JP2003063482A - 鋼板コンクリートハイブリッド浮体 - Google Patents

鋼板コンクリートハイブリッド浮体

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JP2003063482A
JP2003063482A JP2001251514A JP2001251514A JP2003063482A JP 2003063482 A JP2003063482 A JP 2003063482A JP 2001251514 A JP2001251514 A JP 2001251514A JP 2001251514 A JP2001251514 A JP 2001251514A JP 2003063482 A JP2003063482 A JP 2003063482A
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JP
Japan
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floating body
steel plate
concrete
slab
plate
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JP2001251514A
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Tadashi Nara
正 奈良
Tomoo Suzuki
智郎 鈴木
Seitaro Yoshida
誠太郎 吉田
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用鋼材量を削減し、施工を合理化した鋼板コ
ンクリートハイブリッド浮体を提供する。 【解決手段】鋼板とコンクリートとの合成構造を有する
浮体であって、前記浮体の少なくとも一部が、内側部材
である合成スラブ用デッキプレートと外側部材である鉄
筋コンクリートとの合成構造からなることを特徴とする
鋼板コンクリートハイブリッド浮体である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、広くは港湾等にお
ける浮体構造(浮防波堤、浮桟橋等)に関し、特に鋼材
とコンクリート材との合成版からなる浮体構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来の鋼板コンクリートハイブリッド浮
体は、内側部材である鋼板と外側部材である鉄筋コンク
リートとを一体化した合成構造を有する浮体であり、こ
のような合成構造を採用する部位によって一般に次のよ
うな種類がある。 図5(a)に示すような、床版部、側壁部および底
版部がすべて上記合成構造の浮体 図5(b)に示すような、床版部および側壁部が上
記合成構造で、底版部は鋼製の浮体 図5(c)に示すような、側壁部のみが上記合成構
造で、床版部および底版部は鋼製の浮体 図5(d)に示すような、上記において、鋼製底
版部の内面側にコンクリートを打設した構造の浮体 図5(e)に示すような、上記において、鋼製底
版部の内面側にコンクリートを打設した構造の浮体 上述のような合成構造は、内側部材である鋼板と外側部
材である鉄筋コンクリートとを頭付きスタッドにより合
成し、一体化することによって構成されている。この場
合、内側部材である鋼板は、組立時の施工性を確保し、
溶接による過度な熱変形を抑制するため、一般に板厚7
mm以上のものを使用している。また、コンクリート打
設圧への抵抗力および版としての剛性を確保するため、
内面側にリブを取り付けた補剛版構造としている。 【0003】上述の鋼板コンクリートハイブリッド浮体
のうち、に属するものとしては、例えば特開平6−3
05480号公報に開示されているような、浮体の両側
部がそれぞれ内側鋼板と外側コンクリートとの合成構造
で構成され、上記両側部における内側鋼板の上端部相互
を連結する上面部と上記内側鋼板の下端部相互を連結す
る底面部とがそれぞれ鋼板構造のみで構成された鋼板コ
ンクリートハイブリッド浮体が提案されている。 【0004】一方、価格競争力が高いとされるPCハイ
ブリッド浮体は、床版、底版、側壁等の外殻にPC(プ
レストレスコンクリート)を使用し、受梁、隔壁等の内
部材に鋼材を使用して鋼材重量を低減した複合構造の浮
体である。PCと鋼桁との結合構造は、スラブアンカー
を用いた非合成構造または頭付きスタッドを用いた合成
構造となっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の鋼
板コンクリートハイブリッド浮体では、PCハイブリッ
ド浮体に比較して使用する鋼材量が多く、また、鋼板の
全面にわたって多数の頭付きスタッドを溶接する必要が
あることから、そのためのマーキング作業や溶接作業が
煩雑であった。 【0006】したがって、本発明の目的は、このような
従来技術の課題を解決し、使用鋼材量が少なく、しかも
施工も容易な鋼板コンクリートハイブリッド浮体を提供
することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明は、鋼板とコンクリートとの合成構造を
有する浮体であって、前記浮体の少なくとも一部が、内
側部材である合成スラブ用デッキプレートと外側部材で
ある鉄筋コンクリートとの合成構造からなることを特徴
とする鋼板コンクリートハイブリッド浮体である。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明による鋼板コンクリートハ
イブリッド浮体では、従来のような、外面に頭付きスタ
ッドが溶接され、内面に縦リブ補強が施された鋼板(板
厚7mm以上)を用いた合成版構造の一部または全部
を、合成スラブ用デッキプレート(板厚1.2mmまた
は1.6mm)を用いた合成版構造に置き換える。 【0009】これにより、少なくとも一部の鋼板板厚が
7mm以上から1.2mmまたは1.6mmと薄くな
り、かつ合成スラブ用デッキプレートを用いれば、デッ
キプレート自体の断面性能による剛性効果により補強用
の縦リブも削減できるため、鋼材重量の低減が図れる。 【0010】また、合成スラブ用デッキプレートには、
コンクリートの剥離やずれを抑制するキー溝(シェアコ
ネクタ)があり、頭付きスタッドを必要としないため、
スタッド位置を印すマーキング作業およびスタッド溶接
作業が削減され、施工の合理化が図れる。 【0011】以下、本発明の実施形態を図面に基づいて
説明する。 【0012】図1〜図4は本発明の鋼板コンクリートハ
イブリッド浮体の一実施形態を示すもので、図1は浮体
の平面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図
3は床版部の平面図、図4は床版部の一部を断面にした
状態で示す斜視図である。 【0013】図1〜図3に示すように、本実施形態の浮
体は、床版部の周辺部、側壁部および底版部が鋼板2と
コンクリート5との合成構造からなる鋼板コンクリート
ハイブリッド浮体であり、床版部の中央部において、従
来の鋼板2のかわりに合成スラブ用デッキプレート1が
適用されている。即ち、側壁部および底版部は、その全
面が従来と同様に、鋼板2の外面側を鉄筋コンクリート
で覆装した合成版構造である。一方、床版部は、その中
央部の内側部材である合成スラブ用デッキプレート1お
よびその周辺部の内側部材である鋼板2と、外側部材で
ある鉄筋コンクリートとからなる合成版構造である。 【0014】上記の鋼板2は、内面側に補強用の縦リブ
が設けられ、外面側に頭付きスタッドが適宜溶接されて
いる。 【0015】なお、上述のように床版部の周辺部につい
ては内側部材を合成スラブ用デッキプレート1ではなく
鋼板2としているのは、係船柱等の艤装品やこのポンツ
ーンを係留するための設備の取付けを考慮したものであ
る。 【0016】上記の合成スラブ用デッキプレート1は、
一定間隔で設置される横桁4および周辺部の鋼板2に溶
接等の方法により接合されている。 【0017】さらに、図4に示すように、床版部は、合
成スラブ用デッキプレート1と鋼板2とからなる内側部
材の外面側に鉄筋3を配筋し、コンクリート5を打設し
て合成版(ハイブリッド)構造を構成している。 【0018】以下、本発明の浮体のより具体的な一実施
例について説明する。 【0019】本実施例の鋼板コンクリートハイブリッド
ポンツーンは、外形寸法が長さ25.0m、幅9.0
m、高さ2.3mの箱型構造物である。 【0020】床版部の構造は、従来は全面が板厚7mm
の鋼板の上部に鉄筋コンクリートを打設したものであっ
たが、本実施例では、図3および図4に示すように、中
央部の長さ19.6m、幅5.6mの範囲に、板厚1.
6mm、溝高75mmの合成スラブ用デッキプレート1
を敷き込み、周辺部は従来通り板厚7mmの鋼板2とし
て、それらの上部に鉄筋コンクリートを打設している。 【0021】上述のような本実施例の鋼板コンクリート
ハイブリッドポンツーンを、合成スラブ用デッキプレー
トを用いない従来のものと比較した一試算によると、使
用鋼材重量は、従来の49.2tonから43.5to
nとなり、11%程度の削減効果があることになる。ま
た、頭付きスタッド本数は、従来の8680本から78
80本となり、9%程度の削減効果があることになる。 【0022】 【発明の効果】以上に述べた本発明の合成スラブ用デッ
キプレートを適用した鋼板コンクリートハイブリッド浮
体によれば、従来の鋼板コンクリートハイブリッド浮体
に比べて、使用鋼材量を大幅に削減し、施工を合理化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す浮体の平面図 【図2】図1のII−II線に沿う断面図 【図3】本発明の一実施形態を示す床版部の平面図 【図4】本発明の一実施形態を示す床版部の一部の斜視
図 【図5】従来の鋼板コンクリートハイブリッド浮体の例
を示す断面図 【符号の説明】 1 合成スラブ用デッキプレート 2 鋼板 3 鉄筋 4 横桁 5 コンクリート 6 鋼板とコンクリートとの合成構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 誠太郎 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 2D018 BA21 2D059 BB11 BB15

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鋼板とコンクリートとの合成構造を有す
    る浮体であって、前記浮体の少なくとも一部が、内側部
    材である合成スラブ用デッキプレートと外側部材である
    鉄筋コンクリートとの合成構造からなることを特徴とす
    る鋼板コンクリートハイブリッド浮体。
JP2001251514A 2001-08-22 2001-08-22 鋼板コンクリートハイブリッド浮体 Pending JP2003063482A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007032212A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Taisei Corp リブ付き床版及び水上構造物
WO2015056837A1 (ko) * 2013-10-15 2015-04-23 주식회사 혁신 복합 다기능 피이 부잔교

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