JP2001508551A

JP2001508551A - 自己接着性ラベルとその製造

Info

Publication number: JP2001508551A
Application number: JP50948598A
Authority: JP
Inventors: デビッドロバートバレィ
Original assignee: デビッドジェイインスタンスリミテッド
Priority date: 1996-08-08
Filing date: 1997-08-05
Publication date: 2001-06-26
Also published as: CA2262937A1; KR20000029856A; PL185668B1; PL331412A1; CN1227653A; CZ290904B6; NZ333919A; BR9711038A; US5863628A; AU3780797A; RU2176111C2; CZ41899A3; TR199900260T2; AU718909B2; EP1087361A1; WO1998007133A1; EP0917702A1; US6120637A

Abstract

(57)【要約】剥離材からなる台紙（６）に載った自己接着性ラベル（２）である。ラベルは、多層ラベルと、多層ラベルを覆う自己接着性ラミネート表皮（２８）と、自己接着性ラミネート表皮（２８）の上面に接着された上貼りラベル（３６）とからなる。本発明はさらに、剥離材からなる台紙に載った一連の自己接着性ラベルを製造する方法を提供する。この方法は、剥離材からなる台紙を含む細長いウェブを用意する段階と、細長いウェブに一連の多層ラベルを貼付する段階と、一連の多層ラベルの上に自己接着性の合成樹脂ラミネート表皮のウェブをラミネートする段階と、ラミネート表皮の上に一連の自己接着性の上貼りラベルを接着する段階と、上貼りラベル、ラミネート表皮、および多層ラベルを通してダイ打ち抜きして自己接着性ラベルを形成する段階とからなり、それぞれの自己接着性ラベルには少なくとも１個の上貼りラベルが、多層ラベルを被覆するラミネート表皮ウェブの一部に接着される。

Description

【発明の詳細な説明】自己接着性ラベルとその製造本発明は自己接着性ラベルおよび自己接着性ラベルの製造方法に関するものである。特に本発明はラベルがブックレットまたは折り畳みシートを組み込み、これによって印刷された情報を載せるための、ラベルの投影面積よりも大きい表面積を提供するような、多層構造のラベルに関するものである。本発明のラベルは医薬品のラベリングに特定の用途を有している。各種のいわゆるブックレット（小冊子、パンフレット）ラベルやリーフレット（ちらし、パンフレット）ラベルが当業界で知られており、その典型的なラベル構造はデイビッドジェーインスタンスの名で米国特許第５、３９９、４０３号に開示されている。折り畳みリーフレットやブックレットを、自己接着性の透明な合成樹脂層で上からラミネートすることは周知である。ラミネート表皮はラベルに不時の損傷や引き裂きに対する耐久性を与えると同時に、ラベルの美的外観を向上させる。さらにまたラミネート表皮は、使用者にリーフレットまたはブックレットを読ませるようにラベリングされている、例えば医薬品の容器のような商品において、その表面からラミネート表皮を引き剥がすことによって、リーフレットラベルまたはブックレットラベルを、閉じられた状態から展開させるための、構造的な部分を提供している。ある種のラベルにおいては、ラミネート表皮はラベルを閉じられた状態にもどすように、再接着されることができる。ラミネート表皮に用いられる典型的な合成樹脂としては、裏面に感圧性接着剤を塗工した延伸ポリプロピレンが挙げられる。米国特許第４、５２９、２２９号は、自己接着性ラベルを開示しており、そのなかで折り畳まれた紙片を折り畳まれた状態に保持するために、紙片の最上層のパネルと最下層のパネルに接着される、接着剤の帯が提供されている。医薬品をラベリングする場合は、しばしば固有の情報、例えばロットコードまたはバッチコードおよび使用期限などをラベルに印刷することが必要である。このような印刷は一般に、特定の医薬品の包括的な印刷ラベルを貼付した後、必要なバッチコードまたはロットコードおよび使用期限を上書き印刷することで達成されている。ラミネートされたリーフレットラベルまたはブックレットラベルにおいて上書き印刷のための場所を、特にバッチコードや使用期限を印刷するのに適した高品質文字数字印刷装置で印刷するための場所を提供することが要求されるが、従来技術には技術的な問題が存在する。また従来より、ラミネートされた、特に医薬品のためのラベルにおいて、上書き印刷されたバッチコード、使用期限などに関連する情報を含み、必要な上書き印刷がなされたかどうかを点検するために自動的に走査されることができるような、バーコードを印刷するという要求が存在する。バーコードは面積的に小さく、しかも機械によって高速で読まれるために正確に印刷されなければならない。情報を紙に上書き印刷する場合は、すなわちラミネートされていないリーフレットラベルまたはブックレットラベルを印刷する場合は、インキを紙表面に印刷し、次いでレーザー光を用いて、インキの一部を蒸発させてインキに囲まれた白抜き文字を生じさせるか、あるいはインキを紙の表面に焼き付ける。本発明者はこのレーザー印刷方式を合成樹脂ラミネート表皮、特に延伸ポリプロピレン自己接着性ラミネート材料の上で模倣することを試みた。しかしながらラミネート材料がレーザー照射によって発泡する傾向があったために、レーザー処理した後の外観は貧弱であった。発明者はこの発泡が紙表面から発生する蒸気と、合成樹脂ラミネート材料の熱変形に起因すると考えている。これに加えてラミネート表皮がレーザー光の一部を吸収するので、比較的強力なレーザー光、または長い焼き付け時間が必要とされるために、発泡の問題がますます深刻化すると考えられている。本発明者は熱転写プリンターを用いて合成樹脂ラミネート表皮に上書き印刷することも試みた。このような熱転写プリンターは、選択された文字数字記号を印刷するために、コンピューター制御によって所定のパターンあるいは形にしたがってオン・オフされる、多数個の小さな加熱要素を有する多要素プリントヘッドを用いている。プリントヘッドと印刷されるべき基層との間にリボンが挟まれ、プリントヘッドの要素が通電されて加熱された時に、要素は基層と接触しているリボンのコーティングを軟化させ、コーティングをドットパターンの形で基層に付着させる。印刷されるべき所定の文字数字記号は、もちろん加熱要素を所定のパターンにしたがって選択的に作動させることによって、制御されている。本発明者は、合成樹脂ラミネート表皮の表面が、一部の熱転写コーティングを受容しない傾向があることを発見した。また合成樹脂ラミネート表皮を湿式印刷によって印刷したいという希望もある。湿式印刷においては湿式印刷インキの媒体は印刷される基層に吸収されることによって乾燥する。このようなことは合成樹脂ラミネート表皮においては、媒体が吸収されないために不可能であり、印刷された画像は滲んでしまう。本発明は従来技術のこれらの問題を、少なくとも部分的に解決することを目的としている。リーフレット（ちらし、パンフレット）またはブックレット（小冊子、パンフレット）が透明な自己接着性合成樹脂層で上からラミネートされ、このラミネート表皮が例えばシリコンコーティング紙のような剥離材（または剥離性裏打ち層）からなる台紙とは反対の側で、リーフレットまたはブックレットに接着されている、二要素のブックレットラベルまたはリーフレットラベルを提供することは知られている。このような構造を有する典型的なラベルは、米国特許第５，３９９，４０３号の第４図に開示されている。ブックレットまたはリーフレットの対向する側の対向するラミネート部分は、剥離材の裏打ちウェブの長さ方向において、ラベルの先行側および後続側の縁部をなしている。自己接着性のリーフレットラベルまたはブックレットラベルは、ラベリングされる商品に自動的に貼付される。それには一連のラベルが載った剥離性台紙のウェブのリールを用意し、このリールを巻き戻しながら、剥離性材料からなる台紙をラベル貼付機の剥ぎ取りプレートの上で折り返し、この際前方へ動くラベルの先行側の縁部が剥離性台紙から離れて、商品の上に供給されるようにする。供給されるラベルの先行側の要素がラミネート材料のフラップからなっている場合、すなわち単に、もともと剥離性材料の台紙に接着されていたラミネート表皮からなっている場合は、ラミネート表皮の屈曲性と、その本質的な剛性不足のために、剥ぎ取りプレートのところで、ラミネート表皮からなるラベルの先行側の縁部が、剥離性材料の台紙から確実に分かれることが保証され難い。従って従来より、ラミネート材料に十分な剛性を与え、リーフレットラベルまたはブックレットラベルが、ラベル貼付機から満足に供給されるようにするために、例えば０．００２インチ（０．０５０８ｍｍ）の厚さの、比較的厚いラミネート材料を用いることが知られている。この厚さはラベルの保護に必要な、またこの後のラベルのダイ打ち抜き工程において、ラベルの不要な部分を剥離材から引き剥がして除くための、マトリックスウェブとしての強度を得るのに必要な厚さよりも、はるかに厚い。本発明の他の目的は、従来技術のこの問題を少なくとも部分的に解決すること、特にラベルの先行側の縁部に十分な剛性を与えることによって、過度に厚い自己接着性透明合成樹脂ラミネート材料を用いなくとも、ラベルがラベル貼付機によって供給されることを可能にすることである。本発明のさらに他の目的は、十分な厚さを有し、なおかつ標準のラベル貼付機になんらの改造を必要としない、ラミネートされたラベルを提供することである。既知のリーフレットラベルまたはブックレットラベルは、ラベリングされる商品のわずかな差異に対応する、同じラベル構造のいくつかの変種が必要とされるときに、各変種ごとに全く別々の印刷が施されたリーフレットまたはブックレットを用意しなければならないという不利益を蒙ることがあり得る。例えばある医薬品において、同じ医薬品の異なる二つの強さに対して、実質的に同じラベルの二つの変種が要求される場合があるかも知れないし、農薬ならば例えば１リットルと５リットルの二つの異なる大きさのボトルに対して、同じラベルの二つの変種が要求される場合があるかも知れない。実質的に同じだが商品の差異に対応してわずかに異なる数種類のラベルを生産することは、特にラベルごとの生産量が少量である場合はかなり生産効率が低くなる恐れがある。なぜならばそのためにはラベルの変種ごとに、リーフレットまたはブックレットを注文生産するか、または在庫を持つ必要があるからである。本発明の他の目的は、同じラベルの多くの商品名変種の少量生産に適した、低コストのリーフレットラベルまたはブックレットラベルを提供することである。本発明は剥離材からなる台紙に載った自己接着性（粘着性）ラベルを提供する。このラベルは多層ラベルと、多層ラベルを覆う自己接着性（粘着性）のラミネート表皮と、ラミネート表皮の上面に接着された自己接着性（粘着性）の上貼りラベルとからなる。本発明はさらに、剥離材からなる台紙に載った一連の自己接着性ラベルを製造する方法を提供する。この方法は剥離材からなる台紙を含む細長いウェブを用意する工程と、細長いウェブに一連の多層ラベルを貼付する工程と、一連の多層ラベルの上に自己接着性の合成樹脂ラミネート表皮のウェブをラミネートする工程と、ラミネート表皮の上に一連の自己接着性の上貼りラベルを貼付する工程と、上貼りラベル、ラミネート表皮、および多層ラベルを通してダイ打ち抜きして自己接着性ラベルを形成する工程とからなり、それぞれの自己接着性ラベルには少なくとも１個の上貼りラベルが、多層ラベルを被覆するラミネート表皮ウェブの一部に接着される。本発明はさらにまた自己接着性（粘着性）ラベルを提供する。このラベルは折り畳みリーフレットとブックレットとからなる群から選ばれ、最上層シートと裏側のシートを有する多層ラベルと、自身の自己接着性面で多層ラベルの最上層シートの上面に接着され、多層ラベルの縁部を越えて自身の第一の縁部を形成し、反対側の第二の縁部は最上層シートの縁部の上にある自己接着性の透明合成樹脂ラミネート表皮と、第一と第二の縁部のうち少なくとも一つに接着された自己接着性上貼りラベルとからなり、上貼りラベルが上書き印刷装置によって上書き印刷が可能な上面を有する。本発明はさらに剥離材からなる台紙に載った自己接着性（粘着性）ラベルを提供する。このラベルは剥離材からなる台紙に剥離可能に接着された、裏側を向いた自己接着性の面（粘着面）を有する基層と、基層に接着された印刷された多層部と、第二の自己接着性の面で基層と多層部のうち少なくとも一つの上面に接着された印刷された上貼りラベルとからなり、上貼りラベルと多層部はそれぞれラベリングされる商品に関する異なった情報を印刷されている。本発明はその上さらに自己接着性（粘着性）のラベルを貼付した薬剤組成物容器を有する医薬品を提供するが、前記ラベルは容器に接着された、裏側を向いた自己接着性の面を有する基層と、基層に接着された印刷された多層部と、第二の自己接着性の面で基層と多層部のうち少なくとも一つの上面に接着された印刷された上貼りラベルとからなり、上貼りラベルには容器中の薬剤組成物に固有の情報が印刷されており、多層部には医薬品に関する包括的な情報が印刷されている。これから本発明の各実施例を、単に例示的な意味で、添付の図面を参照しつつ説明するが、その図面は下記の通りである：第１図は本発明の第一の実施例による、剥離材からなる台紙に載った自己接着性（粘着性）ラベルの斜視平面図である；第２図は製造過程にある２個の第１図のラベルの、分解断面図であり、貼付された上貼りラベルの位置とダイ打ち抜きされた縁部とが示されている。断面図は一般的に第１図の線Ａ−Ａに沿っている；第３図は本発明の第二の実施例による、剥離材からなる台紙に載った自己接着性ラベルの斜視平面図である；第４図は製造過程にある２個の第２図のラベルの、分解図であり、貼付された上貼りラベルの位置とダイ打ち抜きされた縁部とが示されている。断面図は一般的に第２図の線Ｂ−Ｂに沿っている；第５図は本発明の第三の実施例による、剥離材からなる台紙に載った自己接着性ラベルの斜視平面図である；第６図は製造過程にある２個の第５図のラベルの、展開された断面図であり、貼付された上貼りラベルの位置とダイ打ち抜きされた縁部とが示されている。断面図は一般的に第５図の線Ｃ−Ｃに沿っている；第７図は本発明の第四の実施例による、剥離材からなる台紙に載った自己接着性ラベルの斜視平面図である；第８図は第７図のラベルの、線Ｄ−Ｄに沿った分解断面図である；第９図は第７図のラベルの、線Ｅ−Ｅに沿った分解断面図である；第１０図は本発明によるラベルの製造装置の概略的な立面図であり、第５図に図示される自己接着性ラベルの製造法を実施するところを示している；第１１図は本発明の第五の実施例による、剥離材からなる台紙に載った自己接着性ラベルの斜視平面図である；第１２図は第１１図のラベルでラベリングされた医薬商品を図示している。図面において、いくつかの層の厚さは説明を明瞭にするために誇張されている。第１図を参照すれば、本発明の第一の実施例による自己接着性（粘着性）ラベル２が、剥離材からなる台紙４の上に載った状態が示されている。普通は一連のこのような自己接着性ラベル２が、剥離材からなる台紙４の細長い裏打ちウェブの上に載っており、剥離材からなる台紙４は常法に従ってリールに巻かれていて、ラベリングされる一連の商品または容器に、ラベル貼付装置によって自動的にラベルが貼付されるようになっている。自己接着ラベル２は、通常は紙または合成樹脂からなる基層６を有しており、これはその裏側の面に感圧性接着剤の層がコーティングされていて、この層が剥離材からなる台紙４に剥離可能に接着されている。基層６は大きな部分８と小さな部分１０とからなり、これらは剥離材からなる台紙４の縦方向で間隔を有している。大きな部分８と小さな部分１０のそれぞれは、その上面にそれぞれの接着剤層１２、１４、例えばＰＶＡ接着剤のような水溶性接着剤の層が付着されていて、これが折り畳まれたリーフレット（ちらし、パンフレット）１６を基層６に接着している。別法の構成においては、折り畳みリーフレットの替わりにブックレット（小冊子、パンフレット）が用いられてもよい。この実施例においては折り畳みリーフレット１６は裏側のシート１８と、その上の最上層のシート２０を有していて、シート２０は延長部２２を有しており、これは裏側のシート１８の自由な横方向縁部２４を越えて縦方向に延びている。しかしながら、その他の形の折り畳みリーフレットが用いられてもよい。シート１８の裏側を向いた面は基層６の大きい方の部分８に、接着剤層１２で接着されており、折り畳みリーフレット１６の延長部２２は基層６の小さい方の部分１０に、接着剤層１４で接着されている。このようにして、折り畳みリーフレット１６は折り畳まれ、かつ閉じられた状態で剥離材からなる台紙４の上に保持されている。折り畳みリーフレット１６、および基層６の大きい方の部分８の、折り畳みリーフレット１６で覆われない横方向の縁部２６は、自己接着性の透明な合成樹脂材料２８で上からラミネートされている。この合成樹脂材料は、例えば延伸ポリプロピレンなどの合成樹脂の層３０を有し、その裏面に感圧性接着剤の層３２がコーティングされていて、これによってラミネート被膜（表皮）２８が横方向の縁部２６と折り畳みリーフレット１６の上面に接着されている。一対のミシン目３４がラミネート表皮２８および折り畳みリーフレット１６の最上層のシート２０を貫通して延びている。したがってラベル２が基層６によって、ラベリングされる商品、例えば医薬品容器に接着された場合は、ラベル２はミシン目３４に沿って引き裂かれることによって展開されることができ、かくして折り畳まれたラベル１６の内部にアクセスすることができる。もう一つのミシン目３５がラミネート表皮２８を貫通して設けられている。これは必要に応じて、折り畳みリーフレット１６の、最上層シートと裏側のシート２０、１８の間の折り目３７の近傍に設けられるミシン目（図示せず）と、大体において一致していてもよい。ラベル２が展開された後、最上層のシート２０の大部分と、それに接着されたラミネート表皮２８はラベルの残りの部分からちぎり取られててもよい。本発明によれば自己接着性の上貼りラベル３６が、折り畳みリーフレット１６の最上層シート２０の延長部分２２を覆っているラミネート表皮の部分３８の上面に接着される。上貼りラベル３６はその裏面に感圧性接着剤４２を有する紙の層４０からなる。しかしながら上貼りラベルは、他の任意の適当な印刷され得る材料からなってもよい。上貼りラベルはあらかじめ、レーザーエッチングのために単色でベタ印刷されてもよい。あるいは、包括的なラベルに要求される情報、すなわちここに説明されるような、上書き印刷されるべきバッチ固有の情報につけ加えられる、共通の情報が印刷されてもよい。上貼りラベル３６は最上面を有し、これにはロットコードまたはバッチコードおよび使用期限などの情報４３が、レーザー印刷、熱転写印刷または湿式印刷によって、容易に印刷される。このことは前に述べた、ラミネート表皮２８を印刷することの困難性と対照的である。ラベル２が展開され、最上層シート２０の大部分が除去された後も、バッチコードおよび使用期限の情報はラベル２に、したがってラベリングされた商品に残ることに注目すべきである。第１図に図示されるラベル２は、剥離材からなる長い台紙４に載った、一連のラベル２として製造される。ラベル２のいろいろな層の構造的な配列、および上貼りラベルのもともとの大きさと位置が、第２図に図示されている。第２図から、おのおのの自己接着性ラベル２は基層の大きい方の部分と小さい方の部分８、１０を有し、これらはそれぞれ接着剤層１２、１４を有し、その上に折り畳みリーフレット１６が貼付されて、接着剤層１２、１４によって基層６に接着されており、ラベル２全体は合成樹脂層３０と感圧性接着剤層３２からなるラミネート表皮２８によって上からラミネートされていることが分かる。ミシン目３４はラミネート表皮２８と折り畳みリーフレット１６の最上層シート２０を貫通して延びている。第１図と第２図に示されるように、自己接着性ラベル２は各層を剥離材からなる台紙４に至るまで、しかしこれを貫通することなく、ダイ打ち抜きすることによって形成されている。ダイ打ち抜きされた縁部は第２図に垂直の点線によって示されている。ダイ打ち抜き工程で形成され、不要なマトリックスウェブとして除かれる各層の切り捨て部分は、第２図中で、ダイ打ち抜き工程におけるダイ切断線を示す垂直の線の間の破線として図示されている。第２図から分かるように、１個のラベル２の基層６の大きい方の部分８は、もともとは隣接するラベル２の基層６の小さい方の部分１０と一体である。折り畳みリーフレット１６の最上層シート２０は接着剤層１４を越えて延びており、ラミネート表皮２８は連続したウェブ（薄いシート）として貼付される。上貼りラベル３６はラミネート表皮ウェブ２８に、一連の上貼りラベルとして貼付される。おのおのの上貼りラベル３６は当初は、隣接するラベル２の間で、すなわち第２図の垂直線４４の間で、ダイ打ち抜き工程において切り取られる溝４６の中まで延びている。ダイ打ち抜き工程の過程で、上貼りラベル３６の一部、ラミネート表皮２８、折り畳みリーフレット１６の最上層シート２０、および基層６は切り離され、次いで一つのマトリックスウェブとして取り除かれる。別法の構成においては、接着剤層１４もまた溝４６の中まで延びていてもよい。ラミネート表皮２８のウェブの不要な抜けがらは、不要なマトリックスの残りの部分が接着される媒体として役立つ。第１図と第２図の実施例においては、上貼りラベル３６はラベルの貼付時にリーフレットラベル２の先行側のフラップ５０となる横方向縁部４８の上に接着される。第３図及び第４図に図示される第二の実施例においては、追加の上貼りラベル５４がラベルの反対側の横方向縁部５２の上に設けられるという点で、第一の実施例が変更されているが、この場合この第二の上貼りラベル５４は、一連のラベル５８がラベリングされる商品にラベル貼付機で貼付されるときの、ラベル５８の先行側のフラップ５６に設けられている。第１図から第４図までにおいて、同様な部品は同様な参照符号で示されている。第二の実施例のラベルは、ミシン目６０が上貼りラベル３６を貫通して延びているという点においても、変更されている。第４図から分かるように、２個の上貼りラベル３６、５４をラベル５８の対向する横方向縁部４８、５２に設けるには、１個の組み合わせ上貼りラベル６２をラミネート表皮２８の上面に貼付し、その後のダイ打ち抜きにおいて組み合わせ上貼りラベル６２の中央部分６４を切り離して除去することにより、２個の上貼りラベル３６、５４を隣接する自己接着性ラベル５８上に形成するようにして製造すればよい。一対のミシン目６０は、使用期限６６がミシン目６０の間の場所に印刷されるのに十分な間隔を置いて離れている。これによって、ラベル５８が展開されたときに、初期の使用期限情報は除去されるようにすることができる。例えば、ラベル５８が医薬品、例えば粉末状の抗生剤のラベリングに用いられる場合は、ラベル５８の、特に折り畳みリーフレット１６は、薬剤師が抗生剤粉末を再調製するのに役立つ情報を含んでいる。ミシン目６０の間に印刷された使用期限の情報は、粉末状の抗生剤の使用期限に関するものであり、この情報は薬剤師がラベルを展開したときに除去される。薬剤師が抗生剤粉末を再調製して液状にしたときに、薬剤師は再調製された混合物に関する第二の、より早い使用期限を二つの上貼りラベル３６、５４のどちらかに印刷してもよいし、また彼自身のラベルをボトルのラベルの上に重ねて、あるいは別の場所につけ加えてもよい。本発明の第三の実施例は第５図と第６図に図示されている。この実施例は第１図と第２図の実施例をさらに変更したものであって、ここでは上貼りラベル３６は省略され、第３図と第４図に図示される第二の実施例の上貼りラベル５４に相当する上貼りラベル５４が、ラベル７０の先行側フラップ５６に設けられている。これに加えて、この実施例は基層６が省略されているという点で、第一及び第二の実施例から変更されている。第５図及び第６図に示されるように、接着剤層１２、１４は剥離材からなる台紙４に直接塗布され、ラミネート表皮２８の横方向縁部６８は、合成樹脂層３０の裏側を向いた面に置かれた感圧性接着剤の層３２によって、剥離材からなる台紙４に直接、接着されている。この実施例においては、上貼りラベル５４を備えていることがラベルの先行側のフラップ７２の剛性を向上させる。上貼りラベル５４がなければ、このフラップは比較的に屈曲性のラミネート表皮２８のみからなることになる。自己接着性ラベル７０の製造の過程で、第６図に示されるように上貼りラベル５４は、溝４６の中まで延びて貼付された上貼りラベルを、隣接するラベル７０の間でダイ打ち抜きすることによって切り出される。本発明の第四の実施例が第７図から第９図までに図示されている。この実施例においては、折り畳みリーフレットの代わりにブックレットを備え、加えてブックレットと自己接着性ラミネート表皮の間に、合成樹脂または紙からなる印刷されたカバーシートを備えるという点で、第一の実施例のラベルから変更されている。基層の小さい方の部分およびその上の接着剤層は省略されている。カバーシートの自由な（自由端側の）横方向縁部は引っ張りタブを形成するようにダイ打ち抜きされ、その近傍においてラミネート表皮の、裏側に向かって露出された自己接着性の面（裏側の粘着面）が剥離材からなる台紙に直接に剥離可能に接着され、かくしてラベルを閉じられた状態に保持している。できあがったラベルは再接着性であって、ミシン目は省略される。より詳しくは、自己接着性のラベル１０２は、剥離材からなる台紙１０６に載った自己接着性の基層１０４を有している。ブックレット１０８が基層１０４の上に置かれ、カバーシート１１０が第一の接着剤層１１２によって基層１０４の横方向縁部１１３に接着され、第二の接着剤層１１４によって、ブックレット１０８の背１１８に沿って、ブックレット１０８の上面１１６に接着されている。カバーシート１１０は、基層１０４に接着されている横方向縁部１２２とは反対側の自由な（自由端側の）横方向縁部１２０に、ダイ打ち抜きされた縁部１２４を備えている。ダイ打ち抜きされた縁部１２４はラベル１０２の一方の縦方向縁部１２６に、引っ張りタブ１２８を形成している。透明な自己接着性合成樹脂ラミネート表皮１３０が、その自己接着性面によってカバーシート１１０の上面に接着されている。ラミネート表皮１３０はカバーシート１１０のダイ打ち抜きされた縁部１２４を越えて延び、引っ張りタブ１２８に横方向で隣接する場所において、裏側に向かって露出された自己接着性の面を有する（裏面に粘着面を有する）縁部１３２を形成し、この面は剥離材からなる台紙１０６に直接に接着されている。ラベル１０２が商品、例えば医薬品の容器に接着されたときは、使用者は引っ張りタブ１２８を手で引っ張ることによってラミネート表皮１３０の縁部１３２を商品から引き離して、ラベル１０２を展開することができる。ブックレット１０８が使用者によって読まれた後、ラベル１０２はラミネート表皮１３０の縁部１３２を商品の表面に再接着することによって、閉じられた状態に戻されることができる。本発明によれば、下側に感圧性接着剤の自己接着剤層１４０を有する紙層１３８からなる上貼りラベル１３６が、感圧性接着剤層１４０によってラミネート材料１３０の反対側の縁部１３３に接着されている。上貼りラベル１３６は使用期限などの情報１４２が印刷されている。第１０図は全体的に参照符号１５０で示される、本発明による自己接着性ラベル、特に本発明の第三の実施例の自己接着性ラベルを製造するための装置を図示している。本発明の第三の実施例のラベルは、自己接着性の基層を必要としない。しかしながら、もちろん当業者には、第１０図に図示され説明される装置が、このような基層を組み込んだ本発明によるラベル、すなわち第一、第二および第四の実施例のようなラベルを製造するように、容易に変更されることが理解されるであろう。加えて、本発明のラベルにその他の変更を加えるために、本発明の方法に加えられるその他の変更も、図示された装置とその運転に関する以下の説明から、容易に明らかとなるであろう。第１０図を参照すれば、剥離材の台紙１５４を含むリール１５２から台紙が巻き出され、ローラー１５６によって代表されるウェブ（膜、シート）駆動機構によって接着剤塗布ステーション（塗付部）１５８に供給され、ここで接着剤層１６０、１６２（第５図に図示される接着剤層１２、１４に相当する）が剥離材からなる台紙１５４の上面に、接着剤塗布機１６４によって塗布される。一連の、印刷された折り畳みリーフレット１６６が、一連の、組になった接着剤層１６０、１６２に、第１０図中でプレート１６８で概略代表される多層ラベル貼付システムによって貼付される。図示された実施例においては、おのおのの折り畳みリーフレット１６６は第５図に図示される折り畳みリーフレット１６に相当しており、裏側のシート１８と、最上層シート２０の延長部２２とがそれぞれ接着剤層１６０、１６２に、多層ラベル貼付ステーション１７０（貼付部）において貼付される。その後、剥離材からなる台紙１５４の裏打ちウェブはオーバーラミネーティングステーション（被覆ラミネート処理部）１７２に送られ、ここで自己接着性の透明な合成樹脂ラミネート表皮のウェブ（膜、シート）１７４がそのリール１７６から供給され、ローラー１７８によって、剥離材からなる台紙１５４と、それに載った一連の折り畳みリーフレット１６６との集合体の上に貼り合わされる。ラミネート(被膜処理)された集合体は次いで上貼りラベル貼付ステーション（貼付部）１８０に送られ、ここで第二の、剥離材からなる台紙１８４に載った自己接着性上貼りラベル１８２が、そのリール１８６から供給される。剥離材からなる台紙１８４は、当業界において既知の自己接着性ラベル貼付機を代表する剥ぎ取りプレート１８８を廻って折り返され、この際上貼りラベル１８２が台紙１８４から剥ぎ取られて、隣接する二つの折り畳みリーフレット１６６の間の、ラミネート表皮１７４の正しい部分に次々に貼付される。台紙１８４は巻取リール１９０に巻取られる。組み合わされた集合体は次いでダイ打ち抜きステーション(打ち抜き部)１９２に送られる。これには上側のダイ打ち抜きローラー１９４と、これに対向する下側の裏打ちローラー１９６が備わっている。ダイ打ち抜きローラー１９４は***した打ち抜き面を備えていて、これが必要なラベル１９８を、いろいろな材料の層から切り出す。不要な地の部分のウェブ２００は剥離材からなる台紙１５４から除去され、巻かれて廃棄物リール２０２となる。一連の自己接着性ラベル１９８は巻取リール２０４に巻取られる。第１０図に図示される方法と装置は第５図のラベルを製造するのに用いられているが、この方法と装置が、折り畳みリーフレットが自己接着性基層に接着される第１図および第３図に図示される構造のラベルを製造するように、容易に変更され得ることは当業者には明らかであろう。これらの実施例においては、最初にリールから巻き出される、剥離材からなる台紙の長いウェブが、その上に載った一連の自己接着性基層を有している。第７図に図示される実施例においては接着剤層はブックレットの最上面に設けられるが、接着剤塗布工程でカバーシートの下面に接着剤を塗布してもよい。ダイ打ち抜き行程において、必要な任意のミシン目が、上貼りラベルおよび／またはラミネート表皮および／または折り畳みリーフレットまたはブックレットを貫通して、ダイ打ち抜きロールによって同時に形成される。別法として、ミシン目は後続のダイ打ち抜き工程において、別のダイ打ち抜きステーションで形成されてもよい。本発明による第五の実施例が第１１図に図示されている。この実施例においては、自己接着性ラベル２５０は自己接着性の基層部２５２を有し、これは裏側を向いたその自己接着性面（裏側の粘着面）によって剥離材からなる台紙２５４に接着されている。自己接着性の上貼りラベル２５６が、裏側を向いたその自己接着性面によって、基層部２５２の上面２５８に接着されている。上貼りラベル２５６は印刷情報２６２が印刷された上面２６０を有している。自己接着性ラベル２５０はさらに折り畳みリーフレット部２６４を有し、これは基層部２５２に載っていて、図示された実施例においては間隔を置いて置かれた二つの接着剤層２６６、２６８によって、基層部２５２の上面２５８に開じられた状態に接着されている。折り畳みリーフレット２６４には印刷情報２７０が印刷されている。本発明のこの態様によれば、自己接着性ラベル２５０は同じ製品のわずかに異なる数種類の変種をラベリングするのに適するように意図された構造を有している。比較的高価な折り畳みリーフレット２６４に印刷された情報２７０はラベルのどの変種にも必要な、共通の、あるいは包括的な情報であり、比較的安価な上貼りラベル２５６に印刷された情報２６２は変種固有の、あるいは商品固有の情報である。例えばラベルがある範囲の医薬品をラベリングするように意図される場合は、折り畳みリーフレットは商品の名前、商品の製造者、薬剤師向けの薬剤組成物の再調製法の手引き、薬剤組成物の服用法の詳細、なんらかの禁忌兆候の詳細その他が印刷され、上貼りラベルには特定の容器に入っている錠剤の数、薬剤組成物のバッチ番号および使用期限、薬剤組成物に固有の処方量その他が印刷される。したがってラベルの数種類の変種に対して、ただ１種類の比較的高価なリーフレットが必要とされるのみであり、これはラベルの製造効率を向上させる。いろいろな変種の間の差異は、異なった比較的安価な上貼りラベルを用いることによって対応される。当業者には明らかなように、第１１図に図示される自己接着性ラベルは、本発明の基本的な態様を変えることなく、多くの点で変更されてもよい。例えば、折り畳みリーフレットの代わりにブックレットが用いられてもよく、折り畳みリーフレットまたはブックレットは引き裂き線を備えてもよく、かつ少なくとも部分的に基層から取り外し可能であってもよく、またラベル全体が自己接着性の合成樹脂ラミネート材料で上からラミネート（被覆）されていてもよい。第１２図は第１１図のラベルが薬剤組成物などの医薬品２７４にラベリングされた状態を示している。上貼りラベル２５６は容器中の特定の商品に関する情報２６２、例えばバッチ番号と使用期限および医薬品に固有の処方量などが印刷されており、折り畳みリーフレット２６４は商品に関する一般的な情報２７０、例えば商品名、使用説明書、危険性の注意、および禁忌兆候などが印刷されている。本発明の好ましい実施例によれば、本発明のラベルが自己接着性の合成樹脂層で上からラミネートされたリーフレットまたはブックレットである場合でも、ラベルは現在、在来の医薬用ラベルにおいてバッチまたはロットコード、使用期限などの固有の情報を印刷するのに用いられているのと同様な、上書き印刷のための表面を提供することができる。上貼りラベルの表面は上書き印刷を受容するのに役立つこと以外に、果たすべき機能を有しないから、この表面は上書き印刷の方式に最適化されることができる。上貼りラベルは、上書き印刷される表面が下層のラミネート表皮に永久的に接着されるように、ラミネート材料に対する十分強い接着を保証する、適切に選択された接着剤を与えられる。本発明のリーフレットラベルまたはブックレットラベルはさらに、ラベルが下層の自己接着性基層を備えていない場合において、ラミネート材料の先行側の縁部に上貼りラベルを付加することによって、縁部を十分に剛性化し、かくして自動ラベル貼付機を用いてラベルを次々に自動的に商品に貼付するときに、その貼付が同様な商品に対する在来の自己接着性ラベルの貼付において得られるのと少なくとも同程度の信頼性で行われることを保証する。ラミネート材料の先行側のフラップの上に追加される層として自己接着性上貼りラベルを用いることは、このようなラミネート表皮のフラップを組み込んだリーフレットラベルまたはブックレットラベルにおいて、現在用いられているものよりも薄いラミネート材料を用いることを許容する。薄いラミネート表皮を用いることによって達成される原価節約は、上貼りラベルによって追加される原価を相殺する。例えば、第５図の実施例においては、ラミネート表皮がラベルの先行側の縁部において上貼りラベルによって被覆されているので、従来の０．００２インチ（０．０５０８ｍｍ）厚さに対して０．００１インチ（０．０２５４ｍｍ）の厚さを有するラミネート表皮を用いることが許容されるが、これはラベルの先行側の縁部においてラミネート表皮の厚さおよび剛性への要求が、結果的に低下するからである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成１０年９月１４日（１９９８．９．１４）【補正内容】請求範囲１．多層ラベルと、多層ラベルを覆う自己接着性のラミネート表皮と、ラミネート表皮の上面に恒久的に接着された自己接着性の上貼りラベルとからなる、剥離材からなる台紙に載った自己接着性ラベル。２．多層ラベルが対向する第一と第二の横方向縁部を有し、ラミネート表皮が前記第一の横方向縁部を越えて延びてそれ自身の縁部を形成し、かつ上貼りラベルが前記縁部に接着される、請求項１による自己接着性ラベル。３．さらに少なくともラミネート表皮を貫通するミシン目を有し、該ミシン目が上貼りラベルをラベルの中央部から区分している、請求項２による自己接着性ラベル。４．多層ラベルが対向する第一と第二の横方向縁部を有し、ラミネート表皮か前記第一の横方向縁部を越えて長手方向に延びてそれ自身の縁部を形成し、かつ上貼りラベルが第二の横方向縁部においてラミネート表皮に接着される、請求項１による自己接着性ラベル。５．さらに少なくともラミネート表皮を貫通し、上貼りラベルをラベルの中央部から区分するミシン目を有する、請求項４による自己接着性ラベル。６．さらに少なくとも１個の接着剤層を有し、これによって多層ラベルが剥離材からなる台紙に接着されている、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。７．さらに少なくとも１個の自己接着性の基層を有し、該基層が剥離材からなる台紙に載っており、かつ少なくとも１個の接着剤層を有し、該接着剤層によって多層ラベルが対応する基層に接着されている、請求項１から請求項５までのうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。８．さらに多層ラベルを被覆する印刷されたカバーシートを有し、該カバーシートの上に自己接着性ラミネート表皮が接着されている、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。９．上貼りラベルの上面に情報が上書き印刷されている、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。１０．上貼りラベルがレーザー印刷と熱転写印刷のうち少なくとも一つによって印刷可能であるように選択された表面を有する、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。１１．少なくとも上貼りラベルとラミネート表皮とを貫通して延びる、一対の間隔をおいたミシン目を有しており、ミシン目の間の上貼りラベルの上面に情報が印刷されている、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。１２．多層ラベルは折り畳みリーフレットおよびブックレットからなる群から選ばれるものである、請求項１による自己接着性ラベル。１３．剥離材からなる台紙に載った一連の自己接着性ラベルを製造する方法であって、該方法は、剥離材からなる台紙を含む細長いウェブを用意する工程と、細長いウェブに一連の多層ラベルを貼付する工程と、一連の多層ラベルの上に自己接着性の合成樹脂ラミネート表皮のウェブをラミネートする工程と、ラミネート表皮の上に一連の自己接着性の上貼りラベルを貼付する工程と、上貼りラベル、ラミネート表皮、および多層ラベルを通してダイ打ち抜きして自己接着性ラベルを形成する工程とからなり、それぞれの自己接着性ラベルには少なくとも１個の上貼りラベルが、多層ラベルを被覆するラミネート表皮ウェブの一部に恒久的に接着されるものである、自己接着性ラベルを製造する方法。１４．さらに長いウェブをなす剥離材からなる台紙に一連の接着剤層を塗布する工程を有し、接着剤層に多層ラベルが貼付される、請求項１３による方法。１５．細長いウェブがさらに剥離材からなる台紙に載った一連の自己接着性の基層を有し、方法がさらに多層ラベルの貼付工程の前に一連の接着剤層を自己接着性基層に塗布する工程を有し、かつダイ打ち抜き工程において基層が剥離材からなる台紙に達するまで打ち抜かれる、請求項１３による方法。１６．自己接着性ラベル貼付機によって上貼りラベルが貼付される、請求項１３から請求項１５までのうちいずれかの請求項による方法。１７．さらに少なくともラミネート表皮を貫通する少なくとも１個のミシン目を形成する工程を有する、請求項１３から請求項１６までのうちいずれかの請求項による方法。１８．おのおのの貼付された上貼りラベルが組み合わせ上貼りラベルをなし、これがダイ打ち抜き工程において２個の上貼りラベルを形成するように打ち抜かれ、そのおのおのがそれぞれの自己接着性ラベルのそれぞれのラミネート部に接着されている、請求項１３から請求項１７までのうちいずれかの請求項による方法。１９．自己接着性のラベルを貼付した薬剤組成物の容器を有する医薬品であって、ラベルは、容器に接着された、裏側を向いた自己接着性の面を有する基層と、基層に接着された多層ラベルと、該多層ラベルを覆っている自己接着性のラミネート表皮と、該ラミネート表皮の上面に恒久的に接着された自己接着性の上貼りラベルとを有するものであり、上貼りラベルには容器中の薬剤組成物に固有の情報が印刷されており、多層部には医薬品に関する包括的な情報が印刷されている、医薬品。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims

【特許請求の範囲】１．多層ラベルと、多層ラベルを覆う自己接着性のラミネート表皮と、ラミネート表皮の上面に接着された自己接着性の上貼りラベルとからなる、剥離材からなる台紙に載った自己接着性ラベル。２．多層ラベルが対向する第一と第二の横方向縁部を有し、ラミネート表皮が前記第一の横方向縁部を越えて延びてそれ自身の縁部を形成し、かつ上貼りラベルが前記縁部に接着される、請求項１による自己接着性ラベル。３．さらに少なくともラミネート表皮を貫通するミシン目を有し、該ミシン目が上貼りラベルをラベルの中央部から区分している、請求項２による自己接着性ラベル。４．多層ラベルが対向する第一と第二の横方向縁部を有し、ラミネート表皮が前記第一の横方向縁部を越えて長手方向に延びてそれ自身の縁部を形成し、かつ上貼りラベルが第二の横方向縁部においてラミネート表皮に接着される、請求項１による自己接着性ラベル。５．さらに少なくともラミネート表皮を貫通し、上貼りラベルをラベルの中央部から区分するミシン目を有する、請求項４による自己接着性ラベル。６．さらに少なくとも１個の接着剤層を有し、これによって多層ラベルが剥離材からなる台紙に接着されている、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。７．さらに少なくとも１個の自己接着性の基層を有し、該基層が剥離材からなる台紙に載っており、かつ少なくとも１個の接着剤層を有し、該接着剤層によって多層ラベルが対応する基層に接着されている、請求項１から請求項５までのうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。８．さらに多層ラベルを被覆する印刷されたカバーシートを有し、該カバーシートの上に自己接着性ラミネート表皮が接着されている、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。９．上貼りラベルの上面に情報が上書き印刷されている、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。１０．上貼りラベルがレーザー印刷と熱転写印刷のうち少なくとも一つによって印刷可能であるように選択された表面を有する、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。１１．少なくとも上貼りラベルとラミネート表皮とを貫通して延びる、一対の間隔をおいたミシン目を有しており、ミシン目の間の上貼りラベルの上面に情報が印刷されている、先行する請求項のうちいずれかの請求項による自己接着性ラベル。１２．多層ラベルは折り畳みリーフレットおよびブックレットからなる群から選ばれるものである、請求項１による自己接着性ラベル。１３．剥離材からなる台紙に載った一連の自己接着性ラベルを製造する方法であって、該方法は、剥離材からなる台紙を含む細長いウェブを用意する工程と、細長いウェブに一連の多層ラベルを貼付する工程と、一連の多層ラベルの上に自己接着性の合成樹脂ラミネート表皮のウェブをラミネートする工程と、ラミネート表皮の上に一連の自己接着性の上貼りラベルを貼付する工程と、上貼りラベル、ラミネート表皮、および多層ラベルを通してダイ打ち抜きして自己接着性ラベルを形成する工程とからなり、それぞれの自己接着性ラベルには少なくとも１個の上貼りラベルが、多層ラベルを被覆するラミネート表皮ウェブの一部に接着されるものである、自己接着性ラベルを製造する方法。１４．さらに長いウェブをなす剥離材からなる台紙に一連の接着剤層を塗布する工程を有し、接着剤層に多層ラベルが貼付される、請求項１３による方法。１５．細長いウェブがさらに剥離材からなる台紙に載った一連の自己接着性の基層を有し、方法がさらに多層ラベルの貼付工程の前に一連の接着剤層を自己接着性基層に塗布する工程を有し、かつダイ打ち抜き工程において基層が剥離材からなる台紙に達するまで打ち抜かれる、請求項１３による方法。１６．自己接着性ラベル貼付機によって上貼りラベルが貼付される、請求項１３から請求項１５までのうちいずれかの請求項による方法。１７．さらに少なくともラミネート表皮を貫通する少なくとも１個のミシン目を形成する工程を有する、請求項１３から請求項１６までのうちいずれかの請求項による方法。１８．おのおのの貼付された上貼りラベルが組み合わせ上貼りラベルをなし、これがダイ打ち抜き工程において２個の上貼りラベルを形成するように打ち抜かれ、そのおのおのがそれぞれの自己接着性ラベルのそれぞれのラミネート部に接着されている、請求項１３から請求項１７までのうちいずれかの請求項による方法。１９．折り畳みリーフレットとブックレットとからなる群から選ばれ、最上層シートと裏側のシートを有する多層ラベルと、自身の自己接着性面で多層ラベルの最上層シートの上面に接着され、多層ラベルの縁部を越えて自身の第一の縁部を形成し、反対側の第二の縁部は最上層シートの縁部の上にある自己接着性の透明合成樹脂ラミネート表皮と、第一と第二の縁部のうち少なくとも一つに接着され、上書き印刷装置によって上書き印刷が可能な上面を有する自己接着性上貼りラベルとからなる、自己接着性ラベル。２０．多層ラベルが自己接着性基層の上に載っている、請求項１９による自己接着性ラベル。２１．剥離材からなる台紙に剥離可能に接着された、裏側を向いた自己接着性の面を有する基層と、基層に接着された印刷された多層部と、第二の自己接着性の面で基層と多層部のうち少なくとも一つの上面に接着された印刷された上貼りラベルとからなる、剥離材からなる台紙に載った自己接着性ラベルであって、上貼りラベルと多層部にそれぞれラベリングされる商品に関する異なった情報が印刷されている、自己接着性ラベル。２２．自己接着性のラベルを貼付した薬剤組成物の容器を有する医薬品であって、ラベルは、容器に接着された、裏側を向いた自己接着性の面を有する基層と、基層に接着された印刷された多層部と、第二の自己接着性の面で基層と多層部のうち少なくとも一つの上面に接着された印刷された上貼りラベルとからなるものであり、上貼りラベルには容器中の薬剤組成物に固有の情報が印刷されており、多層部には医薬品に関する包括的な情報が印刷されている、医薬品。