JP2003076958A - 携帯端末装置および機能関連付け登録方法、機能選択画面表示方法 - Google Patents

携帯端末装置および機能関連付け登録方法、機能選択画面表示方法

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JP2003076958A
JP2003076958A JP2001265434A JP2001265434A JP2003076958A JP 2003076958 A JP2003076958 A JP 2003076958A JP 2001265434 A JP2001265434 A JP 2001265434A JP 2001265434 A JP2001265434 A JP 2001265434A JP 2003076958 A JP2003076958 A JP 2003076958A
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application function
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JP2001265434A
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Hideki Okii
秀樹 沖井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的とする機能を迅速かつ簡単に選択するこ
とができるICカード機能を有するようにされた携帯端
末装置を提供する。 【解決手段】 実行可能な複数のアプリケーション機能
の内の1つを親アプリ機能とし、この親アプリ機能に関
連付けるアプリケーション機能を優先アプリ機能とし
て、両者を関連付けて、非接触ICカード機能を有する
携帯端末装置に記憶しておく。携帯端末装置において
は、親アプリ機能が実行するようにされたときには、図
8Aに示す初期状態のアプリケーション機能の選択画面
から、図8Bに示すように、当該親アプリ機能に関連付
けられた優先アプリ機能を優先して選択可能な態様でア
プリケーション機能の選択画面を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、電子マ
ネー機能や定期乗車機能などを有するいわゆる非接触型
のICカード機能が搭載するようにされた携帯端末装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック・カードにIC(集積回
路)を埋め込んだICカードが利用されるようになって
きている。ICカードは、基本的にはCPU(Cent
ralProcessing Unit)、ROM(R
ead Only Memory)、EEPROM(E
lectrically Erasable Prog
rammable Read Only Memor
y)などを内蔵し、ROMやEEPROMなどのメモリ
に対するデータの入出力をCPUで管理する。
【0003】このように、ICカードの場合には、メモ
リを内蔵することにより、従来の磁気カードよりも大容
量のデータを記録できる。また、データの入出力をCP
Uが管理するため、従来の磁気カードよりもセキュリテ
ィが確保しやすい。このため、クレジットカード機能、
デビッドカード機能、電子マネー機能など複数の機能を
1枚のICカードに盛り込むことも可能なものである。
【0004】また、ICカードには、外部の機器との間
でデータの入出力を行なう場合に、接点端子を通じて行
なう接触型と、近距離無線通信により行なう非接触型と
があり、その使い勝手の良さから、非接触型ICカード
が注目を集めている。
【0005】最近では、電子マネー機能を搭載するよう
にしたICカードや鉄道会社の定期乗車券機能と電子マ
ネー機能とを搭載するようにしたICカードなどが現実
のものになってきている。ICカードは、今後ますます
種々の分野において利用されるようになると考えられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述もした
ように、1枚のICカードには複数の機能を搭載するこ
とが可能である。しかし、1枚のICカードに複数の機
能が搭載された場合には、各機能の使い分けが問題にな
る場合がある。例えば、前述もしたように、クレジット
カード機能、デビッドカード機能、電子マネー機能が1
枚のICカードに搭載された場合を考える。
【0007】クレジットカード機能、デビッドカード機
能、電子マネー機能は、いずれも決済機能である。この
ため、1枚のICカードにこれらの機能が搭載された場
合、決済時において、どの機能を用いて決済を行なうよ
うにするかが問題になる。通常は、支払が発生した場所
において利用可能な決済方法を使用者が選択できるよう
にしておくことが望ましい。
【0008】このため、ICカード機能を携帯電話端末
等の携帯端末装置に搭載し、携帯端末装置のLCD(L
iquid Crystal Display)などの
表示部や操作キーを利用し、使用者の操作に応じて利用
する機能を選択できるようにすることが考えられてい
る。この例の場合には、用いる決済機能の選択が可能と
される。
【0009】ところが、駅構内においては、電子マネー
機能しか使えないなど、決済場所によっては、利用可能
な決済機能が予め決まっている場合がある。また、遊園
地やテーマパーク内においては、種々の決済機能を用い
ることができるが、使用者自身は、電子マネー機能を主
に使用したいというように、場所によって使用する機能
が決まる場合もある。
【0010】このように、ICカードに搭載された機能
のうち、使用可能な機能、あるいは、使用したい機能が
決まっているにもかかわらず、複数の機能の中から目的
とする機能をいちいち選択しなければならないのでは面
倒である。使用可能な機能が少ないうちは良いが、IC
カードに搭載される機能は、今後ますます増えると考え
られる。
【0011】このように、利用可能な機能が増えてくる
と、目的とする機能を選択するのにも手間や時間がかか
ることになり、使用者に不便を感じさせてしまうなどの
不都合が生じてしまうことが考えられる。
【0012】以上のことにかんがみ、この発明は、目的
とする機能を迅速かつ簡単に選択することができるIC
カード機能を有するようにされた携帯端末装置、およ
び、目的とする機能を迅速かつ簡単に選択できるように
するための機能関連付け登録方法、機能選択画面表示方
法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の携帯端末装置は、複数のア
プリケーション機能が搭載された非接触型ICカード機
能を有するようにされた携帯端末装置であって、複数の
前記アプリケーション機能の一覧表示が可能な表示素子
と、前記表示素子に表示される1つ以上の前記アプリケ
ーション機能の中から主アプリケーション機能の選択入
力を受け付ける主機能受付手段と、前記表示素子に表示
される1つ以上の前記アプリケーション機能の中から前
記主機能受付手段を通じて選択された前記主アプリケー
ション機能に関連付ける少なくとも1つ以上の関連付け
アプリケーション機能の選択入力を受け付ける関連付け
機能受付手段と、前記主機能受付手段を通じて受け付け
た前記主アプリケーション機能と、前記関連付け機能受
付手段を通じて受け付けた前記関連付けアプリケーショ
ン機能とを関連付けて記憶する記憶手段とを備えること
を特徴とする。
【0014】この請求項1に記載の携帯端末装置によれ
ば、主機能受付手段を通じて受け付けられた主アプリケ
ーション機能と、関連付け機能受付手段を通じて受け付
けられた関連付けアプリケーション機能とが関連付けら
れて記憶手段に記憶される。
【0015】これにより、主アプリケーション機能と関
連付けアプリケーション機能とが有機的に結びつき、主
アプリケーション機能が実行された場合には、当該主ア
プリケーション機能に関連付けられた関連付けアプリケ
ーション機能を優先的に実行させるなどの対応が可能と
なるようにされる。
【0016】また、請求項2に記載の発明の携帯端末装
置は、請求項1に記載の携帯端末装置であって、前記複
数のアプリケーション機能の中から目的とするアプリケ
ーション機能の実行指示を受け付けるようにする実行指
示受付手段と、前記実行指示受付手段を通じて実行が指
示された前記アプリケーション機能により所定のエリア
への入場が許可された場合に、実行が指示された前記ア
プリケーション機能を主アプリケーション機能とする関
連付けアプリケーション機能が、前記記憶手段に記憶さ
れているか否かを判別する判別手段と、前記判別手段に
より、前記関連付けアプリケーション機能が記憶されて
いると判別された場合に、当該関連付けアプリケーショ
ン機能を優先的に選択可能な態様で、アプリケーション
機能の選択画面を前記表示素子に表示する表示制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0017】この請求項2に記載の発明の携帯端末装置
によれば、実行指示受付手段を通じて実行指示を受け付
けたアプリケーション機能が、所定のエリア内への入場
を許可するものであり、当該機能により所定のエリアへ
の入場が許可された場合には、実行指示により実行され
たアプリケーション機能を主アプリケーション機能と
し、これに関連付けられた関連付けアプリケーション機
能が記憶手段に記憶されているか否かが判別手段によっ
て判別される。
【0018】関連付けられた関連付けアプリケーション
機能が記憶手段に記憶されていると判別手段により判別
された場合には、当該関連付けアプリケーション機能を
優先的に選択することができるように、例えば、複数の
アプリケーション機能を表示するようにするアプリケー
ション機能の選択画面の先頭に当該関連付けアプリケー
ション機能を位置付けて表示するようにする。
【0019】これにより、所定のエリアに入場が許可さ
れた場合には、そのエリア内において、用いられる可能
性の高いアプリケーション機能である関連付けアプリケ
ーション機能が選択画面の先頭に位置付けられて、これ
を優先的に選択することができるようにされる。したが
って、所定のエリア(場所)に入場した後においては、目
的とするアプリケーション機能の選択実行を迅速かつ正
確に行なうようにすることができる。
【0020】また、請求項3に記載の発明の携帯電話端
末は、請求項2に記載の携帯端末装置であって、前記表
示制御手段は、前記実行指示受付手段を通じて実行が指
示された前記アプリケーション機能により前記所定のエ
リアからの退場が許可された場合に、アプリケーション
機能の選択画面を予め決められた態様で表示し直すよう
にすることを特徴とする。
【0021】この請求項3に記載の発明の携帯端末装置
によれば、所定のエリアへの入場が許可された後、さら
に実行指示受付手段を通じて実行が指示されたアプリケ
ーション機能により当該所定のエリアからの退場が許可
されたときには、表示制御手段により、アプリケーショ
ン機能の選択画面が例えば初期状態に戻される。これに
より、所定のエリア外に出たことを検出した場合には、
全てのアプリケーション機能を等しく実行可能な状態に
おくことができるようにされる。
【0022】また、請求項4に記載の発明の携帯端末装
置は、請求項2に記載の携帯端末装置であって、前記所
定のエリアから退場したことを示す情報の入力を受け付
ける退場指示入力受付手段を備え、前記表示制御手段
は、前記退場指示入力受付手段を通じて、前記退場した
ことを示す情報を受け付けた場合に、アプリケーション
機能の選択画面を予め決められた態様で表示し直すよう
にすることを特徴とする。
【0023】この請求項4に記載の発明の携帯端末装置
によれば、所定のエリアへの入場が許可された後、当該
所定のエリアから退場した旨の指示(通知)は、当該携
帯端末装置の使用者による退場指示入力受付手段を通じ
ての手動操作により行なわれる。そして、当該所定のエ
リアから退場した旨が当該携帯端末装置に通知された場
合に、表示制御手段により、アプリケーション機能の選
択画面が例えば初期状態に戻される。
【0024】これにより、実行指示受付手段によらなく
ても、所定のエリア外に出たことを携帯端末装置に指示
することができるようにされる。そして、所定のエリア
外においては、どの機能の実行が必要になるか分からな
いので、全てのアプリケーション機能を等しく実行可能
な状態におくことができるようにされる。
【0025】また、請求項5に記載の発明の携帯端末装
置は、請求項2または請求項3に記載の携帯端末装置で
あって前記実行指示受付手段は、近距離無線通信により
目的とするアプリケーション機能の実行指示を受け付け
るようにするものであることを特長とする。
【0026】この請求項5に記載の発明の携帯端末装置
によれば、近距離無線通信により、非接触で主アプリケ
ーション機能の実行が指示するようにされる。これによ
り、駅構内を含む鉄道施設、映画館、劇場、ショッピン
グセンターなど、所定のエリアへの入退場を主アプリケ
ーション機能により、非接触で迅速かつ簡単に行なうこ
とができるとともに、所定のエリア内においては、主ア
プリケーション機能に関連付けられた関連付けアプリケ
ーション機能を優先して選択実行させることができるよ
うにされる。
【0027】また、請求項6に記載の発明の携帯端末装
置は、請求項2に記載の携帯端末装置であって、現在位
置を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置取得手
段を通じて取得した現在位置が、前記所定のエリアに属
するか否かを判別する位置範囲判別手段とを備え、前記
表示制御手段は、前記位置範囲判別手段により、前記現
在位置取得手段を通じて取得した現在位置が、前記所定
のエリア外になったと判別された場合に、アプリケーシ
ョン機能の選択画面を予め決められた態様で表示し直す
ようにすることを特徴とする。
【0028】この請求項6に記載の発明の携帯端末装置
によれば、例えば、所定のエリアに入場が許可された
後、所定のタイミング毎に現在位置取得手段により現在
位置が取得され、位置範囲判別手段により、取得した現
在位置が当該所定のエリア内か否かが判別される。位置
範囲判別手段により、現在位置が当該所定のエリア外で
あると判別された場合には、表示制御手段により、アプ
リケーション機能の選択画面が例えば初期状態に戻され
る。
【0029】これにより、所定のエリア外に出たことを
使用者の手を煩わせることなく確実に検出し、所定のエ
リア外においては、どの機能の実行が必要になるか分か
らないので、全てのアプリケーション機能を等しく実行
可能な状態におくことができるようにされる。
【0030】また、請求項7に記載の発明の携帯端末装
置は、請求項2に記載の携帯端末装置であって、前記記
憶手段には、前記関連付けアプリケーション機能につい
ての選択回数をも前記関連付けアプリケーション機能に
対応させて記憶することができるようにされており、前
記実行指示受付手段を通じて実行が指示された前記アプ
リケーション機能により所定のエリアへの入場が許可さ
れた場合に、実行が指示された前記アプリケーション機
能を主アプリケーション機能とする関連付けアプリケー
ション機能のうち、実行するように選択された関連付け
アプリケーション機能の選択回数を更新する選択回数更
新手段を備え、前記表示制御手段は、主アプリケーショ
ン機能に関連付けられた関連付けアプリケーション機能
が複数ある場合には、当該複数の関連付けアプリケーシ
ョン機能を前記選択回数の多い順に選択可能な態様で前
記表示素子に表示するようにすることを特徴とする。
【0031】この請求項7に記載の発明の携帯端末装置
によれば、主アプリケーション機能が用いられた場合の
当該主アプリケーション機能に関連付けられた関連付け
アプリケーション機能の選択回数(実行回数)が、選択
回数更新手段により記憶手段に更新するようにされる。
【0032】そして、1つの主アプリケーション機能に
対して、複数の関連付けアプリケーション機能が関連付
けられている場合には、表示制御手段により、選択回数
が多い関連付けアプリケーション機能が優先的に選択可
能な態様でアプリケーション機能の選択画面が表示する
ようにされる。
【0033】これにより、1つの主アプリケーション機
能に複数の関連付けアプリケーション機能が関連付けら
れている場合には、使用される可能性がより高い関連付
けアプリケーション機能が優先的に選択可能な態様で、
アプリケーション機能の選択画面を表示することができ
るので、使用者の利便性を向上させることができる。
【0034】また、請求項8に記載の発明の携帯端末装
置は、複数のアプリケーション機能が搭載された非接触
型ICカード機能を有するようにされた携帯端末装置で
あって、複数の前記アプリケーション機能の一覧表示が
可能な表示素子と、前記表示素子に表示される1つ以上
の前記アプリケーション機能の中から実行するアプリケ
ーション機能の選択入力を受け付ける選択入力受付手段
と、前記選択入力受け付け手段を通じてアプリケーショ
ン機能の実行が指示された場合において、および、所定
のタイミングにおいて、現在位置を取得する現在位置取
得手段と、前記現在位置取得手段により、前記アプリケ
ーション機能の実行が指示された場合において取得した
位置情報と、実行が指示された前記アプリケーション機
能とを関連付けた使用履歴を記憶する使用履歴記憶手段
と、前記現在位置取得手段により、前記所定のタイミン
グにおいて位置情報を取得した場合に、取得した前記位
置情報に対応するエリアの位置情報を有する前記使用履
歴を前記使用履歴記憶手段から検出する使用履歴検出手
段と、前記使用履歴検出手段により、使用履歴が検出さ
れた場合に、当該使用履歴に含まれるアプリケーション
機能を優先的に選択可能な態様で、アプリケーション機
能の選択画面を前記表示素子に表示する表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0035】この請求項8に記載の発明の携帯端末装置
によれば、選択入力受付手段を通じて実行させるアプリ
ケーション機能が選択するようにされた場合には、現在
位置取得手段により現在位置が取得され、どのアプリケ
ーション機能がどこで実行するようにされたかを示す使
用履歴が使用履歴記憶手段に記憶される。
【0036】また、所定のタイミングで現在位置取得手
段により現在位置が取得され、その現在位置が属するエ
リアにおいて過去に実行されたアプリケーション機能が
あるか否かが使用履歴検出手段により検出される。そし
て、使用履歴検出手段により、当該現在位置が属するエ
リアにおいて実行されたアプリケーション機能があると
検出されたときには、そのアプリケーション機能を優先
的に選択可能なようにして、表示制御手段によりアプリ
ケーション機能の選択画面が表示される。
【0037】これにより、過去にアプリケーション機能
を使用した場所においては、その過去に使用されたアプ
リケーション機能が使用される可能性が高いので、その
過去に使用されたアプリケーション機能を優先して選択
可能なようにして、アプリケーション機能の選択画面を
表示することができるようにされる。これにより、使用
者の利便性を向上させることができる。
【0038】また、請求項9に記載の発明の携帯端末装
置は、請求項8に記載の携帯端末装置であって、前記使
用履歴記憶手段に記憶される前記使用履歴には、取得さ
れた位置情報に対応するエリアにおいて使用するように
された前記アプリケーション機能の使用回数をも含むも
のであり、前記表示制御手段は、前記所定のタイミング
において取得した前記位置情報に対応するエリアの位置
情報を有する前記使用履歴が複数あるときには、使用回
数の多いアプリケーション機能を優先的に選択可能な態
様で、アプリケーション機能の選択画面を前記表示素子
に表示することを特徴とする。
【0039】この請求項9に記載の発明の携帯端末装置
によれば、使用履歴記憶手段には、取得された現在位置
が属するエリアにおいて、使用されたアプリケーション
機能の使用回数も記憶するようにされる。すなわち、使
用履歴は、アプリケーション機能毎に使用回数が更新す
ることができるようにされている。
【0040】そして、取得した現在位置が属するエリア
において複数のアプリケーション機能が実行されていた
場合には、使用回数(実行回数)の多い順に優先して選
択可能な態様でアプリケーション機能の選択画面が表示
するようにされる。
【0041】これにより、過去に複数のアプリケーショ
ン機能を使用した場所においては、使用回数の多いアプ
リケーション機能を優先して選択することができるよう
にされ、使用者の利便性を向上させることができるよう
にされる。
【0042】また、請求項10に記載の発明の携帯端末
装置は、請求項8に記載の携帯端末装置であって、前記
位置情報取得手段は、グローバル・ポジショニング・シ
ステムを利用するものであることを特徴とする。
【0043】この請求項10に記載の発明の携帯端末装
置によれば、位置情報取得手段は、グローバル・ポジシ
ョニング・システム(GPS)が用いられるようにされ
る。これにより、現在位置を使用者の手を煩わせること
なく、比較的に正確に取得することができるようにさ
れ、使用者の利便性を向上させるために重要な使用履歴
を精度良く生成することができるようにされる。
【0044】また、請求項11に記載の発明の携帯端末
装置は、請求項8に記載の携帯端末装置であって、当該
携帯端末装置は、携帯電話端末機能を有するものであ
り、前記位置情報取得手段は、携帯電話ネットワークの
最寄りの基地局からの情報に基づいて現在位置を取得す
るようにすることを特徴とする。
【0045】この請求項11に記載の発明の携帯端末装
置によれば、当該携帯端末装置は、携帯電話端末機能を
有するものであり、位置情報取得手段は、携帯電話ネッ
トワークの基地局から送信される情報、例えば基地局の
位置情報等の情報に基づいて、使用者の現在位置を取得
するようにするものである。また、少なくとも近隣の3
つの基地局からの信号を受信し、いわゆる3点測量法を
用いるなどして現在位置を取得するようにすることも可
能となる。
【0046】これにより、現在位置を使用者の手を煩わ
せることなく、比較的に正確に取得することができるよ
うにされ、使用者の利便性を向上させるために重要な使
用履歴を精度良く生成することができるようにされる。
【0047】また、請求項12に記載の発明の携帯端末
装置は、請求項8に記載の携帯電話端末であって、当該
携帯端末装置は、携帯電話端末機能を有するものであ
り、前記位置情報取得手段として、グローバル・ポジシ
ョニング・システムを利用した現在位置の測位手段と、
携帯電話ネットワークの最寄りの基地局からの信号を用
いた現在位置の測位手段とを備え、そのうちの少なくと
も一方を用いるようにすることを特徴とする。
【0048】この請求項12に記載の発明の携帯端末装
置によれば、現在位置取得手段として、GPSを用いた
現在位置の測位と、携帯電話ネットワークの基地局から
の信号を用いた現在位置の測位との両方を用いることが
できるようにされ、このうちの少なくとも一方を用いて
現在位置が取得するようにされる。
【0049】これにより、通常はGPSを用いて現在位
置を取得するようにするが、天候などの影響により、G
PSを用いた現在位置の測位が不能である場合には、基
地局からの信号を用いた現在位置の測位が行なうように
される。もちろん、両方の測位が可能であるときには、
その両方を用いるようにすることもできるようにされ
る。
【0050】これにより、現在位置が測位できないとい
う不測の事態を防止し、現在位置を常に取得できるよう
にして、安定して使用者の利便性を良くさせるようにす
ることができるようにされる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による携帯端末装置、機能関連付け登録方法、機能選択
画面表示方法の一実施の形態について説明する。以下に
説明する実施の形態においては、この発明を携帯電話端
末に適用した場合を例にして説明する。
【0052】[第1の実施の形態]図1は、この第1の
実施の形態の携帯電話端末を説明するためのブロック図
である。図1に示す携帯電話端末100は、携帯電話機
能を有するとともに、近距離無線通信用の送受信アンテ
ナ21と、非接触ICカード部22とを備えることによ
り、複数のアプリケーション機能が搭載された非接触型
ICカード機能を有するようにしたものである。
【0053】[携帯電話機能について]まず、図1に示
す携帯電話端末100において、携帯電話機能を実現す
る部分について簡単に説明する。図1において、送受信
アンテナ1、RF入出力部2、デジタル信号処理部3、
音声出力部4、受話器として用いられるスピーカ5、送
話器として用いられるマイクロホン6、音声入力部7が
主に携帯電話機能を実現するための部分である。
【0054】また、この第1の実施の形態の携帯電話端
末100は、制御部8を備えている。制御部8は、当該
携帯電話端末100の各部を制御するものであり、図示
しないが、CPU、ROM、RAM等を備えたマイクロ
コンピュータの構成とされたものである。
【0055】図1に示すように、制御部8には、表示部
9、操作部10、外部インターフェース部(以下、外部
I/F部と略称する。)11、電源部12などが接続さ
れている。ここで、表示部9は、例えばLCDにより構
成され、比較的に大きな表示画面を有するものであり、
制御部8の制御に応じて各種の情報を表示するものであ
る。
【0056】操作部10は、数字キー、記号キー、幾つ
かのファンクションキー、回動操作と押下操作が可能な
いわゆるジョグダイヤルキーなどが設けられたものであ
り、これらの各操作キーを通じて、使用者からの操作入
力を受け付け、受け付けた情報を制御部8に通知する。
これにより携帯電話端末100は、使用者からの指示に
応じて動作することができるようにされている。
【0057】また、外部I/F部11は、例えばパーソ
ナルコンピュータなどの外部機器との接続を可能にする
ための部分であり、この外部I/F部11を通じて接続
された外部機器との間で、データやプログラムなどの各
種の情報の送信、受信を行なうことができるようにして
いる。
【0058】また、電源部12は、携帯電話端末100
の各部に電源を供給するものであり、この実施の形態に
おいては、制御部8によって制御することができるよう
にされている。また、図示しないが、この第1の実施の
形態の携帯電話端末100は、着信音や警告音を発生さ
せるリンガや着信を振動により通知するためのバイブレ
ータなどをも備えたものである。
【0059】これらの各部により実現される携帯電話機
能を用いる場合の動作について説明する。まず、当該携
帯電話端末の受信系の動作について説明する。送信され
てくる信号は、送受信アンテナ1により受信され、RF
入出力部2に供給される。
【0060】RF入出力部2は、アンテナ共用器、受信
回路、送信回路、局発部などを備えたものである。RF
入出力部2は、アンテナ1からの信号を必要なレベルに
まで増幅するなどとともに、復調処理を行ない、復調後
の信号をデジタル信号処理部3に供給する。
【0061】デジタル信号処理部3は、RF入出力部2
からの信号をA/D変換し、フェージングなどの影響除
去や、受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、
エラー訂正を行ない、適切な復号処理を行って、音声デ
ータとその他の通信データとを分離する。
【0062】そして、デジタル信号処理部3において分
離された音声データは、DSP(Digital Si
gnal Processor)の構成とされた音声出
力部4に供給され、その他の通信データである、例え
ば、各種の制御情報や文字データなどは、制御部8に供
給される。
【0063】音声出力部4は、デジタル信号処理部3か
らの音声データをD/A変換してアナログ音声信号を形
成し、これをスピーカ5に供給する。スピーカ5は、音
声出力部4からのアナログ音声信号により駆動され、受
信した信号に応じた音声を放音する。
【0064】一方、デジタル信号処理部3から制御部8
に供給された通信データは、この携帯電話端末100用
の制御データや文字データなどのデータである場合に
は、制御部8は自己のメモリに一時記憶するようにし、
この携帯電話端末100において使用するようにする。
また、それ以外の通信データは、例えば、外部I/F部
11を通じて当該携帯電話端末100に接続されたパー
ソナルコンピュータなどの外部の電子機器(外部装置)に
供給することもできるようにされている。
【0065】なお、後述もするが、携帯電話ネットワー
クを通じて受信した自機宛のデータであって、ICカー
ド機能に関するデータについては、制御部8は、そのデ
ータを後述する非接触ICカード部22に供給して、非
接触ICカード部内のメモリに記憶させるようにするな
どのこともできるようにされている。
【0066】次に、この第1の実施の形態の携帯電話端
末100の送信系について説明する。マイクロホン6
は、収音した音声をアナログ音声信号に変換し、これを
DSPの構成とされた音声入力部7に供給する。音声入
力部7は、マイクロホン6からのアナログ音声信号をA
/D変換して、デジタル音声信号を形成し、これをデジ
タル信号処理部3に供給する。
【0067】デジタル信号処理部3は、音声入力部7か
らのデジタル音声信号を所定の符号化方式で符号化して
圧縮し、所定のブロックにまとめる。またデジタル信号
処理部3は、外部装置からこの携帯電話端末に供給され
たデジタルデータを所定のブロックにまとめる。デジタ
ル信号処理部3は、圧縮されたデジタル音声信号や外部
装置からのデジタルデータをまとめ、RF入出力部2に
供給する。
【0068】RF入出力部2は、デジタル信号処理部3
からのデジタルデータから変調信号を形成し、この変調
信号を所定の送信周波数に変換して送信用変調信号を形
成する。この送信用変調信号は所定のレベルにまで増幅
され、アンテナ1から送信(放射)される。
【0069】このような受信系および送信系を備えたこ
の第1の実施の形態の携帯電話端末100においては、
待ち受け受信時においては、制御部8は、デジタル信号
処理部3からの受信信号を監視することにより、自機へ
の着信を検出する。そして、制御部8は、自機への着信
を検出した場合には、図示しないリンガを制御して、呼
び出し音(リンガ音)を放音するようにして、自機への
着信を携帯電話端末の使用者に通知する。
【0070】そして、携帯電話端末100の使用者が、
操作部10に設けられている通話開始キーを押下するな
どのオフフック操作を行なうことにより、着信に応答し
た場合には、制御部8は、送信系を通じて、接続応答を
送出するなどして通信回線を接続し、前述したように、
受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0071】また、この第1の実施の形態の携帯電話端
末から発呼する場合には、操作部10の通話開始キーを
押下するなどのオフフック操作を行った後、操作部10
の数字キー(ダイヤルキー)を通じて、また、予め登録
された電話番号リストから相手先の電話番号を選択する
ことにより、ダイヤル動作を行なうようにする。
【0072】これにより、制御部8は、発呼要求を形成
し、送信系を通じて送信することにより、目的とする相
手先の電話端末との間に通信回線を接続するようにす
る。そして、相手先からの着信応答が返信されてきて、
通信回線の接続を確認すると、前述したように、受信
系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0073】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
インターネットに接続が可能なものであり、電話会社が
提供するプロバイダ機能を通じて、電子メールの送受信
を行ったり、URL(Uniform Resourc
e Locators)を入力して送信することによ
り、Webページなどの情報を得て、この情報を表示部
9に表示したりすることができるようにしている。
【0074】[非接触型ICカード機能について]さら
に、この第1の実施の形態の携帯電話端末100には、
ICカード機能を実現するため、図1に示すように、近
距離無線通信用の送受信アンテナ21、非接触ICカー
ド部22を設けている。非接触ICカード部22と制御
部8との間においては、前述もしたように、データやコ
マンドなどの種々の情報を送受することができるように
している。
【0075】非接触ICカード部22は、図示しない
が、アンテナ21を通じて近距離通信を行なうようにす
る通信部、ROM、EEPROMなどの不揮発性メモ
リ、この不揮発性メモリに対してデータの読み出し/書
き込みを行なうリーダ/ライタ、これらの各部を制御す
るCPUを備えたものである。
【0076】ROMには、提供するアプリケーション機
能を実現するためのプログラムやフォントデータなどの
固定的データなどが記録されている。この実施の形態に
おいては、異なる複数のアプリケーション機能を実現す
るためのプログラムやデータが記録されている。
【0077】また、EEPROMなどの不揮発性メモリ
には、各アプリケーション機能実行時に必要になるデー
タであって、変更、更新が必要な情報や、使用者につい
ての個人情報等が記録される。
【0078】具体的には、この第1の実施の形態におい
て、携帯電話端末100のICカード機能により実行可
能な異なる複数のアプリケーション機能として、チケ
ットアプリケーション機能(以下、チケット機能とい
う。)、クレジットカードアプリケーション機能(以
下、クレジット機能という。)、電子マネーアプリケ
ーション機能(以下、電子マネー機能という。)、定
期乗車券アプリケーション機能(以下、定期乗車券機能
という。)の4つが用意されているものとする。
【0079】なお、チケット機能は、携帯電話端末1
00の携帯電話機能を用いて通信により映画、演劇、コ
ンサートなどのチケットが購入でき、チケットの販売元
から通信により送信されてくる購入したチケットに関す
る情報(チケット情報)である例えば、開演日、開演時
間、座先番号、購入者識別情報等を非接触ICカード部
の不揮発性メモリに記憶しておき、これらの情報を映画
館、劇場、コンサートホールなどに設置されたリーダ/
ライタにより読み出して認証が取れた場合に、これらの
場所への自動入場をできるようにするものである。
【0080】クレジット機能は、従来のクレジットカ
ードの場合と同様に、クレジットカード会社の識別情
報、会員番号、利用条件、その他の個人情報を非接触I
Cカード部22の不揮発性メモリに記憶しておき、商品
などを購入するなど決済をする必要が生じたときに販売
店舗などに設置されたリーダ/ライタにより読み出し
て、決済が可能であるか否かを判断し、決済が可能であ
るときには、販売店舗は、商品を使用者に販売し、販売
金額(代金の額)、使用者識別情報に基づいて、クレジ
ットカード会社に対して代金を請求するようにするため
のものである。なお、クレジットカード会社は使用者か
ら代金を徴収することになる。
【0081】また、電子マネー機能は、例えば、携帯
電話端末の携帯電話機能を用いて通信により、銀行に設
けられている自己の預金口座か、引き落とすようにした
お金を、電子マネー(電子データ)として非接触ICカ
ード部22の不揮発性メモリに記憶させておくことによ
り、この電子マネーを用いて即時決済できるようにする
ものである。
【0082】すなわち、買い物をした店舗においては、
当該店舗に設置されているリーダ/ライタを用いて、ま
ず非接触ICカードの不揮発性メモリから電子マネーの
残高金額を読み出し、決済に十分な残高が残っているか
否かを判断し、決済に十分であれば、非接触ICカード
の不揮発性メモリの電子マネーの残高金額から販売金額
を減算するとともに、少なくとも販売金額と顧客の識別
情報とを販売店舗側の記憶装置に記録し、この記録した
データに基づいて、使用者が電子マネーを引き出すよう
にした銀行などの金融機関から販売会社が販売金額に応
じた現金を受け取るようにするものである。
【0083】また、この第1の実施の形態において、
定期乗車券機能は、鉄道会社が販売するものであり、定
期乗車券を購入した場合に、乗車区間、利用可能期間、
使用者に関する情報を非接触ICカード部22の不揮発
性メモリに記憶させておくことにより、利用可能期間内
においては、駅構内への自動入退場を認め、決められた
乗車区間における電車への乗車を認めるようにするもの
である。なお、定期乗車券機能は、鉄道だけでなく、乗
合バスなどの不特定多数の者が利用する交通機関用とし
ても同じようにして適用可能である。
【0084】そして、からの各機能を実現するため
に、各機能を実現するためのプログラムや固定データ
が、非接触型ICカード部22のROMに記録されてい
る。また、チケット機能についての購入するようにした
チケット情報や、クレジット機能についてのクレジット
カード会社の識別情報、会員識別情報、利用条件、その
他の個人情報や、電子マネー機能についての残高情報、
定期乗車券機能についての利用可能乗車区間、利用可能
期間、その他の個人情報等が、各機能に対応して、非接
触ICカード部22の不揮発性メモリに記録されてい
る。
【0085】そして、使用者は、目的とするアプリケー
ション機能を実行する場合には、携帯電話端末100の
表示部9に表示される実行可能なアプリケーション機能
の選択画面(一覧表示)の中から目的とするアプリケー
ション機能を選択して実行することにより、その目的と
するアプリケーション機能を利用するようにすることに
なる。
【0086】しかし、携帯電話端末100の非接触IC
カード機能が提供する複数のアプリケーション機能の
内、例えば、駅構内においては、電子マネー機能が頻繁
に利用される。すなわち、駅構内においては、売店にお
いて小額の買い物をする機会は多いが、クレジット機能
を用いて比較的に高額の買い物をすることは無く、ま
た、クレジット機能自体を使用できる場所がない。ま
た、駅構内において、チケット機能を用いてチケットを
購入する操作は行なえるが、駅構内において、映画やコ
ンサートなどのチケットを購入する場面は、それほど頻
繁に発生するものでもない。
【0087】したがって、定期乗車券機能を用いて駅構
内に入場した場合には、電子マネー機能を優先的に選択
可能なように、利用可能なアプリケーション機能の選択
画面を表示するようにておくことにより、目的とするア
プリケーション機能の選択操作に手間取ったり、間違っ
たりすることなく、迅速に目的とするアプリケーション
機能の選択を行なえるようにし、使用者の利便性を高め
ることが可能である。
【0088】そこで、この第1の実施の形態の携帯電話
端末100においては、定期乗車券機能と電子マネー機
能のように、あるアプリケーション機能を主アプリケー
ション機能とし、この主アプリケーション機能が実行さ
れて所定のエリア内への入場が許可された場合には、そ
の入場したエリア内において実行される可能性の高いア
プリケーション機能を関連付けアプリケーション機能と
して、両者を関連付けておくことにより、主アプリケー
ション機能が実行された場合には、その主アプリケーシ
ョン機能に関連付けられた関連付けアプリケーション機
能を優先的に選択できるようにアプリケーション機能の
選択画面を表示するようにしている。
【0089】[アプリケーション機能の関連付け登録等
について]以下、アプリケーション機能の関連付けの登
録と、実際の使用場面における携帯電話端末100の動
作について順を追って説明する。
【0090】[使用可能アプリケーション機能の登録
(初期登録)について]まず、用可能アプリケーション
機能の登録について説明する。前述したように、この実
施の形態の携帯電話端末100には、ICカード機能と
して、チケット機能、クレジット機能、電子マネ
ー機能、定期乗車券機能の4つのアプリケーション機
能が搭載されているが、アプリケーション機能の誤使用
等を防止するため、使用者が使用意思のあるアプリケー
ション機能を予め登録しておくことにより、使用意思の
ないアプリケーション機能については、動作しないよう
にすることができるようにしている。
【0091】図2は、携帯電話端末100のICカード
機能の使用に先立って、使用者が使用する意思のあるア
プリケーション機能を登録する場合の、すなわち、当該
携帯電話端末100を通じて使用を可能にするアプリケ
ーション機能を登録する場合の携帯電話端末100にお
ける画面の遷移を示す図である。
【0092】携帯電話端末100の使用者は、当該携帯
電話端末100に電源を投入し、初期メニューを表示し
てその初期メニューの選択項目の中から「使用可能アプ
リ登録」という項目を選択すると、携帯電話端末100
の制御部8は、図2Aに示すような使用可能アプリ登録
メニューの初期画面を表示部9の表示画面に表示する。
なお、この明細書において、「アプリ」という文言は、
「アプリケーション」の略語として用いている。
【0093】図2Aに示すように、使用可能アプリ登録
メニューの初期画面には、メニュータイトル31と、ソ
フトウエアキーとして用いることができるようにされる
キー表示である登録キー32とが表示される。すなわ
ち、携帯電話端末100の表示部9の表示画面上には、
押圧操作された表示画面上の座標位置の検出が可能ない
わゆるタッチパネルが貼付されており、表示部9の表示
画面上の「登録」という文字が表示された部分に使用者
が指などで触れることにより、携帯電話端末100に対
して登録を指示することができるようにしている。
【0094】使用者が使用を可能にするアプリケーショ
ン機能の登録を行なう場合には、表示画面上の登録キー
32の表示部分のタッチパネルに触れることにより、登
録処理の開始を指示する。使用を可能にするアプリケー
ション機能の登録を行なわない場合には、いわゆるエス
ケープキーに相当する操作キーを押下するなど、所定の
操作を行なうことにより初期メニューに戻ることもでき
るようにされる。
【0095】そして、使用者により登録キー32が操作
された場合には、携帯電話端末100の制御部8は、非
接触ICカード部22のメモリから、実行可能なアプリ
ケーション機能として用意されている全てのアプリケー
ション機能の識別名称情報を読み出し、これを図2Bに
示すように一覧表示する。
【0096】図2Bにおいては、チケット機能に対応す
る表示項目33a、クレジット機能に対応する表示項目
33b、電子マネー機能に対応する表示項目33c、定
期乗車券機能に対応する表示項目33dが表示されてい
る。このように一覧表示されたアプリケーション機能の
中から使用を可能にするアプリケーション機能を選択し
て登録する。
【0097】そして、この第1の実施の形態の携帯電話
端末100においては、アプリケーション機能の誤選択
を防止するため、例えば、操作部10に設けられている
ジョグダイヤルキーを回動操作することにより、あるい
は、所定の操作キーを押下操作することにより、カーソ
ル位置を上から下へ向かう方向に順に表示項目を1づつ
変えるように移動させることができるようにしている。
【0098】なお、図2Bに示したように、アプリケー
ション機能の一覧表示がされた一番初めにおいては、図
2Bにおいて斜線で示すように、カーソル位置は、一覧
表示画面の最上段に位置付けられる。そして、上述のよ
うな所定の操作を行なうことにより、カーソル位置が最
下段にまで移動すると、カーソル位置は、また最上段に
位置付けられ、常に上から下へ向かう順での選択が可能
になるようにしている。
【0099】そして、使用を可能にするアプリケーショ
ン機能に対応する表示項目にカーソルを位置付け、登録
キー32を操作するようにすると、制御部8は、選択さ
れたアプリケーション機能を例えば非接触ICカード部
22の不揮発性メモリに記録するようにするとともに、
図2Cに示すように、選択されたアプリケーション機能
に対応する表示項目のみを表示し、その表示項目に対応
するアプリケーション機能が使用可能になったことを使
用者に知らせる。
【0100】使用を可能にするアプリケーション機能
が、チケット機能だけである場合には、使用者はソフト
ウエアキーの構成とされた終了キー36を操作する。終
了キー36が操作された場合には、制御部8は、表示部
9への表示を、例えば、初期メニューや初期画面などの
所定の画面に戻し、他の処理の実行を可能にする。
【0101】また、他のアプリケーション機能の使用を
も可能にしたい場合には、ソフトウエアキーの構成とさ
れた追加キー35を操作する。追加キー35が操作され
た場合には、制御部8は、図2Bに示した選択画面を再
度表示し、使用を可能にするアプリケーション機能の選
択を可能にする。なお、図2Bに示したような選択画面
の再度の表示の場合には、既に選択されたアプリケーシ
ョン機能の表示項目を表示しないようにしたり、あるい
は、表示しても選択を不能にしたりしておくことによ
り、重複選択を防止することができる。
【0102】このように、使用を可能にするアプリケー
ション機能の登録を行なうことによって、非接触ICカ
ード部22の不揮発性メモリには、図5に示すよな使用
を可能するように登録されたアプリケーション機能の登
録テーブルである使用可能登録アプリケーションテーブ
ルが作成され、使用が可能となるように使用者によって
登録されたアプリケーション機能は何かを把握すること
ができるようにしている。
【0103】図5においては、使用可能登録アプリケー
ションテーブルに録される情報は、アプリケーション機
能を識別するためのアプリケーションIDと、アプリケ
ーション名である場合の例を示した。しかしこれに限る
ものではない。登録情報としては、アプリケーションI
Dだけでも良いし、逆に他の種々の情報を当該テーブル
に加えるようにしてもよい。
【0104】このように、使用者自身が使用する意思の
あるアプリケーション機能を予め登録しておくことによ
り、前述もしたように、登録されていないアプリケーシ
ョン機能を誤って動作させてしまうなどという不都合を
防止することができる。
【0105】なお、複数のアプリケーション機能が使用
可能となるように登録された場合において、実行するア
プリケーション機能の選択は、詳しくは後述もするが、
例えば、図2Bに示したような態様で一覧表示される使
用可能アプリメニューから目的とするアプリケーション
機能を選択することにより行なうことができる。
【0106】この場合、複数のアプリケーション機能の
表示順は、通常時においては、図2を用いて前述した使
用可能アプリケーション機能の登録処理時の登録順とな
るようにされている。また、選択も登録時と同様に、カ
ーソル位置を表示画面上において上から下へ順次に移動
させて選択し、確定することにより選択した機能が実行
するようにされる。
【0107】また、この第1の実施の形態においては、
図5に示したように、チケット機能、クレジット機
能、電子マネー機能、定期乗車券機能の4つのアプ
リケーション機能の全部を使用可能にするように登録し
たものとして以下の説明を進める。
【0108】[優先アプリケーション機能の関連付けの
登録について]次に、使用を可能にする登録がされたア
プリケーション機能同士の関連付けの登録について説明
する。前述のように、複数の異なるアプリケーション機
能が使用可能とされた場合に、所定のアプリケーション
機能を実行させた後においては、利用可能なアプリケー
ション機能が限られる場合がある。前述もしたように、
定期乗車券機能と電子マネー機能との関係がその一例で
ある。
【0109】そこで、前述もしたように、このようなア
プリケーション機能同士を関連付けおくことにより、ア
プリケーション機能が実行されたときに、そのアプリケ
ーション機能に関連付けられたアプリケーション機能が
ある場合には、これを優先的に選択可能にすることによ
って、使用者の利便性を向上させるようにする。
【0110】以下においては、定期乗車券機能と電子マ
ネー機能とを関連付ける場合を例にして説明する。図
3、図4は、アプリケーション機能同士の関連付けを登
録する場合の携帯電話端末100においての連付け登録
画面の遷移を示す図である。
【0111】ICカード機能の1つである定期乗車券機
能を用いて駅構内に入場した場合には、電子マネー機能
をよく利用することに着目し、定期乗車券機能を主アプ
リケーション機能(親アプリ機能)とし、電子マネー機
能を関連付けアプリケーション機能(優先アプリ機能)
として関連付けて登録しようとする場合、使用者は、例
えば初期メニューの選択項目の中から「優先アプリケー
ション登録」を選択する。
【0112】「優先アプリケーション登録」が選択され
た場合には、携帯電話端末100の制御部8は、図3A
に示すように、優先アプリ登録メニューの初期画面を表
示する。この初期画面には、実行する処理を示すメニュ
ータイトル41と、ソフトウエアキーの構成とされた親
の選択キー42とが表示されている。
【0113】ここで、親の選択を行なう場合には、選択
キー42を操作するようにする。親アプリ機能の選択を
行なわない場合には、図2を用いて前述した使用可能ア
プリケーション機能の登録の場合と同様に、所定の操作
を行なうことにより、例えば初期メニューなどに戻るこ
とができるようにされる。
【0114】そして、親の選択キー43が操作されたと
きには、制御部8は、図3Bに示すように、親アプリ機
能を選択するために、使用が可能なアプリケーション機
能として登録されているアプリケーション機能を一覧表
示し、親アプリ機能の選択を受け付けるようにする。
【0115】この図3Bに示す例の場合には、メニュー
タイトル41に続き、チケット機能、クレジット機
能、電子マネー機能、定期乗車券機能のそれぞれに
対応した表示項目43a、43b、43c、43dが表
示され、使用が可能とされた4つのアプリケーション機
能の中から親アプリ機能とするアプリケーション機能の
選択入力を受け付けることができるようにされる。この
図3Bの場合には、定期乗車券機能に対応する表示項目
43dにカーソルが位置付けられ、親アプリ機能とし
て、定期乗車券機能が選択された場合を示している。
【0116】この関連付け登録の場合にも、図2を用い
て前述した使用可能アプリケーション機能の登録の場合
と同様に、目的とするアプリケーション機能の選択は、
ジョグダイヤルキーを回動操作することにより、あるい
は、所定の操作キーを押下操作することにより、カーソ
ル位置を上から下へ向かう方向に順に表示項目を1づつ
変えて選択することができるようにされる。
【0117】そして、目的とするアプリケーション機能
の表示項目にカーソルを位置付け、ジョグダイヤルキー
を押下操作することにより、あるいは、所定の確定キー
を操作することにより、選択したアプリケーション機能
を親アプリ機能として確定することができるようにして
いる。
【0118】親アプリ機能の選択、確定操作が行われる
と、制御部8は、親アプリ機能に関連付ける優先アプリ
機能の選択入力を受け付けるための図4Cに示す画面を
表示部9の表示画面に表示する。図4Cの場合、定期乗
車券機能が親アプリ機能として選択されたことを示すた
めに、選択親アプリ機能の表示45を行なうとともに、
優先アプリ機能として選択可能なアプリケーション機能
に対応して、表示項目44a、44b、44cを表示す
る。この場合、表示45は、例えば反転表示され他の表
示項目と区別するようにされる。
【0119】そして、親アプリ機能を選択した場合の操
作と同様にして、親アプリ機能に関連付ける優先アプリ
機能を選択する。図4Cに示した例の場合には、電子マ
ネー機能に対応する表示項目44cが反転表示され、電
子マネー機能が親アプリ機能に関連付けられる優先アプ
リ機能として選択されたことが使用者に通知される。
【0120】そして、制御部8は、図4Dに示すよう
に、ソフトウエアキーの構成とされた追加キー46、終
了キー47を表示部9の表示画面に表示し、優先アプリ
機能の追加を行なうか、関連付けアプリケーション機能
の選択を終了するかを受け付ける。この第1の実施の形
態の携帯電話端末100においては、1つの親アプリ機
能に対して複数の優先アプリ機能を関連付けることがで
きるようにしており、このために追加キー46を設けて
いる。
【0121】図4Dに示した表示画面において、追加キ
ー46が操作されたときには、制御部8は、関連付けア
プリケーション機能の追加が指示されたと判断し、図4
Cに示した優先アプリ機能の選択画面に戻り、さらに優
先アプリ機能の選択入力を受け付けるようにする。
【0122】また、図4Dに示した表示画面において、
終了キー47が操作されたときには、制御部8は、優先
アプリ機能の選択は終了したと判断し、図3Bに示した
画面において選択されたアプリケーション機能である定
期乗車券機能を親アプリ機能とし、図4Cに示した画面
において選択されたアプリケーション機能である電子マ
ネー機能を親アプリ機能に関連付ける優先アプリ機能と
して非接触ICカード部22の不揮発性メモリに記録す
る。
【0123】この例の場合には、図6に示すように、親
アプリ機能としの定期乗車券機能と、親アプリに関連付
ける優先アプリ機能としての電子マネー機能とが、非接
触ICカード部22の不揮発性メモリの優先アプリケー
ション対応付けテーブルに関連付けられて記録される。
【0124】なお、図6においては、親アプリ機能の識
別IDと名称、親アプリに関連付けられた優先アプリ機
能の識別IDと名称とが関連付けられて記憶された場合
の例を示している。しかし、優先アプリケーション対応
付けテーブルに記録するデータは、これに限るものでは
ない。例えば、少なくとも親アプリ機能の識別IDと、
これに関連付ける優先アプリIDとだけでもよいし、親
アプリ機能、優先アプリ機能とも、必要な他の情報を優
先アプリケーション対応付けテーブルに記録するように
してもよい。
【0125】また、1つの親アプリ機能に対して、複数
の優先アプリ機能を関連付ける場合には、関連付けた複
数の優先アプリ機能のそれぞれに優先順位を設定した
り、使用回数を更新したりしておくことにより、使用回
数の多い順に優先順位を高くするようにすることもでき
る。
【0126】このように、親アプリ機能(主アプリケー
ション機能)に関連付けて、優先アプリ機能(関連付け
アプリケーション機能)を登録しておくことにより、親
アプリ機能が実行された場合には、関連付けられた優先
アプリ機能のみを実行可能となるようにしたり、後述す
るように、優先して選択可能なようにアプリケーション
機能の選択画面を表示したりすることが可能となる。
【0127】[親アプリ機能の使用時の動作について]
次に、前述したように、親アプリ機能としての定期乗車
券機能と、優先アプリ機能としての電子マネー機能とを
関連付けて登録した場合であって、定期乗車券機能を用
いた場合のアプリケーション機能選択画面の表示処理に
ついて説明する。
【0128】図7は、携帯電話端末100に搭載するよ
うにされた非接触ICカード機能の1つである定期乗車
券機能を用い、自動改札装置200を通って駅構内に入
場する場合を説明するための図である。
【0129】この実施の形態において、定期乗車券機能
だけは、アプリケーション機能の選択画面から定期乗車
券機能を選択して実行するのではなく、自動改札装置の
読み出し/書き込み部(リーダ/ライタ:図7において
はR/Wと記載。)との間で通信を行なうことによって
自動的に動作することができるようにしている。いちい
ち定期乗車券機能を選択してから利用するようにするの
では、改札口付近における人の流れをスムースにするこ
とができない場合もあると考えられるためである。
【0130】携帯電話端末100の使用者が、携帯電話
端末100の有する非接触ICカード機能の定期乗車券
機能を用い、自動改札装置200を通じて駅構内に入場
する場合には、使用者は、携帯電話端末100を駅の改
札口に設置されている自動改札装置200のリーダ/ラ
イタ201に近づけるようにして、自動改札装置200
を通過するようにする。
【0131】この場合、図7において、楕円形内に拡大
して示すように、携帯電話端末100の非接触ICカー
ド部22と、自動改札装置200のリーダ/ライタ20
1とは相互に通信を行ない必要な情報の送受を行なう。
例えば、自動改札装置200のリーダ/ライタ201
は、携帯電話端末100の非接触ICカード部22か
ら、乗車有効期間、乗車区間などの必要な情報を読み出
し、有効期間内であるか、乗車を許可してよい乗車区間
内であるかなどの判断を行ない、当該携帯電話端末10
0の使用者を通過させるか否かを判断する。
【0132】定期乗車券機能を使用するようにした当日
が、定期乗車券機能が示す乗車有効期間外であったり、
あるいは、入場しようとしている当該駅が、定期乗車券
機能が示す区間外の駅であったりするために、駅構内へ
の立ち入りを許可しない場合には、自動改札装置200
は、図示しないが自動改札装置200に設けられている
扉を閉め、警告音を放音するなどして、駅構内への入場
を不許可とする。
【0133】何も問題がない場合には、図7において、
楕円形内に拡大して示したように、自動改札装置200
は、いつ(乗車日時)、どの駅から入場したか(乗車
駅)などを示す入場データを、携帯電話端末100の非
接触ICカード部22に送信し、これを携帯電話端末1
00の非接触ICカード部22が受信して、自己の不揮
発性メモリに記録するようにする。このようにして、携
帯電話端末100の使用者は、携帯電話端末100を自
動改札装置のリーダ/ライタにかざすだけで駅構内への
入場が許可される。
【0134】そして、定期乗車券機能が実行されて駅構
内への入場が許可された場合、すなわち入場データを自
動改札装置200から受信したときには、携帯電話端末
100の非接触ICカード部22のCPUは、自己の不
揮発性メモリ内の優先アプリケーション対応付けテーブ
ルを参照し、実行された定期乗車券機能を親アプリ機能
とする優先アプリ機能が登録されているか否かを判断す
る。
【0135】定期乗車券機能を親アプリ機能とする優先
アプリ機能が登録されている場合には、使用可能登録ア
プリケーションテーブルに登録されているアプリケーシ
ョン機能を選択するための選択画面において、当該優先
アプリ機能を当該選択画面の最上段に表示するように、
選択画面の表示順を並べ替え、並べ替えた後の選択画面
を表示するようにする指示を携帯電話端末100の制御
部8に提供する。
【0136】制御部8は、非接触ICカード部22から
の指示に応じて、定期乗車券機能に関連付けられた優先
アプリ機能を最上段に表示するアプリケーション機能の
選択画面を表示部9の表示画面に表示する。したがっ
て、この例の場合には、定期乗車券機能に関連付けられ
ている優先アプリ機能は、電子マネー機能であるので電
子マネーを最上段にしたアプリケーション機能の選択画
面が表示されることになる。
【0137】図8は、定期乗車券機能を用いて駅構内に
入場する前後のアプリケーション機能の選択画面の表示
例を説明するための図である。図8Aは、定期乗車券機
能を用いて駅構内に入場する前のアプリケーション機能
の選択画面を示している。この場合、選択画面には、図
2を用いて説明した使用可能アプリケーション機能の登
録時の登録順に表示されるため、チケット機能、クレジ
ット機能、電子マネー機能の順に表示されている。
【0138】そして、図8Bは、定期乗車券機能が用い
られて、駅構内に入場した後のアプリケーション機能の
選択画面を示している。定期乗車券機能が用いられて、
駅構内に入場した場合には、前述したように定期乗車券
機能に関連付けられた優先アプリ機能を優先して選択可
能な態様でアプリケーション機能の選択画面が表示され
る。
【0139】したがって、選択画面の最上段に表示され
ている表示項目に対応するアプリケーション機能を選択
する場合には、最上段の表示項目に位置付けられている
カーソルを移動させることなく、確定する操作を行なう
ことによって、そのアプリケーション機能を実行するこ
とができる。
【0140】したがって、駅構内において利用される可
能性の高い電子マネー機能を迅速に選択して利用できる
ようにすることができる。また、目的とするアプリケー
ション機能の選択間違いなどの不都合を防止し、使用者
にとって使い勝手のよい携帯電話端末を提供することが
できる。
【0141】次に、定期乗車券機能を用いて、駅構内か
ら退場する場合の処理について説明する。図9は、携帯
電話端末100に搭載するようにされた非接触ICカー
ド機能の1つである定期乗車券機能を用い、自動改札装
置を通って駅構内に入場した後、自動改札装置200を
通って駅構外に退場する場合を説明するための図であ
る。
【0142】駅構内に入場したときとと同じように、携
帯電話端末100の使用者が、携帯電話端末100の有
する非接触ICカード機能の定期乗車券機能を用い、自
動改札装置200を通じて駅構外に退場する場合には、
使用者は、携帯電話端末100を駅の改札口に設置され
ている自動改札装置200のリーダ/ライタ202に近
づけるようにして、改札口200を通過するようにす
る。
【0143】この場合、図9において、楕円形内に拡大
して示すように、携帯電話端末100の非接触ICカー
ド部22と、自動改札装置200のリーダ/ライタ20
2とは相互に通信を行ない必要な情報の送受を行なう。
例えば、自動改札装置200のリーダ/ライタ201
は、携帯電話端末100の非接触ICカード部22か
ら、乗車日時、乗車駅などの必要な情報を読み出し、乗
り越し清算が必要かなどの判断を行なう。
【0144】乗り越し清算などの必要がない場合には、
図9において、楕円形内に拡大して示したように、入場
データに対応して、いつ(降車日時)、どの駅で退場し
たか(降車駅)などを示す退場データを、携帯電話端末
100の非接触ICカード部22の不揮発性メモリに記
録するようにする。このようにして、携帯電話端末10
0の使用者は、携帯電話端末100を自動改札装置のリ
ーダ/ライタにかざすだけで駅構外への退場が許可する
ようにされる。
【0145】また、乗り越し清算が必要な場合には、電
子マネー機能を用いるなどして清算が可能か否かを判断
し、可能である場合には自動清算して駅構外への退場を
できるようにする。残高不足などのために自動清算がで
きないときには、携帯電話端末100を清算器のあると
ころまで持っていき、清算器に現金を投入するなどし
て、清算するようにして退場できるようにする。いずれ
の場合にも、自動改札装置、あるいは、清算器および自
動改札装置との間で携帯電話端末100は通信を行なう
ことにより、退場データの提供を受けて、退場できるよ
うにされる。
【0146】そして、定期乗車券機能が実行されて駅構
外への退場が許可された場合、すなわち退場データを自
動改札装置200から受信したときには、携帯電話端末
100の非接触ICカード部22のCPUは、選択画面
の表示順を通常時の状態に並べ替え、並べ替えた後の選
択画面を表示するようにする指示を携帯電話端末100
の制御部8に提供する。
【0147】制御部8は、非接触ICカード部22から
の指示に応じて、通常時のアプリケーション機能の選択
画面を表示部9の表示画面に表示する。すなわち、駅構
外に退場したときには、次にどの機能が選択されるか分
からないので、元の登録順の選択画面(通常時の選択画
面)を表示し直す。
【0148】図10は、定期乗車券機能を用いて駅構外
に退場する前後のアプリケーション機能の選択画面の表
示例を説明するための図である。図10Aは、定期乗車
券機能を用いて入場した駅構内にいる場合のアプリケー
ション機能の選択画面を示している。これは、図8Bに
示した状態と同じ状態であり、駅構内において、使用頻
度の高い電子マネー機能が優先的に選択可能なように、
最上段に表示するようにされたものである。
【0149】そして、図10Bは、定期乗車券機能が用
いられて、駅構外に入場した後のアプリケーション機能
の選択画面を示している。この場合、選択画面には、図
2を用いて説明した使用可能アプリケーション機能の登
録時の登録順に各アプリケーション機能に対応する表示
項目が表示されるため、チケット機能、クレジット機
能、電子マネー機能の順に表示されている。
【0150】これにより、駅構外に退場した場合には、
次にどのアプリケーション機能が選択実行されるか分か
らないので、アプリケーション機能の選択画面を初期状
態(登録順に表示する状態)に戻し、慣れた順番で表示
される選択画面を通じてアプリケーション機能の選択を
行なうようにすることができるようにされる。
【0151】次に、前述した使用を可能にするアプリケ
ーション機能の登録処理(使用可能アプリ登録処理)、
優先アプリケーション機能の関連付けの登録処理(優先
アプリケーション登録処理)、アプリケーション機能の
実行時の処理のそれぞれについて、図11〜図13の内
の対応するフローチャートを用いて説明する。
【0152】[使用可能アプリ登録処理について]図1
1は、使用可能アプリ登録処理について説明するための
フローチャートであり、主に携帯電話端末100の制御
部8において行なわれる処理である。この図11に示す
処理は、前述もしたように、携帯電話端末100の初期
メニューから選択項目である「使用可能アプリ登録」を
選択した場合に、制御部8において実行される処理であ
る。
【0153】まず、制御部8は、図2Aに示したよう
に、使用可能アプリ登録メニューの初期画面を表示部9
の表示画面に表示するようにし(ステップS101)、
登録処理の開始を指示する登録キー32に対する使用者
からの操作を受け付けるようにする(ステップS10
2)。そして、登録ボタンが操作された場合には、図2
Bに示したように、使用可能なアプリケーション機能と
して今だ登録されていないアプリケーション機能の一覧
表示を表示部9の表示画面に表示する(ステップS10
3)。
【0154】そして、制御部8は、使用を可能にするア
プリケーション機能の選択入力を受け付け(ステップS
104)、追加キーと終了キーとからなる操作キーに対
する使用者からの操作を受け付ける(ステップS10
5)。そして、制御部8は、追加キーと終了キーのいず
れが操作するように判断する(ステップS106)。
【0155】ステップS106の判断処理において、追
加キーが操作されたと判断したときには、制御部8は、
ステップS104からの処理を繰り返し、追加キーでは
なく、終了キーが操作されたと判断したときには、選択
されたアプリケーション機能を使用可能なアプリケーシ
ョン機能として、使用可能アプリ登録メニューに追加登
録する(ステップS107)。すなわち、このステップ
S107の処理は、図5に示したように、選択されたア
プリケーション機能を自己の不揮発性メモリの使用可能
登録アプリケーションテーブルに登録し、これを表示部
9に表示するようにする処理である。
【0156】このようにして、携帯電話端末100の使
用者が使用する意思のあるアプリケーション機能が、当
該携帯電話端末100に登録され、当該携帯電話端末1
00において実行可能なアプリケーション機能として認
識するようにされる。逆に言えば、使用可能なアプリケ
ーション機能として登録されていないアプリケーション
機能は、当該携帯電話端末100では使用できないの
で、使用者が使用意思のないアプリケーション機能を使
用者が意識しないうちに実行してしまうなどの不都合を
防止することができる。
【0157】[優先アプリケーション登録処理につい
て]図12は、優先アプリケーション登録処理について
説明するためのフローチャートであり、主に携帯電話端
末100の制御部8において行なわれる処理である。こ
の図12に示す処理は、前述もしたように、携帯電話端
末100の初期メニューから選択項目である「優先アプ
リケーション登録」を選択した場合に、制御部8におい
て実行される処理である。
【0158】初期メニューから選択項目である「優先ア
プリケーション登録」が選択されると、制御部8は、図
3Aに示したように、優先アプリ登録メニューの初期画
面を表示し(ステップS201)、親アプリの選択開始
指示を受け付ける親の選択キー43に対する操作を受け
付ける(ステップS202)。
【0159】親の選択キー43を通じて親の選択開始指
示を受け付けると、制御部8は、図3Bに示したよう
に、自己の不揮発性メモリ(使用可能登録アプリケーシ
ョンテーブル)に登録されている使用可能アプリケーシ
ョン機能を一覧表示する(ステップS203)。そして、
親アプリ機能とするアプリケーション機能の選択入力を
受け付ける(ステップS204)。
【0160】親アプリ機能の選択入力を受け付けると、
制御部8は、図4Cに示したように、親アプリ機能に対
して関連付けることが可能なアプリケーション機能を一
覧表示し(ステップS205)、親アプリ機能に対応付
ける優先アプリ機能の選択入力を受け付ける(ステップ
S206)。この優先アプリ機能の選択も親アプリの選
択の場合と同様の操作によって行なわれる。
【0161】そして、1つの優先アプリ機能の選択入力
を受け付けると、制御部8は、追加キー46、終了キー
47のいずれかの操作キーに対する操作入力を受け付け
る(ステップS207)。そして、制御部8は、追加キ
ー46が操作されたか否かを判断する(ステップS20
8)。
【0162】ステップS208の判断処理において、追
加キー46が操作されたと判断したときには、制御部8
は、ステップS206からの処理を繰り返し、親アプリ
機能に関連付ける他の優先アプリ機能の選択入力を受け
付ける。
【0163】ステップS208の判断処理において、操
作されたのは追加キー46でないと判断したときには、
操作されたのは終了キー47であると判断し、前述した
ように使用者によって選択された親アプリ機能と優先ア
プリ機能とを関連付けて非接触ICカード部22の不揮
発メモリに記憶し(ステップS209)、この図12に
示す処理を終了する。すなわち、図6に示したように、
優先アプリケーション関連付けテーブルを作成すること
になる。
【0164】このようにして、目的とするアプリケーシ
ョン機能を親アプリ機能とし、これに目的とするアプリ
ケーション機能を優先アプリ機能として関連付けて記憶
しておくようにすることにより、親アプリ機能を実行し
たときには、これに関連付けられた優先アプリ機能を他
のアプリケーション機能に優先して実行可能なようにす
るなどのことができるようにされる。
【0165】[アプリケーション機能の実行時の処理に
ついて]図13は、アプリケーション機能の実行時の処
理を説明するためのフローチャートであり、すべてのア
プリケーション機能が非起動状態にあるときに、主に携
帯電話端末100の制御部8において所定のタイミング
毎に行なわれる処理である。
【0166】携帯電話端末100の制御部8は、所定の
タイミング毎に、図13に示す処理を実行し、自機が備
える非接触型ICカード機能により実行可能ないずれか
のアプリケーション機能の実行が指示されたか否かを判
断する(ステップS301)。このステップS301の
処理において、制御部8は、前述した定期乗車券機能の
場合には、自動改札装置との間で通信が行なわれた場合
に、その他のアプリケーション機能の場合には、メニュ
ー画面からアプリケーション機能の選択が行なわれた場
合に、アプリケーション機能の実行ありと判断する。
【0167】ステップS301の判断処理において、ア
プリケーション機能の実行指示は無いと判断したときに
は、制御部8は、この図13に示す処理を抜け、メイン
のルーチンに戻り、他の処理、例えば、図13に示す処
理の次の実行タイミングまで待つ処理などに移ることに
なる。
【0168】ステップS301の判断処理において、ア
プリケーション機能の実行が指示されたと判断したとき
には、その実行が指示されたアプリケーション機能を実
行し、所定の処理を行なうようにする(ステップS30
2)。そして、制御部8は、実行するようにしたそのア
プリケーション機能を親アプリ機能として、優先アプリ
機能が関連付けられているか否かを判断する(ステップ
S303)。このステップS303の判断処理は、実行
指示されたアプリケーション機能に基づいて、図6に示
したように非接触ICカード部22の不揮発メモリ内に
形成される優先アプリケーション関連付けテーブルを参
照して行なうことになる。
【0169】ステップS303の判断処理において、関
連付けられタ優先アプリ機能は無いと判断したときに
は、制御部8は、図13に示す処理を抜けて、他の処理
を行なうことになる。ステップS303の判断処理にお
いて、実行するようにしたアプリケーション機能には、
優先アプリ機能が関連付けられていると判断したときに
は、実行した処理は、所定のエリアへの入場処理か否か
を判断する(ステップS304)。
【0170】ステップS304の判断処理において、実
行したアプリケーション機能が、たとえば、前述した定
期乗車券機能であり、鉄道会社の駅構内への入場処理な
ど、所定のエリアへの入場処理であると判断したときに
は、図8Bを用いて説明したように、優先アプリ機能を
アプリケーション機能の選択一覧表の上位に位置付ける
ように並べ替えて表示し(ステップS305)、この図1
3に示す処理を抜ける。
【0171】また、ステップS304の判断処理におい
て、実行したアプリケーション機能が、例えば、前述し
た定期乗車券機能であり、鉄道会社の駅構内からの退場
処理など、所定のエリアからの退場処理であると判断し
たときには、図10Bを用いて説明したように、アプリ
ケーション機能の選択一覧表を初期状態の表示に戻し
(ステップS306)、この図13に示す処理を抜ける。
【0172】このように、この第1の実施の形態の携帯
電話端末100においては、非接触ICカード機能とし
て提供される複数のアプリケーション機能のうち、ある
アプリケーション機能が実行された後において、よく実
行されるアプリケーション機能が決まっていたり、ある
アプリケーション機能が実行された後においては、実行
可能なアプリケーション機能が決まってしまったりする
場合などにおいて、そのような関係のあるアプリケーシ
ョン機能同士を関連付けておくことにより、選択画面の
表示順を変えるなど、使用者の利便性を高めることがで
きる。
【0173】なお、この第1の実施の形態においては、
親アプリ機能が定期乗車券機能の場合を例にして説明し
たが、例えば、遊園地、劇場、ショッピングモールなど
の種々の施設などへの入場処理機能を親アプリ機能とす
る場合にこの発明を適用することができる。
【0174】例えば、チケット機能は、チケットの購入
処理から、購入したチケットに応じた劇場やコンサート
ホールへの自動入場処理をも可能にするものであるが、
このチケット機能に、例えば電子マネー機能を関連付け
ておくことにより、このチケット機能の自動入場処理に
より劇場に自動入場した場合に、電子マネー機能を優先
的に実行可能なようにし、劇場内の売店での物品の購入
を迅速に行なえるようにするなどのことができる。
【0175】また、所定のショッピングモールの利用者
として会員登録しておき、自動入退場装置を通じてその
ショッピングモールに入場した場合には、優先的に所定
のクレジット会社のクレジット機能を実行するようにし
て、割引サービスやサービスポイントの集積などの種々
のサービスの提供を簡単に受けるようにするなどのこと
ができる。
【0176】なお、遊園地、劇場、ショッピングモール
などの所定の施設の場合、そこから退場する場合には、
何らの処理も伴わず、自由に退場できる場合も多い。も
ちろん、定期乗車券機能の場合のように、入場時だけで
なく退場時にもICカード機能を通じての退場処理を行
なうようにしてもよいが、退場時に何らかの処理を行な
うようにする必要性は少ない。
【0177】そこで、ICカード機能を用いた退場処理
を行なわない場合には、携帯電話端末100の使用者自
身が、所定の操作を携帯電話端末100に対して行なう
ことにより、携帯電話端末100に所定のエリアから退
場したことを入力し、携帯電話端末100のアプリケー
ション機能の選択一覧表の表示を初期状態に戻すように
してもよい。
【0178】また、後述もするように、携帯電話端末1
00は、これにGPSを搭載することにより、あるい
は、基地局から送信されてくる信号を用いることによっ
て、携帯電話端末100の現在位置を検知することが可
能である。そこで、遊園地などの場合、その位置はほぼ
決まっているので、現在位置が、その遊園地などの所定
のエリア内にいる状態から、そのエリア外に出た場合
に、そのエリアからの退場と認めて、アプリケーション
機能の選択一覧表の表示を初期状態に戻すようにするこ
ともできる。
【0179】また、親アプリ機能が実行された後に、実
行するようにされた優先アプリ機能の実行回数を優先ア
プリケーション関連付けテーブルなどに更新しておくこ
とにより、1つの親アプリ機能に複数の優先アプリ機能
を関連付けた場合において、実行回数の優先アプリ機能
を他の優先アプリ機能に優先させるように一覧表示する
ようにすることもできる。
【0180】また、1つの親アプリ機能に複数の優先ア
プリ機能を関連付ける場合に、図6に示したように、予
め優先順位を使用者が設定しておくことにより、アプリ
ケーション機能の選択一覧表を優先順位に応じて表示す
るようにすることもできる。
【0181】なお、前述の第1の実施の形態において
は、図5に示した使用可能登録アプリケーションテーブ
ル、および、図6に示した優先アプリケーション関連付
けテーブルは、非接触ICカード部22に搭載された不
揮発性メモリに記憶するようにしたが、これに限るもの
ではない。例えば、携帯電話端末100の制御部8内に
設けられる不揮発性メモリに記憶するようにしてもよ
い。
【0182】以上の説明から明らかなように、この第1
の実施の形態において、LCDの構成とされた表示部9
は表示素子に相当し、操作部10が各受付手段に相当す
る。また。制御部8、あるいは、制御部8と非接触IC
カード部22とが、判別手段、表示制御手段、選択回数
更新手段などのメモリへのアクセスを含む処理を行なう
部分に相当する。また、制御部8、あるいは、非接触I
Cカード部22に内蔵される不揮発性メモリが記憶手段
に相当している。
【0183】[第2の実施の形態]前述した第1の実施
の形態の場合には、所定のエリアへの少なくとも入場処
理を、好ましくは入場処理と退場処理との両方を非接触
ICカード機能を用いて行なうようにする場合において
は、入場および退場を正確に携帯電話端末100側にお
いて検知できるので極めて有効なものである。しかし、
入場処理や退場処理を非接触ICカード機能を用いて行
なおうとすれば、駅の自動改札装置のように、所定のエ
リアへの入場、そのエリアからの退場を行なうようにす
るための設備が必要になってしまう。
【0184】ところが、前述もしたように、不正入場さ
え防止できれば、退場は自由であってよい場合も多く、
このような場合には、入場処理、退場処理を非接触IC
カード機能を用いて行なうようにする必要性は薄く、所
定のエリアへの入場、そのエリアからの退場を行なうよ
うにするための設備の導入が積極的に行なわれない場合
もあると考えられる。
【0185】そこで、この第2に実施の形態の場合に
は、携帯電話端末において当該携帯電話端末自身の現在
位置を取得できるようにし、この現在位置を示す情報と
実行されたアプリケーション機能とを対応付けて記憶蓄
積することにより、アプリケーション機能の実行履歴を
蓄積し、携帯電話端末の現在位置に応じて、優先的に実
行するようにするアプリケーション機能を決定して、使
用者が選択しやすいようにしようとするものである。
【0186】[第2の実施の形態の携帯電話端末につい
て]図14は、この第2の実施の形態の携帯電話端末1
50を説明するためのブロック図である。図14に示す
ように、この第2の実施の形態の携帯電話端末150
は、GPS用受信アンテナ13と、GPS部14とを備
えていることを除けば、図1に示した第1の実施の形態
の携帯電話端末100とほぼ同様に構成されたものであ
る。
【0187】このため、この第2の実施の形態の図14
に示す携帯電話端末150においては、第1の実施の形
態の携帯電話端末100と同様に構成される部分には、
第1の実施の形態の携帯電話端末100と同じ参照符号
を付し、その説明については省略する。
【0188】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末150もまた、第1の実施の形態の携帯電話端末1
00の場合と同様に、非接触ICカード機能として、複
数のアプリケーション機能を実行することができるもの
であり、例えば、チケット機能、クレジット機能、電子
マネー機能、定期乗車券機能などが実行可能とされたも
のである。
【0189】これらの各機能は、図8、図10に示した
ように、一覧表示される選択画面から目的とする機能を
選択することにより実行することができるようにされ
る。なお、選択操作等についても、前述した第1の実施
の形態の携帯電話端末100の場合と同様に、基本的に
は、画面の上から下へとカーソルを移動するようにして
目的とするアプリケーション機能を選択するようにし、
決定することにより選択したアプリケーション機能を実
行することが可能となる。
【0190】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末150において、GPS部14は、複数の人工衛星
からの電波を受信し、自己の現在位置を正確に検出する
ものである。すなわち、GPS部14は、制御部8から
の命令に応じて、当該携帯電話端末150の現在位置を
取得し、取得した現在位置(現在位置を示す情報)を制
御部8に供給することができるものである。
【0191】また、この第2の実施の形態の携帯電話端
末100は、基地局から送信されてくる信号に含まれる
基地局ID(基地局識別情報)や基地局の位置データを取
得することができるものである。
【0192】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末150の制御部8は、アプリケーション機能が選択
実行された場合には、GPS部14を制御して、現在位
置を取得し、この取得した現在位置と、当該現在位置に
おいて実行するようにされたアプリケーション機能とを
関連付けたGPS位置データテーブルを作成、あるい
は、更新するようにする。
【0193】図15は、制御部8によって、例えば、非
接触ICカード部22の不揮発性メモリに形成されるG
PS位置データテーブルを説明するための図である。図
15に示すように、GPS位置データテーブルは、前述
したように、アプリケーション機能が実行されたときに
GPS部14により取得された現在位置を示す位置デー
タと、その現在位置において実行されたアプリケーショ
ン機能を識別するためのアプリケーションIDと、位置
データで示される位置近傍において実行するようにされ
た当該アプリケーション機能の使用回数(実行回数)から
なるものである。
【0194】この第2の実施の形態においては、例えば
GPS部14により取得された現在位置を中心にして、
所定の半径の範囲内は同じ位置とみなして、各位置にお
けるアプリケーション機能の使用回数が更新するように
される。例えば、半径を100メートルとすれば、現在
位置を中心にして半径100メートルの範囲内に置い
て、過去に同じアプリケーション機能が実行されている
場合には、そのアプリケーション機能の使用回数が更新
されて1回増えることになる。
【0195】このように、図15に示すGPS位置デー
タテーブル、使用位置に着目して捕らえたアプリケーシ
ョン機能の使用履歴情報であるということができる。な
お、この第2の実施の形態において、現在位置を示す位
置データは、図15に示すように、例えば、緯度、経度
からなるデータであり、緯度、経度の双方に付いて、何
度、何分、何秒までのデータを持つことができるように
している。
【0196】また、この第2の実施の形態の携帯電話端
末150は、天候や携帯電話端末150を使用する周囲
の環境によって、人工衛星からの電波を受信することが
できないために、現在位置を測位できないときには、近
隣の基地局からの信号に含まれるその信号を送信した基
地局の位置を示す位置データを現在位置を示す情報とし
て用いるようにしている。
【0197】図16は、制御部8によって、例えば、非
接触ICカード部22の不揮発性メモリに形成される基
地局位置データテーブルを説明するための図である。図
16に示すように、基地局位置データテーブルは、基地
局から送信される信号に含まれる送信基地局の位置を示
す位置データと、その基地局からの信号が受信可能否状
態にあるときにおいて実行されたアプリケーション機能
を識別するためのアプリケーションIDと、位置データ
で示される位置近傍において実行するようにされた当該
アプリケーション機能の使用回数(実行回数)からなるも
のである。
【0198】携帯電話端末は一般に近隣の複数の基地局
の信号を受信することができるものであるが、そのうち
最も良好に受信することができる基地局からの信号を用
いるようにする。この他、複数の基地局からの信号の受
信電界強度をも検出し、この情報を考慮して書く基地局
の位置から、携帯電話端末150の位置を計算により算
出しこれを用いるようにすることもできる。
【0199】このように、図16に示す基地局位置デー
タテーブルは、受信可能な信号を送信している基地局の
位置に着目して捕らえたアプリケーション機能の使用履
歴情報であるということができる。つまり、その基地局
からの信号が良好に受信可能な場所において実行された
アプリケーション機能の履歴情報である。なお、この基
地局データテーブルの場合にも、基地局の位置を示す位
置データは、図16に示すように、例えば、緯度、経度
からなるデータであり、緯度、経度の双方に付いて、何
度、何分、何秒までのデータを持つことができるように
している。
【0200】そして、この第2の実施の形態の携帯電話
端末150は、アプリケーション機能が選択実行された
場合だけでなく、所定の間隔毎、例えば、数十秒から数
分に1回などというタイミングで現在位置を取得し、そ
の現在位置、および、その近傍において過去に使用され
たアプリケーション機能があるか否かをGPS位置デー
タテーブル、基地局位置データテーブルを参照して検出
し、検出できたときには、そのアプリケーション機能を
優先的に選択実行することが可能な態様で、アプリケー
ション機能の選択一覧表を表示するようにする。
【0201】図17は、アプリケーション機能の選択画
面の表示例を説明するための図である。図17Aに示す
ように最初の設定順が、チケット機能、クレジット機
能、電子マネー機能であり、この順でこれに対応する表
示項目62a、62b、62cが表示されている。
【0202】過去に例えば遊園地や動物園に入場し、そ
の遊園地や動物園の園内の売店において電子マネー機能
を用いて買い物をした場合には、その場所(その位置)に
おいて、電子マネー機能を使用したという履歴が、図1
5に示したGPSデータテーブル、あるいは、図16に
示した基地局位置データテーブルに登録されていること
になる。
【0203】そして、過去に入場して携帯電話端末15
0を通じて電子マネー機能を用いた遊園地や動物園に再
び訪れて入場した場合には、所定のタイミングで取得さ
れる現在位置に基づいて、GPSデータテーブル、ある
いは、基地局位置データテーブルが参照され、その場所
において使用された履歴のあるアプリケーション機能が
上位に位置するように表示項目を並べ替えて、アプリケ
ーション機能の選択画面を表示する。この例の場合に
は、図17Bに示すように、電子マネー機能に対応する
表示項目62cが、選択画面の最上段に位置するように
される。
【0204】これにより、携帯電話端末150の使用者
は、遊園地や動物園の中で、過去に使用したことのある
アプリケーション機能を優先的に、しかも、間違えるこ
となく、選択して実行し、使用するようにすることがで
きる。
【0205】なお、現在位置などの位置情報は、点を示
すものであるが、前述もしたように、ある程度の許容範
囲を持つことにより、過去にアプリケーション機能を使
用したことのある位置の近傍において、同じアプリケー
ション機能を優先的に選択し、実行するようにすること
ができる。
【0206】この場合の位置の許容範囲は、例えば図1
8に示すように、半径を数百メートルから数キロメート
ルとする円形の範囲、あるいは、楕円形の範囲などとな
るようにし、新たに取得した現在位置を中心にして、所
定範囲内に属する位置データを持つアプリケーション機
能の使用履歴を検索するようにすることによって、現実
の使用において十分に満足するものとなる。
【0207】なお、許容範囲は、これに限るものではな
く、GPSの精度が良好である場合には、数十メールの
範囲内というように、極狭い範囲でいわゆるピンポイン
ト的に定め、過去の使用履歴を検索するようにすること
もできる。このようにする場合には、例えば、よくいく
店舗の前まで来ると、電子マネー機能が最上段に位置す
るようにアプリケーション機能の選択画面を表示した
り、あるいは、クレジット機能が最上段に位置するよう
にアプリケーション機能の選択画面を表示したりするこ
とができる。
【0208】次に、現在位置とアプリケーション機能と
を関連付けたアプリケーション機能の使用履歴の記録処
理または更新処理と、所定のタイミングで取得するよう
にされる現在位置をも考慮したアプリケーション機能の
選択画面の表示処理について、図19、図20のフロー
チャートを参照しながら説明する。
【0209】[使用履歴の記録/更新処理について]ま
ず、現在位置とアプリケーション機能とを関連付けたア
プリケーション機能の使用履歴の記録または更新処理に
付いて説明する。図19は、携帯電話端末150の主に
制御部8により、所定のタイミング毎に行なうようにさ
れる処理である。
【0210】携帯電話端末150の制御部8は、前述し
た第1の実施の形態の携帯電話端末100の場合と同様
に、所定のタイミング毎に図19に示す処理を実行し、
アプリケーション機能の実行指示を受け付けたか否かを
判断する(ステップS401)。ステップS401の判
断処理において、アプリケーション機能の実行指示を受
け付けていないと判断したときには、図19に示す処理
を抜け、次の実行タイミングを待つことになる。
【0211】ステップS401の判断処理において、ア
プリケーション機能の実行指示を受け付けたと判断した
ときには、制御部8は、非接触ICカード部22を制御
して、指示されたアプリケーション機能を実行する(ス
テップS402)。そして、制御部8は、GPS部14
を制御して、現在位置を取得するようにする(ステップ
S403)。
【0212】そして、制御部8は、GPS部14を通じ
て現在位置を取得することができたか否かを判断する
(ステップS404)。ステップS404の判断処理にお
いて、GPS部14を通じて現在位置を取得することが
できたと判断したときには、制御部8は、現在位置を示
す取得した位置データ(経度、緯度)と、実行したアプ
リケーション機能とを関連付け、GPSデータテーブル
に記録し(ステップS405)、この図19に示す処理
を抜ける。
【0213】このステップS405の処理おいて、現在
位置を示す位置データと同じ範囲に属する位置データを
有し、同じアプリケーション機能を示すIDを有するデ
ータが既に記録されていた場合には、その既に記録され
ているデータの使用回数が更新するようにされる。
【0214】また、ステップS404の判断処理におい
て、GPS部14を通じて現在位置を取得することがで
きなかったと判断したときには、制御部8は、携帯電話
ネットワークの基地局からの信号から取得する基地局の
位置を示すデータと、実行したアプリケーション機能と
を関連付け、基地局位置データテーブルに記録し(ステ
ップS406)、この図19に示す処理を抜ける。
【0215】このステップS406の処理おいても、現
在位置を示す位置データと同じ範囲に属する位置データ
を有し、同じアプリケーション機能を示すIDを有する
データが既に記録されていた場合には、その既に記録さ
れているデータの使用回数が更新するようにされる。
【0216】このように、この実施の形態の携帯電話端
末150においては、非接触ICカード部22により実
現可能となる各種のアプリケーション機能を実行した場
合には、当該アプリケーション機能を実行した場所を示
す現在位置を取得し、その取得した位置データと、実行
した機能とを関連付けて記憶するようにすることができ
る。
【0217】これにより、いつどこでどのアプリケーシ
ョン機能を用いたかを明確に知ることができるととも
に、所定の場所において実行されるアプリケーション機
能を確実に把握することができる。そして、所定のタイ
ミング毎に現在位置を取得し、過去にアプリケーション
機能を実行した場所に近づいたときには、実行される可
能性の高い当該場所、あるいは、その近傍において、過
去に実行されたアプリケーション機能を優先して選択可
能な態様で、アプリケーション機能の選択画面を表示す
ることができる。
【0218】[アプリケーション機能の選択画面の表示
処理について]次に、アプリケーション機能の選択画面
の表示処理について、図20のフローチャートを参照し
ながら説明する。図20は、所定のタイミング毎にこの
第2の実施の形態の携帯電話端末150の制御部8にお
いて実行される処理である。制御部8は、例えば、数分
毎、あるいは、数十分毎などというように、所定のタイ
ミング毎に、図20に示す処理を実行する。そして、ま
ず制御部8は、GPS部14を制御し、現在位置を示す
位置データを取得する(ステップS501)。
【0219】そして、制御部8は、GPS部14を通じ
て現在位置を示す位置データが取得できたか否かを判断
する(ステップS502)。ステップS502の判断処理
において、GPS部14を通じて現在位置を示す位置デ
ータが取得できた判断したときには、制御部8は、今回
取得した位置データに基づいて、GPS位置データテー
ブルを参照し、今回取得した位置データが示す位置デー
タ、あるいは、その近傍の位置データを持つデータがあ
るか否かを検索する(ステップS503)。
【0220】一方、ステップS502の判断処理におい
て、GPS部14を通じて現在位置を示す位置データが
取得できなかったと判断したときには、制御部8は、携
帯電話端末150の携帯電話機能を実現する部分の受信
系により受信されて処理される最寄りの基地局からの信
号から、その基地局の位置を示す基地局の位置データを
取得する処理を実行する(ステップS504)。
【0221】そして、基地局の位置データが取得できた
か否かを判断する(ステップS505)。ステップS50
5の判断処理において、基地局の位置データを取得でき
たと判断したときには、制御部8は、今回取得した基地
局の位置データに基づいて、基地局位置データテーブル
内に、今回取得した基地局の位置データが示す位置デー
タ、あるいは、その近傍の位置データを持つデータがあ
るか否かを検索する(ステップS506)。
【0222】そして、制御部8は、ステップS503、
または、ステップS508においての検索結果に基づい
て、ステップS501、または、ステップS504にお
いて取得した位置データに応じた位置データを持つデー
タが見つかったか否か判断する(ステップS507)。
【0223】ステップS507の判断処理において、今
回取得した位置データに応じた位置データを持つデータ
が見つかったと判断したときには、図17を用いて前述
したように、ステップS503、または、ステップS5
08において見つけられたデータのアプリケーション機
能を優先的に選択可能な態様で表示し(ステップS50
8)、この図20に示す処理を終了する。
【0224】ステップS507の判断処理において、今
回取得した位置データに応じた位置データを持つデータ
が見つからず、目的とする位置データを有するデータ
が、GPS位置データテーブル、あるいは、基地局位置
データテーブルに存在しないと判断した場合には、最初
の設定順にアプリケーション機能を選択するための表示
項目を表示した選択画面を表示し(ステップS509)、
この図20に示す処理を抜ける。
【0225】また、ステップS505の判断処理におい
て、ステップS504の処理により、基地局の位置デー
タが取得することができなかったと判断した場合には、
GPS部14を通じても、また、基地局からの信号を通
じても、基準となる現在位置を示す位置データが取得で
きず、過去の履歴を検索する処理は行なえないので、最
初の設定順にアプリケーション機能を選択するための表
示項目を表示した選択画面を表示し(ステップS50
9)、この図20に示す処理を抜けることになる。
【0226】このように、携帯電話端末150の持つI
Cカード機能により提供されたアプリケーション機能を
実行したときには、その実行した位置を示す位置データ
と、実行したアプリケーション機能の識別データ(アプ
リケーションID)とが対応付けられて、使用履歴とし
て携帯電話端末150の例えば非接触ICカード部22
の不揮発性メモリに蓄積される。
【0227】これにより、例えば、よく行く場所におい
て、携帯電話端末150を通じてアプリケーション機能
を実行したときには、次にその場所を訪れた場合には、
使用される可能性の高い、その場所において過去に使用
されたことのあるアプリケーション機能を優先して実行
できるようにすることができる。したがって、利用され
る可能性の高いアプリケーション機能を迅速に、かつ、
間違えることなく、選択して実行するようにすることが
できる。
【0228】[選択画面の他の表示例について]また、
図15、図16を用いて説明したように、アプリケーシ
ョン機能の使用履歴データであるGPS位置データテー
ブル、基地局位置データテーブルには、各アプリケーシ
ョン機能の使用回数も更新するようにされている。この
ため、同一エリアにおいて、複数のアプリケーション機
能が使用された場合には、例えば。図21に示すよう
に、使用回数の多い順にアプリケーション機能の表示項
目を表示したアプリケーション機能の選択画面を表示す
ることもできる。
【0229】最初のアプリケーション機能の登録順は、
図17Aに示したように、チケット機能、クレジット機
能、電子マネー機能である。したがって、アプリケーシ
ョン機能の選択画面の初期状態は、図17Aに示すよう
に、チケット機能に対応する表示項目62a、クレジッ
ト機能に対応する表示項目62b、電子マネー機能に対
応する表示項目62cが、表示部9の表示画面の上段か
ら下段に順次に表示するようにされたものである。
【0230】これに対し、図21の場合には、現在位置
を含む所定のエリアにおいて、過去に使用されたアプリ
ケーション機能が複数あり、それらのアプリケーション
機能が使用回数の多い順に表示部9の上段から下段に向
かうように表示されている。この図21の場合、電子マ
ネー機能の使用回数は5回、チケット機能の使用回数が
3回、クレジット機能の使用回数が1回であり、各機能
に対応する表示項目62c、62a、62bと、各機能
の使用回数を示す表示63c、63a、63bとを表示
している。
【0231】これにより、各アプリケーション機能の使
用回数をも使用者に知らせることができるとともに、使
用回数の多いアプリケーション機能に対応する表示項目
を表示部9の表示画面の上段から表示することができる
ので、現在位置を含む所定のエリアにおいて実行される
可能性の高いアプリケーション機能を優先的に選択可能
にしたアプリケーション機能の選択画面を表示すること
ができる。
【0232】なお、各アプリケーション機能の使用回数
は必須の表示項目ではなく、使用回数は表示せずに、ア
プリケーション機能に対応する表示項目をその使用回数
の多い順に表示するだけでもよい。
【0233】また、この第2の実施の形態の携帯電話端
末150においては、GPS部14を設けることによ
り、GPSによる現在位置の測位と、携帯電話ネットワ
ークの基地局から送信される信号に含まれる情報を用い
た現在位置の取得(現在位置の測位)を行なうようにし
た。
【0234】しかし、これらの両方を必ず用いる必要は
無く、いずれか一方を用いるようにすればよい。つま
り、GPSによる現在位置の測位と、携帯電話ネットワ
ークの基地局からの信号に含まれる情報を用いた現在位
置の測位とのいずれか一方を用いるようにしてもよい。
【0235】また、携帯電話ネットワークの基地局から
の信号に含まれる情報を用いた現在位置の測位は、基地
局の位置を示す位置データをそのまま用いるようにして
もよいし、また、携帯電話端末は、近隣の複数の基地局
からの送信信号を受信するが、これら複数の基地局から
の信号に含まれる基地局の位置データを用い、例えば、
3点測量法を応用して、携帯電話端末150の現在位置
を計算により求めるようにすることもできる。
【0236】また、携帯電話端末150が受信している
複数の基地局からの信号の携帯電話端末150における
受信電界強度を考慮して、携帯電話端末150の現在位
置を測位するようにしてもよい。すなわち、携帯電話端
末150に基地局からの距離と、基地局から送信される
信号の受信電界強度との関係を示すデータをもたせるよ
うにし、各基地局の位置と、各基地局からの信号の携帯
電話端末150における受信電界強度から、携帯電話端
末150の現在位置を特定(測位)するようにすることも
できる。
【0237】また、図15に示したGPS位置データテ
ーブル、図16に示した基地局位置データテーブルは、
非接触ICカード部22内に設けられる不揮発性メモリ
に作成してもよいし、また、制御部8内に設けられる不
揮発性メモリに作成するようにしてもよい。
【0238】以上の説明から明らかなように、この第2
の実施の形態において、LCDの構成とされた表示部9
は表示素子に相当し、操作部10が選択入力受付手段に
相当する。また。制御部8、あるいは、制御部8と非接
触ICカード部22とが、使用履歴検出手段、表示制御
手段などのメモリへのアクセスを含む処理を行なう部分
に相当する。また、制御部8、あるいは、非接触ICカ
ード部22に内蔵される不揮発性メモリが使用履歴記憶
手段に相当している。さらに、GPS部14、携帯電話
端末150の受信系が位置情報取得手段に相当してい
る。
【0239】なお、第1の実施の形態において説明した
親アプリ機能と優先アプリ機能とを関連付けて携帯電話
端末に登録しておくようにする方法と、第2の実施の形
態において説明したアプリケーション機能と、これを使
用した位置とを対応付けて蓄積するようにする方法の両
方を備えた携帯電話端末を構成することも可能である。
【0240】また、前述した実施の形態においては、携
帯電話端末にこの発明を適用した場合を例にして説明し
たが、これに限るものではない。複数のアプリケーショ
ン機能を有する非接触ICカード機能を備えた専用携帯
端末や、複数のアプリケーション機能を有する非接触I
Cカード機能を備えたPDA(Personal Di
gital Assistant)など、各種の携帯端
末装置にこの発明を適用することができる。
【0241】また、非接触ICカード機能は、携帯電話
端末などの携帯端末装置に初めから内蔵してもよいし、
また、着脱可能な外部メモリ(いわゆるカードメモリ)
と同じような形態で、携帯端末装置に対して着脱可能な
機能として実現するようにしてもよい。
【0242】また、前述の実施の形態においては、アプ
リケーション機能として、4つの機能を例として用いた
が、アプリケーション機能はこれに限るものではない。
すなわち、ICカード機能に搭載されるアプリケーショ
ン機能は、今後ますます増えることが予想されるが、こ
の発明を用いることによって、様々な多数のアプリケー
ション機能を有するICカード機能が搭載された携帯端
末装置の使い勝手をよりよくすることができる。
【0243】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、特定のエリアにおいて使用できるアプリケーション
機能の選択が容易かつ迅速に行なうことができ、ICカ
ード機能を備えた使い勝手のよい携帯端末装置を実現で
きる。
【0244】また、アプリケーション機能と当該アプリ
ケーション機能の使用位置とを関連付けることで、所定
の位置、あるいは、所定の位置を含むエリア内におい
て、使用者が必要する可能性の高いアプリケーション機
能の選択を非常に容易にすることができ、ICカード機
能を備えた使い勝手のよい携帯端末装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による携帯端末装置、機能関連付け登
録方法、機能選択画面表示方法の一実施の形態が適用さ
れた携帯電話端末を説明するためのブロック図である。
【図2】使用を可能にするアプリケーション機能を登録
する場合の図1に示した携帯電話端末における画面の遷
移を説明するための図である。
【図3】アプリケーション機能同士の関連付けを登録す
る場合の図1に示した携帯電話端末においての連付け登
録画面の遷移を説明するための図である。
【図4】アプリケーション機能同士の関連付けを登録す
る場合の図1に示した携帯電話端末においての連付け登
録画面の遷移を説明するための図である。
【図5】使用を可能するように登録されたアプリケーシ
ョン機能の登録テーブルである使用可能登録アプリケー
ションテーブルについて説明するための図である。
【図6】親アプリ機能と優先アプリ機能とを関連付けて
作成される優先アプリケーション関連付けテーブルにつ
いて説明するための図である。
【図7】定期乗車券機能を用い、自動改札装置を通って
駅構内に入場する場合について説明するための図であ
る。
【図8】自動改札装置を通って駅構内に入場する場合の
アプリケーション機能の選択画面の遷移を説明するため
の図である。
【図9】定期乗車券機能を用い、自動改札装置を通って
駅構内から退場する場合について説明するための図であ
る。
【図10】自動改札装置を通って駅構内から退場する場
合のアプリケーション機能の選択画面の遷移を説明する
ための図である。
【図11】使用を可能にするアプリケーション機能の登
録処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】親アプリ機能と優先アプリ機能との対応付け
を登録する優先アプリ登録処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】アプリケーション機能の実行時の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図14】この発明による携帯端末装置、機能関連付け
登録方法、機能選択画面表示方法の他の一実施の形態が
適用された携帯電話端末を説明するためのブロック図で
ある。
【図15】図14に示した携帯電話端末に作成されるG
PS位置データテーブルを説明するための図である。
【図16】図14に示した携帯電話端末に作成される基
地局位置データテーブルを説明するための図である。
【図17】過去の使用履歴に基づいて変更されるアプリ
ケーション機能の選択画面について説明するための図で
ある。
【図18】測位データ許容範囲について説明するための
図である。
【図19】図14に示した携帯電話端末においてのアプ
リケーション機能の実行時の処理について説明するため
のフローチャートである。
【図20】図14に示した携帯電話端末において、所定
のタイミング毎に実行されるアプリケーション機能の選
択画面の表示処理について説明するためのフローチャー
トである。
【図21】アプリケーション機能の選択画面の他の表示
例を説明するための図である。
【符号の説明】
100…携帯電話端末、1…送受信アンテナ、2…RF
入出力部、3…デジタル信号処理部、4…音声出力部、
5…スピーカ(受話器)、6…マイクロホン(送話
器)、7…音声入力部、8…制御部、9…表示部、10
…操作部、11…外部インターフェース部、12…電源
部、21…近距離無線通信用の送受信アンテナ、22…
非接触ICカード部、150…携帯電話端末、13…G
PS用アンテナ、14…GPS部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のアプリケーション機能が搭載された
    非接触型ICカード機能を有するようにされた携帯端末
    装置であって、 複数の前記アプリケーション機能の一覧表示が可能な表
    示素子と、 前記表示素子に表示される1つ以上の前記アプリケーシ
    ョン機能の中から主アプリケーション機能の選択入力を
    受け付ける主機能受付手段と、 前記表示素子に表示される1つ以上の前記アプリケーシ
    ョン機能の中から前記主機能受付手段を通じて選択され
    た前記主アプリケーション機能に関連付ける少なくとも
    1つ以上の関連付けアプリケーション機能の選択入力を
    受け付ける関連付け機能受付手段と、 前記主機能受付手段を通じて受け付けた前記主アプリケ
    ーション機能と、前記関連付け機能受付手段を通じて受
    け付けた前記関連付けアプリケーション機能とを関連付
    けて記憶する記憶手段とを備えることを特徴とする携帯
    端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の携帯端末装置であって、 前記複数のアプリケーション機能の中から目的とするア
    プリケーション機能の実行指示を受け付けるようにする
    実行指示受付手段と、 前記実行指示受付手段を通じて実行が指示された前記ア
    プリケーション機能により所定のエリアへの入場が許可
    された場合に、実行が指示された前記アプリケーション
    機能を主アプリケーション機能とする関連付けアプリケ
    ーション機能が、前記記憶手段に記憶されているか否か
    を判別する判別手段と、 前記判別手段により、前記関連付けアプリケーション機
    能が記憶されていると判別された場合に、当該関連付け
    アプリケーション機能を優先的に選択可能な態様で、ア
    プリケーション機能の選択画面を前記表示素子に表示す
    る表示制御手段とを備えることを特徴とする携帯端末装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の携帯端末装置であって、 前記表示制御手段は、前記実行指示受付手段を通じて実
    行が指示された前記アプリケーション機能により前記所
    定のエリアからの退場が許可された場合に、アプリケー
    ション機能の選択画面を予め決められた態様で表示し直
    すようにすることを特徴とする携帯端末装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の携帯端末装置であって、 前記所定のエリアから退場したことを示す情報の入力を
    受け付ける退場指示入力受付手段を備え、 前記表示制御手段は、前記退場指示入力受付手段を通じ
    て、前記退場したことを示す情報を受け付けた場合に、
    アプリケーション機能の選択画面を予め決められた態様
    で表示し直すようにすることを特徴とする携帯端末装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項3に記載の携帯端末
    装置であって前記実行指示受付手段は、近距離無線通信
    により目的とするアプリケーション機能の実行指示を受
    け付けるようにするものであることを特長とする携帯端
    末装置。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の携帯端末装置であって、 現在位置を取得する現在位置取得手段と、 前記現在位置取得手段を通じて取得した現在位置が、前
    記所定のエリアに属するか否かを判別する位置範囲判別
    手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記位置範囲判別手段により、前
    記現在位置取得手段を通じて取得した現在位置が、前記
    所定のエリア外になったと判別された場合に、アプリケ
    ーション機能の選択画面を予め決められた態様で表示し
    直すようにすることを特徴とする携帯端末装置。
  7. 【請求項7】請求項2に記載の携帯端末装置であって、 前記記憶手段には、前記関連付けアプリケーション機能
    についての選択回数をも前記関連付けアプリケーション
    機能に対応させて記憶することができるようにされてお
    り、 前記実行指示受付手段を通じて実行が指示された前記ア
    プリケーション機能により所定のエリアへの入場が許可
    された場合に、実行が指示された前記アプリケーション
    機能を主アプリケーション機能とする関連付けアプリケ
    ーション機能のうち、実行するように選択された関連付
    けアプリケーション機能の選択回数を更新する選択回数
    更新手段を備え、 前記表示制御手段は、主アプリケーション機能に関連付
    けられた関連付けアプリケーション機能が複数ある場合
    には、当該複数の関連付けアプリケーション機能を前記
    選択回数の多い順に選択可能な態様で前記表示素子に表
    示するようにすることを特徴とする携帯端末装置。
  8. 【請求項8】複数のアプリケーション機能が搭載された
    非接触型ICカード機能を有するようにされた携帯端末
    装置であって、 複数の前記アプリケーション機能の一覧表示が可能な表
    示素子と、 前記表示素子に表示される1つ以上の前記アプリケーシ
    ョン機能の中から実行するアプリケーション機能の選択
    入力を受け付ける選択入力受付手段と、 前記選択入力受け付け手段を通じてアプリケーション機
    能の実行が指示された場合において、および、所定のタ
    イミングにおいて、現在位置を取得する現在位置取得手
    段と、 前記現在位置取得手段により、前記アプリケーション機
    能の実行が指示された場合において取得した位置情報
    と、実行が指示された前記アプリケーション機能とを関
    連付けた使用履歴を記憶する使用履歴記憶手段と、 前記現在位置取得手段により、前記所定のタイミングに
    おいて位置情報を取得した場合に、取得した前記位置情
    報に対応するエリアの位置情報を有する前記使用履歴を
    前記使用履歴記憶手段から検出する使用履歴検出手段
    と、 前記使用履歴検出手段により、使用履歴が検出された場
    合に、当該使用履歴に含まれるアプリケーション機能を
    優先的に選択可能な態様で、アプリケーション機能の選
    択画面を前記表示素子に表示する表示制御手段とを備え
    ることを特徴とする携帯端末装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の携帯端末装置であって、 前記使用履歴記憶手段に記憶される前記使用履歴には、
    取得された位置情報に対応するエリアにおいて使用する
    ようにされた前記アプリケーション機能の使用回数をも
    含むものであり、 前記表示制御手段は、前記所定のタイミングにおいて取
    得した前記位置情報に対応するエリアの位置情報を有す
    る前記使用履歴が複数あるときには、使用回数の多いア
    プリケーション機能を優先的に選択可能な態様で、アプ
    リケーション機能の選択画面を前記表示素子に表示する
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  10. 【請求項10】請求項8に記載の携帯端末装置であっ
    て、 前記位置情報取得手段は、グローバル・ポジショニング
    ・システムを利用するものであることを特徴とする携帯
    端末装置。
  11. 【請求項11】請求項8に記載の携帯端末装置であっ
    て、 当該携帯端末装置は、携帯電話端末機能を有するもので
    あり、 前記位置情報取得手段は、携帯電話ネットワークの最寄
    りの基地局からの信号に基づいて現在位置を取得するよ
    うにすることを特徴とする携帯端末装置。
  12. 【請求項12】請求項8に記載の携帯端末装置であっ
    て、 当該携帯端末装置は、携帯電話端末機能を有するもので
    あり、 前記位置情報取得手段として、グローバル・ポジショニ
    ング・システムを利用した現在位置の測位手段と、携帯
    電話ネットワークの最寄りの基地局からの信号を用いた
    現在位置の測位手段とを備え、そのうちの少なくとも一
    方を用いるようにすることを特徴とする携帯端末装置。
  13. 【請求項13】複数のアプリケーション機能が搭載され
    た非接触型ICカード機能を有するようにされた携帯端
    末装置において、前記アプリケーション機能同士の関連
    付けを登録する機能関連付け登録方法であって、 表示素子に表示される1つ以上の前記アプリケーション
    機能の中から主アプリケーション機能の選択入力を受け
    付ける主機能選択工程と、 表示素子に表示される1つ以上の前記アプリケーション
    機能の中から前記主機能選択工程において選択するよう
    にされた前記主アプリケーション機能に関連付ける少な
    くとも1つ以上の関連付けアプリケーション機能の選択
    入力を受け付ける関連付け機能選択工程と、 前記主機能選択工程において選択された前記主アプリケ
    ーション機能と、前記関連付け機能選択工程において選
    択された前記関連付けアプリケーション機能とを関連付
    けてメモリに記録する記録工程とを有することを特徴と
    する機能関連付け登録方法。
  14. 【請求項14】複数のアプリケーション機能を有する非
    接触型ICカード機能が搭載するようにされた携帯端末
    装置において、前記アプリケーション機能同士を関連付
    けて登録し、この登録を利用してアプリケーション機能
    の選択画面を表示するようにする機能選択画面表示方法
    であって、 表示素子に表示される1つ以上の前記アプリケーション
    機能の中から主アプリケーション機能の選択入力を受け
    付ける主機能選択工程と、 前記主機能選択工程において前記主アプリケーション機
    能を選択した後に、前記表示素子に表示される1つ以上
    の前記アプリケーション機能の中から前記主アプリケー
    ション機能に関連付ける少なくとも1つ以上の関連付け
    アプリケーション機能の選択入力を受け付ける関連付け
    機能選択工程と、 前記主機能選択工程において選択された前記主アプリケ
    ーション機能と、前記関連付け機能選択工程において選
    択された前記関連付けアプリケーション機能とを関連付
    けてメモリに記録する記録工程と、 前記アプリケーション機能の実行指示入力を受け付ける
    実行指示受付工程と、 前記実行指示受付工程において実行が指示された前記ア
    プリケーション機能によって所定のエリアへの入場が許
    可された場合に、実行が指示された前記アプリケーショ
    ン機能を主アプリケーション機能とする関連付けアプリ
    ケーション機能が、前記メモリに記憶されているか否か
    を判別する判別工程と、 前記判別工程において、前記主アプリケーション機能に
    関連付けられた関連付けアプリケーション機能が存在す
    ると判別した場合に、当該関連付けアプリケーション機
    能を優先的に選択可能な態様でアプリケーション機能の
    選択画面を前記表示素子に表示する表示制御工程とを備
    えることを特徴とする機能選択画面表示方法。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の機能選択画面表示方
    法であって、 前記表示制御工程においては、前記実行指示受付工程に
    おいて実行が指示された前記アプリケーション機能によ
    り前記所定のエリアからの退場が許可された場合に、ア
    プリケーション機能の選択画面を予め決められた態様で
    表示し直すようにすることを特徴とする機能選択画面表
    示方法。
  16. 【請求項16】請求項14に記載の機能選択画面表示方
    法であって、 前記所定のエリアから退場したことを示す情報の入力を
    受け付ける退場指示入力受付工程を有し、 前記表示制御工程においては、前記退場指示入力受付工
    程において前記退場したことを示す情報を受け付けた場
    合に、アプリケーション機能の選択画面を予め決められ
    た態様で表示し直すようにすることを特徴とする機能選
    択画面表示方法。
  17. 【請求項17】請求項15または請求項16に記載の携
    帯端末装置であって、 前記実行指示受付工程においては、近距離無線通信によ
    り目的とするアプリケーション機能の実行指示を受け付
    けるようにすることを特長とする機能選択画面表示方
    法。
  18. 【請求項18】請求項15に記載の携帯端末装置であっ
    て、 現在位置を取得するようにする現在位置取得工程と、 前記現在位置取得工程において取得した現在位置が、前
    記所定のエリアに属するか否かを判別する位置範囲判別
    工程とを有し、 前記表示制御工程においては、前記位置範囲判別工程に
    おいて前記現在位置取得工程において取得した現在位置
    が、前記所定のエリア外になったと判別した場合に、ア
    プリケーション機能の選択画面を予め決められた態様で
    表示し直すようにすることを特徴とする機能選択画面表
    示方法。
  19. 【請求項19】請求項15に記載の機能選択画面表示方
    法であって、 前記メモリには、前記関連付けアプリケーション機能に
    ついての選択回数をも前記関連付けアプリケーション機
    能に対応させて記憶することができるようにされてお
    り、 前記実行指示受付工程において実行が指示された前記ア
    プリケーション機能により所定のエリアへの入場が許可
    された場合に、実行が指示された前記アプリケーション
    機能を主アプリケーション機能とする関連付けアプリケ
    ーション機能のうち、実行するように選択された関連付
    けアプリケーション機能の選択回数を更新する選択回数
    更新工程を有し、 前記表示制御工程においては、主アプリケーション機能
    に関連付けられた関連付けアプリケーション機能が複数
    ある場合に、当該複数の関連付けアプリケーション機能
    を前記選択回数の多い順に選択可能な態様で前記表示素
    子に表示するようにすることを特徴とする機能選択画面
    表示方法。
  20. 【請求項20】複数のアプリケーション機能が搭載され
    た非接触型ICカード機能を有するようにされた携帯端
    末装置において、アプリケーション機能の選択画面を当
    該携帯端末装置の表示素子に表示するようにする機能選
    択画面表示方法であって、 複数の前記アプリケーション機能の中から実行するアプ
    リケーション機能の選択入力を受け付ける選択入力受付
    工程と、 前記選択入力受付工程においてアプリケーション機能の
    実行が指示された場合に、および、所定のタイミング
    で、現在位置を取得する現在位置取得工程と、 前記現在位置取得工程において、前記アプリケーション
    機能の実行が指示された場合において取得した位置情報
    と、実行が指示された前記アプリケーション機能とを関
    連付けた使用履歴をメモリに記録する使用履歴記録工程
    と、 前記現在位置取得工程において、前記所定のタイミング
    において位置情報を取得した場合に、取得した前記位置
    情報に対応するエリアの位置情報を有する前記使用履歴
    を前記メモリから検出する使用履歴検出工程と、 前記使用履歴検出工程において、使用履歴が検出された
    場合に、選択可能なアプリケーション機能の選択画面
    を、当該使用履歴に含まれるアプリケーション機能を優
    先的に選択可能な態様で前記表示素子に表示する表示制
    御工程とを備えることを特徴とする機能選択画面表示方
    法。
  21. 【請求項21】請求項20に記載の機能選択画面表示方
    法であって、 前記メモリに記憶される前記使用履歴は、取得された位
    置情報に対応するエリアにおいて使用するようにされた
    前記アプリケーション機能の使用回数をも含むものであ
    り、 前記表示制御工程においては、前記所定のタイミングに
    おいて取得した前記位置情報に対応するエリアの位置情
    報を有する前記使用履歴が複数あるときには、アプリケ
    ーション機能の選択画面を、使用回数の多いアプリケー
    ション機能を優先的に選択可能な態様で前記表示素子に
    表示することを特徴とする機能選択画面表示方法。
  22. 【請求項22】請求項20に記載の機能選択画面表示方
    法であって、 前記位置情報取得工程においては、グローバル・ポジシ
    ョニング・システムを利用して現在位置を取得すること
    を特徴とする機能選択画面表示方法。
  23. 【請求項23】請求項20に記載の機能選択画面表示方
    法であって、 当該携帯端末装置は、携帯電話端末機能を有するもので
    あり、 前記位置情報取得工程においては、携帯電話ネットワー
    クの最寄りの基地局からの信号に基づいて現在位置を取
    得するようにすることを特徴とする機能選択画面表示方
    法。
  24. 【請求項24】請求項20に記載の機能選択画面表示方
    法であって、 当該携帯端末装置は、携帯電話端末機能を有するもので
    あり、 前記位置情報取得工程においては、グローバル・ポジシ
    ョニング・システムを利用した現在位置の測位と、携帯
    電話ネットワークの最寄りの基地局からの信号を用いた
    現在位置の測位とが可能であり、そのうちの少なくとも
    一方を行なうことによって、現在位置を取得するように
    することを特徴とする機能選択画面表示方法。
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