JP2003063886A - 有機性廃棄物の資源化装置および資源化方法 - Google Patents

有機性廃棄物の資源化装置および資源化方法

Info

Publication number
JP2003063886A
JP2003063886A JP2001255245A JP2001255245A JP2003063886A JP 2003063886 A JP2003063886 A JP 2003063886A JP 2001255245 A JP2001255245 A JP 2001255245A JP 2001255245 A JP2001255245 A JP 2001255245A JP 2003063886 A JP2003063886 A JP 2003063886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potassium
liquid
organic waste
separated
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001255245A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Ike
卓 池
Hiroshi Mizutani
洋 水谷
Naoki Yabuki
直樹 矢吹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001255245A priority Critical patent/JP2003063886A/ja
Publication of JP2003063886A publication Critical patent/JP2003063886A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/20Sludge processing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 できるだけ多くのカリウムを堆肥に取り込む
こと。 【解決手段】 家畜糞尿等の有機性廃棄物を、固液分離
装置2によって固形分と分離液とに分離する。分離液
は、水処理設備で生物処理された後、逆浸透膜で構成さ
れたカリウム回収装置5によって、有機性廃棄物を固液
分離した分離液からカリウムを濃縮液として分離され
る。このカリウム濃縮液を、散水ノズル31から堆肥化
設備3の発酵槽32で発酵中の固形分に散布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有機性廃棄物の
処理に関し、さらに詳しくは、家畜糞尿や水産加工にお
ける廃棄物といった有機性廃棄物を処理して堆肥等の資
源とする有機性廃棄物の資源化装置および資源化方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、資源循環型社会の形成に向けて、
家畜糞尿等の有機性廃棄物の適正な処理及び資源化物の
有効利用が強く求められ、様々な法的制度も整備されて
きている。
【0003】図7は、従来使用されてきた有機性廃棄物
の処理設備の一例を示す説明図である。図7(a)に示
すように、家畜糞尿等の有機性廃棄物は、固液分離装置
202によって固形分と分離液とに分けられる。そし
て、分離液は水処理設備204によって処理された後河
川等に放流され、固形分は堆肥化設備203によって好
気性発酵によって堆肥化されて緑農地において利用され
る。また、図7(b)に示すように、家畜糞尿等の有機
性廃棄物はバイオガス発酵槽207でメタン発酵してメ
タンガスを発生する。メタン発酵後の残滓は固液分離装
置202によって固形分と分離液とに分けられ、分離液
は水処理設備204によって、固形分は堆肥化設備20
3によってそれぞれ処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家畜糞尿に
は窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)等の肥効成
分が含まれており、肥料の原料として好適であるが、家
畜糞尿で製造した堆肥を使用した場合における作物栽培
で作物の養分収支をとると、カリウムが不足気味となる
場合が多かった。そして、作物生産においてカリウムが
不足すると緑枯れ症状が発生する場合が多く、これを阻
止するために、大量のカリウムを化学肥料等で別個に補
給しなければならないという問題があった。そこで、こ
の発明は、上記に鑑みてなされたものであって、有機性
廃棄物から製造した堆肥を使用する場合に、カリウムの
補給を最小限に抑える堆肥が製造できる、有機性廃棄物
の資源化装置および資源化方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
につき鋭意検討した結果、次の知見を得て本発明を完成
するに到った。すなわち、家畜糞尿等を原料とした堆肥
はカリウムが不足気味になることが多かったが、これ
は、カリウムが非常にイオン化傾向が強く液体に溶解し
やすいことに基づくものである。すなわち、家畜糞尿等
を固液分離した固形分で堆肥を製造する場合には、固液
分離の際に多量のカリウムが分離液側に溶け込んで排出
されてしまい、堆肥に残る量が少なくなる。そして、分
離液を水処理する際に、カリウムは排水に溶解したまま
捨てられていた。そこで、排水と共に捨てられていたカ
リウムを回収し堆肥に散布すれば、上記カリウムの不足
量を抑えることができる。
【0006】上述の目的を達成するために、請求項1に
係る有機性廃棄物の資源化装置は、有機性廃棄物を固液
分離した分離液を逆浸透させてカリウムを濃縮する逆浸
透膜や、前記分離液を蒸留してカリウムを濃縮する蒸留
装置を備えた濃縮装置、その他の、有機性廃棄物を固液
分離した分離液からカリウムを分離するカリウム濃縮・
分離手段と、当該カリウム濃縮・分離手段によって濃縮
・分離したカリウムを、前記固液分離した有機性廃棄物
の固形分の堆肥化工程に供給するカリウム供給手段と、
を含むことを特徴とする。
【0007】この有機性廃棄物の資源化装置は、家畜糞
尿や魚あら、或いは汚泥等の有機性廃棄物を固形分と分
離液とに分離して、分離液に含まれているカリウムを逆
浸透膜による濃縮や蒸留法による濃縮によって回収し、
例えば堆肥化設備等で発酵中の固形分に散布するもので
ある。当初は家畜糞尿等に含まれていたカリウムは、固
液分離の際に分離液の方へ溶け込んでしまうが、この有
機性廃棄物の資源化装置ではこの分離液に溶け込んだカ
リウムを回収し、これを堆肥化設備に供給するので、完
成した堆肥のカリウム不足を抑制できる。その結果、植
物の緑枯れ現象等のカリウムの欠乏による不具合も抑制
できる。また、カリウムを濃縮液の形で堆肥化設備に供
給するので、堆肥を乾燥させるための熱エネルギーが少
なくて済むので経済的である。
【0008】分離液からカリウムを分離するカリウム分
離手段には、上述したような逆浸透膜によるものや蒸留
を利用するものの他に、電気透析膜等がある。また、有
機性廃棄物を固液分離した後の固形分にカリウムを供給
する手段としては、例えば堆肥化設備で好気性発酵中の
堆肥に直接散布する手段に限られず、例えば、固液分離
した後の固形分を堆肥化設備に投入する前にカリウムを
供給する手段等がある。なお、固形分とは、遠心分離機
やスノコ、ベルトプレスあるいはスクリュープレス等の
固液分離手段で、家畜糞尿やし尿等の有機性廃棄物を分
離した後における分離液を除いた残りの成分をいう。ま
た、この発明は、上述した家畜糞尿や魚あらといった有
機性廃棄物の他、飲食店や食品加工業の廃棄物である生
ごみ、野菜くず、でんぷんかす等といった有機性廃棄物
にも適用できる。
【0009】また、請求項2に係る有機性廃棄物の資源
化装置は、有機性廃棄物がメタン発酵し、発生する消化
汚泥を固液分離した分離液を逆浸透させてカリウムを濃
縮する逆浸透膜や、前記分離液を蒸留してカリウムを濃
縮する蒸留装置を備えた濃縮装置、その他の、有機性廃
棄物を固液分離した分離液からカリウムを分離するカリ
ウム濃縮・分離手段と、当該カリウム濃縮・分離手段に
よって濃縮・分離したカリウムを、前記固液分離した有
機性廃棄物の固形分の堆肥化工程に供給するカリウム供
給手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】この有機性廃棄物の資源化装置は、家畜糞
尿や魚あら、或いは汚泥等の有機性廃棄物がメタン発酵
した際に発生する消化汚泥を固形分と分離液とに分離し
て、分離液に含まれているカリウムを逆浸透膜による濃
縮や蒸留法による濃縮によって回収し、例えば堆肥化設
備等で発酵中の固形分に散布するものである。当初家畜
糞尿等に含まれていたカリウムは、固液分離の際に分離
液の方へ溶け込んでしまうが、この有機性廃棄物の資源
化装置ではこの分離液に溶け込んだカリウムを回収し、
これを堆肥化設備に供給するので、完成した堆肥のカリ
ウム不足を抑制できる。また、メタン発酵の際に発生す
るメタンガスを利用して発電してもよいし、またこのメ
タンガスを堆肥の乾燥に利用してもよいので経済的であ
る。
【0011】また、請求項3に係る有機性廃棄物の資源
化装置は、上記有機性廃棄物の資源化装置において、さ
らに、固液分離した分離液に含まれるアンモニアを回収
するアンモニア回収手段を備え、当該アンモニア回収手
段によってアンモニアを回収した後の分離液から、前記
カリウム分離手段によってカリウムを分離することを特
徴とする。
【0012】この有機性廃棄物の資源化装置は、固液分
離した分離液からカリウムを回収する前に、この分離液
中に含まれているアンモニアを除去するようにしてあ
る。カリウム分離前にアンモニアを回収しないと、アン
モニアを含んだカリウム濃縮水が堆肥化設備に戻され
る。その結果、窒素過多の堆肥が作られることになり、
肥料成分のバランスを崩す場合がある。この有機性廃棄
物の資源化装置では、カリウム分離前にアンモニアを回
収できるので、肥料成分のバランスがよい堆肥を得るこ
とができる。また、窒素過多による地下水汚染も抑制で
きる。
【0013】また、請求項4に係る有機性廃棄物の資源
化方法は、有機性廃棄物を固液分離した分離液からカリ
ウムを分離した後、この分離されたカリウムを前記固液
分離した有機性廃棄物の固形分の堆肥化工程に供給する
ことを特徴とする。この有機性廃棄物の資源化方法は、
家畜糞尿等の有機性廃棄物を固形分と分離液とに分離し
て、分離液に含まれているカリウムを回収し、例えば堆
肥化設備等で発酵中の固形分に散布するものである。
【0014】この有機性廃棄物の資源化方法では、固液
分離の際に分離液へ溶け込んだカリウムを回収し、これ
を固液分離した固形分に供給する。このため、完成した
堆肥のカリウム不足を抑制して、植物の緑枯れ現象等の
カリウムの欠乏による不具合を回避できる。なお、同一
の施設内で回収したカリウムを固液分離した固形分に散
布してもよいし、異なる施設における余剰のカリウム等
を輸送してきて固液分離した固形分に散布してもよい。
また、畜種や季節によって糞尿中のカリウムや窒素等の
量が異なる場合には、異なる畜種から回収したカリウム
濃縮液を散布して、全体の栄養成分のバランスをとるよ
うにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、下記実施の形
態における構成要素には、当業者が容易に想定できるも
のが含まれるものとする。
【0016】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係る有機性廃棄物の資源化装置を示す説明図
である。この有機性廃棄物の資源化装置は、水処理設備
の次段に、逆浸透膜や蒸留によって処理液中のカリウム
を回収し、この回収したカリウムを例えば堆肥化設備中
の堆肥に供給する点に特徴がある。家畜糞尿やし尿等の
有機性廃棄物は一旦貯留槽1に溜められた後、例えば遠
心分離機等によって構成された固液分離装置2に送られ
て、液体と固形分とに分離される。なお、固液分離装置
には、限外濾過膜や精密濾過膜を使用した膜濾過装置を
使用したり、スノコや網等を使用して、重力によって水
分を分離したりしてもよい。
【0017】固液分離装置2で分離された固体分は、堆
肥化設備3へ投入されて好気性発酵して堆肥となる。こ
のとき、入口における固体分の水分が60%程度になる
ようにする必要があり、必要に応じて戻し堆肥をした
り、水分調整剤を投入することによって、固形分の含水
率を調整する。固液分離装置2で分離された分離液は水
処理設備4に送られて、生物処理槽41で液体中の有機
性廃棄物が生物分解される。
【0018】生物分解された液体は、砂濾過、膜濾過、
あるいは活性炭等を利用した高度処理設備42で処理さ
れた後、カリウム回収手段であるカリウム回収装置5に
送られる。なお、カリウム回収装置5は高度処理設備4
2の前段に設置してもよいが、高度処理設備42で処理
される前の液体はまだ不純物が多く、このような液体を
カリウム回収装置5で処理すると、不具合を招きやす
い。このため、高度処理設備42で処理された後の液体
を、カリウム回収装置5で処理する方が好ましい。
【0019】このカリウム回収装置5は、水処理設備4
で処理された分離液中に溶解しているカリウムを、逆浸
透膜(RO膜:Reverse Osmosis Membrane)によって回
収して濃縮するものである。このカリウム回収装置5に
よってカリウムの濃度が高くなった濃縮液は、ポンプ6
によって堆肥化設備3に送られた後、カリウム供給手段
である散水ノズル31を介して発酵槽32の上部から好
気性発酵中の固形分に散布される。なお、カリウムの供
給はこれに限られず、例えば、堆肥化設備3に有機性廃
棄物から固液分離された固形分が投入される前段階で、
この固形分に対してカリウムを供給してもよいし、完成
した堆肥にカリウムを供給してもよい。
【0020】ここで、カリウム回収装置には、分離液を
蒸留することによってカリウムを濃縮する、いわゆる蒸
留法を用いたカリウム回収装置を使用してもよい。蒸留
法においては、カリウムを含んだ分離液を蒸留してカリ
ウムを濃縮するが、同時に沸点の低いアンモニアも取り
除くことができるため、別途アンモニア回収プロセスを
要しないという利点がある。
【0021】しかしながら、蒸留法においては水分を蒸
発させるための熱エネルギーを必要とするため、単独で
このような装置を使用するとやや不経済になる場合があ
る。このため、例えば図2に示すようなバイオガス発電
装置を備えた施設等で、蒸留法を用いたカリウム回収装
置51を使用することが望ましい。このような施設にお
いては、回収したバイオガスによって発電装置を駆動し
た際に発生する排熱や、バイオガスを燃焼させて生ずる
熱エネルギーを、蒸留法を用いたカリウム回収装置51
に利用できるからである。
【0022】図2に示す例では、バイオガス発酵槽7で
家畜糞尿等をメタン発酵させて、メタンガスを含むバイ
オガスを発生させる。そして、このバイオガスでガスエ
ンジン101を運転することで、ガスエンジン101に
連結された発電機100を駆動して電力を発生させる。
このときガスエンジン101から発生する排気ガスを排
熱回収ボイラー102に導き、ここで排気ガスの熱エネ
ルギーを回収して蒸気を発生させ、この蒸気をカリウム
回収装置51に供給して分離液を蒸留するものである。
【0023】カリウムはイオン化傾向が高く、前記固液
分離装置2(図1および2参照)によって固形分と液体
とに分離された場合には液体中に溶解しやすい。このた
め、堆肥を作る固形分にはほとんどカリウムが残らない
ので、この固形分から作られる堆肥はカリウムが不足す
る。しかし、この実施の形態に係る有機性廃棄物の資源
化装置では、カリウム回収装置によって回収されたカリ
ウム濃縮液が、好気性発酵中の固形分に散布されるの
で、製造された堆肥のカリウム不足を補うことができ
る。
【0024】また、この有機性廃棄物の資源化装置で
は、カリウム濃縮液を堆肥化設備内に散布するため、好
気性発酵中である固形分の含水率はほとんど低下しな
い。このため、水分調整に使用する副資材はほとんど必
要とせず、場合によっては好気性発酵中に発生する発酵
熱によって水分調整ができるため水分調整剤を加える必
要もなくなる。また、上記理由から、水分調整のために
発酵中の固形分を加熱する必要もほとんどなくなる。そ
の結果、完成した堆肥も品質の高いものとなり、また堆
肥化に要する水分調整剤、熱エネルギーも節約できる。
【0025】さらに、カリウム回収装置によってカリウ
ムを回収した後の処理水は、カリウムとともに塩分も分
離されているため、農業用水やプロセス用水として利用
できる。このように、この有機性廃棄物の資源化装置で
は、堆肥のカリウム不足を補い、さらに処理液も農業用
水やプロセス用水として利用できるため、廃棄物中のほ
とんどの成分を資源として活用できる。
【0026】(実施の形態2)図3は、この発明の実施
の形態2に係る有機性廃棄物の処理装置を示す説明図で
ある。この有機性廃棄物の処理装置は、実施の形態1に
おける処理装置において、水処理設備の前段へアンモニ
ア回収手段を備えてアンモニアを回収してから水処理
し、カリウムを濃縮して堆肥化設備に濃縮したカリウム
を戻す点に特徴がある。
【0027】図3に示すように、水処理設備4の前段に
はアンモニア回収手段であるアンモニア回収塔8が備え
られており、固液分離装置2によって分離された液体中
に含まれているアンモニアを除去する。ここで、アンモ
ニア回収塔8は、分離液を加熱沸騰させて水よりも沸点
の低いアンモニアを先に蒸発させることで、アンモニア
を回収するものである。
【0028】メタン発酵を組込んだ逆浸透膜を使用した
カリウム回収装置5を使用すると、カリウム回収の前に
アンモニアを回収しないと、カリウム回収装置5でカリ
ウムとともにアンモニアも分離されるので、アンモニア
を含んだ濃縮液が堆肥化設備3に戻されることになる。
すると、窒素過多の堆肥が作られることになり、肥料成
分のバランスを崩す場合がある。また、窒素過多の堆肥
が散布されると、地下水を汚染するおそれもある。実施
の形態2に係る処理装置においては、カリウム回収前に
アンモニアを回収できるので、肥料成分のバランスがよ
い堆肥を得ることができるとともに、窒素過多による地
下水汚染の危険性も最小限にできる。
【0029】また、図4に示すように、バイオガス発酵
槽7を備えた処理装置において、水処理設備の前段にア
ンモニア回収塔8を備えてもよい。バイオガス発酵後の
消化汚泥には多量の有機性窒素由来のアンモニア性窒素
が含まれている。したがって、アンモニア回収により、
これらの窒素成分をカリウム回収の前に取り除いておけ
ば、窒素成分の堆肥混入量が大幅に削減でき、カリウム
濃縮液を直接堆肥に戻すことができる。
【0030】(変形例)図5は、実施の形態2に係る有
機性廃棄物の処理装置における第一の変形例を示す説明
図である。この有機性廃棄物の処理装置は、実施の形態
2における処理装置において、アンモニア回収後、直接
カリウム回収装置5で処理液からカリウムを分離する点
に特徴がある。カリウム回収装置5に使用されている逆
浸透膜は、ほとんどの溶解性物質を阻止するため、アン
モニア回収後の処理液中に含まれる溶解性有機物等は完
全に除去できる。そして、この除去された溶解性有機物
はカリウムとともに堆肥化設備3に戻され、好気性発酵
によって堆肥となる。この処理装置においては水処理設
備が不要になるため、装置が小型にできる。なお、図5
(b)に示すように、バイオガス発酵槽7を備えた有機
性廃棄物の処理装置にも、この変形例を適用できる。
【0031】図6は、上記変形例に係る有機性廃棄物の
処理装置に濾過装置を適用した例を示す説明図である。
図6に示すようにアンモニア回収後、濾過装置9を介し
てカリウム回収装置5へ処理液を供給してもよい。濾過
装置9は、処理液中の汚濁成分を除去するものであり、
この目的のためには限外濾過膜(UF膜:Ultra Filtra
tion(UF)membrane)や精密濾過膜(MF膜:Micro
Filtration(MF)membrane)を使用するとよい。これ
らの濾過膜を備えた濾過装置9によって処理水中の汚泥
を除去すると、汚濁成分によるRO膜の目詰まりを抑え
て寿命を長くできるため、経済的かつ信頼性の高い操業
ができる。
【0032】なお、固液分離後、直接逆浸透膜によって
カリウムを分離する場合には、カリウム分離の前に濾過
装置を設けることが望ましい。これは次の理由による。
逆浸透膜によっても処理液中の有機性廃棄物は完全に除
去できるが、逆浸透膜だけで有機性廃棄物とカリウムと
を除去すると逆浸透膜が目詰まりしやすくなり、保守・
点検や交換の周期が短くなり不経済となるからである。
そこで、限外濾過膜(UF膜:Ultra Filtration(U
F)membrane)や精密濾過膜(MF膜:Micro Filtrati
on(MF)membrane)を使用した濾過装置によって処理
水中の汚泥を除去するとRO膜の寿命が長くできるた
め、上記不具合を解消して経済的かつ信頼性の高い操業
ができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る有
機性廃棄物の資源化装置(請求項1)では、家畜糞尿や
魚あら、或いは汚泥等の有機性廃棄物を固形分と分離液
とに分離して、分離液に含まれているカリウムを逆浸透
膜による濃縮や蒸留法による濃縮によって回収し、例え
ば堆肥化設備等で発酵中の固形分に散布するようにし
た。このように、固液分離の際に分離液の方へ溶け込ん
だカリウムを回収し、これを固形分離した固形分に供給
して堆肥化するので、完成した堆肥のカリウム不足を解
消できる。その結果、植物の緑枯れ現象等のカリウムの
欠乏による不具合を回避できる。また、カリウムを濃縮
液の形で供給するので、堆肥の水分はほとんど増加せ
ず、堆肥を乾燥させるための熱エネルギーが少なくて済
む。
【0034】また、この発明に係る有機性廃棄物の資源
化装置(請求項2)では、家畜糞尿や汚泥等の有機性廃
棄物がメタン発酵した際に発生する消化汚泥を固形分と
分離液とに分離するようにした。そして、分離液に含ま
れているカリウムを逆浸透膜による濃縮等によって回収
し、例えば堆肥化設備等で発酵中の固形分に散布するよ
うにした。このため、固液分離の際に分離液の方へ溶け
込んでしまったカリウムを回収し、これを堆肥化設備に
供給するので、完成した堆肥のカリウム不足を抑制でき
る。また、メタン発酵の際に発生するメタンガスを利用
して発電してもよいし、またこのメタンガスを堆肥の乾
燥に利用してもよいので経済的である。
【0035】また、この発明に係る有機性廃棄物の資源
化装置(請求項3)では、固液分離した分離液からカリ
ウムを回収する前に、この分離液中に含まれているアン
モニアを除去するようにした。このため、カリウム濃縮
前にアンモニアを回収できるので、肥料成分のバランス
がよい堆肥を得ることができる。また、窒素過多による
地下水汚染も抑制できる。
【0036】また、この発明に係る有機性廃棄物の資源
化方法(請求項4)では、家畜糞尿等の有機性廃棄物を
固形分と分離液とに分離して、分離液に含まれているカ
リウムを回収し、例えば堆肥化設備等で発酵中の固形分
に散布するようにした。このため、固液分離の際に分離
液へ溶け込んだカリウムを回収し、これを固液分離した
固形分に供給できるので、完成した堆肥のカリウム不足
を解消して、植物の緑枯れ現象等のカリウムの欠乏によ
る不具合を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る有機性廃棄物の
資源化装置を示す説明図である。
【図2】バイオガス発電装置を備えたこの発明の実施の
形態1に係る有機性廃棄物の資源化装置を示す説明図で
ある。
【図3】この発明の実施の形態2に係る有機性廃棄物の
処理装置を示す説明図である。
【図4】バイオガス発酵槽を備えたこの発明の実施の形
態2に係る有機性廃棄物の資源化装置を示す説明図であ
る。
【図5】実施の形態2に係る有機性廃棄物の処理装置に
おける第一の変形例を示す説明図である。
【図6】上記変形例に係る有機性廃棄物の処理装置に濾
過装置を適用した例を示す説明図である。
【図7】従来使用されてきた有機性廃棄物の処理設備の
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 貯留槽 2、202 固液分離装置 3、203 堆肥化設備 4、204 水処理設備 5、51 カリウム回収装置 6 ポンプ 7、207 バイオガス発酵槽 8 アンモニア回収塔 9 濾過装置 31 散水ノズル 32 発酵槽 41 生物処理槽 42 高度処理設備 100 発電機 101 ガスエンジン 102 排熱回収ボイラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05F 17/00 B09B 3/00 D (72)発明者 矢吹 直樹 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内 Fターム(参考) 4D004 AA02 AA03 AA04 BA04 CA13 CA18 CA19 CB02 CC11 4D059 AA01 AA07 AA08 BA01 BA12 BE00 CA28 CC01 DA01 4H061 AA02 AA03 BB51 CC32 CC36 GG22 GG49

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性廃棄物を固液分離した分離液を逆
    浸透させてカリウムを濃縮する逆浸透膜や、前記分離液
    を蒸留してカリウムを濃縮する蒸留装置を備えた濃縮装
    置、その他の、有機性廃棄物を固液分離した分離液から
    カリウムを分離するカリウム濃縮・分離手段と、 当該カリウム濃縮・分離手段によって濃縮・分離したカ
    リウムを、前記固液分離した有機性廃棄物の固形分の堆
    肥化工程に供給するカリウム供給手段と、 を含むことを特徴とする有機性廃棄物の資源化装置。
  2. 【請求項2】 有機性廃棄物がメタン発酵し、発生する
    消化汚泥を固液分離した分離液を逆浸透させてカリウム
    を濃縮する逆浸透膜や、前記分離液を蒸留してカリウム
    を濃縮する蒸留装置を備えた濃縮装置、その他の、有機
    性廃棄物を固液分離した分離液からカリウムを分離する
    カリウム濃縮・分離手段と、 当該カリウム濃縮・分離手段によって濃縮・分離したカ
    リウムを、前記固液分離した有機性廃棄物の固形分の堆
    肥化工程に供給するカリウム供給手段と、 を含むことを特徴とする有機性廃棄物の資源化装置。
  3. 【請求項3】 さらに、固液分離した分離液に含まれる
    アンモニアを回収するアンモニア回収手段を備え、当該
    アンモニア回収手段によってアンモニアを回収した後の
    分離液から、前記カリウム分離手段によってカリウムを
    分離することを特徴とする請求項1または2に記載の有
    機性廃棄物の資源化装置。
  4. 【請求項4】 有機性廃棄物を固液分離した分離液から
    カリウムを分離した後、この分離されたカリウムを前記
    固液分離した有機性廃棄物の固形分の堆肥化工程に供給
    することを特徴とする有機性廃棄物の資源化方法。
JP2001255245A 2001-08-24 2001-08-24 有機性廃棄物の資源化装置および資源化方法 Pending JP2003063886A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255245A JP2003063886A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 有機性廃棄物の資源化装置および資源化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255245A JP2003063886A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 有機性廃棄物の資源化装置および資源化方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003063886A true JP2003063886A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19083255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001255245A Pending JP2003063886A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 有機性廃棄物の資源化装置および資源化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003063886A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004303482A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 燃料電池発電プロセス、および燃料電池システム
JP2006150158A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Okawara Mfg Co Ltd 畜産廃棄物等の有機廃棄物のメタン醗酵処理システムにおける消化液処理方法並びにその装置
JP2007038185A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Kimigafuchigakuen Sojo Univ 屎尿の処理方法
JP2007192541A (ja) * 2007-04-09 2007-08-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 畜糞処理システム
KR100828741B1 (ko) 2007-04-28 2008-05-16 김태환 발효교반시설의 유기성폐기물 및 축분뇨 공급살포장치
JP2010235360A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 肥料の製造方法、肥料
JP2011104517A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 食品加工残液の資源化方法及び資源化システム
JP5705359B1 (ja) * 2014-08-04 2015-04-22 株式会社エヌ・エス・ピイ メタン発酵方法およびメタン発酵システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999042423A1 (en) * 1998-02-20 1999-08-26 Bioscan A/S Method and plant for the treatment of liquid organic waste
JP2001504035A (ja) * 1996-11-15 2001-03-27 フンキ マヌラ アクティーゼルスカブ 有機廃棄物の分別方法
JP2001340854A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Kubota Corp 生物処理水の脱色方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001504035A (ja) * 1996-11-15 2001-03-27 フンキ マヌラ アクティーゼルスカブ 有機廃棄物の分別方法
WO1999042423A1 (en) * 1998-02-20 1999-08-26 Bioscan A/S Method and plant for the treatment of liquid organic waste
JP2002511832A (ja) * 1998-02-20 2002-04-16 バイオスキャン・アクティーゼルスカブ 液状有機廃棄物を処理するための方法およびプラント
JP2001340854A (ja) * 2000-05-31 2001-12-11 Kubota Corp 生物処理水の脱色方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004303482A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 燃料電池発電プロセス、および燃料電池システム
JP4605992B2 (ja) * 2003-03-28 2011-01-05 三井造船株式会社 燃料電池発電プロセス、および燃料電池システム
JP2006150158A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Okawara Mfg Co Ltd 畜産廃棄物等の有機廃棄物のメタン醗酵処理システムにおける消化液処理方法並びにその装置
JP2007038185A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Kimigafuchigakuen Sojo Univ 屎尿の処理方法
JP2007192541A (ja) * 2007-04-09 2007-08-02 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 畜糞処理システム
KR100828741B1 (ko) 2007-04-28 2008-05-16 김태환 발효교반시설의 유기성폐기물 및 축분뇨 공급살포장치
JP2010235360A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 肥料の製造方法、肥料
JP2011104517A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 食品加工残液の資源化方法及び資源化システム
JP5705359B1 (ja) * 2014-08-04 2015-04-22 株式会社エヌ・エス・ピイ メタン発酵方法およびメタン発酵システム
US9957183B2 (en) 2014-08-04 2018-05-01 Koji IDO Methane fermentation method
US10183883B2 (en) 2014-08-04 2019-01-22 Koji IDO Methane fermentation system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6368849B1 (en) Method and plant for the treatment of liquid organic waste
Drosg et al. Nutrient recovery by biogas digestate processing
US10781143B2 (en) Method and plant for treatment of organic waste
TWI391334B (zh) Organic waste disposal equipment and treatment methods
US9085470B2 (en) Separation method
KR100978125B1 (ko) 바이오가스와 고품질 액비 생산 및 방류 수질의 개선이 가능한 폐액 처리 설비
KR100723338B1 (ko) 가축분뇨 자원화 처리시설
Pieters et al. Farm-scale membrane filtration of sow slurry
CN109205971A (zh) 一种畜禽粪污综合处理和利用的装置
EP0946422B1 (en) Method for separating organic waste
WO2011095805A1 (en) Methods and process plant for the treatment of aqueous organic waste streams
JP2003063886A (ja) 有機性廃棄物の資源化装置および資源化方法
JP3570888B2 (ja) 廃棄物処理方法
CA3126294A1 (en) Method and system for treating wastewater
KR102100991B1 (ko) 다공성 세라믹 분리막을 이용한 액비정제장치
CN102381797B (zh) 鱼粉加工产生的废液和废汽处理方法
CN211226804U (zh) 一种膜浓缩液减量化处理***
JPS5992098A (ja) 有機物を含む廃液の処理法
CN116177797A (zh) 一种高盐高cod大豆废液的再利用***及方法
EP1583602A1 (en) Method and system for treating swine manure
EP3510006B1 (en) Process and apparatus for treating manure sludge
CN110642479A (zh) 一种膜浓缩液减量化处理***及其处理工艺
US20230278880A1 (en) Ammonium Bicarbonate Production Method Using Anaerobic Digester Outputs
JP2001170614A (ja) 有機性廃水の処理方法及び処理システム
KR20200101663A (ko) 축산폐수의 여과와 여과막의 세정이 가능한 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080214

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110927