JP2003051350A - 車載用電子ユニット - Google Patents

車載用電子ユニット

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JP2003051350A
JP2003051350A JP2001240753A JP2001240753A JP2003051350A JP 2003051350 A JP2003051350 A JP 2003051350A JP 2001240753 A JP2001240753 A JP 2001240753A JP 2001240753 A JP2001240753 A JP 2001240753A JP 2003051350 A JP2003051350 A JP 2003051350A
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Noritomo Okamura
憲知 岡村
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Yoshito Sakai
義人 酒井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各電子回路基板と車両側のワイヤハーネスと
を接続する車両用コネクタの配設位置の自由度を高め、
また、当該車両用コネクタや電子回路基板に対するフラ
ット配線材の電気的接続を可能にする。 【解決手段】 車載用電子ユニットのケーシング10内
に収容される複数の電子回路基板12と、車両側ワイヤ
ハーネスに接続される車両用コネクタ14とを分離し、
かつ、各電子回路基板12と車両用コネクタ14とをフ
ラット配線材18を介して接続する。その際、前記各電
子回路基板12及び車両用コネクタ14にそれぞれ配列
変換手段22,23を設けることにより、電子回路基板
12における端子接続部の配列や車両用コネクタ14の
端子配列とフラット配線材18の導体配列との相違にか
かわらず、前記接続ができるようにする。また、基板用
コネクタや車両用コネクタの端子形状及び配置の工夫に
よって当該コネクタに前記配列変換機能を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用電子ユニッ
トを構成する電子回路基板と車両側ワイヤハーネスとを
電気的に接続するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の車載用電子回路基板(例え
ばオーディオ機器やナビゲーション機器を構成する回路
基板)を備えた電子ユニットと車両側回路とを接続する
ための構成として、例えば図40に示すようなものが知
られている。図示の電子ユニットは、ケーシング10を
備え、このケーシング10は、前側(車室側)に開口す
る開口部10aを有し、この開口部10aに図略の意匠
パネルが着脱可能に装着されるようになっている。
【0003】前記ケーシング10には、複数の電子機器
が前後方向にスライド可能となるように上下に並べて収
納される。図では便宜上、2つの電子機器の電子回路基
板12のみを示している。各電子回路基板12の後端に
は、それぞれ車両用コネクタ14が実装され、これらの
車両用コネクタ14がケーシング10の背壁から後方に
突出する状態で当該ケーシング10内に各電子機器が組
み込まれている。一方、車両側には各回路基板12に対
応してワイヤハーネスWが配線され、その端末に設けら
れたコネクタ13が前記各車両用コネクタ14にそれぞ
れ嵌合されることにより、各電子回路基板12が車両側
の回路(電源回路等)に接続されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記電子ユニットが例
えば車両のインストゥルメントパネルに組み付けられる
場合、そのケーシング10の直ぐ後方には例えばエアコ
ンユニットといった他の大型車載機器が存在する場合が
多い。このような他の機器と前記各コネクタ13,14
の結合部分との干渉を避けるには、電子ユニット全体
の位置を前側へシフトするか、もしくは、電子ユニッ
トにおける各車両用コネクタ14の位置を変更すればよ
いが、の手段では電子ユニット全体の前側突出量(車
室内への突出量)が増えるため、好ましくない。一方、
の手段については、電子ユニット内での各電子回路基
板12のレイアウトがほとんど固定されているので、こ
れら電子回路基板12にそれぞれ実装されている車両用
コネクタ14の位置を変えることは事実上困難である。
【0005】そこで本発明者らは、各電子回路基板12
から車両用コネクタ14を分離させて図41(a)
(b)に示すように単一の車両用コネクタ14のみをケ
ーシング10に固定するとともに、各電子回路基板12
上に基板用コネクタ15を実装し、これらのコネクタ1
5と前記車両用コネクタ14とをケーシング10内に配
線されるフラット配線材18を媒介として接続する構成
を考え出した。このフラット配線材18は、複数本の導
体を幅方向に配列して偏平状にしたもので、可撓性に優
れ、ケーシング10内の狭い空間での配線に適してい
る。このようなフラット配線材18の一方の端末にコネ
クタ16を設けてこれを車両用コネクタ14に結合する
一方、各電子回路基板12上に前記基板用コネクタ15
を実装しておき、これに前記フラット配線材18の他方
の端末を差し込むことにより、配線が可能となる。
【0006】そして、このような構成を採用することに
より、ケーシング10内での各電子回路基板12の配置
にかかわらず、外部に突出する車両用コネクタ14の位
置を自由に設定することが可能となり、当該車両用コネ
クタ14とエアコンユニット等の他の機器との干渉を容
易に回避することが可能になる。
【0007】ところが、前記車両用コネクタ14は、車
両側ワイヤハーネスWのコネクタと結合可能となるよう
に比較的大きなピッチで配列され、また、このような車
両用コネクタ14が実装されている電子回路基板12の
端子接続孔も同様の配列で設けられているのに対し、フ
ラット配線材18は複数の導体が小さな状態で横一列に
密に並べられたもので、その端末に接続されるコネクタ
15,16の端子も同様の配列をしており、前記車両用
コネクタ14における端子配列や電子回路基板12の端
子接続孔の配列とは著しく相違している。従って、前記
コネクタ16の各端子を前記車両用コネクタ14のコネ
クタ端子に嵌合することや、前記コネクタ15の各端子
を電子回路基板12の端子接続孔に挿入することは事実
上不可能である。
【0008】すなわち、前記車両用コネクタ14や電子
回路基板12は、元来、車両側ワイヤハーネスWのコネ
クタに接続可能となるように設計されているのに対し、
フラット配線材18の各導体及びこれに接続されるコネ
クタ16の端子は狭所での配線に適するように非常に小
さいピッチでしかも一列に配されているため、当該フラ
ット配線材18と前記車両用コネクタ14や電子回路基
板12との接続が事実上不可能であるという障害があっ
た。
【0009】本発明は、このような背景からなされたも
のであり、各電子回路基板と車両側のワイヤハーネスに
接続される車両用コネクタとを分離し、かつ、両者をフ
ラット配線材を介して不都合なく電気的に接続すること
により、前記車両用コネクタの配設位置の自由度を高め
ることができる電子ユニットを提供することを目的と
し、また、当該電子ユニットの実現等のために簡単な構
成で前記フラット配線材と電子回路基板や車両側ワイヤ
ハーネスとの電気的接続を可能にする技術を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、複数の電子回路基板を収容す
るケーシングと、このケーシングに外部に露出するよう
に固定され、車両側のワイヤハーネスと接続される車両
用コネクタと、複数の導体が幅方向に並べられて全体が
可撓性を有する偏平状に形成され、前記各回路基板と前
記車両用コネクタとを接続するフラット配線材とを備
え、かつ、前記各電子回路基板側には、この電子回路基
板に前記フラット配線材の導体配列とは異なる配列で形
成された端子接続部と当該フラット配線材の各導体とを
電気的に接続する基板側配列変換手段が設けられ、前記
車両用コネクタ側には、この車両用コネクタに前記フラ
ット配線材の導体配列とは異なる配列で設けられたワイ
ヤハーネス側接続端子と前記フラット配線材の各導体と
を電気的に接続する車両側配列変換手段が設けられてい
る車載用電子ユニットである。
【0011】この構成によれば、各電子回路基板と、車
両側ワイヤハーネスに接続される車両用コネクタとが分
離されているので、当該車両用コネクタの配設位置(ケ
ーシングに対する車両用コネクタの固定位置)に高い自
由度が得られ、当該車両用コネクタと他の機器等との干
渉を容易に回避できる。しかも、前記電子回路基板及び
車両用コネクタにそれぞれ配列変換手段が設けられてい
るため、電子回路基板における端子接続部の配列及び車
両用コネクタにおけるワイヤハーネス接続部の配列(す
なわち車両側ワイヤハーネスのコネクタに対応して定め
られた配列)と、フラット配線材の導体配列(小ピッチ
でフラット状に並べられた配列)とが相違するにもかか
わらず、これら電子回路基板及び車両用コネクタとフラ
ット配線材とを不都合なく接続することができる。
【0012】ここで、前記基板側配列変換手段は、前記
電子回路基板の各端子接続部に接続される中継端子をも
つ中継接続部材と、前記フラット配線材の導体配列に対
応する配列で各コネクタ端子が設けられた配線材側コネ
クタと、この配線材側コネクタが実装され、かつ、この
配線材側コネクタの各コネクタ端子を前記中継接続部材
の各中継端子に接続する配線パターンをもつ配列変換基
板とを備えるものが、好適である。
【0013】この構成によれば、電子回路基板の端子接
続部と、フラット配線材に接続される配線材側コネクタ
の端子配列とが異なっていても、両者は、前記配線材側
コネクタが実装される配列変換基板の配線パターン及び
中継接続部材を媒介として簡素な構造で不都合なく接続
される。
【0014】また、前記基板側配列変換手段は、複数の
コネクタ端子とこれらを保持するハウジングとを含む基
板用コネクタを備え、その各コネクタ端子は、一端に前
記フラット配線材の導体と接続される配線材接続部を有
し、他端に前記電子回路基板の各端子接続部と接続され
る基板接続部を有し、かつ、これらコネクタ端子の配線
材接続部が前記フラット配線材における導体配列に対応
する配列で並べられた状態で当該コネクタ端子の各基板
接続部が前記電子回路基板に設けられた端子接続部の配
列に対応する配列で並ぶように各コネクタ端子の形状が
設定されているものでもよい。
【0015】この構成によれば、電子回路基板の端子接
続部と、フラット配線材における導体配列とが相違して
いても、当該フラット配線材が接続される基板用コネク
タのコネクタ端子の形状及び配置を工夫することによっ
て、簡素な構成で前記フラット配線材と電子回路基板の
端子接続部との接続を行うことができる。
【0016】なお、前記基板用コネクタの各コネクタ端
子の基板接続部については、これらの基板接続部が前記
電子回路基板に形成された端子接続孔に直接挿入され、
当該電子回路基板に接続されるようにしてもよいし、前
記電子回路基板の端子接続部に挿入され、接続された中
継端子に前記基板用コネクタの各コネクタ端子の基板接
続部が接続されるようにしてもよい。
【0017】一方、前記車両側配列変換手段は、前記フ
ラット配線材の導体配列に対応した配列で各端子が配列
された配線材側コネクタと、この配線材側コネクタと前
記車両用コネクタの双方が実装され、かつ、両コネクタ
の端子同士を相互に中継接続する配線パターンをもつ配
列変換基板とを備えたものが好適である。
【0018】この構成によれば、車両用コネクタのワイ
ヤハーネス接続部と、フラット配線材に接続される配線
材側コネクタの端子配列とが異なっていても、両者は、
前記配線材側コネクタが実装される配列変換基板の配線
パターンを媒介として簡素な構造で不都合なく接続され
る。
【0019】また、前記車両側配列変換手段は車両用コ
ネクタそのものによって構成されていてもよい。例え
ば、当該車両用コネクタの各コネクタ端子が、一端に前
記フラット配線材の導体と接続される配線材接続部を有
し、他端に車両側ワイヤハーネスのコネクタの端子と嵌
合されるワイヤハーネス側接続部を有し、かつ、これら
コネクタ端子の配線材接続部が前記フラット配線材にお
ける導体配列に対応する配列で並べられた状態で当該コ
ネクタ端子の各ワイヤハーネス側接続部が前記ワイヤハ
ーネスのコネクタに結合可能な配列で並ぶように前記各
コネクタ端子の形状が設定されているものでもよい。
【0020】この構成によれば、車両用コネクタのワイ
ヤハーネス接続部と、フラット配線材における導体配列
とが相違していても、当該フラット配線材が接続される
車両用コネクタのコネクタ端子の形状及び配置を工夫す
ることによって、簡素な構成で前記フラット配線材と車
両用コネクタに結合される車両側ワイヤハーネスとの接
続を行うことができる。
【0021】また本発明は、複数の導体が幅方向に並べ
られて全体が可撓性を有する偏平状に形成されたフラッ
ト配線材と、このフラット配線材の導体配列とは異なる
配列で端子接続部が設けられた電子回路基板とを接続す
るための構造であって、前記電子回路基板の各端子接続
部に接続される中継端子をもつ中継接続部材と、前記フ
ラット配線材の導体配列に対応する配列で各コネクタ端
子が設けられた配線材側コネクタと、この配線材側コネ
クタが実装され、かつ、この配線材側コネクタの各コネ
クタ端子を前記中継接続部材の各中継端子に接続する配
線パターンをもつ配列変換基板とを備えることを特徴と
する電子回路基板とフラット配線材との接続構造であ
る。
【0022】この構造によれば、電子回路基板の端子接
続部と、フラット配線材に接続される配線材側コネクタ
の端子配列とが異なっていても、両者は、前記配線材側
コネクタが実装される配列変換基板の配線パターン及び
中継接続部材を媒介として簡素な構造で不都合なく接続
される。
【0023】ここで、前記中継接続部材は、前記各中継
端子と、これらの中継端子を前記各端子接続部の配列に
対応する配列状態で一体に保持する絶縁保持部とを有す
るものが、好適である。この構成によれば、前記絶縁保
持部に保持された中継端子をまとめて電子回路基板の各
端子接続部に接続することができ、また、接続後は各中
継端子を安定した状態で支持することができる。
【0024】具体的に、前記端子接続部が前記電子回路
基板を貫通する端子接続孔であるときは、前記各中継端
子は前記各端子接続孔内に挿入された状態で当該電子回
路基板と接続されるようにすればよい。
【0025】また本発明は、複数の導体が幅方向に並べ
られて全体が可撓性を有する偏平状に形成され、車載用
電子回路基板と接続されるフラット配線材と、このフラ
ット配線材の導体配列とは異なる配列であって、車両側
ワイヤハーネスのコネクタに結合可能な配列で複数のコ
ネクタ端子が設けられた車両用コネクタとを接続するた
めの構造であって、前記フラット配線材の導体配列に対
応した配列で各端子が配列された配線材側コネクタと、
この配線材側コネクタと前記車両用コネクタの双方が実
装され、かつ、両コネクタのコネクタ端子同士を中継接
続する配線パターンをもつ配列変換基板とを備えること
を特徴とする車両用コネクタとフラット配線材との接続
構造である。
【0026】この構造によれば、車両用コネクタのワイ
ヤハーネス接続部と、フラット配線材に接続される配線
材側コネクタの端子配列とが異なっていても、両者は、
前記配線材側コネクタが実装される配列変換基板の配線
パターンを媒介として簡素な構造で不都合なく接続され
る。
【0027】また本発明は、複数の導体が幅方向に並べ
られて全体が可撓性を有する偏平状に形成されたフラッ
ト配線材と、このフラット配線材の導体配列とは異なる
配列で端子接続部が設けられた電子回路基板とを接続す
るための基板用コネクタであって、複数のコネクタ端子
とこれらを保持するハウジングとを含み、前記各コネク
タ端子は、一端に前記フラット配線材の導体と接続され
る配線材接続部を有し、他端に前記電子回路基板の各端
子接続部と接続される基板接続部を有し、かつ、これら
コネクタ端子の配線材接続部が前記フラット配線材にお
ける導体配列に対応する配列で並べられた状態で当該コ
ネクタ端子の各基板接続部が前記電子回路基板に設けら
れた各端子接続部の配列に対応する配列で並ぶように各
コネクタ端子の形状が設定されているものである。
【0028】この基板用コネクタによれば、電子回路基
板の端子接続部と、フラット配線材における導体配列と
が相違していても、当該フラット配線材が接続される基
板用コネクタのコネクタ端子の形状及び配置を工夫する
ことによって、簡素な構成で前記フラット配線材と電子
回路基板の端子接続部との接続を不都合なく行うことが
できる。
【0029】具体的には、例えば、前記配線材接続部が
前記フラット配線材の絶縁部分に切り込んでその内部の
導体に圧接する圧接刃を有するものであり、これらの圧
接刃が複数列にわたって配列され、かつ、各列間で圧接
刃の位置がその列方向に相互ずれている構成としたもの
が、好適である。この構成によれば、前記フラット配線
材の導体ピッチが小さくても、それらの導体に対して各
配線材接続部を不都合なく圧接接続することができる。
【0030】さらに、この構成では、前記基板接続部を
前記圧接刃と同じ列数でそのまま配列することが可能で
あり、かつ、各列間で圧接刃のその列方向の位置が相互
合致している構成とすることもできる。
【0031】また、前記フラット配線材が偏平な導体が
その幅方向に配列されて絶縁体で一体化されたものであ
る場合、前記コネクタ端子の配線材接続部としては、前
記フラット配線材の導体をその厚み方向に挟持する形状
をもつ挟持部が好適である。
【0032】この構成によれば、前記各コネクタ端子の
挟持部にフラット配線材の各導体を挟持させるだけの簡
単な構造で、当該コネクタ端子とフラット配線材との電
気的接続を行うことができる。
【0033】その場合、前記各コネクタ端子が単一の金
属板で構成され、その板厚方向と直交する方向にフラッ
ト配線材の導体を挟持する挟持部と、この挟持部につな
がる本体部から略直角に屈曲した部分に形成され、前記
電子回路基板の端子接続部に接続される基板接続部とを
一体に有し、かつ、互いに隣接するコネクタ端子が相互
逆様に配置されることにより、前記挟持部がその挟持方
向と直交する方向に整列し、前記基板接続部が上下2列
に整列している構成とすることが可能である。
【0034】この構成によれば、各コネクタ端子を単一
の金属板からなる簡素な構造としながら、これらコネク
タ端子を相互逆様に配列する工夫によって、フラット配
線材の配列と電子回路基板における端子接続部の配列と
の変換をすることができる。
【0035】ここで、各コネクタ端子の基板接続部は、
前記電子回路基板に形成された端子接続孔に直接挿入可
能な形状を有するものでもよいし、前記電子回路基板の
端子接続部に接続された中継端子と接続可能な形状を有
するものでもよい。
【0036】後者の場合、そのハウジングに前記各中継
端子が挿入可能な挿入孔が設けられる一方、各コネクタ
端子には前記基板接続部として弾性変形可能な板ばね部
が形成され、前記挿入孔内に挿入された中継端子が前記
板ばね部と接触する位置に各コネクタ端子が設けられて
いる構成が、好適である。この構成によれば、ハウジン
グの各挿入孔に中継端子を挿入するだけの簡単な作業
で、当該挿入孔内に設けられる基板接続部である板ばね
部と中継端子との接触すなわち電気的接続を得ることが
できる。
【0037】また本発明は、複数の導体が幅方向に並べ
られて全体が可撓性を有する偏平状に形成されたフラッ
ト配線材が接続されるとともに、このフラット配線材の
導体配列とは異なる端子配列をもつ車両側ワイヤハーネ
スのコネクタに結合される車両用コネクタであって、複
数のコネクタ端子とこれらを保持するハウジングとを含
み、前記各コネクタ端子は、一端に前記フラット配線材
の導体と接続される配線材接続部を有し、他端に車両側
ワイヤハーネスのコネクタの端子と嵌合されるワイヤハ
ーネス側接続部を有し、かつ、これらコネクタ端子の配
線材接続部が前記フラット配線材における導体配列に対
応する配列で並べられた状態で当該コネクタ端子の各ワ
イヤハーネス側接続部が前記ワイヤハーネスのコネクタ
に結合可能な配列で並ぶように前記各コネクタ端子の形
状が設定されているものである。
【0038】この車両用コネクタによれば、当該コネク
タが結合される車両側ワイヤハーネスのコネクタの端子
の配列と、フラット配線材における導体配列とが相違し
ていても、当該フラット配線材が接続される車両用コネ
クタのコネクタ端子の形状及び配置を工夫することによ
って、簡素な構成で前記フラット配線材と車両側ワイヤ
ハーネスとの接続を不都合なく行うことができる。
【0039】具体的には、例えば、前記配線材接続部が
前記フラット配線材の絶縁部分に切り込んでその内部の
導体に圧接する圧接刃を有するものであり、これらの圧
接刃が複数列にわたって配列され、かつ、各列間で圧接
刃の位置がその列方向に相互ずれている構成としたもの
が、好適である。この構成によれば、前記フラット配線
材の導体ピッチが小さくても、それらの導体に対して各
配線材接続部を不都合なく圧接接続することができる。
【0040】さらに、この構成では、前記基板接続部を
前記圧接刃と同じ列数でそのまま配列することが可能で
あり、かつ、各列間で圧接刃のその列方向の位置が相互
合致している構成とすることもできる。
【0041】また、偏平な導体がその幅方向に配列され
て絶縁体で一体化されたフラット配線材を用いる場合、
前記コネクタ端子の配線材接続部としては、前記フラッ
ト配線材の導体をその厚み方向に挟持する形状をもつ挟
持部が好適である。
【0042】この構成によれば、前記各コネクタ端子の
挟持部にフラット配線材の各導体を挟持させるだけの簡
単な構造で、当該コネクタ端子とフラット配線材との電
気的接続を行うことができる。
【0043】その場合、前記コネクタ端子は、単一の金
属板で構成され、その板厚方向と直交する方向にフラッ
ト配線材の導体を挟持する挟持部と、この挟持部につな
がる本体部から略直角に屈曲した部分に形成され、車両
側ワイヤハーネスのコネクタの端子と嵌合されるワイヤ
ハーネス接続部とを一体に有し、かつ、互いに隣接する
コネクタ端子が相互逆様に配置されることにより、前記
挟持部がその挟持方向と直交する方向に整列し、前記ワ
イヤハーネス接続部が上下2列に整列している構成とす
ることが可能である。
【0044】この構成によれば、各コネクタ端子を単一
の金属板からなる簡素な構造としながら、これらコネク
タ端子を相互逆様に配列する工夫によって、フラット配
線材の配列とワイヤハーネス接続部の配列との変換をす
ることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態におい
て、ケーシング10内での各電子回路基板12の配置は
例えば前記図41に示したものと同様であり、特に説明
を要しない。ここでは専ら電子ユニット内での電気接続
構造について詳述する。
【0046】1)第1の実施の形態(図1〜図6) この実施の形態では、前記図41に示したように各電子
回路基板12と共通の車両用コネクタ14とをフラット
配線材18を介して接続すべく、各電子回路基板12側
には、前記フラット配線材18の一方の端末と、これと
は異なる配列で設けられた電子回路基板12の各端子接
続孔12aとを接続するための基板側配列変換手段22
が設けられ、同様に、ケーシング10の底壁に固定され
る車両用コネクタ14側には、前記フラット配線材18
の他方の端末と、これとは異なる配列で設けられた車両
用コネクタ14の各コネクタ端子14aとを接続するた
めの車両側配列変換手段23が設けられている。
【0047】前記基板側配列変換手段22は、フラット
配線材18の端末に接続される配線材側コネクタ20
と、この配線材側コネクタ20が実装される配列変換基
板32と、この配列変換基板32と電子回路基板12と
を接続する中継接続部材34とを備えている。
【0048】この実施の形態において、前記フラット配
線材18には、図2(a)に示すようなものが用いられ
ている。すなわち、当該フラット配線材18は、偏平な
矩形状断面をもつ複数本(図例では10本)の平角導体
18aと、これらの平角導体18aがその幅方向に互い
に平行に配列された状態でこれらの導体18aを被覆し
て一体化する絶縁体18bとを有し、全体は偏平状でそ
の厚み方向の可撓性に富んだものとなっている。さら
に、同図(a)に示すように、フラット配線材18の両
端末では絶縁体18bが部分的に除去されて各導体18
aの片面が外部に露出しており、かつ、その露出面と反
対側の面に補強板19が固着されている。
【0049】一方、配線材側コネクタ20は、同図
(b)に示すように、複数のコネクタ端子26と、これ
らのコネクタ端子26を保持するハウジング28とを一
体に有している。コネクタ端子26は、前記フラット配
線材18の導体18aと同数で、かつ、その導体18a
の配列と同じ配列で横方向(図2(b)では奥行き方
向)に並んでいる。
【0050】各コネクタ端子26の下端には基板実装用
の脚部26aが形成され、それよりも前側の位置には、
前方に向かって上下に開く二股状の挟持部26bが形成
されている。そして、この挟持部26b内に前側から前
記フラット配線材18の端末をその補強板19が上にな
る向きで挿入し、かつ、このフラット配線材端末と挟持
部26bの上側部分との隙間にスライダ30を押し込む
ことにより、当該挟持部26bの下側部分とフラット配
線材18の各導体18aの下面(露出面)とが圧接して
当該導体18aとコネクタ端子26とが電気的に接続さ
れるようになっている。
【0051】配列変換基板32は、電子回路基板12と
略平行に配設されるもので、その上面に図3に示すよう
な複数の配線パターン36が設けられるとともに、この
配線変換基板32を板厚方向に貫通する複数の貫通孔3
2aが設けられている。
【0052】各貫通孔32aは、電子回路基板12に設
けられている端子接続孔12aの配列と同じ配列(すな
わちフラット配線材18の導体配列とは異なる配列)で
設けられており、図例では上から見て2列にわたり計1
0個の貫通孔32aが設けられている。
【0053】各配線パターン36は、貫通孔32aの上
端開口を囲む孔側ランド部36aと、その貫通孔32a
に対応するコネクタ端子26の脚部26aを実装するた
めのコネクタ側ランド部36bと、両ランド部36a,
36bを結ぶ接続部36cとを有している。各コネクタ
側ランド部36bは、前記配線材側コネクタ20のコネ
クタ端子26の配列と同じ配列で並んでおり、当該コネ
クタ側ランド部36bの上に各コネクタ端子26の脚部
26aが半田付け等で実装されている。
【0054】中継接続部材34は、前記各端子接続孔1
2a及び貫通孔32aにそれぞれ挿通されるピン状の中
継端子38と、これらの中継端子38の中間部を当該端
子接続孔12a及び貫通孔32aの配列と同じ配列で一
体に保持する板状の絶縁保持部37とを有している。そ
して、各中継端子38の下部が前記端子接続孔12aに
上から挿通されるとともに同中継端子38の上部が前記
貫通孔32aに下から挿入され、かつ、配列変換基板3
2と電子回路基板12との間に前記絶縁保持部37が挟
まれた状態で、中継端子38の下部と電子回路基板12
の下面に形成されたランド部とが半田付けされ、かつ、
中継端子38の上部と配線パターン36の孔側ランド部
36aとが半田付けされることにより、電子回路基板1
2の各端子接続孔12aにつながっている基板回路と配
列変換基板32の各配線パターン36とが電気的に接続
されている。
【0055】なお、中継端子と各基板12,32との具
体的な接続構造は前記のものに限られず、例えば図5に
示すようなプレスフィット型のものを用いてもよい。図
において、端子接続孔12a及び貫通孔32aの内周面
には、配線パターンにつながるスルーホールめっきが施
される一方、中継端子38′の適所には前記各スルーホ
ールめっきとの圧接を可能にする幅広の圧入接点部38
aが形成され、各圧入接点部38aの中間部にはその幅
方向の収縮変形を容易にするための貫通孔38bが設け
られている。そして、各圧入接点部38aがスルーホー
ルめっきに対して内側から圧接することにより、配列変
換基板32に設けられている配線パターンが中継端子3
8′を介して電子回路基板12側の配線パターンに接続
されるようになっている。
【0056】以上のような構造によれば、フラット配線
材18の各導体18aは、配線材側コネクタ20のコネ
クタ端子26→配列変換基板32の配線パターン36→
中継接続部材34の中継端子38を順に経由して電子回
路基板12の端子接続孔12aに接続される。従って、
これら端子接続孔12aの配列とフラット配線材18の
導体配列とが相違している場合にも、両者を不都合なく
簡単な構造で接続することができ、前記図41に示した
ような電子ユニット、すなわち、各電子回路基板12と
車両用コネクタ14とが分離されていて当該車両用コネ
クタ14の配設位置の自由度が高い電子ユニットの実現
に寄与することができる。
【0057】一方、前記車両側配列変換手段23は、フ
ラット配線材18の端末に接続される配線材側コネクタ
20と、この配線材側コネクタ20及び車両用コネクタ
14の双方が実装される配列変換基板24とを備えてい
る。
【0058】前記配線材側コネクタ20は、前記基板側
配列変換手段22に含まれる配線材側コネクタ20と全
く同様である。
【0059】車両用コネクタ14は、複数本のピン状の
コネクタ端子14aと、これらのコネクタ端子14aを
保持するハウジング14bとを有し、ハウジング14b
の左右両側面には取付耳部14cが突設されている。そ
して、ハウジング14bのフード14dがケーシング1
0の背壁から外部に突出する状態で、当該背壁に前記各
取付耳部14cがボルトで着脱可能に固定されている。
【0060】各コネクタ端子14aは、図略の車両側ワ
イヤハーネスのコネクタに設けられた各コネクタ端子と
嵌合可能な配列でハウジング14bに保持され、その配
列状態でコネクタ端子14aの一端(ワイヤハーネス側
端)が前記フード14d内に突出している。この実施の
形態では、共通の車両用コネクタ14に3枚の電子回路
基板12が接続されるようになっており、各電子回路基
板12につき、上下2列にわたって計10本のコネクタ
端子14aが配列されている。各コネクタ端子14aは
ハウジング14bよりも後方(図1では左方)の位置で
下向きに屈曲しており、下から見ても各コネクタ端子1
4aは2列に配列された状態となっている。
【0061】配列変換基板24は、図例では水平向きに
配せられ、その上には、図6に示すように、前記3枚の
電子回路基板12にそれぞれ対応する3つの配線材側コ
ネクタ20が同時に実装されるようになっている。配列
変換基板24の上面には、前記各配線材側コネクタ20
に対応して3グループの配線パターン40が設けられる
とともに、各グループ毎に配線変換基板24を板厚方向
に貫通する複数の貫通孔24aが設けられている。
【0062】各貫通孔24aは、前記車両用コネクタ1
4のコネクタ端子14aを下から見た配列と同等の配列
(すなわちフラット配線材18の導体配列とは異なる配
列)で設けられており、図例では、1グループについ
て、上から見て2列にわたり計10個の貫通孔24aが
設けられている。そして、これらの貫通孔24aにそれ
ぞれ対応するコネクタ端子14aが上から挿入されるよ
うになっている。
【0063】各配線パターン40は、貫通孔24aの上
端開口を囲む孔側ランド部40aと、その貫通孔24a
に対応するコネクタ端子26の脚部26aを実装するた
めのコネクタ側ランド部40bと、両ランド部40a,
40bを結ぶ接続部40cとを有し、各孔側ランド部4
0aは、その貫通孔24aに挿入されるコネクタ端子1
4aと半田付けによって接続されている。また、各コネ
クタ側ランド部40bは前記配線材側コネクタ20のコ
ネクタ端子26の配列と同じ配列で並んでおり、当該コ
ネクタ側ランド部40bの上に各コネクタ端子26の脚
部26aが半田付けされている。
【0064】なお、車両用コネクタ14の各コネクタ端
子14aが図7に示すようなストレート形状のものであ
る場合には、同図に示すように配列変換基板24を垂直
向きに配するようにすればよい。
【0065】以上のような構造によれば、フラット配線
材18の各導体18aは、配線材側コネクタ20のコネ
クタ端子26→配列変換基板24の配線パターン40→
車両用コネクタ14のコネクタ端子14aを順に経由し
て、当該車両用コネクタ14に結合される車両側ワイヤ
ハーネスのコネクタの端子に接続される。従って、これ
ら車両用コネクタ14及びワイヤハーネス側コネクタの
端子配列とフラット配線材18の導体配列とが相違して
いる場合にも、両者を不都合なく簡単な構造で接続する
ことができ、前記図41に示したような電子ユニット、
すなわち、複数の電子回路基板12がフラット配線材1
8を介して共通の車両用コネクタ14に接続されていて
当該車両用コネクタ14の配設位置の自由度が高い電子
ユニットの実現に寄与することができる。
【0066】2)第2の実施の形態(図8〜図16) この実施の形態では、前記図41に示したような複数の
電子回路基板12と、車両側ワイヤハーネスWに結合さ
れる車両用コネクタとの接続を可能にすべく、その接続
媒体として、複数本の絶縁電線をフラット状に並べて相
互一体化した、いわゆるリボン電線からなるフラット配
線材18′が用いられるとともに、電子回路基板12に
は、前記フラット配線材18′の一方の端末と、これと
は異なる配列で設けられた電子回路基板12の各端子接
続孔12aとを接続するための配列変換機能をもった基
板用コネクタ42が実装され、また、前記車両用コネク
タとして、それ自体が配列変換機能をもった車両用コネ
クタ44が用いられている。
【0067】前記車両用コネクタ44は、図9〜図13
に示すように、多数のコネクタ端子47と、これらを保
持するハウジング46と、端子カバー48とを備えてい
る。
【0068】ハウジング46は、これを水平方向に貫通
する多数の端子収容室46aを有し、この端子収容室4
6a及びこれに挿入されるコネクタ端子47の総数は前
記フラット配線材18′における導線の本数と同数とな
っている。ハウジング46の左右両側部には、ケーシン
グ10の内側に開口するカバー脚挿入部46bが形成さ
れ、左右両外側面には取付耳部46cが突設されてい
る。また、ハウジング46がケーシング10の背壁から
後方に突出する部分には端子保護用のフード46dが形
成されており、このフード46dがケーシング10の背
壁から外部に突出する状態で、当該背壁に前記各取付耳
部46cがボルトで着脱可能に固定されるようになって
いる。
【0069】各コネクタ端子47は、その一端に雄型の
タブ端子部(ワイヤハーネス接続部)47aを有し、他
端に圧接端子部47bを有している。タブ端子部47a
は、図略の車両側ワイヤハーネスのコネクタに設けられ
た各雌端子と嵌合可能な形状を有する一方、圧接端子部
47bは、前記フラット配線材18′の絶縁被覆に切り
込んでその内部の導線を挟持する形状の圧接刃を有して
いる。
【0070】そして、前記各タブ端子部47aが相手方
の車両側ワイヤハーネスのコネクタに嵌合可能となるよ
うな配列(この実施の形態では図12に示すようにタブ
端子部47aが上下2列に整列し、かつ、両列間で各タ
ブ端子部47aの列方向(左右方向)の位置が相互合致
するような配列)で各コネクタ端子47がハウジング4
6に保持されるとともに、その保持状態で、反対側の圧
接端子部47bが、図13に示すように上下2列に整列
し、かつ、その列間で各圧接端子部47bの位置が当該
列方向(左右方向)に相互ずれて配列されるように、前
記タブ端子部47aの中心線と圧接端子部47bの中心
線とが水平方向に所定量eだけ偏心している(図1
1)。
【0071】このように、両列間で圧接端子部47b同
士の位置が水平方向にずれている(すなわち圧接端子部
47bが千鳥足状に配列されている)ために、フラット
配線材18′において横一列に小ピッチで並んでいる各
導線を各圧接端子部47bに圧接接続することが可能と
なっている。
【0072】端子カバー48は、各コネクタ端子47と
対向する面に配線材押圧部48aを有し、その左右両外
側部にハウジング46側に向かって延びるカバー脚48
bが突設されている。そして、これらカバー脚48bを
前記ハウジング46に形成されたカバー脚挿入部46b
に挿入し、その内部に形成された係合部に係合すること
により、当該端子カバー48がハウジング46に固定さ
れるとともに、当該端子カバー48の配線材押圧部48
aによりフラット配線材18′が各圧接端子部47aに
押付けられて図11,図13に示すように各圧接端子部
47aの圧接刃がフラット配線材18′に食い込む圧接
接続がなされるようになっている。
【0073】すなわち、この車両用コネクタ44におい
ては、そのコネクタ端子47の各タブ端子部47aが図
12に示すような配列(すなわち上下2列に整列し、か
つ、各列間で列方向の位置が相互合致する配列)で並ぶ
ようにコネクタ端子47が保持されることにより、当該
タブ端子部47aと車両側ワイヤハーネスのコネクタと
の嵌合が可能とされる一方、その反対側においては、同
じく上下2列に並ぶ各圧接端子部47bの位置がその列
方向(図では左右方向)に相互ずれるようにタブ端子部
47aの中心線と圧接端子部47bの中心線とが当該左
右方向にシフトされることにより、これら圧接端子部4
7bとフラット配線材18′の各導体との圧接接続も可
能となっている。
【0074】換言すれば、この車両用コネクタ44は、
その各コネクタ端子47の形状設定により、車両側ワイ
ヤハーネスのコネクタにおける端子配列(比較的大きい
ピッチで上下2列に整列した配列)とフラット配線材1
8′の導体配列(非常に小さいピッチで横一列に並ぶ配
列)とが著しく相違するにもかかわらず、両者の電気的
接続を可能にする配列変換機能が付加されたものとなっ
ている。従って、この車両用コネクタ44を前記図41
に示した車両用コネクタ14に代えて使用することによ
り、当該図41に示されるような全体構成をもつ電子ユ
ニット、すなわち、複数の電子回路基板12がフラット
配線材18を介して共通の車両用コネクタに接続されて
いて当該車両用コネクタの配設位置の自由度が高い電子
ユニットの実現に寄与することができる。
【0075】一方、基板用コネクタ42も、図14〜図
16に示すように、多数のコネクタ端子53と、これら
を保持するハウジング52と、端子カバー54とを備え
ている。
【0076】ハウジング52は、これを垂直方向に貫通
する多数の端子収容室52aを有し、この端子収容室5
2a及びこれに挿入されるコネクタ端子53の総数は前
記フラット配線材18′における導線の本数と同数とな
っている。また、ハウジング52の左右両側部には、上
方に開口するカバー脚挿入部52bが形成されている。
【0077】各コネクタ端子53は、その下端にピン端
子部(基板接続部)53aを有し、上端に圧接端子部5
3bを有している。ピン端子部53aは、電子回路基板
12に設けられた各端子接続孔12aに挿入可能な形状
を有し、その挿入状態で当該電子回路基板12に半田付
け等で接続される一方、圧接端子部53bは、前記フラ
ット配線材18′の絶縁被覆に切り込んでその内部の導
線を挟持する形状の圧接刃を有している。
【0078】各コネクタ端子53は、そのピン端子部5
3aが電子回路基板12における各端子接続孔12aの
配列と同等の配列(この実施の形態では図14に示すよ
うに2列に整列し、かつ、両列間で列方向の位置が相互
合致するような配列)で並び、かつ当該ピン端子部53
aがハウジング下面から下方に突出するようにハウジン
グ52に保持されるとともに、その保持状態で、反対側
の圧接端子部53bが、同じく2列に整列し、かつ、そ
の列間で各圧接端子部53bの位置が当該列方向(左右
方向)に相互ずれて配列されるように、前記ピン端子部
53aの中心線と圧接端子部53bの中心線とが当該列
方向に所定量eだけ偏心している(図16)。
【0079】このように、圧接端子部53b同士の位置
が水平方向にずれている(すなわち圧接端子部53bが
千鳥足状に配列されている)ために、フラット配線材1
8′において横一列に並んでいる各導線を各圧接端子部
53bに圧接接続することが可能となっている。
【0080】端子カバー54は、各コネクタ端子53と
対向する下面に配線材押圧部54aを有し、その左右両
外側部にハウジング52側に向かって延びるカバー脚5
4bが突設されている。そして、これらカバー脚54b
を前記ハウジング52に形成されたカバー脚挿入部52
bに挿入し、その内部に形成された係合部に係合するこ
とにより、当該端子カバー54がハウジング52に固定
されるとともに、当該端子カバー54の配線材押圧部5
4aによりフラット配線材18′が各圧接端子部53b
に押付けられて図16に示すように各圧接端子部53b
の圧接刃がフラット配線材18′に食い込む圧接接続が
なされるようになっている。
【0081】すなわち、この基板用コネクタ42におい
ては、そのコネクタ端子53の各ピン端子部53aが図
14に示すような配列(すなわち電子回路基板12上で
2列に整列し、かつ、各列間で列方向の位置が相互合致
する配列)で並ぶようにコネクタ端子53が保持される
ことにより、当該ピン端子部53aと電子回路基板12
との接続が可能とされる一方、その反対側(上側)にお
いては、同じく2列に並ぶ各圧接端子部53bの位置が
その列方向(図では左右方向)に相互ずれるようにピン
端子部53aの中心線と圧接端子部53bの中心線とが
当該左右方向にシフトされることにより、これら圧接端
子部53bとフラット配線材18′の各導体との圧接接
続も可能となっている。
【0082】換言すれば、この基板用コネクタ42は、
その各コネクタ端子53の形状設定により、電子回路基
板12に設けられる端子接続孔12aの配列(比較的大
きいピッチで上下2列に整列した配列)とフラット配線
材18′の導体配列(非常に小さいピッチで横一列に並
ぶ配列)とが著しく相違するにもかかわらず、両者の電
気的接続を可能にする配列変換機能が付加されたものと
なっている。従って、この基板用コネクタ42を前記図
41に示した配線材側コネクタ20に代えて使用するこ
とにより、当該図41に示されるような全体構成をもつ
電子ユニット、すなわち、複数の電子回路基板12がフ
ラット配線材18を介して共通の車両用コネクタに接続
されていて当該車両用コネクタの配設位置の自由度が高
い電子ユニットの実現に寄与することができる。
【0083】なお、この第2の実施の形態では、コネク
タ端子53の基板接続部が電子回路基板12の端子接続
孔12aに直接挿入、接続されるピン端子部53aとさ
れているが、当該基板接続部は直接電子回路基板12に
接続されるものに限らず、例えば次の第3の実施の形態
に示すように中継端子を介して接続されるものであって
もよい。
【0084】3)第3の実施の形態(図17〜図22) この第3の実施の形態では、電子回路基板12と基板用
コネクタ42′との間に中継接続部材56が介在する。
【0085】この中継接続部材56は、電子回路基板1
2の各端子接続孔12aと同じ本数のピン状の中継端子
58と、これらの中継端子57の中間部を当該端子接続
孔12aの配列と同じ配列(すなわち電子回路基板12
上で2列に並び、かつ、両列間でその列方向の位置が合
致する配列)で一体に保持する板状の絶縁保持部57と
を有している。そして、各中継端子58の下部が前記端
子接続孔12aに上から挿通された状態で、当該中継端
子38の下部と電子回路基板12の下面に形成されたラ
ンド部とが半田付けされることにより、電子回路基板1
2の各端子接続孔12aにつながっている基板回路と各
中継端子58とが電気的に接続されている。
【0086】一方、この実施の形態にかかる基板用コネ
クタ42′は、前記基板用コネクタ42と同様、多数の
コネクタ端子53′と、これらを保持するハウジング5
2′と、端子カバー54とを備えている。
【0087】ハウジング52′は、各コネクタ端子53
の収容室として、ハウジング上側部分に設けられた多数
の縦方向の端子収容溝52fと、各端子収容溝52fに
つながって下方に開口する端子挿入孔52eとを有し、
これらの端子収容溝52f及び端子挿入孔52eの総数
は前記フラット配線材18′における導線の本数と同数
となっている。
【0088】前記各端子挿入孔52eは、前記中継端子
58の配列と同等の配列で並び、各端子挿入孔52e内
に所定の隙間をおいて前記中継端子58の上部が挿入可
能となっている(図20〜図22)。また、ハウジング
52′の左右両側部には、上方に開口するカバー脚挿入
部52bが形成されている。
【0089】各コネクタ端子53′は、その下部に撓み
変形可能な板ばね部(基板接続部)53cを有し、上端
に圧接端子部53bを有し、板ばね部53cが各端子挿
入孔52eに挿入される。詳しくは、図20及び図21
に示すように、端子挿入孔52eの内壁に沿うように同
室52a′内に挿入され、かつ、各板ばね部53cはそ
の中間部が端子挿入孔52eの中央寄りに膨出する形状
を有している。そして、当該端子挿入孔52e内に各中
継端子58が挿入されることにより、当該中継端子58
が各板ばね部53cの膨出部分に圧接して両者が電気的
に接続されるようになっている。
【0090】なお、ハウジング52′の下端部には前記
中継接続部材56の絶縁保持部57が嵌まり込む凹部5
2dが形成されている。
【0091】一方、各コネクタ端子53′の圧接端子部
53bは、前記フラット配線材18′の絶縁被覆に切り
込んでその内部の導線を挟持する形状の圧接刃を有して
おり、この圧接刃をもつ上部を除いた根元部分が前記ハ
ウジング52の端子収容溝52f内に挿入され、保持さ
れている。さらに、前記各板ばね部53cが各端子挿入
孔52e内に挿入された状態、すなわち、各コネクタ端
子53が電子回路基板12の端子接続孔12a及び中継
接続部材56の中継端子58の配列と同等の配列(この
実施の形態では図17に示すように2列に整列し、か
つ、両列間で列方向の位置が相互合致するような配列)
でハウジング52′に保持された状態で、各圧接端子部
53bが、同じく2列に整列し、かつ、その列間で各圧
接端子部53bの位置が当該列方向(左右方向)に相互
ずれて配列されるように、前記板ばね部53cの中心線
と圧接端子部53bの中心線とが当該列方向に所定量e
だけ偏心している(図22)。
【0092】このように、圧接端子部53b同士の位置
が水平方向にずれている(すなわち圧接端子部53bが
千鳥足状に配列されている)ために、フラット配線材1
8′において小ピッチで横一列に並んでいる各導線を各
圧接端子部47bに圧接接続することが可能となってい
る。
【0093】端子カバー54は、各コネクタ端子53と
対向する下面に配線材押圧部54aを有し、その左右両
外側部にハウジング52側に向かって延びるカバー脚5
4bが突設されている。そして、これらカバー脚54b
を前記ハウジング52に形成されたカバー脚挿入部52
bに挿入し、その内部に形成された係合部に係合するこ
とにより、当該端子カバー54がハウジング52に固定
されるとともに、当該端子カバー54の配線材押圧部5
4aによりフラット配線材18′が各圧接端子部53a
に押付けられて図16に示すように各圧接端子部53b
の圧接刃がフラット配線材18′に食い込む圧接接続が
なされるようになっている。
【0094】すなわち、この基板用コネクタ42′にお
いては、そのコネクタ端子53′の各板ばね部53cが
図17に示すような端子接続孔12a及び中継端子58
の配列(すなわち電子回路基板12上で2列に整列し、
かつ、各列間で列方向の位置が相互合致する配列)と同
等の配列をもつ端子挿入孔52eに挿入され、保持され
ることにより、当該板ばね部53cと、前記各端子挿入
孔52eに挿入される中継端子58及び電子回路基板1
2との接続が可能とされる一方、その反対側(上側)に
おいては、同じく2列に並ぶ各圧接端子部53bの位置
がその列方向(図では左右方向)に相互ずれるように板
ばね部53cの中心線と圧接端子部53bの中心線とが
当該左右方向にシフトされることにより、これら圧接端
子部53bとフラット配線材18′の各導体との圧接接
続も可能となっている。
【0095】具体的には、図18及び図20に示すよう
に、基板用コネクタ42′の各圧接端子部53bにフラ
ット配線材18′の端末を圧接接続しておけば、その後
は図19及び図21に示すようにハウジング52′を中
継接続部材56に嵌合するだけで(すなわち端子挿入孔
52e内に各中継端子56を挿入するだけで)、前記フ
ラット配線材18′と電子回路基板12とを中継端子5
8を介して接続することが可能になる。
【0096】4)第4の実施の形態(図23〜図30) この実施の形態において、前記図41に示したような複
数(図例では5枚)の電子回路基板12と、車両側ワイ
ヤハーネスWに結合される車両用コネクタとの接続を可
能にすべく、その接続媒体として、前記図2(a)に示
したようなフラット配線材18、すなわち、偏平な矩形
状断面をもつ複数本(この実施の形態では電子回路基板
12ごとに本数が異なる。)の平角導体18aと、これ
らの平角導体18aがその幅方向に互いに平行に配列さ
れた状態でこれらの導体18aを被覆して一体化する絶
縁体18bとを有し、全体は偏平状でその厚み方向の可
撓性に富んだものが用いられている。さらに、同図
(a)に示すように、フラット配線材18の両端末では
絶縁体18bが部分的に除去されて各導体18aの片面
が外部に露出しており、かつ、その露出面と反対側の面
に補強板19が固着されている。
【0097】そして、この実施の形態では、電子回路基
板12に、前記フラット配線材18の一方の端末と、こ
れとは異なる配列で設けられた電子回路基板12の各端
子接続孔12aとを接続するための配列変換機能をもっ
た基板用コネクタ66(図28及び図29)が実装さ
れ、また、前記車両用コネクタとして、それ自体が配列
変換機能をもった車両用コネクタ60(図23〜図2
7)が用いられている。
【0098】前記車両用コネクタ60は、この実施の形
態では、5枚の電子回路基板12にそれぞれ接続された
フラット配線材18が集中接続されるように構成されて
おり、各フラット配線材18ごとにその導体18aと同
数のコネクタ端子が用意され、さらに、これらを保持す
るハウジング64を備えている。
【0099】この車両用コネクタ60のコネクタ端子
は、各フラット配線材18ごとに異なる形状のものが用
いられているが、そのタブ端子形状によって、概ね、図
26に示すタイプのコネクタ端子62と図27に示すタ
イプのコネクタ端子62′とに大別される。
【0100】コネクタ端子62は、その一端に雄型のタ
ブ端子部(ワイヤハーネス接続部)62aを有し、他端
に挟持部62bを有し、これらタブ端子部62aと挟持
部62bとの間に本体部62cが形成されている。タブ
端子部62aは、図略の車両側ワイヤハーネスのコネク
タに設けられた各雌端子と嵌合可能な舌片状をなす一
方、挟持部62bはフラット配線材18の端末を挟持す
る二股状をなしている。
【0101】このコネクタ端子62は、金属板を所定形
状に打ち抜いた単一の板材を曲げ加工することにより形
成されており、挟持部62b及び本体部62cに対して
タブ端子部62aを形成する部分が略直角に折り曲げら
れ、かつ、その部分が2つ折りに重ねられることによ
り、当該タブ端子部62aが形成されている。すなわ
ち、タブ端子部62aは本体部62cに対して略直角に
屈曲した部分に形成されている。
【0102】ここで、前記タブ端子部62aに求められ
るタブ幅が非常に小さい場合、前記のように板材を2つ
折りにして当該タブ端子部62aを形成することは非常
に困難である。そこで、このように小さいタブ幅が要求
されるコネクタ部分(すなわち相手方の車両側ワイヤハ
ーネスのコネクタの端子幅が小さい部分)については、
図27に示すようなコネクタ端子62′が用いられてい
る。このコネクタ端子62′では、板厚が局所的に大き
い異形板材を用いて形成されており、その板厚の大きい
部分がそのままタブ端子部62a′として利用されてい
る。
【0103】すなわち、コネクタ端子62,62′は、
挟持部62b及び本体部62cの形状は互いに同一であ
り、タブ端子部62a,62a′の構造のみが相違する
ものとなっている。
【0104】ハウジング64は、その一方の側に(図2
3では左側)、各フラット配線材18に対応する複数の
(図例では5つの)端子収容部64aを有し、その反対
側に、相手方の車両側ワイヤハーネスのコネクタに対応
した複数の(図例では5つの)端子保護用のフード64
bを有している。
【0105】各端子収容部64aには、各コネクタ端子
62(またはコネクタ端子62′)に対応して水平方向
に配列された縦方向の端子収容溝64cと、これらの端
子収容溝64cの中段部分を水平に横切る配線材挿入溝
64dが形成され、各端子収容溝64cに各コネクタ端
子62(62′)の挟持部62bが収容されるととも
に、そのコネクタ端子62(62′)に形成されている
タブ端子部62a(62a′)が反対側のフード64b
内に突出している。
【0106】ここで、図24に示すように、相互隣接す
るコネクタ端子62(コネクタ端子62′も同様)は、
互いに天地逆様にした状態でハウジング60に保持され
ている。その結果、各挟持部62bは、図25(a)に
示すように、各端子収容部64aにおいて横一列に配列
され、かつ、各挟持部62bの開口部分が配線材挿入溝
64dに合致し、この配線材挿入溝64dに挿入される
フラット配線材18の端末が各挟持部62bに挟持され
る一方、タブ端子部62a(62a′)は、同図(b)
に示すように、反対側の各フード64b内で上下2列に
並び、図略の車両側ワイヤハーネスのコネクタと結合可
能な配列で突出している。
【0107】すなわち、この車両用コネクタ60におい
ては、そのコネクタ端子62,62′の各タブ端子部6
2a,62a′が図25(b)に示すような配列(すな
わち上下2列に整列し、かつ、各列間で列方向の位置が
相互合致する配列)で並ぶように、正面視L字状のコネ
クタ端子62(62′)が互いに隣接するコネクタ端子
62(62′)と天地を逆様にして保持されることによ
り(図24)、当該タブ端子部62a,62a′と車両
側ワイヤハーネスのコネクタとの嵌合が可能とされる一
方、その反対側においては、各挟持部62bが横一列に
並んで配列されることにより、これらの挟持部62bに
そのままフラット配線材18の端末を差し込んで当該端
末での各導体18aの露出面と挟持部62bの一方の片
とを電気的に接触させることが可能となっている。
【0108】換言すれば、この車両用コネクタ60は、
その各コネクタ端子62,62′の形状及び保持姿勢の
工夫により、車両側ワイヤハーネスのコネクタにおける
端子配列(比較的大きいピッチで上下2列に整列した配
列)とフラット配線材18の導体配列(非常に小さいピ
ッチで横一列に並ぶ配列)とが著しく相違するにもかか
わらず、両者の電気的接続を可能にする配列変換機能が
付加されたものとなっている。従って、この車両用コネ
クタ60を前記図41に示した車両用コネクタ14に代
えて使用することにより、当該図41に示されるような
全体構成をもつ電子ユニット、すなわち、複数の電子回
路基板12がフラット配線材18を介して共通の車両用
コネクタに接続されていて当該車両用コネクタの配設位
置の自由度が高い電子ユニットの実現に寄与することが
できる。
【0109】一方、基板用コネクタ66は、前記5枚の
電子回路基板12ごとにその仕様に応じたタイプのもの
が実装されている。そのうちの1種を図28及び図29
に示す。
【0110】図示の基板用コネクタ66は、これに接続
されるフラット配線材18の導体18aと同数のコネク
タ端子67と、これらを保持するハウジング68とを備
えている。
【0111】前記コネクタ端子67は、その下端に基板
接続端子部(基板接続部)67aを有し、他端に挟持部
67bを有し、これら基板接続端子部67aと挟持部6
7bとの間に本体部67cが形成されている。基板接続
端子部67aは、電子回路基板12に設けられた端子接
続孔12aに対して上側から挿入可能な形状を有する一
方、挟持部67bはフラット配線材18の端末を挟持す
る二股状をなしている。
【0112】このコネクタ端子67は、金属板を所定形
状に打ち抜いた単一の板材を曲げ加工することにより形
成されており、挟持部67b及び本体部67cに対して
基板接続端子部67aを形成する部分が略直角に折り曲
げられ、かつ、その部分が2つ折りに重ねられることに
より、当該基板接続端子部67aが形成されている。す
なわち、基板接続端子部67aは本体部67cに対して
略直角に屈曲した部分に形成されている。
【0113】ハウジング68は、上方に開口する複数の
端子収容溝68aを有し、各端子収容溝68a内に各コ
ネクタ端子67の本体部67c及び挟持部67bが収容
されるとともに、当該コネクタ端子67の基板接続端子
部67aがハウジング68の底壁を突き抜けて下方に突
出している。また、ハウジング68の上部には、前記各
端子収容溝68aの中央部分を当該収容溝68aと直交
する方向に横切る配線材挿入溝68bが形成されてい
る。
【0114】ここで、図28(b)に示すように、相互
隣接するコネクタ端子67は、互いに左右逆様にした状
態でハウジング60に保持されている。その結果、各挟
持部67bは、ハウジング60において横一列に配列さ
れ、かつ、各挟持部67bの開口部分が配線材挿入溝6
8bに合致し、この配線材挿入溝68bに挿入されるフ
ラット配線材18の端末が各挟持部67bに挟持される
一方、基板接続端子部67aは、同図(b)に示すよう
に、左右2列に並んだ状態でハウジング68の底壁から
下方に突出し、そのまま電子回路基板12の端子接続孔
12a内に挿入し、同基板12に接続できるように配列
されている。
【0115】すなわち、この基板用コネクタ66におい
ては、そのコネクタ端子67の各基板接続端子部67a
が電子回路基板12の端子接続孔12aの配列と同等の
配列(すなわち左右2列の配列)で並ぶように、平面視
L字状のコネクタ端子67が互いに隣接するコネクタ端
子67と左右を逆様にして保持されることにより(図2
4)、当該基板接続端子部67aと電子回路基板12と
の接続が可能とされる一方、その反対側においては、各
挟持部67bが横一列に並べて配列されることにより、
これらの挟持部67bにそのままフラット配線材18の
端末を差し込んで当該端末での各導体18aの露出面と
挟持部67bの一方の片とを電気的に接触させることが
可能となっている。
【0116】換言すれば、この基板用コネクタ66は、
その各コネクタ端子67の形状及び保持姿勢の工夫によ
り、電子回路基板12での端子接続孔12aの配列(比
較的大きいピッチで上下2列に整列した配列)とフラッ
ト配線材18の導体配列(非常に小さいピッチで横一列
に並ぶ配列)とが著しく相違するにもかかわらず、両者
の電気的接続を可能にする配列変換機能が付加されたも
のとなっている。従って、この基板用コネクタ66を前
記図41に示した車両用コネクタ14に代えて使用する
ことにより、当該図41に示されるような全体構成をも
つ電子ユニット、すなわち、複数の電子回路基板12が
フラット配線材18を介して共通の車両用コネクタに接
続されていて当該車両用コネクタの配設位置の自由度が
高い電子ユニットの実現に寄与することができる。
【0117】なお、図30に示すように、フラット配線
材18の各導体18aは等間隔で配列されているのに対
し、前記車両用コネクタ60や基板用コネクタ66にお
けるコネクタ端子62,67の挟持部62a,67aは
不等間隔で配列されることになるが、当該挟持部62
a,67aの厚みに比べて各導体18aの幅が十分大き
ければ、同図に示すように各挟持部62a(67a)と
各導体18aとを接触させることが可能である。すなわ
ち、各挟持部62a,67aは必ずしも導体18aの中
央部分に接触する必要はないのであり、実質上、挟持部
62a(67a)と導体18aとの接触が確保できるの
であれば、必ずしも挟持部62a(67a)の配列と導
体18aの配列とが完全に合致していなくてもよい。
【0118】5)フラット配線材18とコネクタとの接
続形態について 本発明において、フラット配線材18とコネクタとの具
体的な接続構造は問わず、種々のタイプのコネクタを適
用することが可能である。また、コネクタ端子の挟持部
(例えば前記23に示したコネクタ端子64の挟持部6
2b)に接続されるフラット配線材18の端末について
も種々の構造を採用することが可能である。
【0119】例えば、前記挟持部62bの開口幅よりも
フラット配線材18の端末の肉厚が非常に薄い場合に
は、両者の隙間を埋めるスライダを配線材端末挿入後に
押し込んで当該フラット配線材18と挟持部62bとの
電気的接触を維持するようにしてもよいし、図31に示
すようにフラット配線材18の端末に十分大きな肉厚の
補強材70を固定して同端末の肉厚を挟持部62bの開
口幅に整合させるようにしてもよい。あるいは、図32
に示すように、フラット配線材18の端末の片面に2枚
の補強材72を相互隙間をおいて固定しておいてこれら
補強材72が重ね合わせられる向きに前記フラット配線
材18の端末を折り返し、その折り返し状態のまま挟持
部62bの内側に挿入するようにしてもよい。
【0120】図33は、フラット配線材18の端末にハ
ウジング75及びプラグ76を装着してコネクタ74を
構築し、そのハウジング75と車両用コネクタ60の端
子収容部64aとの嵌合によってフラット配線材18と
挟持部62bとの接続が円滑にできるようにしたもので
ある。
【0121】ハウジング75は、前記端子収容部64a
を外側から覆う蓋板部75aと、前記端子収容部64a
に外側から嵌合するフード部75bとを有し、前記蓋板
部75aの中央には貫通孔75cが設けられている。一
方、プラグ76は、基部76aと、この基部76aから
一方向に突出する舌片76bとを一体に有し、この舌片
76bの表面に沿うようにフラット配線材18の端末が
配された状態で当該舌片76bが前記蓋板部75aの貫
通孔75cに外側から差し込まれることにより、フラッ
ト配線材18の端末がハウジング75の蓋板部75aの
表側面とプラグ76の基部76aの裏面との間に挟ま
れ、固定されるとともに、フラット配線材18の端末が
舌片76bの表面に沿ってフード部75bの内側に膨出
した状態となっている。
【0122】このようなコネクタ74を構築すれば、そ
のフード部75bを端子収容部64aの外側に嵌め込む
だけで、前記フード部75bの内側に臨んだフラット配
線材18を舌片76bとともに挟持部62bに挟み込ま
せることができ、当該フラット配線材18とコネクタ端
子62との接続作業を円滑に行うことができる。
【0123】また、図34は、フラット配線材18の端
末部分を強制的に屈曲させるコネクタ80を構築するこ
とにより、当該フラット配線材18の配線方向のコント
ロールや外部張力からの端末部分の保護を図るようにし
たものである。
【0124】図示のコネクタ80は、フラット配線材1
8の端末を下から支えるホルダ82と、このホルダ82
を保持するハウジング84とを備える。フラット配線材
18の端末の裏面には補強板19が固定され、この補強
板19がホルダ82の上面に形成された凹部82aに嵌
め込まれることにより、当該ホルダ82とフラット配線
材18の端末とが位置決めされる。
【0125】ホルダ82は、ハウジング84の本体84
aをフラット配線材18の長手方向(図では左右方向)
に貫通し、その貫通状態でホルダ下面の突起82cがハ
ウジング本体84aの孔84cに係合することにより、
ホルダ82がハウジング84に固定され、このホルダ8
2に保持されているフラット配線材18の上面(絶縁材
が除去された面)が上方に露出するようになっている。
【0126】さらに、前記ハウジング本体84aの上端
から後方にはカバー84bが延長されており、当該ハウ
ジング本体84aに前記ホルダ82及びフラット配線材
18を装着した状態で前記カバー84bを図34の二点
鎖線位置から実線位置まで折り曲げて当該カバー84b
をハウジング本体84aの適所に係合することにより、
フラット配線材18がその端末部分を残して下方に折り
曲げられ、かつ、その折り曲げ状態が前記カバー84b
によって保持されるようになっている。
【0127】このコネクタ80によれば、そのハウジン
グ本体84aをコネクタ60の端子収容部64a内に嵌
入することにより、前記ホルダ82及びこれに支えられ
るフラット配線材18の端末が一体に挟持部62bに差
し込まれ、これによりフラット配線材18とコネクタ端
子62との電気的接続が円滑に行われる。また、カバー
84bによってフラット配線材18の折り曲げ状態が保
持されているので、フラット配線材18に作用する張力
が当該フラット配線材18の端末に伝わることが防がれ
る。
【0128】6)電子ユニットの組立手順について 本発明において、電子ユニットの組立手順についても特
に問わず、各コネクタその他の接続構造に応じて効率の
良い手順を適宜採用すればよい。
【0129】例えば、前記第4の実施の形態にかかる電
子ユニットを例にとると、図35に示すように、フラッ
ト配線材18を媒介とした電子回路基板12と車両用コ
ネクタ60との接続を済ませてから当該車両用コネクタ
60の取付耳部60cをケーシング10に固定するよう
にしてもよいし、図36に示すように基板用コネクタ6
6を基板側部分66aと配線材側部分66bとに切り離
し可能に構成しておけば、ケーシング10内に車両用コ
ネクタ60を固定しておいてから前記基板側部分66a
と配線材側部分66bとを結合することにより車両用コ
ネクタ60と電子回路基板12との接続を行うことも可
能である。この場合、ケーシング10の底壁10aを着
脱可能に構成しておけば、この底壁10aを取り外した
状態で前記基板側部分66aと配線材側部分66bとの
結合作業をより簡単に行うことができる。
【0130】また、図37に示すように、前記基板用コ
ネクタ66の配線材側部分66bを予めケーシング10
の適所に固定しておき、同ケーシング10内に電子回路
基板12をセットする際に基板側部分66aが前記配線
材側部分66bに自動的に結合するように構成すること
も可能であるし、あるいは、図38に示すように、車両
用コネクタ60と電子回路基板12とが完全に接続され
た状態で両者の相対位置を保持するブラケット90を備
え(すなわちブラケット90に相互接続状態の車両用コ
ネクタ60と電子回路基板12とを固定しておき)、こ
れらを一体にケーシング10に取付けるようにしてもよ
い。
【0131】その他、本発明は例えば次のような実施の
形態をとることも可能である。
【0132】(1) 本発明にかかる車載用電子ユニット
は、少なくとも、車両用コネクタと、この車両用コネク
タにフラット配線材を介して接続される複数の電子回路
基板を含んでおればよく、それ以外の要素を適宜付加す
ることは自由である。例えば図39(a)に示すよう
に、車両用コネクタ14に接続される電子回路基板12
の他、当該車両用コネクタ14ではなく他の電子回路基
板12に接続される回路基板13を含んでいても良い。
【0133】(2) 第1の実施の形態にかかる接続構造
や第2〜第4の実施の形態にかかる基板用コネクタ及び
車両用コネクタは、図41に示した電子ユニットを構成
するものに限られず、フラット配線材と、このフラット
配線材とは接続部の配列が異なる電子回路基板や車両側
ワイヤハーネスのコネクタとを接続する際に広く適用し
得るものである。
【0134】(3) 前記各実施形態では、端子接続孔1
2aや車両側ワイヤハーネスのコネクタの端子が2列に
わたって配列されたものを示したが、本発明はその具体
的な配列を問わない。例えば前記端子接続孔12aや車
両側ワイヤハーネスのコネクタの端子が3列以上にわた
って並べられたものや、これらが一列に並べられたもの
でもその配列ピッチがフラット配線材の導体配列ピッチ
と異なる場合には、本発明が有効に適用され得る。
【0135】(4) 前記各実施形態では、車両用コネク
タを構成するコネクタ端子が雄端子となっているが、当
該コネクタ端子が雌端子であっても前記と同様に本発明
の適用が可能である。
【0136】
【発明の効果】以上のように本発明は、車載用電子ユニ
ットにおいて、ケーシング内に収容される複数の電子回
路基板と車両側ワイヤハーネスに接続される車両用コネ
クタとを分離するとともに、前記各電子回路基板及び車
両用コネクタにそれぞれ配列変換手段を設けてこれら電
子回路基板及び車両用コネクタとフラット配線材を接続
可能としたものであるので、当該フラット配線材及び車
両用コネクタを媒介として前記各電子回路基板と車両側
ワイヤハーネスとの接続を可能にしながら、前記車両用
コネクタの配設位置の自由度を高めることができる効果
がある。
【0137】また、本発明にかかる電子回路基板とフラ
ット配線材との接続構造や、車両用コネクタとフラット
配線材との接続構造、車両用コネクタ、基板用コネクタ
によれば、電子回路基板や車両用コネクタとフラット配
線材とをその配列の相違にかかわらず簡素な構造で電気
的に接続することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる車載用電子
ユニットの要部を示す断面正面図である。
【図2】(a)は図1に示す配線材側コネクタに接続さ
れるフラット配線材の端末を示す斜視図、(b)は同配
線材側コネクタの詳細を示す断面正面図である。
【図3】図1に示す車載用電子ユニットに設けられる基
板側配列変換手段の平面図である。
【図4】前記基板側配列変換手段における配列変換基板
と電子回路基板との接続構造を示す断面正面図である。
【図5】(a)は前記配列変換基板と電子回路基板との
接続構造の変形例を示す断面正面図、(b)は(a)の
A−A線断面図である。
【図6】図1に示す車載用電子ユニットに設けられる車
両側配列変換手段の平面図である。
【図7】前記車両側配列変換手段の配置向きの変形例を
示す断面正面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態にかかる車載用電子
ユニットの要部を示す断面正面図である。
【図9】図8に示す車載用電子ユニットに設けられる車
両用コネクタの分解斜視図である。
【図10】図9に示す車両用コネクタの組立斜視図であ
る。
【図11】図10に示す車両用コネクタの断面平面図で
ある。
【図12】図10に示す車両用コネクタをケーシング外
側から見た側面図である。
【図13】図10に示す車両用コネクタをケーシング内
側から見た側面図である。
【図14】図8に示す車載用電子ユニットに設けられる
基板用コネクタの分解斜視図である。
【図15】図14に示す基板用コネクタの組立斜視図で
ある。
【図16】図15に示す基板用コネクタの断面正面図で
ある。
【図17】本発明の第3の実施の形態にかかる基板用コ
ネクタの分解斜視図である。
【図18】図17に示す基板用コネクタを電子回路基板
上の中継接続部材に接続する前の状態を示す斜視図であ
る。
【図19】図17に示す基板用コネクタを電子回路基板
上の中継接続部材に接続した状態を示す斜視図である。
【図20】図17に示す基板用コネクタを電子回路基板
上の中継接続部材に接続する前の状態を示す断面側面図
である。
【図21】図17に示す基板用コネクタを電子回路基板
上の中継接続部材に接続した状態を示す断面側面図であ
る。
【図22】図17に示す基板用コネクタを電子回路基板
上の中継接続部材に接続した状態を示す断面正面図であ
る。
【図23】本発明の第4の実施の形態にかかる車両用コ
ネクタの断面正面図である。
【図24】図23に示す車両用コネクタにおけるコネク
タ端子の配列状態を示す斜視図である。
【図25】(a)は図23に示す車両用コネクタをケー
シング内側から見た側面図、(b)は同コネクタをケー
シング外側から見た側面図である。
【図26】(a)は図23に示す車両用コネクタに設け
られるコネクタ端子の平面図、(b)はその正面図、
(c)はその側面図である。
【図27】(a)は図23に示す車両用コネクタに設け
られるコネクタ端子であって図26に示すコネクタ端子
とは別種のコネクタ端子の平面図、(b)はその正面
図、(c)はその側面図である。
【図28】(a)は本発明の第4の実施の形態にかかる
基板用コネクタの断面正面図、(b)は同コネクタにお
けるコネクタ端子の配列状態を示す斜視図である。
【図29】(a)は図28に示す基板用コネクタの平面
図、(b)はその底面図である。
【図30】前記車両用コネクタ及び基板用コネクタにお
けるコネクタ端子とフラット配線材の各導体との相対位
置関係を示す平面図である。
【図31】本発明にかかる車両用コネクタとフラット配
線材端末との接続構造の例を示す断面正面図である。
【図32】本発明にかかる車両用コネクタとフラット配
線材端末との接続構造の例を示す断面正面図である。
【図33】本発明にかかる車両用コネクタとフラット配
線材端末との接続構造の例を示す断面正面図である。
【図34】本発明にかかる車両用コネクタとフラット配
線材端末との接続構造の例を示す断面正面図である。
【図35】本発明にかかる車載用電子ユニットの組立手
順の一例を示す断面正面図である。
【図36】本発明にかかる車載用電子ユニットの組立手
順の一例を示す断面正面図である。
【図37】本発明にかかる車載用電子ユニットの組立手
順の一例を示す断面正面図である。
【図38】本発明にかかる車載用電子ユニットの組立手
順の一例を示す断面正面図である。
【図39】(a)は本発明にかかる車載用電子ユニット
の変形例を示す断面平面図、(b)はその断面正面図で
ある。
【図40】従来の車載用電子ユニットの例を示す断面正
面図である。
【図41】(a)はケーシング内に収容される複数の電
子回路基板と車両用コネクタとを分離した電子ユニット
の例を示す断面平面図、(b)はその断面正面図であ
る。
【符号の説明】
10 ケーシング 12 電子回路基板 12a 端子接続孔 14 車両用コネクタ 18,18′ フラット配線材 18a フラット配線材の導体 18b フラット配線材の絶縁体 20 配線材側コネクタ 22 基板側配列変換手段 23 車両側配列変換手段 24 車両側配列変換基板 26 配線材側コネクタのコネクタ端子 32 基板側配列変換基板 34 中継接続部材 36 配線パターン 37 絶縁保持部 38,38′ 中継端子 40 配線パターン 42,42′ 基板用コネクタ 44 車両用コネクタ 46 基板用コネクタのハウジング 47 基板用コネクタのコネクタ端子 47a タブ端子部(ワイヤハーネス接続部) 47b 圧接端子部(圧接刃を有する配線材接続部) 52,52′ 基板用コネクタのハウジング 52e 端子挿入孔(挿入孔) 53 基板用コネクタのコネクタ端子 53a ピン端子部(基板接続部) 53b 圧接端子部(圧接刃を有する配線材接続部) 56 中継接続部材 57 絶縁保持体 58 中継端子 60 車両用コネクタ 62,62′ 車両用コネクタのコネクタ端子 62a,62a′ タブ端子部(ワイヤハーネス接続
部) 62b 挟持部 62c 本体部 64 車両用コネクタのハウジング 66 基板用コネクタ 67 基板用コネクタのコネクタ端子 67a 基板接続端子部(基板接続部) 67b 挟持部 67c 本体部 68 基板用コネクタのハウジング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E023 AA16 BB09 BB22 BB23 CC26 FF15 HH07 5E077 BB05 BB31 BB37 CC02 CC10 CC15 CC23 CC26 FF03 GG03 GG07 JJ20 JJ23

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子回路基板を収容するケーシン
    グと、このケーシングに外部に露出するように固定さ
    れ、車両側のワイヤハーネスと接続される車両用コネク
    タと、複数の導体が幅方向に並べられて全体が可撓性を
    有する偏平状に形成され、前記各回路基板と前記車両用
    コネクタとを接続するフラット配線材とを備え、かつ、
    前記各電子回路基板側には、この電子回路基板に前記フ
    ラット配線材の導体配列とは異なる配列で形成された端
    子接続部と当該フラット配線材の各導体とを電気的に接
    続する基板側配列変換手段が設けられ、前記車両用コネ
    クタ側には、この車両用コネクタに前記フラット配線材
    の導体配列とは異なる配列で設けられたワイヤハーネス
    側接続端子と前記フラット配線材の各導体とを電気的に
    接続する車両側配列変換手段が設けられていることを特
    徴とする車載用電子ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車載用電子ユニットにお
    いて、前記基板側配列変換手段は、前記電子回路基板の
    各端子接続部に接続される中継端子をもつ中継接続部材
    と、前記フラット配線材の導体配列に対応する配列で各
    コネクタ端子が設けられた配線材側コネクタと、この配
    線材側コネクタが実装され、かつ、この配線材側コネク
    タの各コネクタ端子を前記中継接続部材の各中継端子に
    接続する配線パターンをもつ配列変換基板とを備えるこ
    とを特徴とする車載用電子ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車載用電子ユニットにお
    いて、前記基板側配列変換手段は、複数のコネクタ端子
    とこれらを保持するハウジングとを含む基板用コネクタ
    を備え、その各コネクタ端子は、一端に前記フラット配
    線材の導体と接続される配線材接続部を有し、他端に前
    記電子回路基板の各端子接続部と接続される基板接続部
    を有し、かつ、これらコネクタ端子の配線材接続部が前
    記フラット配線材における導体配列に対応する配列で並
    べられた状態で当該コネクタ端子の各基板接続部が前記
    電子回路基板に設けられた端子接続部の配列に対応する
    配列で並ぶように各コネクタ端子の形状が設定されてい
    ることを特徴とする車載用電子ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車載用電子ユニットにお
    いて、前記基板用コネクタの各コネクタ端子の基板接続
    部が前記電子回路基板に形成された端子接続孔に直接挿
    入され、当該電子回路基板に接続されることを特徴とす
    る車載用電子ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の車載用電子ユニットにお
    いて、前記電子回路基板の端子接続部に中継端子が挿入
    され、接続されており、この中継端子に前記基板用コネ
    クタの各コネクタ端子の基板接続部が接続されることを
    特徴とする車載用電子ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の車載用電子ユニットにお
    いて、前記車両側配列変換手段は、前記フラット配線材
    の導体配列に対応した配列で各端子が配列された配線材
    側コネクタと、この配線材側コネクタと前記車両用コネ
    クタの双方が実装され、かつ、両コネクタの端子同士を
    接続する配線パターンをもつ配列変換基板とを備えるこ
    とを特徴とする車載用電子ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の車載用電子ユニットにお
    いて、前記車両用コネクタの各コネクタ端子が、一端に
    前記フラット配線材の導体と接続される配線材接続部を
    有し、他端に車両側ワイヤハーネスのコネクタの端子と
    嵌合されるワイヤハーネス側接続部を有し、かつ、これ
    らコネクタ端子の配線材接続部が前記フラット配線材に
    おける導体配列に対応する配列で並べられた状態で当該
    コネクタ端子の各ワイヤハーネス側接続部が前記ワイヤ
    ハーネスのコネクタに結合可能な配列で並ぶように前記
    各コネクタ端子の形状が設定されていることを特徴とす
    る車載用電子ユニット。
  8. 【請求項8】 複数の導体が幅方向に並べられて全体が
    可撓性を有する偏平状に形成されたフラット配線材と、
    このフラット配線材の導体配列とは異なる配列で端子接
    続部が設けられた電子回路基板とを接続するための構造
    であって、前記電子回路基板の各端子接続部に接続され
    る中継端子をもつ中継接続部材と、前記フラット配線材
    の導体配列に対応する配列で各コネクタ端子が設けられ
    た配線材側コネクタと、この配線材側コネクタが実装さ
    れ、かつ、この配線材側コネクタの各コネクタ端子を前
    記中継接続部材の各中継端子に接続する配線パターンを
    もつ配列変換基板とを備えることを特徴とする電子回路
    基板とフラット配線材との接続構造。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電子回路基板とフラット
    配線材との接続構造において、前記中継接続部材は、前
    記各中継端子と、これらの中継端子を前記各端子接続部
    の配列に対応する配列状態で一体に保持する絶縁保持部
    とを有することを特徴とする電子回路基板とフラット配
    線材との接続構造。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電子回路基板とフラッ
    ト配線材との接続構造において、前記端子接続部は前記
    電子回路基板を貫通する端子接続孔であり、前記各中継
    端子は前記各端子接続孔内に挿入された状態で当該電子
    回路基板と接続されることを特徴とする電子回路基板と
    フラット配線材との接続構造。
  11. 【請求項11】 複数の導体が幅方向に並べられて全体
    が可撓性を有する偏平状に形成され、車載用電子回路基
    板と接続されるフラット配線材と、このフラット配線材
    の導体配列とは異なる配列であって、車両側ワイヤハー
    ネスのコネクタに結合可能な配列で複数のコネクタ端子
    が設けられた車両用コネクタとを接続するための構造で
    あって、前記フラット配線材の導体配列に対応した配列
    で各端子が配列された配線材側コネクタと、この配線材
    側コネクタと前記車両用コネクタの双方が実装され、か
    つ、両コネクタのコネクタ端子同士を中継接続する配線
    パターンをもつ配列変換基板とを備えることを特徴とす
    る車両用コネクタとフラット配線材との接続構造。
  12. 【請求項12】 複数の導体が幅方向に並べられて全体
    が可撓性を有する偏平状に形成されたフラット配線材
    と、このフラット配線材の導体配列とは異なる配列で端
    子接続部が設けられた電子回路基板とを接続するための
    基板用コネクタであって、複数のコネクタ端子とこれら
    を保持するハウジングとを含み、前記各コネクタ端子
    は、一端に前記フラット配線材の導体と接続される配線
    材接続部を有し、他端に前記電子回路基板の各端子接続
    部と接続される基板接続部を有し、かつ、これらコネク
    タ端子の配線材接続部が前記フラット配線材における導
    体配列に対応する配列で並べられた状態で当該コネクタ
    端子の各基板接続部が前記電子回路基板に設けられた各
    端子接続部の配列に対応する配列で並ぶように各コネク
    タ端子の形状が設定されていることを特徴とする基板用
    コネクタ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の基板用コネクタにお
    いて、前記配線材接続部は前記フラット配線材の絶縁部
    分に切り込んでその内部の導体に圧接する圧接刃を有す
    るものであり、これらの圧接刃が複数列にわたって配列
    され、かつ、各列間で圧接刃の位置がその列方向に相互
    ずれていることを特徴とする基板用コネクタ。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の基板用コネクタにお
    いて、前記基板接続部は前記圧接刃と同じ列数で配列さ
    れ、かつ、各列間で圧接刃のその列方向の位置が相互合
    致していることを特徴とする基板用コネクタ。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の基板用コネクタにお
    いて、前記フラット配線材は偏平な導体がその幅方向に
    配列されて絶縁体で一体化されたものであり、前記コネ
    クタ端子の配線材接続部は前記フラット配線材の導体を
    その厚み方向に挟持する形状をもつ挟持部であることを
    特徴とする基板用コネクタ。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の基板用コネクタにお
    いて、前記各コネクタ端子は、単一の金属板で構成さ
    れ、その板厚方向と直交する方向にフラット配線材の導
    体を挟持する挟持部と、この挟持部につながる本体部か
    ら略直角に屈曲した部分に形成され、前記電子回路基板
    の各端子接続部に接続される基板接続部とを一体に有
    し、かつ、互いに隣接するコネクタ端子が相互逆様に配
    置されることにより、前記挟持部がその挟持方向と直交
    する方向に整列し、前記基板接続部が上下2列に整列し
    ていることを特徴とする基板用コネクタ。
  17. 【請求項17】 請求項12〜16のいずれかに記載の
    基板用コネクタにおいて、各コネクタ端子の基板接続部
    は、前記電子回路基板に形成された端子接続孔に直接挿
    入可能な形状を有することを特徴とする基板用コネク
    タ。
  18. 【請求項18】 請求項12〜16のいずれかに記載の
    基板用コネクタにおいて、各コネクタ端子の基板接続部
    は、前記電子回路基板の端子接続部に接続された中継端
    子と接続可能な形状を有することを特徴とする基板用コ
    ネクタ。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の基板用コネクタにお
    いて、そのハウジングに前記各中継端子が挿入可能な挿
    入孔が設けられる一方、各コネクタ端子には前記基板接
    続部として弾性変形可能な板ばね部が形成され、前記挿
    入孔内に挿入された中継端子が前記板ばね部と接触する
    位置に各コネクタ端子が設けられていることを特徴とす
    る基板用コネクタ。
  20. 【請求項20】 複数の導体が幅方向に並べられて全体
    が可撓性を有する偏平状に形成されたフラット配線材が
    接続されるとともに、このフラット配線材の導体配列と
    は異なる端子配列をもつ車両側ワイヤハーネスのコネク
    タに結合される車両用コネクタであって、複数のコネク
    タ端子とこれらを保持するハウジングとを含み、前記各
    コネクタ端子は、一端に前記フラット配線材の導体と接
    続される配線材接続部を有し、他端に車両側ワイヤハー
    ネスのコネクタの端子と嵌合されるワイヤハーネス側接
    続部を有し、かつ、これらコネクタ端子の配線材接続部
    が前記フラット配線材における導体配列に対応する配列
    で並べられた状態で当該コネクタ端子の各ワイヤハーネ
    ス側接続部が前記ワイヤハーネスのコネクタに結合可能
    な配列で並ぶように前記各コネクタ端子の形状が設定さ
    れていることを特徴とする車両用コネクタ。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の車両用コネクタにお
    いて、前記配線材接続部は前記フラット配線材の絶縁部
    分に切り込んでその内部の導体に圧接する圧接刃を有す
    るものであり、これらの圧接刃が複数列にわたって配列
    され、かつ、各列間で圧接刃の位置がその列方向に相互
    ずれていることを特徴とする車両用コネクタ。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の車両用コネクタにお
    いて、前記ワイヤハーネス側接続部は前記圧接刃と同じ
    列数で配列され、かつ、各列間で圧接刃のその配列方向
    の位置が相互合致していることを特徴とする車両用コネ
    クタ。
  23. 【請求項23】 請求項20記載の車両用コネクタにお
    いて、前記フラット配線材は偏平な導体がその幅方向に
    配列されて絶縁体で一体化されたものであり、前記コネ
    クタ端子の配線材接続部は前記フラット配線材の導体を
    その厚み方向に挟持する形状の挟持部であることを特徴
    とする車両用コネクタ。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の車両用コネクタにお
    いて、前記コネクタ端子は、単一の金属板で構成され、
    その板厚方向と直交する方向にフラット配線材の導体を
    挟持する挟持部と、この挟持部につながる本体部から略
    直角に屈曲した部分に形成され、車両側ワイヤハーネス
    のコネクタの端子と嵌合されるワイヤハーネス接続部と
    を一体に有し、かつ、互いに隣接するコネクタ端子が相
    互逆様に配置されることにより、前記挟持部がその挟持
    方向と直交する方向に整列し、前記ワイヤハーネス接続
    部が上下2列に整列していることを特徴とする車両用コ
    ネクタ。
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