JP2003057750A - レンズ昇降機構及びそれを用いた光学装置 - Google Patents

レンズ昇降機構及びそれを用いた光学装置

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JP2003057750A
JP2003057750A JP2001246351A JP2001246351A JP2003057750A JP 2003057750 A JP2003057750 A JP 2003057750A JP 2001246351 A JP2001246351 A JP 2001246351A JP 2001246351 A JP2001246351 A JP 2001246351A JP 2003057750 A JP2003057750 A JP 2003057750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各機能部を極力ユニット化することで、シャ
ーシへの組立性及びメンテナンス性等を向上したレンズ
昇降機構及びそれを用いた光学装置を得る。 【解決手段】 レンズ体5を可動枠4に取り付け、該可
動枠4を介して機器類のシャーシ3に対し上下位置調整
するレンズ昇降機構において、レンズ体5及び可動枠4
と共に片側に突設された連結部47を有し、シャーシ3
にガイド手段を介し上下動自在に支持されるレンズユニ
ットLUと、シャーシ3の片側に取り付けられて、少な
くともモータ85及び該モータの駆動力により回動され
る螺旋状シャフト80を有した駆動ユニット7とを備え
ている。そして、連結部47を前記シャフト80に螺合
連結することにより、レンズユニットLUがシャフト8
0に沿って昇降されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ体を上下位
置調整するレンズ昇降機構及それを用いた光学装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は液晶プロジェクタを前側から見た
模式図である。このプロジェクタ1は、ハウジング2に
内蔵されて液晶パネル及び回路系等を配置しているシャ
ーシ3に対し可動枠4を介し投写レンズ5を昇降可能に
支持している。そして、投写レンズ5は、ハウジング2
に設けられた比較的大きな開口2aから露出され、可動
枠4を介し上下の位置が調整される。ところで、このよ
うなレンズ用可動枠の昇降機構としては、例えば、特開
平5−273245号や特開平6−33739号等に開
示されている。前者のものは、可動枠を対の螺状シャフ
トに支持すると共に、該シャフトの一方を傘歯車同士の
噛み合いを介し回動することにより、可動枠をシャフト
に沿って上下動する。後者のものは、可動枠をシャーシ
に設けられた両側のシャフトに上下動自在に支持し、
又、可動枠の片側に設けられたラックと、シャーシ側に
支持されたピニオンとの噛み合いを介し可動枠を上下動
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造は何れもが可
動枠を手動で上下動する例であるが、機能向上に伴って
ハウジング内に内蔵されたモータの駆動力により可動枠
を自動で昇降することも実現されつつある。その構造で
は、例えば、前記シャーシに対し可動枠の支持機構とモ
ータ等の駆動機構とを互いに連携させながら組み付けた
り、可動枠の位置を検出し該検出値に基づいてモータを
制御する位置センサ等もシャーシに直付けされているた
め、組立作業性が極めて悪くなり製造費増が避けられな
い。このような背景から、より合理的で組立工数を多少
なりとも改善可能にするレンズ昇降機構が強く望まれて
いる。
【0004】本発明は以上のような課題を解消するため
開発されたものである。その目的は、各機能部を極力ユ
ニット化することで、シャーシへの組立性及びメンテナ
ンス性等を向上し、又、組立途中で検査不合格となった
ときに迅速に対応可能にし、それにより製造費を大幅に
低減できるレンズ昇降機構及びそれを用いた光学装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図面に例示される如く、レンズ体5を可動枠
4に取り付け、該可動枠4を介して機器類のシャーシ3
に対し上下位置調整するレンズ昇降機構において、前記
レンズ体5及び可動枠4と共に該可動枠の片側に突設さ
れた連結部47を有し、前記シャーシ3にガイド手段
(例えば、シャフト48と支持部46、ガイド部材49
とガイド片45)を介し上下動自在に支持されるレンズ
ユニットLUと、前記シャーシ3の片側に取り付けられ
て、少なくともモータ85及び該モータの駆動力により
回動される螺旋状シャフト80を有した駆動ユニット7
とを備え、前記連結部47を前記シャフト80に螺合連
結することにより、前記レンズユニットLUが前記シャ
フト80に沿って昇降されるようにしたことを特徴とし
ている。
【0006】以上のレンズ昇降機構によれば、機器類の
組立では、レンズユニットLUと駆動ユニット7とをシ
ャーシ3にそれぞれ単独で取り付け、その後、連結部4
7をシャフト80に螺合連結することが可能となる。こ
のため、この構造では、組立手順を簡素化したり、煩雑
性を緩和して組立作業性を向上でき、又、例えば、駆動
ユニット7を単独で検査し、検査結果によりシャーシ3
から単独で外すことも保証されていることからメンテナ
ンス性に優れている。しかも、このような駆動ユニット
7は、形態例の如く基板75や位置センサ77等の他の
機能部も具備可能なため、シャーシ3に組み付ける前に
検査できる項目を多くして、組立ラインでの歩留まりを
向上し易くする。又、モータ85を駆動ユニット7に配
置している関係で、モータ駆動時に生じる振動がシャー
シ3側へできるだけ伝わらないようにし易い。従って、
このレンズ昇降機構は、請求項6に挙げた如く光学装置
に好適なものとなる。
【0007】以上の本発明は請求項2から5のように具
体化されることがより好ましい。 ・第1に、前記駆動ユニット7は、前記シャフト80に
螺合されかつ前記レンズユニットLUの連結部47と係
合連結される移動部材78を有している構成である。こ
れは、可動枠4の連結部47をシャフト80に移動部材
78を介し連結するため、レンズユニットLUと駆動ユ
ニット7同士の配置的な制約を受け難くして設計自由度
を拡大できるようにする。 ・第2に、前記駆動ユニット7は、前記モータ85及び
シャフト80等を組み付けているギアボックス71を介
し前記シャーシ3の片側に設けられた取付部34に取り
付けられる構成である。これは、駆動ユニット7がギア
ボックス71を有し、該ギアボックスを介しシャーシ3
側へ取り付けられる点を確認的に特定したものである。 ・第3に、前記レンズユニットLUの連結部47又は前
記移動部材78に設けられた突起79と、前記ギアボッ
クス71に組み付けられて前記突起79を検出する位置
センサ77とを有している構成である。これは、モータ
85の駆動力でレンズユニットLUを自動的に上下動す
る場合、可動枠4の位置を検出してモータ85を制御し
なけばならないが、その位置センサー77をギアボック
ス71に付設すると、前記した駆動ユニット7の検査に
おいて位置センサ77の性能検査を含めて行うことがで
きるようにする。 ・第4に、前記駆動ユニット7は、前記ギアボックス7
1の対応部にそれぞれ配置されていると共に、前記モー
タ85の出力軸に装着されたウオームギア86及び、該
ウオームギアに噛合したヘリカルギア81を介し前記シ
ャフト80を回動する構成である。これは、モータ85
の駆動力をシャフト80に伝達する構造を明瞭化すると
共に、ウオームギア86やヘリカルギア81もギアボッ
クス71に配置されてユニット化されている点を特定し
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照し説明する。図1は形態例のレンズ昇降機構を適用
した液晶プロジェクタの要部を前から見たもので、同
(a)は投写レンズを可動枠に取り付けない状態での一
部破断した正面図、同(b)は投写レンズを可動枠に取
り付けかつ上移動した状態での正面図である。図2は図
1(a)の態様で上と左右から見た構成図であり、同
(a)は上から見た状態で一部を破断した部分上面図、
同(b)は部分左側面図、同(c)は部分右側面図であ
る。図3は投写レンズを移動枠に固定した液晶プロジェ
クタの要部模式外観図、図4は図3の要部模式分解図で
ある。図5はレンズ昇降機構を示す外観構成図、図6は
そのレンズ昇降機構の分解構成図、図7はプロジェクタ
を模式化した説明図である。以下の説明では、まず、プ
ロジェクタのうち本発明と関係する部分を概要で述べた
後、レンズ昇降機構の細部構造、組立、主作動について
詳述する。
【0009】(概要)図のプロジェクタ1は、ハウジン
グ2で覆われた略L形のシャーシ3を有し、該シャーシ
3の水平壁31上に光源ランプや液晶パネル及び回路系
等を配置していると共に、可動枠4に投写レンズ5を固
定したレンズユニットRUと、該レンズユニットRUを
上下動する駆動ユニット7とが垂直壁32に対しそれぞ
れ取り付けられて、レンズユニットRUの投写レンズ5
をハウジング2の開口2aから露出している。ここで、
プロジェクタ1の基本機構は、例えば、特開平6−33
7394号や特許第2578695号等に開示のものと
同じ。異なる点は、レンズユニットRU及び駆動ユニッ
ト7と、これらユニットRU,7を取り付けるシャーシ
3の垂直部32側の構造である。なお、本発明のレンズ
昇降機構は、レンズユニットRU及び駆動ユニット7か
ら構成されている。
【0010】このうち、シャーシ3は、水平壁31が模
式化されており、垂直壁32がレンズユニトLRを支持
する箇所となる。垂直壁32には、開口33が設けられ
ると共に、上下の鍔部35a,35b及び両側の鍔部3
5c,35dが設けられている。鍔部35a,35bの
片側には、シャフト48が取付孔36a,36bを介し
垂直に配置される。シャフト48は、下端に径小部48
aを、上端に周回溝48bをそれぞれ形成している。鍔
部35cの内上下部には、縦溝付きのガイド部材49が
ねじ39aによりそれぞれ取り付けられている。鍔部3
5dには、図4の如く下側の段差37と、上外側に突設
された取付片34とが設けられている。段差37は駆動
ユニット7の対応部を逃がす箇所であり、取付片34は
駆動ユニット7を着脱可能に取り付ける取付孔34aを
形成している。
【0011】(レンズユニット)レンズユニットRU
は、可動枠4にレンズ体としての投写レンズ5をロック
装置6を介し取り付けたものである。可動枠4は、垂直
部32に対し余裕を持って配置され、上下動されたとき
開口33内に常に収まる開口41と、上下の鍔部42
a,42b及び両側の鍔部42c,42dとを有してい
る。内面には、ロック装置6を取り付ける取付孔41a
と、投写レンズ5に対する基準面となる4個の取付座4
3と、投写レンズ5を位置決めする2個のピン44が突
設されている。取付孔41aは鍔部35c,35dに接
近して2個づつ設けられている。取付座43は開口41
の周囲部にあって上下左右に位置し、ピン44は上両側
の取付座43に接近している。鍔部42cの外側には上
下にガイド片45が設けられている。鍔部42dの外側
には、嵌合孔46aを形成している支持部46と、支持
部46同士の間に突出している連結部47とが設けられ
ている。なお、嵌合孔46aには不図示のメタル軸受け
が内装される。連結部47はコ形又はU形に形成され、
後述する駆動ユニット7のシャフト80と係合可能とな
っている。以上の可動枠4は、ガイド片45が対応する
ガイド部材49の縦溝内に嵌合され、又、各支持部46
が嵌合孔46aに串差し状に挿通されるシャフト48を
介して、鍔部35a〜35d内に上下摺動自在に支持さ
れる。従って、ガイド片45は前記したガイド部材49
とでガイド手段を構成し、シャフト48は支持部46と
でガイド手段を構成している。なお、シャフト48は、
下端が径小部48aと取付孔36bとの係合、上端が周
回溝48bに係合されるEリング38(図1参照)によ
り鍔部35a,35b間に保持されている。
【0012】これに対し、投写レンズ5は、図面では模
式化しているが、レンズ系51を保持している鏡筒52
と、鏡筒52に固定されている取付用フランジ部(マウ
ント)53と、フランジ部53に設けられて前記した位
置決め用ピン44に係合する基準孔54とを有してい
る。そして、投写レンズ5は、ロック装置6により可動
枠4に着脱可能に固定されている。このロック装置6
は、細部を省略しているが、対の脚部を有した支持部材
60と、両脚部の間に枢軸を介し回動可能に設けられ
て、両脚部の間にほぼ収まった非係止位置、及び前記両
脚部の間から突出されてフランジ部53を可動枠4の内
面側に押圧係止する係止位置に切り換えられるアンカー
部材63と、アンカー部材63を前記係止位置の方向へ
付勢している付勢部材10と、支持部材60に組み付け
られて、前方からの押し操作によりアンカー部材63を
前記係止位置及び非係止位置にそれぞれ切換可能な操作
部材67とを備えている。また、操作部材67は、支持
部材60に枢支している前記枢軸を挟んた両側に操作部
を有し、アンカー部材63を前記操作部を選んで係止位
置と非係止位置とに切り換えるようになっている。従っ
て、投写レンズ5を固定する場合は、アンカー部材63
を非係止位置にした状態で、フランジ部53を基準孔5
4とピン44との係合を介し取付座43に位置決め配置
した後、操作部材66を押し操作して、アンカー部材6
3を付勢部材10の付勢力により非係止位置から係止位
置方向へ回動する。すると、アンカー部材63は、先端
側がフランジ部53の上縁等に(取付面との間でフラン
ジ部を挟持するよう)係止されて、フランジ部53を付
勢部材10の付勢力に応じた強さで可動枠4側に係止固
定する。投写レンズ5を外す場合は、操作部材66を押
し操作して、アンカー部材63を付勢部材10の付勢力
に抗して非係止位置へ切り換えると、アンカー部材63
が前記両脚部の間にほぼ入ってフランジ部53への規制
を解放する。従って、以上のレンズユニットLDは、例
えば、可動枠4を垂直壁32に組み付けておき、その
後、レンズ体5を後付けしたり交換することも容易に行
える。
【0013】(駆動ユニット)駆動ユニット7は、図5
と図6の如くギアボックス71に対し外部電源で駆動さ
れるモータ85と、モータ85で回動されるウオームギ
ア86と、ウオームギア86と噛み合っているヘリカル
ギア81と、ヘリカルギア81に一体化された雄ねじ8
1a付きのシャフト(つまり螺旋状シャフト)80と、
シャフト80と螺合している移動部材78と、基板75
とを組み付けてユニット化したものである。
【0014】ギアボックス71は樹脂成形品からなり、
前記取付片34に取り付けられる取付孔71b付きの背
面部71aと、背面部71aの下側に設けられたモータ
用収容部71cと、背面部71aの手前に位置して外壁
部71dと上下壁部71e,71fとで区画された空間
部71g等を形成しているケースである。外壁部71d
には、2本の位置決めピン71h(図2参照)、先端に
爪部を形成した2本の係合片71j、1本の孔付き支柱
71kが設けられ、それらにより基板75を装着し、
又、上下方向に設けられたスリット71mを有してい
る。上下壁部71e,71fには、シャフト挿通用の孔
71nが同軸線上に設けられている。移動部材78は、
上下のフランジ部78aを有し、その間に前記連結部4
7を係合する構成であり、又、外周に突起79を一体に
形成している。内周には、シャフト80の雄ねじ80a
と螺合する雌ねじ78bが形成されている。基板75
は、支柱71kに対応した取付孔76a、ピン71hと
係合する位置決め孔76bとを形成し、又、上下の位置
センサ77を実装し、各位置センサ77やモータ85の
接点部等の導通回路及び外部接続部を形成している。位
置センサ77は近接センサ等からなり、レンズユニット
LUつまり可動枠4の上下位置を突起79を介し検出し
て、モータ85の駆動力等を制御可能にする。
【0015】(組立)モータ85は、出力軸にウオーム
ギア86を軸装しており、収容部71cに入れられてね
じ39d(図1参照)で固定される。このとき、ウオー
ムギア86は、収容部71cから不図示の貫通孔を通っ
て手前(空間部71gの下側)に配置される。なお、符
号87はモータ85の端子に接続されたリード線であ
り、基板75の対応部に接合される。シャフト80は、
下端がヘリカルギア81の中心部に固定され、上端が下
壁部71fの孔71n、空間部71g、上壁部71eの
孔71nに貫通された状態で、先端径小溝80bに係合
されるワッシャ83及びEリング84を介し抜け止めさ
れて組み付けられる。このとき、ヘリカルギア81はウ
オームギア86と噛み合わされる。同時に、移動部材7
8は、雌ねじ78bがシャフト80の雄ねじ80a部に
螺合され、かつ突起79がスリット71mから外側へ配
置される。基板75は、位置決め孔76bをピン71h
に係合保持し、支柱71kに対しねぞ39eを介し固定
される。すると、突起79が上下の位置センサ77の間
に配置される。
【0016】(作動)以上のようにして組み立てられた
駆動ユニット7は、シャーシ3の取付片34に対しギア
ボックス71がねじ39b(図6参照)により取り付け
られる。取付時期としては、前記したレンズユニットL
R、又、その可動枠4をシャーシ3に組み付けた後であ
っても、前であっても差し支えない。前者では、ギアボ
ックス71をねじ固定する際、移動部材78に連結部4
7を係合させる。後者では、可動枠4をシャフト48と
支持部46、ガイド部材49とガイド片45のガイド手
段を介し垂直壁32に支持する際、連結部47を移動部
材78に係合させる。従って、この構造では次のような
基本的な利点を実現している。まず、プロジェクタ1の
組立ラインにおいて、シャーシ3に対してレンズユニッ
トLU又はその可動枠4と、駆動ユニット7とを任意の
段階で組み付けることができる。勿論、投写レンズ5
は、可動枠4にロック装置6を介し何時の段階でも簡単
に取り付けることができる。従って、構造的には、組立
手順的な規制や拘束を大幅に緩和できる。また、駆動ユ
ニット7は、シャーシ3への組み付け前に位置センサ7
7やモータ85の駆動及び駆動伝達系を検査できるた
め、シャーシ3に取り付けられ後の検査項目を半減した
り、最終組立後の検査つまり歩留まり向上に寄与でき
る。
【0017】ここで、前記駆動ユニット7は、モータ8
5の回転力をウオームギア86、ヘリカルギア81を介
しシャフト80に伝達し、該シャフト80を正転又は逆
転すると、シャフト80に螺合されている移動部材78
及び移動部材78に連結部47を介し結合されている可
動枠4又はレンズユニットLUを該シャフト80に沿っ
て上又は下へ移動する。機能は、投写レンズ5を可動枠
4を介し上下に位置調整することにより、水平壁31に
設けられる液晶パネル等に対する投写レンズ5の中心位
置を変化させて、スクリーン上に写しだされる投影画像
の位置を可変するものである。ところで、各機能部は、
より鮮明な画像が得られるよう高性能化及び高品質化が
追求されており、検査項目もそれに比例して増えてい
る。この構造では、組立最終段階での検査不良やメンテ
ナンス等において、投写レンズ5をロック装置6を介し
簡単に交換できることに加え、駆動ユニット7の全体を
ギアボックス71の着脱操作により簡単に交換すること
ができる。なお、レンズユニットLUを自動的に上下動
させる場合は、水平壁31に実装される液晶パネル等が
モータ85から生じる微振動の影響を受ける。この構造
では、モータ85をギアボックス71に収容し、かつ、
垂直壁32の側部に設けられた取付片34にギアボック
ス71を介して配置することにより、振動が心臓部であ
る液晶パネル側へ極力伝達されないよう設計されてい
る。また、従来は、モータ85や位置センサ77に接続
されるリード線が長くなっており、該リード線がハウジ
ング2内で絡むことも多い。この構造では、駆動ユニッ
ト7のギアボックス71にモータ85及び基板75を配
置し、かつ、該基板75に位置センサ77を実装するこ
とにより、モータ85のリード線87を短くしたり、位
置センサ77との間のリード線等を基板75に実装配線
することで、前記した従来のリード線の問題を解消でき
るよう設計されている。
【0018】なお、本発明は以上の形態に制約されるも
のではなく、請求項で特定した要件を具備する範囲で種
々変形可能なものである。その一例としては、投写レン
ズ5は他のレンズ系であってもよく、又、可動枠4の連
結部47を雌ねじ構造にして、螺旋状シャフ80の雄ね
じ80aに直接螺合するようにしても差し支えない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のレンズ昇
降機構は、シャーシに上下動自在に支持された可動枠又
はレンズユニットをモータ駆動により昇降する構造にお
いて、特に、レンズユニットと駆動ユニットとをシャー
シにそれぞれ単独で取り付け、その後、連結部をシャフ
トに螺合連結することができことから、組立手順的な制
約をなくしたり、煩雑性を緩和して組立作業性及びメン
テナンス性を向上できる。同時に、駆動ユニットは、シ
ャーシに組み付ける前に検査できる項目を多くして、機
器類の組立ラインにおける歩留まり向上に寄与できる。
これを用いた光学装置は、組立工数及び製造費を低下で
き、メンテナンス性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した光学装置要部を正面から見
た図である。
【図2】 図1(a)の装置要部を上と左右から見た構
成図である。
【図3】 上記光学装置要部の概略的な外観図である。
【図4】 上記光学装置要部を分解した構成図である。
【図5】 上記光学装置要部の駆動ユニットを示す概略
外観図である。
【図6】 図5の駆動ユニットを分解した細部構成図で
ある。
【図7】 上記光学装置全体の外観を模式化した図であ
る。
【符号の説明】
1…プロジクタ(光学装置に相当し、2はハウジング) 3…シャーシ(31は水平壁、32は垂直壁、34は取
付部又は取付片) 4…可動枠(46は支持部、47は連結部) 5…投写レンズ(レンズ体に相当し、53は取付用フラ
ンジ部) LU…レンズユニット 6…ロック装置 7…駆動ユニット 48…ガイド用シャフト(ガイド手段) 45…ガイド片(ガイド手段) 49…ガイド部材(ガイド手段) 71…ギアボックス 75…基板 77…位置センサ 78…移動部材(79は突起) 80…螺旋状シャフト(80aは雄ねじ) 81…ヘリカルギア 85…モータ 86…ウオームギア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ体を可動枠に取り付け、該可動枠
    を介して機器類のシャーシに対し上下位置調整するレン
    ズ昇降機構において、 前記レンズ体及び可動枠と共に該可動枠の片側に突設さ
    れた連結部を有し、前記シャーシにガイド手段を介し上
    下動自在に支持されるレンズユニットと、 前記シャーシの片側に取り付けられて、少なくともモー
    タ及び該モータの駆動力により回動される螺旋状シャフ
    トを有した駆動ユニットとを備え、 前記連結部を前記シャフトに螺合連結することにより、
    前記レンズユニットが前記シャフトに沿って昇降される
    ようにしたことを特徴とするレンズ昇降機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動ユニットは、前記シャフトに螺
    合されかつ前記レンズユニットの連結部と係合連結され
    る移動部材を有している請求項1に記載のレンズ昇降機
    構。
  3. 【請求項3】 前記駆動ユニットは、前記モータ及びシ
    ャフト等を組み付けているギアボックスを介し前記シャ
    ーシの片側に突設された取付部に取り付けられる請求項
    1又は2に記載のレンズ昇降機構。
  4. 【請求項4】 前記レンズユニットの連結部又は前記移
    動部材に設けられた突起と、前記ギアボックスに組み付
    けられて前記突起を検出する位置センサとを有している
    請求項3に記載のレンズ昇降機構。
  5. 【請求項5】 前記駆動ユニットは、前記ギアボックス
    の対応部にそれぞれ配置されていると共に、前記モータ
    の出力軸に装着されたウオームギア及び、該ウオームギ
    アに噛合したヘリカルギアを介し前記シャフトを回動す
    る請求項3又は4に記載のレンズ昇降機構。
  6. 【請求項6】 請求項1から5の何れかに記載のレンズ
    昇降機構をハウジングに内蔵されたシャーシに備えてい
    ることを特徴とする光学装置。
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