JP2003070778A - X線ctシステム、操作コンソール及び制御方法 - Google Patents

X線ctシステム、操作コンソール及び制御方法

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JP2003070778A
JP2003070778A JP2001254955A JP2001254955A JP2003070778A JP 2003070778 A JP2003070778 A JP 2003070778A JP 2001254955 A JP2001254955 A JP 2001254955A JP 2001254955 A JP2001254955 A JP 2001254955A JP 2003070778 A JP2003070778 A JP 2003070778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肺ガン検診においてScout機能が使用で
きない場合でも、被検体の被曝線量を低減することが可
能なX線CTシステムを提供する。 【解決手段】 X線CTシステムにおいて、集団検診を
行うか否かを選択する選択手段と、少なくとも被検体の
胸部の幅および検査範囲を設定する設定部と、基準とな
る基準被検体に対する基準透視像データを、前記設定条
件で設定された前記被検体の胸部の幅ごとに保存する保
存部と、前記設定部で設定されたモードが、肺ガン検診
モードの場合、前記設定部で設定された被検体の胸部の
幅に基づいて前記保存部に保存された前記基準透視像デ
ータを用いて、前記回転運動中に前記X線管から照射す
るX線のX線量の制御値を算定する算定部と、前記算定
部で算定された前記制御値に従ってスキャンを行わせる
スキャン制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線照射によって被
検体の断層像を得るX線CTシステム、操作コンソール
およびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線CTシステムは、被検体(患者)に
X線を照射し、臓器、血液、灰白質等の人体組織のX線
吸収率の差を検出器により検出し、これをコンピュータ
処理する(再構成する)ことによって検査部位の断層面
(スライス面)の画像(断層像)を得るものである。
【0003】医師はX線CTシステムによって再構成さ
れた所定の検査部位の患者の断層像に基づいて、患者の
病状等を診断する。このため、再構成された断層像は、
人体組織のX線吸収率の差を精度よく識別でき、かつ検
査目的や診断目的に見合った画質を有することが必要と
なる。かかる画質を得るためには画像ノイズの低減が不
可欠である。
【0004】一般にX線CTシステムにおける画像ノイ
ズは、均質な物質を撮影した場合のCT値のばらつき
(以下、Image SDと称す)として表現され、I
mage SDの値が小さいほど高画質の断層像とな
り、Image SDの値が大きいほど低画質な断層像
となる。画像ノイズを低減し、高画質の断層像を得るた
めには(すなわち、Image SDを小さくするため
には)、被検体を透過し、検出器において検出される透
過X線量が大きくなければならず、検出器において十分
な透過X線量を得るためには、被検体に照射するX線照
射量が大きくなければならない。
【0005】しかし、画質の向上のみに主眼を置き、被
検体に照射するX線照射量を大きくすることは、被検体
の被曝線量の増加につながり、望ましくない。したがっ
て、実際には所望の画質を確保しうる最小限のX線をX
線管より照射するよう制御することが必要となる。
【0006】X線管より照射されるX線量はX線管に流
れる電流(以下、管電流またはmAと称す)により制御
されるが、上述のような最小限のX線照射を行うために
各スキャン位置ごとの管電流を制御する機能としてオー
トmA機能(自動管電流制御機能)があり、従来のX線
CTシステムにおいて標準的に装備されている。
【0007】従来のX線CTシステムにおけるオートm
A機能は、事前に被検体ごとに所定の部位に所定のX線
照射量で所定の投影角度からX線を照射し(被検体ごと
にこのように事前にX線を照射し、所望の透視像データ
を採取する機能をScout機能とよぶ)、そのときの
透過X線量測定結果(透視像データ)に基づいて、Im
age SDを算出する一方、検査時の断層像に求めら
れる画質レベル(かかる目標となる目標画質レベルをT
arget SDと呼ぶ)を設定し、Image SD
とTarget SDとの比に基づいて検査時の管電流
を算出していた。
【0008】図1は従来のX線CTシステムにおけるオ
ートmA機能の機能ブロック図を示したもので、101
はScout機能を用いて得られた透視像データを取得
するScout抽出部、102はスライス厚および検査
部位に基づいてTargetSDを選択するTarge
t SD選択部、103はScout抽出部101にお
いて取得された透視像データとTarget SD選択
部102において選択されたTarget SDとに基
づいて管電流を算出する管電流算出部、104は管電流
算出部103において算出された管電流に従ってスキャ
ンを行わせるスキャン制御部である。
【0009】図2は管電流算出部103により算出され
た各スキャン位置毎の管電流を示す図である。201は
横軸にZ軸方向(横体した被検体の体軸方向)の各スキ
ャン位置における管電流を示す。このように、オートm
A機能は所望の画質を確保しうる最小限の管電流をZ軸
方向の各スキャン位置ごとに算出することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のオート
mA機能は、管電流の算出にあたり、必ずScout機
能を用いて被検体ごとに透視像データの採取を行わなけ
ればならない。
【0011】一方、肺ガン検診などの集団検診のよう
に、短時間に多数の検査を行う場合には、検査時間の短
縮のため被検体ごとにScout機能を使用して透視像
データを抽出するといった作業は省かざるを得ない。こ
のためオートmA機能も使用できず、検査にあたって
は、検査部位のZ軸方向の位置の中で、X線透過率のも
っとも低い位置にあわせて管電流を固定することで対応
していた(図2の202は、管電流を固定した場合の一
例である)。この結果、オートmA機能を使用した場合
に比べて、被検体へのX線照射量が増え、被検体の被曝
線量が増加することとなっていた。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、肺ガン検診などの集団検診においてSco
ut機能が使用できない場合でも、オートmA機能を使
用でき被検体の被曝線量を低減することが可能なX線C
Tシステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、例えば本発明のX線CTシステムは以下の構成を備
える。すなわち、X線を発生するX線管と、当該X線管
に対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の
周りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該
被検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投
影データを収集するスキャンを行い、該被検体の断層像
を再構成するX線CTシステムであって、集団検診を行
うか否かを選択する選択手段と、少なくとも被検体の特
定の部位におけるサイズ情報および検査範囲とを設定す
る設定手段と、基準となる基準被検体に対する所定の投
影角度における基準投影データを、前記設定手段で設定
された前記特定の部位におけるサイズ毎に保存する保存
手段と、前記選択手段で集団検診が選択された場合、前
記設定手段で設定された特定の部位におけるサイズ情報
に基づいて読み出された前記基準投影データを用いて、
前記回転運動中に前記X線管から照射するX線の各スキ
ャン位置におけるX線量の制御値を算定する算定手段
と、前記算定手段で算定された前記制御値に従ってスキ
ャンを行わせるスキャン制御手段とを備える。
【0014】また、上記課題を解決するための本発明の
X線CTシステムは以下の構成を備える。すなわち、X
線を発生するX線管と、当該X線管に対向して設けられ
た検出部とが一体となって被検体の周りを回転し、当該
回転運動中に、異なる投影角度で該被検体を透過したX
線を前記検出部で検出することで投影データを収集する
スキャンを行い、該被検体の断層像を再構成するX線C
Tシステムであって、集団検診を行うか否かを選択する
選択手段と、少なくとも被検体の特定の部位におけるサ
イズ情報および検査範囲とスライス厚とを設定する設定
手段と、各スキャン位置と当該スキャン位置における前
記X線管から放射するX線のX線量の制御値との対応関
係を記述したテーブルを、前記設定手段で設定された前
記特定の部位におけるサイズおよび前記スライス厚毎に
保存する保存手段と、前記選択手段で集団検診が選択さ
れた場合、前記設定手段で設定された特定の部位におけ
るサイズおよびスライス厚に対応する前記テーブルに基
づく前記制御値に従ってスキャンを行わせるスキャン制
御手段とを備える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
かかる実施形態を詳細に説明する。
【0016】本発明の第1の実施形態にかかるX線CT
システムについて、詳細を説明するにあたり、該X線C
Tシステムが有するScout機能とオートmA機能に
ついて説明し、該オートmA機能に基づいて算出された
胸部の管電流の特徴を説明する。
【0017】1.Scout機能 Scout機能とは、オートmA機能においてZ軸方向
(横体した被検体の体軸方向)の各スキャン位置ごとの
最適な管電流を算出するにあたり必要な透視像データを
事前に被検体ごとに採取する機能をいい、機能の概略を
図3および図4を用いて以下に説明する。
【0018】図3において、301は天板(以下、クレ
ードルと称す)304に載置された被検体303にX線
を照射するX線管を示し、302はX線管301より照
射され、被検体303を透過したX線を検出する検出器
で、X線管301に対向して設けられている。X線管3
01および検出器302は、被検体303に対して相対
的に301aおよび302aの矢印に示す方向に直線移
動することが可能である。301a、302aの矢印に
示す方向と平行な方向(すなわち被検体303の体軸方
向)をZ軸方向とよび、306に示す。
【0019】かかる構成のもと、所定の管電流をX線管
301に流すことで、被検体303に対して図3に示す
ように投影角度0度(被検体303の真上)を維持した
まま所定のX線量のX線を照射し、そのときの透過X線
量をZ軸方向の検査部位にわたり検出する。305はこ
のときの透過X線量を示すもので、横軸にZ軸方向位置
を、縦軸に透過X線量をとった場合の、被検体303に
おける胸部の透過X線量分布を示す。S0−1、S0−
2、S0−3、・・・はZ軸方向位置を示し、検査時の
スライス面の位置に等しい。
【0020】以上より、被検体303の投影角度0度の
透過X線量を検査部位にわたり求めることが可能となる
(以下、かかる透視像データをScout結果(0度)
と称す)。
【0021】次にX線管301および検出器302を9
0度回転させ、投影角度0度の場合と同様に所定の管電
流をX線管に流すことで、被検体に対して投影角度90
度(被検体303の側面)から所定のX線量のX線を照
射し、そのときの透過X線量をZ軸方向の検査部位にわ
たり検出する。図4において405は、X線管301お
よび検出器302を90度回転させ、被検体303の側
面から胸部にX線を照射した場合の透過X線量分布を示
す。S90−1、S90−2、S90−3、・・・はZ
軸方向位置を示し、検査時のスライス面の位置に等し
い。なお、図4において図3と同じ番号が付されたもの
は、同じものを指すため説明は省略する。
【0022】以上より、被検体303の投影角度90度
の透過X線量を検査部位にわたり求めることが可能とな
る(以下、かかる透視像データをScout結果(90
度)と称す)。
【0023】このように、検査を行う前に事前にSco
ut機能を用いて、所定の投影角度から所定のX線を照
射し、そのときの透過X線量を検出することで、被検体
毎・検査部位ごとに異なるScout結果(0度)とS
cout結果(90度)とを求めることができる。な
お、かかるスキャンをスカウトスキャンを呼ぶ。
【0024】2.オートmA機能 オートmA機能とは、X線照射量の最適化により、被検
体の被爆線量を軽減することを目的とした機能である。
【0025】オートmA機能は、上述のScout機能
により求められたScout結果(0度)およびSco
ut結果(90度)とに基づいてImage SDを算
出する一方、目標画質レベル(Target SD)を
設定し、Image SDとTarget SDとの比
に基づいて、Z軸方向の各スライス面における必要な管
電流をもとめる。以下にそのオートmA機能の基本原理
を詳説する。
【0026】2−1 投影下面積の算出 (1)透過X線量の基本式 被検体303の厚みをx、被検体303のX線吸収係数
をμ、X線管301から照射されるX線照射量をI
被検体303を透過したX線量(透過X線量)をIとし
た場合、IとIとは一般的に以下の関係式で表すこと
ができる。
【0027】
【数1】
【0028】(2)投影下面積の算出 Scout結果(0度)に基づいて、検出器302の各
チャンネル毎に上式1に示す“−ln(I/I)”を
算出すると図5のようになる。図5(A)において、3
03’はZ軸方向位置(例えばS0−1)での被検体3
03の断面を示し、図5(B)は、該断面303’を透
過した透過X線量をI、X線管301より照射されたX
線照射量をIとした場合の上式1の右辺を縦軸に、横
軸に検出器302の各チャンネルをとったものである。
501は検出器302の各チャンネルごとの“−ln
(I/I)”を積分したもので、投影下面積(0度)
とよび、下式で表すことができる。
【0029】
【数2】 ここで、proj0deg iとはScout結果(0
度)に基づいて、検出器402のi番目のチャンネルの
“−ln(I/I)”を示す。
【0030】同様に、式3は被検体に対して側面(90
度方向)からX線を照射した場合の投影下面積(90
度)を表す。
【0031】
【数3】
【0032】なお、上記投影下面積(0度)および投影
下面積(90度)は、Scout結果(0度)およびS
cout結果(90度)に基づいて、Z軸方向の各スキ
ャン位置毎に算出することができる。
【0033】2−2 長軸・短軸比の算出 Scout結果(0度)に基づいて、検出器302の中
央100チャンネルでの上式1に示す“−ln(I/I
)”を算出すると図6(B)のようになる。なお、図
6(A)において、303’はZ軸方向位置(例えばS
0−1)での被検体303の断面を示し、図6(B)
は、該断面303’を透過した透過X線量をI、X線管
301より照射されたX線照射量をIとした場合の式
1の右辺を縦軸に、横軸に検出器302の各チャンネル
をとったものである。
【0034】このとき、矢印で示した領域は検出器30
2の中央100チャンネルに対応する“−ln(I/I
)”であり、該領域を投影下中央面積(0度)と呼
ぶ。投影下中央面積(0度)を求める式を式4に示す。
【0035】
【数4】
【0036】同様に、Scout結果(90度)に基づ
いて、検出器302の中央100チャンネルでの上記
“−ln(I/I)”を算出すると図6(C)のよう
になる。なお、図6(A)において、303’はZ軸方
向位置S90−1での被検体303の断面を示し、図6
(C)は、該断面303’を透過した透過X線量をI、
X線管301より照射されたX線照射量をIとした場
合の式1の右辺を横軸に、縦軸に検出器302の各チャ
ンネルをとったものである。
【0037】このとき、矢印で示した領域は検出器30
2の中央100チャンネルに対応する“−ln(I/I
)”であり、該領域を投影下中央面積(90度)と呼
ぶ。投影下中央面積(90度)を求める式を式5に示
す。
【0038】
【数5】
【0039】上式4と、上式5との比を長軸・短軸比と
呼び、下式6で表すことができる。
【0040】
【数6】
【0041】2−3 投影下面積とImage SDと
の一般的な関係 Image SDとは、被検体403を撮影した場合の
CT値のばらつきをいい、投影下面積とは図7のような
関係を有する。
【0042】図7は一定管電流のもと、投影下面積を変
化させた場合のImage SDの変化を実験的にもと
め、プロットしたものである。図7より、Image
SDは投影下面積を用いて下式7に示す2次式で近似す
ることができる。
【0043】
【数7】 なお、α、β、γは所定の定数である。また、投影下面
積は投影下面積(0度)でも、投影下面積(90度)で
も、どちらでも同等の結果が得られる。
【0044】2−4 長軸・短軸比とImage SD
との関係 長軸・短軸比が1.0のときのImage SDをもと
め、このときの値を1.0とした場合のImage S
Dに対する比をSD ratioとすると、投影下面積
を一定に保ちつつ、長軸・短軸比を変化させた場合、長
軸・短軸比とSD ratioとは図8のような関係を
有する。
【0045】図8は横軸に(長軸・短軸比)を、縦軸
にSD ratioをとったものである。したがって、
SD ratioは上式8に示す1次式で近似すること
ができる。
【0046】
【数8】 なお、A、Bは所定の定数である。
【0047】上記2−1から2−4より、Image
SDは投影下面積の増加に伴って大きくなり、同一投影
下面積であっても、長軸・短軸比が大きくなれば、それ
にともなって大きくなることが明らかになった。かかる
関係を表したものが下式9である。
【0048】
【数9】
【0049】2−5 Image SDと管電流との関
係 上記より、Scout結果(0度)とScout結果
(90度)を用いて、Image SDを算出すること
ができることを示した。したがって、所定の管電流を流
したときのImage SDを予め求めておけば、Ta
rget SDとの比から該Target SDを得る
ために必要な管電流mAを下式10より算出することが
できる。
【0050】
【数10】 ここで、mAsreferenceとは、Scout結果(0
度)およびScout結果(90度)の測定の際に、X
線管301に流した所定の管電流をいう。また、スキャ
ン時間とは、検査時にガントリ回転部に配されたX線管
301と検出器302が被検体303の周囲を相対的に
らせん運動する場合に、1回転するのに要する時間をい
う。
【0051】以上より、Target SDと、Sco
ut機能により求めた透視像データ(Scout結果
(0度)およびScout結果(90度))とに基づい
て、Z軸方向の各スキャン位置における必要な管電流を
もとめることが可能となることが明らかになった。
【0052】3.オートmA機能に基づく胸部の管電流
の特徴 上述のオートmA機能により被検体胸部のZ軸方向の各
スキャン位置における必要な管電流を求めた一例を図1
6(A)乃至(C)に示す。
【0053】図16(A)乃至(C)は横軸にZ軸方向
位置を、縦軸にオートmA機能により算出された管電流
をとった場合の図である。また、図16(A)は被検体
の胸部の幅が29cm以下の場合のデータで、図16
(B)は被検体の胸部の幅が29cmより大きく、33
cm以下の場合のデータで、図16(C)は被検体の胸
部の幅が33cmより大きい場合のデータである。
【0054】図16(A)乃至(C)より、管電流は肺
尖部において高く、中肺野で低く、肺底部でまた高くな
るというU字型の曲線を描くという特徴を有しているこ
とがわかる。また、被検体の胸部の幅に応じて、かかる
U字型の曲線が全体に上下し、被検体の胸部の幅が小さ
いほど全体として管電流が低くなり、被検体の胸部の幅
が大きくなるにつれて全体として管電流が高くなる。さ
らに、図16のように被検体の胸部の幅を3段階(29
cm以下の場合、29cmより大きく33cm以下の場
合、33cmより大きい場合)にわけることで、それぞ
れの段階毎に管電流のU字型の曲線をほぼ一意に定める
ことができる。
【0055】4.本発明の第1の実施形態の説明 4−1 全体システム構成 上記Scout機能およびオートmA機能を有し、オー
トmA機能に基づく胸部の管電流の特徴をいかした本発
明の第1の実施形態にかかるX線CTシステムについて
以下に述べる。
【0056】図9は、本発明の第1の実施形態にかかる
X線CTシステムのシステム構成図である。
【0057】図9に図示の如く、システムは、被検体
(患者)へのX線照射と載置された被検体を透過したX
線を検出するためのガントリ装置920と、ガントリ装
置920に対して各種設定を行うとともに、ガントリ装
置920から出力されてきたデータに基づいて断層像を
再構成し、表示する操作コンソール900、および被検
体を載置し、ガントリ装置内部へ搬送する搬送装置94
0とにより構成されている。
【0058】920に示すガントリ装置は、その全体の
制御を司るメインコントローラ922を始め以下の構成
を備える。
【0059】921は操作コンソール900との通信を
行うためのインターフェース、932はガントリ回転部
であり、内部には、X線管924(X線管コントローラ
923により駆動制御される)、X線の照射範囲を規定
するコリメータ927、コリメータ927のX線照射範
囲を規定するスリット幅の調整、及びコリメータ927
のZ軸(図面に垂直な方向)の位置を調整するコリメー
タモータ926が設けられている。かかるコリメータモ
ータ926の駆動はコリメータコントローラ925によ
り制御される。
【0060】また、932に示すガントリ回転部には、
被検体を透過したX線を検出する検出部931、及び検
出部931より得られた投影データを収集するデータ収
集部930も備える。X線管924及びコリメータ92
7と、検出部931とは互いに空洞部分933をはさん
で対向する位置に設けられ、その関係が維持された状態
でガントリ回転部932が回転するようになっている。
この回転は、モータコントローラ928からの駆動信号
により所定の制御周期で回転速度制御される回転モータ
929によって行われる。
【0061】メインコントローラ922は、I/F92
1を介して受信した各種コマンドの解析を行い、それに
基づいて上記のX線管コントローラ923、コリメータ
コントローラ925、モータコントローラ928、デー
タ収集部930に対し、各種制御信号を出力することに
なる。また、メインコントローラ922は、データ収集
部930で収集された投影データを、I/F921を介
して操作コンソール900に送出する処理も行う。
【0062】操作コンソール900は、所謂ワークステ
ーションであり、図示に示す如く、装置全体の制御を司
るCPU905、ブートプログラム等を記憶しているR
OM906、主記憶装置として機能するRAM907を
はじめ、以下の構成を備える。
【0063】HDD908は、ハードディスク装置であ
って、ここにOS、ガントリ装置920に各種指示を与
えたり、ガントリ装置920より受信した投影データに
基づいて断層像を再構成するための診断プログラムが格
納されている。また、ガントリ920より受信した基準
透視像データ(後述)やTarget SDの一覧表
(後述)もHDD908に格納されている。
【0064】VRAM901は表示しようとするイメー
ジデータを展開するメモリであり、ここにイメージデー
タ等を展開することでCRT902に表示させることが
できる。903および904は各種設定を行うためのキ
ーボードとマウスであり、操作者はCRT902に表示
される各種設定画面(Scout機能やオートmA機能
を実行する上で必要な各種設定を入力する画面等)を見
ながらキーボード903およびマウス904を用いて設
定を行う。また、909はガントリ装置920と通信を
行うためのインターフェースである。
【0065】4−2 各種設定入力画面 図17はScout機能を実行するうえで必要な各種設
定(以下、スカウトスキャン設定と称す)を入力するた
めのスカウトスキャン設定画面1701の一例である。
図示のように、所定の基準位置に対するスカウトスキャ
ンの検査部位1702、開始位置1703、終了位置1
704、スライス厚1705を設定できるようになって
いる。かかる設定を完了後、スカウトスキャン実行のス
タートボタン1707を押して、基準となる基準被検体
に対してガントリ装置920にスカウトスキャンを実行
させる。
【0066】なお、基準被検体とは、肺ガン検診を行う
前に、事前にScout結果(0度)およびScout
結果(90度)の蓄積を目的として検査を行った被検体
をいいう。
【0067】基準被検体に対するスカウトスキャンによ
り取得された基準となる基準透視像データは操作コンソ
ール900に転送され、操作者の指示により保存処理さ
れる。保存は保存ボタン1708を押すことでHDD9
08に対して行われるが、このとき操作者は予め被検体
の胸部の幅を巻き尺等を用いて測定し、該測定結果を
「胸部の幅」入力欄1706に入力しておく。「胸部の
幅」入力欄1706に入力された値に基づいて分類して
基準透視像データが保存される。なお、基準透視像デー
タの保存に際してはスカウトスキャン設定の開始位置1
703と終了位置1704も合わせて保存され、基準被
検体の胸部体軸方向長さを求めることができるようにな
っている。
【0068】図18はオートmA機能を実行する上で必
要な各種設定(以下、スキャン計画と称す)を入力する
ためのスキャン計画画面1801の一例である。「検査
部位」欄1802は被検体の検査部位を指定する欄であ
る。「開始位置」欄1803は、所定の基準位置に対す
るスキャンの開始位置を入力する欄、同様に、「終了位
置」欄1804は所定の基準位置に対するスキャンの終
了位置を入力する欄である。「スライス厚」欄1805
は、スキャンにおけるスライス厚を入力する欄である。
「胸部の幅」欄1806は、オートmAのモード選択に
おいて、後述する肺ガン検診モードを選択した場合に入
力が必要となる欄で、スキャン開始前に事前に被検体毎
の胸部の幅を巻き尺等を用いて測定し、該測定結果を入
力しておく。
【0069】1807および1808はオートmAのモ
ードを選択するボタンであり、被検体の検査目的に対応
して設けられている。スキャン計画画面1801の例で
は、肺ガン検診に対応したモードとそれ以外の通常の検
査に対応したモードとを設けたが、他の集団検診に対応
したモードを設けてもよい。また、オートmA機能(通
常モード1807または肺ガン検診モード1808)を
使用しない場合には、OFFボタン1809を選択す
る。
【0070】オートmAモード選択ボタンにおいて、通
常モード1807または肺ガン検診モード1808が選
択された場合、mAグラフボタン1810を選択するこ
とで、各モードにおいて算出された管電流がグラフ表示
欄1811に表示される。なお、グラフ表示欄1814
に表示されるグラフは、横軸にZ軸方向位置を、縦軸に
算出された管電流をとったグラフである。
【0071】4−3 機能ブロック 図10は、本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシ
ステムのCPU905において処理されるプログラムの
機能ブロック図である。1001はScout抽出部
で、上述した透視像データまたは基準透視像データを得
るためのスカウトスキャンをメインコントローラ922
にI/F909および921を介して指示し、管電流算
出のための透視像データまたは基準透視像データをメイ
ンコントローラ922よりI/F909および921を
介して受け取る。1002はScout結果保存部で、
Scout結果(0度)およびScout結果(90
度)を保存部1004に保存する(保存部1004のハ
ードウエアは、たとえば図9のHDD908等を指
す)。保存に際しては、スカウトスキャン設定画面17
01で設定された基準被検体の胸部の幅ごとに分類して
保存するものとする。
【0072】1003はScout結果選択・読み出し
部で、肺ガン検診モード1808の際、保存部1004
に保存されたScout結果(0度)とScout結果
(90度)のうち、肺ガン検診を行う被検体の胸部の幅
1806に該当するものを読み出し、管電流算出部10
06に送信する。
【0073】1005はスライス厚、検査部位に応じ
て、Target SDを選択するTarget SD
選択部を示す。1006は管電流算出部で、肺ガン検診
モードでないときは、Scout抽出部1001が抽出
したScout結果(0度)およびScout結果(9
0度)と、1005で選択されたTaget SDとに
基づいてZ軸方向各位置での最適な管電流を求め、肺ガ
ン検診モードのときは、1003より送信されたSco
ut結果(0度)とScout結果(90度)と、10
05で選択されたTarget SDとに基づいて、Z
軸方向各スキャン位置での最適な管電流を求める。
【0074】1007はスキャン制御部で、管電流算出
部1006により算出された管電流に従ってガントリ装
置920にスキャンを行わせるスキャン制御部である。
【0075】4−4 Scout結果選択・読み出し部 図13はScout結果選択・読み出し部1003の処
理を示すフローチャートであり、本処理はCPU905
において実行される。
【0076】ステップS1301では、スキャン計画画
面1801において肺ガン検診モード1808が選択さ
れたか否かを監視し、肺ガン検診モード1808が選択
されたら、ステップS1302に進み、肺ガン検診を行
う被検体の胸部の幅1806の入力があったか否かを確
認する。肺ガン検診を行う被検体の胸部の幅1806の
入力がない場合には処理を終了する。
【0077】一方、胸部の幅の入力があった場合には、
ステップS1303にすすみ、胸部の幅が29cm以下
であるか否かを確認する。胸部の幅が29cm以下であ
った場合には、ステップS1305に進み、保存部10
04に保存されているScout結果(0度)およびS
cout結果(90度)のうち、胸部の幅が29cm以
下として保存されているもの(以下、これをSmall
ファイルと称す)を選択し、ステップS1308で、該
Smallファイルを被検体体軸方向の長さに変換し、
ステップS1309で管電流算出部1006に送信す
る。
【0078】一方、ステップS1303で胸部の幅が2
9cm以下でなかった場合には、ステップS1304に
進み、胸部の幅が33cm以下であるか否かを確認す
る。胸部の幅が33cm以下であった場合には、ステッ
プS1306に進み、保存部1004に保存されている
Scout結果(0度)およびScout結果(90
度)のうち、胸部の幅が29cmより大きく、33cm
以下のもの(以下、これをMediumファイルと称
す)を選択し、ステップS1308で、該Medium
ファイルを被検体体軸方向の長さに変換し、ステップS
1309で管電流算出部1006に送信する。
【0079】一方、ステップS1304で胸部の幅が3
3cm以下でなかった場合には、ステップS1307に
進み、保存部1004に保存されているScout結果
(0度)およびScout結果(90度)のうち、胸部
の幅が33cmより大きいもの(以下、これをLarg
eファイルと称す)を選択し、ステップS1308で、
該Largeファイルを被検体体軸方向の長さに変換
し、ステップS1309で管電流算出部1006に送信
する。
【0080】なお、ステップS1308における被検体
体軸方向の長さへの変換とは、Scout抽出部で基準
透視像データ(Scout結果(0度)およびScou
t結果(90度))を得るためのスカウトスキャンを行
い基準透視像データを抽出した際の被検体の胸部長さ
(胸部の体軸方向長さをいい、スカウトスキャン設定画
面1701の開始位置1703と終了位置1704によ
り定義される検査範囲に基づいて算出される)と、実際
の肺ガン検診を行う被検体の胸部長さ(スキャン計画画
面1801の開始位置1803と終了位置1804によ
り定義される検査範囲に基づいて算出される)とが大き
く異なる場合に、肺ガン検診を行う被検体の胸部長さに
合うように読み出された基準透視像データを変換するこ
とをいう。かかる変換により、胸部の幅が同程度で体軸
方向長さが大きく異なる被検体を検査する場合でも、Z
軸方向に適切な管電流を設定することが可能となる。
【0081】4−5 管電流算出部 図11は管電流算出部1003の機能をさらに詳細に示
した図である。1101はScout結果(0度)読み
込み部で、肺ガン検診モードでないときはScout抽
出部1001で被検体ごとに抽出された透視像データの
うち、Scout結果(0度)を読み込み、肺ガン検診
モードのときには、Scout結果選択・読み出し部1
003より送信された基準透視像データのうち、Sco
ut結果(0度)を読み込む。Scout結果(0度)
読み込み部1101により読み込まれたScout結果
(0度)は投影下面積算出部1102に送られ、上述の
式2に基づいて投影下面積(0度)が算出される。
【0082】また、Scout結果(0度)読み込み部
1101で読み込まれたScout結果(0度)のう
ち、中央100チャンネルのデータは長軸・短軸比算出
部1105に送られ、上述の式4に基づいて投影下中央
面積(0度)が算出される。
【0083】1104はScout結果(90度)読み
込み部で、肺ガン検診モードでないときはScout抽
出部1001で被検体ごとに抽出された透視像データの
うち、Scout結果(90度)を読み込み、肺ガン検
診モードのときには、Scout結果選択・読み出し部
1003より送信された基準透視像データのうち、Sc
out結果(90度)を読み込む。Scout結果(9
0度)読み込み部1104で読み込まれたScout結
果(90度)のうち、中央100チャンネルのデータは
長軸・短軸比算出部1105に送られ、上述の式5に基
づいて投影下中央面積(90度)が算出される。さら
に、上述の投影下中央面積(0度)と投影下中央面積
(90度)より、式6を用いて長軸・短軸比が算出され
る。
【0084】1103は、投影下面積算出部1102に
おいて算出された投影下面積と、長軸・短軸比算出部1
105において算出された長軸・短軸比とに基づいて、
式9を用いてImage SDを求める。
【0085】1106はTarget SD選択部10
02で選択されたTarget SDを読み込むための
Target SD読み込み部で、Target SD
読み込み部1106において読み込まれたTarget
SDは管電流計算部1107に送られる。
【0086】管電流計算部1107では、Image
SD算出部1103で算出されたImage SDと、
Target SD読み込み部により読み込まれたTa
rget SD、ならびにスライス厚、mAs
referenceとに基づいて、上述の式10を用いて管電流
を算出する。なお、該管電流はZ軸方向の各位置ごとに
算出する。
【0087】4−6 Target SD選択部 図12は、本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおけるTarget SDの一覧表を示す図で
ある。
【0088】1201は検査部位を、1202はスライ
ス厚を示す。また、1203は各検査部位1201、ス
ライス厚1202に対応したTarget SDを示
す。検査部位ごとにTarget SDを変えているの
は、検査部位ごとに人体組織のX線吸収率の差が異なる
ためであり、また、スライス厚ごとにTarget S
Dを変えているのは、スライス厚が大きいと再構成され
る断層像の周辺部のコントラストが小さくなる傾向があ
るためである。
【0089】その結果、例えば、スキャン計画画面18
01の「検査部位」入力欄1802に「胸部」と設定さ
れ、「スライス厚」入力欄1805に10mmと設定さ
れた場合のTarget SDは、5.4となる。
【0090】以上の説明で明らかなように、オートmA
機能に基づく胸部の管電流の特徴を利用した肺ガン検診
の場合、Scout機能を用いなくても、Scout結
果保存部1103を用いて基準被検体の胸部の幅ごとに
予め保存されたScout結果(0度)およびScou
t結果(90度)を用いることで、オートmA機能を使
用することが可能となり、肺ガン検診を行う被検体の被
曝線量の低減を実現できる。
【0091】なお、上記実施の形態においては、オート
mA機能に基づく胸部の管電流の特徴を利用して、肺ガ
ン検診を行う被検体の被曝線量を低減することとした
が、Target SDを変更すれば(すなわち、Ta
rget SDを胸部の肺ガン検診に適した値ではな
く、他の検診目的に適した値に設定すれば)、胸部の他
の検診目的の場合でも、同様に利用することができるこ
とは明らかである。
【0092】5.本発明の第2の実施形態の説明 上記第1の実施形態においては、Scout結果保存部
1002を用いて予めScout結果(0度)およびS
cout結果(90度)を基準被検体の胸部の幅ごとに
保存することとしたが、管電流の算出結果を直接保存し
てもよい。以下、第2の実施形態については第1の実施
形態と異なる部分を中心に説明する。
【0093】図14において、1401はScout抽
出部で透視像データまたは基準透視像データを得るため
のスカウトスキャンをメインコントローラ922のI/
F909および921を介して指示し、管電流算出のた
めの透視像データまたは基準透視像データをメインコン
トローラ922よりI/F909および921を介して
受け取る。
【0094】1403はスライス厚、検査部位に応じ
て、Target SDを選択するTarget SD
選択部を示す。1402は管電流算出部で、1401よ
り送信されたScout結果(0度)およびScout
結果(90度)と、1403で選択されたTarget
SDとに基づいて、基準被検体に対するZ軸方向各ス
キャン位置での最適な管電流を求める。
【0095】1404は管電流算出部1402で算出さ
れたZ軸方向各スキャン位置と当該スキャン位置におけ
る管電流との対応関係を記述したテーブルを保存部14
05に保存する管電流算出結果保存部である。なお、保
存に際しては、基準被検体の胸部の幅およびTarge
t SDごとに分類して保存される。すなわち上記テー
ブルは基準被検体の胸部の幅およびスライス厚の区分の
数だけ存在することとなる。
【0096】1406は肺ガン検診モードの際、保存部
1405に保存された管電流算出結果のうち、肺ガン検
診を行う被検体の胸部の幅に該当するものを読み出す管
電流算出結果選択・読み出し部である。1407は、ス
キャン制御部で、肺ガン検診モードでないときは、管電
流算出部1402により被検体ごとに算出された管電流
に従ってガントリ装置920にスキャンを行わせ、肺ガ
ン検診モードのときは、管電流算出結果選択・読み出し
部1406より送信された管電流に従ってガントリ装置
920にスキャンを行わせる。
【0097】図15は管電流算出結果選択・読み出し部
1406の処理を示すフローチャートである。
【0098】ステップS1501では、スキャン計画画
面1801において肺ガン検診モード1808が選択さ
れたか否かを監視し、肺ガン検診モード1808が選択
されたら、ステップS1502に進み、検査部位180
2、スライス厚1805に対応したTarget SD
を読み込む。ステップS1503ではステップS150
2で読み込まれたTarget SDに該当する複数の
テーブルを保存部1405より読み出す。
【0099】次にステップS1504では肺ガン検診を
行う被検体の胸部の幅1806の入力があったか否かを
確認する。肺ガン検診を行う被検体の胸部の幅1806
の入力がない場合には処理を終了する。
【0100】一方、胸部の幅の入力があった場合には、
ステップS1505に進み、胸部の幅が29cm以下で
あるか否かを確認する。胸部の幅が29cm以下であっ
た場合には、ステップS1507に進み、ステップS1
503で読み出された管電流のテーブルのうち、胸部の
幅が29cm以下として保存されているもの(以下、こ
れをSmallテーブル(mA)と称す)を選択し、ス
テップS1510で読み出す。読み出されたSmall
テーブル(mA)はステップS1511で被検体体軸方
向の長さに変換される。
【0101】一方、ステップS1505で胸部の幅が2
9cm以下でなかった場合には、ステップS1506に
進み、胸部の幅が33cm以下であるか否かを確認す
る。胸部の幅が33cm以下であった場合には、ステッ
プS1508に進み、ステップS1503で読み出され
た管電流のテーブルのうち、胸部の幅が29cmより大
きく、33cm以下のもの(以下、これをMedium
テーブル(mA)と称す)を選択し、ステップS151
0で読み出す。読み出されたMediumテーブル(m
A)はステップS1511で被検体体軸方向の長さに変
換される。
【0102】一方、ステップS1506で胸部の幅が3
3cm以下でなかった場合には、ステップS1509に
進み、ステップS1503で読み出された管電流のテー
ブルのうち、胸部の幅が33cmより大きい(以下、こ
れをLargeファイル(mA)と称す)を選択し、ス
テップS1510で読み出す。読み出されたLarge
ファイル(mA)はステップS1511で被検体体軸方
向の長さに変換される。
【0103】これにより、オートmA機能を用いたとき
と同等の効果が得られ、第1の実施形態と同様、肺ガン
検診を行う被検体の被曝線量の低減を実現することがで
きる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
肺ガン検診などの集団検診においてScout機能が使
用できない場合でも、被検体の被曝線量を低減すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のX線CTシステムにおけるオートmA機
能の機能ブロック図である。
【図2】従来のX線CTシステムにおけるmA算出部に
より算出された各位置毎の検査時の管電流を示す図であ
る。
【図3】一般的なX線CTシステムのScout機能を
説明するための図である。
【図4】一般的なX線CTシステムのScout機能を
説明するための図である。
【図5】一般的なX線CTシステムにおいて算出された
投影下面積を示す図である。
【図6】一般的なX線CTシステムにおいて算出された
投影下中央面積を示す図である。
【図7】一般的なX線CTシステムにおいて実験的に求
められた投影下面積とImage SDとの関係を示す
図である。
【図8】一般的なX線CTシステムにおいて実験的に求
められた長軸・短軸比とSDratioとの関係を示す
図である。
【図9】本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシス
テムのシステム構成図である。
【図10】本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおける機能ブロック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおける管電流算出部の機能をさらに詳細に示し
た図である。
【図12】本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおけるTarget SDの一覧表を示す図で
ある。
【図13】本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおけるScout結果選択・読み出し部の処理
を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおける機能ブロック図である。
【図15】本発明の第2の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおける管電流算出結果選択・読み出し部の処理
を示すフローチャートである。
【図16】一般的なX線CTシステムにおいてオートm
A機能により被検体胸部のZ軸方向の最適なX線照射量
を逆算し、必要な管電流を求めた結果を示す図である。
【図17】本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおけるスカウトスキャン設定画面の一例を示す
図である。
【図18】本発明の第1の実施形態にかかるX線CTシ
ステムにおけるスキャン計画画面の一例を示す図であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 堀内 哲也 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 CA18 CA34 DA03 FA13 FA44 FA59 FH03

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を発生するX線管と、当該X線管に
    対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の周
    りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該被
    検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投影
    データを収集するスキャンを行い、該被検体の断層像を
    再構成するX線CTシステムであって、 集団検診を行うか否かを選択する選択手段と、 少なくとも被検体の特定の部位におけるサイズ情報およ
    び検査範囲とを設定する設定手段と、 基準となる基準被検体に対する所定の投影角度における
    基準投影データを、前記設定手段で設定された前記特定
    の部位におけるサイズ毎に保存する保存手段と、 前記選択手段で集団検診が選択された場合、前記設定手
    段で設定された特定の部位におけるサイズ情報に基づい
    て読み出された前記基準投影データを用いて、前記回転
    運動中に前記X線管から照射するX線の各スキャン位置
    におけるX線量の制御値を算定する算定手段と、 前記算定手段で算定された前記制御値に従ってスキャン
    を行わせるスキャン制御手段とを備えることを特徴とす
    るX線CTシステム。
  2. 【請求項2】 前記集団検診は、肺ガン検診であること
    を特徴とする請求項1に記載のX線CTシステム。
  3. 【請求項3】 前記算定手段は、前記読み出された基準
    投影データを、前記設定手段において設定された検査範
    囲に基づいて変換したうえでX線量の制御値の算定を行
    うことを特徴とする請求項2に記載のX線CTシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記制御値は、前記X線管に与える管電
    流であることを特徴とする請求項3に記載のX線CTシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 X線を発生するX線管と、当該X線管に
    対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の周
    りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該被
    検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投影
    データを収集するスキャンを行い、該被検体の断層像を
    再構成するX線CTシステムであって、 集団検診を行うか否かを選択する選択手段と、 少なくとも被検体の特定の部位におけるサイズ情報およ
    び検査範囲とスライス厚とを設定する設定手段と、 各スキャン位置と当該スキャン位置における前記X線管
    から放射するX線のX線量の制御値との対応関係を記述
    したテーブルを、前記設定手段で設定された前記特定の
    部位におけるサイズおよび前記スライス厚毎に保存する
    保存手段と、 前記選択手段で集団検診が選択された場合、前記設定手
    段で設定された特定の部位におけるサイズおよびスライ
    ス厚に対応する前記テーブルに基づく前記制御値に従っ
    てスキャンを行わせるスキャン制御手段とを備えること
    を特徴とするX線CTシステム。
  6. 【請求項6】 前記集団検診は、肺ガン検診であること
    を特徴とする請求項5に記載のX線CTシステム。
  7. 【請求項7】 前記制御値は、前記設定手段において設
    定された検査範囲に基づいて変換されることを特徴とす
    る請求項6に記載のX線CTシステム。
  8. 【請求項8】 前記制御値は、前記X線管に与える管電
    流であることを特徴とする請求項7に記載のX線CTシ
    ステム。
  9. 【請求項9】 X線を発生するX線管と、当該X線管に
    対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の周
    りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該被
    検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投影
    データを収集するスキャンを行うガントリ装置に接続さ
    れ、当該ガントリ装置に対してスキャンにかかる情報の
    出力および当該ガントリ装置から転送されてきたデータ
    に基づき断層像を再構成するX線CTシステムにおける
    操作コンソールであって、 集団検診を行うか否かを選択する選択手段と、 少なくとも被検体の特定の部位におけるサイズ情報およ
    び検査範囲とを設定する設定手段と、 基準となる基準被検体に対する所定の投影角度における
    基準投影データを、前記設定手段で設定された前記特定
    の部位におけるサイズ毎に保存する保存手段と、 前記選択手段で集団検診が選択された場合、前記設定手
    段で設定された特定の部位におけるサイズ情報に基づい
    て読み出された前記基準投影データを用いて、前記回転
    運動中に前記X線管から照射するX線の各スキャン位置
    におけるX線量の制御値を算定する算定手段と、 前記算定手段で算定された前記制御値に従ってスキャン
    を行わせるスキャン制御手段とを備えることを特徴とす
    るX線CTシステムにおける操作コンソール。
  10. 【請求項10】 前記集団検診は、肺ガン検診であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のX線CTシステムにお
    ける操作コンソール。
  11. 【請求項11】 前記算定手段は、前記読み出された基
    準投影データを、前記設定手段において設定された検査
    範囲に基づいて変換したうえでX線量の制御値の算定を
    行うことを特徴とする請求項10に記載のX線CTシス
    テムにおける操作コンソール。
  12. 【請求項12】 前記制御値は、前記X線管に与える管
    電流であることを特徴とする請求項11に記載のX線C
    Tシステムにおける操作コンソール。
  13. 【請求項13】 X線を発生するX線管と、当該X線管
    に対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の
    周りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該
    被検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投
    影データを収集するスキャンを行うガントリ装置に接続
    され、当該ガントリ装置に対してスキャンにかかる情報
    の出力および当該ガントリ装置から転送されてきたデー
    タに基づき断層像を再構成するX線CTシステムにおけ
    る操作コンソールであって、 集団検診を行うか否かを選択する選択手段と、 少なくとも被検体の特定の部位におけるサイズ情報およ
    び検査範囲とスライス厚とを設定する設定手段と、 各スキャン位置と当該スキャン位置における前記X線管
    から放射するX線のX線量の制御値との対応関係を記述
    したテーブルを、前記設定手段で設定された前記特定の
    部位におけるサイズおよび前記スライス厚毎に保存する
    保存手段と、 前記選択手段で集団検診が選択された場合、前記設定手
    段で設定された特定の部位におけるサイズおよびスライ
    ス厚に対応する前記テーブルに基づく前記制御値に従っ
    てスキャンを行わせるスキャン制御手段とを備えること
    を特徴とするX線CTシステムにおける操作コンソー
    ル。
  14. 【請求項14】 前記集団検診は、肺ガン検診であるこ
    とを特徴とする請求項13に記載のX線CTシステムに
    おける操作コンソール。
  15. 【請求項15】 前記制御値は、前記設定手段において
    設定された検査範囲に基づいて変換されることを特徴と
    する請求項14に記載のX線CTシステムにおける操作
    コンソール。
  16. 【請求項16】 前記制御値は、前記X線管に与える管
    電流であることを特徴とする請求項15に記載のX線C
    Tシステムにおける操作コンソール。
  17. 【請求項17】 X線を発生するX線管と、当該X線管
    に対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の
    周りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該
    被検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投
    影データを収集するスキャンを行い、該被検体の断層像
    を再構成するX線CTシステムにおける制御方法であっ
    て、 集団検診を行うか否かを選択する選択工程と、 少なくとも被検体の特定の部位におけるサイズ情報およ
    び検査範囲とを設定する設定工程と、 基準となる基準被検体に対する所定の投影角度における
    基準投影データを、前記設定工程で設定された前記特定
    の部位におけるサイズ毎に保存する保存工程と、 前記選択工程で集団検診が選択された場合、前記設定工
    程で設定された特定の部位におけるサイズ情報に基づい
    て読み出された前記基準投影データを用いて、前記回転
    運動中に前記X線管から照射するX線の各スキャン位置
    におけるX線量の制御値を算定する算定工程と、 前記算定工程で算定された前記制御値に従ってスキャン
    を行わせるスキャン制御工程とを備えることを特徴とす
    るX線CTシステムにおける制御方法。
  18. 【請求項18】 前記集団検診は、肺ガン検診であるこ
    とを特徴とする請求項17に記載のX線CTシステムに
    おける制御方法。
  19. 【請求項19】 前記算定工程は、前記読み出された基
    準投影データを、前記設定工程において設定された検査
    範囲に基づいて変換したうえでX線量の制御値の算定を
    行うことを特徴とする請求項18に記載のX線CTシス
    テムにおける制御方法。
  20. 【請求項20】 前記制御値は、前記X線管に与える管
    電流であることを特徴とする請求項19に記載のX線C
    Tシステムにおける制御方法。
  21. 【請求項21】 X線を発生するX線管と、当該X線管
    に対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の
    周りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該
    被検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投
    影データを収集するスキャンを行い、該被検体の断層像
    を再構成するX線CTシステムにおける制御方法であっ
    て、 集団検診を行うか否かを選択する選択工程と、 少なくとも被検体の特定の部位におけるサイズ情報およ
    び検査範囲とスライス厚とを設定する設定工程と、 各スキャン位置と当該スキャン位置における前記X線管
    から放射するX線のX線量の制御値との対応関係を記述
    したテーブルを、前記設定工程で設定された前記特定の
    部位におけるサイズおよび前記スライス厚毎に保存する
    保存工程と、 前記選択工程で集団検診が選択された場合、前記設定工
    程で設定された特定の部位におけるサイズおよびスライ
    ス厚に対応する前記テーブルに基づく前記制御値に従っ
    てスキャンを行わせるスキャン制御工程とを備えること
    を特徴とするX線CTシステムにおける制御方法。
  22. 【請求項22】 前記集団検診は、肺ガン検診であるこ
    とを特徴とする請求項21に記載のX線CTシステムに
    おける制御方法。
  23. 【請求項23】 前記制御値は、前記設定工程において
    設定された検査範囲に基づいて変換されることを特徴と
    する請求項22に記載のX線CTシステムにおける制御
    方法。
  24. 【請求項24】 前記制御値は、前記X線管に与える管
    電流であることを特徴とする請求項23に記載のX線C
    Tシステムにおける制御方法。
  25. 【請求項25】 X線を発生するX線管と、当該X線管
    に対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の
    周りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該
    被検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投
    影データを収集するスキャンを行うガントリ装置に接続
    され、当該ガントリ装置に対してスキャンにかかる情報
    の出力および当該ガントリ装置から転送されてきたデー
    タに基づき断層像を再構成するX線CTシステムにおけ
    る操作コンソールの制御方法であって、 集団検診を行うか否かを選択する選択工程と、 少なくとも被検体の特定の部位におけるサイズ情報およ
    び検査範囲とを設定する設定工程と、 基準となる基準被検体に対する所定の投影角度における
    基準投影データを、前記設定工程で設定された前記特定
    の部位におけるサイズ毎に保存する保存工程と、 前記選択工程で集団検診が選択された場合、前記設定工
    程で設定された特定の部位におけるサイズ情報に基づい
    て読み出された前記基準投影データを用いて、前記回転
    運動中に前記X線管から照射するX線の各スキャン位置
    におけるX線量の制御値を算定する算定工程と、 前記算定工程で算定された前記制御値に従ってスキャン
    を行わせるスキャン制御工程とを備えることを特徴とす
    るX線CTシステムにおける操作コンソールの制御方
    法。
  26. 【請求項26】 前記集団検診は、肺ガン検診であるこ
    とを特徴とする請求項25に記載のX線CTシステムに
    おける操作コンソールの制御方法。
  27. 【請求項27】 前記算定工程は、前記読み出された基
    準投影データを、前記設定工程において設定された検査
    範囲に基づいて変換したうえでX線量の制御値の算定を
    行うことを特徴とする請求項26に記載のX線CTシス
    テムにおける操作コンソールの制御方法。
  28. 【請求項28】 前記制御値は、前記X線管に与える管
    電流であることを特徴とする請求項27に記載のX線C
    Tシステムにおける操作コンソールにおける制御方法。
  29. 【請求項29】 X線を発生するX線管と、当該X線管
    に対向して設けられた検出部とが一体となって被検体の
    周りを回転し、当該回転運動中に、異なる投影角度で該
    被検体を透過したX線を前記検出部で検出することで投
    影データを収集するスキャンを行うガントリ装置に接続
    され、当該ガントリ装置に対してスキャンにかかる情報
    の出力および当該ガントリ装置から転送されてきたデー
    タに基づき断層像を再構成するX線CTシステムにおけ
    る操作コンソールの制御方法であって、 集団検診を行うか否かを選択する選択工程と、 少なくとも被検体の特定の部位におけるサイズ情報およ
    び検査範囲とスライス厚とを設定する設定工程と、 各スキャン位置と当該スキャン位置における前記X線管
    から放射するX線のX線量の制御値との対応関係を記述
    したテーブルを、前記設定工程で設定された前記特定の
    部位におけるサイズおよび前記スライス厚毎に保存する
    保存工程と、 前記選択工程で集団検診が選択された場合、前記設定工
    程で設定された特定の部位におけるサイズおよびスライ
    ス厚に対応する前記テーブルに基づく前記制御値に従っ
    てスキャンを行わせるスキャン制御工程とを備えること
    を特徴とするX線CTシステムにおける操作コンソール
    における制御方法。
  30. 【請求項30】 前記集団検診は、肺ガン検診であるこ
    とを特徴とする請求項29に記載のX線CTシステムに
    おける操作コンソールの制御方法。
  31. 【請求項31】 前記制御値は、前記設定工程において
    設定された検査範囲に基づいて変換されることを特徴と
    する請求項30に記載のX線CTシステムにおける操作
    コンソールの制御方法。
  32. 【請求項32】 前記制御値は、前記X線管に与える管
    電流であることを特徴とする請求項31に記載のX線C
    Tシステムにおける操作コンソールの制御方法。
  33. 【請求項33】 請求項17乃至32のいずれか1つに
    記載の制御方法をコンピュータによって実現させるため
    の制御プログラムを格納した記憶媒体。
  34. 【請求項34】 請求項17乃至32のいずれか1つに
    記載の制御方法をコンピュータによって実現させるため
    の制御プログラム。
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