JP2003060861A - 画像読み取りシステム及び画像読み取り方法 - Google Patents

画像読み取りシステム及び画像読み取り方法

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JP2003060861A
JP2003060861A JP2001242578A JP2001242578A JP2003060861A JP 2003060861 A JP2003060861 A JP 2003060861A JP 2001242578 A JP2001242578 A JP 2001242578A JP 2001242578 A JP2001242578 A JP 2001242578A JP 2003060861 A JP2003060861 A JP 2003060861A
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linear sensor
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JP2001242578A
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Toshiaki Oshima
利明 大嶋
Chikashi Nakamura
史 中村
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに一部重複して隣り合う領域の光学像を
表す複数の画像データを互いに結合させる処理量を低減
する画像読み取り方法を提供する。 【解決手段】 主走査線上の互いに一部重複している領
域A,Bの各光学像をリニアセンサに結像させ各光学像
の濃淡に応じた第一及び第二主走査データを取得する画
像読み取りシステムを用いる。そして、まず領域A,B
が互いに重複している領域に基準点51が存在する主走
査線について各領域A,Bの光学像を表す第一及び第二
主走査データを取得し、その得られた第一及び第二主走
査データに基づいて黒点51の光学像が結像される第一
及び第二基準画素を特定する。次に、主走査線をそれと
垂直な方向に移動させつつ互いに一部重複している複数
の領域に分割して原稿の光学像を走査し、その結果得ら
れた第一及び第二主走査データを、第一及び第二基準画
素を基準として互いに結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読み取りシステ
ム及び画像読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿に記録された原稿像を読み取
るためのシステムとして、イメージスキャナ等の画像読
み取り部とパーソナルコンピュータ(以下PCとい
う。)等の画像処理部とを備える画像読み取りシステム
が知られている。このような画像読み取りシステムで
は、一般に読み取り領域の広さと解像度の高さとは反比
例の関係にあるため、広い読み取り領域を高解像度で走
査することは困難である。
【0003】そこで、リニアセンサを用いて広い読み取
り領域を高解像度で走査する技術として、例えばxyス
キャナのように主走査方向に原稿を分割して走査し、主
走査方向に分割された原稿を表す複数の画像データをス
テッチング処理により結合させ解像度の高い1つの画像
データを得る技術が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の画像デ
ータを結合させる場合、一般に2つの画像データについ
てそれぞれの画素データの値を多数比較することで重複
している画素データを特定する処理が結合処理ごとに毎
回必要である。したがって、複数の画像データを結合さ
せて解像度が高い1つの画像データを得ようとすると、
処理量が多くなるため画像データの入力処理の高速性を
犠牲にすることとなる。本発明はこのような問題を解決
するために創作されたものであって、その目的は、互い
に一部重複して隣り合う領域の光学像を表す複数の画像
データを互いに結合させる処理量を低減する画像読み取
りシステム及び画像読み取り方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る画像読み
取りシステムは、光電変換により光学像の濃淡に応じた
主走査データを出力するリニアセンサと、主走査線上の
互いに一部重複している複数の領域の光学像をそれぞれ
前記リニアセンサに重畳して結像させる光学系と、主走
査線を前記主走査線と垂直な方向に移動させる副走査駆
動部と、前記複数の領域が互いに重複している領域の光
学像として前記リニアセンサに結像される基準点と、前
記基準点を表す画素データを含む複数の前記主走査デー
タに基づいて前記基準点が結像される前記リニアセンサ
の複数の基準画素を特定する基準画素特定手段と、2つ
の前記基準画素を基準として前記主走査線上の互いに一
部重複して隣り合う2領域の光画像を表す2つの主走査
データを互いに結合させる結合手段と、を備えることを
特徴とする。尚、本明細書において主走査線とは、画像
を構成する1行分の画素を対象とする走査線である。
【0006】請求項1に係る画像読み取りシステムによ
ると、基準点を捉えた1つの主走査線上の光学像を表す
複数の主走査データにおいて基準点を表す画素データは
複数の主走査データに含まれるため、基準点を捉えた1
つの主走査線上の光学像を表す複数の主走査データにつ
いて重複している画素データを特定することができる。
また、主走査線はそれに垂直な所謂副走査方向に移動す
るため、1つの主走査線上の画像を表す主走査データに
ついて重複している画素データが特定されれば、副走査
方向の任意の位置にある主走査線上の互いに隣り合う2
領域の光学像を表す2つの主走査データにおいて互いに
重複している画素データがすべて特定される。したがっ
て、請求項1記載の画像読み取りシステムは、多数の画
素の値を比較することなしに、副走査方向の任意の位置
にある主走査線上の互いに隣り合い一部重複した2領域
の光学像を表す2つの主走査データを結合させ、連続領
域の光学像を表す1つのデータを作り出すことができ
る。すなわち、請求項1記載の発明によると、基準点が
結像されるリニアセンサの画素を特定することで、多数
の画素データの値を比較することなしに主走査データを
結合し、互いに一部重複して隣り合う領域の光学像を表
す複数の画像データを互いに結合させる処理量を低減す
る画像読み取りを提供することができる。
【0007】請求項2に係る画像読み取りシステムのよ
うに、温度変化等の環境変化に順応できるように、基準
画素特定手段は、電源オンから電源オフまでの作動期間
に前記基準画素を少なくとも1回特定することが望まし
い。
【0008】尚、請求項1,2に係る画像読み取りシス
テムでは、主走査線上の光学像を何分割してリニアセン
サに結像させるかを光学系の構成で適宜設定することが
でき、また、結合手段で3つ以上の主走査データを互い
に結合させてもよい。
【0009】請求項3に係る画像読み取り方法は、主走
査線上の互いに一部重複している複数の領域の各光学像
をリニアセンサに結像させ光電変換により各光学像の濃
淡に応じた主走査データを取得する画像読み取りシステ
ムを用いたものであって、前記複数の領域が互いに重複
している領域に基準点が存在する主走査線上の光学像を
前記リニアセンサに結像させ当該複数の領域の光学像を
表す主走査データを取得する基準点走査ステップと、前
記基準点を表す画素データを含む複数の前記主走査デー
タに基づいて前記基準点の光学像が結像される前記リニ
アセンサの複数の基準画素を特定する基準画素特定ステ
ップと、主走査線を前記主走査線と垂直な方向に移動さ
せつつ互いに一部重複している複数の領域に分割して原
稿の光学像を走査する原稿走査ステップと、前記原稿走
査ステップで取得する主走査データを、前記基準画素を
基準として互いに結合させる結合ステップと、を含む。
尚、請求項3に係る画像読み取り方法では、画像読み取
りシステムに基準点が形成されていなくともよい。
【0010】請求項4に係る画像読み取り方法のよう
に、画像読み取りシステムの電源オンから電源オフまで
の作動期間に前記基準点走査ステップ及び前記基準画素
特定ステップを少なくとも各1回実施することが望まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を示す一実施
例を図面に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施
例による画像読み取りシステム10を示している。画像
読み取りシステム10は、イメージスキャナ11とPC
150とから構成されている。
【0012】イメージスキャナ11は、リニアセンサ2
0、リニアセンサ20に主走査線上の光学像を結像させ
るレンズ29,30、リニアセンサ20及びレンズ2
9,30を運搬するキャリッジ24、リニアセンサ20
を駆動するリニアセンサ駆動回路102、リニアセンサ
20の出力信号を処理する処理部100、制御部110
等を備えている。
【0013】以下、図3に示すように概ね箱形を呈する
筐体12の上面に原稿台14を備えた所謂フラットベッ
ド型イメージスキャナ11を中心に説明する。筐体12
には、ユーザの操作によりイメージスキャナ11の電源
をオン,オフするための電源スイッチ(SW)15が設
けられている。原稿台14はガラス板等の透明板で形成
され、その盤面上に原稿が載置される。原稿台14の周
縁部には、原稿台14の盤面上に原稿を位置決めするた
めの原稿ガイド16が設けられている。
【0014】キャリッジ24は筐体12内に設けられ、
リニアセンサ20及びレンズ29,30を原稿台14の
盤面に対して平行に運搬する。このキャリッジ24は、
シャフト等にスライド自在に係止され、原稿台14の盤
面に対して平行な副走査方向(図3においてa方向)に
往復移動可能である。キャリッジ24は、キャリッジ駆
動装置27(図2参照)により往復移動させられる。キ
ャリッジ駆動装置27は、例えばキャリッジ24に係止
されたベルトとこのベルトを回転させる制御の容易なス
テッピングモータ等の駆動源を備える。
【0015】原稿台14の副走査方向の一端縁部には、
白基準板50が主走査方向軸に平行に延伸して設けられ
ている。図1(a)に示すように白基準板50は、主走
査方向に長く副走査方向に短い概ね矩形形状の高反射率
均一反射面を有する。白基準板50には特許請求の範囲
に記載された基準点としての黒点51が形成されてい
る。黒点51の位置は、白基準板50が原稿ガイド16
に固定されたとき黒点51が走査領域の主走査方向中央
に位置するように設定されている。
【0016】図4に示すようにリニアセンサ20は、複
数の光電変換素子がキャリッジ24の移動方向(すなわ
ち図4においてbで示す副走査方向)軸に対して垂直か
つ原稿台14の盤面に平行に直線状に並ぶ姿勢でキャリ
ッジ24内に配設されている。このリニアセンサ20の
光電変換素子の配列方向が主走査方向である。光電変換
素子の一例はフォトダイオードである。リニアセンサ2
0としては、可視光、赤外光、紫外光等、所定の波長領
域の光を光電変換して得られる電荷を一定時間蓄積し、
受光量に応じた電気信号をCCD(Charge Coupled Dev
ice)、MOSトランジスタスイッチ等を用いて出力す
るレンズ縮小形のリニアイメージセンサが使用される。
【0017】カラー出力方式についてはオンチップ方式
を採用し、受光部にカラーフィルタアレイをオンチップ
で形成した3ライン又は6ラインのリニアセンサ20を
使用している。このリニアセンサ20はそのカラーフィ
ルタアレイの配列状態に応じた電気信号を出力する。カ
ラーフィルタアレイとしては、例えばラインごとにR
(Red)、G(Green)、B(Blue)のいずれかの原色フ
ィルタを使用する。また、C(Cyan)、M(Magent
a)、Y(Yellow)及びG(Green)の4色又はCMY3
色の補色フィルタでカラーフィルタアレイを構成しても
よいし、1ラインに複数色のフィルタを配列してもよ
い。尚、カラー出力方式としては上記のオンチップ方式
の他に、ダイクロイックミラー方式、光源切り換え方
式、フィルタ切り換え方式のいずれを採用してもよい。
また、モノクロ出力のイメージスキャナを備える画像読
み取りシステムについても当然に本発明を適用できる。
【0018】ここで、リニアセンサ(CCDリニアイメ
ージセンサ)20について詳しく説明する。リニアセン
サ20は光電変換素子、シフトゲート、アナログシフト
レジスタ及び電荷電圧変換部を有し、以下のように作動
する。 (1)各光電変換素子で光が受光されると、光電変換に
より電荷が各光電変換素子に蓄積される。 (2)後述するリニアセンサ駆動回路102によりシフ
トパルスがシフトゲートに入力されることによって、光
電変換素子に蓄積された電荷がアナログシフトレジスタ
に転送される。この電荷の転送は全光電変換素子につい
て一斉に行われる。光電変換素子に電荷を蓄積する時間
は、シフトパルスのパルス間隔の変更又は電子シャッタ
により変更することができる。 (3)リニアセンサ駆動回路102によるアナログシフ
トレジスタへの転送パルスの入力に基づき、アナログシ
フトレジスタに転送された電荷が電荷電圧変換部に転送
される。 (4)電荷電圧変換部に転送された電荷が電圧信号に変
換される。
【0019】リニアセンサ駆動回路102は、リニアセ
ンサ20を駆動するために必要なシフトパルス、転送パ
ルス等の駆動パルスを生成しリニアセンサ20に出力す
る。このリニアセンサ駆動回路102は、例えば同期信
号発生器、駆動用タイミングジェネレータ等から構成さ
れる。
【0020】レンズ29,30は光学的性質が互いに同
一である。図4に示すようにレンズ29,30は、それ
ぞれの光軸O,Pが互いに平行となる姿勢でキャリッジ
24内に配設されている。それらレンズ29,30はリ
ニアセンサ20の垂直二等分線Vを対称軸として互いに
線対称な位置に設けられ、主走査方向軸に平行な方向に
並んでいる。尚、1ラインを走査する期間におけるキャ
リッジ24の副走査方向への移動距離を考慮し、レンズ
29,30が副走査方向に互いにずれた走査線上の画像
をリニアセンサに結像させるようにレンズ29,30を
配設してもよい。
【0021】図3に示すようにキャリッジ24の内部に
はさらに、反射原稿用光源35及び複数のミラー31
a,31b,31c,31dが配設されている。反射原
稿用光源35は蛍光管ランプ等の管照明から構成され、
主走査方向に延びる姿勢でキャリッジ24に装着されて
いる。図4、図5及び図3に破線で示すように、反射原
稿用光源35により照射された原稿台14上の反射原稿
の反射光像は、キャリッジ24に設けられたスリット4
2を抜けて複数のミラー31a〜dで順次反射された
後、レンズ29,30の各々によりリニアセンサ20に
結像される。このように反射原稿の読み取り時には反射
原稿用光源35,ミラー31a〜d及びレンズ29,3
0から光学系39が構成される。尚、図3に二点鎖線で
示す位置に透過原稿用光源40を設けることで透過原稿
の透過光像をリニアセンサ20に結像させる光学系を採
用してもよい。
【0022】光学系39のうち第一光路を形成する反射
原稿用光源35,ミラー31a〜d及びレンズ29は、
図4に示すように主走査線のうちそのほぼ中心から一端
部に延びる領域Aの光学像をリニアセンサ20の全幅に
結像させる。一方、光学系39のうち第二光路を形成す
る反射原稿用光源35,ミラー31a〜d及びレンズ3
0は、図5に示すように主走査線上のうちそのほぼ中心
から他端部に延びる領域Bの光学像をリニアセンサ20
の全幅に結像させる。上述したようにレンズ29,30
は光学的性質が互いに同一で、かつ、各光軸O,Pを互
いに平行にして主走査方向軸に平行な方向に並んで配列
されているので、領域A,Bの光学像は互いに同じ倍率
で歪みなくリニアセンサ20に結像させられる。
【0023】図4及び図5に示すように領域Aと領域B
とは、主走査方向中央部において所定幅重複しており、
特許請求の範囲に記載の「互いに一部重複している複数
の領域」に相当する。黒点51上に主走査線が位置する
とき、その黒点51は領域A,Bが重複する領域に位置
する。
【0024】キャリッジ24の内部にはさらに、図4及
び図5に示す概ね円筒形状の切り換えドラム60が搭載
されている。この切り換えドラム60の外周面には、開
通窓70,71,72,73及び遮光部80,81,8
2,83がそれぞれ所定位置に形成されている。切り換
えドラム60は、キャリッジ24に固定された転がり軸
受け65a,65bで円筒軸線Qまわりに回転自在に支
持されている。切り換えドラム60はドラム駆動装置9
0により、円筒軸線Qを中心に90度の位相差で第一回
転位置と第二回転位置とに間欠回転させられる。ドラム
駆動装置90は例えば制御の容易なステッピングモータ
等の駆動源等を備える。ここで第一回転位置は例えば図
4に示すように、切り換えドラム60の開通窓70及び
71で第一光路を開通させ、遮光部82又は83で第二
光路を遮断する位置である。第二回転位置は例えば図5
に示すように、切り換えドラム60の開通窓72及び7
3で第二光路を開通させ、遮光部80又は81で第一光
路を遮断する位置である。
【0025】このように本実施例では、切り換えドラム
60及びドラム駆動装置90の作動により主走査線上の
領域A,Bの光学像が互いに時間をずらして重畳してリ
ニアセンサ20に結像される。すなわち、切り換えドラ
ム60及びドラム駆動装置90も光学系39を構成す
る。
【0026】図2に示すように、処理部100はアナロ
グ信号処理回路104、A/D変換器106およびディ
ジタル信号処理回路108から構成されている。本実施
例では、処理部100のうちアナログ信号処理回路10
4及びA/D変換器106がリニアセンサ駆動回路10
2と共にキャリッジ24に搭載され、ディジタル信号処
理回路108が制御部110と共に筐体12に固定され
ている。キャリッジ24に搭載された回路と筐体12に
固定された回路とは図示しないフレキシブルフラットケ
ーブルにより接続されている。
【0027】アナログ信号処理回路104は、リニアセ
ンサ20から出力されたアナログの電気信号に対して増
幅、ノイズ低減処理等のアナログ信号処理を施し、その
処理された信号をA/D変換器106に出力する。アナ
ログ信号処理のうち増幅は、例えばプリアンプ、オート
・ゲイン・コントロール回路により行われる。ノイズ低
減処理は、例えば相関二重サンプリング法等を用いて行
われる。アナログ信号処理回路104ではさらに、過度
に大きな入力信号に対して信号振幅を制限し白レベルを
クリップするホワイトクリップ処理を実施することが可
能である。
【0028】A/D変換器106は、アナログ信号処理
回路104から出力されたアナログの電気信号を所定階
調のディジタルの画像信号に量子化し、その画像信号を
ディジタル信号処理回路108に出力する。
【0029】ディジタル信号処理回路108は、A/D
変換器106から出力された画像信号に対して各種の処
理を施し、PC150へ出力する画像データを生成す
る。ディジタル信号処理回路108から出力される画像
データはインターフェイス(I/F)140を通じてP
C150に転送される。
【0030】ディジタル信号処理回路108は具体的に
は、シェーディング補正部120、ガンマ補正部122
及び欠陥画素補正部124を有する。シェーディング補
正部120は、リニアセンサ20の画素ごと又は数画素
からなるブロックごとの感度のばらつきや、反射原稿用
光源35の主走査方向における照射光量分布等に起因す
るシェーディングを補正する。このシェーディング補正
は、切り換えドラム60の各回転位置で白基準板50を
読み取ることで得られた白基準データを用いて、あるい
はその白基準データ及びメモリ(例えばROM134)
にあらかじめ記憶されている黒基準データを用いて行わ
れる。ガンマ補正部122は、PC150のガンマ特性
に応じて画像信号のガンマ補正を行うものである。欠陥
画素補正部124は、画素補間法により欠陥画素の信号
を隣接画素の信号で補間して生成するものである。ディ
ジタル信号処理回路108では、この他にも例えば画素
数変換処理、原画像の色を忠実に再現するための色補
正、画像信号の高域成分を強調して鮮鋭化するためのM
TF補正、マルチプレクサを利用したホワイトクリップ
処理等を実施することができる。尚、ディジタル信号処
理回路108で施す以上の各種の処理は、制御部110
又はPC150で実行するコンピュータプログラムによ
る処理に置き換えることができる。
【0031】ディジタル信号処理回路108は、切り換
えドラム60の第一又は第二回転位置で主走査線上の領
域A又はBの光学像がリニアセンサ20で走査されその
領域A又はBの光学像の濃淡に相関する信号がA/D変
換器106から出力されるごとに上述の各種の処理を実
行し、第一主走査データ又は第二主走査データを生成す
る。図7(b),(c)に示すように第一及び第二主走
査データは、同図(a)に示すような一主走査線におけ
る領域A,Bの光学像の濃淡を画素ごとに所定段階の階
調値で表す画像データである。
【0032】本実施例では制御部110の後述するCP
U130がROM134のコンピュータプログラムを実
行することにより、黒点51が存在する主走査線につい
て取得された第一主走査データ及び第二主走査データの
それぞれに基づき黒点51が結像される基準画素をディ
ジタル信号処理回路108で特定する。図1(c),
(d)はそれぞれ、同図(a),(b)に示すような黒
点51が存在する主走査線上の領域A及びBの光学像の
濃淡を表す第一主走査データ及び第二主走査データを示
している。具体的には制御部110では、各主走査デー
タで階調値がその最大値の50%以下となる画素範囲を
抽出し、その抽出された画素範囲の例えば中央に位置す
る画素を基準画素とする。以下においては、第一主走査
データについての基準画素を第一基準画素、第二主走査
データについての基準画素を第二基準画素ともいう。図
1(c),(d)に示すように本実施例では各主走査デ
ータの有効画素を、基準画素を境にして画素数の多い側
の画素であって末端画素から所定数の画素(例えば10
画素)から基準画素までの画素に設定している。これに
対し一方の主走査データにおいて有効画素と無効画素と
を分ける境界画素を基準画素から画素数の少ない側に所
定数ずらし、他方の主走査データについての境界画素を
基準画素から画素数の多い側に所定数ずらすようにして
もよい。尚、このような基準画素の特定は、PC150
のCPU160に記憶部162のコンピュータプログラ
ムを実行させることで行ってもよい。
【0033】ディジタル信号処理回路108は、主走査
線上の原稿像について取得した第一主走査データと第二
主走査データとを互いに結合した後、あるいは結合しな
いで出力することができる。例えば図2に示すように、
第一主走査データと第二主走査データとの結合処理を行
う主走査データ結合部126をディジタル信号処理回路
108に設けることで、それら主走査データを互いに結
合した画像データをディジタル信号処理回路108から
出力することができる。一方、第一主走査データと第二
主走査データとを結合しないでディジタル信号処理回路
108から出力する場合には、PC150によりそれら
主走査データを結合することができる。尚、ディジタル
信号処理回路108においてA/D変換器106の出力
信号に対する各処理の前段階又は中途段階で第一主走査
データと第二主走査データとを結合し、その結合された
画像データに残りの補正処理を施してPC150に転送
するようにしてもよい。
【0034】ここで、本実施例における主走査データの
結合方法について説明する。図7(b),(c)に示す
ように、まず同一主走査線についての第一主走査データ
と第二主走査データとにおいて制御部110により特定
した第一基準画素と第二基準画素とを境にして有効画素
をそれぞれ抽出し、図7(d)に示すように第一主走査
データの有効画素と第二主走査データの有効画素とを結
合し、一主走査線上の原稿像全体の濃淡を表す画像デー
タを生成する。
【0035】制御部110はCPU130、RAM13
2及びROM134を有する。CPU130はPC15
0からの指令信号に基づきROM134に記憶されてい
る各種のコンピュータプログラムを実行して、リニアセ
ンサ20の作動制御(すなわちリニアセンサ駆動回路1
02の作動制御)、キャリッジ24の移動の制御(すな
わちキャリッジ駆動装置27の作動制御)、切り換えド
ラム60の回転作動(すなわちドラム駆動装置90の作
動)の制御、反射原稿用光源35の点滅並びに光量の制
御、処理部100の各要素の作動制御等、イメージスキ
ャナ10全体の制御を行う。RAM132は、ディジタ
ル信号処理回路108で生成される各主走査データやデ
ィジタル信号処理回路108において処理中にある画像
信号等を一時的に記憶する。
【0036】イメージスキャナ11は、筐体12に設け
られているI/F140を介してPC150に電気的に
接続されている。PC150は、CPU160と、RO
M,RAM,ハードディスク等から成る記憶部162と
を有する。CPU160は記憶部162にインストール
されたコンピュータプログラムを実行することにより、
イメージスキャナ11の各要素を作動させる指令信号を
制御部110に送信する。
【0037】以上、画像読み取りシステム10の構成を
説明した。以下、画像読み取りシステム10の作動を説
明する。
【0038】図6に示すように画像読み取りシステム1
0は、ユーザがイメージスキャナ11のSW15をオン
に操作することに応答して、まずステップS10(以
下、単にS10という。他のステップについても同様で
ある。)でキャリッジ24を移動させ、切り換えドラム
60の第一及び第二回転位置で白基準板50を読み取り
白基準データを取得する。
【0039】次にS20においてキャリッジ24を移動
させ、図1(a)に示すように黒点51が存在する主走
査線の領域Aを切り換えドラム60の第一回転位置でリ
ニアセンサ20に走査させ、続いて同じ主走査線の残部
領域Bを切り換えドラム60の第二回転位置でリニアセ
ンサ20に走査させる。さらに処理部100で、各領域
A,Bの走査ごとにリニアセンサ20から出力される電
気信号を処理してそれら領域A,Bの光学像をそれぞれ
表す第一及び第二主走査データを生成する。このS20
が特許請求の範囲に記載の「基準点走査ステップ」の一
例である。
【0040】続くS30において制御部110により、
上記S20で生成した第一主走査データ及び第二主走査
データの各々に基づき黒点51が結像された基準画素を
特定する。このS30が特許請求の範囲に記載の「基準
画素特定ステップ」の一例である。
【0041】その後S40で、ユーザが原稿台14上に
原稿を載置しPC150への入力操作により原稿の読み
取りを指令することに応答して、副走査方向の任意の位
置にある主走査線上の原稿像を走査し第一及び第二主走
査データを生成し、さらにS50でそれら主走査データ
を結合する。
【0042】具体的には、図8(a),(b)に示すよ
うにキャリッジ24を副走査方向に一回だけ移動させて
原稿像の全部分を走査する場合には、S40として下記
の(1)〜(4)を実施し、次いでS50として下記の
(5)を実施する。
【0043】(1)まず、切り換えドラム60を第一回
転位置に回転させてキャリッジ24を移動させ、リニア
センサ20に副走査方向の所定の基準位置で主走査線の
領域Aを走査させる。次に切り換えドラム60を第二回
転位置に回転させ、リニアセンサ20に前回と同じ副走
査方向の位置で前回と同じ主走査線の残部領域Bを走査
させる。このとき、リニアセンサ20が走査する副走査
方向の位置は前回と実質的に同一であれば足り、副走査
方向に微少距離ずれていてもよい。すなわち、主走査時
にキャリッジ24を停止させることは必ずしも必要では
なく、主走査線の副走査方向の幅が1画素の幅より大き
くてもよい。 (2)次に、キャリッジ24を移動させて主走査線を副
走査方向に移動させる。続いて、切り換えドラム60を
第二回転位置に保持した状態で又は第一回転位置に回転
させてリニアセンサ20に前回から所定距離副走査方向
に離れた位置の主走査線の領域B(図8(a)の場合)
又は領域A(図8(b)の場合)を走査させる。続い
て、切り換えドラム60を前回の回転位置とは異なる回
転位置に回転させリニアセンサ20に前回と同じ副走査
方向の位置で前回と同じ主走査線の残部領域A又はBを
走査させる。 (3)上記(1),(2)を主走査線が副走査方向の移
動端に至るまで繰り返す。 (4)一主走査線の各領域A,Bが走査されるごとに処
理部100でリニアセンサ20からの出力信号を処理し
第一主走査データあるいは第二主走査データを生成す
る。 (5)同一主走査線について第一主走査データ及び第二
主走査データが生成されるごとに、ディジタル信号処理
回路108の主走査データ結合部126でそれら主走査
データを前述の結合方法に従い結合してPC150に転
送する。PC150に転送された各主走査線についての
画像データはそのPC150の処理により互いに結合さ
れ、その結果、原稿像全体の光学的濃淡情報を表す画像
データが取得される。尚、処理部100で生成した第一
主走査データ及び第二主走査データを個別にPC150
に転送し、PC150のCPU160によりそれぞれの
主走査データを結合するようにしてもよい。
【0044】一方、図8(c)に示すようにキャリッジ
24を副走査方向に二回移動させて原稿像の全部分を走
査する場合には、S40として下記の(1)〜(3)を
実施し、さらにS50として下記の(4)を実施する。
【0045】(1)まず、切り換えドラム60を第一回
転位置に回転させてキャリッジ24を移動させ、リニア
センサ20に副走査方向の所定の基準位置で主走査線の
領域Aを走査させる。次に、切り換えドラム60を第一
回転位置に保持させたままキャリッジ24を移動させて
主走査線を副走査方向に移動させ、続いてリニアセンサ
20に前回から所定距離副走査方向に離れた位置の主走
査線の領域Aを走査させる。以上を主走査線が副走査方
向の移動端に至るまで繰り返す。 (2)次に、キャリッジ24を副走査方向に移動させつ
つ切り換えドラム60を第二回転位置に回転させ、リニ
アセンサ20に上記基準位置と同じ副走査方向の位置の
主走査線の残部領域Bを走査させる。続いて、切り換え
ドラム60を第二回転位置に保持させたままキャリッジ
24を移動させて主走査線を副走査方向に移動させ、続
いてリニアセンサ20に前回から所定距離副走査方向に
離れた位置の主走査線の領域Bを走査させる。以上を主
走査線が副走査方向の移動端に至るまで繰り返す。 (3)一主走査線の各領域A,Bが走査されるごとに処
理部100でリニアセンサ20からの出力信号を処理
し、第一主走査データ又は第二主走査データを生成しP
C150に転送する。 (4)PC150のCPU160は記憶部162のコン
ピュータプログラムを実行することで、転送された各主
走査データのうち同一主走査線に関するもの同士を前述
の結合方法に従って互いに結合し、さらにその結合した
各主走査線についての画像データを互いに結合する。そ
の結果、原稿像全体の光学的濃淡情報を表す画像データ
が取得される。
【0046】このようにS40が特許請求の範囲に記載
の「原稿走査ステップ」の一例であり、S50が特許請
求の範囲に記載の「結合ステップ」の一例である。これ
らS40及びS50は、ユーザによりSW15がオフに
操作されるまで繰り返すことができる。すなわち本実施
例では、黒点51が存在する主走査線の領域A,Bをリ
ニアセンサ20で走査して第一及び第二主走査データを
取得するS20と、得られた第一及び第二主走査データ
において黒点51に対応する基準画素を特定するS30
とを、画像読み取りシステム10が備えるイメージスキ
ャナ11の電源オンから電源オフの間に各1回ずつ実施
する。これにより、温度変化等の環境変化に伴う黒点5
1の位置のずれに依拠して主走査データの結合ずれが生
じることを防止できる。
【0047】以上説明した画像読み取りシステム10で
は、黒点51が結像される基準画素を特定することで、
従来のように多数の画素の値を比較することなく、一主
走査線上の互いに隣り合い一部重複した領域A,Bの光
学像を表す第一及び第二主走査データを結合させ連続領
域である主走査線上の原稿像全体を表す画像データを生
成する。したがって、画像読み取りシステム10によれ
ば、第一及び第二主走査データの結合に要する処理量を
低減することができる。
【0048】以上の説明から明らかなように本実施例で
は、制御部110(CPU130)が特許請求の範囲に
記載の「基準画素特定手段」の一例を構成し、主走査デ
ータ結合部126又はPC150のCPU160が「結
合手段」の一例を構成し、キャリッジ24及びキャリッ
ジ駆動装置27が特許請求の範囲に記載の「副走査駆動
部」の一例を構成している。
【0049】以上、本発明の一実施例について詳述した
が、これはあくまでも例示であって、本発明はそのよう
な実施例の記載によって何ら限定的に解釈されるもので
はない。
【0050】例えば上述の実施例では2つのレンズ2
9,30を光軸O,Pが互いに平行となるように配列し
主走査線上の光学像をほぼ二分割してリニアセンサ20
に結像させているが、3つ以上のレンズを光軸が互いに
平行となるように配列し光学像をさらに細かく分割して
リニアセンサ20に結像させるようにしてもよい。
【0051】また、上述の実施例では切り換えドラム6
0の回転作動を利用した光学系を採用している。これに
対して、例えばレンズの移動やミラーの移動を利用して
主走査線上の互いに一部重複している複数の領域の光学
像をそれぞれリニアセンサに重畳する光学系を採用して
もよい。
【0052】さらに、上述の画像読み取りシステム10
ではイメージスキャナ11の電源の投入に伴い基準点と
しての黒点51をリニアセンサ20で走査しているが、
イメージスキャナ11の製造時や各回の原稿の読み取り
に先立ち黒点51を走査するようにしてもよい。また、
本発明において上述の実施例の如く基準点を画像読み取
りシステムに固定的に設けることは必須ではなく、画像
読み取りシステムとは別体の例えばシート等に記録され
た基準点をリニアセンサに結像させるようにしてもよ
い。
【0053】さらにまた、上述の実施例ではフラットベ
ッド型イメージスキャナを備える画像読み取りシステム
に本発明を適用した場合を説明したが、本発明はフラッ
トベッド型に限らずシートフィード型のイメージスキャ
ナを備える画像読み取りシステムにも適用できる。その
場合には、特許請求の範囲に記載の副走査駆動部の一例
としてオートシートフィーダを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像読み取りシステム
において、黒点が存在する主走査線上の光学像を表す第
一主走査データ及び第二主走査データに基づき基準画素
を特定する方法を説明するための模式図であって、
(a)は白基準板に形成された黒点を示す平面図、(b)
は黒点が存在する主走査線上の光学像の濃淡を示すグラ
フ、(c)は上記第一主走査データで基準画素を特定し
た様子を示すグラフ、(d)は上記第二主走査データで
基準画素を特定した様子を示すグラフである。
【図2】本発明の一実施例による画像読み取りシステム
を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例による画像読み取りシステム
が備えるイメージスキャナを概略的に示す断面図であ
る。
【図4】図3に示すイメージスキャナにおいて主走査線
上の原稿像が2つのレンズのうちの一方によりリニアセ
ンサに結像させられる様子を説明するための模式図であ
る。
【図5】図3に示すイメージスキャナにおいて主走査線
上の原稿像が2つのレンズのうちの他方によりリニアセ
ンサに結像させられる様子を説明するための模式図であ
る。
【図6】本発明の一実施例による画像読み取りシステム
の作動を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例による画像読み取りシステム
において主走査線上の原稿像を表す第一主走査データと
第二主走査データとを互いに結合する方法を説明するた
めの模式図であって、(a)は主走査線上の原稿像の濃
淡を示すグラフ、(b)は上記第一主走査データを示す
グラフ、(c)は上記第二主走査データを示すグラフ、
(d)は(b)に示す第一主走査データと(c)に示す
第二主走査データとを互いに結合した様子を示すグラフ
である。
【図8】本発明の一実施例による画像読み取りシステム
において原稿像の全部分を走査する方法を説明するため
の模式図であって、(a),(b)はキャリッジ24を
副走査方向に一回だけ移動させる場合、(c)はキャリ
ッジ24を副走査方向に二回移動させる場合を示すもの
である。
【符号の説明】
10 画像読み取りシステム 11 イメージスキャナ 20 リニアセンサ 24 キャリッジ 27 キャリッジ駆動装置 29,30 レンズ 31a,31b,31c,31d ミラー 35 反射原稿用光源 39 光学系 60 切り換えドラム 90 ドラム駆動装置 100 処理部 102 リニアセンサ駆動回路 110 制御部 126 主走査データ結合部 130 CPU 150 パーソナルコンピュータ(PC) 160 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB04 BA02 BB02 BC05 BC09 BC11 BC14 BC23 CA04 CA14 CB09 CB23 DC09 5C051 AA01 BA03 DA03 DB01 DB07 DB22 DB24 DB28 DC03 DE07 DE09 DE11 5C072 AA01 BA20 CA02 EA05 FB02 RA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換により光学像の濃淡に応じた主
    走査データを出力するリニアセンサと、 主走査線上の互いに一部重複している複数の領域の光学
    像をそれぞれ前記リニアセンサに重畳して結像させる光
    学系と、 主走査線を前記主走査線と垂直な方向に移動させる副走
    査駆動部と、 前記複数の領域が互いに重複している領域の光学像とし
    て前記リニアセンサに結像される基準点と、 前記基準点を表す画素データを含む複数の前記主走査デ
    ータに基づいて前記基準点が結像される前記リニアセン
    サの複数の基準画素を特定する基準画素特定手段と、 2つの前記基準画素を基準として前記主走査線上の互い
    に一部重複して隣り合う2領域の光学像を表す2つの主
    走査データを互いに結合させる結合手段と、 を備えることを特徴とする画像読み取りシステム。
  2. 【請求項2】 前記基準画素特定手段は、電源オンから
    電源オフまでの作動期間に前記基準画素を少なくとも1
    回特定することを特徴とする請求項1記載の画像読み取
    りシステム。
  3. 【請求項3】 主走査線上の互いに一部重複している複
    数の領域の各光学像をリニアセンサに結像させ光電変換
    により各光学像の濃淡に応じた主走査データを取得する
    画像読み取りシステムを用いた画像読み取り方法であっ
    て、 前記複数の領域が互いに重複している領域に基準点が存
    在する主走査線上の光学像を前記リニアセンサに結像さ
    せ当該複数の領域の光学像を表す主走査データを取得す
    る基準点走査ステップと、 前記基準点を表す画素データを含む複数の前記主走査デ
    ータに基づいて前記基準点の光学像が結像される前記リ
    ニアセンサの複数の基準画素を特定する基準画素特定ス
    テップと、 主走査線を前記主走査線と垂直な方向に移動させつつ互
    いに一部重複している複数の領域に分割して原稿の光学
    像を走査する原稿走査ステップと、 前記原稿走査ステップで取得する主走査データを、前記
    基準画素を基準として互いに結合させる結合ステップ
    と、 を含むことを特徴とする画像読み取り方法。
  4. 【請求項4】 画像読み取りシステムの電源オンから電
    源オフまでの作動期間に前記基準点走査ステップ及び前
    記基準画素特定ステップを少なくとも各1回実施するこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像読み取り方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014528060A (ja) * 2011-09-06 2014-10-23 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 複数のセンサ領域を持つ光学バイオセンサ

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