JP2003075187A - 道案内装置及びプログラム並びに携帯端末装置 - Google Patents

道案内装置及びプログラム並びに携帯端末装置

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JP2003075187A JP2001267046A JP2001267046A JP2003075187A JP 2003075187 A JP2003075187 A JP 2003075187A JP 2001267046 A JP2001267046 A JP 2001267046A JP 2001267046 A JP2001267046 A JP 2001267046A JP 2003075187 A JP2003075187 A JP 2003075187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行者向けの道案内装置において、ユーザの
当該地域における地理的な熟知度を自動的に算出し、算
出された熟知度に基づいて経路並びに道案内情報を生成
することによって、優しくわかりやすい道案内を行う。 【解決手段】 入力部1は、道案内を希望する出発地と
目的地の情報を入力する。地理熟知度算出部4では、ユ
ーザ7の現在位置を位置情報として所定のタイミングで
取得すると共に、取得した位置情報を時刻情報と共に蓄
積し、蓄積された位置情報と時刻情報とを用いて出発地
及び目的地におけるユーザ7の地理的な熟知度を算出す
る。経路探索部5は、地図情報記憶部3に記憶された地
図情報に基づき、算出された地理的な熟知度を考慮した
出発地から目的地までの経路を探索する。道案内情報生
成部6は、算出されたユーザの熟知度に応じて道案内情
報を生成する。生成された道案内情報は呈示部2により
ユーザ7に呈示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行者向けの道案
内機能を備えた携帯端末等の道案内装置に関し、特に地
理的な熟知度を考慮した道案内装置及びプログラム並び
に携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPDAの普及により、これら
の携帯端末を利用した歩行者向けの道案内サービスが広
く利用されるようになってきた。これらの端末では基本
機能として現在位置を取得する機能を備えているものが
多く、この種の道案内サービスの中には上記の機能によ
り現在位置の入力を省略できるものもある。しかし、利
用者の地理的な理解度、即ち過去同じ場所に何回訪れた
か、何回同じ駅を利用したか、土地勘があるか無いか等
を考慮した道案内サービスは行われていない。
【0003】一方、この種の道案内サービスに類する物
として、ドライバーの交差点の熟知度に応じて道案内の
方法を変える方式(特開平9−297035号)が提案
されている。この方式は、車両の道案内を対象としたも
のであって、車両が通過した交差点、その通過回数、従
前に設定された経路等を記憶しておき、これらに基づい
て道案内の方法を変えるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の道案内方式は、特定の交差点又は経路を通過し
たこと、又はその通過回数を記憶する方式であるため、
ある程度、通過経路が限定されている車両向けには実現
可能であるものの、歩行者向けの道案内方式に応用する
のは困難である。歩行者が歩く経路には、路地裏や駅の
特定の出入口等、車両が通過する道路に比べて遙かに細
かく多岐にわたる経路が含まれるのが一般的であるた
め、これら全ての地点や経路に対して通過回数を記憶し
ておくことは困難だからである。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ユーザの当該地域における地理的な熟知度に基づ
いて適切な道案内情報を呈示することができ、歩行者向
けの道案内として好適の道案内装置及びプログラム並び
に携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る道案内装置は、出発地から目的地まで
の道案内情報を生成し、ユーザに呈示する道案内装置に
おいて、少なくとも道案内を希望する目的地の情報を入
力する入力手段と、前記ユーザの現在位置を位置情報と
して所定のタイミングで取得する位置情報取得手段及び
前記取得した位置情報を蓄積する位置情報蓄積手段を有
し、前記位置情報蓄積手段に蓄積された位置情報を用い
て前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記
ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段
と、前記算出されたユーザの熟知度に応じて前記道案内
情報を生成する道案内情報生成手段と、前記生成された
道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係る道案内プログラムは、
道案内を希望する少なくとも目的地の情報を入力するス
テップと、ユーザの現在位置を位置情報として所定のタ
イミングで取得すると共に、前記取得した位置情報を蓄
積し、前記蓄積された位置情報を用いて出発地及び目的
地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟知
度を算出するステップと、前記算出されたユーザの熟知
度に応じて、道案内情報を生成するステップと、前記生
成された道案内情報を前記ユーザに呈示するステップと
を備える。
【0008】更に、本発明に係る携帯端末装置は、出発
地から目的地までの道案内情報を生成し、ユーザに呈示
する道案内機能を備えた携帯端末装置において、少なく
とも道案内を希望する目的地の情報を入力する入力手段
と、所定のタイミングで取得され、且つ蓄積された前記
タイミングにおけるユーザの位置を示す位置情報を用い
て前記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記
ユーザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段
と、前記算出されたユーザの熟知度に応じて、道案内情
報を生成する道案内情報生成手段と、前記生成された道
案内情報を前記ユーザに呈示する呈示手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0009】本発明によれば、ユーザの現在位置を所定
のタイミングで取得すると共に、これを位置情報として
蓄積し、この蓄積された位置情報に基づいて、道案内の
対象となる目的地等の熟知度を算出するようにしている
ので、対象地の熟知度がそのユーザが訪れた頻度を反映
したものとなり、熟知度に応じた適切な道案内呈示が可
能になる。本発明によれば、単に現在位置の情報を所定
のタイミングで蓄積するという簡単な方法を用いている
ため、ユーザが予め決められた特定の交差点や経路とは
異なる、どのような経路を辿ろうとも、地理的な熟知度
を正確に推定することができる。
【0010】位置情報は、ユーザの居る地点の情報だけ
でなく、ある範囲を持ったエリアの情報でも構わない。
このエリアは、行政区画でも良いし、格子状に分割した
エリアでも良い。入力手段では、目的地に加えて出発地
を入力しても良いが、出発地は、位置検出機能により現
在位置を取得することで入力するようにしても良い。経
路探索手段を持つ場合、算出された熟知度に応じて探索
経路を変えるようにすることができる。このようにすれ
ば、熟知度が低いユーザの場合、多少距離が長くても、
大きな道路に沿った分かり易い経路を呈示し、熟知度が
高いユーザに対しては、多少分かり難くても、裏道(近
道)情報を呈示する等、ユーザの熟知度に応じて道案内
が可能である。
【0011】また、地理熟知度算出手段は、現在位置の
取得時に現在時刻を時刻情報として同時に取得する時刻
取得手段を更に備え、取得された位置情報と時刻情報と
を対応させて蓄積し、これら蓄積された位置情報と時刻
情報とを用いて地理的な熟知度を算出することもでき
る。より具体的には、例えば、地理熟知度算出手段は、
位置情報蓄積手段から出発地、通過地又は目的地の近傍
に位置する位置情報を抽出し、抽出された位置情報の数
及びその位置情報が取得された日数の少なくとも一方に
基づいて熟知度を算出する。これにより、ある場所に集
中的に訪れた場合、あるいは日数として多く訪れている
場合等を考慮して熟知度を算出することができる。ま
た、地理熟知度算出手段は、位置情報蓄積手段から前記
出発地、通過地又は目的地の近傍に位置する位置情報を
抽出し、抽出された位置情報のうち最後に取得された位
置情報の取得時から現在までの時間が多いほど熟知度を
少なくするようにしても良い。これにより、過去に何度
も訪れた場所でも、時間の経過と共に、記憶が薄れた
り、周囲の環境が変化することにより、熟知度が低下す
る点を考慮することができる。
【0012】また、道案内情報生成手段で生成された道
案内情報だけではユーザが理解できず、更に追加の案内
情報、例えば更に詳細な地図や周辺のランドマークの追
加等、を要求することも考えられる。この場合には、当
該地点におけるユーザの熟知度があまり高くないという
ことを知る一つの目安となる。従って、追加の案内情報
の要求が入力されたときには、追加案内を実行すると共
に、追加案内の実行履歴を記憶しておき、地理熟知度算
出手段で熟知度を計算する際に、追加案内の実行履歴を
参照して地理的な熟知度を算出するようにしても良い。
【0013】更に、駅に複数の出入口がある場合、どの
出入口を案内するかは、歩行者の道案内を行う場合、重
要なポイントになる。そこで、その駅の熟知度が所定値
以下の場合には、複数の出入口のうち予め選択された代
表的な分かりやすい出入口から1つの最適な出入口を選
択し、その駅での熟知度が所定値よりも大きいときは、
全ての出入口から1つの最適な出入口を選択するように
しても良い。また、各出入口についての熟知度も算出す
るため駅出入口熟知度算出手段を設け、各出入口での熟
知度も考慮に入れて最適経路を決定するようにしても良
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の具
体的な実施形態を説明する。 (第一の実施形態)図1に第一の実施形態に係る道案内
装置の概略構成を示す。本実施形態の道案内装置は、P
DA等の携帯端末や携帯電話等に組み込まれたもので、
入力部1、呈示部2、地図情報記憶部3、地理熟知度算
出部4、経路探索部5及び道案内情報生成部6を備えて
構成されている。入力部1は、道案内装置を使用するユ
ーザ7が、キー操作やダイヤル操作などにより、各種の
入力操作を行うためのもので、入力キー、入力ダイヤル
等から構成される。ユーザ7はこの入力部を通して目的
地又は出発地と目的地の場所を指定する。また、途中の
通過地を付加的に入力するようにしても良い。呈示部2
は、ディスプレイ及びスピーカの少なくとも一方からな
り、道案内情報生成部6で作成された道案内情報を、文
字列、画像及び音声の少なくとも1つによって呈示す
る。地図情報記憶部3は、地図画像の他、道路網データ
及びランドマークデータ等、道案内文や経路に沿った地
図を生成するための基本データである地図情報を記憶す
る。地理熟知度算出部4は、出発地、目的地及び通過地
の少なくとも1つにおけるユーザ7の地理的な熟知度を
算出する。経路探索部5は、出発地、目的地又は通過地
の位置情報と、これらの位置情報に対応して地図情報記
憶部3から読み出された道路網データに基づいて、ユー
ザ7の熟知度を考慮した出発地から目的地までの経路探
索を実行する。道案内情報生成部6は、探索された経路
と地図情報、さらに地理熟知度算出部4での算出結果と
をもとに、前記経路に対する道案内情報を生成する。生
成される情報としては詳細地図、簡略地図、あるいは道
案内文などがある。
【0015】図2は、本実施形態の道案内装置における
道案内の実行手順を示している。この実行手順を規定す
るプログラムは、本実施形態の道案内装置に当初から実
装されていても良いし、ユーザがPDA等にインストー
ルするために媒体等に記憶されて提供されるものでも良
い。この手順はユーザ7が道案内の実行を呼び出すこと
により起動される。まず、出発地と目的地が入力部を介
して入力される(ステップ1)。この際、出発地と目的
地のうち少なくとも1つが駅である場合、その駅を明示
的に指定できるようにする。なお出発地は入力しなくて
も構わない。この場合には、本装置に実装された後述す
る現在位置の取得機能を利用して現在位置の最寄り駅が
自動的に選択されるようにすればよい。なお、この入力
操作は、道案内装置の表示画面、すなわち呈示部2のデ
ィスプレイ画面に、地図情報に基づいて出発地及び目的
地を含むエリアの地図を表示した状態で、この地図上で
マウスやカーソル、ペン、キーなどを用いて出発地及び
目的地を指定することで行っても良いし、ランドマーク
や住所名などの一覧表の中から出発地及び目的地を選択
することによって行っても良い。
【0016】次に地理熟知度算出部4において、出発地
点及び目的地点での地理熟知度を計算する(ステップ
2)。地理熟知度は地図上の分割された各エリアに対す
るユーザの理解度を数値化したものであり、数値が大き
いほどそのエリアでの高い理解度を表している。このエ
リアは、例えば行政区画であってもよいし、駅を中心と
したエリアであってもよい。或いは図3に示すように、
格子状に分割された領域であっても構わない。これらの
各領域に対し、ユーザの個人情報、即ち自宅住所、勤務
先住所、通勤経路、通勤で利用する駅などの情報によっ
て熟知度が設定される。なお、この熟知度は本装置上に
実装された現在位置の取得機能を用いて自動的に設定さ
れても良い。後者の方法による地理熟知度算出部4の構
成並びに動作手順については後述する。
【0017】次に、経路探索部5によって、地理熟知度
を考慮して出発地から目的地までの経路を探索する(ス
テップ3)。この結果、図4に示すような出発地から目
的地までのノード11とアーク12とによって表現され
る経路データが求められる。ノード11は道路網の分岐
点であり、例えば交差点や曲がり角に存在する。アーク
12はノード11とノード11をつなぐ道路等の線であ
る。ノード11は、例えば図5(a)に示すように、I
D(数値)、位置(X,Y)、名称(文字列)及び接続
するアークの数(数値)とアークIDの配列(数値の配
列)等の項目で表現することができる。アーク12は、
例えば図5(b)に示すように、ID(数値)、始点の
位置(X0,Y0)、終点の位置(X1,Y1)、名称
(文字列)及び道路幅(数値)等の項目で表現すること
ができる。一つのノード11に複数のアーク12が接続
されている場合、そのノード11に接続されている複数
のアーク12を抽出することもできるし、アーク12か
らノード11へ、ノード11からアーク12へと辿るこ
とによって、一連の道路線分をトレースすることもでき
る。具体的な経路探索の方法については後で説明する。
【0018】次に、ステップ2で得られた地理的な熟知
度と、ステップ3で得られた経路データと、地図情報と
を元に、道案内情報生成部6が道案内情報を生成する
(ステップ4)。道案内情報としては、略地図、詳細地
図及び道案内文の少なくとも一つが生成される。具体的
な道案内情報の生成方法については後で説明する。最後
に呈示部2においてステップ4で生成された道案内情報
を画像、文字列、音声の中の少なくとも1つを用いて呈
示する(ステップ5)。以上の手順により、本実施形態
での道案内情報が作成される。
【0019】続いて、本装置上に実装された現在位置の
取得機能を用いた地理熟知度算出部4の構成並びに動作
手順について説明する。図6は、地理熟知度算出部4の
構成を示す機能ブロック図である。地理熟知度算出部4
は、現在位置を取得する位置情報取得部41と、現在時
刻を取得する時刻取得部42と、予め設定された時間の
間隔で時刻取得部と位置情報取得部に信号を送り、これ
らの動作を起動する割込タイマー43と、取得された位
置情報を蓄積する位置情報蓄積部44と、位置情報蓄積
部44に蓄積された位置情報に基づいて、計算する地点
の地理熟知度を計算する地理熟知度計算部45とから構
成される。
【0020】地理熟知度計算部45では、割込タイマー
43をトリガーとして位置情報を蓄積する動作と、道案
内実行時における地理熟知度を計算する動作の2つの動
作がある。始めに前者の位置情報を蓄積する動作を図7
を用いて説明する。
【0021】まず割込タイマー43から時刻取得部42
と位置情報取得部41に信号が送られる(ステップ1
1)。信号の間隔は位置情報蓄積部44の大きさに依存
する。通常は5分から10分といった値が利用される。
次に、信号を受け取った位置情報取得部41は、直ちに
現在位置を取得する(ステップ12)。現在位置は、例
えばGPS、PHS、又は携帯電話等での位置情報取得
機能を用いて取得することができるが、現在位置を取得
する手法は、これらに限定されるものではない。従って
他の手法、例えばBluetooth(商標)を用いた位置情報
取得機能を用いてもかまわない。何らかの方法により現
在位置が取得できればよい。
【0022】次に、信号を受け取った時刻取得部42
は、直ちに現在時刻を取得する(ステップ13)。取得
された位置情報と現在時刻とは、セットにして位置情報
蓄積部44に記録される(ステップ14)。記録される
情報の例を図8に示す。記録される情報は、例えばI
D、緯度、経度(いずれも数値型)及び時刻(時刻型)
等である。IDは蓄積された位置情報を識別する為に付
けられた値で、各情報毎にユニークな値が設定される。
位置情報は本例では緯度・経度で表しているが、後で位
置が特定できるものであれば別の座標系を用いても構わ
ない。また周囲の状況によってはGPSが利用出来ない
等が原因で位置が特定出来ない場合があるが、その際に
は現在位置の欄にその旨を表す情報を記録する。例えば
−1を記録したりすれば良い。続いて割込タイマー43
により、予め設定された時間待機する(ステップ1
5)。その後ステップ11に戻り、上記一連の処理を繰
り返し実行する。以上のように位置情報を蓄積する動作
が実行される。
【0023】次に地理熟知度算出部4のもう一つの動作
である、道案内実行時に地理熟知度を計算する動作を図
9を用いて説明する。まず位置情報蓄積部44から熟知
度を算出する地点近傍のデータを取り出す(ステップ2
1)。近傍であるかの判定は、予め設定した基準の距離
以内か否かによって行う。次に取り出されたデータ数
と、前記取り出された各データの時刻から算出地点近傍
に何日訪れているかをそれぞれカウントする(ステップ
22)次に前記カウントされた数を引数とする関数によ
り、当該地点における熟知度を、例えば以下の数1に従
って算出する(ステップ23)。
【0024】
【数1】A=F(n、m)=K1×n+K2×m A:熟知度 K1、K2:定数 n:取り出されたデータの総数 m:訪れた日数
【0025】ここで、K1の値をK2に比べて大きく設
定すれば、訪れた日数は少ないが、短期間に集中的に又
は継続的に同じ場所に訪れた場合の熟知度Aが大きくな
り、K2をK1に比べて大きく設定すれば、訪れた回数
又は継続時間よりも、毎日通過するなど訪れた日数が多
いほど熟知度Aが大きくなる。
【0026】次に、最後に訪れた日時から現在までの時
間(日数)を求め(ステップ24)、上記時間が予め設
定した基準以内かを調べる(ステップ25)。基準内に
無い場合、前記時間に応じて熟知度を補正する(ステッ
プ26)。例えば以下の数2で補正値を計算する。
【0027】
【数2】A′=G(A,d)=A−g(d) A′:補正した熟知度 A :補正前の熟知度 K3:定数 d :最後に訪れた日時から現在までの時間(日数) g(d)=K3×d(K3×d≦Aのとき) =A (K3×d>Aのとき)
【0028】日数が経過すると、記憶の低下と共に周囲
の状況も変化するので、g(d)は非線形に変化するよ
うにしてもよい。以上のように地理熟知度を計算する動
作が実行される。
【0029】続いて経路探索部5の動作手順を図10を
用いて説明する。まず出発地は駅かを調べる(ステップ
31)。出発地が駅か否かの判断は、入力部1での指定
の際にユーザが直接指定してもよいし、出発地として指
定した位置情報と駅の位置情報との比較から自動的に判
断しても構わない。出発地が駅の場合、次のステップ3
2に進み、駅で無い場合はステップ36に進む。ステッ
プ32では出発地の駅に複数の出入口があるかを調べ
る。これは予め駅のデータに出入口の数とそれぞれの位
置を持たせておくことで簡単に実現できる。複数の出口
が有る場合、次のステップ33に進み、無い場合はステ
ップ35に進む。ステップ33では出発地の熟知度が予
め設定した基準以下であるかを調べる。基準値以下の場
合は次のステップ34に進み、基準値を超える場合はス
テップ35に進む。
【0030】ステップ34では各駅毎に予め用意した出
入口、例えば代表的な分かり易い出入口の中から出発地
点を求める。出発地点は、目的地と目的地までの経路と
から総合的に判断して求めるが、単純に目的地に一番近
い出入口を選ぶ方法でも構わない。ステップ34の後は
ステップ36へと進む。ステップ35では前記駅の分か
り難い出入口を含めた全ての出入口の中から出発地点を
求める。出発地点は、ステップ34と同様に、目的地と
目的地までの経路とから総合的に判断したり、単純に目
的地に一番近いかどうかをもって判断しても良い。これ
により、その駅の熟知度が小さいときには、多少遠回り
でも分かりやすい出入口が選択され、その駅の熟知度が
大きいときには、分かり難くても、例えば近い方の出入
口が選択される。なおステップ32から直接ステップ3
5に分岐した場合、即ち一つの出入口しか無い場合に
は、前記出入口を出発地点とする。ステップ35の後は
ステップ36に進む。
【0031】ステップ36では目的地は駅かを調べる。
目的地が駅か否かの判断はステップ31での判断と同じ
である。目的地が駅の場合、次のステップ37に進み、
駅で無い場合はステップ41に進む。ステップ37では
目的地の駅に複数の出入口があるかを調べる。ステップ
32と同様に、予め駅のデータに出入口の数とそれぞれ
の位置を持たせておくことで簡単に実現することができ
る。複数の出入口が有る場合、次のステップ38に進
み、無い場合はステップ40に進む。ステップ38では
目的地の熟知度が予め設定した基準以下であるかを調べ
る。基準値以下の場合は次のステップ39に進み、基準
値を超える場合はステップ40に進む。
【0032】ステップ39では各駅毎に予め用意した出
入口、例えば代表的な分かり易い出入口の中から目的地
点を求める。目的地点は、出発地と出発地からの経路と
から総合的に判断して求めるが、単純に出発地に一番近
い出入口を選ぶ方法でも構わない。ステップ39の後は
ステップ41へと進む。ステップ40では前記駅の分か
り難い出入口も含めた全ての出入口の中から目的地点を
求める。求める方法はステップ39と同様に、出発地と
出発地までの経路とから総合的に判断したり、単純に出
発地に一番近いかどうかをもって判断しても良い。これ
により、その駅の熟知度が小さいときには、多少遠回り
でも分かりやすい出入口が選択され、その駅の熟知度が
大きいときには、分かり難くても、例えば近い方の出入
口が選択される。なおステップ37から直接ステップ4
0に分岐した場合、即ち一つの出入口しか無い場合に
は、前記出入口を目的地点とする。ステップ40の後は
ステップ41に進む。
【0033】ステップ41では出発地と目的地の位置よ
り経路探索を行う領域を定める。領域は両地点を含む矩
形領域で設定しても良いし、領地点を結ぶ直線上の各地
点を中心とする矩形の和として設定しても良い。要は出
発地と目的地の間の経路を計算する際に必要な道路線分
を含む領域が設定できれば方法は問わない。ステップ4
1の後はステップ42に進む。ステップ42では、ステ
ップ41で求めた領域内の道路線分を、出発地と目的地
の熟知度に応じて間引く処理を行う(ステップ42)。
間引く方法としては、予め道路線分に設定された道路種
別や道路幅などの属性を用い、熟知度が所定値以下であ
る場合には、私道や路地或いは道路幅の小さな道など分
かりづらいと判断される道は積極的に間引き、逆に熟知
度が所定値よりも大きい場合には、これらの間引く量を
少なくする。この事により、熟知度が低い地域では道幅
が広く、分かりやすい道を優先的に求め、熟知度が高い
場合には、多少分かりづらくても近道を優先的に求める
といったことが可能になる。ステップ42の後はステッ
プ43に進む。ステップ43では領域内の道路線分を用
いて、出発地から目的地までの経路を検索する。検索方
法としては、例えば最短経路を解くアルゴリズムとして
知られているDijkstraの方法などを使用することができ
る。勿論他の経路探索手法を用いることも可能であり、
要は出発地及び目的地を結ぶ何らかの経路が探索できれ
ばよい。以上のように経路探索部5での動作が実行され
る。
【0034】経路探索部5で出発地から目的地までの経
路が探索されたら、次に道案内情報生成部6が道案内情
報を生成する。道案内情報部6は、地図情報記憶部3に
記憶された地図情報に、経路探索部5で探索された経路
を例えば赤い線等で重ね書きして出発地から目的地まで
の経路を示す道案内情報を生成すると共に、必要な案内
文を生成する。このとき、経路探索部5での処理に対応
させて、出発地、目的地又は通過地における熟知度を考
慮した道案内情報を生成する。例えば、熟知度が所定値
以下の場合には、経路探索時に間引いた私道や路地、或
いは道路幅の小さな道などを地図情報からも削除して、
ランドマークも目立つものに限定する等して表示する地
図情報を簡略化する。同時に案内文として、目立つラン
ドマークを中心とした分かり易い案内文を生成する。一
方、熟知度が所定値よりも大きい場合には、経路探索時
に探索対象となった細かい私道や路地等も表示対象とす
ると共に、ランドマークの数も増やして表示する地図情
報を詳細化する。同時に、あまり目立たさないランドマ
ークも含めて詳細な案内文を生成する。この地図情報が
呈示部2で呈示されることにより、熟知度に応じた案内
情報がユーザに呈示される。また、これとは逆に、熟知
度が所定値よりも大きい場合には、ランドマークも代表
的なものに止め、極力簡略的な地図情報を含む道案内情
報を生成し、熟知度が所定値以下の場合には、呈示する
ランドマークや道路の数をこれよりも増やして詳細な地
図情報を含む道案内情報を生成するようにしても良い。
【0035】(第二の実施形態)図11に第二の実施形
態の概略構成を示す。本実施形態の道案内装置は、第一
の実施形態の道案内装置の構成に、追加案内実行部8と
追加案内実行履歴記憶部10とを加えた構成となってい
る。追加案内実行部8は、入力部1からの追加案内の要
求を受け、追加の案内情報を呈示する。ここで追加の案
内情報の呈示するとは、例えば呈示されている道案内情
報より更に詳細化した情報、具体的には更に細かい道を
呈示したり、経路沿いに呈示する目標物(ランドマー
ク)の数を増やしたり、経路上の地点地点の詳細図を呈
示する等である。また、更に通過の案内文を呈示しても
良い。追加案内履歴記憶部9は、前記追加案内実行部8
の実行履歴を、図12に示す構造で蓄積する。これによ
り、ある地点において、その近傍で過去に実施された追
加案内の回数とその実施時刻、更に実施時点での熟知度
をそれぞれ知ることができる。
【0036】次に本実施形態の道案内装置の動作につい
て説明する。本実施形態の動作は追加案内を実行できる
事を除けば第一の実施形態の道案内装置とほぼ同じであ
るが、地理熟知度算出部4の動作が第一の実施形態とは
一部異なっている。第二の実施形態での地理熟知度算出
部4の動作を図13に示す。ステップ51からステップ
56までは図9に示した第一の実施形態での地理熟知度
算出部4のステップ21からステップ26までの動作と
同じである。ステップ56に続き、ステップ57では追
加案内履歴記憶部9から、熟知度を算出する地点近傍で
の追加案内実行履歴を取り出し、ステップ58に進む。
ステップ58では最終訪問日時以降に追加案内を何回実
行しているかを調べる。実行回数が0回、即ち実行して
いない場合には終了し、1回以上実行している場合には
次のステップ59に進む。ステップ59では、追加案内
の最終実行時の熟知度が、ステップ56までに求めた熟
知度よりも大きいかを調べる。大きくない場合には終了
し、大きい場合には次のステップ60に進む。ステップ
60では前記追加案内の実行回数に応じて熟知度を補正
する。即ち、前回追加案内を行った時点での熟知度より
も現在の熟知度が小さいならば、今回も追加案内を実行
する可能性が高い、即ち実際の熟知度は計算された値よ
りも小さいと推定される。ステップ60では例えば以下
の数3で補正値を計算する。
【0037】
【数3】A″=H(A、n)=A―K4×n A″:補正した熟知度 A :補正前の熟知度 K4:定数 n :追加案内の実行回数
【0038】以上のように地理熟知度を計算する動作が
実行される。
【0039】(第三の実施形態)図14に第三の実施形
態の概略構成を示す。本実施形態の道案内装置は、第一
の実施形態の構成に、駅出入口熟知度算出部10を加え
た構成になっている。駅出入口熟知度算出部10は、地
図情報として蓄えられている駅出口の位置情報と、地理
熟知度算出部4で算出された結果とから、駅の各出入口
に対するユーザ7の熟知度を算出する働きをする。
【0040】本実施形態の道案内装置の動作手順を図1
5に示す。ステップ61からステップ62までは第一の
実施形態での動作手順と同じである。ステップ63では
出発地点が駅かどうかを調べる。出発地点が駅の場合、
次のステップ64に進み、駅で無い場合はステップ66
に進む。ステップ64では前記駅に複数の出入り口があ
るかを調べる。これは第一実施形態の際に説明したよう
に、予め駅のデータに出入口の数とそれぞれの位置を持
たせておくことで簡単に実現することができる。複数の
出入口が有る場合、次のステップ65に進み、無い場合
はステップ66に進む。ステップ65では各出入口での
熟知度を求める。各出入口での熟知度は、基本的には、
数1で示した出発地及び目的地での熟知度と同様に求め
ることができる。但し、この場合には、出発地及び目的
地よりも、より詳細な位置の熟知度となるので、熟知度
を算出する地点近傍のデータを取り出す場合、近傍とし
て設定する領域の面積を、対象地点を中心として半径5
mの範囲というように、出発地及び目的地の熟知度を求
める場合よりも小さく設定する必要がある。ある駅での
各出入口の熟知度を求めた例を図16に示す。このよう
に同じ駅であっても出入口によって異なる熟知度を求め
ることができる。ステップ65の後はステップ66に進
む。
【0041】ステップ66では目的地点が駅かどうかを
調べる。目的地点が駅の場合、次のステップ67に進
み、駅で無い場合はステップ69に進む。ステップ67
では前記駅に複数の出入口があるかを調べる。複数の出
入口が有る場合、次のステップ68に進み、無い場合は
ステップ69に進む。ステップ68ではステップ65と
同様に各出入口での熟知度を求める。ステップ68の後
はステップ69に進む。以下ステップ69からステップ
71は第一の実施形態で説明したステップ3からステッ
プ5の手順と同様で、経路探索部5で出発地から目的地
までの経路を検索し(ステップ69)、次に道案内情報
生成部6で道案内情報を生成し(ステップ70)、最後
に呈示部2で道案内情報を呈示する(ステップ71)。
但し、経路探索部5では、最適な出入口を経路として選
択する際に、第一候補、第二候補及び第三候補の出入口
の熟知度を比較し、いずれかの熟知度が他に比べて極端
に高い場合には、その出入口を最適な出入口として選択
する。これにより、ユーザ7にとって慣れた出入口を経
路に含めることが出来る。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、携
帯端末等で一般的に用いられている位置情報取得機能
や、ユーザによる現在地や目的地の入力情報等を用いる
ことで、ユーザ自身の地理的な熟知度を算出し、前記算
出された熟知度に基づいた経路並びに道案内情報を生成
することによって、歩行者に優しく分かり易い道案内を
行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態に係る道案内装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 同第一の実施形態の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図3】 格子状に分割された各エリアに定義された地
理的な熟知度の例を示す図である。
【図4】 出発地から目的地までの間のノードとアーク
による経路を示す図である。
【図5】 同ノードとアークのデータ構造を示す図であ
る。
【図6】 同道案内装置における地理熟知度算出部の構
成例を示すブロック図である。
【図7】 同地理熟知度算出部における位置情報蓄積の
動作手順を示すフローチャートである。
【図8】 同地理熟知度算出部における位置情報蓄積部
に蓄積される情報の例を示す図である。
【図9】 同地理熟知度算出部の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図10A】 同地理熟知度を利用した経路探索の例を
示すフローチャートである。
【図10B】 図10Aの続きの処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】 本発明の第二の実施形態に係る道案内装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図12】 同道案内装置における追加案内履歴記憶部
に蓄積される情報の例を示す図である。
【図13】 同道案内装置における地理熟知度算出部の
動作手順を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の第三の実施形態に係る道案内装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図15A】 同道案内装置の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図15B】 図15Aの続きの処理を示すフローチャ
ートである。
【図16】 駅の各出入口での熟知度の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…入力部、2…提示部、3…地図情報記憶部、4…地
理熟知度算出部、5…経路探索部、6…道案内情報生成
部、7…ユーザ、8…追加案内実行部、9…追加案内実
行履歴記憶部、10…駅出入口熟知度算出部、11…ノ
ード、12…アーク、41…位置情報取得部、42…時
刻取得部、43…割込タイマー、44…位置情報蓄積
部、45…地理熟知度算出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 506 G06F 17/60 506 G08G 1/005 G08G 1/005 (72)発明者 久保田 浩明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AB13 AC02 AC06 AC08 AC18 AC20 5B075 KK07 KK13 KK33 KK37 KK40 ND06 ND20 ND22 ND23 PP02 PQ02 PQ04 PQ13 PR01 PR03 PR08 UU14 UU16 5H180 AA21 BB05 BB15 FF05 FF10 FF22 FF25 FF27 FF32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出発地から目的地までの道案内情報を生
    成し、ユーザに呈示する道案内装置において、 少なくとも道案内を希望する目的地の情報を入力する入
    力手段と、 前記ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミン
    グで取得する位置情報取得手段及び前記取得した位置情
    報を蓄積する位置情報蓄積手段を有し、前記位置情報蓄
    積手段に蓄積された位置情報を用いて前記出発地及び目
    的地の少なくとも一方における前記ユーザの地理的な熟
    知度を算出する地理熟知度算出手段と、 前記算出されたユーザの熟知度に応じて前記道案内情報
    を生成する道案内情報生成手段と、 前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示
    手段とを具備したことを特徴とする道案内装置。
  2. 【請求項2】 前記算出された地理的な熟知度に応じて
    前記出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手
    段を更に備えてなることを特徴とする請求項1記載の道
    案内装置。
  3. 【請求項3】 前記地理熟知度算出手段は、現在位置の
    取得時に現在時刻を時刻情報として取得する時刻取得手
    段を更に備え、前記位置情報取得手段で取得した位置情
    報を前記時刻取得手段で取得した時刻情報と共に前記位
    置情報蓄積手段に蓄積し、前記位置情報蓄積手段に蓄積
    された位置情報及び時刻情報を用いて前記熟知度を算出
    するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    道案内装置
  4. 【請求項4】 前記地理熟知度算出手段は、前記位置情
    報蓄積手段から前記出発地又は目的地の近傍に位置する
    位置情報を抽出し、抽出された位置情報の数及びその位
    置情報が取得された日数の少なくとも一方に基づいて前
    記熟知度を算出するものであることを特徴とする請求項
    3記載の道案内装置。
  5. 【請求項5】 前記地理熟知度算出手段は、前記位置情
    報蓄積手段から前記出発地又は目的地の近傍に位置する
    位置情報を抽出し、抽出された位置情報のうち最後に取
    得された位置情報の取得時から現在までの時間が多いほ
    ど前記熟知度を少なくするものであることを特徴とする
    請求項3又は4記載の道案内装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、前記道案内情報生成手
    段で生成された道案内情報に対して更に追加の案内情報
    の要求を入力するものであり、 前記入力手段に追加の案内情報の要求が入力されたとき
    に追加案内を実行する追加案内実行手段と、 前記追加案内実行手段での追加案内の実行履歴を記憶す
    る追加案内実行履歴記憶手段とを更に具備し、 前記地理熟知度算出手段は、前記記憶された追加案内の
    実行履歴に応じて前記地理的な熟知度を算出するもので
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載
    の道案内装置
  7. 【請求項7】 前記経路探索手段は、複数の出入口を持
    つ駅を出発地又は目的地とする際に、前記駅での地理的
    な熟知度が所定値以下の場合、前記複数の出入口のうち
    予め選択された出入口の中から最適な出入口を選択して
    経路を生成し、前記駅での前記地理的な熟知度が前記所
    定値よりも大きい場合、その駅での全ての出入口の中か
    ら最適な出入口を選択して経路を生成するものであるこ
    とを特徴とすることを特徴とする請求項2〜6のいずれ
    か一項記載の道案内装置。
  8. 【請求項8】 複数の出入口を持つ駅を出発地又は目的
    地とする際に、前記位置情報蓄積手段に蓄積された位置
    情報に基づいて前記駅の各出入口での熟知度を算出する
    駅出入口熟知度算出手段を更に備え、 前記経路探索手段は、前記複数の出入口の中から前記各
    出入口での熟知度も考慮して最適な出入口を選択して経
    路を生成するものであることを特徴とする請求項2〜7
    のいずれか一項記載の道案内装置
  9. 【請求項9】 出発地から目的地までの道案内情報を生
    成し、ユーザに呈示する道案内機能を備えた携帯端末装
    置において、 少なくとも道案内を希望する目的地の情報を入力する入
    力手段と、 所定のタイミングで取得され、且つ蓄積された前記タイ
    ミングにおけるユーザの位置を示す位置情報を用いて前
    記出発地及び目的地の少なくとも一方における前記ユー
    ザの地理的な熟知度を算出する地理熟知度算出手段と、 前記算出されたユーザの熟知度に応じて、道案内情報を
    生成する道案内情報生成手段と、 前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示する呈示
    手段とを具備したことを特徴とする携帯端末装置。
  10. 【請求項10】 道案内を希望する少なくとも目的地の
    情報を入力するステップと、 ユーザの現在位置を位置情報として所定のタイミングで
    取得すると共に、前記取得した位置情報を蓄積し、前記
    蓄積された位置情報を用いて出発地及び目的地の少なく
    とも一方における前記ユーザの地理的な熟知度を算出す
    るステップと、 前記算出されたユーザの熟知度に応じて、道案内情報を
    生成するステップと、 前記生成された道案内情報を前記ユーザに呈示するステ
    ップとをコンピュータに実行させるための道案内プログ
    ラム。
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