JP2003066841A - 粘着ラベルの製造方法 - Google Patents
粘着ラベルの製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ラベル粘着材面に印刷が施された粘着ラベルの
製造方法において粘着材の塗布膜厚や使用する粘着材の
透明性による印刷鮮明性や印刷再現性の低下の影響を解
消して、粘着ラベルの粘着材面に対して良好な鮮明性と
再現性をもって印刷を施すことができるようにするとと
もに効率的にラベル製造することにある。 【解決手段】ラベル基材１の裏面に粘着材２と剥離シー
ト３をこの順に積層した第１シート材Ａと、剥離シート
１１の表面に印刷層１２を設けた第２シート材Ｂとを並
列に送行させながら、第１シート材Ａの剥離シート３を
剥離し、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂ
の印刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成
した後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜くこと
により、粘着材２側に印刷層１２による印刷が施された
粘着ラベルを製造する。
製造方法において粘着材の塗布膜厚や使用する粘着材の
透明性による印刷鮮明性や印刷再現性の低下の影響を解
消して、粘着ラベルの粘着材面に対して良好な鮮明性と
再現性をもって印刷を施すことができるようにするとと
もに効率的にラベル製造することにある。 【解決手段】ラベル基材１の裏面に粘着材２と剥離シー
ト３をこの順に積層した第１シート材Ａと、剥離シート
１１の表面に印刷層１２を設けた第２シート材Ｂとを並
列に送行させながら、第１シート材Ａの剥離シート３を
剥離し、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂ
の印刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成
した後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜くこと
により、粘着材２側に印刷層１２による印刷が施された
粘着ラベルを製造する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品やイベントや
催物などの展示、広告、宣伝、表示用のラベルやシー
ル、あるいは出荷発送用など各種用途の伝票、あるいは
会員カード、プリペイドカード、玩具用カードなど各種
機能性カードなどに使用するラベル粘着材面に印刷が施
された粘着ラベルの製造方法に関する。
催物などの展示、広告、宣伝、表示用のラベルやシー
ル、あるいは出荷発送用など各種用途の伝票、あるいは
会員カード、プリペイドカード、玩具用カードなど各種
機能性カードなどに使用するラベル粘着材面に印刷が施
された粘着ラベルの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にラベル粘着材面に印刷が施された
粘着ラベルは、例えば図６に示すように、ラベル基材１
の裏面に、粘着材２と剥離シート３がこの順に積層さ
れ、粘着材２には、適宜に印刷層８が施され、また基材
１の表面には、ラベルに必要な商品や商品を包装した容
器等の表示情報として適宜に印刷層４が施されている。
粘着ラベルは、例えば図６に示すように、ラベル基材１
の裏面に、粘着材２と剥離シート３がこの順に積層さ
れ、粘着材２には、適宜に印刷層８が施され、また基材
１の表面には、ラベルに必要な商品や商品を包装した容
器等の表示情報として適宜に印刷層４が施されている。
【０００３】このようなラベルは、剥離シート３を剥が
し、粘着材２にて商品など物品表面に貼着して使用する
ものであるが、貼着する物品が透明の場合には、ラベル
表面の印刷層４に表示されている情報以外に、その物品
を透してラベル裏面の印刷層８に表示されている情報も
確認できるようになっている。
し、粘着材２にて商品など物品表面に貼着して使用する
ものであるが、貼着する物品が透明の場合には、ラベル
表面の印刷層４に表示されている情報以外に、その物品
を透してラベル裏面の印刷層８に表示されている情報も
確認できるようになっている。
【０００４】また、上記ラベル基材１と貼着する物品が
不透明の場合には、その物品に貼着したラベルを剥がし
た後に、ラベル裏面の印刷層８を確認できるような仕組
みになっている。
不透明の場合には、その物品に貼着したラベルを剥がし
た後に、ラベル裏面の印刷層８を確認できるような仕組
みになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、粘着
ラベルの粘着材面に印刷を行う場合には、例えば、粘着
ラベルから剥離シート３を一旦剥がして粘着材面を露呈
させた後に、その粘着材面に対して直接印刷を施し、再
度、剥離シート３を粘着材面に被覆するようにしてい
た。
ラベルの粘着材面に印刷を行う場合には、例えば、粘着
ラベルから剥離シート３を一旦剥がして粘着材面を露呈
させた後に、その粘着材面に対して直接印刷を施し、再
度、剥離シート３を粘着材面に被覆するようにしてい
た。
【０００６】しかし、ラベルの比較的柔軟な表面（低復
元面）をもつ粘着材面に対して直接印刷を施すための印
刷方法は限られており、例えばオフセット平版印刷方
式、グラビア凹版方式では、このような粘着材面への良
好な印刷は困難であり、凸版印刷方式に限定される。
元面）をもつ粘着材面に対して直接印刷を施すための印
刷方法は限られており、例えばオフセット平版印刷方
式、グラビア凹版方式では、このような粘着材面への良
好な印刷は困難であり、凸版印刷方式に限定される。
【０００７】また粘着材面に印刷するための特殊な印刷
ユニットが必要であり、印刷色数も１〜２色が通常であ
り、また可変データ（デジタルデータ）を印字機で粘着
材面に印字することも無理であった。
ユニットが必要であり、印刷色数も１〜２色が通常であ
り、また可変データ（デジタルデータ）を印字機で粘着
材面に印字することも無理であった。
【０００８】また、例えば、ラベル基材１裏面に直接印
刷（印刷層８）を施した後に、印刷層上に粘着材２を塗
布形成する方法もあるが、粘着材の塗布膜厚や、使用す
る粘着材の透明性によっては、印刷層８による鮮明な印
刷再現が得られないといった問題もあった。
刷（印刷層８）を施した後に、印刷層上に粘着材２を塗
布形成する方法もあるが、粘着材の塗布膜厚や、使用す
る粘着材の透明性によっては、印刷層８による鮮明な印
刷再現が得られないといった問題もあった。
【０００９】本発明の課題は、ラベル粘着材面に印刷が
施された粘着ラベルの製造方法において、粘着材の塗布
膜厚や使用する粘着材の透明性による印刷鮮明性や印刷
再現性の低下の影響を解消して、粘着ラベルの粘着材面
に対して良好な鮮明性と再現性をもって印刷を施すこと
ができるようにするとともに、効率的にラベル製造でき
るようにすることにある。
施された粘着ラベルの製造方法において、粘着材の塗布
膜厚や使用する粘着材の透明性による印刷鮮明性や印刷
再現性の低下の影響を解消して、粘着ラベルの粘着材面
に対して良好な鮮明性と再現性をもって印刷を施すこと
ができるようにするとともに、効率的にラベル製造でき
るようにすることにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
発明は、ラベル基材１の裏面に粘着材２と剥離シート３
をこの順に積層した第１シート材Ａと、剥離シート１１
の表面に印刷層１２を設けた第２シート材Ｂとを並列に
送行させながら、第１シート材Ａの剥離シート３を剥離
し、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印
刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成した
後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜くことによ
り、粘着材２側に印刷層１２による印刷が施された粘着
ラベルを製造することを特徴とする粘着ラベルの製造方
法である。
発明は、ラベル基材１の裏面に粘着材２と剥離シート３
をこの順に積層した第１シート材Ａと、剥離シート１１
の表面に印刷層１２を設けた第２シート材Ｂとを並列に
送行させながら、第１シート材Ａの剥離シート３を剥離
し、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印
刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成した
後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜くことによ
り、粘着材２側に印刷層１２による印刷が施された粘着
ラベルを製造することを特徴とする粘着ラベルの製造方
法である。
【００１１】本発明の請求項２に係る発明は、上記請求
項１に係る粘着ラベルの製造方法において、前記ラベル
基材１の表面に通常印刷インキ若しくは紫外線硬化型印
刷インキを用いて印刷層４を施すことを特徴とする粘着
ラベルの製造方法である。
項１に係る粘着ラベルの製造方法において、前記ラベル
基材１の表面に通常印刷インキ若しくは紫外線硬化型印
刷インキを用いて印刷層４を施すことを特徴とする粘着
ラベルの製造方法である。
【００１２】本発明の請求項３に係る発明は、上記請求
項１又は請求項２に係る粘着ラベルの製造方法におい
て、前記印刷層１２が通常印刷インキ若しくは紫外線硬
化型印刷インキを用いて印刷されることを特徴とする粘
着ラベルの製造方法である。
項１又は請求項２に係る粘着ラベルの製造方法におい
て、前記印刷層１２が通常印刷インキ若しくは紫外線硬
化型印刷インキを用いて印刷されることを特徴とする粘
着ラベルの製造方法である。
【００１３】本発明の請求項４に係る発明は、第１ラベ
ル基材１の裏面に粘着材２を積層した第１シート材Ａ
と、第２ラベル基材５の表面に剥離材６と印刷層７をこ
の順に設けた第２シート材Ｂとを並列に送行させなが
ら、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印
刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成した
後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜くことによ
り、粘着材２側に印刷層７による印刷が施された粘着ラ
ベルを製造することを特徴とする粘着ラベルの製造方法
である。
ル基材１の裏面に粘着材２を積層した第１シート材Ａ
と、第２ラベル基材５の表面に剥離材６と印刷層７をこ
の順に設けた第２シート材Ｂとを並列に送行させなが
ら、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印
刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成した
後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜くことによ
り、粘着材２側に印刷層７による印刷が施された粘着ラ
ベルを製造することを特徴とする粘着ラベルの製造方法
である。
【００１４】本発明の請求項５に係る発明は、上記請求
項４に係る粘着ラベルの製造方法において、前記第１ラ
ベル基材１の表面に、通常印刷インキ若しくは紫外線硬
化型印刷インキを用いて印刷層４を施すことを特徴とす
る粘着ラベルの製造方法である。
項４に係る粘着ラベルの製造方法において、前記第１ラ
ベル基材１の表面に、通常印刷インキ若しくは紫外線硬
化型印刷インキを用いて印刷層４を施すことを特徴とす
る粘着ラベルの製造方法である。
【００１５】本発明の請求項６に係る発明は、上記請求
項４又は請求項５に係る粘着ラベルの製造方法におい
て、前記印刷層７が通常印刷インキ若しくは紫外線硬化
型印刷インキを用いて印刷されることを特徴とする粘着
ラベルの製造方法である。
項４又は請求項５に係る粘着ラベルの製造方法におい
て、前記印刷層７が通常印刷インキ若しくは紫外線硬化
型印刷インキを用いて印刷されることを特徴とする粘着
ラベルの製造方法である。
【００１６】本発明の請求項７に係る発明は、上記請求
項４乃至請求項６のいずれか１項に係る粘着ラベルの製
造方法において、前記剥離材６が通常剥離剤若しくは紫
外線硬化型剥離剤を用いて塗布形成されることを特徴と
する粘着ラベルの製造方法である。
項４乃至請求項６のいずれか１項に係る粘着ラベルの製
造方法において、前記剥離材６が通常剥離剤若しくは紫
外線硬化型剥離剤を用いて塗布形成されることを特徴と
する粘着ラベルの製造方法である。
【００１７】本発明の請求項８に係る発明は、ラベル基
材１の裏面に粘着材２と剥離シート３をこの順に積層し
た第１シート材Ａと、剥離シート１１による第２シート
材Ｂとを並列に送行させながら、第１シート材Ａのラベ
ル基材１表面に印刷層４を施すとともに、第２シート材
Ｂの剥離シート１１表面に印刷層１２を施し、続いて第
１シート材Ａの剥離シート３を剥離しながら、第１シー
ト材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印刷層１２面と
を重ね合わせて積層シート材Ｃを形成した後、該積層シ
ート材Ｃをラベル形状に打ち抜くことにより、粘着材２
側に印刷層１２による印刷が施された粘着ラベルを製造
することを特徴とする粘着ラベルの製造方法である。
材１の裏面に粘着材２と剥離シート３をこの順に積層し
た第１シート材Ａと、剥離シート１１による第２シート
材Ｂとを並列に送行させながら、第１シート材Ａのラベ
ル基材１表面に印刷層４を施すとともに、第２シート材
Ｂの剥離シート１１表面に印刷層１２を施し、続いて第
１シート材Ａの剥離シート３を剥離しながら、第１シー
ト材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印刷層１２面と
を重ね合わせて積層シート材Ｃを形成した後、該積層シ
ート材Ｃをラベル形状に打ち抜くことにより、粘着材２
側に印刷層１２による印刷が施された粘着ラベルを製造
することを特徴とする粘着ラベルの製造方法である。
【００１８】本発明の請求項９に係る発明は、上記請求
項８に係る粘着ラベルの製造方法において、前記印刷層
４又は／及び印刷層１２が通常印刷インキ若しくは紫外
線硬化型印刷インキを用いて印刷されることを特徴とす
る粘着ラベルの製造方法である。
項８に係る粘着ラベルの製造方法において、前記印刷層
４又は／及び印刷層１２が通常印刷インキ若しくは紫外
線硬化型印刷インキを用いて印刷されることを特徴とす
る粘着ラベルの製造方法である。
【００１９】本発明の請求項１０に係る発明は、第１ラ
ベル基材１による第１シート材Ａと、第２ラベル基材５
による第２シート材Ｂとを並列に送行させながら、第１
シート材Ａのラベル基材１表面と裏面にそれぞれ印刷層
４と粘着材２を施すとともに、第２シート材Ｂの表面に
剥離材６と印刷層７をこの順に施し、続いて第１シート
材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印刷層７面とを重
ね合わせて積層シート材Ｃを形成した後、該積層シート
材Ｃをラベル形状に打ち抜くことにより、粘着材２側に
印刷層７による印刷が施された粘着ラベルを製造するこ
とを特徴とする粘着ラベルの製造方法である。
ベル基材１による第１シート材Ａと、第２ラベル基材５
による第２シート材Ｂとを並列に送行させながら、第１
シート材Ａのラベル基材１表面と裏面にそれぞれ印刷層
４と粘着材２を施すとともに、第２シート材Ｂの表面に
剥離材６と印刷層７をこの順に施し、続いて第１シート
材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印刷層７面とを重
ね合わせて積層シート材Ｃを形成した後、該積層シート
材Ｃをラベル形状に打ち抜くことにより、粘着材２側に
印刷層７による印刷が施された粘着ラベルを製造するこ
とを特徴とする粘着ラベルの製造方法である。
【００２０】本発明の請求項１１に係る発明は、上記請
求項１０に係る粘着ラベルの製造方法において、前記印
刷層４又は／及び印刷層７が通常印刷インキ若しくは紫
外線硬化型印刷インキを用いて印刷されることを特徴と
する粘着ラベルの製造方法である。
求項１０に係る粘着ラベルの製造方法において、前記印
刷層４又は／及び印刷層７が通常印刷インキ若しくは紫
外線硬化型印刷インキを用いて印刷されることを特徴と
する粘着ラベルの製造方法である。
【００２１】本発明の請求項１２に係る発明は、上記請
求項１０又は請求項１１に係る粘着ラベルの製造方法に
おいて、前記粘着材２が通常粘着剤若しくは紫外線硬化
型粘着剤を用いて塗布形成されることを特徴とする粘着
ラベルの製造方法である。
求項１０又は請求項１１に係る粘着ラベルの製造方法に
おいて、前記粘着材２が通常粘着剤若しくは紫外線硬化
型粘着剤を用いて塗布形成されることを特徴とする粘着
ラベルの製造方法である。
【００２２】本発明の請求項１３に係る発明は、上記請
求項１０乃至請求項１２のいずれか１項に係る粘着ラベ
ルの製造方法において、前記剥離材６が通常剥離剤若し
くは紫外線硬化型剥離剤を用いて塗布形成されることを
特徴とする粘着ラベルの製造方法である。
求項１０乃至請求項１２のいずれか１項に係る粘着ラベ
ルの製造方法において、前記剥離材６が通常剥離剤若し
くは紫外線硬化型剥離剤を用いて塗布形成されることを
特徴とする粘着ラベルの製造方法である。
【００２３】本発明の請求項１４に係る発明は、上記請
求項１乃至請求項１３のいずれか１項に係る粘着ラベル
の製造方法において、前記第２シート材Ｂ面に印刷する
印刷層７又は印刷層１２を、デジタルデータを用いてオ
ンデマンド印刷方式により出力印字することを特徴とす
る粘着ラベルの製造方法である。
求項１乃至請求項１３のいずれか１項に係る粘着ラベル
の製造方法において、前記第２シート材Ｂ面に印刷する
印刷層７又は印刷層１２を、デジタルデータを用いてオ
ンデマンド印刷方式により出力印字することを特徴とす
る粘着ラベルの製造方法である。
【００２４】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１−３に係る粘着
ラベルの製造方法の実施の形態を、図１（ａ）〜（ｄ）
に示す側断面図に基づいて以下に詳細に説明する。
ラベルの製造方法の実施の形態を、図１（ａ）〜（ｄ）
に示す側断面図に基づいて以下に詳細に説明する。
【００２５】まず、図１（ａ）に示すように、ラベル基
材１の裏面に粘着材２と剥離シート３（剥離シート本体
が剥離性をもつシート若しくは剥離剤をコーティングし
たシート）をこの順に積層した第１シート材Ａと、剥離
シート１１（剥離シート本体が剥離性をもつシート若し
くは剥離剤をコーティングしたシート）の表面に印刷層
１２を設けた第２シート材Ｂとを並列に送行させる。
材１の裏面に粘着材２と剥離シート３（剥離シート本体
が剥離性をもつシート若しくは剥離剤をコーティングし
たシート）をこの順に積層した第１シート材Ａと、剥離
シート１１（剥離シート本体が剥離性をもつシート若し
くは剥離剤をコーティングしたシート）の表面に印刷層
１２を設けた第２シート材Ｂとを並列に送行させる。
【００２６】続いて、図１（ｂ）に示すように、第１シ
ート材Ａから剥離シート３を剥離して、図１（ｃ）に示
すように、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材
Ｂの印刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形
成する。
ート材Ａから剥離シート３を剥離して、図１（ｃ）に示
すように、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材
Ｂの印刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形
成する。
【００２７】その後、該積層シート材Ｃを、適宜なラベ
ル形状に打ち抜くことにより、粘着材２側に印刷層１２
による印刷が施された図１（ｃ）に示す粘着ラベルが得
られる。
ル形状に打ち抜くことにより、粘着材２側に印刷層１２
による印刷が施された図１（ｃ）に示す粘着ラベルが得
られる。
【００２８】このようにして製造された粘着ラベルは、
図１（ｃ）に示すようにラベル基材１裏面側の粘着材２
面に印刷層１２が形成されていて、図１（ｄ）に示すよ
うに粘着ラベルから剥離シート１１を剥離することによ
り、印刷層１２は剥離シート１１から剥離して、粘着材
２面側に転写されて残るようになっている。
図１（ｃ）に示すようにラベル基材１裏面側の粘着材２
面に印刷層１２が形成されていて、図１（ｄ）に示すよ
うに粘着ラベルから剥離シート１１を剥離することによ
り、印刷層１２は剥離シート１１から剥離して、粘着材
２面側に転写されて残るようになっている。
【００２９】上記粘着ラベルの製造方法においては、図
１（ａ）〜（ｄ）に示すように、前記ラベル基材１の表
面にも、通常印刷インキ若しくは紫外線硬化型印刷イン
キを用いて印刷層４を施すことができる。
１（ａ）〜（ｄ）に示すように、前記ラベル基材１の表
面にも、通常印刷インキ若しくは紫外線硬化型印刷イン
キを用いて印刷層４を施すことができる。
【００３０】また上記粘着ラベルの製造方法において
は、第２シート材Ｂである剥離シート１１の面に形成さ
れる印刷層１２は、通常印刷インキ若しくは紫外線硬化
型印刷インキを用いて印刷される。
は、第２シート材Ｂである剥離シート１１の面に形成さ
れる印刷層１２は、通常印刷インキ若しくは紫外線硬化
型印刷インキを用いて印刷される。
【００３１】次に、本発明の請求項４−７に係る粘着ラ
ベルの製造方法の実施の形態を、図２（ａ）〜（ｄ）に
示す側断面図に基づいて以下に詳細に説明する。
ベルの製造方法の実施の形態を、図２（ａ）〜（ｄ）に
示す側断面図に基づいて以下に詳細に説明する。
【００３２】まず、図２（ａ）に示すように、第１ラベ
ル基材１による第１シート材Ａと、第２ラベル基材５
（ラベル専用のシート基材若しくは通常印刷用のシート
やフィルム基材、通常コーティング用のシートやフィル
ム基材でもよい）による第２シート材Ｂとを並列に送行
させる。なお、第１、第２ラベル基材１、５のそれぞれ
厚さは同一厚さでもよいし、異なる厚さ（例えば第１ラ
ベル基材１より薄い第２ラベル基材５）でもよい。
ル基材１による第１シート材Ａと、第２ラベル基材５
（ラベル専用のシート基材若しくは通常印刷用のシート
やフィルム基材、通常コーティング用のシートやフィル
ム基材でもよい）による第２シート材Ｂとを並列に送行
させる。なお、第１、第２ラベル基材１、５のそれぞれ
厚さは同一厚さでもよいし、異なる厚さ（例えば第１ラ
ベル基材１より薄い第２ラベル基材５）でもよい。
【００３３】続いて、図２（ｂ）に示すように、第１ラ
ベル基材１の裏面に粘着材２を設けて得た第１シート材
Ａと、第２ラベル基材５の表面に剥離材６と印刷層７を
この順に設けて得た第２シート材Ｂとを並列に送行させ
る。
ベル基材１の裏面に粘着材２を設けて得た第１シート材
Ａと、第２ラベル基材５の表面に剥離材６と印刷層７を
この順に設けて得た第２シート材Ｂとを並列に送行させ
る。
【００３４】続いて、図２（ｃ）に示すように、第１シ
ート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印刷層１２面
とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成する。
ート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂの印刷層１２面
とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成する。
【００３５】その後、該積層シート材Ｃを適宜なラベル
形状に打ち抜くことにより、粘着材２側に印刷層７によ
る印刷が施された図２（ｃ）に示す粘着ラベルが得られ
る。
形状に打ち抜くことにより、粘着材２側に印刷層７によ
る印刷が施された図２（ｃ）に示す粘着ラベルが得られ
る。
【００３６】このようにして製造された粘着ラベルは、
図２（ｃ）に示すようにラベル基材１裏面側の粘着材２
面に印刷層１２が形成されていて、図２（ｄ）に示すよ
うに粘着ラベルの粘着材２から、第２シート材Ｂの第２
ラベル基材５を、剥離材６を介して剥離することによ
り、印刷層７は第２ラベル基材５の剥離材６から剥離し
て、粘着材２面側に転写されて残るようになっている。
図２（ｃ）に示すようにラベル基材１裏面側の粘着材２
面に印刷層１２が形成されていて、図２（ｄ）に示すよ
うに粘着ラベルの粘着材２から、第２シート材Ｂの第２
ラベル基材５を、剥離材６を介して剥離することによ
り、印刷層７は第２ラベル基材５の剥離材６から剥離し
て、粘着材２面側に転写されて残るようになっている。
【００３７】本発明の上記粘着ラベルの製造方法におい
ては、図２（ａ）〜（ｄ）に示すように、前記第１ラベ
ル基材１の表面に、通常印刷インキ若しくは紫外線硬化
型印刷インキを用いて印刷層４を施すこともできる。
ては、図２（ａ）〜（ｄ）に示すように、前記第１ラベ
ル基材１の表面に、通常印刷インキ若しくは紫外線硬化
型印刷インキを用いて印刷層４を施すこともできる。
【００３８】また本発明の上記粘着ラベルの製造方法に
おいて、前記印刷層７は、通常印刷インキ若しくは紫外
線硬化型印刷インキを用いて印刷される。
おいて、前記印刷層７は、通常印刷インキ若しくは紫外
線硬化型印刷インキを用いて印刷される。
【００３９】また本発明の上記粘着ラベルの製造方法に
おいて、前記剥離材６は、通常剥離剤若しくは紫外線硬
化型剥離剤を用いて塗布形成される。
おいて、前記剥離材６は、通常剥離剤若しくは紫外線硬
化型剥離剤を用いて塗布形成される。
【００４０】次に本発明の請求項８−９に係る粘着ラベ
ルの製造方法の実施の形態を、図３に示す製造装置の側
断面図による製造工程に基づいて以下に詳細に説明す
る。
ルの製造方法の実施の形態を、図３に示す製造装置の側
断面図による製造工程に基づいて以下に詳細に説明す
る。
【００４１】まず、シート巻出工程にて、ラベル基材１
の裏面に粘着材２と剥離シート３をこの順に積層した第
１シート材Ａ（図１（ａ）参照）と、剥離シート１１に
よる第２シート材Ｂ（図１（ａ）参照）とを、それぞれ
巻出手段２１、３１により巻き出して並列に送行させ
る。
の裏面に粘着材２と剥離シート３をこの順に積層した第
１シート材Ａ（図１（ａ）参照）と、剥離シート１１に
よる第２シート材Ｂ（図１（ａ）参照）とを、それぞれ
巻出手段２１、３１により巻き出して並列に送行させ
る。
【００４２】続いて、印刷工程にて、送行する第１シー
ト材Ａのラベル基材１表面に、印刷手段２２（例えば第
１印刷ユニット２２−１、第２印刷ユニット２２−２、
第３印刷ユニット２２−３、第４印刷ユニット２２−４
を備えた４色印刷）により印刷層４を施す。
ト材Ａのラベル基材１表面に、印刷手段２２（例えば第
１印刷ユニット２２−１、第２印刷ユニット２２−２、
第３印刷ユニット２２−３、第４印刷ユニット２２−４
を備えた４色印刷）により印刷層４を施す。
【００４３】そして上記印刷層４の印刷工程と並行する
印刷工程にて、第２シート材Ｂの剥離シート１１表面
に、印刷手段３３（例えば第１印刷ユニット３３−１、
第２印刷ユニット３３−２、第３印刷ユニット３３−
３、第４印刷ユニット３３−４を備えた４色印刷）によ
り印刷層１２を施す。
印刷工程にて、第２シート材Ｂの剥離シート１１表面
に、印刷手段３３（例えば第１印刷ユニット３３−１、
第２印刷ユニット３３−２、第３印刷ユニット３３−
３、第４印刷ユニット３３−４を備えた４色印刷）によ
り印刷層１２を施す。
【００４４】続いて、剥離シート剥離工程にて、送行す
る第１シート材Ａをガイドロール２３（剥離ロール）に
より第１シート材Ａから剥離シート３を剥離しながら送
行方向変換して巻取手段２４により巻き取る。
る第１シート材Ａをガイドロール２３（剥離ロール）に
より第１シート材Ａから剥離シート３を剥離しながら送
行方向変換して巻取手段２４により巻き取る。
【００４５】続いて、重ね合わせ工程にて、第１シート
材Ａの粘着材２面と、第２シート材Ｂの印刷層１２面と
を、重ね合わせロール４１にて重ね合わせて積層シート
材Ｃを形成する。
材Ａの粘着材２面と、第２シート材Ｂの印刷層１２面と
を、重ね合わせロール４１にて重ね合わせて積層シート
材Ｃを形成する。
【００４６】その後、ラベル打抜工程にて、送行する前
記積層シート材Ｃを、打抜手段４２（対向する打抜型刃
ロールとプレスロール）により第１シート材Ａ側から第
２シート材Ｂの剥離シート１１上面までラベル形状に打
ち抜く。
記積層シート材Ｃを、打抜手段４２（対向する打抜型刃
ロールとプレスロール）により第１シート材Ａ側から第
２シート材Ｂの剥離シート１１上面までラベル形状に打
ち抜く。
【００４７】続いて、巻き取り工程にて、打ち抜き加工
されて送行する前記積層シート材Ｃの打ち抜き形状外側
の打ち抜き余白シートを、ガイドロール４３により送行
方向を変換させて余白シート巻取手段４４により巻き取
るとともに、打ち抜き形状内側のラベルシートを、第２
シート材Ｂの剥離シート１１とともにラベル巻取手段４
５により巻き取ることにより、ラベル基材１裏面の粘着
材２側に印刷層１２が転写印刷され、剥離シート１１が
貼着された粘着ラベルを得る。
されて送行する前記積層シート材Ｃの打ち抜き形状外側
の打ち抜き余白シートを、ガイドロール４３により送行
方向を変換させて余白シート巻取手段４４により巻き取
るとともに、打ち抜き形状内側のラベルシートを、第２
シート材Ｂの剥離シート１１とともにラベル巻取手段４
５により巻き取ることにより、ラベル基材１裏面の粘着
材２側に印刷層１２が転写印刷され、剥離シート１１が
貼着された粘着ラベルを得る。
【００４８】本発明の上記粘着ラベルの製造方法におい
ては、前記印刷層４又は／及び印刷層１２は、通常印刷
インキ、若しくは紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷
される。なお、紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷す
る場合には、紫外線照射手段（図３中、ＵＶ２２−１〜
ＵＶ２２−４、ＵＶ３３−１〜ＵＶ３３−３）を配置し
て印刷層を硬化乾燥させる。
ては、前記印刷層４又は／及び印刷層１２は、通常印刷
インキ、若しくは紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷
される。なお、紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷す
る場合には、紫外線照射手段（図３中、ＵＶ２２−１〜
ＵＶ２２−４、ＵＶ３３−１〜ＵＶ３３−３）を配置し
て印刷層を硬化乾燥させる。
【００４９】次に本発明の請求項１０−１３に係る粘着
ラベルの製造方法の実施の形態を図４に示す製造装置の
側断面図による製造工程に基づいて以下に詳細に説明す
る。
ラベルの製造方法の実施の形態を図４に示す製造装置の
側断面図による製造工程に基づいて以下に詳細に説明す
る。
【００５０】まず、シート巻出工程にて、第１ラベル基
材１による第１シート材Ａ（図２（ａ）参照）と、第２
ラベル基材５による第２シート材Ｂ（図２（ａ）参照）
とをそれぞれ巻出手段２１、３１により巻き出して並列
に送行させる。
材１による第１シート材Ａ（図２（ａ）参照）と、第２
ラベル基材５による第２シート材Ｂ（図２（ａ）参照）
とをそれぞれ巻出手段２１、３１により巻き出して並列
に送行させる。
【００５１】続いて、剥離剤塗布工程にて、送行する第
２シート材Ｂの第２ラベル基材５表面に、剥離剤塗布手
段３２により剥離材６を塗布形成する
２シート材Ｂの第２ラベル基材５表面に、剥離剤塗布手
段３２により剥離材６を塗布形成する
【００５２】続いて、印刷工程にて、送行する第１シー
ト材Ａの第１ラベル基材１表面に、印刷手段２２（例え
ば第１印刷ユニット２２−１、第２印刷ユニット２２−
２、第３印刷ユニット２２−３、第４印刷ユニット２２
−４を備えた４色印刷）により印刷層４を施し、上記印
刷層４の印刷工程と並行する印刷工程にて、送行する第
２シート材Ｂの第２ラベル基材５表面の剥離材６面に、
印刷手段３３（例えば第１印刷ユニット３３−１、第２
印刷ユニット３３−２、第３印刷ユニット３３−３、第
４印刷ユニット３３−４を備えた４色印刷）により印刷
層１２を施す。
ト材Ａの第１ラベル基材１表面に、印刷手段２２（例え
ば第１印刷ユニット２２−１、第２印刷ユニット２２−
２、第３印刷ユニット２２−３、第４印刷ユニット２２
−４を備えた４色印刷）により印刷層４を施し、上記印
刷層４の印刷工程と並行する印刷工程にて、送行する第
２シート材Ｂの第２ラベル基材５表面の剥離材６面に、
印刷手段３３（例えば第１印刷ユニット３３−１、第２
印刷ユニット３３−２、第３印刷ユニット３３−３、第
４印刷ユニット３３−４を備えた４色印刷）により印刷
層１２を施す。
【００５３】続いて、粘着剤塗布工程にて、粘着剤塗布
手段２５（塗布ロール）により、送行する第１シート材
Ａの第１ラベル基材１裏面に粘着材２を塗布形成する。
手段２５（塗布ロール）により、送行する第１シート材
Ａの第１ラベル基材１裏面に粘着材２を塗布形成する。
【００５４】続いて、重ね合わせ工程にて、重ね合わせ
ロール４１により、第１シート材Ａの粘着材２面と、第
２シート材Ｂの印刷層１２面とを重ね合わせて積層シー
ト材Ｃを形成する。
ロール４１により、第１シート材Ａの粘着材２面と、第
２シート材Ｂの印刷層１２面とを重ね合わせて積層シー
ト材Ｃを形成する。
【００５５】その後、ラベル打抜工程にて、送行する前
記積層シート材Ｃを、打抜手段４２（対向する打抜型刃
ロールとプレスロール）により第１シート材Ａ側から第
２シート材Ｂの第２ラベル基材５表面の剥離材６上面ま
でラベル形状に打ち抜く。
記積層シート材Ｃを、打抜手段４２（対向する打抜型刃
ロールとプレスロール）により第１シート材Ａ側から第
２シート材Ｂの第２ラベル基材５表面の剥離材６上面ま
でラベル形状に打ち抜く。
【００５６】続いて、巻き取り工程にて、打ち抜き加工
されて送行する前記積層シート材Ｃの打ち抜き形状外側
の打ち抜き余白シートを、ガイドロール４３により送行
方向を変換させて、余白シート巻取手段４４により巻き
取るとともに、打ち抜き形状内側のラベルシートを、第
２シート材Ｂの第２ラベル基材５及び剥離材６とともに
ラベル巻取手段４５により巻き取ることにより、第１ラ
ベル基材１裏面の粘着材２側に印刷層７が転写印刷さ
れ、第２ラベル基材５及び剥離材６が貼着された粘着ラ
ベルを得る。
されて送行する前記積層シート材Ｃの打ち抜き形状外側
の打ち抜き余白シートを、ガイドロール４３により送行
方向を変換させて、余白シート巻取手段４４により巻き
取るとともに、打ち抜き形状内側のラベルシートを、第
２シート材Ｂの第２ラベル基材５及び剥離材６とともに
ラベル巻取手段４５により巻き取ることにより、第１ラ
ベル基材１裏面の粘着材２側に印刷層７が転写印刷さ
れ、第２ラベル基材５及び剥離材６が貼着された粘着ラ
ベルを得る。
【００５７】本発明の上記粘着ラベルの製造方法におい
ては、前記印刷層４又は／及び印刷層７は、通常印刷イ
ンキ若しくは紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷され
る。なお、紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷する場
合には、紫外線照射手段（図４中、ＵＶ２２−１〜ＵＶ
２２−４、ＵＶ３３−１〜ＵＶ３３−３）を配置して印
刷層を硬化乾燥させる。
ては、前記印刷層４又は／及び印刷層７は、通常印刷イ
ンキ若しくは紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷され
る。なお、紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷する場
合には、紫外線照射手段（図４中、ＵＶ２２−１〜ＵＶ
２２−４、ＵＶ３３−１〜ＵＶ３３−３）を配置して印
刷層を硬化乾燥させる。
【００５８】また本発明の上記粘着ラベルの製造方法に
おいては、前記粘着材２は、通常粘着剤若しくは紫外線
硬化型粘着剤を用いて塗布形成される。
おいては、前記粘着材２は、通常粘着剤若しくは紫外線
硬化型粘着剤を用いて塗布形成される。
【００５９】また本発明の上記粘着ラベルの製造方法に
おいては、前記剥離材６は、通常剥離剤若しくは紫外線
硬化型剥離剤を用いて塗布形成される。
おいては、前記剥離材６は、通常剥離剤若しくは紫外線
硬化型剥離剤を用いて塗布形成される。
【００６０】本発明の粘着ラベルの製造方法により製造
される粘着ラベルにおいて、その粘着材２面に貼着され
ている剥離シート１１を剥離した際に、その粘着材２面
に転写印刷される印刷層１２（図１（ｄ）参照）、ある
いは粘着材２面に貼着されている第２ラベル基材５及び
剥離材６を剥離した際に、その粘着材２面に転写印刷さ
れる印刷層７（図２（ｄ）参照）の印刷情報は、隠蔽を
必要とする適宜情報（例えば、当たり、はずれ等の文字
による抽選情報、あるいは識別番号（シリアルナンバ
ー）、当選番号、記号等による抽選情報などクローズド
情報）、または隠蔽を必要としないオープン情報のいず
れであってもよい。
される粘着ラベルにおいて、その粘着材２面に貼着され
ている剥離シート１１を剥離した際に、その粘着材２面
に転写印刷される印刷層１２（図１（ｄ）参照）、ある
いは粘着材２面に貼着されている第２ラベル基材５及び
剥離材６を剥離した際に、その粘着材２面に転写印刷さ
れる印刷層７（図２（ｄ）参照）の印刷情報は、隠蔽を
必要とする適宜情報（例えば、当たり、はずれ等の文字
による抽選情報、あるいは識別番号（シリアルナンバ
ー）、当選番号、記号等による抽選情報などクローズド
情報）、または隠蔽を必要としないオープン情報のいず
れであってもよい。
【００６１】ラベル基材１、第１、第２ラベル基材１、
２に用いるシート材としては、不透明乃至透明シートが
使用でき、例えば、用紙、各種の合成樹脂フィルム（例
えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピ
レンフィルムなど）、アルミニウム箔などが使用でき
る。透明な合成樹脂フィルムの場合は、印刷着色等によ
り不透明化したものが使用できる。
２に用いるシート材としては、不透明乃至透明シートが
使用でき、例えば、用紙、各種の合成樹脂フィルム（例
えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピ
レンフィルムなど）、アルミニウム箔などが使用でき
る。透明な合成樹脂フィルムの場合は、印刷着色等によ
り不透明化したものが使用できる。
【００６２】また前記剥離シート１１や剥離材６に使用
する透明乃至不透明な剥離剤（樹脂材）としては、溶剤
揮散型又は紫外線硬化型のシリコーン樹脂やワックスな
どが使用できる。
する透明乃至不透明な剥離剤（樹脂材）としては、溶剤
揮散型又は紫外線硬化型のシリコーン樹脂やワックスな
どが使用できる。
【００６３】また粘着材２に使用する透明乃至半透明の
粘着剤としては、例えば、天然ゴム又は／及びブタジエ
ン−スチレンゴム、アクリルゴム等の合成ゴムを主成分
とするゴム系粘着剤、アクリル酸、アクリル酸ブチル、
アクリル酸２エチルヘ キシル等を主成分とするアクリ
ル系粘着剤（東洋インキ製造（株）製；商品名；オリバ
インＢＰＷ４６５５；水性溶媒分散型のアクリル系エマ
ルジョン型粘着剤）など、溶剤揮散型又は紫外線硬化型
の粘着剤や各種の感圧性接着剤（粘着剤）が使用でき
る。
粘着剤としては、例えば、天然ゴム又は／及びブタジエ
ン−スチレンゴム、アクリルゴム等の合成ゴムを主成分
とするゴム系粘着剤、アクリル酸、アクリル酸ブチル、
アクリル酸２エチルヘ キシル等を主成分とするアクリ
ル系粘着剤（東洋インキ製造（株）製；商品名；オリバ
インＢＰＷ４６５５；水性溶媒分散型のアクリル系エマ
ルジョン型粘着剤）など、溶剤揮散型又は紫外線硬化型
の粘着剤や各種の感圧性接着剤（粘着剤）が使用でき
る。
【００６４】また溶剤揮散型の粘着剤として、加熱によ
り粘着性を帯びる感熱性粘着剤（剥離紙不使用の粘着
剤）を必要に応じて使用してもよい。
り粘着性を帯びる感熱性粘着剤（剥離紙不使用の粘着
剤）を必要に応じて使用してもよい。
【００６５】前記接着剤層２に使用する透明乃至不透明
な接着剤としては、溶剤揮散型接着剤、加熱溶融型接着
剤、紫外線硬化型接着剤のいずれか１種が使用できる。
な接着剤としては、溶剤揮散型接着剤、加熱溶融型接着
剤、紫外線硬化型接着剤のいずれか１種が使用できる。
【００６６】本発明の粘着ラベルの製造方法において、
図１（ａ）、図３に示す第２シート材Ｂの剥離シート１
１表面に印刷する印刷層１２、あるいは図２（ｂ）、図
４に示す第１ラベル基材５表面の剥離材６面に印刷する
印刷層７の印刷手段３３としては、通常のオフセット印
刷方式、グラビア（凹版）印刷方式、凸版印刷方式など
通常印刷方式による印刷機が使用できる。
図１（ａ）、図３に示す第２シート材Ｂの剥離シート１
１表面に印刷する印刷層１２、あるいは図２（ｂ）、図
４に示す第１ラベル基材５表面の剥離材６面に印刷する
印刷層７の印刷手段３３としては、通常のオフセット印
刷方式、グラビア（凹版）印刷方式、凸版印刷方式など
通常印刷方式による印刷機が使用できる。
【００６７】また、その他に本発明の請求項１４に係る
粘着ラベルの製造方法において、図５に示すように、記
録媒体に記録したデジタルデータを用いて、オンデマン
ドにて、文字や記号、画像などをモノクロ又はカラーに
て出力印字（印刷）するインキジェット印刷方式やドッ
トプリンタ方式、インクリボンを用いた感熱（又は感
圧）転写方式、トナーを用いた電子写真方式などによる
デジタル印字ヘッドを備えた印字手段３４を第２シート
材Ｂの第２ラベル基材５、剥離シート１１の送行路に設
けて、その表面にラベル情報（隠蔽情報やオープン情
報）として印刷層７、１２を印刷表現するようにしても
よい。
粘着ラベルの製造方法において、図５に示すように、記
録媒体に記録したデジタルデータを用いて、オンデマン
ドにて、文字や記号、画像などをモノクロ又はカラーに
て出力印字（印刷）するインキジェット印刷方式やドッ
トプリンタ方式、インクリボンを用いた感熱（又は感
圧）転写方式、トナーを用いた電子写真方式などによる
デジタル印字ヘッドを備えた印字手段３４を第２シート
材Ｂの第２ラベル基材５、剥離シート１１の送行路に設
けて、その表面にラベル情報（隠蔽情報やオープン情
報）として印刷層７、１２を印刷表現するようにしても
よい。
【００６８】
【発明の効果】本発明の粘着ラベルの製造方法は、ラベ
ルの粘着材面に印刷が施された粘着ラベルの製造方法で
あって、商品やイベントや催物などの展示、広告、宣伝
などのための表示用のラベル、シール類、また出荷発送
用など各種用途の伝票類、あるいは玩具用カードや会員
カードなど各種カード類、あるいは書籍、雑誌等の綴じ
込みシート類などに使用展開できる粘着ラベル類を効率
的に製造できるものである。
ルの粘着材面に印刷が施された粘着ラベルの製造方法で
あって、商品やイベントや催物などの展示、広告、宣伝
などのための表示用のラベル、シール類、また出荷発送
用など各種用途の伝票類、あるいは玩具用カードや会員
カードなど各種カード類、あるいは書籍、雑誌等の綴じ
込みシート類などに使用展開できる粘着ラベル類を効率
的に製造できるものである。
【００６９】本発明の粘着ラベルの製造方法は、ラベル
の粘着材面に印刷が施された粘着ラベルの製造におい
て、粘着材の塗布膜厚や使用する粘着剤の透明性による
印刷鮮明性や印刷再現性の低下の影響を解消でき、粘着
ラベルの粘着材面に対して良好な鮮明性と再現性をもっ
て転写印刷を施すことができ、従来のオフセット平版印
刷方式やグラビア（凹版）印刷方式では印刷が不可能で
あったラベルの粘着材面に印刷が施された粘着ラベル
を、効率的且つ良品質をもって製造できる効果がある。
の粘着材面に印刷が施された粘着ラベルの製造におい
て、粘着材の塗布膜厚や使用する粘着剤の透明性による
印刷鮮明性や印刷再現性の低下の影響を解消でき、粘着
ラベルの粘着材面に対して良好な鮮明性と再現性をもっ
て転写印刷を施すことができ、従来のオフセット平版印
刷方式やグラビア（凹版）印刷方式では印刷が不可能で
あったラベルの粘着材面に印刷が施された粘着ラベル
を、効率的且つ良品質をもって製造できる効果がある。
【００７０】また、本発明の粘着ラベルの製造方法は、
隠蔽を必要とする情報や必要としない情報を、ラベル製
造と同一工程（インライン）にてデジタル印字して製造
できるために、製造工程の省力化と製造効率の向上及び
製造コストの低減化が達成でき、通常の粘着ラベル類や
隠蔽情報付き粘着ラベル類を比較的に安価に製造提供で
きる効果がある。
隠蔽を必要とする情報や必要としない情報を、ラベル製
造と同一工程（インライン）にてデジタル印字して製造
できるために、製造工程の省力化と製造効率の向上及び
製造コストの低減化が達成でき、通常の粘着ラベル類や
隠蔽情報付き粘着ラベル類を比較的に安価に製造提供で
きる効果がある。
【図１】（ａ）〜（ｄ）は本発明製造方法における製造
工程の一例を示す側断面図。
工程の一例を示す側断面図。
【図２】（ａ）〜（ｄ）は本発明製造方法における製造
工程の他の例を示す側断面図。
工程の他の例を示す側断面図。
【図３】本発明製造方法の製造工程に使用する製造装置
の一例を示す概要側面図。
の一例を示す概要側面図。
【図４】本発明製造方法の製造工程に使用する製造装置
の他の例を示す概要側面図。
の他の例を示す概要側面図。
【図５】本発明製造方法の製造工程中にデジタル印刷手
段を使用する例を示す概要側面図。
段を使用する例を示す概要側面図。
【図６】ラベルの粘着材面に印刷が施された従来の粘着
ラベルを説明する側断面図。
ラベルを説明する側断面図。
Ａ…第１シート材 Ｂ…第２シート材 Ｃ…積層シート
材 １…ラベル基材（第１ラベル基材） ２…粘着材 ３…
剥離シート ４…印刷層 ５…第２ラベル基材 ６…剥離材 ７…印
刷層 １１…剥離シート １２…印刷層 ２１…巻出手段 ２２…印刷手段 ２３…ガイドロール
２４…巻取手段 ２５…粘着剤塗布手段 ３１…巻出手段 ３２…剥離剤塗布手段 ３３…印刷手
段 ３４…デジタル印字手段 ４１…ガイドロール ４２…打抜手段 ４３…ガイドロ
ール ４４…巻取手段 ４５…巻取手段
材 １…ラベル基材（第１ラベル基材） ２…粘着材 ３…
剥離シート ４…印刷層 ５…第２ラベル基材 ６…剥離材 ７…印
刷層 １１…剥離シート １２…印刷層 ２１…巻出手段 ２２…印刷手段 ２３…ガイドロール
２４…巻取手段 ２５…粘着剤塗布手段 ３１…巻出手段 ３２…剥離剤塗布手段 ３３…印刷手
段 ３４…デジタル印字手段 ４１…ガイドロール ４２…打抜手段 ４３…ガイドロ
ール ４４…巻取手段 ４５…巻取手段
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(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｇ０９Ｆ 3/10 Ｇ０９Ｆ 3/10 Ａ
Claims (14)
- 【請求項１】ラベル基材１の裏面に粘着材２と剥離シー
ト３をこの順に積層した第１シート材Ａと、剥離シート
１１の表面に印刷層１２を設けた第２シート材Ｂとを並
列に送行させながら、第１シート材Ａの剥離シート３を
剥離し、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材Ｂ
の印刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成
した後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜くこと
により、粘着材２側に印刷層１２による印刷が施された
粘着ラベルを製造することを特徴とする粘着ラベルの製
造方法。 - 【請求項２】前記ラベル基材１の表面に通常印刷インキ
若しくは紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷層４を施
すことを特徴とする請求項１記載の粘着ラベルの製造方
法。 - 【請求項３】前記印刷層１２が通常印刷インキ若しくは
紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷されることを特徴
とする請求項１又は請求項２記載の粘着ラベルの製造方
法。 - 【請求項４】第１ラベル基材１の裏面に粘着材２を積層
した第１シート材Ａと、第２ラベル基材５の表面に剥離
材６と印刷層７をこの順に設けた第２シート材Ｂとを並
列に送行させながら、第１シート材Ａの粘着材２面と第
２シート材Ｂの印刷層１２面とを重ね合わせて積層シー
ト材Ｃを形成した後、該積層シート材Ｃをラベル形状に
打ち抜くことにより、粘着材２側に印刷層７による印刷
が施された粘着ラベルを製造することを特徴とする粘着
ラベルの製造方法。 - 【請求項５】前記第１ラベル基材１の表面に通常印刷イ
ンキ若しくは紫外線硬化型印刷インキを用いて印刷層４
を施すことを特徴とする請求項４記載の粘着ラベルの製
造方法。 - 【請求項６】前記印刷層７が通常印刷インキ若しくは紫
外線硬化型印刷インキを用いて印刷されることを特徴と
する請求項４又は請求項５記載の粘着ラベルの製造方
法。 - 【請求項７】前記剥離材６が通常剥離剤若しくは紫外線
硬化型剥離剤を用いて塗布形成されることを特徴とする
請求項４乃至請求項６のいずれか１項記載の粘着ラベル
の製造方法。 - 【請求項８】ラベル基材１の裏面に粘着材２と剥離シー
ト３をこの順に積層した第１シート材Ａと、剥離シート
１１による第２シート材Ｂとを並列に送行させながら、
第１シート材Ａのラベル基材１表面に印刷層４を施すと
ともに、第２シート材Ｂの剥離シート１１表面に印刷層
１２を施し、続いて第１シート材Ａの剥離シート３を剥
離しながら、第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート
材Ｂの印刷層１２面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを
形成した後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜く
ことにより、粘着材２側に印刷層１２による印刷が施さ
れた粘着ラベルを製造することを特徴とする粘着ラベル
の製造方法。 - 【請求項９】前記印刷層４又は／及び印刷層１２が通常
印刷インキ若しくは紫外線硬化型印刷インキを用いて印
刷されることを特徴とする請求項８記載の粘着ラベルの
製造方法。 - 【請求項１０】第１ラベル基材１による第１シート材Ａ
と、第２ラベル基材５による第２シート材Ｂとを並列に
送行させながら、第１シート材Ａのラベル基材１表面と
裏面にそれぞれ印刷層４と粘着材２を施すとともに、第
２シート材Ｂの表面に剥離材６と印刷層７をこの順に施
し、続いて第１シート材Ａの粘着材２面と第２シート材
Ｂの印刷層７面とを重ね合わせて積層シート材Ｃを形成
した後、該積層シート材Ｃをラベル形状に打ち抜くこと
により、粘着材２側に印刷層７による印刷が施された粘
着ラベルを製造することを特徴とする粘着ラベルの製造
方法。 - 【請求項１１】前記印刷層４又は／及び印刷層７が通常
印刷インキ若しくは紫外線硬化型印刷インキを用いて印
刷されることを特徴とする請求項１０記載の粘着ラベル
の製造方法。 - 【請求項１２】前記粘着材２が通常粘着剤若しくは紫外
線硬化型粘着剤を用いて塗布形成されることを特徴とす
る請求項１０又は請求項１１記載の粘着ラベルの製造方
法。 - 【請求項１３】前記剥離材６が通常剥離剤若しくは紫外
線硬化型剥離剤を用いて塗布形成されることを特徴とす
る請求項１０乃至請求項１２のいずれか１項記載の粘着
ラベルの製造方法。 - 【請求項１４】前記第２シート材Ｂ面に印刷する印刷層
７又は印刷層１２を、デジタルデータを用いてオンデマ
ンド印刷方式により出力印字することを特徴とする請求
項１乃至請求項１３のいずれか１項記載の粘着ラベルの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001253047A JP2003066841A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 粘着ラベルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001253047A JP2003066841A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 粘着ラベルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003066841A true JP2003066841A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19081431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001253047A Pending JP2003066841A (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 粘着ラベルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003066841A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008216945A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-09-18 | Sealex Corp | 改ざん防止シール |
| JP2010149454A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 印字情報層を備えた積層体およびその製造方法 |
| JP2010184470A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Casio Electronics Co Ltd | ラベル作製方法、ラベル作製装置、及びラベル用トナー |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5573080A (en) * | 1978-11-25 | 1980-06-02 | Iwata Label Co Ltd | Display and seal member of label * seal * etc* * and preparing same |
-
2001
- 2001-08-23 JP JP2001253047A patent/JP2003066841A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5573080A (en) * | 1978-11-25 | 1980-06-02 | Iwata Label Co Ltd | Display and seal member of label * seal * etc* * and preparing same |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2010149454A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 印字情報層を備えた積層体およびその製造方法 |
| JP2010184470A (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-26 | Casio Electronics Co Ltd | ラベル作製方法、ラベル作製装置、及びラベル用トナー |
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