JP2003066364A - ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム

Info

Publication number
JP2003066364A
JP2003066364A JP2001251534A JP2001251534A JP2003066364A JP 2003066364 A JP2003066364 A JP 2003066364A JP 2001251534 A JP2001251534 A JP 2001251534A JP 2001251534 A JP2001251534 A JP 2001251534A JP 2003066364 A JP2003066364 A JP 2003066364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
display element
dimensional
dimensional display
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001251534A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahiko Higami
貞彦 樋上
Yasuhisa Nakamura
安久 中村
Tama Sakuta
瑞 作田
Nozomi Shiotani
望 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001251534A priority Critical patent/JP2003066364A/ja
Publication of JP2003066364A publication Critical patent/JP2003066364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元表示素子の回転を支持し、2次元表示
素子の画面状態を接続機器に知らせて画面に応じた表示
を行い、メモリに高速アクセスを行い、アプリケーショ
ンから縦横画面切り替え可能なHMD装置を提供する。 【解決手段】 2次元表示素子801の画像を利用者の
両眼に投影する光学部802を有するHMD装置におい
て、2次元表示素子の回転支持手段と、ストッパー手段
と、回転状態に応じて駆動信号、表示データを制御する
駆動制御部811を設ける。駆動制御部811は、メモ
リ812に対して同一Rowアドレスを用いてアクセス
を行うために、アドレス変換を行う。接続機器820
は、通信制御部822によって2次元表示素子の画面状
態を取得し、APIによって画面切り替えコマンドをH
MD装置に発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の頭部、顔
面等に装着されて利用されるヘッドマウントディスプレ
イ(以下、HMDと称する)装置、およびそのHMD装
置と映像表示装置、情報処理装置等の接続機器とが接続
されているHMDシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、利用者の頭部、顔面等に装着
されて利用される表示装置として、液晶表示素子等の2
次元表示素子に表示された画像から、光学系によって虚
像を形成し、形成された虚像を利用者が見ることができ
る構成となった、HMD装置が知られている。
【0003】このようなHMD装置において、表示画面
の縦横を切り替え可能としたものが、例えば特開平6−
70265号公報に開示されている。以下に、この公報
に開示されているHMD装置について、図1(A)、図
1(B)、図2(A)、図2(B)、図3(C)および
図3(D)を用いて説明する。図1(A)および図1
(B)は、それぞれ、従来のHMD装置を利用者が装着
した状態を上から見た概略図であり、図2(A)および
図2(B)は、それぞれ、従来のHMD装置を利用者が
装着した状態を横から見た概略図であり、図3(A)お
よび図3(B)は、それぞれ、従来のHMD装置におい
て、2次元表示素子の表示画面の状態を示している。ま
た、図1(A)、図2(A)および図3(A)は、それ
ぞれ、2次元表示素子が横画面表示である場合を示し、
図1(B)、図2(B)および図3(B)は、それぞ
れ、2次元表示素子が縦画面表示である場合を示す。
【0004】このHMD装置は、2つの2次元表示素子
104および104と、2つの凹面鏡103および10
3と、2つのハーフミラー102および102とを有し
ており、利用者の頭部、顔面等に装着される。
【0005】各2次元表示素子104は、それぞれ、液
晶表示素子等からなり、映像または画像がそれぞれの画
面上に表示される。左側の2次元表示素子104からの
光は、左側のハーフミラー102によって左側の凹面鏡
103に向かって反射される。凹面鏡103は、利用者
に対して虚像を見せるためのものであり、左側の凹面鏡
103からの拡大像は左側のハーフミラー102を通っ
て左側の眼球101に導かれる。同様に、右側の2次元
表示素子104からの光は、右側のハーフミラー102
によって右側の凹面鏡103に向かって反射され、右側
の凹面鏡103からの拡大像が右側のハーフミラー10
2を通って右側の眼球101に導かれる。
【0006】2次元表示素子104およびハーフミラー
102は、一体となって回動し得るようになっており、
図1(A)および図2(A)に示すように、2次元表示
素子104が利用者の顔面の側面側に配置された状態
と、図1(B)および図2(B)に示すように、2次元
表示素子104が利用者の顔面の上方に配置された状態
とされる。2次元表示素子が利用者の顔面の側面側に配
置された場合には、ハーフミラー102は、この位置の
2次元表示素子104からの光が凹面鏡103に反射さ
れるように配置される。この場合には、図3(A)に示
すような横長の画面が観察されるように画像を表示す
る。また、2次元表示素子が利用者の顔面の上方に配置
された場合には、ハーフミラー102は、この位置の2
次元表示素子104からの光が凹面鏡103に反射され
るように配置される。この場合には、図3(B)に示す
ような縦長の画面が観察されるように画像を表示する。
【0007】なお、2次元表示素子104とハーフミラ
ー102とを一体的に回転させる代りに、2次元表示素
子104だけを回転させてもよく、または、2次元表示
素子104とハーフミラー102との間にイメージロー
テーターを配置して映像または画像を光学的に回転させ
ることも可能である。
【0008】図4は、上記HMD装置を用いたHMDシ
ステムの構成を示すブロック図である。このHMDシス
テムは、表示装置400およびコントロールユニット4
10を有するHMD装置と、VCR(ビデオ カセット
レコーダー)等の接続機器420とが接続されている。
【0009】接続機器420は、VCR(ビデオ カセ
ット レコーダー)等であり、その表示制御部421か
ら映像信号が出力され、コントロールユニット410に
入力される。
【0010】コントロールユニット410では、接続機
器420から映像信号が入力されると、駆動制御部41
1によって、2次元表示素子で表示可能な表示データお
よび駆動信号に変換されて、2次元表示素子401に供
給される。駆動制御部411による信号変換処理は、メ
モリ412を用いて行われる。このとき、フィールドシ
ーケンシャル駆動が行われる場合には、RGBの各色に
対応する信号が時分割で出力される。
【0011】例えば、映像機器からVideo信号また
はS−Video信号等によって入力されたアナログ信
号は、NTSCデコーダ等のLSIによってデジタルデ
ータ(RGBまたはYCrCb)に変換される。通常、
RGBでは1画素24bit、YCrCbでは1画素1
6bitに変換される。変換されたデータは一旦メモリ
412に格納され、2次元表示素子(例えば液晶表示素
子)の駆動タイミングに合わせて、駆動信号およびメモ
リ412から読み出されたデータRGBが2次元表示素
子401に出力される。メモリ412にYCrCbデー
タが格納されている場合には、駆動制御部にてRGBデ
ータに変換される。フィールドシーケンシャル駆動が行
われる場合には、上記駆動タイミングの3倍程度の周波
数で駆動され、RGBの各色が別々に2次元表示措置4
01に出力される。
【0012】なお、メモリ412は駆動制御部411を
構成するLSIに内蔵されているものであってもよく、
また、コントロールユニット410は表示装置400と
一体化されているものであってもよい。
【0013】表示装置400は、液晶表示素子等からな
る2次元表示素子401と、上述したようなハーフミラ
ー、凹面鏡等を有する光学部402とを備えており、2
次元表示素子401からの光を光学部402を介して利
用者の両眼に投影するようになっている。この光学部4
02は、数枚の球面レンズ、非球面レンズ等により構成
されていてもよい。また、2次元表示素子401が自発
的に発光しない液晶表示素子等からなる場合には、光源
部403から2次元表示素子401に対して光が照射さ
れるようになっている。
【0014】表示装置400では、駆動制御部411か
ら表示データおよび駆動信号が入力されると、光源部4
03からの光を受けて、2次元表示素子401によって
2次元画像が形成され、2次元表示素子401からの光
が光学部402を介して利用者の両眼に導かれる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たHMD装置においては、2次元表示素子の横画面およ
び縦画面を切り替えることはできるが、以下のような問
題を有している。
【0016】2次元表示素子104を回動したときに、
2次元表示素子104の回転を制御して位置決めを行う
部材が無いため、2次元表示素子104が確実に固定さ
れず、2次元表示素子104が不安定になっている。
【0017】また、HMD装置に接続されている接続機
器420側では、2次元表示素子104の画面の状態が
横画面であるか、または縦画面であるかが分からない。
【0018】また、2次元表示素子104のみを回動さ
せたり、または2次元表示素子104を光学系と共に回
動させるだけでは、図10(A−1)および図10(A
−2)に示すように、横画面を縦画面にすることはでき
るが、本来意図されている、図10(B−2)に示すよ
うな縦長画像は得られない。
【0019】また、接続機器からコントロールユニット
に縦画面または横画面の表示データが入力されて、駆動
制御部が2次元表示素子で表示可能な表示データおよび
駆動信号に変換する際に、RowアドレスおよびCol
umアドレスを用いてアクセスが行われるようなメモリ
を用いる場合、縦画面表示では、入力(書き込み時)さ
れるデータと出力(読み出し時)されるデータで同一ラ
インが異なる。このため、例えば入力時に同一ROWア
ドレスを用いた高速アクセスによってデータの書き込み
を行い、2次元表示素子の回転に合わせた信号を出力し
ようとすると、同一ROWアドレスを用いたデータの読
み出しを行うことができなくなる。
【0020】さらに、接続機器で利用されるアプリケー
ションからは、2次元表示素子を横画面または縦画面に
切り替えることができない。
【0021】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、2次元表示素子を回
転したときに安定して支持することができ、2次元表示
素子の画面の状態をHMD装置に接続されている接続機
器に知らせることができ、2次元表示素子を回転させた
ときの画面状態に応じた画像表示を行うことができ、駆
動制御部が表示データおよび駆動信号の変換処理を行う
際にメモリへの高速アクセスが可能となり、さらに、接
続機器で利用されるアプリケーションから2次元表示素
子を横画面または縦画面に切り替えることができるヘッ
ドマウントデータ装置およびヘッドマウントディスプレ
イシステムを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のヘッドマウント
ディスプレイ装置は、利用者の頭部または顔面に装着さ
れて利用され、映像または画像を、縦方向の画素数(解
像度、ドット数)と横方向の画素数(解像度、ドット
数)とが異なる画面上で表示する2つの2次元表示素子
と、一方の2次元表示素子に表示された画像を利用者の
一方の眼に投影し、他方の2次元表示素子に表示された
画像を利用者の他方の眼に投影する光学系手段と、該2
次元表示素子を支持して回転させる回転支持手段と、該
2次元表示素子の回転位置を制御するストッパー手段
と、該2次元表示素子の回転状態に合わせて、該2次元
表示素子に供給される駆動信号および表示データを制御
する駆動制御手段とを備え、該2次元表示素子が横画面
表示であるか、または縦画面表示であるかに応じて、該
2次元表示素子に表示される画像を、横長画像または縦
長画像に切り替え可能とされており、そのことにより上
記目的が達成される。
【0023】上記構成によれば、2次元表示素子を横画
面または縦画面に切り替える際に、回転支持手段とスト
ッパー手段によって、2次元表示素子を安定して保持す
ることができる。また、駆動制御手段によって、2次元
表示素子の画面状態に応じて表示画像を切り替えて、縦
画面または横画面に適した画像表示を得ることができ
る。
【0024】前記回転支持手段は、電気的に2次元表示
素子の回転制御を行うものであってもよい。
【0025】上記構成によれば、2次元表示素子の横画
面、縦画面の切り替えを電気的に制御することができ
る。
【0026】前記ストッパー手段は、2次元表示素子の
位置決めおよびがたつきの調整を行う手段を備えている
のが好ましい。
【0027】上記構成によれば、2次元表示素子の回転
時の位置決めおよびがたつきの調整を行って、2次元表
示素子を安定して保持することができる。
【0028】前記駆動制御手段は、Rowアドレスおよ
びColumアドレスを用いてアクセスが行われるメモ
リ素子と接続されており、該駆動制御手段に表示データ
が入力されたときに、該メモリ素子を用いて前記2次元
表示素子に供給される駆動信号および表示データを生成
し、該2次元表示素子が横画面表示である場合と縦画面
表示である場合との両方の場合において、該駆動制御手
段に表示データが入力されたときに、該メモリ素子に対
して同一Rowアドレスを用いてアクセスが行われるよ
うに、該駆動制御手段によってアドレス変換を行うのが
好ましい。
【0029】上記構成によれば、2次元表示素子が横画
面、縦画面のいずれの場合でも、メモリに対して同一R
owアドレスを用いて高速アクセスを行うことができ
る。
【0030】本発明のヘッドマウントディスプレイシス
テムは、本発明のヘッドマウントディスプレイ装置と、
該ヘッドマウントディスプレイ装置に接続されている接
続機器とを有するヘッドマウントディスプレイシステム
であって、該ヘッドマウントディスプレイ装置および該
接続機器は、該2次元表示素子に表示される画像が横長
画像であるか、または縦長画像であるかを通信する通信
手段を備え、該接続機器は、該2次元表示素子が横画面
表示であるか、または縦画面表示であるかに応じて、該
2次元表示素子に供給される駆動信号および表示データ
を制御する表示制御手段を備えており、そのことにより
上記目的が達成される。
【0031】上記構成によれば、2次元表示素子が横画
面表示であるか縦画面表示であるかという情報をHMD
装置と接続機器との間で通信して、双方で画面状態の切
り替えに対応することができる。なお、この構成では、
接続機器からは、2次元表示素子が縦画面表示である
か、または横画面表示であるかに応じて変換された表示
データが出力され、コントロールユニット側では縦横変
換処理は行われない。
【0032】前記表示制御手段は、Rowアドレスおよ
びColumアドレスを用いてアクセスが行われるメモ
リ素子と接続されており、該メモリ素子を用いて前記2
次元表示素子に供給される駆動信号および表示データを
生成し、該2次元表示素子が横画面表示である場合と縦
画面表示である場合との両方の場合において、該メモリ
素子に対して同一Rowアドレスを用いてアクセスが行
われるように、該表示制御手段によってアドレス変換を
行うのが好ましい。
【0033】上記構成によれば、2次元表示素子が横画
面表示である場合と縦画面表示である場合のいずれの場
合でも、メモリに対して同一Rowアドレスを用いて高
速アクセスを行うことができる。なお、この構成では、
メモリ素子は接続機器側に設けられる。
【0034】前記接続機器において利用されるアプリケ
ーションに対して、前記2次元表示素子の横画面表示お
よび縦画面表示のいずれを用いるかを、予め登録してお
く登録手段および利用者が設定するための設定手段の少
なくともいずれか一方を有し、該接続機器は、利用者が
アプリケーションを利用したときに、前記ヘッドマウン
トディスプレイ装置に対して、登録内容または設定内容
に応じて、該2次元表示素子を横画面表示または縦画面
表示に切り替えるコマンドを発行するコマンド発行手段
を備えており、該ヘッドマウントディスプレイ装置は、
該接続機器からコマンドを受け取るコマンド受け取り手
段と、該コマンドに応じて該2次元表示素子を横画面表
示または縦画面表示に切り替える切り替え手段と、画面
切り替え後の状態を通知する通知手段とを備えているの
が好ましい。
【0035】上記構成によれば、利用者によって設定さ
れたアプリケーションまたは出荷時に登録されたアプリ
ケーションを起動する際に、自動的に横画面表示または
縦画面表示に切り替えることができる。
【0036】前記接続機器は、前記2次元表示素子の現
在の表示画面を取得して、前記ヘッドマウントディスプ
レイ装置に対して、該2次元表示素子を横画面表示また
は縦画面表示に切り替えるコマンドを発行するアプリケ
ーションプログラムインターフェイスを備え、アプリケ
ーションの中で画面の切り替えが必要になったときに、
前記ヘッドマウントディスプレイ装置に対して該アプリ
ケーションプログラムインターフェイスからコマンドを
発行し、該コマンドに応じて該2次元表示素子を横画面
表示または縦画面表示に切り替えるのが好ましい。
【0037】上記構成によれば、アプリケーションの中
で、横画面表示または縦画面表示に切り替えることがで
きる。
【0038】本発明のヘッドマウントディスプレイシス
テムは、本発明のヘッドマウントディスプレイ装置と、
該ヘッドマウントディスプレイ装置に接続されている接
続機器とを有するヘッドマウントディスプレイシステム
であって、該接続機器において利用されるアプリケーシ
ョンに対して、前記2次元表示素子の横画面表示および
縦画面表示のいずれを用いるかを、予め登録しておく登
録手段および利用者が設定するための設定手段の少なく
ともいずれか一方を有し、該接続機器は、利用者がアプ
リケーションを利用したときに、前記ヘッドマウントデ
ィスプレイ装置に対して、登録内容または設定内容に応
じて、該2次元表示素子を横画面表示または縦画面表示
に切り替えるコマンドを発行するコマンド発行手段を備
えており、該ヘッドマウントディスプレイ装置は、該接
続機器からコマンドを受け取るコマンド受け取り手段
と、該コマンドに応じて該2次元表示素子を横画面表示
または縦画面表示に切り替える切り替え手段と、画面切
り替え後の状態を通知する通知手段とを備えており、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0039】上記構成によれば、利用者によって設定さ
れたアプリケーションまたは出荷時に登録されたアプリ
ケーションを起動する際に、自動的に横画面表示または
縦画面表示に切り替えることができる。
【0040】本発明のヘッドマウントディスプレイシス
テムは、本発明のヘッドマウントディスプレイ装置と、
該ヘッドマウントディスプレイ装置に接続されている接
続機器とを有するヘッドマウントディスプレイシステム
であって、該接続機器は、前記2次元表示素子の現在の
表示画面を取得して、前記ヘッドマウントディスプレイ
装置に対して、該2次元表示素子を横画面表示または縦
画面表示に切り替えるコマンドを発行するアプリケーシ
ョンプログラムインターフェイスを備え、アプリケーシ
ョンの中で画面の切り替えが必要になったときに、前記
ヘッドマウントディスプレイ装置に対して該アプリケー
ションプログラムインターフェイスからコマンドを発行
し、該コマンドに応じて該2次元表示素子を横画面表示
または縦画面表示に切り替え、そのことにより上記目的
が達成される。
【0041】上記構成によれば、アプリケーションの中
で、横画面表示または縦画面表示に切り替えることがで
きる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。
【0043】図5(A)および図5(B)は、それぞ
れ、本発明の一実施形態であるHMD装置を利用者が装
着した状態を上から見た概略図であり、図6(A)およ
び図6(B)は、それぞれ、本発明の一実施形態である
HMD装置を利用者が装着した状態を横から見た概略図
であり、図7(A)および図7(B)は、それぞれ、本
発明の一実施形態であるHMD装置において、2次元表
示素子の表示画面の状態を示している。また、図5
(A)、図6(A)および図7(A)は、それぞれ、2
次元表示素子が横画面表示である場合を示し、図5
(B)、図6(B)および図7(B)は、それぞれ、2
次元表示素子が縦画面表示である場合を示す。
【0044】このHMD装置は、2つの2次元表示素子
504および504と、2つの凹面鏡503および50
3と、2つのハーフミラー502および502と、各2
次元表示素子の回転制御機構およびストッパー505お
よび505とを有しており、利用者の頭部、顔面等に装
着される。
【0045】2次元表示素子504は、液晶表示素子等
からなり、映像または画像がそれぞれの画面上に表示さ
れる。左側の2次元表示素子504からの光は、左側の
ハーフミラー502によって左側の凹面鏡503に向か
って反射される。凹面鏡503は、利用者に対して虚像
を見せるためのものであり、左側の凹面鏡503からの
拡大像は左側のハーフミラー502を通って左側の眼球
501に導かれる。同様に、右側の2次元表示素子50
4からの光は、右側のハーフミラー502によって右側
の凹面鏡503に向かって反射され、右側の凹面鏡50
3からの拡大像が右側のハーフミラー502を通って右
側の眼球501に導かれる。
【0046】2次元表示素子504は回転可能となって
おり、その回転は表示素子の回転制御機構およびストッ
パー505によって制御される。横画面表示の場合に
は、図5(A)および図6(A)に示すように、2次元
表示素子104は利用者の顔面の側面側で横画面に配置
され、これによって、図7(A)に示すような横長の画
面が観察される。また、縦画面表示の場合には、図5
(B)および図6(B)に示すように、2次元表示素子
104は、表示素子の回転制御機構およびストッパー5
05によって利用者の顔面の側面側で保持された状態で
回転されて縦画面に配置され、これによって、図7
(B)に示すような縦長の画面が観察される。
【0047】図8は、上記HMD装置を用いたHMDシ
ステムの構成を示すブロック図である。このHMDシス
テムは、表示装置800およびコントロールユニット8
10を有するHMD装置と、接続機器820とが接続さ
れている。
【0048】接続機器820は、VCR、PC(パーソ
ナルコンピューター)等の機器であり、その表示制御部
821から映像信号が出力され、コントロールユニット
810に入力される。また、接続機器820の通信制御
部は、コントロールユニット810との間で、2次元表
示素子801が横画面表示であるか、または縦画面表示
であるかの情報、コマンド等を通信する際に、通信制御
を行う。
【0049】コントロールユニット810では、接続機
器820から映像信号が入力されると、駆動制御部81
1によって、2次元表示素子で表示可能な表示データお
よび駆動信号に変換されて、2次元表示素子801に供
給される。
【0050】また、駆動制御/メモリ変換部811は、
接続機器820との間で、2次元表示素子801が縦画
面表示であるか、横画面表示であるかの情報、コマンド
等を通信する際に、通信制御を行う。駆動制御/メモリ
変換部811による信号変換処理は、メモリ812を用
いて行われる。このとき、フィールドシーケンシャル駆
動が行われる場合には、RGBの各色に対応する信号が
時分割で出力される。
【0051】さらに、本実施形態では、2次元表示素子
801が横画面表示であるか、または縦画面表示である
かに応じて、駆動制御/メモリ変換部811によって2
次元表示素子801への表示データおよび駆動信号が変
換されて2次元表示素子801に出力される。このと
き、駆動制御/メモリ変換部811は、図10(C)の
左側に示すように、接続機器から縦画面表示、横画面表
示に応じた表示データが入力されたときに、それぞれ、
図10(C)の右側に示すような縦画面表示、横画面表
示に応じた出力データに変換することができる。但し、
接続機器側で、この変換処理が行われる場合には、駆動
制御/メモリ変換部811ではこの変換処理を行わな
い。
【0052】なお、メモリ812は駆動制御/メモリ変
換部811を構成するLSIに内蔵されているものであ
ってもよく、また、コントロールユニット810は表示
装置800と一体化されているものであってもよい。
【0053】表示装置800は、液晶表示素子等からな
る2次元表示素子801と、上述したようなハーフミラ
ー、凹面鏡等を有する光学部802とを備えており、2
次元表示素子801からの光を光学部802を介して利
用者の両眼に投影するようになっている。この光学部8
02は、数枚の球面レンズ、非球面レンズ等により構成
されていてもよい。また、2次元表示素子801が自発
的に発光しない液晶表示素子等からなる場合には、光源
部803から2次元表示素子801に対して光が照射さ
れるようになっている。
【0054】表示装置800では、駆動制御/メモリ変
換部811から表示データおよび駆動信号が入力される
と、光源部803からの光を受けて、2次元表示素子8
01によって2次元画像が形成され、2次元表示素子8
01からの光が光学部802を介して利用者に両眼に導
かれる。
【0055】さらに、表示装置800は、表示素子の回
転制御機構およびストッパー505を備えており、これ
によって2次元表示素子801の回転および位置決めが
制御される。
【0056】以下に、この表示素子の回転制御機構およ
びストッパー505について、図9(A)および図9
(B)を用いて説明する。図9(A)は2次元表示素子
504が横画面表示状態である場合を示し、図9(B)
は2次元表示素子504が縦画面表示状態である場合を
示す。
【0057】回転部901は、2次元表示素子504を
支持する部分であり、2次元表示素子504の周囲に固
定され、外周は円形状になっている。例えば、透過型表
示素子の場合には、円形状の回転部に、中心を合わせた
2次元表示素子を埋め込むための穴を開けておいて、そ
の穴に2次元表示素子を埋め込んで貼り付けることがで
きる。また、反射型表示素子の場合には、円形状の回転
部に、中心を合わせて2次元表示素子を貼り付けること
ができる。この回転部901が回転することによって、
2次元表示素子504が回転する。
【0058】回転支持部902は、回転部901の回転
を支持して回転を制御する部分であり、リング状の内周
部は回転部901と所定の間隔を空けて配置されてい
る。回転支持部902は、以下のストッパーおよび可動
式ストッパーを備えている。
【0059】ストッパー903および904は、回転支
持部902に固定され、回転部901がストッパー90
3および904を超えて回転しないようになっており、
これによって回転部901の回転位置が制御される。
【0060】可動式ストッパー905は、図9(A)に
示すように、2次元表示素子504が横画面表示状態の
ときに位置決め、がたつきの調整を行うためのストッパ
ーである。また、可動式ストッパー906は、図9
(B)に示すように、2次元表示素子504が横画面表
示状態のときに位置決め、がたつきの調整を行うための
ストッパーである。また、回転部のストッパー908
は、2次元表示素子の回転時の位置決めを行うためのも
のであり、回転部901に固定されている。
【0061】これらのストッパー、可動式ストッパーお
よび回転部は、回転制御モーター/ストッパー制御回路
部917によって電気的に回転制御およびストッパー制
御が行われる。
【0062】この表示素子の回転制御機構およびストッ
パー505は、以下のように動作する。まず、図9
(A)に示す横画面表示状態から、図9(B)に示す縦
画面状態に切り替える場合には、図9(B)に示すよう
に可動式ストッパー905を解除状態にして、回転部9
01を回転させる。そして、回転部901のストッパー
908がストッパー904に当たると、図9(B)に示
すように可動式ストッパー906がロック状態になり、
2次元表示素子504が縦画面状態に固定される。
【0063】可動式ストッパー906がロック状態に変
化すると、回転制御モーター/ストッパー制御回路部9
07は、縦横状態信号によって、縦画面表示に切り替わ
ったことをコントロールユニット810に通知する。
【0064】図10(A−1)および図10(A−2)
に示すように、2次元表示素子を横画面から縦画面に回
転させただけでは、所望の縦長画像が得られないため、
コントロールユニット810では、縦画面表示状態に切
り替わったことが通知されると、図10(B−1)に示
すように、縦画面表示に合わせて駆動制御/メモリ変換
部811により駆動信号および表示データを変換して表
示装置800に出力する。これにより、図10(B−
2)に示すように、2次元表示素子では縦画面に応じた
縦長画像が表示される。
【0065】このとき、接続機器820に対して、縦横
状態の変化を通知することも可能であり、この場合に
は、接続機器820の表示制御部821が、表示画面の
状態に合わせて駆動信号および表示データを変換して出
力することも可能である。
【0066】また、図9(B)に示す縦画面表示状態か
ら、図9(A)に示す横画面状態に切り替える場合に
は、図9(A)に示すように可動式ストッパー906を
解除状態にして、回転部901を回転させる。そして、
回転部901のストッパー908がストッパー903に
当たると、図9(A)に示すように可動式ストッパー9
05がロック状態になり、2次元表示素子504が横画
面状態に固定される。
【0067】可動式ストッパー905がロック状態に変
化すると、回転制御モーター/ストッパー制御回路部9
07は、縦横状態信号によって、横画面表示に切り替わ
ったことをコントロールユニット810に通知する。
【0068】コントロールユニット810では、横画面
表示状態に切り替わったことが通知されると、横画面表
示に合わせて駆動制御/メモリ変換部811により駆動
信号および表示データを変換して表示装置800に出力
する。これにより、2次元表示素子では横画面に応じた
横長画像が表示される。
【0069】このとき、接続機器820に対して、縦横
状態の変化を通知することも可能であり、この場合に
は、接続機器820の表示制御部821が、表示画面の
状態に合わせて駆動信号および表示データを変換して出
力することも可能である。
【0070】上記回転部901の回転、可動式ストッパ
ー905および906の動作は、手動で行うことも可能
であり、また、回転制御モーター/ストッパー制御回路
部907に縦横切り替え信号を入力して電気的に制御す
ることも可能である。この縦横切り替え信号は、コント
ロールユニット810から供給してもよく、または、接
続機器からコマンドを出力してコントロールユニット8
10を介して縦横切り替え信号を供給するようにしても
よい。また、図9(A)および図9(B)に示すよう
に、ストッパー、可動式ストッパーの先端部を細くして
互い違いに組み合わせて配置することにより、回転時の
位置合わせと、がたつきの防止とを容易に行うことがで
きる。
【0071】このような2次元表示素子の回転制御機構
およびストッパーとしては、図11に示すような筒カム
を用いることもできる。この図11に示す例では、2次
元表示素子が配置された筒カム1101がB方向に動作
して、固定部1102が筒カム1101のきりかき11
03に入るようにしてロックされる場合には横画面表示
が得られ、その状態から筒カム1101がA方向に動作
して回転し、固定部1102が筒カム1101のきりか
き1104に入るようにしてロックされる場合には縦画
面表示が得られるようになっている。この場合にも、接
合部である固定部およびきりかきの先端部を細くして、
回転時の位置合わせと、がたつきの防止とを容易に行う
ことができる。
【0072】このHMDシステムにおいて、単純に2次
元表示素子を回転させて横画面から縦画面への切り替え
を行い、駆動制御/メモリ変換部811から図10(A
−1)の表示イメージに示すような出力データを2次元
表示素子801に供給した場合には、図10(A−2)
に示すように、2次元表示素子が縦画面にはなるもの
の、意図したような縦長画像は得られない。このため、
図10(B−2)に示すように、縦画面で正常な表示状
態が得られるように、駆動制御/メモリ変換部811に
よって図10(B−1)の表示イメージに示すような出
力データに加工して、2次元表示素子に供給する必要が
ある。
【0073】図10(C)は、接続機器820から駆動
制御/メモリ変換部811に入力されるデータから、2
次元表示素子に対する出力データを加工する場合に、2
次元表示素子が横画面である場合と縦画面である場合と
で、処理が異なることを示す図である。横画面表示で
は、図10(C)の左下に示す入力座標値に対応するデ
ータを右下に示す出力座標値に対応するデータとして出
力すればよいが、縦画面表示では、図10(C)の左上
に示す入力座標値を右上に示す出力座標値に座標変換す
る必要がある。
【0074】このように、縦画面表示および横画面表示
では表示データおよび駆動信号を変換する際の処理が異
なるため、駆動制御/メモリ変換部811において、R
owアドレス/Columアドレスによってアクセスを
行うメモリ812を用いて処理を行う場合には、図10
(C)に示すように縦画面表示および横画面表示の両方
に適したアドレス変換を行うことにより、高速アクセス
を行うことができる。このことについて、図12および
図13を用いて説明する。
【0075】本実施形態では、図12および図13に示
すように、縦画面表示および横画面表示の両方の場合
に、同一Rowアドレスを用いてアクセスを行うことが
できるように、アドレス変換を行う。なお、以下の説明
では、解像度1024×768の表示データに対して3
2×32画素のブロック単位でアドレス変換を行うが、
これらの値に限られず、様々な値を最適化して利用する
ことが可能である。
【0076】図12は、縦画面表示および横画面表示を
考慮した駆動制御に適した駆動制御/メモリ変換部81
1の構成を説明するための図である。駆動制御/メモリ
変換部811に表示データが入力されると、write
アドレス変換部1201において、入力データがメモリ
1204に書き込まれる際に、1ラインが1つのRow
アドレスに書き込まれるのではなく、32×32画素の
ブロック単位で1つのRowアドレスに書き込まれるよ
うに、ライトアドレスが計算されてアドレス変換が行わ
れる。
【0077】そして、リードライトタイミング制御部1
202によって、RowアドレスとColumアドレス
を有するメモリ1204へのライトタイミングが制御さ
れ、メモリ1204にデータが書き込まれる。
【0078】また、readアドレス変換部1203で
は、縦横切り替え信号が入力されると、メモリアドレス
マップに示されているように、2次元表示素子の横画
面、縦画面に応じた画素の並び方に合わせて、メモリ1
204から読み出されるデータのアドレスが計算され
る。ここで、変換計算内容は、アドレス変換部に予め記
憶されていてもよく、解像度から計算してもよい。ま
た、リードライトタイミング制御部1202に予め記憶
されていてもよく、解像度から計算してアドレス変換部
に供給するようにしてもよい。
【0079】そして、リードライトタイミング制御部1
202によって、RowアドレスとColumアドレス
を有するメモリ1204へのリードタイミングが制御さ
れ、メモリ1204からデータが読み出される。
【0080】図13(A)は、解像度1024×768
の表示データに対してアドレス変換を行っていないメモ
リアドレスマップの例を示し、図13(B)は32×3
2画素のブロック単位でアドレス変換を行ったメモリア
ドレスマップの例を示す。各メモリアドレスマップにお
いて、Rowアドレスは0〜2FF(16進数表記)、
Columアドレスは0〜3FF(16進数表記)とな
っている。
【0081】図13(A)に示すように、アドレス変換
が行われていない場合に、横画面表示では、2次元表示
素子801の画素の並び方とメモリマップの並び方が同
じになるので、ライン表示を行う際に同一Rowアドレ
スを用いて高速にアクセスを行うことができる。しかし
ながら、縦画面表示では、メモリへの書き込み時または
メモリからの読み出し時のいずれか一方の場合にのみ、
同一Rowアドレスを用いてメモリへのアクセスを行う
ことができ、他方の場合には同一Rowアドレスを用い
てメモリへのアクセスを行うことはできない。例えば、
書き込み時には図13に示す変換前の状態であり、この
場合、縦表示に対して出力時(読み込み時)に同一RO
Wアドレスを用いてメモリへのアクセスを行うことはで
きない。また、読み込み時に同一ROWアドレスを用い
てメモリへのアクセスを行うためには、書き込み時に変
換する必要がある。
【0082】そこで、本実施形態では、図13(B)に
示すように、縦画面表示でも、横画面表示でも、同一R
owアドレスを用いてメモリへのアクセスを行うことが
できるように、読み出し時および書き込み時のアドレス
制御を32×32画素のブロック単位で行い、32×3
2画素のブロックが同じRowアドレスを用いてアクセ
スできるようにする。
【0083】メモリへのデータ書き込み時には、図13
(B)に示すように、2次元表示素子の画素に対応した
アドレスに変換して、メモリにデータを書き込む。
【0084】このときのアドレス変換は、入力画素(接
続機器から入力されるデータ)および出力画素(2次元
表示素子に出力されるデータ)に対応して、以下のよう
に行われる。入力画素の座標値を(Xi、Yi)とする
と、横画面表示では、Xiは1以上1024以下、Yi
は1以上768以下であり、2次元表示素子への出力画
素の座標値(Xo、Yo)は、 (Xo、Yo)=(Xi、Yi) となる。また、縦画面表示では、Xiは1以上768以
下、Yiは1以上1024以下であり、入力画素の座標
値が2次元表示素子への出力画素の座標値(Xo、Y
o)は、(Xo、Yo)=(Yi、769−Xi)とな
る。
【0085】このように座標値の変換を行った後、メモ
リへのライトアドレスを計算する。ここでは、(Xo−
1)を2進数にして10ビット化したものをXW(9:
0)とし、(Yo−1)を2進数にして10ビット化し
たものをYW(9:0)として、Columアドレスを
YW(4:0)&XW(4:0)(10ビットを最上位
ビットMLBから最下位ビットMSBまで並べると、
(YW4 YW3 YW2 YW1 YW0 XW4
XW3 XW2 XW1 XW0)となる)によって計
算し、RowアドレスをYW(9:5)&XW(9:
5)(10ビットをMLBからMSBまで並べると、
(YW9 YW8 YW7 YW6 YW5XW9 X
W8 XW7 XW6 XW5)となる)によって計算
する。
【0086】このようなアドレス変換を行って、横画面
表示および縦画面表示の各々の場合について、入力され
た(Xi、Yi)の座標値データをメモリに書き込む。
これにより、横画面表示でも、縦画面表示でも、入力デ
ータを32画素単位で同一Rowアドレスに書き込むこ
とができ、メモリに対して高速アクセスが可能となる。
【0087】メモリからのデータ読み出し時には、出力
データの座標値(Xo、Yo)として、以下のようにア
ドレスの計算を行い、メモリからデータを読み出して2
次元表示素子に対して出力する。
【0088】ここでは、(Xo−1)を2進数にして1
0ビット化したものをXR(9:0)とし、(Yo−
1)を2進数にして10ビット化したものをYR(9:
0)として、ColumアドレスをYR(4:0)&X
R(4:0)(10ビットを最上位ビットMLBから最
下位ビットMSBまで並べると、(YR4 YR3 Y
R2 YR1 YR0 XR4 XR3 XR2 XR
1 XR0)となる)によって、RowアドレスをYR
(9:5)&XR(9:5)(10ビットを最上位ビッ
トMLBから最下位ビットMSBまで並べると、(YR
9 YR8 YR7 YR6 YR5 XR9 XR8
XR7 XR6 XR5)となる)によって計算す
る。
【0089】このようなアドレス変換を行って、横画面
表示および縦画面表示の各々の場合について、(Xo、
Yo)の座標値データをメモリから読み出す。これによ
り、横画面表示でも、縦画面表示でも、データを32画
素単位で同一Rowアドレスから読み出すことができ、
メモリに対する高速アクセスが可能となる。
【0090】本実施形態では、このようなメモリアドレ
ス変換部を、コントロールユニット810の駆動制御/
メモリ変換部811に設けているが、接続機器820の
表示制御部821に縦表示および横表示を考慮したアド
レス変換部を設けることによって、接続機器側で縦画
面、横画面に対応した出力を行うことも可能である。こ
の場合には、コントロールユニット810ではアドレス
変換は行われず、2次元表示素子の駆動に合わせた変換
のみが行われる。
【0091】次に、接続機器で利用されるアプリケーシ
ョンによって、横画面表示、縦画面表示を切り替える方
法について、接続機器として情報処理装置を用いた場合
を例として説明する。
【0092】図14は、本実施形態における接続機器8
20の内部構造を説明するためのブロック図である。こ
の接続機器821は、VCR、PC等であり、コントロ
ールユニットに対して映像信号、RGB信号等を出力す
る表示制御部821と、コントロールユニット810と
の間で2次元表示素子が横画面表示であるか、縦画面表
示であるかの情報、コマンドの通信を行う際に制御する
通信制御部822とを有している。
【0093】表示制御部821は、ビデオメモリ823
に接続されており、ビデオメモリ823には表示データ
が記憶されている。このビデオメモリ823は、表示制
御部821に内蔵されていてもよく、メインメモリ83
3と共用されていてもよい。
【0094】また、表示制御部823および通信制御部
822は、CHIP SET832を介してCPU83
1と接続されている。CPU831は全体の制御を行う
ための中央処理装置であり、CHIP SET832を
介してその他の回路、ロジックとも接続されている。
【0095】CPU831は、CHIP SET832
を介してメインメモリ833に接続されており、メイン
メモリ833にはCPUが利用するプログラム、データ
等が記憶されている。また、接続機器の最も基本的な動
作に関する設定およびプログラムは、BIOS(Bas
ic Input Output System)834
に格納されており、接続機器の電源ON時にこれらの設
定およびプログラムが読み出されて動作が実行される。
【0096】この接続機器の電源操作を行うための電源
SW840には、電源制御IC835が接続されてい
る。電源制御IC835は、接続機器の電源供給を行う
部分を制御する1チップマイクロコンピュータ等によっ
て構成されたロジック回路であり、電源ON時に最初に
動作する。
【0097】その他の回路836は、パラレルインター
フェイス、シリアルインターフェイス、USB(Uni
versal Serial Bus)インターフェイス
等、入出力装置とのインターフェイス部分であり、キー
ボード、マウス、リモコン等、利用者が用いる入力装置
840の制御を行う。また、サウンドLSI837は、
接続機器の音声入出力を制御するロジック回路であり、
スピーカーに接続されている。また、記憶装置838
は、HDD(Hard Disc Drive)、大容量
Flashメモリ等により構成されており、大容量のプ
ログラム、OS(Operating System)
等が格納されている。
【0098】この接続機器において、電源SW839が
操作されると、電源制御IC835が接続機器の各部分
に対して電源を供給し、CPU831はBIOS834
を読み込んで、CHIP SET832および電源制御
IC835を介して、各部分の初期設定、制御を行う。
このとき、BIOS834をメインメモリ833に全て
読み込んで動作を行うこともある。その後、記憶装置8
38によりBoot−OSを起動してメインメモリ83
3に読み出す。これにより、記憶装置838に格納され
ているアプリケーションを起動することが可能になる。
【0099】このとき、利用者が予め縦画面表示を行う
ように設定しているアプリケーション、または製品の出
荷時に縦画面表示を行うように登録されており、利用者
が変更していないアプリケーションが起動された場合に
は、接続機器820は、表示装置800からコントロー
ルユニット810を介して、現在の表示画面の状態が横
画面であるか縦画面であるかの情報を読み取って判定す
る。そして、現在の表示画面の状態が横画面である場合
には、縦画面に切り替えるように、コマンドをCPU2
01からCHIP SET832および通信制御部82
2を介してコントロールユニット810に対して送信す
る。コントロールユニット810では、上述したような
方法により2次元表示素子801を縦画面に切り替える
と共に、表示画像を縦長画像に切り替える。接続機器8
20では、コントロールユニット810から縦画面表示
に切り替わったという情報を受け取り、アプリケーショ
ンを起動して利用者が操作を行う。
【0100】一方、縦画面表示を行うように登録または
設定されていないアプリケーションが起動された場合に
は、接続機器820は、表示装置800からコントロー
ルユニット810を介して、現在の表示画面の状態が横
画面であるか縦画面であるかの情報を読み取って判定す
る。そして、現在の表示画面の状態が縦画面である場合
には、横画面に切り替えるように、コマンドをCPU2
01からCHIP SET832および通信制御部82
2を介してコントロールユニット810に対して送信す
る。コントロールユニット810では、上述したような
方法により2次元表示素子801を横画面に切り替える
と共に、表示画像を横長画像に切り替える。接続機器8
20では、コントロールユニット810から横画面表示
に切り替わったという情報を受け取り、アプリケーショ
ンを起動して利用者が操作を行う。
【0101】なお、画面状態が縦画面であるか横画面で
あるかの判定については、変更履歴を接続機器側で管理
することにより、コントロールユニット810を介して
画面状態の情報を読み取る処理を省略することもでき
る。
【0102】利用者によって、縦画面表示を行うアプリ
ケーションを設定する方法は、例えば、図15に示すよ
うに、現在利用者が利用可能なアプリケーションの一覧
を画面上に表示して、その中から利用者が選択して登録
する方法等を用いることができる。
【0103】図15に示す例では、Mailerアプリ
ケーションとワープロアプリケーションとが縦画面表示
を行うアプリケーションとして既に登録されている。さ
らに、利用者がWebブラウザアプリケーションを追加
登録したい場合には、利用できるアプリケーション一覧
の中からWebブラウザアプリケーションをマウス、キ
ーボード、リモコン等の入力装置839を用いて選択
し、登録ボタンを選択することによりWebブラウザア
プリケーションを縦画面表示を行うアプリケーションと
して追加登録することができる。また、縦画面表示を解
除して横画面表示を行うアプリケーションとする場合に
は、縦画面登録済みアプリケーション一覧の中から解除
したいアプリケーションを、マウス、キーボード、リモ
コン等の入力装置839を用いて選択し、解除ボタンを
選択することにより横画面表示を行うアプリケーション
とすることができる。
【0104】アプリケーションを実行中に、横画面表示
と縦画面表示とを切り替えるためには、接続機器のアプ
リケーションプログラムインターフェイス(以下、AP
Iと称する)として、縦画面、横画面切り替えAPIを
用意して、アプリケーションの中でそのAPIを利用す
ることができる。このAPIをコールすることによっ
て、画面の切り替えコマンドが接続機器から通信制御部
822を介してコントロールユニットに伝えられる。
【0105】例えば、Set Current Disp
lay(Function)というAPIを用意して、 Function=1:現在の画面表示状態の取得 Return Value=0:横画面表示 Return Value=1:縦画面表示 Function=2:横画面表示への変更 Return Value=0:横画面への変更正常終
了 Return Value=1:横画面への変更異常終
了 Function=3:縦画面表示への変更 Return Value=0:縦画面表示への変更正
常終了 Return Value=1:縦画面表示への変更異
常終了 という関数として、アプリケーションの中で縦画面表
示、横画面表示を切り替える場合について、図16に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0106】なお、アプリケーションが、画面切り替え
以外の動作としてどのような動作をしていても、本発明
には特に関係しないので、その部分については説明を省
略し、ここでは画面の切り替えが必要になった部分につ
いて、説明を行う。
【0107】アプリケーションが起動して画面切り替え
が必要となった場合には、ステップS1において、横画
面表示を行うのか、縦画面表示を行うのかを判断する。
【0108】横画面表示を行いたい場合には、ステップ
S2において、上記APIのSetCurrent D
isplay(1)を実行して、現在の画面表示状態を
取得する。ステップS3では、Return Valu
eが1であるか否かを判定する。Return Val
ueが1でない場合には、横画面表示であるので画面を
切り替える必要がないため、そのまま通常のアプリケー
ション動作に戻る。また、Return Valueが
1の場合には、縦画面表示であるので横画面表示に切り
替えるためにステップS4に進む。
【0109】ステップS4では、横画面表示に切り替え
るために、上記APIのSet Current Dis
play(2)を実行して、ステップS5において、接
続機器からコントロールユニットおよび表示装置に対し
て横画面表示への切り替えコマンドを発行する。
【0110】ステップS6において、表示装置が横画面
表示への切り替えコマンドを受け取ると、上述したよう
に、2次元表示素子が横画面になるように回転部を回転
させ、終了すると横画面状態であるという信号をコント
ロールユニットに出力する。コントロールユニットは、
横画面表示状態であるという信号を受け取って接続機器
に通知すると共に、コントロールユニット内部の駆動制
御/メモリ変換部も横画面表示に対応する。
【0111】ステップS7において、接続機器は、横画
面状態であるという信号を確認すると、Return
Valueとして0を生成し、アプリケーションによっ
てその値が読み取られる。
【0112】このとき、表示装置が横画面表示状態に切
り替わらない場合には、縦画面表示状態であるという信
号になっており、コントロールユニットは接続機器に対
して画面表示状態が切り替わったという情報を通知しな
い。このときには、接続機器側で所定の時間を超えると
タイムアウトとして、Return Valueとして
1を生成し、アプリケーションによってその値が読み取
られると、エラー処理が行われる。図16に示す例で
は、ステップS4に戻り、再度横画面表示への切り替え
コマンドを発行するようになっている。
【0113】このようなエラー処理では、無限ループ処
理に陥る危険性があるが、エラー処理時にLOOPカウ
ント等を用いることによって、このような危険性を回避
することができる。例えば、連続して10回エラー処理
を行った場合に、横画面表示状態に切り替えることがで
きない旨を利用者に通知し、横画面表示に切り替えるこ
となく動作を行うようにすることができる。さらに、上
記エラー処理におけるループ部分を、アプリケーション
ではなく、APIの関数内で行い、アプリケーションで
はループ処理を行わないようにすることもできる。例え
ば、アプリケーションでは、ステップS7においてエラ
ーとなると、ループ処理を行わずに異常終了する。この
場合、API関数内で、Set Current Dis
play(2)が実行されると、Control Un
itから縦画面表示対応という信号が供給された場合
に、再度横画面への切り替えコマンドを発行するという
ステップS5に戻り、ループ処理が行われる。
【0114】アプリケーションによって、Return
Valueとして0が読み取られると、ステップS8
において接続機器が横画面表示に対応して映像信号、R
GB信号を生成し、通常のアプリケーション動作に戻
る。
【0115】次に、縦画面表示を行いたい場合には、ス
テップS9において、上記APIのSet Curre
nt Display(1)を実行して、現在の画面表
示状態を取得する。ステップS10では、Return
Valueが0であるか否かを判定する。Retur
n Valueが0でない場合には、縦画面表示である
ので画面を切り替える必要がないため、そのまま通常の
アプリケーション動作に戻る。また、Return V
alueが0の場合には、横画面表示であるので縦画面
表示に切り替えるためにステップS11に進む。
【0116】ステップS11では、縦画面表示に切り替
えるために、上記APIのSetCurrent Di
splay(3)を実行して、ステップS12におい
て、接続機器からコントロールユニットおよび表示装置
に対して縦画面表示への切り替えコマンドを発行する。
【0117】ステップS13において、表示装置が縦画
面表示への切り替えコマンドを受け取ると、上述したよ
うに、2次元表示素子が縦画面になるように回転部を回
転させ、終了すると縦画面状態であるという信号をコン
トロールユニットに出力する。コントロールユニット
は、縦画面表示状態であるという信号を受け取って接続
機器に通知すると共に、コントロールユニット内部の駆
動制御/メモリ変換部も縦画面表示に対応する。
【0118】ステップS14において、接続機器は、縦
画面状態であるという信号を確認すると、Return
Valueとして0を生成し、アプリケーションによ
ってその値が読み取られる。
【0119】このとき、表示装置が縦画面表示状態に切
り替わらない場合には、横画面表示状態であるという信
号になっており、コントロールユニットは接続機器に対
して画面表示状態が切り替わったという情報を通知しな
い。このときには、接続機器側で所定の時間を超えると
タイムアウトとして、Return Valueとして
1を生成し、アプリケーションによってその値が読み取
られると、エラー処理が行われる。図16に示す例で
は、ステップS11に戻り、再度縦画面表示への切り替
えコマンドを発行するようになっている。
【0120】このようなエラー処理では、無限ループ処
理に陥る危険性があるが、エラー処理時にLOOPカウ
ント等を用いることによって、このような危険性を回避
することができる。さらに、上記エラー処理におけるル
ープ部分を、アプリケーションではなく、APIの関数
内で行い、アプリケーションではループ処理を行わない
ようにすることもできる。
【0121】アプリケーションによって、Return
Valueとして0が読み取られると、ステップS1
5において接続機器が縦画面表示に対応して映像信号、
RGB信号を生成し、通常のアプリケーション動作に戻
る。
【0122】以上のようにして、アプリケーションの中
で縦画面表示、横画面表示への切り替えを行うことがで
きる。
【0123】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
本発明によれば、2次元表示素子を横画面または縦画面
に切り替える際に、回転支持手段とストッパー手段によ
って、2次元表示素子を安定して保持することができ
る。また、駆動制御手段によって、2次元表示素子の画
面状態に応じて表示画像を切り替えて、縦画面または横
画面に適した画像表示を得ることができる。
【0124】請求項2に記載の本発明によれば、2次元
表示素子の横画面、縦画面の切り替えを電気的に制御す
ることができる。
【0125】請求項3に記載の本発明によれば、2次元
表示素子の回転時の位置決めおよびがたつきの調整を行
って、2次元表示素子を安定して保持することができ
る。
【0126】請求項4および請求項6に記載の本発明に
よれば、2次元表示素子が横画面表示、縦画面表示のい
ずれの場合でも、メモリに対して同一Rowアドレスを
用いて高速アクセスを行うことができる。
【0127】請求項5に記載の本発明によれば、2次元
表示素子が横画面表示であるか縦画面表示であるかとい
う情報をHMD装置と接続機器との間で通信して、双方
で画面状態の切り替えに対応することができる。
【0128】請求項7に記載の本発明によれば、利用者
によって設定されたアプリケーションまたは出荷時に登
録されたアプリケーションを起動する際に、自動的に横
画面表示または縦画面表示に切り替えることができる。
【0129】請求項8に記載の本発明によれば、アプリ
ケーションの中で、必要に応じて横画面表示または縦画
面表示に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は、従来のHMD装置を装
着した状態を上から見た図である。
【図2】(A)および(B)は、従来のHMD装置を装
着した状態を横から見た図である。
【図3】(A)および(B)は、従来のHMD装置にお
いて、2次元表示素子の表示画面の状態を示す図であ
る。
【図4】従来のHMDシステムの構成を説明するための
ブロック図である。
【図5】(A)および(B)は、本発明の一実施形態で
あるHMD装置を装着した状態を上から見た図である。
【図6】(A)および(B)は、本発明の一実施形態で
あるHMD装置を装着した状態を横から見た図である。
【図7】(A)および(B)は、本発明の一実施形態で
あるHMD装置において、2次元表示素子の表示画面の
状態を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態であるHMDシステムの構
成を説明するためのブロック図である。
【図9】(A)および(B)は、本発明の一実施形態で
あるHMD装置における、表示素子の回転制御機構およ
びストッパーについて説明するための図である。
【図10】(A−1)および(A−2)は、単純に横画
面から縦画面に切り替えた場合のライン表示での出力デ
ータの表示イメージおよび2次元表示素子の表示イメー
ジ例であり、(B−1)および(B−2)は、縦画面で
正常な表示画像が得られるように駆動制御した場合のラ
イン表示での出力データの表示イメージおよび2次元表
示素子の表示例であり、(C)は縦画面表示および横画
面表示で正常な表示が得られるように駆動制御した場合
の接続機器の表示イメージおよびライン表示での出力デ
ータの表示イメージである。
【図11】本発明の一実施形態であるHMD装置におい
て、表示素子の回転制御機構およびストッパーとして筒
カムを用いた例を示す斜視図である。
【図12】縦画面表示および横画面表示を考慮した駆動
制御に適したメモリ変換部について説明するための図で
ある。
【図13】(A)および(B)は、縦画面表示および横
画面表示を考慮した駆動制御に適したメモリマップアド
レスの例について説明するための図である。
【図14】本発明のHMDシステムにおける、接続機器
の内部構成を説明するためのブロック図である。
【図15】本発明のHMDシステムにおいて、縦画面表
示を用いるアプリケーションを登録する登録画面の例を
示す図である。
【図16】本発明のHMDシステムにおいて、アプリケ
ーションの中で縦画面表示および横画面表示に切り替え
る処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101、501 眼球 102、502 ハーフミラー 103、503 凹面鏡 104、504 2次元表示素子 400、800 表示装置 401、801 2次元表示素子 402、802 光学部 403、803 光源部 410、810 コントロールユニット 411 駆動制御部 412、812 メモリ 420、820 接続機器 421、821 表示制御部 505 表示素子の回転制御機構およびストッパー 811 駆動制御/メモリ変換部 822 通信制御部 823 ビデオメモリ 831 CPU 832 CHIP SET 833 メインメモリ 834 BIOS 835 電源制御IC 836 その他回路 837 サウンドLSI 838 記憶装置 839 入力装置 840 電源SW 901 回転部 902 回転支持部 903、904 ストッパー 905、906 可動式ストッパー 907 回転制御モーター/ストッパー制御回路部 908 回転部のストッパー 1101 筒カム 1102 固定部 1103、1104 きりかき 1201 writeアドレス変換部 1202 メモリリードライトタイミング制御部 1203 readアドレス変換部 1204 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 作田 瑞 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 塩谷 望 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C006 AA01 AA02 AB01 AF02 AF03 AF04 AF42 BB11 BF02 EC13 FA01 5C080 AA10 BB05 DD21 EE11 EE23 JJ01 JJ02 JJ06 JJ07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の頭部または顔面に装着されて利
    用され、 映像または画像を、縦方向の画素数と横方向の画素数と
    が異なる画面上で表示する2つの2次元表示素子と、 一方の2次元表示素子に表示された画像を利用者の一方
    の眼に投影し、他方の2次元表示素子に表示された画像
    を利用者の他方の眼に投影する光学系手段と、 該2次元表示素子を支持して回転させる回転支持手段
    と、 該2次元表示素子の回転位置を制御するストッパー手段
    と、 該2次元表示素子の回転状態に合わせて、該2次元表示
    素子に供給される駆動信号および表示データを制御する
    駆動制御手段とを備え、 該2次元表示素子が横画面表示であるか、または縦画面
    表示であるかに応じて、該2次元表示素子に表示される
    画像を、横長画像または縦長画像に切り替え可能とされ
    ているヘッドマウントディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 前記回転支持手段は、電気的に2次元表
    示素子の回転制御を行う請求項1に記載のヘッドマウン
    トディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパー手段は、2次元表示素子
    の位置決めおよびがたつきの調整を行う手段を備えてい
    る請求項1または請求項2に記載のヘッドマウントディ
    スプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動制御手段は、Rowアドレスお
    よびColumアドレスを用いてアクセスが行われるメ
    モリ素子と接続されており、該駆動制御手段に表示デー
    タが入力されたときに、該メモリ素子を用いて前記2次
    元表示素子に供給される駆動信号および表示データを生
    成し、 該2次元表示素子が横画面表示である場合と縦画面表示
    である場合との両方の場合において、該駆動制御手段に
    表示データが入力されたときに、該メモリ素子に対して
    同一Rowアドレスを用いてアクセスが行われるよう
    に、該駆動制御手段によってアドレス変換を行う請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載のヘッドマウントディ
    スプレイ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のヘッドマウントディスプレイ装置と、該ヘッドマウン
    トディスプレイ装置に接続されている接続機器とを有す
    るヘッドマウントディスプレイシステムであって、 該ヘッドマウントディスプレイ装置および該接続機器
    は、該2次元表示素子に表示される画像が横長画像であ
    るか、または縦長画像であるかを通信する通信手段を備
    え、 該接続機器は、該2次元表示素子が横画面表示である
    か、または縦画面表示であるかに応じて、該2次元表示
    素子に供給される駆動信号および表示データを制御する
    表示制御手段を備えているヘッドマウントディスプレイ
    システム。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段は、Rowアドレスお
    よびColumアドレスを用いてアクセスが行われるメ
    モリ素子と接続されており、該メモリ素子を用いて前記
    2次元表示素子に供給される駆動信号および表示データ
    を生成し、 該2次元表示素子が横画面表示である場合と縦画面表示
    である場合との両方の場合において、該メモリ素子に対
    して同一Rowアドレスを用いてアクセスが行われるよ
    うに、該表示制御手段によってアドレス変換を行う請求
    項5に記載のヘッドマウントディスプレイシステム。
  7. 【請求項7】 前記接続機器において利用されるアプリ
    ケーションに対して、前記2次元表示素子の横画面表示
    および縦画面表示のいずれを用いるかを、予め登録して
    おく登録手段および利用者が設定するための設定手段の
    少なくともいずれか一方を有し、 該接続機器は、利用者がアプリケーションを利用したと
    きに、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に対して、
    登録内容または設定内容に応じて、該2次元表示素子を
    横画面表示または縦画面表示に切り替えるコマンドを発
    行するコマンド発行手段を備えており、 該ヘッドマウントディスプレイ装置は、該接続機器から
    コマンドを受け取るコマンド受け取り手段と、該コマン
    ドに応じて該2次元表示素子を横画面表示または縦画面
    表示に切り替える切り替え手段と、画面切り替え後の状
    態を通知する通知手段とを備えている請求項5または請
    求項6に記載のヘッドマウントディスプレイシステム。
  8. 【請求項8】 前記接続機器は、前記2次元表示素子の
    現在の表示画面を取得して、前記ヘッドマウントディス
    プレイ装置に対して、該2次元表示素子を横画面表示ま
    たは縦画面表示に切り替えるコマンドを発行するアプリ
    ケーションプログラムインターフェイスを備え、 アプリケーションの中で画面の切り替えが必要になった
    ときに、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に対して
    該アプリケーションプログラムインターフェイスからコ
    マンドを発行し、該コマンドに応じて該2次元表示素子
    を横画面表示または縦画面表示に切り替える請求項5乃
    至請求項7のいずれかに記載のヘッドマウントディスプ
    レイシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のヘッドマウントディスプレイ装置と、該ヘッドマウン
    トディスプレイ装置に接続されている接続機器とを有す
    るヘッドマウントディスプレイシステムであって、 該接続機器において利用されるアプリケーションに対し
    て、前記2次元表示素子の横画面表示および縦画面表示
    のいずれを用いるかを、予め登録しておく登録手段およ
    び利用者が設定するための設定手段の少なくともいずれ
    か一方を有し、該接続機器は、利用者がアプリケーショ
    ンを利用したときに、前記ヘッドマウントディスプレイ
    装置に対して、登録内容または設定内容に応じて、該2
    次元表示素子を横画面表示または縦画面表示に切り替え
    るコマンドを発行するコマンド発行手段を備えており、 該ヘッドマウントディスプレイ装置は、該接続機器から
    コマンドを受け取るコマンド受け取り手段と、該コマン
    ドに応じて該2次元表示素子を横画面表示または縦画面
    表示に切り替える切り替え手段と、画面切り替え後の状
    態を通知する通知手段とを備えているヘッドマウントデ
    ィスプレイシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載のヘッドマウントディスプレイ装置と、該ヘッドマウ
    ントディスプレイ装置に接続されている接続機器とを有
    するヘッドマウントディスプレイシステムであって、 該接続機器は、前記2次元表示素子の現在の表示画面を
    取得して、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に対し
    て、該2次元表示素子を横画面表示または縦画面表示に
    切り替えるコマンドを発行するアプリケーションプログ
    ラムインターフェイスを備え、 アプリケーションの中で画面の切り替えが必要になった
    ときに、前記ヘッドマウントディスプレイ装置に対して
    該アプリケーションプログラムインターフェイスからコ
    マンドを発行し、該コマンドに応じて該2次元表示素子
    を横画面表示または縦画面表示に切り替えるヘッドマウ
    ントディスプレイシステム。
JP2001251534A 2001-08-22 2001-08-22 ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム Pending JP2003066364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001251534A JP2003066364A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001251534A JP2003066364A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003066364A true JP2003066364A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19080163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001251534A Pending JP2003066364A (ja) 2001-08-22 2001-08-22 ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003066364A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005059882A1 (en) * 2003-12-19 2005-06-30 Orion Oled Co., Ltd. Flat display panel and image display method
JP2013073188A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Seiko Epson Corp 虚像表示装置
WO2015053449A1 (ko) * 2013-10-08 2015-04-16 엘지전자 주식회사 안경형 영상표시장치 및 그것의 제어방법
JP2016057576A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 株式会社Jvcケンウッド 画像表示装置及び画像表示方法
JP2016180936A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 セイコーエプソン株式会社 頭部搭載型ディスプレイ
US10473918B2 (en) 2014-09-12 2019-11-12 Jvckenwood Corporation Image drawing device and image drawing method that detects and controls laser light

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005059882A1 (en) * 2003-12-19 2005-06-30 Orion Oled Co., Ltd. Flat display panel and image display method
JP2013073188A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Seiko Epson Corp 虚像表示装置
WO2015053449A1 (ko) * 2013-10-08 2015-04-16 엘지전자 주식회사 안경형 영상표시장치 및 그것의 제어방법
JP2016057576A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 株式会社Jvcケンウッド 画像表示装置及び画像表示方法
US10473918B2 (en) 2014-09-12 2019-11-12 Jvckenwood Corporation Image drawing device and image drawing method that detects and controls laser light
JP2016180936A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 セイコーエプソン株式会社 頭部搭載型ディスプレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150113154A (ko) 가상 디스플레이들에 대한 시스템 및 방법
JP3342995B2 (ja) 画像表示装置およびそれを用いたプロジェクタ
JPH11153987A (ja) グラフィック表示装置
US20090128784A1 (en) Projection display device
JP2003066364A (ja) ヘッドマウントディスプレイ装置およびヘッドマウントディスプレイシステム
JPS60117327A (ja) ディスプレイ装置
JPS5848105B2 (ja) 表示装置
JPH06337656A (ja) 液晶表示装置
Scholles et al. Ultra compact laser projection systems based on two-dimensional resonant micro scanning mirrors
JP4991351B2 (ja) 画像表示装置、認証方法およびプログラム
JPH05108036A (ja) 表示装置
JP2007011035A (ja) コンピュータ及び画像表示方法
JP2003099028A (ja) 情報処理端末
KR100382956B1 (ko) 화상처리장치 및 화상표시장치
JPH0713690A (ja) データ処理装置
JP3214157B2 (ja) 表示処理装置
JP2001183625A (ja) 単純マトリックス型液晶表示装置
JP3569218B2 (ja) オンスクリーン表示フォントの回転装置と方法
JP3787470B2 (ja) 表示システム、表示方法および記憶媒体
KR20190098302A (ko) 디스플레이 장치 및 이를 포함하는 디스플레이 시스템
JP2001516897A (ja) 複数の表示装置を制御するための装置、この装置を有するシステム及び所属の方法
JP3096329B2 (ja) 携帯用表示装置
JPH0443594B2 (ja)
JP2770596B2 (ja) 簡易レーザー投射装置
US20070035472A1 (en) Multi-Display System with Independent Operating Areas

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071002