JP2003057542A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP2003057542A JP2001240685A JP2001240685A JP2003057542A JP 2003057542 A JP2003057542 A JP 2003057542A JP 2001240685 A JP2001240685 A JP 2001240685A JP 2001240685 A JP2001240685 A JP 2001240685A JP 2003057542 A JP2003057542 A JP 2003057542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂材料による非球面レンズを効果的に配す
ることにより、高解像でかつ歪曲収差が小さく、コンパ
クトで構成枚数の少ない安価なズームレンズを提供す
る。 【解決手段】 物体側より順に、第1レンズ群及び第2
レンズ群から構成され、前記第1レンズ群は負の屈折力
を有し、メニスカス形状で負の屈折力を有するレンズ
(以下負レンズ)である第1レンズ、及び小さな正また
は負の屈折力を有しメニスカス形状である第2レンズを
配して構成され、前記第2レンズ群は正の屈折力を有
し、正の屈折力を有するレンズ(正レンズ)である第3
レンズ、小さい正または負の屈折力を有しメニスカス形
状である第4レンズ、負レンズである第5レンズ、正レ
ンズである第6レンズを配して構成され、前記第1レン
ズ群,及び前記第2レンズ群の位置を移動することによ
り変倍を成していることを特徴とするズームレンズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にデジタルスチ
ルカメラのようなCCD(charged coupled device)等
のイメージセンサを使用した小型の撮像装置に用いられ
る高性能なズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラは、撮影レンズに
よって結像された静止画像をCCD等により電気的に取
り込み、内蔵メモリや着脱可能なメモリカードなどに記
録する撮像装置であるが、画像の取り込みに使用してい
るCCD等の撮像素子(以下CCD等)の画素数の多い
ものが安価に供給されるなどして、民生品であっても鮮
鋭な画像を提供することが可能となったため、ここ数年
で急速に普及してきた。現在では、普及判のプリントサ
イズなどの制限の範囲では銀塩カメラの解像力と同等の
性能を有するものが既に製品化されている。
【0003】デジタルスチルカメラの撮影レンズに注目
してみる。CCDを使用した光学系としてVTRカメラ
の撮影レンズがあるが、デジタルスチルカメラとVTR
カメラの撮影レンズの特徴を比較して見ると、イメージ
サークルの大きさがほぼ同等であると考えてよく、また
詳しくは後述するようにテレセントリック性を要求され
るなどの点で、これらの必要がない銀塩カメラよりもV
TRカメラ用の撮影レンズのほうがデジタルスチルカメ
ラの撮影レンズに類似している。従って、VTRカメラ
用の撮影レンズをデジタルスチルカメラに利用すること
は、普及の当初では行われていた。VTRカメラも開発
が進められ最近ではデジタル処理をして高画質を特徴と
するものも製品化されているが、再生画像をテレビジョ
ンあるいはモニターで見るという性質上要求される解像
度についてはデジタルスチルカメラで使用されるCCD
より1桁小さい35万画素クラスで十分とされている。
このクラスのCCDの画素ピッチは約5.6μ程度であ
る。従って、このようなVTRカメラ用の撮影レンズを
100万画素を越えるCCDさらには200万画素クラスのC
CDを使用しているデジタルスチルカメラに利用するに
は解像力不足で、改善の余地があり、撮影レンズの歪曲
収差の量についても動画と静止画の違いから要求される
レベルが異なり、デジタルスチルカメラではさらに厳し
く収差補正の必要がある。
【0004】デジタルスチルカメラやVTRカメラのよ
うに、CCD等のイメージセンサを用いた光学系ではテ
レセントリック性を良好に設計しなければならない。テ
レセントリック性とは、各像点に対する光線束の主光線
が、光学系の最終面を射出した後、光軸とほぼ平行にな
る、すなわち、像面とはほぼ垂直に交わることを言う。
言い換えると、光学系の射出瞳位置が像面から十分離れ
ることが要求されるのである。これは、CCD上の色フ
ィルターが撮像面からやや離れた位置にあるために、光
線が、斜めから入射した場合、実質的な開口効率が減少
する(シェーディングという)ためであり、特に最近の
高感度型のCCDでは、撮像面の直前にマイクロレンズ
アレーを配しているものが多いが、この場合も同様に、
射出瞳が十分離れていないと、周辺で開口効率がで低下
してしまう。また、CCDの周期構造に起因して発生す
るモアレ現象等を防止するために光学系とCCDの間に
挿入される水晶フィルター(オプチカルローパスフィル
ター)やCCDの赤外波長域での感度を低下させて人の
目の比視感度に近づける目的で、やはり光学系とCCD
の間に挿入される赤外吸収フィルターの実効厚さが、光
軸上と周辺であまり変動しないことが求められ、この点
でもデジタルスチルカメラ用の撮影レンズにおいてはテ
レセントリック性を良好に設計する必要が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近に
なってCCD上のマイクロレンズアレーの設計を使用す
る撮影レンズに合わせて設計することにより、また撮影
レンズのバックフォーカス部分に挿入される光学部品も
極力排除することによって撮影レンズの設計に課せられ
る課題のうちバックフォーカスを大きくとらなければな
らないこと、及びテレセントリック性を良好に維持しな
ければならないという条件が緩和されるようになってき
た。その分、さらなるコンパクト化や高性能化を達成す
るという考え方となりつつある。このような状況にあっ
て、ズームなどの機能も備えた撮影レンズを供給するた
めには非球面レンズの効果的な導入なしには不可能なの
であるが、ガラス材料を使用した非球面レンズは高価で
あるために、コストの面を考えると多用することもし辛
い。
【0006】本発明は、前述した事情に鑑み樹脂材料に
よる非球面レンズを効果的に配することにより、高解像
でかつ歪曲収差が小さく、コンパクトで構成枚数の少な
い安価なズームレンズを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のズームレンズは
物体側より順に、第1レンズ群及び第2レンズ群から構
成され、前記第1レンズ群は負の屈折力を有し、メニス
カス形状で負の屈折力を有するレンズ(以下負レンズ)
である第1レンズ、及び小さな正または負の屈折力を有
しメニスカス形状である第2レンズを配して構成され、
前記第2レンズ群は正の屈折力を有し、正の屈折力を有
するレンズ(正レンズ)である第3レンズ、小さい正ま
たは負の屈折力を有しメニスカス形状である第4レン
ズ、負レンズである第5レンズ、正レンズである第6レ
ンズを配して構成され、前記第1レンズ群,及び前記第
2レンズ群の位置を移動することにより変倍を成してい
るズームレンズにおいて、レンズ全系の光軸方向の寸法
に関して下記条件式(1)を満足しており、前記第1レ
ンズ群のパワーに関して下記条件式(2)を満足してい
ることを特徴とする。(請求項1) (1) 6.0<TL/f <9.0 (2) 2.0<|fI |/f <5.0 (絶対値はfI <0のため) ただし、 TL:広角端における第1レンズの物体側面から像面ま
での距離(ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距
離) f :広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離 fI : 第1レンズ群の合成焦点距離
【0008】条件式(1)は、広角端におけるレンズ全
長を規定するものである。広角端でのレンズ全長が、他
のどの焦点距離の場合よりも大きくなるので、すなわち
本発明のレンズの小型化に関する条件である。上限を越
えると収差補正という面では有利である反面、本発明の
特徴である小型化と相反することとなる。また、逆に下
限を越えると、各レンズのパワーを大きくしなければな
らず、諸収差の悪化、敏感度の悪化を招き、実状に適さ
ない。
【0009】条件式(2)は、負の屈折力を有する第1
レンズ群へのパワーの適切な配分に関するものである。
光学系全体の大きさと諸収差を適正に補正するための条
件のバランスとなる。下限を越えると、第1レンズ群の
負のパワーが大きいことになり、これに伴い第2レンズ
群、第3レンズ群の正のパワーを強めなければならず諸
収差のバランスを取るのが困難となり性能が低下する。
逆に上限を越えると、第2群との空気間隔を大きくとら
ねばならず光学系全体の大きさが大型化する事となりコ
ンパクトなデジタルスチルカメラの用途に適さない
【0010】また、前記第1レンズ群を構成する前記第
2レンズのパワーに関して下記条件式(3)を満足し、
また前記第2レンズ群を構成する前記第4レンズのパワ
ーに関して下記条件式(4)を満足していることが好ま
しい。(請求項2) (3) f /|f |<0.1 (ただし絶対値はf <0の場合が あるため) (4) f /|f |<0.1 (ただし絶対値はf <0の場合が あるため) ただし、 f :第2レンズの焦点距離 f :第4レンズの焦点距離
【0011】本発明のズームレンズでは、高解像を実現
するために、前記第2レンズと前記第4レンズに非球面
を採用しているが、ガラス材料を使用しての非球面レン
ズはコストの面で不利となるため、前記第2レンズ及び
前記第4レンズを樹脂材料により製作するための設計的
配慮をしている。具体的には各々のレンズのパワーをほ
ぼ0とすることであり、このことによって、樹脂材料を
採用しても、使用環境の温度や湿度が変動したとして
も、樹脂材料の屈折率の変化や、形状の変化の画質への
影響を最小限に押さえることができる。また、樹脂材料
の成形性においても、均肉性が向上するため好ましい結
果となる。条件式(3)及び条件式(4)はそのための
条件式であり、条件式(3)は、前記第2レンズにおけ
る条件で、条件式で示された範囲では、前記第2レンズ
に樹脂材料を使用しても問題ないが、範囲を越えると、
使用環境が変わることによる特性変化が問題となり、成
形性も悪化する。同様に、条件式(4)の範囲を越える
と、前記第4レンズでの使用環境が変わることによる特
性変化が問題となり、成形性も悪化する。
【0012】また、前記請求項1及び前記請求項2に記
載のズームレンズにおいて、前記第1レンズ群を構成す
る前記第1レンズの形状に関して下記条件式(5)を満
足し、また前記第1レンズの材質に関して下記条件式
(6)を満足していることが好ましい。(請求項3) (5) 0.9<r /f <2.0 (6) 75<n ・ν ただし、 r :第1レンズの像側の面の曲率半径 n :第1レンズの屈折率 ν :第1レンズのアッベ数
【0013】条件式(5)は、曲率の大きい凹面である
前記第1レンズの像側面の形状に関する条件式である。
条件式(5)の範囲で曲率を与える事によって、入射瞳
に対して同心的形状とすることにより諸収差の発生を基
本的に小さくしている。下限を越えると、前記第1レン
ズの像側面の曲率半径が小さくなり加工が困難となると
共に、負のパワーが過大になりすぎ、ペッツバール和が
過小となってしまう。逆に上限を越えると、加工上は有
利となるが、同心性が悪化し、歪曲収差や像面湾曲の補
正が困難となる。
【0014】条件式(6)は、前記第1レンズに使用さ
れている硝材の特性についての条件である。前記第1レ
ンズ群は前記第2レンズのパワーを条件式(3)の如く
小さくしているため、前記第1レンズが前記第1レンズ
群の負のパワーのほぼ全部を負担していると考えられ
る。従って、変倍したときの性能を考慮すると、条件式
(7)を満たしていることが必要でとなる。条件式
(6)の下限を越えると、例えば前記第1レンズのアッ
ベ数が小さくなった場合、変倍時の色収差変動が大きく
なり、また前記第1レンズの屈折率が小さくなった場合
にはペッツバール和が小さくなりすぎてしまう。
【0015】さらに、前記第2レンズ群を構成する前記
第5レンズのパワーに関して下記条件式(7)を満足
し、また前記第2レンズ群を構成する各レンズのアッベ
数の配分に関して下記条件式(8)を満足し、前記第5
レンズの形状に関して下記条件式(9)を満足し、さら
に前記第3レンズ群を構成する前記第7レンズの形状に
関して下記条件式(10)を満足していることが好まし
い。(請求項4) (7) 0.7<|f |/f <1.15 (絶対値はf <0の ため) (8) 20<(ν +ν )/2−ν (9) 0.85<r /f <1.1 (10) 1.6<r /f <1.9 ただし、 f :第5レンズの焦点距離 ν :第3レンズのアッベ数 ν :第5レンズのアッベ数 ν :第6レンズのアッベ数 r :第3レンズの物体側の面の曲率半径 r :第4レンズの物体側の面の曲率半径
【0016】条件式(7)は、第5レンズのパワーに関
してのもので、ペッツバール和すなわち像面湾曲及び色
収差に対して重要な役割を持っている。下限を越える
と、すなわち第5レンズのパワーが大きいと像面湾曲及
び色収差に対しては有利な条件となるが、球面収差及び
コマ収差に対しては不利な条件となる。逆に上限をこえ
ると、すなわち第5レンズのパワーが小さいと球面収差
やコマ収差に対しては有利となるが、像面湾曲及び色収
差に対しては不利な条件となる。
【0017】条件式(8)は、第2レンズ群に使用され
ている正レンズと負レンズのアッベ数の配分に関するも
のである。第4レンズはほとんどパワーを持たないの
で、項としては取り上げていない。従って、色収差を良
好に補正しつつ各収差とのバランスを保持するための条
件となる。上限を越えると、すなわち第2レンズ群の各
正レンズのアッベ数が大きくなった場合には、それぞれ
の屈折率は逆に低くなりペッツバール和が大きくなって
しまい像面湾曲の補正が不利となる。逆に下限を越える
と、色収差の補正のため各レンズのパワーが大きくな
り、球面収差およびコマ収差の補正に不利となる。
【0018】条件式(9)は、第3レンズ物体側面の形
状に関する条件式である。第3レンズ物体側面は開口絞
りの直後に配置されるため、球面収差の補正に関して重
要な役割を受け持つ。第1レンズ群の負のパワーとも関
連しているが、球面収差を良好に補正するための条件と
なる。条件式(9)で上限を越えると、コマ収差や非点
収差などの軸外の収差に関しては補正し易くなるが、球
面収差が補正過剰となる。逆に下限を越えると、球面収
差は補正不足となり、同時に軸外の収差も良好な補正が
困難となる。
【0019】条件式(10)は、第4レンズ物体側面の
形状に関する条件式である。第4レンズ物体側面は第3
レンズの直後に配置されており、また第4レンズそのも
のにはほとんどパワーがないため、第3レンズの役割に
対して、非球面形状の効果をもって補強する形となって
いる。すなわち、やはり球面収差を良好に補正するため
の条件となる。条件式(10)の上限を越えると、コマ
収差などの軸外の収差に関しては補正し易くなるが、球
面収差が補正過剰となり、逆に下限を越えると、球面収
差は補正不足、軸外の収差も良好な補正は出来ない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、具体的な数値実施例につい
て、本発明を説明する。以下の実施例1ないし実施例6
では、第1レンズ群LG1及び第2レンズ群LG2から
構成され、前記第1レンズ群LG1は、メニスカス形状
で負の屈折力を有するレンズ(以下負レンズ)である第
1レンズL1、及び小さな正または負の屈折力を有しメ
ニスカス形状である第2レンズL2を配して構成され、
前記第2レンズ群LG2は正の屈折力を有し、正の屈折
力を有するレンズ(正レンズ)である第3レンズL3、
小さい正または負の屈折力を有しメニスカス形状である
第4レンズL4、負レンズである第5レンズL5、正レ
ンズである第6レンズL6を配して構成される。また、
前記第2レンズ群LG2と像面との間には空気間隔をお
いて平行平面ガラスLPが配されている。前記平行平面
ガラスLPは詳細にはCCDのカバーガラス、水晶フィ
ルター、及び赤外吸収フィルターなど複数或いは単品で
構成されているのであるが、光学的には何ら問題はない
のでこれらの総厚に等しい1枚の平行平面ガラスで表現
している。
【0021】各実施例において使用している非球面につ
いては、周知のごとく、光軸方向にZ軸、光軸と直交す
る方向にY軸をとるとき、非球面式: Z=(Y/r)〔1+√{1−(1+K)(Y/r)
}〕+A・Y+B・Y+C・Y+D・Y10
‥‥ で与えられる曲線を光軸の回りに回転して得られる曲面
で、近軸曲率半径:r、円錐定数:K、高次の非球面係
数:A、B、C、Dを与えて形状を定義する。尚表中の
円錐定数及び高次の非球面係数の表記において「Eとそ
れに続く数字」は「10の累乗」を表している。例え
ば、「E−4」は10−4を意味し、この数値が直前の
数値に掛かるのある。
【0022】[実施例1] 本発明の非球面レンズの第
1実施例について数値例を表1に示す。また図1は、そ
のレンズ構成図、図2はその諸収差図である。表及び図
面中、fはレンズ全系の焦点距離、FnoはFナンバー、
2ωはレンズの全画角、b はバックフォーカスを表
す。バックフォーカスb は第2レンズ群を構成する
第6レンズ像側面から像面までの距離の空気換算距離で
ある。また、Rは曲率半径、Dはレンズ厚またはレンズ
間隔、N はd線の屈折率、ν はd線のアッベ数を
示す。諸収差図中のd、g、Cはそれぞれの波長におけ
る収差曲線である。またSはサジタル、Mはメリディオ
ナルを示している。
【0023】
【表 1】
【0024】[実施例2] 第2実施例について数値例
を表2に示す。また、図3はそのレンズ構成図、図4は
その諸収差図である。
【表 2】
【0025】[実施例3] 第3実施例について数値例
を表3に示す。また、図5はそのレンズ構成図、図6は
その諸収差図である。
【表 3】
【0026】[実施例4] 第4実施例について数値例
を表4に示す。また、図7はそのレンズ構成図、図8は
その諸収差図である。
【表 4】
【0027】[実施例5] 第5実施例について数値例
を表5に示す。また、図9はそのレンズ構成図、図10
はその諸収差図である。
【表 5】
【0028】[実施例6] 第6実施例について数値例
を表6に示す。また、図11はそのレンズ構成図、図1
2はその諸収差図である。
【表 6】
【0029】次に実施例1から実施例6に関して条件式
(1)から条件式(10)に対応する値を、まとめて表
7に示す。
【表 7】 表7から明らかなように、実施例1から実施例6の各実
施例に関する数値は条件式(1)から(10)を満足し
ているとともに、各実施例における収差図からも明らか
なように、各収差とも良好に補正されている。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂材料による非球面
レンズを効果的に配することにより、高解像でかつ歪曲
収差が小さく、コンパクトで構成枚数の少ない安価なズ
ームレンズを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるズームレンズの第1実施例のレン
ズ構成図
【図2】第1実施例のレンズの諸収差図
【図3】本発明によるズームレンズの第2実施例のレン
ズ構成図
【図4】第2実施例のレンズの諸収差図
【図5】本発明によるズームレンズの第3実施例のレン
ズ構成図
【図6】第3実施例のレンズの諸収差図
【図7】本発明によるズームレンズの第4実施例のレン
ズ構成図
【図8】第4実施例のレンズの諸収差図
【図9】本発明によるズームレンズの第5実施例のレン
ズ構成図
【図10】第5実施例のレンズの諸収差図
【図11】本発明によるズームレンズの第6実施例のレ
ンズ構成図
【図12】第6実施例のレンズの諸収差図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、第1レンズ群及び第2
    レンズ群から構成され、前記第1レンズ群は負の屈折力
    を有し、メニスカス形状で負の屈折力を有するレンズ
    (以下負レンズ)である第1レンズ、及び小さな正また
    は負の屈折力を有しメニスカス形状である第2レンズを
    配して構成され、前記第2レンズ群は正の屈折力を有
    し、正の屈折力を有するレンズ(正レンズ)である第3
    レンズ、小さい正または負の屈折力を有しメニスカス形
    状である第4レンズ、負レンズである第5レンズ、正レ
    ンズである第6レンズを配して構成され、前記第1レン
    ズ群,及び前記第2レンズ群の位置を移動することによ
    り変倍を成しているズームレンズにおいて、レンズ全系
    の光軸方向の寸法に関して下記条件式(1)を満足して
    おり、前記第1レンズ群のパワーに関して下記条件式
    (2)を満足していることを特徴とするズームレンズ。 (1) 6.0<TL/f <9.0 (2) 2.0<|fI |/f <5.0 (絶対値はfI <0のた め) ただし、 TL:広角端における第1レンズの物体側面から像面ま
    での距離(ただし、平行平面ガラス部分は空気換算距
    離) f :広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離 fI : 第1レンズ群の合成焦点距離
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のズームレンズにおい
    て、前記第1レンズ群を構成する前記第2レンズのパワ
    ーに関して下記条件式(3)を満足し、また前記第2レ
    ンズ群を構成する前記第4レンズのパワーに関して下記
    条件式(4)を満足していることを特徴とする前記請求
    項1記載のズームレンズ。 (3) f /|f |<0.1 (ただし絶対値はf <0の場合が あるため) (4) f /|f |<0.1 (ただし絶対値はf <0の場合が あるため) ただし、 f :第2レンズの焦点距離 f :第4レンズの焦点距離
  3. 【請求項3】 前記請求項1及び前記請求項2に記載の
    ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群を構成する前
    記第1レンズの形状に関して下記条件式(5)を満足
    し、また前記第1レンズの材質に関して下記条件式
    (6)を満足していることを特徴とする前記請求項1記
    載のズームレンズ。 (5) 0.9<r /f <2.0 (6) 75<n ・ν ただし、 r :第1レンズの像側の面の曲率半径 n :第1レンズの屈折率 ν :第1レンズのアッベ数
  4. 【請求項4】 前記請求項1から前記請求項3に記載の
    ズームレンズにおいて、また、前記第2レンズ群を構成
    する前記第5レンズのパワーに関して下記条件式(7)
    を満足し、また前記第2レンズ群を構成する各レンズの
    アッベ数の配分に関して下記条件式(8)を満足し、前
    記第5レンズの形状に関して下記条件式(9)を満足
    し、さらに前記第3レンズ群を構成する前記第7レンズ
    の形状に関して下記条件式(10)を満足していること
    を特徴とする前記請求項1記載のズームレンズ。 (7) 0.7<|f |/f <1.15 (絶対値はf <0のた め) (8) 20<(ν +ν )/2−ν (9) 0.85<r /f <1.1 (10) 1.6<r /f <1.9 ただし、 f :第5レンズの焦点距離 ν :第3レンズのアッベ数 ν :第5レンズのアッベ数 ν :第6レンズのアッベ数 r :第3レンズの物体側の面の曲率半径 r :第4レンズの物体側の面の曲率半径
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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