JP2003084933A - 画像処理装置およびプログラム - Google Patents

画像処理装置およびプログラム

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JP2003084933A
JP2003084933A JP2001279227A JP2001279227A JP2003084933A JP 2003084933 A JP2003084933 A JP 2003084933A JP 2001279227 A JP2001279227 A JP 2001279227A JP 2001279227 A JP2001279227 A JP 2001279227A JP 2003084933 A JP2003084933 A JP 2003084933A
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unit
band
image
processing
bands
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JP2001279227A
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English (en)
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Hiroyuki Oyabu
裕之 大藪
Kenji Takeuchi
健二 竹内
Terutake Hayashi
輝威 林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンドバッファ技術を用いて画像を処理する
画像処理装置において、描画展開の処理時間を短くす
る。 【解決手段】 描画時間予測部60は、中間コード生成
部10により生成された中間コードのデータ量に基づい
てバンドごとの描画時間を予測する。処理順序制御部7
0は、描画予測時間に基づいて、出力単位分の画像を描
画展開するのに要する時間がバンドの配列順に描画展開
するよりも短くなるようにバンドの処理順序を決定し、
決定した処理順序に従ってレンダリング部40に描画展
開させる。保持領域管理部30は、バンドラスタデータ
の格納領域を規定する情報を管理テーブルで管理する。
全バンドについてバンドラスタデータが生成されたら、
処理順序制御部70は、管理テーブルの情報を参照しバ
ンド配列順に従ってバンドラスタデータを読み出して画
像を出力するよう出力処理部90を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個々のオブジェク
トにより構成される源画像を複数のバンドに分割して取
り扱う画像処理装置およびコンピュータを利用して前記
画像処理をするためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】画像データに基づいてプリンタなどで印
刷出力したりあるいはCRTやLCD(液晶)などの表
示デバイスに表示出力したりする際には、出力前に、画
像データを出力単位(たとえば1ページ分や1画面分)
に合わせてレンダリング(描画展開、ラスタ化)しなけ
ればならない。
【0003】たとえば、小型、高速のデジタル印刷に適
した電子写真方式のページプリンタ(画像処理装置の一
例)の開発に伴い、従来の文字情報中心の印刷から脱皮
した、画像、図形、文字などを同様に取り扱い、図形、
文字などの拡大、回転、変形などが自由に制御できるペ
ージ記述言語(PDL:Page Description Language)
を用いる画像処理装置が一般に普及している。ここでP
DLで作成されている画像データは、ページ内の任意位
置の画像、図形、文字を表現する描画命令およびデータ
を任意の順で配置した命令およびデータ列で構成されて
おり、ページプリンタで印字するために、印字前に出力
単位ごと(1ページごと)に画像データをレンダリング
(描画展開)してからプリンタエンジン部にそのラスタ
データを出力する。
【0004】ところで従来の画像処理装置は、画像出力
前に1出力単位の源画像データ全体をレンダリングし、
バッファメモリに記憶していた。しかしながら、1出力
単位全体(たとえばページ全体)に対するラスタデータ
を記憶するためには、大量のメモリを必要とする。たと
えば最新の電子写真方式のカラーページプリンタでは、
C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),BK
(ブラック)の4色のトナーに対応するラスタデータを
必要とするとともに、白黒ページプリンタ以上に画質が
要求されるため、1画素当たり複数のビット情報を持つ
のが一般的であり、さらに大量のメモリを必要としてい
る。
【0005】この大量のメモリの必要性に対し、コスト
低減の観点からメモリ容量を低減させる技術として、バ
ンドバッファ技術が提案されている。このバンドバッフ
ァ技術は、先ず1出力単位分の画像データの全てを一度
にレンダリングするのではなく、1出力単位の画像を隣
接する複数の領域(バンド、ブロック)に等分し、すな
わち1出力単位分の源画像データを前記複数のバンドに
対応した複数の部分データ(バンドデータ)に分割し、
各バンドに対応する部分データを、順次バンドバッファ
(部分展開バッファ)に展開する、すなわち、等分した
バンド数よりも少ない所定バンド数分の容量を有するメ
モリ上で描画展開(レンダリング)する。そして、バン
ドバッファに展開された部分展開データに基づいて、た
とえば圧縮符号化処理などの所望の画像処理をし、1出
力単位分の全てのバンドについての画像処理が終わった
ら、さらに画像処理がされた部分展開データをたとえば
伸張復号化するなど部分展開データに基づいて所望の画
像再生処理をし、源画像と略同じ出力単位の画像を再生
し可視画像化して出力する技術である。
【0006】また、このバンドバッファ技術では、たと
えばPDLなどで記述された印刷データ中の文字や図形
画像などのオブジェクトのデータを、PDLでレンダリ
ングするよりも速くレンダリング可能な比較的簡単な処
理し易いデータ(中間コード)に変換し、1出力単位分
の記憶エリア(ページメモリなど)にその中間コードを
記憶しておき、その中間コードを画像データに変換し
て、1出力単位分の画像データをより小容量のバンドバ
ッファにバンド単位で分割して記憶(バンドバッファに
展開)する方法も提案されている(例えば、特開平1−
209169号、特開平7−195757号参照)。そ
してこの中間コードを利用したバンドバッファ技術で
は、中間コードを記憶するためのページメモリが新たに
必要であるが、1出力単位分の画像データの全てを一度
にレンダリングするよりも、ラスタデータのための大容
量を必要とするバッファメモリを低減することができ
る、すなわち描画展開のためのメモリ容量を削減するこ
とができる。また、一旦圧縮符号化してメモリに記憶し
た後伸張復号化してラスタデータを再生することと組み
合わせることで、さらにメモリ容量を低減することもで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のバンド
バッファ技術を利用したレンダリング処理(描画展開処
理)では、オブジェクトの存在量と中間コードのデータ
量とが略比例し、また中間コードのデータ量と描画時間
(レンダリング処理の時間)とが略比例するにも拘わら
ず、オブジェクトが存在しないあるいは少ない画像を印
刷する場合でも、オブジェクトの存在量に比例するよう
に出力(たとえば印字)開始までの時間を短縮すること
は難しかった。たとえば画像端近傍には画像オブジェク
トが存在せず中央部に画像オブジェクトが集中している
ような画像を出力する場合、出力端(たとえば印字の開
始端と終了端)では描画コマンドがなく、たとえばクリ
ア処理や圧縮・伸張処理などの描画展開処理の前後にな
される種々の処理にボトルネックが発生し、逆に画像中
央部では、描画展開処理にボトルネックが発生すること
があった。
【0008】この問題を解消する方法として、たとえ
ば、特開平8−324039号には、バンド描画コマン
ドがない場合はプリンタエンジン部に識別信号だけを送
り、クリア処理および圧縮符号化処理を省くことで、印
字開始までの時間を短縮する方法が提案されている。
【0009】しかしながら、特開平8−324039に
記載の方法では、プリンタエンジン部が特別な識別信号
に対応する必要があり、動作が複雑になる問題があっ
た。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、描画展開されたラスタデータを受け取って処理
する機能部分(たとえばプリンタエンジン部)にて特段
の対処をすることなく、画像オブジェクトの存在量に応
じて出力開始までの時間を制御することのできる画像処
理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
第1の画像処理装置は、個々のオブジェクトにより構成
される源画像を複数のバンドに分割し、この分割したバ
ンドごとに予め定められた画像処理をし、さらに画像処
理がされた各バンドの画像に基づいて源画像と略同じ出
力単位の画像を再生して出力する画像処理装置(バンド
バッファ技術を利用した画像処理装置)であって、分割
したバンドごとの個々のオブジェクトのデータを、分割
したバンド数よりも少ない所定バンド数分の容量を有す
る展開処理用の記憶媒体上でラスタデータに描画展開す
ることでバンドごとにバンドラスタデータを生成し、展
開処理用の記憶媒体における予め定められた保持領域に
保持する描画展開部と、描画展開部において描画展開さ
れ展開処理用の記憶媒体に保持されたラスタデータを読
み出して出力単位分の画像を出力する出力処理部と、描
画展開部が生成したバンドラスタデータの、記憶媒体に
おける保持領域に関する情報を設定管理する保持領域管
理部とを備えた。また画像処理装置は、個々のオブジェ
クトのデータの量に基づいて、描画展開部における描画
展開に要するバンドごとの描画時間を予測する描画時間
予測部と、描画時間予測部により予測されたバンドごと
の描画予測時間に基づいて、出力単位分の画像を描画展
開するのに要する時間が、バンドの配列順に描画展開す
るよりも短くなるようにバンドの処理順序を決定し、当
該決定した処理順序に従って描画展開をするように描画
展開部を制御し、かつ出力単位分の画像の描画展開が完
了した後には、保持領域管理部が管理しているバンドラ
スタデータの保持領域に関する情報を参照しバンドの配
列順に従ってバンドラスタデータを読み出して出力単位
分の画像を出力するよう出力処理部を制御する処理順序
制御部とを備えた。
【0012】また本発明に係る第2の画像処理装置は、
第1の画像処理装置と同様に、バンドバッファ技術を利
用した画像処理装置であって、描画展開部と、出力処理
部と、保持領域管理部とを、第1の画像処理装置と同様
に備えた。さらに、描画展開部における描画展開に先立
って第1の画像処理をする第1画像処理部、および描画
展開部における描画展開の後に第2の画像処理をし、処
理済のバンドラスタデータを第2画像処理用の記憶媒体
における予め定められた保持領域に保持する第2画像処
理部のうちの少なくとも一方を備えた。さらに、第1の
画像処理装置における処理順序制御部に代えて、展開処
理用の記憶媒体上に確保する所定バンド数を初期値に設
定して最初の1出力単位の画像について描画展開をし、
それ以後の出力単位の画像については、描画展開部によ
り生成されたバンドラスタデータの量に基づいて、出力
単位分の画像を描画展開するのに要する時間が、初期値
のバンド数で描画展開するよりも短くなるように所定バ
ンド数を変更し、この変更したバンド数の元に描画展開
をするよう描画展開部を制御するとともに、出力単位分
の画像の描画展開が完了した後には、保持領域管理部が
管理しているバンドラスタデータの保持領域に関する情
報を参照してバンドラスタデータを読み出して出力単位
分の画像を出力するよう出力処理部を制御する処理バン
ド数制御部と備えた。
【0013】また本発明に係る第3の画像処理装置は、
第1の画像処理装置と同様に、バンドバッファ技術を利
用した画像処理装置であって、描画展開部と、出力処理
部と、保持領域管理部とを、第1の画像処理装置と同様
に備えた。一方、第1の画像処理装置における処理順序
制御部に代えて、予め定められたクリア用の記憶媒体に
おける予め定められた保持領域に予め定められたクリア
用の値を保持させるバンドクリア部と、出力処理部にバ
ンドの配列順に従って出力処理をさせつつ、分割したバ
ンドに含まれる個々のオブジェクトのデータの量が実質
的にゼロのときにはクリア用の記憶媒体から予め定めら
れた値を読み出し、それ以外のときには画像用の記憶媒
体からラスタデータを読み出して、出力単位分の画像を
出力させる出力制御部とを備えた。
【0014】また従属項に記載された発明は、本発明に
係る画像処理装置のさらなる有利な具体例を規定する。
さらに、本発明に係るプログラムは、本発明に係る画像
処理装置を、電子計算機(コンピュータ)を用いてソフ
トウェアで実現するために好適なものである。なお、プ
ログラムは、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に格納
されて提供されてもよいし、有線あるいは無線による通
信手段を介して配信されてもよい。
【0015】
【作用】上記第1の画像処理装置において、処理順序制
御部は、先ず描画時間予測部により予測された描画予測
時間に基づいて、処理対象の全バンドの描画展開時間が
バンドの配列順に描画展開するよりも短くなるようにバ
ンドの処理順序を決定し、この決定した順序で描画展開
部に描画展開処理をさせる。保持領域管理部は、描画展
開部によりバンドラスタデータが生成されると、そのバ
ンドラスタデータの格納領域を規定する情報を、たとえ
ば管理テーブルなどで管理する。そして、処理対象の全
バンドについてバンドラスタデータが生成されたら、処
理順序制御部は、保持領域管理部が管理しているバンド
ラスタデータの保持領域に関する情報を参照しバンドの
配列順に従ってバンドラスタデータを読み出して出力単
位分の画像を出力するよう出力処理部を制御する。これ
によりバンドラスタデータの生成処理がバンドの配列順
と異なっていても、出力処理部は、バンドの配列順にバ
ンドラスタデータを読み出して、適正な可視画像を出力
することができる。
【0016】また上記第2の画像処理装置において、処
理バンド数制御部は、展開処理用の記憶媒体上に確保す
る所定バンド数を初期値に設定し、描画展開部に、最初
の1出力単位の画像について描画展開をさせる。そして
それ以後の出力単位の画像については、描画展開部によ
り生成されたバンドラスタデータの量に基づいて、出力
単位分の画像を描画展開するのに要する時間が初期値の
バンド数で描画展開するよりも短くなるように所定バン
ド数を変更し、この変更したバンド数の元に描画展開を
するよう描画展開部を制御する。保持領域管理部は、描
画展開部によりバンドラスタデータが生成されると、そ
のバンドラスタデータの格納領域を規定する情報を、た
とえば管理テーブルなどで管理する。そして処理バンド
数制御部は、描画展開部によりバンドラスタデータが生
成されたら、処理順序制御部は、保持領域管理部が管理
しているバンドラスタデータの保持領域に関する情報を
参照しバンドラスタデータを読み出して出力単位分の画
像を出力するよう出力処理部を制御する。なお、描画展
開部がバンドの配列順に従って描画展開処理をする場合
には、出力処理部は、描画展開部によりバンドラスタデ
ータが生成される都度、そのバンドラスタデータを順に
読み出せば、バンドの配列順に従ってバンドラスタデー
タを読み出すことで適正な可視画像を出力することがで
きる。一方、第1の画像処理装置の構成と組み合わせる
場合には、処理対象の全バンドについてバンドラスタデ
ータが生成されてから、保持領域管理部が管理している
バンドラスタデータの保持領域に関する情報を参照しバ
ンドの配列順に従ってバンドラスタデータを読み出せ
ば、適正な可視画像を出力することができる。
【0017】また上記第3の画像処理装置において、バ
ンドクリア部は、予めクリア用の値をクリア用の記憶媒
体に保持しておく。出力制御部は、出力処理部にバンド
の配列順に従って出力処理をさせつつ、分割したバンド
に含まれる個々のオブジェクトのデータの量が実質的に
ゼロのときにはクリア用の記憶媒体からクリア用の値を
読み出し、それ以外のときには画像用の記憶媒体からラ
スタデータを読み出して、出力単位分の画像を出力させ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1実施形態の画像処理
装置のハードウェア構成を示す。本実施形態では、ペー
ジプリンタを画像処理装置の一例として説明する。この
第1実施形態の画像処理装置1は、後述する各部におけ
る処理の過程で、1ページ分の画像を所定数のバンド
(以下B0〜B7の8つのバンドを一例として説明す
る)に分割して取り扱い、かつ描画展開処理や圧縮符号
化処理などのために、分割したバンド数よりも少ない所
定バンド数分(以下4つのバンドを一例として説明す
る)のバンドバッファをワークメモリ領域として使用す
るバンドバッファ技術を用いる。また、この画像処理装
置1は、各バンドの描画順序を変更することにより、出
力開始時間を短縮化する処理(出力開始時間短縮化処
理)をする。すなわち画像処理装置1は先ず、PDLで
記述された印刷データ中の文字や図形画像などのオブジ
ェクトのデータを、各ページごとかつ各バンドごとに、
より処理し易い中間コードに変換する中間コード生成部
10と、中間コード生成部10により生成された各バン
ドの中間コードをRAM(Random Access Memory)22
などの記憶媒体の中間コード用保持領域に記憶・保持す
るデータ保持部20と、データ保持部20における中間
コード用保持領域に関する情報を設定・管理する保持領
域管理部30とを備える。データ保持部20が利用する
RAM22などは、画像処理装置1の全体を制御する図
示しないCPU(Central Processing Unit )が使用す
るメインメモリとしても利用される。
【0020】また画像処理装置1は、データ保持部20
に記憶された各バンドごとの中間コードを描画展開する
ことでバンドごとにバンドラスタデータを生成し、生成
したバンドラスタデータをRAM22の展開処理用の保
持領域に保持する描画展開部の一例であるレンダリング
部40と、レンダリング部40における描画展開に先立
って第1の画像処理としてのクリア処理をする第1画像
処理部の一例であるバンドクリア部50とを備える。レ
ンダリング部40は、データ保持部20の記憶媒体(以
下RAM22で説明する)における、分割した8バンド
分よりも少ない4バンド分の容量を有する展開処理用の
保持領域上でラスタデータに展開する。バンドクリア部
50は、バンドごとに、データ保持部20のRAM22
におけるレンダリング部40が生成したバンドラスタデ
ータを保持するための描画展開用保持領域に、予め定め
られた値(たとえば“ゼロ”)を保持させることで当該
保持領域をクリアする。このバンドクリア部50におけ
るクリア処理は、DMA(Direct Memory Access;メモ
リ直接アクセス)方式によるハードウェアなどによって
行なわれる。なおレンダリング部40は、描画展開した
各バンドごとのバンドラスタデータをメインメモリとし
ても機能するRAM22とは別に設けられたバンドバッ
ファに記憶・保持させてもよい。
【0021】また画像処理装置1は、レンダリング部4
0における描画展開の後に、レンダリング部40により
描画展開されたバンドごとのラスタデータに対して、第
2の画像処理としての圧縮符号化処理をして圧縮済ラス
タデータを生成し、RAM22に保持されているラスタ
データを当該圧縮済ラスタデータに置き代える第2画像
処理部の一例である圧縮符号化部80と、レンダリング
部40により描画展開された後圧縮符号化部80により
圧縮符号化された圧縮済ラスタデータをRAM22から
読み出して出力単位分の画像を図示しないプリンタエン
ジン部に出力する出力処理部90とを備える。出力処理
部90は、RAM22から読み出した圧縮済ラスタデー
タを伸張復号化して元のラスタデータを復元する伸張復
号化部92を有する。
【0022】さらに画像処理装置1は、中間コード生成
部10により生成された中間コードの量に基づいて、レ
ンダリング部40における描画展開に要するバンドごと
の描画時間を予測する描画時間予測部60と、描画時間
予測部60により予測されたバンドごとの描画時間に基
づいてバンドの処理順序を決定し、かつ出力処理部90
に出力単位分の画像を出力させる処理順序制御部70と
を備える。処理順序制御部70は、バンドクリア部50
におけるクリア処理(第1の画像処理の一例)に要する
クリア時間Tc(第1の画像処理時間の一例)、描画時
間予測部60により予測されたバンドごとの描画予測時
間Tb、圧縮符号化部80における圧縮符号化処理(第
2の画像処理の一例)に要する圧縮符号化時間Tp(第
2の画像処理時間の一例)に基づいて、出力単位分の画
像を描画展開するのに要する時間が、バンドの配列順に
描画展開するよりも短くなるように、バンドの処理順序
を決定し、当該決定した処理順序に従ってレンダリング
部40に描画展開をさせる。また処理順序制御部70
は、出力単位分の画像の描画展開が完了した後に、出力
処理部90にバンドの配列順に従って圧縮済ラスタデー
タを読み出して出力単位分の画像を出力させる。
【0023】画像処理装置1は1ページ分の画像を1つ
の出力単位として取り扱う。そして複数ページを連続し
て処理する場合、データ保持部20は、複数ページ分
(複数の出力単位分)の中間コード格納領域を用意す
る。この場合、処理順序制御部70は、各ページごと
に、1ページ(出力単位)分の画像を描画展開するのに
要する時間が、バンドの配列順に描画展開するよりも短
くなるように、バンドの処理順序を決定してもよい。あ
るいは、複数ページからなる複数の組に分けて複数ペー
ジを1組として取り扱うこととし、1組(複数ページ)
分の画像を描画展開するのに要する時間が、各ページお
よびバンドの配列順に描画展開するよりも短くなるよう
に、1組の中でバンドの処理順序を決定してもよい。さ
らには前記2つの方法を組合せて、たとえば最初の1ペ
ージ目の画像を描画展開するのに要する時間が1ページ
目のバンドの配列順に描画展開するよりも短くなるよう
に、かつ残りのページについては複数ページからなる複
数の組に分け、複数ページからなる各組分の画像を描画
展開するのに要する時間が、各ページおよびバンドの配
列順に描画展開するよりも短くなるようにバンドの処理
順序を決定してもよい。
【0024】処理順序を変更することに対応するため、
保持領域管理部30は、管理テーブルを用意する。そし
て、対応するバンドのバンドラスタデータがレンダリン
グ部40により生成される都度、あるいは対応するバン
ドの圧縮済ラスタデータが圧縮符号化部80により生成
される都度、生成された各データの保持領域に関する情
報を管理テーブルに書き込む。たとえば保持領域管理部
30は、RAM22の記憶領域における、バンドラスタ
データや圧縮済ラスタデータのスタートアドレスとデー
タサイズを各バンドに対応付けて管理テーブルに記録す
る。これは、レンダリング部40における描画展開や圧
縮符号化部80による圧縮符号化処理が必ずしもバンド
の配列順になされないので、圧縮符号化部80が圧縮符
号化する際、あるいは出力処理部90が画像を復元する
際のデータの読出順位を決めることができるようにする
ためである。たとえば、出力処理部90は、画像を復元
して図示しないプリンタエンジン部に転送する際には、
保持領域管理部30により生成された管理デーブル中の
スタートアドレスとデータサイズを参照して、各バンド
の圧縮済ラスタデータを読み出して伸張復号化する。な
お、データの保持領域を把握できればよいので、前記ス
タートアドレスとデータサイズの組合せに限らず、たと
えば、スタートアドレスとエンドアドレスを管理テーブ
ルに書き込んでもよい。
【0025】レンダリング部40は、描画展開した各バ
ンドごとのラスタデータをメインメモリとは別に設けら
れたバッファメモリに記憶・保持させてもよい。この場
合、圧縮符号化部80は、圧縮符号化した圧縮済ラスタ
データを、メインメモリとは別に設けられたバッファメ
モリに記憶・保持させる。なお、圧縮符号化部80は、
レンダリング部40が利用するバッファメモリとは別の
バッファに処理済ラスタデータを記憶保持させてもよ
い。
【0026】この画像処理装置1に入力されたPDL形
式の印字データは、中間コード生成部10で解釈され、
バンドごとに分割された中間コードが生成される。生成
された中間コードは、保持領域管理部30で管理された
データ保持部20により記憶・保持される。保持領域管
理部30は、バンドクリア部50によりクリアされたバ
ンドバッファのアドレスをレンダリング部40に設定す
る。レンダリング部40は、処理順序制御部70により
決定されたバンドの処理順序に従い、中間コード生成部
10により生成された中間コードを描画展開することで
バンドラスタデータを生成し、このバンドラスタデータ
をクリア済のバンドバッファに記憶する。保持領域管理
部30は、バンドラスタデータが記憶されたバンドバッ
ファのアドレスおよびデータサイズを圧縮符号化部80
に設定する。これにより、圧縮符号化部80において、
バンドラスタデータがDMA動作で圧縮符号化され、圧
縮符号化された圧縮済ラスタデータはRAM22に保存
される。出力処理部90は、バンドの配列順にRAM2
2から圧縮済ラスタデータを読み出して元の画像を復元
し、図示しないプリンタエンジン部に出力する。そして
レンダリング部40や圧縮符号化部80における処理に
際しては、保持領域管理部30が生成・管理する管理テ
ーブルの情報(データの保持領域を規定するスタートア
ドレスやデータサイズなど)を利用する。
【0027】図2は、保持領域管理部30が管理する管
理テーブルの一例を示した図ある。保持領域管理部30
は、RAM22上におけるデータの保持領域のスタート
アドレスとデータサイズを、各ページごとに、バンド番
号に対応付けて管理する。なお、ページに関わらず、バ
ンドバッファの番号に対応付けて管理してもよい。たと
えば、レンダリング部40や圧縮符号化部80にて所定
の処理をする際、保持領域管理部30は、生成したデー
タを保持すべきスタートアドレスをレンダリング部40
や圧縮符号化部80に設定するとともに、設定したスタ
ートアドレスを管理テーブルに書き込む。そして、指定
されたアドレスをスタートポイントとして生成さたデー
タが書き込まれた(記憶・保持された)後には、そのデ
ータの書込範囲(保持領域)を特定する情報として、デ
ータサイズを書き込む。
【0028】図3は、第1実施形態の画像処理装置1に
おける出力開始時間短縮化処理に関わる第1例の処理手
順を示したフローチャートである。ここでは、複数ペー
ジに亘る入力画像データ(印刷データ)を連続して処理
する場合における処理手順の一例を示している。先ず、
1ページ分の入力画像データが入力されると、保持領域
管理部30は、所定サイズの中間コード格納領域を所定
数分(本実施形態では8バンド分)だけ、また所定サイ
ズの描画展開用保持領域(バンドバッファ)を所定数分
(本実施形態では4バンド分)だけ、RAM上のメモリ
領域に確保する(S100)。
【0029】次に中間コード生成部10は、入力された
入力画像データを解釈し、バンドごとに、各オブジェク
トの中間コードを生成する(S102)。保持領域管理
部30は、対応するバンド用に設定した格納領域に、中
間コード生成部10により生成された中間コードを格納
させる(S108)。
【0030】次に描画時間予測部60は、中間コード生
成部10が生成しデータ保持部20に保持した中間コー
ドの描画ピクセルに基づいて、レンダリング部40にお
ける描画展開に要する描画時間をバンドごとに予測する
(S110)。
【0031】処理順序制御部70は、バンドクリア部5
0におけるクリア処理に要するクリア時間Tc、描画時
間予測部60により予測されたバンドごとの描画予測時
間Tb、圧縮符号化部80における圧縮符号化処理に要
する圧縮符号化時間Tpに基づいて、1ページ(出力単
位)分の画像を描画展開するのに要する時間が、バンド
の配列順に描画展開するよりも短くなるように、バンド
の処理順序を決定する(S112)。
【0032】たとえば処理順序制御部70は、RAM2
2に用意するバンドバッファの数によらず、描画展開処
理に要する予測時間(描画予測時間Tb)が短い順に並
び替える。このとき、レンダリング部40が使用する展
開処理用のバンドバッファの使用順序を固定とする第1
の方法と、バンドバッファの使用順序をも切替可能にす
る第2の方法の何れを採用してもよい。また、描画予測
時間Tbの長さに拘わらず、バンドバッファの使用順序
をも切替可能にしつつ、全体の処理(全バンドについて
の、クリア処理、レンダリング処理、および圧縮符号化
処理)の総時間が短くなるようにする第3の方法を採用
してもよい。
【0033】次に、バンドクリア部50は、データ保持
部20のRAM22における描画展開用保持領域である
バンドバッファに、固定データ(たとえば“ゼロ”)を
保持させることで当該バンドバッファをクリアする(S
114)。保持領域管理部30は、バンドクリア部50
によりクリアされたバンドバッファのアドレスをレンダ
リング部40に設定する(S116)。レンダリング部
40は、処理順序制御部70により決定された処理順序
に従って、処理対象バンドについて、データ保持部20
の中間コード用保持領域に保持されている中間コードを
読み出し描画展開することでバンドラスタデータを生成
し、このバンドラスタデータをクリア済のバンドバッフ
ァに記憶する(S118)。保持領域管理部30は、圧
縮符号化用保持領域として、バンドラスタデータが記憶
されたバンドバッファ、すなわち描画展開が終了したバ
ンドバッファのアドレスを圧縮符号化部80に設定する
(S120)。圧縮符号化部80は、バンドラスタデー
タをDMA動作で圧縮符号化し、圧縮符号化した圧縮済
ラスタデータをRAM22における、保持領域管理部3
0により設定されたアドレスに保存する(S122)。
【0034】以下前記処理順序制御部70により決定さ
れた処理順序に従って全バンドについて、バンドクリア
部50によるクリア処理、レンダリング部40による描
画展開処理、および圧縮符号化部80による圧縮符号化
処理が完了するまで、上記ステップS114〜S122
までの処理を繰り返す(S124)。
【0035】各バンドは等分サイズに分割されており、
オブジェクトの存在しない空白バンドについてレンダリ
ング部40や圧縮符号化部80が処理したときに生成さ
れる各データの量はバンド番号に拘わらず略同じであ
る。このため、オブジェクトが存在しない空白バンドに
対しては、略同じデータサイズが書き込まれる。一方、
オブジェクトの存在するバンドには、レンダリング部4
0が生成したバンドラスタデータあるいは圧縮符号化部
80が生成した圧縮済ラスタデータの量に応じたデータ
サイズが書き込まれる。
【0036】図4は、第1実施形態の画像処理装置1が
処理対象とする印刷データが表す画像の一例(図4−
A)、描画時間予測部60により予測された各バンドの
描画時間Tb・クリア時間Tc・圧縮符号化時間Tpの
関係の一例(図4−B)、並列処理が可能な条件(図4
−C)を、それぞれ示す図である。1ページ分(8バン
ド分)の画像はテキストや図形など複数のオブジェクト
から構成されており、図4(A)に示した画像では、画
像オブジェクトとテキストオブジェクトを含んでいる。
そして分割した8バンド内には、これらのオブジェクト
を含むものと、含まない空白バンドとが存在する。また
オブジェクトを含むバンドは、そのデータ量がオブジェ
クトの種類によって異なる。
【0037】画像処理装置1は、1ページ当たりの画像
を8つのバンドに分割して、描画展開処理などのために
バンドバッファを同時に4つまで確保する。このため保
持領域管理部30は、先ず、所定サイズの中間コード格
納領域としてのバンドバッファを8バンド分、RAM2
2上のメモリ領域に確保するとともに、描画展開用格納
領域としてのバンドバッファを4バンド分確保する。
【0038】描画時間予測部60は、中間コード生成部
10により生成された中間コードの量に基づいて各バン
ドの描画時間を予測する。描画時間予測部60が予測し
たレンダリング部40における各バンドの描画予測時間
は、たとえば図4(B)に示す通りである(対象画像は
図4(A)とは異なる)。この例では、各バンドの描画
予測時間Tb@(@はバンド番号)は、描画されるエリ
アが多い、すなわちオブジェクトを含むバンド1,2,
3,5,6の描画予測時間は大きく、一方空白エリアと
なるオブジェクトを含まない空白バンド0,4,7の描
画予測時間は0になる。一方バンドクリアする動作時間
であるクリア時間Tcおよび圧縮符号化する動作時間で
ある圧縮符号化時間Tpは、描画された結果に関わら
ず、一定の時間必要となる。
【0039】処理順序制御部70は、描画時間予測部6
0により予測された描画予測時間Tbの短い順に描画展
開するよう処理手順を決定する。なおここでは、RAM
22に用意するバンドバッファの数によらず、各バンド
の描画予測時間Tbが短い順に並び替え、かつレンダリ
ング部40が使用するバンドバッファの使用順序を固定
とする第1の方法で処理順序を決定する。さらに確保さ
れているバンドバッファは4つあるので、4バンドずつ
2つのグループを構成し、各グループごとにバンドバッ
ファBF0〜BF3の順に使用するようバンドクリア部
50、レンダリング部40、および圧縮符号化部80を
制御する。図示した例では、処理手順が、バンド0→4
→7→1の第1グループ、バンド6→3→2→5の第2
グループに分けられる。この場合、バンドラスタデータ
や圧縮済ラスタデータは、バンドの順に生成されないの
で、保持領域管理部30は、管理テーブルを用意し、対
応するバンドのバンドラスタデータや圧縮済ラスタデー
タが生成される都度、そのスタートアドレスとデータサ
イズを管理テーブルに書き込む。
【0040】このように、描画予測時間Tbの短い順に
描画展開の順序を変更してクリア処理、描画展開処理、
および圧縮符号化処理をすると、レンダリング部40と
圧縮符号化部80やバンドクリア部50とが並列に動作
する時間が増え、バンドの配列順(0→1→…→6→
7)に描画展開するよりも、印字開始までの時間が短く
なる。これは、以下の理由による。
【0041】先ず、同一バンドに対しては、クリア処理
→描画展開処理→圧縮符号化処理(纏めて3つの処理と
いう)の順番は変更できない。空白バンドを除いて、ク
リア時間Tcは描画予測時間Tb(当然実際の描画時間
も)よりも極めて短い(Tc≪Tb)。なお、本例で
は、描画予測時間Tbは、バンドによって時間が異なる
に対して、圧縮符号化時間Tpは固定時間で実装されて
いる。バンドクリア部50、レンダリング部40、圧縮
符号化部80(纏めて3つ処理部という)は、個々に実
装されており、図4(C)に示す範囲で、並列処理が可
能である。このような条件の中で処理する場合、次の2
つのケースが起こり得る。
【0042】第1のケースは、描画時間<圧縮時間(空
白バンドを処理する場合を含む)のときの場合である。
この場合、バンドバッファが無限個あるならば、バンド
クリア部50およびレンダリング部40は動作し続け、
描画終了し圧縮待ちとなるバンドバッファが溜まってい
く。3つの処理部は並列に動作する。したがって、バン
ドバッファが有限個(本例では4バンド分)ならば、バ
ンドクリア部50およびレンダリング部40が前もって
処理しておけるバンドバッファの数でリミッタがかか
り、その個数分のバンドバッファが圧縮待ちの状態とな
り、そのときバンドクリア部50とレンダリング部40
とは間欠動作状態となる。つまり、圧縮符号化部80に
よる圧縮符号化処理が、全体の処理時間、すなわちパフ
ォーマンスを支配する。換言すれば、レンダリング部4
0は常に動作しているため、同一バンドに対してT1=
(圧縮符号化時間−描画時間)とすると、この時間T1
はレンダリングのマージン時間となる。
【0043】第2のケースは、描画時間>圧縮時間の場
合である。この場合、バンドバッファが無限個あるなら
ば、バンドクリア部50は動作し続け、描画前のバンド
バッファが溜まっていく。描画終了したバンドバッファ
はすぐさま圧縮符号化部80により圧縮符号化されるた
め、圧縮符号化動作は間欠動作となる。したがって、バ
ンドバッファが有限個ならば個数分のクリアされたバン
ドバッファが描画待ちの状態となり、バンドクリア部5
0と圧縮符号化部80とは間欠動作状態となる。つま
り、レンダリング部40による描画展開処理が、全体の
処理時間、すなわちパフォーマンスを支配する。換言す
れば、圧縮するバンドデータがないため、圧縮符号化部
80は停止しているので、同一バンドに対して、T2=
(描画時間−圧縮符号化時間)とすると、この時間T2
はレンダリングの不足時間となる。
【0044】このような2つのケースが生じる場合にお
いて、描画予測時間Tbの短い順に処理順序を並び替え
て3つの処理をすると、ケース1からケース2へ遷移さ
せるような動作となる。すなわちもしバンドバッファが
無限個あるならば、ケース1で溜まったバンドバッファ
をケース2状態になって消化していくことになる。さら
にもし全部の圧縮符号化時間に対して描画時間が長けれ
ば、ケース1で発生しているマージン時間T1の総和
(ΣT1)は、不足時間T2が発生している間に完全に
吸収されていく。これにより、並列動作していない時間
であるΣT2が小さくなり、3つの処理が全バンドにつ
いて終わるまでの処理時間が短縮される。なお、バンド
バッファの個数が少なくなるほど、ΣT1を蓄える量が
少なくなり、前述の効果(処理時間の短縮)は得られ難
くなる。ちなみに、逆の順序、すなわち描画予測時間T
bの長い順に処理順序を並び替えて3つの処理をする
と、停止している圧縮符号化時間を後に回すことはでき
ないので、処理時間を短縮するという効果は得られな
い。
【0045】図5は、上記のように処理順序を変更して
3つの処理をする場合の第1例と、バンドの配列順に処
理する場合との比較例を示した図であって、図5(A)
は、バンドバッファの数が上記実施形態と同じく4個の
場合、図5(B)は、バンドバッファの数が上記実施形
態と異なり2個の場合の例である。図示するように、処
理手順を変更した上記実施形態の例では、出力単位分の
画像を描画展開するのに要する時間が、使用するバンド
バッファの数に関わらず、バンドの配列順に描画展開す
るよりも短くなっている。
【0046】このように、上記第1実施形態の画像処理
装置1によれば、各バンドの描画時間を予測し、その結
果に基づいて個々のバンドに対する描画処理(前記3つ
の処理)の順序を入れ替えることにより、バンドクリア
部50、レンダリング部40、および圧縮符号化部80
が許容される範囲内で並列に動作できる割合が増えるの
で、オブジェクトが存在しないあるいは少ない画像を印
刷する場合、オブジェクトの存在量に略比例するように
印字開始までの時間を短縮することができる。またプリ
ンタエンジン部は、特別な識別信号に対応する必要がな
い、すなわち、プリンタエンジン部に特別の機構を設け
ることなく上記実施形態を実現できる。
【0047】また、使用するバンドバッファの順序を固
定しているので、空きバンドバッファがどれであるかを
一々判断する必要がないので、使用するバンドバッファ
の順序を変更する後述の例よりも、全体の処理が簡易で
ある。
【0048】図6は、上記のように処理順序を変更して
3つの処理をする場合の第2例の判断手法を示すフロー
チャートである。第2例は、バンドバッファの数が上記
実施形態と同じく4個の場合であって、使用するバンド
バッファの順序をも切替えつつ、最も処理時間が短くな
るようにする第3の方法を採用した一例である。
【0049】先ず、クリア処理、描画展開処理、および
圧縮符号化処理のうち、1ページ分の処理を完了させる
ためのクリティカルパス(各々全バンドについての総和
時間が最大となる処理)が何れであるかを判断する(S
200)。本例では、ΣTc=1×8バン=8、ΣTb
=26、ΣTp=3×8バンドであるので、レンダリン
グ部40における描画展開処理がクリティカルパスにな
っている。各バンドについては、クリア処理→描画展開
処理→圧縮符号化処理の順序は変更できない。したがっ
て、どのような処理順序に配列しても、最初のクリア処
理の時間Tc=1と、最後の圧縮符号化処理の時間Tp
=3を必要とするので、取り得る最短処理時間は(Tc
=1)+(ΣTb=26)+(Tp=3)=30とな
る。レンダリング時間がゼロのバンドは、圧縮符号化が
クリティカルパスになる。
【0050】次に、1ページ分の全バンドを、許容され
る範囲で並行処理時間が最大となるように処理手順を変
更する。たとえば、1ページ分の複数バンド(総バンド
数Xとする)をそれよりも少ないバンドバッファ(バン
ドバッファ数Yとする)を使用して処理するので、数式
INT(X/Y)(小数以下は繰上げ)により整数化し
て、1つのバンドバッファが担当する最大バンド数を決
定する(S202)。本例では、INT(X/Y)=2
となり、1つのバンドバッファについて各々2バンドず
つ処理することになる。
【0051】そしてこのとき、各バンドについてはクリ
ア処理、描画展開処理、圧縮符号化処理の順序を維持し
つつ、バンドバッファの使用順序は変えながら、各バン
ドバッファが担当する処理時間が平均化されるように組
分けする(S204)。本実施形態ではクリア処理時間
Tcおよび圧縮符号化処理股間Tpはバンドによらず一
定であるので、描画展開処理時間Tbに着目して、最長
バンドと最短バンドの第1組、2番目に長いバンドと2
番目に短いバンドの第2組、3番目に長いバンドと3番
目に短いバンドの第3組、4番目に長いバンドと4番目
に短いバンドの第4組、…、というように分けるとよ
い。クリア処理時間Tcや圧縮符号化処理時間Tpがバ
ンドによって異なるときには、それらも加味して平均化
するように決定すればよい。本例においては、1組目は
空白バンド0,4,7のいずれか1つとバンド5(Tb
=9)、2組目は空白バンド0,4,7のいずれか1つ
とバンド8(Tb=8)、3組目は空白バンド0,4,
7のいずれか1つとバンド3(Tb=4)、4組目はバ
ンド1(Tb=2)とバンド6(Tb=3)と分けられ
る。
【0052】次の条件は、以下の観点から決められる。
すなわち、クリア処理、描画展開処理、および圧縮符号
化処理は、各々の機能要素が1バンド分しか設けられて
いないので他のバンドについて同じ処理を並行してする
ことはできない。しかしながら、図4(C)に示したよ
うに、他の機能要素が処理中のバンドあるいはその前後
のバンドについて、他の処理を並行してできる。たとえ
ば、描画展開処理時間が長いものは、他のバンドバッフ
ァを使用して、描画展開処理と並行して、次のバンドに
ついてクリア処理をしたり、描画展開処理が完了したバ
ンドに対する圧縮符号化処理ができる。また、描画展開
処理時間が略ゼロのバンド(たとえば空白バンド)につ
いては、他のバンドバッファを使用して、圧縮符号化処
理と並行して、次のバンドについてクリア処理や描画展
開処理ができる。これらのことから、クリティカルパス
を規定する処理(本例では描画展開処理)について、そ
の処理時間が最短のバンド(最短バンド)を最初に処理
し、かつ2番目に短いバンドを最後に処理するように、
もしくはこれとは逆に順となるように処理手順を変更す
る(S206)。
【0053】図7は、上記第2例と前記第1例との比較
例を示した図である。第2例では、空白バンド以外のも
のの内、描画展開処理時間が最短のバンド(最短バン
ド)を最初に処理し、かつ2番目に短いバンドを最後に
処理するように、もしくはこれとは逆に順となるように
処理手順を変更すればよい。つまり、各バンドバッファ
が担当する処理時間を平均化させつつ、より短いバンド
を最初もしくは最後に処理するようにすることで、残り
のバンドについては、クリア処理、描画展開処理、およ
び圧縮符号化処理を許容させる範囲で並行処理させて処
理時間を短縮し、加えて、最初の描画展開処理を早く完
了させかつ最後の描画展開処理や圧縮符号化処理を早く
完了させる。これにより、全体の処理時間を、前述した
取り得る最短処理時間{(Tc)+(ΣTb)+(T
p)}と等しく、あるいは極めて近くすることができ
る。本例においては、図6に示すように、処理手順を上
述の第2例のようにして変更したことで、全体の処理時
間が取り得る最短処理時間と等しくなっている。またこ
の第2例は、使用するバンドバッファの順序を自由に変
更可能であるので、上述した第1例の変更方法よりも、
全体の処理時間を短くすることができる。
【0054】図8は、本発明の第2実施形態の画像処理
装置のハードウェア構成を示す。バンドバッファ技術を
利用する点で第1実施形態の画像処理装置1と同様であ
るが、RAM22に確保するバンドバッファの数をペー
ジごとにダイナミックに切り替えることにより、複数ペ
ージを連続処理する際の最終ページが印字開始されるま
での時間を短縮化する点で、バンドバッファ数を固定と
していた第1実施形態と異なる。
【0055】第2実施形態の画像処理装置1は、第1実
施形態の画像処理装置1に備えられていた描画時間予測
部60および処理順序制御部70を備えていない。その
代わり、処理バンド数制御部74を備えている。この処
理バンド数制御部74は、先ず、RAM22の展開処理
用保持領域に確保する所定バンド数(RAM22上に確
保するバンドバッファの数)を初期値に設定し、レンダ
リング部40に、最初のページについて描画展開をさせ
る。そして、処理バンド数制御部74は、それ以後のペ
ージについて、レンダリング部40により生成されたバ
ンドラスタデータの量に基づいて、1ページ(出力単
位)分の画像を描画展開するのに要する時間が初期値の
バンド数で描画展開するよりも短くなるように予め定め
た固定の総容量の範囲内で所定バンド数を変更し、この
変更したバンド数の元に描画展開をするようレンダリン
グ部40を制御する。そして処理バンド数制御部74
は、1ページ分の画像の描画展開が完了した後には、保
持領域管理部30が管理しているバンドラスタデータの
保持領域に関する情報を参照してバンドの配列順にバン
ドラスタデータを読み出し1ページ分の画像を出力する
よう出力処理部90を制御する。ここで、「予め定めた
固定の総容量」とは、バンドバッファの数に関わらず、
RAM22上に確保し得るバンドバッファの総容量を意
味する。処理バンド数制御部74は、第1画像処理部の
一例であるバンドクリア部50によるクリア処理が完了
しレンダリング部40による描画展開を待つバンドの数
が少なくなるように、所定バンド数を変更する。これ
は、クリアだけ終わりレンダリング待ちとなってしまう
バンドバッファを用意するのはムダになるので、ムダを
生じない範囲にバンド数を設定するためである。これに
より、RAM22上には適正レベルのバンドバッファを
確保でき、圧縮符号化の後、必要以上にバンドクリアを
開始しないようにすることができる。
【0056】RAM22の容量は、実装段階で一定量搭
載されるが、そこには図示しないCPUが所定の処理を
するために必要なワーク領域や保存領域が割り当てら
れ、さらに中間コード生成部10が生成した中間コー
ド、レンダリング部40が生成したバンドラスタデー
タ、あるいは圧縮符号化部80が生成した圧縮済ラスタ
データも保存される。また、これらの量は状態により変
化していくものである。そこで、この第2実施形態で
は、予め定めた総容量の範囲内でRAM22上に確保す
るバンドバッファ数を変更し、この変更したバンドバッ
ファの元に、前記3つの処理をするよう、レンダリング
部40、圧縮符号化部80、バンドクリア部50をそれ
ぞれ制御することで、RAM22の格納領域を有効に利
用しながら、印字開始までの時間を短縮する。
【0057】図9は、第2実施形態の画像処理装置1に
おける出力開始時間短縮化処理に関わる処理手順を示し
たフローチャートである。たとえばクリア処理において
は、RAM22の格納領域を有効活用するため以下のよ
うな処理をする。すなわち、処理バンド数制御部74
は、先ずムダを生じない範囲にバンド数を設定するた
め、最大バンド数Mを設定する(S500)。次に、処
理バンド数制御部74は、RAM22の展開処理用保持
領域に確保するバンドバッファの数を初期値に設定する
(S502)。保持領域管理部30は、初期設定された
数分の各バンドバッファのスタートアドレスを管理テー
ブルに書き込むことで、その情報を管理する(S50
4)。そして、処理バンド数制御部74は、最初のペー
ジの8バンドについては、このようにして初期設定され
たバンドバッファの元に、バンドの配列順に、前記3つ
の処理をするよう、バンドクリア部50、レンダリング
部40、圧縮符号化部80をそれぞれ制御する。
【0058】それ以後のページについては、次のように
する。すなわち、先ず現在設定されているバンドバッフ
ァの数(有効バンド数)が、最大バンド数M以上である
か否かを判断する(S510)。有効バンド数が最大バ
ンド数M以上でないときには(S510−NO)、RA
M22上の展開処理用保持領域に有効バンド数分だけの
バンドバッファを確保できるか否かを判断する(S51
2)。そして、確保できる場合には確保したバンドバッ
ファをクリアする(S512−YES,S514)。一
方、有効バンド数が最大バンド数M以上のときには(S
510−NO)、有効バンド数が最大バンド数M以上で
なくなるまで待機する(S510−YES)。また、R
AM22上の展開処理用保持領域に有効バンド数分だけ
のバンドバッファを確保できなかったときにも、有効バ
ンド数が最大バンド数M以上でなくなるまで待機する
(S512−NO)。
【0059】次にバンドバッファのクリア処理が完了し
たら、クリア処理したバンド数である処理済バンド数C
の値を1インクリメントし(S516)、インクリメン
ト後の処理済バンド数Cの値が1ページ当たりのバンド
分割数である設定バンド数と等しいか否かを判断する
(S518)。そして等しくない場合には、再度ステッ
プ510からの処理を繰り返す一方(S518−N
O)、等しい場合には、本件の処理を完了させる(S5
18−YES)。つまり、1ページ分のバンドバッファ
をクリアしたならば、これ以上バンドバッファを準備す
る必要がないので、そのページについてのクリア処理を
終了し、次ページの処理に備える。
【0060】このようにクリア処理において、バンドバ
ッファ数が増えすぎないように最大バンド数Mを超えな
いように制御する、すなわちバンドバッファ領域がM
(Mは2以上の整数)個以上存在している場合、バンド
クリアを開始しないようにすることによって、最低限必
要となる中間コード保持領域を保証することもできる。
【0061】また処理バンド数制御部74は、描画展開
処理においてRAM22の格納領域を有効活用するため
に、レンダリング部40に以下のような処理をさせる。
レンダリング部40は、前記クリア処理にてバンドが確
保されクリアされたバンド(クリアバンド)の数がゼロ
であるか否かを判断する(S540)。そして、クリア
バンドの数がゼロであるときには、再度クリアバンドの
数がゼロであるか否かを判断する(S540−YE
S)。すなわち、バンドクリア部50により任意のバン
ドバッファがクリアされるまで待機する。一方、クリア
バンドの数がゼロでないときには、保持領域管理部30
が管理テーブルに管理しているバンドラスタデータの保
持領域に関する情報(スタートアドレス)を参照して、
通常通りクリアされたバンドバッファに描画展開処理
(バンドレンダリング)をして、バンドラスタデータの
データサイズを管理テーブルの対応するバンドのデータ
サイズの項目に書き込み、再度クリアバンドの数がゼロ
であるか否かを判断する(S540−NO,S54
2)。つまり、1ページ分についての描画展開処理が完
了したら、次のページについて、バンドクリア部50に
より任意のバンドバッファがクリアされるまで待機す
る。
【0062】さらに処理バンド数制御部74は、圧縮符
号化処理においてRAM22の格納領域を有効活用する
ために、圧縮符号化部80に以下のような処理をさせ
る。圧縮符号化部80は、先ず、レンダリング部40に
より描画展開処理されたバンドの数(バンドレンダリン
グ)がゼロか否かを判断する(S560)。そして、バ
ンドレンダリングの数がゼロであるときには、再度バン
ドレンダリングがゼロであるか否かを判断する(S56
0−YES)。すなわち、レンダリング部40により任
意ページの任意バンドが描画展開処理されるまで待機す
る。一方、バンドレンダリングの数がゼロでないときに
は、保持領域管理部30が管理テーブルに管理している
バンドラスタデータの保持領域に関する情報(スタート
アドレスおよびデータサイズ)を参照して、通常通り生
成されたバンドラスタデータを読み出して圧縮符号化
し、さらに生成した圧縮済ラスタデータを伸張復号化処
理してプリンタエンジン部に渡す(S560−NO,S
562)。全データを渡し終えたら、バンドバッファ領
域を開放し、次のページについて、バンドレンダリング
がゼロか否かを判断する(S564)。つまり、1ペー
ジ分についての圧縮符号化およびプリンタエンジン部へ
のデータ引き渡し(出力処理)が完了したら、次のペー
ジについて、レンダリング部40により任意のバンドの
バンドラスタデータが生成されるまで待機する。
【0063】なお、図9では省略して示しているが、1
ページ分についての描画展開処理に際しては、各バンド
ごとに前記3つの処理を行なう。
【0064】この第2実施形態の時間短縮化処理のよう
に、各ページについての動作開始前に、RAM22上に
確保するバンドバッファの数をダイナミックに切替えて
バンドバッファ領域を確保するようにすれば、中間コー
ド生成に影響を与えることなく、バンドバッファ数を増
やすことができ、レンダリング部40や圧縮符号化部8
0との並列動作が容易になり、印字開始までの時間が短
縮できるようになる。なお上記第2実施形態の処理手順
では、各ページ内はバンドの配列順に処理することとし
ていたが、第1実施形態における第1例および第2例の
処理手順を組み合わせてもよい。
【0065】図10は、本発明の第3実施形態の画像処
理装置のハードウェア構成を示す。バンドバッファ技術
を利用する点で第1および第2の実施形態の画像処理装
置1と同様であるが、出力開始時間短縮化処理の手法が
第1および第2の実施形態の画像処理装置1と異なる。
すなわちこの第3実施形態の画像処理装置1では、予め
定められたクリア用の固定データをRAM22のクリア
データ保持領域に保持しておく。そして、出力処理部9
0においてバンドの配列順に従って出力処理をするに際
して、中間コード生成部10により生成された中間コー
ドの量が実質的にゼロのときにはRAM22のクリアデ
ータ保持領域に保持されたクリア用の固定データを読み
出し、それ以外のときにはデータ保持部20に保持され
ているラスタデータを読み出して、出力単位分の画像を
出力する。ここで「固定データ」とは全画素のデータが
同じであるという意味ではなく、1出力単位分に現れる
空白バンドについて使用するときには、各バンドの対応
する画素位置のデータが同じ値であるということを意味
する。したがって、たとえば、処理対象のページを変更
する都度、クリア用の固定データを切替えてもよい。
【0066】このため、第3実施形態の画像処理装置1
は、第1実施形態における描画時間予測部60および処
理順序制御部70を備えていない。一方、バンドクリア
部50を、クリア用の記憶媒体の一例であるRAM22
における予め定められた保持領域(クリアデータ保持領
域)に予め定められたクリア用の固定データを保持させ
るように機能させる。また、出力処理部90にバンドの
配列順に従って出力処理をさせつつ、中間コード生成部
10により生成された中間コードの量が実質的にゼロの
ときにはRAM22におけるクリアデータ保持領からク
リア用の固定データを読み出し、それ以外のときには画
像用の記憶媒体の一例であるRAM22から圧縮符号化
部80により生成された圧縮済ラスタデータを読み出し
て、出力単位分の画像を出力させるように出力処理部9
0を制御する出力制御部76を備える。なお、圧縮符号
化部80を備えていないときには、出力制御部76は、
RAM22からレンダリング部40により生成されたバ
ンドラスタデータを読み出して、出力単位分の画像を出
力させる。
【0067】図11は、第3実施形態の画像処理装置1
における出力開始時間短縮化処理に関わる処理手順の一
例を示したフローチャートである。予めRAM22のク
リアデータ保持領域(クリア用バンドバッファ)にクリ
ア処理をした後、圧縮符号化処理をして空白バンドの圧
縮データを生成する(S600)。これにより、RAM
22のクリアデータ保持領域にクリア用の固定データが
保持される。保持領域管理部30は、クリア用バンドバ
ッファのスタートアドレスならびにデータサイズを保存
しておく。
【0068】次にバンドの配列順に従って、各バンドの
描画展開処理をする(S602)。たとえばバンドに対
する描画コマンドが存在するバンド(コマンド数≠
0)、すなわち画像オブジェクトが存在するバンド(描
画バンドという)については、中間コード生成部10が
先ずバンドクリア部50に対してクリア処理を求める
(S604−YES,S606)。保持領域管理部30
は、バンドクリア部50によりクリアされたバンドバッ
ファのアドレスをレンダリング部40に設定する。
【0069】レンダリング部40は、バンドの配列順序
に従い描画バンドについてのみ中間コード生成部10に
より生成された中間コードを描画展開することでバンド
ラスタデータを生成し、このバンドラスタデータをクリ
ア済のバンドバッファに記憶する(S608)。保持領
域管理部30は、バンドラスタデータが記憶されたバン
ドバッファのアドレスおよびデータサイズを圧縮符号化
部80に設定する。これにより、圧縮符号化部80にお
いて、バンドラスタデータがDMA動作で圧縮符号化さ
れ、圧縮符号化された圧縮済ラスタデータはRAM22
に保存される(S610)。保持領域管理部30は、圧
縮済ラスタデータの格納領域を示す情報(バンドバッフ
ァのスタートアドレスならびにデータサイズ)を管理テ
ーブルに書き込む(S612)。
【0070】一方、バンドに対する描画コマンドが存在
しないバンド(コマンド数=0)、すなわち画像オブジ
ェクトが存在しないバンドは空白バンドであるので、バ
ンドクリア部50および圧縮符号化部80を作動させな
い(S604−NO)。そして、保持領域管理部30
は、予めRAM22に準備しておいた空白バンドの圧縮
データの格納領域に関する情報(クリア用バンドバッフ
ァのスタートアドレスならびにデータサイズ)を空白バ
ンドが現れる都度、管理テーブルに書き込む(S62
0)。
【0071】出力制御部76は、管理テーブルの情報に
従って、中間コード生成部10により生成された中間コ
ードの量が実質的にゼロのときには、保持領域管理部3
0により記録された管理テーブルのクリア用バンドバッ
ファのスタートアドレスならびにデータサイズを参照し
て、RAM22のクリアデータ保持領域に記憶・保持さ
れた空白バンドの圧縮データを読み出し、それ以外のと
きにはRAM22の画像用保持領域であるバンドバッフ
ァに記憶・保持された圧縮済ラスタデータを読み出すよ
うに、出力処理部90を制御する。なお第1実施形態と
異なり、処理順序を変更していないので、出力処理部9
0は、1つのバンドの圧縮済ラスタデータが生成される
都度、圧縮済ラスタデータを読み出して、プリンタエン
ジン部に渡すことができる。
【0072】この第3実施形態のように、空白バンドの
データ(上記例では圧縮データ)を予め準備しておき、
出力処理部90がバンドの配列順にRAM22からデー
タを読み出して元の画像を復元する過程で、画像オブジ
ェクトが存在しない空白バンドについては、準備してお
いた空白バンドのデータを割り当てることで、クリア処
理および圧縮符号化処理を省くことができ、印字開始ま
での時間を短縮できるようになる。またこの第3実施形
態でも、通常通り、伸張復号化したラスタデータをプリ
ンタエンジン部に転送するため、プリンタエンジン部に
特別な機構を設ける必要がない。
【0073】なお上記第3実施形態の説明では、空白バ
ンドの圧縮データを予め用意し、管理テーブルを用いる
方式で説明したが、ページごとの処理において、最初に
出現する空白バンドで圧縮データを準備し、それ以降
は、このデータを書込む方式や、プリンタ起動時に定型
サイズのデータ空白データを準備しておいてもよい。前
者の方法によれば、空白バンドの圧縮データを、実際に
処理するページに応じて生成することができる。たとえ
ば無地とはいいながら色彩を持つ背景画像上に文字や画
像が現れているものを処理する場合、背景画像の色彩に
応じた空白バンドの圧縮データを生成すればよい。ま
た、処理対象のページを変更する都度、クリア用の固定
データの一例である空白バンドの圧縮データを切替えて
もよい。たとえば、背景画像の色彩が各ページごとに異
なる場合でも、各ページの背景画像の色彩に応じた空白
バンドの圧縮データを生成すればよい。
【0074】また上記第3実施形態の説明では、空白バ
ンドについて、空白バンドの圧縮データのスタートアド
レスやデータサイズを管理テーブルに書き込むようにし
ていたが、圧縮符号化部80にて、空白バンドの圧縮デ
ータをコピーして使用し、保持領域管理部30により、
そのコピーした空白バンドの圧縮データの格納領域を示
す情報(バンドバッファのスタートアドレスならびにデ
ータサイズ)を管理テーブルに書き込むようにしてもよ
い。なお、圧縮符号化部80を備えていない構成の画像
処理装置1とする場合には、レンダリング部40にて、
空白バンドのラスタデータ(当然圧縮符号化はなし)を
コピーして使用し、保持領域管理部30により、そのコ
ピーした空白バンドのラスタデータの格納領域を示す情
報(バンドバッファのスタートアドレスならびにデータ
サイズ)を管理テーブルに書き込むとよい。
【0075】図12は、CPUやメモリを利用して、ソ
フトウェア的に画像処理装置1を構成する、すなわち電
子計算機(コンピュータ)を用いて構成する場合のハー
ドウェア構成の一例を示した図である。本例は、圧縮符
号化処理をする圧縮符号化部80および伸張復号化処理
をする出力処理部90のみを上記実施形態に示したと同
様の専用のハードウェアで構成し、中間コード生成部1
0、レンダリング部40、バンドクリア部50、描画時
間予測部60、処理順序制御部70、あるいは処理バン
ド数制御部74などのその他の要素を、CPUやメモリ
で構成する一例である。
【0076】この画像処理装置1は、CPU902、R
OM(Read Only Memory)904、RAM906、通信
I/F(インターフェース)908、入力I/F91
0、出力I/F912を備える。また、たとえばハード
ディスク装置914、フレキシブルディスク(FD)ド
ライブ916、あるいはCD−ROM(Compact Disk R
OM)ドライブ918などの、記憶媒体からデータを読み
出したり記録するための記録・読取装置を備えてもよ
い。ハードディスク装置914、FDドライブ916、
あるいはCD−ROMドライブ918は、たとえば、C
PU902にソフトウェア処理をさせるためのプログラ
ムデータを登録するなどのために利用される。通信I/
F908は、インターネットなどの通信網との間の通信
データの受け渡しを仲介する。
【0077】このような構成の画像処理装置1は、第1
〜第3実施形態に示した基本的な構成および動作と同様
とすることができる。また、上述した処理手順をコンピ
ュータに実行させるプログラムは、CD−ROM922
などの記録媒体を通じて配布される。あるいは、前記プ
ログラムは、CD−ROM922ではなくFD920に
格納されてもよい。また、MOドライブを設け、MOに
前記プログラムを格納してもよく、またフラッシュメモ
リなどの不揮発性の半導体メモリカード924などのそ
の他の記録媒体に前記プログラムを格納してもよい。さ
らに、他のサーバなどからインターネットなどの通信網
を経由して前記プログラムをダウンロードして取得した
り、あるいは更新してもよい。なお、記録媒体として
は、FD920やCD−ROM922などの他にも、D
VDなどの光学記録媒体、MDなどの磁気記録媒体、P
Dなどの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、
ICカードやミニチュアーカードなどの半導体メモリー
を用いることができる。
【0078】記録媒体の一例としてのFD920やCD
−ROM922などには、上記実施形態で説明した画像
処理装置1における処理手順を示したフローチャートの
一部または全ての機能を格納することができる。したが
って、以下のプログラムや当該プログラムを格納した記
憶媒体を提供することができる。たとえば、画像処理装
置1用のプログラム、すなわちRAM906などにイン
ストールされるソフトウェアは、上記実施形態に示され
た画像処理装置1と同様に、中間コード生成部10、中
間コード保持部20、レンダリング部40、バンドクリ
ア部50、描画時間予測部60、処理順序制御部70、
処理バンド数制御部74、あるいは出力制御部76など
の各機能部をソフトウェアとして備える。
【0079】そしてたとえば画像処理装置1をコンピュ
ータにより構成する場合、CD−ROMドライブ918
は、CD−ROM922からデータまたはプログラムを
読み取ってCPU902に渡す。そしてソフトウエアは
CD−ROM922からハードディスク装置914にイ
ンストールされる。ハードディスク装置914は、FD
ドライブ916またはCD−ROMドライブ918によ
って読み出されたデータまたはプログラムや、CPU9
02がプログラムを実行することにより作成されたデー
タを記憶するとともに、記憶したデータまたはプログラ
ムを読み取ってCPU902に渡す。ハードディスク装
置914に格納されたソフトウエアは、RAM906に
読み出された後にCPU902により実行される。たと
えばCPU902は、記録媒体の一例であるROM90
4およびRAM906に格納されたプログラムに基づい
て上記の処理手順を実行することにより、上記処理手順
における出力開始時間短縮化処理(特にバンドラスタデ
ータを生成するまで)のための機能をソフトウェア的に
実現することができる。
【0080】なお、この構成例に限らず、圧縮符号化部
80や出力処理部90をもCPUやメインメモリでソフ
トウェア的に構成してもよい。この場合、CPU902
は、上記処理手順における出力開始時間短縮化処理のた
めの略全ての機能をソフトウェア的に実現することがで
きる。またFD920やCD−ROM922などの記録
媒体に格納されるプログラム(RAM906などにイン
ストールされるソフトウェア)は、上記実施形態に示さ
れた圧縮符号化部80や出力処理部90の各機能部をソ
フトウェアとして備える。
【0081】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更また
は改良を加えることができ、そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれている。ま
た、上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定す
るものではなく、また実施形態の中で説明されている特
徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限
らない。
【0082】たとえば、第1実施形態の具体的説明で
は、複数ページを連続して処理する場合においても、1
ページ分を1つの纏まり(描画グループ)として、この
1ページに含まれる全バンドについて、バンドの配列順
に描画展開するよりも処理時間が短くなるようにバンド
の処理順序を変更していたが、複数ページを1組として
取り扱い、この複数ページに含まれる全バンドについ
て、ページおよびバンドの配列順に描画展開するよりも
処理時間が短くなるようにバンドの処理順序を変更(時
間短縮化処理)してもよい。この場合たとえば、最初か
ら複数ページを纏めると、この複数ページ分の時間短縮
化処理が完了するまで1ページ目のデータをプリンタエ
ンジン部に渡すことができないので、印字開始までの時
間は必ずしも改善されない。このため先ず、最初の1ペ
ージ目について時間短縮化処理をしてデータをプリンタ
エンジン部に渡し、2ページ目以降については、プリン
タエンジン部が1ページ目のデータに基づいて印字出力
している間に時間短縮化処理を完結させることができる
範囲で、複数ページを1組として取り扱うのが好まし
い。なお、描画展開処理に使う中間コード生成が複数ペ
ージを纏めるのに間に合わない場合には、他のページ分
の中間コード生成を待つことなく、中間コード生成が完
了している複数ページの範囲内で、複数ページを1組と
して取り扱うのが好ましい。
【0083】つまり、第1実施形態において複数の出力
単位を1組として取り扱い時間短縮化処理をする場合に
は、出力処理部90の後段に配された機能部分(たとえ
ばプリンタエンジン部)が1出力単位の出力処理を完結
させるための時間にも基づいて複数の出力単位を1組に
纏め、この1組に含まれる全バンドの配列順に処理する
よりも処理時間が短くなるように、バンドの処理順序を
変更するのが好ましい。また、描画展開処理に使うデー
タが準備されている出力単位の数の範囲内で複数の出力
単位を1組に纏め、この1組に含まれる全バンドの配列
順に処理するよりも処理時間が短くなるように、バンド
の処理順序を変更するのが好ましい。
【0084】また、上記各実施形態の画像処理装置1
は、中間コード生成部10を備えていたが、中間コード
生成部10を備えていない構成であってもよい。この場
合には、レンダリング部40は、分割したバンドごとの
個々のオブジェクトのデータを、分割したバンド数より
も少ない所定バンド数分の容量を有する展開処理用の記
憶媒体上でラスタデータに描画展開することでバンドご
とにバンドラスタデータを生成すればよい。また第1実
施形態の画像処理装置1の場合、描画時間予測部60
は、個々のオブジェクトのデータの量に基づいて、描画
展開部の一例であるレンダリング部40における描画展
開に要するバンドごとの描画時間を予測すればよい。
【0085】また、上記第1〜第3実施形態では、第1
の画像処理としてのクリア処理をする第1画像処理部の
一例であるバンドクリア部50や、第2の画像処理とし
ての圧縮符号化処理をする第2画像処理部の一例である
圧縮符号化部80を備えていたが、第1の画像処理はク
リア処理に限らないし、第2の画像処理は圧縮符号化処
理に限らない。また、第1および第3実施形態では、第
1画像処理部や第2画像処理部は必ずしも設けられてい
なくてもよい。また第2実施形態では、第1画像処理部
および第2画像処理部のうちの少なくとも一方を備えて
いればよい。
【0086】たとえば、バンドごとのオブジェクトのデ
ータを分割したバンド数よりも少ない所定バンド数分の
容量を有する展開処理用の記憶媒体上でラスタデータに
描画展開することでバンドごとにバンドラスタデータを
生成するバンドバッファ技術を用いるに際して、出力単
位分の画像を描画展開するのに要する時間がバンドの配
列順に描画展開するよりも短くなるようにバンドの処理
順序を変更して処理するものは、本願発明の権利範囲に
属する。この場合、描画展開部と並列処理される機能要
素はないことになるが、バンドの配列順に描画展開する
よりも処理時間が短くなることに変わりはない。同様
に、バンドバッファ技術を用いるに際して、初期値のバ
ンド数で描画展開するよりも短くなるようにバンドバッ
ファの数を変更するもの、あるいは空白バンドについて
は予め用意したクリア用データを利用するものも、本願
発明の権利範囲に属する。
【0087】なお、バンドバッファ技術を利用した描画
展開処理に限らず、分割したバンド数よりも少ない所定
バンド数分の容量を有する記憶媒体上で所定の処理をす
るものに本願発明の技術思想を適用すれば、通常の処理
手順よりも処理時間を短くすることができる。
【0088】
【発明の効果】以上のように本発明において、処理順序
制御部を備えた画像処理装置では、処理順序制御部は、
バンドの配列順にとらわれず、出力単位分の画像を描画
展開するのに要する時間が、バンドの配列順に描画展開
するよりも短くなるようにバンドの処理順序を決定し、
この決定した処理順序に従って描画展開部に描画展開さ
せる。このため、バンドの配列順に描画展開するよりも
処理時間が短くなる。たとえば、描画展開処理に先立つ
クリア処理をするバンドクリア部や、描画展開処理の後
になされる圧縮符号化処理をする圧縮符号化部を備えた
構成としたときには、描画展開処理と、クリア処理ある
いは圧縮符号化処理を並行して作動させることができ、
バンドの配列順に描画展開するよりも処理時間が短くな
る。
【0089】また、処理バンド数制御部を備えた画像処
理装置では、処理バンド数制御部は、メモリ上に確保す
るバンドバッファの数をダイナミックに切替えてバンド
バッファ領域を確保する。バンドバッファ数を増やした
分だけ、描画展開と、バンドクリア部あるいは圧縮符号
化部との並列動作が容易になり、画像出力開始までの時
間が短縮できる。
【0090】また、予めクリア用のデータを用意するバ
ンドクリア部を備えた画像処理装置では、出力処理部が
バンドの配列順にメモリからデータを読み出して元の画
像を復元する過程で、オブジェクトが存在しない空白バ
ンドについては、準備しておいたクリア用のデータを割
り当てることで、クリア処理を省くことができ、画像出
力開始までの時間が短縮できる。
【0091】また何れの構成においても、通常通りバン
ドの配列順にラスタデータを読み出して、後段の機能部
分にデータを引き渡すことができるので、描画展開され
たラスターデータを受け取って処理する機能部分では、
特段の対処を必要としない。たとえば、プリンタエンジ
ン部に特別な機構を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の画像処理装置のハー
ドウェア構成を示す図である。
【図2】 保持領域管理部が管理する管理テーブルの一
例を示した図ある。
【図3】 第1実施形態の画像処理装置における出力開
始時間短縮化処理に関わる第1例の処理手順を示したフ
ローチャートである。
【図4】 画像処理装置が処理対象とする画像の一例
(A)、描画時間予測部により予測された各バンドの描
画時間・クリア時間・圧縮符号化時間の関係の一例
(B)、並列処理が可能な条件(C)を、それぞれ示す
図である。
【図5】 処理順序を変更する場合の第1例と、バンド
の配列順に処理する場合との比較例を示した図である。
【図6】 処理順序を変更する場合の第2例の判断手法
を示すフローチャートである。
【図7】 第1実施形態における第1例と第2例との比
較例を示した図である。
【図8】 本発明の第2実施形態の画像処理装置のハー
ドウェア構成を示す図である。
【図9】 第2実施形態の画像処理装置における出力開
始時間短縮化処理に関わる処理手順を示したフローチャ
ートである。
【図10】 本発明の第3実施形態の画像処理装置のハ
ードウェア構成を示す図である。
【図11】 第3実施形態の画像処理装置における出力
開始時間短縮化処理に関わる処理手順の一例を示したフ
ローチャートである。
【図12】 CPUやメモリを利用してソフトウェア的
に画像処理装置を構成する場合のハードウェア構成の一
例を示した図である。
【符号の説明】
1…画像処理装置、10…中間コード生成部、20…デ
ータ保持部、22…RAM、30…保持領域管理部、4
0…レンダリング部、50…バンドクリア部、60…描
画時間予測部、70…処理順序制御部、74…処理バン
ド数制御部、76…出力制御部、80…圧縮符号化部、
90…出力処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 輝威 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C087 AA15 AB05 AC08 BA03 BA14 BC01 BC04 BC05 BC06 BC14 BC16 BD24 BD40 BD52 5B021 AA02 BB01 BB04 CC05 DD06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々のオブジェクトにより構成される源
    画像を複数のバンドに分割し、この分割したバンドごと
    に予め定められた画像処理をし、さらに前記画像処理が
    された各バンドの画像に基づいて源画像と略同じ出力単
    位の画像を再生して出力する画像処理装置であって、 前記分割したバンドごとの前記個々のオブジェクトのデ
    ータを、前記分割したバンド数よりも少ない所定バンド
    数分の容量を有する展開処理用の記憶媒体上でラスタデ
    ータに描画展開することでバンドごとにバンドラスタデ
    ータを生成し、前記展開処理用の記憶媒体における予め
    定められた保持領域に保持する描画展開部と、 前記描画展開部にて前記描画展開され前記展開処理用の
    記憶媒体に保持された前記ラスタデータを読み出して前
    記出力単位分の画像を出力する出力処理部と、 前記描画展開部が生成したバンドラスタデータの、前記
    記憶媒体における保持領域に関する情報を設定管理する
    保持領域管理部と、 前記個々のオブジェクトのデータの量に基づいて、前記
    描画展開部における前記描画展開に要する前記バンドご
    との描画時間を予測する描画時間予測部と、 前記描画時間予測部により予測された前記バンドごとの
    描画予測時間に基づいて、前記出力単位分の画像を前記
    描画展開するのに要する時間が、前記バンドの配列順に
    前記描画展開するよりも短くなるように前記バンドの処
    理順序を決定し、当該決定した処理順序に従って前記描
    画展開をするように前記描画展開部を制御し、かつ前記
    出力単位分の画像の前記描画展開が完了した後には、前
    記保持領域管理部が管理している前記バンドラスタデー
    タの保持領域に関する情報を参照し前記バンドの配列順
    に従って前記バンドラスタデータを読み出して前記出力
    単位分の画像を出力するよう前記出力処理部を制御する
    処理順序制御部とを備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記描画展開部における前記描画展開に
    先立って第1の画像処理をする第1画像処理部をさらに
    備え、 前記処理順序制御部は、前記第1画像処理部における前
    記第1の画像処理に要する第1の画像処理時間および前
    記描画時間予測部により予測された前記バンドごとの描
    画予測時間に基づいて、前記第1の画像処理および前記
    描画展開の処理順序を前記バンドごとに維持しかつ前記
    出力単位分の画像を再生するのに要する時間が前記バン
    ドの配列順に前記描画展開するよりも短くなるように前
    記バンドの処理順序を決定し、当該決定した処理順序に
    従って前記描画展開部に前記描画展開をさせることを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1画像処理部は、前記バンドごと
    に、前記記憶媒体における前記描画展開部が生成した前
    記バンドラスタデータを保持するための保持領域の個々
    の記憶要素に、予め定められた値を順次書き込むことで
    当該保持領域をクリアすることを特徴とする請求項2記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記描画展開部における前記描画展開の
    後に第2の画像処理をし、処理済の前記バンドラスタデ
    ータを第2画像処理用の記憶媒体における予め定められ
    た保持領域に保持する第2画像処理部をさらに備え、 前記処理順序制御部は、前記第1画像処理部における前
    記第1の画像処理に要する第1の画像処理時間、前記描
    画時間予測部により予測された前記バンドごとの描画予
    測時間、および前記第2画像処理部における前記第2の
    画像処理に要する第2の画像処理時間に基づいて、前記
    第1の画像処理、前記描画展開、および前記第2の画像
    処理の処理順序を前記バンドごとに維持しかつ前記出力
    単位分の画像を再生するのに要する時間が前記バンドの
    配列順に前記描画展開するよりも短くなるように前記バ
    ンドの処理順序を決定し、当該決定した処理順序に従っ
    て前記描画展開部に前記描画展開をさせ、 前記出力処理部は、前記描画展開部により前記描画展開
    された後に前記第2の画像処理がされ前記第2画像処理
    用の記憶媒体に保持された前記バンドラスタデータを読
    み出して前記出力単位分の画像を出力することを特徴と
    する請求項1から3のうちのいずれか1項記載の画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 個々のオブジェクトにより構成される源
    画像を複数のバンドに分割し、この分割したバンドごと
    に予め定められた画像処理をし、さらに前記画像処理が
    された各バンドの画像に基づいて源画像と略同じ出力単
    位の画像を再生して出力する画像処理装置であって、 前記分割したバンドごとの前記個々のオブジェクトのデ
    ータを、前記分割したバンド数よりも少ない所定バンド
    数分の容量を有する展開処理用の記憶媒体上でラスタデ
    ータに描画展開することでバンドごとにバンドラスタデ
    ータを生成し、前記展開処理用の記憶媒体における予め
    定められた保持領域に保持する描画展開部と、 前記描画展開部にて前記描画展開され前記展開処理用の
    記憶媒体に保持された前記ラスタデータを読み出して前
    記出力単位分の画像を出力する出力処理部と、 前記描画展開部が生成したバンドラスタデータの、前記
    記憶媒体における保持領域に関する情報を設定管理する
    保持領域管理部と、 前記描画展開部における前記描画展開に先立って第1の
    画像処理をする第1画像処理部、および前記描画展開部
    における前記描画展開の後に第2の画像処理をし、処理
    済の前記バンドラスタデータを第2画像処理用の記憶媒
    体における予め定められた保持領域に保持する第2画像
    処理部のうちの少なくとも一方と、 前記展開処理用の記憶媒体上に確保する前記所定バンド
    数を初期値に設定して最初の1出力単位の画像について
    前記描画展開をし、それ以後の出力単位の画像について
    は、前記描画展開部により生成された前記バンドラスタ
    データの量に基づいて、前記出力単位分の画像を前記描
    画展開するのに要する時間が、前記初期値のバンド数で
    前記描画展開するよりも短くなるように前記所定バンド
    数を変更し、この変更したバンド数の元に前記描画展開
    をするよう前記描画展開部を制御し、かつ前記出力単位
    分の画像の前記描画展開が完了した後には、前記保持領
    域管理部が管理している前記バンドラスタデータの保持
    領域を参照して前記バンドラスタデータを読み出して前
    記出力単位分の画像を出力するよう前記出力処理部を制
    御する処理バンド数制御部とを備えたことを特徴とする
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記描画展開部における前記描画展開に
    先立って第1の画像処理をする第1画像処理部をさらに
    備え、 前記処理バンド数制御部は、前記第1画像処理部による
    前記第1の画像処理が完了し前記描画展開部による前記
    描画展開を待つバンドの数が少なくなるように、前記所
    定バンド数を変更することを特徴とする請求項5記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 個々のオブジェクトにより構成される源
    画像を複数のバンドに分割し、この分割したバンドごと
    に予め定められた画像処理をし、さらに前記画像処理が
    された各バンドの画像に基づいて源画像と略同じ出力単
    位の画像を再生して出力する画像処理装置であって、 前記分割したバンドごとの前記個々のオブジェクトのデ
    ータを、前記分割したバンド数よりも少ない所定バンド
    数分の容量を有する展開処理用の記憶媒体上でラスタデ
    ータに描画展開することでバンドごとにバンドラスタデ
    ータを生成し、前記展開処理用の記憶媒体における予め
    定められた保持領域に保持する描画展開部と、 前記中間コード生成部が生成した前記中間コードおよび
    前記描画展開部が生成したバンドラスタデータの、前記
    画像用の記憶媒体におけるそれぞれの保持領域に関する
    情報を設定管理する保持領域管理部と、 予め定められたクリア用の記憶媒体における予め定めら
    れた保持領域に予め定められたクリア用の値を保持させ
    るバンドクリア部と、 前記記憶媒体に保持されたデータを読み出して前記出力
    単位分の画像を出力する出力処理部と、 前記出力処理部に前記バンドの配列順に従って出力処理
    をさせつつ、前記分割したバンドに含まれる前記個々の
    オブジェクトのデータの量が実質的にゼロのときには前
    記クリア用の記憶媒体から前記予め定められた値を読み
    出し、それ以外のときには前記画像用の記憶媒体から前
    記ラスタデータを読み出して、前記出力単位分の画像を
    出力させる出力制御部とを備えたことを特徴とする画像
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像用の記憶媒体は、前記クリア用
    の記憶媒体をも兼ねるものであり、 前記バンドクリア部は、前記分割したバンドに含まれる
    前記個々のオブジェクトのデータの量が実質的にゼロの
    ときには、前記記憶媒体における前記描画展開部が生成
    した前記バンドラスタデータを保持するための保持領域
    に、前記予め定められたクリア用の値を保持させること
    で当該保持領域をクリアすることを特徴とする請求項6
    記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 個々のオブジェクトにより構成される源
    画像を複数のバンドに分割し、この分割したバンドごと
    に予め定められた画像処理をし、さらに前記画像処理が
    された各バンドの画像に基づいて源画像と略同じ出力単
    位の画像を再生して出力するためのプログラムであっ
    て、 コンピュータを、 前記分割したバンドごとの前記個々のオブジェクトのデ
    ータを、前記分割したバンド数よりも少ない所定バンド
    数分の容量を有する展開処理用の記憶媒体上でラスタデ
    ータに描画展開することでバンドごとにバンドラスタデ
    ータを生成し、前記展開処理用の記憶媒体における予め
    定められた保持領域に保持する描画展開部と、 前記描画展開部にて前記描画展開され前記展開処理用の
    記憶媒体に保持された前記ラスタデータを読み出して前
    記出力単位分の画像を出力する出力処理部と、 前記描画展開部が生成したバンドラスタデータの、前記
    記憶媒体における保持領域に関する情報を設定管理する
    保持領域管理部と、 前記個々のオブジェクトのデータの量に基づいて、前記
    描画展開部における前記描画展開に要する前記バンドご
    との描画時間を予測する描画時間予測部と、 前記描画時間予測部により予測された前記バンドごとの
    描画予測時間に基づいて、前記出力単位分の画像を前記
    描画展開するのに要する時間が、前記バンドの配列順に
    前記描画展開するよりも短くなるように前記バンドの処
    理順序を決定し、当該決定した処理順序に従って前記描
    画展開をするように前記描画展開部を制御し、かつ前記
    出力単位分の画像の前記描画展開が完了した後には、前
    記保持領域管理部が管理している前記バンドラスタデー
    タの保持領域に関する情報を参照し前記バンドの配列順
    に従って前記バンドラスタデータを読み出して前記出力
    単位分の画像を出力するよう前記出力処理部を制御する
    処理順序制御部として機能させることを特徴とするプロ
    グラム。
  10. 【請求項10】 個々のオブジェクトにより構成される
    源画像を複数のバンドに分割し、この分割したバンドご
    とに予め定められた画像処理をし、さらに前記画像処理
    がされた各バンドの画像に基づいて源画像と略同じ出力
    単位の画像を再生して出力するためのプログラムであっ
    て、 コンピュータを、 前記分割したバンドごとの前記個々のオブジェクトのデ
    ータを、前記分割したバンド数よりも少ない所定バンド
    数分の容量を有する展開処理用の記憶媒体上でラスタデ
    ータに描画展開することでバンドごとにバンドラスタデ
    ータを生成し、前記展開処理用の記憶媒体における予め
    定められた保持領域に保持する描画展開部と、 前記描画展開部にて前記描画展開され前記展開処理用の
    記憶媒体に保持された前記ラスタデータを読み出して前
    記出力単位分の画像を出力する出力処理部と、 前記描画展開部が生成したバンドラスタデータの、前記
    記憶媒体における保持領域に関する情報を設定管理する
    保持領域管理部と、 前記描画展開部における前記描画展開に先立って第1の
    画像処理をする第1画像処理部、および前記描画展開部
    における前記描画展開の後に第2の画像処理をし、処理
    済の前記バンドラスタデータを第2画像処理用の記憶媒
    体における予め定められた保持領域に保持する第2画像
    処理部のうちの少なくとも一方と、 前記展開処理用の記憶媒体上に確保する前記所定バンド
    数を初期値に設定して最初の1出力単位の画像について
    前記描画展開をし、それ以後の出力単位の画像について
    は、前記描画展開部により生成された前記バンドラスタ
    データの量に基づいて、前記出力単位分の画像を前記描
    画展開するのに要する時間が、前記初期値のバンド数で
    前記描画展開するよりも短くなるように前記所定バンド
    数を変更し、この変更したバンド数の元に前記描画展開
    をするよう前記描画展開部を制御し、かつ前記出力単位
    分の画像の前記描画展開が完了した後には、前記保持領
    域管理部が管理している前記バンドラスタデータの保持
    領域に関する情報を参照して前記バンドラスタデータを
    読み出して前記出力単位分の画像を出力するよう前記出
    力処理部を制御する処理バンド数制御部として機能させ
    ることを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 個々のオブジェクトにより構成される
    源画像を複数のバンドに分割し、この分割したバンドご
    とに予め定められた画像処理をし、さらに前記画像処理
    がされた各バンドの画像に基づいて源画像と略同じ出力
    単位の画像を再生して出力するためのプログラムであっ
    て、 コンピュータを、 前記分割したバンドごとの前記個々のオブジェクトのデ
    ータを、前記分割したバンド数よりも少ない所定バンド
    数分の容量を有する展開処理用の記憶媒体上でラスタデ
    ータに描画展開することでバンドごとにバンドラスタデ
    ータを生成し、前記展開処理用の記憶媒体における予め
    定められた保持領域に保持する描画展開部と、 前記中間コード生成部が生成した前記中間コードおよび
    前記描画展開部が生成したバンドラスタデータの、前記
    画像用の記憶媒体におけるそれぞれの保持領域に関する
    情報を設定管理する保持領域管理部と、 予め定められたクリア用の記憶媒体における予め定めら
    れた保持領域に予め定められたクリア用の値を保持させ
    るバンドクリア部と、 前記記憶媒体に保持されたデータを読み出して前記出力
    単位分の画像を出力する出力処理部と、 前記出力処理部に前記バンドの配列順に従って出力処理
    をさせつつ、前記分割したバンドに含まれる前記個々の
    オブジェクトのデータの量が実質的にゼロのときには前
    記クリア用の記憶媒体から前記予め定められた値を読み
    出し、それ以外のときには前記画像用の記憶媒体から前
    記ラスタデータを読み出して、前記出力単位分の画像を
    出力させる出力制御部として機能させることを特徴とす
    るプログラム。
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