JP2003071401A - 管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法 - Google Patents

管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法

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JP2003071401A JP2001265341A JP2001265341A JP2003071401A JP 2003071401 A JP2003071401 A JP 2003071401A JP 2001265341 A JP2001265341 A JP 2001265341A JP 2001265341 A JP2001265341 A JP 2001265341A JP 2003071401 A JP2003071401 A JP 2003071401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を埋立てる場所を区画する護岸におい
て、遮水シート等を用いた遮水工のケーソン側と海底地
盤側の端部での遮水性を良好に構築できるようにする。 【解決手段】 海底地盤上にケーソン10を用いて構築
する護岸1において、ケーソン間の遮水を施すととも
に、基礎マウンド3の表面に施工する下部遮水層20に
は、ケーソン側端部と地盤側端部とに、アスファルト混
合物層24、26を所定の幅と厚さ、および長さに形成
して遮水層の端部を押圧・固定する。そして、前記アス
ファルト混合物の粘性・弾性を利用して、シートにズレ
が生じた時でも隙間が生じないようにするもので、上部
遮水層28に対しても同様に、アスファルト混合物によ
る遮水層の端部の押圧・固定手段を構築できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎の上にケーソ
ン等を据付けて構築する管理型廃棄物埋立護岸等におい
て、前記護岸と埋立地の地盤での遮水性を良好に発揮可
能にする管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】廃棄物を埋め立てるために、埋立地の周
囲を囲むように構築される護岸としては、従来より海底
地盤表面上に、捨石を所定の高さに積み上げた基礎マウ
ンドを構築し、その基礎マウンドの上にケーソン等の既
製の構造物を据付けて構築している。そして、前記護岸
で囲まれる内側の内水面に廃棄物等を投棄して埋め立て
し、埋め立て後の表面に所定の厚さで土を盛り、新たな
陸地を造成して公園等の新たな需要に供している。前記
護岸により仕切られた埋立地においては、護岸の内外に
水が流通することを防止する手段を用いる必要があり、
そのために、護岸の内側の基礎マウンドと海底地盤の表
面に、遮水シートや遮水マット類を隙間なく敷設するこ
とや、ケーソン間の目地部を遮水処理する等の手段が用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の遮水
シートや遮水マット類を敷設して、護岸の内外に水の流
通を阻止する遮水処理方法を適用する場合に、基礎マウ
ンドの表面に敷設する遮水シート類等が、ケーソン側と
海底地盤側との両方の端部で隙間が生じないように処理
できないことが多くある。特に、近年では、水深が10
m以上の海域を対象として廃棄物埋め立て処分場を確保
することも多くあり、そのような大水深の海域では、遮
水シート類を隙間なく敷設して遮水処理を行う工事でも
多くの問題が出現している。また、例えば、護岸本体工
として基礎マウンドの上に据付けするケーソンでは、多
数のケーソンを直列状に並べようとしても、ケーソンの
法線方向の端部の面が完全に一直線状になるように据付
けることは非常に困難であり、遮水シート類の端部をケ
ーソンに沿わせるように配置したとしても、据付けたケ
ーソンの法線方向の凹凸に対して完全に一致させて、隙
間が生じないように据付けることができないという問題
がある。そして、多数並べて配置するケーソンの目地間
には、遮水処理を行うことが一般的に行われているが、
前記遮水処理部の端部とシート類の間での遮水も良好に
行い得ないことが多くある。
【0004】前記護岸部での遮水処理の他に、護岸で囲
まれた区画の廃棄物を投棄する内部海域での海底地盤に
対しても、遮水処理を行うことが要求される場合もあ
る。例えば、護岸で囲まれた区画内部の海底地盤が砂質
地盤の場合等には、その海底地盤の表面には遮水処理を
行うことが要求される。その他に、海底地盤の所定の位
置に矢板等による止水壁を構築して、地盤内部で水が流
通しないようにすることと、海底地盤表面上に配置する
遮水層とにより、埋立地内部の水が外海に流れ出さない
ように、密封して管理することが求められている。しか
しながら、前記護岸や海底地盤上での遮水層では、遮水
シート類等の継ぎ目や他の構造物と遮水シート類の接続
部で、良好な状態で遮水処理を行うことが困難であり、
より信頼性の高い遮水処理を行い得る手法の開発が求め
られているのが現状である。
【0005】本発明は、前記廃棄物海面処分場の管理型
廃棄物埋立護岸での遮水層に、浸透水が生じることな
く、信頼性の高いものとして構築する方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、海底地盤上に
構築した基礎マウンド上に、既製の構造物を設置し、前
記構造物の間と基礎マウンドの表面とに遮水処理を行っ
て護岸を構築し、前記護岸で仕切られた内部に廃棄物を
埋め立てる管理型廃棄物埋立護岸に関する。本発明の請
求項1の発明は、前記基礎マウンドの表面を覆い構築す
る遮水層と、護岸側端部に構築する構造物との取合い遮
水処理部と、前記遮水層を海底地盤上に延出した部分の
双方またはいずれか一方に、塑性と弾性を有するアスフ
ァルト混合物層を構築し、前記アスファルト混合物層の
層の中に前記遮水層の端部を埋設して設けることを特徴
とする。
【0007】請求項2の発明は、前記基礎マウンドの表
面を覆い構築する第1の遮水層に加えて、前記護岸の内
側に構築する中間保護層の表面を覆う第2の遮水層を構
築し、前記第2の遮水層の護岸側端部と海底地盤側端部
の双方またはいずれか一方に、塑性と弾性を有するアス
ファルト混合物層を構築し、前記アスファルト混合物層
の層の中に前記遮水層の端部を埋設して設けることを特
徴とする。
【0008】請求項3の発明は、前記基礎マウンドの表
面を覆い構築する第1の遮水層と、第2の遮水層の海底
地盤側の端部に対して、海底地盤を所定の深さに掘り込
んで構築した溝部を構築し、前記溝部の底部に遮水層の
端部を定着させてから、塑性と弾性を有するアスファル
ト混合物層を構築し前記アスファルト混合物層の層の中
に、前記遮水層の端部を埋設して設けることを特徴とす
る。
【0009】請求項4の発明は、海底地盤上に構築した
基礎マウンド上に、既製の構造物を設置し、前記構造物
の間と基礎マウンドの表面とに遮水処理を行って護岸を
構築し、前記護岸で仕切られた内部に廃棄物を埋め立て
る管理型廃棄物埋立護岸に関し、前記護岸を構築する地
盤内部での水の流通を阻止するために、基礎マウンドに
沿わせて鋼製矢板による遮水壁を海底地盤中に施工し、
前記遮水壁の頭部と基礎マウンドを覆う遮水層と接続す
る位置に、塑性と弾性を有するアスファルト混合物層を
構築し、前記遮水層と遮水壁とを前記アスファルト混合
物層の内部に埋設して設けることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、護岸により仕切られた
内部の海底地盤の表面に遮水層を構築するとともに、前
記護岸により仕切られた内部の地盤内部での水の流通を
阻止するために、鋼製矢板による遮水壁を海底地盤中に
施工し、前記遮水壁の頭部と海底地盤の表面を覆う前記
表面遮水層と接続する位置に、塑性と弾性を有するアス
ファルト混合物層を所定の幅と厚さと長さを有するもの
として構築し、前記遮水層と遮水壁とを前記アスファル
ト混合物層の内部に埋設して設けることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、前記護岸により仕切ら
れた内部の海底地盤の表面に遮水層を構築するととも
に、前記護岸により仕切られた内部の地盤内部での水の
流通を阻止するために、基礎マウンドに沿わせてアスフ
ァルト混合物層による遮水壁を海底地盤中に施工し、前
記遮水壁の頭部を基礎マウンドを覆う遮水層と接続する
位置に、塑性と弾性を有するアスファルト混合物層を所
定の幅と厚さと長さを有するものとして構築し、前記遮
水層と遮水壁とを前記アスファルト混合物層の内部に埋
設して設けることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、前記海底地盤の表面に
形成する遮水層を既製の板状・箱状部材を並べて構築
し、前記板状・箱状部材の間を塑性と弾性とを有するア
スファルト混合物層により接続し、前記海底地盤を覆う
板状・箱状部材の間に配置するアスファルト混合物層の
弾性と塑性を利用して、遮水層に隙間が形成されないよ
うにすることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、前記護岸により仕切ら
れた内部に、海底地盤の不透水性地層から護岸の高さも
しくは埋め立て土の高さまでを区画する垂直遮水壁を構
築し、前記垂直遮水壁をアスファルト混合物の層で形成
することを特徴とする。
【0014】請求項9の発明は、前記護岸により仕切ら
れた内部に、海底地盤の不透水性地層から護岸の高さも
しくは埋め立て土の高さまでを区画する垂直遮水壁を、
海底地盤中に構築するアスファルト混合物の層と、前記
アスファルト混合物の層に基部を接して立設する鋼製矢
板の壁により形成することを特徴とする。
【0015】前述したような遮水処理を施すことによ
り、埋立地を区画する護岸から、内部の保有水が外海に
漏れ出すことを防止でき、外海の環境に影響を与えるこ
とが防止される。また、護岸の内海側に施工する遮水処
理部において、遮水層の端部を塑性と弾性を有するアス
ファルト混合物のような材料を用いて構成しているの
で、前記遮水層の端部と他の遮水性を有する部材とのに
隙間が生じないように保持でき、護岸のケーソンと遮水
層の端部または、遮水層の地盤側の端部に隙間が生じる
ことを防止できる。さらに、前記アスファルト混合物層
は、地盤中に打ち込んで構築する垂直な止水壁と遮水層
とを接続する手段としても構築することができ、前記遮
水壁として、鋼製矢板を打設して構築すること、また
は、アスファルト混合物材料を用いて構築することで、
埋め立てられた廃棄物に触れた保有水を廃棄物処分場の
内部に封じ込めることが可能となる。そして、前記埋立
地の海底地盤に対する遮水層と、前記護岸の遮水層、垂
直壁等を組み合わせて構築することで、埋立地の外海に
対する遮水処理を良好に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、管理
型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法を説明する。一般的な
管理型廃棄物埋立護岸は、図1に示されるように、海底
地盤2に護岸の荷重が作用する所定の区域に対して、地
盤を改良する工事を施工した地盤改良部2aを設け、そ
の地盤改良部2aの上に、10〜200kgf/個の大
きさの石を所定の高さに積み上げて基礎マウンド3を構
築する。前記基礎マウンド3の上面を水平に均してから
その上にケーソン10を据付けするが、前記ケーソン1
0としてはコンクリート製のものやハイブリッドケーソ
ン等の任意のケーソンを用いる。そして、基礎マウンド
3の上面に対して、アスファルトマット等の摩擦増大部
材を介してケーソンを載置することで、基礎マウンドの
上でケーソンを安定させる状態で、接地することができ
る。前記ケーソン10により仕切られる区域の内側(廃
棄物処分側)には、ケーソン10の基部を所定の高さで
覆うように下部砕石層5を施工し、前記下部砕石層5は
基礎マウンド3の斜面部4をも所定の厚さで覆うように
構築し、その下部砕石層5の基礎マウンド3の斜面部4
に対応する斜面を設けて形成する。
【0017】前述したようにして構築する基礎マウンド
3と下部砕石層5は、割石と砕石を積み重ねた状態に構
築されるのであるから、割石と砕石の間の空隙間から水
が流通することを阻止できない。そこで、ケーソンと海
底地盤の間に構築する基礎マウンドの割石や砕石層での
水の流通を阻止するために下部遮水層20を構築し、そ
の上に中間保護層6を所定の厚さで施工する。また、前
記中間保護層6の上には下地砕石層7を設けてから、上
部遮水層28を構築して、その上部遮水層28の表面を
保護するために、上部保護層8を構築してから、廃棄物
9aを投棄して埋立地9を造成できるようにする。
【0018】前記基礎マウンド3の表面部に対する遮水
層20は、前述したようにシートやマット類を敷設して
施工するが、ケーソン10の間での遮水工としては、図
2に示すようなケーソン間遮水工として目地部遮水工1
1を構築している。前記ケーソン間目地遮水工11とし
ては、従来一般の遮水工と同様に構築するもので、ケー
ソン10、10aの間に、所定の間隔を介してゴム製
で、チューブ状の目地シール材12、12aを配置して
固定し、チューブ状目地の内部にはアスファルト混合物
を中詰めするとともに、前記シール材12、12aの間
にアスファルト混合物13を充填する。前記ケーソン間
目地部遮水工11は、特にその構成が限定されるもので
はなく、従来公知の遮水材料を用いてケーソンの間に隙
間が形成されないようにして、遮水機能を発揮可能なも
のとし、ケーソンが地震や波浪等の影響を受けて若干の
ズレが生じる状態となっても、ケーソン間に水が流れる
隙間が生じることを阻止できるように構築する。
【0019】前述したように、基礎マウンド3の表面に
対する遮水層20と、ケーソン間でのケーソン間目地部
遮水工11を各々施工したときに、各々の遮水処理部は
独立した遮水作用を発揮するとともに、各々の遮水処理
部が連続し一体となって遮水機能を発揮できることにな
る。しかしながら、多数のケーソンを並べて構築する護
岸1では、基礎マウンド3の上面の凹凸をなくして平ら
にすることはほとんど望めないことであり、ケーソン1
0を基礎マウンド3上に載置する際に、その底面の高さ
を同一とすることはもちろん、その側面が一直線状とな
るように並べることは困難である。また、基礎マウンド
3の上面と斜面部4の表面に敷設する遮水層20におい
ては、主に遮水シート類やマット類を敷き詰めて構築す
るものであり、既製の遮水シートやマット類をケーソン
の側部に沿わせるように配置する。ところが、前記ケー
ソンの側面が一直線状とならないことから、シート類等
をケーソンの側面に沿わせて配置しても、遮水層20と
ケーソンとの間で隙間が生じないようにすることはでき
ない。さらに、ケーソンが地震や波浪の圧力を受けて、
ケーソンそのものの位置や、ケーソン間に若干のズレが
生じる等の不測の事態が発生した場合等には、シート類
の端部とケーソンの間に隙間が生じて、遮水性に欠陥が
生じることも考えられる。
【0020】前述したような問題に対処させるために、
図3に示すように、遮水層とケーソンの間の遮水性を維
持する手段を構築すること、および、図4に示すよう
に、遮水層と海底地盤2との間での遮水性を発揮できる
ような処理を施している。本実施例に示す遮水層20と
しては、図3に示すように、下部砕石層5の表面を覆う
ように敷設する下面保護マット21とその上面を覆う下
部遮水シート22、前記下部遮水シート22を保護して
遮水性を補強する上部保護マット23とを重ねて設けて
いる。前記遮水層20において、下面保護マット21と
しては不織布等の厚さが4〜20mmのものを用い、下部
遮水シート22としてはゴム、ポリエチレンや塩化ビニ
ール製等の、従来より遮水シートとして用いられている
シート類を使用する。また、前記下部遮水シート22の
上に配置する上部保護マット23として、厚さが5cm程
度の高強度アスファルトマット等のようなマット類を用
い、遮水層に対して局部的に大きな荷重が加えられたと
しても破れることがなく、遮水性を維持できる性質を発
揮できるようにする。
【0021】前記図3に示す例では、ケーソン10の側
面に沿わせて敷設する遮水層20の端部を覆うように、
所定の巾と厚さと連続性を持った不透水性接続ブロック
体24を構築し、前記ケーソン10の側面とケーソン接
続部のシール材12とに前記接続ブロック体24が接す
るように構築する。例えば、前記接続ブロック体24を
厚さが50cmで巾が1m程度のものとして構築する場合
には、その接続ブロック体24の端部を規定するため
に、土嚢等を並べて水中型枠25を構築してから、アス
ファルト混合物を打設することにより構築でき、前記接
続ブロック体24により遮水層20のケーソン側端部を
所定の巾で覆うようにする。前述したようにして、前記
接続ブロック体24を構築する場合には、接続ブロック
体24が長期間に亘って遮水性はもちろんのこと、弾性
と塑性を発揮できるものであり、遮水層20の下面の地
盤が何等かの影響で変形した場合や、地震や波浪の影響
を受けてケーソンがズレを生じた場合でも、前記遮水層
20とケーソンの間に生じる隙間を、アスファルト混合
物の追従性、可撓性を利用して自然に塞ぐ作用を発揮で
きる。
【0022】図4に示す例は、遮水層20の海底側の端
部を押えブロック体26により固定し、シートやマット
類を重ねて敷設する遮水層部材の端部が、海底地盤に対
して浮き上がったり、海底地盤の凹凸により、遮水部材
と海底地盤の間に隙間が生じることを阻止する手段を設
ける場合を示している。この例においては、複数のマッ
ト・シート類を重ねて配置する遮水層20の海底地盤側
の端部に対して、所定の巾Lで、厚さがHの押えブロッ
ク体26を構築するもので、前記押えブロック体26を
構築するためには、土嚢等の水中型枠25を遮水層20
の端部から所定の間隔離した位置に配置しておき、アス
ファルト混合物を打設して構築することが可能である。
【0023】前述したようにして、遮水層20の端部を
覆うようにアスファルト混合物を打設する場合には、前
記遮水層20を構成する複数種類のシート・マット類の
端部が揃わずに、若干のズレがあったとしても、それ等
のシート・マット類の端部のズレが接続ブロック体等の
内部に埋め込まれる状態となって押えられるので、遮水
層の敷設に際してのズレ等を吸収して、シート・マット
類の端部を押圧固定することが可能となる。なお、前記
遮水層20の端部を位置決めするための接続ブロック体
24、押えブロック体26としては、アスファルト混合
物を水中打設する構築方法や、アスファルト混合物を用
いたブロック状のものをあらかじめ製作した後に、水中
敷設する構築方法、または両者を組み合わせた構築方法
にて構成することが好ましいが、その他に、アスファル
ト混合物と同様な性質を有する物質を用いて構築するこ
とが可能でもある。
【0024】前記図3、4に示すように、図1の護岸1
における遮水層20に対して、前記接続・固定手段を適
用することが可能であり、その他に、上部遮水層28に
対しても適用が可能であるが、前記上部遮水層28にお
いては、海底地盤側の端部に対して、押えブロック体2
6aを設けることのみで対処が可能である。また、前記
上部遮水層28としては、遮水層20と同様なシート・
マット類を重ねて敷設するが、その他に、管理型廃棄物
埋立護岸設計・施工・管理マニュアル等に示された基準
にしたがったシート・マット類を重ねて用い、遮水層を
構築することも当然可能なことである。
【0025】図5に示す例は、海底地盤2の地質が、不
透水性地層2cの上に透水性のある比較的薄い砂質土層
2bがあるような場合に、上部遮水層28の端部を押え
ブロック体26aにより固定し、不透水性地層2cとの
間に隙間が生じないような処理を行う例を示している。
この実施例において、護岸1のケーソン10の内側(廃
棄物処分側)に構築した保護層6の斜面に沿わせて、ケ
ーソン端部から海底地盤2までの表面に上部遮水層28
を敷設し、前記上部遮水層28の海底地盤側の端部に、
押えブロック体26aを構築する。前記押えブロック体
26aを構築するに際しては、透水層としての砂質土層
2bを不透水性地層2cの位置まで掘削し、上部遮水シ
ートを敷設し、不透水性地盤2cに所定の長さ延長して
定着させた後、アスファルト混合物を打設して、上部遮
水層28の端部を所定の長さで覆うように、巾がLの押
えブロック体26aを構築する。そして、前記シート・
マット類を重ねて配置する上部遮水層28の端部を、ア
スファルト混合物により押圧保持し、上部遮水層28の
端部と不透水性地層2cの間に隙間が生じないように処
理することで、埋立地側の水と外海の水が流通しないよ
うに、遮水層により封じ込めることができるようにす
る。
【0026】前記図5の例において、図1の実施例のよ
うに、基礎マウンド3の表面を覆うような遮水層を組み
合わせて配置し、遮水層を二重に構築することができる
ものであり、その場合には、遮水層に対しても不透水性
地層に至る深さまで床堀を行って、押えブロック体を構
築することが可能である。なお、前記押えブロック体2
6aの幅と厚さ等の条件は、護岸1が構築される海域の
干満潮の差に応じて設計することが可能である。そし
て、前記上部遮水層28の端部で、重ねて敷設するシー
ト・マット類の端の部分が不揃いであっても、それ等の
不揃い部分をアスファルト混合物の内部に収容する状態
で押え、遮水層としての機能を保持させることができ
る。
【0027】前記護岸1に対応させて遮水層を構築する
例の他に、護岸1により仕切られた廃棄物埋立処分場側
の内水面部で、地盤の不透水性に信頼性が確保できない
場合がある。例えば、ケーソン護岸構築場所で基盤改良
を行っても、遮水性を確保できない場合や、廃棄物埋立
処分場側の区域内の一部に透水性の大きい区域があると
き等には、地盤に鋼製矢板等を打設して地盤下部層とし
て堆積している不透水性地層内までの垂直な遮水処理を
行うことが求められる。前記鋼製矢板を打設して垂直方
向の遮水処理を行う場合に、図6に示すように、基礎マ
ウンド3に沿わせて鋼製矢板29を単列状もしくは複数
列状に連続させて打設して、護岸1の近傍で地盤に対す
る遮水壁を施工する。また、前記護岸1の基礎マウンド
3の表面部または、中間保護層6の表面部に対しては、
前記各実施例に示されたように遮水層20を施工するこ
とで、ケーソン10と遮水層20および鋼製矢板29に
より、遮水性を良好に設定できるようにする。
【0028】前記図6に示す護岸1においては、基礎マ
ウンド3の上にケーソン10を設置して、ケーソン間目
地遮水工を行った状態で、基礎マウンド3の内海面に沿
わせて鋼製矢板29を打設し、前記鋼製矢板29を埋め
るように石を投下して中間保護層6を構築する。その後
に、前記中間保護層6の表面部に遮水層20を敷設して
遮水処理を行い、ケーソン10側と中間保護層6の斜面
部の端部では、必要に応じて接続ブロック体24と押え
ブロック体26とを配置して、遮水層20の端部を各々
固定保持できるようにする。また、前記鋼製矢板29の
頭部に対応する部分では、アスファルト混合物を用いた
接続ブロック部材35を施工して、遮水層20と鋼製矢
板29の接続部での遮水性を良好に保持できるような処
理を行っているもので、前記接続ブロック部材35は、
以下の実施例に示す場合と同様に施工することができ
る。
【0029】図7、8に示す例は、廃棄物埋立処分場側
での地盤の遮水処理を行う例を示しているもので、図7
の例では、海底地盤2の表面を遮水層30で覆うととも
に、地盤を貫通させて下部の不透水性地層に達するよう
に、鋼製矢板29を打設して構築する。前記遮水層30
は、例えば、地盤2の上に配置する下部遮水層32と、
中間保護層33、および、上部遮水層34とを重ねて施
工するもので、その上面を押圧して遮水層を安定させる
ために、砕石等を用いた被覆層31を所定の厚さで構築
する。前記下部遮水層32としては、不織布等で構成す
る下部の保護マットと遮水シートを重ねて設けるもの
で、中間保護層33としては、砕石や固化剤を混合した
土を任意の厚さで施工すること、またはアスファルトマ
ットを敷設して構築することができる。
【0030】また、上部遮水層34としては、遮水シー
トの上に保護マットを重ねて用いることができるもの
で、前記遮水シートには、従来の管理型廃棄物埋立護岸
の遮水シートとして用いられているものと同様に、ゴム
やポリエチレン、塩ビ製のシートを用いることができ、
不織布等で構成する保護マットと組み合わせて用いる。
前記複数の遮水部材を組み合わせて構成する遮水層30
において、前記遮水層30を貫通する接続ブロック部材
35の部分では、被覆層31を構築する前の段階で水中
型枠等を配置して、アスファルト混合物を水中型枠の間
に充満させ、遮水層と鋼製矢板29の頭部を埋めるよう
にして構築する。前記接続ブロック部材35としては、
水中型枠を用いずに任意の幅と厚さにアスファルト混合
物を打設して構築することも可能であり、その接続ブロ
ック部材35を施工してから被覆層31を所定の厚さで
構築し、遮水層を押圧して安定させるようにする。
【0031】図8に示す例は、地盤中に鋼製矢板29を
打設して地盤内での遮水処理を行い、前記図7と同様に
して遮水層30を構築するが、前記鋼製矢板29の頭部
に対応させる部分に対しては、巾の広い接続ブロック部
材35を施工して、遮水層の補強を行っている。前記巾
の広い区域に接続ブロック部材35による保護手段を構
築することは、前記遮水層30で覆った地盤が、埋め立
て土の重量により沈下したりした時でも、その地盤の変
化に追従して遮水層が若干移動しても、巾の広い接続ブ
ロック部材35がその追随性・可撓性により隙間を塞ぐ
作用を発揮できる。したがって、前記鋼製矢板29と遮
水層との接続部または組み合わせ部では、アスファルト
混合物を用いた接続ブロック部材35により、遮水層3
0の接続部と鋼製矢板29との接続部での遮水性能を良
好に維持できるものとされる。
【0032】図9に示す例は、前記矢板による垂直な遮
水壁に代えて、アスファルト混合物の壁を海底地盤内も
しくは土中等に、アスファルト混合物の壁が周辺地盤に
拘束される状態で構築し、地盤上に敷設して構築する遮
水層30とを組み合わせて、遮水処理を施工する場合を
示している。この実施例では、例えば、不透水性の地盤
の上に存在する透水性を有する砂質地盤等の地層が、比
較的薄い場合に好適に利用できるもので、海底地盤をボ
ーリングマシーン等で所定の深さまで溝状に掘り込ん
で、止水壁用の溝を掘削し、その溝36に掘削した溝の
壁が崩壊しないように、ベントナイト溶液等を用いて保
護した後にアスファルト混合物を打設して、垂直な遮水
壁37を構築するものである。なお、前記アスファルト
混合物による遮水壁を構築する場合には、遮水層30の
シート類とアスファルト混合物による遮水壁とを一体化
する必要がある。例えば、遮水層30のシート類を所定
の間隔開けた状態で施工して、前記シート類の端面が打
設した接続ブロック部材35に接するようにし、その上
部にアスファルト混合物を所定の幅と厚さで施工して、
遮水壁37と地盤上の遮水層30とを一体化させ、その
上に被覆層31を形成することが可能である。
【0033】図10に示す例は、廃棄物埋立処分場側の
海底地盤が軟弱地盤で、かつ、透水性地層である場合等
に、地盤2の表面を遮水層40により覆い、廃棄物の投
棄に対処させる場合を示している。前記遮水層40は、
不透水性材料により作成された既製の構造物で、例え
ば、一定の幅と長さおよび厚さを有するコンクリート板
等の板状遮水体41を敷き並べて構築するもので、図示
するように隙間42を持たせて、海底地盤2上に一面に
多数の板状遮水体41を敷き詰めるように配置する。そ
して、前記板状遮水体41、41の間の隙間42の部分
には、図11に示すように、アスファルト混合物等を盛
り上げるように打設し、弾性・塑性接続ブロック体45
を用いて板状遮水体の間に隙間が生じないように処理す
る。
【0034】また、図12に示す例では、鉄製の箱状の
鋼製箱状遮水体43を用いて、前記板状遮水体と同様に
並べて地盤2の上を覆うように配置するもので、前記鋼
製箱状遮水体43の中には土や砂、コンクリートや砕石
等の充填物を充満させて、鋼製箱状遮水体の安定を確保
できるような手段を用いても良い。なお、前記板状遮水
体41や鋼製箱状遮水体43としては、巾と長さが10
m程度で、厚さが10〜100cm程度の板状や箱状の
ものを使用することができるもので、護岸により仕切ら
れた埋立地の内部の地盤上に被覆層を構築することが可
能である。前記板状遮水体や箱状遮水体としては、鋼
製、コンクリート製等の他に、プラスチック製、鉄の表
面をコンクリートで覆った構造のハイブリッド製等の任
意の材料を用いた遮水体を用いることが可能であり、軟
弱地盤上で廃棄物の重量を支えても割れたりしない性質
を発揮できるようにする。
【0035】前記図11、12に示す遮水層40におい
ては、地盤2の上に敷き並べた板状遮水体41、鋼製箱
状遮水体43の間の各々の隙間には、アスファルト混合
物を充填させて隙間をなくし、上に投棄する廃棄物と地
盤が直接接触することはもちろん、廃棄物が地盤に入り
込むことを防止できるようにする。また、前記遮水層4
0により地盤表面を覆った状態で、廃棄物を投棄した時
に、その廃棄物の重量により地盤が不等沈下して、各板
状遮水体が波打つ状態で変形することが考えられる。そ
のような状態が発生したとしても、板状遮水体等の板状
体の間の隙間では、充填されている弾性・塑性接続ブロ
ック体45が塑性変形するので、板状遮水体と弾性・塑
性接続ブロック体の間には隙間が形成されることがな
く、廃棄物埋立処分場側の内部の汚染された保有水が地
盤中に浸透することを防止できる。
【0036】前記図10〜12に示された実施例では、
板状の遮水部材を敷き並べて遮水層を構築するものであ
るが、その他に、以下に説明するように、遮水シート等
を用いた遮水層を設ける等の手段を適用しても良い。図
13に示す例は、廃棄物埋立処分場側の海域の地盤上に
遮水シート等の、不透水性を有する部材を隙間なく敷き
詰めて遮水層50を形成している。前記遮水層50は、
任意の材料で構成した遮水シート51を敷き詰めるが、
前記シート51の継ぎ目の部分では、下面に前記遮水シ
ートの端部にあらかじめ接着されて一体化された漏出防
止シート52を所定の巾で配置し、その部分に弾性・塑
性接続ブロック体53を構築する。前記弾性・塑性接続
ブロック体53では、遮水シートの継ぎ目の部分を埋め
て、その上面に所定の重ね代wを持たせるように構築す
ることで、前記遮水シート51の継ぎ目にズレが生じる
ような力が作用した時でも、弾性・塑性接続ブロック体
53がシート端部から離れて隙間が形成されないように
する。なお、前記遮水シート51を捨石マウンド、採石
層等の人工地盤上に敷設する際には、その下面の地盤上
に保護層を構築してから、シートを敷設して、構築する
ことができる他に、公知の任意の手段を用いて補強して
も良い。
【0037】図14に示す遮水層50aの例は、地盤2
の上に下部遮水層を敷設した後に中間保護層6を配置し
てから、その上に上部遮水層55を敷設して遮水層を形
成する場合に、前記上部遮水層55のシート接続部での
不透水性を保持できるようにしている。この実施例で
は、前記実施例に示したような遮水工を、廃棄物埋立処
分場の地盤上に直接構築するものであるが、下部遮水層
を構成した上に中間保護層6を構築し、その上面に配置
する上部遮水層55を、遮水シートの上に保護マットを
重ねるようにして構築する。そして、前記上部遮水層の
接続部には、上部遮水層の端部に対応する中間保護層に
凹部を形成し、上部遮水層のシートを凹部の底部に曲げ
た状態で、アスファルト混合物のような不透水性材料5
6を所定の厚さで打設し、上部遮水シートの連続性を確
保するもので、不透水性材料を打設する部分を凹部状に
形成したのは、不透水性材料の流動を防止する目的から
である。
【0038】なお、前記中間保護層6としては、前述し
たような、小サイズの石等を用いて構成することの他
に、地盤表面を均して砂利や砂等の層を薄く形成して設
けても良い。また、前記不透水性材料としても、アスフ
ァルト混合物の他に、粘土や土に固化剤を混入した改良
土を用いることができるものであり、被覆層57として
も、土に固化剤を混入したものを用いたり、粘土のよう
な粘性土を用いて構築することもできる。前述したよう
に、上部遮水層を接続した部分を含んで、上部遮水層の
全体の上面に被覆層を構築し、上部遮水層に対する保護
層として用いることで、廃棄物を投棄した際に、大きな
角張った塊状のものが被覆層の上に落下しても、遮水層
を保護することができる。
【0039】図15に示す遮水層50bの例は、海底地
盤上に厚く固化処理土58の層を構築して、地盤を保護
する場合を示しており、前記固化処理土58としては、
土にセメントを混合したり、土に任意の固化剤を混合し
たものを用いることができる。前記固化処理土58は、
固まった状態でコンクリート板とほぼ同様な性質を有す
るものとなるのであるから、前記固化処理土の層の間で
は、前記図10の板の場合と同様な弾性・塑性接続ブロ
ック体を構築する処理を行うと良い。そこで、前記固化
処理土を用いて遮水層を構築する際に、固化処理土の施
工能力に見合った施工面積をあらかじめ決定しておくこ
とにより、あらかじめ施工区域の継目として決定された
部分には、先に漏出防止シートやマット等の遮水シート
59を敷設しておき、継目の部分に対して後でアスファ
ルト混合物等を打設して、弾性・塑性接続ブロック体5
3を形成することができる。
【0040】図16には、前記図6等で説明した垂直遮
水壁が、透水性地盤のみに対する遮水壁であった例とは
異なり、護岸の埋立地側に不透水性地盤から埋立地表面
に至る垂直遮水壁を構築する例を説明している。この実
施例において、基礎マウンド3の上にケーソン10を設
置して、護岸1を構築することは、前記各実施例の場合
と同様に施工する。前記護岸の廃棄物処分場側には、透
水性地層2bを貫通して不透水性地層2cの所定の深さ
まで達するアスファルト混合物壁62を構築し、前記ア
スファルト混合物壁62の中に所定の深さまで打ち込ん
だ鋼製矢板による矢板壁61を接続し、垂直遮水壁60
を構築している。前記矢板壁61の上部とケーソン10
との間をタイロッド68等の接続手段を用いて接続し、
矢板壁61の安定性を確保させる。なお、前記矢板壁6
1には、通常用いられている板状の矢板の他に、鋼管矢
板やボックス状の鋼製矢板等の、任意の鋼製矢板を用い
ることができる。
【0041】図17に示す例は、前記図16に説明した
垂直遮水壁60において、矢板壁61の基部をアスファ
ルト混合物壁62に打ち込んで固定しているが、前記矢
板壁61を打ち込むことが困難である場合には、図17
に示したような接続方法を用いることもできる。すなわ
ち、透水性地層2bを貫通させて構築したアスファルト
混合物壁62の上面に矢板壁61を載置するように配置
し、前記矢板壁61の矢板をあらかじめタイロッド68
により固定した状態で、押えブロック体64、64aを
所定の間隔を介して固定保持させる。そして、前記押え
ブロック体64、64aの間にアスファルト混合物を流
し込んで、アスファルト混合物壁62の上に追加のアス
ファルト混合物層63を構築し、前記矢板壁61の基部
をアスファルト混合物壁62と一体化させる状態で接続
保持させる。前述したようにして、護岸1に沿わせて垂
直遮水壁60を構築する場合には、透水性地層2bに構
築するアスファルト混合物壁62と、その上に構築する
矢板壁61とにより、垂直遮水壁60の廃棄物処分場側
を遮水することが可能となり、投棄した廃棄物の保有水
が外海に漏出することを防止できる。
【0042】図18に示す例は、護岸1の廃棄物処分場
側に構築する垂直遮水壁として、アスファルト混合物壁
65を設ける例を示しているもので、護岸1を構築して
から廃棄物処分場側に裏込材層66を所定の巾で構築す
る。その後に、裏込材層66と透水性地層2bを貫通
し、不透水性地層2c内の所定の深さに達する溝を掘削
し、その溝の壁の崩壊を阻止する手段を適用して、溝の
内部にアスファルト混合物を流し込んで充填し、アスフ
ァルト混合物壁65を構築するものである。前記垂直遮
水壁を護岸に沿わせて構築する例においては、裏込材層
66の層および、海底地盤をボーリングマシーン等で所
定の深さまで溝状に掘り込んで、遮水壁用の溝を掘削
し、その溝に掘削した溝の壁が崩壊しないように、ベン
トナイト溶液等を用いて保護した後にアスファルト混合
物を打設して、垂直遮水壁60を構築するものである。
【0043】なお、前記図16〜18の各々に示した垂
直遮水壁の例において、ケーソンを据付けて構築する護
岸1の側面と、基礎マウンド3の処分場側には、前記各
実施例で説明したような遮水シート等を用いた遮水処理
を行うことが可能であり、前記遮水シートによる遮水層
の端部を固定する手段を用いることも、必要に応じて行
い得ることである。また、前記垂直遮水壁60に対し
て、矢板壁61を構成する鋼製矢板の接続部での遮水性
を強化するためには、前記矢板壁61の処分場側に沿わ
せて遮水シート等を設けて、遮水性を向上させることも
可能である。その他に、護岸1と垂直遮水壁の間を埋め
る裏込め層として、水を通しにくい性質を有する土や粘
土等を充填し、裏込材層自体を遮水性を有する壁として
用いることも可能である。
【0044】前述したように、廃棄物埋立処分場側の内
部の地盤に遮水層を構築する場合においては、海底地盤
上に剛性・弾性を有する板状遮水体や、それに類似する
板状もしくは箱状部材を敷き詰め、隣接部材間の間隙部
のいわゆる目地部、継手部にはアスファルト混合物等に
より遮水処理を施すこと、または、シートやマット状の
遮水部材を用いて被覆し、廃棄物に対する遮水性を発揮
させるようにする。そして、前記遮水材の継目の部分で
は、追随性・可撓性を有する弾・塑性の性質を有する遮
水材を施工して板状遮水体等の移動に対処させること
で、地盤が沈下したり、変形したりした場合でも、廃棄
物埋立処分場側の護岸の内外で水が流通することを防止
することができる。また、前記保護層や、遮水層におい
ては、従来公知の遮水シートや、遮水材料を任意に組み
合わせて用いることができるものであり、特に、本実施
例に示されたものや材料に限定されるものはない。
【0045】なお、前記各実施例に示した技術手段は、
それそれの手段を個別に適用が可能であるけれども、そ
の他に、複数の手段を組み合わせて護岸と地盤のそれぞ
れに対して、遮水処理手段として用いることが可能であ
る。また、護岸で仕切られた内側にのみ、前記遮水手段
を適用可能なものではなく、必要に応じて外海側にも遮
水層を形成すること、および地盤の遮水処理を行うこと
が可能であることは、従来の管理型廃棄物埋立護岸の場
合と同様である。さらに、前記遮水シートやマットの使
用が、規則や工事仕様で規定されている場合でも、シー
ト等の端部の押え手段として、前記実施例に開示された
手段を適用可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明においては、前述したような遮水
処理を施すことにより、廃棄物埋立処分場側を区画する
護岸から、内部の保有水が外海に漏れ出すことを防止で
き、外海の環境に影響を与えることが防止される。ま
た、護岸の内海側に施工する遮水処理部において、遮水
層の端部を塑性と弾性を有するアスファルト混合物のよ
うな材料により構成しているので、前記遮水層の端部と
他の遮水性を有する部材とのに隙間が生じないように保
持でき、管理型護岸のケーソンと遮水層の端部または、
遮水層の地盤側の端部から保有水が外洋に浸透すること
を防止できる。さらに、前記アスファルト混合物層は、
地盤中に打ち込んで構築する垂直な止水壁と遮水層とを
接続する手段としても構築することができ、前記遮水壁
として、鋼製矢板を打設して構築すること、または、マ
スチック材料のような流し込み充填が可能なアスファル
ト混合物材料を用いて構築することで、埋め立てられた
廃棄物に触れた水を内部に封じ込めることが可能とな
る。そして、前記廃棄物埋立処分場の海底地盤に対する
遮水処理層と、前記護岸の遮水処理層、垂直遮水壁等を
組み合わせて構築することで、廃棄物埋立処分場の外海
に対する遮水処理を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 廃棄物埋立地の管理型廃棄物埋立護岸の構成
を示す説明図である。
【図2】 ケーソンの目地間の遮水構造の説明図であ
る。
【図3】 遮水層の構成とケーソン側での接続部の構成
の説明図である。
【図4】 遮水層の地盤側の端部の構造の説明図であ
る。
【図5】 遮水層の端部の取付部の構成の別の説明図で
ある。
【図6】 鋼製矢板を用いた遮水構造の説明図である。
【図7】 鋼製矢板と遮水層の接続部での遮水構造の説
明図である。
【図8】 図7とは別の例の説明図である。
【図9】 垂直遮水壁を用いる例の説明図である。
【図10】 地盤上に構築する遮水層の説明図である。
【図11】 板状遮水体の接続部での接続構造の説明図
である。
【図12】 鋼製板状遮水体の接続部での接続構造の説
明図である。
【図13】 遮水シートの接続構造の説明図である。
【図14】 図13とは異なる接続構造の説明図であ
る。
【図15】 固化処理土層の継目での接続構造の説明図
である。
【図16】 護岸の埋立処分場側に垂直遮水壁を設ける
例の説明図である。
【図17】 垂直遮水壁の接続部の構成の説明図であ
る。
【図18】 図16とは別の垂直遮水壁の構成の説明図
である。
【符号の説明】
1 護岸、 2 地盤、 3 基礎マウンド、
4 斜面部、5 下部砕石層、 6 中間保護
層、 7 下地砕石層、8 上部保護層、 9
廃棄物埋立処分場、 10 ケーソン、11 ケー
ソン間遮水工、 12 シール材、13 アスファ
ルト混合物、 20 遮水層、21 下部保護マッ
ト、 22 下部遮水シート、23 上部保護マッ
ト、 24 接続ブロック体、 25 水中型枠、
26 押えブロック体、 28 上部遮水層、 2
9 鋼製矢板、30 遮水層、 31 被覆層、
32 下部遮水層、33 中間保護層、 34
上部保護層、 35 接続ブロック部材、36
溝、 37 遮水壁、 40 遮水層、41 板
状遮水体、 42 隙間、 43 鋼製箱状遮水
体、44 充填物、 45 弾性・塑性接続ブロッ
ク体、 50 遮水層、51 遮水シート、 52
漏出防止シート、53 弾性・塑性接続ブロック
体、 55 遮水シート、56 不透水材料、 5
7 被覆層、 58 固化処理土、59 シー
ト、 60 垂直遮水壁、 61 矢板壁、62・
65 アスファルト混合物壁、 63 接続部、6
4 水中型枠、 66 裏込材層、 68 タイ
ロッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000230711 日本海上工事株式会社 東京都港区赤坂2丁目10番9号 (72)発明者 和木 多克 神奈川県横浜市旭区二俣川1−45−93 ワ ールドエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 折笠 正美 神奈川県横浜市旭区二俣川1−45−93 ワ ールドエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 野々田 充 東京都大田区多摩川2丁目11番20号 日本 道路株式会社内 (72)発明者 伊藤 隆彦 東京都中央区京橋3−13−1 大成ロテッ ク株式会社内 (72)発明者 松崎 勝夫 東京都港区赤坂2丁目10番9号 日本海上 工事株式会社内 (72)発明者 中野 浩 東京都港区赤坂2丁目10番9号 日本海上 工事株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA46 BB04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底地盤上に構築した基礎マウンド上
    に、既製の構造物を設置し、前記構造物の間と基礎マウ
    ンドの表面とに遮水処理を行って護岸を構築し、前記護
    岸で仕切られた内部に廃棄物を埋め立てる管理型廃棄物
    埋立護岸において、 前記基礎マウンドの表面を覆い構築する遮水層と、護岸
    側端部に構築する構造物との取合い遮水処理部と、前記
    遮水層を海底地盤上に延出した部分の双方またはいずれ
    か一方に、塑性と弾性を有するアスファルト混合物層を
    構築し、前記アスファルト混合物層の層の中に前記遮水
    層の端部を埋設して設けることを特徴とする管理型廃棄
    物埋立護岸の遮水処理方法。
  2. 【請求項2】 前記基礎マウンドの表面を覆い構築する
    第1の遮水層に加えて、前記護岸の内側に構築する中間
    保護層の表面を覆う第2の遮水層を構築し、 前記第2の遮水層の護岸側端部と海底地盤側端部の双方
    またはいずれか一方に、塑性と弾性を有するアスファル
    ト混合物層を構築し、前記アスファルト混合物層の層の
    中に前記遮水層の端部を埋設して設けることを特徴とす
    る請求項1に記載の管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記基礎マウンドの表面を覆い構築する
    第1の遮水層と、第2の遮水層の海底地盤側の端部に対
    して、 海底地盤を所定の深さに掘り込んで構築した溝部を構築
    し、前記溝部の底部に遮水層の端部を定着させてから、
    塑性と弾性を有するアスファルト混合物層を構築し前記
    アスファルト混合物層の層の中に、前記遮水層の端部を
    埋設して設けることを特徴とする請求項1または2に記
    載の管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法。
  4. 【請求項4】 海底地盤上に構築した基礎マウンド上
    に、既製の構造物を設置し、前記構造物の間と基礎マウ
    ンドの表面とに遮水処理を行って護岸を構築し、前記護
    岸で仕切られた内部に廃棄物を埋め立てる管理型廃棄物
    埋立護岸において、 前記護岸を構築する地盤内部での水の流通を阻止するた
    めに、基礎マウンドに沿わせて鋼製矢板による遮水壁を
    海底地盤中に施工し、 前記遮水壁の頭部と基礎マウンドを覆う遮水層と接続す
    る位置に、塑性と弾性を有するアスファルト混合物層を
    構築し、 前記遮水層と遮水壁とを前記アスファルト混合物層の内
    部に埋設して設けることを特徴とする管理型廃棄物埋立
    護岸の遮水処理方法。
  5. 【請求項5】 海底地盤上に構築した基礎マウンド上
    に、既製の構造物を設置し、前記構造物の間と基礎マウ
    ンドの表面とに遮水処理を行って護岸を構築し、前記護
    岸で仕切られた内部に廃棄物を埋め立てる管理型廃棄物
    埋立護岸において、 前記護岸により仕切られた内部の海底地盤の表面に遮水
    層を構築するとともに、前記護岸により仕切られた内部
    の地盤内部での水の流通を阻止するために、鋼製矢板に
    よる遮水壁を海底地盤中に施工し、 前記遮水壁の頭部と海底地盤の表面を覆う前記表面遮水
    層と接続する位置に、塑性と弾性を有するアスファルト
    混合物層を所定の幅と厚さと長さを有するものとして構
    築し、 前記遮水層と遮水壁とを前記アスファルト混合物層の内
    部に埋設して設けることを特徴とする管理型廃棄物埋立
    護岸の遮水処理方法。
  6. 【請求項6】 海底地盤上に構築した基礎マウンド上
    に、既製の構造物を設置し、前記構造物の間と基礎マウ
    ンドの表面とに遮水処理を行って護岸を構築し、前記護
    岸で仕切られた内部に廃棄物を埋め立てる管理型廃棄物
    埋立護岸において、 前記護岸により仕切られた内部の海底地盤の表面に遮水
    層を構築するとともに、前記護岸により仕切られた内部
    の地盤内部での水の流通を阻止するために、基礎マウン
    ドに沿わせてアスファルト混合物層よる遮水壁を海底地
    盤中に施工し、 前記遮水壁の頭部を基礎マウンドを覆う遮水層と接続す
    る位置に、塑性と弾性を有するアスファルト混合物層を
    所定の幅と厚さと長さを有するものとして構築し、 前記遮水層と遮水壁とを前記アスファルト混合物層の内
    部に埋設して設けることを特徴とする管理型廃棄物埋立
    護岸の遮水処理方法。
  7. 【請求項7】 前記海底地盤の表面に形成する遮水層を
    既製の板状・箱状部材を並べて構築し、 前記板状・箱状部材の間を塑性と弾性とを有するアスフ
    ァルト混合物層により接続し、 前記海底地盤を覆う板状・箱状部材の間に配置するアス
    ファルト混合物層の弾性と塑性を利用して、遮水層に隙
    間が形成されないようにすることを特徴とする請求項6
    に記載の管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法。
  8. 【請求項8】 海底地盤上に構築した基礎マウンド上
    に、既製の構造物を設置し、前記構造物の間と基礎マウ
    ンドの表面とに遮水処理を行って護岸を構築し、前記護
    岸で仕切られた内部に廃棄物を埋め立てる管理型廃棄物
    埋立護岸において、 前記護岸により仕切られた内部に、海底地盤の不透水性
    地層から護岸の高さもしくは埋め立て土の高さまでを区
    画する垂直遮水壁を構築し、 前記垂直遮水壁をアスファルト混合物の層で形成するこ
    とを特徴とする管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法。
  9. 【請求項9】 前記護岸により仕切られた内部に、海底
    地盤の不透水性地層から護岸の高さもしくは埋め立て土
    の高さまでを区画する垂直遮水壁を、 海底地盤中に構築するアスファルト混合物の層と、前記
    アスファルト混合物の層に基部を接して立設する鋼製矢
    板の壁により形成することを特徴とする請求項8に記載
    の管理型廃棄物埋立護岸の遮水処理方法。
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