JP2003054879A - ウインチ - Google Patents

ウインチ

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JP2003054879A
JP2003054879A JP2001239514A JP2001239514A JP2003054879A JP 2003054879 A JP2003054879 A JP 2003054879A JP 2001239514 A JP2001239514 A JP 2001239514A JP 2001239514 A JP2001239514 A JP 2001239514A JP 2003054879 A JP2003054879 A JP 2003054879A
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carrier
winch
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brake
carrier shaft
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Kohei Honjo
浩平 本庄
Hiroyuki Hoshino
浩之 星野
Toshiki Sakai
俊己 堺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリーフォールの機能を設けるかどうかを選
択できるウインチの提供。 【解決手段】 油圧モータ1と、この油圧モータ1の出
力軸に接続される遊星減速機構3と、この遊星減速機構
3に出力軸の回転を伝達されて、ロープの巻上げ・巻下
げを行なうウインチドラム9とを備え、遊星減速機構3
のリングギア6とウインチドラム9とが一体に設けら
れ、キャリア7がウインチドラム9と別体に設けられる
ウインチにおいて、キャリア7にキャリア軸8を設け、
このキャリア軸8を軸受10で支持するとともに、この
軸受10の位置よりもキャリア軸8の端部側に、キャリ
ア軸8を制動するバンドブレーキ11、およびキャリア
軸8を常に固定しておくロック機構15のそれぞれを着
脱可能なスプライン軸部18を設け、バンドブレーキ1
1およびロック機構15のいずれかを選択的にキャリア
軸8に取付けることが可能な構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの出力軸に
接続される遊星減速機構のリングギアおよびキャリアの
いずれか一方がウインチドラムと一体に設けられ、他方
がこのウインチドラムと別体に設けられるウインチに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のウインチには、特公平2−415
09号公報や特開平6−329391号公報に例示され
るものがある。
【0003】これらの公報に例示された従来のウインチ
は、モータ、例えば油圧モータと、この油圧モータの出
力軸に接続される遊星減速機構と、この遊星減速機構に
出力軸の回転を伝達されて、ロープの巻上げ・巻下げを
行なうウインチドラムが備えられている。そして、この
遊星減速機構のリングギアおよびキャリアのいずれか一
方、例えばリングギアがウインチドラムと一体に設けら
れ、他方、例えばキャリアがこのウインチドラムと別体
に設けられている。
【0004】上述の油圧モータは、ウインチドラムの駆
動力を発生するものであり、出力軸を制動する湿式多板
ブレーキが備えられている。
【0005】上述の遊星減速機構は、ウインチドラムの
内周面に固定されたリングギアと、油圧モータの出力軸
に接続されたサンギアと、このサンギアおよびリングギ
アに噛合わされるプラネットギアと、このプラネットギ
アに設けられた上述のキャリアとが備えられている。ま
た、このキャリアにはキャリア軸が設けられ、回転可能
に軸受装置によって支持されている。また、このキャリ
ア軸には、このキャリア軸を制動するブレーキ装置が設
けられている。
【0006】このブレーキ装置は、上述の湿式多板ブレ
ーキとは別のブレーキ装置であり、キャリア軸に一体に
固定されるブレーキドラムと、ブレーキ時にこのブレー
キドラムを圧接するブレーキバンドとを有するバンドブ
レーキである。
【0007】このように構成された従来のウインチで
は、巻上げ・巻下げを行なうに際し、ブレーキ装置を作
動させ、ブレーキバンドをブレーキドラムに圧接させ
て、キャリア軸の回転が阻止された状態にする。そし
て、この状態で油圧モータの出力軸を回転させてサンギ
アを回転させると、プラネットギアは自転し、サンギア
の回転をリングギアに伝達する。これにより、リングギ
アと一体のウインチドラムが回転し、巻上げ・巻下げが
行なわれる。
【0008】また、従来のウインチでは、クレーン作業
や掘削作業などを行なうに際してフリーフォールを行な
うことがある。このフリーフォールを行なう場合には、
湿式多板ブレーキを作動させて油圧モータの出力軸の回
転を阻止するとともに、上述のバンドブレーキを非作動
状態としてブレーキバンドを開放し、キャリア軸を回転
可能な状態にする。これにより、サンギアは回転が阻止
されて停止した状態を維持し、プラネットギアはサンギ
アを中心に公転可能な状態になる。そして、リングギア
は、プラネットギアに回転を拘束されることなく回転可
能な状態となる。
【0009】これにより、リングギアと一体のウインチ
ドラムは、ロープや、ロープ先端のバケットなどの自重
により回転し、バケットなどが自由落下するフリーフォ
ールが行なわれる。
【0010】なお、フリーフォールの途中で、バンドブ
レーキによってキャリア軸の回転を阻止すれば、フリー
フォールは停止する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、クレーン作業
の現場では、安全上の理由からフリーフォールが禁止さ
れていることがあり、このため、ウインチの所有者によ
ってはフリーフォールを行なわない作業現場のみでウイ
ンチを使用する場合がある。この場合、フリーフォール
を行なうための上述のバンドブレーキは必要がない。す
なわち、ウインチが油圧モータによる巻上げ・巻下げの
みを行なえればよいので、キャリア軸は常に固定されて
いればよく、したがってキャリア軸を常に固定するに
は、バンドブレーキのように制動したり開放したりする
機構は必要はなく、単にキャリア軸を非回転状態で固定
するロック機構を設ければ十分である。
【0012】つまり、ウインチにフリーフォールの機能
が必要ない場合、ウインチを購入する者に対しては、必
要のないフリーフォールの機能に対する費用負担が生じ
ることになり、また、フリーフォール機能のためのバン
ドブレーキはメンテナンスが必要であり、ウインチの所
有者に対しては、この必要のないバンドブレーキのメン
テナンスが必要となり、手間が増えるという問題があっ
た。
【0013】なお、上述した公報に例示のウインチは、
リングギアをウインチドラムと一体に設け、キャリアを
制動する構成であるが、キャリアをウインチドラムと一
体に設けて、リングギアを制動する構成でも同様の問題
が発生する。
【0014】本発明の目的は、上述の問題を考慮してな
されたもので、フリーフォールの機能を設けるかどうか
を選択できるウインチを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、モータと、このモータの
出力軸に接続される遊星減速機構と、この遊星減速機構
のリングギヤおよびキャリアのいずれか一方と一体のウ
インチドラムとを備え、前記リングギヤおよびキャリア
のうち前記ウインチドラムとは別体の一方の回転を阻止
することによって前記モータによる前記ウインチドラム
の回転駆動を可能としたウインチに適用され、 前記リ
ングギヤおよびキャリアのうち前記ウインチドラムとは
別体の一方を制動するブレーキ機構、および常時固定す
るロック機構とを選択的に取付け可能とする取付手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0016】このように請求項1に係る発明では、ウイ
ンチのフリーフォールの機能の要否を容易に選択できる
とともに、フリーフォール機能の取付け、取り外しも容
易に行うことができる。
【0017】また、請求項2に係る発明は、モータと、
前記モータの出力軸に接続される遊星減速機構と、前記
遊星減速機構のリングギヤと一体のウインチドラムと、
前記遊星減速機構の前記ウインチドラムとは別体に設け
られるキャリアとを備え、前記キャリアの回転を阻止す
ることによって前記モータによる前記ウインチドラムの
回転駆動を可能としたウインチに適用され、前記キャリ
アにキャリア軸を設け、前記キャリア軸の端部に、前記
キャリア軸を制動するブレーキ機構および常時固定する
ロック機構を選択的に取付可能な取付手段を有し、前記
取付手段とウインチドラムとの間に、前記キャリア軸を
回転可能に支持する軸受装置を設けたことを特徴とする
ものである。
【0018】このように構成した請求項2に係る発明で
は、取付手段がキャリア軸を支持する軸受装置よりも外
方に位置するため、ブレーキ機構およびロック機構の着
脱の際に、軸受装置に影響されることなく、容易に着脱
作業を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のウインチの一実施
形態を図に基づいて説明する。
【0020】図1は、本実施形態を示す説明図であり、
(a)はブレーキドラムを取付けた状態を示す側面図、
(b)はロック機構を取付けた状態を示す側面図、
(c)は(b)に示すロック機構に備えられるロック部
材の正面図である。図2は図1に示すウインチの内部構
造を模式的に示す説明図であり、(a)は図1(a)に
示すウインチの内部構造を模式的に示す図、(b)は図
1(b)に示すウインチの内部構造を模式的に示す図で
ある。
【0021】本実施形態は、図1,2に示すように、モ
ータ例えば油圧モータ1と、この油圧モータ1の出力軸
1aに接続される遊星減速機構3と、この遊星減速機構
3から出力軸1aの回転が伝達されて、ロープの巻上げ
・巻下げを行なうウインチドラム9とを備えている。そ
して、遊星減速機構3のリングギア6およびキャリア7
のいずれか一方(本実施形態ではリングギア6)をウイ
ンチドラム9に一体に設け、他方(本実施形態ではキャ
リア7)をこのウインチドラム9と別体に設けてある。
【0022】上述の油圧モータ1は、ウインチドラム9
の駆動力を発生するものであり、出力軸1aには湿式多
板ブレーキ2を設けてある。
【0023】上述の遊星減速機構3は、ウインチドラム
9の内周面に固定されたリングギア6と、油圧モータ1
の出力軸1aに接続されたサンギア4と、このサンギア
4およびリングギア6に噛合わされるプラネットギア5
と、このプラネットギア5に設けられたキャリア7とを
備えている。また、キャリア7にはキャリア軸8を設け
て、このキャリア軸8を軸受10によって回転可能に支
持させてある。この軸受10は、ウインチドラム9から
突出したキャリア軸8の中途部を支持し、キャリア軸8
の先端を外方に突出させた状態で、本実施形態のウイン
チ全体を支持する支持体14、例えばクレーンに設けら
れるフレームに固定される。
【0024】特に、本実施形態は、図1(a)に示すよ
うにキャリア軸8を制動するブレーキ機構、例えばハン
ドブレーキ11と、図1(b)に示すようにキャリア軸
8を常に固定しておくロック機構15とを選択的に取付
ける取付手段を備えている。
【0025】この取付手段は、キャリア軸8の端部に設
けられるスプライン軸部18と、スプライン軸部18の
下方位置で、支持体14に設けられた固定部材17とに
より構成されている。上述のバンドブレーキ11は、図
1(a)および図2(a)に示すように、ブレーキドラ
ム12とブレーキバンド13とから主として構成され、
取付手段のキャリア軸8のスプライン軸部18にブレー
キドラム12をスプライン結合することによって、この
キャリア軸8と一体に固定されるものである。なお、ブ
レーキバンド13は、例えば図示しない操作ペダルに接
続されている。
【0026】上述のロック機構15は、図1(b),
(c)および図2(b)に示すように、 基端部に上述
したキャリア軸8のスプライン軸部18とスプライン結
合する結合部16aと、結合部16aに一体に形成さ
れ、先端にピン孔16cを有するロッド部16bとから
なるロック部材16により構成され、結合部16aをキ
ャリア軸8のスプライン軸部18にスプライン結合し、
ロッド部16bをピン孔16cにより固定部材17にピ
ン結合してキャリア軸8を非回転状態で支持体14に固
定するものである。
【0027】このように構成した本実施形態では、図1
(a)および図2(a)に示すように、バンドブレーキ
11をキャリア軸8に取り付ける際には、ブレーキドラ
ム12を、軸受10から外方に突出したキャリア軸8端
部のスプライン軸部18に嵌め込み、キャリア軸8に固
定する。
【0028】このようにバンドブレーキ11を取付けた
本実施形態では、巻上げ・巻下げを行なう場合には、図
示しない操作ペダルを操作してバンドブレーキ11を作
動させ、ブレーキバンド13をブレーキドラム12に圧
接させて、キャリア軸8の回転を阻止した状態にする。
そして、この状態で油圧モータ1の出力軸1aを回転さ
せてサンギア4を回転させると、プラネットギア5は自
転し、サンギア4の回転をリングギア6に伝達する。こ
れにより、リングギア6と一体のウインチドラム9が回
転し、巻上げ・巻下げが行なわれる。
【0029】また、フリーフォールを行なうに際して
は、湿式多板ブレーキ2を作動させて油圧モータ1の出
力軸1aの回転を阻止するとともに、バンドブレーキ1
1の制動からキャリア軸8を解放する。
【0030】これに伴って、サンギア4が回転を阻止さ
れて停止した状態になり、プラネットギア5はサンギア
4を中心に公転可能な状態になる。そして、リングギア
6は、プラネットギア5に回転を阻止されることなく回
転可能な状態になる。
【0031】これにより、リングギア6と一体のウイン
チドラム9は、ロープやこのロープ先端のバケットなど
の自重に引張られて回転し、バケットなどが自由落下す
るフリーフォールが行なわれる。
【0032】なお、フリーフォールの途中で、バンドブ
レーキ11によってキャリア軸8の回転を阻止すれば、
フリーフォールは停止する。
【0033】すなわち、本実施形態では、バンドブレー
キ11をスプライン軸部18に取付けることによって、
油圧モータによる巻上げ・巻下げの機能と、フリーフォ
ールの機能とを備えるウインチを構成する。
【0034】また、本実施形態では、図1(b)および
図2(b)に示すように、バンドブレーキ11に代えて
ロック機構15をキャリア軸8のスプライン軸部18に
取付ける場合には、ロック部材16の結合部16aを軸
受10から外方に突出したスプライン軸部18に嵌め込
み、ロック部材16をキャリア軸8を軸心として回転さ
せて、ロッド部16bをピン孔16cにより固定部材1
7にピン結合し、ロッド部材16を支持体14に非回転
状態で固定する。
【0035】このようにロック機構15を取付けた本実
施形態では、キャリア軸8は常に固定された状態である
ため、キャリア軸8と一体のプラネットギア5は、常に
サンギア4を中心とする公転が阻止された状態となる。
つまり、湿式多板ブレーキ2に油圧モータ1の出力軸1
aの回転を阻止させた状態では、キャリア軸8が回転し
ない状態にし、これによりフリーフォールを行なえない
ようにしている。
【0036】すなわち、本実施形態では、バンドブレー
キ11に代えてロック機構15をスプライン軸部18に
取付けることによって、フリーフォールの機能を備えて
いない、油圧モータによる巻上げ・巻下げの機能のみを
備えたウインチを構成する。
【0037】このように本実施形態では、バンドブレー
キ11とロック機構15とを選択的に取付けることが可
能なので、ウインチにフリーフォールの機能を設けるか
どうかを選択できる。これにより、ウインチにフリーフ
ォールの機能が必要ない場合に、ウインチを購入する者
に対しては、必要のないフリーフォールの機能に対する
費用負担が軽減できる。また、ウインチの所有者に対し
ては、必要のないバンドブレーキ11のメンテナンスが
不要となり手間を省くとこができる。
【0038】また、本実施形態では、スプライン軸部1
8の位置を軸受10の位置よりもキャリア軸8の端部側
に設けてある。これにより、ブレーキドラム12、ロッ
ク部材16のスプライン軸部18への取付けの際に、軸
受10が邪魔になることがないので、バンドブレーキ1
1およびロック機構15のそれぞれをキャリア軸8に着
脱しやすい。したがって、バンドブレーキ11およびロ
ック機構15のそれぞれの着脱作業を円滑に行なうこと
ができる。
【0039】なお、本実施形態では、油圧モータ1を備
えた構成を例に挙げたが、本発明はこれに限るものでは
なく、電動モータでもよい。
【0040】また、本実施形態では、リングギア6をウ
インチドラム9に一体に設けた構成を例に挙げたが、本
発明はこれに限るものではなく、キャリア7をウインチ
ドラム9と一体に設けてもよい。
【0041】本実施の形態では、取付手段として、キャ
リア軸8の端部に形成したスプラインによりなるスプラ
イン軸部18としたが、これに限らず、例えば、キャリ
ア軸8の端部にキー溝を形成し、キーによる結合方法と
しても良く、また、キャリア軸8の端部にフランジを設
け、バンドブレーキ11とロック部材16にもフランジ
を設け、両者をボルト締結するようにしても良い。すな
わちキャリア軸にバンドブレーキおよびロック機構のそ
れぞれを固定できればどんな結合方法でもよい。
【0042】また、本実施形態では、キャリア軸8を制
動するブレーキ機構として、バンドブレーキ11を例に
挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、湿式多板
ブレーキ、ディスクブレーキなどでも良い。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明の各請求項に係る発明で
は、ウインチにフリーフォールの機能が必要か否かに応
じて、ウインチにフリーフォールの機能を設けるかどう
かを容易に選択できる。これにより、ウインチにフリー
フォールの機能が必要ない場合には、ウインチを購入す
る者に対しては、必要のないフリーフォールの機能に対
する費用負担を軽減させることができ、ウインチの所有
者に対しては、ブレーキ機構のメンテナンスを行う必要
が無く手間が省ける。また、フリーフォールが当初必要
なく、フリーフォール機能を備えていないウインチに必
要に応じてフリーフォール機能を付加することも可能に
なる。
【0044】また特に請求項2に係る発明では、取付手
段とウインチドラムとの間に、前記キャリア軸を回転可
能に支持する軸受装置を設けることにより、軸受装置よ
りも外方に突出したキャリア軸の端部に、ブレーキ機
構、ロック機構を取付けることが可能になり、軸受装置
が邪魔にならなず、着脱作業を円滑に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウインチの一実施形態を示す説明図で
あり、(a)はブレーキドラムを取付けた状態を示す側
面図、(b)はロック機構を取付けた状態を示す側面
図、(c)は(b)に示すロック機構に備えられるロッ
ク部材の正面図である。
【図2】図1に示す一実施形態の内部構造を模式的に示
す説明図であり、(a)は図1(a)に示す一実施形態
の内部構造を模式的に示す図、(b)は図1(b)に示
す一実施形態の内部構造を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ(モータ) 3 遊星減速機構 4 サンギア 5 プラネットギア 6 リングギア 7 キャリア 8 キャリア軸 9 ウインチドラム 10 軸受 11 バンドブレーキ(ブレーキ機構) 12 ブレーキドラム 13 ブレーキバンド 14 支持体 15 ロック機構 16 ロック部材 17 固定部材(取付手段) 18 スプライン軸部(取付手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 俊己 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータの出力軸に接続さ
    れる遊星減速機構と、この遊星減速機構のリングギヤお
    よびキャリアのいずれか一方と一体のウインチドラムと
    を備え、前記リングギヤおよびキャリアのうち前記ウイ
    ンチドラムとは別体の一方の回転を阻止することによっ
    て前記モータによる前記ウインチドラムの回転駆動を可
    能としたウインチにおいて、 前記リングギヤおよびキャリアのうち前記ウインチドラ
    ムとは別体の一方を制動するブレーキ機構、および常時
    固定するロック機構とを選択的に取付け可能とする取付
    手段を備えたことを特徴とするウインチ。
  2. 【請求項2】 モータと、前記モータの出力軸に接続さ
    れる遊星減速機構と、前記遊星減速機構のリングギヤと
    一体のウインチドラムと、前記遊星減速機構の前記ウイ
    ンチドラムとは別体に設けられるキャリアとを備え、前
    記キャリアの回転を阻止することによって前記モータに
    よる前記ウインチドラムの回転駆動を可能としたウイン
    チにおいて、 前記キャリアにキャリア軸を設け、 前記キャリア軸の端部に、前記キャリア軸を制動するブ
    レーキ機構および常時固定するロック機構を選択的に取
    付可能な取付手段を有し、 前記取付手段とウインチドラムとの間に、前記キャリア
    軸を回転可能に支持する軸受装置を設けたことを特徴と
    するウインチ。
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