JP2003059109A - 光情報記録媒体、光情報記録媒体記録方法、光情報記録媒体再生方法、光情報記録媒体記録装置、光情報記録媒体再生装置 - Google Patents

光情報記録媒体、光情報記録媒体記録方法、光情報記録媒体再生方法、光情報記録媒体記録装置、光情報記録媒体再生装置

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JP2003059109A
JP2003059109A JP2001246458A JP2001246458A JP2003059109A JP 2003059109 A JP2003059109 A JP 2003059109A JP 2001246458 A JP2001246458 A JP 2001246458A JP 2001246458 A JP2001246458 A JP 2001246458A JP 2003059109 A JP2003059109 A JP 2003059109A
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JP
Japan
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wobble
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groove
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information recording
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JP2001246458A
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English (en)
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Masaki Mochizuki
聖樹 望月
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報の記録再生時に必要なウォブル信号とア
ドレス信号とを共にグルーブ溝から安定して取り出すこ
とができるゾーンCLV方式高密度化対応の光情報記録
媒体を提供する。 【構成】 ウォブルの一周期中の半周期を単位として、
基本波成分と同じ正弦波状の部分と三角波状の形状であ
る部分とでグルーブ溝を形成し、前記三角波状の溝形状
部分を検出してアドレス情報を得ると共に、隣接するグ
ルーブ溝のウォブルを同位相とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に相変化媒体あ
るいは光磁気媒体にディジタル情報信号を記憶再生する
ための光情報記録媒体、光情報記録媒体記録方法、光情
報記録媒体再生方法、光情報記録媒体記録装置、光情報
記録媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクに構成されたうねり(以降ウォ
ブルと称する)を持ったグルーブ溝に記録再生が可能
で、グルーブ溝間に存在するランド部に補助情報(以降
ランドプリピットと称する)が予め記録がなされている
光ディスクが、繰り返し記録可能型デジタルバーサタイ
ルディスク(以下DVD−RWと記す(DVD For
umより提案)として知られている。
【0003】DVD−RWと同様な光ディスクは、特開平
9−326138号公報(発明の名称「光記録媒体及び
その記録再生方法、記録再生装置」)に開示されてい
る。すなわち図17に示すように、上記の特開平9−3
26138号公報には、高密度記録を目的とし、ウォブ
ルしたグルーブを有すると共に、これらグルーブ間の領
域に所定間隔でピットが記録されている光ディスク、及
びその光ディスクのグルーブから検出したウォブル信号
により光ディスクの回転制御を行うと共に、ピットから
検出したピット信号により記録信号の光ディスク上での
位置を検出する記録再生方法及び記録再生装置が開示さ
れている。
【0004】上記の方法によれば、例えば、いわゆるコ
ンパクトディスク・レコーダブルシステム(CD−R)
に用いられるCD−Rディスクのように、ウォブルした
グルーブを有し、アドレス情報を含むセクタ情報をウォ
ブル信号の変調で記録されているディスクよりも、高精
度なアドレス情報を記録することが可能である。
【0005】すなわち、CD−R記録再生装置のよう
に、ウォブル信号の変調でアドレス情報を記録する方法
では、隣接するグルーブ間の距離であるトラックピッチ
を狭くすると、隣接グルーブからのウォブル信号の漏れ
込みが大きくなり、ウォブル信号のS/Nが低下し、ア
ドレス情報の復調が正しくできなくなるばかりか、ディ
スクの回転制御に必要なウォブル信号の搬送波の検出も
困難となり、その場合にはディスクの回転制御にも支障
をきたす。
【0006】高密度で信号を記録するためには、トラッ
クピッチを狭くする必要があるため、狭いトラックピッ
チでも正確にアドレス情報を再生することが課題とな
り、CD−R記録再生装置のような方法は高密度記録に
不向きである。
【0007】また、上述の方式においては、再生したア
ドレス情報によって得られる記録再生スポットのディス
ク上での位置精度は、搬送波の周波数に依存し、およそ
搬送波の波長のオーダーである。一方、搬送波の周波
数、すなわちウォブリングの周波数は、記録信号に悪影
響を与えないように、比較的低い周波数を選択する必要
がある。CD−Rの例で言えば、22kHzであり、デ
ィスク上での波長は54μmである。
【0008】データを連続的ではなく間をおいて記録
し、さらに後から未記録部分にデータを記録する場合に
は、ディスク上の正確な位置にデータを記録する必要が
ある。正確に記録できない場合には、記録するデータの
単位毎に、記録位置の誤差を吸収するための,いわゆる
ギャップを設け、記録データ同士の重複を避ける必要が
ある。ギャップはディスクに記録可能な容量を減少させ
るので、その長さは極力小さくする必要があるが、先に
述べた精度では不十分である。
【0009】DVD−RW及び上記公開公報記載の光デ
ィスクのように、グルーブのウォブル信号とランドのピ
ット信号を併用した方式によれば、上述した高密度化に
よるウォブル信号の劣化と位置精度の確保の問題を解決
可能である。
【0010】一方、例えばDVD−RAMのように、セ
クタの先頭にアドレスを配置する、いわゆるヘッダ領域
を用いる方式では、アドレス情報と記録情報を時分割で
記録することになり、記録した信号が不連続となってし
まうが、上記公開公報に示される、グルーブのウォブル
信号とランドのピット信号を併用した方式では、連続に
データを記録することが可能であり、信号が連続的に記
録されている再生専用ディスクとの互換性を重視する用
途において有用性が高い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のDV
D−RW及び上記公開公報記載の従来の光ディスク並び
にその記録装置及び再生装置では、グルーブ間の領域に
所定間隔でピットが記録されているため、下記のような
問題が生じる。
【0012】(1) ランドプリピットが隣接トラックで
同じ位相に存在してしまうと、トラック左右での差信号
によるランドプリピットの検出ができないので、そのよ
うな場合はあらかじめランドプリピットの位相を変えて
おく処理が必要である。
【0013】(2) 線速度一定(CLV)で記録再生を
行うため、隣接するウォブルが逆位相になる箇所が存在
する。このため隣接トラックからのクロストークが大き
くなり、記録再生信号やランドプリピット信号の品質が
劣化する等の問題が生じる。
【0014】(3) 光ディスクの半径方向に大きな距離
のデータシークを行う場合、光ディスク回転用スピンド
ルモータの回転数がデータ記録あるいは再生可能な範囲
に落ち着くまで長時間を要するために、データシークに
時間がかかる。
【0015】(4) 隣接するランド部分にランドプリピ
ットが存在する部分では、グルーブ部分に記録されたR
F信号がランドプリピットの影響で劣化する。
【0016】これらの問題を解決するために、特願平2
000−60018号では、ヘッダ領域及びデータ記録
領域に周期的にうねらせて形成されたトラッキング用の
グルーブを有する記録再生可能な光ディスクにおいて、
グルーブ溝によって構成される情報記録部はディスク半
径方向に複数のゾーンに分割されると共に、グルーブ溝
の片側または両側が、複数のゾーンの各ゾーン内で等角
速度方式により一定周波数を持って連続してウォブルさ
れており、かつ、各ゾーン内ではディスク半径方向に隣
接するグルーブ溝の各ウォブルの位相が常に同位相とな
るように形成され、連続する所定の数のランドプリピッ
トからなるプリピットグループにより、ゾーンのアドレ
スを少なくとも含むビットデータ値を示すように構成
し、さらに、前記プリピットグループが、ディスク半径
方向に相隣る2つのランド部の間において、ディスク円
周方向に位相が異なる位置に予め記録されていることを
特徴とする光ディスクが提案されている。この光ディス
クのウォブルしたグルーブとランドプリピットの配置の
一実施例を図18に示す。
【0017】この発明によれば、隣接するランド部から
のプリピットのクロストークを最小としてランドプリピ
ットを再生することができ、またディスク全周にわたっ
てウォブルの位相が同一となるため、上記問題点の
(1)、(2)は解決できる。
【0018】また、再生信号から検出したウォブル周波
数fwが常に基準クロック発生回路等に予め設定してあ
る基準クロック周波数となるように回転制御することに
よりZCLV方式(ゾーンCLV方式。ゾーン内で線速度
一定の方式)の回転制御ができ、また、全ゾーンで常に
一定回転数となるように回転制御することにより、ZC
AV方式(ゾーンCAV方式。ゾーン内で角速度一定の方
式)の回転制御ができるので、上記問題点の(3)も解
決できる。
【0019】しかしながら、依然としてランドプリピッ
トが存在することによって生じるRF記録信号の劣化は
本質的には避けられず、上記問題点の(4)を解決する
ことは出来ない。
【0020】そこで、本発明は上記の点に着目してなさ
れたものであり、ランドプリピットやヘッダ領域を用い
ずに、単一周波数のウォブルを基本として構成される、
高精度なアドレス情報を持たせた光情報記録媒体を提供
することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は下記する構成の光情報記録媒体、光情報記
録媒体記録方法、光情報記録媒体再生方法、光情報記録
媒体記録装置、光情報記録媒体再生装置を提供する。 (1) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備えた光
情報記録媒体であって、前記ウォブルは、前記ウォブル
の最大最小振幅の振幅中心を基準として、この振幅中心
から一方側又は他方側が正弦波形状である正弦波状ウォ
ブル部分と、前記振幅中心から他方側又は一方側が三角
波形状である三角波状ウォブル部分とを有し、前記グル
ーブ溝は、前記ウォブルの振幅方向に対して所定本数毎
に複数のゾーンに区画されると共に、区画された前記各
ゾーン内では等角速度方式により一定周波数をもってウ
ォブルされており、かつ前記各ゾーン内では前記ウォブ
ルの振幅方向に隣接する前記グルーブ溝の各ウォブルの
位相が同位相となるように形成されていることを特徴と
する光情報記録媒体。 (2) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備えた光
情報記録媒体であって、前記ウォブルは、前記ウォブル
の最大最小振幅の振幅中心を基準として、この振幅中心
から一方側又は他方側が正弦波形状である正弦波状ウォ
ブル部分と、前記振幅中心から他方側又は一方側が三角
波形状である三角波状ウォブル部分とを有し、前記グル
ーブ溝は、前記ウォブルの振幅方向に対して所定本数毎
に複数のゾーンに区画されると共に、区画された前記各
ゾーン内では等角速度方式により一定周波数をもってウ
ォブルされており、かつ前記各ゾーン内では前記ウォブ
ルの振幅方向に隣接する前記グルーブ溝の各ウォブルの
位相が同位相となるように形成されており、媒体の一方
側から他方側へ向って前記複数のゾーンが1ゾーン進む
毎に、前記各ゾーン内で一定周波数をもって前記グルー
ブ溝をウォブルしているウォブル周波数が所定の自然数
毎に増加し、かつ前記各ゾーン内で前記グルーブ溝に記
録される記録情報量も所定の記録単位毎に増加すること
を特徴とする光情報記録媒体。 (3) 前記ウォブル周期は、所定の単一周波数の周期
であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光
情報記録媒体。 (4) 前記三角波状ウォブル部分が前記振幅中心から
一方側又は他方側のいずれかにある場合でも、前記ウォ
ブルの前記最大最小振幅及び前記振幅中心はそれぞれ一
定であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
れか1に記載の光情報記録媒体。 (5) 前記正弦波状ウォブル部分と前記三角波状ウォ
ブル部分との接合部に対応する前記グルーブ溝のゼロク
ロス点の直前直後における各ウォブル部分の傾きは等し
いことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1
に記載の光情報記録媒体。 (6) 前記三角波状ウォブル部分には、前記グルーブ
溝におけるアドレス情報が記録されていることを特徴と
する請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載の光情報
記録媒体。 (7) 前記三角波状ウォブル部分が、前記振幅中心か
ら一方側又は他方側のいずれかにあるかによって、前記
アドレス情報が記録されていることを特徴とする請求項
1乃至請求項5のいずれか1に記載の光情報記録媒体。 (8) 前記三角波状ウォブル部分の有無により、前記
アドレス情報が記録されていることを特徴とする請求項
1乃至請求項5のいずれか1に記載の光情報記録媒体。 (9) 前記三角波状ウォブル部分が、前記ウォブルの
前記振幅中心から一方側にある場合、前記振幅中心から
他方側にある場合、一方側又は他方側のどちらにも無い
場合の3通りの場合を用いて、前記ウォブルに前記グル
ーブ溝の3値の前記アドレス情報が記録されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載
の光情報記録媒体。ここで三角波状ウォブル部分は振幅
中心にあるのではなくて振幅最大側にある。 (10) 前記ウォブルは連続する所定の数でグループ
化されており、前記振幅中心から一方側又は他方側にあ
る正弦波状ウォブル部分と前記振幅中心から他方側又は
一方側にある三角波状ウォブル部分とを、それぞれ所定
数有してグループ化してなるウォブルグループを有する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1に
記載の光情報記録媒体。 (11) 前記ウォブルグループにおいて、前記三角波
状ウォブル部分が前記振幅中心から一方側又は他方側の
うちのいずれかにあるかにより、前記アドレス情報が記
録されていることを特徴とする請求項10記載の光情報
記録媒体。 (12) 前記ウォブルグループにおいて、前記三角波
状ウォブル部分の有無により、前記アドレス情報が記録
されていることを特徴とする請求項10記載の光情報記
録媒体。 (13) 前記ウォブルグループにおいて、前記三角波
状ウォブル部分が、前記振幅中心から一方側にある場
合、前記振幅中心から他方側にある場合、一方側又は他
方側のどちらにも無い場合の3通りの場合を用いて、前
記ウォブルに前記グルーブ溝の3値の前記アドレス情報
として利用することを特徴とする請求項10記載の光情
報記録媒体。ここで三角波状ウォブル部分は振幅中心に
あるのではなくて振幅最大側にある。 (14) 前記ウォブルは連続する所定の数でグループ
化されており、前記アドレス情報の同期ビットを表す前
記ウォブルグループでは、前記ウォブルと同一の周波数
で前記振幅中心の両側が三角波の形状をなすことを特徴
とする請求項1乃至請求項6、請求項10乃至請求項1
2のいずれか1に記載の光情報記録媒体。ここで同期部
分(同期ビット)では振幅の両側ともに三角波の形状をな
す。 (15) 前記ウォブルは、ウォブル周波数fwが記録
又は再生される情報信号のチャネルビットクロック周波
数fpとの間で、 fp=N×fw(ただし、Nは自然数) なる関係を満足するように形成されていることを特徴と
する請求項1乃至請求項14のいずれか1に記載の光情
報記録媒体。 (16) 前記ウォブルした前記グルーブ溝のウォブル
単位長さは媒体全てに亘って一定であることを特徴とす
る請求項1乃至請求項15のいずれか1に記載の光情報
記録媒体。 (17) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備え、
かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振
幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は他方側
が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記振幅中
心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
ォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記ウォブ
ルの振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーンに区画
されると共に区画された前記各ゾーン内では等角速度方
式により一定周波数をもってウォブルされており、かつ
前記三角波状ウォブル部分には前記各ゾーン内における
アドレス情報が記録されている光情報記録媒体の前記グ
ルーブ溝に情報を記録する光情報記録媒体記録方法であ
って、前記三角波状ウォブル部分から検出した前記アド
レス情報に基いて前記光情報記録媒体上における位置を
検知し、この検知した前記位置を包含する前記ゾーンを
検知する検知ステップと、検知した前記ゾーン内では一
定周波数であるウォブル周波数を用いて前記光情報記録
媒体の回転を制御する制御ステップとを備えたことを特
徴とする光情報記録媒体記録方法。 (18) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備え、
かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振
幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は他方側
が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記振幅中
心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
ォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記ウォブ
ルの振幅方向に対して複数のゾーンに区画されると共に
区画された前記各ゾーン内では等角速度方式によりそれ
ぞれ一定周波数をもってウォブルされており、かつ前記
光情報記録媒体上の前記各ゾーン内における位置を示す
アドレス情報は、前記正弦波状ウォブル部分と前記三角
波状ウォブル部分とが所定数連続している前記ウォブル
を1のウォブルグループとし前記ウォブルグループ内の
前記ウォブルおける前記三角波状ウォブル部分の配置態
様に応じて記録されており、前記グルーブ溝に情報を記
録する光情報記録媒体記録方法であって、前記グルーブ
溝を走査することにより前記三角波状ウォブル部分から
再生したアドレス信号をカウントして、このカウント数
が1の前記ウォブルグループに係る前記所定数よりも少
なくかつ予め定めた数以上であれば(例えば連続した所
定数が9(9ウォブルで1ウォブルグループ)であると
して、1ウォブルグループ中に6個以上三角波状ウォブ
ルが検出されたら1、6個未満なら0、とかいう多数決
判定方法の判定基準を用いており、9個全部について検
出できなくても規定数以上あれば)前記ウォブルグルー
プに記録してある前記アドレス情報に係るアドレス信号
であると判別し、判別したアドレス信号に係る前記アド
レス情報を記録してある前記ウォブルグループを識別し
て、識別した前記ウォブルグループを包含する前記ゾー
ンを検知する検知ステップと、検知した前記ゾーンに係
るゾーン情報と前記グルーブ溝を走査して得たウォブル
信号とを用いて前記光情報記録媒体の回転を制御する制
御ステップとを備えたことを特徴とする光情報記録媒体
記録方法。 (19) 前記一定周波数のウォブル信号、前記アドレ
ス情報又は前記アドレス信号とを、1つの光ビームスポ
ットを前記光情報記録媒体上に照射してプッシュプル法
により同時に読み出すことを特徴とする請求項17又は
請求項18に記載の光情報記録媒体記録方法。 (20) 前記アドレス情報又は前記アドレス信号を、
1つの光ビームスポットを前記光情報記録媒体上に照射
してプッシュプル法により得たプッシュプル信号を、二
階微分することによって得ることを特徴とする請求項1
7又は請求項18に記載の光情報記録媒体記録方法。 (21) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備え、
かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振
幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は他方側
が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記振幅中
心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
ォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記ウォブ
ルの振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーンに区画
されると共に区画された前記各ゾーン内では等角速度方
式により一定周波数をもってウォブルされており、かつ
前記三角波状ウォブル部分には前記各ゾーン内における
アドレス情報が記録されている光情報記録媒体の前記グ
ルーブ溝に記録されている情報を再生する光情報記録媒
体再生方法であって、前記三角波状ウォブル部分から検
出した前記アドレス情報に基いて前記光情報記録媒体上
における位置を検知し、この検知した前記位置を包含す
る前記ゾーンを検知する検知ステップと、検知した前記
ゾーン内では一定周波数であるウォブル周波数を用いて
前記光情報記録媒体の回転を制御する制御ステップとを
備えたことを特徴とする光情報記録媒体再生方法。 (22) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備え、
かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振
幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は他方側
が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記振幅中
心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
ォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記ウォブ
ルの振幅方向に対して複数のゾーンに区画されると共に
区画された前記各ゾーン内では等角速度方式によりそれ
ぞれ一定周波数をもってウォブルされており、かつ前記
光情報記録媒体上の前記各ゾーン内における位置を示す
アドレス情報は、前記正弦波状ウォブル部分と前記三角
波状ウォブル部分とが所定数連続している前記ウォブル
を1のウォブルグループとし前記ウォブルグループ内の
前記ウォブルおける前記三角波状ウォブル部分の配置態
様に応じて記録されており、前記グルーブ溝に記録され
ている情報を再生する光情報記録媒体再生方法であっ
て、前記グルーブ溝を走査することにより前記三角波状
ウォブル部分から再生したアドレス信号をカウントし
て、このカウント数が1の前記ウォブルグループに係る
前記所定数よりも少なくかつ予め定めた数以上であれば
(例えば連続した所定数が9(9ウォブルで1ウォブル
グループ)であるとして、1ウォブルグループ中に6個
以上三角波状ウォブルが検出されたら1、6個未満なら
0、とかいう多数決判定方法の判定基準を用いており、
9個全部について検出できなくても規定数以上あれば)
前記ウォブルグループに記録してある前記アドレス情報
に係るアドレス信号であると判別し、判別したアドレス
信号に係る前記アドレス情報を記録してある前記ウォブ
ルグループを識別して、識別した前記ウォブルグループ
を包含する前記ゾーンを検知する検知ステップと、検知
した前記ゾーンに係るゾーン情報と前記グルーブ溝を走
査して得たウォブル信号とを用いて前記光情報記録媒体
の回転を制御する制御ステップとを備えたことを特徴と
する光情報記録媒体再生方法。 (23) 前記一定周波数のウォブル信号、前記アドレ
ス情報又は前記アドレス信号とを、1つの光ビームスポ
ットを前記光情報記録媒体上に照射してプッシュプル法
により同時に読み出すことを特徴とする請求項21又は
請求項22に記載の光情報記録媒体再生方法。 (24) 前記アドレス情報又は前記アドレス信号を、
1つの光ビームスポットを前記光情報記録媒体上に照射
してプッシュプル法により得たプッシュプル信号を、二
階微分することによって得ることを特徴とする請求項2
1又は請求項22に記載の光情報記録媒体再生方法。 (25) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備え、
かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振
幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は他方側
が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記振幅中
心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
ォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記ウォブ
ルの振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーンに区画
されると共に区画された前記各ゾーン内では等角速度方
式により一定周波数をもってウォブルされており、かつ
前記三角波状ウォブル部分には前記各ゾーン内における
アドレス情報が記録されている光情報記録媒体の前記グ
ルーブ溝に情報を記録する光情報記録媒体記録装置であ
って、前記三角波状ウォブル部分から検出した前記アド
レス情報に基いて前記光情報記録媒体上における位置を
検知し、この検知した前記位置を包含する前記ゾーンを
検知する検知手段と、検知した前記ゾーン内では一定周
波数であるウォブル周波数を用いて前記光情報記録媒体
の回転を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
光情報記録媒体記録装置。 (26) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備え、
かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振
幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は他方側
が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記振幅中
心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
ォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記ウォブ
ルの振幅方向に対して複数のゾーンに区画されると共に
区画された前記各ゾーン内では等角速度方式によりそれ
ぞれ一定周波数をもってウォブルされており、かつ前記
光情報記録媒体上の前記各ゾーン内における位置を示す
アドレス情報は、前記正弦波状ウォブル部分と前記三角
波状ウォブル部分とが所定数連続している前記ウォブル
を1のウォブルグループとし前記ウォブルグループ内の
前記ウォブルおける前記三角波状ウォブル部分の配置態
様に応じて記録されており、前記グルーブ溝に情報を記
録する光情報記録媒体記録装置であって、前記グルーブ
溝を走査することにより前記三角波状ウォブル部分から
再生したアドレス信号をカウントして、このカウント数
が1の前記ウォブルグループに係る前記所定数よりも少
なくかつ予め定めた数以上であれば前記ウォブルグルー
プに記録してある前記アドレス情報に係るアドレス信号
であると判別し、判別したアドレス信号に係る前記アド
レス情報を記録してある前記ウォブルグループを識別し
て、識別した前記ウォブルグループを包含する前記ゾー
ンを検知する検知手段と、検知した前記ゾーンに係るゾ
ーン情報と前記グルーブ溝を走査して得たウォブル信号
とを用いて前記光情報記録媒体の回転を制御する制御手
段とを備えたことを特徴とする光情報記録媒体記録装
置。 (27) 前記一定周波数のウォブル信号、前記アドレ
ス情報又は前記アドレス信号とを、1つの光ビームスポ
ットを前記光情報記録媒体上に照射してプッシュプル法
により同時に読み出すことを特徴とする請求項25又は
請求項26に記載の光情報記録媒体記録装置。 (28) 前記アドレス情報又は前記アドレス信号を、
1つの光ビームスポットを前記光情報記録媒体上に照射
してプッシュプル法により得たプッシュプル信号を、二
階微分することによって得ることを特徴とする請求項2
5又は請求項26に記載の光情報記録媒体記録装置。 (29) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備え、
かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振
幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は他方側
が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記振幅中
心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
ォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記ウォブ
ルの振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーンに区画
されると共に区画された前記各ゾーン内では等角速度方
式により一定周波数をもってウォブルされており、かつ
前記三角波状ウォブル部分には前記各ゾーン内における
アドレス情報が記録されている光情報記録媒体の前記グ
ルーブ溝に記録されている情報を再生する光情報記録媒
体再生装置であって、前記三角波状ウォブル部分から検
出した前記アドレス情報に基いて前記光情報記録媒体上
における位置を検知し、この検知した前記位置を包含す
る前記ゾーンを検知する検知手段と、検知した前記ゾー
ン内では一定周波数であるウォブル周波数を用いて前記
光情報記録媒体の回転を制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする光情報記録媒体再生装置。 (30) ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備え、
かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振
幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は他方側
が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記振幅中
心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
ォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記ウォブ
ルの振幅方向に対して複数のゾーンに区画されると共に
区画された前記各ゾーン内では等角速度方式によりそれ
ぞれ一定周波数をもってウォブルされており、かつ前記
光情報記録媒体上の前記各ゾーン内における位置を示す
アドレス情報は、前記正弦波状ウォブル部分と前記三角
波状ウォブル部分とが所定数連続している前記ウォブル
を1のウォブルグループとし前記ウォブルグループ内の
前記ウォブルおける前記三角波状ウォブル部分の配置態
様に応じて記録されており、前記グルーブ溝に記録され
ている情報を再生する光情報記録媒体再生装置であっ
て、前記グルーブ溝を走査することにより前記三角波状
ウォブル部分から再生したアドレス信号をカウントし
て、このカウント数が1の前記ウォブルグループに係る
前記所定数よりも少なくかつ予め定めた数以上であれば
前記ウォブルグループに記録してある前記アドレス情報
に係るアドレス信号であると判別し、判別したアドレス
信号に係る前記アドレス情報を記録してある前記ウォブ
ルグループを識別して、識別した前記ウォブルグループ
を包含する前記ゾーンを検知する検知手段と、検知した
前記ゾーンに係るゾーン情報と前記グルーブ溝を走査し
て得たウォブル信号とを用いて前記光情報記録媒体の回
転を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光情
報記録媒体再生装置。 (31) 前記一定周波数のウォブル信号、前記アドレス
情報又は前記アドレス信号とを、1つの光ビームスポッ
トを前記光情報記録媒体上に照射してプッシュプル法に
より同時に読み出すことを特徴とする請求項29又は請
求項30に記載の光情報記録媒体再生装置。 (32) 前記アドレス情報又は前記アドレス信号を、
1つの光ビームスポットを前記光情報記録媒体上に照射
してプッシュプル法により得たプッシュプル信号を、二
階微分することによって得ることを特徴とする請求項2
9又は請求項30に記載の光情報記録媒体再生装置。
【0022】また、本発明は下記する(a)〜(x)の構成
がある。 (a) ウォブルしたグルーブ溝を備え、前記ウォブルの
振幅の略中心から外周側又は内周側が正弦波状の形状で
あり、内周側又は外周側が三角波状の形状である部分を
有することを特徴とする光情報記録媒体。 (b) 前記ウォブル周期は単一の周波数であることを特
徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。 (c) 前記三角波状のウォブル形状がウォブルの振幅の
略中心から外周側又は内周側のいずれにある場合でも、
ウォブルの振幅および振幅の中心は略一定であることを
特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。 (d) 前記正弦波状の形状と三角波状の形状との接合部
に対応する前記ウォブルしたグルーブ溝のゼロクロス点
での傾きが変化しないようにしたことを特徴とする請求
項1記載の光情報記録媒体。 (e) 前記三角波状のウォブル形状によりアドレス情報
が記録されていることを特徴とする請求項1記載の光情
報記録媒体。 (f) 前記三角波状のウォブル形状が前記ウォブルの振
幅の略中心から内周側にあるか外周側にあるかにより、
アドレス情報が記録されていることを特徴とする請求項
5記載の光情報記録媒体。 (g) 前記三角波状のウォブル形状の有無によりアドレ
ス情報が記録されていることを特徴とする請求項5記載
の光情報記録媒体。 (h) 前記三角波状の溝形状部分が、前記ウォブルの振
幅の略中心から外周側にある場合、内周側にある場合、
無い場合の3通りの場合を持ち、3値のアドレス情報と
して利用することを特徴とする、請求項5記載の光情報
記録媒体。 (i) 前記ウォブルは連続する所定の数でグループ化さ
れており、前記ウォブルの振幅の略中心から外周側又は
内周側が正弦波状の形状であり、内周側又は外周側が三
角波状の形状である前記ウォブルグループを有すること
を特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。 (j) 前記ウォブルグループにおいて、前記三角波状の
ウォブル形状が前記ウォブルの振幅の略中心から内周側
にあるか外周側にあるかにより、アドレス情報が記録さ
れていることを特徴とする請求項9記載の光情報記録媒
体。 (k) 前記ウォブルグループにおいて、前記三角波状の
ウォブル形状の有無により、アドレス情報が記録されて
いることを特徴とする請求項9記載の光情報記録媒体。 (l) 前記ウォブルグループにおいて、前記三角波状の
溝形状部分が、前記ウォブルの振幅の略中心から外周側
にある場合、内周側にある場合、無い場合の3通りの場
合を持ち、3値のアドレス情報として利用することを特
徴とする、請求項9記載の光情報記録媒体。 (m) 前記ウォブルは連続する所定の数でグループ化さ
れており、アドレス情報の同期ビットを表す前記ウォブ
ルグループでは、前記ウォブルと同一の周波数で三角波
変調されていることを特徴とする請求項9記載の光情報
記録媒体。 (n) 前記ウォブルは、その周波数fwが記録又は再生
される情報信号のチャネルビットクロック周波数fpと
の間で、 fp=N×fw(ただし、Nは自然数) なる関係を満足するように形成されていることを特徴と
する請求項1記載の光情報記録媒体。 (o) 前記ウォブルしたグルーブ溝は前記光情報記録媒
体の半径方向に複数のゾーンに分割されると共に、前記
複数のゾーンの各ゾーン内で等角速度方式により一定周
波数を持って連続してウォブルされており、かつ、前記
各ゾーン内では前記光情報記録媒体の半径方向に隣接す
る前記グルーブ溝の各ウォブルの位相が常に同位相とな
るように形成されていることを特徴とする請求項1記載
の光情報記録媒体。 (p) 情報記録領域を前記光情報記録媒体の外周方向に
1ゾーン進む毎に、前記光情報記録媒体一周あたりの前
記ウォブルの数が所定の自然数毎に増加し、前記光情報
記録媒体一周あたりの記録情報は所定の記録単位毎に増
加することを特徴とする請求項15記載の光情報記録媒
体 (q) ウォブルしたグルーブ溝を備え、前記ウォブルの
振幅の略中心から外周側又は内周側が正弦波状の形状で
あり、内周側又は外周側が三角波状の形状である部分を
有し、前記三角波状のウォブル形状によりアドレス情報
が記録されていることを特徴とする前記光情報記録媒体
を再生するに際し、前記三角波状のウォブル形状から検
出したアドレス信号により記録信号の前記光情報記録媒
体上での位置を検出するとともに、前記アドレス信号か
ら抽出したゾーン情報とグルーブから検出したウォブル
信号により前記光情報記録媒体の回転を制御することを
特徴とする、光情報記録媒体の記録および/または再生
方法。 (r) ウォブルしたグルーブ溝を備え、前記ウォブルは
連続する所定の数でグループ化されており、前記ウォブ
ルの振幅の略中心から外周側又は内周側が正弦波状の形
状であり、内周側又は外周側が三角波状の形状である前
記ウォブルグループを有し、前記三角波状のウォブル形
状によりアドレス情報が記録されていることを特徴とす
る前記光情報記録媒体を再生するに際し、前記ウォブル
グループ内で前記三角波状のウォブル形状から検出した
アドレス信号をカウントし、前記カウント数が前記連続
する所定の数に対して任意に定めた規定数以上であるか
どうかによって前記ウォブルグループに記録されたアド
レス情報を判別して、記録信号の前記光情報記録媒体上
での位置を検出するとともに、前記アドレス情報から抽
出したゾーン情報とグルーブから検出したウォブル信号
により前記光情報記録媒体の回転を制御することを特徴
とする、光情報記録媒体の記録および/または再生方
法。 (s) ウォブル信号とアドレス信号を、プッシュプル法
により1つのビームスポットで同時に読み出すことを特
徴とする、請求項17および請求項18に記載の光情報
記録媒体の記録および/または再生方法。 (t) アドレス信号を、前記プッシュプル法により検出
されたプッシュプル信号を二階微分することによって得
ることを特徴とする、請求項17および請求項18に記
載の光情報記録媒体の記録および/または再生方法。 (u) ウォブルしたグルーブ溝を備え、前記ウォブルの
振幅の略中心から外周側又は内周側が正弦波状の形状で
あり、内周側又は外周側が三角波状の形状である部分を
有し、前記三角波状のウォブル形状によりアドレス情報
が記録されていることを特徴とする前記光情報記録媒体
を再生するに際し、前記三角波状のウォブル形状から検
出したアドレス信号により記録信号の前記光情報記録媒
体上での位置を検出するとともに、前記アドレス信号か
ら抽出したゾーン情報とグルーブから検出したウォブル
信号により前記光情報記録媒体の回転を制御することを
特徴とする、光情報記録媒体の記録および/または再生
装置。 (v) ウォブルしたグルーブ溝を備え、前記ウォブルは
連続する所定の数でグループ化されており、前記ウォブ
ルの振幅の略中心から外周側又は内周側が正弦波状の形
状であり、内周側又は外周側が三角波状の形状である前
記ウォブルグループを有し、前記三角波状のウォブル形
状によりアドレス情報が記録されていることを特徴とす
る前記光情報記録媒体を再生するに際し、前記ウォブル
グループ内で前記三角波状のウォブル形状から検出した
アドレス信号をカウントし、前記カウント数が前記連続
する所定の数に対して任意に定めた規定数以上であるか
どうかによって前記ウォブルグループに記録されたアド
レス情報を判別して、記録信号の前記光情報記録媒体上
での位置を検出するとともに、前記アドレス情報から抽
出したゾーン情報とグルーブから検出したウォブル信号
により前記光情報記録媒体の回転を制御することを特徴
とする、光情報記録媒体の記録および/または再生装
置。 (w) ウォブル信号とアドレス信号を、プッシュプル法
により1つのビームスポットで同時に読み出すことを特
徴とする、請求項21および請求項22に記載の光情報
記録媒体の記録および/または再生装置。 (x) アドレス信号を、前記プッシュプル法により検出
されたプッシュプル信号を二階微分することによって得
ることを特徴とする、請求項21および請求項22に記
載の光情報記録媒体の記録および/または再生装置。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき、その好ましい
実施例を用いて説明する。図1は、本発明の光情報記録
媒体の一実施例を示したものである。以下、説明の都合
上、本発明の光情報記録媒体の一例として、ディジタル情
報信号を繰り返し記録再生可能である相変化型あるいは
光磁気型の光ディスクについてのみ説明するが、本発明
はこの光ディスクに限定されるものでなく、ディジタル
情報信号を繰り返し記録再生可能である相変化型あるい
は光磁気型のカード状の光カード等等の光記録媒体を包
含するものである。
【0024】図1はグルーブ溝の一部を示しており、図
面上側がディスクの外周側、下側がディスクの内周側で
ある。図の太線はグルーブ溝の形状そのものを表してお
り、太線の中央付近の一点鎖線はウォブルの基本波部分
を表している。ウォブルの基本波成分は一定の単一周波
数であり、変調は施されていない。
【0025】図1中に示されているように、ウォブルの
一周期中の半周期は基本波成分と同じ正弦波状であり、
残りの半周期は、前記正弦波状のグルーブ溝と連続して
接続する三角波状の形状をしている。後述するように、
本発明では上記三角波状の溝形状部分を検出してアドレ
ス情報を得る。
【0026】上述のように、グルーブの形状が内周側と
外周側で異なっており、正弦波状の部分と三角波状の部
分がアドレス情報ビットによって内周側と外周側で入れ
替わるが、正弦波部分においても三角波部分において
も、ウォブル基本波成分の振幅中心から見た実際のグル
ーブの振幅は略同一であるようにする。このようにする
と、内周側と外周側のどちらに三角波状の部分があって
も光ビームがオフセットを生じることがない。
【0027】また、上記正弦波状の形状と三角波状の形
状との接合部に対応する上記ウォブルしたグルーブ溝の
ゼロクロス点での傾きが、三角波状の形状が内周側にあ
る場合と外周側にある場合で変化しないようにすると、
ウォブル信号の時間軸方向のジツタを大幅に低減でき、
アドレス情報が良好に得られるようになる。
【0028】そのためには上記傾きを、上記ウォブルの
基本波成分のゼロクロス点での傾きと同じであるように
するとよい。結果的に上記三角波状の溝形状部分のある
なしに依らずゼロクロス点での傾きは同じになり、安定
したウォブル信号を得ることが出来る。
【0029】図1の場合、ウォブル振幅のゼロクロスで
区切られるウォブルの一周期を1つの単位として、ウォ
ブル振幅の略中心からディスク外周側に三角波状の溝形
状がある場合にはアドレスビット“1”と判別し、ディ
スクの内周側に三角波状の溝形状部分がある場合にはア
ドレスビット“0”と判別される。
【0030】次に、図2に本発明の光情報記録媒体の別
の実施例を示す。図2の場合、ウォブル振幅のゼロクロ
スで区切られるウォブルの半周期を1つの単位として、
三角波状の溝形状がある場合にはアドレスビット“1”
と判別し、三角波状の溝形状部分がない場合にはアドレ
スビット“0”と判別される。このようにすると、図1
の実施例に対して倍のアドレス情報を持たせることが出
来る。
【0031】図3に本発明の光情報記録媒体の別の実施
例を示す。図3の場合、ウォブル振幅のゼロクロスで区
切られるウォブルの半周期を1つの単位として、ウォブ
ル振幅の略中心からディスク外周側に三角波状の溝形状
がある場合にはアドレスビット“1”と判別し、ウォブ
ル振幅の略中心からディスク内周側に三角波状の溝形状
がある場合にはアドレスビット“−1”と判別し、三角
波状の溝形状部分がない場合にはアドレスビット“0”
と判別する。このようにすると、3値のアドレス情報を
持たせることが出来、さらに高密度のアドレス情報が記
録できる。
【0032】図4に本発明の光情報記録媒体の別の実施
例を示す。図4は、ウォブルを連続する所定の数でグル
ープ化し、同一のウォブルグループの中ではウォブル振
幅の略中心からディスク内周側または外周側のどちらか
同じ方向に三角波状の溝形状部分を持たせ、ウォブルグ
ループ毎に三角波状の溝形状部分が内周側又は外周側の
どちらにあるかによって、アドレスビットの“1”と
“0”を判別する。この方法では複数のウォブルから1
つのアドレスビットを検出するため、ディスクのディフ
ェクトによるアドレスビットの誤検出を防ぐことが出来
る。
【0033】図5に本発明の光情報記録媒体の別の実施
例を示す。図5では、図4と同様にウォブルを連続する
所定の数でグループ化し、ウォブル振幅の略中心からデ
ィスク外周側に三角波状の溝形状部分を持たせたウォブ
ルグループと、三角波状の溝形状部分をもたないウォブ
ルグループを作り、ウォブルグループ毎に三角波状の溝
形状部分の有無を検出して、アドレスビットの“1”と
“0”を判別する。この方法でも複数のウォブルから1
つのアドレスビットを検出するため、ディスクのディフ
ェクトによるアドレスビットの誤検出を防ぐことが出来
る。
【0034】また、後に述べる検出回路において検出の
閾値を1つの極性だけに設ければよいので、検出回路の
構成が簡略化できる。三角波状の溝形状部分は、図5と
は逆にウォブルの内周側に持たせるように統一しても良
い。
【0035】図6に本発明の光情報記録媒体の別の実施
例を示す。図6は、ウォブルを連続する所定の数でグル
ープ化し、同一のウォブルグループの中ではウォブル振
幅の略中心からディスク内周側または外周側のどちらか
同じ方向に三角波状の溝形状部分を持たせるか、あるい
は三角波状の溝形状部分をもたないようにする。
【0036】ウォブルグループ毎に三角波状の溝形状部
分の有無とその極性を検出し、ウォブル振幅の略中心か
らディスク外周側に三角波状の溝形状がある場合にはア
ドレスビット“1”と判別し、ウォブル振幅の略中心か
らディスク内周側に三角波状の溝形状がある場合にはア
ドレスビット“−1”と判別し、三角波状の溝形状部分
がない場合にはアドレスビット“0”と判別する。この
ようにすると、3値のアドレス情報を持たせることが出
来、さらに高密度のアドレス情報が記録できる。
【0037】ここで、本発明の光ディスクでは、記録さ
れる情報信号のチャネルビットクロック周波数fpとウ
ォブル周波数fwとは、ディスク全面にわたって次式 fp=N×fw (1) の関係に設定されている。ただし、(1)式中、Nは自
然数である。
【0038】今、光ディスクの同期ブロックあたりのワ
ード数を93ワードとし、図7に示すように、1セクタ
あたり26同期ブロック、さらに1ECCブロックあた
り32セクタで構成されるとする。1ワード15ビット
とすると、1セクタのチャネルビット数は 93×26×15=36270 (2) となる。
【0039】アドレスをセクタ単位で構成する場合で考
えると、ウォブルはセクタ毎に完結しなければならない
ので、(1)式のNは上記チャネルビット数36270
の約数である必要がある。さらに同期ブロック毎に完結
させる場合には、93×15=1395の約数である必
要がある。また、ウォブル周波数は記録信号の周波数の
影響を与えないように比較的低い周波数とする必要があ
る。
【0040】上記の条件を考慮して、下記のようにNを
決定する。 N=155(=1395÷9) (3)
【0041】このように、本実施の形態によれば、チャ
ネルビットクロック周波数fpとウォブル周波数fwと
が、自然数Nの比例関係を持つように構成される。後に
述べる記録再生装置において、ウォブル再生周波数をN
倍することで、記録用のチャネルクロックを生成するこ
とが容易に可能である。
【0042】次に、本発明の光ディスクに記録されるア
ドレス信号について説明する。図8は本発明になる光デ
ィスクに記録されるアドレス信号のフォーマット構成図
の一例である。
【0043】図8に示すように、アドレス信号は、アド
レス同期信号、セクタアドレス、ECCブロックアドレ
ス、付加情報信号、誤り訂正符号が時系列的に合成され
た構成で、所定の変調方式で変調されて、メーカ側にお
いて予め記録される。アドレス同期信号は、アドレス信
号の記録位置を記録装置や再生装置に識別させるための
信号である。付加情報は、レーザパワーを駆動するのに
必要な情報や、製造番号その他各種の補助情報である。
誤り訂正符号は、アドレス信号の誤り訂正用の符号であ
る。
【0044】式(2)、(3)で定めたチャネルビット
とウォブルの関係を適用すると、1同期ブロックあたり
のウォブル数は9であり、1セクタあたりでは234ウ
ォブルとなる。従って、図1の実施例ではセクタあたり
117アドレスビット、図2の実施例ではセクタあたり
234アドレスビット、図3の実施例ではセクタあたり
234アドレスビット(3値)となる。これらのアドレ
スビットに対して図8のアドレスフォーマットを割り当
てる。アドレス同期信号には、アドレス変調を行う所定
の変調方式では出現しない、特異なパターンを割り当て
ればよい。
【0045】例えば図1の実施例では、117アドレス
ビットを21同期ビット+12バイト(1バイト=8ア
ドレスビット)として、1セクタあたり12バイトのア
ドレスデータを記録できる。セクタアドレスは1バイト
で十分であり、通常ECCブロックアドレスは3バイト
あればディスク全面のアドレスを表現でき、その場合誤
り訂正符号に必要なバイト数も3バイトなので、残り5
バイトをその他の付加情報に割り当てることが出来る。
【0046】図2,図3の実施例ではさらに情報量を増
やすことが出来るので、付加情報にさらに多くの情報を
割り当てることが可能である。
【0047】図4,図5,図6の実施例では、ウォブル
を連続する所定の数でグループ化して、ウォブルグルー
プ毎にアドレスビットを割り当てている。これらの実施
例に式(2)、(3)で定めたチャネルビットとウォブ
ルの関係を適用すると、1ウォブルグループあたりのウ
ォブル数を、1同期ブロックあたりのウォブル数=9と
して、1セクタあたり26アドレスビットを割り当てる
ことが出来る。これを用いて、図9のようにアドレス情
報を割り当てる。図9ではアドレス情報はセクタ単位で
はなくECCブロック単位で扱う。
【0048】例えば1セクタあたり、アドレス同期信号
に5アドレスビット、セクタアドレスに5アドレスビッ
トを割り当てると、データに残り16アドレスビット=
2バイトを用いることが出来る。この場合、ECCブロ
ック全体で64バイトのデータを持たせることが出来
る。上述のようにECCブロックアドレスと誤り訂正符
号には通常6バイトあればよいので、これをECCブロ
ックの前半部分と後半部分の2カ所に記録しても、残り
52バイトを付加情報に使うことが出来る。あるいはE
CCブロックアドレスをさらに複数回記録しておいても
良い。
【0049】図4,図5,図6の実施例のように、ウォ
ブルを連続する所定の数でグループ化して、ウォブルグ
ループ毎にアドレスビットを割り当てる場合、上記のよ
うにアドレス同期信号としてアドレス変調の特異パター
ンを用いずに、グルーブの形状を特異なものにしてもよ
い。この様子を図10に示す。
【0050】図10において、図中のアドレス同期パタ
ーンは、ウォブル周波数fwと同じ周波数で三角波変調
されている。つまり、ウォブル振幅の略中心からディス
ク内周側および外周側のどちらも三角波状の溝形状部分
となっている。他のウォブルグループはディスク内周側
か外周側のどちらか一方が三角波状の溝形状となってい
るか、もしくはどちらもなっていないので、アドレス同
期パターンは容易に判別可能である。
【0051】このアドレス同期パターンを用いた場合、
アドレス同期には最低1アドレスビット(1ウォブルグ
ループ)あればよいので、データとして利用できるアド
レスビットをさらに拡大することが出来る。
【0052】ところでウォブルしたグルーブ溝によるア
ドレス方式を、従来のDVD−RWと同様な線速度一定
方式(CLV方式)で光ディスクに適用した場合、隣接
するウォブルが逆位相になる箇所が存在する。このた
め、光ディスクを高密度化するためにトラックピッチを
狭くした場合、上記箇所においては隣接トラックからの
クロストークが大きくなり、記録再生信号やランドプリ
ピット信号の品質が劣化する等の問題が生じる。
【0053】例えば、図11は従来の光ディスクにおけ
る隣接するウォブル位相が逆の位相を持つ箇所を概念的
に示す。同図において、ディスク半径方向に隣接する4
本のグルーブGroove1、Groove2、Gro
ove3、Groove4のうち、グルーブGroov
e3と隣接するグルーブGroove4に形成されてい
るウォブルの位相が、図中点線円で示すように反転して
いる。
【0054】このような場合、隣接するグルーブとの距
離が短くなる部分について、隣接するグルーブに記録し
てある信号からのクロストークが大きくなり、信号劣化
からデータ誤りを生じたり、記録時に既に記録してある
隣接トラックの誤消去などが発生したりする。また、こ
のような部分ではウォブル信号の出力が十分に得られ
ず、読みとりに影響が出てくる場合がある。このため、
このように、隣接するグルーブ間で、ウォブル位相が互
いに逆になる部分については、ディジタル情報信号の記
録を行わない、アドレス情報を記録しない等の対策が必
要であった。この現象は、本発明をCLV方式で光ディ
スクに適用した場合においても同様に生じうるものであ
る。
【0055】そこで本発明では、ウォブルしたグルーブ
溝をディスク半径方向に複数のゾーンに分割すると共
に、前記複数のゾーンの各ゾーン内で等角速度方式によ
り一定周波数を持って連続してウォブルされており、か
つ、前記各ゾーン内ではディスク半径方向に隣接する前
記グルーブ溝の各ウォブルの位相が常に同位相となるよ
うに形成した。
【0056】図12は本発明になる光ディスクの一実施
の形態におけるゾーン配置の模式図を示す。本実施の形
態の光ディスクは、図12に示すように、記録領域がデ
ィスクの同心円状に、ゾーン0からゾーンZ−1までZ
個のゾーンに分割がされ、ゾーン毎のウォブルの位相は
同位相となるように形成される。一例として、半径12
cmの光ディスクの場合、各ゾーンは1120トラック
から構成される。また、ゾーン数Zは例えば、95であ
る。
【0057】この実施の形態では、図14に示すように
隣接するウォブルがゾーン内で同位相であるため、ウォ
ブル位相が逆位相になりグルーブ間隔が小さくなること
によって生ずる隣接トラックからのクロストークは発生
しない。また、良好なウォブル信号の検出が可能であ
る。
【0058】情報記録再生信号として最短マーク当たり
3チャネルビットのランレングス制限符号RLL(2,
k)を用いた場合、半径rが24mmの最内周記録領域
における最短記録マーク長を約0.186μmであると
すると、1トラック当たりのチャネルビットは、2πr
/{(最短記録波長)÷3}で表されるので、1トラッ
ク当たりのセクタ数は次式で表される。
【0059】 最内周における1トラック当たりのセクタ数 =(1トラック当たりのチャネルビット)/(1セクタのチャネルビット) =[2πr/{(最短記録波長)÷3}]/(1セクタのチャネルビット) =[2π・24・10-3・3 /(0.186・10-6)]/36270 =67 (4)
【0060】このとき、式(1)〜(3)から1セクタ
あたりのウォブル数は234であるから、最内周におけ
る1トラックあたりのウォブル数は15678である。
【0061】また、ゾーン内では半径が大きくなるほど
ディスク一周の長さが長くなるので、それに伴って最短
記録マーク長は長くなり、記録密度は低下していく。そ
こで本実施の形態では、ゾーン最内周での最短記録マー
ク長が略等しくなるように留意して、1ゾーン外周に進
む毎にディスク一周当たり(1トラック当たり)の情報
量が1セクタ分増加する構成とした。このため、最内周
ゾーンの1つ外周側のゾーンでは同様に、1トラック当
たり68セクタの情報が記録でき、ウォブル数は159
12となる。
【0062】このように、本実施の形態によれば、チャ
ネルビットクロック周波数fpとウォブル周波数fwと
が、自然数N(155)の比例関係を持ち、さらにゾー
ンの切り替えで1トラックあたりのウォブル数が所定の
自然数(234ウォブル)毎に増加し、かつ、ゾーンの
切り替わりでディスク一周あたりの記録情報は所定の記
録単位(1セクタ)で増加することとしたので、各ゾー
ンの最内周での最短記録マーク長が略一定であり、記録
マーク長のディスク全面での変動を抑えることが出来
る。
【0063】また、本発明になる光ディスクの一実施の
形態における最短記録波長とゾーンとの関係は、図13
に示すように、0ゾーン〜Z−1ゾーンまでの計Zゾー
ンのそれぞれにおいて、内周と外周で最短記録波長が図
に示す如く短から長へ鋸波状に変化をする。各ゾーンで
はCAV方式による記録がなされるからである。なお、
本発明では、前記のように、各ゾーンでCAV方式によ
る記録が行われるが、ディスク全体では各ゾーンすべて
同一回転数のZCAVか、異なるゾーン間では回転数が
異なるZCLVのいずれかの記録がなされる。
【0064】次に、本発明の記録装置について説明す
る。図15は本発明になる光ディスク記録装置の一実施
の形態におけるブロック図を示す。同図中、光ディスク
10には図1乃至図6と共に説明したように、ウォブル
振幅のゼロクロスで区切られるウォブルの一周期を1つ
の単位として、ウォブル振幅の略中心からディスク外周
側及び/又は内周側に三角波状の溝形状を持つことによ
り、アドレス情報が記録されている。
【0065】記録時には光ピックアップ11から光ディ
スク10へ照射したレーザ光により記録が行われるので
あるが、光ピックアップは、このレーザ光の光ディスク
10からの反射光を光電変換して再生信号を生成し、そ
の再生信号をアドレス再生回路12及びウォブル検出回
路13にそれぞれ供給する。図11における差動RF再
生信号は、光ピックアップの受光部におけるグルーブの
左右からの反射光の差をとるいわゆるプッシュプル信号
を、RF帯域で検出した信号である。アドレス再生回路
12は、差動RF信号から、三角波状の溝形状の有無と
そのピーク位置、図8乃至図9に示したアドレス情報な
どを検出する。ウォブル検出回路13は、再生信号中の
ウォブル信号を検出する。
【0066】クロック生成装置14は、例えば位相同期
ループ(PLL)回路から構成されており、ウォブル検
出回路13から出力されたウォブルクロックを入力とし
て受け、このウォブルクロックの周波数fwに基づい
て、前記(1)式に示したチャネルビットクロック周波
数fp(=N×fw)を生成し、更に、その生成したチ
ャネルビットクロック周波数信号を、アドレス再生回路
12から出力された三角波ピーク位置情報に基づいて位
相同期をかけることにより、記録のためのビットクロッ
クを生成して記録処理装置15へ出力する。
【0067】記録処理装置15は、所望の記録信号を、
アドレス再生回路12で得られたアドレス情報とクロッ
ク生成装置14で生成されたビットクロックに基づき、
記録情報に変換生成する。この記録情報は、例えばRL
L(2,k)符号で、NRZIの表現で“1”と“1”
の間にある“0”の数が最小で2個、最大でk個である
ブロック符号化されたものであり、記録回路16に入力
される。記録回路16は、入力された記録情報を、例え
ば図7に示すような所定の記録フォーマットに変換した
後、光ピックアップ11に供給し、光ピックアップ11
から発生させたレーザ光により所定の記録波形で光ディ
スク10に記録情報を記録させる。
【0068】一方、モータ制御回路18は、ウォブル検
出回路12により差動RF再生信号から得られたウォブ
ルクロックと、アドレス再生回路12から得られたゾー
ン情報と、基準クロック発生回路17から入力された基
準クロックと、ZCLV/ZCAV切り替え信号とに基
づき生成したモータ駆動信号により、光ディスク回転用
スピンドルモータ19を回転させる。
【0069】ここで、本発明の記録装置におけるウォブ
ル検出回路13、アドレス検出回路12について、図1
6を用いて詳しく説明する。ピックアップ11におい
て、グルーブの左右方向に分割された光受光素子でRF
帯域まで検出したプッシュプル信号、すなわち差動RF
再生信号は、ウォブル検出回路13およびアドレス再生
回路12に供給される。
【0070】ウォブル検出回路13では、第3のBPF
3で差動RF再生信号から基本ウォブル周波数fwの成
分だけを抜き出し、その出力をPLL回路4に入力す
る。PLL回路4では、上記fwの正弦波状の波形から
ウォブルクロックを生成する。たとえばfw=470k
Hzである場合、第3のBPF3は中心周波数が470
kHzのBPFであり、PLL回路4で生成されるウォ
ブルクロックは約470kHzの矩形波である。
【0071】一方アドレス再生回路12では、上記ウォ
ブル検出回路13の第3のBPF3よりもさらに高域の
中心周波数を持つ第1のBPF1で、差動RF再生信号
の微分処理を行う。例えば上記と同様にfw=470k
Hzである場合、中心周波数2MHz程度のBPFを用
いる。(1)式と(3)式より、チャネルビット周波数
fp=155×470kHz=72.85MHzであ
り、前述したRLL(2,k)符号でk=13であると
すると、検出されるRF波形の最低周波数は5.2MHz
であるので、上記第1のBPF1では記録RF信号の影
響をうけずに差動RF再生信号の微分処理を行うことが
出来る。同様に第2のBPF2でも微分処理を行い、第
1のBPF1,第2のBPF2であわせて二階微分処理
を行う。
【0072】この時の信号処理の様子を、図17から図
19を用いて説明する。図17は、図1の実施例による
光ディスクのグルーブ再生時の波形を、図16のアドレ
ス再生回路12の各ブロックについて示したものであ
る。差動RF再生信号は第1のBPF1で微分されて、
BPF1出力のようになる。これをさらにもう一度微分
すると、BPF2出力のようになり、差動RF再生信号
の三角波ピーク位置でパルス状の波形が出力される。
【0073】パルス状の波形は三角波検出パルスであ
り、差動RF信号において三角波がプラス側(図ではデ
ィスク内周側)にあるかマイナス側(図ではディスク外
周側)にあるかによって極性が異なる。これを利用し
て、デコーダ5では適当な閾値を設けて、ウォブルの一
周期毎に三角波検出パルスの有無と極性を検出し、アド
レス情報を得る。また、アドレス情報からゾーン情報を
抽出してモータ制御回路18に供給する。また、BPF
2出力は位相情報として出力され、クロック生成装置1
4の位相同期のための基準信号としても用いられる。
【0074】図18は、図2および図3の実施例による
光ディスクのグルーブ再生時の波形を、図16のアドレ
ス再生回路12の各ブロックについて示したものであ
る。差動RF再生信号、BPF1出力、BPF2出力の
各動作波形については図13と同様であるので説明を割
愛する。
【0075】図2および図3の実施例ではウォブルの半
周期毎にアドレスビットを配置しているので、デコーダ
5では適当な閾値を設けて、ウォブルの半周期毎に三角
波検出パルスの有無と極性を検出し、アドレス情報及び
ゾーン情報を得る。
【0076】尚、図18には図2,図3それぞれの実施
例の場合に対して、検出されるアドレスビットの値を示
している。図2の実施例ではアドレスビットは2値、図
3の実施例ではアドレスビットは3値となる。
【0077】図19は、図4から図6の実施例による光
ディスクのグルーブ再生時の波形を、図16のアドレス
再生回路12の各ブロックについて示したものである。
差動RF再生信号、BPF1出力、BPF2出力の各動
作波形については図13と同様であるので説明を割愛す
る。
【0078】図4から図6の実施例では、ウォブルを連
続する所定の数でグループ化して、ウォブルグループ毎
にアドレスビットを割り当てているので、デコーダ5で
は適当な閾値を設けて三角波検出パルスの有無と極性を
検出し、ウォブルグループ毎にアドレス情報及びゾーン
情報を得る。
【0079】このとき、検出された三角波パルスの数
が、前記連続する所定の数に対して任意に定めた規定数
以上であるかどうかによって、前記ウォブルグループに
記録されたアドレスビットを判別する。このようにする
と、ディスクのディフェクトによるアドレスビットの誤
検出を防ぐことが出来、より確実なアドレスビットの検
出が可能である。尚、図10で示したアドレス同期パタ
ーンも同様の検出回路で検出可能である。
【0080】次に、モータ制御回路18について図20
を用いて説明する。モータ制御回路18は、図20に示
すように、155分周器21、(67+M)/67分周
器22及び周波数/位相比較器23から構成される。図
20において、155分周器21は、基準クロック発生
回路17から出力された周波数fpに等しい基準クロッ
クの周波数を1/155倍に分周して、ウォブル周波数
fwに等しい信号を生成して(67+M)/67分周器
22に供給する。
【0081】(67+M)/67分周器22は、ZCL
V/ZCAV切り替え信号に基づき、光ディスク10に
対してZCLV方式で信号記録を行うように指示された
ときには、上記のMの値が0に設定され、入力された基
準クロックを分周することなく、入力と同じ周波数で周
波数/位相比較器23に供給し、ここでウォブル検出回
路13からの再生されたウォブル信号と周波数及び位相
比較する。この周波数/位相比較器23の2つの入力信
号の周波数及び位相誤差は、回転誤差信号としてモータ
制御回路18内の駆動回路部(図示せず)などを通して
図15のスピンドルモータ19に供給され、ここで再生
ウォブル信号の周波数及び位相が基準クロックと常に一
定の関係を保つように、回転制御する。これにより、Z
CLV方式の記録が行われる。
【0082】一方、(67+M)/67分周器22は、
ZCLV/ZCAV切り替え信号に基づき、光ディスク
10に対してZCAV方式で信号記録を行うように指示
されたときには、上記のMがゾーンアドレスで更新され
る(Mは最内周ゾーンでは0、以下外周側のゾーン毎に
1ずつ増加する)。
【0083】前述したように、本実施の形態の光ディス
クでは、1ゾーン外周側にいく毎にそのゾーン内の各ト
ラック当たりのセクタ数が1ずつ増加するようにされて
いるので、(67+M)/67分周器22は、155分
周器21から取り出されたウォブル周波数fwを、各ゾ
ーンの1トラック当たりのウォブル数と最内周ゾーンの
1トラック当たりのウォブル数との比(すなわち、各ゾ
ーンの1トラック当たりのセクタ数「67+M」と最内
周ゾーンの1トラック当たりのセクタ数「67」との
比)で分周した信号を生成して、周波数/位相比較器2
3に供給し、ここでウォブル検出回路13からの再生さ
れたウォブル信号と周波数及び位相比較する。
【0084】この周波数/位相比較器23の2つの入力
信号の周波数及び位相誤差は、回転誤差信号としてモー
タ制御回路18内の駆動回路部(図示せず)などを通し
て図6のスピンドルモータ19に供給され、ここで再生
ウォブル信号の周波数及び位相が各ゾーンの1トラック
当たりのウォブル数(セクタ数)に応じて変化され、常
に一定回転数となるように回転制御する。これにより、
ZCAV方式の記録が行われる。
【0085】次に、本発明になる光ディスク再生装置の
一実施の形態について説明する。図21は本発明になる
光ディスク再生装置の一実施の形態のブロック図を示
す。同図中、図15と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0086】図21において、光ディスク30には図1
乃至図6と共に説明したように、ウォブル振幅のゼロク
ロスで区切られるウォブルの一周期を1つの単位とし
て、ウォブル振幅の略中心からディスク外周側又は内周
側に三角波状の溝形状を持つことにより、アドレス情報
が記録されている。
【0087】光ピックアップ11から光ディスク30に
照射されたレーザ光は、光ディスク30で反射され、そ
の反射光が光ピックアップ11で受光され、所定の信号
処理を受けて再生信号とされて再生回路31に供給され
る。この再生回路31は公知の回路であり、入力された
再生信号の特性補正を行い、また、再生信号からクロッ
クを抽出した後、データ復号等の処理を行い、得られた
再生情報とビットクロックを再生処理装置32に供給
し、公知の再生処理を行わせる。
【0088】ここで、光ディスク30がZCLV方式で
あるかZCAV方式であるかに応じて、モータ制御回路
18にZCLV/ZCAV切り替え信号が入力される。
光ディスク30がZCAV方式であるときには、ビット
クロックの引き込みに有利なように、アドレス再生回路
12で再生信号から得られたゾーン情報を再生回路31
に送り、再生回路31内のPLL回路の引き込みを早く
することも可能である。これにより、半径方向に大きな
距離のデータシークを行う場合でも、スピンドルモータ
19の回転数を迅速に所要の回転数にすることができ
る。
【0089】なお、本発明では光情報記録媒体はディス
ク状であるとして説明したが、その形状に限定されるも
のではない。たとえば外形がカード状の光情報記録媒体
で、記録のための案内溝が螺旋状または円周状に形成さ
れているものでも良い。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光情報記録
媒体によれば、ウォブルの一周期中の半周期を単位とし
て、基本波成分と同じ正弦波状の部分と、三角波状の形
状である部分とでグルーブ溝を形成し、前記三角波状の
溝形状部分を検出してアドレス情報を得るようにしたの
で、高密度化によるウォブル信号の劣化と位置精度の確
保の問題を解決可能である。また、本発明の光情報記録
媒体によれば、ヘッダー領域を持たずにアドレス情報が
得られるようにしたので、連続にデータを記録すること
が可能であり、信号が連続的に記録されている再生専用
ディスクとの互換性を重視する用途において有用性が高
い。さらにまた、本発明の光情報記録媒体によれば、正
弦波部分においても三角波部分においても、ウォブル基
本波成分の振幅中心から見た実際のグルーブの振幅は略
同一であるようにしたので、内周側と外周側のどちらに
三角波状の部分があっても光ビームがオフセットを生じ
ることがない。さらにまた、本発明の光情報記録媒体に
よれば、上記正弦波状の形状と三角波状の形状との接合
部に対応する上記ウォブルしたグルーブ溝のゼロクロス
点での傾きが、三角波状の形状が内周側にある場合と外
周側にある場合で変化しないようにしたので、ウォブル
信号の時間軸方向のジツタを大幅に低減でき、アドレス
情報が良好に得られる。さらにまた、本発明の光情報記
録媒体によれば、ウォブルの一周期又は半周期に1つの
アドレス情報を持たせることが出来るので、高密度なア
ドレス情報を記録可能である。さらにまた、本発明の光
情報記録媒体によれば、ウォブルを連続する所定の数で
グループ化し、ウォブルグループ毎に三角波状の溝形状
部分の有無を検出して、前記連続する所定の数に対して
任意に定めた規定数以上であるかどうかによって前記ウ
ォブルグループに記録されたアドレスビットを判別する
ようにしたので、ディスクのディフェクトによるアドレ
スビットの誤検出を防ぎ、より確実なアドレス検出が可
能である。さらにまた、本発明の光情報記録媒体によれ
ば、記録される情報信号のチャネルビットクロック周波
数fpとウォブル周波数fwとは、ディスク全面にわた
って、fp=N×fw(Nは自然数)の関係に設定され
ているので、ウォブル再生周波数をN倍することで、記
録用のチャネルクロックを生成することが容易に可能で
ある。さらにまた、本発明の光情報記録媒体によれば、
アドレス同期パターンとして、ウォブル周波数fwと同
じ周波数で三角波変調した溝形状を用いたので、アドレ
ス同期パターンを容易に判別可能であり、アドレス同期
ビットを最小限にすることが出来る。さらにまた、本発
明では、ウォブルしたグルーブ溝をディスク半径方向に
複数のゾーンに分割すると共に、前記複数のゾーンの各
ゾーン内で等角速度方式により一定周波数を持って連続
してウォブルされており、かつ、前記各ゾーン内ではデ
ィスク半径方向に隣接する前記グルーブ溝の各ウォブル
の位相が常に同位相となるように形成したので、ウォブ
ル位相が逆位相になりグルーブ間隔が小さくなることに
よって生ずる隣接トラックからのクロストークは発生し
ない。また、良好なウォブル信号の検出が可能である。
さらにまた、本発明によれば、チャネルビットクロック
周波数fpとウォブル周波数fwとが、自然数Nの比例
関係を持ち、さらにゾーンの切り替えで1トラックあた
りのウォブル数が所定の自然数毎に増加し、かつ、ゾー
ンの切り替わりでディスク一周あたりの記録情報は所定
の記録単位で増加するようにしたので、各ゾーンの最内
周での最短記録マーク長が一定であり、記録マーク長の
ディスク全面での変動を抑えることが出来る。さらにま
た、本発明の光情報記録媒体記録方法、再生方法、記録装
置、再生装置によれば、ウォブル信号とアドレス信号
を、プッシュプル法により1つのビームスポットで同時
に読み出すので、アドレス情報読み出しのための特別な
光学系が不要である。さらにまた、本発明の光情報記録
媒体記録方法、再生方法、記録装置、再生装置によれば、
上記プッシュプル法により検出されたプッシュプル信号
を二階微分することによってアドレス信号を得るように
したので、簡単な回路でアドレス信号を得ることが可能
である。さらにまた、本発明の光情報記録媒体記録方法、
再生方法、記録装置、再生装置によれば、前記三角波状の
ウォブル形状から検出したアドレス信号により記録信号
の光ディスク上での位置を検出するとともに、前記アド
レス信号から抽出したゾーン情報とグルーブから検出し
たウォブル信号により光情報記録媒体の回転を制御する
ようにしたので、再生信号から検出したウォブル周波数
fwが常に基準クロック発生回路等に予め設定してある
基準クロック周波数となるように回転制御することによ
りZCLV方式の回転制御が可能であり、あるいは全ゾ
ーンで常に一定回転数となるように回転制御することに
よりZCAV方式の回転制御が可能であり、光情報記録
媒体の半径方向に大きな距離のデータシークを行う場
合、光情報記録媒体回転用スピンドルモータの回転数が
データ記録あるいは再生可能な範囲に落ち着くまでの時
間を短縮できる。さらにまた、本発明の光情報記録媒体
記録方法、再生方法、記録装置、再生装置によれば、前記
ウォブルグループ内で前記三角波状のウォブル形状から
検出したアドレス信号をカウントし、前記カウント数が
前記連続する所定の数に対して任意に定めた規定数以上
であるかどうかによって前記ウォブルグループに記録さ
れたアドレス情報を判別して、記録信号の光情報記録媒
体上での位置を検出するとともに、前記アドレス情報か
ら抽出したゾーン情報とグルーブから検出したウォブル
信号により光情報記録媒体の回転を制御するようにした
ので、より確実なアドレス検出が可能であり、光情報記
録媒体回転用スピンドルモータの回転数がデータ記録あ
るいは再生可能な範囲に落ち着くまでの時間を短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光情報記録媒体の一実施例を示す図
である。
【図2】 本発明の光情報記録媒体の一実施例を示す図
である。
【図3】 本発明の光情報記録媒体の一実施例を示す図
である。
【図4】 本発明の光情報記録媒体の一実施例を示す図
である。
【図5】 本発明の光情報記録媒体の一実施例を示す図
である。
【図6】 本発明の光情報記録媒体の一実施例を示す図
である。
【図7】 本発明の光情報記録媒体のデータフォーマッ
トを示す図である。
【図8】 本発明の光情報記録媒体のアドレスフォーマ
ットの一実施例を示す図である。
【図9】 本発明の光情報記録媒体のアドレスフォーマ
ットの別の実施例を示す図である。
【図10】 本発明の光情報記録媒体のアドレス同期パ
ターンの一実施例を示す図である。
【図11】 従来の光情報記録媒体を示す図である。
【図12】 本発明の光情報記録媒体のゾーンの構成例
を示す図である。
【図13】 本発明の光情報記録媒体の記録セグメント
の例を示す図である。
【図14】 本発明の光情報記録媒体の一実施例を示す
図である。
【図15】 本発明の光情報記録媒体記録装置の一実施
例ブロック図である。
【図16】 本発明の光情報記録媒体記録装置における
ウォブル検出回路、アドレス検出回路のブロック図であ
る。
【図17】 本発明の光情報記録媒体記録装置における
ウォブル検出回路、アドレス検出回路の動作波形図であ
る。
【図18】 本発明の光情報記録媒体記録装置における
ウォブル検出回路、アドレス検出回路の動作波形図であ
る。
【図19】 本発明の光情報記録媒体記録装置における
ウォブル検出回路、アドレス検出回路の動作波形図であ
る。
【図20】 本発明の光情報記録媒体記録装置における
モータ制御回路のブロック図である。
【図21】 本発明の光情報記録媒体再生装置の一実施
例ブロック図である。
【図22】 従来の光情報記録媒体を説明するための図
である。
【図23】 従来の光情報記録媒体を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 第1のBPF 2 第2のBPF 3 第3のBPF 4 PLL 5 デコーダ 10,30 光ディスク 11 光ピックアップ 12 アドレス再生回路 13 ウォブル再生回路 14 クロック生成回路 15 記録処理装置 16 記録回路 17 基準クロック発生回路 18 モータ制御回路 19 スピンドルモータ 21 155分周器 22 (67+M)/67分周器 23 周波数/位相比較器 31 再生回路 32 再生処理装置

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備
    えた光情報記録媒体であって、 前記ウォブルは、 前記ウォブルの最大最小振幅の振幅中心を基準として、
    この振幅中心から一方側又は他方側が正弦波形状である
    正弦波状ウォブル部分と、前記振幅中心から他方側又は
    一方側が三角波形状である三角波状ウォブル部分とを有
    し、前記グルーブ溝は、前記ウォブルの振幅方向に対して
    所定本数毎に複数のゾーンに区画されると共に、区画さ
    れた前記各ゾーン内では等角速度方式により一定周波数
    をもってウォブルされており、かつ前記各ゾーン内では
    前記ウォブルの振幅方向に隣接する前記グルーブ溝の各
    ウォブルの位相が同位相となるように形成されているこ
    とを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を備
    えた光情報記録媒体であって、 前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振幅の振幅中
    心を基準として、この振幅中心から一方側又は他方側が
    正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と、前記振幅中
    心から他方側又は一方側が三角波形状である三角波状ウ
    ォブル部分とを有し、前記グルーブ溝は、前記ウォブルの
    振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーンに区画され
    ると共に、区画された前記各ゾーン内では等角速度方式
    により一定周波数をもってウォブルされており、かつ前
    記各ゾーン内では前記ウォブルの振幅方向に隣接する前
    記グルーブ溝の各ウォブルの位相が同位相となるように
    形成されており、媒体の一方側から他方側へ向って前記
    複数のゾーンが1ゾーン進む毎に、前記各ゾーン内で一
    定周波数をもって前記グルーブ溝をウォブルしているウ
    ォブル周波数が所定の自然数毎に増加し、かつ前記各ゾ
    ーン内で前記グルーブ溝に記録される記録情報量も所定
    の記録単位毎に増加することを特徴とする光情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記ウォブル周期は、所定の単一周波数
    の周期であることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の光情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記三角波状ウォブル部分が前記振幅中
    心から一方側又は他方側のいずれかにある場合でも、前
    記ウォブルの前記最大最小振幅及び前記振幅中心はそれ
    ぞれ一定であることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1に記載の光情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記正弦波状ウォブル部分と前記三角波
    状ウォブル部分との接合部に対応する前記グルーブ溝の
    ゼロクロス点の直前直後における各ウォブル部分の傾き
    は等しいことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1に記載の光情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記三角波状ウォブル部分には、前記グ
    ルーブ溝におけるアドレス情報が記録されていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載の
    光情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記三角波状ウォブル部分が、前記振幅
    中心から一方側又は他方側のいずれかにあるかによっ
    て、前記アドレス情報が記録されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載の光情報記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 前記三角波状ウォブル部分の有無によ
    り、前記アドレス情報が記録されていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載の光情報記
    録媒体。
  9. 【請求項9】 前記三角波状ウォブル部分が、前記ウォ
    ブルの前記振幅中心から一方側にある場合、前記振幅中
    心から他方側にある場合、一方側又は他方側のどちらに
    も無い場合の3通りの場合を用いて、前記ウォブルに前
    記グルーブ溝の3値の前記アドレス情報が記録されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1
    に記載の光情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記ウォブルは連続する所定の数でグ
    ループ化されており、前記振幅中心から一方側又は他方
    側にある正弦波状ウォブル部分と前記振幅中心から他方
    側又は一方側にある三角波状ウォブル部分とを、それぞ
    れ所定数有してグループ化してなるウォブルグループを
    有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    か1に記載の光情報記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記ウォブルグループにおいて、前記
    三角波状ウォブル部分が前記振幅中心から一方側又は他
    方側のうちのいずれかにあるかにより、前記アドレス情
    報が記録されていることを特徴とする請求項10記載の
    光情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記ウォブルグループにおいて、前記
    三角波状ウォブル部分の有無により、前記アドレス情報
    が記録されていることを特徴とする請求項10記載の光
    情報記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記ウォブルグループにおいて、前記
    三角波状ウォブル部分が、前記振幅中心から一方側にあ
    る場合、前記振幅中心から他方側にある場合、一方側又
    は他方側のどちらにも無い場合の3通りの場合を用い
    て、前記ウォブルに前記グルーブ溝の3値の前記アドレ
    ス情報として利用することを特徴とする請求項10記載
    の光情報記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記ウォブルは連続する所定の数でグ
    ループ化されており、前記アドレス情報の同期ビットを
    表す前記ウォブルグループでは、前記ウォブルと同一の
    周波数で前記振幅中心の両側が三角波の形状をなすこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項6、請求項10乃至請
    求項12のいずれか1に記載の光情報記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記ウォブルは、ウォブル周波数fw
    が記録又は再生される情報信号のチャネルビットクロッ
    ク周波数fpとの間で、 fp=N×fw(ただし、Nは自然数) なる関係を満足するように形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項14のいずれか1に記載の光情
    報記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記ウォブルした前記グルーブ溝のウ
    ォブル単位長さは媒体全てに亘って一定であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項15のいずれか1に記載の
    光情報記録媒体。
  17. 【請求項17】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を
    備え、かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振
    幅の振幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は
    他方側が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記
    振幅中心から他方側又は一方側が三角波形状である三角
    波状ウォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記
    ウォブルの振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーン
    に区画されると共に区画された前記各ゾーン内では等角
    速度方式により一定周波数をもってウォブルされてお
    り、かつ前記三角波状ウォブル部分には前記各ゾーン内
    におけるアドレス情報が記録されている光情報記録媒体
    の前記グルーブ溝に情報を記録する光情報記録媒体記録
    方法であって、前記三角波状ウォブル部分から検出した
    前記アドレス情報に基いて前記光情報記録媒体上におけ
    る位置を検知し、この検知した前記位置を包含する前記
    ゾーンを検知する検知ステップと、検知した前記ゾーン
    内では一定周波数であるウォブル周波数を用いて前記光
    情報記録媒体の回転を制御する制御ステップとを備えた
    ことを特徴とする光情報記録媒体記録方法。
  18. 【請求項18】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を
    備え、かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振
    幅の振幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は
    他方側が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記
    振幅中心から他方側又は一方側が三角波形状である三角
    波状ウォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記
    ウォブルの振幅方向に対して複数のゾーンに区画される
    と共に区画された前記各ゾーン内では等角速度方式によ
    りそれぞれ一定周波数をもってウォブルされており、か
    つ前記光情報記録媒体上の前記各ゾーン内における位置
    を示すアドレス情報は、前記正弦波状ウォブル部分と前
    記三角波状ウォブル部分とが所定数連続している前記ウ
    ォブルを1のウォブルグループとし前記ウォブルグルー
    プ内の前記ウォブルおける前記三角波状ウォブル部分の
    配置態様に応じて記録されており、前記グルーブ溝に情
    報を記録する光情報記録媒体記録方法であって、前記グ
    ルーブ溝を走査することにより前記三角波状ウォブル部
    分から再生したアドレス信号をカウントして、このカウ
    ント数が1の前記ウォブルグループに係る前記所定数よ
    りも少なくかつ予め定めた数以上であれば前記ウォブル
    グループに記録してある前記アドレス情報に係るアドレ
    ス信号であると判別し、判別したアドレス信号に係る前
    記アドレス情報を記録してある前記ウォブルグループを
    識別して、識別した前記ウォブルグループを包含する前
    記ゾーンを検知する検知ステップと、検知した前記ゾー
    ンに係るゾーン情報と前記グルーブ溝を走査して得たウ
    ォブル信号とを用いて前記光情報記録媒体の回転を制御
    する制御ステップとを備えたことを特徴とする光情報記
    録媒体記録方法。
  19. 【請求項19】 前記一定周波数のウォブル信号、前記
    アドレス情報又は前記アドレス信号とを、1つの光ビー
    ムスポットを前記光情報記録媒体上に照射してプッシュ
    プル法により同時に読み出すことを特徴とする請求項1
    7又は請求項18に記載の光情報記録媒体記録方法。
  20. 【請求項20】 前記アドレス情報又は前記アドレス信
    号を、1つの光ビームスポットを前記光情報記録媒体上
    に照射してプッシュプル法により得たプッシュプル信号
    を、二階微分することによって得ることを特徴とする請
    求項17又は請求項18に記載の光情報記録媒体記録方
    法。
  21. 【請求項21】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を
    備え、かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振
    幅の振幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は
    他方側が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記
    振幅中心から他方側又は一方側が三角波形状である三角
    波状ウォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記
    ウォブルの振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーン
    に区画されると共に区画された前記各ゾーン内では等角
    速度方式により一定周波数をもってウォブルされてお
    り、かつ前記三角波状ウォブル部分には前記各ゾーン内
    におけるアドレス情報が記録されている光情報記録媒体
    の前記グルーブ溝に記録されている情報を再生する光情
    報記録媒体再生方法であって、前記三角波状ウォブル部
    分から検出した前記アドレス情報に基いて前記光情報記
    録媒体上における位置を検知し、この検知した前記位置
    を包含する前記ゾーンを検知する検知ステップと、検知
    した前記ゾーン内では一定周波数であるウォブル周波数
    を用いて前記光情報記録媒体の回転を制御する制御ステ
    ップとを備えたことを特徴とする光情報記録媒体再生方
    法。
  22. 【請求項22】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を
    備え、かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振
    幅の振幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は
    他方側が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記
    振幅中心から他方側又は一方側が三角波形状である三角
    波状ウォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記
    ウォブルの振幅方向に対して複数のゾーンに区画される
    と共に区画された前記各ゾーン内では等角速度方式によ
    りそれぞれ一定周波数をもってウォブルされており、か
    つ前記光情報記録媒体上の前記各ゾーン内における位置
    を示すアドレス情報は、前記正弦波状ウォブル部分と前
    記三角波状ウォブル部分とが所定数連続している前記ウ
    ォブルを1のウォブルグループとし前記ウォブルグルー
    プ内の前記ウォブルおける前記三角波状ウォブル部分の
    配置態様に応じて記録されており、前記グルーブ溝に記
    録されている情報を再生する光情報記録媒体再生方法で
    あって、前記グルーブ溝を走査することにより前記三角
    波状ウォブル部分から再生したアドレス信号をカウント
    して、このカウント数が1の前記ウォブルグループに係
    る前記所定数よりも少なくかつ予め定めた数以上であれ
    ば前記ウォブルグループに記録してある前記アドレス情
    報に係るアドレス信号であると判別し、判別したアドレ
    ス信号に係る前記アドレス情報を記録してある前記ウォ
    ブルグループを識別して、識別した前記ウォブルグルー
    プを包含する前記ゾーンを検知する検知ステップと、検
    知した前記ゾーンに係るゾーン情報と前記グルーブ溝を
    走査して得たウォブル信号とを用いて前記光情報記録媒
    体の回転を制御する制御ステップとを備えたことを特徴
    とする光情報記録媒体再生方法。
  23. 【請求項23】 前記一定周波数のウォブル信号、前記
    アドレス情報又は前記アドレス信号とを、1つの光ビー
    ムスポットを前記光情報記録媒体上に照射してプッシュ
    プル法により同時に読み出すことを特徴とする請求項2
    1又は請求項22に記載の光情報記録媒体再生方法。
  24. 【請求項24】 前記アドレス情報又は前記アドレス信
    号を、1つの光ビームスポットを前記光情報記録媒体上
    に照射してプッシュプル法により得たプッシュプル信号
    を、二階微分することによって得ることを特徴とする請
    求項21又は請求項22に記載の光情報記録媒体再生方
    法。
  25. 【請求項25】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を
    備え、かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振
    幅の振幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は
    他方側が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記
    振幅中心から他方側又は一方側が三角波形状である三角
    波状ウォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記
    ウォブルの振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーン
    に区画されると共に区画された前記各ゾーン内では等角
    速度方式により一定周波数をもってウォブルされてお
    り、かつ前記三角波状ウォブル部分には前記各ゾーン内
    におけるアドレス情報が記録されている光情報記録媒体
    の前記グルーブ溝に情報を記録する光情報記録媒体記録
    装置であって、前記三角波状ウォブル部分から検出した
    前記アドレス情報に基いて前記光情報記録媒体上におけ
    る位置を検知し、この検知した前記位置を包含する前記
    ゾーンを検知する検知手段と、検知した前記ゾーン内で
    は一定周波数であるウォブル周波数を用いて前記光情報
    記録媒体の回転を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする光情報記録媒体記録装置。
  26. 【請求項26】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を
    備え、かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振
    幅の振幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は
    他方側が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記
    振幅中心から他方側又は一方側が三角波形状である三角
    波状ウォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記
    ウォブルの振幅方向に対して複数のゾーンに区画される
    と共に区画された前記各ゾーン内では等角速度方式によ
    りそれぞれ一定周波数をもってウォブルされており、か
    つ前記光情報記録媒体上の前記各ゾーン内における位置
    を示すアドレス情報は、前記正弦波状ウォブル部分と前
    記三角波状ウォブル部分とが所定数連続している前記ウ
    ォブルを1のウォブルグループとし前記ウォブルグルー
    プ内の前記ウォブルおける前記三角波状ウォブル部分の
    配置態様に応じて記録されており、前記グルーブ溝に情
    報を記録する光情報記録媒体記録装置であって、前記グ
    ルーブ溝を走査することにより前記三角波状ウォブル部
    分から再生したアドレス信号をカウントして、このカウ
    ント数が1の前記ウォブルグループに係る前記所定数よ
    りも少なくかつ予め定めた数以上であれば前記ウォブル
    グループに記録してある前記アドレス情報に係るアドレ
    ス信号であると判別し、判別したアドレス信号に係る前
    記アドレス情報を記録してある前記ウォブルグループを
    識別して、識別した前記ウォブルグループを包含する前
    記ゾーンを検知する検知手段と、検知した前記ゾーンに
    係るゾーン情報と前記グルーブ溝を走査して得たウォブ
    ル信号とを用いて前記光情報記録媒体の回転を制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とする光情報記録媒体記
    録装置。
  27. 【請求項27】 前記一定周波数のウォブル信号、前記
    アドレス情報又は前記アドレス信号とを、1つの光ビー
    ムスポットを前記光情報記録媒体上に照射してプッシュ
    プル法により同時に読み出すことを特徴とする請求項2
    5又は請求項26に記載の光情報記録媒体記録装置。
  28. 【請求項28】 前記アドレス情報又は前記アドレス信
    号を、1つの光ビームスポットを前記光情報記録媒体上
    に照射してプッシュプル法により得たプッシュプル信号
    を、二階微分することによって得ることを特徴とする請
    求項25又は請求項26に記載の光情報記録媒体記録装
    置。
  29. 【請求項29】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を
    備え、かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振
    幅の振幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は
    他方側が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記
    振幅中心から他方側又は一方側が三角波形状である三角
    波状ウォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記
    ウォブルの振幅方向に対して所定本数毎に複数のゾーン
    に区画されると共に区画された前記各ゾーン内では等角
    速度方式により一定周波数をもってウォブルされてお
    り、かつ前記三角波状ウォブル部分には前記各ゾーン内
    におけるアドレス情報が記録されている光情報記録媒体
    の前記グルーブ溝に記録されている情報を再生する光情
    報記録媒体再生装置であって、前記三角波状ウォブル部
    分から検出した前記アドレス情報に基いて前記光情報記
    録媒体上における位置を検知し、この検知した前記位置
    を包含する前記ゾーンを検知する検知手段と、検知した
    前記ゾーン内では一定周波数であるウォブル周波数を用
    いて前記光情報記録媒体の回転を制御する制御手段とを
    備えたことを特徴とする光情報記録媒体再生装置。
  30. 【請求項30】 ウォブルしてなる一連のグルーブ溝を
    備え、かつ前記ウォブルは、前記ウォブルの最大最小振
    幅の振幅中心を基準としてこの振幅中心から一方側又は
    他方側が正弦波形状である正弦波状ウォブル部分と前記
    振幅中心から他方側又は一方側が三角波形状である三角
    波状ウォブル部分とを有し、かつ前記グルーブ溝は、前記
    ウォブルの振幅方向に対して複数のゾーンに区画される
    と共に区画された前記各ゾーン内では等角速度方式によ
    りそれぞれ一定周波数をもってウォブルされており、か
    つ前記光情報記録媒体上の前記各ゾーン内における位置
    を示すアドレス情報は、前記正弦波状ウォブル部分と前
    記三角波状ウォブル部分とが所定数連続している前記ウ
    ォブルを1のウォブルグループとし前記ウォブルグルー
    プ内の前記ウォブルおける前記三角波状ウォブル部分の
    配置態様に応じて記録されており、前記グルーブ溝に記
    録されている情報を再生する光情報記録媒体再生装置で
    あって、前記グルーブ溝を走査することにより前記三角
    波状ウォブル部分から再生したアドレス信号をカウント
    して、このカウント数が1の前記ウォブルグループに係
    る前記所定数よりも少なくかつ予め定めた数以上であれ
    ば前記ウォブルグループに記録してある前記アドレス情
    報に係るアドレス信号であると判別し、判別したアドレ
    ス信号に係る前記アドレス情報を記録してある前記ウォ
    ブルグループを識別して、識別した前記ウォブルグルー
    プを包含する前記ゾーンを検知する検知手段と、検知し
    た前記ゾーンに係るゾーン情報と前記グルーブ溝を走査
    して得たウォブル信号とを用いて前記光情報記録媒体の
    回転を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする光
    情報記録媒体再生装置。
  31. 【請求項31】 前記一定周波数のウォブル信号、前記
    アドレス情報又は前記アドレス信号とを、1つの光ビー
    ムスポットを前記光情報記録媒体上に照射してプッシュ
    プル法により同時に読み出すことを特徴とする請求項2
    9又は請求項30に記載の光情報記録媒体再生装置。
  32. 【請求項32】 前記アドレス情報又は前記アドレス信
    号を、1つの光ビームスポットを前記光情報記録媒体上
    に照射してプッシュプル法により得たプッシュプル信号
    を、二階微分することによって得ることを特徴とする請
    求項29又は請求項30に記載の光情報記録媒体再生装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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