JP2003073028A - 用紙折り装置 - Google Patents

用紙折り装置

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JP2003073028A
JP2003073028A JP2001263348A JP2001263348A JP2003073028A JP 2003073028 A JP2003073028 A JP 2003073028A JP 2001263348 A JP2001263348 A JP 2001263348A JP 2001263348 A JP2001263348 A JP 2001263348A JP 2003073028 A JP2003073028 A JP 2003073028A
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folding
rollers
sheet
roller
paper
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JP2001263348A
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Hisao Hosoya
久男 細谷
Kazuhiro Hirota
和浩 廣田
Kazuyoshi Oumi
和儀 淤見
Kazuaki Fukuda
和晃 福田
Mamoru Tomotsune
守 友常
Tomoji Kanazawa
友二 金沢
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Konica Minolta Inc
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙折り装置を簡単化及び小型化し、用紙折
りローラの押圧力を任意の適正値に簡単に調整可能に
し、正しい規格寸法の折りが安定して持続され、しかも
折りによる汚れの発生を無くし、更に、用紙の皺の発生
も皆無にする。 【解決手段】 一枚ずつ搬入される用紙を、中央の折り
畳みローラ及びその両側で該中央の折り畳みローラに圧
接する他の2つの折り畳みローラで構成した2組のロー
ラ対と案内板により、三つ折りに折り畳む用紙折り装置
において、回転可能に固定された前記他の2つの折り畳
みローラの中間位置に配置され、且つ各折り畳みローラ
の回転軸にほぼ直角になるような方向に前記中央の折り
畳みローラを引っ張る引っ張りバネを用いた押圧手段に
よって、前記2組のローラ対の折り畳みローラ間の圧力
を発生させるようにしたことを特徴とする用紙折り装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真画像形成装
置や印刷装置で画像が形成された用紙を三つ折りして編
集等の後処理が効率よくできるようにした用紙折り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】用紙折り装置における中央の折り畳みロ
ーラとそれを挟んで両方の折り畳みローラとの間に押圧
力を発生させる手段として引っ張りバネを用いる方法が
あったが、押圧力を可成り強くする必要があり、一端の
支軸の周りに揺動するレバーの中間部に中央の折り畳み
ローラを回転可能に固定し、該レバーの他端に引っ張り
バネをかけて中央の折り畳みローラを他の2つの折り畳
みローラに押圧していたが、かなりの設置スペースが占
められ装置の小型化を阻害していた。
【0003】一方、トナーを定着された用紙は用紙折り
装置で折られ、折りが弱いと編集上差し支えるし、強す
ぎると折られて重ねられたトナーの付着した面同士、即
ち印刷面同士が重なり、お互いに転写を受けて画面が汚
れてしまうことがある。
【0004】また、使用に際して、用紙は折られると共
に、実用上差し支えがないとは言えない横皺等の皺を生
じてしまうことがあり、必然的に折り寸法も適正な寸法
範囲に入らなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点を解決して、小型で、使用する用紙の厚さ等によ
る物性により押圧力が適正に切り換えられ、皺の起こり
にくい用紙折り装置を提供することを課題目的にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(9)項の何れか1項によって達成される。
【0007】(1) 一枚ずつ搬入される用紙を、中央
の折り畳みローラ及びその両側で該中央の折り畳みロー
ラに圧接する他の2つの折り畳みローラで構成した2組
のローラ対と案内板により、三つ折りに折り畳む用紙折
り装置において、回転可能に固定された前記他の2つの
折り畳みローラの中間位置に配置され、且つ各折り畳み
ローラの回転軸にほぼ直角になるような方向に前記中央
の折り畳みローラを引っ張る引っ張りバネを用いた押圧
手段によって、前記2組のローラ対の折り畳みローラ間
の圧力を発生させるようにしたことを特徴とする用紙折
り装置。
【0008】(2) 前記押圧手段は、前記引っ張りバ
ネの両端に設けたフックを、前記中央の折り畳みローラ
の端部の軸部にベアリングを介して嵌めたスライドフレ
ームのバネ掛け孔と、前記用紙折り装置の本体フレーム
に固定したブラケットの揺動支軸の周りに回動可能にし
たバネ掛け部材のバネ掛け孔との間の距離を短くした状
態で掛けて装着し、前記バネ掛け部材を回動させ本体フ
レームに突き当て前記距離を長くした状態で装着が完了
されるようにしたことを特徴とする(1)項に記載の用
紙折り装置。
【0009】(3) 前記押圧手段は前記バネ掛け部材
のバネ掛け孔を複数位置に設け、このバネ掛け孔の選択
によって引っ張り圧力を変更できるようにしたことを特
徴とする(2)項に記載の用紙折り装置。
【0010】(4) 前記中央の折り畳みローラは、両
側に配置されて固定された前記他の2つの折り畳みロー
ラに、前記押圧手段によって均等に押圧され安定して保
持されることを特徴とする(2)又は(3)項に記載の
用紙折り装置。
【0011】(5) 前記各折り畳みローラは芯金表面
に高摩擦係数のゴム材を有することを特徴とする(1)
〜(4)項の何れか1項に記載の用紙折り装置。
【0012】(6) 一枚ずつ搬入される用紙を、中央
の折り畳みローラ及びその両側で該中央の折り畳みロー
ラに圧接する他の2つの折り畳みローラで構成した2組
のローラ対と案内板により、三つ折りに折り畳む用紙折
り装置において、前記中央の折り畳みローラは逆クラウ
ン型の表面形状を持つことを特徴とする用紙折り装置。
【0013】(7) 前記中央の折り畳みローラは逆ク
ラウン型の表面形状を持つことを特徴とする(1)項に
記載の用紙折り装置。
【0014】(8) 一枚ずつ搬入される用紙を、中央
の折り畳みローラ及びその両側で該中央の折り畳みロー
ラに圧接する他の2つの折り畳みローラで構成した2組
のローラ対と案内板により、三つ折りに折り畳む用紙折
り装置において、前記他の2つの折り畳みローラは逆ク
ラウン型の表面形状を持つことを特徴とする用紙折り装
置。
【0015】(9) 前記他の2つの折り畳みローラは
逆クラウン型の表面形状を持つことを特徴とする(1)
項に記載の用紙折り装置。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は本発明の用紙折り装置
を画像形成部や後処理部に連結して構成した画像形成装
置の実施の形態の概略図である。
【0017】図1において、10は電子写真方式により
用紙上に画像を形成する画像形成部、20は原稿の画像
を読取って画像データを出力する画像読取部、40は画
像形成された用紙に折り目を付ける用紙折り装置、80
は画像形成部10で画像形成され、用紙折り装置40か
ら搬送された用紙に対して、ステープリング等の後処理
を行う後処理部である。
【0018】画像形成部10は、感光体11と、感光体
11に対して帯電、露光、現像を行ってトナー像を形成
し、感光体11に形成されたトナー像を用紙に転写する
像形成ユニット12と、種々のサイズの用紙をそれぞれ
がサイズ毎に区別して収納する収納部13a、13b、
13c、13dと、各収納部13a、13b、13c、
13dから用紙を一枚ずつ取り出して、像形成ユニット
12へと搬送するローラー群を備える給紙部18a、1
8b、18c、18dと、用紙の両面への画像形成に際
して記録を反転して片面記録された用紙を像形成ユニッ
ト12へと搬送する反転給紙部14と、用紙上に転写さ
れたトナー像を定着する定着器15とを有する。
【0019】画像読取部20は原稿が載置される原稿給
紙台21と、原稿を搬送し読取位置を形成するプラテン
ローラ22と、読取済み原稿が載置される原稿排紙台2
3と、原稿から反射した画像光を受光し、読取信号を生
成するイメージセンサ24とを有する。
【0020】後処理部80には、用紙をそのまま排紙す
る固定排紙皿80aと、可動排紙皿80bとが設けら
れ、更に、固定排紙皿80aに排紙する排紙経路Aと、
多数枚の排紙の際に使用する昇降型の可動排紙皿80b
へ排紙する排紙経路Bと、これらの排紙経路へ切り換え
案内するゲートG1とが設けられている。排紙経路Bに
は、更に、ステープラ83のための搬送経路80cが接
続される。
【0021】次に、本発明の実施の形態における用紙折
り装置40の構成について説明する。
【0022】図2の用紙折り装置の正面図に示すよう
に、用紙折り装置40への進入部を形成する搬送路42
に穿孔装置41を設けると共に、搬送路の先に搬送ロー
ラ43、44を設ける。また、案内板46で形成された
第1の搬送路46Aに中間搬送ローラ53A、53B
と、搬送方向を切り換える切換部材45とを設け、第1
の搬送路46Aの出口部には案内板46の後端部を形成
する用紙案内部47が形成されている。
【0023】更に、用紙案内部47と対向した位置には
一対の互いに圧接した折り畳みローラ53、54が設け
られ、更に、折り畳みローラ54に圧接して折り畳みロ
ーラ63が設けられている。折り畳みローラ53、54
及び63はゴム等の摩擦抵抗の高い材料で構成される。
折り畳みローラ53、54の搬送方向上流側には用紙の
厚さ方向両側に設けられた案内板48により第2の搬送
路48Aが形成される。第2の搬送路48Aには、用紙
Pの先端を停止させる第1停止部材49が用紙Pの移動
方向である方向W1に移動可能に設けられている。一
方、片側の案内板48の下に歯付プーリー50、51を
設け、歯付プーリー50、51に歯付ベルト52を懸架
し、前記第1停止部材49の基部を歯付ベルト52に固
定する。第1停止部材49を方向W1に移動させるため
に、歯付プーリー50を駆動するステッピングモータM
1が設けられ、歯付プーリー50を回転させることによ
り、第1停止部材49を移動させ、所定位置に停止させ
るように構成している。第1停止部材49はステッピン
グモータM1により駆動されて処理する用紙Pのサイズ
に応じて複数の所定位置から選択された位置に移動し停
止する。
【0024】図2の正面図及び図7の平面図に示すよう
に歯付ベルト52と第1停止部材49を搬送経路幅方向
の2ケ所に設けることにより用紙Pの先端を進行方向に
対して直角に保持し、用紙Pを正確に突き当てるように
構成している。
【0025】折り畳みローラ53、54、第1の停止部
材49、歯付ベルト52及びステッピングモータM1に
より第1の用紙折り部が形成される。
【0026】そして第1の停止部材49に用紙先端が突
き当てられた後も、中間搬送ローラ53A,53Bによ
って搬送されることによって起こる撓みが前記折り畳み
ローラ53,54に捲き込まれて、図6の斜視図に示す
ように折り畳まれる用紙の第1の折り目P1が付けられ
る。
【0027】更に、折り畳みローラ53,54の搬送方
向下流側には用紙の厚さ方向両側に設けられた案内板5
6で第3の搬送路56Aが形成される。該両側の案内板
56の端部には湾曲した案内部561と案内端部が形成
される。一方、第1の停止部材49と同様に、第3の搬
送路56Aにも用紙Pの折り目を先端として当接させて
停止させる第2の停止部材57が用紙Pの移動方向W2
に移動可能に設けられる。そして案内板56の片方の側
に歯付プーリー58、59を設け、歯付プーリー58、
59に歯付ベルト60を懸架し、前記第2の停止部材5
7の基部を歯付ベルト60に固定する。第2停止部材5
7を用紙の搬送方向である方向W2に移動させるため、
歯付プーリー58を駆動するステッピングモータM2が
設けられ、歯付プーリー58を駆動することにより、歯
付ベルト60と共に第2の停止部材57を方向W2に移
動させ所定位置に停止させる。
【0028】これにより、折り畳みローラ53、54で
折り畳まれ搬送される用紙Pの折り目が先端として第2
の停止部材57に突き当たり、用紙Pの案内部561近
傍に位置する部分は屈曲し、折り畳みローラ54、63
に巻き込まれて図6の斜視図に示すような第2の折り目
P2が付けられる。また、折り畳みローラ54、63の
下流側に案内板64が設けられ、案内板64により、紙
折り終了の用紙を排出する役目を持つ第4の搬送路64
Aへの導入路64Bが形成される。片方の案内板64と
折り畳みローラ63に圧接する従動ローラ63Aとによ
り、第4の搬送路64Aにおける用紙Pの搬送を確実な
ものにしている。第4の搬送路64Aは前記第2の停止
部材57の近傍の位置まで延長されており、排紙路56
Bへと続く。排紙路56Bには排紙ローラ65、66が
設けられている。
【0029】折り畳みローラ54、63、第2の停止部
材57、歯付ベルト60及びステッピングモータM2に
より第2の紙折り部が形成される。
【0030】更に、第3の搬送路56Aの第2の停止部
材57に近い特定位置に用紙Pを検知するセンサ62が
設けられており、第3の搬送路56Aにおける用紙Pの
通過を検知する。
【0031】なお、図2に示すように用紙案内部47の
側方に可動補助案内部材471(作用は後述する)が設
けられている。
【0032】以上のように構成された用紙折り装置40
の作用、即ち、単純通紙及び用紙Pの二つ折りと、三つ
折りとを行う折り畳み処理を説明する。
【0033】(1)単純通紙 単純通紙を図2により説明する。図2の状態から、用紙
折り装置40に設けた切換部材45を方向W3(点線)
に回転させる。用紙Pは搬送ローラ43、44により搬
送路42を搬送され切換部材45により排紙路56Bに
案内され、排紙ローラ65、66により方向W4に搬送
され後処理部80に送られる。
【0034】短い長さの用紙例えばA4サイズ以下の用
紙Pに穿孔処理を行う場合には、搬送路42の用紙Pを
搬送ローラ43、44及び排紙ローラ65、66で所定
の長さ搬送した時点で停止させ、穿孔装置41で用紙P
の所定位置に穿孔した後に搬送ローラ43、44及び排
紙ローラ65、66で搬送し、後処理部80に送る。
【0035】また、長い長さの用紙例えばB4サイズ以
上の用紙Pの後部に穿孔する場合には、先ず切換部材4
5を方向W3(実線)に回転させると共に、可動補助案
内部材471を方向W5(実線)に回転させ、第2の搬
送路48Aを塞いだ状態にする。このような搬送経路を
形成した後、用紙Pを搬送ローラ43、44で搬送す
る。先ず用紙Pは第1の搬送路46Aを搬送され、中間
搬送ローラ53A、53Bにより搬送されて可動補助案
内部材471で案内され、更に、折り畳みローラ53、
54の矢印方向の回転により、用紙進入口55から折り
畳みローラ53、54間に進入する。用紙後端を穿孔す
るモードにおいては、ステッピングモータM2が作動し
て歯付ベルト60を駆動し、第2の停止部材57を移動
させて第3の搬送路56A及び排紙路56Bから退避さ
せる。第3の搬送路56A及び排紙路56Bを搬送され
る用紙Pの後端が穿孔装置41に達したタイミングで、
折り畳みローラ53、54、搬送ローラ43、44、中
間搬送ローラ53A、53Bを停止させ、穿孔装置41
を作動させて用紙Pの所定位置に穿孔処理をした後、再
びこれらローラを同時回転させて用紙Pを搬送し、排紙
ローラ65、66により後処理部80に送る。
【0036】(2)折り畳み処理 折り畳み処理における作用をやはり図2により説明す
る。
【0037】折り畳みモード及び用紙サイズの設定によ
って、まず図2において、用紙Pのサイズ情報に従って
図示しない制御手段によりステッピングモータM1、M
2を駆動して歯付ベルト52及び60を回動し、第1の
停止部材49と、第2の停止部材57とをサイズに応じ
た位置に移動させ、更に、切換部材45を方向W3(実
線)に回転させて排紙路56Bを閉鎖する。
【0038】折り畳み工程の開始により、画像読取部2
0や画像形成部10から送り込まれた用紙Pは、搬送ロ
ーラ43、44と、中間搬送ローラ53A、53Bとに
より、用紙厚さ方向両側に設けた案内板46で形成され
る第1の搬送路46Aの中を搬送され、次に用紙厚さ方
向両側に設けた案内板48で形成される第2の搬送路4
8Aに進入し、用紙Pの先端が第1の停止部材49に突
き当たる。
【0039】次に、中間搬送ローラ53A、53Bは更
に回転を続行し、用紙Pを第1の停止部材49の方向へ
強制的に搬送する。しかるに第1の停止部材49で用紙
Pの先端が停止状態にあるため、用紙Pには第1の搬送
路46Aと、第2の搬送路48Aの間で屈曲力が作用す
るが、右側には用紙案内部47が形成されているために
折り畳みローラ53、54の方に屈曲し、用紙Pの屈曲
部が折り畳みローラ53、54の間に形成された進入口
55に進入する。そして、折り畳みローラ53、54は
矢印方向に回転しているので、第1の折り目P1が形成
されつつ用紙Pが搬送される。
【0040】次に、折り畳みローラ53、54で第1の
折り目P1が形成された用紙Pは折り畳みローラ53、
54により用紙厚さ方向両側に設けた案内板56で形成
される第3の搬送路56Aを第1の折り目P1を先頭に
して搬送される。そして、第1の折り目P1が第2の停
止部材57に突き当たり停止する。更に、折り畳みロー
ラ53、54が回転を続行しているため、折り畳みロー
ラ53、54と、第2の停止部材57の間で用紙Pに屈
曲力が作用するが、案内板56の案内部561により下
方への屈曲を阻止される結果、用紙Pは折り畳みローラ
54、63間に形成された進入口61に進入する。
【0041】折り畳みローラ54、63は矢印方向に回
転しているので、用紙Pの屈曲部を折り畳みローラ5
4、63間に搬送し、第2の折り目P2が形成されつつ
用紙Pが搬送される。
【0042】第1の折り目P1と第2の折り目P2が形
成された用紙Pは、折り畳みローラ54、63の圧接に
よる搬送力により、第3の搬送路56Aを逆行し第1の
折り目P1が第2の停止部材57より離れる。そして、
第1の折り目P1の通過をセンサ62が検知した信号に
より、ステッピングモータM2を駆動する。ステッピン
グモータM2の作動により第2の停止部材57は歯付き
ベルト60によって裏側の位置に移動して第3の搬送路
56Aや、それに合流する次に述べる第4の搬送路64
Aから退避する。
【0043】このように三つ折り処理された用紙Pは、
案内板64と従動ローラ63Aとにより折り畳みローラ
63に沿って搬送され、用紙厚さ方向両側に設けた案内
板64で形成される第4の搬送路64Aを下方に走行す
る。そして、排紙路56Bの排紙ローラ65、66によ
り第2の折り目P2を先頭にして後処理部80に送られ
る。
【0044】次に本発明の用紙折り装置40に用いた折
り畳みローラの押圧手段について、図3の折り畳みロー
ラ間の押圧関係機構を示す正面図、図4のその側面図及
び図5の中央の折り畳みローラを示す側面図を用いて述
べる。
【0045】図3及び図4においては折り畳みローラの
片側の押圧関係機構のみを記しているがその機構は両側
に設けられている。
【0046】用紙折り装置40の本体フレーム40Aに
は取り付け孔40Bが設けられ、その外側には前記本体
フレーム40Aにほぼ密着したスライドフレーム542
が設けられ、該スライドフレーム542には、前記取り
付け孔40Bよりも小さいベアリング挿入孔542Bが
設けられ、両方の孔がほぼ同心に重ねられた状態で鍔付
きベアリング541が前記ベアリング挿入孔542Bに
鍔が密着するまで挿入され、該鍔付きベアリング541
の内径には中央の折り畳みローラ54の端部の軸部が嵌
められ抜け止め用のストップリング543が装着されて
いる。そしてスライドフレーム542の下方にはバネ掛
け孔542Cを有するバネ掛け部542Aが立ち上げら
れ、引っ張りバネ550の一方のフック550Aが掛け
られている。
【0047】他方のフック550Bの掛けられるバネ掛
け部材548は前記本体フレーム40Aに固定ねじ54
7で取り付けられたブラケット545の揺動支軸546
の周りに揺動可能に設けられている。
【0048】そしてバネ掛け部材548には複数、例え
ば2つのバネ掛け孔548A,548Bが設けられてい
る。因みに、バネ掛け孔548Aに掛けられたときは最
小の引っ張り力2kgの発生であるのに対し、バネ掛け
孔548Bに掛けられたときは最大の引っ張り力6kg
の発生になる。
【0049】図4(a)はフック550Bをバネ掛け孔
548Bに掛けた状態であり、図4(b)はフック55
0Bをバネ掛け孔548Aに掛けた状態である。どちら
も組み立て時にバネを掛けるときはバネ掛け部材548
を立てた状態であり、スライドフレーム542のバネ掛
け孔542Cから近い位置にあるので引っ張りバネ55
0は両フック550A、550Bを楽な力で掛けられる
利点がある。
【0050】そしてバネ掛け部材548をその座が本体
フレーム40Aに接触するまで回動させることによっ
て、バネ掛け孔548A,548Bは何れも揺動支軸5
46とバネ掛け孔542Cを結ぶ線上にあるデッドポイ
ントを越して反対側の位置に収まるので安定な状態に落
ち着くようにしてある。しかし念のためこの位置でバネ
掛け部材548は固定ねじ549で本体フレーム40A
に固定される。
【0051】尚、バネ掛け部材548のバネ掛け孔は上
記のようにバネ掛け孔548A,548Bだけでなく更
に多くの適当な孔を用意することができる。
【0052】このようにして、中央の折り畳みローラ5
4はその両側の折り畳みローラ53,63に対して均等
に押圧した状態の正しい姿勢で接触する。
【0053】また、中央の折り畳みローラ54を、図5
の側面図に示すように中央部が稍凹状の逆クラウン状の
ローラにし、両側の他の2つの折り畳みローラ53,6
3を太さが一定のローラとすることによって用紙折り時
の皺の全く起こらない安定した用紙集積装置が得られ
た。
【0054】同様に、両側の他の2つの折り畳みローラ
53,63を、図5の側面図に示したものと同様に中央
部が稍凹状の逆クラウン状のローラにし、中央の折り畳
みローラ54を太さが一定のローラとすることによって
用紙折り時の皺の全く起こらない安定した用紙集積装置
が得られた。
【0055】本発明の実施の形態では、折り畳みローラ
は太さが一定のローラにした場合には直径35±0.0
3mm、長さ347mmのものを用い、逆クラウンロー
ラにした場合には両端部の直径35±0.03mm、中
央部の直径34.80〜34.85mm、長さ347m
mにしたものを用いた。しかしこれに限定されるもので
はない。
【0056】連続折り畳みテストの結果、そのクラウン
量の設定によって皺や折りずれの発生は太さが一定なロ
ーラだけにした場合に比べて大幅に減少することを確認
した。しかし、後者の場合も実用上差し支えのある皺の
発生は殆どなかった。
【0057】
【発明の効果】本発明により用紙折り装置が簡単化及び
小型化され、用紙折りローラの押圧力が任意の適正値に
簡単に調整可能になったので正しい規格寸法の折りが安
定して持続されしかも折りによる汚れも皆無になった。
更に、用紙の皺の発生も皆無になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙折り装置を画像形成部や後処理部
に連結して構成した画像形成装置の実施の形態を示す概
略図である。
【図2】本発明の用紙折り装置の正面図である。
【図3】折り畳みローラ間の押圧関係機構を示す正面図
である。
【図4】折り畳みローラ間の押圧関係機構を示す側面図
である。
【図5】中央の折り畳みローラを示す側面図である。
【図6】用紙を三つ折りした状態を示す斜視図である。
【図7】停止部材の配置の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 画像形成部 11 感光体 12 像形成ユニット 20 画像読取部 21 原稿給紙台 40 用紙折り装置 40A 用紙折り装置の本体フレーム 40B 取り付け孔 53、54、63 折り畳みローラ 49 第1の停止部材 57 第2の停止部材 46、48、56、64 案内板 46A 第1の搬送路 48A 第2の搬送路 56A 第3の搬送路 64A 第4の搬送路 80 後処理部 541 鍔付きベアリング 542 スライドフレーム 542A バネ掛け部 542B ベアリング挿入孔 542C バネ掛け孔 543 ストップリング 545 ブラケット 546 揺動支軸 547、549 固定ねじ 548 バネ掛け部材 548A、548B バネ掛け孔 550 引っ張りバネ P 用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 和晃 埼玉県川越市吉田新町3丁目10番地13 (72)発明者 友常 守 埼玉県朝霞市仲町2丁目6番41号 (72)発明者 金沢 友二 東京都武蔵野市吉祥寺北町5丁目1番27号 Fターム(参考) 2H072 GA01 JA02 JC08 3F049 AA10 CA04 CA15 CA33 DA12 DB04 LA02 LA06 LB01 3F108 AA01 AB01 AC02 AC04 BA03 BA08 BB03 CC05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚ずつ搬入される用紙を、中央の折り
    畳みローラ及びその両側で該中央の折り畳みローラに圧
    接する他の2つの折り畳みローラで構成した2組のロー
    ラ対と案内板により、三つ折りに折り畳む用紙折り装置
    において、回転可能に固定された前記他の2つの折り畳
    みローラの中間位置に配置され、且つ各折り畳みローラ
    の回転軸にほぼ直角になるような方向に前記中央の折り
    畳みローラを引っ張る引っ張りバネを用いた押圧手段に
    よって、前記2組のローラ対の折り畳みローラ間の圧力
    を発生させるようにしたことを特徴とする用紙折り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段は、前記引っ張りバネの両
    端に設けたフックを、前記中央の折り畳みローラの端部
    の軸部にベアリングを介して嵌めたスライドフレームの
    バネ掛け孔と、前記用紙折り装置の本体フレームに固定
    したブラケットの揺動支軸の周りに回動可能にしたバネ
    掛け部材のバネ掛け孔との間の距離を短くした状態で掛
    けて装着し、前記バネ掛け部材を回動させ本体フレーム
    に突き当て前記距離を長くした状態で装着が完了される
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の用紙折り
    装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段は前記バネ掛け部材のバネ
    掛け孔を複数位置に設け、このバネ掛け孔の選択によっ
    て引っ張り圧力を変更できるようにしたことを特徴とす
    る請求項2に記載の用紙折り装置。
  4. 【請求項4】 前記中央の折り畳みローラは、両側に配
    置されて固定された前記他の2つの折り畳みローラに、
    前記押圧手段によって均等に押圧され安定して保持され
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載の用紙折り装
    置。
  5. 【請求項5】 前記各折り畳みローラは芯金表面に高摩
    擦係数のゴム材を有することを特徴とする請求項1〜4
    の何れか1項に記載の用紙折り装置。
  6. 【請求項6】 一枚ずつ搬入される用紙を、中央の折り
    畳みローラ及びその両側で該中央の折り畳みローラに圧
    接する他の2つの折り畳みローラで構成した2組のロー
    ラ対と案内板により、三つ折りに折り畳む用紙折り装置
    において、前記中央の折り畳みローラは逆クラウン型の
    表面形状を持つことを特徴とする用紙折り装置。
  7. 【請求項7】 前記中央の折り畳みローラは逆クラウン
    型の表面形状を持つことを特徴とする請求項1に記載の
    用紙折り装置。
  8. 【請求項8】 一枚ずつ搬入される用紙を、中央の折り
    畳みローラ及びその両側で該中央の折り畳みローラに圧
    接する他の2つの折り畳みローラで構成した2組のロー
    ラ対と案内板により、三つ折りに折り畳む用紙折り装置
    において、前記他の2つの折り畳みローラは逆クラウン
    型の表面形状を持つことを特徴とする用紙折り装置。
  9. 【請求項9】 前記他の2つの折り畳みローラは逆クラ
    ウン型の表面形状を持つことを特徴とする請求項1に記
    載の用紙折り装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2011136798A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Ricoh Co Ltd 用紙折り装置
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