JP2003044757A - バータ取引管理システム - Google Patents

バータ取引管理システム

Info

Publication number
JP2003044757A
JP2003044757A JP2001230544A JP2001230544A JP2003044757A JP 2003044757 A JP2003044757 A JP 2003044757A JP 2001230544 A JP2001230544 A JP 2001230544A JP 2001230544 A JP2001230544 A JP 2001230544A JP 2003044757 A JP2003044757 A JP 2003044757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barter
product
computer
company
management system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001230544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4691280B2 (ja
Inventor
Noriyuki Nakano
憲之 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP2001230544A priority Critical patent/JP4691280B2/ja
Publication of JP2003044757A publication Critical patent/JP2003044757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4691280B2 publication Critical patent/JP4691280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 照合作業の軽減及び迅速化を図るとともにペ
ーパレス化を図ることができるバータ取引管理システム
を提供すること。 【解決手段】元売り業者毎に用意され石油製品の貸し借
りのバータ実績情報を作成する商品供給窓口用コンピュ
ータ3A,3Bと、これらの商品供給窓口用コンピュー
タ3A,3Bのうち一の商品供給窓口用コンピュータ3
Aで作成されたバータ実績情報を他の商品供給窓口用コ
ンピュータ3Bにネットワーク1を介して送信するサー
バ2とを備える。各販売業者は、自己の商品供給窓口用
コンピュータ3A,3Bから集計されたデータを見るこ
とで、バータ取引の情報を簡単かつ迅速に把握すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化石油ガス、そ
の他の石油製品等の商品を販売業者間で貸し借りするに
際して、その貸し借りを管理するバータ取引管理システ
ムに関するものである。
【0002】
【背景技術】液化石油ガス(LPG)の販売は、原産地
から最終需要者まで、それぞれの販売業者(石油元売り
業者)が設定した販売ルートに従って行われているが、
昨今では、物流コスト削減のため、バータ取引が元売り
業者の間で行われることがある。例えば、A社は千葉に
出荷基地があって、B社は横浜に出荷基地があり、両社
ともに、他方の出荷基地周辺に、自社の需要者をもって
いるとする。
【0003】この場合、B社は出荷基地がある横浜から
千葉までタンクローリでLPGを搬送するより、A社の
出荷基地から千葉周辺の最終需要者にLPGを搬送した
方が物流コストが削減できる。そのため、B社はA社か
ら所定量のLPGを借り入れ(バータイン)、その借り
入れたLPGを自己の需要者に供給する。同様に、A社
が横浜周辺の最終需要者にLPGを搬送する場合では、
A社はB社の出荷基地から横浜周辺の最終需要者にLP
Gを搬送した方が物流コストが削減できる。そのため、
B社はA社から所定量のLPGを貸し出す(バータアウ
ト)。このように、A社とB社とは、LPGを貸し借り
することで、互いに物流コストを削減している。
【0004】ここで、LPGは出荷基地にてタンクロー
リ等に積み込まれて需要者まで運送される。しかし、タ
ンクローリ等のタンク内には残圧があること、積み込み
時にタンクローリ等のタンクから貯蔵タンクへの戻し
(ベーパーリターン)があること、から、オーダー数量
と実際の積み込み実績とは等しいとは限らない。そのた
め、LPGを借り入れたA社は、実際の取引数量となる
積込数量をB社に問い合わせ、逆に、貸し出したB社
は、実際の取引数量となる積込数量をA社に報告してい
る。各社は、LPGのバータ取引にあたり、何時、どこ
の元売り業者から、いくらLPGを借りているか、貸し
ているかを個々にリスト化したバータ実績表を作成し、
このバータ実績表を互いに交換することで、LPGの貸
し借りを精算している。
【0005】従来では、このバータ実績表は、自社の出
荷基地の他に、他社にもファックス等で送られる。各社
は、自社で作成したバータ実績表と他社から送られたバ
ータ実績表とを照合し、その確認をファックス、電話等
で他社の出荷基地や他社の商品供給窓口に行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】バータ実績表は、各社
の仕様に従って手作業で作成されている。照合先は各社
で異なり、しかも、照合手続きはファックスや電話で行
われているので、作業が煩雑である。ファックスで書類
のやりとりをすると、書類の紛失等の不具合があり、電
話では、言い間違いや聞き間違い等の人為的なミスが発
生しやすい。そのため、ミスをなくすために、照合手続
きも慎重に行わざるを得ない。また、バータ実績表の照
合作業は、通常、一定期間内(例えば、月1回)にまと
めて行われるため、従業員に過度の負担を集中して与え
ることになる。さらに、バータ実績表等の帳票類は、一
定期間保存する必要があるため、書類保管スペースが必
要とされる。
【0007】本発明の目的は、照合作業の軽減及び迅速
化を図るとともにペーパレス化を図ることができるバー
タ取引管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のバータ取引管理
システムは、複数の販売業者がそれぞれ自己の需要者に
対して商品を供給するにあたり、販売業者間での商品の
貸し借りを管理するバータ取引管理システムであって、
前記販売業者毎に用意され商品の貸し借りのバータ実績
情報を作成する商品供給窓口用コンピュータと、これら
の商品供給窓口用コンピュータのうち一の商品販売業者
の商品供給窓口用コンピュータで作成されたバータ実績
情報を他の商品販売業者の商品供給窓口用コンピュータ
にネットワークを介して送信するサーバとを備えたこと
を特徴とする。
【0009】本発明では、各販売業者の商品供給窓口用
コンピュータで作成されたバータ実績情報はサーバで集
積される。サーバは、一の商品販売業者の商品供給窓口
用コンピュータから送られたバータ実績情報を他の商品
販売業者の商品供給窓口用コンピュータへネットワーク
を介して送信する。そのため、各販売業者は、自己の商
品供給窓口用コンピュータから商品のバータ取引の情報
を簡単かつ迅速に把握することができる。特に、データ
は電子化されているので、ペーパレス化を達成すること
ができ、その上、自社の様式に合わせて編集することも
容易である。
【0010】ここで、本発明では、前記商品は液化石油
ガスとした構成が好ましい。液化石油ガスは実際に出荷
基地から出荷された実績数量の把握が困難であるが、こ
の構成の発明を液化石油ガスに適用することで、液化石
油ガスのバータ取引を簡単かつ迅速に把握することがで
きる。
【0011】さらに、本発明では、前記サーバは前記商
品供給窓口用コンピュータで作成されたバータ実績情報
を集計するデータ集計手段を有する構成が好ましい。こ
の構成の発明では、各販売業者の商品供給窓口用コンピ
ュータで作成されたバータ実績情報はサーバのデータ集
計手段で集計され、この集計されたデータは商品供給窓
口用コンピュータへネットワークを介して送信される。
各販売業者は、自己の商品供給窓口用コンピュータから
集計されたデータを見ることで、商品のバータ取引の情
報を把握することができる。しかも、集計されたデータ
は様式が統一されているため、実績データの照合作業が
簡単かつ迅速に行える。
【0012】また、本発明では、前記集計されたデータ
を前記サーバから前記ネットワークを介して送付される
商品受注窓口用コンピュータを備え、この商品受注窓口
用コンピュータへ前記ネットワークを介して商品借り入
れ状況を示すバータイン実績を送信する構成が好まし
い。
【0013】この構成の本発明では、サーバで集計され
たデータはネットワークを介して商品受注窓口用コンピ
ュータに送られるため、商品供給窓口と同様の情報が商
品受注窓口で見られることになり、商品供給窓口と商品
受注窓口との間での連絡が容易となる。その上、商品受
注窓口用コンピュータへ商品借り入れ状況を示すバータ
イン実績が送信されるため、商品の不足分を瞬時に把握
することができ、商品購入計画が立てやすくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1から図6には本発明の第1
実施形態の全体構成が示されている。図1において、第
1実施形態のバータ取引管理システムは、複数の石油元
売り業者A,Bがそれぞれ自己の需要者に対して石油製
品としてLPGを供給するために、業者間での商品の貸
し借りを管理するものであって、インターネット等のネ
ットワーク1を介して互いに接続されるサーバ2、商品
供給窓口用コンピュータ3A,3B及び商品受注窓口用
コンピュータ4A,4Bを備えた構成を有する。
【0015】商品供給窓口用コンピュータ3Aは、石油
元売り業者A社の石油製品の貸し借りのバータ実績情報
を作成するとともに、このバータ実績情報をメールに添
付してサーバ2を介してネットワーク1に送るものであ
る。商品供給窓口用コンピュータ3A及びサーバ2は、
A社で管理される。商品供給窓口用コンピュータ3B
は、石油元売り業者B社の石油製品の貸し借りのバータ
実績情報を作成するとともに、このバータ実績情報をメ
ールに添付してネットワーク1に送るものである。
【0016】商品供給窓口用コンピュータ3AはA社の
ホストコンピュータ5Aと専用回線を用いて接続されて
おり、このホストコンピュータ5AはA社の商品受注窓
口用コンピュータ4Aと各支店のコンピュータ7Aとそ
れぞれ専用回線で接続されている。商品受注窓口用コン
ピュータ4AはA社の出荷基地コンピュータ6Aと専用
回線で接続されているとともに、ネットワーク1に接続
されている。商品供給窓口用コンピュータ3Bは、B社
のホストコンピュータ5Bと専用回線を介して接続され
ており、このホストコンピュータ5BはB社の商品受注
窓口用コンピュータ4Bと専用回線で接続されている。
この商品受注窓口用コンピュータ4BはB社の出荷基地
コンピュータ6Bと専用回線で接続されているととも
に、ネットワーク1に接続されている。
【0017】サーバ2の具体的な構成が図2に示されて
いる。図2において、サーバ2は、制御手段21及びデ
ータベース22から構成されている。制御手段21は、
メール送受信手段23と、データを集計するデータ集計
手段25と、一覧表作成手段24とを備えて構成されて
いる。
【0018】メール送受信手段23は、商品供給窓口用
コンピュータ3Aから送信されるメール添付のバータ実
績情報を受信し、そのままデータベース22に送る第1
受信機能と、ネットワーク1を介して商品供給窓口用コ
ンピュータ3Bから送信されるメール添付のバータ実績
情報を受信し、そのままデータベース22に送る第2受
信機能と、一覧表作成手段24で作成された一覧表をメ
ールに添付した状態で商品供給窓口用コンピュータ3
A,3B及び商品受注窓口用コンピュータ4A,4Bに
ネットワーク1を介して送るメール送信機能とを有す
る。第1及び第2メール送信機能は商品供給窓口用コン
ピュータ3A,3Bや商品受注窓口用コンピュータ4
A,4Bから発信される信号を受けて実行される。
【0019】データ集計手段25は、データベース22
から各社のバータ実績情報を呼び出し、所定項目の演算
を行う演算機能を有する。なお、演算にあたり、必要な
為替レート、その他の情報はデータベース22に予め記
録されている。一覧表作成手段24は、データ集計手段
25で集計されたデータを基に各社毎のバータ出荷集計
表やバータ入出荷管理表等の一覧表を作成するものであ
る。
【0020】図3には、商品供給窓口用コンピュータ3
Aで作成されるA社のバータ実績情報が示されている。
図3において、バータ実績情報は、伝票実績一覧表30
として作成されるものであり、伝票日付31、元売り業
者名32、品名コード33、数量34、販売店コード3
5、出荷基地名36、品名37、使用するタンクローリ
等の貨物自動車の出動回数(回次38)、者番39を日
付毎に表示したものである。この一覧表は所定期日毎に
EXCEL帳票で作成される。この一覧表において、商品借
り入れ状況を示すバータイン実績は元売り業者名32及
び品名コード33で特定される。
【0021】図4には、伝票実績一覧表30をメール送
信するためのコンピュータ上の操作画面が示されてい
る。図4において、操作画面40は、送付先41と、添
付ファイル42とを入力するようにされており、送付先
41及び添付ファイル42を確認したら、操作ボタン4
3を操作することで、伝票実績一覧表30がネットワー
ク1を介して所定のコンピュータに送信される。
【0022】図5には、一覧表作成手段24で作成され
るバータ出荷集計表の概略が示されている。図5におい
て、バータ出荷集計表50は、伝票実績一覧表30を基
に各社毎に作成されるもので、出荷基地名51、品名5
2、P比率53、搬送手段としての(タンク)ローリー
54及びトラック55、並びに合計56を出荷基地毎に
表示したものである。ここで、P比率53は、プロパン
とブタンからなるオートガス(商品名)において、その
プロパン比率を表示したものである。この一覧表は伝票
実績一覧表30と同様にEXCEL帳票で作成される。
【0023】図6には、一覧表作成手段24で作成され
るバータ入出荷管理表の概略が示されている。図6にお
いて、バータ入出荷管理表60は、伝票実績一覧表30
並びにバータ出荷集計表50のデータを基に特定の元売
り業者に対するバータアウトとバータインの情報を表示
するもので、日付61、その日付での在庫62、バータ
アウト63、バータイン64及び取引先65が表示され
る。LPGにはオートガス等、プロパンとブタンとの成
分に分解できるものがあるので、バータアウト63及び
バータイン64では、それぞれプロパンとブタンとの成
分が分けて表示されている。
【0024】次に、第1実施形態の方法を、図7のフロ
ーチャートに基づいて説明する。図7に示される通り、
商品供給窓口用コンピュータ3A,3Bからバータ実績
情報が送信されると、それをメール送受信手段23が受
信する(STEP1)。すると、バータ実績情報はデータベ
ース22で記録・蓄積される(STEP2)。バータ実績情報
が各社から蓄積されたら、データ集計手段25を実行
し、バータ実績情報が各社から蓄積されなければ、蓄積
されるまでデータ集計手段25の実行を待機する。ま
た、A社の出荷基地での出荷実績は出荷基地コンピュー
タ6Aから商品受注窓口用コンピュータ4A及びホスト
コンピュータ5Aを通じて商品供給窓口用コンピュータ
3Aに送られ、サーバ2に入る。同様に、B社の出荷基
地での出荷実績は出荷基地コンピュータ6Bから商品受
注窓口用コンピュータ4B及びホストコンピュータ5B
を通じて商品供給窓口用コンピュータ3Bに送られ、ネ
ットワーク1を介してサーバ2に入る。
【0025】データ集計手段25を実行してデータベー
ス22で蓄積されたデータを呼び出し、データ集計する
(STEP3)。このデータ集計により、所定項目を演算
し、その後、一覧表作成手段24を実行してバータ出荷
集計表50及びバータ入出荷管理表60の一覧表を作成
する(STEP4)。
【0026】さらに、メール送受信手段23を実行して
一覧表を商品供給窓口用コンピュータ3A,3Bや商品
受注窓口用コンピュータ4A,4Bに送る(STEP5)。
なお、商品受注窓口用コンピュータ4A,4Bに送られ
る一覧表はバータ入出荷管理表60のみとしてもよく、
この場合、バータ入出荷管理表60のうちバータインの
みの情報を記載するものとしてもよい。
【0027】商品供給担当者は商品供給窓口用コンピュ
ータ3A,3Bを通じて、バータ出荷集計表50及びバ
ータ入出荷管理表60を見ることで、商品のバータ取引
の情報を把握する。社内に向けて報告書等を作成する場
合は、一覧表のデータを編集する。商品受任担当者は商
品受注窓口用コンピュータ4A,4Bを通じてバータ入
出荷管理表60を見ることで、在庫管理をする。バータ
インが設定値より低い場合には、石油製品の生産量が多
くなるように関連部署に連絡する。
【0028】従って、第1実施形態では、次の作用効果
を奏することができる。 (1)元売り業者毎に用意され石油製品の貸し借りのバー
タ実績情報を作成する商品供給窓口用コンピュータ3
A,3Bと、これらの商品供給窓口用コンピュータ3
A,3Bのうち一の商品供給窓口用コンピュータ3Aで
作成されたバータ実績情報を他の商品供給窓口用コンピ
ュータ3Bにネットワーク1を介して送信するサーバ2
とを備えたから、各元売り業者A,Bは、自己の商品供
給窓口用コンピュータからバータ取引の情報を簡単かつ
迅速に把握することができる。特に、データは電子化さ
れているので、ペーパレス化を達成することができ、そ
の上、自社の様式に合わせて編集することも容易であ
る。
【0029】(2)サーバ2は商品供給窓口用コンピュー
タ3A,3Bで作成されたバータ実績情報を集計するデ
ータ集計手段25を有するから、各元売り業者は、自己
の商品供給窓口用コンピュータ3A,3Bから集計され
たデータを見ることで、石油製品のバータ取引の情報を
瞬時かつ正確に把握し、実績データの照合作業が簡単か
つ迅速に行える。しかも、集計されたデータは様式が統
一されているため、実績データの照合作業が簡単かつ迅
速に行える。
【0030】(3)第1実施形態は、集計データをサーバ
2からネットワーク1を介して送付される商品受注窓口
用コンピュータ4A,4Bを備え、この商品受注窓口用
コンピュータ4A,4Bへ前記ネットワーク1を介して
商品借り入れ状況を示すバータイン実績を送信する構成
としたので、サーバ2で作成された一覧表はネットワー
ク1を介して商品受注窓口用コンピュータ4A,4Bに
送られるため、商品供給窓口3A,3Bと同様の情報が
商品受注窓口で見られることになり、商品供給窓口と商
品受注窓口との間での連絡が容易となる。その上、商品
受注窓口用コンピュータ4A,4Bへバータイン実績が
送信されるため、商品の不足分が瞬時に把握することが
でき、在庫管理計画や商品購入計画が立てやすくなる。 (4)第1実施形態をLPGに適用したので、LPGが実
績(取引)数量の把握が困難であっても、このLPGの
バータ取引を簡単かつ迅速に把握することができる。
【0031】次に、本発明の第2実施形態を図8から図
12に基づいて説明する。第2実施形態では、石油製品
として、ガソリン、軽油、灯油等の液化された石油製品
の例である。ここで、第2実施形態の説明では、第1実
施形態と同一の構成は同一符号を付して説明を省略もし
くは簡略にする。図8において、第2実施形態のバータ
取引管理システムは、液化された石油製品、例えば、ガ
ソリンを供給するために、業者間での商品の貸し借りを
管理するものであって、第1実施形態と同様に、ネット
ワーク1を介して互いに接続されるサーバ120、商品
供給窓口用コンピュータ3A,3B及び商品受注窓口用
コンピュータ4A,4Bを備えた構成を有する。
【0032】サーバ120はA社のホストコンピュータ
5Aと専用回線を用いて接続されており、このホストコ
ンピュータ5AはA社の商品受注窓口用コンピュータ4
Aと各支店のコンピュータ7Aとそれぞれ専用回線で接
続されている。商品受注窓口用コンピュータ4AはA社
の出荷基地コンピュータ6Aと専用回線で接続されてい
る。サーバ120は、B社のホストコンピュータ5Bと
ネットワーク1を介して接続されており、このホストコ
ンピュータ5BはB社の商品受注窓口用コンピュータ4
Bと専用回線で接続されている。この商品受注窓口用コ
ンピュータ4BはB社の出荷基地コンピュータ6Bと専
用回線で接続されている。
【0033】サーバ120の具体的な構成が図9に示さ
れている。図9において、サーバ120は、制御手段1
21及びデータベース22から構成されている。制御手
段121は、メール送受信手段123と、データを集計
するデータ集計手段25と、一覧表作成手段24とを備
えて構成されている。
【0034】メール送受信手段123は、ネットワーク
1を介して商品供給窓口用コンピュータ3A,3Bから
送信されるメール添付のバータ実績情報を受信し、その
ままデータベース22に送る受信機能と、一覧表作成手
段24で作成された一覧表をメールに添付した状態で商
品供給窓口用コンピュータ3A,3B及び商品受注窓口
用コンピュータ4A,4Bにネットワーク1を介して送
るメール送信機能とを有する。
【0035】図10には、商品供給窓口用コンピュータ
3A,3Bで作成されるバータ実績情報の概略が示され
ている。図10において、バータ実績情報は、伝票実績
一覧表130として作成されるものであり、使用するタ
ンクローリ等の貨物自動車の車番131、その車両の出
動回数(回次132)、向先の小売り業者名133、担
当者名134、ガソリンの商品の品番135及びその数
量136を商品搬送回毎に表示したものである。この一
覧表は所定期日毎にEXCEL帳票で作成される。この一覧
表において、商品借り入れ状況を示すバータイン実績は
品番(図10では、「BL60(B社)」)で特定される。
【0036】図11には、一覧表作成手段24で作成さ
れる売掛け集計表の概略が示されている。図11におい
て、売掛け集計表150は、伝票実績一覧表130を基
に各社毎に作成されるもので、所定の小売り業者に商品
を搬送した日付151、搬送した商品の品番152、向
先153、担当者名154、商品の単価155、数量1
56及び単価と数量から求められる金額157を日付毎
に表示し、さらに、金額157の所定期間(月単位)の
合計158を表示したものである。この一覧表は伝票実
績一覧表130と同様にEXCEL帳票で作成される。この
一覧表では、商品借り入れ状況を示すバータイン実績は
品番で特定される。
【0037】図12には、一覧表作成手段24で作成さ
れるバータ入出荷管理表の概略が示されている。図12
において、バータ入出荷管理表160は、伝票実績一覧
表130を基に特定の元売り業者に対するバータアウト
とバータインの情報を表示するもので、日付161、そ
の日付でのバランス162、バータアウト163及びバ
ータイン164が表示される。バータアウト163及び
バータイン164は、それぞれ陸上(日本で荷揚げされ
た商品)での換算分と海上(日本に到着する前の海洋上
のタンカにある商品)での換算分とが表示される。な
お、バータ入出荷管理表160はバータインとバーアウ
トの一方のみを表示することも可能である。第2実施形
態の方法は第1実施形態の方法と同様であり、第2実施
形態では、第1実施形態の(1)から(3)と同様の作用効
果を奏することができる。
【0038】なお、本発明では、前記各実施形態の構成
に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる
範囲であれば次に示す変形例を含むものである。例え
ば、前記実施形態では、商品を石油製品としたが、本発
明では、自動車、オートバイ等の機械製品、食品、その
他の商品であってもよい。さらに、商品供給窓口用コン
ピュータ3A,3Bや商品受注窓口用コンピュータ4
A,4Bの数、つまり、元売り業者の数は前記実施形態
に限定されるものではなく、3以上の複数であってもよ
い。
【0039】
【発明の効果】本発明のバータ取引管理システムによれ
ば、照合作業の軽減及び迅速化を図るとともにペーパレ
ス化を図ることができるという効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体が示された概略構
成図である。
【図2】前記第1実施形態のサーバの概略構成が示され
るブロック図である。
【図3】第1実施形態において、商品供給窓口用コンピ
ュータで作成されるバータ実績情報を示す概略図であ
る。
【図4】バータ実績情報をメール送信するためのコンピ
ュータ上の操作画面を示す概略図である。
【図5】一覧表作成手段で作成されるバータ出荷集計表
を示す概略図である。
【図6】一覧表作成手段で作成されるバータ入出荷管理
表を示す概略図である。
【図7】前記実施形態を実施するためのフローチャート
である。
【図8】本発明の第2実施形態の全体が示された概略構
成図である。
【図9】前記第2実施形態のサーバの概略構成が示され
るブロック図である。
【図10】第2実施形態において、商品供給窓口用コン
ピュータで作成されるバータ実績情報を示す概略図であ
る。
【図11】第2実施形態において、一覧表作成手段で作
成される売掛け集計表を示す概略図である。
【図12】第2実施形態において、一覧表作成手段で作
成されるバータ入出荷管理表を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2,120 サーバ 3A,3B 商品供給窓口用コンピュータ 4A,4B 商品受注窓口用コンピュータ 21,121 制御手段 22,122 データベース 23,123 メール送受信手段 24 一覧表作成手段 25 データ集計手段 30,130 伝票実績一覧表(バータ実績情報) 50 バータ出荷集計表 150 売掛け集計表 60,160 バータ入出荷管理表

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の販売業者がそれぞれ自己の需要者
    に対して商品を供給するにあたり、販売業者間での商品
    の貸し借りを管理するバータ取引管理システムであっ
    て、 前記販売業者毎に用意され商品の貸し借りのバータ実績
    情報を作成する商品供給窓口用コンピュータと、これら
    の商品供給窓口用コンピュータのうち一の商品販売業者
    の商品供給窓口用コンピュータで作成されたバータ実績
    情報を他の商品販売業者の商品供給窓口用コンピュータ
    にネットワークを介して送信するサーバとを備えたこと
    を特徴とするバータ取引管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバータ取引管理システム
    において、 前記商品は液化石油ガスであることを特徴とするバータ
    取引管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のバータ取引管理
    システムにおいて、 前記サーバは前記商品供給窓口用コンピュータで作成さ
    れたバータ実績情報を集計するデータ集計手段を有する
    ことを特徴とするバータ取引管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のバータ取引管理システム
    において、 前記集計されたデータを前記サーバから前記ネットワー
    クを介して送付される商品受注窓口用コンピュータを備
    え、この商品受注窓口用コンピュータへ前記ネットワー
    クを介して商品借り入れ状況を示すバータイン実績を送
    信することを特徴とするバータ取引管理システム。
JP2001230544A 2001-07-30 2001-07-30 バータ取引管理システム Expired - Fee Related JP4691280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230544A JP4691280B2 (ja) 2001-07-30 2001-07-30 バータ取引管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230544A JP4691280B2 (ja) 2001-07-30 2001-07-30 バータ取引管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003044757A true JP2003044757A (ja) 2003-02-14
JP4691280B2 JP4691280B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=19062734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001230544A Expired - Fee Related JP4691280B2 (ja) 2001-07-30 2001-07-30 バータ取引管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4691280B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11316779A (ja) * 1998-04-30 1999-11-16 Fujitsu Ltd 立会人システム
JPH11345265A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Hitachi Ltd 電子商取引システム
JP2000322492A (ja) * 1999-05-10 2000-11-24 Pacific Systems Corp 売買支援システム及び売買支援プログラムを記録した記憶媒体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3700386B2 (ja) * 1998-04-15 2005-09-28 株式会社日立製作所 エネルギー・電力融通システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11316779A (ja) * 1998-04-30 1999-11-16 Fujitsu Ltd 立会人システム
JPH11345265A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Hitachi Ltd 電子商取引システム
JP2000322492A (ja) * 1999-05-10 2000-11-24 Pacific Systems Corp 売買支援システム及び売買支援プログラムを記録した記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4691280B2 (ja) 2011-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8554598B2 (en) Universal shopping center for international operation
US6915268B2 (en) Transport logistics systems and methods
US20050131785A1 (en) Method and apparatus for management, financing and supply in an integrated supply chain system
JP6718980B2 (ja) 貿易取引のためのシステム、方法、およびプログラム
AU4463601A (en) Concentrated physical distribution system for cargo, and method therefor
WO2006038924A2 (en) Consistent set of interfaces derived from a business object model
US20010027471A1 (en) Order aggregation system for international shipments
US20040111337A1 (en) Virtual warehouse system
US20030023503A1 (en) Vendor-managed inventory method and system
US20030023501A1 (en) Vendor-managed inventory method and system
JP2012108856A (ja) ネットモール上の商品管理一元化システム
US20140324548A1 (en) System and method for pre- and post-invoice component level price auditing in a cost-plus distribution environment
JP4691280B2 (ja) バータ取引管理システム
WO2000062227A1 (en) System and method for interactively managing transportation of cargo and data associated therewith
KR20020043318A (ko) 물품 거래 관리 시스템 및 이 시스템의 운영 방법
KR101078290B1 (ko) 전자상거래 시스템 및 전자상거래 방법
KR100352283B1 (ko) 사이버 포워딩 시스템 및 화물운송정보 관리방법
KR20210123440A (ko) 모바일을 이용한 국제물류 중계 시스템
JP2001282900A (ja) 貿易手続きシステム及び貿易手続きセンター
KR20240014782A (ko) 화물운송수단의 운임정보 및 화물 선적방법 제공 시스템
AU2003255205B2 (en) Virtual warehouse system
KR20230109341A (ko) 수입 윤활유 거래 중개 방법 및 시스템
KR20050001131A (ko) 설치가 필요한 상품의 배송을 위한 시스템 및 방법
AU2002365544A1 (en) Method and apparatus for management, financing and supply in an integrated supply chain system
AU2006233167A1 (en) Universal shopping centre for international operation

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070703

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070810

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4691280

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees