JP2003046191A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JP2003046191A
JP2003046191A JP2001174772A JP2001174772A JP2003046191A JP 2003046191 A JP2003046191 A JP 2003046191A JP 2001174772 A JP2001174772 A JP 2001174772A JP 2001174772 A JP2001174772 A JP 2001174772A JP 2003046191 A JP2003046191 A JP 2003046191A
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refractive index
semiconductor laser
laser device
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JP2001174772A
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Kaname Saito
要 齋藤
Naoki Hashizume
直樹 橋詰
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流駆動時において電流―光出力特性の直
線性を確保し、かつ単一横モードで発振可能な半導体レ
ーザ装置を提供すること。 【解決手段】 第1クラッド層1、活性層2、第2クラ
ッド層3、屈折率調整層4および電流ブロック層5を成
膜した半導体基板上に、ストライプ状の開口を有する電
流ブロック層5および屈折率調整層4を成膜して、電流
注入領域8を形成する。さらに、屈折率調整層4は、電
流注入領域8内部にリブ状の高屈折率領域9を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体レーザ装
置に関し、特に電流―光出力特性の直線性を大電流駆動
時においても確保し、光ファイバ増幅器の励起光源に用
いることができる半導体レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ増幅器の励起光源とし
て、埋込型半導体レーザの一つである自己整合構造(Se
lf Alignment Structure :SAS)半導体レーザ装置が用
いられてきた。
【0003】図13は、従来の自己整合構造半導体レー
ザ装置の断面構造および屈折率分布を示す図である。図
13に示す半導体レーザ装置は、980nm帯で発振す
る半導体レーザであり、n−GaAs半導体基板上に、
厚さ4μmのn−Al0.3Ga0.7Asによって形成され
るクラッド層51、活性層52、厚さ150nmのp−
Al0.3Ga0.7Asによって形成されるクラッド層5
3、厚さ10nmのp−GaAsによって形成される第
2エッチングストップ層54、厚さ7nmのp−In
0.5Ga0.5Pによって形成される第1エッチングストッ
プ層55、厚さ200nmのn−Al0.4Ga0.6Asに
よって形成される電流ブロック層56およびn−GaA
sによって形成される層57を有する。
【0004】また、第1エッチングストップ層55、電
流ブロック層56および層57は、幅2μmのストライ
プ状の開口部を有する。この開口部には、p−Al0.3
Ga0 .7Asによって形成される電流注入領域60が形
成される。さらに、層57の上面および電流注入領域6
0の上面に、厚さ1.5μmのp−Al0.3Ga0.7As
によって形成されるクラッド層58を有する。また、p
−Al0.3Ga0.7Asクラッド層58の上面に厚さ0.
5μmのp−GaAsコンタクト層59が形成される。
【0005】さらに、活性層52は、厚さ30nmのA
0.2Ga0.8Asによって形成されるSCH層、厚さ1
0nmのGaAs0.90.1によって形成されるキャリア
閉じ込め層、厚さ7nmのIn0.2Ga0.8Asによって
形成される井戸層、厚さ10nmのGaAs0.90.1
よって形成されるキャリア閉じ込め層、厚さ30nmの
Al0.2Ga0.8Asによって形成されるSCH層を順次
積層して形成される。
【0006】この半導体レーザ装置において、p−Ga
Asコンタクト層59に注入された電流は、電流ブロッ
ク層56によってブロックされ、電流注入領域60に集
約されて流入する。したがって、電流注入領域60に流
れた電流は、活性層52をストライプ状に励起させ、レ
ーザ発振する。
【0007】ここで、発振したレーザ光の電流―光出力
特性において直線性を確保するためには、レーザ光の横
モードを単一モードとする必要がある。この単一横モー
ドの発振は、電流注入領域の幅を「w」、電流注入領域
の実効屈折率を「n1」、電流注入領域以外の実効屈折
率を「n2」、および発振波長を「λ」とした場合、次
式(1) w<(λ/2)×(n12−n22-1/2 ・・・・・・・・(1) の条件を満たす必要がある。
【0008】ところで、自己整合構造半導体レーザ装置
では、電流ブロック層56の厚さを制御することによ
り、横方向の屈折率分布を精密に制御することができ
る。すなわち、式(1)において、発振波長「λ」が9
80nm、電流注入領域60の幅「w」が2μmで、実
効屈折率「n1」が一定の値である場合、電流ブロック
層56の厚さを制御し、電流注入領域以外の実効屈折率
「n2」の値を調節することで、レーザ光を単一横モー
ドで発振させることができる。
【0009】つぎに、従来の自己整合構造半導体レーザ
装置を、半導体レーザユニットに組み立てる工程につい
て説明する。まず、p−GaAsコンタクト層59上面
にp側電極を蒸着し、厚さ120μmとなるまでn−G
aAs半導体基板を研磨する。つぎに、n−GaAs半
導体基板にn側電極を蒸着する。さらに、共振器長12
00μmのレーザバーに劈開し、レーザバーの出射側端
面に反射率5%の低反射膜を形成する。また、反射側端
面には、反射率92%の光反射膜を形成する。つぎに、
レーザバーをチップ単位に分割してレーザダイオードと
し、半導体レーザユニットに組み付ける。ここで、レー
ザダイオードのp側電極にヒートシンクを設けること
で、放熱効果を持たせ、高出力に対応することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に半導
体レーザ装置では、駆動電流を大きくした場合に、キン
クが発生して電流―光出力特性の直線性が低下し、レー
ザ光の横モードが不安定になるという問題点があった。
たとえば、上述した自己整合構造半導体レーザ装置で
は、500mA付近で大きなキンクが発生し、レーザ光
の横モードが不安定になるという問題点があった。
【0011】このキンクおよび横モード不安定性は、半
導体レーザ装置に大きな電流が注入されたことで、半導
体レーザ装置の抵抗発熱が高まり、各半導体層の屈折率
が変化して水平方向におけるレーザ光の閉じ込め効果が
変化したことによって生ずる。なお、半導体レーザ装置
の素子抵抗が大きいほど、キンクが発生する駆動電流が
低くなる。
【0012】したがって、発熱によるキンクの発生およ
び横モード不安定性を抑制するためには、半導体レーザ
装置の素子抵抗を下げ、大きな電流を注入しても半導体
レーザ装置の抵抗発熱が小さくなるようにする必要があ
る。半導体レーザ装置の素子抵抗を下げるための方法の
一つとして、共振器長を長くする方法がある。しかし、
共振器長を長くしたとしても、半導体レーザ装置の素子
抵抗は3分の2程度の低減しか見込めないとともに、共
振器長を長くするほど、スロープ効率が低下するという
問題点があった。
【0013】また、半導体レーザ装置の素子抵抗は、そ
の大部分がp側クラッド層によるため、p側クラッド層
のドーピング濃度を増すことでも半導体レーザ装置の素
子抵抗を下げることができる。しかしながら、p側クラ
ッド層のドーピング濃度増加に伴い、内部損失が増大
し、スロープ効率が低下するという問題点があった。
【0014】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
って、大電流駆動時においてスロープ効率を落とすこと
なく電流―光出力特性の直線性を確保し、かつ単一横モ
ードで発振可能な半導体レーザ装置を提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる半導体レーザ装置は、活性層に電
流を注入する半導体領域である電流注入領域を有した半
導体レーザ装置において、前記電流注入領域の実効屈折
率に比して大きい実効屈折率を有し、かつ該電流注入領
域の幅に比して短い所定幅をもつ屈折率調整部を、該電
流注入領域内に形成したことを特徴とする。
【0016】この請求項1の発明によれば、半導体レー
ザ装置は、活性層に電流を注入する電流注入領域内に、
電流注入領域の実効屈折率に比して大きい実効屈折率を
有する屈折率調整部を有する。
【0017】また、請求項2にかかる半導体レーザ装置
は、上記の発明において、前記屈折率調整部は、レーザ
光の出射方向に沿ったストライプ形状を成すことを特徴
とする。
【0018】この請求項2の発明によれば、半導体レー
ザ装置は、電流注入領域内に、ストライプ形状の屈折率
調整部を有する。
【0019】また、請求項3にかかる半導体レーザ装置
は、上記の発明において、レーザ光の出射方向に直交
し、かつ前記活性層に対して水平方向に前記屈折率調整
部を挟む半導体層をさらに備え、前記屈折率調整部を挟
む半導体層の実効屈折率は、ほぼ一定であることを特徴
とする。
【0020】この請求項3の発明によれば、屈折率調整
部を挟む半導体層の実効屈折率は、ほぼ一定に保たれ
る。
【0021】また、請求項4にかかる半導体レーザ装置
は、上記の発明において、前記屈折率調整部の幅wは、
レーザ光の発振波長をλとし、前記屈折率調整部の実効
屈折率をn1とし、該屈折率調整部を挟む半導体層の実
効屈折率をn2とした場合、次式 w<(λ/2)×(n12−n22-1/2 を満足することを特徴とする。
【0022】この請求項4の発明によれば、屈折率調整
部の幅wは、レーザ光の発振波長をλ、屈折率調整部の
実効屈折率をn1および屈折率調整部を挟む半導体層の
実効屈折率をn2として、次式 w<(λ/2)×(n12−n22-1/2 を満足する値に設定される。
【0023】また、請求項5にかかる半導体レーザ装置
は、上記の発明において、半導体基板上に順次形成した
第1クラッド層、前記活性層、第2クラッド層、電流ブ
ロック層および第3クラッド層を備え、前記電流注入領
域は、前記電流ブロック層間に前記第3クラッド層が埋
め込まれて形成されたことを特徴とする。
【0024】この請求項5の発明によれば、半導体レー
ザ装置は、半導体基板上に第1クラッド層、活性層、第
2クラッド層、電流ブロック層および第3クラッド層を
順次形成し、電流注入領域は、前記電流ブロック層間に
埋め込まれる。
【0025】また、請求項6にかかる半導体レーザ装置
は、上記の発明において、前記電流ブロック層によって
電流が制御される領域内の横モードの光に対して損失を
与える横モード制御手段をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0026】この請求項6の発明によれば、横モード制
御手段は、電流ブロック層によって電流が制御される領
域内の横モードの光に損失を与える。
【0027】また、請求項7にかかる半導体レーザ装置
は、上記の発明において、前記横モード制御手段は、前
記電流ブロックと前記第2クラッド層との間に設けた半
導体からなる横モード制御層であることを特徴とする。
【0028】この請求項7の発明によれば、モード制御
手段は、電流ブロック層と第2クラッド層との間に設け
た半導体からなる層によって形成される。
【0029】また、請求項8にかかる半導体レーザ装置
は、上記の発明において、前記横モード制御層は、レー
ザ光の発振波長によって決定されるエネルギーに比して
小さいバンドギャップを有することを特徴とする。
【0030】この請求項8の発明によれば、横モード制
御層は、レーザ光の発振波長によって決定されるエネル
ギーに比して小さいバンドギャップを有する半導体で形
成される。
【0031】また、請求項9にかかる半導体レーザ装置
は、上記の発明において、前記横モード制御層は、1×
1019/cm-3以上の不純物をドーピングして得られる
半導体層であることを特徴とする。
【0032】この請求項9の発明によれば、横モード制
御層は、1×1019/cm-3以上の不純物をドーピング
した半導体層によって構成される。
【0033】また、請求項10にかかる半導体レーザ装
置は、上記の発明において、前記屈折率調整部は、前記
電流注入領域内底面であって、前記電流ブロック層側を
それぞれ所定の深さ分エッチングして形成したことを特
徴とする。
【0034】この請求項10の発明によれば、屈折率調
整部は、電流注入領域の底面をエッチングして形成され
る。
【0035】また、請求項11にかかる半導体レーザ装
置は、上記の発明において、前記第1クラッド層、前記
第2クラッド層、前記電流ブロック層および前記第3ク
ラッド層は、AlおよびGaの化学量論比をそれぞれ所
定値に設定したAlGaAsによって形成されることを
特徴とする。
【0036】この請求項11の発明によれば、第1クラ
ッド層、第2クラッド層、電流ブロック層および第3ク
ラッド層は、AlおよびGaの化学量論比をそれぞれ所
定値に設定したAlGaAsによって形成される。
【0037】また、請求項12にかかる半導体レーザ装
置は、上記の発明において、前記屈折率調整部は、Ga
Asによって形成されることを特徴とする。
【0038】この請求項12の発明によれば、屈折率調
整部は、GaAsによって形成される。
【0039】また、請求項13にかかる半導体レーザ装
置は、上記の発明において、前記電流注入領域は、リッ
ジ形状を成すことを特徴とする。
【0040】この請求項13の発明によれば、半導体レ
ーザ装置は、リッジ形状の電流注入領域内に屈折率調整
部を有する。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る半導体レーザ装置の好適な実施の形態を詳細
に説明する。
【0042】図1は、この発明の実施の形態である自己
整合構造の半導体レーザ装置の断面構造および屈折率を
示す図である。この半導体レーザ装置は、半導体基板上
に第1クラッド層1、活性層2、第2クラッド層3、屈
折率調整層4、電流ブロック層5、を有する。また、電
流ブロック層5および屈折率調整層4は、ストライプ状
に開口部を持ち、この開口部は幅6μmの電流注入領域
8を形成する。さらに、屈折率調整層4は、電流注入領
域8内部にリブ状の高屈折率領域9を有する。また、電
流注入領域8および電流ブロック層5の上面に第3クラ
ッド層6が形成される。さらに、第3クラッド層6上面
に、コンタクト層7を形成する。
【0043】この半導体レーザ装置において、コンタク
ト層7に注入された電流は、電流ブロック層5によって
ブロックされ、電流注入領域8に集約して流入する。し
たがって、電流注入領域8に流れた電流は、活性層2を
ストライプ状に励起させ、レーザ発振する。
【0044】ここで、自己整合構造の半導体レーザ装置
は、電流ブロック層5の厚さを制御することにより、横
方向の実効屈折率分布を精密に制御することができる。
この半導体レーザ装置では、電流ブロック層5を高屈折
率領域9以外の屈折率の値が一定となる厚さに設定して
いる。図1(b)は、この半導体レーザ装置の屈折率分
布を示す図である。この半導体レーザ装置では、高屈折
率領域で屈折率が「n1」、高屈折率領域以外の屈折率
が「n2」となるように電流ブロック層5の厚さを設定
している。したがって、この半導体レーザ装置では、高
屈折率領域9の幅「w」を、 w<(λ/2)×(n12−n22-1/2 の条件を満たす値に設定することで、レーザ光が単一横
モードで発振することとなる。
【0045】すなわち、この半導体レーザ装置において
は、電流注入領域8と、高屈折率領域9とを独立に設計
しているので、電流注入領域8の幅を大きくすることで
半導体レーザ装置の素子抵抗を低減して発熱を抑え、か
つ高屈折率領域9の幅を小さくすることでレーザ光を単
一横モードで発振させることができる。
【0046】また、この半導体レーザ装置は、屈折率調
整層4と電流ブロック層5との間に、図示しない横モー
ド制御層を備える。横モード制御層は、活性層2で励起
された横モードのうち、電流ブロック層5の領域内に存
在するものに損失を与える。したがって、高次横モード
が発生するための閾値が大きくなり、注入する電流量を
増大させた場合においてもキンクの発生を抑制すること
ができる。
【0047】つぎに、図2、図3を参照して、横モード
制御層の機能についてさらに詳細に説明する。図2は、
注入電流量が少ない場合における発振横モードを示す図
である。また、図3は、注入電流量が多い場合における
発振横モードを示す図である。注入電流が少ない場合、
発振横モード16は、単一横モードとなる。一方、注入
電流が多くなると、発振横モード18は、双峰を有する
高次横モードとなる。発振横モード16のうち、電流ブ
ロック層5に染み出している領域は、図示しない横モー
ド制御層によって、損失をうける被損失領域17とな
る。また、発振横モード18においても、電流ブロック
層5に染み出している領域は、図示しない横モード制御
層によって、損失をうける被損失領域19となる。
【0048】ここで、高次横モードの被損失領域19
は、単一横モードの被損失領域17に比して大きくなる
ので、高次横モードの発振閾値が増加し、電流を大量に
注入した場合においても高次横モードの発振を抑制し、
キンクの発生を遅らせることができる。一方、単一横モ
ードの被損失領域17は、高次横モードの被損失領域1
9に比して小さいので、単一横モードの発振閾値は影響
を受けない。
【0049】つぎに、図4〜図11を参照して、この実
施の形態における半導体レーザ装置の製造方法について
詳細に説明する。まず、キャリア濃度1×1018cm-3
のn−GaAs基板上にMOCVD法を用いて、キャリ
ア濃度1×1017cm-3、厚さ4μmのn−Al0.3
0.7As層を、第1クラッド層1として形成する。
【0050】つぎに、厚さ30nmでアンドープのAl
0.2Ga0.8Asで形成されたSCH層、厚さ10nmで
アンドープのGaAs0.90.1で形成されたキャリア閉
じ込め層、厚さ7nmのIn0.2Ga0.8Asで形成され
た井戸層、厚さ10nmでアンドープのGaAs0.9
0.1で形成されたキャリア閉じ込め層および厚さ30n
mでアンドープのAl0.2Ga0.8Asで形成されたSC
H層を順次成膜し、活性層2を形成する。さらに、キャ
リア濃度4×1017cm-3、厚さ50nmのp−Al
0.3Ga0.7As層を第2クラッド層3として形成する。
【0051】つぎに、第2クラッド層3上面に形成され
たキャリア濃度1×1018cm-3、厚さ30nmのp−
GaAs層を屈折率調整層4として形成する。さらに、
キャリア濃度1×1018cm-3、厚さ7nmのp−In
0.5Ga0.5P層をエッチングストップ層10として形成
し、その上面にキャリア濃度5×1017cm-3、厚さ1
0nmのn−Al0.35Ga0.65As層、厚さ8nmのn
−In0.3Ga0.7As層、キャリア濃度5×1017cm
-3、厚さ10nmのn−Al0.35Ga0.65As層、厚さ
8nmのn−In0.3Ga0.7As層を順次作成した図示
しない横モード制御層を形成する。その上面にキャリア
濃度5×1017cm-3、厚さ290nmのn−Al0.35
Ga0.65As層を電流ブロック層5として形成する。ま
た、電流ブロック層5の上面にキャリア濃度5×1017
cm-3、厚さ20nmのn−GaAs層11を形成し、
さらに、厚さ30nmでアンドープのIn0.5Ga0.5
層をマスク層12として形成する(図4)。
【0052】なお、横モード制御層を構成するn−In
GaAs層のバンドギャップは発振波長λ、プランク定
数h、光速cにより計算されるエネルギー、 E=hc/λ に比して小さくする。また、n−InGaAs層には、
1×1019/cm-3以上のドナーの不純物ドーピングを
行う。
【0053】つづいて、フォトリソグラフィを用いて、
マスク層12に幅6μmの開口ストライプをパターンニ
ングする。その後、燐酸系エッチング溶液を用いて、マ
スク層12をエッチングし、さらに有機洗浄をおこなっ
てレジスト除去を行う(図5)。
【0054】その後、クエン酸系エッチング溶液を用い
てn−GaAs層11、電流ブロック層5および図示し
ない損失層をエッチングし、エッチングがエッチングス
トップ層10に到達した段階でエッチングを終了する。
つぎに、燐酸系エッチング溶液を用いてエッチングスト
ップ層10およびマスク層12をエッチングする(図
6)。
【0055】さらに、n−GaAs層11の上面、電流
ブロック層5の側面および屈折率調整層4の上面にSi
Nx誘電体膜13を120nmの厚さで成膜する。ま
た、SiNx誘電体膜13上面にフォトレジスト14を
塗布する。つぎに、フォトリソグラフィを用い、電流ブ
ロック層5および高屈折領域に相当する領域を残してパ
ターンニングを行う。つづいて、CF4ガスをエッチン
グガスとして用いたRIE(Reactive Ion Etching)装
置で、SiNx誘電体膜13をエッチングする(図
7)。
【0056】その後、SiNx誘電体膜13の上面のフ
ォトレジスト14を有機洗浄と酸素アッシングによって
除去する。さらに、ICP(Inductively Coupled Plas
ma)エッチング装置を用い、メタン系エッチングガスで
屈折率調整層4を20nmエッチングする(図8)。
【0057】なお、ICPエッチング装置によるドライ
エッチングに替えて、クエン酸系のエッチング溶液を用
いてウェットエッチングで屈折率調整層4のエッチング
を行っても良い。クエン酸系エッチング溶液で屈折率調
整層4をエッチングする場合、SiNx誘電体膜13は
不要であり、屈折率調整層4の上面およびn−GaAs
層11の上面にフォトレジスト15を塗布してフォトリ
ソグラフィを行い、エッチングすればよい(図9)。
【0058】ICPエッチング装置によるエッチングを
行った場合、エッチング終了後に有機洗浄と酸素アッシ
ングを行って、エッチングによって生成したSiNx誘
電体膜13上のポリイミドを除去する。さらに、RIE
装置をもちいてSiNx誘電体膜13をエッチング除去
する。また、クエン酸系エッチング溶液で屈折率調整層
4をエッチングした場合、有機洗浄を行ってフォトレジ
スト15を除去する(図10)。
【0059】その後、濃硫酸を用いて表面の酸化膜を除
去し、MOCVD装置を用いてキャリア濃度5×1017
cm-3、厚さ2μmのp−Al0.3Ga0.7As層を第3
クラッド層6として形成する。さらに、キャリア濃度1
×1019cm-3、厚さ500nmのp−GaAs層をコ
ンタクト層7として形成し、半導体レーザ装置の成膜工
程を終了する(図11(a))。
【0060】ここで、成膜が終了した半導体レーザ装置
は、幅6μmの電流注入領域8および幅2μmの高屈折
率領域9を有する。図11(b)は、この半導体レーザ
装置の横方向の屈折率分布を示す図である。高屈折率領
域9の屈折率は「3.369」であり、高屈折率領域9
以外の電流注入領域8の屈折率は「3.364」であ
る。また、電流ブロック層が存在する領域における屈折
率は「3.364」となり、高屈折率領域9以外の電流
注入領域8の屈折率と等しくなる。
【0061】つぎに、半導体レーザ装置の成膜工程終了
後、半導体レーザ装置を半導体レーザユニットに組み立
てる工程について説明する。まず、コンタクト層7の上
面に、p側電極を形成する。つぎに、厚さ120μmと
なるまでn−GaAs半導体基板を研磨し、n−GaA
s半導体基板にn側電極を形成する。
【0062】n側電極を形成した後、半導体レーザ装置
を共振器長1200μmのレーザバーに劈開し、レーザ
バーの出射側端面に反射率5%の低反射膜を形成する。
低反射膜としては、EB蒸着装置を用いてAl23膜を
蒸着すればよい。また、反射側端面には、反射率92%
の光反射膜を形成する。光反射膜としては、プラズマC
VD装置を用いてSiO2膜およびa−Si膜をコーテ
ィングすればよい。つぎに、レーザバーをチップ単位に
分割してレーザダイオードとし、半導体レーザユニット
に組み付ける。ここで、レーザダイオードのp側電極に
ヒートシンクを設けることで、放熱効果を持たせ、高出
力に対応することができる。
【0063】作製した半導体レーザユニットの室温25
℃における閾値電流は25mAであり、閾値近傍でのス
ロープ効率は約1.0W/Aであり、従来のSAS半導
体レーザとほぼ同一の値が得られた。また、素子抵抗の
大きさは、注入電流500mAにおいて0.6Ωであ
り、同一の電流注入領域幅を有する従来のSAS半導体
レーザの約半分となった。さらに、電流―光出力特性に
おいて注入電流値が700mAとなるまでキンクが発生
せず、700mAで600mWの光出力が可能となっ
た。
【0064】この実施の形態における半導体レーザ装置
では、半導体基板上に第1クラッド層1、活性層2、第
2クラッド層3、屈折率調整層4、電流ブロック層5、
を有する。また、電流ブロック層5および屈折率調整層
4は、ストライプ状に開口を持ち、幅6μmの電流注入
領域8を形成する。さらに、屈折率調整層4は、電流注
入領域8内部にリブ状の高屈折率領域9を有する。ま
た、電流注入領域8および電流ブロック層5の上面に第
3クラッド層6が形成される。さらに、第3クラッド層
6上面に、コンタクト層7を形成している。
【0065】この半導体レーザ装置は、電流注入領域8
と、高屈折率領域9とを独立に設計するようにしている
ので、電流注入領域8の幅を大きくして半導体レーザ装
置の素子抵抗を低減することで、大電流駆動時において
も電流―光出力特性の直線性を確保することができ、ま
た、高屈折率領域9の幅を小さくすることでレーザ光を
単一横モードで発振させることができる。
【0066】また、この半導体レーザ装置は、コンタク
ト層と電流ブロック層との間に横モード制御層を備え、
電流ブロック層に染み出した横モードに損失を与えるこ
とで、高次横モードの発振を抑制し、安定して単一横モ
ード発振を行うようにしている。
【0067】なお、本実施の形態では、自己整合構造の
半導体レーザ装置を一例として示したが、本発明の利用
はこれに限ることなく、半導体レーザ装置において広く
適用することができる。
【0068】図12は、本発明を適用したリッジ型半導
体レーザ装置の断面を示す図である。半導体レーザ装置
は、n−InP基板31上に、n−InPクラッド層3
2、n−GaInAsPで形成される光導波路層33、
n−InP層34および活性層35を有している。ま
た、活性層35上面にリッジ形状のp−InPクラッド
層36、p−GaInAsP層37、SiNx層38、
p−側電極39を有する。さらに、p−InPクラッド
層36内部に、p−GaInAsPからなる高屈折率領
域40を有する。
【0069】このようなリッジ型の半導体レーザ装置に
おいても、p−InPクラッド層36内部に、高屈折率
領域40を設け、電流注入領域と高屈折率領域とを独立
に設定可能とすることで、電流注入領域の幅を大きくし
て大電流駆動時においても電流―光出力特性の直線性を
確保し、また、高屈折率領域の幅を小さくすることでレ
ーザ光を単一横モードで発振させることができる。
【0070】なお、ここで高屈折率領域40は、活性層
35に接して形成されているが、リッジ内部であれば、
活性層35に隣接せずに形成してもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、半導体レーザ装置は、活性層に電流を注入する
電流注入領域内に、電流注入領域の実効屈折率に比して
大きい実効屈折率を有する屈折率調整部を有するので、
大電流駆動時においても電流―光出力特性の直線性を確
保し、レーザ光を単一横モードで発振させることができ
るという効果を奏する。
【0072】また、請求項2の発明によれば、半導体レ
ーザ装置は、電流注入領域内に、ストライプ形状の屈折
率調整部を有するので、屈折率導波によってレーザ光の
横モード数を制御し、大電流駆動時においても電流―光
出力特性の直線性を確保し、レーザ光を単一横モードで
発振させることができるという効果を奏する。
【0073】また、請求項3の発明によれば、屈折率調
整部を挟む半導体層の実効屈折率は、ほぼ一定に保たれ
るので、大電流駆動時においても電流―光出力特性の直
線性を確保し、レーザ光を単一横モードで安定して発振
させることができるという効果を奏する。
【0074】また、請求項4の発明によれば、屈折率調
整部の幅wは、レーザ光の発振波長をλ、屈折率調整部
の実効屈折率をn1および屈折率調整部を挟む半導体層
の実効屈折率をn2として、次式 w<(λ/2)×(n12−n22-1/2 を満足する値に設定されるので、大電流駆動時において
も電流―光出力特性の直線性を確保し、レーザ光を単一
横モードで確実かつ柔軟に発振させることができるとい
う効果を奏する。
【0075】また、請求項5の発明によれば、半導体レ
ーザ装置は、半導体基板上に第1クラッド層、活性層、
第2クラッド層、電流ブロック層および第3クラッド層
を順次形成し、電流注入領域は、前記電流ブロック層間
に埋め込まれるので、大電流駆動時においても電流―光
出力特性の直線性を確保し、レーザ光を単一横モードで
発振する埋込型の半導体レーザ装置を得ることができる
という効果を奏する。
【0076】また、請求項6の発明によれば、横モード
制御手段は、電流ブロック層によって電流が制御される
領域内の横モードの光に損失を与えるので、レーザ発振
の閾値を増大させることなく、高次横モードを抑制し、
キンクの発生を遅らせた半導体レーザ装置を得ることが
できるという効果を奏する。
【0077】また、請求項7の発明によれば、モード制
御手段は、電流ブロック層と第1クラッド層との間に設
けた半導体からなる層によって形成されるので、活性層
近傍で発振横モードの制御を行い、高次横モードの発生
を効果的に抑制する半導体レーザ装置を得ることができ
るという効果を奏する。
【0078】また、請求項8の発明によれば、横モード
制御層は、レーザ光の発振波長によって決定されるエネ
ルギーに比して小さいバンドギャップを有する半導体で
形成されるので、大電流駆動時においてもキンクの発生
を抑制した半導体レーザ装置を得ることができるという
効果を奏する。
【0079】また、請求項9の発明によれば、横モード
制御層は、1×1019/cm-3以上の不純物をドーピン
グした半導体層によって構成されるので、高次横モード
の発振を効果的に抑制し、大電流駆動時においても安定
して単一横モードで発振する半導体レーザ装置を得るこ
とができるという効果を奏する。
【0080】また、請求項10の発明によれば、屈折率
調整部は、電流注入領域の底面をエッチングして形成さ
れるので、大電流駆動時においても電流―光出力特性の
直線性を確保し、レーザ光を単一横モードで発振する半
導体レーザ装置を簡易な構成で得ることができるという
効果を奏する。
【0081】また、請求項11の発明によれば、第1ク
ラッド層、第2クラッド層、電流ブロック層および第3
クラッド層は、AlおよびGaの化学量論比をそれぞれ
所定値に設定したAlGaAsによって形成されるの
で、所望の発振特性を有する半導体レーザ装置を、大電
流で駆動可能とし、レーザ光を単一横モードで発振させ
ることができるという効果を奏する。
【0082】また、請求項12の発明によれば、屈折率
調整部は、GaAsによって形成されるので、所望の発
振特性を有する半導体レーザ装置を、大電流で駆動可能
とし、レーザ光を単一横モードで発振させることができ
るという効果を奏する。
【0083】また、請求項13の発明によれば、半導体
レーザ装置は、リッジ形状の電流注入領域内に屈折率調
整部を有するので、大電流駆動時においても電流―光出
力特性の直線性を確保し、レーザ光を単一横モードで発
振するリッジ型の半導体レーザ装置を得ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である半導体レーザ装置
の断面図である。
【図2】注入電流量が少ない場合における発振横モード
を示す図である。
【図3】注入電流量が多い場合における発振横モードを
示す図である。
【図4】図1に示した半導体レーザ装置の製造工程を示
す断面図である(その1)。
【図5】図1に示した半導体レーザ装置の製造工程を示
す断面図である(その2)。
【図6】図1に示した半導体レーザ装置の製造工程を示
す断面図である(その3)。
【図7】図1に示した半導体レーザ装置の製造工程を示
す断面図である(その4)。
【図8】図1に示した半導体レーザ装置の製造工程を示
す断面図である(その5)。
【図9】図1に示した半導体レーザ装置の製造工程を示
す断面図である(その6)。
【図10】図1に示した半導体レーザ装置の製造工程を
示す断面図である(その7)。
【図11】図1に示した半導体レーザ装置の製造工程を
示す断面図である(その8)。
【図12】本発明をリッジ型半導体レーザ装置に適用し
た例を示す図である。
【図13】従来の半導体レーザ装置の構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 第1クラッド層 2 活性層 3 第2クラッド層 4 屈折率調整層 5 電流ブロック層 6 第3クラッド層 7 コンタクト層 8 電流注入領域 9 高屈折率領域 10 エッチングストップ層 11 n−GaAs層 12 マスク層 13 SiNx誘電体膜 14,15 フォトレジスト 16,18 発振横モード 17,19 被損失領域 31 n−InP基板 32 n−InPクラッド層 33 n−GaInAsP光導波路層 34 n−InP層 35 活性層 36 p−InPクラッド層 37 p−GaInAsP層 38 SiNx層 39 p−側電極 40 高屈折率領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F073 AA13 AA45 AA51 AA53 AA73 AA89 BA09 CA07 DA05 DA23 DA24 EA16 EA29

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層に電流を注入する半導体領域であ
    る電流注入領域を有した半導体レーザ装置において、 前記電流注入領域の実効屈折率に比して大きい実効屈折
    率を有し、かつ該電流注入領域の幅に比して短い所定幅
    をもつ屈折率調整部を、該電流注入領域内に形成したこ
    とを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記屈折率調整部は、レーザ光の出射方
    向に沿ったストライプ形状を成すことを特徴とする請求
    項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 レーザ光の出射方向に直交し、かつ前記
    活性層に対して水平方向に前記屈折率調整部を挟む半導
    体層をさらに備え、 前記屈折率調整部を挟む半導体層の実効屈折率は、ほぼ
    一定であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記屈折率調整部の幅wは、レーザ光の
    発振波長をλとし、前記屈折率調整部の実効屈折率をn
    1とし、前記屈折率調整部を挟む半導体層の実効屈折率
    をn2とした場合、次式 w<(λ/2)×(n12−n22-1/2 を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
    つに記載の半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に順次形成した第1クラッ
    ド層、前記活性層、第2クラッド層、電流ブロック層お
    よび第3クラッド層を備え、 前記電流注入領域は、前記電流ブロック層間に前記第3
    クラッド層が埋め込まれて形成されたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体レーザ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記電流ブロック層によって電流が制御
    される領域内の横モードの光に対して損失を与える横モ
    ード制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか一つに記載の半導体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記横モード制御手段は、前記電流ブロ
    ックと前記第2クラッド層との間に設けた半導体からな
    る横モード制御層であることを特徴とする請求項6に記
    載の半導体レーザ装置。
  8. 【請求項8】 前記横モード制御層は、レーザ光の発振
    波長によって決定されるエネルギーに比して小さいバン
    ドギャップを有することを特徴とする請求項7に記載の
    半導体レーザ装置。
  9. 【請求項9】 前記横モード制御層は、1×1019/c
    -3以上の不純物をドーピングして得られる半導体層で
    あることを特徴とする請求項7または8に記載の半導体
    レーザ装置。
  10. 【請求項10】 前記屈折率調整部は、前記電流注入領
    域内底面であって、前記電流ブロック層側をそれぞれ所
    定の深さ分エッチングして形成したことを特徴とする請
    求項1〜9のいずれか一つに記載の半導体レーザ装置。
  11. 【請求項11】 前記第1クラッド層、前記第2クラッ
    ド層、前記電流ブロック層および前記第3クラッド層
    は、AlおよびGaの化学量論比をそれぞれ所定値に設
    定したAlGaAsによって形成されることを特徴とす
    る請求項5〜10のいずれか一つに記載の半導体レーザ
    装置。
  12. 【請求項12】 前記屈折率調整部は、GaAsによっ
    て形成されることを特徴とする請求項5〜11のいずれ
    か一つに記載の半導体レーザ装置。
  13. 【請求項13】 前記電流注入領域は、リッジ形状を成
    すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載
    の半導体レーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007059759A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Victor Co Of Japan Ltd 半導体レーザ素子の製造方法
WO2014050230A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 日本電気株式会社 高次モードフィルタ

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