JP2003062877A - 射出成形用金型及びこれを用いた成形品の製造方法 - Google Patents

射出成形用金型及びこれを用いた成形品の製造方法

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JP2003062877A
JP2003062877A JP2001256759A JP2001256759A JP2003062877A JP 2003062877 A JP2003062877 A JP 2003062877A JP 2001256759 A JP2001256759 A JP 2001256759A JP 2001256759 A JP2001256759 A JP 2001256759A JP 2003062877 A JP2003062877 A JP 2003062877A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品の離型を円滑に行うことができ,安価
で,製造容易な射出成形用金型及びこれを用いた成形品
の製造方法を提供すること。 【解決手段】 凹陥部を設けた本体部21とアンダーカ
ット部24を設けた突起部22とを有する成形品2を成
形する射出成形用金型1。射出成形用金型1は第1金型
11と第2金型12とを有する。第1金型11はメイン
キャビティ31を第2金型12と構成する主型13と,
サブキャビティ32を主型13と構成する傾斜コア14
と,離型方向に進退可能な押出ピン15とを有する。傾
斜コア14は凸部141を有すると共に斜め方向に進退
可能である。押出ピン15と傾斜コア14とは略同時に
前進を開始し,アンダーカット部24から凸部141が
抜けるまで略同速度で前進した後,押出ピン15が傾斜
コア14よりも更に前進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,凹陥部が設けられた本体部と,
上記凹陥部に配設されていると共にアンダーカット部が
設けられた突起部とを有する成形品を成形するための射
出成形用金型及びこれを用いた成形品の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来より,本体部と,該本体部に配設され
ていると共にアンダーカット部が設けられた突起部とを
有する成形品がある。該成形品を射出成形するに当って
は,上記アンダーカット部を形成するための凸部を設け
た可動コアを有する射出成形用金型を用いる。この場
合,上記成形品を上記射出成形用金型から離型する際
に,上記可動コアの凸部を,上記成形品の各部に干渉さ
せることなく,上記アンダーカット部から抜く必要があ
る。
【0003】かかる観点から,実開平5−58249号
公報に開示されているごとく,離型時において,上記可
動コアの凸部が成形品の各部に干渉することなく,アン
ダーカット部から抜き取られるように,成形品と可動コ
アを動作させることができる射出成形用金型が提案され
ている。
【0004】該射出成形用金型9は,図11〜図13に
示すごとく,互いに分離可能な第1金型91と第2金型
92とを有する。上記第1金型91は,下記の主型93
と可動コア94と押出ピン95とを有する。上記主型9
3は,成形品2の本体部21を成形するためのメインキ
ャビティ81を上記第2金型92と共に構成する。上記
可動コア94は,上記成形品2の突起部22を成形する
ためのサブキャビティ82を上記主型93と共に構成す
る。上記押出ピン95は,成形品2の離型方向Rに進退
可能に上記主型93に配設されている。
【0005】上記射出成形用金型9から成形品2を離型
するに当っては,まず第1段階として,図12に示すご
とく,第1押出板912を離型方向Rに移動させる。こ
れにより,上記可動コア94と押出ピン95とを同時
に,上記主型93に対して前進を開始させると共に,離
型方向Rに同速度で所定の位置まで前進させる。
【0006】次いで,第2段階として,図13に示すご
とく,コアガイド916の作用により,上記可動コア9
4を上記突起部22から離れる方向に傾斜させると共
に,2段押カム914の作用により第2押出板913を
押上げ,上記押出ピン95を上記可動コア94よりもさ
らに前進させる。これにより,上記可動コア94の凸部
941をアンダーカット部24から抜くとともに,上記
可動コア94を上記本体部21から離す。
【0007】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の射
出成形用金型9は,上述のごとく,離型時において,2
段階の動作を行なう必要がある。そのため,上記射出成
形用金型9は,複雑な構造を有することとなる。また,
上記射出成形用金型9を製造するに当り,部品点数が多
くなり,材料費がかかると共に,組立て工数も多くな
る。
【0008】また,上記成形品の本体部に凹陥部が設け
られ,該凹陥部に上記突起部が形成されている場合(図
8,図9参照),上記可動コアは上記凹陥部に配置され
ることとなる。そして,上記本体部が上記可動コアに抱
き付いた状態となっている。それ故,離型時において,
上記凹陥部から上記可動コアを円滑に抜き取る必要があ
る。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,成形品の離型を円滑に行うことができ,
安価で,製造容易な射出成形用金型及びこれを用いた成
形品の製造方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】第1の発明は,凹陥部が設けられた
本体部と,上記凹陥部に配設されていると共にアンダー
カット部が設けられた突起部とを有する成形品を成形す
るための射出成形用金型において,該射出成形用金型
は,互いに分離可能な第1金型と第2金型とを有し,上
記第1金型は,上記成形品の上記本体部を成形するため
のメインキャビティを上記第2金型と共に構成する主型
と,上記成形品の突起部を成形するためのサブキャビテ
ィを上記主型と共に構成する傾斜コアと,成形品の離型
方向に進退可能に上記主型に配設された押出ピンとを有
し,上記傾斜コアは,上記突起部のアンダーカット部を
形成するための凸部を有すると共に,上記主型に対して
上記離型方向から所定角度傾斜した斜め方向に進退可能
に設けられ,かつ,前進するほど上記成形品のアンダー
カット部から上記凸部が離れるように構成されており,
上記押出ピンと上記傾斜コアとは,成形品の離型時にお
いて,略同時に前進を開始すると共に少なくとも上記ア
ンダーカット部から上記凸部が抜けるまで,上記離型方
向に略同速度で前進し,その後,上記押出ピンが上記傾
斜コアよりも更に前進するよう構成されていることを特
徴とする射出成形用金型にある(請求項1)。
【0011】上述のごとく,上記押出ピンと上記傾斜コ
アとは,成形品の離型時において,略同時に前進を開始
すると共に少なくとも上記アンダーカット部から上記凸
部が抜けるまで,上記離型方向に略同速度で前進するよ
う構成されている。そのため,上記傾斜コアを上記成形
品と共に離型方向に移動させることにより,凸部をアン
ダーカット部から抜くことができる。
【0012】また,上記傾斜コアの凸部がアンダーカッ
ト部から抜けた後に,上記押出ピンが上記傾斜コアより
も更に前進するよう構成されている。そのため,この押
出ピンの更なる前進を実行することによって,上記成形
品を上記傾斜コアから引き離す方向へ移動させることが
できる。これにより,例え,上記成形品の本体部が上記
傾斜コアに抱き付いた状態にあっても,上記成形品を傾
斜コアから円滑に離すことができる。このように,上記
構成の射出成形用金型を用いれば,上記傾斜コアの凸部
と上記成形品の突起部とを干渉させることなく,円滑に
成形品を離型することができる。
【0013】また,上記傾斜コアは,上記離型方向から
所定角度傾斜した斜め方向に進退可能に設けられ,前進
するほど上記アンダーカット部から凸部が離れるよう構
成されている。そのため,上記傾斜コアは,上記斜め方
向の前進という簡単な動作で,上記傾斜コアを成形品の
突起部から離すことができる。そして,傾斜コアを成形
品の本体部から離すに当っても,上記押出ピンが傾斜コ
アよりも更に前進するという簡単な動作を行えば足り
る。それ故,上記射出成形用金型は,簡単な構造とする
ことができる。従って,安価で,製造容易な射出成形用
金型を得ることができる。
【0014】以上のごとく,上記第1の発明によれば,
成形品の離型を円滑に行うことができ,安価で,製造容
易な射出成形用金型を提供することができる。
【0015】第2の発明は,凹陥部が設けられた本体部
と,上記凹陥部に配設されていると共にアンダーカット
部が設けられた突起部とを有する成形品を,射出成形用
金型を用いて製造する方法において,上記射出成形用金
型は,互いに分離可能な第1金型と第2金型とを有し,
上記第1金型は,上記成形品の上記本体部を成形するた
めのメインキャビティを上記第2金型と共に構成する主
型と,上記成形品の突起部を成形するためのサブキャビ
ティを上記主型と共に構成する傾斜コアと,成形品の離
型方向に進退可能に上記主型に配設された押出ピンとを
有し,上記傾斜コアは,上記突起部のアンダーカット部
を形成するための凸部を有すると共に,上記主型に対し
て上記離型方向から所定角度傾斜した斜め方向に進退可
能に設けられ,かつ,前進するほど上記成形品のアンダ
ーカット部から上記凸部が離れるように構成されてお
り,上記メインキャビティ及び上記サブキャビティにお
いて上記成形品を成形した後,第1金型と第2金型とを
分離し,上記成形品を上記第1金型から離型するにあた
り,上記押出ピンと上記傾斜コアとを,上記主型に対し
て離型方向に,略同時に前進を開始させると共に少なく
とも上記アンダーカット部から上記凸部が抜けるまで略
同速度で前進させ,その後,上記押出ピンを上記傾斜コ
アよりも更に前進させて,上記成形品を上記第1金型か
ら離型することを特徴とする成形品の製造方法にある
(請求項4)。
【0016】本製造方法においては,上述のごとく,上
記押出ピンと上記傾斜コアとを,成形品の離型時におい
て,略同時に前進を開始させると共に少なくとも上記ア
ンダーカット部から上記凸部が抜けるまで,上記離型方
向に略同速度で前進させる。そのため,上記傾斜コアを
上記成形品と共に離型方向に移動させることにより,凸
部をアンダーカット部から抜くことができる。
【0017】そして,その後,上記押出ピンの方を上記
傾斜コアよりも更に前進させる。そのため,上記成形品
を上記傾斜コアから引き離す方向へ移動させることがで
きる。これにより,例え,上記成形品の本体部が上記傾
斜コアに抱き付いた状態にあっても,上記成形品を傾斜
コアから円滑に離すことができる。このように,上記傾
斜コアの凸部と上記成形品の突起部とを干渉させること
なく,円滑に成形品を離型することができる。
【0018】また,上記傾斜コアは,上述のごとく斜め
方向に進退可能に設けられ,上記斜め方向の前進という
簡単な動作で,上記傾斜コアを成形品の突起部から離す
ことができる。そして,傾斜コアを成形品の本体部から
離すに当っても,上記押出ピンを傾斜コアよりも更に前
進させるという簡単な動作を行えば足りる。そのため,
成形品の離型を容易に行うことができる。
【0019】以上のごとく,上記第2の発明によれば,
成形品の離型を円滑かつ容易に行うことができる成形品
の製造方法を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】上記第1の発明(請求項1)にお
いて,上記成形品としては,例えば,自動車のラジエー
タグリル,ガーニッシュ,バックドア等がある。また,
上記アンダーカット部は,例えば,上記突起部の基端部
付近において窪んだ部分をいい,貫通していてもよい。
【0021】また,上記傾斜コアが進退可能な斜め方向
としては,上記離型方向に対して,例えば,10〜15
°傾斜している方向が好ましい。この傾斜角度が10°
未満の場合,上記傾斜コアの凸部がアンダーカット部か
ら抜ける位置に達するまでに,傾斜コアを大きく前進さ
せる必要があり,成形品の生産効率が低下するおそれが
ある。一方,上記傾斜角度が15°を超える場合には,
傾斜コアの破損又は変形のおそれがある。また,上記離
型方向とは,上記第1金型の主型から,上記成形品が離
れる方向をいう。
【0022】また,上記第1金型は,上記傾斜コアを離
型方向に押圧するガイドロッドを有し,該ガイドロッド
は,成形品の離型時において,少なくとも上記傾斜コア
の凸部が上記成形品のアンダーカット部から抜ける位置
に達するまで,傾斜コアを押圧するよう構成してあるこ
とが好ましい(請求項2)。これにより,上記押出ピン
と上記傾斜コアとを,略同時に前進を開始すると共に少
なくとも上記アンダーカット部から上記凸部が抜けるま
で,上記離型方向に略同速度で前進するよう構成するこ
とが容易となる。また,上記ガイドロッドは,例えば,
スプリング等の弾性部材によって,上記傾斜コアを離型
方向に押圧することができる。また,上記ガイドロッド
は,上記傾斜コアを直接に押圧していてもよいし,間接
的に押圧していてもよい。
【0023】また,上記第1金型は,上記傾斜コアに固
定した規制コマと,上記主型に固定したストッパーブロ
ックとを有し,成形品の離型時において,上記傾斜コア
が上記主型に対して前進して,少なくとも上記傾斜コア
の凸部が上記成形品のアンダーカット部から抜ける位置
に達したとき,上記規制コマが上記ストッパーブロック
に当接し,上記傾斜コアの離型方向への前進を規制する
よう構成してあることが好ましい(請求項3)。これに
より,上記押出ピンと傾斜コアとが上記離型方向に略同
速度で前進した後,上記押出ピンが上記傾斜コアよりも
更に前進するよう構成することが容易となる。
【0024】次に,上記第2の発明(請求項4)におい
て,上記第1金型は,上記傾斜コアを離型方向に押圧す
るガイドロッドを有し,該ガイドロッドによって,少な
くとも上記傾斜コアの凸部が上記成形品のアンダーカッ
ト部から抜ける位置に達するまで,上記傾斜コアを押圧
することが好ましい(請求項5)。これにより,上記押
出ピンと上記傾斜コアとを,容易に,略同時に前進を開
始させると共に少なくとも上記アンダーカット部から上
記凸部が抜けるまで,上記離型方向に略同速度で前進さ
せることができる。
【0025】また,上記第1金型は,上記傾斜コアに固
定した規制コマと,上記主型に固定したストッパーブロ
ックとを有し,上記傾斜コアを上記主型に対して前進さ
せ,少なくとも上記傾斜コアの凸部が上記成形品のアン
ダーカット部から抜ける位置に達したとき,上記規制コ
マを上記ストッパーブロックに当接させ,上記傾斜コア
の離型方向への前進を規制することが好ましい(請求項
6)。これにより,上記押出ピンと傾斜コアとを上記離
型方向に略同速度で前進させた後,容易に,上記押出ピ
ンを上記傾斜コアよりも更に前進させることができる。
【0026】
【実施例】本発明の実施例にかかる射出成形用金型及び
これを用いた成形品の製造方法につき,図1〜図10を
用いて説明する。本例の射出成形用金型1は,図8,図
9に示すごとく,凹陥部23が設けられた本体部21
と,上記凹陥部23に配設されていると共にアンダーカ
ット部24が設けられた突起部22とを有する成形品2
を成形するための射出成形用金型である。
【0027】該射出成形用金型1は,図1〜図6に示す
ごとく,互いに分離可能な第1金型11と第2金型12
とを有する。上記第1金型11は,下記の主型13と傾
斜コア14と押出ピン15とを有する。図1,図6に示
すごとく,上記主型13は,上記成形品2の上記本体部
21を成形するためのメインキャビティ31を,上記第
2金型12と共に構成する。上記傾斜型14は,上記成
形品2の突起部22を成形するためのサブキャビティ3
2を上記主型13と共に構成する。押出ピン15は,成
形品2の離型方向Rに進退可能に上記主型13に配設さ
れている。
【0028】上記傾斜コア14は,上記突起部22のア
ンダーカット部24を形成するための凸部141を有す
る。また,上記傾斜コア14は,上記主型13に対して
上記離型方向Rから所定角度傾斜した斜め方向に進退可
能に設けられている。更に,上記傾斜コア14は,図1
〜図3に示すごとく,前進するほど上記成形品2のアン
ダーカット部24から上記凸部141が離れるように構
成されている。
【0029】上記押出ピン15と上記傾斜コア14と
は,図1,図2に示すごとく,成形品2の離型時におい
て,略同時に前進を開始すると共に少なくとも上記アン
ダーカット部24から上記凸部141が抜けるまで,上
記離型方向Rに略同速度で前進する。その後,図3,図
4に示すごとく,上記押出ピン15が上記傾斜コア14
よりも更に前進するよう構成されている。
【0030】図1〜図4に示すごとく,上記第1金型1
1は,上記傾斜コア14を離型方向Rに押圧するガイド
ロッド16を有する。該ガイドロッド16は,成形品2
の離型時において,少なくとも,図2に示すごとく,上
記傾斜コア14の凸部141が上記成形品2のアンダー
カット部24から抜ける位置に達するまで,傾斜コア1
4を押圧する。
【0031】また,図1〜図4に示すごとく,上記第1
金型11は,上記傾斜コア14に固定した規制コマ17
と,上記主型13に固定したストッパーブロック18と
を有する。そして,成形品2の離型時において,上記傾
斜コア14が上記主型13に対して前進して,少なくと
も上記傾斜コア14の凸部141が上記成形品2のアン
ダーカット部24から抜ける位置に達したとき,図3に
示すごとく,上記規制コマ17が上記ストッパーブロッ
ク18に当接する。これにより,図3,図4に示すごと
く,上記傾斜コア14の離型方向Rへの前進を規制す
る。
【0032】上記射出成形用金型1により製造される成
形品2は,例えば,図10に示すような,自動車のラジ
エータグリルである。そして,上記成形品2の枠体20
が,図8,図9(A)に示すごとく,断面略U字状に形
成されている。該枠体20の凹陥部23には,枠体20
を補強するリブとしての突起部22が複数形成されてい
る。また,該突起部22は,本体部21との間に形成さ
れた貫通したアンダーカット部24を設けてなる。
【0033】次に,上記射出成形用金型1の構成につ
き,より具体的に説明する。なお,以下においては,図
1〜図4に示す状態に従って上下左右を定めて説明す
る。従って,本例においては,上記離型方向Rは上方と
なる。ただし,この方向については,本発明を限定する
ものではない。
【0034】図1〜図4に示すごとく,上記射出成形用
金型1の第1金型11は,図示しない駆動機構に固定さ
れた取付板111を有する。該取付板111は,上記主
型13の下方に配置されていると共に,該主型13にス
ペーサブロック(図示略)を介して固定されている。そ
して,上記主型13は,上記駆動機構によって,上記取
付板111と共に,上下に移動することができる。
【0035】また,上記取付板111と上記主型11と
の間のスペースには,押出板112が配置されている。
該押出板112は,図示しない他の駆動機構によって,
上下動可能となっている。そして,上記押出板112
は,上記押出ピン15の下端部151を保持固定し,該
押出ピン15を上下動させることができる。即ち,上記
押出ピン15を,主型13に対して進退させることがで
きる。
【0036】また,上記取付板111には,上記ガイド
ロッド16を保持するロッド保持部113が形成されて
いる。該ロッド保持部113は,上記ガイドロッド16
を,所定範囲の上下動が可能な状態で保持している。そ
して,上記ロッド保持部113の底部114と上記ガイ
ドロッド16との間には,該ガイドロッド16を上方へ
付勢するスプリング115が配されている。
【0037】また,図1〜図4,図7に示すごとく,上
記押出板112には,上記規制コマ17を保持するコマ
保持部116が形成されている。該コマ保持部116
は,上記規制コマ17を,所定範囲の上下左右方向の移
動が可能な状態で保持している。なお,上記押出板11
2は,2枚の金属板を重ね合わせて固定して形成されて
いる。
【0038】また,上記ストッパーブロック18は,上
記主型13の下面131に固定されている。そして,上
記傾斜コア14を挿通するための挿通穴181を有して
いる。該挿通穴181は,上下方向(離型方向R)に対
して所定の傾斜角度をもって形成されている。これによ
り,上記傾斜コア14を一定の傾斜角度に保持してい
る。即ち,上記傾斜コア14は,上記離型方向Rに対し
て,約10°傾斜している。
【0039】次に,上記射出成形用金型1を用いた成形
品2の製造方法につき説明する。即ち,図1に示すごと
く,まず上記メインキャビティ31及びサブキャビティ
32において,本体部21と突起部22とを有する上記
成形品2を成形する。次いで,上記第1金型11と第2
金型12とを分離する。具体的には,上記取付板111
に取り付けた駆動機構により,上記第1金型11を下方
に移動させる。即ち,本例においては,上記第2金型1
2が固定型であり,第1金型11が可動型である。
【0040】次いで,図2に示すごとく,上記押出板1
12を上方へ移動させることにより,上記押出ピン15
を上方へ前進させる。このとき,上記コマ保持部116
によって上方への移動を阻止されていた規制コマ17
が,上記押出板112の上昇に伴って,上記ガイドロッ
ド16による上方への押圧力によって上方へ移動する。
これにより,上記規制コマ17に固定された傾斜コア1
4が斜め上方へ移動する。
【0041】それ故,上記押出ピン15と上記傾斜コア
14とは,上方向については同速度で移動する。これに
より,上記押出ピン15に押上げられて上記成形品2が
上昇し,傾斜コア14も成形品2の本体部21に接触し
ながら上昇する。そして,図2,図3に示すごとく,上
記傾斜コア14は,成形品2に対して右方へ移動する。
これにより,上記傾斜コア14の上端部に形成された凸
部141は,上記成形品2の突起部22のアンダーカッ
ト部24から抜ける。
【0042】更に,上記押出板112を上昇させると,
図3に示すごとく,上記規制コマ17が,上記ストッパ
ーブロック18に当接する。この状態においては,既に
上記ガイドロッド16の上昇が停止しているため,上記
規制コマ17は,上記ガイドロッド16に支承されてい
ない。しかし,上記傾斜コア14が,上記成形品2の凹
陥部23に抱き付かれた状態(図5参照)にあるため,
上記傾斜コア14が成形品2と共に上昇し,これにより
規制コマ17が上昇する。ただし,上記成形品2による
傾斜コア14への抱き付き力が小さい場合には,規制コ
マが上記ストッパーブロック18に当接する前に,傾斜
コア14が成形品2から離れる。
【0043】上記規制コマ17が上記ストッパーブロッ
ク18に当接した状態(図3)から,更に,上記押出板
112を上昇させ,押出ピン15を上昇させると,上記
成形品2を更に上昇させることとなる。ところが,上記
規制コマ17が上記ストッパーブロック18に当接し
て,それ以上の上昇を規制されているため,傾斜コア1
4は上昇しない。そのため,上記傾斜コア14は,上記
成形品2から離れる。このようにして,上記成形品2
が,第1金型11から離型される。
【0044】次に,本例の作用効果につき説明する。上
述のごとく,上記押出ピン15と上記傾斜コア14と
は,成形品2の離型時において,略同時に前進を開始す
ると共に少なくとも上記アンダーカット部24から上記
凸部141が抜けるまで,上記離型方向Rに略同速度で
前進する。そのため,上記傾斜コア14を上記成形品2
と共に離型方向Rに移動させることにより,凸部141
をアンダーカット部24から抜くことができる(図
2)。
【0045】そして,その後,上記押出ピン15が上記
傾斜コア14よりも更に前進する。そのため,上記成形
品2を上記傾斜コア14から引き離す方向へ移動させる
ことができる(図4)。これにより,例え,上記成形品
2の本体部21が上記傾斜コア14に抱き付いた状態に
あっても,上記成形品2を傾斜コア14から円滑に離す
ことができる。このように,上記傾斜コア14の凸部1
41と上記成形品2の突起部22とを干渉させることな
く,円滑に成形品2を離型することができる。
【0046】また,上記傾斜コア14は,上記離型方向
Rから所定角度傾斜した斜め方向に進退可能に設けら
れ,前進するほど上記アンダーカット部24から凸部1
41が離れるよう構成されている。そのため,上記傾斜
コア14は,上記斜め方向の前進という簡単な動作で,
上記傾斜コア14を成形品2の突起部22から離すこと
ができる。そして,傾斜コア14を成形品2の本体部2
1から離すに当っても,上記押出ピン15が傾斜コア1
4よりも更に前進するという簡単な動作を行えば足り
る。それ故,上記射出成形用金型1は,簡単な構造とす
ることができる。従って,安価で,製造容易な射出成形
用金型1を得ることができる。
【0047】また,上記第1金型11は上記ガイドロッ
ド16を有し,該ガイドロッド16は,少なくとも上記
傾斜コア14の凸部141が上記成形品2のアンダーカ
ット部24から抜ける位置に達するまで,傾斜コア14
を押圧する。これにより,容易に,上記押出ピン15と
上記傾斜コア14とを,略同時に前進を開始させると共
に少なくとも上記アンダーカット部24から上記凸部1
41が抜けるまで,上記離型方向Rに略同速度で前進さ
せることができる。
【0048】また,上記第1金型11は,上記規制コマ
17と上記ストッパーブロック18とを有する。そし
て,上記規制コマ17が上記ストッパーブロック18に
当接し,上記傾斜コア14の離型方向Rへの前進を規制
する。これにより,上記押出ピン15と傾斜コア14と
を上記離型方向Rに略同速度で前進させた後,容易に,
上記押出ピン15を上記傾斜コア14よりも更に前進さ
せることができる。
【0049】以上のごとく,本例によれば,成形品の離
型を円滑に行うことができ,安価で,製造容易な射出成
形用金型及びこれを用いた成形品の製造方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における,成形品を離型する前の射出成
形用金型の断面図。
【図2】実施例における,傾斜コアの凸部が成形品のア
ンダーカット部から抜けた状態の射出成形用金型の断面
図。
【図3】実施例における,規制コマがストッパーブロッ
クに当接した状態の射出成形用金型の断面図。
【図4】実施例における,押出ピンが傾斜コアよりも前
進した状態の射出成形用金型の断面図。
【図5】図1のA−A線矢視断面相当の説明図。
【図6】図1のB−B線矢視断面相当の説明図。
【図7】図4のE−E線矢視断面相当のコマ保持部の説
明図。
【図8】実施例における,成形品の部分斜視図。
【図9】(A)図8のC−C線矢視断面図,(B)図8
のD−D線矢視断面図。
【図10】実施例における,成形品の全体の正面図。
【図11】従来例における,成形品を離型する前の射出
成形用金型の断面図。
【図12】従来例における,第1段階の離型動作を表
す,射出成形用金型の断面図。
【図13】従来例における,第2段階の離型動作を表
す,射出成形用金型の断面図。
【符号の説明】
1...射出成形用金型, 11...第1金型, 12...第2金型, 13...主型, 14...傾斜コア, 141...凸部, 15...押出ピン, 2...成形品, 21...本体部, 22...突起部, 23...凹陥部, 24...アンダーカット部, 31...メインキャビティ, 32...サブキャビティ,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川地 正禎 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AG28 CA11 CB01 CK32 CK42 CK52 CK75 CM02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹陥部が設けられた本体部と,上記凹陥
    部に配設されていると共にアンダーカット部が設けられ
    た突起部とを有する成形品を成形するための射出成形用
    金型において,該射出成形用金型は,互いに分離可能な
    第1金型と第2金型とを有し,上記第1金型は,上記成
    形品の上記本体部を成形するためのメインキャビティを
    上記第2金型と共に構成する主型と,上記成形品の突起
    部を成形するためのサブキャビティを上記主型と共に構
    成する傾斜コアと,成形品の離型方向に進退可能に上記
    主型に配設された押出ピンとを有し,上記傾斜コアは,
    上記突起部のアンダーカット部を形成するための凸部を
    有すると共に,上記主型に対して上記離型方向から所定
    角度傾斜した斜め方向に進退可能に設けられ,かつ,前
    進するほど上記成形品のアンダーカット部から上記凸部
    が離れるように構成されており,上記押出ピンと上記傾
    斜コアとは,成形品の離型時において,略同時に前進を
    開始すると共に少なくとも上記アンダーカット部から上
    記凸部が抜けるまで,上記離型方向に略同速度で前進
    し,その後,上記押出ピンが上記傾斜コアよりも更に前
    進するよう構成されていることを特徴とする射出成形用
    金型。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記第1金型は,上
    記傾斜コアを離型方向に押圧するガイドロッドを有し,
    該ガイドロッドは,成形品の離型時において,少なくと
    も上記傾斜コアの凸部が上記成形品のアンダーカット部
    から抜ける位置に達するまで,傾斜コアを押圧するよう
    構成してあることを特徴とする射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記第1金型
    は,上記傾斜コアに固定した規制コマと,上記主型に固
    定したストッパーブロックとを有し,成形品の離型時に
    おいて,上記傾斜コアが上記主型に対して前進して,少
    なくとも上記傾斜コアの凸部が上記成形品のアンダーカ
    ット部から抜ける位置に達したとき,上記規制コマが上
    記ストッパーブロックに当接し,上記傾斜コアの離型方
    向への前進を規制するよう構成してあることを特徴とす
    る射出成形用金型。
  4. 【請求項4】 凹陥部が設けられた本体部と,上記凹陥
    部に配設されていると共にアンダーカット部が設けられ
    た突起部とを有する成形品を,射出成形用金型を用いて
    製造する方法において,上記射出成形用金型は,互いに
    分離可能な第1金型と第2金型とを有し,上記第1金型
    は,上記成形品の上記本体部を成形するためのメインキ
    ャビティを上記第2金型と共に構成する主型と,上記成
    形品の突起部を成形するためのサブキャビティを上記主
    型と共に構成する傾斜コアと,成形品の離型方向に進退
    可能に上記主型に配設された押出ピンとを有し,上記傾
    斜コアは,上記突起部のアンダーカット部を形成するた
    めの凸部を有すると共に,上記主型に対して上記離型方
    向から所定角度傾斜した斜め方向に進退可能に設けら
    れ,かつ,前進するほど上記成形品のアンダーカット部
    から上記凸部が離れるように構成されており,上記メイ
    ンキャビティ及び上記サブキャビティにおいて上記成形
    品を成形した後,第1金型と第2金型とを分離し,上記
    成形品を上記第1金型から離型するにあたり,上記押出
    ピンと上記傾斜コアとを,上記主型に対して離型方向
    に,略同時に前進を開始させると共に少なくとも上記ア
    ンダーカット部から上記凸部が抜けるまで略同速度で前
    進させ,その後,上記押出ピンを上記傾斜コアよりも更
    に前進させて,上記成形品を上記第1金型から離型する
    ことを特徴とする成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において,上記第1金型は,上
    記傾斜コアを離型方向に押圧するガイドロッドを有し,
    成形品の離型時において,該ガイドロッドによって,少
    なくとも上記傾斜コアの凸部が上記成形品のアンダーカ
    ット部から抜ける位置に達するまで,上記傾斜コアを押
    圧することを特徴とする成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において,上記第1金型
    は,上記傾斜コアに固定した規制コマと,上記主型に固
    定したストッパーブロックとを有し,上記傾斜コアを上
    記主型に対して前進させ,少なくとも上記傾斜コアの凸
    部が上記成形品のアンダーカット部から抜ける位置に達
    したとき,上記規制コマを上記ストッパーブロックに当
    接させ,上記傾斜コアの離型方向への前進を規制するこ
    とを特徴とする成形品の製造方法。
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