JP2003084117A - 多色画素シートの製造方法及びカラーフィルター - Google Patents

多色画素シートの製造方法及びカラーフィルター

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JP2003084117A
JP2003084117A JP2001274783A JP2001274783A JP2003084117A JP 2003084117 A JP2003084117 A JP 2003084117A JP 2001274783 A JP2001274783 A JP 2001274783A JP 2001274783 A JP2001274783 A JP 2001274783A JP 2003084117 A JP2003084117 A JP 2003084117A
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Morimasa Sato
守正 佐藤
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶層の厚み(セルギャップ)を一定間隔に
保持するためのスペーサー部を簡便に、かつ精度よく形
成することができる多色画素シートの製造方法の提供。 【解決手段】 光透過性シート状支持体10の表面に、
それぞれ互いに異なる着色を持つ二種以上の微小の着色
層からなり、かつ互いに隙間領域を介して位置する画素
群(R、G、B)と、各画素間の隙間領域及び画素群の
周囲に形成された黒色着色樹脂12からなるブラックマ
トリックス12aが形成され、さらに該ブラックマトリ
ック12a上に所定の厚みを有するスペーサーパターン
12Sを形成するに際して、支持体裏面および表面から
の露光後に2段階の現像処理を実施することを特徴とす
る多色画素シートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多色画素シートの
製造方法及びカラーフィルターに関し、詳しくは高光学
濃度の遮光膜を有し、かつ、スペーサー機能を有するブ
ラックマトッリクスを備えたカラーフィルターと、この
カラーフィルターを製造するのに好適な多色画素シート
を簡便に、かつ精度よく製造することができる多色画素
シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置は、液晶層の厚み
(セルギャップ)を一定間隔に保持するために、カラー
フィルター基板と対向電極基板からなる2枚の基板間に
所定の粒径を有するプラスチックビーズ、セラミックス
ビーズ等のスペーサービーズを散布して、両基板を張り
合わせている。しかしながら、上述のような方法では、
スペーサービーズの均一な散布が難しく、セルギャップ
を表示領域全域にわたって一定にできない問題があっ
た。また、スペーサービーズを多量に使用すると、セル
ギャップは一定に保たれるが、表示領域に存在するスペ
ーサーのために表示領域の開口率が低下すること、2枚
の基板の張り合わせ時にスペーサービーズによって配向
膜や透明電極を傷つけ表示欠陥が生じる等の問題があっ
た。
【0003】このような問題を解決するために、特開昭
63−8254、特開平5−196946では、カラー
フィルター基板の2〜3色の着色層を積層してスペーサー
を形成することが提案されている。この方法では、求め
られる液晶層の厚み(セルギャップ)に相当する厚みのス
ペーサーを形成するためには、各着色層の充分な厚みと
厚み精度が必要である。また、特開2000−3148
04に基板の表裏から露光することによりブラックマト
リックスとスペーサーを形成する方式が開示されている
が、この方式では、従来の黒色感光性樹脂を用いた、従
来の現像方法であり、ブラックマトリックスとスペーサ
ーは形成可能であるが、得られたブラックマトリックス
の光学濃度は2.5が限界であり、希望されているOD
3.5以上のブラックマトリックスは形成不可であっ
た。また、特開平11−14823には、高ODのブラ
ックマトリックスを裏面露光のみで形成する方法等が開
示されているが、これでは、高ODブラックマトリック
スは形成可能であるが、得られたブラックマトリックス
の膜厚はスペーサー部と同じとなり、液晶ドメイン発生
および液晶注入困難な問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した問題点を解消し、高光学濃度の遮光膜を有し、か
つ、スペーサー機能を有するブラックマトッリクスを備
えた多色画素シートの製造方法とこの製造方法をによっ
て製造されるカラーフィルターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、透明基
板上に3原色からなる着色層とブラックマトッリクスが
複数配列されたカラーフィルターにおいて、前記ブラッ
クマトッリクスが遮光性機能とスペーサー機能とを有す
ることを特徴とするカラーフィルターによって達成され
る。上記の遮光性機能とスペーサー機能を有するブラッ
クマトリックスは、 (1)透過性シート状支持体の表面に、それぞれ互いに
異なる着色を持つ二種以上の微小の着色層からなり、か
つ互いに隙間領域を介して位置する画素群を形成して画
素シートを形成する工程 (2)画素シートの各画素の上面及び各画素間の隙間領
域、並びに画素群の周囲を、感光性樹脂組成物から形成
された感光性黒色樹脂層によって被覆する工程 (3)感光性黒色樹脂層が設けられた画素シートに光透
過性シート状支持体の下面側より光を照射することによ
り、各画素間の隙間領域及び画素群の周囲の感光性黒色
樹脂層の少なくとも下側部分を硬化させる工程 (4)感光性黒色樹脂層が設けられた画素シートに光透
過性シート状支持体の上面側より所定のフォトマスクを
介して光を照射することにより、各画素間の隙間領域及
び画素群の周囲の感光性黒色樹脂層を硬化させる工程 (5)光照射された感光性黒色樹脂層を有する画素シー
トに所定の現像液を接触させて、各画素の上面の黒色樹
脂層を除去することにより黒色樹脂層を有する画素シー
トを得る工程 (6)得られた画素シートにさらに所定の現像液を接触
させて、各画素間の隙間領域及び画素群の周囲の黒色樹
脂層の膜厚を減少させる工程 (7)そして黒色樹脂層を有する画素シートを加熱する
ことにより、得られた黒色樹脂層の未硬化部分を硬化さ
せる工程;からなるブラックマトリックスを有する多色
画素シートの製造方法によって達成される。
【0006】さらに(1)の工程は、支持体上に、黒色
感光性樹脂組成物から形成された感光性多層シートを用
い、転写により実施することが好ましく、黒色感光性樹
脂組成物は、(1)アルカリ可溶バインダー、(2)光重
合開始剤、(3)エチレン性不飽和二重結合を有する付
加重合性モノマー、(4)遮光剤を含有するもので、該
アルカリ可溶性バインダポリマーが、酸価50〜300
mgKOH/gで、1000〜300000の範囲の重
量平均分子量を有するものであることが望ましい。
【0007】本発明において、(1)の工程で得られた黒
色感光性樹脂組成物層に透明基板側から露光すると、各
画素の部分が遮光膜として機能し、各画素の周辺部の黒
色感光性樹脂組成物層と透過性支持体の界面領域が少な
くとも硬化する。次に黒色感光性樹脂組成物層側から選
択露光、例えば、スペーサー部を形成されるための領域
に相当する部分のみを露光すると、この領域のみが表面
硬化する。その後所定の現像処理すると、各画素上の黒
色感光性樹脂組成物層及びスペーサー部の黒色感光性樹
脂組成物層を除いた領域は除去され、各画素の周辺部と
スペーサー部のみが残存する。したがって、遮光性機能
とスペーサー機能を有するブラックマトリックスが簡便
に、かつ精度よく製造される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい一実施の
形態を説明する。本発明の多色画素シートの製造方法を
図面に基づいて説明する。(1)の工程は、透明基板上
に、赤、緑、青の画素を有する面が形成された面の全面
に、黒色感光性樹脂組成物層を設ける工程を有する。こ
の工程では、まず、図1(a)に示すように、透明基板
10上に、赤(R)、緑(G)、青(B)の画素を有す
る面が形成される。
【0009】ここで、透明基板とは、カラーフィルター
に使用される公知の基板が使用でき、具体的には、石英
ガラス、パイレックス(R)ガラス,合成石英ガラス等
のガラスの他に,透明樹脂フィルム,光学用樹脂板等が挙
げられる。このような透明基板10の表面に赤(R)、
緑(G)、青(B)の画素を形成する方法には、特に制
約はなく、着色剤を含有する感光性樹脂組成物を使用し
た顔料分散法、印刷法、電着法、無電解メッキ法等の公
知の方法が採用可能であるが、仮支持体上に各着色剤を
含有する感光性樹脂組成物層を設けた転写材料を用いて
それぞれ転写方式で各画素を設ける方法が簡便さ及び厚
みの均一性の点から望ましい。
【0010】次に図1(b)に示すように、透明基板1
0上の各画素が形成された面の全面に黒色感光性樹脂組
成物層12が設けられる。黒色感光性樹脂組成物層12
を構成する黒色感光性樹脂組成物としては、(1)アル
カリ可溶バインダー、(2)光重合開始剤、(3)エチ
レン性不飽和二重結合を有する付加重合性モノマー、
(4)遮光剤を含有するものが望ましい。
【0011】本発明で用いるアルカリ可溶性バインダポ
リマーは、通常、50〜300mgKOH/gの範囲の
酸価と1000〜300000の範囲の重量平均分子量
を有するものを選択して使用される。脱膜現像を行なう
場合は、酸価が50〜100mgKOH/gのポリマー
を使用することが好ましい。上記酸価が50mgKOH
/g未満であるとアルカリ現像性が大きく低下し、また
300mgKOH/gを超えると高濃度の遮光性画像が
得られ難くなる。また、バインダーの重量平均分子量は
1000〜300000の範囲が好ましく、特に、10
000〜250000の範囲が好ましい。分子量が10
00未満では高濃度の遮光性画像の形成が困難であり、
分子量が300000を超えると現像性が極端に低下す
る。また、複数のアルカリ可溶性バインダポリマーを、
組み合わせて使用しても良い。
【0012】以上の他に、種々の性能、例えば硬化膜の
強度を改良するために、現像性等に悪影響を与えない範
囲でアルカリ不溶のポリマーを添加することができる。
これらのポリマーとしてはアルコール可溶性ナイロンあ
るいはエポキシ樹脂が挙げられる。
【0013】バインダーの黒色感光性樹脂組成物固形分
中の固形分含有量は10〜95重量%で、より好ましく
は20〜90重量%である。10重量%未満では感光性
樹脂層の粘着性が高すぎ、95重量%を越えると形成さ
れる画像の強度及び光感度の点で劣る。
【0014】上記光重合開始剤としては、米国特許第2
367660号明細書に開示されているビシナルポリケ
タルドニル化合物、米国特許第2448828号明細書
に記載されているアシロインエーテル化合物、米国特許
第2722512号明細書に記載のα−炭化水素で置換
された芳香族アシロイン化合物、米国特許第30461
27号明細書及び同第2951758号明細書に記載の
多核キノン化合物、米国特許第3549367号明細書
に記載のトリアリールイミダゾール二量体とp−アミノ
ケトンの組合せ、特公昭51−48516号公報に記載
のベンゾチアゾール化合物とトリハロメチル−s−トリ
アジン化合物、米国特許第4239850号明細書に記
載されているトリハロメチル−s−トリアジン化合物、
米国特許第4212976号明細書に記載されているト
リハロメチルオキサジアゾール化合物等を挙げることが
できる。特に、トリハロメチル−s−トリアジン、トリ
ハロメチルオキサジアゾール及びトリアリールイミダゾ
ール二量体が好ましい。感光性樹脂組成物は、全固形分
に対する光重合開始剤の含有量は、0.5〜20重量%
が一般的で、1〜15重量%が好ましい。0.5重量%
未満では光感度や画像の強度が低く、20重量%を超え
て添加しても性能向上への効果が認められない。
【0015】上記エチレン性不飽和二重結合を有する光
の照射によって付加重合するモノマーとしては、分子中
に少なくとも1個の付加重合可能なエチレン性不飽和基
を有し沸点が常圧で100℃以上の化合物を挙げること
ができる。ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート及びフェノキシエチル(メタ)アクリレートなど
の単官能アクリレートや単官能メタクリレート;ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルエタントリアクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、
トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、
トリ(アクリロイルオキシエチル)シアヌレート、グリ
セリントリ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロ
パンやグリセリン等の多官能アルコールにエチレンオキ
シドにプロピレンオキシドを付加した後(メタ)アクリ
レート化したもの等の多官能アクリレートや多官能メタ
クリレートを挙げることができる。
【0016】さらに特公昭48−41708号公報、特
公昭50−6034号公報及び特開昭51−37193
号公報に記載されているウレタンアクリレート類;特開
昭48−64183号公報、特公昭49−43191号
公報及び特公昭52−30490号公報に記載されてい
るポリエステルアクリレート類;エポキシ樹脂と(メ
タ)アクリル酸の反応生成物であるエポキシアクリレー
ト類等の多官能アクリレートやメタクリレートを挙げる
ことができる。これらの中で、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペン
タ(メタ)アクリレートが好ましい。エチレン性不飽和
二重結合を有する光の照射によって付加重合するモノマ
ーは単独でも、2種類以上を混合して用いても良く、そ
の感光性樹脂組成物の全固形分に対する含有量は5〜5
0重量%が一般的で、10〜40重量%が好ましい。5
重量%未満では光感度や画像の強度が低下し、50重量
%を超えると感光性樹脂層の粘着性が過剰になり好まし
くない。
【0017】また、黒色感光性樹脂組成物には、少なく
とも一種類以上の着色剤を含有することが望ましい。こ
の着色剤としては、特願平5−110487に記載の種
々の着色剤が用いられる。特にカーボンブラックがその
光学特性から好ましく、具体的には、シースト5HIIS
AF−HS、シーストKH、シースト3HHAF−H
S、シーストNH、シースト3HAF、シースト3M、
シーストN、シースト300HAF−LS、シースト1
16HMMAF−HS、シースト116MAF、シース
トFMFEF−HS、シーストSOFEF、シーストV
GPF、シーストSVHSRF−HS及びシーストSS
RF(以上東海カーボン(株)製);HTC#100、
HTC#G、HTC#S、HTC#SL及びHTC#2
0(以上中部カーボン(株)製);旭#70、旭#70
L、旭#F−200、旭#66、旭#60NH、旭#6
0H、旭#60U、旭#60、旭#55、旭#50H、
旭#51、旭#50U、旭#35、旭#15、アサヒサ
ーマル及び旭#S−500(以上旭カーボン(株)
製);ニテロン#75、ニテロン#55、ニテロン#5
5S、ニテロン#55U、ニテロン#10S、ニテロン
#10、ニテロン#10H、ニテロン#2001N、ニ
テロン#200、ニテロン#200H及びニテロン#2
001S(以上新日鐵化学(株)製);ダイヤブラック
II、ダイヤブラックN339、ダイヤブラックSH、ダ
イヤブラックH、ダイヤブラックLH、ダイヤブラック
HA、ダイヤブラックSF、ダイヤブラックN550
M、ダイヤブラックM、ダイヤブラックE、ダイヤブラ
ックG、ダイヤブラックR、ダイヤブラックN760
M、ダイヤブラックLR、#2700、#2600、#
2400、#2350、#2300、#2200、#1
000、#980、#900、MCF88、#52、#
50、#47、#45、#45L、#25、#CF9、
#95、#3030、#3050、MA7、MA77、
MA8、MA11、OIL7B、OIL9B、OIL1
1B、OIL30B及びOIL31B(以上三菱化学
(株)製);
【0018】デンカブラックHS100(以上電気化学
工業(株)製);PRINTEX−U、PRINTEX
−V、PRINTEX−140U、PRINTEX−1
40V、PRINTEX−95、PRINTEX−8
5、PRINTEX−75、PRINTEX−55、P
RINTEX−45、PRINTEX−300、PRI
NTEX−35、PRINTEX−25、PRINTE
X−200、PRINTEX−40、PRINTEX−
30、PRINTEX−3、PRINTEX−A、SP
ECIAL BLACK−550、SPECIAL B
LACK−350、SPECIAL BLACK−25
0、SPECIAL BLACK−100及びLAMP
BLACK−101(以上デクサジャパン(株)製);
RAVEN−1100ULTRA、RAVEN−108
0ULTRA、RAVEN−1060ULTRA、RA
VEN−1040、RAVEN−1035、RAVEN
−1020、RAVEN−1000、RAVEN−89
0H、RAVEN−890、RAVEN−880ULT
RA、RAVEN−860ULTRA、RAVEN−8
50、RAVEN−820、RAVEN−790ULT
RA、RAVEN−780ULTRA、RAVEN−7
60ULTRA、RAVEN−520、RAVEN−5
00、RAVEN−460、RAVEN−450、RA
VEN−430ULTRA、RAVEN−420、RA
VEN−410、RAVEN−2500ULTRA、R
AVEN−2000、RAVEN−1500、RAVE
N−1255、RAVEN−1250、RAVEN−1
200、RAVEN−1190ULTRA及びRAVE
N−1170(以上コロンビアカーボン日本(株)
製);及びBLACK PEARLS−3500、BL
ACK PEARLS−480、BLACK PEAR
LS−460、BLACK PEARLS−430、B
LACKPEARLS−280、BLACK PEAR
LS−130、BLACK PEARLS−1100、
MONARCH−1100、BLACK PEARLS
−900、MONARCH−900、MONARCH−
460、MONARCH−280、MONARCH−1
20、REGAL−330(R)、REGAL−415
(R)、REGAL−250(R)、REGAL−99
(R)、MOGUL−L、BLACK PEARLS−
L、REGAL−400(R)、REGAL−660
(R)、REGAL−350(R)及びELFTEX−
8(キャブラック(株)製)を挙げることができる。
【0019】着色剤の黒色感光性樹脂組成物固形分中の
固形分含有量は1〜50重量%であることが好ましい。
本発明では、着色剤として、上記カーボンブラックと共
に、他の着色剤を20重量%以下の範囲で使用しても良
い。他の着色剤としては、赤色、緑色、青色、黄色、紫
色、マゼンタ色、シアン色、黒色の公知の顔料および染
料を使用することができる。これらの好ましい例として
は、カーミン6B(C.I.12490)、フタロシア
ニングリーン(C.I.74260)、フタロシアニン
ブルー(C.I.74160)、三菱カーボンブラック
MA−100、ペリレンブラック(BASF K008
4、K0086)、シアニンブラック、#1201リオ
ノールイエロー(C.I.21090)、リオノールイ
エローGRO(C.I.21090)、シムラ−ファー
ストイエロー8GF(C.I.21105)、ベンジジ
ンイエロー4T−564D(C.I.21095)、シ
ムラ−ファーストレッド4015(C.I.1235
5)、リオノールレッド7B4401(C.I.158
50)、ファーストゲンブルーTGR−L(C.I.7
4160)、リオノールブルーSM(C.I.2615
0)、三菱カーボンブラックMA−100、三菱カーボ
ンブラック#40、ビクトリアピュアブルー(C.I.
42595)、オーラミンO(C.I.41000)、
カロチンブリリアントフラビン(C.I.ベーシック1
3)、ローダミン6GCP(C.I.45160)、ロ
ーダミンB(C.I.45170)、サフラニンOK7
0:100(C.I.50240)、エリオグラウシン
X(C.I.42080)、ファーストブラックHB
(C.I.26150)、C.I.ピグメント・レッド
97、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピ
グメント・レッド149、C.I.ピグメント・レッド
168、C.I.ピグメント・レッド177、C.I.
ピグメント・レッド180、C.I.ピグメント・レッ
ド192、C.I.ピグメント・レッド215、C.
I.ピグメント・グリーン7、C.I.ピグメント・グ
リーン36、C.I.ピグメント・ブルー15:1、
C.I.ピグメント・ブルー15:4、C.I.ピグメ
ント・ブルー15:6、C.I.ピグメント・ブルー2
2、C.I.ピグメント・ブルー60、C.I.ピグメ
ント・ブルー64、C.I.ピグメントイエロー13
9、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメ
ントバイオレット23等を挙げることができる。この他
金属粉、白色顔料、蛍光顔料なども用いることができ
る。これらの着色材料を単独あるいは2種類以上混合し
て、色相が黒色になるように用いても良い。
【0020】着色剤の組合わせて使用する場合、赤色系
と青色系の互いに補色関係にある顔料混合物と黄色系と
紫色系の互いに補色関係にある顔料混合物との組合せや
上記の混合物に更に黒色の顔料を加えた組み合わせや青
色系と紫色系と黒色系の顔料の組合せを挙げることがで
きる。
【0021】以上の成分の他に、更に熱重合防止剤を添
加することが好ましい。その例としては、ハイドロキノ
ン、p−メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−ク
レゾール、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベン
ゾキノン、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メ
チル−6−t−ブチルフェノール)、2−メルカプトベ
ンズイミダゾール、フェノチアジン等が挙げられる。
【0022】さらに黒色感光性樹脂組成物には必要に応
じて公知の添加剤、例えば可塑剤、界面活性剤、溶剤等
を添加することができる。
【0023】そして、図1(b)に示すように画素が形成
された面の全面に黒色感光性樹脂組成物層12を設けら
れる。黒色感光性樹脂組成物層12を設ける手段として
は、具体的にはスピナー、ホワイラー、ローラーコータ
ー、カーテンコーター、ナイフコーター、ワイヤーバー
コーター、エクストルーダー等を用いて塗布し、乾燥さ
せ黒色感光性樹脂層を設けることができるが、特に、仮
支持体上に黒色感光性樹脂組成物層を有する黒色感光性
転写材料を用いて基板上に転写する方式が好ましい。具
体的な転写材料としては特願平2−400047、特願
平3−9292、特願平3−120223、特願平3−
153227、特願平4−64870、特願平5−11
0487に記載の転写材料が用いられる。
【0024】転写材料における仮支持体としては、可撓
性を有し、加圧下または加圧及び加熱下で変形、収縮も
しくは伸びを生じないものが望ましく、このような支持
体には、例えば、ポリエチレンテレフタレート、トリ酢
酸セルローズフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカ
ーボネートフィルム等が挙げられ、特に2軸延伸ポリエ
チレンテレフタレートが好ましい。また、支持体上に
は、着色した黒色感光性樹脂組成物層を直接、または紫
外線透過性を有するとともに酸素透過性が低い中間層を
介して設けることが望ましい。また、黒色感光性樹脂組
成物層を各画素が形成された面に転写する際の気泡混入
を防止する目的で、熱可塑性組成樹脂層を設けることが
望ましい。この場合、仮支持体、熱可塑性組成樹脂層、
中間層、黒色感光性樹脂組成物層の順に積層することが
望ましい。
【0025】転写材料における黒色感光性脂組成物層の
表面を、転写するまでは被覆シートで覆い、転写した後
被覆シートを黒色感光性樹脂組成物層から剥離すること
が望ましい。被覆シートとしては、ポリプロピレン等の
樹脂フィルムが好適に使用される。
【0026】転写材料上の黒色感光性樹脂層を各画素面
上に転写した後、透明基板10側から露光する。この露
光に際しては、光源は黒色感光性樹脂層の感光性に応じ
て選択され、超高圧水銀灯、キセノン灯、カーボンアー
ク灯、アルゴンレーザー等の公知の物が使用でき、この
露光条件としては、1〜1000mj/cm2 、好ま
しくは10〜400mj/cm2である。露光条件が1
0mj/cm2未満であると、十分な遮光性が得られ
ず、400mj/cm2を超えると、R、G、B画素上
に遮光膜が残る問題がある。この場合、あらかじめ基板
上に形成される赤色、緑色、青色画素は特願平4−15
0691に記載の様に黒色感光性樹脂組成物層の感光波
長域における上記各画素の光透過率が2%以下にするこ
とが好ましく、このような条件で露光すると、各画素が
形成された面上の黒色感光性樹脂組成物層12は、各画
素が遮光膜として機能するため、光により硬化すること
がない。一方、透明基板10面に直接設けられた黒色感
光性樹脂組成物層12は、透明基板10面に近接した領
域のみが光により硬化する。
【0027】次に図1(c)に示すように、黒色感光性
樹脂組成物層12側からフォトマスク14を介してスペ
ーサー部を形成するための領域の部分をパターン露光す
ると、スペーサー部を形成するための領域の部分が光硬
化する。その露光量は1〜1000mj/cm2 、好
ましくは10〜400mj/cm2である。露光条件が
10mj/cm2未満であると、画像が得られず、40
0mj/cm2を超えると、露光時間が長く、生産性に
問題がある。その後、この状態で黒色感光性樹脂組成物
層12を現像液Aで現像処理すると、裏面露光された領
域は基板との密着性が上がり、脱膜的に現像され、光学
濃度の低下なく、黒色感光性樹脂組成物層12は、図1
(d)に示すように各画素の周辺部12a及びスペーサ
ー部12sのみが残存する。スペーサー部12sはこの
この状態でスペーサーとして機能するが、各着色画素間
の遮光層は各着色画素よりも膜厚が高く、このままでは
液晶ドメイン発生や液晶注入困難の問題が発生する。次
に現像液Bにて処理することにより、表露光されていな
い領域が光学濃度を保ったまま膜厚減少し、各着色画素
とほぼ同じ膜厚に変化する。このようにしてブラックマ
トッリクスは各画素の周辺部12aを構成する遮光性機
能を発揮する部分と、スペーサー部12sを構成するス
ペーサー機能を発揮する部分が形成される。
【0028】図2は、このときの状態を図解しやすくす
るために示した概略的要部斜視図である。図2におい
て、ブラックマトッリクスは各画素(R、G、B)の周
辺部を構成する遮光領域12aと、これらの遮光領域の
うちの少なくとも一つの遮光領域の一部分から突出した
スペーサー領域(スペーサー部)12sを有している。
スペーサー部の12sを設ける個所は、液晶の個々の充
填領域の大きさ、液晶注入のし易さ等により適宜選択さ
れる。
【0029】また、スペーサー部12sの厚み(高さ)
は、セルギャップの厚みに応じて任意に選定されるもの
であり、したがって、各画素が形成された面に設けられ
る黒色感光性樹脂組成物層12の厚みは、スペーサー部
12sの厚み(高さ)を考慮して選定される。各画素の
厚みは、通常、1〜3μmであることが好ましい。各画
素の厚みが1μm未満では、必要な光学濃度を得るため
には遮光膜中の顔料濃度が高くなり、現像性が悪化す
る。3μmを越えると現像性悪化、画像形成再現性悪化
等の問題が発生する。この遮光膜の膜厚は上記の範囲に
おいて任意に設定可能である。
【0030】スペーサー部の厚み(高さ)は、各画素の
厚みよりも大きい範囲内で1〜10μmが好ましく、よ
り好ましくは2〜8μmである。
【0031】したがって、各画素面に設けられる黒色感
光性樹脂組成物層12の厚みは1〜10μmが好まし
く、より好ましくは2〜8μmであり、1μm未満の場
合、セルギャップを満たすのに充分なスペーサー部12
aの高さを形成することができず、10μmを超えると
フォトマスク14を介して露光する際にスペーサー部1
2aに相当する領域の光硬化が不充分となり、また、セ
ルギャップが大きすぎ、液晶を不必要に使用する不具合
が生じる。
【0032】フォトマスク14を介して黒色感光性樹脂
組成物層12をパターン露光する場合、透明基板10か
ら全面露光する場合と同様な光源が使用可能である。前
記感光性黒色樹脂層の現像液A、Bとしては、アルカリ
性物質の希薄水溶液を使用するが、さらに、水と混和性
の有機溶剤を少量添加したものを用いても良い。適当な
アルカリ性物質としては、アルカリ金属水酸化物類
(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム)、アルカリ
金属炭酸塩類(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム)、
アルカリ金属重炭酸塩類(例、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム)、アルカリ金属ケイ酸塩類(例、ケイ
酸ナトリウム、ケイ酸カリウム)、アルカリ金属メタケ
イ酸塩類(例、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリ
ウム)、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、
モノエタノールアミン、モルホリン、テトラアルキルア
ンモンニウムヒドロキシド類(例えばテトラメチルアン
モニウムヒドロキシド)または燐酸三ナトリウムを挙げ
ることができる。現像液Aとして、アルカリ性物質の濃
度は、1重量%〜30重量%であり、pHは8〜14が
好ましい。本発明の黒色感光性樹脂層の酸価等の性質に
応じて例えば、現像液のpH等を変化させて、膜状脱離
による現像を行なえるように調整したり、黒色感光性樹
脂層中の着色材以外の成分(例えばバインダー、モノマ
ーなど)を選択的に溶解させるように調整することが好
ましい。上記現像液A、Bは異なっても、同一でもよ
い。
【0033】上記水と混和性のある適当な有機溶剤とし
ては、メタノール、エタノール、2−プロパノール、1
−プロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−
n−ブチルエーテル、ベンジルアルコール、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ε−カプロラ
クトン、γ−ブチロラクトン、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、
乳酸エチル、乳酸メチル、ε−カプロラクタム、N−メ
チルピロリドンを挙げることができる。水と混和性の有
機溶剤の濃度は、0.1〜30重量%が一般的である。
【0034】現像液には、さらに公知の界面活性剤を添
加することができる。界面活性剤の濃度は0.01〜1
0重量%が好ましい。
【0035】現像液は、浴液としても、あるいは噴霧液
としても用いることができる。遮光性の感光性黒色樹脂
層の未硬化部分を固形状(好ましくは膜状)で除去する
には、現像液中で回転ブラシで擦るか湿潤スポンジで擦
るなどの方法、あるいは現像液を噴霧した際の噴霧圧を
利用する方法が好ましい。現像液の温度は、通常室温付
近から40℃の範囲が好ましい。現像処理の後に水洗工
程を入れることも可能である。
【0036】現像工程の後、加熱処理が行なわれる。即
ち、露光により光硬化した黒色樹脂層(以下、光硬化層
とも言う)を有する支持体を、電気炉、乾燥器等の中で
加熱するか、または光硬化層に赤外線ランプを照射して
加熱する。加熱の温度及び時間は、使用した重合性組成
物の組成や形成された層の厚みに依存するが、一般に、
充分な耐溶剤性、耐アルカリ性を獲得するのに、約12
0℃から約250℃の範囲で約10分から約300分間
加熱することが好ましい。
【0037】以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【実施例】実施例1 (黒色感光性転写材料の作成)厚さ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム仮支持体の上に下記の処
方H1からなる塗布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が2
0μmの熱可塑性樹脂層を設けた。
【0038】 熱可塑性樹脂層処方H1: ・メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジル メタクリレート/メタクリル酸共重合体(共重合組成比(モル比) =55/28.8/11.7/4.5、重量平均分子量=80000) 15.0重量部 ・BPE−500(新中村化学社製多官能アクリレート) 7.0重量部 ・F177P(大日本インキ社製フッ素系界面活性剤) 0.3重量部 ・メタノール 30.0重量部 ・メチルエチルケトン 19.0重量部 ・1−メトキシ−2−プロパノール 10.0重量部
【0039】次に上記熱可塑性樹脂層上に下記処方B1
から成る塗布液を塗布、乾燥させ、乾燥膜厚が1.6μ
m厚の中間層を設けた。
【0040】 分離層処方B1: ・ポリビニルアルコール(クラレ(株)製PVA205、鹸化率=80%) 130重量部 ・ポリビニルピロリドン(GAFコーポレーション社製PVP、K−30) 60重量部 ・蒸留水 2110重量部 ・メタノール 1750重量部
【0041】上記熱可塑性樹脂層及び中間層を有する仮
支持体の上に、以下の処方C1からなる塗布液を塗布、
乾燥させ、乾燥膜厚が6.5μmの黒色感光性樹脂組成
物層を形成した。
【0042】 処方C1: ・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 18.1重量部 (モル比=70/30、 酸価=104mgKOH /g 、重量平均分子量=3万) ・2−エチルヘキシルアクリレート/メタクリル酸/ 18.9重量部 メチルメタクリレート/ベンジルメタクリレート 共重合体(モル比7/15/73/5、 酸価=77mgKOH /g 、重量平均分子量=8万) ・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 27.0重量部 ・2,4−ビス(トリクロロメチル)−6− 1.34重量部 [4−(N,N−ジエトキシカルボメチル)−3− ブロモフェニル]−s−トリアジン ・カーボンブラック 10.0重量部 (窒素吸着法比表面積=110m2/g、 吸油量=49cc/100g ) ・ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.02重量部 F177P(大日本インキ(株)製の界面活性 剤) 0.09重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 400重量部 アセテート メチルエチルケトン 600重量部
【0043】さらに上記黒色感光性樹脂層の上にポリプ
ロピレン(厚さ12μm)の被覆シートを圧着し、黒色
感光性転写材料を作製した。
【0044】無アルカリガラス基板(厚さ0.7mm)
上に特願平4−150691に記載の実施例1と同じ2
μmの膜厚のR、G、B画素を有するカラーフィルター
を作成した。この場合、B画素の400nm以上の光透
過率は10%以上であった。上記のR、G、Bカラーフ
ィルター上に黒色感光性転写材料の被覆シートを剥離
し、黒色感光性樹脂層面をカラーフィルター面にラミネ
ーター(大成ラミネータ(株)製VP−II)を用いて
加圧(0.8kg/cm2)、加熱(130℃)して貼
り合わせ、続いて仮支持体と熱可塑性樹脂層との界面で
剥離し、仮支持体を除去した。
【0045】次にカラーフィルター面とは反対の側(透
明基板側)から超高圧水銀灯を用いて露光量100mj/cm
2でマスク枠を介して全面露光を行った。次にカラーフ
ィルター面からスペーサー用マスクを用い露光量200
mj/cm2 でパターン露光を行った。その後、現像液1
(TPD2:富士写真フイルム(株)製アルカリ水溶液
の10倍希釈水溶液)にて脱膜的に不要部を除去した。
次に現像液2(TCD:富士写真フイルム(株)製アル
カリ水溶液の20倍希釈水溶液)にて得られた画像の裏
面露光のみ部位の膜厚を減少させた。さらに250℃、
50分の熱処理を行い、R、G、B各画素の周辺部を構
成する遮光膜とスペーサー部と形成した。このスペーサ
ー部の高さ(透明基板面からの高さ)は、5.3μmであ
った。また、遮光膜とRGB層との重なりは無く、CI
E表色法のY値が0.01の高光学濃度の遮光膜を有し
ていた。また、遮光膜部分の厚みはほぼRGB各画素と
同じであった。
【0046】比較例1 実施例1の現像液2での処理を省略した以外は実施例1
と同様に行った。得られた遮光幕はRGBよりも膜厚が
高く、液晶パネルを作製したところ、液晶ドメインの発
生および液晶注入不良が発生した。
【0047】実施例2 実施例1の現像液1の代わりに現像液2と同一な現像液
を使用した以外は実施例1と同様に行った。得られたス
ペーサー部の高さ(透明基板面からの高さ)は、6.3μ
mであった。また、遮光膜とRGB層との重なりは無
く、CIE表色法のY値が0.01の高光学濃度の遮光
膜を有していた。また、遮光膜部分の厚みはほぼRGB
各画素と同じであった。
【0048】
【発明の効果】本発明のカラーフィルターは、ブラック
マトリックスが黒色機能とスペーサー機能を有する構造
であり、スペーサー機能をブラックマトリックスで発揮
させるものであるため、着色層が積層されたスペーサー
に比較してスペーサー機能部分を均一な高さとすること
ができ、均一な液晶層の形成が容易で輝度ムラ、色ムラ
のない表示品質が優れたカラーフィルターを提供するこ
とができる。また、本発明の多色色画素シートの製造方
法によれば、上記の特性を有するカラーフィルターを簡
便に、かつ精度よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多色画素シートの製造方法の好ましい
一実施の形態を示す工程図である。
【図2】本発明のカラーフィルターの一実施の形態を示
す概略的要部斜視図である。
【符号の説明】
R 画素(赤) G 画素(緑) B 画素(青) 10 透明基板 12 黒色感光性樹脂組成物層 12a 周辺部(遮光領域) 12s スペーサー部(スペーサー領域) 14 フォトマスク
フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AB13 AC01 AD01 BC14 BC32 BC42 BC51 CA14 CA28 CB51 CB55 CC11 EA08 FA29 2H048 BA11 BA45 BB01 BB02 BB08 BB42 2H089 LA09 LA11 LA12 LA16 TA12 TA13 2H091 FA02Y FA34Y FC10 FD04 GA08 LA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程、 (1)光透過性シート状支持体の表面に、それぞれ互い
    に異なる着色を持つ二種以上の微小の着色層からなり、
    かつ互いに隙間領域を介して位置する画素群を形成して
    画素シートを形成する工程 (2)画素シートの各画素の上面及び各画素間の隙間領
    域、並びに画素群の周囲を、感光性樹脂組成物から形成
    された感光性黒色樹脂層によって被覆する工程 (3)感光性黒色樹脂層が設けられた画素シートに光透
    過性シート状支持体の下面側より光を照射することによ
    り、各画素間の隙間領域及び画素群の周囲の感光性黒色
    樹脂層の少なくとも下側部分を硬化させる工程 (4)感光性黒色樹脂層が設けられた画素シートに光透
    過性シート状支持体の上面側より所定のフォトマスクを
    介して光を照射することにより、各画素間の隙間領域及
    び画素群の周囲の感光性黒色樹脂層を硬化させる工程 (5)光照射された感光性黒色樹脂層を有する画素シー
    トに所定の現像液を接触させて、各画素の上面の黒色樹
    脂層を除去することにより黒色樹脂層を有する画素シー
    トを得る工程 (6)得られた画素シートにさらに所定の現像液を接触
    させて、各画素間の隙間領域及び画素群の周囲の黒色樹
    脂層の膜厚を減少させる工程 (7)そして黒色樹脂層を有する画素シートを加熱する
    ことにより、得られた黒色樹脂層の未硬化部分を硬化さ
    せる工程;からなるブラックマトリックスを有する多色
    画素シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 (5)及び(6)の工程で使用される各
    現像液が同一であることを特徴とする請求項1に記載の
    多色画素シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 (5)及び(6)の工程が同時に行なわ
    れることを特徴とする請求項2に記載の多色画素シート
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記感光性樹脂組成物が、アルカリ可溶
    性バインダーポリマー、エチレン性不飽和二重結合を有
    する光の照射によって付加重合するモノマー、光重合開
    始剤、そして黒色着色剤を含有する感光性樹脂組成物で
    あって、該アルカリ可溶性バインダポリマーが、酸価5
    0〜300mgKOH/gで、1000〜300000
    の範囲の重量平均分子量を有するものであることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多色画
    素シートの製造方法
  5. 【請求項5】 (2)の工程の画素シートの各画素の上
    面及び各画素間の隙間領域、並びに画素群の周囲を、感
    光性樹脂組成物から形成された感光性黒色樹脂層によっ
    て被覆する工程が、支持体上に、黒色感光性樹脂組成物
    から形成された感光性多層シートを用い、転写により実
    施することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の多色画素シートの製造方法
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに方法
    で製造されたカラーフィルター。
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