は、前記権利行使書に、他の複数の前記株
    主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記他の株主の前記秘密鍵で署名され、前記時刻認
    証手段によって時刻認証を受けた、前記権利行使書に対
    する電子書類としての複数の同意書を添付することを特
    徴とする請求項36又は37記載の会社支配支援方法。
  39. 【請求項39】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段と、 前記電子書類の履歴情報を管理し、前記株主総会情報処
    理装置又は前記利害関係者用情報処理装置からの要求に
    応じて、前記履歴情報を提供する書類履歴管理手段とが
    ネットワークを介して接続され、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、前記ネット
    ワークを介して電子書類が受け渡される際に、 前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係者用情報処
    理装置は、必要に応じて、前記書類履歴管理手段に前記
    履歴情報の提供を要求し、 送信側の前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係者
    用情報処理装置は、前記電子書類に、送信者としての前
    記株式会社又は前記利害関係者の前記秘密鍵で署名する
    署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記電子
    書類に前記本人認証書を添付して送信する書類送信処理
    を実行し、 電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は前記
    利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公開鍵
    で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行し、 前記署名検証処理の後に、必要に応じて、前記書類履歴
    管理手段に受信した前記電子書類に関する前記履歴情報
    の提供を要求し、前記電子書類について非重複の検証を
    行う非重複検証処理を実行することを特徴とする会社支
    配支援方法。
  40. 【請求項40】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段と、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明する非
    重複証明手段とがネットワークを介して接続され、 前記電子書類の受渡しの際には、送信側の前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、前
    記電子書類に、送信者としての前記株式会社又は前記利
    害関係者の前記秘密鍵で署名する署名処理を実行し前記
    署名処理の後に、前記非重複証明手段によって前記電子
    書類に対して非重複証明を受ける非重複証明取得処理を
    実行し、 前記非重複証明取得処理の後に、非重複証明を受け前記
    秘密鍵で署名された前記電子書類に前記本人認証書を添
    付して送信する書類送信処理を実行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行す
    ることを特徴とする会社支配支援方法。
  41. 【請求項41】 前記電子書類を受信した前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、常
    に又は必要に応じて、少なくとも前記電子書類が非重複
    証明取得済であるか否かを検証する非重複検証処理を実
    行することを特徴とする請求項40記載の会社支配支援
    方法。
  42. 【請求項42】 前記利害関係者は、前記株式会社の株
    式を所有する複数の株主を含み、前記利害関係者用情報
    処理装置は、前記株主が用いる複数の株主端末を含み、 所定の前記株主の前記株主端末は、少数株主権を行使す
    るための電子書類としての権利行使書を前記株主の前記
    秘密鍵で署名して、前記ネットワークを介して前記株主
    総会情報処理装置に対して送信し、 前記株主端末は、前記権利行使書に、他の複数の株主の
    前記株主端末から前記ネットワークを介して受信し、前
    記他の株主の前記秘密鍵で署名され、前記非重複証明手
    段によって非重複証明を受けた、前記権利行使書に対す
    る電子書類としての複数の同意書を添付することを特徴
    とする請求項40又は41記載の会社支配支援方法。
  43. 【請求項43】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段と、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の受渡時刻を認証する
    時刻認証手段と、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明する非
    重複証明手段とがネットワークを介して接続され、 前記電子書類の受渡しの際には、送信側の前記株主総会
    情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置は、前
    記電子書類に、送信者としての前記株式会社又は前記利
    害関係者の前記秘密鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記時刻認証手段によって前記電
    子書類に対して時刻認証を受ける時刻認証取得処理又は
    前記非重複証明手段によって前記電子書類に対して非重
    複証明を受ける非重複証明取得処理を実行し、 前記時刻認証取得処理又は前記非重複証明取得処理の後
    に、時刻認証又は非重複証明を受け前記秘密鍵で署名さ
    れた前記電子書類に前記本人認証書を添付して送信する
    書類送信処理を実行し、 前記電子書類を受信した前記株主総会情報処理装置又は
    前記利害関係者用情報処理装置は、前記送信者の前記公
    開鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行す
    ることを特徴とする会社支配支援方法。
  44. 【請求項44】 前記利害関係者は、前記株式会社の株
    式を所有する株主を含み、前記利害関係者用情報処理装
    置は、前記株主が用いる株主端末を含み、前記電子書類
    は、前記株主が、株主質問権又は書類閲覧権を含む単独
    株主権を行使するために、前記株主総会情報処理装置と
    前記株主端末との間で受渡しが行われることを特徴とす
    る請求項35、36、37、39、40、41又は43
    記載の会社支配支援方法。
  45. 【請求項45】 前記株主端末は、前記株主が前記単独
    株主権としての株主質問権を行使するための前記電子書
    類としての質問書を、前記ネットワークを介して前記株
    主総会情報処理装置へ送信する質問書送付処理を実行
    し、 前記株主総会情報処理装置は、前記株主端末から前記質
    問書を受信した場合に、質問書情報を蓄積する蓄積処理
    を実行し、 前記蓄積処理の後に、蓄積された前記質問書情報に基づ
    いて、前記株主による質問の傾向及びパターンを導出す
    るデータマイニング処理を実行し、 前記データマイニング処理の後に、データマイニング処
    理結果に基づいて、比較的多数の前記株主が共通に提示
    すると予測される質問事項を抽出して前記質問事項に対
    する回答書を調製する回答書調製処理を実行することを
    特徴とする請求項44記載の会社支配支援方法。
  46. 【請求項46】 前記少数株主権は、株主提案権、臨時
    株主総会招集請求権、取締役解任請求権、会計帳簿書類
    等閲覧請求権、又は検査役選任請求権を含むことを特徴
    とする請求項38又は42記載の会社支配支援方法。
  47. 【請求項47】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段と、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の受渡時刻を認証する
    時刻認証手段とがネットワークを介して接続され、 前記利害関係者は、前記株式会社の株式を所有する株主
    と、前記株主から議決権の代理行使を受任する代理人と
    を含み、 前記利害関係者用情報処理装置は、前記株主が用いる株
    主端末と、前記代理人が用いる代理人サーバとを含み、 前記株主端末は、前記株主の決定に基づいて、議決権の
    代理行使を前記代理人に委任するための電子書類として
    の委任状を作成する委任状作成処理を実行し、 前記委任状作成処理の後に、前記委任状に前記株主の前
    記秘密鍵で署名する署名処理と、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記委任
    状に前記本人認証書を添付して、前記代理人サーバへ前
    記ネットワークを介して送付する委任状送信処理を実行
    し、 前記代理人サーバは、議決権を行使するための議決権行
    使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名して、前記ネット
    ワークを介して前記株主総会情報処理装置に対して送付
    する議決権行使書送信処理を実行し、 前記代理人サーバは、前記議決権行使書に、複数の前記
    株主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記株主の前記秘密鍵で署名され、前記時刻認証手
    段によって時刻認証を受けた複数の前記委任状を添付す
    ることを特徴とする会社支配支援方法。
  48. 【請求項48】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段と、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明する非
    重複証明手段とがネットワークを介して接続され、 前記利害関係者は、前記株式会社の株式を所有する株主
    と、前記株主から議決権の代理行使を受任する代理人と
    を含み、 前記利害関係者用情報処理装置は、前記株主が用いる株
    主端末と、前記代理人が用いる代理人サーバとを含み、 前記株主端末は、前記株主の決定に基づいて、議決権の
    代理行使を前記代理人に委任するための電子書類として
    の委任状を作成する委任状作成処理を実行し、 前記委任状作成処理の後に、前記委任状に前記株主の前
    記秘密鍵で署名する署名処理と、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記委任
    状に前記本人認証書を添付して、前記代理人サーバへ前
    記ネットワークを介して送付する委任状送信処理を実行
    し、 前記代理人サーバは、議決権を行使するための議決権行
    使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名して、前記ネット
    ワークを介して前記株主総会情報処理装置に対して送信
    する議決権行使書送信処理を実行し、 前記代理人サーバは、前記議決権行使書に、複数の前記
    株主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記株主の前記秘密鍵で署名され、前記非重複証明
    手段によって非重複証明を受けた複数の前記委任状を添
    付することを特徴とする会社支配支援方法。
  49. 【請求項49】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法であって、 前記株式会社が開催する株主総会に係る事務処理を支援
    する株主総会情報処理装置と、 前記利害関係者が用いる利害関係者用情報処理装置と、 前記株式会社及び前記利害関係者の認証を行い、前記株
    式会社及び前記利害関係者の秘密鍵及び公開鍵を生成
    し、前記公開鍵を含み本人を認証する電子化された本人
    認証書を発行する本人認証手段と、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の受渡時刻を認証する
    時刻認証手段と、 前記株主総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理
    装置との間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用い
    る前記利害関係者用情報処理装置との間で、電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明する非
    重複証明手段とがネットワークを介して接続され、 前記利害関係者は、前記株式会社の株式を所有する株主
    と、前記株主から議決権の代理行使を受任する代理人と
    を含み、 前記利害関係者用情報処理装置は、前記株主が用いる株
    主端末と、前記代理人が用いる代理人サーバとを含み、 前記株主端末は、前記株主の決定に基づいて、議決権の
    代理行使を前記代理人に委任するための電子書類として
    の委任状を作成する委任状作成処理を実行し、 前記委任状作成処理の後に、前記委任状に前記株主の前
    記秘密鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記委任
    状に前記本人認証書を添付して、前記代理人サーバへ前
    記ネットワークを介して送付する委任状送信処理を実行
    し、 前記代理人サーバは、議決権を行使するための議決権行
    使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名して、前記ネット
    ワークを介して前記株主総会情報処理装置に対して送信
    する議決権行使書送信処理とを実行し、 前記代理人サーバは、前記議決権行使書に、複数の前記
    株主の前記株主端末から前記ネットワークを介して受信
    し、前記株主の前記秘密鍵で署名され、前記時刻認証手
    段によって時刻認証を受け、かつ前記非重複証明手段に
    よって非重複証明を受けた複数の前記委任状を添付する
    ことを特徴とする会社支配支援方法。
  50. 【請求項50】 前記ネットワークを介して、株主権行
    使支援手段が前記株主総会情報処理装置及び前記利害関
    係者用情報処理装置と接続され、前記株主権行使支援手
    段は、所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用
    情報処理装置からの要求に応じて、他の前記利害関係者
    又は前記株式会社に関する情報を所定の前記利害関係者
    が用いる前記利害関係者用情報処理装置に対して提示す
    ることによって、所定の前記利害関係者の株主権行使の
    ための支援を行うことを特徴とする請求項32乃至49
    のいずれか1に記載の会社支配支援方法。
  51. 【請求項51】 前記株主権行使支援手段は、所定の前
    記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理装置か
    らの要求に応じて、所定の前記利害関係者が伝達しよう
    とする情報を他の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置又は前記株主総会情報処理装置に対し
    て提示することによって、所定の前記利害関係者の株主
    権行使のための支援を行うことを特徴とする請求項50
    記載の会社支配支援方法。
  52. 【請求項52】 前記ネットワークには、計算書類の承
    認及び監査を行う際に用いられる財務データ処理支援手
    段が接続され、 前記株主総会情報処理装置は、財務データに基づいて、
    計算書類及び財務諸表を作成する会計処理を実行し、 前記会計処理の後に、作成した前記計算書類を前記財務
    データ処理支援手段へ送信し、承認され監査を受けた前
    記計算書類を受信する書類回付処理を実行することを特
    徴とする請求項32乃至51のいずれか1に記載の会社
    支配支援方法。
  53. 【請求項53】 前記株主総会情報処理装置は、財務デ
    ータに基づいて、電子書類としての法定開示書類を作成
    し、前記利害関係者用情報処理装置からの要求に応じて
    前記法定開示書類を提示することを特徴とする請求項3
    2乃至52のいずれか1に記載の会社支配支援方法。
  54. 【請求項54】 前記株主総会情報処理装置は、財務デ
    ータに基づいて、電子書類としての任意開示書類を作成
    し、前記利害関係者用情報処理装置からの要求に応じて
    前記任意開示書類を提示することを特徴とする請求項3
    2乃至53のいずれか1に記載の会社支配支援方法。
  55. 【請求項55】 前記利害関係者は、前記株式会社の株
    式を所有する株主を含み、 前記株主総会情報処理装置には、前記ネットワークを介
    して、金融機関に設置されて預金口座保有者としての前
    記株主の預金口座を管理する決済処理手段が接続され、 前記株主総会情報処理装置は、前記株主に支払われる配
    当金の振替処理を、前記決済処理手段に対して前記ネッ
    トワークを介して要請することを特徴とする請求項32
    乃至54のいずれか1に記載の会社支配支援方法。
  56. 【請求項56】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段とにおいてそれぞれ実行さ
    れる第1の情報処理プログラムと、第2の情報処理プロ
    グラムと、本人認証プログラムとを含み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、 前記第2の情報処理プログラムは、前記利害関係者とし
    ての前記株式会社の株式を所有する株主が用いるコンピ
    ュータとしての株主端末と、前記株主から議決権の代理
    行使を受任する代理人が用いるコンピュータとしての代
    理人サーバとにおいてそれぞれ実行される第3の情報処
    理プログラムと、第4の情報処理プログラムとを含み、 前記第3の情報処理プログラムには、前記株主の決定に
    基づいて、議決権の代理行使を前記代理人に委任するた
    めの電子書類としての委任状を作成する委任状作成処理
    を実行し、 前記委任状作成処理の後に、前記委任状に前記株主の前
    記秘密鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記委任
    状に前記本人認証書を添付して、前記代理人サーバへ前
    記ネットワークを介して送付する委任状送信処理を実行
    するための手順が記述され、 前記第4の情報処理プログラムには、前記株主端末から
    前記ネットワークを介して前記本人認証書が添付され前
    記秘密鍵で署名された前記委任状を受信する手順が記述
    されていることを特徴とする制御プログラム。
  57. 【請求項57】 前記第4の情報処理プログラムには、
    前記代理人による代理権行使にあたってのポリシーを提
    示するポリシー提示処理を実行する手順が記述され、 前記第3の情報処理プログラムには、提示された前記ポ
    リシーに基づいて選択された前記代理人の前記代理人サ
    ーバへ前記委任状を送信する手順が記述されていること
    を特徴とする請求項56記載の制御プログラム。
  58. 【請求項58】 前記第4の情報処理プログラムには、
    議決権を行使するための電子書類としての議決権行使書
    を前記代理人の前記秘密鍵で署名して、前記ネットワー
    クを介して前記株主総会情報処理装置に対して送信し、 前記議決権行使書に、複数の前記株主の前記株主端末か
    ら前記ネットワークを介して受信し、前記株主の前記秘
    密鍵で署名された複数の前記委任状を添付するための手
    順が記述されていることを特徴とする請求項56又は5
    7記載の制御プログラム。
  59. 【請求項59】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段と、コンピュータとしての
    時刻管理手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情報
    処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本人
    認証プログラムと、時刻管理プログラムとを含み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、前記時刻管理プログラムには、現在時刻
    を管理し、前記株主総会情報処理装置又は前記利害関係
    者用情報処理装置からの要求に応じて、時刻情報を提供
    するための手順が記述され、 前記第1及び第2の情報処理プログラムには、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、必要に応じて、前
    記時刻管理手段に前記時刻情報の提供を要求し、送信す
    る前記電子書類又は受信した前記電子書類に、前記時刻
    情報を付加するか又は前記時刻管理手段に付加させる時
    刻情報付加処理を実行するための手順が記述され、 前記第1及び第2の情報処理プログラムには、前記株主
    総会情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置へ
    前記電子書類を送信する場合に、前記電子書類に、送信
    者としての前記株式会社又は前記利害関係者の前記秘密
    鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、必要に応じて前記時刻情報を付加
    され、前記秘密鍵で署名された前記電子書類に前記本人
    認証書を添付して送信する書類送信処理を実行するため
    の手順が記述され、 前記電子書類を受信した場合に、前記送信者の前記公開
    鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行する
    ための手順が記述されていることを特徴とする制御プロ
    グラム。
  60. 【請求項60】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段と、コンピュータとしての
    時刻認証手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情報
    処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本人
    認証プログラムと、時刻認証プログラムとを含み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、前記時刻認証プログラムには、前記株主
    総会情報処理装置と前記利害関係者用情報処理装置との
    間で、又は所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係
    者用情報処理装置と他の前記利害関係者が用いる前記利
    害関係者用情報処理装置との間で、前記ネットワークを
    介して電子書類が受け渡される際に、前記電子書類の受
    渡時刻を認証するための手順が記述され、 前記第1及び第2の情報処理プログラムには、前記第1
    又は第2の情報処理装置へ前記電子書類を送信する場合
    に、前記電子書類に、送信者としての前記株式会社又は
    前記利害関係者の前記秘密鍵で署名する署名処理を実行
    し、 前記署名処理の後に、前記時刻認証手段によって前記電
    子書類に対して時刻認証を受ける時刻認証取得処理を実
    行し、 前記時刻認証取得処理の後に、時刻認証を受け前記秘密
    鍵で署名された前記電子書類に前記本人認証書を添付し
    て送信する書類送信処理を実行する手順が記述され、 前記電子書類を受信した場合に、前記送信者の前記公開
    鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行する
    手順が記述されていることを特徴とする制御プログラ
    ム。
  61. 【請求項61】 前記第1及び第2の情報処理プログラ
    ムには、前記電子書類を受信した場合に、常に又は必要
    に応じて、少なくとも前記電子書類が時刻認証取得済で
    あるか否かを検証する時刻認証検証処理を実行する手順
    が記述されていることを特徴とする請求項60記載の制
    御プログラム。
  62. 【請求項62】 前記第2の情報処理プログラムは、前
    記株式会社の株式を所有する前記利害関係者としての所
    定の株主が用いるコンピュータとしての株主端末におい
    て実行される第3の情報処理プログラムを含み、 前記第3の情報処理プログラムには、少数株主権を行使
    するための電子書類としての権利行使書を前記株主の前
    記秘密鍵で署名して、前記ネットワークを介して前記株
    主総会情報処理装置に対して送信し、 前記権利行使書に、他の複数の前記株主の前記株主端末
    から前記ネットワークを介して受信し、前記他の株主の
    前記秘密鍵で署名され、前記時刻認証手段によって時刻
    認証を受けた、前記権利行使書に対する電子書類として
    の複数の同意書を添付するための手順が記述されている
    ことを特徴とする請求項60又は61記載の制御プログ
    ラム。
  63. 【請求項63】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段と、コンピュータとしての
    書類履歴管理手段とにおいてそれぞれ実行される第1の
    情報処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、
    本人認証プログラムと、書類履歴管理プログラムとを含
    み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、 前記書類履歴管理プログラムには、前記電子書類の履歴
    情報を管理し、前記株主総会情報処理装置又は前記利害
    関係者用情報処理装置からの要求に応じて、前記履歴情
    報を提供するための手順が記述され、 前記第1及び第2の情報処理プログラムには、必要に応
    じて、前記書類履歴管理手段に前記履歴情報の提供を要
    求する手順が記述され、 前記第1及び第2の情報処理プログラムには、前記株主
    総会情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置へ
    前記電子書類を送信する場合に、前記電子書類に、送信
    者としての前記株式会社又は前記利害関係者の前記秘密
    鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記電子
    書類に前記本人認証書を添付して送信する書類送信処理
    を実行する手順が記述され、 前記電子書類を受信した場合に、前記送信者の前記公開
    鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行し、 前記署名検証処理の後に、必要に応じて、前記書類履歴
    管理手段に受信した前記電子書類に関する前記履歴情報
    の提供を要求し、前記電子書類について非重複の検証を
    行う非重複検証処理を実行する手順が記述されているこ
    とを特徴とする制御プログラム。
  64. 【請求項64】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段と、コンピュータとしての
    非重複証明手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情
    報処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本
    人認証プログラムと、非重複証明プログラムとを含み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、 前記非重複証明プログラムには、前記株主総会情報処理
    装置と前記利害関係者用情報処理装置との間で、又は所
    定の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理
    装置と他の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情
    報処理装置との間で、前記ネットワークを介して電子書
    類が受け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明す
    るための手順が記述され、 前記第1及び第2の情報処理プログラムには、前記株主
    総会情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置へ
    前記電子書類を送信する場合に、前記電子書類に、送信
    者としての前記株式会社又は前記利害関係者の前記秘密
    鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記非重複証明手段によって前記
    電子書類に対して非重複証明を受ける非重複証明取得処
    理を実行し、 前記非重複証明取得処理の後に、非重複証明を受け前記
    秘密鍵で署名された前記電子書類に前記本人認証書を添
    付して送信する書類送信処理を実行する手順が記述さ
    れ、 前記電子書類を受信した場合に、前記送信者の前記公開
    鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行する
    手順が記述されていることを特徴とする制御プログラ
    ム。
  65. 【請求項65】 前記第1及び第2の情報処理プログ
    ラムには、前記電子書類を受信した場合に、常に又は必
    要に応じて、少なくとも前記電子書類が非重複証明取得
    済であるか否かを検証する非重複検証処理を実行する手
    順が記述されていることを特徴とする請求項64記載の
    制御プログラム。
  66. 【請求項66】 前記第2の情報処理プログラムは、前
    記株式会社の株式を所有する前記利害関係者としての所
    定の株主が用いるコンピュータとしての株主端末におい
    て実行される第3の情報処理プログラムを含み、 前記第3の情報処理プログラムには、数株主権を行使す
    るための電子書類としての権利行使書を前記株主の前記
    秘密鍵で署名して、前記ネットワークを介して前記株主
    総会情報処理装置に対して送信し、 前記権利行使書に、他の複数の株主の前記株主端末から
    前記ネットワークを介して受信し、前記他の株主の前記
    秘密鍵で署名され、前記非重複証明手段によって非重複
    証明を受けた、前記権利行使書に対する電子書類として
    の複数の同意書を添付するための手順が記述されている
    ことを特徴とする請求項64又は65記載の制御プログ
    ラム。
  67. 【請求項67】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段と、コンピュータとしての
    時刻認証手段と、コンピュータとしての非重複証明手段
    とにおいてそれぞれ実行される第1の情報処理プログラ
    ムと、第2の情報処理プログラムと、本人認証プログラ
    ムと、時刻認証プログラムと、非重複証明プログラムと
    を含み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、 前記時刻認証プログラムには、前記株主総会情報処理装
    置と前記利害関係者用情報処理装置との間で、又は所定
    の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理装
    置と他の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報
    処理装置との間で、前記ネットワークを介して電子書類
    が受け渡される際に、前記電子書類の受渡時刻を認証す
    るための手順が記述され、 前記非重複証明プログラムには、記株主総会情報処理装
    置と前記利害関係者用情報処理装置との間で、又は所定
    の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理装
    置と他の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報
    処理装置との間で、前記ネットワークを介して電子書類
    が受け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明する
    ための手順が記述され、 前記第1及び第2の情報処理プログラムには、前記株主
    総会情報処理装置又は前記利害関係者用情報処理装置へ
    前記電子書類を送信する場合に、前記電子書類に、送信
    者としての前記株式会社又は前記利害関係者の前記秘密
    鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記時刻認証手段によって前記電
    子書類に対して時刻認証を受ける時刻認証取得処理又は
    前記非重複証明手段によって前記電子書類に対して非重
    複証明を受ける非重複証明取得処理を実行し、 前記時刻認証取得処理又は前記非重複証明取得処理の後
    に、時刻認証又は非重複証明を受け前記秘密鍵で署名さ
    れた前記電子書類に前記本人認証書を添付して送信する
    書類送信処理を実行する手順が記述され、 前記電子書類を受信した場合に、前記送信者の前記公開
    鍵で復号化して署名を検証する署名検証処理を実行する
    手順が記述されていることを特徴とする制御プログラ
    ム。
  68. 【請求項68】 前記第2の情報処理プログラムは、前
    記株式会社の株式を所有する前記利害関係者としての所
    定の株主が用いるコンピュータとしての株主端末におい
    て実行される第3の情報処理プログラムを含み、 前記第3の情報処理プログラムには、前記株主が、株主
    質問権又は書類閲覧権を含む単独株主権を行使するため
    の前記電子書類を、前記株主総会情報処理装置へ送信す
    るための手順が記述されている特徴とする請求項59、
    60、61、63、64、65又は67記載の制御プロ
    グラム。
  69. 【請求項69】 前記第3の情報処理プログラムには、
    前記株主が前記単独株主権としての株主質問権を行使す
    るための前記電子書類としての質問書を、前記ネットワ
    ークを介して前記株主総会情報処理装置へ送信する質問
    書送付処理を実行するための手順が記述され、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株主端末から
    前記質問書を受信した場合に、質問書情報を蓄積する蓄
    積処理を実行し、 前記蓄積処理の後に、蓄積された前記質問書情報に基づ
    いて、前記株主による質問の傾向及びパターンを導出す
    るデータマイニング処理を実行し、 前記データマイニング処理の後に、データマイニング処
    理結果に基づいて、比較的多数の前記株主が共通に提示
    すると予測される質問事項を抽出して前記質問事項に対
    する回答書を調製する回答書調製処理を実行する手順が
    記述されていることを特徴とする請求項68記載の制御
    プログラム。
  70. 【請求項70】 前記少数株主権は、株主提案権、臨時
    株主総会招集請求権、取締役解任請求権、会計帳簿書類
    等閲覧請求権、又は検査役選任請求権を含むことを特徴
    とする請求項62又は66記載の制御プログラム。
  71. 【請求項71】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段と、コンピュータとしての
    時刻認証手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情報
    処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本人
    認証プログラムと、時刻認証プログラムとを含み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、 前記時刻認証プログラムには、記株主総会情報処理装置
    と前記利害関係者用情報処理装置との間で、又は所定の
    前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理装置
    と他の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処
    理装置との間で、前記ネットワークを介して電子書類が
    受け渡される際に、前記電子書類の受渡時刻を認証する
    ための手順が記述され、 前記第2の情報処理プログラムは、前記利害関係者とし
    ての前記株式会社の株式を所有する株主が用いるコンピ
    ュータとしての株主端末と、前記株主から議決権の代理
    行使を受任する代理人が用いるコンピュータとしての代
    理人サーバとにおいてそれぞれ実行される第3の情報処
    理プログラムと、第4の情報処理プログラムとを含み、 前記第3の情報処理プログラムには、前記株主の決定に
    基づいて、議決権の代理行使を前記代理人に委任するた
    めの電子書類としての委任状を作成する委任状作成処理
    を実行し、 前記委任状作成処理の後に、前記委任状に前記株主の前
    記秘密鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記委任
    状に前記本人認証書を添付して、前記代理人サーバへ前
    記ネットワークを介して送付する委任状送信処理を実行
    する手順が記述され、 前記第4の情報処理プログラムには、議決権を行使する
    ための議決権行使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名し
    て、前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装
    置に対して送付する議決権行使書送信処理を実行し、 前記議決権行使書に、複数の前記株主の前記株主端末か
    ら前記ネットワークを介して受信し、前記株主の前記秘
    密鍵で署名され、前記時刻認証手段によって時刻認証を
    受けた複数の前記委任状を添付するための手順が記述さ
    れていることを特徴とする制御プログラム。
  72. 【請求項72】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段と、コンピュータとしての
    非重複証明手段とにおいてそれぞれ実行される第1の情
    報処理プログラムと、第2の情報処理プログラムと、本
    人認証プログラムと、非重複証明プログラムとを含み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、 前記非重複証明プログラムには、前記株主総会情報処理
    装置と前記利害関係者用情報処理装置との間で、又は所
    定の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理
    装置と他の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情
    報処理装置との間で、前記ネットワークを介して電子書
    類が受け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明す
    るための手順が記述され、 前記第2の情報処理プログラムは、前記利害関係者とし
    ての前記株式会社の株式を所有する株主が用いるコンピ
    ュータとしての株主端末と、前記株主から議決権の代理
    行使を受任する代理人が用いるコンピュータとしての代
    理人サーバとにおいてそれぞれ実行される第3の情報処
    理プログラムと、第4の情報処理プログラムとを含み、 前記第3の情報処理プログラムには、前記株主の決定に
    基づいて、議決権の代理行使を前記代理人に委任するた
    めの電子書類としての委任状を作成する委任状作成処理
    を実行し、 前記委任状作成処理の後に、前記委任状に前記株主の前
    記秘密鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記委任
    状に前記本人認証書を添付して、前記代理人サーバへ前
    記ネットワークを介して送付する委任状送信処理を実行
    する手順が記述され、 前記第4の情報処理プログラムには、議決権を行使する
    ための議決権行使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名し
    て、前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装
    置に対して送信する議決権行使書送信処理を実行し、 前記議決権行使書に、複数の前記株主の前記株主端末か
    ら前記ネットワークを介して受信し、前記株主の前記秘
    密鍵で署名され、前記非重複証明手段によって非重複証
    明を受けた複数の前記委任状を添付するための手順が記
    述されていることを特徴とする制御プログラム。
  73. 【請求項73】 株式会社に対して利害関係を有する利
    害関係者が前記株式会社の会社経営に関与するための会
    社支配支援方法を、コンピュータに実施させるために用
    いられる制御プログラムであって、 ネットワークを介して接続されたコンピュータとしての
    株主総会情報処理装置と、前記利害関係者が用いるコン
    ピュータとしての利害関係者用情報処理装置と、コンピ
    ュータとしての本人認証手段と、コンピュータとしての
    時刻認証手段と、コンピュータとしての非重複証明手段
    とにおいてそれぞれ実行される第1の情報処理プログラ
    ムと、第2の情報処理プログラムと、本人認証プログラ
    ムと、時刻認証プログラムと、非重複証明プログラムと
    を含み、 前記第1の情報処理プログラムには、前記株式会社が開
    催する株主総会に係る事務処理を支援するための手順が
    記述され、 前記本人認証プログラムには、前記株式会社及び前記利
    害関係者の認証を行い、前記株式会社及び前記利害関係
    者の秘密鍵及び公開鍵を生成し、前記公開鍵を含み本人
    を認証する電子化された本人認証書を発行するための手
    順が記述され、 前記時刻認証プログラムには、前記株主総会情報処理装
    置と前記利害関係者用情報処理装置との間で、又は所定
    の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理装
    置と他の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報
    処理装置との間で、前記ネットワークを介して電子書類
    が受け渡される際に、前記電子書類の受渡時刻を認証す
    るための手順が記述され、 前記非重複証明プログラムには、記株主総会情報処理装
    置と前記利害関係者用情報処理装置との間で、又は所定
    の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処理装
    置と他の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報
    処理装置との間で、前記ネットワークを介して電子書類
    が受け渡される際に、前記電子書類の非重複を証明する
    ための手順が記述され、 前記第2の情報処理プログラムは、前記利害関係者とし
    ての前記株式会社の株式を所有する株主が用いるコンピ
    ュータとしての株主端末と、前記株主から議決権の代理
    行使を受任する代理人が用いるコンピュータとしての代
    理人サーバとにおいてそれぞれ実行される第3の情報処
    理プログラムと、第4の情報処理プログラムとを含み、 前記第3の情報処理プログラムには、前記株主の決定に
    基づいて、議決権の代理行使を前記代理人に委任するた
    めの電子書類としての委任状を作成する委任状作成処理
    を実行し、 前記委任状作成処理の後に、前記委任状に前記株主の前
    記秘密鍵で署名する署名処理を実行し、 前記署名処理の後に、前記秘密鍵で署名された前記委任
    状に前記本人認証書を添付して、前記代理人サーバへ前
    記ネットワークを介して送付する委任状送信処理を実行
    する手順が記述され、 前記第4の情報処理プログラムには、決権を行使するた
    めの議決権行使書を前記代理人の前記秘密鍵で署名し
    て、前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装
    置に対して送信する議決権行使書送信処理を実行し、 前記議決権行使書に、複数の前記株主の前記株主端末か
    ら前記ネットワークを介して受信し、前記株主の前記秘
    密鍵で署名され、前記時刻認証手段によって時刻認証を
    受け、かつ前記非重複証明手段によって非重複証明を受
    けた複数の前記委任状を添付するための手順が記述され
    ていることを特徴とする制御プログラム。
  74. 【請求項74】 前記ネットワークを介して前記株主総
    会情報処理装置及び前記利害関係者用情報処理装置と接
    続されたコンピュータとしての株主権行使支援手段にお
    いて実行される株主権行使支援プログラムを含み、 前記株主権行使支援プログラムには、所定の前記利害関
    係者が用いる前記利害関係者用情報処理装置からの要求
    に応じて、他の前記利害関係者又は前記株式会社に関す
    る情報を所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係者
    用情報処理装置に対して提示することによって、所定の
    前記利害関係者の株主権行使のための支援を行う手順が
    記述されていることを特徴とする請求項56乃至73の
    いずれか1に記載の制御プログラム。
  75. 【請求項75】 前記株主権行使支援プログラムには、
    所定の前記利害関係者が用いる前記利害関係者用情報処
    理装置からの要求に応じて、所定の前記利害関係者が伝
    達しようとする情報を他の前記利害関係者が用いる前記
    利害関係者用情報処理装置又は前記株主総会情報処理装
    置に対して提示することによって、所定の前記利害関係
    者の株主権行使のための支援を行う手順が記述されてい
    ることを特徴とする請求項74記載の制御プログラム。
  76. 【請求項76】 前記第1の情報処理プログラムには、
    財務データに基づいて、計算書類及び財務諸表を作成す
    る会計処理を実行し、 前記会計処理の後に、作成した前記計算書類を、前記計
    算書類の承認及び監査を行う際に用いられる財務データ
    処理支援手段へ送信し、承認され監査を受けた前記計算
    書類を受信する書類回付処理とを実行するための手順が
    記述されていることを特徴とする請求項56乃至75の
    いずれか1に記載の制御プログラム。
  77. 【請求項77】 前記第1の情報処理プログラムには、
    財務データに基づいて、電子書類としての法定開示書類
    を作成し、前記利害関係者用情報処理装置からの要求に
    応じて前記法定開示書類を提示するための手順が記述さ
    れていることを特徴とする請求項56乃至76のいずれ
    か1に記載の制御プログラム。
  78. 【請求項78】 前記第1の情報処理プログラムには、
    財務データに基づいて、電子書類としての任意開示書類
    を作成し、前記利害関係者用情報処理装置からの要求に
    応じて前記任意開示書類を提示するための手順が記述さ
    れていることを特徴とする請求項56乃至77のいずれ
    か1に記載の制御プログラム。
  79. 【請求項79】 前記第1の情報処理プログラムには、
    前記株式会社の株式を所有する前記利害関係者としての
    株主に支払われる配当金の振替処理を、金融機関に設置
    され前記ネットワークを介して前記株主総会情報処理装
    置と接続されて預金口座保有者としての前記株主の預金
    口座を管理する決済処理手段に対して前記ネットワーク
    を介して要請するための手順が記述されていることを特
    徴とする請求項56乃至78のいずれか1に記載の制御
    プログラム。
JP2001277149A 2001-09-12 2001-09-12 会社支配支援システム、株主総会情報処理装置、株主権行使支援サーバ、会社支配支援方法及び制御プログラム Pending JP2003085355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277149A JP2003085355A (ja) 2001-09-12 2001-09-12 会社支配支援システム、株主総会情報処理装置、株主権行使支援サーバ、会社支配支援方法及び制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001277149A JP2003085355A (ja) 2001-09-12 2001-09-12 会社支配支援システム、株主総会情報処理装置、株主権行使支援サーバ、会社支配支援方法及び制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003085355A true JP2003085355A (ja) 2003-03-20

Family

ID=19101724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001277149A Pending JP2003085355A (ja) 2001-09-12 2001-09-12 会社支配支援システム、株主総会情報処理装置、株主権行使支援サーバ、会社支配支援方法及び制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003085355A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005065035A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Fujitsu Ltd Icカードを利用した代理者認証システム
JP2005286443A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Ntt Data Corp 証明書検証装置及びそのコンピュータプログラム
JP2007265298A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The 議決権数集計システム
JP2007310544A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Dainippon Printing Co Ltd 電子封筒を利用したワークフローシステム、方法、コンピュータプログラム
JP2007310624A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Dainippon Printing Co Ltd 電子封筒を利用したワークフローシステム、方法、コンピュータプログラム
JP2009031934A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Fujitsu Ltd 委任先送信プログラム、委任先送信装置および委任先送信方法
WO2011145185A1 (ja) * 2010-05-19 2011-11-24 コーポレート・プラクティス・パートナーズ株式会社 株主総会招集通知における議案予測システム
JP2012533223A (ja) * 2009-07-10 2012-12-20 カーン,ロバート,エス. オンライン会員資格検証
JP2016521079A (ja) * 2013-05-07 2016-07-14 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company デジタル証明書の安全性侵害に対応した航空機情報の検証
JP2021051358A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 アステリア株式会社 投票システム、投票プログラム
KR20220000683A (ko) * 2020-06-26 2022-01-04 박상태 법무 서비스 제공 방법 및 장치
WO2023119460A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 日本電気株式会社 質問予測システム、質問予測方法およびプログラム記録媒体
JP7399524B1 (ja) 2023-04-21 2023-12-18 テンキューブ株式会社 エクイティ・ファイナンス執行支援システム、エクイティ・ファイナンス執行支援方法及びそのプログラム
JP7436351B2 (ja) 2020-12-07 2024-02-21 株式会社日立製作所 電子委任システムおよび電子委任方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005065035A (ja) * 2003-08-18 2005-03-10 Fujitsu Ltd Icカードを利用した代理者認証システム
JP2005286443A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Ntt Data Corp 証明書検証装置及びそのコンピュータプログラム
JP2007265298A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The 議決権数集計システム
JP2007310544A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Dainippon Printing Co Ltd 電子封筒を利用したワークフローシステム、方法、コンピュータプログラム
JP2007310624A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Dainippon Printing Co Ltd 電子封筒を利用したワークフローシステム、方法、コンピュータプログラム
JP2009031934A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Fujitsu Ltd 委任先送信プログラム、委任先送信装置および委任先送信方法
JP2012533223A (ja) * 2009-07-10 2012-12-20 カーン,ロバート,エス. オンライン会員資格検証
JP4972232B2 (ja) * 2010-05-19 2012-07-11 コーポレート・プラクティス・パートナーズ株式会社 株主総会招集通知における議案予測システム
WO2011145185A1 (ja) * 2010-05-19 2011-11-24 コーポレート・プラクティス・パートナーズ株式会社 株主総会招集通知における議案予測システム
JP2016521079A (ja) * 2013-05-07 2016-07-14 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company デジタル証明書の安全性侵害に対応した航空機情報の検証
JP2021051358A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 アステリア株式会社 投票システム、投票プログラム
KR20220000683A (ko) * 2020-06-26 2022-01-04 박상태 법무 서비스 제공 방법 및 장치
KR102466487B1 (ko) 2020-06-26 2022-11-10 박상태 법무 서비스 제공 방법 및 장치
JP7436351B2 (ja) 2020-12-07 2024-02-21 株式会社日立製作所 電子委任システムおよび電子委任方法
WO2023119460A1 (ja) * 2021-12-22 2023-06-29 日本電気株式会社 質問予測システム、質問予測方法およびプログラム記録媒体
JP7399524B1 (ja) 2023-04-21 2023-12-18 テンキューブ株式会社 エクイティ・ファイナンス執行支援システム、エクイティ・ファイナンス執行支援方法及びそのプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2292589C2 (ru) Аутентифицированный платеж
CA2260272C (en) Method and apparatus for a cryptographically-assisted commercial network system designed to facilitate and support expert-based commerce
US7596511B2 (en) Closing system for closing real-estate transactions between a plurality of parties
US6236972B1 (en) Method and apparatus for facilitating transactions on a commercial network system
CN106327173A (zh) 网络支付方法及装置
JP4612246B2 (ja) 人材オークションシステムおよび人材オークションサーバ
JP2003085355A (ja) 会社支配支援システム、株主総会情報処理装置、株主権行使支援サーバ、会社支配支援方法及び制御プログラム
US20240135766A1 (en) Methods and systems for consolidating, distributing and integrating issuer information for a voting entity
US20010037318A1 (en) Third party payment in e-commerce
Bouras et al. An electronic voting service to support decision-making in local government
JP2004206187A (ja) コミュニティ管理システム
JP6074074B1 (ja) 電子契約の破棄システム、方法およびプログラム
US20050076218A1 (en) Cryptographic electronic gift certificate cross-reference to related applications
JP3622789B2 (ja) 汎用的組織内個人認証システム
Hsiung et al. Bridging e-business and added trust: keys to e-business growth
CN112215590B (zh) 一种虚拟数字货币双离线支付方法
JP4002759B2 (ja) 株主情報管理方法及び株主情報管理プログラム
JP2009042852A (ja) 株主カードシステム
WO2021060340A1 (ja) 取引情報処理システム
JP2005284327A (ja) 領収書発行システム
JP6843327B1 (ja) 投票システム、投票プログラム
Gavish et al. Performance-based reward distribution methods for anonymous decision-making groups
Suyanto AHU-Online as a Means of Notary Performance Assistance and Responsibility of Documents Produced
Hogan Now That the Floodgates Have Been Opened, Why Haven't Banks Rushed into the Certification Authority Business
Mansell Issues paper

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061010