JP2003056910A - 熱回収装置およびコージェネレーションシステム - Google Patents

熱回収装置およびコージェネレーションシステム

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JP2003056910A
JP2003056910A JP2001239229A JP2001239229A JP2003056910A JP 2003056910 A JP2003056910 A JP 2003056910A JP 2001239229 A JP2001239229 A JP 2001239229A JP 2001239229 A JP2001239229 A JP 2001239229A JP 2003056910 A JP2003056910 A JP 2003056910A
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heat exchanger
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JP2001239229A
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Tatsuro Arai
達朗 荒井
Takuji Saeki
卓治 佐伯
Takehiro Shimizu
武浩 清水
Kiwamu Suzuki
究 鈴木
Kenichi Tanogashira
健一 田之頭
Kazuya Yamaguchi
和也 山口
Yoshitaka Kashiwabara
義孝 栢原
Shin Iwata
伸 岩田
Keiji Takimoto
桂嗣 滝本
Tadao Sugawara
忠男 菅原
Hiroshi Takagi
博司 高木
Kazuhiro Matsumoto
和博 松本
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Saibu Gas Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Noritz Corp
Toho Gas Co Ltd
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Saibu Gas Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Noritz Corp
Toho Gas Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無用な放熱をなくして総熱効率の向上を図る
ことを目的とする。 【解決手段】 ガスエンジン1の排熱を、第1の熱交換
器5で回収して暖房負荷2に供給する必要がないときに
は、ガスエンジン1からの熱媒を、第1のバイパス配管
7によって第1の熱交換器5をバイパスさせることによ
り、第1の熱交換器5における無用な放熱をなくすよう
にしている。また、第2の熱交換器12を流れる熱媒の
流量を制御して第2のバイパス配管14を流れる熱媒と
混合してガスエンジン1への熱媒の戻り温度が低下して
過冷却にならないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱源が発生する熱
を回収する熱回収装置およびそれを備えるコージェネレ
ーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱回収装置として、例えば、発電
機能を有するガスエンジン等の熱源からの排熱によって
加熱された熱媒を、熱交換器が設けられた循環回路を循
環させることにより、熱源の排熱を、前記熱交換器を介
して、例えば、暖房端末等の負荷に供給するようにした
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例で
は、排熱を回収して、例えば、暖房端末および貯湯槽と
いった複数の負荷に供給するような場合には、熱媒が循
環する循環回路に、暖房端末用および貯湯槽用の熱交換
器が設けられることになり、例えば、暖房端末への熱供
給が不要な場合でも、熱媒が循環回路を循環することに
よって、暖房端末用の熱交換器で、無用の放熱をしてし
まう結果、総熱効率の低下を招くといった難点がある。
【0004】本発明は、上述のような点に鑑みて為され
たものであって、無用な放熱をなくして総熱効率の向上
を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0006】すなわち、請求項1に係る本発明の熱回収
装置は、熱源の発生する熱によって加熱された熱媒を、
熱交換器が設けられた第1の循環経路を循環させること
により、前記熱源からの熱を前記熱交換器で回収して負
荷に供給する熱回収装置において、前記熱媒を、前記熱
交換器を介することなく循環させる第2の循環経路を設
けるとともに、前記熱媒の循環経路を、前記第1の循環
経路または前記第2の循環経路に切り替える切替え手段
を設け、前記熱源からの熱を前記負荷に供給しないとき
には、前記第2の循環経路に切り替えるものである。
【0007】請求項1に係る本発明によれば、熱源の発
生する熱によって加熱された熱媒を、熱交換器が設けら
れた第1の循環経路を循環させることにより、熱源から
の熱を熱交換器で回収して負荷に供給することができる
一方、熱源からの熱を負荷に供給しないときには、熱交
換器を介することなく循環させる第2の循環経路に切り
替えるので、熱交換器での無用な放熱をなくすことがで
きる。
【0008】請求項2に係る本発明は、請求項1の発明
において、前記第2の循環経路は、前記第1の循環経路
と共通の経路を有するとともに、前記第1の循環経路の
前記熱交換器をバイパスするバイパス経路を有し、前記
切替え手段は、前記熱交換器を流れる前記熱媒を遮断し
て熱媒の循環経路を前記バイパス経路に切り替えできる
一方、前記熱交換器を流れる熱媒の流量を調整して前記
バイパス経路を流れる熱媒と混合できるものであり、前
記熱源からの熱を前記負荷に供給するときには、前記熱
源への熱媒の戻り温度が、所定温度以上になるように、
前記熱交換器を流れる熱媒と前記バイパス経路を流れる
熱媒とを混合するものである。
【0009】請求項2に係る本発明によれば、熱源から
の熱を熱交換器で回収して負荷に供給するときには、前
記熱交換器を流れる熱媒の流量を制御してバイパス経路
を流れる熱媒と混合して、熱源への熱媒の戻り温度が低
くなり過ぎないようにしているので、熱源としてのガス
エンジン等の過冷却を防止できる。
【0010】請求項3に係る本発明は、請求項1または
2の発明において、前記第1の循環経路の前記熱交換器
を第1の熱交換器とし、前記第2の循環経路には、蓄熱
槽内に配置された第2の熱交換器が設けられ、前記熱源
からの熱を前記負荷に供給しないときには、前記熱源か
らの熱を前記第2の熱交換器で放熱させて前記蓄熱槽に
蓄熱させるものである。
【0011】請求項3に係る本発明によれば、熱源から
の熱を前記負荷に供給しないときには、熱源からの熱を
第2の熱交換器で放熱させて蓄熱槽に蓄熱させることが
できる。
【0012】請求項4に係る本発明は、請求項3の発明
において、前記第2の循環経路には、前記第2の熱交換
器をバイパスする第2のバイパス経路が設けられるとと
もに、前記第2の熱交換器を流れる熱媒の流量を調整し
て前記第2のバイパス経路を流れる熱媒と混合する流量
調整手段が設けられ、前記熱源からの熱を前記負荷に供
給しないときには、前記流量調整手段によって、前記熱
源への熱媒の戻り温度が、所定温度以上になるように、
前記第2の熱交換器を流れる熱媒と前記第2のバイパス
経路を流れる熱媒とを混合するものである。
【0013】請求項4に係る本発明によれば、熱源から
の熱を第2の熱交換器で回収して蓄熱槽に蓄熱するとき
には、前記第2の熱交換器を流れる熱媒の流量を制御し
て第2のバイパス経路を流れる熱媒と混合して、熱源へ
の熱媒の戻り温度が低くなり過ぎないようにしているの
で、熱源としてのガスエンジン等の過冷却を防止でき
る。
【0014】請求項5に係る本発明のコージェネレーシ
ョンシステムは、請求項1〜4のいずれかに記載の熱回
収装置を備え、前記熱源の発生する熱が、エンジンの発
生する熱である。
【0015】請求項5に係る本発明によれば、エンジン
の動力によって発電等を行うことができる一方、エンジ
ンの発生する熱を回収して利用することができ、エネル
ギーの利用効率を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態に基づいて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の一つの
実施の形態に係る熱回収装置を備えるガスエンジンコー
ジェネレーションシステムの概略構成図である。
【0018】同図において、1は熱源としての発電機能
を有するガスエンジンであり、このガスエンジン1によ
って発電された電気は、当該システムが設置されている
一般家庭の家庭内負荷に供給される。
【0019】この実施の形態のシステムは、ガスエンジ
ン1からの排熱、例えば、ガスエンジンンの水冷および
ガスエンジンの排ガスによって加熱された不凍液などの
熱媒を循環させることにより、排熱を回収して暖房負荷
2等に供給するものであり、ガスエンジン1から熱媒を
外部に送出する往き配管3と熱媒をガスエンジン1に戻
す戻り配管4とを備えている。
【0020】往き配管3は、熱媒の熱を回収して暖房負
荷2に供給する第1の熱交換器5が設けられている暖房
用配管6と、第1の熱交換器5をバイパスする第1のバ
イパス配管7とに分岐された後、後述のように熱媒の循
環経路を切り替える切替え手段としての第1の混合弁8
を介して連結されている。
【0021】この第1の混合弁8の下流側の配管9に
は、熱媒の温度を検知するための第1のサーミスタ10
が設けられており、この配管9は、貯湯槽11内に設置
された第2の熱交換器12が設けられた貯湯用配管13
と、第2の熱交換器12をバイパスする第2のバイパス
配管14とに分岐された後、第2の混合弁15を介して
連結されている。
【0022】この第2の混合弁15の下流側の配管16
には、熱媒の温度を検知するための第2のサーミスタ1
7が設けられている。この配管16の下流には、膨張タ
ンク18および循環ポンプ19が設けられて戻り配管4
に至る。
【0023】第1の熱交換器5は、ガスエンジン1から
の熱媒との間で熱交換する暖房用温水が循環する循環加
熱回路20に連通しており、この循環加熱回路20は、
補助熱源器21内の図示しない暖房熱交換器、暖房ポン
プおよび上述の暖房負荷2を結んでいる。
【0024】さらに、この実施の形態では、循環加熱回
路20の第1の熱交換器5よりも下流側には、暖房用温
水の温度を検知するための第3のサーミスタ22が設け
られている。また、この循環加熱回路20は、ふろ負荷
23に熱を供給するふろ用熱交換器24が設けられた風
呂用配管25に接続されており、三方弁26によって、
図1におけるB→三方弁26→Aの経路を構成して暖房
用温水の流路を、ふろ用配管25側に切替えられるよう
になっている。
【0025】また、三方弁26は、単なる配管経路切替
弁ではなく、図1におけるA→三方弁26→Cの経路を
構成すべく三方弁26を作動させる際に、この経路の開
口率を制御することで、循環加熱回路20と、A→三方
弁26→Cの経路との熱媒流量比を調整し、結果として
循環加熱回路20の途中に位置する第1の熱交換器5の
熱交換量を可変させることもできる。
【0026】さらに、ガスエンジン1が停止している時
に、循環加熱回路20を通じて第1の熱交換器5に熱媒
を流通させると、受熱せず、逆に放熱することになるた
めに、A→三方弁26→Cの経路を構成してバイパスさ
せることにより、無駄な放熱を無くすべく構成されてい
る。
【0027】尚、暖房負荷側には、図示しない開閉弁が
設けられており、暖房負荷を使用しないときには、該開
閉弁を閉止することにより、暖房負荷側への温水の流れ
を阻止すべく構成されている。
【0028】第2の熱交換器12が設置されている貯湯
槽11の下部の給水口には、給水配管27が接続される
一方、上部の出湯口には出湯配管28が接続されてお
り、給湯混合弁29によって、給水配管27からの給水
に、貯湯槽11からの出湯が混合されて補助熱源器21
の図示しない給湯熱交換器を介して出湯されるように構
成されている。
【0029】補助熱源器21には、上述のサーミスタ1
0,17,22等の各種センサの出力および該補助熱源
器21を遠隔制御するリモコンからの設定操作に応じ
て、ガスエンジン1の駆動停止を制御するとともに、上
述の各混合弁8,9等を含む各部を制御するコントロー
ラ30が接続されている。
【0030】このシステムでは、ガスエンジン1および
循環ポンプ19が駆動されている場合に、暖房要求があ
ると、第1の混合弁8によって、第1の熱交換器5が設
けられている暖房用配管6側を全開するとともに、第1
のバイパス配管7側を全閉する一方、第2の混合弁15
によって第2のバイパス配管14側を全開するととも
に、第2の熱交換器12が設けられている貯湯用配管1
3側を全閉する。
【0031】これによって、ガスエンジン1の排熱で加
熱された、例えば、75℃の熱媒は、図2に示されるよ
うに、往き配管3、第1の熱交換器5、第1の混合弁
8、第2のバイパス配管14、第2の混合弁15、膨張
タンク18、循環ポンプ19および戻り配管4を介して
ガスエンジン1に戻るという第1の循環経路で循環す
る。
【0032】一方、補助熱源器21内の暖房ポンプを駆
動して暖房用温水を、暖房負荷2、第1の熱交換器5お
よび補助熱源器21の経路で循環させ、ガスエンジン1
の排熱によって加熱された熱媒によって、第1の熱交換
器5で暖房用温水を加熱して暖房負荷2に供給循環させ
て暖房運転を行うのである。
【0033】さらに、この実施の形態では、上述のよう
に第1の混合弁8を単に全開、全閉するのみではなく、
補助熱源器21内のコントローラ30は、第1のサーミ
スタ10の検知温度に基づいて、第1の混合弁8を制御
して第1の熱交換器5を流れる熱媒の流量を調整して第
1のバイパス経路7を流れる熱媒と混合し、ガスエンジ
ン1に戻る熱媒の温度が所定温度、例えば、65℃以上
になるように制御している。これによって、ガスエンジ
ン1に戻る熱媒の温度が低くなり過ぎてガスエンジン1
が過冷却になるのを防止できる。すなわち、ガスエンジ
ン1の冷却用の熱媒の温度が低下してガスエンジン本体
内に結露を生じて潤滑油性能が低下するといった不都合
を防止できる。
【0034】なお、本発明の他の実施の形態として、熱
源の過冷却の虞れがない場合には、第1のバイパス配管
7に熱媒を流すことなく、第1の熱交換器5のみに熱媒
を流してもよい。
【0035】この暖房運転において、ガスエンジン1か
らの熱媒との熱交換では、暖房用温水が所定温度まで達
しない場合、すなわち、第3のサーミスタ22によって
検知される温度が所定の温度に達しない場合には、補助
熱源器21の内部の暖房熱交換器を併用して暖房用温水
を加熱するものである。
【0036】次に、ガスエンジン1および循環ポンプ1
9が駆動されている場合に、ガスエンジン1の排熱を、
暖房負荷2に供給しないときには、第1の混合弁8によ
って、第1の熱交換器5が設けられている暖房用配管6
側を全閉するとともに、第1のバイパス配管7側を全開
する一方、第2の混合弁15によって第2のバイパス配
管14側を全閉するとともに、第2の熱交換器12が設
けられている貯湯用配管13側を全開する。
【0037】これによって、ガスエンジン1の排熱で加
熱された熱媒は、図3に示されるように、往き配管3、
第1のバイパス回路7、第1の混合弁8、貯湯用配管1
3、第2の熱交換器12、貯湯用配管13、第2の混合
弁15、膨張タンク18、循環ポンプ19および戻り配
管4を介してガスエンジン1に戻るという第2の循環経
路で循環する。
【0038】この循環によって、ガスエンジン1から回
収した排熱を、第2の熱交換器12で放熱させて貯湯槽
11内の低温の水を加熱して蓄熱するものであり、貯湯
槽11に貯えられた温水が、必要に応じて、出湯配管2
8を介して給湯混合弁29を介して補助熱源器21に供
給されて出湯される一方、給水配管27から貯湯槽11
に給水される。
【0039】従来では、暖房に利用しない場合でも、ガ
スエンジン1からの熱媒が、第1の熱交換器5を流れて
無用な放熱をしていたのに対して、この実施の形態で
は、ガスエンジン1からの熱媒は、第1のバイパス配管
7によって第1の熱交換器5をバイパスするので、第1
の熱交換器5による無用な放熱がなくなり、総熱効率が
向上することになる。
【0040】この実施の形態では、貯湯槽11へ蓄熱し
ている際に、補助熱源器21に接続されたコントローラ
30は、第2のサーミスタ17の検知温度に基づいて、
第2の混合弁15を制御して第2の熱交換器12を流れ
る熱媒の流量を調整して第2のバイパス経路14を流れ
る熱媒と混合し、ガスエンジン1に戻る熱媒の温度が所
定温度以上になるように制御している。これによって、
ガスエンジン1に戻る熱媒の温度が低くなり過ぎてガス
エンジン1が過冷却になるのを防止できる。
【0041】本発明の他の実施の形態として、熱源の過
冷却の虞れがない場合には、第2のバイパス配管14に
熱媒を流すことなく、第2の熱交換器12のみに熱媒を
流してもよい。
【0042】更に、本発明の他の実施の形態として、循
環ポンプ19に回転数可変のポンプ、或いは、別途流量
調整弁を付加する等して、循環流量を可変とすれば、単
位時間当たりの熱移動量そのものを可変と成すことが可
能となり、更に詳細、かつ調整範囲の広い制御が可能と
なる。
【0043】なお、ふろ負荷23に排熱を供給する場合
には、図4に示されるようにガスエンジン1からの熱媒
を、暖房運転時と同様に循環させる一方、第1の熱交換
器5によって加熱される暖房用温水の流路を、三方弁2
6で切替えて補助熱源器21、ふろ用熱交換器24、三
方弁26、第1の熱交換器5および補助熱源器21の経
路で循環させることになる。
【0044】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
では、ガスエンジンの排熱を回収したけれども、本発明
の他の実施の形態として、燃料電池のような他の発電機
の排熱を回収するようにしてもよいし、排熱に限らず、
ボイラーその他の熱源の熱を回収するようにしてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、熱源の発
生する熱によって加熱された熱媒を、熱交換器が設けら
れた第1の循環経路を循環させることにより、熱源から
の熱を熱交換器で回収して負荷に供給することができる
一方、熱源からの熱を負荷に供給しないときには、熱交
換器を介することなく循環させる第2の循環経路に切り
替えるので、熱交換器での無用な放熱をなくすことがで
き、総熱効率を向上させることができる。
【0046】また、本発明によれば、熱交換器を流れる
熱媒の流量を制御してバイパス経路を流れる熱媒と混合
して、熱源への熱媒の戻り温度が低くなり過ぎないよう
にしているので、熱源としてのガスエンジン等の過冷却
を有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱回収装置を備える
ガスエンジンコージェネレーションシステムの概略構成
図である。
【図2】暖房運転を示す概略構成図
【図3】貯湯運転を示す概略構成図である。
【図4】ふろ運転を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ガスエンジン 2 暖房負荷 5,12 第1,第2の熱交換器 7,14 第1,第2のバイパス配管 8,15 第1,第2の混合弁 6,61 補助熱源器 11 貯湯槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000221834 東邦瓦斯株式会社 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 (71)出願人 000196680 西部瓦斯株式会社 福岡県福岡市博多区千代1丁目17番1号 (72)発明者 荒井 達朗 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 佐伯 卓治 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 清水 武浩 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 鈴木 究 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 田之頭 健一 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 山口 和也 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 栢原 義孝 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 岩田 伸 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 滝本 桂嗣 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 菅原 忠男 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 高木 博司 愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 松本 和博 福岡県福岡市博多区千代1丁目17番21号 西部瓦斯株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源の発生する熱によって加熱された熱
    媒を、熱交換器が設けられた第1の循環経路を循環させ
    ることにより、前記熱源からの熱を前記熱交換器で回収
    して負荷に供給する熱回収装置において、 前記熱媒を、前記熱交換器を介することなく循環させる
    第2の循環経路を設けるとともに、前記熱媒の循環経路
    を、前記第1の循環経路または前記第2の循環経路に切
    り替える切替え手段を設け、 前記熱源からの熱を前記負荷に供給しないときには、前
    記第2の循環経路に切り替えることを特徴とする熱回収
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱回収装置において、 前記第2の循環経路は、前記第1の循環経路と共通の経
    路を有するとともに、前記第1の循環経路の前記熱交換
    器をバイパスするバイパス経路を有し、 前記切替え手段は、前記熱交換器を流れる前記熱媒を遮
    断して熱媒の循環経路を前記バイパス経路に切り替えで
    きる一方、前記熱交換器を流れる熱媒の流量を調整して
    前記バイパス経路を流れる熱媒と混合できるものであ
    り、 前記熱源からの熱を前記負荷に供給するときには、前記
    熱源への熱媒の戻り温度が、所定温度以上になるよう
    に、前記熱交換器を流れる熱媒と前記バイパス経路を流
    れる熱媒とを混合することを特徴とする熱回収装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の熱回収装置にお
    いて、 前記第1の循環経路の前記熱交換器を第1の熱交換器と
    し、前記第2の循環経路には、蓄熱槽内に配置された第
    2の熱交換器が設けられ、前記熱源からの熱を前記負荷
    に供給しないときには、前記熱源からの熱を前記第2の
    熱交換器で放熱させて前記蓄熱槽に蓄熱させることを特
    徴とする熱回収装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の熱回収装置において、 前記第2の循環経路には、前記第2の熱交換器をバイパ
    スする第2のバイパス経路が設けられるとともに、前記
    第2の熱交換器を流れる熱媒の流量を調整して前記第2
    のバイパス経路を流れる熱媒と混合する流量調整手段が
    設けられ、 前記熱源からの熱を前記負荷に供給しないときには、前
    記流量調整手段によって、前記熱源への熱媒の戻り温度
    が、所定温度以上になるように、前記第2の熱交換器を
    流れる熱媒と前記第2のバイパス経路を流れる熱媒とを
    混合することを特徴とする熱回収装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の熱回収
    装置を備え、 前記熱源の発生する熱が、エンジンの発生する熱である
    ことを特徴とするコージェネレーションシステム。
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