JP2004159069A - 画像処理装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データを圧縮する場合に、符号化データ量を所定量に抑え、かつ、所定の単位内での画質の統一感を持たせた画像とすることができる画像処理装置の制御方法を提供する。
【解決手段】各ページが複数のブロックに分割された画像データが入力され、カラー画像符号化器103において、ページ毎に第1の圧縮条件でブロック単位で圧縮符号化される。圧縮符号化された画像データをハードディスク109に記憶される。符号量判定部120では、所定ブロックまでが圧縮符号化されたときのデータ量の累積値が算出され、該ページがすべて圧縮符号化されたときのデータ量が推定される。そして、推定されたデータ量が所定値以上の場合、圧縮符号化された画像データがカラー画像復号化器104で復号化され、カラー画像符号化器107においてより圧縮率の高い第2の圧縮条件で再圧縮符号化される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを所望の圧縮率で圧縮することに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像メモリを備えた複写機などの画像処理装置においては、機器の生産性向上の観点から、機器を構成するユニット間での最適な制御シーケンスが検討されてきた。以下に、一般的なカラー複写機の構成について制御シーケンスの例を挙げる。図16は、画像メモリを備えた従来の画像処理装置の構成を説明するための概要図である。
【0003】
図16において、リーダー部1200は、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット1250と、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット1210からなる。また、リーダー部1200は制御装置1220に接続され、制御装置1220はプリンタ部1310に接続されている。制御装置1220は画像メモリ1207を備え、原稿給紙ユニット1250及びスキャナユニット1210を制御して原稿の画像データを読込み、プリント部1310を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。
【0004】
次に、制御装置1220による原稿給紙ユニット1250及びスキャナユニット1210の制御タイミングについて図17を用いて説明する。図17は、従来の画像処理装置における制御装置、給紙ユニット及びスキャナユニット間の画像読取処理シーケンスの通信タイミングを示す図である。尚、各ユニット間の通信は、シリアル通信によるコマンド送信等の公知の技術によるものとする。
【0005】
まず、図示しない操作部ユニットから読取動作開始要求コマンドが制御装置1220に与えられると(ステップS1701)、制御装置1220は原稿給紙ユニット1250に対して、原稿給紙要求コマンドを発行する(ステップS1702)。これに応じて原稿給紙ユニット1250は給紙動作を行い(ステップS1703)、給紙動作が完了すると制御装置1220に対して給紙完了コマンドを発行する(ステップS1704)。
【0006】
これに応じて制御装置1220は、スキャナユニット1210に対してスキャン開始要求コマンドを発行する(ステップS1705)。また同時に、原稿給紙ユニット1250に対して、2枚目の原稿に対する給紙要求コマンドを発行しておく(ステップS1706)。
【0007】
スキャナユニット1210は、スキャン開始要求コマンドに応じてスキャン準備完了コマンドを発行し(ステップS1707)、その後スキャン動作を開始し(ステップS1708)、原稿を読みとって画像データを制御装置に転送する。
スキャン動作が完了し画像を転送し終わると、制御装置1220及び原稿給紙ユニット1250に対してスキャン動作完了コマンドを発行する(ステップS1710、S1709)。
【0008】
すでに2枚目の原稿に対する給紙要求コマンドを受信済みの原稿給紙ユニット1250は、スキャン動作完了コマンドを受けて、1枚目の原稿を排紙すると同時に2枚目の原稿を給紙する動作を行うことができる(ステップS1711)。
原稿交換動作完了後、原稿給紙ユニット1250は、制御装置1220に対して2枚目の原稿の給紙完了コマンドを発行する(ステップS1712)。
【0009】
あらかじめ1枚目の原稿に対するスキャン動作完了コマンドを受信済みの制御装置1220は、2枚目の原稿に対する給紙完了コマンドを受けて、スキャナユニット1210に対してスキャン開始要求コマンドを発行する(ステップS1713)。また同時に、原稿給紙ユニット1250に対して、3枚目の原稿に対する給紙要求コマンドを発行しておく(ステップS1714)。そして、以降は原稿枚数分、上述したシーケンスを繰り返すことになる(ステップS1715〜S1719)。
【0010】
図17に示した例では、原稿給紙ユニット1250にセットされた原稿が2枚しかない場合を想定しているため、3枚目の原稿に対する給紙要求に対して、原稿給紙ユニット1250は2枚目の原稿の排紙動作を行った後に(ステップS1719)、制御装置1220に対して原稿終了通知を発行し(ステップS1720)、読取動作が終了することになる。
【0011】
一方で、従来からカラー画像データを取り扱う際には、そのデータ量の大きさが問題となっていた。例えば、白黒画像を表現するために充分な大きさの二値画像に対して、RGBそれぞれ8ビットからなる標準的なカラー画像では、同じ大きさの画像を表すために24倍のデータ量が必要となってしまう。単純には白黒画像を取り扱う際の24倍のメモリが必要になるということであり、大きなコストアップにつながる。
【0012】
そのため、画像データに圧縮処理を施し、データ容量を小さくすることで機器に搭載するメモリ容量を少なくし、コストアップを押さえるという手法が従来から採られている。例えば、制御装置1220内に符号化ユニット1209や復号化ユニット1208のような画像データを圧縮・伸長処理する回路を備え、圧縮処理して小さくなった画像データをメモリ内に記憶しておき、メモリから出力する際に画像データを伸長することで、画像メモリの容量を小さくすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像データの圧縮・伸長の手法として、より圧縮率が稼げてコストアップの抑制につながるJPEG等の可変長圧縮の手法を用いる場合には、画像圧縮処理を行うまで圧縮後のデータサイズが確定しないため、画像圧縮を行った後に所望の画像サイズに収まっていないという事態が生じてしまうことがある。
【0014】
この場合、図17で示されるようなシーケンスは成り立たず、制御装置1220は、スキャナユニット1210からの画像転送終了を待って当該画像データのサイズを確定させてから、そのサイズが所望のサイズを超えていた場合には、符号化ユニット1209の設定を変えて、より高い圧縮率で画像が圧縮されるようにしてから、再度同じ原稿に対して画像読みとりを行うことになる。図18は、再スキャン処理を行う従来の画像処理装置における制御装置、給紙ユニット及びスキャナユニット間の画像読取処理シーケンスの通信タイミングを示す図である。
【0015】
図18に示すように、圧縮後の画像サイズが所望のサイズよりも大きい場合、同じ原稿に対して再度読みとりを行う必要があるかもしれないということは、圧縮後の画像サイズ確定前にあらかじめ次の原稿に対する給紙要求コマンドを発行しておくことができない。したがって、再度読みとり動作が必要か否かに関わらず、必ず画像サイズが確定した後でなければ、次の原稿の給紙要求コマンドが発行できないことになる。
【0016】
よって、制御装置1220が、スキャン動作完了コマンドを受信してから次の原稿の給紙要求コマンドを発行するまでの応答時間の分だけ、シーケンスに遅延が生じ、コピー等の生産性が悪くなってしまうという問題があった。
【0017】
また、所望の画像サイズに収まるように、読み取った原稿1枚ごとに符号化ユニット1209の設定を変えるとき、原稿給紙ユニット1250上にセットされた原稿が複数枚の場合、読み取られた画像データに対する符号化ユニット1209の設定が原稿1枚ごとに異なる可能性がある。これによって、それぞれの画像サイズはほぼ同じになるものの、それぞれの画像データごとにその品位や画質が異なるものとなってしまう場合がある。
【0018】
例えば、ユーザが1つのジョブを与えたにもかかわらず、原稿給紙ユニット1250上にセットした原稿中において、ある原稿の読み取り画像は標準的な画質であって、別の原稿の読み取り画像は所望の画像サイズに収まるようより高い圧縮率で圧縮され、相対的に画質が劣化しているような場合があり得る。すなわち、1つのジョブの中で画質にばらつきが生じてしまうという問題が生じる。
【0019】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、画像データを圧縮する場合に、符号化データ量を所定量に抑え、かつ、所定の単位内での画質の統一感を持たせた画像とすることができる画像処理装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0020】
更に、複数枚の原稿を1ページ毎に読み取り、得られた画像データに上記目的を達成しながら圧縮を行う場合において、その読み取り制御を効率よく行うことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、原稿を読み取り、1ページ分の画像データを発生する原稿読み取り手段と、該読み取り手段にて順次発生する画像データを1ページ毎に第1の圧縮条件、又はこれより圧縮率の高い第2の圧縮条件で圧縮符号化が可能な符号化手段と、圧縮符号化された画像データを記憶する記憶手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、前記読み取り手段にて発生した1ページ分の画像データを前記第1の圧縮条件で圧縮符号化している途中に、該ページのすべてが該第1の圧縮条件で圧縮符号化されたときに得られる1ページ分の符号化データ量を推定する推定工程と、推定された符号化データ量が目標値以下の場合、前記圧縮符号化の途中に、次に圧縮符号化するべき画像データを発生させる為に、前記読み取り手段に次の原稿の読み取り指示を出す決定をし、推定された符号化データ量が目標値以上の場合、前記圧縮符号化の途中に、前記符号化途中の画像データに相当する原稿を前記読み取り手段に再度読み取らせる指示を出す決定をする決定工程と、推定された符号化データ量が目標値以上の場合、前記読み取り手段にて前記原稿を再度読み取られて発生した画像データを前記第2の圧縮条件で圧縮符号化する再符号化工程とを有することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0023】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1において、リーダー部200は、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250と、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット210とから構成される。リーダー部200は、制御装置220に接続している。また、制御装置220は、プリンタ部310及びページ記述言語レンダリング部121に接続している。
【0024】
制御装置220は、原稿給紙ユニット250及びスキャナユニット210を制御して、原稿の画像データを読み込み、プリンタ部310を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。図1において、符号100及び102は、画像入力系を切り替えるセレクタを示し、符号112は、画像出力系を切り替えるセレクタを示す。また、符号101は、圧縮用ブロックラインバッファを示し、符号103及び107はカラー画像符号化器を示す。さらに、符号120は符号量判定部を示し、符号106及び110は圧縮メモリバッファを示す。さらにまた、符号109はハードディスク(HDD)を示し、符号104及び111はカラー画像復号器を示し、符号105及び115は展開用ブロックラインバッファを示す。
【0025】
不図示の画像入力手段から入力される信号は、スキャナユニット210やページ記述言語(PDL)レンダリング部121に入力される。この場合、例えば複写機の場合はスキャナユニット210から入力され、プリンタの場合はページ記述言語レンダリング部121から入力されるように、用途に応じてセレクタ100を切り替えて制御装置220に入力される。
【0026】
圧縮ブロックラインバッファ101では、画像をタイル分割し、分割されたタイル毎に、後述するカラー画像符号化器103によって、カラー情報の符号化である離散コサイン変換符号化(JPEG)される。ここで、分割されるタイルの大きさをM画素×N画素とする。但し、M、Nは、離散コサイン変換符号化のためのウィンドウサイズの倍数でなければならない。本実施形態で用いるJPEG圧縮方式では、圧縮のためのウィンドウサイズは8画素×8画素である。そこで、例えばM=N=32とすると、32画素×32画素のタイルの中をさらに16個の8画素×8画素のウィンドウに分割して、8画素×8画素単位でJPEG圧縮が行われる。本実施形態では、以後、M=N=32として説明するが、本発明はこの値に限定されるわけではない。
【0027】
カラー画像符号化器103では、32画素×32画素のタイル画像に含まれる16個の8画素×8画素ウィンドウに対して、周知であるDCT変換を施して量子化を行う。尚、このときに用いられる量子化係数(以降、「量子化マトリックス」と称す。)は、タイルごとに切り替えて設定できるようになっているものとする。この切り替えは、不図示のCPUが、あらかじめカラー画像符号化器103内に保持されている複数の量子化係数を選択する選択信号を発生して、カラー画像符号化器103に送出することによって行われる。
【0028】
上述したようにして符号化された画像データは、圧縮メモリバッファ106を経由して、ハードディスク109において圧縮画像データとして記憶される。一方、記憶された圧縮画像データをプリンタ部310から出力する際は、ハードディスク109に記憶されている圧縮画像データを読み出して、以下の手順で復号化して出力する。
【0029】
まず、カラー画像復号化器104において、画像データを圧縮した際の量子化マトリクスに応じて圧縮して記憶された画像データの復号化パラメータ(逆量子化マトリクス)を切り替えて画像データを復号処理し、その結果を展開用ブロックラインバッファ105に出力する。
【0030】
図2は、本発明の一実施形態によるDCTを用いたカラー画像符号化器103及びカラー画像復号化器104の処理手順を説明するための概要図である。図2において、符号20は、図示しない画像入力機器からカラー画像符号化器103に入力される画像信号であって、カラー信号の場合は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色で256階調の信号である。
【0031】
また、カラー画像符号化器103に入力された画像信号は、色変換器11においてRGB信号から輝度色差信号(YCbCr)に変換される。次いで、離散コサイン変換(DCT)器において、輝度色差信号のそれぞれを8画素×8画素単位で空間周波数変換(DCT)が行われる。
【0032】
さらに、量子化器13において、設定された量子化マトリクスを用いてDCT係数が量子化され、データ量が削減される。そして、可変長符号化(VLC)器において、量子化値をハフマン符号化処理することによってデータ量をさらに削減する。以上がカラー画像符号化器103における処理手順であり、圧縮された画像データは圧縮メモリ15又は大容量記憶装置等に記憶される。
【0033】
一方、記憶された画像データは以下の手順でカラー画像復号化器14において復号される。すなわち、可変長復号(VLD)器でハフマンデコードが行われる。次いで、逆量子化器17で、設定された逆量子化マトリックスによりDCT係数値に戻され、IDCT器18において逆DCT変換が行われて輝度色差信号に戻される。そして、色変換器19において、輝度色差信号がRGB信号に戻される。以上の圧縮及び復号処理の結果、カラー画像信号21が外部に出力されることになる。
【0034】
図3は、本実施形態における圧縮処理に使用される8×8の量子化マトリックスの一例を示す図である。図3(a)は、最初に適用される量子化マトリックスT1を示し、(b)は圧縮率を高くするために適用される量子化マトリックスT2の例を示す。さらに、(b)の量子化マトリックスよりもさらに高い圧縮率を得るためには(c)の量子化マトリックスT3を適用し、(c)よりもさらに高い圧縮率を得るためには(d)の量子化マトリックスT4を適用すればよい。
【0035】
すなわち、まず、量子化マトリックスT1を用いて画像データの圧縮(JPEG圧縮)を行い、所望の圧縮率を達成できない場合には、量子化ステップを粗くするマトリックスとして、量子化マトリックスT2を用いて圧縮を行う。また、量子化マトリックスT2を用いても所望の圧縮率を達成できない場合は量子化マトリックスT3を、それでも所望の圧縮率を達成できない場合は量子化マトリックスT4を用いて圧縮処理を行う。
【0036】
本実施形態では、上述したように4つの量子化マトリックスを用意しているため、再スキャンは3回(すなわち、最初のスキャンと合わせて1ページの原稿に対して最大4回のスキャン)を行うことができる。尚、本発明では、これ以外にさらに高い圧縮率の量子化マトリックスを複数個用意しておくことによって、用意した量子化マトリクスの個数分だけさらに再スキャンを行うことができる。
【0037】
量子化マトリックスT1、T2、T3、T4及びそれらに対応する逆量子化マトリクスは図2に示される量子化部13及び逆量子化部17にあらかじめ記憶されており、図示しないCPUによって、画像データの圧縮時の量子化マトリクスに従ってどちらを使うかをタイル単位で切り替えられる。
【0038】
図4は、本実施形態における圧縮された画像データのデータ構造を説明するための概要図である。図4に示すように、データの先頭から順に第1のタイルのヘッダ情報41、DCT符号化された画像情報である圧縮された画像データ42が格納され、同じ構成で第2のタイル、第3のタイル、…と連続してデータが書き込まれ、1ページ全体に含まれる最後のタイルまでの情報が書き込まれている。
【0039】
ここで、各タイルのヘッダ情報には、圧縮データのデータサイズやタイルの番号等が記録されるが、同時に、画像データの量子化マトリックスとしてどの量子化マトリックスを使用したかという情報も記録される。符号化して記録されたデータを復号する際には、このヘッダ情報を参照して量子化マトリックスT1、T2、T3又はT4であるかの情報を読み取り、それぞれに見合った逆量子化マトリックスを選択して逆量子化を実行すればよい。
【0040】
図5は、本実施形態における圧縮された画像データのページ毎の情報を管理するための管理テーブルの概念図である。図4を用いて説明したように、各タイルのヘッダ情報を参照することによって、タイルごとに異なる量子化マトリックスを用いて量子化されていても逆量子化は可能である。しかし、後述するスキャンシーケンスからわかるように、本実施形態では、所望の圧縮率が達成されなかった場合、量子化マトリックスを変更した後、同じ原稿に対して再度読み取り動作を行うため、1ページ内の全てのタイルについては同じ量子化マトリクスを用いて量子化を施すことになる。
【0041】
図5で示される各ページのヘッダ情報には、ページごとの圧縮データのサイズやページ番号等が記録されるが、そのページの圧縮の際の量子化マトリックスとしてどれを使用したかという情報も記録される。すなわち、ページ毎にどの量子化マトリックス、該当ページ内の全タイルに共通にを用いて圧縮処理が施されたかということが、この管理テーブルを参照することによって確認することが可能である。
【0042】
以下に、本実施形態におけるスキャンシーケンスについて説明する。本発明では、画像データの圧縮処理が終了する前、すなわち、制御装置220がスキャン動作完了コマンドを受信する前に、圧縮後の画像サイズを推定し、推定値が所定のサイズ以下であれば次の原稿の給紙要求コマンドを発行するようにする。すなわち、原稿給紙ユニット250が、スキャナユニット210からのスキャン動作完了コマンドを受信するより前に、制御装置220が原稿給紙ユニット250に対して次の原稿の給紙要求コマンドを発行することによって、上述した応答時間分の遅延が生じることはない。
【0043】
そこで本実施形態では、画像データを32画素×32ライン単位のタイルに分割して、個々のタイルに対して圧縮及び伸長処理を行う。よって、本来1ページ分の画像を用いて行うJPEGなどの圧縮手法によっても、所定のタイル数までの画像サイズを累積することによって、1ページの途中における圧縮された画像のサイズが判明する。したがって、当該ページの残りの分の画像データのサイズを推定することによって、圧縮後の1ページ分全体の画像サイズを所定の基準に基づいて推定することが可能になる。
【0044】
そこで、以下に示す式によって、所定のタイル数まで画像を読み取った時点における圧縮しない場合の画像データのサイズ、目標とする圧縮率、画像全体のタイルの個数、圧縮後の1ページ分の画像サイズを推定する所定のタイル数、所定タイル数における画像データサイズの関係を表すことができる。
【0045】
Sn・Pt>α・(1−x/X)+x・Sc/X (1)
式(1)において、Snは、圧縮しない場合の1ページ分の画像データのサイズ、Ptは、目標とする圧縮率(1.0が全く圧縮しない場合の圧縮率とする。)、αは、まだ読み取っていない部分の画像データが達成すべき圧縮率、xは、圧縮後の画像サイズを推定するための所定のタイル数、Xは、画像データ1ページ分のタイル数、Scは、所定のタイル数(x個)を読み取った時点での画像データのサイズの累積値である。
【0046】
図6は、本実施形態における圧縮される画像データのタイルを説明するための概要図である。例えば、図6に示すように、主走査方向に14個、副走査方向に10個のタイルからなる1ページ分の画像データのうち、斜線で示されたタイルの部分(126個のタイル)まで読み込んだ時点では、式(1)の各項には以下に示す定数を適用することができる。但し、計算を簡単にするため、1タイルの画像は圧縮しない場合1MBになるものとし、まだ読み取っていない部分の画像データについては、符号化処理を行っても全く圧縮されないものとしてScの値を算出する。
【0047】
すなわち、Sc=140(MB)、Pt=1/8、α=1.0、x=126、X=140、Sc<3.89(MB)とする。この例では、1ページ分の画像データのタイル数140個のうち、126個目のタイルを読み取る時点までは、画像データのサイズの累積値が必ず3.89MBより小さくなければならないということになる。
【0048】
したがって、所定の個数のタイル分の画像データのサイズの累積値が、所定のサイズを超えているか否かを判断することによって、1ページ分の画像データのサイズが、あるサイズ以下になるか否かを推定することができる。
【0049】
図7及び図8に、制御装置220のスキャンシーケンスと、圧縮サイズ推定及び再スキャン処理のフローチャートを示す。すなわち、図7は、本実施形態における制御装置220での画像読取処理を説明するためのフローチャートである。
また、図8は、本実施形態における制御装置220での再スキャン処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【0050】
図7を用いて、制御装置220のスキャンシーケンスにおける制御を説明する。まず、制御装置220は、読取動作開始要求待ち状態になる(ステップS701)。次に、図示しない操作部ユニットからの読取動作開始要求を受信すると(Yes)、制御装置220は原稿給紙ユニット250に対して1枚目の原稿の給紙要求コマンドを発行する(ステップS702)。
【0051】
その後、制御装置220は、原稿給紙ユニット250からの給紙完了通知待ちの状態となる(ステップS703)。給紙完了通知を受信すると(Yes)、制御装置220は、スキャン開始要求を発行して画像データを受信し、タイル画像ごとに符号化処理を施して圧縮し、1ページ分の画像データを読み込み終える前(1ページ分の画像データを圧縮し終える前)の段階で、1ページ分の圧縮後の画像データのサイズを推定し、その推定値に応じて次の原稿を読み取るのか、同じ原稿を量子化マトリクスを変更して再度スキャンするのかを判断する(ステップS704)。尚、この処理の詳細については後述する。
【0052】
その後、制御装置220は、スキャナユニット210からの画像データの転送終了を示すスキャン完了通知待ちの状態となる(ステップS705)。そして、スキャン完了通知を受信した場合(Yes)、直前に読み込み終えた原稿が最終のものか否かがが判定され(ステップS706)、最終の原稿の場合(Yes)、読取動作を終了する。一方、まだ読み取るべき原稿が原稿給紙ユニット250に残っている場合(No)、制御装置220は次の原稿の給紙完了通知待ちの状態に移行する(ステップS1703)。
【0053】
ここで、図8を用いて、制御装置220の圧縮サイズ推定及び再スキャン処理における制御について説明する。まず、制御装置220は、画像データを受信する前に、読み取った画像データサイズの累積値及び受信した画像のタイル数を計数しておくカウンタの値を初期化しておく(ステップS801)。
【0054】
次に、制御装置220は、次に行うスキャン動作が再スキャンかどうかを再スキャン回数を計数するカウンタの値を参照して判断する(ステップS802)。
その結果、再スキャンであれば(Yes)、再スキャン回数が予め決められた回数以下であるかどうかチェックする(ステップS803)。そして、再スキャン回数が所定回数よりも多い場合(No)、エラーとして読取動作を終了させる。
尚、この所定回数は、あらかじめ用意されている量子化マトリクスの個数に依存する。
【0055】
一方、再スキャン回数が所定回数以下の場合(Yes)、再スキャン回数に応じて量子化係数(量子化マトリクス)を決定する(ステップS805)。そして、量子化マトリクスに応じて、圧縮率を推定する所定のタイル数、そのタイル数における画像データの所定のサイズを決定する。また、再スキャンではなく当該原稿に対する最初の読取スキャンであれば、再スキャン回数を計数するカウンタを初期化し、量子化マトリクスも初期値にセットする(ステップS804)。そして、量子化マトリクスに応じて、圧縮率を推定する所定のタイル数、そのタイル数における画像データの所定のサイズを決定する。
【0056】
以上の処理によって画像データを受信する準備が整ったので、次に制御装置220は、スキャン開始要求コマンドをスキャナユニット210に対して発行する(ステップS806)。その後、制御装置220は、スキャナユニット210からのスキャン準備完了通知待ちの状態となる(ステップS807)。そして、スキャン準備完了通知を受信すると(Yes)、制御装置220は、タイル画像受信待ちの状態になる(ステップS808)。そして、タイル画像を受信すると(Yes)、制御装置220は、画像データのサイズを累積するカウンタに、受信したタイル画像に符号化処理を施して圧縮した後のサイズを加算する(ステップS809)。
【0057】
また、受信タイル数を計数するカウンタを1つ加算する(ステップS810)。そして、画像データサイズ累積値のカウンタの値が、あらかじめ定められた所定のサイズを超えているかどうかを判定する(ステップS811)。その結果、累積知カウンタ値が所定サイズを超える場合(Yes)、制御装置220は再スキャン回数を計数するカウンタを加算し(ステップS812)、スキャン完了通知待ちの状態になる(ステップS813)。
【0058】
そして、スキャン完了通知を受信した場合(Yes)、再スキャンのシーケンスに移行する(ステップS801)。この場合、原稿給紙ユニット250に対して、次の原稿の給紙要求コマンドを発行しないまま画像読取スキャンを行うことになるため、前回読み込んだ原稿と同じ原稿に対して画像読取スキャン(再スキャン)を行うことになる。
【0059】
一方、ステップS811で累積値か所定サイズを超えていない場合(No)、次に、受信タイル数が所定の個数を超えていないかどうかをチェックする(ステップS814)。その結果、受信タイル数が所定個数を超えていない場合(No)、制御装置220はタイル画像受信待ち状態に移行する(ステップS808)。
【0060】
また、受信タイル数が所定個数を超えていれば(Yes)、所定個数のタイルを受信しても画像データの累積サイズが所定サイズ以下であったので、制御装置220は、残りのタイルを受信しなくても、その1ページの画像データはあるサイズ以下に収まるものと推定し、次の原稿の給紙要求コマンドを原稿給紙ユニットに対して発行する(ステップS815)。
【0061】
図9は、本実施形態における制御装置220、原稿給紙ユニット250及びスキャナユニット210間の画像読取処理シーケンスの通信タイミングを示す図である。また、図10は、本実施形態における制御装置220、原稿給紙ユニット250及びスキャナユニット210間の再スキャン処理が発生する画像読取処理シーケンスの通信タイミングを示す図である。
【0062】
まず、図9を用いて、制御装置220による原稿給紙ユニット250及びスキャナユニット210の制御タイミングについて説明する。尚、各ユニット間の通信は、シリアル通信によるコマンド送信等の公知の技術によるものとする。
【0063】
図示しない操作部ユニットからコピー動作開始要求コマンドが制御装置220に与えられると(ステップS901)、制御装置220は、原稿給紙ユニット250に対して原稿給紙要求コマンドを発行する(ステップS902)。これに応じて原稿給紙ユニット250は給紙動作を行い(ステップS903)、給紙動作が完了すると、制御装置220に対して給紙完了コマンドを発行する(ステップS904)。
【0064】
これに応じて制御装置220は、スキャナユニット210に対してスキャン開始要求コマンドを発行する(ステップS905)。スキャナユニット210は、スキャン開始要求コマンドに応じて、スキャン準備完了コマンドを発行した後(ステップS906)、スキャン動作を開始し、原稿を読みとって画像データを制御装置に転送する(ステップS907)。
【0065】
画像データ受信中、所定のタイル数の画像を受け取った時点で、画像データの累積サイズが所定サイズ以下であれば、制御装置220は、原稿給紙ユニット250に対して、2枚目の原稿に対する給紙要求コマンドを発行する(ステップS908)。また、スキャン動作が完了し画像を転送し終わると、制御装置220及び原稿給紙ユニット250に対してスキャン動作完了コマンドを発行する(ステップS909、S910)。
【0066】
すでに2枚目の原稿に対する給紙要求コマンドを受信済みの原稿給紙ユニット250は、スキャン動作完了コマンドを受けて、1枚目の原稿を排紙すると同時に2枚目の原稿を給紙する動作を行うことができる(ステップS911)。原稿交換動作完了後、原稿給紙ユニット250は、制御装置220に対して2枚目の原稿の給紙完了コマンドを発行する(ステップS912)。
【0067】
あらかじめ1枚目の原稿に対するスキャン動作完了コマンドを受信済みの制御装置220は、2枚目の原稿に対する給紙完了コマンドを受けて、スキャナユニット210に対してスキャン開始要求コマンドを発行する(ステップS913)。そして、以降は、原稿枚数分上述したシーケンスを繰り返すこととなる(ステップS914〜S919)。
【0068】
図9に示した例では、原稿給紙ユニット250にセットされた原稿が2枚しかない場合を想定しているため、3枚目の原稿に対する給紙要求に対して、原稿給紙ユニット250は2枚目の原稿の排紙動作を行った後に(ステップS919)、制御装置220に対して原稿終了通知を発行し(ステップS920)、読取動作が終了することになる。
【0069】
上述したように、画像データ受信中に、その画像データ1ページ分のサイズを推定することによって、スキャン完了通知を受信する前に次の原稿に対する給紙要求コマンドを発行することができるため、図18で示したような応答時間の遅延が発生することはない。
【0070】
次に、図10を用いて、再スキャンが発生した場合の制御装置220による原稿給紙ユニット250及びスキャナユニット210の制御タイミングについて説明する。まず、図示しない操作部ユニットから読取動作開始要求コマンドが制御装置220に与えられると(ステップS1001)、制御装置220は原稿給紙ユニット250に対して原稿給紙要求コマンドを発行する(ステップS1002)。
【0071】
これに応じて、原稿給紙ユニット250は給紙動作を行い(ステップS1003)、給紙動作が完了すると、制御装置220に対して給紙完了コマンドを発行する(ステップS1004)。これに応じて、制御装置220は、スキャナユニット210に対してスキャン開始要求コマンドを発行する(ステップS1005)。
【0072】
スキャナユニット210は、スキャン開始要求コマンドに応じて、スキャン準備完了コマンドを発行した後(ステップS1006)、スキャン動作を開始し、原稿を読みとって画像データを制御装置に転送する(ステップS1007)。そして、画像データ受信中、所定のタイル数の画像を受け取るまでに、画像データの累積サイズが所定サイズよりも大きくなれば、制御装置220は、原稿給紙ユニット250に対して、2枚目の原稿に対する給紙要求コマンドを発行することなく、スキャン動作完了コマンドの受信待ち状態となる。
【0073】
スキャン動作が完了し画像を転送し終わると、スキャナユニット210は、制御装置220及び原稿給紙ユニット250に対してスキャン動作完了コマンドを発行する(ステップS1008、S1009)。これを受けて制御装置220は、スキャナユニット210に対してスキャン開始要求コマンドを発行する(ステップS1010)。ここで、2枚目の原稿に対する給紙要求コマンドは発行されていないので、原稿給紙ユニット250は、次の原稿の給紙を行っておらず、結果として1枚目の原稿を再度スキャンして読み込むことになる。そして、以降は、図9で示されたシーケンスと同様である(ステップS1010〜S1022)。
【0074】
図10で示されている通信タイミングについても、図9に示す場合と異なるのは、再スキャンが行われているという点のみであり、再スキャンに要する時間分の生産性悪化は発生してしまうが、図18で示したような応答時間の遅延が発生することはない。
【0075】
また、本実施形態では、画像データの入力ソースがリーダー部200の場合について説明したが、入力ソースが図1におけるページ記述言語レンダリング部121の場合であっても、全く同様に再レンダリングの制御が行えることは言うまでもない。
【0076】
次に、本実施形態における特徴的なプリントシーケンスについて説明する。上述したスキャンシーケンスによって、原稿給紙ユニット250上にセットされた複数の原稿を読み取ると、それぞれの原稿読み取り画像によって、圧縮に用いられた量子化マトリックスが異なる場合がある。例えば、ある画像は量子化マトリックスT1、また別の画像は量子化マトリックスT2、あるいはT3、T4というように、それぞれに異なる量子化マトリックスが用いられる可能性がある。
【0077】
一般に、より高い圧縮率が得られる量子化マトリクスを用いて圧縮された画像ほど、復号化した際の画像の劣化が大きく、画質は悪い。このため、例えば、1つのジョブとして投入された原稿束の中で、他の原稿の読み取り画像については量子化マトリックスT1が用いられたにもかかわらず、ある1枚の原稿についてのみ量子化マトリックスT2が用いられたような場合、当該原稿画像の画質劣化が相対的に際立つ形になってしまう。
【0078】
このような現象を防ぐため、プリントシーケンスにおいて1つのジョブとして投入された複数の画像について、それらの画像を圧縮する際に用いられている量子化マトリクスの中で、最も圧縮率の高いものによって、再度圧縮処理を行うことによって、1つのジョブ内での画像の品位、画質を揃える制御を実施する。
【0079】
図11は、本発明の一実施形態であるプリントシーケンスにおける画像符号化部および画像復号化部を説明するためのブロック図である。図11における個々のブロックの番号は、図1記載のブロックの番号に対応する。
【0080】
図11において、まず、通常時には、プリントするためにハードディスク(HDD)19から読み出された画像は、セレクタ112、セレクタ102、圧縮メモリバッファ110、カラー画像復号化器111、展開用ブロックラインバッファ115、プリンタ部310の経路で、復号化された画像データがプリンタ部310へ送られてプリントアウトされる。この時、カラー画像復号化器111で用いられる逆量子化マトリックスは、そのプリントジョブの複数の画像で用いられている量子化マトリックスの中で、最も圧縮率の高いものとなる。
【0081】
そして、ジョブ内の画像の品位をそろえるために再圧縮処理を行う際には(再圧縮時)、ハードディスク(HDD)109、セレクタ112、カラー画像復号化器104、展開用ブロックラインバッファ105、カラー画像符号化器107、セレクタ102、圧縮メモリバッファ110、カラー画像復号化器111、展開用ブロックラインバッファ115、プリンタ部310の経路で、復号化された画像データがプリンタ部310へ送られてプリントアウトされることになる。
【0082】
この時、カラー画像復号化器104で用いられる逆量子化マトリックスは、それぞれの画像がスキャンシーケンスにおいて圧縮された時に用いられたものを用いる。また、カラー画像符号化器107で用いられる量子化マトリックスは、そのプリントジョブの複数の画像で用いられている量子化マトリックスの中で、最も圧縮率の高いものとする。このような量子化マトリックスを用いて、上述した経路で画像データを処理することによって、当該ジョブのすべてのページに再度圧縮処理が施されることになり、1つのジョブ内での画像の品位、画質をそろえることができる。
【0083】
図12は、プリントシーケンスにおける制御装置220の画像読取処理の動作手順を説明するためのフローチャートである。まず、制御装置220は、図5においてその概念を示した圧縮された画像データをハードディスクに記憶するときのページごとの情報を管理するための管理テーブルを検索する。そして、当該プリントジョブ内のページで、スキャン時に用いられたもっとも圧縮率の高い量子化マトリックスを得る(ステップS1201)。例えば、当該ジョブで用いられた圧縮率の最も高い量子化マトリックスがT4であれば、以下のシーケンスによってジョブ内のすべてのページは量子化マトリックスT4での圧縮が施された画質に揃えられることになる。しかし、すべてのページが量子化マトリックスT1で圧縮が施されている場合には、再圧縮処理を施す必要はないことになる。
【0084】
次に、制御装置220は、検索したジョブ内で最も圧縮率の高い量子化マトリクスをカラー画像符号化器107に設定する(ステップS1202)。その後、制御装置220は、ハードディスク109からプリントすべきジョブのページを順次読み出す準備を行う。具体的には、前述した管理テーブルを参照して、次のページの量子化マトリックスを得る(ステップS1203)。
【0085】
得られた量子化マトリックスにより、当該ページに対して再圧縮処理を施す必要があるかどうかが判定される(ステップS1204)。その結果、得られた量子化マトリクスが、当該ジョブ内でもっとも圧縮率の高いものでない場合、再圧縮処理が必要であり(Yes)、再圧縮処理が行われる。すなわち、セレクタ112、102を設定して、図1121で示される再圧縮時の経路を通して、画像データに対して当該ジョブ内で最も高い圧縮率の量子化マトリックスによって再圧縮が行われる(ステップS1205)。
【0086】
得られた量子化マトリックスが、当該ジョブ内で最も圧縮率の高いものである場合、再圧縮処理の必要はないため(No)、図11で示した通常の経路を通して、そのままプリントアウトされる(ステップS1206)。プリントアウト時には、通常の画像データも再圧縮を施された画像データも、カラー画像復号化器111で、当該ジョブ内で最も圧縮率の高い逆量子化マトリクスにより復号化される。
【0087】
さらに、読み出されたページが当該ジョブでの最終ページであるかどうかが判定され(ステップS1207)、最終ページでない場合(No)、ステップS1203に戻る。また、最終ページであれば(Yes)、プリントジョブを終了する。
【0088】
すなわち、本実施形態では、原稿を読み取り、1ページ分の画像データを発生する原稿読み取り手段(例えば、セレクタ100)と、該読み取り手段にて順次発生する画像データを1ページ毎に第1の圧縮条件、又はこれより圧縮率の高い第2の圧縮条件で圧縮符号化が可能な符号化手段(例えば、カラー画像符号化器103)と、圧縮符号化された画像データを記憶する記憶手段(例えば、HDD109)とを備える画像処理装置(例えば、制御装置220)とその制御方法を説明している。そして、当該画像処理装置は、読み取り手段にて発生した1ページ分の画像データを第1の圧縮条件で圧縮符号化している途中に、当該ページのすべてが第1の圧縮条件で圧縮符号化されたときに得られる1ページ分の符号化データ量を推定する推定手段(符号量判定部120)と、推定された符号化データ量が目標値以下の場合、圧縮符号化の途中に、次に圧縮符号化するべき画像データを発生させる為に、読み取り手段に次の原稿の読み取り指示を出す決定をし、推定された符号化データ量が目標値以上の場合、圧縮符号化の途中に、符号化途中の画像データに相当する原稿を読み取り手段に再度読み取らせる指示を出す決定をする決定手段(CPU)と、推定された符号化データ量が目標値以上の場合、読み取り手段にて原稿を再度読み取られて発生した画像データを第2の圧縮条件で圧縮符号化する再符号化手段(カラー画像符号化器107)とをさらに備えることを特徴とする。
【0089】
また、本発明は、各ページが複数のブロックに分割された画像データを入力する画像入力手段(セレクタ100)と、入力された画像データをブロック単位で圧縮符号化する符号化手段(カラー画像符号化器103)と、圧縮符号化された画像データを記憶する記憶手段(HDD109)とを備える画像処理装置(制御装置220)であって、符号化手段(カラー画像符号化器103)が、画像データをページ毎に第1の圧縮条件で圧縮符号化し、画像データにおける一のページの所定ブロックまでが圧縮符号化されたときのデータ量の累積値を算出する算出手段(符号量判定部120)と、算出されたデータ量の累積値に基づいて、当該ページがすべて圧縮符号化されたときのデータ量を推定する推定手段(符号量判定部120)と、第1の圧縮条件に基づいて、圧縮符号化された画像データを復号化する復号化手段(カラー画像復号化器104)と、推定されたデータ量が所定値以下の場合、次に圧縮符号化する前記画像データのページを決定する決定手段(CPU)と、推定されたデータ量が所定値以上の場合、復号化されたページの画像データをより圧縮率の高い第2の圧縮条件で圧縮符号化する再符号化手段(カラー画像符号化器107)とを備えることを特徴とする。
【0090】
さらにまた、本発明は、符号化手段(カラー画像符号化器103)及び再符号化手段(カラー画像符号化器107)が、JPEG方式による圧縮符号化処理を行うことを特徴とする。
【0091】
さらにまた、本発明は、符号化手段(カラー画像符号化器103)が、複数の量子化マトリックスを用いて、DCT変換された変換係数を量子化することによって、入力された画像データを異なる圧縮率で圧縮符号化することを特徴とする。
【0092】
さらにまた、本発明は、画像データが圧縮符号化されたときの第1の圧縮条件又は第2の圧縮条件に関する情報を画像データに付加する情報付加手段(CPU)をさらに備え、記憶手段(HDD109)が、第1の圧縮条件又は第2の圧縮条件に関する情報が付加された圧縮後の画像データを記憶することを特徴とする。
【0093】
さらにまた、本発明は、原稿を読み取って画像データに変換する画像入力装置(リーダー部200)又はページ記述言語レンダリング装置121に接続され、ページごとの画像データが入力可能であることを特徴とする。
【0094】
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、通常のコピージョブを例にとって本発明の一実施形態について説明を行ったが、本発明はそれに限るものではない。例えば、一般に縮小レイアウトと呼ばれる機能においても、本発明の効果が生かされるものである。
これについて、以下に説明する。
【0095】
図13は、本発明の第2の実施形態における縮小レイアウト機能を説明するための概要図である。尚、縮小レイアウトとは、複数枚の原稿を縮小して、1枚の用紙上に適切にレイアウトして出力する機能のことである。例えば、「4in1」の場合、4枚の読み取り原稿をそれぞれ50%縮小し、1枚の用紙上にレイアウトして出力することになる。
【0096】
このとき、同じ用紙上に配置されている個々の画像について、異なる量子化マトリクスを用いて圧縮が施されていると、1枚の用紙上の部分部分によって画質が異なってしまう。そこで本発明では、縮小レイアウトに用いる個々の画像ごとに再圧縮処理を施すことにより、用紙上での個々の画像の画質を揃える。以下に、本発明における縮小レイアウト時の再圧縮の制御について説明する。
【0097】
図14は、本発明の第2の実施形態における制御装置220の縮小レイアウト処理の動作手順を説明するためのフローチャートである。尚、以下は、用紙1枚出力のシーケンスであり、第1の実施形態ではページ単位で量子化マトリクスを切り替えていたが、本実施形態ではタイル単位で切り替えることになる。
【0098】
まず、制御装置220は、図5でその概念を示した圧縮された画像データをハードディスクに記憶するときのページごとの情報を管理するための管理テーブルを検索する。そして、当該出力用紙上に配置する読み取りページの中で、スキャン時に用いられたもっとも圧縮率の高い量子化マトリックスを得る(ステップS1401)。ここで、圧縮率の最も高い量子化マトリックスがT4であれば、以下のシーケンスによって出力用紙に配置すべきすべての読み取りページはT4での圧縮が施された画質に揃えられることになる。しかし、すべての読み取りページがT1で圧縮処理されている場合には、再圧縮処理を施す必要はないことになる。
【0099】
次に、制御装置220は、前述した手順で検索した当該出力用紙上に配置する読み取りページの中で、最も圧縮率の高い量子化マトリックスをカラー画像符号化器107に設定する(ステップS1402)。その後、制御装置220は、ハードディスク109から当該出力用紙上に配置する読み取りページの画像データをタイル単位に順次読み出す準備を行う(ステップS1403)。具体的には、用紙上のレイアウトに基づき、前述した管理テーブル及び各タイルのヘッダ情報を参照して、次のタイルの量子化マトリックスを得る。
【0100】
そして、得られた量子化マトリックスにより、当該タイルに対して再圧縮処理を施す必要があるかどうかを判定する(ステップS1404)。その結果、得られた量子化マトリックスが、当該出力用紙上に配置する読み取りページの中で最も圧縮率の高いものでない場合、再圧縮処理が必要であり(Yes)、再圧縮処理を行うことになる。すなわち、セレクタ112、102を設定し、図11で示した再圧縮時の経路を通して、画像データに対して出力用紙上に配置する読み取りページの中で最も高い圧縮率の量子化マトリックスによって再圧縮が行われる(ステップS1405)。
【0101】
また、得られた量子化マトリックスが、当該出力用紙上に配置する読み取りページの中で最も圧縮率の高いものである場合、再圧縮処理の必要はないため(No)、図11で示した通常の経路を通して、そのままプリントアウトされる(ステップS1406)。尚、プリントアウト時には、通常の画像データも再圧縮を施された画像データも、カラー画像復号化器111において、当該出力用紙上に配置する読み取りページの中で最も圧縮率の高い逆量子化マトリックスによって復号化される。
【0102】
さらに、読み出されたタイルが当該出力用紙上に配置する読み取りページの中で最後のタイルであるかどうか判定し(ステップS1407)、最後のタイルでない場合(No)、ステップS1403に戻る。一方、最後のタイルであれば(Yes)、プリント出力を終了する。
【0103】
すなわち、本発明は、所定の圧縮率で圧縮符号化された複数のページから成る画像データを入力する画像入力手段と、入力された画像データの各ページが圧縮符号化されたときの圧縮条件に関する情報を抽出する情報抽出手段と、圧縮条件に基づいて、圧縮符号化された画像データを復号化する復号化手段と、復号化された画像データを、抽出された圧縮条件中の最高の圧縮率による圧縮条件で圧縮符号化する再符号化手段と、圧縮符号化された画像データを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0104】
<第3の実施形態>
本発明は、第一及び第二の実施形態に限るものではなく、例えば、一般に拡大レイアウトと呼ばれる機能においても、本発明の効果が生かされるものであることを以下に説明する。
【0105】
図15は、本発明の第3の実施形態における拡大レイアウト機能を説明するための概要図である。尚、拡大レイアウトとは、1枚の原稿を分割して読み取ってそれぞれを拡大し、複数枚の用紙に出力する機能のことである。例えば、図15で示されている場合には、1枚の読み取り原稿を4つに分割して読み取り、それぞれを200%拡大し、4枚の用紙に出力することになる。これにより、ユーザは出力された用紙をのり等で貼り付けて1枚の大きな用紙にし、コピー機には通紙できないような大きな出力用紙に対するコピー出力を得ることができる。
【0106】
このとき、分割して読み取った個々の画像について、異なる量子化マトリックスを用いて圧縮が施されている場合、後でユーザが作成した大きな出力用紙上の部分部分によって画質が異なることになる。そこで本発明では、拡大レイアウトに用いる個々の画像ごとに再圧縮処理を施すことにより、用紙上での個々の画像の画質を揃える。図15で示された例のような場合、1枚の原稿を4つに分割して、4枚の原稿として読み取り動作を行う。よって、再圧縮のシーケンスは、第1の実施形態で示された手順と同じものになる。
【0107】
すなわち、本発明は、圧縮符号化された一ページ分の画像データを入力する画像入力手段と、入力された画像データを復号化する復号化手段と、復号化された画像データを所定サイズの複数の領域に分割する分割手段と、分割された領域ごとに同一条件で復号化された画像データを所定の拡大率で拡大する拡大手段と、拡大された画像データを出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0108】
また、本発明は、拡大手段が、拡大後の分割された画像データを、入力された画像データの画像サイズと同一サイズになるような拡大率で拡大することを特徴とする。
【0109】
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
【0110】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0111】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0112】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数ページからなる画像データを圧縮するジョブが与えられた場合、できる限り各ページの画質の劣化を最小限にし、出力時にはページ内の個々の領域の画質を揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるDCTを用いたカラー画像符号化器103及びカラー画像復号化器104の処理手順を説明するための概要図である。
【図3】本実施形態における圧縮処理に使用される8×8の量子化マトリクスの一例を示す図である。
【図4】本実施形態における圧縮された画像データのデータ構造を説明するための概要図である。
【図5】本実施形態における圧縮された画像データのページ毎の情報を管理するための管理テーブルの概念図である。
【図6】本実施形態における圧縮される画像データのタイルを説明するための概要図である。
【図7】本実施形態における制御装置220での画像読取処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施形態における制御装置220での再スキャン処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図9】本実施形態における制御装置220、原稿給紙ユニット250及びスキャナユニット210間の画像読取処理シーケンスの通信タイミングを示す図である。
【図10】本実施形態における制御装置220、原稿給紙ユニット250及びスキャナユニット210間の再スキャン処理が発生する画像読取処理シーケンスの通信タイミングを示す図である。
【図11】本発明の一実施形態であるプリントシーケンスにおける画像符号化部および画像復号化部を説明するためのブロック図である。
【図12】プリントシーケンスにおける制御装置220の画像読取処理の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施形態における縮小レイアウト機能を説明するための概要図である。
【図14】本発明の第2の実施形態における制御装置220の縮小レイアウト処理の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施形態における拡大レイアウト機能を説明するための概要図である。
【図16】画像メモリを備えた従来の画像処理装置の構成を説明するための概要図である。
【図17】従来の画像処理装置における制御装置、給紙ユニット及びスキャナユニット間の画像読取処理シーケンスの通信タイミングを示す図である。
【図18】再スキャン処理を行う従来の画像処理装置における制御装置、給紙ユニット及びスキャナユニット間の画像読取処理シーケンスの通信タイミングを示す図である。
【符号の説明】
100、102、112 セレクタ
101 圧縮用ブロックラインバッファ
103、107 カラー画像符号化器
104、111 カラー画像復号化器
105、115 展開用ブロックラインバッファ
106、110 圧縮メモリバッファ
109 ハードディスク(HDD)
120 符号量判定部
121 ページ記述言語レンダリング部
200 リーダー部
210 スキャナユニット
220 制御装置
250 原稿給紙ユニット
310 プリンタ部

Claims (1)

  1. 原稿を読み取り、1ページ分の画像データを発生する原稿読み取り手段と、該読み取り手段にて順次発生する画像データを1ページ毎に第1の圧縮条件、又はこれより圧縮率の高い第2の圧縮条件で圧縮符号化が可能な符号化手段と、圧縮符号化された画像データを記憶する記憶手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記読み取り手段にて発生した1ページ分の画像データを前記第1の圧縮条件で圧縮符号化している途中に、該ページのすべてが該第1の圧縮条件で圧縮符号化されたときに得られる1ページ分の符号化データ量を推定する推定工程と、
    推定された符号化データ量が目標値以下の場合、前記圧縮符号化の途中に、次に圧縮符号化するべき画像データを発生させる為に、前記読み取り手段に次の原稿の読み取り指示を出す決定をし、推定された符号化データ量が目標値以上の場合、前記圧縮符号化の途中に、前記符号化途中の画像データに相当する原稿を前記読み取り手段に再度読み取らせる指示を出す決定をする決定工程と、
    推定された符号化データ量が目標値以上の場合、前記読み取り手段にて前記原稿を再度読み取られて発生した画像データを前記第2の圧縮条件で圧縮符号化する再符号化工程と
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8295616B2 (en) 2008-01-29 2012-10-23 Seiko Epson Corporation Image processing device and method for image processing

Cited By (1)

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US8295616B2 (en) 2008-01-29 2012-10-23 Seiko Epson Corporation Image processing device and method for image processing

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