JP2003077604A - 電気部品用ソケット - Google Patents

電気部品用ソケット

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JP2003077604A
JP2003077604A JP2001269147A JP2001269147A JP2003077604A JP 2003077604 A JP2003077604 A JP 2003077604A JP 2001269147 A JP2001269147 A JP 2001269147A JP 2001269147 A JP2001269147 A JP 2001269147A JP 2003077604 A JP2003077604 A JP 2003077604A
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package
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JP2001269147A
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Hisao Oshima
久男 大島
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Enplas Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気部品を載置部に保持する際の位置決めを
する案内部のガイド寸法を安定化する。 【解決手段】 上面に電気部品4を載置する載置部5が
形成されると共にその載置部5に載置される電気部品4
の外側面の複数箇所を規制して位置決めする案内部7′
が形成されたソケット本体1と、上記載置部5に載置さ
れる電気部品4の接続端子に接触可能に設けられたコン
タクトピンと、上記載置部5に載置される電気部品4を
固定状態に保持しその接続端子を上記コンタクトピンに
接触維持する保持部材とを備えた電気部品用ソケットに
おいて、上記ソケット本体1の案内部7′を、電気部品
4の外側面に対し点接触にて当接可能な突型形状に形成
したものである。これにより、案内部7′が電気部品4
に接触して位置決めする部分が大きく変わることなく、
電気部品4を載置部5に保持する際の位置決めをする案
内部7′のガイド寸法を安定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICパッケージ等
の電気部品を着脱自在に保持し他の電気回路装置に接続
する電気部品用ソケットに関し、詳しくは、上記電気部
品を載置部に保持する際の位置決めをする案内部のガイ
ド寸法を安定化する電気部品用ソケットに係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電気部品用ソケットは、
図1に示すと同様に、上面に電気部品を載置する載置部
が形成されると共にその載置部に載置される電気部品の
外側面の複数箇所を規制して位置決めする案内部が形成
されたソケット本体1と、上記載置部に載置される電気
部品の接続端子に接触可能に設けられたコンタクトピン
2と、上記載置部に載置される電気部品を固定状態に保
持しその接続端子を上記コンタクトピン2に接触維持す
る保持部材3とを備えて構成されていた。上記電気部品
はICパッケージ等であり、このような電気部品用ソケ
ットは通常、ICソケットと呼ばれる。
【0003】上記ソケット本体1の案内部は、該ソケッ
ト本体1の上面の載置部に載置されるICパッケージを
位置決めして、例えばピン状の接続端子がコンタクトピ
ン2に接触するようにするもので、例えば図7及び図8
に示すように構成されていた。すなわち、ソケット本体
1の上面に形成された載置部5にてICパッケージ4の
四隅部に対応する位置に、平面視で略L字型の位置決め
片6が設けられており、この位置決め片6の内側の側面
に案内部7が形成されている。
【0004】上記位置決め片6の具体的な形状は、図8
に示すように、ソケット本体1の四隅部近傍にて平面視
で略L字型の部材が立設され、この略L字型の部材の内
側の側面に所定幅で平面状に突出する案内部7が形成さ
れ、この案内部7に連続する上方部分には外側から内側
に向けて傾斜するガイド面8が形成されている。上記ガ
イド面8は、ICパッケージ4を上記載置部5に落とし
込む際に、該ICパッケージ4を中心側に誘い込むよう
になっている。また、上記案内部7は、ICパッケージ
4の外側面に当接可能とされ、該ICパッケージ4を位
置決めするようになっている。なお、上記四隅部に立設
された各位置決め片6の対向する案内部7,7間の間隔
は、上記ICパッケージ4の長さ、幅よりもやや大きく
され、所定の公差が設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電気部品用ソケットにおいては、ソケット本体1の
位置決め片6の案内部7が所定幅で平面状に突出する形
状とされていたので、図7に示すように、ICパッケー
ジ4を位置決めするのに該ICパッケージ4の外側面に
案内部7が面接触して位置決めしていた。この場合、上
記案内部7の形状が変形等をせず正しく出ているときは
問題ないが、位置決め片6は成型品のため、変形した
り、倒れが発生したり、面粗さの影響が現れることがあ
った。
【0006】例えば、図9(a)に示す平面視の状態
で、案内部7が破線で示すように内側に変形することが
ある。この場合は、それらの内方に位置するICパッケ
ージ4の外側面に当接する位置が変わり、所定幅を有す
る案内部7の最も外幅側のみで当たることとなり、当初
に設定したガイド寸法が変化するものであった。また、
図9(b)に示す正面視の状態で、案内部7が破線で示
すように内側に倒れが発生することがある。この場合
は、それらの内方に落とし込まれるICパッケージ4の
通過する間隔が変わり、案内部7の最も上端側の間隔と
なり、当初に設定したガイド寸法が変化するものであっ
た。さらに、上記案内部7の表面に面粗さがある場合
は、その面粗さの最も出っ張った部分がガイド寸法を規
制することとなり、上記と同様に当初に設定したガイド
寸法が変化するものであった。
【0007】そして、上記のように案内部7によるガイ
ド寸法が変化した場合、当初に設定したガイド寸法より
も狭くなったときは、ICパッケージ4が載置部5に載
置されず、電気部品用ソケットに保持することができな
くなる。また、当初に設定したガイド寸法よりも広くな
ったときは、ICパッケージ4を載置部5にて適正に位
置決めすることができず、該ICパッケージ4の接続端
子をコンタクトピンに正しく接触させることができなく
なる。特に、最近のICパッケージ4においては、デバ
イスの高集積化によりリード状、ピン状、ボール状等の
接続端子のピッチが狭くなり、ガイド寸法の公差が小さ
く設定されているので、上記のような案内部7によるガ
イド寸法の変化の影響が大きくなるものであった。
【0008】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、電気部品を載置部に保持する際の位置決めをする
案内部のガイド寸法を安定化する電気部品用ソケットを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電気部品用ソケットは、上面に電気部
品を載置する載置部が形成されると共にその載置部に載
置される電気部品の外側面の複数箇所を規制して位置決
めする案内部が形成されたソケット本体と、上記載置部
に載置される電気部品の接続端子に接触可能に設けられ
たコンタクトピンと、上記載置部に載置される電気部品
を固定状態に保持しその接続端子を上記コンタクトピン
に接触維持する保持部材と、を備えた電気部品用ソケッ
トにおいて、上記ソケット本体の案内部を、電気部品の
外側面に対し点接触にて当接可能な突型形状に形成した
ものである。
【0010】このような構成により、ソケット本体の案
内部を突型形状に形成して電気部品の外側面に対し点接
触にて当接可能とする。これにより、電気部品に接触し
て位置決めする部分が大きく変わることなく、ほとんど
同じ部分で点接触して位置決めする。したがって、電気
部品を載置部に保持する際の位置決めをする案内部のガ
イド寸法が安定化する。
【0011】また、上記ソケット本体の案内部は、載置
部に載置される電気部品の複数の隅部に対応する位置に
形成されたものである。これにより、複数の案内部で電
気部品を載置部にて確実に位置決めする。
【0012】さらに、上記ソケット本体の案内部の突型
形状は、断面形状が半円形に突出した柱状に形成された
ものである。これにより、半円形に突出した円柱状の案
内部で電気部品の外側面に対し点接触にて当接可能とな
る。
【0013】さらにまた、上記ソケット本体の案内部の
突型形状は、断面形状が三角形に突出した柱状に形成さ
れたものである。これにより、三角形に突出した角柱状
の案内部で電気部品の外側面に対し点接触にて当接可能
となる。
【0014】また、上記ソケット本体の案内部の突型形
状は、柱状に突出した部分が下方の突出量に対して上方
の突出量が少なくなる形状に形成されたものである。こ
れにより、案内部に内側への倒れが発生することがあっ
ても、上方部分が電気部品の落とし込みを妨げることな
く、電気部品を載置部に案内して上記突型形状の案内部
の下端部で正しく位置決めする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による電
気部品用ソケットの実施の形態を示す半分断面した状態
の正面図であり、図2は上記ソケット本体の載置部に電
気部品を載置した状態を示す概要図である。この電気部
品用ソケットは、ICパッケージ等の電気部品を着脱自
在に保持し、該ICパッケージ等の初期不良を取り除く
バーンインテスト、電気的導通テスト等において他の電
気回路装置(テスト装置)に接続するもので、図1に示
すように、ソケット本体1と、コンタクトピン2と、保
持部材3とを備えて成る。
【0016】上記電気部品としてのICパッケージは、
デバイスを封入した矩形状のパッケージ本体に接続端子
を設けたもので、上記パッケージ本体の形状や接続端子
の種類により、リード型、PGA(Pin Grid Array)
型、BGA(Ball Grid Array)型等がある。以下の説
明では、矩形状のパッケージ本体の下面に多数のボール
状の接続端子をマトリクス状に配列して突出させたBG
A型のICパッケージを例として述べる。
【0017】上記ソケット本体1は、ICパッケージを
載置して位置決めするもので、図2に示すように、上面
にICパッケージ4を載置する載置部5が形成されてい
る。具体的な構造の一例としては、図1に示すように、
ソケット本体1の上面内部側に凹陥部10が形成され、
この凹陥部10の上方にフローティングプレート11が
張設されており、上記凹陥部10内に形成された突部1
2と上記フローティングプレート11の下面との間にバ
ネ13が装着されて、このバネ13で上記フローティン
グプレート11を常時上向きに押圧している。そして、
このフローティングプレート11の上面を載置部5とし
ている。なお、上記フローティングプレート11の面内
には、前記ICパッケージ4のボール状の接続端子20
(図4参照)に対応する各位置に、該接続端子20を受
け入れる導入孔14,14,…(図4参照)が穿設され
ている。また、載置部5の構造としては、上述のフロー
ティング方式に限られず、固定方式のものであってもよ
い。
【0018】上記ソケット本体1の載置部5には、位置
決め片6,6,…が設けられている。この位置決め片6
は、上記載置部5に載置されるICパッケージ4の外側
面の複数箇所を規制して位置決めする案内部を形成する
もので、図2に示すように、ICパッケージ4の複数の
隅部、例えば四隅部に対応する位置に平面視で略L字型
の部材が設けられており、この略L字型の部材の内側側
面に案内部7′が形成されている。
【0019】上記位置決め片6の具体的な形状は、図3
に示すように、ソケット本体1の四隅部近傍にて平面視
で略L字型の部材が立設され、この略L字型の部材の内
側の側面に突出する案内部7′が形成され、この案内部
7′に連続する上方部分には外側から内側に向けて傾斜
するガイド面8が形成されている。上記ガイド面8は、
ICパッケージ4を上記載置部5に落とし込む際に、該
ICパッケージ4を中心側に誘い込むようになってい
る。また、上記案内部7′は、ICパッケージ4の外側
面に当接可能とされ、該ICパッケージ4を位置決めす
るようになっている。
【0020】上記ソケット本体1の内部には、図1に示
すように、コンタクトピン2,2,…が設けられてい
る。このコンタクトピン2は、上記載置部5に載置され
るICパッケージ4の接続端子に接触して電気的に接続
するもので、導電性が良好で且つ弾性を有する金属薄板
を用いて構成され、基部側の取出し端子部2aと、ソケ
ット本体1への固定部2bと、接触弾性を有効に引き出
すために横方向へ一部屈曲させた中間屈曲部2cと、先
端部側にて上記ICパッケージ4の接続端子に接触する
コンタクト主体部2dとが形成されている。そして、上
記固定部2bを前記凹陥部10内の部材に植設して、各
コンタクトピン2,2,…の先端部側のコンタクト主体
部2dが、図4に示す導入孔14,14,…に合致する
ように位置付けられている。
【0021】上記ソケット本体1には、保持部材3が取
り付けられている。この保持部材3は、上記載置部5に
載置されるICパッケージ4を固定状態に保持しその接
続端子を上記コンタクトピン2に接触維持するもので、
一側辺部側にて開閉可能に設けられている。図1におい
て、例えば、右側辺部側に枢軸ピン15を取り付け、こ
の枢軸ピン15を回動中心としてカバー状の保持部材3
が開閉可能に取り付けられている。そして、上記枢軸ピ
ン15には弦巻バネ16が巻き付けられており、その弦
巻バネ16の両端部をソケット本体1の右側辺部側と保
持部材3の下面側に当接させることにより、その弾性力
で上記保持部材3を常時、開方向に付勢させた状態にし
ている。
【0022】一方、上記ソケット本体1の左側辺部側に
は、他の枢軸ピン17を取り付け、この枢軸ピン17を
中心として係止レバー18が回動可能に設けられてい
る。そして、上記枢軸ピン17に巻き付けられた他の弦
巻バネ19の弾性力により、上記係止レバー18は常時
起立方向に付勢されて、上記保持部材3の他端部側に係
止して閉状態に保つようになっている。
【0023】ここで、本発明においては、図2及び図3
に示すように、上記ソケット本体1の案内部7′が、I
Cパッケージ4の外側面に対し点接触にて当接可能な突
型形状に形成されている。すなわち、図3において、位
置決め片6の内側の側面に突出する案内部7′が、断面
形状が半円形に突出した柱状、つまり円柱状に形成され
ている。これにより、図8に示す従来例の場合は、所定
幅で平面状に突出する案内部7によりICパッケージ4
の外側面に面接触して位置決めしていたが、本発明の場
合は、図3に示すように、円柱状に突出する案内部7′
によりICパッケージ4の外側面に点接触して位置決め
するようになる。
【0024】このとき、上記案内部7′は、ICパッケ
ージ4の外側面に対し最も突出した部分で位置決めする
ことから、該ICパッケージ4に接触して位置決めする
部分が大きく変わることはなく、いつもほとんど同じ部
分で点接触して位置決めすることとなる。したがって、
上記位置決め片6が変形したり、倒れが発生したり、面
粗さがあったとしても、ICパッケージ4に接触して位
置決めする部分がほとんど変わらないことから、該位置
決め片6の変形や、倒れの発生、面粗さの影響を除去若
しくは軽減することができる。
【0025】なお、図2に示すように、左右又は前後に
対向する位置決め片6,6の互いに向き合う案内部
7′,7′間の間隔は、ICパッケージ4の底面部の長
さLに対して、これよりもやや大きくした寸法(L+Δ
L)とされている。また、図示は省略したが、上記長さ
Lに直交する方向においても、ICパッケージ4の底面
部の幅Wに対して、案内部7′,7′間の間隔は、それ
よりもやや大きくした寸法(W+ΔW)とされている。
この場合の上記案内部7′,7′間の寸法(L+ΔL)
及び寸法(W+ΔW)のクリアランスΔL,ΔWがガイ
ド寸法の公差となる。
【0026】次に、このように構成された電気部品用ソ
ケットの使用について、図4を参照して説明する。ま
ず、図1において、予め、ソケット本体1の下面側に突
出したコンタクトピン2の取出し端子部2aをプリント
配線板の接続孔に挿入して半田付けすることにより、上
記プリント配線板上に複数の電気部品用ソケットを配設
しておく。
【0027】この状態で、図1において、まず、ソケッ
ト本体1における係止レバー18を弦巻バネ19の弾性
力に抗して開放位置に移動させることにより、保持部材
3を弦巻バネ16の弾性力によって解放させ、該保持部
材3を解放状態に維持する。次に、このように保持部材
3が解放された電気部品用ソケットの上方に、ICパッ
ケージ4を例えば自動機により保持して搬送し、図4
(a)に示すように、ソケット本体1の載置部5に矢印
Aのように落とし込む。この場合、上記ICパッケージ
4は、載置部5の所定位置に正しく載置されればよい
が、左右どちらかに多少位置がずれることがある。この
状態では、ICパッケージ4の下面側に突出したボール
状の接続端子20,20,…は、ソケット本体1の導入
孔14,14,…には合致していない。
【0028】このとき、図4(b)に示すように、上記
ICパッケージ4の落とし込みに応じて、位置決め片6
の上部側に形成されたガイド面8の内向きの傾斜面によ
り、ICパッケージ4の両側端部が内側に滑るように案
内される。さらにICパッケージ4が下降することによ
り、図4(c)に示すように、上記ガイド面8の案内に
よって該ICパッケージ4を中心側に誘い込む。
【0029】そして、ICパッケージ4がさらに下降し
て載置部5に載置される直前では、図4(d)に示すよ
うに、位置決め片6の下部側に突出形成された円柱状の
案内部7′にICパッケージ4の外側面が接触して自動
的に位置決めされる。この状態では、図2に示すΔL
(及びΔW)のガイド寸法の公差内で位置決めされて、
ICパッケージ4のボール状の接続端子20,20,…
は、ソケット本体1の導入孔14,14,…に正しく合
致して挿入される。この結果、上記ボール状の接続端子
20,20,…がソケット本体1のコンタクトピン2,
2,…に確実に接触される。
【0030】次に、図1において、保持部材3を弦巻バ
ネ16の弾性力に抗して押圧しICパッケージ4の上面
側に被せ、さらに上記保持部材3の他端部側に弦巻バネ
19の弾性力によって係止レバー18を係止することに
より、保持部材3を閉じる。これにより、電気部品用ソ
ケットへのICパッケージ4のセットが完了し、その
後、上記ICパッケージ4に対してバーンインテストや
電気的導通テスト等を行う。
【0031】図5は、上記ソケット本体1の案内部の突
型形状の他の実施形態を示す説明図である。この実施形
態は、柱状に突出した部分が下方の突出量に対して上方
の突出量が少なくなる形状に形成したものである。すな
わち、図5(b)に示すように、側面視で下方部分に対
して上方部分が薄くなったテーパー状(円錐状)の案内
部7″に形成されている。この場合は、上記テーパー状
の案内部7″の下端部がICパッケージ4を位置決めす
る正規の案内部となる。このようにすると、図9(b)
を参照して説明した従来例のように、案内部7″が内側
に倒れが発生してもそのテーパー状(円錐状)の形状に
より、上方部分がICパッケージ4の落とし込みを妨げ
ることなく、下端部にて正しく位置決めをすることがで
きる。
【0032】図6は、上記ソケット本体1の案内部の突
型形状の更に他の実施形態を示す説明図である。この実
施形態は、案内部の断面形状を三角形に突出した柱状に
形成したものである。すなわち、三角柱状の案内部7c
に形成したものである。この場合は、三角形の頂点部で
ICパッケージ4の外側面に対し点接触にて当接可能と
なり、図3に示す案内部7′と同様に正しく位置決めす
ることができる。なお、図示は省略したが、図5に示す
と同様に、柱状に突出した部分が下方の突出量に対して
上方の突出量が少なくなる形状に形成してもよい。すな
わち、三角錐状に形成してもよい。この場合は、図5に
示すと同様に、三角錐状の案内部7cに内側への倒れが
発生してもその三角錐状の形状により、上方部分がIC
パッケージ4の落とし込みを妨げることなく、下端部に
て正しく位置決めをすることができる。
【0033】なお、以上の説明においては、電気部品と
してのICパッケージ4は、BGA型のICパッケージ
としたが、本発明はこれに限られず、リード型のICパ
ッケージ、PGA型のICパッケージ等を着脱自在に保
持する電気部品用ソケットにも同様に適用できる。これ
らの場合には、コンタクトピン2及び保持部材3等の形
状、構造はそれぞれのICパッケージに対応したものに
変更するが、位置決め片6の案内部7′,7″,7cの
形状、構造は全く同様に適用できる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
請求項1に係る発明によれば、ソケット本体の案内部を
突型形状に形成して電気部品の外側面に対し点接触にて
当接可能とする。これにより、電気部品に接触して位置
決めする部分が大きく変わることなく、ほとんど同じ部
分で点接触して位置決めすることができる。すなわち、
上記案内部が形成された部材が変形したり、倒れが発生
したり、面粗さがあったとしても、電気部品に接触して
位置決めする部分がほとんど変わらないことから、該部
材の変形や、倒れの発生、面粗さの影響を除去若しくは
軽減することができる。したがって、電気部品を載置部
に保持する際の位置決めをする案内部のガイド寸法を安
定化することができる。このことから、電気部品を電気
部品用ソケットに確実に接続して、バーンインテストや
電気的導通テスト等を正しく行うことができる。
【0035】また、請求項2に係る発明によれば、上記
ソケット本体の案内部は、載置部に載置される電気部品
の複数の隅部に対応する位置に形成されたことにより、
複数の案内部で電気部品を載置部にて確実に位置決めす
ることができる。したがって、電気部品を電気部品用ソ
ケットに確実に接続して、バーンインテストや電気的導
通テスト等を正しく行うことができる。
【0036】さらに、請求項3に係る発明によれば、上
記ソケット本体の案内部の突型形状は、断面形状が半円
形に突出した柱状に形成されたことにより、半円形に突
出した円柱状の案内部で電気部品の外側面に対し点接触
にて当接可能とすることができる。
【0037】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、上記ソケット本体の案内部の突型形状は、断面形状
が三角形に突出した柱状に形成されたことにより、三角
形に突出した角柱状の案内部で電気部品の外側面に対し
点接触にて当接可能とすることができる。
【0038】また、請求項5に係る発明によれば、上記
ソケット本体の案内部の突型形状は、柱状に突出した部
分が下方の突出量に対して上方の突出量が少なくなる形
状に形成されたことにより、案内部に内側への倒れが発
生することがあっても、上方部分が電気部品の落とし込
みを妨げることなく、電気部品を載置部に案内して上記
突型形状の案内部の下端部で正しく位置決めすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電気部品用ソケットの実施の形
態を示す半分断面した状態の正面図である。
【図2】 上記ソケット本体の載置部に電気部品を載置
した状態を示す概要図である。
【図3】 上記ソケット本体の案内部の形状を示す斜視
図である。
【図4】 ソケット本体の載置部に電気部品を載置し位
置決めする状態を示す説明図である。
【図5】 ソケット本体の案内部の突型形状の他の実施
形態を示す説明図である。
【図6】 ソケット本体の案内部の突型形状の更に他の
実施形態を示す説明図である。
【図7】 従来の電気部品用ソケットにおいて、ソケッ
ト本体の載置部に電気部品を載置した状態を示す概要図
である。
【図8】 上記従来例のソケット本体の案内部の形状を
示す斜視図である。
【図9】 従来例のソケット本体の案内部にて、その部
材が変形したり、倒れが発生した状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…ソケット本体 2…コンタクトピン 3…保持部材 4…ICパッケージ 5…載置部 6…位置決め片 7′,7″,7c…案内部 8…ガイド面 14…導入孔 20…ボール状の接続端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に電気部品を載置する載置部が形成さ
    れると共にその載置部に載置される電気部品の外側面の
    複数箇所を規制して位置決めする案内部が形成されたソ
    ケット本体と、上記載置部に載置される電気部品の接続
    端子に接触可能に設けられたコンタクトピンと、上記載
    置部に載置される電気部品を固定状態に保持しその接続
    端子を上記コンタクトピンに接触維持する保持部材と、
    を備えた電気部品用ソケットにおいて、 上記ソケット本体の案内部を、電気部品の外側面に対し
    点接触にて当接可能な突型形状に形成したことを特徴と
    する電気部品用ソケット。
  2. 【請求項2】上記ソケット本体の案内部は、載置部に載
    置される電気部品の複数の隅部に対応する位置に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の電気部品用ソケッ
    ト。
  3. 【請求項3】上記ソケット本体の案内部の突型形状は、
    断面形状が半円形に突出した柱状に形成されたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の電気部品用ソケット。
  4. 【請求項4】上記ソケット本体の案内部の突型形状は、
    断面形状が三角形に突出した柱状に形成されたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の電気部品用ソケット。
  5. 【請求項5】上記ソケット本体の案内部の突型形状は、
    柱状に突出した部分が下方の突出量に対して上方の突出
    量が少なくなる形状に形成されたことを特徴とする請求
    項3又は4記載の電気部品用ソケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100778760B1 (ko) * 2006-08-02 2007-11-29 에치디프로 주식회사 차량용 후방 감시장치
KR100934972B1 (ko) * 2009-07-13 2010-01-06 (주) 제노맥스 Ssd 소켓장치
JP2012155859A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Enplas Corp 電気部品用ソケット
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