JP2003072923A - クレーンによる物品の入出庫管理方法 - Google Patents

クレーンによる物品の入出庫管理方法

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JP2003072923A JP2001270999A JP2001270999A JP2003072923A JP 2003072923 A JP2003072923 A JP 2003072923A JP 2001270999 A JP2001270999 A JP 2001270999A JP 2001270999 A JP2001270999 A JP 2001270999A JP 2003072923 A JP2003072923 A JP 2003072923A
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Seizo Sekimoto
誠造 関本
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YODO CASTING CO Ltd
YODO CASTING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレーンを利用した入出庫作業において、従
来の人による入出庫の確認に加えて、これをクレーンで
吊り上げた物品の重量を測定して、この重量をもとにし
て、間違いの無い物品でないか、その数に間違いが無い
かを割り出して自動的にチェックして、その時点で間違
いがあったときには、その後の対応を早い段階で速やか
に行なえるようにする、クレーンによる物品の出入庫管
理方法と、その出入庫管理システムを提供することを課
題とする。 【解決手段】 指定した物品をクレーンで吊り上げたと
きに、その吊り上げた重量を重量測定器で測定し、この
測定して得た測定値を、コンピュータデータとして記憶
させてある物品の種類とその重量データを前記記憶部か
ら読み出した物品情報のどの物品の重量の倍数であるか
を比較判別することにより、吊り上げた物品の種類と数
を確認して物品の入出庫を管理することができるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンで物品を
吊り上げたときにその重量を測定して、予め入力してお
いた複数種類の物品の重量データの倍数とを比較して、
吊り上げた物品の種類と数が指定したものと間違いがな
いかを確認して物品の入出庫管理を行なう他、物品の保
管位置をアドレス化させ、このアドレス化させた位置に
向けてクレーンを移動させる、クレーンによる物品の出
入庫管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーン作業では、これを操作するオペ
レータと物品にフックを掛ける人を要し、しかも通常、
両者が離れた位置に居ることから、物品を吊り上げると
きには、両者において吊り上げる物品の種類や数を正確
に把握しておかなければ、間違った種類の物品を吊り上
げたり、また、間違った数の物品を吊り上げたりするこ
とがある。このため、従来では、クレーンを利用した物
品の入出庫時には、クレーンのオペレータと物品にフッ
クを掛ける人の双方において入・出庫伝票をもとに入・
出庫作業を行なっていた。しかしながら、入・出庫伝票
の記載に間違いがなくても、フックを掛ける人が入・出
庫伝票の内容を読み間違えて物品を入・出庫させたりす
ることがある。また、入庫の段階では問題がなくても、
本来保管されるべき場所に何らかの原因で違った種類の
物品が持ち運ばれてきたものを気が付かないまま出庫さ
せてしまうことがある。このようにして、いったん物品
の種類や数を間違えると、その多くは納品されたときに
間違いが発見されるが、このようになると、納品先に迷
惑をかけるだけでなく、返送と再発送に多大の負担が生
じる。また、入庫の場合にもこのような間違いが生じる
と、物品の保管場所を間違えることになり、これが出荷
時に問題を起こしかねない。また、正確な在庫管理が行
なえない。このようなことから、最近では、フックにか
かる荷重を測定するクレーンスケールを備えたクレーン
も見られる。このクレーンスケールは、例えば、フック
の直上部にロードセルなどからなる重量測定器を備えこ
もので、一般には、その後方に備えたオプションの無線
ユニットを通じて前記重量測定器で測定した重量値を、
無線受信装置或いはクレーンの制御装置で判るようにし
てある。よって、上述した入・出庫伝票をもとに、さら
にこのクレーンスケールを使用すると、吊り上げるべき
物品の重量データと吊り上げた物品の重量とを比較する
ことによって、より正確に、指定した物品の重量相当分
を吊り上げたかどうかを知ることができる。また、従来
では、保管されている物品の上方にクレーンの吊り上げ
部を位置させるときの位置決めに、吊り上げ部を移動さ
せる走行ガーダー、横行ガーダー、クラブなどの位置を
マイクロスイッチ、非接触式スイッチ、センサなどで検
知して行なう方法、吊り上げ部から直下方に向けてレー
ザー光を照射させて、作業者がレーザー光のスポットが
物品に印されるのを確認する方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たクレーンスケールを使用する方法は、吊り上げ作業を
する度に、指定した物品の重量データを入力する作業が
必要で、そのときに物品データを間違って入力し易かっ
た。また、一度に複数個の物品の吊り上げるときには、
物品の数や重量データの加算作業が必要で、このときに
も間違って入力し易かった。また、上述した位置決めに
使用する各種スイッチ類やセンサの反射板は、その取付
位置が固定されているため、それ以外の位置を保管位置
にすることができなかった。このため、保管場所を物品
の大きさに応じて有効に利用できなかった。
【0004】本発明者は、従来、クレーンを用いた入出
庫などにこれらのような課題があることから、これらの
課題を解消する新規な技術の開発に着手した。そして、
その後における鋭意・検討の結果、ついに本発明を完成
するまでに至った。
【0005】このような経緯を経て完成するに至った本
発明は、クレーンを利用した入出庫作業において、従来
の人による入出庫作業に加えて、これをクレーンで吊り
上げた物品の重量を測定して、この重量をもとにして、
間違いの無い物品でないのか、その数に間違いが無いの
かを割り出して、これを自動的にチェックし、その時点
で間違いがあったときには、その後の対応を早い段階で
速やかに行なえるようにすること、及び、物品の保管位
置をアドレス化させて、このアドレス化させた位置にク
レーンの吊り上げ部を位置させることができる、クレー
ンによる物品の入出庫管理方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに提案される請求項1に記載のクレーンによる物品の
入出庫管理方法は、指定した物品をクレーンで吊り上げ
たときに、その吊り上げた重量を重量測定器で測定し、
この測定して得た測定値を、コンピュータデータとして
記憶させてある物品の種類とその重量データを前記記憶
部から読み出した物品情報のどの物品の重量の倍数であ
るかを比較判別することにより、吊り上げた物品の種類
と数を確認して物品の入出庫を管理することを特徴とす
る。
【0007】この方法を採用すると、クレーンで物品を
吊り上げたときに、自動的に物品の種類と数を確認する
ことができるようになる。しかも、この確認は、予め入
力しておいた複数種類の物品のデータを基にして行なう
ので、クレーンで物品を吊り上げる作業をする度に、物
品のデータを入力するという煩わしく、間違い易い入力
作業が不用になるので、至極便利で間違いのない入出庫
作業と物品の在庫管理が行なえる。本発明において使用
されるクレーンは、各種のクレーンが適用の対象となる
が、とくに、天井走行型クレーンは、従来において倉庫
内に物品を入庫させたり、倉庫内から物品を出庫させる
クレーンとして用いられており、しかも、その移動の制
御と操作がコンピュータ化されていることから、従来か
ら使用しているクレーンをそのまま利用できる。また、
既存の制御用プログラムに新たなプログラムを追加し、
距離測定そのための器具を搭載するだけで簡単に、しか
も、低コストで本発明方法を実施できる。クレーンのフ
ックで吊り上げる物品の種類の特定は、従来通りの出庫
伝票(入庫伝票)をもとにして行われるが、本発明では
これを確認するだけに止めて、吊り上げた物品の重量を
測定して、どの種類の物品を何個吊り上げたのかを演算
し、この演算に、予めコンピュータに入力しておいた複
数の物品データから比較して行なうようにした。吊り上
げた物品の重量を測定して、どの種類の物品であるかど
うかを事前に入力して記憶させておいた各種の物品の重
量のデータとを比較演算して行われる。なお、所望によ
り、同時に複数個の物品を吊り上げることもあるので、
比較演算するデータはその物品の重量の整数倍であり、
そのデータは、物品を吊り上げるより前に、コンピュー
タなどに記憶させておくことが必要である。このように
して入力した複数種類の物品の各重量を整数倍にした値
のうちの何れに略合致しているかを算出して製品の種類
と個数を割り出す方法が採られる。
【0008】請求項2に記載のクレーンによる物品の入
出庫管理方法は、請求項1に記載の方法に加えて、クレ
ーンで吊り上げた物品の重量と指定した物品の重量の倍
数とを比較演算した結果、これらが一致しないときに
は、クレーンの動きを停止させてその情報を制御装置の
表示部に表示し、或いは、この表示部による表示に加え
て信号音、音声、ブザーのいずれかにより表示を行なう
方法であることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の方法によれば、吊り上げ
た物品の種類や数が間違っていたときの確認が確実に行
なえ、しかも、その後の対応が容易に行なえる。ここに
いう表示部の好適な例としては、アドレス指定とその表
示に用いられているコンピュータ(パソコン)のディス
プレイが挙げられ、信号音、音声などはこのコンピュー
タ(パソコン)のスピーカから発する。クレーンの動き
を再開させる方法としては、例えば、コンピュータ(パ
ソコン)のキーボード、マウス、ペンのいずれかの操
作、又は、制御盤のスイッチ操作により行なう方法が挙
げられる。なお、この停止時に、吊り上げ部のフック
を、そのまま上昇させるのか、下降させるのかを選択す
るボタンをこのコンピュータ(パソコン)のディスプレ
イに表示させて、このボタンをマウスなどでクリックさ
せると、その昇降のいずれかが再開するようにしてもよ
い。
【0010】請求項3に記載のクレーンによる物品の入
出庫管理方法は、請求項1また3は2に記載の方法に、
クレーンで吊り上げた物品の種類又はその数或いはこれ
ら双方が指定した物品のものと違っていることが判明し
たときには、これをクレーンの制御部から吊り上げ位置
にいる作業者の携帯端末器に、音声、文字、信号音、点
灯、点滅からなる表示のいずれか又は複数の方法により
知らせる方法を加えたことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の方法によれば、吊り上げ
た物品の種類や数が間違っていたときには、クレーンを
操作するオペレータだけでなく、物品にフックを掛ける
作業者にもその内容を知らせることができるので、その
後の対応が迅速に行なえる。ここにいう携帯端末器は、
専用の端末器に限らず、携帯型小型無線機、PHS、携
帯電話機であってもよい。
【0012】請求項4に記載のクレーンによる物品の入
出庫管理方法は、上記いずれかの方法に、クレーンで吊
り上げた物品の重量を測定して物品の種類と数を確認す
ることにより、物品の入出庫を把握し、その結果をデー
タ管理して物品の在庫管理を行なう方法を加えたことを
特徴とする。
【0013】請求項4に記載の方法によれば、保管場所
全体における物品の在庫管理が行なえ、とくに、倉庫な
どの保管場所の、どこに、どのような種類の物品が何個
保管されているのかという情報が操作室のコンピュータ
(パソコン)ディスプレイの画面上で確認することがで
きるので、便利である。
【0014】請求項5に記載のクレーンによる物品の入
出庫管理方法は、上記いずれかの方法に、物品の保管場
所内における所望の指定した保管位置をコンピュータ
(パソコン)プログラムに基づいてアドレス化させて、
クレーンの吊り上げ部が移動して指定した保管位置の上
方に位置したときに、その移動を停止させる方法を加え
たことを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の方法によれば、物品の保
管位置を、所望のアドレス指定した位置に自由に決める
ことができるので、物品の大きさや形状に対応させた位
置に保管することができるようになる。また、この位置
の上方にクレーンを移動させてその吊り上げ部を位置さ
せるときの位置合わせが、自動的に、しかも、正確に行
なえるようになり、物品の大きさや形状に対応させて保
管場所を有効利用させることができるようになる。この
ため、ここにいうアドレス化は、物品の保管位置を一定
の間隔毎に決めてもよいが、保管位置を自由に設定でき
るものである。
【0016】請求項6に記載のクレーンによる物品の入
出庫管理方法は、請求項5に記載の方法に、アドレス指
定した保管位置の上方にクレーンの吊り上げ部が向かう
ように、コンピュータ(パソコン)のキーボード、マウ
ス、ペンのいずれかを操作して入力したアドレス信号に
基づいて、クレーンの走行ガーダー、横行ガーダー、ク
ラブのうちの少なくとも一方又はクレーンのブームを移
動させ、しかもその移動を、レーザー光又は超音波を利
用した距離計測器を用いてこれらの移動位置を測定した
測定値に基づいて行なう方法を加えたことを特徴とす
る。
【0017】請求項6に記載の方法によれば、クレーン
を自動走行させて、その吊り上げ部を、指定した物品の
真上に位置させることができるので、従来、生じ易かっ
た、人為的な入力ミスによって間違った位置に吊り上げ
部を位置させるという事態の多くが無くなる。とくに、
そのクレーンの各部の移動している位置を、レーザー光
又は超音波を利用した距離測定技術で測定して行なうの
で、正確な位置を把握することができ、延いては、指定
した物品の保管位置上方に向けた正確な位置決めが行な
える。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明方法を実施させるた
めの具体的な実施の形態を添付図面に示した実施例に従
って詳述する。図1及び図2は、本発明方法を実施させ
るのに好適とされる天井走行型クレーンとその一部を示
している。これら各図に示す天井走行型クレーン1は、
物品50の保管場所Lの左右壁面上部に敷設した2本の
平行なレール3,3上には、これらレール3,3に対し
て水平直角方向に向けた走行ガーダー4(4)が、その
両端に設けた走行体に支持された状態で、レール3,3
上を走行自在な状態で位置している。60は操作室であ
り、この操作室60内には、クレーンを操作するための
図示しない制御盤とこの制御盤に接続したコンピュータ
(パソコン)が設置されている。図2に示すように、こ
の走行ガーダー4(4)の上部には、横行ガーダー6
(6)が走行ガーダー4(4)上に沿って走行自在な状
態で位置しており、この横行ガーダー6(6)には、横
行ガーダー6(6)を横行走行させるモータ9(9)
と、吊り上げ部14(14)のフック15(15)を掛
けたワイヤーロープ13(13)を巻き取る巻取用のモ
ータ12(12)と、このモータ12(12)と、これ
らモータ9,12(9,12)を無線で遠隔制御する無
線中継機11(11)が搭載されている。図2は、フッ
ク15にワイヤーロープ8を掛けて2個の物品2を吊り
上げた状態を示しており、本実施例ではこの物品2とし
て、マンホール蓋を示している。
【0019】図3の(a)図及び(b)により、吊り上
げ部の一部を構成するフック15周辺部を説明すると、
フック15の上端部分は金属製ケース16の下面内に突
入しており、このケース16の上面には、ワイヤーロー
プ13を掛ける滑車20が支持部材を介して回転自在に
支持されている。そして、このケース16内には重量測
定測器17が内装支持されており、この重量測定器17
にフック15の上端部分が装着されている。そして、ケ
ース16の前面には、デジタル表示部18が設けられて
いる。さらに、ケース17の後面には、重量測定器17
及びデジタル表示部18と信号線で接続された無線機4
5が備え付けられており、この無線機45を介して、ク
レーンの操作室内のコンピュータ(パソコン)に、フッ
ク15に掛けた物品の重量の測定値の信号を送ることが
できるようになっている。また、この重量はデジタル表
示部18にも表示される。
【0020】図4は、本実施例における重量測定のため
の制御構造を簡略して示したブロック図である。同図の
左図に示すように、各種物品の種類とその種類毎の重量
とからなる多数の重量データを入力するキーボードから
なる重量データ入力部26と、重量データを記憶し且つ
読み出し可能な記憶部27と、重量測定器17で測定し
た指定物品の重量と記憶部27から読み出した物品の重
量倍数とを比較演算して吊り上げた物品の種類とその数
を割り出すプログラムが格納された比較演算部28と、
音声入出力部29と、この比較演算した結果などを表示
するディスプレイからなる表示部25とが、それぞれマ
イコンを実装した制御部24に接続されている。また、
この制御部24には、吊り上げのケースに備え付けられ
ている無線機(45)及び横行ガーダー(6)に搭載さ
れている無線機(50)とを無線信号を送受信する制御
側の無線中継機40が接続されている。40は入出力イ
ンターフェイス、41は無線機である。また、図3の右
図には、上記左図に対応する吊り上げ部側を示してお
り、17は重量測定器、22は重量測定器に接続した増
幅回路、21は臓腑靴用電源、23は重量測定器17の
制御回路部、42は入出力インターフェンス、45は無
線機41と送受信を行なう無線機である。
【0021】図5は、吊り上げた物品を測定してその数
を算出する工程を示したフロー図であり、同図におい
て、吊り上げ準備のスタート(ステップ30)により、
物品を吊り上げると(ステップ31)、先ず、その重量
が検出される(ステップ32)。そして、この検出値を
予め登録しておいた物品の重量データと比較して(ステ
ップ33)、指定した物品の重量倍数が割り出されたか
を比較演算する(ステップ34)。重量倍数が割り出さ
れたときには、その数量を表示(ステップ35)ととも
に、青ランプが点灯する(ステップ37)。なお、重量
倍数が割り出されなかったときには、これをディスプレ
イ上に表示し(ステップ37)、吊り上げを一時停止す
る(ステップ38)。なお、その停止の解除(ステップ
39)は、オペレータがコンピュータのキーボードなど
を操作して行なう。
【0022】ところで、本実施例では、図1を参照しつ
つ図6に示すように、物品50の保管場所L内の各保管
位置がアドレス化されて、そのアドレスはコンピュータ
(パソコン)のディスプレイに表示することができるよ
うになっている。そして、このアドレス指定した保管位
置に向けて、走行ガーダー4,4が走行するときに、こ
れらの位置を計測しながら走行して、正確な位置で停止
させることができるように、片側レール3の両端近傍個
所に、それぞれ走行ガーダー4,4の側面に取り付けた
反射板40,40に向けてレーザー光を照射し、その反
射時間を計測する距離計測器41,41が備え付けられ
ており、この距離計測器41,41の計測値に基づいて
走行ガーダー4,4が、アドレスで指定された目的位置
に自動走行できるように構成されている。そして、この
アドレス指定した保管位置に向けて、横行ガーダー6,
6が走行するときに、これらの位置を計測しながら走行
して、正確な位置で停止させることができるように、横
行ガーダー6,6の上部に、片側レール3に沿った近傍
個所に取り付けた反射板43に向けてレーザー光を照射
し、その反射時間を計測する距離計測器44,44が備
え付けられており、この距離計測器43,43の計測値
に基づいて横行ガーダー6,6が、アドレスで指定され
た目的位置に自動走行できるように構成されている
【0023】
【発明の効果】以上、説明した本発明の請求項1のクレ
ーンによる物品の入出庫管理方法によれば、物品をクレ
ーンで吊り上げたときに、その吊り上げた重量を重量測
定器で自動測定し、この測定して得た測定値を、前以っ
て記憶部に入力しておいた各種物品のうちのどの物品の
重量の倍数であるかを前記制御装置の比較演算部で比較
して、吊り上げた物品の種類と数を確認することができ
るので、この吊り上げ行程を利用して、どの種類の物品
を吊り上げたのかを正確に把握・確認できるようになっ
た。このため、物品の入出庫の間違いを従来と比較して
格段に低く抑えることができるようになったのである。
【0024】また、本発明の請求項2のクレーンによる
物品の入出庫管理方法によれば、上述した効果に加え
て、クレーンで吊り上げた物品の重量と指定した物品の
重量の倍数とを比較演算した結果、これらが一致しない
ときには、クレーンの動きを停止させてその情報を制御
装置の表示部に表示したり、この表示部による表示に加
えてブザー又は音声表示を行なうことができるようにし
た結果、吊り上げた物品の種類や数が間違っていたとき
の確認が確実に行なえ、しかも、その後の対応を容易に
行なうことができるようになったのである。
【0025】また、本発明の請求項3のクレーンによる
物品の入出庫管理方法によれば、上述した効果に加え
て、クレーンで吊り上げた物品の種類又はその数或いは
これら双方が指定した物品のものと間違っていたことが
判明したときには、その情報をクレーンの制御部から吊
り上げ位置にいる作業者の携帯端末器に、音声表示、文
字表示、ブザー表示、点灯表示、点滅表示のいずれか1
又は複数の方法により知らせるようにした結果、吊り上
げた物品の種類や数が間違っていたときには、これをク
レーンを操作するオペレータだけでなく、物品にフック
を掛ける作業者にも知らせることができるようになっ
た。このため、物品を間違えて吊り上げた後の対応が迅
速に行なえるようになったのである。
【0026】また、本発明の請求項4のクレーンによる
物品の入出庫管理方法によれば、上述した効果に加え
て、クレーンで吊り上げた物品の重量を測定して物品の
種類と数を確認することによって物品の入出庫を把握
し、その結果をデータ管理して物品の在庫管理ができる
ようになったので、保管場所全体の在庫管理と、入出庫
管理が行なえるようになったのである。
【0027】また、本発明の請求項5に記載のクレーン
による物品の入出庫管理方法によれば、上述した効果に
加えて、物品の保管場所内における所望の指定した保管
位置をコンピュータ(パソコン)プログラムに基づいて
アドレス化させて、クレーンの吊り上げ部が移動して指
定した保管位置の上方に位置したときに、その移動を停
止させるようにした結果、物品の保管位置をアドレス指
定でき、しかも、この位置を任意の自由な位置に設定す
ることができるようになったのである。このため、入出
庫のときの吊り上げ部の位置合わせが正確にしかも自動
的に行なうことができ、さらに、物品の大きさや形状に
対応させて保管場所を有効利用させることができるよう
になる。
【0028】また、請求項6に記載のクレーンによる物
品の入出庫管理方法によれば、 上述した効果に加え
て、アドレス指定した保管位置の上方にクレーンの吊り
上げ部が向かうように、クレーンの各部を移動させ、し
かもその移動を、レーザー光又は超音波を利用した距離
測定器を用いてこれらの移動位置を測定した測定値に基
づいて行なうようにした結果、クレーンを自動走行と目
的地での位置合わせが、さらに正確に行なえるようにな
ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例である天井型のガントリー
クレーンを示した平面図である。
【図2】 物品重量測定する方法を示した側面図であ
る。
【図3】(a)図は、吊り上げ部下部の正面図である。
(b)図は、同じく側面図である。
【図4】 本実施例による制御構造を簡略に示したブロ
ック図である。
【図5】 吊り上げた物品の重量から物品の数を確認す
るまでの行程を示すフロー図である。
【図6】 走行ガーダーと横行ガーダーの位置計測を行
なう構造を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 天井走行型クレーン 3 レール 4 走行ガーダー 6 横行ガーダー 14 吊り上げ部 15 フック 17 重量測定器 41 距離計測器 44 距離計測器 50 物品 L 保管場所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 AA05 BB01 JJ02 MM21 MM59 MM61 PP03 3F204 AA02 BA02 CA01 DA09 DB02 DB09 DC05 DC06 DD12 DD15 GA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定した物品をクレーンで吊り上げたと
    きに、その吊り上げた重量を重量測定器で測定し、この
    測定して得た測定値を、コンピュータデータとして記憶
    させてある物品の種類とその重量データを前記記憶部か
    ら読み出した物品情報のどの物品の重量の倍数であるか
    を比較判別することにより、吊り上げた物品の種類と数
    を確認して物品の入出庫を管理することを特徴とするク
    レーンによる物品の入出庫管理方法。
  2. 【請求項2】 クレーンで吊り上げた物品の重量と指定
    した物品の重量の倍数とを比較演算した結果、これらが
    一致しないときには、クレーンの動きを一時停止させて
    その情報を制御装置の表示部に表示し、或いは、この表
    示部による表示に加えて信号音、音声、ブザーのいずれ
    かにより表示を行なう請求項1に記載のクレーンによる
    物品の入出庫管理方法。
  3. 【請求項3】 クレーンで吊り上げた物品の種類又はそ
    の数或いはこれら双方が指定した物品のものと違ってい
    ることが判明したときには、これをクレーンの制御部か
    ら吊り上げ位置にいる作業者の携帯端末器に、音声、文
    字、信号音、点灯、点滅からなる表示のいずれか又は複
    数の方法により知らせる請求項1又は2に記載のクレー
    ンによる物品の入出庫管理方法。
  4. 【請求項4】 クレーンで吊り上げた物品の重量を測定
    して物品の種類と数を確認することにより、物品の入出
    庫を把握し、その結果をデータ管理して物品の在庫管理
    を行なう請求項1ないし3のいずれかの項に記載のクレ
    ーンによる物品の入出庫管理方法。
  5. 【請求項5】 物品の保管場所内における所望の指定し
    た保管位置をコンピュータ(パソコン)プログラムに基
    づいてアドレス化させて、クレーンの吊り上げ部が移動
    して指定した保管位置の上方に位置したときに、その移
    動を停止させる請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のクレーンによる物品の入出庫管理方法。
  6. 【請求項6】 アドレス指定した保管位置の上方にクレ
    ーンの吊り上げ部が向かうように、コンピュータ(パソ
    コン)のキーボード、マウス、ペンのいずれかを操作し
    て入力したアドレス信号に基づいて、クレーンの走行ガ
    ーダー、横行ガーダー、クラブのうちの少なくとも一方
    又はクレーンのブームを移動させ、しかもその移動を、
    レーザー光又は超音波を利用した距離計測器を用いてこ
    れらの移動位置を測定した測定値に基づいて行なう請求
    項5に記載のクレーンによる物品の入出庫管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105712204A (zh) * 2016-03-14 2016-06-29 河南中孚实业股份有限公司 多功能天车智能电子自动称重装置
JP2016204141A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 Jfeスチール株式会社 製品の誤搬送検出方法および誤搬送検出装置
CN110443946A (zh) * 2018-05-03 2019-11-12 北京京东尚科信息技术有限公司 售货机、物品种类的识别方法和装置

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