JP2003072876A - ロール積載用スペーサー - Google Patents
ロール積載用スペーサーInfo
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H18/00—Winding webs
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H2701/1133—Size of webs
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- B65H2701/53—Adaptations of cores or reels for special purposes
- B65H2701/534—Stackable or interlockable reels or parts of reels
Landscapes
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 積載した個々のロールが縦横に位置ずれして
フィルムの一部が損傷することがなく、小ロットの受注
に対してもロール数に応じて適宜数の使用が可能で保管
コストおよび輸送コストを著しく低減できるロール積載
用スペーサーを提供する。 【解決手段】 本発明のロール積載用スペーサー１は、
積載されるロール間に介在されるロール積載用スペーサ
ーであって、一方側のロールの環状コア内に挿嵌される
第１挿嵌部２と、他方側のロールの環状コア内に挿嵌さ
れる第２挿嵌部３と、第１挿嵌部２と第２挿嵌部３との
間に設けられ、第１挿嵌部２および第２挿嵌部３の延在
方向に対して直交する方向に延出した延出部４とを有し
ている。
フィルムの一部が損傷することがなく、小ロットの受注
に対してもロール数に応じて適宜数の使用が可能で保管
コストおよび輸送コストを著しく低減できるロール積載
用スペーサーを提供する。 【解決手段】 本発明のロール積載用スペーサー１は、
積載されるロール間に介在されるロール積載用スペーサ
ーであって、一方側のロールの環状コア内に挿嵌される
第１挿嵌部２と、他方側のロールの環状コア内に挿嵌さ
れる第２挿嵌部３と、第１挿嵌部２と第２挿嵌部３との
間に設けられ、第１挿嵌部２および第２挿嵌部３の延在
方向に対して直交する方向に延出した延出部４とを有し
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンデンサフィル
ムなどを環状コアに巻回して形成したロールを軸方向に
多数積載して、保管または輸送する際に使用して好適な
ロール積載用スペーサーに関する。
ムなどを環状コアに巻回して形成したロールを軸方向に
多数積載して、保管または輸送する際に使用して好適な
ロール積載用スペーサーに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、誘電体として使用されるコンデ
ンサフィルムは、静電容量を増大させるために、より薄
くより滑らかに形成されるため、その分傷付き易く、保
管や特に輸送に際して外部からの衝撃に対する十分な配
慮が求められる。
ンサフィルムは、静電容量を増大させるために、より薄
くより滑らかに形成されるため、その分傷付き易く、保
管や特に輸送に際して外部からの衝撃に対する十分な配
慮が求められる。
【０００３】そして、このようなコンデンサフィルム
は、通常、環状コアに巻回して形成されたロールを軸方
向に多数積載して保管、輸送されている。具体的には、
例えば図６に示すように、ベース板３１上面に、ロール
３０と緩衝シート（環状シート）３３とを交互に積載載
置した後、ロール３０の環状コア３０ａ内に筒状体（例
えば樹脂管）３２を挿入し、さらに、全体を樹脂シート
（図示しない）で被包した上で、ダンボール箱（図示し
ない）に梱包して、保管、輸送している。
は、通常、環状コアに巻回して形成されたロールを軸方
向に多数積載して保管、輸送されている。具体的には、
例えば図６に示すように、ベース板３１上面に、ロール
３０と緩衝シート（環状シート）３３とを交互に積載載
置した後、ロール３０の環状コア３０ａ内に筒状体（例
えば樹脂管）３２を挿入し、さらに、全体を樹脂シート
（図示しない）で被包した上で、ダンボール箱（図示し
ない）に梱包して、保管、輸送している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、環状コア３０
ａ内に挿入される筒状体３２は、一般に個々のロール３
０の積載状態を維持することのみを目的としたものであ
り、市販されている樹脂管の内、環状コア３０ａの内径
に比較的近い外径のものが適宜使用されている。そのた
め、多くの場合は、環状コア３０ａの内面と筒状体３２
の外面との間にクリアランスが生じており、輸送時の衝
撃等で個々のロール３０が横方向に位置づれして、フィ
ルムの一部を損傷することがあった。
ａ内に挿入される筒状体３２は、一般に個々のロール３
０の積載状態を維持することのみを目的としたものであ
り、市販されている樹脂管の内、環状コア３０ａの内径
に比較的近い外径のものが適宜使用されている。そのた
め、多くの場合は、環状コア３０ａの内面と筒状体３２
の外面との間にクリアランスが生じており、輸送時の衝
撃等で個々のロール３０が横方向に位置づれして、フィ
ルムの一部を損傷することがあった。
【０００５】また、筒状体３２は上下に配されるロール
３０同士を離間させる構成要素を外面に有しておらず、
ロール３０同士は緩衝シート３３のみを介して積載され
ているため、緩衝シート３３を介在させたとしてもな
お、輸送時における縦方向の衝撃等で個々のロール３０
が上下動してフィルムの一部に損傷を与えることがあっ
た。
３０同士を離間させる構成要素を外面に有しておらず、
ロール３０同士は緩衝シート３３のみを介して積載され
ているため、緩衝シート３３を介在させたとしてもな
お、輸送時における縦方向の衝撃等で個々のロール３０
が上下動してフィルムの一部に損傷を与えることがあっ
た。
【０００６】さらに、筒状体３２は長い筒状体であるた
め、保管、輸送の際に嵩張りコスト高を招く一要因とな
っている。特に、近年、受注が多品目小ロット化へ移行
する傾向にあり、受注量や受注ロールのサイズに応じた
長さおよび外径の筒状体３２をその都度作製或いは予め
準備することは、さらなるコスト増に繋がり極めて非現
実的であり、小ロットの受注に対してもその受注量に応
じた高さおよび各ロールが位置ずれしないように積載可
能な保持部材が嘱望されている。
め、保管、輸送の際に嵩張りコスト高を招く一要因とな
っている。特に、近年、受注が多品目小ロット化へ移行
する傾向にあり、受注量や受注ロールのサイズに応じた
長さおよび外径の筒状体３２をその都度作製或いは予め
準備することは、さらなるコスト増に繋がり極めて非現
実的であり、小ロットの受注に対してもその受注量に応
じた高さおよび各ロールが位置ずれしないように積載可
能な保持部材が嘱望されている。
【０００７】そこで、本発明の課題は、積載した個々の
ロールが縦横に位置ずれしてフィルムの一部が損傷する
ことがなく、小ロットの受注に対してもロール数に応じ
て適宜数の使用が可能で保管コストおよび輸送コストを
著しく低減できるロール積載用スペーサーを提供するこ
とにある。
ロールが縦横に位置ずれしてフィルムの一部が損傷する
ことがなく、小ロットの受注に対してもロール数に応じ
て適宜数の使用が可能で保管コストおよび輸送コストを
著しく低減できるロール積載用スペーサーを提供するこ
とにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
は、積載されるロール間に介在されるロール積載用スペ
ーサーであって、該ロール積載用スペーサーは、一方側
のロールの環状コア内に挿嵌される第１挿嵌部と、他方
側のロールの環状コア内に挿嵌される第２挿嵌部と、前
記第１挿嵌部と前記第２挿嵌部との間に設けられ、前記
第１挿嵌部および第２挿嵌部の延在方向に対して直交す
る方向に延出した延出部とを有することを特徴とするロ
ール積載用スペーサーである。
は、積載されるロール間に介在されるロール積載用スペ
ーサーであって、該ロール積載用スペーサーは、一方側
のロールの環状コア内に挿嵌される第１挿嵌部と、他方
側のロールの環状コア内に挿嵌される第２挿嵌部と、前
記第１挿嵌部と前記第２挿嵌部との間に設けられ、前記
第１挿嵌部および第２挿嵌部の延在方向に対して直交す
る方向に延出した延出部とを有することを特徴とするロ
ール積載用スペーサーである。
【０００９】そして、前記ロール積載用スペーサーは円
環状に形成され、前記延出部の外径は、前記第１挿嵌部
および第２挿嵌部の外径より拡径して形成されているこ
とが好ましい。前記第１挿嵌部および第２挿嵌部の外径
は、使用するロールの環状コアの内径と略同一に形成さ
れていることが好ましい。前記第１挿嵌部の軸方向の端
部から前記第２挿嵌部の軸方向の端部までの長さは、使
用するロール間に当該ロール積載用スペーサーを複数介
在させると、隣接するロール積載用スペーサー同士が当
接する長さに形成されていることが好ましい。前記ロー
ル積載用スペーサーは樹脂材料にて一体成形されている
ことが好ましい。前記ロール積載用スペーサーは、弾性
樹脂材料にて一体成形されていてもよい。
環状に形成され、前記延出部の外径は、前記第１挿嵌部
および第２挿嵌部の外径より拡径して形成されているこ
とが好ましい。前記第１挿嵌部および第２挿嵌部の外径
は、使用するロールの環状コアの内径と略同一に形成さ
れていることが好ましい。前記第１挿嵌部の軸方向の端
部から前記第２挿嵌部の軸方向の端部までの長さは、使
用するロール間に当該ロール積載用スペーサーを複数介
在させると、隣接するロール積載用スペーサー同士が当
接する長さに形成されていることが好ましい。前記ロー
ル積載用スペーサーは樹脂材料にて一体成形されている
ことが好ましい。前記ロール積載用スペーサーは、弾性
樹脂材料にて一体成形されていてもよい。
【００１０】
【作用】本発明のロール積載用スペーサーは、一方側の
ロールの環状コア内に挿嵌される第１挿嵌部と、他方側
のロールの環状コア内に挿嵌される第２挿嵌部とを有し
ているため、輸送時の衝撃等で個々のロールが横方向に
位置づれすることがなく、フィルム等の一部が損傷する
ことがない。また、積載されるロール間毎に介在される
ロール積載用スペーサーであるため、小ロットの受注に
対してもロール数に応じた数のスペーサーを使用すれば
よく、小型で嵩張らず保管コストおよび輸送コストが低
減される。さらに、第１挿嵌部および第２挿嵌部の間に
延出部を有しているため、輸送時等に外部から縦方向の
衝撃を受けても、ロール同士がぶつかり合ってフィルム
等の一部を損傷することもない。
ロールの環状コア内に挿嵌される第１挿嵌部と、他方側
のロールの環状コア内に挿嵌される第２挿嵌部とを有し
ているため、輸送時の衝撃等で個々のロールが横方向に
位置づれすることがなく、フィルム等の一部が損傷する
ことがない。また、積載されるロール間毎に介在される
ロール積載用スペーサーであるため、小ロットの受注に
対してもロール数に応じた数のスペーサーを使用すれば
よく、小型で嵩張らず保管コストおよび輸送コストが低
減される。さらに、第１挿嵌部および第２挿嵌部の間に
延出部を有しているため、輸送時等に外部から縦方向の
衝撃を受けても、ロール同士がぶつかり合ってフィルム
等の一部を損傷することもない。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明のロール積載用スペ
ーサーを、図面に示した一実施例を用いて説明する。な
お、図１は本発明のロール積載用スペーサーの一実施例
の正面図であり、図２は図１に示したロール積載用スペ
ーサーの平面図であり、図３は図１のＡ−Ａ線断面図で
あり、図４は本発明のロール積載用スペーサーの使用状
態を示す縦断面図である。
ーサーを、図面に示した一実施例を用いて説明する。な
お、図１は本発明のロール積載用スペーサーの一実施例
の正面図であり、図２は図１に示したロール積載用スペ
ーサーの平面図であり、図３は図１のＡ−Ａ線断面図で
あり、図４は本発明のロール積載用スペーサーの使用状
態を示す縦断面図である。
【００１２】この実施例のロール積載用スペーサー１
は、積載されるロール間に介在されるロール積載用スペ
ーサーであって、図１ないし図４に示すように、一方側
のロール３０の環状コア３０ａ内に挿嵌される第１挿嵌
部２と、他方側のロール３０の環状コア３０ａ内に挿嵌
される第２挿嵌部３と、第１挿嵌部２と第２挿嵌部３と
の間に設けられ、第１挿嵌部２および第２挿嵌部３の延
在方向に対して直交する方向に延出した延出部４とを有
している。以下、各構成について順次詳述する。
は、積載されるロール間に介在されるロール積載用スペ
ーサーであって、図１ないし図４に示すように、一方側
のロール３０の環状コア３０ａ内に挿嵌される第１挿嵌
部２と、他方側のロール３０の環状コア３０ａ内に挿嵌
される第２挿嵌部３と、第１挿嵌部２と第２挿嵌部３と
の間に設けられ、第１挿嵌部２および第２挿嵌部３の延
在方向に対して直交する方向に延出した延出部４とを有
している。以下、各構成について順次詳述する。
【００１３】ロール積載用スペーサー１は、図４に示す
ように、積載されるロール３０間毎に介在するように、
ロール３０の環状コア３０ａと係合して配置されるもの
であり、円環状に形成されている。
ように、積載されるロール３０間毎に介在するように、
ロール３０の環状コア３０ａと係合して配置されるもの
であり、円環状に形成されている。
【００１４】なお、本願でいう「ロール」とは、環状コ
アなどの心材に巻回した巻状物を広く包含するものであ
り、例えばこの実施例のようなコンデンサフィルムの巻
状物の他、その他の樹脂フィルムや紙材などの巻回物な
どを含む概念である。また、この実施例のロール積載用
スペーサー１は、図２および図３に示すように円環状に
形成されたものであるが、これに限定されるものではな
く、例えば平面視で外形が多角形状のものや中空でない
もの（環状でないもの）なども広く本発明の範疇に包含
される。ただし、軽量で把持し易い等、主として取り扱
い上の観点から、環状であることが好ましい。
アなどの心材に巻回した巻状物を広く包含するものであ
り、例えばこの実施例のようなコンデンサフィルムの巻
状物の他、その他の樹脂フィルムや紙材などの巻回物な
どを含む概念である。また、この実施例のロール積載用
スペーサー１は、図２および図３に示すように円環状に
形成されたものであるが、これに限定されるものではな
く、例えば平面視で外形が多角形状のものや中空でない
もの（環状でないもの）なども広く本発明の範疇に包含
される。ただし、軽量で把持し易い等、主として取り扱
い上の観点から、環状であることが好ましい。
【００１５】第１挿嵌部２は、一方側のロール３０（図
４では下段側のロール３０）の環状コア３０ａ内に挿嵌
される部位であり、この実施例では円環状に形成されて
いる。ただし、第１挿嵌部は円環状に限定されるもので
はなく、一方側のロールの環状コア３０ａ内に挿嵌可能
な形態のものを広く包含するものであり、例えば平面視
で外形が多角形状のものや中空でないもの（環状でない
もの）でもよい。
４では下段側のロール３０）の環状コア３０ａ内に挿嵌
される部位であり、この実施例では円環状に形成されて
いる。ただし、第１挿嵌部は円環状に限定されるもので
はなく、一方側のロールの環状コア３０ａ内に挿嵌可能
な形態のものを広く包含するものであり、例えば平面視
で外形が多角形状のものや中空でないもの（環状でない
もの）でもよい。
【００１６】第１挿嵌部２の外径は、ロール３０の環状
コア３０ａの内径と略同一に形成されており、これによ
り、第１挿嵌部２がロール３０の環状コア３０ａ内に密
着して挿嵌され、積載したロールの位置ずれをより確実
に防止する。
コア３０ａの内径と略同一に形成されており、これによ
り、第１挿嵌部２がロール３０の環状コア３０ａ内に密
着して挿嵌され、積載したロールの位置ずれをより確実
に防止する。
【００１７】第２挿嵌部３は、他方側のロール３０（図
４では上段側のロール３０）の環状コア３０ａ内に挿嵌
される部位であり、この実施例では円環状に形成されて
いる。ただし、第２挿嵌部も円環状に限定されるもので
はなく、他方側のロールの環状コア３０ａ内に挿嵌可能
な形態のものを広く包含するものであり、例えば平面視
で外形が多角形状のものや中空でないもの（環状でない
もの）でもよい。
４では上段側のロール３０）の環状コア３０ａ内に挿嵌
される部位であり、この実施例では円環状に形成されて
いる。ただし、第２挿嵌部も円環状に限定されるもので
はなく、他方側のロールの環状コア３０ａ内に挿嵌可能
な形態のものを広く包含するものであり、例えば平面視
で外形が多角形状のものや中空でないもの（環状でない
もの）でもよい。
【００１８】第２挿嵌部３の外径もまた、ロール３０の
環状コア３０ａの内径と略同一に形成されており、これ
により、第２挿嵌部３がロール３０の環状コア３０ａ内
に密着して挿嵌され、積載したロールの位置ずれをより
確実に防止する。
環状コア３０ａの内径と略同一に形成されており、これ
により、第２挿嵌部３がロール３０の環状コア３０ａ内
に密着して挿嵌され、積載したロールの位置ずれをより
確実に防止する。
【００１９】また、第１挿嵌部２の軸方向の端部から第
２挿嵌部３の軸方向の端部までの長さ（図４中ｈ）は、
使用するロール３０間に当該ロール積載用スペーサー１
を複数介在させた場合、隣接するロール積載用スペーサ
ー同士が面当接する長さに形成されている。これによ
り、隣接するロール積載用スペーサー１同士が端面同士
で係合するため、積載したロール３０がより位置ずれし
ないロール積載用スペーサーとなる。
２挿嵌部３の軸方向の端部までの長さ（図４中ｈ）は、
使用するロール３０間に当該ロール積載用スペーサー１
を複数介在させた場合、隣接するロール積載用スペーサ
ー同士が面当接する長さに形成されている。これによ
り、隣接するロール積載用スペーサー１同士が端面同士
で係合するため、積載したロール３０がより位置ずれし
ないロール積載用スペーサーとなる。
【００２０】延出部４は、第１挿嵌部２と第２挿嵌部３
との間に設けられ、第１挿嵌部２および第２挿嵌部３の
延在方向に対して直交する方向に、第１挿嵌部２および
第２挿嵌部３より延出するように形成されている。本発
明のロール積載用スペーサーがこのような延出部を有す
ることにより、輸送時等に外部から衝撃を受けても、ロ
ール同士が接触するなどロールが位置ずれしてフィルム
等の一部が損傷することを防止できる。
との間に設けられ、第１挿嵌部２および第２挿嵌部３の
延在方向に対して直交する方向に、第１挿嵌部２および
第２挿嵌部３より延出するように形成されている。本発
明のロール積載用スペーサーがこのような延出部を有す
ることにより、輸送時等に外部から衝撃を受けても、ロ
ール同士が接触するなどロールが位置ずれしてフィルム
等の一部が損傷することを防止できる。
【００２１】なお、この実施例の延出部２も円環状に形
成されており、その外径は、第１挿嵌部２および第２挿
嵌部３の外径より拡径して形成されている。これによ
り、円環状でより取り扱いが容易なロール積載用スペー
サーとなる。ただし、本発明のロール積載用スペーサー
における延出部はこれに限定されるものではなく、第１
挿嵌部２と第２挿嵌部３との間に設けられ、第１挿嵌部
２および第２挿嵌部３の延在方向に対して直交する方向
に、第１挿嵌部２および第２挿嵌部３より延出したもの
を広く包含するものであり、例えば、第１挿嵌部２およ
び第２挿嵌部３の延在方向に対して直交する方向に部分
的に延出した複数の突出部からなるようなものであって
もよい。
成されており、その外径は、第１挿嵌部２および第２挿
嵌部３の外径より拡径して形成されている。これによ
り、円環状でより取り扱いが容易なロール積載用スペー
サーとなる。ただし、本発明のロール積載用スペーサー
における延出部はこれに限定されるものではなく、第１
挿嵌部２と第２挿嵌部３との間に設けられ、第１挿嵌部
２および第２挿嵌部３の延在方向に対して直交する方向
に、第１挿嵌部２および第２挿嵌部３より延出したもの
を広く包含するものであり、例えば、第１挿嵌部２およ
び第２挿嵌部３の延在方向に対して直交する方向に部分
的に延出した複数の突出部からなるようなものであって
もよい。
【００２２】また、延出部は、この実施例のように、環
状コア３０の上面または下面と面当接するように、第１
挿嵌部２および第２挿嵌部３の延在方向に対して直交す
る方向に延在する上面または下面を有することが好まし
く、これにより、ロール同士の接触をより確実に防止で
きる。
状コア３０の上面または下面と面当接するように、第１
挿嵌部２および第２挿嵌部３の延在方向に対して直交す
る方向に延在する上面または下面を有することが好まし
く、これにより、ロール同士の接触をより確実に防止で
きる。
【００２３】そして、このロール積載用スペーサー１は
樹脂材料にて一体成形されている。ただし、本発明のロ
ール積載用スペーサーを形成する材料は樹脂材料に限定
されるものではなく、例えば紙材、木材、金属材料など
により形成されたものを広く包含する。ただし、成形容
易性および低廉性に優れ、また反復使用可能な耐久性等
に優れた樹脂材料が好適である。
樹脂材料にて一体成形されている。ただし、本発明のロ
ール積載用スペーサーを形成する材料は樹脂材料に限定
されるものではなく、例えば紙材、木材、金属材料など
により形成されたものを広く包含する。ただし、成形容
易性および低廉性に優れ、また反復使用可能な耐久性等
に優れた樹脂材料が好適である。
【００２４】また、本発明のロール積載用スペーサー
は、弾性樹脂材料にて一体成形されていてもよく、この
場合、第１挿嵌部および第２挿嵌部の外径を、ロールの
環状コア３０の内径より若干大きめに形成すると、第１
挿嵌部および第２挿嵌部がロールの環状コア内により密
着して挿嵌でき、積載したロールの位置ずれをさらに確
実に防止することができる。
は、弾性樹脂材料にて一体成形されていてもよく、この
場合、第１挿嵌部および第２挿嵌部の外径を、ロールの
環状コア３０の内径より若干大きめに形成すると、第１
挿嵌部および第２挿嵌部がロールの環状コア内により密
着して挿嵌でき、積載したロールの位置ずれをさらに確
実に防止することができる。
【００２５】つぎに、本発明のロール積載用スペーサー
１の使用例について説明する。ロール積載用スペーサー
１の使用に際しては、図４に示すように、まず、ベース
板３１上面に、積載する第１番目のロール３０を載置す
る。つぎに、その上面に緩衝シート３３を載置する。そ
して、本発明のロール積載用スペーサー１を取り付ける
が、この場合、第１挿嵌部２をロール３０の環状コア３
０ａ内に挿入するようにして載置する。
１の使用例について説明する。ロール積載用スペーサー
１の使用に際しては、図４に示すように、まず、ベース
板３１上面に、積載する第１番目のロール３０を載置す
る。つぎに、その上面に緩衝シート３３を載置する。そ
して、本発明のロール積載用スペーサー１を取り付ける
が、この場合、第１挿嵌部２をロール３０の環状コア３
０ａ内に挿入するようにして載置する。
【００２６】さらに、次段に配するロール３０を、その
環状コア３０ａ内に、既に配したロール積載用スペーサ
ー１の第２挿嵌部３が挿入されるようにして載置する。
このような緩衝シート３３からロール３０の載置を繰り
返し行い、受注したロール数に達したら、全体を樹脂シ
ート（図示しない）で被包し、ダンボール箱（図示しな
い）に梱包して、保管、輸送する。
環状コア３０ａ内に、既に配したロール積載用スペーサ
ー１の第２挿嵌部３が挿入されるようにして載置する。
このような緩衝シート３３からロール３０の載置を繰り
返し行い、受注したロール数に達したら、全体を樹脂シ
ート（図示しない）で被包し、ダンボール箱（図示しな
い）に梱包して、保管、輸送する。
【００２７】さらに、図５に示した本発明のロール積載
用スペーサーの他の実施例について説明する。この実施
例のロール積載用スペーサー１０と前述したロール積載
用スペーサー１との相違は、第１挿嵌部の軸方向の端部
から第２挿嵌部の軸方向の端部までの長さが、使用する
ロール間に当該ロール積載用スペーサー１０を複数介在
させた場合、隣接するロール積載用スペーサー同士が当
接する長さに形成されていない点のみが異なり、他は同
じである。同一構成部位には同一符号を付し説明を省略
する。このように、本発明のロール積載用スペーサーの
範疇には、使用するロール間に当該ロール積載用スペー
サー１０を複数介在させた場合、隣接するロール積載用
スペーサー１０同士が当接しないものも含まれる。
用スペーサーの他の実施例について説明する。この実施
例のロール積載用スペーサー１０と前述したロール積載
用スペーサー１との相違は、第１挿嵌部の軸方向の端部
から第２挿嵌部の軸方向の端部までの長さが、使用する
ロール間に当該ロール積載用スペーサー１０を複数介在
させた場合、隣接するロール積載用スペーサー同士が当
接する長さに形成されていない点のみが異なり、他は同
じである。同一構成部位には同一符号を付し説明を省略
する。このように、本発明のロール積載用スペーサーの
範疇には、使用するロール間に当該ロール積載用スペー
サー１０を複数介在させた場合、隣接するロール積載用
スペーサー１０同士が当接しないものも含まれる。
【００２８】
【発明の効果】請求項１に記載した発明によれば、積載
した個々のロールが縦横に位置ずれしてフィルムの一部
が損傷することがなく、小ロットの受注に対してもロー
ル数に応じて適宜数の使用が可能で保管コストおよび輸
送コストを著しく低減できる。請求項２に記載した発明
によれば、上記請求項１の効果に加え、円環状でより取
り扱いが容易なロール積載用スペーサーとなる。請求項
３に記載した発明によれば、ロールの環状コア内に第１
挿嵌部および第２挿嵌部が確実に挿嵌され、積載したロ
ールがより位置ずれしないロール積載用スペーサーとな
る。請求項４に記載した発明によれば、隣接するロール
積載用スペーサー同士が端面で係合するため、積載した
ロールがより位置ずれしないロール積載用スペーサーと
なる。請求項５に記載した発明によれば、上記効果を奏
するロール積載用スペーサーを容易かつ安価に作製でき
る。
した個々のロールが縦横に位置ずれしてフィルムの一部
が損傷することがなく、小ロットの受注に対してもロー
ル数に応じて適宜数の使用が可能で保管コストおよび輸
送コストを著しく低減できる。請求項２に記載した発明
によれば、上記請求項１の効果に加え、円環状でより取
り扱いが容易なロール積載用スペーサーとなる。請求項
３に記載した発明によれば、ロールの環状コア内に第１
挿嵌部および第２挿嵌部が確実に挿嵌され、積載したロ
ールがより位置ずれしないロール積載用スペーサーとな
る。請求項４に記載した発明によれば、隣接するロール
積載用スペーサー同士が端面で係合するため、積載した
ロールがより位置ずれしないロール積載用スペーサーと
なる。請求項５に記載した発明によれば、上記効果を奏
するロール積載用スペーサーを容易かつ安価に作製でき
る。
【図１】本発明のロール積載用スペーサーの一実施例の
正面図である。
正面図である。
【図２】図１に示したロール積載用スペーサーの平面図
である。
である。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】本発明のロール積載用スペーサーの使用状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図５】本発明のロール積載用スペーサーの他の実施例
の使用状態を示す縦断面図である。
の使用状態を示す縦断面図である。
【図６】従来のロールの積載方法を示す縦断面図であ
る。
る。
１ ロール積載用スペーサー
２ 第１挿嵌部
３ 第２挿嵌部
４ 延出部
Claims (5)
- 【請求項１】 積載されるロール間に介在されるロール
積載用スペーサーであって、該ロール積載用スペーサー
は、一方側のロールの環状コア内に挿嵌される第１挿嵌
部と、他方側のロールの環状コア内に挿嵌される第２挿
嵌部と、前記第１挿嵌部と前記第２挿嵌部との間に設け
られ、前記第１挿嵌部および第２挿嵌部の延在方向に対
して直交する方向に延出した延出部とを有することを特
徴とするロール積載用スペーサー。 - 【請求項２】 前記ロール積載用スペーサーは円環状に
形成され、前記延出部の外径は、前記第１挿嵌部および
第２挿嵌部の外径より拡径して形成されている請求項１
に記載のロール積載用スペーサー。 - 【請求項３】 前記第１挿嵌部および第２挿嵌部の外径
は、使用するロールの環状コアの内径と略同一に形成さ
れている請求項２に記載のロール積載用スペーサー。 - 【請求項４】 前記第１挿嵌部の軸方向の端部から前記
第２挿嵌部の軸方向の端部までの長さは、使用するロー
ル間に当該ロール積載用スペーサーを複数介在させる
と、隣接するロール積載用スペーサー同士が当接する長
さに形成されている請求項１ないし３のいずれかに記載
のロール積載用スペーサー。 - 【請求項５】 前記ロール積載用スペーサーは樹脂材料
にて一体成形されている請求項１ないし４のいずれに記
載のロール積載用スペーサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001258862A JP2003072876A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | ロール積載用スペーサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001258862A JP2003072876A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | ロール積載用スペーサー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003072876A true JP2003072876A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19086314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001258862A Pending JP2003072876A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | ロール積載用スペーサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003072876A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3889083A1 (de) * | 2020-03-30 | 2021-10-06 | K.L. Kaschier- und Laminier GmbH | Verpackungsmittel für wickel |
-
2001
- 2001-08-29 JP JP2001258862A patent/JP2003072876A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3889083A1 (de) * | 2020-03-30 | 2021-10-06 | K.L. Kaschier- und Laminier GmbH | Verpackungsmittel für wickel |
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