JP2003068695A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JP2003068695A
JP2003068695A JP2001259111A JP2001259111A JP2003068695A JP 2003068695 A JP2003068695 A JP 2003068695A JP 2001259111 A JP2001259111 A JP 2001259111A JP 2001259111 A JP2001259111 A JP 2001259111A JP 2003068695 A JP2003068695 A JP 2003068695A
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wafer
cleaning
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integrated circuit
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Yutaka Shimada
豊 嶋田
Yasuhiro Mori
森  泰宏
Mitsuhiro Morita
光洋 森田
Kenji Yokoshima
健二 横島
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄処理における異物除去能力を向上させ
る。 【解決手段】 ウエハ2の中央から外周に向かってブラ
シ7を移動させながらウエハ2を洗浄する際に、ブラシ
7とウエハ2との間隔d1,d2が一定となるように、
ブラシ7内に流す洗浄液の吐出流量X1,X2を調節し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、ウエハの洗浄技術に適用し
て有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばブラシ押圧制御機構付スクラブ洗
浄装置は、ウエハをスクラブ洗浄するブラシと、回転さ
せた状態のウエハに対して上記ブラシを一定の圧力で押
し付けるための機構とを有する枚葉式の洗浄装置であ
る。ブラシ押圧制御機構としては、例えばブラシ把持部
と接続されたエアーシリンダ内のエアー圧力を制御する
ことにより、ブラシに加える荷重を制御するものがあ
る。
【0003】また、ブラシからの純水吐出機構付スクラ
ブ洗浄装置は、ウエハをスクラブ洗浄するブラシの中お
よび外に純水ノズルを配置し、この純水ノズルから常に
一定量の純水を吐出させながら洗浄処理を行う枚葉式の
洗浄装置である。この一定量の純水を吐出する機構とし
ては、例えばブラシ中を流れる純水配管に接続されたフ
ローメータにより純水流量を制御するものがある。
【0004】また、ウエハ上に薬液を吐出した状態でウ
エハの表面をブラシ洗浄する方式がある。これは、薬液
を吐出することにより、ウエハ上に付着した異物のゼー
タ電位を下げることにより、異物を除去するメカニズム
を利用したものである。
【0005】また、PVA製のブラシに転移したパーテ
ィクルを取り除くために、過酸化水素水等を供給しなが
ら洗浄処理を行う方式もある。
【0006】なお、洗浄技術については、例えば特開平
10−223596号公報に記載があり、ウエハ基板の
表面高さばらつき等による洗浄不具合、跳ね上がり現象
を防止するため、洗浄面に対する洗浄具の高さ位置が基
準高さよりも高くなったことを検知すると、洗浄具を下
降させるように制御する高さ位置制御手段を有する基板
洗浄装置が開示されている。
【0007】また、例えば特開平10−223597号
公報には、ウエハ中央部と周辺部とではウエハの回転速
度が異なるため、洗浄にばらつきが生じる。その問題を
解決する手段として、洗浄具の洗浄面の位置を監視し、
その位置に応じて洗浄具の押圧力や回転速度を変化させ
て基板を洗浄する方法について開示されている。
【0008】また、例えば特開平11−57632号公
報には、ウエハの中心付近と周縁付近とでは洗浄ムラが
生じるため、回転アーム位置を検出し、その位置に基づ
いて回転アームの回転速度、洗浄ブラシの回転速度また
はスピンチャックの回転速度を変化させて洗浄を一定と
する基板洗浄装置が開示されている。
【0009】また、例えば特開平7−321082号公
報には、回転している基板に、洗浄液とガスとを同時に
吹きつける工程を有するブラシ洗浄技術が開示されてい
る。
【0010】また、例えば特開平11−207271号
公報には、PVA製の洗浄ブラシに転移したパーティク
ルを取り除くために、過酸化水素水を供給しながら洗浄
処理を行う技術が開示されている。
【0011】また、例えば特開2000−208462
号公報には、PVAからなる円柱状の洗浄用ブラシの汚
れを除去するために、溶解性が水より優れた薬液によっ
てブラシを洗浄するブラシコンディショニング技術につ
いて開示されている。
【0012】また、例えば特開平10−294302号
公報には、スクラブ洗浄を有効に行うために洗浄ブラシ
に設けたノズルから薬液を流しながら回転させることに
よって浮き上がった異物を除去する技術が開示されてい
る。
【0013】また、例えば特開2000−263417
号公報には、研磨屑を取り除くためのドレッサに取り付
けられたブラシが、研磨定盤表面から外れた位置を通過
するようにし、その外れた位置に配置されたブラシ洗浄
槽によりブラシが洗浄されるように設計された研磨装置
技術が開示されている。
【0014】また、例えば特開平10−335281号
公報には、ウエハ洗浄の途中で、洗浄液を流したままウ
エハとPVA製のブラシとを共に回転させたまま離間さ
せることによって、ウエハ、ブラシに付着した異物を遠
心力によって除去し、一旦清浄にさせてからウエハにブ
ラシを接触させて再度ブラシ洗浄を行う洗浄技術が開示
されている。
【0015】また、例えば特開平7−74134号公報
には、基板から一度除去したパーティクルを基板中心部
へ持ち込まないように、洗浄ブラシを回転させつつ基板
から離間する方向に持ち上げて基板中心へ移動させて下
降させることで基板の洗浄を進める技術について開示さ
れている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記洗浄技
術においては、以下の課題があることを本発明者は見出
した。
【0017】第1は、ウエハの中央と周辺とで洗浄能力
(異物除去率)に差があるという問題である。ブラシ洗
浄は、ウエハを回転させながらウエハ上に水膜を張り、
ブラシを浮かせながら洗浄する方法であるが、このウエ
ハとブラシとの間の距離が異物除去能力を大きく左右し
ている。ウエハとブラシとの間隔が広い場合は、異物除
去能力が低下し、また、接触している場合はブラシから
の異物の転写等によるダメージをウエハに与える。この
ため、ウエハとブラシとの間隔をウエハ面内で均一に、
かつ、最適な値に保つことが必要があるが、ブラシ押圧
を一定に制御した場合、周速度の遅い中心付近ではブラ
シの浮力が小さくブラシがウエハに接触し、ウエハにダ
メージを与える。逆に、ウエハの外周付近ではブラシの
浮力が大きくなるため、ウエハとブラシとの間隔が広が
り、異物除去能力が低下する。
【0018】また、ブラシ中からの純水流量を一定に制
御した場合、ブラシがウエハに落下する時は衝撃により
接触を起こし、ウエハにブラシからの異物転移等に起因
するダメージを与える。逆に、上記のダメージを与えな
いよう純水流量を調整するとウエハ内の中央部分では水
膜が厚くなるためウエハとブラシとの間隔が広くなり、
異物除去能力が低下する。
【0019】第2は、ブラシに付着した異物に起因する
問題である。ブラシ洗浄は、洗浄を重ねるに連れて、ブ
ラシ自身に異物が付着または詰まるので、ブラシに付着
した異物が洗浄処理に際してウエハに転移する場合があ
るが、その異物が付着した状態でウエハにブラシを接触
させてウエハを洗浄すると、ウエハにダメージを与えて
しまう。
【0020】本発明の目的は、洗浄処理における異物除
去能力を向上させることのできる技術を提供することに
ある。
【0021】また、本発明の他の目的は、ウエハ等のよ
うな基板の洗浄処理に際して、基板に与えるダメージを
低減または防止することのできる技術を提供することに
ある。
【0022】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0024】すなわち、本発明は、ウエハ等のような基
板をブラシを用いた洗浄処理によって清浄にする際に、
洗浄状況に応じて洗浄条件を調整することにより基板と
ブラシとの間隔が一定値に保たれるようにするものであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下の実施の形態においては便宜
上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施
の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除
き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他
方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係
にある。
【0026】また、以下の実施の形態において、要素の
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0027】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0028】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
【0029】また、本実施の形態を説明するための全図
において同一機能を有するものは同一の符号を付し、そ
の繰り返しの説明は省略する。
【0030】また、本実施の形態で用いる図面において
は、平面図であっても図面を見易くするためにハッチン
グを付す場合もある。
【0031】また、本実施の形態においては、電界効果
トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insula
tor Semiconductor Field Effect Transistor)をMI
Sと略し、pチャネル型のMIS・FETをpMISと
略し、nチャネル型のMIS・FETをnMISと略
す。
【0032】また、ブラシ内への洗浄水の流量とブラシ
から外部に吐出される洗浄水の流量とは同じものとす
る。
【0033】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0034】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である半導体集積回路装置の製造工程で用いるブ
ラシ洗浄装置1の一例の平面図である。
【0035】このブラシ洗浄装置1は、枚葉洗浄処理装
置であり、1つのローダ1aと、搬送路1bと、複数の
カップ1cとを有している。ローダ1aは、ウエハ2を
ブラシ洗浄装置1内に搬入したり、ブラシ洗浄装置1内
から外部に搬出したりする機構部である。このウエハ2
の搬入および搬出は、ウエハカセット3の単位で行われ
る。1つのウエハカセット3内には、複数枚のウエハ2
が収容されている。
【0036】ウエハカセット3がローダ1aに搬入され
ると、ウエハカセット3内の複数枚のウエハは1枚ずつ
抜き取られ、搬送路1bの搬送機構(搬送アーム等)に
よって各カップ1bに搬送されて1枚ずつ洗浄および乾
燥処理が施されるようになっている(矢印A)。また、
各カップ1bでの洗浄および乾燥処理が終了したウエハ
2は、搬送路1bの搬送機構によって1枚ずつローダ1
aに搬送され、ウエハカセット3内に収容されるように
なっている(矢印B)。
【0037】図2は、図1のブラシ洗浄装置1のカップ
1cの一例の斜視図を示している。カップ1c内では、
ウエハ2を回転(図2の矢印Cの方向;反時計回り)さ
せた状態で、サイドリンス部4から純水5等のような洗
浄液を吐出し、ウエハ2の表面上にかける。ブラシ洗浄
用のアーム6がウエハ2の表面上の任意の位置に到達し
たとき、ブラシ7がウエハ2の表面上に下降する。ブラ
シ7がウエハ2と接触した後、ブラシ7は、矢印Dに示
すように、ウエハ2の外周に向かって移動しながらウエ
ハ2の表面に対して洗浄処理が施される。
【0038】図3は、ブラシ内純水吐出構造の説明図を
示している。この構造においては、純水5等のような洗
浄液をブラシ7の内部に流し、そのブラシ7の内部から
外部に吐出することが可能となっている。
【0039】図4は、ウエハ2の回転と周速度との関係
を示している。ウエハ2は、一定の回転数で回転する場
合、ウエハ2の中央部と外周部とで周速度が異なる。そ
の周速度の関係は、図4のラインL1〜L3で比較する
と、L3>L2>L1となる。
【0040】図5は、ブラシ7から吐出する純水5等の
ような洗浄液の吐出流量Xが一定の時のブラシ7とウエ
ハ2との隙間dを示している。図4の状態でウエハ2が
回転し、ブラシ7から吐出する純水5等の吐出流量Xが
一定の場合、ブラシ7が図5の矢印Eに示す方向(ウエ
ハ2の外周に近づく方向)に移動するに従い、周速度の
影響により、ブラシ7とウエハ2との隙間d1,d2が
変化し、d1>d2の関係になる。すなわち、高周速度
の際には隙間dが小となり、低周速度の際には隙間dが
大となる。なお、ウエハ2の主面上でのブラシ7の各位
置での吐出流量Xの矢印の長さは、吐出流量が等しいこ
とを視覚的に示している。
【0041】図6は、ブラシ7からの純水5等の吐出量
を変化させた時のブラシ7とウエハ2との隙間dを示し
ている。ここで、本実施の形態1においては、ブラシ7
内への純水5等の吐出流量X1,X2を時間や状況(ブ
ラシの平面位置や周速度等)に応じて変化させることに
より、ウエハ2とブラシ7との隙間dを均一に保つこと
が可能となる。具体的には、ブラシ7が矢印Eの方向
(ウエハ2の外周に近づく方向)に移動するに従い、す
なわち、周速度が高速になるに従い、ブラシ7内の純水
5の吐出流量Xを多くする。吐出流量X1,X2の矢印
の長さは、吐出流量の大小を視覚的に示している。
【0042】一方、ウエハ2内の周速度の影響でブラシ
7に対する浮遊力に違いが生じる。すなわち、ブラシ7
がウエハ2の中央から外周部に移動するにつれて浮遊力
が大きくなる。図7は、相対速度が速くなるにつれてブ
ラシ7とウエハ2との隙間(ギャップ)が広くなること
を示している。したがって、ブラシ7とは別のウエハ2
の外部からウエハ2に対して供給される洗浄液(サイド
リンス)の流量が一定の場合、上記の説明とは逆に、ウ
エハの外周部でのブラシ7とウエハ2との隙間の方が、
ウエハの中央部でのブラシ7とウエハ2との隙間よりも
広くなる。
【0043】図8は、サイドリンスの吐出流量Rが一定
の時のブラシ7とウエハ2との隙間dを示している。図
4の状態でウエハ2が回転し、サイドリンスの吐出流量
Rが一定の場合、ブラシ7が図5の矢印Eに示す方向
(ウエハ2の外周に近づく方向)に移動するに従い、周
速度の影響により、ブラシ7とウエハ2との隙間d1,
d2が変化し、ここではd2>d1の関係になる。すな
わち、高周速度の際には隙間dが大となり、低周速度の
際には隙間dが小となる。なお、ウエハ2の主面上での
ブラシ7の各位置での吐出流量Rの矢印の長さは、吐出
流量が等しいことを視覚的に示している。
【0044】図9は、サイドリンスの吐出量を変化させ
た時のブラシ7とウエハ2との隙間dを示している。こ
こで、本実施の形態1においては、サイドリンスの吐出
流量R1,R2を時間や状況(ブラシの平面位置や周速
度等)に応じて変化させることにより、ウエハ2とブラ
シ7との隙間dを均一に保つことが可能となる。具体的
には、ブラシ7が矢印Eの方向(ウエハ2の外周に近づ
く方向)に移動するに従い、すなわち、周速度が高速に
なるに従い、サイドリンスの吐出流量Rを少なくする。
吐出流量R1,R2の矢印の長さは、吐出流量の大小を
視覚的に示している。
【0045】このようにブラシ7からの洗浄液の吐出流
量と、上記サイドリンスの吐出流量との少なくとも一方
を調整することにより、ウエハ2とブラシ7との隙間d
を一定に保ちながら洗浄処理を進める。これにより、ウ
エハ2中央でのブラシ7の接触に起因するウエハ2のダ
メージ発生を抑制または防止しつつ、ウエハ2外周での
ブラシ7の離間し過ぎを無くして異物除去能力の向上を
図ることができる。また、ウエハ2とブラシ7との間隔
dを一定に保つことにより、ウエハ2とブラシ7との間
の水膜の厚さを一定に保つことができるので、ウエハ2
の洗浄面内での異物除去能力を均一にすることができ
る。したがって、異物に起因する不良チップの偏りを無
くすことができ、半導体集積回路装置の歩留まりを向上
させることができる。特に、ウエハの直径は300mm
程度というように大径化が進められる傾向にあり、これ
に伴いウエハの中央と外周との周速度の差が大きくなる
ので上記ブラシ7とウエハ2との隙間の変動が大きな問
題となるが、本実施の形態1の技術を用いることによ
り、そのような問題を回避できるので、良好な洗浄処理
を行うことができ、大口径のウエハから複数の良品の半
導体チップを目的通り取得することができる。上記の例
では、ブラシ7からの洗浄液の吐出流量と、上記サイド
リンスの吐出流量との少なくとも一方を調整する場合に
ついて説明したが、両者間で比べた場合、ブラシ7から
の洗浄液の吐出量を制御する方が上記の効果を得る上で
効果的である。もちろん、サイドリンスの吐出流量を調
整するだけでも効果はある。また、ブラシ7からの洗浄
液とサイドリンスとの両方の吐出流量を調節することが
最も好ましい。
【0046】図10は、ブラシ7からの洗浄液(純水5
等)の吐出流量Xおよびサイドリンスの吐出流量Rを変
化させた際のブラシ洗浄シーケンスの一例を示してい
る。符号RNはウエハ回転数変化、符号T1はブラシ洗
浄時間、符号T2は振切乾燥時間、破線はブラシ7から
の洗浄液の吐出流量Xおよび上記サイドリンスの吐出流
量Rの変化をそれぞれ示している。なお、ここで用いた
ウエハ2の直径は、例えば200mm程度である。
【0047】ブラシ7は、ブラシ洗浄時間T1内に、ウ
エハ2の中央から外周に向かって移動する。この際、ウ
エハの回転数を一定にした状態で、移動に追従してブラ
シ7内における純水等のような洗浄液の吐出流量Xおよ
びサイドリンスの吐出流量Rを変化させる。ここでは、
ブラシ7からの洗浄液の吐出流量Xを次第に増加させて
いる。逆に、サイドリンスの吐出流量Rを次第に減少さ
せている。シーケンスが振切乾燥時間T2になった段階
で、ブラシ7内における純水5等の吐出流量Xおよびサ
イドリンスの吐出流量Rを零(0)にする。すなわち、
双方の洗浄液の供給を止める。ブラシ洗浄時間T1は、
例えば10秒程度である。ブラシ洗浄時間T1における
ウエハの回転数は、例えば3000/rpm程度であ
る。また、振切乾燥時間T2は、例えば20秒程度であ
る。振切乾燥時間T2におけるウエハ2の回転数は、例
えば5000/rpm程度である。ブラシ7の移動速度
は、例えば10mm/秒程度である。
【0048】図11は、ブラシ洗浄シーケンスの変形例
を示している。すなわち、ブラシ7を2回スキャンする
場合において、ブラシ7から洗浄液の吐出流量Xおよび
上記サイドリンスの吐出流量Rを変化させた際のブラシ
洗浄シーケンスを示している。ここでは、ブラシ7がウ
エハ2を2回移動(洗浄)する場合を例示している。1
回目のウエハ洗浄時間T1aはウエハ2の中心からウエ
ハ2の直径の半分程度までを洗浄する時間、その後の2
回目の洗浄時間T1bはウエハ2の直径の半分程度から
ウエハ2の外周までを洗浄する時間をそれぞれ示してい
る。
【0049】この場合、1回目の洗浄では、ウエハ2を
相対的に高速で回転させ、2回目の洗浄では相対的に低
速で回転させる。これに伴いブラシ7からの洗浄液の吐
出流量Xおよびサイドリンスの吐出流量Rも変化させ
る。ただし、各洗浄ステップでのウエハの回転数は一定
である。
【0050】ここでは、ブラシ7からの洗浄液の吐出流
量Xについては、例えば次のようにする。すなわち、1
回目の洗浄では洗浄液の吐出流量Xを次第に増やし、2
回目の洗浄に切り替わる際に洗浄液の吐出流量Xを一旦
減らし、2回目の洗浄処理では洗浄液の吐出流量Xを再
び次第に増やすようにし、さらに、シーケンスが振切乾
燥時間T2になった段階で、その洗浄液の吐出流量Xを
零(0)にする(すなわち、その洗浄液の供給を止め
る)。この場合、例えば2回目の洗浄処理での洗浄液の
初期流量値は、1回目の洗浄処理での洗浄液の初期流量
値よりも高い値にしている。すなわち、第1,第2の洗
浄処理を合わせた全体的な洗浄処理を見てもブラシ7か
らの洗浄液の吐出流量値は増えるようなシーケンスにな
っている。
【0051】一方、サイドリンスの吐出流量Rについて
は、例えば次のようにする。すなわち、1回目の洗浄で
は洗浄液の吐出流量Rを次第に減らし、2回目の洗浄に
切り替わる際に洗浄液の吐出流量Rを一旦増やし、2回
目の洗浄処理では洗浄液の吐出流量Rを再び次第に減ら
し、さらに、シーケンスが振切乾燥時間T2になった段
階で、その洗浄液の吐出流量Rを零(0)にする(すな
わち、その洗浄液の供給を止める)。この場合、例えば
2回目の洗浄処理での洗浄液の初期流量値は、1回目の
洗浄処理での洗浄液の初期流量値よりも低い値にしてい
る。すなわち、第1,第2の洗浄処理を合わせた全体的
な洗浄処理を見てもサイドリンスの吐出流量値は減るよ
うなシーケンスになっている。
【0052】上記の洗浄処理においてブラシ洗浄時間T
1aは、例えば15秒程度である。ブラシ洗浄時間T1
aにおけるウエハ2の回転数は、例えば3000/rp
m程度である。また、ブラシ洗浄時間T1bは、例えば
15秒程度である。ブラシ洗浄時間T1bでのウエハ2
の回転数は、例えば1500rpm程度である。また、
振切乾燥時間T2およびその際のウエハ2の回転数は、
図10で説明したのと同じなので説明を省略する。ま
た、ウエハ2の直径およびブラシ7の移動速度も図10
で説明したのと同じなので説明を省略する。
【0053】図12は、半導体集積回路装置の製造工程
中における要部断面図の一例を示している。ブラシ洗浄
処理対象のウエハ2を構成する基板2Sは、例えばp型
のシリコン(Si)単結晶からなり、その主面において
溝型の分離部SGに囲まれた活性領域には、CMIS
(Complementary MIS)回路を構成するpMISQpお
よびnMISQnが形成されている。この工程は、サリ
サイドプロセス工程後を例示しており、pMISQpの
ソースおよびドレイン用のp型の半導体領域PA、nM
ISQnのソースおよびドレイン用のn型の半導体領域
NA上およびゲート電極G上には、例えばタングステン
シリサイド等のようなシリサイド層SSが形成されてい
る。タングステンシリサイド膜は、疎水性の膜なので、
洗浄処理に際してウエハ2とブラシ7との間の水膜が薄
くなり、ブラシ7とウエハ2とが接触してブラシ7から
ウエハ2に異物が転移してダメージが生じる場合があ
る。しかし、ブラシ7で異物を除去するためには、ブラ
シ7とウエハ2とが充分に接近し、ウエハ2上の異物に
ブラシ7が接触する必要がある。このため、このような
疎水性の膜の洗浄処理では、特に、ブラシ7とウエハ2
とが接触せず、かつ、充分な異物除去能力を得るため
に、ブラシ7とウエハ2との間隔を適切に保ちながら、
すなわち、ブラシ7とウエハ2との間隔を一定に保ちな
がら洗浄処理することが重要である。したがって、疎水
性膜を有するウエハ2の洗浄処理に本実施の形態の技術
を適用することは有効である。
【0054】(実施の形態2)図13は、本発明の他の
実施の形態である半導体集積回路装置の製造工程で用い
るブラシ洗浄装置1の一例の平面図を示している。
【0055】本実施の形態2においては、1枚のウエハ
2の洗浄処理を、例えば2回に分け、それぞれの洗浄処
理を別々のカップ1c1,1c2で行う場合について説
明するものである。すなわち、ローダ1aに収容された
ウエハカセット3内のウエハ2を1枚抜き出した後、そ
のウエハ2を搬送路1bの搬送機構を通じてカップ1c
1内に搬入し(矢印A1)、第1回目の洗浄処理を施
す。ここでは、そのウエハ2の中央から直径の半分程度
までを洗浄する。続いて、カップ1c1での洗浄処理が
終了した後、ウエハ2をカップ1c1から取り出し、搬
送路1bの搬送機構によって隣接するカップ1c2に収
容し(矢印A2)、第2回目の洗浄処理を施す。ここで
は、そのウエハ2の直径の半分程度の位置から外周まで
を洗浄する。
【0056】図14はカップ1c1での1回目の洗浄シ
ーケンスの一例を示し、図15はカップ1c2での2回
目の洗浄シーケンスの一例を示している。
【0057】図14に示すカップ1c1での1回目のウ
エハ洗浄時間T1cはウエハ2の中心からウエハ2の直
径の半分程度までを洗浄する時間を示し、図15に示す
カップ1c2での2回目の2回目の洗浄時間T1dはウ
エハ2の直径の半分程度からウエハ2の外周までを洗浄
する時間をそれぞれ示している。
【0058】この場合も前記図11のブラシ洗浄シーケ
ンスと同様に、1回目の洗浄では、ウエハ2を相対的に
高速で回転させ、2回目の洗浄では相対的に低速で回転
させる。これに伴いブラシ7内への純水5等の吐出流量
も変化させる。まず、1回目のブラシ洗浄時間T1cで
は、ブラシ7からの純水5等のような洗浄液の吐出流量
Xを次第に増やす。一方、サイドリンスの吐出流量Rを
次第に減らす。シーケンスが振切乾燥時間T2aに移行
したらブラシ7からの洗浄液の吐出流量Xおよびサイド
リンスの吐出流量Rを零(0)にする(すなわち、洗浄
液の供給を止める)。乾燥処理後、ウエハ2をカップ1
c1から搬送路1bを通じてカップ1c2に移動し、2
回目の洗浄処理に移行する。2回目のブラシ洗浄時間T
1dにおいても、ブラシ7からの洗浄液の吐出流量Xを
次第に増やす。しかし、2回目の吐出流量Xの増量は、
1回目のそれよりも緩やかにする。一方、サイドリンス
の吐出流量Rを次第に減らす。この場合、2回目の吐出
流量Rは、その初期値を1回目の吐出流量Rの初期値よ
りも低くし、かつ、その減量を1回目のそれよりも緩や
かにする。さら に、シーケンスが振切乾燥時間T2b
に移行したら、ブラシ7からの洗浄液の吐出流量Xおよ
びサイドリンスの吐出流量Rを初期流量に戻す。
【0059】ブラシ洗浄時間T1cは、例えば30秒程
度である。ブラシ洗浄時間T1aにおけるウエハ2の回
転数は、例えば3000/rpm程度である。また、ブ
ラシ洗浄時間T1dは、例えば30秒程度である。ブラ
シ洗浄時間T1dでのウエハ2の回転数は、例えば15
00rpm程度である。また、振切乾燥時間T2および
その際のウエハ2の回転数(各洗浄ステップでのウエハ
の回転数は一定)は、図10で説明したのと同じなので
説明を省略する。また、ウエハ2の直径およびブラシ7
の移動速度も図10で説明したのと同じなので説明を省
略する。
【0060】このような本実施の形態2においても、前
記実施の形態1と同様の効果を得ることが可能となる。
【0061】(実施の形態3)図16は、本発明の他の
実施の形態であるブラシ洗浄装置1の説明図である。ブ
ラシ洗浄装置1のブラシアーム8は、ウエハ2に対して
左右に移動可能な構造を具備している(矢印Fはブラシ
の水平移動方向)。また、ブラシアーム8は、測長器9
を具備しており、ウエハ2の表面とブラシ7との距離を
計測することが可能となっている。ブラシ7は、ブラシ
シャフト10により把持されている。ブラシシャフト1
0には、ブラシシャフト10の位置を読み取るためのシ
ャフト位置読取り器11が設置されている。また、ブラ
シシャフト10には、ブラシ7の表面から純水を吐出す
るための純水配管12が設置されている。ブラシ7と純
水配管12とは純水等のような洗浄液がブラシ7の表面
以外からは出ていかないようにパッキング等のようなシ
ールド部材によって接続されている。さらに、純水配管
12は、流量調節器13a,13bに接続され、演算器
14からの信号により、ブラシ洗浄中に純水流量を変更
することが可能となっている。同様に、純水リンスノズ
ル15も流量調節器13bに接続され演算器14からの
信号により、ブラシ洗浄中に純水流量を変更することが
可能となっている。なお、純水リンスノズル15は、上
記サイドリンスの供給ノズルに相当する。
【0062】ウエハ2は、ウエハ把持チャック16によ
って把持され、モータ17等のような駆動手段によって
回転可能とされている。モータ17の回転数は、演算器
14からの信号によるモータ回転制御部18によって変
えることが可能となっている。予め基準ウエハを用い、
異物除去が最適となる基準ウエハまでの距離を測長器9
で計測しておき、基準距離として演算器14に記憶させ
ておく。また、同時に基準ウエハとブラシ7との位置関
係をシャフト位置読取り器11で読み取り、ブラシ基準
位置として演算器14に記憶させておく。
【0063】洗浄開始時、ブラシ7をウエハ2の洗浄面
に下降させながら、測長器9とシャフト位置読取り器1
1とによりウエハ2の中心部での実測距離Z1およびブ
ラシ実測位置P1を計測し演算器14により基準距離Z
2とブラシ基準位置P2との差を求める。ウエハ2の反
り等によって生じた基準距離Z2と実測距離Z1との差
は、ブラシ基準位置P2とブラシ実測位置P1との差に
加える。
【0064】最適洗浄条件として設定されたブラシ基準
位置P2までブラシ7を移動させるためのウエハ2の回
転数とブラシ7および純水リンスノズル15からの純水
流量は、予め演算器に組み込んだ計算プログラムにより
行う。演算器14により求められたウエハ回転数と純水
流量をモータ回転制御部18および流量調節器13a,
13bとウエハ把持チャック16、流量調節器13a,
13bに伝達し、ブラシ7の上下位置を自動調節する。
【0065】ブラシ7をウエハ2の中心から外周に向か
って移動させる。移動中も実測距離Z1とブラシ実測位
置P1の計測、最適なウエハ2の洗浄面内で均一に異物
除去能力が得られる。
【0066】(実施の形態4)図17は、本発明の他の
実施の形態であるブラシ洗浄装置1の一例の説明図を示
している。
【0067】ブラシアーム8は、ブラシアーム回転駆動
部19aおよびブラシアーム回転角検出部19bによっ
て回転し、ウエハ2の洗浄面に対して水平に移動可能な
機構を具備している。
【0068】また、ブラシアーム回転駆動部19aおよ
びブラシアーム回転検出部19bは、さらにブラシアー
ム上下駆動部20に接続されており、ブラシアーム上下
駆動部20が降下することによりブラシ7はウエハ2を
洗浄する。
【0069】ブラシアーム回転駆動部19aおよびブラ
シアーム回転角検出部19bとブラシアーム上下駆動部
20は演算器14に接続されており、演算器14によっ
てブラシアーム8の回転、上下駆動が制御されている。
また、ブラシアーム8の回転駆動はブラシアーム回転角
検出部19bのデータを演算器14に送信することによ
りフィードバック制御を行っても良い。
【0070】ブラシ7は、ブラシシャフト10により把
持され、このブラシ7には、ブラシ7の表面から純水等
のような洗浄液を吐出するための純水配管12が設置さ
れている。ブラシ7と純水配管12とは、純水等の洗浄
液がブラシ7の表面以外から出ていかないように、パッ
キング等のようなシールド部材で接続されている。
【0071】純水配管12は流量調節器13aに接続さ
れ、演算器14からの信号により、ブラシ洗浄実施中に
純水流量の変更が可能となっている。同様に、純水リン
スノズル15も流量調節器13bに接続され演算器14
からの信号により、純水流量の変更がブラシ洗浄実施中
に可能となっている。
【0072】演算器14からの信号により、ブラシ7が
ウエハ2に接触する時、ウエハ2の中心付近を洗浄する
時、ウエハ2の周辺を洗浄する時の、流量調節器13a
および流量調節器13bに流れる純水流量を予め記憶さ
せておく。
【0073】洗浄シーケンス開始後、流量調節器13
a,13bは、ブラシアーム8の上下左右位置およびウ
エハ2の回転数に応じて予め演算器14に記憶されたプ
ログラムに従い、ブラシ7および純水リンスノズル15
に流れる純水の流量を調節する。
【0074】ブラシ7がウエハ2の中心から外周に向か
って移動する際もブラシアーム8の上下左右位置、ウエ
ハ2の回転数に対応した純水流量調節が行われる。ここ
では、前記実施の形態1で説明したのと同様に、ブラシ
7からの純水の吐出流量を、ブラシ7がウエハ2の中央
から外周に向かうに従って次第に増やすようにする。ま
た、純水リンスノズル15からの純水の吐出流量を次第
に減らすようにする。これにより、ブラシ7の移動中も
ブラシ7とウエハ2との間隔を一定に保つことができ、
その間の水膜の厚さを一定に保つことができる。したが
って、ウエハ2の洗浄面内で均一に異物除去能力が得ら
れる。なお、図17の符号21はブラシ洗浄配管を示
し、符号22は純水とブラシ洗浄液との切り換え機構を
示している。
【0075】(実施の形態5)図18は、本発明の他の
実施の形態であるブラシ洗浄装置1の一例の要部の説明
図、図19は図18のブラシ洗浄装置におけるブラシ待
機部の要部断面図を示している。
【0076】ウエハ2をウエハ把持チャック16によっ
て保持させた状態でウエハ把持チャック16およびウエ
ハ2を回転させる。ブラシ7、純水配管12、ブラシア
ーム8、ブラシシャフト10、流量調節器13aを搭載
した機構に純水流量X1を流す。この純水は、ブラシ7
の先端から滲み出た状態となる。その状態でブラシ機構
がウエハ2上に落下し、ウエハ2上をスキャンする。そ
の後、ブラシ7、純水配管12、ブラシアーム8、ブラ
シシャフト10、流量調節器13aを搭載した機構が洗
浄カップとは別のカップであるブラシ待機部23に移動
する。ブラシ待機部23に戻ったところで、流量調節器
13aにより純水流量の増加が指示される。純水配管内
12の純水流量X2はブラシスクラブ洗浄時よりも多く
流れる(純水流量X2>純水流量X1)。これにより、
ウエハ2の洗浄時にブラシ7に付着した異物を流し落と
すことが可能となる。このため、ブラシ7に付着した異
物がウエハ2の洗浄時にウエハ2に転移するのを低減ま
たは防止できる。したがって、半導体集積回路装置の歩
留まりおよび信頼性を向上させることが可能となる。
【0077】(実施の形態6)図20は本発明の他の実
施の形態であるブラシ洗浄装置1の一例の要部の説明
図、図21はブラシ待機部の要部断面図を示している。
【0078】ウエハ2をウエハ把持チャック16によっ
て保持し、ウエハ把持チャック16およびウエハ2を回
転させた状態で、ブラシ7、純水配管12、ブラシアー
ム8、ブラシシャフト10、流量調節器13aを搭載し
た機構に機能水を流量X3で流す。この機能水は、例え
ばオゾンを溶かした水等からなり、ウエハ2からの異物
の除去、再付着の防止を図ることが可能な機能を有して
いる。この機能水は、ブラシ7の先端から滲み出る状態
となる。その状態で、ブラシ機構がウエハ2上に落下
し、ウエハ2上をスキャンする。純水の場合、スキャン
時にブラシ7自身にウエハ2からの異物が付着する可能
性が高いが、機能水の場合は、アルカリ性の状態なの
で、異物が付着し難い。したがって、ブラシ7自身への
異物付着が低減または無くすことができるので、ブラシ
7自身の清浄度を保つことが可能となる。さらに、この
機能水は、ウエハ2上の異物についても再付着し難い環
境を作り出しているため、ウエハ2上の異物除去性能を
も向上させることが可能となる。
【0079】(実施の形態7)図22は本発明の他の実
施の形態であるブラシ洗浄装置1の一例の要部の説明
図、図23は図22のブラシ洗浄装置のブラシ待機部の
断面図を示している。
【0080】ウエハ2をウエハ把持チャック16によっ
て保持し、ウエハ把持チャック16およびウエハ2を回
転させた状態で、ウエハ2上に純水リンスノズル15か
ら純水を吐出する。ブラシ7、ブラシアーム8、ブラシ
シャフト10を搭載した機構がウエハ2上に落下する。
落下後、ウエハ2を外周に向かってスキャンする。スキ
ャン後、ブラシ7にはウエハ2上の異物が付着している
場合がある。そこで、ブラシ7、ブラシアーム8、ブラ
シシャフト10を搭載した機構をブラシ待機部23に移
動し、ブラシ7を除去部材24に接触させ、ブラシ7ま
たは除去部材24を回転させる。また、除去部材24を
上下方向に振動させる。この状態で、機能水吐出ノズル
25から上記機能水を吐出することにより、ブラシ7に
付着した異物を除去する。これにより、ブラシ7に付着
した異物の除去能力を向上させることができるので、ブ
ラシ7からウエハ2への異物の再付着を抑制または防止
することが可能となる。除去部材24は、板状のものが
図示されているが、これに限定されるものではなく種々
変更可能であり、例えば複数の柔軟な棒状体で構成され
るもの等がある。
【0081】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0082】例えば絶縁層上に素子形成用の半導体層を
設けてなる、いわゆるSOI(Silicon On Insulator)
基板を用いた半導体集積回路装置の製造方法にも適用で
きる。
【0083】また、前記実施の形態1〜7においては、
疎水性の膜としてタングステンシリサイド膜を堆積した
後の洗浄処理を例示したが、これに限定されるものでは
なく種々適用可能であり、例えば窒化チタン(TiN)
等のような膜を堆積した後の洗浄処理に適用することも
できる。
【0084】また、前記図11、図14および図15の
2ステップ洗浄処理では、1回目の洗浄処理および2回
目の洗浄処理で、ブラシからの洗浄液およびサイドリン
スの吐出流量を次第に増減する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば洗浄液の吐
出流量を一定にしても良い。ただし、この場合、ブラシ
からの洗浄液およびサイドリンスの吐出流量を、第1、
第2の洗浄処理で異ならせるようにする。すなわち、ブ
ラシからの洗浄液については、1回目の洗浄処理に際し
て吐出流量を第1の値に設定し、2回目の洗浄処理に際
して1回目の洗浄処理での吐出流量よりも多い第2の値
に設定する。また、サイドリンスについては、1回目の
洗浄処理に際して吐出流量を第3の値に設定し、2回目
の洗浄処理に際して1回目の洗浄処理での吐出流量より
も少ない第4の値に設定する。
【0085】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるCMI
S回路を有する半導体集積回路装置の製造方法に適用し
た場合について説明したが、それに限定されるものでは
なく、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memor
y)、SRAM(Static Random Access Memory)または
フラッシュメモリ(EEPROM;Electric Erasable
Programmable Read Only Memory)等のようなメモリ回
路を有する半導体集積回路装置の製造方法、マイクロプ
ロセッサ等のような論理回路を有する半導体集積回路装
置の製造方法あるいは上記メモリ回路と論理回路とを同
一基板に設けている混載型の半導体集積回路装置の製造
方法にも適用できる。また、液晶基板の製造方法やマイ
クロマシンの製造方法にも適用できる。
【0086】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。(1).ウエハをブラシを用いた洗浄処
理によって清浄にする際に、洗浄状況に応じて洗浄条件
を調整することによりウエハとブラシとの間隔が一定値
に保たれるようにすることにより、洗浄処理における異
物除去能力を向上させることが可能となる。(2).ウエハ
をブラシを用いた洗浄処理によって清浄にする際に、洗
浄状況に応じて洗浄条件を調整することによりウエハと
ブラシとの間隔が一定値に保たれるようにすることによ
り、ウエハに与えるダメージを低減または防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程で用いるブラシ洗浄装置の一例の平面図で
ある。
【図2】図1のブラシ洗浄装置のカップの一例の斜視図
である。
【図3】ブラシ内への洗浄液の吐出構造の説明図であ
る。
【図4】ウエハの回転と周速度との関係を示す説明図で
ある。
【図5】ブラシ内への洗浄液の吐出流量が一定の場合に
おけるブラシとウエハとの隙間の変化を示した説明図で
ある。
【図6】ブラシ内への洗浄液の吐出流量を変化させた時
のブラシとウエハとの隙間の変化を示した説明図であ
る。
【図7】ウエハ面内の相対速度に対するウエハの主面と
ブラシとの間の隙間(ギャップ)との関係を示すグラフ
図である。
【図8】サイドリンスの吐出流量が一定の場合における
ブラシとウエハとの隙間の変化を示した説明図である。
【図9】サイドリンスの吐出流量を変化させた時のブラ
シとウエハとの隙間の変化を示した説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程におけるブラシ内へ流入する洗浄液の
吐出流量を変化させた際のブラシ洗浄処理のシーケンス
図である。
【図11】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程におけるブラシ洗浄処理のシーケンス
図である。
【図12】本発明の実施の形態である半導体集積回路装
置の製造工程中におけるウエハの要部断面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程で用いるブラシ洗浄装置の一例の平面
図である。
【図14】図13のブラシ洗浄装置の1つのカップでの
ブラシ洗浄処理のシーケンス図である。
【図15】図13のブラシ洗浄装置の他のカップでのブ
ラシ洗浄処理のシーケンス図である。
【図16】本発明の他の実施の形態であるブラシ洗浄装
置の説明図である。
【図17】本発明の他の実施の形態であるブラシ洗浄装
置の一例の説明図である。
【図18】本発明の他の実施の形態であるブラシ洗浄装
置の一例の要部の説明図である。
【図19】図15のブラシ洗浄装置におけるブラシ待機
部の説明図である。
【図20】本発明の他の実施の形態であるブラシ洗浄装
置の一例の要部の説明図である。
【図21】図20のブラシ洗浄装置におけるブラシ待機
部の説明図である。
【図22】本発明の他の実施の形態であるブラシ洗浄装
置の一例の要部の説明図である。
【図23】図22のブラシ洗浄装置におけるブラシ待機
部の説明図である。
【符号の説明】 1 ブラシ洗浄装置 1a ローダ 1b 搬送路 1c カップ 1c1 カップ 1c2 カップ 2 ウエハ 2S 半導体基板 3 ウエハカセット 4 サイドリンス部 5 純水 6 アーム 7 ブラシ 8 ブラシアーム 9 測長器 10 ブラシシャフト 11 シャフト位置読取り器 12 純水配管 13a,13b 流量調節器 14 演算器 15 純水リンスノズル 16 ウエハ把持チャック 17 モータ 18 モータ回転制御部 19a ブラシアーム回転駆動部 19b ブラシアーム回転角検出部 20 ブラシアーム上下駆動部 21 ブラシ洗浄配管 22 切り換え機構 23 ブラシ待機部 24 除去部材 25 機能水吐出ノズル Qp pチャネル型のMIS・FET Qn nチャネル型のMIS・FET SG 溝型の分離部 NA 半導体領域 PA 半導体領域 G ゲート電極 SS シリサイド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 光洋 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 横島 健二 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するウエハに対してブラシを用いた
    洗浄処理を施すことにより前記ウエハを清浄にする際、
    前記ブラシ内に流す洗浄液および前記ブラシの外部から
    ウエハに供給される洗浄液の一方または両方の量を、洗
    浄状況に応じて調整することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記洗浄液の量を、前記ブラシとウエ
    ハとの間隔が一定に保たれるように調整することを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記ウエハとブラシとの間隔を計測
    し、その計測結果に基づいて、前記ウエハの回転数およ
    び前記洗浄液の量を調整することを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記洗浄液の量を、前記ウエハ上にお
    ける前記ブラシの位置に応じて調整することを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記ウエハの中央から外周に向かって
    前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ブラシ
    を前記ウエハの中央から外周に移動させるにつれて、前
    記ブラシ内に流す洗浄液の量を次第に増やすように調整
    することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記ウエハの中央から外周に向かって
    前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ウエハ
    の周速度の増加に応じて前記ブラシ内に流す洗浄液の量
    を次第に増やすように調整することを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記ウエハの中央から外周に向かって
    前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ブラシ
    を前記ウエハの中央から外周に移動させるにつれて、前
    記ブラシの外部からウエハに対して供給される洗浄液の
    量を次第に減らすように調整することを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記ウエハの中央から外周に向かって
    前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ウエハ
    の周速度の増加に応じて前記ブラシの外部からウエハに
    対して供給される洗浄液の量を次第に減らすように調整
    することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記ウエハの中央から外周に向かって
    前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ブラシ
    を前記ウエハの中央から外周に移動させるにつれて、前
    記ブラシ内に流す洗浄液の量を次第に増やし、かつ、前
    記ブラシの外部からウエハに対して供給される洗浄液の
    量を減らすように調整することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記ウエハの中央から外周に向かっ
    て前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ウエ
    ハの周速度の増加に応じて前記ブラシ内に流す洗浄液の
    量を次第に増やし、かつ、前記ブラシの外部からウエハ
    に対して供給される洗浄液の量を減らすように調整する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記ブラシが待機部に戻った際、ブ
    ラシからの純水吐出流量がウエハの洗浄時に対して多く
    なるようにすることを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記ブラシが待機部に戻った際、ブ
    ラシを除去部材に接触させ、かつ、その接触部にブラシ
    洗浄水を供給しながらブラシ自身を洗浄することを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記ブラシの内部に、異物除去およ
    び再付着防止の機能を有する機能水を吐出することを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 回転するウエハに対してブラシを用い
    た洗浄処理を施すことにより前記ウエハを清浄にする
    際、洗浄状況に応じて洗浄条件を調整することによりウ
    エハとブラシとの間隔が一定値に保たれるようにした状
    態でウエハを洗浄する工程を有することを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハとブラシとの間隔を計
    測し、その計測結果に基づいて、前記ウエハの回転数お
    よび前記洗浄液の量を調整することを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記洗浄液の量を、前記ウエハ上
    における前記ブラシの位置に応じて調整することを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの中央から外周に向か
    って前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ブ
    ラシを前記ウエハの中央から外周に移動させるにつれ
    て、前記ブラシからの洗浄液の量を次第に増やすように
    調整することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの中央から外周に向か
    って前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ウ
    エハの周速度の増加に応じて前記ブラシ内に流す洗浄液
    の量を次第に増やすように調整することを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの中央から外周に向か
    って前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ブ
    ラシを前記ウエハの中央から外周に移動させるにつれ
    て、前記ブラシの外部からウエハに対して供給される洗
    浄液の量を次第に減らすように調整することを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの中央から外周に向か
    って前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ウ
    エハの周速度の増加に応じて前記ブラシの外部からウエ
    ハに対して供給される洗浄液の量を次第に減らすように
    調整することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの中央から外周に向か
    って前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ブ
    ラシを前記ウエハの中央から外周に移動させるにつれ
    て、前記ブラシ内に流す洗浄液の量を次第に増やし、か
    つ、前記ブラシの外部からウエハに対して供給される洗
    浄液の量を減らすように調整することを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記ウエハの中央から外周に向かっ
    て前記ブラシを移動させながら洗浄する際に、前記ウエ
    ハの周速度の増加に応じて前記ブラシ内に流す洗浄液の
    量を次第に増やし、かつ、前記ブラシの外部からウエハ
    に対して供給される洗浄液の量を減らすように調整する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ブラシが待機部に戻った際、
    ブラシからの純水吐出流量がウエハの洗浄時に対して多
    くなるようにすることを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ブラシが待機部に戻った際、
    ブラシを除去部材に接触させ、かつ、その接触部にブラ
    シ洗浄水を供給しながらブラシ自身を洗浄することを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ブラシの内部に、異物の除去
    および再付着防止の機能を有する機能水を吐出すること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 回転するウエハに対してブラシを用い
    た洗浄処理を施すことにより前記ウエハを清浄にする
    際、前記洗浄処理を複数の洗浄ステップに分けて行い、
    前記ブラシ内に流す洗浄液および前記ブラシの外部から
    ウエハに供給される洗浄液の一方または両方の量を、前
    記複数の洗浄ステップ毎に変えることを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記複数の洗浄ステップを同一の
    洗浄処理室内で行うことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  28. 【請求項28】 請求項26記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記複数の洗浄ステップを別々の
    洗浄処理室内で行うことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  29. 【請求項29】 請求項26記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ブラシからの洗浄液の量を、
    前記複数の洗浄ステップ内で一定とし、前記ウエハの周
    速度が相対的に速い洗浄ステップにおける前記洗浄液の
    量が、前記周速度が相対的に速い洗浄ステップにおける
    前記洗浄液の量よりも多い値となるように設定すること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  30. 【請求項30】 請求項26記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ブラシの外部からウエハに対
    して供給される洗浄液の量を、前記複数の洗浄ステップ
    内で一定とし、前記ウエハの周速度が相対的に速い洗浄
    ステップにおける前記洗浄液の量が、前記周速度が相対
    的に速い洗浄ステップにおける前記洗浄液の量よりも低
    い値となるように設定することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 請求項26記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ブラシからの洗浄液の量を、
    前記複数の洗浄ステップの各々で次第に増加するように
    設定することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  32. 【請求項32】 請求項26記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ブラシの外部からウエハに対
    して供給される洗浄液の量を、前記複数の洗浄ステップ
    の各々で次第に減少するように設定することを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
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