JP2003078769A - 画像処理装置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラム

Info

Publication number
JP2003078769A
JP2003078769A JP2001263730A JP2001263730A JP2003078769A JP 2003078769 A JP2003078769 A JP 2003078769A JP 2001263730 A JP2001263730 A JP 2001263730A JP 2001263730 A JP2001263730 A JP 2001263730A JP 2003078769 A JP2003078769 A JP 2003078769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoding
decoding
image
image data
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001263730A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4908697B2 (ja
Inventor
Naomi Nakamura
直巳 中村
Toshiaki Saito
利昭 斉藤
Nobuyuki Sakauchi
宣行 坂内
Makoto Satake
眞 佐竹
Takashi Imai
貴 今井
Seiya Fujinaga
誠也 藤長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001263730A priority Critical patent/JP4908697B2/ja
Publication of JP2003078769A publication Critical patent/JP2003078769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4908697B2 publication Critical patent/JP4908697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のようにCPUの負荷が重くコピーの高
速化を妨げるという不具合を解消し、コピー速度の高速
化を実現可能とすると共に、従来のように2個のハード
ウェアによるJPEG処理機能を搭載することを不要と
し、低コスト化を実現可能とした画像処理装置、画像処
理制御方法、記憶媒体、及びプログラムを提供する。 【解決手段】 ファクシミリ装置のCPU101は、送
信時・受信記録時・レポート出力時における画像データ
の符号化・復号化の際はソフトウェアによるJPEG処
理機能を選択し、コピー動作時における画像データの符
号化・復号化の際はソフトウェアによるJPEG処理機
能よりも演算処理の高速なハードウェアによるJPEG
処理部114を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画
像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラムに関し、特
に、処理速度の高速化を図る場合に好適な画像処理装
置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部装置との間でカラー画像デー
タを送受信する「カラー送受信」と、記録紙上にカラー
画像を記録する「カラーコピー」のデュアル動作が可能
なファクシミリ装置が存在する。従来のこの種のファク
シミリ装置においては、ソフトウェアによるJPEG
(Joint Photographic Experts Group:カラー静止画像
圧縮伸長方式の国際標準)圧縮伸長を行うことでデュア
ル動作を可能にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題があった。即ち、上記
従来技術では、JPEG処理におけるDCT(Discrete
Cosine Transform:離散コサイン変換)演算処理や量
子化処理などは、CPUの負荷が重く、その処理速度が
遅い。そのため、JPEG圧縮を用いたカラーコピーを
行うには、プリンタの処理能力よりもJPEG処理に時
間がかかり、プリンタの性能を生かしきれず、カラーコ
ピーの高速化を妨げていた。また、JPEG処理を高速
化するためにハードウェアによるJPEG演算機能を設
けても、1つのハードウェアによるJPEG処理ではデ
ュアル動作ができないため、2個のハードウェアによる
JPEG処理機能を搭載しなければならず、低コスト化
が困難であった。
【0004】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであり、従来のようにCPUの負荷が重くコピーの高
速化を妨げるという不具合を解消し、コピー速度の高速
化を実現可能とすると共に、従来のように2個のハード
ウェアによるJPEG処理機能を搭載することを不要と
し、低コスト化を実現可能とした画像処理装置、画像処
理制御方法、記憶媒体、及びプログラムを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、画像データの符号化・復号
化機能を有する画像処理装置であって、画像データを符
号化・復号化する第一符号化復号化手段と、画像データ
を符号化・復号化する第二符号化復号化手段と、前記第
一符号化復号化手段と前記第二符号化復号化手段を目的
に応じて選択して使用する制御手段とを有し、前記第一
符号化復号化手段と前記第二符号化復号化手段とでは、
演算能力に差があることを特徴とする。
【0006】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、前記制御手段は、送信時・受信記録時・レポー
ト出力時における画像データの符号化・復号化の際は前
記第一符号化復号化手段を選択し、コピー動作時におけ
る画像データの符号化・復号化の際は前記第一符号化復
号化手段よりも演算処理の高速な前記第二符号化復号化
手段を選択することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明は、前記制御手段は、記録動作時の伸長処理におい
ては前記第一符号化復号化手段よりも演算処理の高速な
前記第二符号化復号化手段を選択することを特徴とす
る。
【0008】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明は、前記第二符号化復号化手段は、カラー画像のJ
PEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮/伸
長処理のみを行い、前記第一符号化復号化手段における
JPEG処理よりも、DCT(Discrete Cosine Transf
orm)変換のための演算処理、量子化処理能力が高いこ
とを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明は、前記第一符号化復号化手段は、ソフトウェアに
よる画像データの符号化・復号化を行う手段であり、前
記第二符号化復号化手段は、ハードウェアによる画像デ
ータの符号化・復号化を行う手段であることを特徴とす
る。
【0010】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明は、前記画像処理装置は、ファクシミリ装置である
ことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明は、前記画像処理装置は、画像読取機能・画像形成
機能・ファクシミリ機能を含む複数の機能を有する複合
機であることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明は、画像データの符号化・復号化機能を有する画像
処理装置に適用される画像処理制御方法であって、画像
データを符号化・復号化する第一符号化復号化工程と、
画像データを符号化・復号化する第二符号化復号化工程
と、前記第一符号化復号化工程と前記第二符号化復号化
工程を目的に応じて選択して使用する制御工程とを有
し、前記第一符号化復号化工程と前記第二符号化復号化
工程とでは、演算能力に差があることを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項9記載の
発明は、前記制御工程では、送信時・受信記録時・レポ
ート出力時における画像データの符号化・復号化の際は
前記第一符号化復号化工程を選択し、コピー動作時にお
ける画像データの符号化・復号化の際は前記第一符号化
復号化工程よりも演算処理の高速な前記第二符号化復号
化工程を選択することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項10記載
の発明は、前記制御工程では、記録動作時の伸長処理に
おいては前記第一符号化復号化工程よりも演算処理の高
速な前記第二符号化復号化工程を選択することを特徴と
する。
【0015】上記目的を達成するため、請求項11記載
の発明は、前記第二符号化復号化工程は、カラー画像の
JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮/
伸長処理のみを行い、前記第一符号化復号化工程におけ
るJPEG処理よりも、DCT(Discrete Cosine Tran
sform)変換のための演算処理、量子化処理能力が高い
ことを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項12記載
の発明は、前記第一符号化復号化工程は、ソフトウェア
による画像データの符号化・復号化を行う工程であり、
前記第二符号化復号化工程は、ハードウェアによる画像
データの符号化・復号化を行う工程であることを特徴と
する。
【0017】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明は、前記画像処理装置としてのファクシミリ装置
に適用されることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項14記載
の発明は、前記画像処理装置としての画像読取機能・画
像形成機能・ファクシミリ機能を含む複数の機能を有す
る複合機に適用されることを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項15記載
の発明は、画像データの符号化・復号化機能を有する画
像処理装置に適用される画像処理制御方法を実行するプ
ログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な
記憶媒体であって、前記画像処理制御方法は、画像デー
タを符号化・復号化する第一符号化復号化ステップと、
画像データを符号化・復号化する第二符号化復号化ステ
ップと、前記第一符号化復号化ステップと前記第二符号
化復号化ステップを目的に応じて選択して使用する制御
ステップとを有し、前記第一符号化復号化ステップと前
記第二符号化復号化ステップとでは、演算能力に差があ
ることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項16記載
の発明は、前記制御ステップでは、送信時・受信記録時
・レポート出力時における画像データの符号化・復号化
の際は前記第一符号化復号化ステップを選択し、コピー
動作時における画像データの符号化・復号化の際は前記
第一符号化復号化ステップよりも演算処理の高速な前記
第二符号化復号化ステップを選択することを特徴とす
る。
【0021】上記目的を達成するため、請求項17記載
の発明は、前記制御ステップでは、記録動作時の伸長処
理においては前記第一符号化復号化ステップよりも演算
処理の高速な前記第二符号化復号化ステップを選択する
ことを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項18記載
の発明は、前記第二符号化復号化ステップは、カラー画
像のJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧
縮/伸長処理のみを行い、前記第一符号化復号化ステッ
プにおけるJPEG処理よりも、DCT(Discrete Cos
ine Transform)変換のための演算処理、量子化処理能
力が高いことを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項19記載
の発明は、画像データの符号化・復号化機能を有する画
像処理装置に供給されるプログラムであって、画像デー
タを符号化・復号化する第一符号化復号化ステップと、
画像データを符号化・復号化する第二符号化復号化ステ
ップと、前記第一符号化復号化ステップと前記第二符号
化復号化ステップを目的に応じて選択して使用する制御
ステップとを有し、前記第一符号化復号化ステップと前
記第二符号化復号化ステップとでは、演算能力に差があ
ることを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項20記載
の発明は、前記制御ステップでは、送信時・受信記録時
・レポート出力時における画像データの符号化・復号化
の際は前記第一符号化復号化ステップを選択し、コピー
動作時における画像データの符号化・復号化の際は前記
第一符号化復号化ステップよりも演算処理の高速な前記
第二符号化復号化ステップを選択することを特徴とす
る。
【0025】上記目的を達成するため、請求項21記載
の発明は、前記制御ステップでは、記録動作時の伸長処
理においては前記第一符号化復号化ステップよりも演算
処理の高速な前記第二符号化復号化ステップを選択する
ことを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項22記載
の発明は、前記第二符号化復号化ステップは、カラー画
像のJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧
縮/伸長処理のみを行い、前記第一符号化復号化ステッ
プにおけるJPEG処理よりも、DCT(Discrete Cos
ine Transform)変換のための演算処理、量子化処理能
力が高いことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態の詳細
を説明する前に、本発明の概要を説明する。本発明は、
画像処理装置が、ハードウェアによるハードJPEG処
理部と、ソフトウェアによるソフトJPEG処理機能と
を有し、コピー動作時のJPEG処理のみハードJPE
G処理部を使用し、送信時・受信記録時・レポート出力
時等のコピー動作時以外のJPEG処理ではソフトJP
EG処理機能を用いることにより、コピー速度の高速化
と低コスト化を可能とするものである。以下、本発明の
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本発明の
実施の形態では、本発明の画像処理装置をファクシミリ
装置に適用した場合を例に挙げる。
【0028】図1は本発明の実施の形態に係るファクシ
ミリ装置の構成を示すブロック図である。ファクシミリ
装置100は、CPU101、ROM102、RAM1
03、画像メモリ104、操作部105、読取制御部1
06、読取部107、シート読取制御部108、ブック
読取制御部109、データ変換部110、通信制御部1
11、留守録制御部112、解像度変換処理部113、
JPEG処理部114、色変換部117、記録制御部1
18、カラープリンタ119、コンピュータインターフ
ェイス120を備えている。図中200は情報処理端末
である。
【0029】上記構成を詳述すると、CPU101は、
ファクシミリ装置全体を制御するシステム制御部であ
り、ROM102に格納された制御プログラムに基づき
図2〜図8のフローチャートに示す処理を実行する。R
OM102は、CPU101の制御プログラムやオペレ
ーティングシステム(OS)プログラムなどを格納する
ためのものである。また、ROM102には、2値画像
の符号化・復号化のための、MH(Modified Huffma
n)、MR(Modified READ)、MMR(Modified Modif
ied READ)、JBIG(Joint Bi-level Image Experts
Group)の圧縮伸長処理、カラー画像に対するJPEG
圧縮伸長処理が格納されている。本実施形態では、RO
M102に格納されている各制御プログラムは、ROM
102に格納されたOSの管理下でスケジューリングや
タスクスイッチなどのソフトウェア制御が行われるもの
とする。
【0030】RAM103は、SRAM等で構成され、
プログラム制御変数等を格納するためのものである。ま
た、RAM103には、オペレータが登録した設定値や
装置の管理データ等や各種ワーク用バッファも格納され
る。画像メモリ104は、DRAM等で構成され、画像
データを蓄積するものである。操作部105は、各種キ
ー、LED、LCD等で構成され、オペレータによる各
種入力操作や、ファクシミリ装置の動作状況の表示など
を行うものである。読取制御部106は、読取部107
で原稿から光学的に読み取られ電気的な画像データに変
換された画像信号を、画像処理制御部(図示略)により
2値化処理、γ補正、中間調処理などの各種画像処理を
施して高精細な画像データを出力するものである。読取
部107は、CSイメージセンサ(密着型イメージセン
サ)で原稿を光学的に読み取り、電気的な画像データに
変換する。
【0031】尚、本実施形態における読取制御部106
は、自動原稿搬送装置(ADF)により原稿を搬送しな
がら読取を行うシート読取制御部108と、原稿台に載
置された原稿を読取部107を移動させながらスキャン
するブック読取制御部109の両方式に対応し、前記い
ずれかの読取方式を選択して読取制御を行うものとす
る。
【0032】記録制御部118は、カラープリンタ11
9からのプリンタステータス情報の取得や、カラープリ
ンタ119に対する記録制御を行い、データ変換部11
0で変換されたページ記述言語等のプリントデータをカ
ラープリンタ119に出力し記録を行わせる。カラープ
リンタ119は、レーザービームプリンタ或いはインク
ジェットプリンタ等として構成されており、記録紙上に
画像記録を行う。通信制御部111は、MODEM(MO
dulator-DEModulator:変復調装置)、NCU(Network
Control Unit:網制御装置)などにより構成されるも
のである。本実施形態における通信制御部111は、ア
ナログの通信回線(PSTN:Public Switched Teleph
one Network)に接続され、T30プロトコルに基づく
通信制御、通信回線に対する発呼及び着呼などの回線制
御を行うものである。
【0033】留守録制御部112は、音声ICや音声録
音再生制御部などにより構成され、留守番電話機能を提
供するものである。解像度変換処理部113は、画像デ
ータのミリ−インチ解像度変換などの解像度変換制御
や、画像データの拡大縮小処理を行うものである。JP
EG処理部114は、カラー画像のJPEG圧縮/伸長
を行うものである。データ変換部110は、読取部10
7で読み取った画像データをカラープリンタ119が認
識可能なページ記述言語(PDL:Page Description L
anguage)などに変換、或いは画像データの解析を行う
ものである。また、データ変換部110は、キャラクタ
データのCG(Computer Graphics)展開などの変換を
行うものである。
【0034】色変換部117は、読取部107と読取制
御部106で読み取られたRGB(赤、緑、青)データ
やレポート出力時に作成されたモノクロデータのスムー
ジング処理、記録濃度補正処理、RGBデータをカラー
プリンタ119で記録可能なCMYK(シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラック)への変換、色補正などの各種
画像処理を施すものである。また、色変換部117は、
カラーファクシミリ通信のためにRGBデータとLab
カラーの相互の色変換を行う。コンピュータインターフ
ェイス120は、ファクシミリ装置100を情報処理端
末200に接続するためのインターフェイスである。
尚、本実施形態では、双方向シリアルインターフェイス
(RS232Cなど)を用いるものとする。また、情報
処理端末200には、ファクシミリ装置100をリモー
ト操作するためのアプリケーションソフトウェアがイン
ストールされているものとする。
【0035】ここで、本発明の特徴を説明すると、本発
明の実施の形態に係るファクシミリ装置は、画像データ
を符号化・復号化するソフトウェアによるJPEG処理
機能と、画像データを符号化・復号化するハードウェア
によるJPEG処理部114とを有すると共に、ソフト
ウェアによるJPEG処理機能の演算能力と、ハードウ
ェアによるJPEG処理部114の演算能力とに差をも
たせ、CPU101は、ソフトウェアによるJPEG処
理機能と、ハードウェアによるJPEG処理部114を
目的に応じて選択して使用する制御を行う。
【0036】即ち、CPU101は、送信時・受信記録
時・レポート出力時における画像データの符号化・復号
化の際はソフトウェアによるJPEG処理機能を選択
し、コピー動作時における画像データの符号化・復号化
の際はソフトウェアによるJPEG処理機能よりも演算
処理の高速なハードウェアによるJPEG処理部114
を選択する。また、CPU101は、記録動作時の伸長
処理においてはソフトウェアによるJPEG処理機能よ
りも演算処理の高速なハードウェアによるJPEG処理
部114を選択する。ハードウェアによるJPEG処理
部114は、カラー画像のJPEG圧縮/伸長処理のみ
を行い、ソフトウェアによるJPEG処理機能における
JPEG処理よりも、DCT変換のための演算処理、量
子化処理能力が高い。
【0037】次に、上記の如く構成された本発明の実施
の形態に係るファクシミリ装置の動作について図2〜図
8を参照しながら詳細に説明する。
【0038】先ず、図2に示すファクシミリ装置におけ
る読み取りタスクのシーケンスフローについて説明す
る。本処理はCPU101が制御プログラムに基づき実
行する。読み取りタスクは、記録紙上に画像を記録する
コピー動作、或いは、外部への画像データ送信を予約す
る送信予約動作から起動される。読み取りタスクは、起
動されると、読取部107で読み取った画像データをJ
PEG処理部114で圧縮し、画像メモリ104に蓄積
するためのENCODEタスクを起動する(ステップS
201)。ENCODEタスクについては図4のフロー
チャートを用いて後述する。次に、読み取り処理の初期
化を行う(ステップS202)。読み取りの初期化で
は、シート読み取りかブック読み取りかに従い、シート
読取制御部108、ブック読取制御部109の初期化、
読み取り位置までの読取部107の移動、シェーディン
グ補正等を行い、読み取り準備を行う。
【0039】上記ステップS202で読み取り初期化を
行うと、ライン単位で原稿の読み取りを行う読み取り処
理を起動する(ステップS203)。読み取り処理につ
いては図3のフローチャートを用いて後述する。読み取
り処理を起動後、原稿1ページの読み取りと圧縮処理が
終了するまで待つためにステップS204に進む。即
ち、上記ステップS201で起動したENCODEタス
クがエラーで終了したか否かを判定する(ステップS2
04)。ステップS204でENCODEタスクがエラ
ーで終了したと判定した場合には、読み取り処理を中止
してエラー終了する(ステップS206)。
【0040】ステップS204でENCODEタスクが
エラー終了していないと判定した場合には、ENCOD
Eタスクが終了したか否かを判定する(ステップS20
5)。ステップS205でENCODEタスクが終了し
ていないと判定した場合には、ENCODEタスクが終
了するのを待つために上記ステップS204に戻る。ス
テップS205でENCODEタスクが終了していると
判定した場合は、本処理を終了する。尚、ENCODE
タスクが終了している場合には既に読み取り処理は終了
している。
【0041】次に、図3に示すファクシミリ装置におけ
る読み取り処理のシーケンスフローについて説明する。
本処理はCPU101が制御プログラムに基づき実行す
る。読み取り処理は、上記図2の読み取りタスクから起
動され、タイマ(図示略)のトリガによって1ライン単
位で原稿を読み取る。先ず、読み取り処理が起動される
と、読み取りバッファ(図示略)に空きがあるか否かを
判定する(ステップS301)。読み取りバッファは、E
NCODEタスク(図4)により、読み取った画像データ
が圧縮処理されてから開放される。ステップS301で
読み取りバッファに空きがあると判定した場合には、ス
テップS302に進む。ステップS301で読み取りバ
ッファに空きがないと判定した場合には、読み取りバッ
ファが空くまで待つ。
【0042】次に、空いている読み取りバッファを獲得
する(ステップS302)。次に、読取部107で原稿
を1ライン読み取り(ステップS303)、読み取った
画像データに対し読取制御部106でエッジ強調、γ補
正等の画像処理を施した後、画像処理が施された画像デ
ータを上記ステップS302で獲得した読み取りバッフ
ァに格納する(ステップS304)。そして、原稿の1
ページ読み取りが終了したか否かを判定する(ステップ
S305)。ステップS305で原稿1ページ分読み取
っていないと判定した場合は、上記ステップS301に
戻り、本処理を継続する。ステップS305で原稿1ペ
ージ分の読み取りが終了したと判定した場合には、本処
理を終了する。
【0043】次に、図4に示すファクシミリ装置におけ
るENCODEタスクのシーケンスフローについて説明
する。本処理はCPU101が制御プログラムに基づき
実行する。ENCODEタスクは、上記図2の読み取り
タスクから起動され、読み取りバッファに格納された画
像データを圧縮し、画像メモリ104に蓄積する処理を
行うものである。ENCODEタスクは、起動される
と、画像メモリ104に空きがあるか否かを判定する
(ステップS401)。ステップS401で画像メモリ
104に空きがないと判定した場合には、ENCODE
タスクをエラー終了する。ENCODEタスクがエラー
終了することで、読み取りタスクもエラー終了する。
【0044】ステップS401で画像メモリ104に空
きがあると判定した場合には、上記図3に示した読み取
り処理により、読み取られた画像データが読み取りバッ
ファにあるか否かを判定する(ステップS402)。ス
テップS402で画像データが読み取りバッファにある
と判定した場合には、画像データがカラーかモノクロか
の判定を行う(ステップS403)。ステップS403
で画像データがカラーではないと判定した場合は、RO
M102に格納されているソフトウェアの符号化・復号
化方式で且つ2値画像の標準符号化・復号化方式である
MRで圧縮を行い(ステップS404)、ステップS4
08に進む。ステップS403で画像データがカラーと
判定した場合は、本圧縮処理がコピーの読み取り動作で
あるか、送信予約時の読み取り動作であるかの判定を行
う(ステップS405)。
【0045】ステップS405でコピーの読み取り動作
であると判定した場合は、JPEG処理部114により
JPEG圧縮を行い(ステップS406)、ステップS
408に進む。ステップS405で送信予約時の読み取
り動作であると判定した場合は、ROM102に格納さ
れているソフトウェアのJPEG処理でJPEG圧縮を
行い(ステップS407)、ステップS408に進む。
ステップS404、ステップS406、及びステップS
407で圧縮が終了すると、読み取りバッファを開放し
(ステップS408)、次のラインを獲得するために上
記ステップS401に戻る。読み取りバッファを開放す
ることで、読み取り処理(上記図3)のライン読み取り
処理が行われる。
【0046】ステップS402で画像データが読み取り
バッファにないと判定した場合は、原稿1ページの読み
取りが終了したか否かを判定する(ステップS40
9)。ステップS409で原稿1ページの読み取り処理
が終了していないと判定した場合には、上記ステップS
402に戻り、読み取り処理(上記図3)により1ライ
ン読み取りを行うまで待つ。ステップS409で原稿1
ページの読み取りが終了したと判定した場合には、本処
理を終了する。
【0047】次に、図5に示すファクシミリ装置におけ
る記録タスクのシーケンスフローについて説明する。本
処理はCPU101が制御プログラムに基づき実行す
る。記録タスクは、コピー動作時或いは受信画像を記録
する時に起動される。コピー動作時には、記録カウンタ
(図示略)には操作部105で設定されたコピー部数が
設定され、受信画像の記録時には、記録カウンタが1で
起動される。記録タスクは、画像メモリ104に蓄積さ
れている圧縮データを伸長して、指定された部数分の記
録を行うものである。記録タスクは、起動されると、カ
ラープリンタ119にデータを転送するために使用する
RAM103に割り当てされているプリントバッファを
獲得し(ステップS501)、記録紙のサイズ、種類、
解像度、カラーかモノクロか、プリントデータのデータ
形式等の記録動作に必要な情報が記載されたプリントヘ
ッダを、上記ステップS501で獲得したプリントバッ
ファに作成する(ステップS502)。
【0048】次に、カラープリンタ119にプリントバ
ッファのデータを転送する処理を行うプリントデータ転
送タスクを起動する(ステップS503)。プリントデ
ータ転送タスクについては図7のフローチャートを用い
て後述する。記録タスクは、プリントデータ転送タスク
を起動した後(ステップS503)、上記図4のENC
ODEタスクにより画像メモリ104に蓄積された圧縮
データを伸長する処理を行うために、DECODEタス
クを起動する(ステップS504)。DECODEタス
クについては図6のフローチャートを用いて後述する。
DECODEタスクを起動した後、原稿1ページの記録
が終了するのを待つためにステップS505に進む。
【0049】即ち、プリントデータ転送タスクがエラー
終了したか否かの判定を行う(ステップS505)。ス
テップS505でプリントデータ転送タスクがエラー終
了していると判定した場合は、記録タスクが上記ステッ
プS504で起動したDECODEタスクを終了させ
(ステップS509)、エラー終了する。ステップS5
05でプリントデータ転送タスクがエラー終了していな
いと判定した場合には、プリントデータ転送タスクから
の原稿1ページの記録が終了したこと示すページ転送終
了メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS
506)。ステップS506でページ転送終了メッセー
ジを受信していないと判定した場合には、原稿1ページ
を記録するまで待つために上記ステップS505に戻
り、処理を繰り返す。
【0050】ステップS506でページ転送終了メッセ
ージを受信したと判定した場合は、記録カウンタを1減
らす(ステップS507)。そして、記録カウンタが0
になったか否かを判定する(ステップS508)。ステ
ップS508で記録カウンタが0になっていないと判定
した場合には、指定された部数分の記録が終了していな
いと判断し、上記ステップS501に戻り、次ページの
記録処理を行う。ステップS508で記録カウンタが0
になっていると判定した場合は、指定された部数分の記
録が終了したと判断し、記録タスクを終了する。
【0051】次に、図6に示すファクシミリ装置におけ
る記録タスクから起動されるDECODEタスクのシー
ケンスフローについて説明する。本処理はCPU101
が制御プログラムに基づき実行する。DECODEタス
クは、ENCODEタスク(上記図4)により、画像メ
モリ104に蓄積された圧縮データを1ライン毎に伸長
する処理を行うものである。DECODEタスクは、起
動されると、圧縮バッファ(図示略)に空きがあるか否
かを判定し(ステップS601)、圧縮バッファに空き
ができるまで待つ。圧縮バッファは、データ変換タスク
(図8)によって圧縮バッファの画像データがプリンタ
用データに変換され、プリントバッファに格納されると
開放される。
【0052】ステップS601で圧縮バッファに空きが
あると判定した場合には、圧縮バッファを獲得する(ス
テップS602)。圧縮バッファを獲得すると、画像デ
ータの圧縮種類がカラー圧縮かモノクロ圧縮かの判定を
行う(ステップS603)。ステップS603でモノク
ロ圧縮と判定した場合は、ROM102に格納されてい
るソフトウェアでMR復号化を行い(ステップS60
4)、伸長したデータを上記ステップS602で獲得し
た圧縮バッファに格納する。ステップS603でカラー
圧縮と判定した場合は、記録動作がコピー動作であるか
受信記録動作であるかを判定する(ステップS60
5)。
【0053】ステップS605でコピー動作であると判
定した場合には、JPEG処理部114でJPEG伸長
を行い(ステップS606)、ステップS605で受信
記録動作であると判定した場合には、ROM102に格
納されているソフトウェアのJPEG処理でJPEG伸
長を行い(ステップS607)、伸長したデータを上記
ステップS602で獲得した圧縮バッファに格納する。
ステップS604、ステップS606、或いはステップ
S607で伸長処理が終了すると、原稿1ページ分のデ
ータを伸長したか否かの判定を行う(ステップS60
8)。ステップS608で原稿1ページ分のデータ伸長
が終了していないと判定した場合には、上記ステップS
601に戻り、伸長処理を継続して行う。ステップS6
08で原稿1ページ分のデータ伸長が終了したと判定し
た場合には、本タスクを終了させる。
【0054】次に、図7に示すファクシミリ装置におけ
るプリントデータ転送タスクのシーケンスフローについ
て説明する。本処理はCPU101が制御プログラムに
基づき実行する。プリントデータ転送タスクは、RAM
103のプリントバッファのデータをカラープリンタ1
19に送信する処理を行うものである。プリントデータ
転送タスクは、ファクシミリ装置の全記録動作で使用さ
れるものであり、上記図5の記録タスクから起動され
る。プリントデータ転送タスクは、起動されると、解像
度変換する処理、カラー画像のRGBデータをカラープ
リンタ119の色空間であるCMYKに変換する処理、
或いはモノクロ2値データの黒画素の間引き処理などを
行うデータ変換タスクを起動する(ステップS70
1)。
【0055】データ変換タスクについては図8のフロー
チャートを用いて後述する。プリントデータ転送タスク
は、データ変換タスクを起動すると、RAM103に割
り当てられたプリントバッファにプリンタ転送すべきデ
ータがあるか否かを判定する(ステップS702)。こ
の場合、プリントバッファはRAM103に複数個割り
当てられており、図8に示すデータ変換タスクによって
順番にデータを格納し、更にそのデータサイズをRAM
103に記憶するものである。ステップS702でプリ
ントバッファにプリンタ転送すべきデータがあると判定
した場合は、そのプリントバッファのデータをRAM1
03に記憶された指定されたサイズ分だけカラープリン
タ119に転送する(ステップS703)。そして、プ
リントバッファをデータ変換タスクが使用可能にするた
めに開放し(ステップS704)、次のデータをカラー
プリンタ119に送信するために上記ステップS702
に戻る。
【0056】ステップS702でプリントバッファにプ
リンタ転送すべきデータがないと判定した場合は、デー
タ変換タスクが終了したか否かの判定を行う(ステップ
S705)。ステップS705でデータ変換タスクが終
了していないと判定した場合には、まだ、プリントバッ
ファにカラープリンタ119へ送信するデータがあるの
で上記ステップS702に戻る。ステップS705でデ
ータ変換タスクが終了していると判定した場合には、原
稿1ページのプリントデータ転送処理が終了したので、
ステップS706に進む。即ち、カラープリンタ119
の記録動作が完全に終了するまで待ち(ステップS70
6)、カラープリンタ119が記録動作を終了したなら
ば、ページ転送終了メッセージを送信し(ステップS7
07)、本処理を終了する。ページ転送終了メッセージ
は記録タスクが受信する。
【0057】次に、図8に示すファクシミリ装置におけ
るデータ変換タスクのシーケンスフローについて説明す
る。本処理はCPU101が制御プログラムに基づき実
行する。データ変換タスクは、上記図7に示したプリン
トデータ転送タスクから起動され、画像処理、色変換、
及びプリンタ用データ作成を行う。データ変換タスク
は、起動されると、上記図6に示したDECODEタス
クが伸長したデータを処理するために、圧縮バッファに
画像データがあるか否かを判定する(ステップS80
1)。ステップS801で圧縮バッファに画像データが
あると判定した場合は、画像データを処理するためにス
テップS802に進む。即ち、プリンタ用データを格納
するためにプリントバッファに空きがあるか否かを判定
する(ステップS802)。
【0058】ステップS802でプリントバッファに空
きがないと判定した場合には、上記図7に示したプリン
トデータ変換タスクがカラープリンタ119にデータを
送信し、プリントバッファが開放されるのを待つ。ステ
ップS802でプリントバッファが空いたと判定した場
合は、プリントバッファを獲得し(ステップS80
3)、画像データがカラーデータか否かを判定する(ス
テップS804)。ステップS804で画像データがカ
ラーデータではないと判定した場合は、ステップS80
6に進む。ステップS804で画像データがカラーデー
タであると判定した場合は、色変換部117で色変換処
理を行い(ステップS805)、ステップS806に進
む。この場合、色変換処理は、主にRed(赤)、Green
(緑)、Blue(青)のRGB3原色からなる画像データ
を、カラープリンタ119で使用する色空間のCyan(シ
アン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、Bla
ck(黒)のCMYKに変換する処理を行う。
【0059】次に、画像データをカラープリンタ119
用のデータ形式に変換を行い(ステップS806)、プ
リントバッファに格納する(ステップS807)。この
場合、上記ステップS805の色変換処理及び上記ステ
ップS806のプリントデータ変換処理では、解像度変
換処理部113を用いてカラープリンタ119が記録可
能な解像度への変換も同時に行う。次に、獲得した圧縮
バッファを開放する(ステップS808)。これによ
り、上記図6のDECODEタスクで次のライン処理が
可能となる。ステップS808の処理が終了すると、次
のデータを処理するために上記ステップS801に戻
る。
【0060】ステップS801で圧縮バッファに画像デ
ータがないと判定した場合は、上記図6に示したDEC
ODEタスクが終了したか否かを判定する(ステップS
809)。ステップS809でDECODEタスクが終
了していないと判定した場合には、まだ、処理するデー
タがあるため、上記ステップS801に戻る。ステップ
S809でDECODEタスクが終了したと判定した場
合は、原稿1ページの記録終了処理を行うためにステッ
プS810に進む。即ち、カラープリンタ119に原稿
1ページのデータ終了を示す排紙コマンド、及び記録終
了を意味する終了コマンドを送信するために、プリント
バッファが空いているか否かを判定する(ステップS8
10)。ステップS810でプリントバッファに空きが
ないと判定した場合には、プリントデータ転送タスクが
プリントバッファを開放するまで待つ。
【0061】ステップS810でプリントバッファに空
きがあると判定した場合には、プリントバッファを獲得
する(ステップS811)。そして、記録紙排紙コマン
ドと記録終了コマンドをプリントバッファに格納し(ス
テップS812)、本タスク処理を終了する。ここで、
排紙コマンドは、ページ終了を意味するコマンドであ
り、ページ終了を意図するならば排紙コマンドである必
要はない。カラープリンタ119は排紙コマンドを受信
すると、既に受信したプリントデータを記録した後、排
紙を行い、次ページの記録待ちとなる。また、終了コマ
ンドは、記録動作終了を意味するものであり、終了コマ
ンドに限定するものではない。カラープリンタ119は
終了コマンドを受信すると、終了動作を行い、待機状態
に移行する。
【0062】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係るファクシミリ装置によれば、演算能力に差があ
る、ハードウェアによるJPEG処理部114とソフト
ウェアによるソフトJPEG処理機能を有し、コピー動
作時のJPEG処理のみJPEG処理部114を使用
し、送信時・受信記録時・レポート出力時等のコピー動
作時以外のJPEG処理ではソフトJPEG処理機能を
用いることにより、従来のようにCPUの負荷が重くコ
ピーの高速化を妨げるという不具合が解消され、コピー
速度の高速化を実現することができると共に、従来のよ
うに2個のハードウェアによるJPEG処理機能を搭載
することが不要となり、低コスト化を実現することがで
きるという効果を奏する。
【0063】[他の実施の形態]本発明の上記実施形態
では、本発明をファクシミリ装置に適用した場合を例に
挙げたが、本発明は、画像読取機能・画像形成機能・フ
ァクシミリ機能を含む複数の機能を有する複合機に適用
することもできる。
【0064】本発明の上記実施形態では、ファクシミリ
装置の印刷方式をレーザビーム方式或いはインクジェッ
ト方式とした場合を例に挙げたが、本発明は、熱転写方
式、感熱方式、静電方式など他の印刷方式に適用するこ
ともできる。
【0065】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体
等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0066】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなど
を用いることができる。
【0067】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0068】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実
現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
演算能力に差がある第一符号化復号化手段及び第二符号
化復号化手段を有し、送信時・受信記録時・レポート出
力時における画像データの符号化・復号化の際は第一符
号化復号化手段を選択し、コピー動作時における画像デ
ータの符号化・復号化の際は第一符号化復号化手段より
も演算処理の高速な第二符号化復号化手段を選択する制
御を行うため、従来のようにCPUの負荷が重くコピー
の高速化を妨げるという不具合が解消され、コピー速度
の高速化を実現することができると共に、従来のように
2個のハードウェアによるJPEG処理機能を搭載する
ことが不要となり、低コスト化を実現することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置(ファ
クシミリ装置)の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る読み取りタスクの動
作シーケンスを示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係るタイマの動作のトリ
ガによって動作し、ダイレクトコピータスク及び読み取
りタスクで起動される読み取り処理に関する動作シーケ
ンスを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係るENCODEタスク
の動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る記録タスクの動作シ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係るDECODEタスク
の動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態に係るプリントデータ転送
タスクの動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態に係るデータ変換タスクの
動作シーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU(制御手段) 102 ROM(第一符号化復号化手段) 114 JPEG処理部(第二符号化復号化手段) 119 カラープリンタ 120 コンピュータインターフェイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂内 宣行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 佐竹 眞 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 今井 貴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 藤長 誠也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C059 MA00 MA23 MC11 ME02 PP01 PP14 UA02 UA05 5C078 AA04 BA57 CA02 CA31

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの符号化・復号化機能を有す
    る画像処理装置であって、 画像データを符号化・復号化する第一符号化復号化手段
    と、画像データを符号化・復号化する第二符号化復号化
    手段と、前記第一符号化復号化手段と前記第二符号化復
    号化手段を目的に応じて選択して使用する制御手段とを
    有し、前記第一符号化復号化手段と前記第二符号化復号
    化手段とでは、演算能力に差があることを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、送信時・受信記録時・
    レポート出力時における画像データの符号化・復号化の
    際は前記第一符号化復号化手段を選択し、コピー動作時
    における画像データの符号化・復号化の際は前記第一符
    号化復号化手段よりも演算処理の高速な前記第二符号化
    復号化手段を選択することを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、記録動作時の伸長処理
    においては前記第一符号化復号化手段よりも演算処理の
    高速な前記第二符号化復号化手段を選択することを特徴
    とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第二符号化復号化手段は、カラー画
    像のJPEG(Joint Photographic Experts Group)圧
    縮/伸長処理のみを行い、前記第一符号化復号化手段に
    おけるJPEG処理よりも、DCT(Discrete Cosine
    Transform)変換のための演算処理、量子化処理能力が
    高いことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第一符号化復号化手段は、ソフトウ
    ェアによる画像データの符号化・復号化を行う手段であ
    り、前記第二符号化復号化手段は、ハードウェアによる
    画像データの符号化・復号化を行う手段であることを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理装置は、ファクシミリ装置
    であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理装置は、画像読取機能・画
    像形成機能・ファクシミリ機能を含む複数の機能を有す
    る複合機であることを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    かに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 画像データの符号化・復号化機能を有す
    る画像処理装置に適用される画像処理制御方法であっ
    て、 画像データを符号化・復号化する第一符号化復号化工程
    と、画像データを符号化・復号化する第二符号化復号化
    工程と、前記第一符号化復号化工程と前記第二符号化復
    号化工程を目的に応じて選択して使用する制御工程とを
    有し、前記第一符号化復号化工程と前記第二符号化復号
    化工程とでは、演算能力に差があることを特徴とする画
    像処理制御方法。
  9. 【請求項9】 前記制御工程では、送信時・受信記録時
    ・レポート出力時における画像データの符号化・復号化
    の際は前記第一符号化復号化工程を選択し、コピー動作
    時における画像データの符号化・復号化の際は前記第一
    符号化復号化工程よりも演算処理の高速な前記第二符号
    化復号化工程を選択することを特徴とする請求項8記載
    の画像処理制御方法。
  10. 【請求項10】 前記制御工程では、記録動作時の伸長
    処理においては前記第一符号化復号化工程よりも演算処
    理の高速な前記第二符号化復号化工程を選択することを
    特徴とする請求項8又は9記載の画像処理制御方法。
  11. 【請求項11】 前記第二符号化復号化工程は、カラー
    画像のJPEG(Joint Photographic Experts Group)
    圧縮/伸長処理のみを行い、前記第一符号化復号化工程
    におけるJPEG処理よりも、DCT(Discrete Cosin
    e Transform)変換のための演算処理、量子化処理能力
    が高いことを特徴とする請求項8乃至10の何れかに記
    載の画像処理制御方法。
  12. 【請求項12】 前記第一符号化復号化工程は、ソフト
    ウェアによる画像データの符号化・復号化を行う工程で
    あり、前記第二符号化復号化工程は、ハードウェアによ
    る画像データの符号化・復号化を行う工程であることを
    特徴とする請求項8乃至11の何れかに記載の画像処理
    制御方法。
  13. 【請求項13】 前記画像処理装置としてのファクシミ
    リ装置に適用されることを特徴とする請求項8乃至12
    の何れかに記載の画像処理制御方法。
  14. 【請求項14】 前記画像処理装置としての画像読取機
    能・画像形成機能・ファクシミリ機能を含む複数の機能
    を有する複合機に適用されることを特徴とする請求項8
    乃至12の何れかに記載の画像処理制御方法。
  15. 【請求項15】 画像データの符号化・復号化機能を有
    する画像処理装置に適用される画像処理制御方法を実行
    するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し
    可能な記憶媒体であって、 前記画像処理制御方法は、画像データを符号化・復号化
    する第一符号化復号化ステップと、画像データを符号化
    ・復号化する第二符号化復号化ステップと、前記第一符
    号化復号化ステップと前記第二符号化復号化ステップを
    目的に応じて選択して使用する制御ステップとを有し、
    前記第一符号化復号化ステップと前記第二符号化復号化
    ステップとでは、演算能力に差があることを特徴とする
    記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記制御ステップでは、送信時・受信
    記録時・レポート出力時における画像データの符号化・
    復号化の際は前記第一符号化復号化ステップを選択し、
    コピー動作時における画像データの符号化・復号化の際
    は前記第一符号化復号化ステップよりも演算処理の高速
    な前記第二符号化復号化ステップを選択することを特徴
    とする請求項15記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記制御ステップでは、記録動作時の
    伸長処理においては前記第一符号化復号化ステップより
    も演算処理の高速な前記第二符号化復号化ステップを選
    択することを特徴とする請求項15又は16記載の記憶
    媒体。
  18. 【請求項18】 前記第二符号化復号化ステップは、カ
    ラー画像のJPEG(Joint Photographic Experts Gro
    up)圧縮/伸長処理のみを行い、前記第一符号化復号化
    ステップにおけるJPEG処理よりも、DCT(Discre
    te Cosine Transform)変換のための演算処理、量子化
    処理能力が高いことを特徴とする請求項15乃至17の
    何れかに記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 画像データの符号化・復号化機能を有
    する画像処理装置に供給されるプログラムであって、 画像データを符号化・復号化する第一符号化復号化ステ
    ップと、画像データを符号化・復号化する第二符号化復
    号化ステップと、前記第一符号化復号化ステップと前記
    第二符号化復号化ステップを目的に応じて選択して使用
    する制御ステップとを有し、前記第一符号化復号化ステ
    ップと前記第二符号化復号化ステップとでは、演算能力
    に差があることを特徴とするプログラム。
  20. 【請求項20】 前記制御ステップでは、送信時・受信
    記録時・レポート出力時における画像データの符号化・
    復号化の際は前記第一符号化復号化ステップを選択し、
    コピー動作時における画像データの符号化・復号化の際
    は前記第一符号化復号化ステップよりも演算処理の高速
    な前記第二符号化復号化ステップを選択することを特徴
    とする請求項19記載のプログラム。
  21. 【請求項21】 前記制御ステップでは、記録動作時の
    伸長処理においては前記第一符号化復号化ステップより
    も演算処理の高速な前記第二符号化復号化ステップを選
    択することを特徴とする請求項19又は20記載のプロ
    グラム。
  22. 【請求項22】 前記第二符号化復号化ステップは、カ
    ラー画像のJPEG(Joint Photographic Experts Gro
    up)圧縮/伸長処理のみを行い、前記第一符号化復号化
    ステップにおけるJPEG処理よりも、DCT(Discre
    te Cosine Transform)変換のための演算処理、量子化
    処理能力が高いことを特徴とする請求項19乃至21の
    何れかに記載のプログラム。
JP2001263730A 2001-08-31 2001-08-31 画像処理装置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラム Expired - Fee Related JP4908697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001263730A JP4908697B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 画像処理装置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001263730A JP4908697B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 画像処理装置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003078769A true JP2003078769A (ja) 2003-03-14
JP4908697B2 JP4908697B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=19090440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001263730A Expired - Fee Related JP4908697B2 (ja) 2001-08-31 2001-08-31 画像処理装置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4908697B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7474445B2 (en) 2004-03-12 2009-01-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
JP2012015652A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法並びにプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000115277A (ja) * 1998-10-05 2000-04-21 Canon Inc 符号化復号化装置及び画像形成システム
JP2000324289A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Konica Corp 複合画像装置
JP2001027986A (ja) * 1999-05-10 2001-01-30 Canon Inc データ処理装置及び処理部選択方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000115277A (ja) * 1998-10-05 2000-04-21 Canon Inc 符号化復号化装置及び画像形成システム
JP2001027986A (ja) * 1999-05-10 2001-01-30 Canon Inc データ処理装置及び処理部選択方法
JP2000324289A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Konica Corp 複合画像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7474445B2 (en) 2004-03-12 2009-01-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
JP2012015652A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4908697B2 (ja) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7646925B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, program, and storage medium
US20050270574A1 (en) Image communication apparatus, method and storage medium for transmitting or receiving a color image
JP2006094475A (ja) 画像ファイリング装置および画像ファイリング装置
US20070296997A1 (en) Image processing apparatus, method for controlling image processing apparatus, and storage medium
JPH04229768A (ja) 符号化画像記録装置およびこれを用いたファクシミリ装置,光ファイル装置並びにこれらの通信システム
JP2001346051A (ja) 画像通信装置およびその制御方法
JP3984817B2 (ja) 画像処理装置およびその方法、媒体、プログラム
JP4908697B2 (ja) 画像処理装置、画像処理制御方法、記憶媒体、及びプログラム
US8300957B2 (en) Image processing apparatus, control method for image processing apparatus, program, and storage medium
JP2001086349A (ja) 画像通信装置及び方法
JP2003087467A (ja) 画像形成装置、コピー制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2004363705A (ja) 複合装置
JP2003087448A (ja) 画像形成装置、コピー制御方法、記憶媒体、及びプログラム
JP6478623B2 (ja) 画像処理装置、制御方法及びプログラム
KR100299959B1 (ko) 복합기의소프트웨어코덱제어방법
JP2004194277A (ja) カラー画像通信装置及びカラー画像通信方法
KR100223001B1 (ko) 교신시간 단축방법
JP4844744B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2005323133A (ja) 通信端末装置
JP2005130377A (ja) 画像送信方法及び画像送信装置
JPH08256232A (ja) 多機能コピー装置
JP2006020026A (ja) ネットワーク複合機
JPH1188562A (ja) 画像処理装置及びその方法
JPH09284459A (ja) ファクシミリ装置
JP2004159069A (ja) 画像処理装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060415

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4908697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees